JPH08102004A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH08102004A JPH08102004A JP23791194A JP23791194A JPH08102004A JP H08102004 A JPH08102004 A JP H08102004A JP 23791194 A JP23791194 A JP 23791194A JP 23791194 A JP23791194 A JP 23791194A JP H08102004 A JPH08102004 A JP H08102004A
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- chip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ヘッドチップが磨耗し突き出しが減少しても、
所定の面圧が得られRF波形の劣化を生じないビデオヘ
ッドを提供する。 【構成】ヘッドチップ30は、回転ヘッドに設けられた
場合の突き出し部に相当する先端部αにおいて、厚み方
向にくびれた形状に加工される。ヘッドチップの厚みは
ヘッド表面ではチップ幅Dと等しく、徐々に狭くなり、
突き出し部の中央部α3ではトラック幅Tw にほぼ等し
く最小となり、再びチップ幅Dに戻る。ヘッドが磨耗す
るにつれて、テープとの接触位置はα0,α1,α2の
順にずれる。その結果、テープ当り幅Tr も狭くなるた
め、テープとヘッドの接触面の面圧が下がるのを防ぐこ
とができ、エアフィルムが厚くなり、スペーシングロス
が増大しRF波形が劣化するのを防ぐことができる。
所定の面圧が得られRF波形の劣化を生じないビデオヘ
ッドを提供する。 【構成】ヘッドチップ30は、回転ヘッドに設けられた
場合の突き出し部に相当する先端部αにおいて、厚み方
向にくびれた形状に加工される。ヘッドチップの厚みは
ヘッド表面ではチップ幅Dと等しく、徐々に狭くなり、
突き出し部の中央部α3ではトラック幅Tw にほぼ等し
く最小となり、再びチップ幅Dに戻る。ヘッドが磨耗す
るにつれて、テープとの接触位置はα0,α1,α2の
順にずれる。その結果、テープ当り幅Tr も狭くなるた
め、テープとヘッドの接触面の面圧が下がるのを防ぐこ
とができ、エアフィルムが厚くなり、スペーシングロス
が増大しRF波形が劣化するのを防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、VTRの回
転ヘッドに設けられ、映像信号の記録/再生を行うビデ
オヘッドに用いて好適な、磁気ヘッドに関する。
転ヘッドに設けられ、映像信号の記録/再生を行うビデ
オヘッドに用いて好適な、磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】VTRの回転ヘッドに設けられ、映像信
号を記録/再生する一般的なビデオヘッドのヘッドチッ
プを図5に示す。図5は、一般的なヘッドチップの形状
を示す図であって、(A)はそのヘッドチップの形状を
示す斜視図、(B)はヘッドチップを上方から見たギャ
ップ付近の詳細図、(C)はヘッドチップがテープとコ
ンタクトしている状態を側面から見た図である。図5に
示すように、ヘッドチップ90は、2枚の金属板を貼り
合わせたコア91よりなる。コア91にはコイルを巻く
ための巻線穴92が設けられている。また、テープ50
とコンタクトする曲面状のヘッド表面94のギャップ9
3の両側には、丸い切れ込みを入れてガラスで溶着され
たガラス溶着部95が設けられている。
号を記録/再生する一般的なビデオヘッドのヘッドチッ
プを図5に示す。図5は、一般的なヘッドチップの形状
を示す図であって、(A)はそのヘッドチップの形状を
示す斜視図、(B)はヘッドチップを上方から見たギャ
ップ付近の詳細図、(C)はヘッドチップがテープとコ
ンタクトしている状態を側面から見た図である。図5に
示すように、ヘッドチップ90は、2枚の金属板を貼り
合わせたコア91よりなる。コア91にはコイルを巻く
ための巻線穴92が設けられている。また、テープ50
とコンタクトする曲面状のヘッド表面94のギャップ9
3の両側には、丸い切れ込みを入れてガラスで溶着され
たガラス溶着部95が設けられている。
【0003】このようなヘッドチップ90を用いたビデ
オヘッドにおいて、映像信号の記録は、巻線穴92に巻
かれた図示せぬコイルに信号電流を流すことによりコア
91に磁力線を発生させ、ギャップ93に漏れ磁界をつ
くり、これによりテープ50を磁化することにより行わ
れる。また、再生は、テープ50から生じる磁力線をギ
ャップ93の両極でピックアップしてコア91内を通過
させ、前記コイルに起電力を発生させることにより行
う。
オヘッドにおいて、映像信号の記録は、巻線穴92に巻
かれた図示せぬコイルに信号電流を流すことによりコア
91に磁力線を発生させ、ギャップ93に漏れ磁界をつ
くり、これによりテープ50を磁化することにより行わ
れる。また、再生は、テープ50から生じる磁力線をギ
ャップ93の両極でピックアップしてコア91内を通過
させ、前記コイルに起電力を発生させることにより行
う。
【0004】また、このようなヘッドチップ90におい
ては、図5に示すように、ビデオヘッドとテープの当り
幅Tr はヘッドチップ90のチップ幅Dとほぼ等しい形
状であり、また、この当り幅Tr はトラック幅Tw の2
倍以上の幅を有する厚い形状であった。そして、このビ
デオヘッドにおけるテープとビデオヘッドの当たりの状
態は、図5(C)に示すヘッド先端肩部Xにおいては強
く、中央部Zでは弱くなっていた。すなわち、ヘッド先
端肩部Xにおいてテープが押し上げられるような状態に
なり、中央部Z付近のエアフィルムが厚くなっていた。
ては、図5に示すように、ビデオヘッドとテープの当り
幅Tr はヘッドチップ90のチップ幅Dとほぼ等しい形
状であり、また、この当り幅Tr はトラック幅Tw の2
倍以上の幅を有する厚い形状であった。そして、このビ
デオヘッドにおけるテープとビデオヘッドの当たりの状
態は、図5(C)に示すヘッド先端肩部Xにおいては強
く、中央部Zでは弱くなっていた。すなわち、ヘッド先
端肩部Xにおいてテープが押し上げられるような状態に
なり、中央部Z付近のエアフィルムが厚くなっていた。
【0005】このエアフィルムが厚くなるとスペーシン
グロスが生じ、図6に示すようにRF波形が劣化する。
図6は、RF再生出力の劣化を示す図であり横軸はヘッ
ドの回転角度、縦軸はRF再生出力のレベルを示す。図
6(A)は、ヘッドがテープに突入時に厚いエアフィル
ムが生じて著しく出力が劣化した状態、図6(B)は平
均的に出力が劣化した状態を示す。いずれも、破線部分
が本来の出力である。
グロスが生じ、図6に示すようにRF波形が劣化する。
図6は、RF再生出力の劣化を示す図であり横軸はヘッ
ドの回転角度、縦軸はRF再生出力のレベルを示す。図
6(A)は、ヘッドがテープに突入時に厚いエアフィル
ムが生じて著しく出力が劣化した状態、図6(B)は平
均的に出力が劣化した状態を示す。いずれも、破線部分
が本来の出力である。
【0006】このエアフィルムによるRFの劣化を防ぐ
ために、テープテンションを上昇させることによりヘッ
ドとテープの当たりを強くするようにしていた。たとえ
ば、1/2インチテープの180°巻き付ドラムにおい
ては、約40gのテンションを与えていた。
ために、テープテンションを上昇させることによりヘッ
ドとテープの当たりを強くするようにしていた。たとえ
ば、1/2インチテープの180°巻き付ドラムにおい
ては、約40gのテンションを与えていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなビデオヘッ
ドにおいて、ヘッドチップが磨耗し始めると、ビデオヘ
ッド本来の寿命となる前に、RF波形が劣化し、ヘッド
が不良となる場合が生じるという問題があった。ビデオ
ヘッドは、ギャップに実質的に記録/再生可能な深さ方
向の範囲(以後、ヘッドデップスと言う)がある。そし
て、ヘッドチップの磨耗がこのヘッドデップスに達した
時に、そのビデオヘッドでの記録/再生が不可能とな
る。この状態がビデオヘッドの本来の寿命と言える。
ドにおいて、ヘッドチップが磨耗し始めると、ビデオヘ
ッド本来の寿命となる前に、RF波形が劣化し、ヘッド
が不良となる場合が生じるという問題があった。ビデオ
ヘッドは、ギャップに実質的に記録/再生可能な深さ方
向の範囲(以後、ヘッドデップスと言う)がある。そし
て、ヘッドチップの磨耗がこのヘッドデップスに達した
時に、そのビデオヘッドでの記録/再生が不可能とな
る。この状態がビデオヘッドの本来の寿命と言える。
【0008】しかし、ビデオヘッドの磨耗が前記ヘッド
デップスに達していないにも関わらず、RF波形が劣化
し、ヘッドが不良となる場合が生じた。これは、ヘッド
チップが磨耗してドラム表面からのヘッドの突き出しが
減少したことにより、ヘッドとテープの接触面の面圧が
低下し、エアフィルムが厚くなり、スペーシングロスが
増大し、RF波形が劣化したものである。特に、最小記
録波長が0.5μm以下になってくると、このような不
良が発生しやすい。その結果、ビデオヘッドは本来の寿
命でないのに、不良となってしまい、結果的にビデオヘ
ッドの耐久性が悪くなるという問題を生じた。
デップスに達していないにも関わらず、RF波形が劣化
し、ヘッドが不良となる場合が生じた。これは、ヘッド
チップが磨耗してドラム表面からのヘッドの突き出しが
減少したことにより、ヘッドとテープの接触面の面圧が
低下し、エアフィルムが厚くなり、スペーシングロスが
増大し、RF波形が劣化したものである。特に、最小記
録波長が0.5μm以下になってくると、このような不
良が発生しやすい。その結果、ビデオヘッドは本来の寿
命でないのに、不良となってしまい、結果的にビデオヘ
ッドの耐久性が悪くなるという問題を生じた。
【0009】したがって本発明の目的は、ヘッドチップ
が磨耗し、突き出しが減少しても、所定の面圧が得ら
れ、RF波形の劣化を生じない磁気ヘッドを提供するこ
とにある。換言すれば、磁気ヘッドの磨耗が小さいにも
関わらず、テープの面圧不足のためにスペーシングロス
が増大し、RF波形が劣化してヘッド不良とされるのを
防ぎ、ヘッドデップスが0になるまで使用可能な、すな
わち、耐久性のよい磁気ヘッドを提供することを目的と
する。
が磨耗し、突き出しが減少しても、所定の面圧が得ら
れ、RF波形の劣化を生じない磁気ヘッドを提供するこ
とにある。換言すれば、磁気ヘッドの磨耗が小さいにも
関わらず、テープの面圧不足のためにスペーシングロス
が増大し、RF波形が劣化してヘッド不良とされるのを
防ぎ、ヘッドデップスが0になるまで使用可能な、すな
わち、耐久性のよい磁気ヘッドを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、ヘッド先端が磨耗してきて、突き出しが減少してき
ても、面圧の低下を防ぐことができるようなヘッドチッ
プの形状にした。
に、ヘッド先端が磨耗してきて、突き出しが減少してき
ても、面圧の低下を防ぐことができるようなヘッドチッ
プの形状にした。
【0011】したがって、本発明の磁気ヘッドは、磁気
記録再生装置の回転ヘッドに設けられ、信号の記録/再
生を行う磁気ヘッドであって、該磁気ヘッドのヘッドギ
ャップの奥行き方向のヘッドチップの幅を、該ヘッドギ
ャップから奥行き方向に向かって徐々に細く形成させた
磁気ヘッドである。
記録再生装置の回転ヘッドに設けられ、信号の記録/再
生を行う磁気ヘッドであって、該磁気ヘッドのヘッドギ
ャップの奥行き方向のヘッドチップの幅を、該ヘッドギ
ャップから奥行き方向に向かって徐々に細く形成させた
磁気ヘッドである。
【0012】好適には、前記ヘッドチップは、ヘッド表
面から当該磁気ヘッドを回転ヘッドに設けた際の突き出
し部分の中央付近の位置にかけて、前記ヘッドチップの
幅をトラック幅まで徐々に細くした。
面から当該磁気ヘッドを回転ヘッドに設けた際の突き出
し部分の中央付近の位置にかけて、前記ヘッドチップの
幅をトラック幅まで徐々に細くした。
【0013】また好適には、前記ヘッドチップは、ヘッ
ド表面からヘッドギャップの実質的に記録/再生可能な
範囲だけ奥行き方向に向かった位置にかけて、前記ヘッ
ドチップの幅をトラック幅まで徐々に細くした。
ド表面からヘッドギャップの実質的に記録/再生可能な
範囲だけ奥行き方向に向かった位置にかけて、前記ヘッ
ドチップの幅をトラック幅まで徐々に細くした。
【0014】特定的には、前記ヘッドチップは、ヘッド
ギャップに略直交する該ヘッドチップ両側面の先端部
を、直線的に当該ヘッドチップ内側に傾斜させることに
より前記ヘッドチップの幅を徐々に細くした。
ギャップに略直交する該ヘッドチップ両側面の先端部
を、直線的に当該ヘッドチップ内側に傾斜させることに
より前記ヘッドチップの幅を徐々に細くした。
【0015】また特定的には、前記ヘッドチップは、ヘ
ッドギャップに略直交する該ヘッドチップ両側面の先端
部を、円弧状に当該ヘッドチップ内側に絞り込むことに
より前記ヘッドチップの幅を徐々に細くした。
ッドギャップに略直交する該ヘッドチップ両側面の先端
部を、円弧状に当該ヘッドチップ内側に絞り込むことに
より前記ヘッドチップの幅を徐々に細くした。
【0016】
【作用】本発明の磁気ヘッドによれば、回転ヘッドに設
けた際に突き出し部に相当するヘッドチップ先端部にお
いて、ヘッド表面から回転ヘッド方向に向けて徐々にチ
ップ厚を小さくするような形状にしたので、ヘッドが磨
耗するにつれて、テープ当り幅も狭くなる。その結果、
面圧の減少を防ぐことができ、スペーシングロスの増大
によるヘッドの不良を防ぐことができ、磁気ヘッドをヘ
ッドデップスが0になる本来の寿命まで有効に使用する
ことができる。
けた際に突き出し部に相当するヘッドチップ先端部にお
いて、ヘッド表面から回転ヘッド方向に向けて徐々にチ
ップ厚を小さくするような形状にしたので、ヘッドが磨
耗するにつれて、テープ当り幅も狭くなる。その結果、
面圧の減少を防ぐことができ、スペーシングロスの増大
によるヘッドの不良を防ぐことができ、磁気ヘッドをヘ
ッドデップスが0になる本来の寿命まで有効に使用する
ことができる。
【0017】
【実施例】本発明の磁気ヘッドの一実施例であるビデオ
ヘッドについて図1〜図4を参照して説明する。まず、
本発明のビデオヘッドを用いたVTR用ヘッドドラムに
ついて、図1および図2を参照して説明する。図1は、
VTR用ヘッドドラムにテープが巻き付けられている状
態を示す図である。ヘッドドラム10は、上固定ドラム
11と下固定ドラム12の間に、薄い回転ドラム20が
挟まれている構成である。ビデオヘッド24は、前記上
下の固定ドラムの径より所定量だけ突き出して、回転ド
ラム20に設けられている。また、下固定ドラム11に
は、テープの上下の位置合わせのための段差であるリー
ド15が設けられている。
ヘッドについて図1〜図4を参照して説明する。まず、
本発明のビデオヘッドを用いたVTR用ヘッドドラムに
ついて、図1および図2を参照して説明する。図1は、
VTR用ヘッドドラムにテープが巻き付けられている状
態を示す図である。ヘッドドラム10は、上固定ドラム
11と下固定ドラム12の間に、薄い回転ドラム20が
挟まれている構成である。ビデオヘッド24は、前記上
下の固定ドラムの径より所定量だけ突き出して、回転ド
ラム20に設けられている。また、下固定ドラム11に
は、テープの上下の位置合わせのための段差であるリー
ド15が設けられている。
【0018】記録または再生時には、テープ50がこの
リード15に沿ってヘッドドラム10にほぼ180°巻
き付けられる。そして、回転ドラム20に設けられてい
るビデオヘッド24が、テープ50をこすりながら回転
して、磁気信号の記録および再生が行われる。
リード15に沿ってヘッドドラム10にほぼ180°巻
き付けられる。そして、回転ドラム20に設けられてい
るビデオヘッド24が、テープ50をこすりながら回転
して、磁気信号の記録および再生が行われる。
【0019】その回転ドラム20の構成を図2に示す。
図2は、回転ドラム20の構成を示す図であり、(A)
は回転ドラム20の構成を示す図、(B)はビデオヘッ
ド24の取付け状態を示す図である。ビデオヘッド24
は、ヘッドベース22に接着剤により固定される。ビデ
オヘッド24を固定したヘッドベース22は、回転スキ
ャナ21の所定の4ヵ所の位置に、取付けネジ23によ
り固定される。
図2は、回転ドラム20の構成を示す図であり、(A)
は回転ドラム20の構成を示す図、(B)はビデオヘッ
ド24の取付け状態を示す図である。ビデオヘッド24
は、ヘッドベース22に接着剤により固定される。ビデ
オヘッド24を固定したヘッドベース22は、回転スキ
ャナ21の所定の4ヵ所の位置に、取付けネジ23によ
り固定される。
【0020】次に、ビデオヘッド24のヘッドチップ3
0について図3を参照して説明する。図3は、ヘッドチ
ップ30の形状を説明する図であって、(A)はヘッド
チップ30とテープ50がコンタクトしている状態を示
す側面図であり、(B)はヘッド表面の方向からみた上
面図である。ヘッドチップ30の主な構造、および、ヘ
ッドチップ30による映像信号の記録/再生の動作は、
前述した従来のヘッドチップ90と同じである。また、
本実施例のヘッドチップ30は、長手方向の長さLは
1.9mm、チップ幅Dは100μmである。
0について図3を参照して説明する。図3は、ヘッドチ
ップ30の形状を説明する図であって、(A)はヘッド
チップ30とテープ50がコンタクトしている状態を示
す側面図であり、(B)はヘッド表面の方向からみた上
面図である。ヘッドチップ30の主な構造、および、ヘ
ッドチップ30による映像信号の記録/再生の動作は、
前述した従来のヘッドチップ90と同じである。また、
本実施例のヘッドチップ30は、長手方向の長さLは
1.9mm、チップ幅Dは100μmである。
【0021】図3に示すように、ヘッドチップ30は、
回転ヘッドに設けられた場合の突き出し部に相当する先
端部αにおいて、厚み方向にくびれた形状に加工されて
いる点が、前記従来のヘッドチップとは異なる。すなわ
ち、ヘッドチップの厚みは、最初はチップ幅Dと等しい
が、徐々に狭くなり、前記突き出し部の中央部α3の位
置ではトラック幅Tw にほぼ等しくなり、再びチップ幅
Dに戻っている。なお、本実施例において、αは40μ
mである。
回転ヘッドに設けられた場合の突き出し部に相当する先
端部αにおいて、厚み方向にくびれた形状に加工されて
いる点が、前記従来のヘッドチップとは異なる。すなわ
ち、ヘッドチップの厚みは、最初はチップ幅Dと等しい
が、徐々に狭くなり、前記突き出し部の中央部α3の位
置ではトラック幅Tw にほぼ等しくなり、再びチップ幅
Dに戻っている。なお、本実施例において、αは40μ
mである。
【0022】このような形状のヘッドチップ30におい
ては、ヘッドが磨耗するにつれて、テープとの接触位置
はα0,α1,α2の順にずれてくる。その結果、テー
プ当り幅Tr は最初はチップ幅Dと等しく、少しづつ小
さくなっていく。そして、突き出し部の中央部であるα
3の地点で当り幅Tr は最小となる。その時の当り幅T
r はほぼトラック幅Tw に等しい。そしてヘッドチップ
30においては、この突き出し部の中央部α3の位置
が、ヘッドチップ30のヘッドデップスが0となる位置
に合わせてある。したがって、磨耗がα3の位置まで進
んだ時点で、このヘッドチップの寿命が尽きる。
ては、ヘッドが磨耗するにつれて、テープとの接触位置
はα0,α1,α2の順にずれてくる。その結果、テー
プ当り幅Tr は最初はチップ幅Dと等しく、少しづつ小
さくなっていく。そして、突き出し部の中央部であるα
3の地点で当り幅Tr は最小となる。その時の当り幅T
r はほぼトラック幅Tw に等しい。そしてヘッドチップ
30においては、この突き出し部の中央部α3の位置
が、ヘッドチップ30のヘッドデップスが0となる位置
に合わせてある。したがって、磨耗がα3の位置まで進
んだ時点で、このヘッドチップの寿命が尽きる。
【0023】このように、ヘッドチップ30において
は、ヘッドが磨耗するにつれて、テープ当り幅も狭くな
るため、テープとヘッドの接触面の面圧が下がるのを防
ぐことができ、ヘッドの磨耗にともなうRF波形の劣化
を防ぐことができる。また、その結果、スペーシングロ
スの増大によるヘッドの不良をなくし、ビデオヘッドを
ヘッドデップスが0になる本来の寿命まで有効に使用す
ることができる。なお、ヘッドチップを本実施例のヘッ
ドチップ30のような形状に加工することは、容易な加
工であるし、また、わずかな側面の絞り込みなので、機
械強度的にヘッドチップに影響を及ぼすこともない。
は、ヘッドが磨耗するにつれて、テープ当り幅も狭くな
るため、テープとヘッドの接触面の面圧が下がるのを防
ぐことができ、ヘッドの磨耗にともなうRF波形の劣化
を防ぐことができる。また、その結果、スペーシングロ
スの増大によるヘッドの不良をなくし、ビデオヘッドを
ヘッドデップスが0になる本来の寿命まで有効に使用す
ることができる。なお、ヘッドチップを本実施例のヘッ
ドチップ30のような形状に加工することは、容易な加
工であるし、また、わずかな側面の絞り込みなので、機
械強度的にヘッドチップに影響を及ぼすこともない。
【0024】なお、本発明は本実施例に限られるもので
はなく種々の改変、変形が可能である。たとえば、ヘッ
ドチップの形状も図3に示した場合に限られるものでは
ない。その変形例を図4に示す。図4は、ヘッドチップ
30の変形例であるヘッドチップ40の形状を説明する
図であって、(A)はヘッドチップ40とテープ50が
コンタクトしている状態を示す側面図であり、(B)は
ヘッド表面の方向からみた上面図である。ヘッドチップ
40の主な構造、映像信号の記録/再生の動作などは、
ヘッドチップ30と同じである。
はなく種々の改変、変形が可能である。たとえば、ヘッ
ドチップの形状も図3に示した場合に限られるものでは
ない。その変形例を図4に示す。図4は、ヘッドチップ
30の変形例であるヘッドチップ40の形状を説明する
図であって、(A)はヘッドチップ40とテープ50が
コンタクトしている状態を示す側面図であり、(B)は
ヘッド表面の方向からみた上面図である。ヘッドチップ
40の主な構造、映像信号の記録/再生の動作などは、
ヘッドチップ30と同じである。
【0025】ヘッドチップ40においては、ヘッドチッ
プ先端部のくびれの形状が直線ではなく、円弧状になっ
ている。前記くびれの形状はこのような形状でもよい。
くびれの形状はヘッド表面の曲率、ヘッド材料、テー
プ、使用条件などに応じて決定されるものであり、この
形状に応じて、磨耗の度合いと面圧の関係を調整するこ
とができる。したがって、前記条件に応じて任意の形状
にしてよい。ヘッドチップ40においては、初期の磨耗
によってテープ当り幅Tr は急激に狭くなりトラック幅
Tw に近くなり、後半の磨耗についてはテープ当り幅T
r は殆ど変化しなくなる。また、ヘッドチップ40にお
いては、ヘッドチップ30と同様の利点に加えて、加工
がより容易になるという利点も有する。
プ先端部のくびれの形状が直線ではなく、円弧状になっ
ている。前記くびれの形状はこのような形状でもよい。
くびれの形状はヘッド表面の曲率、ヘッド材料、テー
プ、使用条件などに応じて決定されるものであり、この
形状に応じて、磨耗の度合いと面圧の関係を調整するこ
とができる。したがって、前記条件に応じて任意の形状
にしてよい。ヘッドチップ40においては、初期の磨耗
によってテープ当り幅Tr は急激に狭くなりトラック幅
Tw に近くなり、後半の磨耗についてはテープ当り幅T
r は殆ど変化しなくなる。また、ヘッドチップ40にお
いては、ヘッドチップ30と同様の利点に加えて、加工
がより容易になるという利点も有する。
【0026】また、本発明のビデオヘッドを適用する回
転ヘッドとしては、図1で示したように、上下の固定ド
ラムの間から回転ドラムに固定したビデオヘッドを出す
方式の回転ヘッドを用いるものとした。しかし、ヘッド
と上ドラムを一体にして回転させる方式の回転ヘッドに
適用しても何ら差し支えない。また、ヘッドチップの材
料はフェライト、センダスト、アモルファスなどの任意
好適の磁性材料でよく、また、それらを複合的に用いて
構成するようなものでもよい。また、各部の細かい形状
は、任意の形状にしてよい。その他、ヘッドチップの巻
線部の形状など、本発明に係わるヘッド表面部分の形状
以外の形状は任意好適な形状でよい。
転ヘッドとしては、図1で示したように、上下の固定ド
ラムの間から回転ドラムに固定したビデオヘッドを出す
方式の回転ヘッドを用いるものとした。しかし、ヘッド
と上ドラムを一体にして回転させる方式の回転ヘッドに
適用しても何ら差し支えない。また、ヘッドチップの材
料はフェライト、センダスト、アモルファスなどの任意
好適の磁性材料でよく、また、それらを複合的に用いて
構成するようなものでもよい。また、各部の細かい形状
は、任意の形状にしてよい。その他、ヘッドチップの巻
線部の形状など、本発明に係わるヘッド表面部分の形状
以外の形状は任意好適な形状でよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドは、ヘッドチップが
磨耗し、突き出しが減少しても、所定の面圧が得られ、
RF波形の劣化を生じない。したがって、比較的小さな
磨耗にもかかわらず、スペーシングロスが増大し、RF
波形が劣化してヘッド不良となるのを防ぎ、磁気ヘッド
の本来の寿命であるヘッドデップスが0になるまで使用
可能、すなわち、耐久性のよい磁気ヘッドを提供でき
た。
磨耗し、突き出しが減少しても、所定の面圧が得られ、
RF波形の劣化を生じない。したがって、比較的小さな
磨耗にもかかわらず、スペーシングロスが増大し、RF
波形が劣化してヘッド不良となるのを防ぎ、磁気ヘッド
の本来の寿命であるヘッドデップスが0になるまで使用
可能、すなわち、耐久性のよい磁気ヘッドを提供でき
た。
【図1】VTR用ヘッドドラムにテープが巻き付けられ
ている状態を示す図である。
ている状態を示す図である。
【図2】図1に示した回転ドラムの構成を示す図であ
り、(A)は回転ドラムの構成を示す図、(B)はビデ
オヘッドの取付け状態を示す図である。
り、(A)は回転ドラムの構成を示す図、(B)はビデ
オヘッドの取付け状態を示す図である。
【図3】本発明のヘッドチップの形状を説明する図であ
って、(A)はヘッドチップとテープがコンタクトして
いる状態を示す側面図であり、(B)はヘッド表面の方
向からみた上面図である。
って、(A)はヘッドチップとテープがコンタクトして
いる状態を示す側面図であり、(B)はヘッド表面の方
向からみた上面図である。
【図4】本発明のヘッドチップの変形例を説明する図で
あって、(A)はそのヘッドチップとテープがコンタク
トしている状態を示す側面図であり、(B)はヘッド表
面の方向からみた上面図である。
あって、(A)はそのヘッドチップとテープがコンタク
トしている状態を示す側面図であり、(B)はヘッド表
面の方向からみた上面図である。
【図5】一般的なヘッドチップの形状を示す図であっ
て、(A)はヘッドチップの形状を示す斜視図、(B)
はヘッドチップを上方から見たギャップ付近の詳細図、
(C)はヘッドチップがテープとコンタクトしている状
態を示す側面図である。
て、(A)はヘッドチップの形状を示す斜視図、(B)
はヘッドチップを上方から見たギャップ付近の詳細図、
(C)はヘッドチップがテープとコンタクトしている状
態を示す側面図である。
【図6】RF再生出力の劣化を示す図であり、(A)は
ヘッドがテープ突入時に著しく出力が劣化した状態を示
す図、(B)は平均的に出力が劣化した状態を示す図で
ある。
ヘッドがテープ突入時に著しく出力が劣化した状態を示
す図、(B)は平均的に出力が劣化した状態を示す図で
ある。
10…ヘッドドラム 11…上固定ドラム 12…下固定ドラム 15…リード 20…回転ドラム 24…ビデオヘッド 30,40…ヘッドチップ 33,43…ギャップ 34,44…ヘッド表面 35,45…ガラス溶着部 50…テープ 90…ヘッドチップ 91…コア 92…巻線穴 93…ギャップ 94…ヘッド表面 95…ガラス溶着部
Claims (5)
- 【請求項1】磁気記録再生装置の回転ヘッドに設けら
れ、信号の記録/再生を行う磁気ヘッドであって、 該磁気ヘッドのヘッドギャップの奥行き方向のヘッドチ
ップの幅を、該ヘッドギャップから奥行き方向に向かっ
て徐々に細く形成させた磁気ヘッド。 - 【請求項2】前記ヘッドチップは、ヘッド表面から当該
磁気ヘッドを回転ヘッドに設けた際の突き出し部分の中
央付近の位置にかけて、前記ヘッドチップの幅をトラッ
ク幅まで徐々に細くした請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】前記ヘッドチップは、ヘッド表面からヘッ
ドギャップの実質的に記録/再生可能な範囲だけ奥行き
方向に向かった位置にかけて、前記ヘッドチップの幅を
トラック幅まで徐々に細くした請求項1または2記載の
磁気ヘッド。 - 【請求項4】前記ヘッドチップは、ヘッドギャップに略
直交する該ヘッドチップ両側面の先端部を、直線的に当
該ヘッドチップ内側に傾斜させることにより前記ヘッド
チップの幅を徐々に細くした請求項1〜3いずれか記載
の磁気ヘッド。 - 【請求項5】前記ヘッドチップは、ヘッドギャップに略
直交する該ヘッドチップ両側面の先端部を、円弧状に当
該ヘッドチップ内側に絞り込むことにより前記ヘッドチ
ップの幅を徐々に細くした請求項1〜3いずれか記載の
磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23791194A JPH08102004A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23791194A JPH08102004A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08102004A true JPH08102004A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17022273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23791194A Pending JPH08102004A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08102004A (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23791194A patent/JPH08102004A/ja active Pending
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