JPH0810295B2 - 自動焦点調節カメラ - Google Patents

自動焦点調節カメラ

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JPH0810295B2
JPH0810295B2 JP62198691A JP19869187A JPH0810295B2 JP H0810295 B2 JPH0810295 B2 JP H0810295B2 JP 62198691 A JP62198691 A JP 62198691A JP 19869187 A JP19869187 A JP 19869187A JP H0810295 B2 JPH0810295 B2 JP H0810295B2
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camera
signal
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稔 松崎
康司 小田中
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動焦点調節システム、更に詳しくは、被
写体の結像位置の予定焦点位置に対するディフォーカス
方向やディフォーカス量を検出し、この検出結果に基づ
いて撮影レンズを予定焦点位置へ駆動する自動焦点調節
システムに関する。
[従来の技術] 従来、レリーズ釦を軽く半押しするとズレ量検出動作
が開始され、その出力結果によって撮影レンズを合焦位
置まで駆動するようにした自動焦点調節カメラは、特開
昭56-1024号公報をはじめとして種々提供されていた。
この種の自動焦点調節カメラは、撮影者が撮影対象の被
写体にカメラを向け、意図的にレリーズ釦を半押しにし
た時にはじめて自動焦点調節動作が開始されるので操作
が簡単であり、また不本意な被写体に対して自動焦点調
節動作が行なわれることはほとんどないという利点を持
っている。
また、これらのレンズ交換可能な自動焦点調節カメラ
は、ディフォーカス方向やディフォーカス量検出装置と
してCCDを用いたラインイメージセンサ等の蓄積型光電
変換素子を用いたものがほとんである。この蓄積型光電
変換素子は、レンズを通過した合焦対象被写体からの光
によってディフォーカス量を検出できるので、自動焦点
調節装置を装備するのに適した素子といえる。
しかしながら、このような蓄積型光電変換素子は、光
量に対するダイナミックレンジが狭く、写真撮影に可能
な全ての輝度状態下ではそのまま使用できないので、被
写体の輝度に応じて蓄積時間を調定しなければならな
い。そのため、低輝度の被写体に対しては蓄積時間が長
くかかり、その分ディフォーカス量検出に時間がかかっ
てしまう。従って、従来のようにレリーズ釦の半押しで
初めて自動焦点調節動作を開始するタイプの自動焦点調
節カラメにおいては、被写体が低輝度の場合、レリーズ
釦の半押しから実際のレンズ調定動作までに数百msもの
タイムラグが生じてしまう。このタイムラグは、撮影者
にとっては非常に長く感じてイライラするものである。
一方、前記自動焦点調節カメラは、ピントを合わせよ
うとする被写体をファインダー中央の測距枠内に配置し
たのちにレリーズ釦を半押しにしなければ、ピントの合
った写真は得られない。したがって、撮影者は、この操
作を慎重に行なうので、所望の被写体が測距枠内に配置
された時点から、レリーズ釦が半押しされるまでに、時
間的な遅れ(タイムラグ)が生じてしまう。このタイム
ラグは、予想以上に大きく、比較的低輝度の被写体であ
ってもディフォーカス量検出に要する時間より十分に長
い。従って、レリーズ釦が半押しされるまでの間にディ
フォーカス量の検出動作を繰り返し行なうことができれ
ば、レリーズ釦の半押し時から実際のレンズ調定動作ま
でのタイムラグをなくすことが可能である。
そこで本出願人は、先に特願昭62-042074号公報に
て、低輝度の被写体に対しても、レリーズ釦の半押し動
作に応じてタイムラグなくレンズ調定動作が開始される
自動焦点調節カメラを提案した。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記提案のカメラにおいても、レンズ駆動
手段の自動焦点調節動作は、レリーズ釦を半押ししてか
らスタートするので、従来の自動焦点調節機構のないカ
メラに比べればレンズ駆動期間の数十m〜数百msecが、
レリーズタイムラグとして未だ残ってしまう。
そこで、本発明の目的は、レンズ駆動手段が自動焦点
調節動作を開始する時点を、レリーズ釦が半押しされる
ときという考えを改め、撮影者がファインダを覗くとき
とすることによって、レリーズタイムラグを最小にする
自動焦点調節カメラを提供するにある。
また本発明の他の目的は、結像位置の予定焦点位置に
対するディフォーカス方向,ディフォーカス量を検出す
る時点を、撮影者がカメラを保持したときに開始すると
することによって、レリーズタイムラグを最小限にする
自動焦点調節カメラを提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明に係る第1の自動焦点調節カメラは、焦点調節
レンズを電動駆動する駆動手段と、被写体の結像位置の
予定焦点位置に対するディフォーカス量を検出する焦点
検出手段と、撮影者がカメラ本体の接眼部を覗いている
ことを検出して人体検出信号を出力する人体検出手段
と、上記人体検出信号に応答し、そして上記焦点検出手
段によって検出されたディフォーカス量に基づいて上記
駆動手段を制御する駆動制御手段とを具備している。
本発明に係る第1の自動焦点調節カメラは、焦点調節
レンズを電動駆動する駆動手段と、被写体の結像位置の
予定焦点位置に対するディフォーカス量を検出する焦点
検出手段と、カメラ本体のグリップ部分に設けられ、撮
影者が上記グリップ部分を保持したときに保持信号を出
力する保持検出手段と、撮影者が上記カメラ本体の接眼
部を覗いていることを検出して人体検出信号を出力する
人体検出手段と、上記保持検出手段から上記保持信号が
出力され、かつ上記人体検出手段から上記人体検出信号
が出力された場合には、上記焦点検出手段によって検出
されたディフォーカス量に基づいて上記駆動手段を制御
する駆動制御手段とを具備している。
また、本発明に係る第2の自動焦点調節カメラは、撮
影者がカメラ本体の接眼部を覗いていることを検出して
人体検出信号を出力する人体検出手段と、上記人体検出
信号が出力されている間、被写体の結像位置の予定焦点
位置に対するディフォーカス量を検出する動作と上記デ
ィフォーカス量に基づいて撮影レンズを駆動する動作を
繰り返す制御手段と、上記被写体が低輝度のときに、上
記ディフォーカス量の検出動作に同期して上記被写体に
対して補助光を投光する投光手段と、カメラのレリーズ
釦が操作されるまでは上記補助光の投光を禁止し、上記
レリーズ釦が操作された後は上記補助光の投光を許可す
る投光制御手段とを具備している。
さらに、本発明に係る第3の自動焦点調節カメラは、
撮影者がカメラ本体の接眼部を覗いていることを検出し
て人体検出信号を出力する人体検出手段と、被写体の結
像位置の予定焦点位置に対するディフォーカス量を検出
するディフォーカス量検出手段と、このディフォーカス
量検出手段によって検出された上記ディフォーカス量に
基づいて撮影レンズを駆動する駆動手段と、上記人体検
出信号が出力されている間、上記ディフォーカス検出手
段と上記駆動手段とを繰り返し動作させる制御手段と、
カメラのレリーズ釦が撮影者によって操作されたか否か
を検出する操作検出手段と、この操作検出手段によって
上記レリーズ釦の操作が検出された後は、新たなディフ
ォーカス量の検出および撮影レンズの駆動を禁止する禁
止手段とを具備している。
[実施例] 本発明の具体的な実施例を説明する前に、実施例の概
略的な構成を第1図を用いて説明する。第1の概略的な
構成は、第1図(A)に示すように、撮影レンズ1を透
過した被写体光を光電変換する光電変換素子2と、撮影
者がカメラを保持したときこれを検出する保持検出手段
3と、この保持検出手段3の出力に応じ、上記光電変換
素子2の出力に基づいて結像位置の予定焦点位置に対す
るディフォーカス方向あるいはディフォーカス量を検出
する焦点検出手段4と、制御動作開始手段5の出力に応
じ、上記焦点検出手段4の出力に基づいて上記撮影レン
ズ1の駆動手段6を駆動制御する駆動制御手段7と、を
具備してなり、撮影者がカメラを保持したとき焦点検出
動作が開始されることを特徴とする。
また、第2の概略的な構成は、第1図(B)に示すよ
うに、撮影レンズ1を透過した被写体光を光電変換する
光電変換素子2と、この光電変換素子2の出力に基づい
て結像位置の予定焦点位置に対するディフォーカス方向
あるいはディフォーカス量を検出する焦点検出手段4
と、撮影者が接眼部を覗く動作を検出して出力を発生す
る人体検出手段8と、この人体検出手段8の出力に応
じ、上記焦点検出手段4の出力に基づいて上記撮影レン
ズ1の駆動手段6を駆動制御する駆動制御手段7と、を
具備してなり、撮影者が接眼部を覗いた時点で合焦動作
が開始されることを特徴とする。
次に、本発明の実施例を第2図以下の図面を用いて説
明する。
第2図は本発明が適用されるカメラシステムの電源供
給を主体として見た全体の電気回路のブロック図であ
る。電源電池11の電圧VCCは電源スイッチ12の閉成時に
DC/DCコンバータ13により昇圧され、ラインl0,l1間が
電圧VDDに定電圧化されている。ラインl0,l1間にMAIN
CPU14,バイポーラII回路15,バイポーラI回路16,レンズ
データ回路17および人体検出回路18が接続されており、
バイポーラII回路15の電源供給制御はMAINCPU14のパワ
ーコントロール回路からの信号により行なわれ、バイポ
ーラI回路16〜レンズデータ回路17の電源供給制御はバ
イポーラII回路15からのパワーコントロール信号により
行なわれる。
CCDラインセンサ20,インタフェースIC21,AFCPU22から
なるオートフォーカス回路部は電源制御用トランジスタ
23を介してラインl0,l1間に接続されており、このオー
トフォーカス回路部に対する電源供給制御はMAINCPU14
のオートフォーカス用パワーコントロール回路からの信
号による上記トランジスタ23のオン,オフ制御により行
なわれる。AFCPU22はオートフォーカス用アルゴリズム
演算を行なうための中央演算処理装置で、合焦・非合焦
の表示を行なうオートフォーカス(AF)表示回路24が接
続されている。MAINCPU14はフイルムの巻上,巻戻,露
出シーケンス等カメラ全体のシーケンスをコントロール
するための中央演算処理装置で、上記合焦表示以外の表
示を行なう表示回路25を接続されている。バイポーラII
回路15は巻上,巻戻用モータ制御,レンズ駆動およびシ
ャッタ制御等、カメラのシーケンスに必要な各種ドライ
バを含む回路で、モータ駆動回路26およびオートフォー
カス(AF)補助光回路27等が接続されている。バイポー
ラI回路16は主として測光をつかさどる回路であり、測
光素子28を有している。レンズデータ回路17は、交換レ
ンズ毎に異なる、オートフォーカス時,測光時,その他
のカメラ制御時に必要な、固有のレンズデータを記憶し
た回路である。このレンズデータ回路17に入っているレ
ンズデータのうちオートフォーカス時に必要なデータと
しては、レンズ変倍係数(ズーム係数),マクロ識別信
号,絶縁距離係数a,b,オートフォーカス精度スレッショ
ールドETh,レンズ回転方向,開放F値等である。
上記バイポーラII回路15では電源電圧VDDの状態を監
視しており、電源電圧が規定電圧より低下したときMAIN
CPU14にシステムリセット信号を送り、バイポーラII回
路15〜レンズデータ回路17の電源供給、並びに、CCDラ
インセンサ20,インタフェースIC21およびAFCPU22からな
るオートフォーカス回路部の電源供給を断つようにして
いる。MAINCPU14への電源供給は規定電圧以下でも行な
われる。
人体検出回路18は、MAINCPU14からの指令に応じて人
体検出信号を形成し、この結果をMAINCPU14に対し、人
体を検知したことを知らせる。
第3図は、上記第2図に示す電気回路のうちのオート
フォーカス回路部の概略ブロック図である。オートフォ
ーカス用中央演算処理装置であるAFCPU22とMAINCPU14と
は、シリアルコミュニケーションラインでデータの授受
が行なわれる。そして、その通信方向はシリアルコント
ロールラインにより制御される。このコミュニケーショ
ンの内容としては、交換レンズに固有のレンズデータで
ある。また、MAINCPU14からAFCPU22にカメラの各モード
(オートフォーカス・シングルモードまたはその他のモ
ード)の各情報がモードラインを通じてデコードされ
る。MAINCPU14には、後述するグリップスイッチの信号
およびその他の操作モードスイッチ、例えば、表示開始
スイッチ,ISO設定スイッチ,セルフスイッチ,モード選
択スイッチ等カメラの操作に必要な各種スイッチの信号
が入力される。
また、レリーズ釦の半押し操作に応答して発生する1s
t.Rel(ファーストレリーズ)信号はMAINCPU14に入力さ
れ、さらにこのMAINCPU14を通じてAFCPU22へ伝達され
る。レリーズ釦を更に押し込むことにより発生する2nd.
Rel(セカンドレリーズ)信号は露出シーケンス開始の
トリガ信号となって、MAINCPU14へ入力される。
人体検出回路18は、撮影者がファインダを覗き込む動
作に応答して人体検出信号を発生し、同信号をMAINCPU1
4へ送る。
さらに、MAINCPU14から、AFCPU22へのAFENA(オート
フォーカスイネーブル)信号は人体検出回路18に応答し
て出力され、レンズ駆動のスタートおよびストップをコ
ントロールする信号であり、AFCPU22からMAINCPU14への
EOFAF(エンドオブオートフォーカス)信号はオートフ
ォーカスでの動作終了時に発せられ、露出シーケンスへ
の移行を許可する信号である。
また、バイポーラII回路15はAFCPU22からのAFモータ
コントロールラインの信号をデコードし、モータ駆動回
路26をドライブする。モータ駆動回路26の出力によりレ
ンズ駆動モータ31が回転すると、レンズ鏡筒の回転部材
に等間隔に設けられたスリット32が回転し、同スリット
32の通路を挟んで発光部33aと受光部33bとを対向配置さ
せてなるフォトインタラプタ33がスリット32をカウント
する。即ち、スリット32とフォトインタラプタ33はアド
レス発生部34を構成しており、同アドレス発生部34から
発せられたアドレス信号(スリット32のカウント信号)
は波形整形されてAFCPU22に取り込まれる。
AFCPU22からバイポーラII回路15に送られるサブラン
プ(以下、Sランプと略記する)信号はAF補助光回路27
をコントロールする信号で、被写体がローライト(低輝
度)のときSランプ27aを点灯する。
AFCPU22に接続されたAF表示回路24は合焦時に点灯す
る合焦OK表示用LED(発光ダイオード)24aと、合焦不能
時に点灯する合焦不能表示用LED24bを有している。な
お、このAFCPU22にはクロック用発振器35,リセット用コ
ンデンサ36が接続されている。
また、上記AFCPU22とインタフェースIC21はバスライ
ンによりデータの授受を行ない、その伝送方向はバスラ
インコントロール信号により制御される。そして、AFCP
U22からインタフェースIC21にセンサ切換信号、システ
ムクロック信号が送られるようになっている。そして、
インタフェースIC21は例えば、CCDラインセンサ20に対
しCCD駆動クロック信号、CCD制御信号を送り、CCDライ
ンセンサ20からCCD出力を読み出し、この読み出したア
ナログ値のCCD出力をインタフェースIC21でディジタル
変換してAFCPU22に送る。
第4図は、上記第3図に示すオートフォーカス回路部
の概略ブロック図中の人体検出回路18のブロック図であ
る。第4図において、人体検出回路18は、赤外フォトリ
フレクタを用いた第1の人体検出部41と、焦電型赤外線
センサを用いた第2の人体検出部42とを有し、これら両
検出部の出力を人体判別部55に入力して人体検出信号を
得るものである。
第1の人体検出部41は、赤外投光系と赤外受光系とで
構成されている。赤外投光系は、赤外LED駆動部43の出
力で赤外発光ダイオード47をドライブし、その前面に配
置され投光ビームを集光するための、絞り機構を含む投
光用光学系49を介して赤外光を投光する。この際、上記
赤外LED駆動部43は、太陽光の影響を避けるため変調部4
4により変調されている。上記赤外投光系から投光され
た赤外光は、人体40で反射し、赤外受光系に入射され
る。この赤外反射光は、外乱ノズルをできるだけ除去す
る目的から設けられた絞り機構を含む受光用光学系50を
介し、フォトダイオード48で受光されて光電変換され、
波形増幅整形部45で増幅整形され、検波部46において上
記変調部44からの変調信号に同期して信号成分のみが出
力される。このように、赤外フォトリフレクタを用いて
構成される第1の人体検出部41は、撮影者がファインダ
を覗き込むとその動作に対応して人体判別信号Aを、人
体判別部55へ供給する。
第2の人体検出部42は、受光素子の一種である焦電型
赤外線センサ(以下、焦電検出素子と略記する)と、そ
のチョッパ増幅・検波部とから構成されている。
まず、カメラに近づいた人体40から発せられる赤外線
が後述するウィンド材を通して焦電検出素子54の表面に
入射される。素子表面には、図示しない熱吸収膜が設け
られており、入射した赤外線は吸収されて熱に変換され
る。この熱によって素子温度が変化し、焦電効果に基づ
いて電荷が瞬時に発生する。ところで、素子54は容量性
の高インピーダンスをもつので、このまま直接電荷を取
り出すことができない。従って、FET53を使用したソー
スフォロワ回路によりインピーダンス変換を行なう。よ
って、FET53のソース端子より電圧出力が取り出され、
後述する波形増幅部51を介して検波部52へ印加されて、
人体判別信号Bが形成され、人体判別部55へ入力され
る。
一般に、シリコンの焦電検出素子は、0.2〜20μmの
波長領域で平坦な感度特性を持っているので、光学フィ
ルタ(ウィンド材)を取り付けて人体検出用に用いる。
このウィンド材としては、ポリエチレンやシリコン、ロ
ングパスシリコン等が用いられるが、人体検出用には7
μmロングパスフィルタが適している。通常、人体から
放射されるエネルギーは9〜10μmにそのピークがある
ので、例えば、村田製作所製E001SXやE002SX4などが適
している。
ところで、焦電型赤外線センサは、入射エネルギーに
差があるときのみ出力を発する“微分型”なので、撮影
者がファインダをずっと覗き込むような定常状態におい
ては検出できない。そこで1HZ程度のチョッパを構成す
る必要があり、波形増幅部51には、この機能も有してい
る。
人体判別部55は、MAINCPU14より、第1の人体検出部4
1の出力と第2の人体検出部42の出力をアンドをとって
判別するか、オアーをとって判別するかの指定をするAN
D/ORセレクト信号が入力されている。これは撮影者がカ
メラの使用モード、例えばセルフタイマー使用等に応じ
て選択するもので、通常は、ANDを取る形で構成されて
いる。人体判別部55から出力される人体検出信号はMAIN
CPU14へ供給される。
第5図(A),(B)は、第1の人体検出部41と、第
2の人体検出部42をカメラに配置した例を示している。
第1の人体検出部41はファインダ窓39の近傍に設けら
れ、第2の人体検出部42はカメラ37の裏蓋38の略中央部
に設けられている。
通常、撮影者は第5図(A)に示すようにしてカメラ
のファインダ窓39を覗くので、このファインダを覗く動
作が第1の人体検出部41により検出される。撮影者が眼
鏡をかけていた場合には、第1の人体検出部41のみでは
確実な検出動作が行なわれないことがあるので、このよ
うな場合でも問題なく検出するために、また誤信号を防
止するために、第2の人体検出部42は、第1の人体検出
部41からある程度離れた裏蓋38上の人体40の一部が最も
接近しやすい位置に配置されている。
第6図(A),(B),(C)は、カメラ37に設けら
れたグリップスイッチを説明する図で、グリップスイッ
チは、撮影者が撮影時にカメラ37をホールドすると想定
される位置に配設されるホールドスイッチで、第6図
(A)に示すように、撮影者の右手40Aによって把持さ
れるグリップ37aに配置されている。しかしながら、撮
影者が左利きの場合もあるし、また第6図(A)とは異
なるホールド方法をとる場合もあるので、このグリップ
スイッチを、カメラをホールドすると想定される各箇所
に複数個設け、これらグリッブスイッチのいずれかの作
動を検知するようにしてもよい。
第6図(B),(C)は、グリップスイッチの例を示
すもので、第6図(B)に示すグリップスイッチ59は周
知の機械的接点57を外部からでも操作できるように可撓
性部材58で覆って形成したものである。第6図(C)に
示すグリップスイッチ60は、感圧ゴムセンサからなるも
ので、加圧導電ゴム61を挟持した導体部62A,62Bがカメ
ラ37のグリップ37aの可撓性を有する外皮63の裏面に配
設されてなる。第6図(C)において、今、撮影者がカ
メラのグリップ37aをホールドして感圧ゴムセンサでな
るグリップスイッチ60を押圧すると、加圧導電ゴム61の
導電率が上昇し、導体部62A,62B間が略導通状態となっ
て、グリップスイッチ60のオン状態を形成することにな
る。
次に、以上のように構成された本発明の自動焦点調節
システムの動作を、第7図〜第9図のフローチャートに
従って説明する。
第7図と第8図は、本発明の第1実施例を示し、第7
図には、MAINCPU14側のゼネラルフローを、第8図に
は、AFCPU22側のゼネラルフローを示す。まず第7図の
フローに従い説明する。
撮影者により、カメラ側グリップ37a(第6図(A)
参照)が握られると、グリップに連動したグリップスイ
ッチよりの信号がMAINCPU14に入力される。
よって、第2図に示すMAINCPU14のAFパワーコントロ
ール部がアクティブ“L"となってトランジスタ23がオン
し、オートフォーカス回路部に電源電圧VDDが供給され
ることになる。この動作はグリップスイッチが操作され
なくとも、フォーストレリーズ、つまりレリーズ釦の半
押し動作を含む他の操作スイッチを操作することによっ
ても発生する。これによりAFCPU22は、電源が投入さ
れ、測距動作を繰り返すこととなる。撮影者がカメラの
ファインダを覗き始めると、MAINCPU14は第4図に示す
人体検出回路18より人体検出信号を受けて、AFCPU22にA
FENA“H"を送出する。この動作は1st.Rel信号を受信し
たときも同じように発生する。すると、AFCPU22は直ち
にレンズ駆動を開始することになる。AF動作が終了して
AFCPU22からのAF終了信号“EOFAF"をMAINCPU14が受信す
ると、MAINCPU14は、2nd.Rel信号の入力、すなわちレリ
ーズ釦の深押しを待つ。つまり見かけ上2nd.Rel信号を
受け付けた後の最初の“EOFAF"信号をAFCPU22より受け
取ると、次の露出シーケンスへ進むこととなる。その
後、巻上げシーケンスを実行し初期状態へ戻る。
この第1の実施例においては、撮影者がグリップを握
ると直ちにAFセンサは積分を開始(測距を開始)し、積
分及び測距演算を繰り返し実行している。そして、この
後、撮影者がファインダを覗き込むと、直ちに事前に計
算された測距データに基づきレンズ駆動が開始される。
そして、撮影者がファインダを覗いている限りAF駆動が
続き、2nd.Rel信号が受け付けられると、直ちに露出シ
ーケンスへ移行する。従って、従来にない画期的なAFス
ピードを実現できるので、AFにおけるタイムラグは殆ん
ど無視できる。なお、第3図に示したMAINCPU14からAFC
PU22への1st.Rel信号の入力はこの実施例では不要であ
る。
次に、第8図に従って、AFCPU22のゼネラルフローを
説明する。この第8図に示す〈AF〉のルーチンが開始さ
れると、まず、〈I/Oイニシャライズ〉のサブルーチン
でオートフォーカス回路部の駆動回路のイニシャライズ
が行なわれる。具体的には、AF表示回路24,モータ駆動
回路26およびAF補助光回路27等のオフ並びにMAINCPU14
とのシリアルコミュニケーションラインのイニシャライ
ズ等が行なわれる。
次に制御用フラグやレジスタ等をクリアし、このあ
と、ある明るさ以上では確実にCCD積分が行なわれるよ
うに、ITIMEレジスタにCCD積分時間の最大値をセットす
る。そして、補助光の点灯を禁止、後述するAFステータ
スフラグをクリアした後、〈測距〉のルーチンで被写体
のディフォーカス量を算出する。〈測距〉のルーチンか
らリターンしてきたらAFENA信号の状態をェックし、
“H"でなければ、再びAFステータスフラグのクリア動作
と〈測距〉のルーチンを実行する。
ここで、AFステータスフラグについて説明する。AFス
テータスフラグは、〈測距〉のルーチンにおいて被写体
の状態が不良のためにディフォーカス量の検出ができな
かったり、レンズを合焦点に移動できないといった、い
わゆる合焦不可能の時にセットされるフラグであり、そ
れはローコンフラグ(被写体が低コントラストの場合
にセットされる。以下LCフラグと略記する。)ローラ
イトフラグ(被写体が低輝度の場合セットされる。以下
LLフラグと略記する。)より構成されている。
また、〈測距〉のルーチンは、CCDラインセンサの積
分と、ディフォーカス量の算出と、ディフォーカス方向
の算出とを行なうもので、ディフォーカス量データはER
RORレジスタにその都度記憶される。このルーチンにお
いては、被写体の輝度に応じて積分時間を適当に変化さ
せる機能を有している。
AFENA信号の状態は、〈測距〉のルーチンの中でも常
に監視しており、CCD積分中にAFENA信号が“H"になった
場合、このとき既に1回の積分が終ってERRORレジスタ
にディフォーカス量のデータが格納されていれば、直ち
に〈測距〉のルーチンからリターンする。一方、ディフ
ォーカス量のデータが格納されていなければ、1回の積
分が終了してからリターンする。
AFENA信号の“H"を確認したら、次にAFステータスフ
ラグの中のLLフラグをチェックし、低輝度と判断された
ら、補助光の使用を許可して再び測距を行なう。低輝度
でない場合は、続いてLCフラグのチェックへ進む。低コ
ントラストと判断された場合には、〈レンズスキャン〉
のルーチンにおいて、レンズを強制的に現在位置→至近
位置→無限遠位置と動作させるとともに、その間にも測
距を行なって、低コントラストでない位置を探す。
低コントラストでない位置が見つかった場合、または
レンズが無限遠位置に達した場合に、モータを停止さ
せ、〈レンズスキャン〉のルーチンよりリターンする。
リターン後は、AFENA信号のチェックを行ない、“H"で
あれば再び測距を行なう。AFENA信号が“L"であれば初
期状態に戻る。
測距結果が低輝度でも低コントラストでもない場合
は、続いて、現在のレンズ位置が被写体に対して合焦し
ているかどうか、つまりディフォーカス量が所定の許容
範囲内に入っているかどうかをチェックする。ここで、
合焦でないと判断された場合、〈パルス計算〉のルーチ
ンにおいて、ディフォーカス量をレンズの目標移動量
(移動パルス数)に変換する。ところで、算出したディ
フォーカス量が合焦許容範囲に入っているかをチェック
するための比較値は、レンズの開放FNo.によって異な
る。そこで、本実施例では、交換レンズに配置されたレ
ンズデータ回路17に、オートフォーカス精度のスレッシ
ョルドEthを記憶させておいて、合焦チェック時にこの
データを読み出すようにしている。また、ディフォーカ
ス量よりレンズの目標移動量を求めるためのレンズ変倍
係数も、同様にレンズデータ回路17に記憶されている。
レンズの目標移動量が求まったら、続いてレンズが現
在停止している位置に最至近端であるかチェックする。
そうでなければ〈MDRIVAF〉のルーチンへ進み、最至近
端であればこれから駆動しようとする方向が至近方向で
あるかチェックする。もし至近方向であれば当然レンズ
駆動は不可能なので、その時は非合焦表示を行なってAF
ENA信号のチェックへ進む。
一方、駆動方向が至近方向でなければ〈MDRIVAF〉の
ルーチンへ進む。〈MDRIVAF〉のルーチンは、撮影レン
ズを指定方向に、指定量移動させるサブルーチンであ
る。レンズが目標位置に達したら、このルーチンよりリ
ターンする。また、このルーチン内では、レンズが至近
端に達して停止した場合には、至近端停止フラグをセッ
トしてリターンする。さらに、レンズ駆動中にもAFENA
信号を監視しており、駆動中にレリーズ釦の半押しが解
除されたら即座にリターンする。
〈MDRIVAF〉のルーチンよりリターンすれば、へ戻
って再び測距動作を行なう。この測距動作は、レンズ駆
動後の合焦確認のためであり、もし合焦許容範囲からは
ずれている場合には再度レンズ駆動が行なわれ、合焦と
なるまでのループが繰り返される。合焦と判断された場
合は、合焦表示を行ない、続いてMAINCPU14に対しレリ
ーズの許容信号として“H"のEOFAF信号が送出する。オ
ートフォーカス動作が終了すれば、AFENA信号のチェッ
クが行なわれ、“H"のままであればこのチェック動作が
繰り返されて、次の測距動作に移行しない。つまり、AF
ロックの状態となる。
上記第7,8図に示した第1実施例においては、2nd.Rel
信号が入力した後にAFENA信号を“L"としているので、2
nd.Rel信号が入力する以前では、つまり、レリーズ釦を
深押しするまではAFロックの状態は存在せず、常時第8
図の〈AF〉のルーチンが作動している状況となる。
そこで、MAINCPU14にて1st.Rel信号を受付けた後の最
初のEOFAF信号をAFCPU22から受け取ると、MAINCPU14側
ではAFENA信号を“L"レベルにしてAFCPU22をAFロック状
態に保持するようにした自動焦点調節システムを本発明
の第2実施例として以下に説明する。この第2実施例に
おいては、MAINCPU14側のゼネラルフローを第9図に示
し、AFCPU22側のゼネラルフローは、上記第1実施例と
同じ第8図を使用する。
第9図において、撮影者がカメラのグリップを握ると
オートフォーカス回路部に電源電圧VDDが供給され、測
距動作が繰返される。ついで、撮影者がカメラのファイ
ンダを覗き始めると、MAINCPU14は人体検出回路18より
人体検出信号を受け、AFCPU22に送出するAFENA信号を
“H"にする。すると、AFCPU22は、直ちにAF動作を行な
い、AF動作が終了すると、MAINCPU14に対し送出するEOF
AF信号を“L"→“H"にする。MAINCPU14に供給されてい
る1st.Rel信号がアクティブとなると、MAINCPU14は、AF
CPU22に対しAFENA信号を“H"→“L"にし、2nd.Rel信号
がアクティブになるまで、この状態を保持する。つま
り、AFロック状態となる。2nd.Rel信号がアクティブと
なると露出シーケンスに移行し、次いで巻上げシーケン
スを実行して初期状態に戻る。
ところで、上記実施例には図示していないが、撮影者
がファインダを覗くと、レンズ駆動が開始され、一度合
焦状態になった後は、不用なハンチングを防止するため
にAFスレッショルドを4倍に広げ、被写体が大きく移動
した場合のみレンズ駆動を再開するようにし、この場
合、1st.Rel釦が押されると、上記AFスレッショルド内
に収まるようにレンズを微調整するシーケンスを採用す
るようにしてもよい。このような場合でもタイムラグは
現状に比べて大幅に改善されることになる。
本実施例においては、焦点検出手段としては、撮影レ
ンズを通過した光を用いるTTL方式において説明した
が、これに限ることなく、撮影レンズの駆動に連動し、
焦点検出手段への入力が変化するような形のオートフォ
ーカスシステムであれば同様に利用できることを付加し
ておく。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、撮影者がカメラを
ホールドすると、焦点検出手段が作動しだして測距動作
が繰返され、また、撮影者がファインダを覗くと、直ち
にレンズ駆動を開始する。従って、AFに必要なタイムラ
グを飛躍的に減少させ、レリーズタイムラグの最も少な
い自動焦点調節シスタムを提供することが可能となると
いう顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は、本発明の自動焦点調節システ
ムの概念図、 第2図は、本発明の自動焦点調節システムの一実施例に
おける電源供給を主体とする電気回路のブロック図、 第3図は、上記第2図中のオートフォーカス回路部の信
号の授受を示す概略ブロック図、 第4図は、上記第3図中の人体検出回路のブロック図、 第5図(A)および(B)は、上記第4図中の人体検出
部の配設位置を説明するためのカメラの側面図および背
面図、 第6図(A),(B)および(C)は、それぞれカメラ
のホールド状態を示す正面図、グリップスイッチの一例
を示すカメラグリップの断面図およびグリップスイッチ
の他の例を示すカメラグリップの断面図、 第7図および第8図は、それぞれ本発明の第1実施例に
おけるMAINCPUおよびAFCPUの各動作を示すフローチャー
ト、 第9図は、本発明の第2実施例におけるMAINCPUの動作
を示すフローチャートである。 1……撮影レンズ 2……光電変換素子 3……保持検出手段 4……焦点検出手段 5……制御動作開始手段 6……駆動手段 7……駆動制御手段 8……人体検出手段 14……MAINCPU(駆動制御手段) 18……人体検出回路(人体検出手段) 20……CCDラインセンサ(光電変換素子) 22……AFCPU(焦点検出手段) 26……モータ駆動回路(駆動手段) 31……モータ(駆動手段) 59,60……グリップスイッチ(保持検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点調節レンズを電動駆動する駆動手段
    と、 被写体の結像位置の予定焦点位置に対するディフォーカ
    ス量を検出する焦点検出手段と、 カメラ本体のグリップ部分に設けられ、撮影者が上記グ
    リップ部分を保持したときに保持信号を出力する保持検
    出手段と、 撮影者が上記カメラ本体の接眼部を覗いていることを検
    出して人体検出信号を出力する人体検出手段と、 上記保持検出手段から上記保持信号が出力され、かつ上
    記人体検出手段から上記人体検出信号が出力された場合
    には、上記焦点検出手段によって検出されたディフォー
    カス量に基づいて上記駆動手段を制御する駆動制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節カメラ。
  2. 【請求項2】撮影者がカメラ本体の接眼部を覗いている
    ことを検出して人体検出信号を出力する人体検出手段
    と、 上記人体検出信号が出力されている間、被写体の結像位
    置の予定焦点位置に対するディフォーカス量を検出する
    動作と上記ディフォーカス量に基づいて撮影レンズを駆
    動する動作を繰り返す制御手段と、 上記被写体が低輝度のときに、上記ディフォーカス量の
    検出動作に同期して上記被写体に対して補助光を投光す
    る投光手段と、 カメラのレリーズ釦が操作されるまでは上記補助光の投
    光を禁止し、上記レリーズ釦が操作された後は上記補助
    光の投光を許可する投光制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節カメラ。
  3. 【請求項3】撮影者がカメラ本体の接眼部を覗いている
    ことを検出して人体検出信号を出力する人体検出手段
    と、 被写体の結像位置の予定焦点位置に対するディフォーカ
    ス量を検出するディフォーカス量検出手段と、 このディフォーカス量検出手段によって検出された上記
    ディフォーカス量に基づいて撮影レンズを駆動する駆動
    手段と、 上記人体検出信号が出力されている間、上記ディフォー
    カス量検出手段と上記駆動手段とを繰り返し動作させる
    制御手段と、 カメラのレリーズ釦が撮影者によって操作されたか否か
    を検出する操作検出手段と、 この操作検出手段によって上記レリーズ釦の操作が検出
    された後は、新たなディフォーカス量の検出および撮影
    レンズの駆動を禁止する禁止手段と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節カメラ。
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