JPH08103B2 - 眼科機械用アライメント装置 - Google Patents

眼科機械用アライメント装置

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JPH08103B2
JPH08103B2 JP3289037A JP28903791A JPH08103B2 JP H08103 B2 JPH08103 B2 JP H08103B2 JP 3289037 A JP3289037 A JP 3289037A JP 28903791 A JP28903791 A JP 28903791A JP H08103 B2 JPH08103 B2 JP H08103B2
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弘 田巻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、眼科器械、例えばレフラクトメ
ーター、眼底カメラ、またはオフサルモメーターなどの
被検眼光軸と上記器械光軸との位置合せ(狭義のアライ
メント合せ)、もしくは作動距離合せのための眼科器械
用アライメント装置に関する。以下本明細書では特に断
りのない限り、上記「狭義のアライメント合せ」と「作
動距離合せ」の両者を含め、単に「アライメント」と言
う。従来、この種の装置としては、被検眼の角膜もしく
は強膜等の前眼部に予め定めた角度で光束を照射する発
光手段と、眼科器機が正規の位置にアライメントされて
いるとき、前記照射光束が被検眼の前眼部で反射されそ
の反射光が帰環すべき位置に配され、その反射光を受光
する受光手段とから構成され、受光手段が反射光を受光
したときにアライメント完了の信号を出し検者に知らせ
る装置であった。そして従来のアライメント装置におい
ては発光、受光各手段の配置位置を定める前提として、
照射光を反射する被検眼前眼部の形状をある一定のモデ
ル眼に求めざるを得ず、通常例えば角膜で反射させる場
合は、角膜の前面の曲率半径を7.5m/mないし7.
8m/mのいずれか一つの値を基準としていた。またア
ライメント精度を向上させるためには発光手段として、
発光ダイオード等の微少光源を使用し、さらにこの光源
からの光をリレー光学系によりピンホールに結像し、こ
のピンホールを二次光源として使用しこの二次光源を被
検眼角膜上もしくはその近傍に結像レンズで結像させ、
また受光手段にもピンホールを設け、このピンホールを
受光素子の光学的共役位置に配置し、このピンホール上
に前記角膜からの反射光を結像させる結像手段が採用さ
れていた。
【0002】しかしながら、被検者はかならずしも、上
記モデル眼と同一の形状を有する角膜をもつているとは
限らないばかりか、被検者の眼屈折特性、例えば遠視
眼、近視眼においては角膜の曲率半径はモデル眼の数値
からズレることが多く、このことはアライメント検出精
度の低下をまねいていた。さらに大きな欠点としては、
従来のアライメント装置は被検眼の乱視要素を一切考慮
していない点にある。一般に人眼にはたとえ自覚もしく
は他覚的視力測定において正視と測定されても平均ID
の生理的角膜乱視が約90%の人にみとめられる。これ
は角膜の水平切面の曲率半径より垂直切面の曲率半径が
小さいためである。また被検眼が乱視眼であれば、乱視
眼中の約80%は角膜性乱視に起因しているため、さら
に角膜の各径線上の曲率半径の差は大きくなる。これら
被検眼の乱視特性による角膜をある一定の球面とみなし
て設計された従来のアライメント装置では、そのアライ
メント精度はきわめて低いものとならざるを得なかつ
た。また従来のアライメント装置のある種のものには、
前述の発光−受光手段を4組もうけ、その内2組を装置
光軸を含む水平面内に、他の2組を光軸を含む垂直面内
に配置し、さらにアライメント表示装置に前記各受光素
子に対応する位置関係で4つの表示手段をもうけ、受光
手段が反射光を受光したとき点燈するように構成して、
この表示手段の表示状態によりアライメントの完了及び
アライメント方向すなわち器械を上下左右いずれの方向
に移動すればよいかを検者に指示する装置があつた。
【0003】しかしながらこのアライメント装置におい
ても、発光−受光手段はあくまで反射光を受光できた
か、否かの信号を出力し得るだけであるから、移動量を
定量的に出力することは不可能であった。このことはア
ライメント操作を検者に実行させざるを得ず、検者は多
大のアライメント調整時間を費やす結果となり、また器
機本来の機機、すなわち眼底カメラであれば被検眼眼底
の撮影、レフラクトメーターであれば屈折力測定、オフ
サルモメーターであれば角膜の曲率半径測定等を実行し
ている間はアライメント状態を監視することができず、
ややもするとアライメントが不完全な状態のまま測定し
てしまうことにもなり、器械の測定結果に大きな誤差を
まねくという欠点があった。特に被検者が小児の場合は
固視がむずかしく、測定とアライメント調整を頻繁にく
り返すこととなり、測定時間の長大化をまねき、被検眼
の調節力の介入が測定結果の誤差を将来するという欠点
につながつた。特に近年多くの眼料器械がその測定を自
動化する傾向にあるも、アライメントの自動化はいまだ
実現されておらず、たとえ測定自身は自動化されても、
いなそれなるがゆえに、アライメント不完全な状態で自
動測定しても、アライメント不備を知ることが出来ず、
誤つた測定値を正しい測定値とみなしてしまう欠点があ
つた。
【0004】本発明は、係る従来の眼科用器械における
アライメント装置の欠点を解決するためになされるもの
で、その第1の目的は非結像光学形式でアライメント量
を定量的に測定できるアライメント装置を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、継続的にアライメント
量を計測でき、しかもアライメント調整量を数値化して
出力し、その出力をもとに自動的にアライメント調整で
きる自動アライメント装置を提供することにある。本発
明の第3の目的は、係るアライメント装置を比較的安価
に提供でき、しかもアライメント量検出精度の高い、新
しい型式のアライメント装置を提供することにある。以
上の目的を達成するための本発明に係るアライメント装
置の構成上の特徴は、ある平面内で測定の基準となる予
め定められた形状を成し照明光束を射出する光源と、光
軸上に配置されたピンホールと、前記ピンホールを通過
する前記照明光束の主光線を前記光軸と平行にし、かつ
被検眼前眼部の頂点の接平面近傍に前記光源の像を結像
させるための光学部材とを有する照明光学系と;前記照
明光束の前記前眼部からの反射光を前記光源と光学的に
非共役な面内で光電的に検出する検出手段と;前記検出
手段が検出した前記反射光から前記光源に対応する光源
像を求め、前記光源像の前記光源に対する形状および位
置の変化を求め、その形状および位置の変化に基いて装
置のアライメント量を演算する演算手段とから構成され
てなることにある。
【0005】以上の構成により、非結像光学形式で、且
つ従来のアライメント装置では不可能であつた定量的な
アライメント量の測定が可能となり、このアライメント
量をもとに自動的にアライメント調整ができ、しかもこ
のアライメント装置を有する眼科器械の本来の測定ある
いは検査もしくは記録取り等を実行している間も、つね
にアライメント量を測定出来、この結果をもとに継続的
にアライメント調整ができる新しいアライメント装置を
提供することができる。以下本発明の原理を図をもとに
説明する。図1は、本発明に係わるアライメント装置の
基本原理を示すための概略光装置図である。照明光軸O
から予め定められた間隔を開けて少なくとも3つの点
光源P12,Pが配置されている(図1ではP,P
のみを図示する)。1,P,Pから射出されか光
束は、照明光軸O上に配置されたピPHを通つて、反
射鏡Mで反射されたのち、前記ピンホールPHの位置に
焦点を有する結像レンズLにより装置光軸Oとその主
光線I,I,Iれ平行となる照明光束I
,Iとなつて角膜Cに照射される。そして結像レ
ンズLにより、角膜Cの頂点Ocと接する接平面Hに点
光源P,Pの光源像が結像されるようになつて
いる。また装置光軸Oと平面内に平面型検出器Doを
配置し、この検出器Doは、前記結像レンズLがリレー
レンズとして働き図中Dの位置にその光学的共役像が形
成されている。共役検出面Dは、前記ピンホールPHと
は光学的に非共役な関係にある。ここで検出面Dは、角
膜Cから光軸O方向に1、また結像レンズLの前面か
ら距離d離て位置している。
【0006】また本測定原理において点光源P
,Pの像を接平面H上に結る利点は以下のようで
ある。すなわち、一般に、平行光束が被検眼に光束を入
射されると、その光源像は、被検眼が正視の場合にその
焦点位置である網膜の黄斑中心窩上に結像されるため強
い照明光束を入射させると被検眼に眩しさや、はなはだ
しい時には、損傷をあたえる可能性がある。これをさけ
るために接平面上に光源像を結像させ、それにより図2
に示すように接平面H通過後の光束iは拡散光束として
角膜に入射し、角膜Cの焦点Fcに向う。そして眼内に
入射するに従つて拡散され、周辺網膜に拡散光として照
射されるため、網膜等の損傷や眩しさを防止することが
できる。また照明光束iの主光線Iは、つねに光軸O
と行であるから角膜Cへ到達する主光線も平行であり、
その角膜での 反射光は角膜焦点Fcから射出したごと
き反射光束となるため、測定原理上極めて便利となる。
図3は本発明の第1の測定原理を説明するための斜視図
であり、共役検出面D以降の光学系については図示を省
略してある。また以後の説明において照明光束i,i
,iはすべてその主光線I,I,Iを使つて
図3において装置光軸Oに原点を有するX−Y
交座標系を考。このX−Y座標系を含む面に、その
頂点を接するように角膜Cが配置ているものとする。こ
の角膜Cは、その光学中心(角膜頂点)OcをX軸方
にE、Y軸方向にEずらして配置されており、か
つ、曲率半径r1主径線rがX軸に対し角度θだけ
傾けられて配置されているものとするたその第2主径線
の曲率半径をrとする。今このX−Y座標置
光軸Oにそつて距離I離れた位置に、その装置光軸O
に原点OをもつY直交座標系を想定し、このX−Y座
標面に検出面Dを配置したとする。
【0007】今、この角膜Cに前述したように光軸O
と平行な3本の光線I,I23を照射するとこれら光
線は角膜Cにより反射され、その反射光線I,I,I
´は共役検出面Dに到達する。光線I,I,I
のX−に入射する入射点をそれぞれU
)、V、W)とし、また
反射光線I´,I´,Dへの到達点のX−Y座標上
の位置をそれぞれU(X,Y)、V(X22)、W
(X,Y)とし、これら6点について以下の係数の
式を定義
【0008】
【数1】 以上の定義のもとに角膜への入射点と検出面への投影点
の間には
【0009】
【数2】 の方程式であらわされる。ここに1は、前述の通り角膜
の頂点と検出面Dとの間の距離であり、rは角膜の曲率
半径である。ここで、上記係数のカツコ式を以下のもの
で定義する。
【0010】
【数3】 ここで、p,qはそれぞれ上記(1)式のA,B,C,
Dのいずれかをとるものとすると(2)式は
【0011】
【数4】 として表わされる。ここで上記の二次方程式の根を
【0012】
【数5】 ここでi=1, 2とする。また、検出面Dを図1に示
すように角膜頂点
【0013】
【数6】 から距離I´の位置にその共役検出面を移動させ、検出
面D´への反射光線I1´,I´,I´の到達点U
´(X´,Y´,)、V´(X)、W´(X
´,Y´)について考えると、X−Y座標面へ
の,I,Iの入射点U)、V
X()との間にやはり上述の第
(3)式と同様に
【0014】
【数7】 が成立し、その根を
【0015】
【数8】 とする。こうして、上記(4),(4)´式の根λi
1,λi´より
【0016】
【数9】 これより
【0017】
【数10】 として1をもとめることができる。また図1から分かる
ように 1−1´=d´−d であり、かつd,d´は設計上予め定めることのできる
既知の距離であるから、第(5)式は
【0018】
【数11】 と書くことができる。また図1から作動距離すなわちレ
ンズLと角膜C間の距離WDは、WD=1+dであるか
ら結局作動距離WDは
【0019】
【数12】 として求めることが出来る。この求められた作動 距離
wdと眼科装置の固有の正規の作動距離とを比較すれ
ば、装置が正規の作動距離位置に位置しているか否かが
判定できるし、作動距離wdと正規の作動距離との差を
計算すれば眼科装置を光軸方向にどれ程移動させればよ
いか求めることができる。次に、角膜頂点Ocが光軸O
と水平方向にE、垂直方向にEずれことに起因す
る狭義のアライメントのための水平方向アライメント量
α、垂直方向アライメント量βを求めるために点光源p
,P,Pの配置を =0 0y+0y+0y=0} ……(7) を満たすよう例えば点光源P,P,Pが作る正 ……(3)′式 三角形の重心が光軸Oと一致するように予め設計する
か、もしくは角膜Cの方に光軸Oと垂直な反射鏡を配
置し、このときの検出面Dでの検出点をもと前記(7)
式を満たすようなX−Y座標系及びX−Y座標系を
作定し、を初期条件としてもよい。
【0020】こうすることにより、角膜Cに光線I
,Iを入射させたとき面Dでの検出点U(X
)、V(X,Y)、W(X,Yアライメント
量α,βはそれぞれ
【0021】
【数13】 としてもとめることができる。もし点光源Pをn個にす
ればα,βはそれぞれ以下のように拡張できる。すなわ
【0022】
【数14】 となる。図4は、本発明の第2の測定原理を説明するた
めの斜視図である。前述の第1の測定原理と同ーの構成
要素は、同一の符号を付して説明を省略する。本測定原
理は、球面あるいはトーリツク面形状の反射面に直線状
光源からの平面光束を入射させても、その反射光束はや
はり平面光束であり、ただ曲面特性により、その平面光
束の長さと傾き角のみが変化するという原理にもとずい
ている。今、図4に示すように直線状光源A,Bを想定
する。この直線状光源A及びBは、1点Uで互いに交差
し、それぞれの端点をV,Wとする。直線状光源Aは、
軸と平行な直線Xpに対し角度θ傾斜しており、
また直線状光源B線Xpに対し角度θで傾斜している
ものとする。また両直線光源A,Bの交角はθとする。
この直線光源A,Bからの光が、その主光軸を装置光軸
に対し平行になるうにX−Y座標面に投影結像
されたとすると、光源A,Bからの主光線膜Cで反射さ
れ前記直線状光源A,Bと光学的に非共役な検出面Dに
到達する。この検出面D上の前記直線状光源Aの角膜C
での反射による投影直線をA´、前記直線状光源Bの角
膜Cでの反射による投影直線をB´とすると、角膜Cの
前面のトーリツク面形状の形状特性、すなわちそれぞれ
の主径線の方向及び曲率半径によつて投影直線A´とB
´の交点はU´に、投影直線A´の端点はV´に、その
傾きはX軸とθ′の角度に変化し、また投影直線B´
の端点はW´、その軸との傾きはθ´に変化する。そ
してまた、直線状光源Aの長さ、すなわち点Uと端点V
との間の長さは交点U´と端点V´の間の長さ
A化しており、同様に直線状光源Bの長さ、すなわち
交点Uと端点Wとの間の長さは、交点U´と端点
W′の間の長さ´に変化している。そnθ
、tanθ´tanθ´=A
´とすると、
【0023】
【数15】 とする。ここで前述の第1測定原理と同様に共役検出面
DをD´に移動し、角膜Cから1´の距離に配置する。
この場合の直線状光源A及びBのこの移動後の検出面D
´上への投影像についても上記第(9)式と同様の二次
方程式
【0024】
【数16】 として求めることができる。以上の測定原理は、直線状
光源A,Bの角膜Cでの反射による投影直線A´,B´
の検出に検出面DおよびD´を使つたが、次にX−Y座
標系の両座標軸X軸及びY軸上だけでこれら投影直線A
´B′を決定する方法を考える。そのためには、図5に
示すように直線状光源A,Bの相方に交差する今一つの
直線状光源Cを想定し、その交点をそれぞれV,Wとす
る。この三つの直線状光源A,B,CのX−Y座標系へ
の角膜Cの反射による投影直線をそれぞれA´B´及び
C´とする。そしてX軸及びY軸とこれね投影直線A
´,B´及びC´の交点を検出する。X軸上の検出点
を、それぞれxa,xa及びxaとし、Y軸上の
をそれぞれya,ya及びyaとすると、直線は
その内の任意の2まればその方程式を決定できるので、
検出点yaとxaから投影直線A方程式が決定で
き、同様に検出点xaとyaから投影直線B´の方
程式検出点xaとyaから投影直線C´の方程式が
それぞれ決定できる。こ投影直線A´,B´及びC′の
それぞれの方程式からこれら3直線A´,B´及びC´
の交点U´とV′及びW´の座標が算出でき、これより
U′とV´間の長さ0 ´,U´とW´間の長さ0
´B´が求められ、また上記投影直線´の方程式よりそ
の傾きtanθ´=0A´を、投影直線B´の方程
式その傾きtanθ´,=0B´をそれぞれ算出
でき、これより上述の9)式から第(12)式を使つて
作動距離WDを求めることができる。
【0025】また装置光軸Oと被検角膜Cの頂点Oc
との狭義のアライメントは、直線光源A,B及びCの交
点U,V及びWの座標をそれぞれU(0X,0Y
(0X,0Y)及びW(0X,0Y) とする
とき、前記第原理と同様の考え方から、第(7)式、第
(8)式を使つてアライメント量α,βを算出すること
ができる。また、前述の第(9),(9)´を解いて、
その根φi,φi´をもとめることが演算処理装置の能
力上困難であれば、投影直線A´,B´,C´のそれぞ
れの方程式を求め、これら三つの方程式をもとに、三交
点U´,V´,W′の座標を演算し、以下前述の第1の
測定原理で述べた第(1)式から第(4)´を適用し
て、第(3)式、第(3)´のそれぞれの2根λi、λ
i´から、第(6)式により作動距離WDをもとめ、ま
た三交点U´、V´、W´の座標値から第(7)式、第
(8)式を適用してアライメント量α,βを算出しても
よい。以上説明したように、図5の方法にしたがえば、
図4に示したように投影直線A´,B´のそれぞれの交
点及び端点i´,j´,k´を検出する必要がないばか
りか、平面状の検出器でなく互いに交差する2本の直線
上の検出器で投影直線A´,B´,C´が決定でき、こ
れよりその交点i´,j´,k´を算出できるので装置
構成上有利である。
【0026】図6は、本発明の第3の測定原理を脱明す
るための斜視図である。本測定原理は2本の平行直線状
光源からの平行する平面光束が球面またはトーリツク面
状の反射面に入射したとき、その反射面からの反射平面
光束の平行性はそこなわれずただそのピッチPと平行な
平面光束自身の傾き角が変化するという原理にもとずい
ている。以下本原理の説明にあつて前述の第1または第
2の測定原理と同様の構成要素には同一の符号を付して
説明を省略する。今、ピッチがPで、Xo軸と傾きmで
交差する少なくとも2本の平行直線群Lをなす直線光源
からの光が、その主光線を装置光軸Oと平行になるよ
うに前Xo−Yo座標面に結像投影されると、この照明
光は、角膜Cの前面の曲面特性、すなわちもしこの角膜
がトーリック面形状であれば、その第1主径線Rの率
半径R、その第2主径線Rの曲率半径R、及び第
1主径線の軸角それぞれの値に応じて偏向反射され、前
記直線状光源と光学的に非共役な面にある前記検出面D
に向う。そして、直線状光源に対応した検出面D上に投
影直線パターンL´はそのピッチP´に、そのX軸の傾
きをMに変化させている。検出面Dと角膜頂点Oc間の
距離を1とすると、投影直線パターンL´の傾きMは次
式で表わされる。
【0027】
【数17】 である。実際の測定に際して、第(13),(14)式
に基づき平行直線群の傾きとピッチの変化から作動距離
WDを測定するには、第(13),(14)式の未知数
がR,R,θの3つであるため、1つの平行直線群
の変化だけでは、第3),(14)式の解は得られない
ことがわかる。このため、実際には、他の1つの平行直
線群と合せ、2つの平行直線群の傾きとピッチの変化を
知る必要がある。この構成を図7に示す。図7には、傾
きm、ピツPの2本の平線群Lと、傾きm、ピ
ッチPの2本の平行直線群Lを構成するが配置され
ており、この光源を射出し被検角膜Cで反射された光線
束は、検出面D上で傾きm´、ピツチP´,の2本
の投影平行直線群L´と傾き、ピツチP´の2本の
投影平行直線群L´を形成する。この2組の投影直線
群から(13),(14)式がそれぞれ2組、合計4式
得られるため、(13),(14)式の未知数θ,
,Rを求めることができる。二次方程(13),
(14)式を解いてR,R,θを求めることが演算
処理上、で処理機構のコストアツプ、処理時間の増大を
まねくようであれば、以下の中間的演算処理をほどこせ
ばよい。
【0028】図8は、図7の直線状光源が形成する平行
直線群L,Lを示しる。Lの傾きはmで、ピツ
チはP,Lの傾きはmで、ピッあることは図7と
同様である。今、平行直線群Lのうちの1本L11
らピツチPのe倍の距離
【0029】
【数18】 を考える。また平行直線群Lのうちの1本L21から
距離
【0030】
【数19】 仮想平行四辺形UVWQが形成され、これら四頂点のx
−y座標系の仮想座標を、U(ox,oy)、V
(ox,oy)、W(ox,oyox,o
)とする。図9は、第8図の平行直線群L,L
が角膜Cで反射し、検出面に投影された投影平行直線群
´,L´を示す図で、このL´は傾´,ピツチ
´,に、L´は傾きm´、ピツチP´に変化
しては第7図と同様である。この投影平行直線群を検出
面Dに配置された平面型ポジシヨンセンサで検出しても
よいが、今、仮りにX−Y座標の原点OからX軸方向に
ξ、Y軸方向にηだけ平行移動された点に原点O´を有
する交差角γで交差するX´−Y´座標軸上に配された
リニアポジシヨンセンサーS,Sで検るものとする
と、リニアセンサーSは検出点イ,ロ,ハ,ニで投影
平行直線を検出し、リニアセンサーSは検出点ホ,
ヘ,ト,チで投影平行直線群を検する。そして検出点
ロ,ヘから投影平行直線群のうちの1本L11´の方程
式を演算し、また検出点ハ,トからL21´の方程式を
演算する。また同様に検出点イ,ホから投影平行直線群
のうちの他の1本L12′の、検出点ニ,チからL22
´のそれぞれの方程式が演算できL11´,L12´の
ピツチP´も、´、L22´のピッチP´も演算
できる。そしてL11´からピツチPに図8でかけた倍
率と同じ倍率eを
【0031】
【数20】 行四辺形U′V´W´C´をもとめることができる。こ
の仮想平行四辺形の四頂点のX−y座標系における仮想
座標をU´(x,y)、V´(x,、W´
(x,y)、Q´(x,y)とすると、図8の
基準四辺形UVWQと図9の第1投影平行四辺形U′V
´W´Q´は対応しており、この変化はまさに角膜の曲
面特性にかかわるものである。さてここで仮想4点に対
し以下前述の第(1)式と同様の係数と式を定義する。
【0032】
【数21】 ここにi,j,kはiを基準としてjもしくはkをとる
ものとする。仮想4点より、12通りの組合せが考えら
れる。上記第(15a)式を用いれば、2つの主径線の
半径に関するR,Rは以下の2次方程式で表示でき
る。
【0033】
【数22】 ここで上記係数のカッコ式を以下のもので定義する。
【0034】
【数23】 ここでp,qはそれぞれA,B,C,Dのいずれかをと
るものとすると、(15b) 式は
【0035】
【数24】 として表わされる。1は図7で示すように角膜Cと光役
検出面D間の距離をいう。従つて、図7のように2組の
投影平行直線群L´,L´のピッチP1′と傾
きm´,m´,を検出し、図9のように第1投影仮
想辺形を作り、その平行四辺形を形成する4頂点より、
第(15)式の二次方程式を解くことにより、根を
【0036】
【数25】 求めることができる。ここで、第1の測定原理と同様に
検出面Dを角膜Cから距離1´の位置に移動して検出面
D´を作る。図10に示すようにこの検出面D´上での
投影平行四線群L″,,L″,が作る第2投影仮想
平行四辺形V″W″Q″についても前記第(15a)式
〜第(15c)式が適用でき、その根を
【0037】
【数26】 とすると、Ki,Ki´から前述の(5)式と同様に
【0038】
【数27】 が得られ、前述の第1の測定原理と同様の考え方から作
動距離WDは
【0039】
【数28】 が得られる。上述した図8、図9及び図10では、仮想
平行四辺形をもとめるのに、ピツチP,P,P
´,P´,P″及びP″に任意,g,hをそれ
ぞれ掛けたが実際にはe=1、g=1として仮想平行四
辺形U00Q、及びU´V´W´Q´を使つ
て演算した方が、処簡略化できる。また、仮想平行四辺
形の各頂点の座標をx=y直交座標系、X−Y直標
系を使つて説明したが、リニアセンサーS,Sの配
置にそつて斜交座X´−Y´座標系を考えると、図12
に示すようにX軸とX´軸が角度αで交差し、Y軸とY
´軸が角度βで交差し、かつX´−Y´座標系の原点O
はX−座標系の原点OからX軸方向にξ,Y軸方向
にηずれているので、このときX′−Y´座標系からX
−Y座標系への座標変換は
【0040】
【数29】 前記(15)式から Aij=(oxi−xi)−(oxj−xj) これに(19)式を代入して Aij={(ox´isinα+oy´isinβ+
ξ)−(x´isinα+y´isinβ+ξ)}−
{(ox´jsinα+oy´jsinβ+ξ)−(x
´jsinα−y´jsinβ+ξ)}=sinα
{(ox´i−x´i)−(ox´j−x´j)}+s
inβ{oy´i−y´i)−(oy´j−y´j)}
=A´ijsinα+B´ijsinβ ……(20
a) またBij=(oyi−yi)−(oyj−yj)で上
記同様の計算で Bij=cosβ{(oy´i−y´i)−(oy´j
−y´j)}−cosα{(ox´i−x´i)−(o
x´j−x´j)}=B´ijcosβ−A´ijco
sα ……(20b) 以下同様に Cij=C´ijsinα+D´ijsinβ ……(20c) Dij=D′ijcosβ+C´ijcosα ……(20d) となる。ここで〔C,D,〕、〔B,C〕、〔A,
D〕、〔A,B〕を求めると、第(20a)〜(20
d)式から 〔C,D〕=CijDik−DijCik =(C´ijsinα+D´ijsinβ)(D´ik
ocsβ−C´ikcosα)−(D´ijcosβ−
C´ijcosα)(C´iksinα+D´iksi
nβ)=(sinαsinβ+cosαsinβ)〔C
´,D´〕同様に、 〔B,C〕=(sinαsinβ+sinβcosα)
〔A´,B´〕〔A,D〕=sinαcosβ〔A´,
D′〕−sinαcosα〔A´,C´〕+sinβc
osβ〔B´,D´〕−sinβcosα〔B´,C
´〕〔A,B〕=sinαcosβ+cosαsin
β〕〔A´,B′〕 また 〔B,C〕−(A,D〕=(sinαcosβ+cos
αsinβ){〔B´,C´〕−〔A´,D´)} 従つて第(15c)式は
【0041】
【数30】 となり、{ }内は第(15c)式と同一形式の二次方
程式となり、このことから第(15c)式の二次方程式
は、座標系の取り方に無関係な不変方程式であることが
わかる。このことは、検出器としての2本のリニアセン
サーの配置において、その配置の自由度が非常に大きい
ことを示す。すなわち、2本のリニアセンサーをX,Y
座標系と直交座標軸上におく必要はなく、X´−Y´座
標系においてもよいことを意味するもので、リニアセン
サーの直交精度及び光軸合せはまつたく考えなくとも、
測定精度に無関係にすることができる。そして測定に際
しては共役検出面Dにおける平行直線群パターンL
´,L´,を斜交座標系−Y´座標のX´軸、Y´
軸に配したリニアセンサーS,Sで検出して、この
検出からつくられる仮想平行四辺形U´V´W′Q´を
第1投影仮想平行四辺形とし、つぎに検出面をD´の位
置に移動し、このときの第2投影仮想平行四辺形U″
V″W″Q″をつくり、第1投影仮想平行四辺形と第2
投影仮想平行四辺形とに基づき、その各頂点U´,V
´,W´,Q´及びU″,V″,W″,Q″の座標から
前述の第(15)〜第(18)式を使つて作動距離WD
を求める。そしてこのとき両平行四辺形は任意に選択で
きる斜交座標系X´−Y´座標系に対してのみ座標系を
考えていることとなり、かつこの斜交座標系X´−Y´
は、上述したようにその選択は作動距離WD演算のため
の二次方程式に対し、無関係な不変式であり、本発明に
よればリニアセンサS,Sの配置に対してら組立上
も、メンテナンス上も調整を必要としないという非常に
有利な効果をもつ。
【0042】次にアライメント量α,βの算出について
図13をもとに説明する。光源位置に想定されるX
直交座標系と検出面位置に想定されるX−Y直交系
によるアライメント量α,βの算定は、Y軸に対し、
同じ角度γで対称に置されたピツチPの平行直線群L
とピッチPの平行直線群Lのいずれか1本の直線
11,L21
【0043】
【数31】 軸、Y軸に一致するようにとる。すなわち基準仮
想平行四辺形を測定Oに対して対称になるように演算
により作れば、この基準仮想平行四辺形の心は、測定光
軸Oと一致している。次に、角膜Cを照明して、検出
面(X−座標系)に投影される投影平行直線群L´
L´を検出
【0044】
【数32】 となり、この四頂点の座標から水平方向アライメント量
α、及び垂直方向アライメント量βは次式で表わされ
る、
【0045】
【数33】 斜交座標系x´−y´で測定した場合は、直交座標系の
場合と同様に、対称性の原理から、初期仮想点を(ox
,oy)(ox+oy)(ox)(ox
oy)とおき
【0046】
【数34】 を満たすように仮想点を設定すればよい。そして、水平
方向アライメント量α、垂直方向アライメント量βは、
それぞれ第(22)式で与えられるから第(23)式を
第(19)式により変換すれば
【0047】
【数35】 となり、第(22)式を同様に第(19)式で変換すれ
【0048】
【数36】 となる。αおよびβは、角膜Cを照射しないときの初期
仮想点(oxi,oyi)の斜交座標系での座標(ox
´i,oy´i)と、角膜Cを照射し、検出面Dで測定
したときの測定座標の斜交座標系における座標(x´
i,y´i)との差であるから、第(24),(25)
式から次式が得られる。
【0049】
【数37】
【0050】この式がアライメント量を表わすものであ
る。以上のべたように本測定原理では、作動距離の測定
には、座標系の取り方に無関係な不変方程式で算出でき
るが、アライメント量において斜交−直交座標変換が必
要となり、第(26)式の変換が必要であるが、演算機
構上複雑であれば、斜交座標系での測定座標(x´,y
´)から第(19)式で直交座標変換したのち、直交座
標系による算出式第22)式を使つて、アライメント量
を算出してもよい。このように、本測定原理では、光源
位置(X−Y座標系)に配置された状光源の平行直
線群L,Lから光軸Oに対し対称な基準仮想平行
四このX−Y座標系に演算により作り、次にX−Y
座標系にある検出面D投影平行直線群L−,L−か
ら前記基準仮想平行四辺形と相似的な第1仮想平行四辺
形を演算により作れば、この両方仮想平行四辺形の4頂
点の座標からアライメント量α,βが算出でき、このア
ライメント量α,βの算出は作動距離WDを知らなくと
も独立に求めることができる。これは、従来のアライメ
ント装置が、まず作動距離を調整してからでなければア
ライメント調整ができなかつた点を考えれば非常に有利
であり、作動距離算出ステツプとアライメント量算出ス
テツプとを独立に平行して進めることができるため演算
時間の大幅な短縮ができる利点をもつ。さらにアライメ
ント量が定量的に測定できる点は従来のアライメント装
置にない本発明特有の大きな特徴である。
【0051】また、仮想平行四辺形を作成するとき、直
線L11,L21にそれら直線の属する直線群のピツチ
をn倍して、直線L11,L21の傾きに平行に仮想直
線を引くことにより仮想平行四辺形を作成したが、仮想
平行四辺形の作成方法はこれに限定されるものでなく、
図11のように直線L11に対し、角度βの傾きをもつ
仮想直線l11を、また、直線L21に対し角度αの傾
きをもつ仮想直線l21を作り、この作られた仮想直線l
11,l21をもとにして仮想平行四辺形vwqを作成
してもよいことは言うまでもなく、これにより、本願の
測定原理が変更をうけるものではない。 図14は本発
明の第4の測定原理を説明するための斜視図である。本
測定原理は円形光源からの光束が球面により反射される
場合は、その反射光束は、反射面の曲率半径に応じた円
形光束となり、またトーリツク面により反射される場合
はその曲面特性により楕円光束となる原理にもとずくも
のである。本測定原理を説明するにあたり前述の第1の
測定原理と同様の構成要素には、同一の符号を付して説
明は省略する。今、予め定められた半径Rの円形光源か
らの光束Fxが装置光軸Oとその主線が平行になるよ
うにXo−Yo座標面上に投影され結像されているもの
とする。この照明光束の角膜Cでの反射光は角膜Cの曲
面特性すなわちその角膜前面の形状の3要素である第1
主径線rの曲率半径r、第2主径線rの曲r
び第1主径線rの軸方向θさらに光学中心Ocの装置
光軸Oに偏位量、E、Eの影響により偏向され検
出面D上に楕円パターンFX′影形成する。円形光源と
検出面D上の楕円パターンFX′との関係は円形光源か
らの光束FXの主光線が作る円形照明光束が x+y=R≡定数 の条件のもとに 〔a(1)sinθ+b(1)cosθ)(x´−α) +〔a(1)cosθ+b(1)sinθ〕(y´−β) −〔a(1)−b(1)〕sinθ+a(1)b (1)・R=0 ……(27)
【0052】
【数38】 の方程式が成り立つ。今この方程式の根
【0053】
【数39】 とする。また、この方程式中のα,βはそれぞれ角膜C
の頂点Oc(光学中心でもある)のXo−Yo座標系の
頂点Oとの偏位量E、Eに起因するが測定しよう
としているアライメント量であり水平方向アライメント
量をα、垂直方向アライメント量をβと定義してあるこ
とは前述の各測定原理と同様である。今、前述の第1原
理と同様に検出面Dを角膜Cから距離l´の位置にお
き、これを検出面D´とし、このときの楕円パターンに
ついても上記第(1)式が成り立つので、その根を
【0054】
【数40】 とすると(28)(28´)式より、前記(5)式と同
様に
【0055】
【数41】 として1を求めることができ、また前記第1の原理と同
様の考え方で作動距離WDは
【0056】
【数42】 ……(30)として求めることができる。上記第(2
7)式において1は第(29)式でもとめられるので、
結局第(27)式の未知数はr,r,θ,α,βの
5つであるから投影楕円パターン5点を検出しその座標
値(Xi´,Yi´)(ここにi=1、2、3、4およ
び5)を第(27)式のX´及びY´値として代入し、
これによつてできる5元連立方程式を解けば、検出面D
上の投影楕円パターンは、その形状及びX−Y座標系上
の位置が決定できるので、これよりアライメント量α,
βを求めることができる。もし、図14に示したように
検出器として平面型のポジションセンサを使用すること
やあるいは光軸Oを中心にリニアポジションセンサを
回転させるこが検出器のコストアツプや精度保証上の問
題があるならば以下のような構成をとればよい。すなわ
ち図15に示すように円形光源に、さらにこれと交差す
る一本の直線光源をもちいると前述の第2の原理より明
らかなように直線光源からの平面光束が角膜Cで反射さ
れ検出面Dに投影されたとき、その傾きは変化しても直
線性自身はくずれないので、この傾きの変化を知ること
により、逆に角膜Cの曲面特性の情報を得ることができ
る。そしてその曲面特性を利用して作動距離及びアライ
メント量を求めることができる。
【0057】今、図15に示すように、直線状光源のX
o軸との傾き角をa、この直線状光源に対応する検出面
D上の投影直線パターンL′のX軸との傾をa′とす
ば、以下の方程式が成り立つ。 〔A(1)a−B(1)a′〕tanθ+〔A(1)−B(1)〕(1−a a′)tanθ+〔A(1)a′−B(1)a)=0 ……(31) ここに
【0058】
【数43】 である。これよりX−Y座標系のX軸上に記したリニア
ポジシヨンセンサlxとY軸上に配置されたリニアポジ
シヨンセンサlyとにより、投影楕円パターン上の4点
U(o,y)、V(x,o)、W(o,y)、
Q(x,o影直線パターン上の2点I(x,o)、
J(o,y)を求めれば、角膜曲面特性を求めること
ができる。またリニアセンサlx、lyの配置としては
前記第3の原理で説明したように検出面上で斜交させて
もよい。この場合前記の座標変換式
【0059】
【数44】 を使えばよい。また、図15に示すように、2本の平行
なリニアセンサl,lyを使用してもよい。このと
き投影楕円パターンFx′は検出点U,
【0060】
【数45】 以上説明した測定原理を利用したアライメント装置の
2,3の実施例を以下図をもとに説明する。図16は、
本発明の第1の実施例を示す光学配置図である。架台1
上に前後左右及び上下方向に可動自在に支持された眼科
器機筐体2にはこの眼科機器本来の測定あるいは検査も
しくは撮影をつかさどる測定光学系部3と本発明のアラ
イメント光学系4が組込まれている。測定光学系3と
は、例えばレフラクトメーター、オフサルモメーターあ
るいは眼底カメラの光学系である。アライメント装置4
は、大きく分けて照明光学系5、測定光学系6、演算回
路7、表示器8及び架台1内に内蔵された筐体駆動部9
とから構成されている。照明光学系5の構成は次の通り
である。その光源としては発光波長が互いに異なる2つ
の赤外光を発光する発光ダイオード10a,10bが利
用される。発光ダイオード10aを射出した光は、ダイ
クロイツクプリズム11のダイクロイツク面11aで反
射され、また発光ダイオード10bを射出した光は、ダ
イクロイツク面11aを透過してコンデンサレンズ12
により開口板13に入射する。開口板13には、図17
(a)〜(d)に示すように前記第1から第4の測定原
理のそれぞれに則した開口パターンのいずれかが形成さ
れている。図17の(a)の開口板13は前記第1測定
原理を採用するときの開口板の一例である。この開口板
13には、多数の点開口200が、直交する2軸上にそ
つて配列されている。第14図b図17の(b)のは前
記第2測定原理を採用するときの開口板であり、この開
口板13には、太い開口直線201a,201bが平行
に配列され、かつこの開口直線201a,201bの両
方に直交するようにして細い3本の直線開口を1組とす
る第1直線群開口202a、及び同様の構成からなる第
2直線群開口202bが配列されており、前記開口直線
201a,201bとの交差部では、直線群開口202
a,202bは切断された形となつている。ここで直線
開口として太い直線からなる直線開口201と細い3本
線からなる直線群開口202を形成したのは、互いの直
線開口の投影パターンを検出するときに区別できるよう
にするためであり、本発明はこの開口板のパターンに限
定されるものではない。例えば開口201と202の透
過率に差をもたせてもよいし、単に互いの太さのみを変
えるだけでもよい。図17の(c)は前述の第3の測定
原理を採用するための開口板に形成される開口パターン
の一例を示す図であり、この開口板13には直線開口2
03aを複数本同一のピツチ間隔で平行に配列してなる
第1平行直線開口群203とこの第1平行直線開口群2
03とその配列方向を異にする直線開口204aを複数
本同一のピッチ間隔で平行に配列してなる第2平行直線
開口群204が形成されている。また、第1及び第2そ
れぞれの平行直線開口群には少なくとも1本の前記直線
開口203a,204aと太さの異なる基準直線開口2
03b及び204bが形成されている。この基準直線開
口203b,204bをもうけた理由は、これら平行直
線開口群の投影パターンを2本のリニア型ポジシヨンセ
ンサで検出し、その検出点から投影パターンの方程式を
決定するときどの検出点とどの検出点を結ぶ方程式を算
出すればよいかが簡単にかわるようにするためである。
また直線開口を多数形成したのはこれらに対応する投影
パターンを平均化して測定精度を高めるためである。
【0061】図17の(d)は、前記第4の測定原理を
採用するときの開口板の開口パターンの一例を示す図で
あり、この開口板13には、円形開口205と、これに
交わる2本の互いに平行な直線開口206a,206b
からなる平行直線開口群206が形成されている。ここ
で、直線開口206aと206bを2本、平行にもうけ
たのは、例えばこの開口パターンの投影パターンを2本
のリニアセンサで検出する場合、直線開口206aに対
応する投影直線パターンが、この2本のリニアセンサの
交差点上に投影された場合でも、他の直線開口206b
に対応する投影直線パターンはかならず2本のリニアセ
ンサ上にまたがつて投影されるため、その投影パターン
上の2点が検出でき、もつてこの投影パターンの方程式
が算出できることを利用するためである。この様に、各
測定原理により、その測定原理にそつた種々の開口パタ
ーンが採用可能であるが以下本実施例の説明は図17の
(b)に示した開口パターンを有する開口板13が組込
まれているものとして説明する。すなわち、この開口板
13が前述の直線光源として作用する。開口板13の開
口パターンを射出した光束はピンホール板14のピンホ
ール14aを通つて結像補助レンズ15に入射する。こ
の結像補助レンズ15を射出した照明光束は、測定光学
系6の測定光軸Oに傾設されている小ハーフミラー1
6で反射され結レンズ17に入射する。この結像レンズ
17は、アライメント装置として独立のものでもよい
し、このアライメント装置を組込んだ眼科器機の測定光
学部3の対物レンズとして兼用されてもよい。結像レン
ズ17と前記結像補助レンズ15の両方の合成焦点位置
に前記ピンホール14aが配置されている。結像レンズ
17を射出した照明光束は、被検眼Eの角膜Cの近傍の
像平面ISにその光源すなわち開口板13の開口パター
ン像を結像する。
【0062】角膜Cで反射された照明光束は、結像レン
ズ17を通り、この照明光束を眼科器機の測定光学部3
への光束とアライメント測定用光束とに分割する光軸O
傾設されたハーフミラー18で一部が反射され、前記
ダイクロイツクプリズム11と同一の波長選択反射透過
特性を有するダイクロイツクプリズム19により、第1
光路20と第2光路21に分割される。第1光路20
は、補助リレーレンズ22とミラー23及び光学光路長
調整用の平行平面ガラス24から構成される。他方第2
光路21は補助リレーレンズ25、ミラー26及びこの
第2光路の光軸回わりに像すなわち光束を所定角回転す
るイメージローテーター27から構成されている。そし
て第1光路20と第2光路21の光束は、ダイクロイツ
クプリズム11と同一の波長選択反射透過特定を有する
ダイクロイツクプリズム28により合成される。そして
ダイクロイツクプリズム28を射出した角膜反射光束は
リニアポジシヨンセンサ29に投影される。このリニア
ポジシヨンセンサ29としては例えば直線状のCCD
(Chage Coupled Deviice)アレ
イが利用される。リニアセンサ29は後に詳述する演算
回路7に接続している。ダイクロイツクプリズム28と
リニアセンサ29との間には演算回路7からの信号を受
けて、検出面切替回路30の駆動制御により光路内に挿
入及び選出される例えば平行平面ガラスから成る光路長
変換部材31が配置されている。リニアセンサ29は、
その光学的共役像が、補助リレーレンズ22または25
により一度結像点IPに作つたのち結像レンズ17によ
り光路長変換部材31が光路内に挿入されているときは
図中Dの位置に、光路長変換部材31が光路から飛出し
ているときは図中D′の位置にそれぞれ形成される。ま
たこれら共役検出面D,D′は前記照明光学系のピンホ
ール14aとは非共役な位置に位置付けられている。
【0063】さらに、結像レンズ17の前方には、測定
時の基準投影パターンを得るための手段として、光軸O
に垂直な反射面をもち測定光路内に挿入退出できる反
射32を配置してこの反射鏡32を使つて、この反射鏡
により照明光の反射光による直線光源と同一形状の投影
パターンをリニアセンサ29で検出し、これをもとに基
準投影パターンを作り、その値を演算回路のメモリーに
記憶しておけば直線光源としての開口板13の開口パタ
ーンの制作に際して設計値と誤差があつたりあるいは開
口板13の照明光学系5への組込みの誤差があつたとし
てもその装置22に個有の基準投影パターンを使えるの
で測定誤差にならないという利点をもつている。次に本
実施例の測定作用を説明する。まず基準投影パターンの
作り方を説明する。通常被検眼が位置するであろうと予
想される位置で、反射鏡32を光軸Oと垂直になるよ
うに図示しない保持段、例えばこのアライメント装置を
有する眼科器機の被検者頭部固定用のアゴ受け手段等に
取り付ける。次に光路長変換部材31を測定光路内に挿
入し、発光ダイオード10aを点燈する。発光ダイオー
ド10aを射出した光束は、開口板13で選択透過さ
れ、この開口板13の開口パターンを直線状光源とし、
この光源から射出した光は結像レンズ17及び結像補助
レンズ15により光軸Oとそ主光線が平行とされて反
射鏡に照明され、反射鏡近傍の像平面IS上に直線光源
像を作る。反射鏡32からの反射光は、照明光と同一の
光路を通つて結像レンズに入射する。そして結像レンズ
17により、その反射光はハーフミラー18により反射
されダイクロイツクプリズム19のダイクロイツク面で
反射され第1光路20を通つてリニアセンサ29に投影
される。この基準投影パターンPを図18に実線で示
す。リニアセンサ29はこの基準投影パターンと交差す
る点すなわち検出点
検出する。
【0064】次に発光ダイオード10bに発光を切り替
えると、この光束による開口板13の開口パターンによ
る直線状光源の反射鏡32による反射光束はダイクロイ
ツクプリズム19のダイクロイツク面を透過し第2光路
21を通りリニアセンサ29に投影される。ここで光束
は、第2光路21のイメージローテーター27の作用に
より回転され、図15に29′で示す位置にリニアセン
サ29を配置したと等価な反射光束となつてリニアセン
サ29に入射する。リニアセンサは、この投影パターン
上の検出点及びを検出点
より投影直線パターン201′aの方程
式をもとめに検出点より直線パターン2
01′bの方程式を検出点0から投影パターン20
2′aの方程式を、検出点S影パターンの方
程式をそれぞれ求め、これら4つの方程式をもとに投影
パターンの交点U,V,W,Qを算定し、この
交点UとWを通とし、また交点VとQを通る直
線をY軸としてX−Y座標系を定める。て以後このX−
Y座標系を測定上の座標系として使用する。また交点U
,V,W,Qを基準点とする。そして、これらX
−Y座標系と交点U,W,Qを基準原点として演
算回路のメモリー回路に記憶しておく。
【0065】このように準備されている眼科器機を被検
眼に対置させ、上述と同様の測定手順で測定し、光路長
変換部材31を光路中に挿入しての共役検出面Dでの検
出により、第1投影パターンPの各投影直線パターン
201″a,201″b,02″a,202″bのそれ
ぞれの方程式を求め、この4つの方程式をもとに交点U
,V,W,Qを求める。その4点U,V
基準原点U,V,W,QのX−Y座標系に
おける座標値を記憶。次に、光路変換部材31を光路外
に退出させ、共役検出面D′の位置において前述と同様
の測定手順で第2投影パターンPを検出する。検出点
から第2投パターンの交点U,V,W,Qを前
述と同様の手順で求めYの標系での座標値を記憶する。
そして前述の基準原点U,V,W,Qと第1投
影パターンの,V,W,Qとの間で第(1)〜
(4)式を適用し、その根λる。つぎに基準原点U
,W,Qと第2投影パターンの4交V
,Qとの間で同様に第(1)〜(4)式を適用
し、その根λ求める。これらλt′,λt′とから第
(6)式により作動距離WDを演算して求める。また基
準原点U,V,W,Qと第1投影パターンの
4,V,W,Qとの間で第(8)′式のnをn=
4の場合として適用ライメント量を求める。これら作動
距離とアライメント量の演算は独立に並行して演算回路
7で演算できることは、原理説明で述べた通りである。
そして、作動距離調整量とアライメント量はCRTデイ
スプレイ33に数値あるいは図形表示するか、あるいは
筐体駆動部9に入力され自動的に作動距離とアライメン
トが調整される。
【0066】図19は、以上の演算処理を行うための演
算回路7の一例を示すブロツク図である。リニアポジシ
ヨンセンサ駆動回路101によつて駆動されるリニアポ
ジシヨンセンサ29はドライブ回路100によつて駆動
された発光ダイオード10aの発光により投影直線パタ
ーンの検出出力を信号ライン102に送出する。符号1
04はアナログスイツチであり、マイクロプロセッサ1
05によつてコントロールされるものである。マイクロ
プロセツサ105は、リニアセンサ29を駆動する駆動
回路101よりリニアセンサの走査開始パルス106に
より割込みを受けると、アナログスイツチ104を制御
して、リニアセンサ29の出力がA/D変換器107に
入力される様にする。A/D変換器107は駆動回路1
01からの読み出しパルス108により読み出されるリ
ニアセンサの1素子毎の出力をアナログーデジタル変換
し変換されたデジタル値をマイクロプロセツサに供給す
る。ここでA/D変換器107は8ピツト(1/25
6)程度の分解能を有し、かつリニアセンサ走査周波数
より速い変換時間を有するものが選ばれる。マイクロプ
ロセツサ105は1素子毎にデジタル値に変換されたリ
ニアセンサ29の出力を読み込み、RAM(ランダム・
アクセス・メモリー)等で構成されるデータメモリー1
09に遂次記憶させる。従つてデータメモリー109に
は、予め定められた番地より、リニアセンサの最初の素
子による出力から順にデジタル値として記憶される。例
えばリニアセンサ29が1728素子のものであれば、
1728個のデータ取り込みが終了すると、マイクロプ
ロセツサ105は、それ以上のデータ取り込みをやめ駆
動回路100を制御して今まで発光していた発光ダイオ
ード10aを消し、発光ダイオード10bを発光させ
る。そして前述と同様の駆動によりリニアセンサ29の
検出出力をデータメモリ109に記憶する。次にマイク
ロプロセツサは検出面切替回路30の切替信号120を
出力し、この切替回路30を駆動し光路長変換部材31
を測定光路から退出させ、再び前述と同様の駆動をしす
べての検出データをデータメモリ109に記憶する。以
後、マイクロプロセツサ105内の演算回路112はデ
ータメモリ109に書き込まれたデータを基に、以下の
処理をおこなう。 i 直線投影パターンによるリニアセンサ出力波形の中
心位置がリニアセンサの素子の何番目に位置するかを検
出する。 ii i)の検出位置から投影直線パターンの方程式を
算出する。 iii 方程式より、投影パターンの交点の位置座標を
もとめる。 iv 交点の座標値をもとに、第(1)〜第(4)′式
の2根λi,λiをもとめる。 v 2根λi,λi′を使つて第(6)式より作動距離
を算出する。 vi 交点座標値からアライメント量を算出する。以上
の処理により求められた各値はCRTデイスプレイ33
により数値もしくは図形表示される。あるいは予め基準
値設定回路121に記憶されている基準作動距離との差
をベクトル値、すなわち装置筐体2を移動させたい量及
びその方向を演算回路112で演算し、その値を筐体駆
動部9内の前後方向移動用モータ117を駆動制御する
駆動制御回路114に入力して作動距離を自動的に調整
させる。
【0067】同様に水平方向アライメント量αを左右方
向移動用モータ118の駆動制御回路115に、また垂
直方向アライメント量βを上下方向移動用モータ119
の駆動制御回路116にそれぞれ入力し、自動的にアラ
イメント調整させる。図20は本発明の第2の実施例を
示す光学配置図である。前述の第1の実施例と同一もし
くは均等の構成要素には、同一の符号を付して説明を省
略する。本実施例の照明光学系5の開口板は、2つの開
口板50,51からなり、それぞれダイクロイツクプリ
ズム11の反射光軸上と、透過光軸上に配置されてい
る。また、発光光源は、発光ダイオードでなく一般の白
熱電球52,53を使用している。光源52,53を射
出した光束はそれぞれ散板54及び赤外光のみを透過す
る赤外フイルター55を通過して開口板50,51に入
射する。開口板51には、図17に示す開口板13の各
開口パターンにつき、その一方の開口のみが形成され
る。例えば図17の(b)について言えば開口板50に
は直線開口201a,201bが、開口板51には平行
直線群開口202a,202bが、それぞれ形成されて
おり、ピンホール14aを通つて結像レンズ17、補助
結像レンズ15によつて角膜近傍の像平面IS上に結像
され、この像平面内で合成される。 またハーフミラー
56は、測定光学系6の第1光路20、第2光路21の
合成を行なうとともに、第1光路20を通つてきた角膜
反射光を2分割しこのハーフミラー53の反射光はリニ
アセンサ29に、また透過光はリニアセンサ57にそれ
ぞれ投影される。同様に第2光路21を通つてきた角膜
反射光は、ハーラミラー57で2分割され、このハーフ
ミラー56の反射光はリニアセンサ57に、透過光はリ
ニアセンサ29に投影させる。ここで2本のリニアセン
サ29と57はそれぞれ補肋リレーレンズ22又は25
及び結像レンズ17により、共役検出面DもしくはD′
内で互いに交差するように配置されている。
【0068】光源52を発光すると、その射出光は開口
板50で選択透過されダイクロイツクプリズム11で反
射されて角膜に向う。そして角膜反射光は光学像レンズ
17、ハーフミラー18、第1光路20を通つてハーフ
ミラー56で2分され、リニアセンサ29及び57にそ
れぞれ投影される。そしてリニアセンサ29は、図15
の検出点を、リニアセンサ57は検出点
れぞれ検出する。次に光源53に発光を切り替え
ると、その射出光は開口板51で選択透過されて、角膜
Cに向う。角膜Cからの反射光は第2光路21を通つて
同様にハーフミラー56で2分され、一方はリニアセン
サ29に投影され、リニアセンサ29は検出点
を検出する。他方はリニアセンサ57に投影され
センサ57は検出点を検出する。そして
これら8個検出,1、…から各投影直線パタ
ーンの方程式を求め4交点U,Qを求める。以
後は前述の第1実施例と同様の測定手順により作動とア
ライメント量を求めることができる。図21は本発明の
第3の実施例を示す光学配置図であり、図22は本発明
の第4の実施例を示す光学配置図である。
【0069】第3、及び第4実施例において前述の第1
または第2実施例と同一もしくは均等の構成要素には同
一の符号を附して説明を省略する。図21の第3の実施
例はリニアセンサ29を回転駆動制御回路301で制御
されるパルスモーター300で光軸Oを回転軸として
回転し、そしてリニアンサ29を固定しておいて鎖線で
示したようにイメージローテーター302を回転する例
を示している。これにより平面型センサとまつたく同様
の効果が得られるので第1の測定原理のように測定に点
光源を使う場合も一本のリニアセンサで検出できる。ま
た第4の測定原理において同形光源のみを使う場合も同
様に1本のリニアセンサで検出できる。また図22に示
す第4実施例は検出器として二本のリニアセンサを平行
に配置する代りに、平行平面ガラス303を光軸O
垂直な軸を回転軸として回して反射光束をシフトするこ
とにより1本のリニアセンサで平行配置したと同様の作
用効果をもたせた例である。以上説明した各実施例とも
光源として、開口板上に形成した開口パターンを利用し
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく、光源
からの照明光束を選択的に反射する反射パターンを光源
として利用してもよいことは説明するまでもないことで
あり、また多数の微少発光素子を配列して直接各パター
ンを形成してもよいことは言うまでもなく、特に点光源
を利用する第1の測定原理の場合は十分実用性があるも
のである。
【0070】さらに、これら光源を得るために、1つの
点光源から射出された光束を複数の屈折面から成るピラ
ミットプリズムや多角錐形プリズムを通して、あたかも
複数光源があるかの様に構成することや、1本のリニア
発光素子アレイまたは、マスクパターンを移動あるいは
回転して、上記原理の述べたような複数本のリニア発光
素子アレイや複数本のマスクパターンを仮想的に形成せ
しめてもよいことは言うまでもない。また円形光源のか
わりに、1つの光軸外点光源もしくは光軸外点開口を光
軸を回転軸として回転して円形光源を作つてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すための光学配置図、
【図2】角膜への照明光の角膜近傍での反射屈折状態を
示す図、
【図3】本発明の第1の測定原理を説明するための斜視
図、
【図4】本発明の第2の測定原理を説明するための斜視
図、
【図5】本発明の第2の測定原理を説明するための斜視
図、
【図6】本発明の第3の測定原理を示すための斜視図、
【図7】本発明の第3の測定原理を示すための斜視図、
【図8】本発明の投影パターンから仮想平行四辺形を作
る方法を示す概略図、
【図9】本発明の投影パターンから仮想平行四辺形を作
る方法を示す概略図、
【図10】本発明の投影パターンから仮想平行四辺形を
作る方法を示す概略図、
【図11】本発明の投影パターンから仮想平行四辺形を
作る方法を示す概略図、
【図12】直交座標系と斜交座標系の関係を示す図、
【図13】本発明の投影パターンから仮想平行四辺形を
作る方法を示す概略図、
【図14】本発明の第4の測定原理を説明するための斜
視図、
【図15】本発明の第4の測定原理を説明するための斜
視図、
【図16】本発明の第1の実施例を示す光学配置図、
【図17】a〜dは開口板の例を示す正面図
【図18】投影パターンの検出法を示す概略図、
【図19】図16の演算回路の一例を示すブロツク図、
【図20】本発明の第2の実施例を示す光学配置図、
【図21】本発明の第3の実施例を示す光学配置図、
【図22】本発明の第4の実施例を示す光学配置図。 5……照明光学系、6……測定光学系,10a,10b
……発光ダイオード、14a……ピンホール、17……
結像レンズ、27,302……イメージローテーター、
29,57……リニアポジシヨンセンサ、31……光路
長変換部材、52,53……光源、 55……赤外フイ
ルター、303……光束シフト手段、300……パルス
モーター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼角膜に向けて所定パターン像を投
    影する投影系と、被検眼角膜により反射された光束によ
    り形成された角膜反射パターン像を光電的に検出するた
    めの受光部と、前記受光部からの信号に基づき角膜反射
    パターン像の形状を示す方程式より角膜反射パターン像
    の幾何学的中心を演算し、被検眼に対する装置のアライ
    メント量を算出するための演算部とからなることを特徴
    とする眼科機械用アライメント装置。
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