JPH08105311A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH08105311A JPH08105311A JP20194495A JP20194495A JPH08105311A JP H08105311 A JPH08105311 A JP H08105311A JP 20194495 A JP20194495 A JP 20194495A JP 20194495 A JP20194495 A JP 20194495A JP H08105311 A JPH08105311 A JP H08105311A
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- valve
- slider
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝達部材(バルブリフター)の上部構造のコ
ンパクト化を図ると共に、該伝達部材の摺動抵抗の増加
を防止しつつ高速用カムと低速用カムの円滑かつ確実な
切り換え作動を得る。 【解決手段】 カムシャフトの外周に設けられた低速用
カムと高速用カムを機関運転状態に応じて切り換えて吸
気弁のバルブリフト特性を可変にする。各バルブリフタ
ー9の上面に、設けられたスライダー13を摺動させて
各フォロア部19,20の上面と各カムとの当接位置を
選択的に切り換える切換手段22をバルブリフター9の
外部に設ける一方、該切換手段22の作動タイミングを
制御する規制手段47をバルブリフター9の外部に設け
た。
ンパクト化を図ると共に、該伝達部材の摺動抵抗の増加
を防止しつつ高速用カムと低速用カムの円滑かつ確実な
切り換え作動を得る。 【解決手段】 カムシャフトの外周に設けられた低速用
カムと高速用カムを機関運転状態に応じて切り換えて吸
気弁のバルブリフト特性を可変にする。各バルブリフタ
ー9の上面に、設けられたスライダー13を摺動させて
各フォロア部19,20の上面と各カムとの当接位置を
選択的に切り換える切換手段22をバルブリフター9の
外部に設ける一方、該切換手段22の作動タイミングを
制御する規制手段47をバルブリフター9の外部に設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気弁あるいは排
気弁の開閉時期及び開度量を機関運転状態に応じて可変
制御する動弁装置に関する。
気弁の開閉時期及び開度量を機関運転状態に応じて可変
制御する動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用内燃機関にあっては、従来から
低中速回転時の燃費と高速回転時の出力トルクの向上を
両立させる目的で、運転状態に応じて吸気弁または排気
弁のリフト特性を異ならせ、これによって吸排気弁の開
閉時期及び開度量を制御可能な動弁装置を備えたものが
知られている(特開平3−64607号公報等参照)。
低中速回転時の燃費と高速回転時の出力トルクの向上を
両立させる目的で、運転状態に応じて吸気弁または排気
弁のリフト特性を異ならせ、これによって吸排気弁の開
閉時期及び開度量を制御可能な動弁装置を備えたものが
知られている(特開平3−64607号公報等参照)。
【0003】これは、クランク軸によって回転駆動する
カムシャフトの外周に、一対の吸気弁をバルブスプリン
グのばね力に抗して開作動させるプロフィールの異なる
低速用カムと高速用カムが一体に設けられていると共
に、前記吸気弁の弁軸上端部に有するガイドブロックに
形成された両ガイド孔に前記低速用カムのリフトを吸気
弁に伝達する直動型の一対の第1,第2バルブリフター
が摺動自在に設けられている。また、該両バルブリフタ
ーの間には、高速用カムのリフトにしたがい摺動する第
3バルブリフターが設けられている。更に、前記第1〜
第3バルブリフターの各上端内部には、カムシャフト軸
方向に形成されたピストン案内孔やガイド窪み及び案内
孔内に摺動自在に有する一対の油圧ピストン等で構成さ
れる連結手段が設けられている。
カムシャフトの外周に、一対の吸気弁をバルブスプリン
グのばね力に抗して開作動させるプロフィールの異なる
低速用カムと高速用カムが一体に設けられていると共
に、前記吸気弁の弁軸上端部に有するガイドブロックに
形成された両ガイド孔に前記低速用カムのリフトを吸気
弁に伝達する直動型の一対の第1,第2バルブリフター
が摺動自在に設けられている。また、該両バルブリフタ
ーの間には、高速用カムのリフトにしたがい摺動する第
3バルブリフターが設けられている。更に、前記第1〜
第3バルブリフターの各上端内部には、カムシャフト軸
方向に形成されたピストン案内孔やガイド窪み及び案内
孔内に摺動自在に有する一対の油圧ピストン等で構成さ
れる連結手段が設けられている。
【0004】また、前記第1,第2バルブリフターの上
端内部にカムシャフトの軸直角方向から形成されたガイ
ド溝に、タイミング規制部材が摺動自在に設けられてい
る。このタイミング規制部材は、後端部がガイドブロッ
クの内面に形成されたタイミングカムのカム面に摺接し
て全体を前記油圧ピストン方向に進退動すると共に、前
端部には各油圧ピストンの摺動を規制する規制部が設け
られ、かつ該規制部の下面に各油圧ピストンの摺動を許
容する切欠溝が形成されている。
端内部にカムシャフトの軸直角方向から形成されたガイ
ド溝に、タイミング規制部材が摺動自在に設けられてい
る。このタイミング規制部材は、後端部がガイドブロッ
クの内面に形成されたタイミングカムのカム面に摺接し
て全体を前記油圧ピストン方向に進退動すると共に、前
端部には各油圧ピストンの摺動を規制する規制部が設け
られ、かつ該規制部の下面に各油圧ピストンの摺動を許
容する切欠溝が形成されている。
【0005】そして、機関低回転時には、連結手段の前
記各案内孔の対向する前端部に有する受圧室に油圧が供
給されて、各油圧ピストンによる各バルブリフターの連
結が解除される。したがって、各吸気弁は、第1,第2
バルブリフターを介して低速用カムの小バルブリフト特
性にしたがって開閉作動する。
記各案内孔の対向する前端部に有する受圧室に油圧が供
給されて、各油圧ピストンによる各バルブリフターの連
結が解除される。したがって、各吸気弁は、第1,第2
バルブリフターを介して低速用カムの小バルブリフト特
性にしたがって開閉作動する。
【0006】一方、低回転域から高回転域に移行する
と、各受圧室への油圧の供給が遮断されて各油圧ピスト
ンがリターンスプリングによって互いに第3バルブリフ
ターの一対のガイド窪みに摺動挿入し、第3バルブリフ
ターと第1,第2バルブリフターを連結させる。このた
め、各吸気弁は、第3バルブリフターを介して第1,第
2バルブリフターに伝達された高速用カムの大バルブリ
フト特性にしたがって開閉作動する。
と、各受圧室への油圧の供給が遮断されて各油圧ピスト
ンがリターンスプリングによって互いに第3バルブリフ
ターの一対のガイド窪みに摺動挿入し、第3バルブリフ
ターと第1,第2バルブリフターを連結させる。このた
め、各吸気弁は、第3バルブリフターを介して第1,第
2バルブリフターに伝達された高速用カムの大バルブリ
フト特性にしたがって開閉作動する。
【0007】これによって、機関回転数に応じた燃費の
改善や出力トルクの向上等が図れるようになっている。
改善や出力トルクの向上等が図れるようになっている。
【0008】また、前記低速用カムから高速用カムに切
り換える際には、受圧室への油圧の供給が遮断される
と、カムリフトの終了直後ではタイミング規制部材の一
部が油圧ピストンの肩部に衝接して油圧ピストンの移動
が規制されるが、リフト終了直前になるとタイミング規
制部材がタイミングカムによって押し出されて切欠溝と
油圧ピストンが合致して該油圧ピストンの移動が許容さ
れる。この状態でリフトが完了し各リフタ間に位相差が
なくなった時点で油圧ピストンがリターンスプリングの
ばね力によってガイド窪みに係入して、互いに連結され
る。
り換える際には、受圧室への油圧の供給が遮断される
と、カムリフトの終了直後ではタイミング規制部材の一
部が油圧ピストンの肩部に衝接して油圧ピストンの移動
が規制されるが、リフト終了直前になるとタイミング規
制部材がタイミングカムによって押し出されて切欠溝と
油圧ピストンが合致して該油圧ピストンの移動が許容さ
れる。この状態でリフトが完了し各リフタ間に位相差が
なくなった時点で油圧ピストンがリターンスプリングの
ばね力によってガイド窪みに係入して、互いに連結され
る。
【0009】一方、高速用カムから低速用カムへ切り換
えるには、リフト終了時に受圧室内の油圧を介して油圧
ピストンが両ガイド窪みから互いに離間して連結が解除
されるようになっている。
えるには、リフト終了時に受圧室内の油圧を介して油圧
ピストンが両ガイド窪みから互いに離間して連結が解除
されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の動弁装置にあっては、連結手段やタイミング規制部
材を各バルブリフターの上端部内に形成したため、該バ
ルブリフターの直径方向に形成された内外径の比較的大
きな各案内孔やガイド溝を形成する各バルブリフターの
上端部の構造が上下方向へ必然的に大きくなる。このた
め、該上端部が上方へ拡大された分だけカムシャフトを
上方へ配置せざるを得なくなり、この結果、シリンダヘ
ッド等の大型化が余儀なくされる。
来の動弁装置にあっては、連結手段やタイミング規制部
材を各バルブリフターの上端部内に形成したため、該バ
ルブリフターの直径方向に形成された内外径の比較的大
きな各案内孔やガイド溝を形成する各バルブリフターの
上端部の構造が上下方向へ必然的に大きくなる。このた
め、該上端部が上方へ拡大された分だけカムシャフトを
上方へ配置せざるを得なくなり、この結果、シリンダヘ
ッド等の大型化が余儀なくされる。
【0011】また、各バルブリフターの大型化に伴い重
量が増加するため、上下摺動時の慣性力が大きくなり、
高速回転時に円滑な吸気弁の作動が得られなくなる。そ
こで、斯る高速回転に対応するために、バルブスプリン
グのばねセット荷重を増加させると、今度はバルブリフ
ターを介して吸気弁とカムとの間の摺動摩擦抵抗が増加
してしまう。
量が増加するため、上下摺動時の慣性力が大きくなり、
高速回転時に円滑な吸気弁の作動が得られなくなる。そ
こで、斯る高速回転に対応するために、バルブスプリン
グのばねセット荷重を増加させると、今度はバルブリフ
ターを介して吸気弁とカムとの間の摺動摩擦抵抗が増加
してしまう。
【0012】更にまた、タイミング規制部材は、各リフ
ターが下降する際に、後端部がタイミングカムのカム面
に摺接しながらガイド溝の内方へ押圧されつつ移動する
が、前端の規制部には上下方向の慣性力が作用し、ま
た、後端部とタイミングカムとの間に摺動摩擦力が作用
することにより、タイミング規制部材にモーメントが発
生して、ガイドブロック内で倒れやすくなり、該ガイド
孔の内周面に片当たりしてしまう。この結果、タイミン
グ規制部材の円滑な摺動が阻害されるばかりか、タイミ
ングカムのカム面とタイミング規制部材の後端面が摩耗
する惧れがある。したがって、タイミング規制部材によ
る両高低速用カムの正確な切り換えタイミングが得られ
なくなる。
ターが下降する際に、後端部がタイミングカムのカム面
に摺接しながらガイド溝の内方へ押圧されつつ移動する
が、前端の規制部には上下方向の慣性力が作用し、ま
た、後端部とタイミングカムとの間に摺動摩擦力が作用
することにより、タイミング規制部材にモーメントが発
生して、ガイドブロック内で倒れやすくなり、該ガイド
孔の内周面に片当たりしてしまう。この結果、タイミン
グ規制部材の円滑な摺動が阻害されるばかりか、タイミ
ングカムのカム面とタイミング規制部材の後端面が摩耗
する惧れがある。したがって、タイミング規制部材によ
る両高低速用カムの正確な切り換えタイミングが得られ
なくなる。
【0013】しかも、ガイドブロックの内周面にタイミ
ングカムのカム面が形成され、一方リフター側にはタイ
ミング規制部材が摺動するガイド溝が形成されているた
め、該リフターの外周面とガイドブロックの内周面の一
部が互いに摺接しない形になる。このため、リフター外
周面とガイドブロック内周面との接触面積が小さくな
り、面圧が大きくなってリフターの円滑な摺動がさらに
阻害されるばかりか摩耗が発生し易くなる。
ングカムのカム面が形成され、一方リフター側にはタイ
ミング規制部材が摺動するガイド溝が形成されているた
め、該リフターの外周面とガイドブロックの内周面の一
部が互いに摺接しない形になる。このため、リフター外
周面とガイドブロック内周面との接触面積が小さくな
り、面圧が大きくなってリフターの円滑な摺動がさらに
阻害されるばかりか摩耗が発生し易くなる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、請求項1の発明は、機
関のクランク軸により回転駆動するカムシャフトと、該
カムシャフトの外周に設けられて、吸排気弁を開作動さ
せる少なくとも一対の高低速用カムと、機関上壁のガイ
ド孔内に摺動自在に設けられて、前記各カムのリフトを
前記吸排気弁に伝達する伝達部材と、前記伝達部材の上
面と各カムの外周面との間にカムシャフト軸方向へ摺動
自在に設けられ、かつ上面に前記各カムの外周面に相対
的に当接するフォロア部を有する平板状のスライダー
と、該スライダーを機関運転状態に応じて摺動させて前
記高低速用カムの各外周面に対する前記フォロア部の当
接位置を切り換える切換手段と、前記機関上壁に設けら
れて、前記切換手段の切り換え作動を前記フォロア部の
上面に当接する高低速用カムの回転位置に応じて制御す
る規制手段とを備えたことを特徴としている。
題点に鑑みて案出されたもので、請求項1の発明は、機
関のクランク軸により回転駆動するカムシャフトと、該
カムシャフトの外周に設けられて、吸排気弁を開作動さ
せる少なくとも一対の高低速用カムと、機関上壁のガイ
ド孔内に摺動自在に設けられて、前記各カムのリフトを
前記吸排気弁に伝達する伝達部材と、前記伝達部材の上
面と各カムの外周面との間にカムシャフト軸方向へ摺動
自在に設けられ、かつ上面に前記各カムの外周面に相対
的に当接するフォロア部を有する平板状のスライダー
と、該スライダーを機関運転状態に応じて摺動させて前
記高低速用カムの各外周面に対する前記フォロア部の当
接位置を切り換える切換手段と、前記機関上壁に設けら
れて、前記切換手段の切り換え作動を前記フォロア部の
上面に当接する高低速用カムの回転位置に応じて制御す
る規制手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】請求項2の発明は、 前記規制手段がスラ
イダーを一方向へ押圧摺動させる切換手段の押圧機構に
有する一対の第1,第2係止溝に端部が係脱する回動自
在なタイミングレバーと、該タイミングレバーを前記各
係止溝に係合させる方向に回動付勢するばね部材と、前
記タイミングレバーを前記ばね部材のばね力に抗して高
低速用カムの回転位置に応じて回動させて各係止溝との
係合を解除する回動機構とを備えたことを特徴としてい
る。
イダーを一方向へ押圧摺動させる切換手段の押圧機構に
有する一対の第1,第2係止溝に端部が係脱する回動自
在なタイミングレバーと、該タイミングレバーを前記各
係止溝に係合させる方向に回動付勢するばね部材と、前
記タイミングレバーを前記ばね部材のばね力に抗して高
低速用カムの回転位置に応じて回動させて各係止溝との
係合を解除する回動機構とを備えたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項3の発明は、前記回動機構を前記カ
ムシャフトの外周に設けられた制御カムによって構成し
たことを特徴としている。
ムシャフトの外周に設けられた制御カムによって構成し
たことを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明によれば、各伝達部材の上面上で平板状
のスライダーをカムシャフト軸方向へ摺動させることに
より、フォロア部の低速用カムと高速用カムに対する相
対的な当接位置を選択的に切り換えることが可能とな
り、高速、低速用カムのいずれか一方のリフトを弁に選
択的に伝達することができる。
のスライダーをカムシャフト軸方向へ摺動させることに
より、フォロア部の低速用カムと高速用カムに対する相
対的な当接位置を選択的に切り換えることが可能とな
り、高速、低速用カムのいずれか一方のリフトを弁に選
択的に伝達することができる。
【0018】また、スライダーを、平板状に形成しかつ
該スライダーを摺動させる切換手段や規制手段を、各伝
達部材の内部ではなく外部の機関上壁に形成したため、
伝達部材の上端部を上方へ拡大させる必要がなくなり、
伝達部材の大型化が防止される。
該スライダーを摺動させる切換手段や規制手段を、各伝
達部材の内部ではなく外部の機関上壁に形成したため、
伝達部材の上端部を上方へ拡大させる必要がなくなり、
伝達部材の大型化が防止される。
【0019】しかも、前記低速用カムと高速用カムとを
切換手段によって選択的に切り換える際には、規制手段
によって最適な切り換えタイミングを得ることができ
る。即ち、例えば低回転域から高回転域に移行したと同
時に切換手段が作動しても、カムの最初のベースサーク
ル時には規制手段のタイミングレバーによって該切換手
段の押圧機構の作動が規制され、カムリフト時にタイミ
ングレバーが押圧機構から離間して、両者の係合が解除
される。しかし、この時点ではスライダーが低速用カム
によって伝達部材の上面に押し付けられているため、押
圧機構による切り換えが行われない。そして、次のベー
スサークル領域に入った時点で押圧機構による切り換え
作動が行われる。したがって、低速用カムから高速用カ
ムへの円滑かつ確実な切り換え動作を行うことができ
る。
切換手段によって選択的に切り換える際には、規制手段
によって最適な切り換えタイミングを得ることができ
る。即ち、例えば低回転域から高回転域に移行したと同
時に切換手段が作動しても、カムの最初のベースサーク
ル時には規制手段のタイミングレバーによって該切換手
段の押圧機構の作動が規制され、カムリフト時にタイミ
ングレバーが押圧機構から離間して、両者の係合が解除
される。しかし、この時点ではスライダーが低速用カム
によって伝達部材の上面に押し付けられているため、押
圧機構による切り換えが行われない。そして、次のベー
スサークル領域に入った時点で押圧機構による切り換え
作動が行われる。したがって、低速用カムから高速用カ
ムへの円滑かつ確実な切り換え動作を行うことができ
る。
【0020】一方、高速用カムから低速用カムへの切り
換え時には、前述と同様に切換手段が作動した最初のベ
ースサークル時にはその作動が規制されるが、次のベー
スサークル時に円滑かつ確実な切り換え動作を行うこと
ができる。
換え時には、前述と同様に切換手段が作動した最初のベ
ースサークル時にはその作動が規制されるが、次のベー
スサークル時に円滑かつ確実な切り換え動作を行うこと
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明に係る動弁装
置を多気筒内燃機関の吸気側に適用した第1実施例を示
し、図中1はジャーナル部1aが図外の機関上壁である
シリンダヘッドの上端部にカムブラケット2を介して軸
受けされ、図外のクランク軸によって回転駆動するカム
シャフト、3,3はシリンダヘッド内の一対の吸気ポー
トの各開口端を開閉する1気筒当り2つの吸気弁であ
る。
置を多気筒内燃機関の吸気側に適用した第1実施例を示
し、図中1はジャーナル部1aが図外の機関上壁である
シリンダヘッドの上端部にカムブラケット2を介して軸
受けされ、図外のクランク軸によって回転駆動するカム
シャフト、3,3はシリンダヘッド内の一対の吸気ポー
トの各開口端を開閉する1気筒当り2つの吸気弁であ
る。
【0022】前記カムシャフト1は、両吸気弁3,3の
バルブステムの略中央に夫々対応する位置に配置された
各1つの低速用カム4,4と、該低速用カム4,4の両
側に配置された一対の高速用カム5,6、5,6が一体
に設けられている。前記低速用カム4は、外周面4aが
図4のXで示すように小さなバルブリフト特性となるよ
うなプロフィールに設定されている一方、高速用カム
5,6は、外周面5a,6aが同一のプロフィールに形
成されていると共に、図4のYで示すように大きなバル
ブリフト特性となるようなプロフィールに設定されてい
る。また、低速用カム4は、その巾寸法Wが各高速用カ
ム5,6よりも大きく設定されている。
バルブステムの略中央に夫々対応する位置に配置された
各1つの低速用カム4,4と、該低速用カム4,4の両
側に配置された一対の高速用カム5,6、5,6が一体
に設けられている。前記低速用カム4は、外周面4aが
図4のXで示すように小さなバルブリフト特性となるよ
うなプロフィールに設定されている一方、高速用カム
5,6は、外周面5a,6aが同一のプロフィールに形
成されていると共に、図4のYで示すように大きなバル
ブリフト特性となるようなプロフィールに設定されてい
る。また、低速用カム4は、その巾寸法Wが各高速用カ
ム5,6よりも大きく設定されている。
【0023】前記両吸気弁3,3は、各ステムエンド部
に固定されたコッタ7,7に弾接されたバルブスプリン
グ8,8のばね力で閉方向に付勢されていると共に、各
ステムエンドに当接した伝達部材たる直動型の第1,第
2バルブリフター9,9を介して前記各低速用,高速用
カム4,5,6によってバルブスプリング8,8のばね
力に抗して開作動させられるようになっている。
に固定されたコッタ7,7に弾接されたバルブスプリン
グ8,8のばね力で閉方向に付勢されていると共に、各
ステムエンドに当接した伝達部材たる直動型の第1,第
2バルブリフター9,9を介して前記各低速用,高速用
カム4,5,6によってバルブスプリング8,8のばね
力に抗して開作動させられるようになっている。
【0024】前記第1,第2バルブリフター9,9は、
略有蓋円筒状に形成され、シリンダヘッドの上端部内側
に一体に有するガイドブロック10に形成された一対の
ガイド孔11,11内に上下直線方向へ互いに独立に摺
動自在にガイドされていると共に、上壁9a,9aの上
面に形成された円形溝内に、案内板たる円板状のガイド
プレート12,12が嵌合固定されている。また、この
ガイドプレート12,12の上面には、図2にも示すよ
うに後述するスライダー13をカムシャフト軸方向へ案
内するガイド溝14,14がカムシャフト1と平行に形
成されている。このガイド溝14,14は、ガイドプレ
ート12,12の直径方向に沿って一定巾に形成されて
いる。
略有蓋円筒状に形成され、シリンダヘッドの上端部内側
に一体に有するガイドブロック10に形成された一対の
ガイド孔11,11内に上下直線方向へ互いに独立に摺
動自在にガイドされていると共に、上壁9a,9aの上
面に形成された円形溝内に、案内板たる円板状のガイド
プレート12,12が嵌合固定されている。また、この
ガイドプレート12,12の上面には、図2にも示すよ
うに後述するスライダー13をカムシャフト軸方向へ案
内するガイド溝14,14がカムシャフト1と平行に形
成されている。このガイド溝14,14は、ガイドプレ
ート12,12の直径方向に沿って一定巾に形成されて
いる。
【0025】前記ガイドブロック10は、図2にも示す
ように、内端側の外側中央に点火プラグ孔10aが形成
されていると共に、外端側の両側に前記ガイド孔11,
11が形成されている。また、両ガイド孔11,11の
間の隔壁上端部及び両外側壁上端部には、前記ガイド溝
14,14と連続する摺動溝15,15,15が形成さ
れており、この各摺動溝15は、各バルブリフター9,
9の上下ストローク量よりも大きな深さに形成されてい
る。
ように、内端側の外側中央に点火プラグ孔10aが形成
されていると共に、外端側の両側に前記ガイド孔11,
11が形成されている。また、両ガイド孔11,11の
間の隔壁上端部及び両外側壁上端部には、前記ガイド溝
14,14と連続する摺動溝15,15,15が形成さ
れており、この各摺動溝15は、各バルブリフター9,
9の上下ストローク量よりも大きな深さに形成されてい
る。
【0026】前記スライダー13は、図1及び図2に示
すように平板状を呈し、ガイド溝14,14内に保持さ
れた矩形状の本体16,16と、該本体16,16の両
端部に一体に設けられて前記各摺動溝15内に保持され
た夫々の一端側の長尺アーム部17,17及び他端側の
短尺アーム18,18とからなり、対接する長短アーム
部17,18の端部から分離されて、互いに独立して上
下動可能になっている。また、各本体16,16の上面
両側部には、前記各低高速用カム4,5,6の各外周面
4a,5a,6aに適宜当接する第1フォロア部19と
第2フォロア部20が一定の隙間21を介して一体に設
けられている。
すように平板状を呈し、ガイド溝14,14内に保持さ
れた矩形状の本体16,16と、該本体16,16の両
端部に一体に設けられて前記各摺動溝15内に保持され
た夫々の一端側の長尺アーム部17,17及び他端側の
短尺アーム18,18とからなり、対接する長短アーム
部17,18の端部から分離されて、互いに独立して上
下動可能になっている。また、各本体16,16の上面
両側部には、前記各低高速用カム4,5,6の各外周面
4a,5a,6aに適宜当接する第1フォロア部19と
第2フォロア部20が一定の隙間21を介して一体に設
けられている。
【0027】この両第1フォロア部19,19は、両吸
気弁3,3に対応する両低速用カム4,4と同一のスパ
ンをもって配置されている一方、両第2フォロア部2
0,20は両吸気弁3,3に対応する一方側の両高速用
カム5,5間のスパンと同一のスパンをもって配置され
ており、高回転域では、該第2フォロア部20,20が
前記一方側の高速用カム5,5に当接すると共に、第1
フォロア部19,19が他方側の高速用カム6,6に当
接するように夫々のスパンが設定されている。また、前
記スライダー13は、切換手段22によって前記ガイド
プレート12,12の上面上をカムシャフト軸方向に摺
動させられるようになっている。尚、このスライダー1
3は、後述するタイミングレバー49の他端部49bに
対する回動機構として機能する。
気弁3,3に対応する両低速用カム4,4と同一のスパ
ンをもって配置されている一方、両第2フォロア部2
0,20は両吸気弁3,3に対応する一方側の両高速用
カム5,5間のスパンと同一のスパンをもって配置され
ており、高回転域では、該第2フォロア部20,20が
前記一方側の高速用カム5,5に当接すると共に、第1
フォロア部19,19が他方側の高速用カム6,6に当
接するように夫々のスパンが設定されている。また、前
記スライダー13は、切換手段22によって前記ガイド
プレート12,12の上面上をカムシャフト軸方向に摺
動させられるようになっている。尚、このスライダー1
3は、後述するタイミングレバー49の他端部49bに
対する回動機構として機能する。
【0028】前記切換手段22は、ガイドブロック10
の点火プラグ孔10aの両側部に設けられて、スライダ
ー13を図1及び図2の右方向へ押圧する押圧機構23
と、該押圧機構23に対抗してスライダー13を図中左
方向へ戻すリターン機構24とを備えている。
の点火プラグ孔10aの両側部に設けられて、スライダ
ー13を図1及び図2の右方向へ押圧する押圧機構23
と、該押圧機構23に対抗してスライダー13を図中左
方向へ戻すリターン機構24とを備えている。
【0029】前記押圧機構23は、図2に示すようにガ
イドブロック10の一側部にねじ25によって固定され
たベース部26の内部にシリンダ27がカムシャフト軸
方向に沿って形成されていると共に、該シリンダ27の
内部にピストン28が摺動自在に収納されている。ま
た、ベース部26の上部には、略く字形に折曲された第
1レバー29が枢支ピン30により回動自在に設けられ
ている。この第1レバー29は、一端部29aがピスト
ン28の前端面に当接し、他端部29bが一方側摺動溝
15から突出した一方側の長尺アーム17の先端部に形
成された嵌合溝17a内にクリアランスCを介して嵌入
して、ピストン28の進出動に伴いスライダー13全体
を、図中右方向に押圧するようになっている。また、第
1レバー29は、枢支ピン30に巻装された捩りばね4
3によって図2中時計方向へ回動付勢されていると共
に、一端部29aの外側面がストッパピン44に突き当
った位置で最大反時計方向の回転が規制されるようにな
っている。
イドブロック10の一側部にねじ25によって固定され
たベース部26の内部にシリンダ27がカムシャフト軸
方向に沿って形成されていると共に、該シリンダ27の
内部にピストン28が摺動自在に収納されている。ま
た、ベース部26の上部には、略く字形に折曲された第
1レバー29が枢支ピン30により回動自在に設けられ
ている。この第1レバー29は、一端部29aがピスト
ン28の前端面に当接し、他端部29bが一方側摺動溝
15から突出した一方側の長尺アーム17の先端部に形
成された嵌合溝17a内にクリアランスCを介して嵌入
して、ピストン28の進出動に伴いスライダー13全体
を、図中右方向に押圧するようになっている。また、第
1レバー29は、枢支ピン30に巻装された捩りばね4
3によって図2中時計方向へ回動付勢されていると共
に、一端部29aの外側面がストッパピン44に突き当
った位置で最大反時計方向の回転が規制されるようにな
っている。
【0030】また、前記ピストン28の外周面前後端に
は、後述する規制手段の一部を構成するタイミングレバ
ー49の一端部49aが係脱する一対の第1,第2係止
溝45,46が所定間隔をもって円周方向に沿って形成
されている。
は、後述する規制手段の一部を構成するタイミングレバ
ー49の一端部49aが係脱する一対の第1,第2係止
溝45,46が所定間隔をもって円周方向に沿って形成
されている。
【0031】更に、前記シリンダ27の一端部に有する
受圧室27aに油圧回路を介して油圧が給排されるよう
になっている。この油圧回路は、図2に示すようにオイ
ルメインギャラリから分岐した油圧通路31の上流側
に、該油圧通路31とドレン通路32とを切換える三方
型の電磁切換弁33が設けられていると共に、上流端に
は、オイルパン34内の潤滑油をストレーナ35を介し
て圧送するオイルポンプ36が設けられている。また、
前記電磁切換弁33は、マイクロコンピュータ内蔵のコ
ントローラ37からの制御信号によって切換作動し、こ
のコントローラ37は、図外のクランク角センサやエア
フローメータ、スロットル開度センサ、水温センサ等の
各センサ類からの情報信号に基づいて現在の機関運転状
態を検出している。
受圧室27aに油圧回路を介して油圧が給排されるよう
になっている。この油圧回路は、図2に示すようにオイ
ルメインギャラリから分岐した油圧通路31の上流側
に、該油圧通路31とドレン通路32とを切換える三方
型の電磁切換弁33が設けられていると共に、上流端に
は、オイルパン34内の潤滑油をストレーナ35を介し
て圧送するオイルポンプ36が設けられている。また、
前記電磁切換弁33は、マイクロコンピュータ内蔵のコ
ントローラ37からの制御信号によって切換作動し、こ
のコントローラ37は、図外のクランク角センサやエア
フローメータ、スロットル開度センサ、水温センサ等の
各センサ類からの情報信号に基づいて現在の機関運転状
態を検出している。
【0032】前記リターン機構24は、図2に示すよう
にガイドブロック10の他側部にねじ38によって固定
された長円状の基部39と、該基部39の一端上部にピ
ン41を介して回転自在に設けられ、先端部40aが略
L字形状に折曲された第2レバー40とを備えている。
この第2レバー40は、先端部40aが摺動溝15を介
して他方側の短尺アーム18の先端部に当接配置されて
いると共に、ピン41に巻装された捩りばね42によっ
て、他方側の短尺アーム18を押圧する方向つまりスラ
イダー13を図中左方向へ押圧するようになっている。
前記捩りばね42は、一端部42aが基部39の外側面
に、他端部42bが第2レバー40の外側面に夫々弾接
している。
にガイドブロック10の他側部にねじ38によって固定
された長円状の基部39と、該基部39の一端上部にピ
ン41を介して回転自在に設けられ、先端部40aが略
L字形状に折曲された第2レバー40とを備えている。
この第2レバー40は、先端部40aが摺動溝15を介
して他方側の短尺アーム18の先端部に当接配置されて
いると共に、ピン41に巻装された捩りばね42によっ
て、他方側の短尺アーム18を押圧する方向つまりスラ
イダー13を図中左方向へ押圧するようになっている。
前記捩りばね42は、一端部42aが基部39の外側面
に、他端部42bが第2レバー40の外側面に夫々弾接
している。
【0033】更に、切換手段22は、規制手段47によ
ってその切り換え作動のタイミングが最適に制御される
ようになっている。即ち、この規制手段47は、図2及
び図3に示すように押圧機構23の側部に設けられてお
り、ベース部26の内端側上面に一体に突設されたボス
部26aに先端部がカムシャフト軸方向から挿通固定さ
れた支持ピン48と、該支持ピン48に回動自在に支持
されたタイミングレバー49と、支持ピン48に巻装さ
れた捩りスプリング50とから構成されている。
ってその切り換え作動のタイミングが最適に制御される
ようになっている。即ち、この規制手段47は、図2及
び図3に示すように押圧機構23の側部に設けられてお
り、ベース部26の内端側上面に一体に突設されたボス
部26aに先端部がカムシャフト軸方向から挿通固定さ
れた支持ピン48と、該支持ピン48に回動自在に支持
されたタイミングレバー49と、支持ピン48に巻装さ
れた捩りスプリング50とから構成されている。
【0034】前記タイミングレバー49は、支持ピン4
8に支持される筒状基部の一端側に有する一端部49a
が前記ピストン28の上端縁まで延設されている共に、
筒状基部の他端側に有する他端部49bが前記スライダ
ー13の長尺アーム17の下面位置まで延設されて、そ
の上端縁が該下面に適宜当接している。
8に支持される筒状基部の一端側に有する一端部49a
が前記ピストン28の上端縁まで延設されている共に、
筒状基部の他端側に有する他端部49bが前記スライダ
ー13の長尺アーム17の下面位置まで延設されて、そ
の上端縁が該下面に適宜当接している。
【0035】前記捩りスプリング50は、一端がタイミ
ングレバー49の一端部49a上面に弾接して該タイミ
ングレバー49全体を図3の反時計方向(ピストン28
側)に付勢していると共に、筒状基部をボス部26a側
に押し付けてタイミングレバー49のカムシャフト軸方
向への自由移動を規制している。
ングレバー49の一端部49a上面に弾接して該タイミ
ングレバー49全体を図3の反時計方向(ピストン28
側)に付勢していると共に、筒状基部をボス部26a側
に押し付けてタイミングレバー49のカムシャフト軸方
向への自由移動を規制している。
【0036】以下、本実施例の作用について説明する。
まず、機関低中回転時には、コントローラ37から電磁
切換弁33にOFF信号が出力され、このため、ドレン
通路32を開成すると共に、油圧通路31の上下流の連
通を遮断する。したがって受圧室27a内の作動油がド
レン通路32から排出されて低圧状態になる。このた
め、第2レバー40が図2に示すように捩りばね42の
ばね力によって他方側の短尺アーム18を押圧してスラ
イダー13全体をガイド溝14,14内を左方向へスラ
イドさせ図1及び図2に示す位置に保持する。このた
め、各第1フォロア部19,19の上面が図1にも示す
ように各低速用カム4,4の外周面4a,4aに当接し
て該スライダー13とともに両バルブリフター9,9を
カムプロフィールにしたがってリフトさせ、これによ
り、吸気弁3,3も図4のXに示す小バルブリフト特性
にしたがって開閉作動する。
まず、機関低中回転時には、コントローラ37から電磁
切換弁33にOFF信号が出力され、このため、ドレン
通路32を開成すると共に、油圧通路31の上下流の連
通を遮断する。したがって受圧室27a内の作動油がド
レン通路32から排出されて低圧状態になる。このた
め、第2レバー40が図2に示すように捩りばね42の
ばね力によって他方側の短尺アーム18を押圧してスラ
イダー13全体をガイド溝14,14内を左方向へスラ
イドさせ図1及び図2に示す位置に保持する。このた
め、各第1フォロア部19,19の上面が図1にも示す
ように各低速用カム4,4の外周面4a,4aに当接し
て該スライダー13とともに両バルブリフター9,9を
カムプロフィールにしたがってリフトさせ、これによ
り、吸気弁3,3も図4のXに示す小バルブリフト特性
にしたがって開閉作動する。
【0037】この結果、排気弁とのオーバラップが小さ
くなり、燃焼室内の残留ガスを少なくすることが可能に
なるため、燃焼が改善されて燃費の向上が図れる。しか
も、吸気弁3,3の閉じ時期を下死点に近づけることが
できるので吸気充填効率が向上し、出力トルクの増加が
図れる。
くなり、燃焼室内の残留ガスを少なくすることが可能に
なるため、燃焼が改善されて燃費の向上が図れる。しか
も、吸気弁3,3の閉じ時期を下死点に近づけることが
できるので吸気充填効率が向上し、出力トルクの増加が
図れる。
【0038】この時点で低速用カム4,4の外周面4
a,4aが第1フォロア部19,19にベースサークル
上で当接している場合は、タイミングレバー49の一端
部49aは図2に示すようにピストン28の第1係止溝
45に係合している。また第1レバー29は、図1,図
2に示すように、捩りばね43のばね力でピストン28
をシリンダ27の一端面まで押し戻し、嵌合溝17aの
端部にクリアランスCを形成する状態になっている。
a,4aが第1フォロア部19,19にベースサークル
上で当接している場合は、タイミングレバー49の一端
部49aは図2に示すようにピストン28の第1係止溝
45に係合している。また第1レバー29は、図1,図
2に示すように、捩りばね43のばね力でピストン28
をシリンダ27の一端面まで押し戻し、嵌合溝17aの
端部にクリアランスCを形成する状態になっている。
【0039】一方、斯かる低回転域から高回転域に移行
した際には、コントローラ37から電磁切換弁33にO
N信号が出力されて、油圧通路31を介して受圧室27
a内に油圧が供給され、ピストン28に該油圧が作用
し、第1レバー29を捩りばね43のばね力に抗して図
2の反時計方向へ回動させようとするが、カムベースサ
ークル時は前記のようにタイミングレバー49の一端部
49aが第1係止溝45に係合しているため、ピストン
28は移動が規制されている。その後、低速用カム4,
4が回転してカムリフト領域に入ると、スライダー13
がガイドプレート12を介してリフター9,9を押し下
げると共に、タイミングレバー49の他端部49bを長
尺アーム17を介して押し下げる。このため、一端部4
9aが第1係止溝45から離脱してタイミングレバー4
9によるピストン28の規制が解除される。
した際には、コントローラ37から電磁切換弁33にO
N信号が出力されて、油圧通路31を介して受圧室27
a内に油圧が供給され、ピストン28に該油圧が作用
し、第1レバー29を捩りばね43のばね力に抗して図
2の反時計方向へ回動させようとするが、カムベースサ
ークル時は前記のようにタイミングレバー49の一端部
49aが第1係止溝45に係合しているため、ピストン
28は移動が規制されている。その後、低速用カム4,
4が回転してカムリフト領域に入ると、スライダー13
がガイドプレート12を介してリフター9,9を押し下
げると共に、タイミングレバー49の他端部49bを長
尺アーム17を介して押し下げる。このため、一端部4
9aが第1係止溝45から離脱してタイミングレバー4
9によるピストン28の規制が解除される。
【0040】したがって、ピストン28は、受圧室27
aの油圧によって進出移動し、第1レバー29をクリア
ランスC分だけ回動させる(図6の破線から実線位置及
び図5参照)。これにより、タイミングレバー49は、
図6〜図8に示すように一端部49aが第1係止溝45
の位置からずれてピストン28の外周面に乗り上げた形
になると共に、他端部49bが長尺アーム17の下面か
ら離間する。このとき、吸気弁3は低速用カム4,4に
よってリフト中であるため、スライダー13はガイドプ
レート12に上方向から強く押し付けられてバルブスプ
リング8,8のばね力により移動規制されているので、
第1レバー29により押圧されても移動できない。
aの油圧によって進出移動し、第1レバー29をクリア
ランスC分だけ回動させる(図6の破線から実線位置及
び図5参照)。これにより、タイミングレバー49は、
図6〜図8に示すように一端部49aが第1係止溝45
の位置からずれてピストン28の外周面に乗り上げた形
になると共に、他端部49bが長尺アーム17の下面か
ら離間する。このとき、吸気弁3は低速用カム4,4に
よってリフト中であるため、スライダー13はガイドプ
レート12に上方向から強く押し付けられてバルブスプ
リング8,8のばね力により移動規制されているので、
第1レバー29により押圧されても移動できない。
【0041】その後、低速用カム4,4の回転に伴い再
びベースサークルに入ると、バルブスプリング8,8の
ばね力によるスライダー13に対する強い押圧力がなく
なるため、該スライダー13が第1レバー29の押し出
し力により長尺アーム17を介して図2の右方向へ速や
かに摺動し、第1,第2フォロア部19,20、19,
20の上面位置が低速カム4,4から両高速カム5,
6、5,6の外周面5a,6a、5a,6aに切り換え
られる。
びベースサークルに入ると、バルブスプリング8,8の
ばね力によるスライダー13に対する強い押圧力がなく
なるため、該スライダー13が第1レバー29の押し出
し力により長尺アーム17を介して図2の右方向へ速や
かに摺動し、第1,第2フォロア部19,20、19,
20の上面位置が低速カム4,4から両高速カム5,
6、5,6の外周面5a,6a、5a,6aに切り換え
られる。
【0042】したがって、吸気弁3,3は、図4のYに
示す大バルブリフト特性にしたがって開閉作動する。こ
の結果、吸気充填効率が向上し、トルクが向上するた
め、高出力が得られる。尚、高速用カム5,6に切り換
わった状態では、タイミングレバー49の一端部49a
が第2係止溝46内に位置して、リフター9,9の上下
動に伴い一端部49aが第2係止溝46に係入・離脱を
繰り返す。
示す大バルブリフト特性にしたがって開閉作動する。こ
の結果、吸気充填効率が向上し、トルクが向上するた
め、高出力が得られる。尚、高速用カム5,6に切り換
わった状態では、タイミングレバー49の一端部49a
が第2係止溝46内に位置して、リフター9,9の上下
動に伴い一端部49aが第2係止溝46に係入・離脱を
繰り返す。
【0043】このように、スライダー13は、カムのベ
ースサークル領域において速やかに移動して、高速用カ
ム5,6に対応する位置に確実に保持されるため、フォ
ロア部19,20とカム5,6との損傷や打音等が防止
される。即ち、タイミングレバー49によるスライダー
13の移動規制がない場合は、スライダー13はカムの
ベースサークルの終わり付近から動き始めてフォロア部
19,20の上面とカム外周面5a,6aとの確実な整
合が得られず部分的な接触状態となる場合がある。この
結果、両者の接触面圧が異常に高くなり、両者間に異常
摩耗が発生したり、不整合状態時に高速用カム5,6の
リフト途中でカム山によりスライダー13が押し戻され
て、フォロア部19が低速用カム4に衝突して打音を発
する等の惧れがあるが、前述のように確実な移動整合に
より、前述の問題を一掃することができるのである。
ースサークル領域において速やかに移動して、高速用カ
ム5,6に対応する位置に確実に保持されるため、フォ
ロア部19,20とカム5,6との損傷や打音等が防止
される。即ち、タイミングレバー49によるスライダー
13の移動規制がない場合は、スライダー13はカムの
ベースサークルの終わり付近から動き始めてフォロア部
19,20の上面とカム外周面5a,6aとの確実な整
合が得られず部分的な接触状態となる場合がある。この
結果、両者の接触面圧が異常に高くなり、両者間に異常
摩耗が発生したり、不整合状態時に高速用カム5,6の
リフト途中でカム山によりスライダー13が押し戻され
て、フォロア部19が低速用カム4に衝突して打音を発
する等の惧れがあるが、前述のように確実な移動整合に
より、前述の問題を一掃することができるのである。
【0044】次に、高回転時から低回転域に移行し、高
速用カム5,6、5,6から前述の低速用カム4,4に
切り換えるには以下のような動作がなされる。即ち、高
速用カム5,6の作動状態においてピストン28に油圧
が作用している場合は、タイミングレバー49の一端部
49aが図9の破線で示すように第2係止溝46に係合
しており、また第1レバー29は同図破線で示すように
嵌合溝17aの内端面に当接している。この状態でカム
リフト中でかつ電磁切換弁33がOFFされて前述のよ
うに受圧室27a内が低圧になると、第1レバー29が
捩りばね43のばね力で図9の実線位置にクリアランス
Cの範囲内で戻されると共に、ピストン28も実線で示
すようにシリンダ27内に若干後退する。
速用カム5,6、5,6から前述の低速用カム4,4に
切り換えるには以下のような動作がなされる。即ち、高
速用カム5,6の作動状態においてピストン28に油圧
が作用している場合は、タイミングレバー49の一端部
49aが図9の破線で示すように第2係止溝46に係合
しており、また第1レバー29は同図破線で示すように
嵌合溝17aの内端面に当接している。この状態でカム
リフト中でかつ電磁切換弁33がOFFされて前述のよ
うに受圧室27a内が低圧になると、第1レバー29が
捩りばね43のばね力で図9の実線位置にクリアランス
Cの範囲内で戻されると共に、ピストン28も実線で示
すようにシリンダ27内に若干後退する。
【0045】これによって、タイミングレバー49は、
図8〜図10に示すように一端部49aがピストン28
の外周面に乗り上げた状態となり、他端部49bが長尺
アーム17の下面から離間して、第2係止溝46との係
合が解除される。ここまでの作動はカムリフト中に行わ
れるため、スライダー13は高速用カム5,6によって
ガイドプレート12に上方から押し付けられており、し
たがって、第2レバー40によって移動することがな
い。
図8〜図10に示すように一端部49aがピストン28
の外周面に乗り上げた状態となり、他端部49bが長尺
アーム17の下面から離間して、第2係止溝46との係
合が解除される。ここまでの作動はカムリフト中に行わ
れるため、スライダー13は高速用カム5,6によって
ガイドプレート12に上方から押し付けられており、し
たがって、第2レバー40によって移動することがな
い。
【0046】その後、高速用カム5,6の回動に伴い再
びベースサークルになると、捩りばね42のばね力を介
して第2レバー40によりスライダー13が図1の位置
に速やかに押し戻されて、フォロア部19の上面位置が
高速用カム6,6の外周面6a,6aから低速用カム
4,4の外周面4a,4aに移動して確実に切り換えら
れる。
びベースサークルになると、捩りばね42のばね力を介
して第2レバー40によりスライダー13が図1の位置
に速やかに押し戻されて、フォロア部19の上面位置が
高速用カム6,6の外周面6a,6aから低速用カム
4,4の外周面4a,4aに移動して確実に切り換えら
れる。
【0047】このように、高速用カム5,6から低速用
カム4への切り換えもタイミングレバー49によって確
実かつ円滑に行えるため、前述と同様に耐久性の向上
と、誤作動による燃費,排気エミッション性能の悪化を
防止できる。
カム4への切り換えもタイミングレバー49によって確
実かつ円滑に行えるため、前述と同様に耐久性の向上
と、誤作動による燃費,排気エミッション性能の悪化を
防止できる。
【0048】尚、各スライダ本体16,16は、第1レ
バー29と第2レバー40の相対的な押圧により連動す
ることは云うまでもない。
バー29と第2レバー40の相対的な押圧により連動す
ることは云うまでもない。
【0049】また、本実施例では、切換手段22や規制
手段47をバルブリフター9,9の外部に設け、かつス
ライダー13を平板状に形成したため、バルブリフター
9,9の上部構造を上下方向へ拡大する必要がなく、十
分に小さくすることができる。このため、カムシャフト
1を上方へ大きく移動配置させる必要もなくなり、シリ
ンダヘッドの小型化が図れる。したがって、この装置を
バルブリフター9,9を有しない機関に適用することも
容易になる。例えば、カムが吸排気弁をロッカアームを
介して駆動させる内燃機関ではカムがロッカアームに当
接する面上にスライダ13をカムシャフト1の軸方向に
摺動可能に設けると共に、切換手段22や規制手段24
をロッカアームとは別体に設けることができる。
手段47をバルブリフター9,9の外部に設け、かつス
ライダー13を平板状に形成したため、バルブリフター
9,9の上部構造を上下方向へ拡大する必要がなく、十
分に小さくすることができる。このため、カムシャフト
1を上方へ大きく移動配置させる必要もなくなり、シリ
ンダヘッドの小型化が図れる。したがって、この装置を
バルブリフター9,9を有しない機関に適用することも
容易になる。例えば、カムが吸排気弁をロッカアームを
介して駆動させる内燃機関ではカムがロッカアームに当
接する面上にスライダ13をカムシャフト1の軸方向に
摺動可能に設けると共に、切換手段22や規制手段24
をロッカアームとは別体に設けることができる。
【0050】また、バルブリフター9,9のコンパクト
化により、軽量化が図れ、高速回転にも十分に対応する
ことが可能になる。
化により、軽量化が図れ、高速回転にも十分に対応する
ことが可能になる。
【0051】更に、バルブリフター9,9の軽量化に伴
いバルブスプリング8,8のばね力も小さくすることが
できるため、高低速の夫々のカム4,5,6,とスライ
ダー13との間のフリクション及び吸気弁3,3とのフ
リクションの低減化が図れる。
いバルブスプリング8,8のばね力も小さくすることが
できるため、高低速の夫々のカム4,5,6,とスライ
ダー13との間のフリクション及び吸気弁3,3とのフ
リクションの低減化が図れる。
【0052】また、低中速カムリフト時は、バルブリフ
ター9,9の中心に低速用カム4,4が位置し、高速カ
ムリフト時は、バルブリフター9,9の中心に対して左
右対称位置に高速用カム5,6、5,6の荷重が作用す
るため、バルブリフター9,9のカムシャフト側への傾
きが発生せずバルブリフター9,9の外周面がガイド孔
11,11の内周面に対して片当りすることがなくなり
偏摩耗や大きなフリクションの発生が防止される。ま
た、スライダー13は、各本体16,16が一方側の突
出した各長尺アーム17,17によって回り止めされて
いるため、自由な回転が阻止される。
ター9,9の中心に低速用カム4,4が位置し、高速カ
ムリフト時は、バルブリフター9,9の中心に対して左
右対称位置に高速用カム5,6、5,6の荷重が作用す
るため、バルブリフター9,9のカムシャフト側への傾
きが発生せずバルブリフター9,9の外周面がガイド孔
11,11の内周面に対して片当りすることがなくなり
偏摩耗や大きなフリクションの発生が防止される。ま
た、スライダー13は、各本体16,16が一方側の突
出した各長尺アーム17,17によって回り止めされて
いるため、自由な回転が阻止される。
【0053】しかも、スライダー13は、各フォロア部
19,20と各カム4,5,6との間のカムベースサー
クル間におけるバルブクリアランスを利用してカムシャ
フト軸方向へ移動することができるため、従来のような
リフター間の連結のためのピストンやガイド孔等の高精
度な加工精度が要求されない。したがって、加工コスト
の低廉化が図れる。
19,20と各カム4,5,6との間のカムベースサー
クル間におけるバルブクリアランスを利用してカムシャ
フト軸方向へ移動することができるため、従来のような
リフター間の連結のためのピストンやガイド孔等の高精
度な加工精度が要求されない。したがって、加工コスト
の低廉化が図れる。
【0054】また、全体のカム山の中央に低速用カム4
を配置し、その両側に高速用カム5,6を配置したた
め、スライダー13は中央の低速用カム4の巾Wに相当
するストローク分を移動させずとも高速用カム5,6に
切り換えることができる。この場合は、実用域の低速用
カム4の耐摩耗性を重視して低速用カム4の巾を大きく
設定した場合に有効である。なぜなら、図4に示すよう
に、低速用カム4は高速用カム5,6のバルブリフトに
一般的に含まれるから低速用カム4の外周面4aと第1
フォロア部19の上面が重合しても干渉することがな
い。この結果、スライダー13の作動ストローク量が可
及的に小さくすることができ、その分、スライダー13
をコンパクト化できると共に、その作動応答性も良好に
なる。
を配置し、その両側に高速用カム5,6を配置したた
め、スライダー13は中央の低速用カム4の巾Wに相当
するストローク分を移動させずとも高速用カム5,6に
切り換えることができる。この場合は、実用域の低速用
カム4の耐摩耗性を重視して低速用カム4の巾を大きく
設定した場合に有効である。なぜなら、図4に示すよう
に、低速用カム4は高速用カム5,6のバルブリフトに
一般的に含まれるから低速用カム4の外周面4aと第1
フォロア部19の上面が重合しても干渉することがな
い。この結果、スライダー13の作動ストローク量が可
及的に小さくすることができ、その分、スライダー13
をコンパクト化できると共に、その作動応答性も良好に
なる。
【0055】さらに、バルブリフター9,9の上面とス
ライダー13との間にガイドプレート12,12を介装
したことにより、バルブリフター9,9自体をガイド孔
11,11内で自由に回転させることができるため、局
部的な摩耗の発生を防止できる。また、バルブリフター
9,9は、スライダー13やガイドプレート12,12
に比較して耐摩耗性は要求されないので、アルミ合金等
の軽材料で形成することが可能になる。
ライダー13との間にガイドプレート12,12を介装
したことにより、バルブリフター9,9自体をガイド孔
11,11内で自由に回転させることができるため、局
部的な摩耗の発生を防止できる。また、バルブリフター
9,9は、スライダー13やガイドプレート12,12
に比較して耐摩耗性は要求されないので、アルミ合金等
の軽材料で形成することが可能になる。
【0056】さらにまた、比較的簡単な形状であるガイ
ドプレート12,12の肉厚を適宜変更することにより
バルブクリアランスの調整を低コストで簡単に行なうこ
とができる。また、ガイドプレート12,12を低摩擦
部材で形成すれば、スライダー13を円滑に摺動させる
ことができ、これによって、装置の切換応答性が向上す
る。
ドプレート12,12の肉厚を適宜変更することにより
バルブクリアランスの調整を低コストで簡単に行なうこ
とができる。また、ガイドプレート12,12を低摩擦
部材で形成すれば、スライダー13を円滑に摺動させる
ことができ、これによって、装置の切換応答性が向上す
る。
【0057】また、スライダー13の各長尺アーム1
7,17,18を上下方向にもガイドする摺動溝15,
15,15を、バルブリフター9,9の各カム4,5,
6によるサイドフォースが作用しないカムシャフト方向
に形成した。このため、ガイド孔11,11のサイドフ
ォースが作用する内周面に摺動溝15,15,15が位
置しないのでバルブリフター9,9の側面とガイド孔1
1,11とのサイドフォースによる接触面積が減少せ
ず、バルブリフター9,9側面のサイドフォースによる
接触面圧が上昇しない。したがって、バルブリフター
9,9の側面とそのガイド孔11,11の内周面との間
の摩耗やバルブリフター9,9の摺動時におけるフリク
ションの増加が防止できる。
7,17,18を上下方向にもガイドする摺動溝15,
15,15を、バルブリフター9,9の各カム4,5,
6によるサイドフォースが作用しないカムシャフト方向
に形成した。このため、ガイド孔11,11のサイドフ
ォースが作用する内周面に摺動溝15,15,15が位
置しないのでバルブリフター9,9の側面とガイド孔1
1,11とのサイドフォースによる接触面積が減少せ
ず、バルブリフター9,9側面のサイドフォースによる
接触面圧が上昇しない。したがって、バルブリフター
9,9の側面とそのガイド孔11,11の内周面との間
の摩耗やバルブリフター9,9の摺動時におけるフリク
ションの増加が防止できる。
【0058】また、従来のものは機関低回転時に受圧室
に油圧を供給して低速用カムのプロフィールにしたがっ
て作動させるようになっているため、油圧の供給のない
機関始動時には各リフターが連結されて高速用カムのプ
ロフィールにしたがって作動する。したがって、弁駆動
トルクが増大してクランキング速度が低下し、始動性が
悪化する惧れがあるが、本実施例の場合は前述のように
機関始動時には低速用カム4に切換らえれており、油圧
が不要になるため、弁駆動トルクの増加が抑制されて始
動性の悪化を防止できる。
に油圧を供給して低速用カムのプロフィールにしたがっ
て作動させるようになっているため、油圧の供給のない
機関始動時には各リフターが連結されて高速用カムのプ
ロフィールにしたがって作動する。したがって、弁駆動
トルクが増大してクランキング速度が低下し、始動性が
悪化する惧れがあるが、本実施例の場合は前述のように
機関始動時には低速用カム4に切換らえれており、油圧
が不要になるため、弁駆動トルクの増加が抑制されて始
動性の悪化を防止できる。
【0059】図11〜図13は本発明の第2実施例を示
し、タイミングレバー49をカムシャフト1の外周に設
けられた回転機構であるタイミングカム51によって回
動制御するものである。即ち、タイミングカム51は、
プロフィールが低速用カム4よりも小さなカムリフト量
に設定されている一方、タイミングレバー49は、略く
字状に折曲形成された他端部49bの先端縁が捩りスプ
リング50のばね力によってタイミングカム51の外周
面51aに弾接している。
し、タイミングレバー49をカムシャフト1の外周に設
けられた回転機構であるタイミングカム51によって回
動制御するものである。即ち、タイミングカム51は、
プロフィールが低速用カム4よりも小さなカムリフト量
に設定されている一方、タイミングレバー49は、略く
字状に折曲形成された他端部49bの先端縁が捩りスプ
リング50のばね力によってタイミングカム51の外周
面51aに弾接している。
【0060】したがって、この実施例によれば、タイミ
ングレバー49は、タイミングカム51によって回動し
て一端部49bと各係止溝45,46との係合、解除が
行われるため、スムーズな係合、解除作用が得られるこ
とは勿論のこと、スライダー13はタイミングレバー4
9を捩りスプリング50のばね力に抗して押し下げる力
が不要になるので、モーメントの発生が防止され、各カ
ム4,5,6の外周面4a、5a,6aとの安定した当
接状態を得ることができる。尚、他の構成は第1実施例
と同様である。
ングレバー49は、タイミングカム51によって回動し
て一端部49bと各係止溝45,46との係合、解除が
行われるため、スムーズな係合、解除作用が得られるこ
とは勿論のこと、スライダー13はタイミングレバー4
9を捩りスプリング50のばね力に抗して押し下げる力
が不要になるので、モーメントの発生が防止され、各カ
ム4,5,6の外周面4a、5a,6aとの安定した当
接状態を得ることができる。尚、他の構成は第1実施例
と同様である。
【0061】図14〜図17は本発明の第3実施例を示
し、スライダー13の移動規制を前記ピストン28の各
係止溝45,46で行うのではなく、スライダー13の
長尺アーム17の上面に形成された第1,第2係止溝5
2,53によって行うようにしたものである。
し、スライダー13の移動規制を前記ピストン28の各
係止溝45,46で行うのではなく、スライダー13の
長尺アーム17の上面に形成された第1,第2係止溝5
2,53によって行うようにしたものである。
【0062】即ち、タイミングレバー49は、短尺な一
端部49aが上方へ傾斜状に突設されている一方、他端
部49bが長尺アーム17の上面側に配置されている。
また、支持ピン48に巻装された捩りスプリング50の
ばね力によって、他端部49bの先端が長尺アーム17
の上面に弾接されるようになっていると共に、筒状基部
がボス部26a側に付勢されている。また、ボス部26
aの外側面に突設されたストッパピン57により他端部
49bの所定以上の下方向への回動が規制されている。
端部49aが上方へ傾斜状に突設されている一方、他端
部49bが長尺アーム17の上面側に配置されている。
また、支持ピン48に巻装された捩りスプリング50の
ばね力によって、他端部49bの先端が長尺アーム17
の上面に弾接されるようになっていると共に、筒状基部
がボス部26a側に付勢されている。また、ボス部26
aの外側面に突設されたストッパピン57により他端部
49bの所定以上の下方向への回動が規制されている。
【0063】更に、ボス部26aの上端内部には、図1
7にも示すように制御シリンダ54がカムシャフト軸方
向に沿って形成されていると共に、該制御シリンダ54
内に前端面がタイミングレバー49の一端部49a端面
に当接したプランジャ55が摺動自在に設けられてい
る。前記制御シリンダ54は、内端部の油圧室54aが
連通孔56を介して受圧室27aに連通しており、この
油圧室54a内の油圧によってプランジャ55を押し出
して、タイミングレバー49を捩りスプリング50のば
ね力に抗して支持ピン48の頭部48a側へ移動させる
ようになっている。 一方、長尺アーム17の上面に
は、タイミングレバー49の捩りスプリング50のばね
力による最大一方向移動位置とプランジャ55による最
大他方向移動位置で他端部49bの先端が適宜係止する
第1,第2係止溝52,53が所定間隔をもって形成さ
れている。
7にも示すように制御シリンダ54がカムシャフト軸方
向に沿って形成されていると共に、該制御シリンダ54
内に前端面がタイミングレバー49の一端部49a端面
に当接したプランジャ55が摺動自在に設けられてい
る。前記制御シリンダ54は、内端部の油圧室54aが
連通孔56を介して受圧室27aに連通しており、この
油圧室54a内の油圧によってプランジャ55を押し出
して、タイミングレバー49を捩りスプリング50のば
ね力に抗して支持ピン48の頭部48a側へ移動させる
ようになっている。 一方、長尺アーム17の上面に
は、タイミングレバー49の捩りスプリング50のばね
力による最大一方向移動位置とプランジャ55による最
大他方向移動位置で他端部49bの先端が適宜係止する
第1,第2係止溝52,53が所定間隔をもって形成さ
れている。
【0064】尚、第1レバー29は、その他端部29b
がピストン28との相対的な位置に応じてスライダー1
3の長尺アーム17の先端縁に当接している。
がピストン28との相対的な位置に応じてスライダー1
3の長尺アーム17の先端縁に当接している。
【0065】以下、まず低速用カム4,4から高速用カ
ム5,6、5,6への切り換え作用を説明すれば、図1
4に示すように機関低回転時において、該低速用カム
4,4の外周面4a,4aが各フォロア部19にベース
サークル上で当接している場合は、タイミングレバー4
9の他端部49bが、図14,図15に示すように捩り
スプリング50のばね力によってボス部26a側に位置
しているので、長尺アーム17の第1係止溝52に係止
している。この状態で電磁切換弁33を介して受圧室2
7a内に油圧が供給され、ピストン28に油圧が作用す
ると、第1レバー29が長尺アーム17を押圧するが、
タイミングレバーの他端部49bが前記のように第1係
止溝52に係止しているため、第1レバー29の回動つ
まりスライダー13の摺動が規制される。
ム5,6、5,6への切り換え作用を説明すれば、図1
4に示すように機関低回転時において、該低速用カム
4,4の外周面4a,4aが各フォロア部19にベース
サークル上で当接している場合は、タイミングレバー4
9の他端部49bが、図14,図15に示すように捩り
スプリング50のばね力によってボス部26a側に位置
しているので、長尺アーム17の第1係止溝52に係止
している。この状態で電磁切換弁33を介して受圧室2
7a内に油圧が供給され、ピストン28に油圧が作用す
ると、第1レバー29が長尺アーム17を押圧するが、
タイミングレバーの他端部49bが前記のように第1係
止溝52に係止しているため、第1レバー29の回動つ
まりスライダー13の摺動が規制される。
【0066】その後、低速用カム4,4が回転してカム
リフト領域に入ると、スライダー13はガイドプレート
12に押し付けられるためその移動が規制される一方、
タイミングレバー49は他端部49bがストッパピン5
7でスライダー13との同期下降が阻止されて互いに離
間する。同時に、この時点では油圧室54aにも油圧が
供給されているため、プランジャ55が他端部49bを
介してタイミングレバー49全体を捩りスプリング50
のばね力に抗して支持ピン48の頭部48a側に押し出
す。
リフト領域に入ると、スライダー13はガイドプレート
12に押し付けられるためその移動が規制される一方、
タイミングレバー49は他端部49bがストッパピン5
7でスライダー13との同期下降が阻止されて互いに離
間する。同時に、この時点では油圧室54aにも油圧が
供給されているため、プランジャ55が他端部49bを
介してタイミングレバー49全体を捩りスプリング50
のばね力に抗して支持ピン48の頭部48a側に押し出
す。
【0067】したがって、再びベースサークル域になる
と、図18に示すように他端部49bが第1係止溝52
から位置ずれして長尺アーム17の上面に乗り上げ、係
止状態が解除される。このため、スライダー13は、ベ
ースサークル中に第1レバー29に押圧されて、第2レ
バー40の捩りばね42のばね力に抗して図18の右方
向に速やかに摺動し、両フォロア部19,20の上面位
置が高速カム5,6、5,6の外周面5a,6a、5
a,6aに切り換えられる(図19参照)。この時点で
タイミングレバー49の他端部49bは、第2係止溝5
5の形成位置に位置し、高速用カム5,6の回転に伴い
第2係止溝53に対し係入・離脱を繰り返している。
と、図18に示すように他端部49bが第1係止溝52
から位置ずれして長尺アーム17の上面に乗り上げ、係
止状態が解除される。このため、スライダー13は、ベ
ースサークル中に第1レバー29に押圧されて、第2レ
バー40の捩りばね42のばね力に抗して図18の右方
向に速やかに摺動し、両フォロア部19,20の上面位
置が高速カム5,6、5,6の外周面5a,6a、5
a,6aに切り換えられる(図19参照)。この時点で
タイミングレバー49の他端部49bは、第2係止溝5
5の形成位置に位置し、高速用カム5,6の回転に伴い
第2係止溝53に対し係入・離脱を繰り返している。
【0068】一方、高速用カム5,6から低速用カム4
に切り換えるには、前述の状態から電磁切換弁33にO
FF信号が出力されて受圧室27a内の油圧が排出され
て低圧となり、第1レバー29がフリーになるため、捩
りばね42のばね力で第2レバー40がスライダー13
を左方向へ押圧するが、最初のベースサークル時は他端
部49bが第2係止溝53に係止し、またカムリフト時
には高速用カム5,6によってガイドプレート12に押
し付られているため、スライダー13はその移動が規制
される。
に切り換えるには、前述の状態から電磁切換弁33にO
FF信号が出力されて受圧室27a内の油圧が排出され
て低圧となり、第1レバー29がフリーになるため、捩
りばね42のばね力で第2レバー40がスライダー13
を左方向へ押圧するが、最初のベースサークル時は他端
部49bが第2係止溝53に係止し、またカムリフト時
には高速用カム5,6によってガイドプレート12に押
し付られているため、スライダー13はその移動が規制
される。
【0069】また、このカムリフト時のタイミングレバ
ー49は、他端部49bがストッパピン57を介して第
2係合溝53から離間した時点で捩りスプリング50の
ばね力によってボス部26a側に移動するため、再びベ
ースサークルになると他端部49bが図19に示すよう
に長尺アーム17の上面に乗り上げ第2係止溝52との
係止状態が解除される。したがって、スライダー13
は、この時点で第2レバー40によって図15に示す左
方向の位置へ速やかに摺動して、両フォロア部19,1
9の上面位置が低速用カム4,4の外周面4a,4a位
置に切り換えられる。尚、この時点では、他端部49b
が第1係止溝52に対応した位置に移動している。
ー49は、他端部49bがストッパピン57を介して第
2係合溝53から離間した時点で捩りスプリング50の
ばね力によってボス部26a側に移動するため、再びベ
ースサークルになると他端部49bが図19に示すよう
に長尺アーム17の上面に乗り上げ第2係止溝52との
係止状態が解除される。したがって、スライダー13
は、この時点で第2レバー40によって図15に示す左
方向の位置へ速やかに摺動して、両フォロア部19,1
9の上面位置が低速用カム4,4の外周面4a,4a位
置に切り換えられる。尚、この時点では、他端部49b
が第1係止溝52に対応した位置に移動している。
【0070】このように、本実施例も、スライダー13
は、カムベースサークル時に速やかに移動して各カム
4,4、5,6、5,6に対応する位置に確実に保持さ
れるため、フォロア部19,20と各カム4,4、5,
6、5,6との損傷や打音等の発生が防止される。
は、カムベースサークル時に速やかに移動して各カム
4,4、5,6、5,6に対応する位置に確実に保持さ
れるため、フォロア部19,20と各カム4,4、5,
6、5,6との損傷や打音等の発生が防止される。
【0071】図20及び図21は本発明の第4実施例を
示し、前記第1実施例を基本構成としてピストン28の
構造等を変更したものである。
示し、前記第1実施例を基本構成としてピストン28の
構造等を変更したものである。
【0072】即ち、ピストン28は、図21のA〜Dに
示すように前端部の内部に小径なシリンダ孔60が軸方
向に沿って形成されていると共に、このシリンダ孔60
内にサブピストン61が摺動自在に保持されている。こ
のサブピストン61は、有蓋円筒状を呈し、前端壁61
aとシリンダ孔60の底面との間に弾装されたコイルス
プリング62のばね力によって前端壁61aが第1レバ
ー29の一端部29aに常時弾接するようになってい
る。また、サブピストン61の後端縁とシリンダ孔60
の底面との間には、小さなクリアランスC1が形成され
ている。
示すように前端部の内部に小径なシリンダ孔60が軸方
向に沿って形成されていると共に、このシリンダ孔60
内にサブピストン61が摺動自在に保持されている。こ
のサブピストン61は、有蓋円筒状を呈し、前端壁61
aとシリンダ孔60の底面との間に弾装されたコイルス
プリング62のばね力によって前端壁61aが第1レバ
ー29の一端部29aに常時弾接するようになってい
る。また、サブピストン61の後端縁とシリンダ孔60
の底面との間には、小さなクリアランスC1が形成され
ている。
【0073】また、第1レバー29は、他端部29bが
長尺アーム17の嵌合溝17a内に第1実施例のような
比較的大きなクリアランスではなく、摺動可能な程度の
微小なクリアランスをもって嵌入している。さらに、こ
の第1レバー29は、ストッパピン63に最大時計方向
の回動位置が規制されるようになっている。
長尺アーム17の嵌合溝17a内に第1実施例のような
比較的大きなクリアランスではなく、摺動可能な程度の
微小なクリアランスをもって嵌入している。さらに、こ
の第1レバー29は、ストッパピン63に最大時計方向
の回動位置が規制されるようになっている。
【0074】したがって、機関低中回転時には、コント
ローラ37から電磁切換弁33にOFF信号が出力さ
れ、受圧室27a内の作動油がドレーン通路32から排
出されて低圧状態になっている。このため、第1レバー
29と第2レバー40が、図20に示すように捩りばね
42,43のばね力によって短尺アーム18と一方側の
長尺アーム17を押圧してスライダー13全体を左方向
へスライドさせて、第1レバー29が図21aに示すよ
うにストッパピン63に当接する位置に保持する。
ローラ37から電磁切換弁33にOFF信号が出力さ
れ、受圧室27a内の作動油がドレーン通路32から排
出されて低圧状態になっている。このため、第1レバー
29と第2レバー40が、図20に示すように捩りばね
42,43のばね力によって短尺アーム18と一方側の
長尺アーム17を押圧してスライダー13全体を左方向
へスライドさせて、第1レバー29が図21aに示すよ
うにストッパピン63に当接する位置に保持する。
【0075】一方、斯かる低回転域から高回転域に移行
した際には、コントローラ37から電磁切換弁33にO
N信号が出力されて、油圧通路31を介して受圧室27
a内に油圧が供給され、ピストン28に該油圧が作用す
るが、ベースサークル領域ではタイミングレバー49の
一端部49aが第1係止溝45に係合しているため、ピ
ストン28は移動が規制されている。その後、低速用カ
ム4,4が回転してカムリフト領域になると、タイミン
グレバーの一端部49aが第1係止溝45から離脱して
ピストン28の移動規制が解除される。
した際には、コントローラ37から電磁切換弁33にO
N信号が出力されて、油圧通路31を介して受圧室27
a内に油圧が供給され、ピストン28に該油圧が作用す
るが、ベースサークル領域ではタイミングレバー49の
一端部49aが第1係止溝45に係合しているため、ピ
ストン28は移動が規制されている。その後、低速用カ
ム4,4が回転してカムリフト領域になると、タイミン
グレバーの一端部49aが第1係止溝45から離脱して
ピストン28の移動規制が解除される。
【0076】したがって、ピストン28は、図21bに
示すように受圧室27aの油圧によって、コイルスプリ
ング62に抗してサブピストン61に当接する位置まで
クリアランスC1を介して進出移動する。また、タイミ
ングレバー49は、一端部49aが第1係止溝45の位
置からずれてピストン28の外周面に乗り上げた形にな
る。その後、低速用カム4,4の回転に伴い再びベース
サークルに入ると、ピストン28がさらに進出して第1
レバー29をサブピストン61を介して反時計方向へ回
動させるため、スライダー13は第1レバー29の押し
出し力により長尺アーム17を介して図20の右方向へ
速やかに摺動し、第1,第2フォロア部19,20,1
9,20の上面位置が低速カム4,4から両高速カム
5,6,5,6の外周面5a,6a,5a,6aに切り
換えられる。
示すように受圧室27aの油圧によって、コイルスプリ
ング62に抗してサブピストン61に当接する位置まで
クリアランスC1を介して進出移動する。また、タイミ
ングレバー49は、一端部49aが第1係止溝45の位
置からずれてピストン28の外周面に乗り上げた形にな
る。その後、低速用カム4,4の回転に伴い再びベース
サークルに入ると、ピストン28がさらに進出して第1
レバー29をサブピストン61を介して反時計方向へ回
動させるため、スライダー13は第1レバー29の押し
出し力により長尺アーム17を介して図20の右方向へ
速やかに摺動し、第1,第2フォロア部19,20,1
9,20の上面位置が低速カム4,4から両高速カム
5,6,5,6の外周面5a,6a,5a,6aに切り
換えられる。
【0077】尚、高速用カム5,6に切り換わった状態
では、ピストン28が図21cに示すように最大進出位
置つまり第1レバー29がストッパピン44で規制され
た位置に保持されるため、タイミングレバー49の一端
部49aが第2係止溝46内に位置して、リフター9,
9の上下動に伴い一端部49aが第2係止溝46に係入
・離脱を繰り返す。
では、ピストン28が図21cに示すように最大進出位
置つまり第1レバー29がストッパピン44で規制され
た位置に保持されるため、タイミングレバー49の一端
部49aが第2係止溝46内に位置して、リフター9,
9の上下動に伴い一端部49aが第2係止溝46に係入
・離脱を繰り返す。
【0078】次に、高回転域から低回転域に移行し、高
速用カム5,6,5,6から低速用カム4,4に切り換
えるには、以下のような動作がなされる。
速用カム5,6,5,6から低速用カム4,4に切り換
えるには、以下のような動作がなされる。
【0079】電磁切換弁33がOFFされて受圧室27
aが低圧になり、かつカムリフト中にてタイミングレバ
ー49の一端部49aが第2係止溝46から離脱してピ
ストン28の規制が解除されると、図21dに示すよう
にピストン28はスプリング62のばね力によって図中
右方向へ移動する。
aが低圧になり、かつカムリフト中にてタイミングレバ
ー49の一端部49aが第2係止溝46から離脱してピ
ストン28の規制が解除されると、図21dに示すよう
にピストン28はスプリング62のばね力によって図中
右方向へ移動する。
【0080】その後、高速用カム5,6の回動に伴い再
びベースサークルになると、捩りばね42,43のばね
力を介して第1レバー29と第2レバー40によりスラ
イダー13が図20の位置に速やかに押し戻される。し
たがって、フォロア部19の上面位置が、高速用カム
6,6の外周面6a,6aから低速用カム4,4の外周
面4a,4aに移動して確実に切り換えられる。
びベースサークルになると、捩りばね42,43のばね
力を介して第1レバー29と第2レバー40によりスラ
イダー13が図20の位置に速やかに押し戻される。し
たがって、フォロア部19の上面位置が、高速用カム
6,6の外周面6a,6aから低速用カム4,4の外周
面4a,4aに移動して確実に切り換えられる。
【0081】このように、本実施例ではサブピストン6
1とシリンダ孔60の底面との間にクリアランスC1を
設けて、第1実施例のような長尺アーム17の嵌合溝1
7aと第1レバー29の他端部29bとの間のクリアラ
ンスCを廃止したため、ピストン28の各係止溝45,
46とタイミングレバー49との係合,解除作用が確実
になる。即ち、第1実施例のクリアランスC形成位置で
は、スライダー13が低速側つまり左方向への移動が過
大になってクリアランスCが消失してしまうと、高回転
域に移行した際に受圧室27a内に油圧が供給されてピ
ストン28がクリアランス分だけ進出しようとしても進
出できずにロックされた状態になるので、タイミングレ
バー49の一端部49aがカムリフト時にピストン28
の外周面に乗り上げることができなくなり、第1係止溝
45内に再び係入してしまう。
1とシリンダ孔60の底面との間にクリアランスC1を
設けて、第1実施例のような長尺アーム17の嵌合溝1
7aと第1レバー29の他端部29bとの間のクリアラ
ンスCを廃止したため、ピストン28の各係止溝45,
46とタイミングレバー49との係合,解除作用が確実
になる。即ち、第1実施例のクリアランスC形成位置で
は、スライダー13が低速側つまり左方向への移動が過
大になってクリアランスCが消失してしまうと、高回転
域に移行した際に受圧室27a内に油圧が供給されてピ
ストン28がクリアランス分だけ進出しようとしても進
出できずにロックされた状態になるので、タイミングレ
バー49の一端部49aがカムリフト時にピストン28
の外周面に乗り上げることができなくなり、第1係止溝
45内に再び係入してしまう。
【0082】これに対し、本実施例では、クリアランス
C1を前述の位置に設け、ストッパピン63によって第
1レバー29の時計方向の回動位置を規制してクリアラ
ンスC1が必ず確保されるようになっているため、第1
実施例のような問題を生じることなく、常時円滑な切り
換え作用が得られる。
C1を前述の位置に設け、ストッパピン63によって第
1レバー29の時計方向の回動位置を規制してクリアラ
ンスC1が必ず確保されるようになっているため、第1
実施例のような問題を生じることなく、常時円滑な切り
換え作用が得られる。
【0083】本発明は、1気筒当たり単一の吸気弁ある
いは単一の排気弁にも適用することも可能であり、また
伝達部材を油圧を利用した所謂ゼロラッシュアジャスタ
のバルブリフターで構成することも可能である。更に、
切換手段22の第1レバー29を電磁アクチュエータに
よって回動させることも可能である。
いは単一の排気弁にも適用することも可能であり、また
伝達部材を油圧を利用した所謂ゼロラッシュアジャスタ
のバルブリフターで構成することも可能である。更に、
切換手段22の第1レバー29を電磁アクチュエータに
よって回動させることも可能である。
【0084】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、切換手段のスライダーを平板状に形成すると共
に、規制手段を伝達部材の外部に設けたため、該伝達部
材の上部構造のコンパクト化が可能になる。したがっ
て、シリンダヘッドの大型化が防止され、機関のエンジ
ンルーム内へのレイアウトの自由度が向上する。
よれば、切換手段のスライダーを平板状に形成すると共
に、規制手段を伝達部材の外部に設けたため、該伝達部
材の上部構造のコンパクト化が可能になる。したがっ
て、シリンダヘッドの大型化が防止され、機関のエンジ
ンルーム内へのレイアウトの自由度が向上する。
【0085】また、伝達部材の小型化により、慣性力が
小さくなり、高速回転に十分対応することができる。さ
らに、バルブスプリングのばね力も小さくできるので、
弁とカムとの間の摺動摩擦抵抗を低下させることができ
る。
小さくなり、高速回転に十分対応することができる。さ
らに、バルブスプリングのばね力も小さくできるので、
弁とカムとの間の摺動摩擦抵抗を低下させることができ
る。
【0086】更に、従来のように伝達部材のガイドブロ
ックに形成されたタイミングカムにタイミング規制部材
を圧接させて移動させることにより規制・解除を行うの
ではなく、外部に設けられたタイミングレバーによりス
ライダーの移動を規制・解除するようにしたため、タイ
ミング規制部材の円滑な作動が得られる。また、伝達部
材とガイドブロックの接触面積が減少することなく、常
時円滑な摺動作用が得られると共に、摩耗等の発生が防
止される。
ックに形成されたタイミングカムにタイミング規制部材
を圧接させて移動させることにより規制・解除を行うの
ではなく、外部に設けられたタイミングレバーによりス
ライダーの移動を規制・解除するようにしたため、タイ
ミング規制部材の円滑な作動が得られる。また、伝達部
材とガイドブロックの接触面積が減少することなく、常
時円滑な摺動作用が得られると共に、摩耗等の発生が防
止される。
【0087】しかも、規制手段によって低速用カムから
高速用カムへの切り換えばかりか高速用カムから低速用
カムへの切り換えも円滑かつ確実に行うことができる。
この結果、フォロア部と各カム間の摩耗や打音の発生を
防止できる。
高速用カムへの切り換えばかりか高速用カムから低速用
カムへの切り換えも円滑かつ確実に行うことができる。
この結果、フォロア部と各カム間の摩耗や打音の発生を
防止できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線断面
図。
図。
【図2】本実施例の要部平面図。
【図3】本実施例の側部断面図。
【図4】本実施例の高速用カムと低速用カムのバルブリ
フト特性図。
フト特性図。
【図5】本実施例の作用を示す説明図。
【図6】本実施例の作用を示す説明図。
【図7】本実施例の作用を示す説明図。
【図8】本実施例の作用を示す説明図。
【図9】本実施例の作用を示す説明図。
【図10】本実施例の作用を示す説明図。
【図11】本発明の第2実施例を示す図12のB−B線
断面図。
断面図。
【図12】本実施例の要部平面図。
【図13】本実施例の側部断面図。
【図14】本発明の第3実施例を示す図15のC−C線
断面図。
断面図。
【図15】本実施例の要部平面図。
【図16】本実施例の側部断面図。
【図17】本実施例の要部を示す平断面図。
【図18】本実施例の作用を示す説明図。
【図19】本実施例の作用を示す説明図。
【図20】本発明の第4実施例を示す要部平面図。
【図21】aは本実施例の低回転時における各ピストン
の位置を示す作用説明図、bは切り換え時における各ピ
ストンの位置を示す作用説明図、cは高回転時における
各ピストンの位置を示す作用説明図、dは切り換え直後
における各ピストンの作用説明図。
の位置を示す作用説明図、bは切り換え時における各ピ
ストンの位置を示す作用説明図、cは高回転時における
各ピストンの位置を示す作用説明図、dは切り換え直後
における各ピストンの作用説明図。
1…カムシャフト 3…吸気弁 4…低速用カム 5,6…高速用カム 9…バルブリフター(伝達部材) 19,20…フォロア部 22…切換手段 23…押圧機構 45,52…第1係止溝 46,53…第2係止溝 47…規制手段 49…タイミングレバー 49a…一端部 49b…他端部 50…捩りスプリング(ばね部材) 51…タイミングカム(制御カム)
Claims (3)
- 【請求項1】 機関のクランク軸により回転駆動するカ
ムシャフトと、 該カムシャフトの外周に設けられて、吸排気弁を開作動
させる少なくとも一対の高低速用カムと、 機関上壁のガイド孔内に摺動自在に設けられて、前記各
カムのリフトを前記吸排気弁に伝達する伝達部材と、 前記伝達部材の上面と各カムの外周面との間にカムシャ
フト軸方向へ摺動自在に設けられ、かつ上面に前記各カ
ムの外周面に相対的に当接するフォロア部を有する平板
状のスライダーと、 該スライダーを機関運転状態に応じて摺動させて前記高
低速用カムの各外周面に対する前記フォロア部の当接位
置を切り換える切換手段と、 前記機関上壁に設けられて、前記切換手段の切り換え作
動を前記フォロア部の上面に当接する高低速用カムの回
転位置に応じて制御する規制手段とを備えたことを特徴
とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項2】 前記規制手段は、スライダーを一方向へ
押圧摺動させる切換手段の押圧機構に有する一対の第
1,第2係止溝に端部が係脱する回動自在なタイミング
レバーと、該タイミングレバーを前記各係止溝に係合さ
せる方向に回動付勢するばね部材と、前記タイミングレ
バーを前記ばね部材のばね力に抗して高低速用カムの回
転位置に応じて回動させて各係止溝との係合を解除する
回動機構とを備えたことを特徴とする請求項1記載の内
燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】 前記回動機構を前記カムシャフトの外周
に設けられた制御カムによって構成したことを特徴とす
る請求項2記載の内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20194495A JPH08105311A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-08 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18763994 | 1994-08-10 | ||
| JP6-187639 | 1994-08-10 | ||
| JP20194495A JPH08105311A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-08 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105311A true JPH08105311A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=26504485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20194495A Pending JPH08105311A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-08 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105311A (ja) |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20194495A patent/JPH08105311A/ja active Pending
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