JPH08105363A - 内燃機関用燃料噴射ポンプ - Google Patents
内燃機関用燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPH08105363A JPH08105363A JP6266190A JP26619094A JPH08105363A JP H08105363 A JPH08105363 A JP H08105363A JP 6266190 A JP6266190 A JP 6266190A JP 26619094 A JP26619094 A JP 26619094A JP H08105363 A JPH08105363 A JP H08105363A
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- JP
- Japan
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- cylinder
- fuel injection
- plunger
- adjusting
- fuel
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量のばらつ
き調整において,その初期調整作業が容易であり,かつ
その調整構造が簡単な,内燃機関用燃料噴射ポンプを提
供すること。 【構成】 ハウジング1と,デリバリバルブ6と,シリ
ンダ2と,プランジャ3と,スリーブ5を介してプラン
ジャ3を回動するコントロールラック4からなる。プラ
ンジャ3は燃料噴射量調整用の傾斜リード31を有し,
傾斜リード31とデリバリバルブ6側の先端部とを連通
する燃料通路を有する。シリンダ2は,傾斜リード31
に開口する燃料吸排口21を有する。シリンダ2には,
燃料吸排口21と傾斜リード31の位置関係を調整する
ための調整部29を設け,ハウジング1には,調整部2
9に対向する面に回動治具挿入用の治具穴19を設け
た。
き調整において,その初期調整作業が容易であり,かつ
その調整構造が簡単な,内燃機関用燃料噴射ポンプを提
供すること。 【構成】 ハウジング1と,デリバリバルブ6と,シリ
ンダ2と,プランジャ3と,スリーブ5を介してプラン
ジャ3を回動するコントロールラック4からなる。プラ
ンジャ3は燃料噴射量調整用の傾斜リード31を有し,
傾斜リード31とデリバリバルブ6側の先端部とを連通
する燃料通路を有する。シリンダ2は,傾斜リード31
に開口する燃料吸排口21を有する。シリンダ2には,
燃料吸排口21と傾斜リード31の位置関係を調整する
ための調整部29を設け,ハウジング1には,調整部2
9に対向する面に回動治具挿入用の治具穴19を設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,内燃機関用燃料噴射ポ
ンプ,特にその燃料噴射量調整部の構造に関する。
ンプ,特にその燃料噴射量調整部の構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来の内燃機関用燃料噴射ポンプは,例え
ば実開昭56−150862号公報に示される構造のも
のが知られている。この従来の圧送系部品を3個並設し
た列型ポンプにつき図10〜図13を用いて説明する。
即ち,従来の圧送系部品9は,図10に示すごとく,ハ
ウジング91と,その中に配設したデリバリバルブ6
と,シリンダ92及びプランジャ3とからなるポンプエ
レメント30と,スリーブ5を介してプランジャ3を回
動するためのコントロールラック94とよりなる。そし
て,これらは,エンジンの気筒数分設けられ,1つのハ
ウジング内に並列に配設されている。
ば実開昭56−150862号公報に示される構造のも
のが知られている。この従来の圧送系部品を3個並設し
た列型ポンプにつき図10〜図13を用いて説明する。
即ち,従来の圧送系部品9は,図10に示すごとく,ハ
ウジング91と,その中に配設したデリバリバルブ6
と,シリンダ92及びプランジャ3とからなるポンプエ
レメント30と,スリーブ5を介してプランジャ3を回
動するためのコントロールラック94とよりなる。そし
て,これらは,エンジンの気筒数分設けられ,1つのハ
ウジング内に並列に配設されている。
【0003】上記シリンダ92には,燃料を吸排するた
めの燃料吸排口921が設けられている(後述する図
7,図8の符号21参照)。また,上記プランジャ3
は,燃料の噴射量調整用の傾斜リード31を有すると共
に,傾斜リード31とプランジャ3の先端部33を連通
する燃料通路32を有する(図7参照)。上記傾斜リー
ドは,プランジャの軸心に対して斜めに帯状に設けられ
ている。
めの燃料吸排口921が設けられている(後述する図
7,図8の符号21参照)。また,上記プランジャ3
は,燃料の噴射量調整用の傾斜リード31を有すると共
に,傾斜リード31とプランジャ3の先端部33を連通
する燃料通路32を有する(図7参照)。上記傾斜リー
ドは,プランジャの軸心に対して斜めに帯状に設けられ
ている。
【0004】そのため,上記シリンダ92とプランジャ
3は,両者の回転方向の位置関係を変化させることによ
って,燃料噴射量を変化させることができる。具体的に
は,シリンダ92は,図13に示すごとく,回動できな
いようにピン912によりハウジング91に固定されて
いるため,シリンダ92内に配置した上記プランジャ3
を回動させることにより噴射量調整を行う。
3は,両者の回転方向の位置関係を変化させることによ
って,燃料噴射量を変化させることができる。具体的に
は,シリンダ92は,図13に示すごとく,回動できな
いようにピン912によりハウジング91に固定されて
いるため,シリンダ92内に配置した上記プランジャ3
を回動させることにより噴射量調整を行う。
【0005】また,図10に示すごとく,ポンプエレメ
ント30の下方に設けられたスリーブ5は,上記プラン
ジャ3を摺動可能に挿入する円筒部50とその上端に設
けられたフランジ部51とよりなる(後述する図9参
照)。この円筒部50は,プランジャ3と回動方向のみ
連動し,軸心方向である摺動方向においてはプランジャ
3を拘束しないように設けられている(図9参照)。ま
た,スリーブ5のフランジ部51の上面には,コントロ
ールラック94と係合するための,突出したボール部5
2(図9参照)が設けられている。
ント30の下方に設けられたスリーブ5は,上記プラン
ジャ3を摺動可能に挿入する円筒部50とその上端に設
けられたフランジ部51とよりなる(後述する図9参
照)。この円筒部50は,プランジャ3と回動方向のみ
連動し,軸心方向である摺動方向においてはプランジャ
3を拘束しないように設けられている(図9参照)。ま
た,スリーブ5のフランジ部51の上面には,コントロ
ールラック94と係合するための,突出したボール部5
2(図9参照)が設けられている。
【0006】また,図11に示すごとく,ハウジング9
1に左右移動可能に配設されたコントロールラック94
は,図12に示すごとく,ラックボディ940と,スリ
ーブ5のボール部52と係合するための2個のフォーク
部941,及び基準フォーク部944と,ラック駆動部
(図示略)に連結されるラックピン943とよりなる。
上記基準フォーク部944以外のフォーク部941は,
フォーク固定ボルト942により,ラックボディ940
に対して長手方向(図12において左右方向)に移設
(移動,固定)可能に配設されている。また,基準フォ
ーク部944は移動できないようにラックボディ940
に固定されている。
1に左右移動可能に配設されたコントロールラック94
は,図12に示すごとく,ラックボディ940と,スリ
ーブ5のボール部52と係合するための2個のフォーク
部941,及び基準フォーク部944と,ラック駆動部
(図示略)に連結されるラックピン943とよりなる。
上記基準フォーク部944以外のフォーク部941は,
フォーク固定ボルト942により,ラックボディ940
に対して長手方向(図12において左右方向)に移設
(移動,固定)可能に配設されている。また,基準フォ
ーク部944は移動できないようにラックボディ940
に固定されている。
【0007】このような構成において,内燃機関運転中
には,コントロールラック94を左右移動させることに
より,上記フォーク部941,941,基準フォーク部
944を介して各気筒のスリーブ5が同時に同一量回動
する。そのため,スリーブ5に連結されたそれぞれのプ
ランジャ3も,各シリンダ92に対して相対的に回動す
る。これにより,各気筒分の燃料噴射量を同時に制御す
ることができる。なお,燃料を噴射する際には,図10
に示すタペット69に当接する図示しないカムシャフト
の回転と,プランジャスプリング65の付勢力により,
プランジャ3がシリンダ92内を摺動し,燃料のプラン
ジャ室25への吸入とデリバリバルブ6への圧送を繰り
返す。圧送された燃料は,スプリング62に抗じてデリ
バリバルブ6を押し上げ,ノズル(図示略)より噴射さ
れる。
には,コントロールラック94を左右移動させることに
より,上記フォーク部941,941,基準フォーク部
944を介して各気筒のスリーブ5が同時に同一量回動
する。そのため,スリーブ5に連結されたそれぞれのプ
ランジャ3も,各シリンダ92に対して相対的に回動す
る。これにより,各気筒分の燃料噴射量を同時に制御す
ることができる。なお,燃料を噴射する際には,図10
に示すタペット69に当接する図示しないカムシャフト
の回転と,プランジャスプリング65の付勢力により,
プランジャ3がシリンダ92内を摺動し,燃料のプラン
ジャ室25への吸入とデリバリバルブ6への圧送を繰り
返す。圧送された燃料は,スプリング62に抗じてデリ
バリバルブ6を押し上げ,ノズル(図示略)より噴射さ
れる。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の内
燃機関用燃料噴射ポンプにおいては,次の問題がある。
即ち,上記構造のポンプエレメント30を有する圧送系
部品9においては,各部品の微妙な加工ばらつき等によ
り,各圧送系部品9における燃料噴射量のばらつきが生
ずる。そこで,基準フォーク部944の気筒の噴射量に
合わせて移動可能フォーク941の気筒の噴射量調整を
行う。しかしながら燃料噴射ポンプ間のばらつきは各ポ
ンプの基準フォーク部の噴射量ばらつき分生じる。つま
り,コントロールラック94の位置を一定にして各燃料
噴射ポンプを作動させたとき,それぞれから噴射される
噴射量が異なる。
燃機関用燃料噴射ポンプにおいては,次の問題がある。
即ち,上記構造のポンプエレメント30を有する圧送系
部品9においては,各部品の微妙な加工ばらつき等によ
り,各圧送系部品9における燃料噴射量のばらつきが生
ずる。そこで,基準フォーク部944の気筒の噴射量に
合わせて移動可能フォーク941の気筒の噴射量調整を
行う。しかしながら燃料噴射ポンプ間のばらつきは各ポ
ンプの基準フォーク部の噴射量ばらつき分生じる。つま
り,コントロールラック94の位置を一定にして各燃料
噴射ポンプを作動させたとき,それぞれから噴射される
噴射量が異なる。
【0009】そのため,これらのばらつきをなくすた
め,エンジンにおける実使用に先立って各ポンプエレメ
ント30毎に,噴射量を初期調整することが必要であ
る。従来の基準噴射量の初期調整においては,上記コン
トロールラック94に配設されているフォーク部941
を左右移動し固定する(移設)ことにより,スリーブ5
の位置,即ちプランジャ3とシリンダ3の位置関係を変
化させていた。つまり,シリンダ2の位置は動かさない
で,プランジャ3と連動するスリーブ5の回転方向の位
置を移動させていた。
め,エンジンにおける実使用に先立って各ポンプエレメ
ント30毎に,噴射量を初期調整することが必要であ
る。従来の基準噴射量の初期調整においては,上記コン
トロールラック94に配設されているフォーク部941
を左右移動し固定する(移設)ことにより,スリーブ5
の位置,即ちプランジャ3とシリンダ3の位置関係を変
化させていた。つまり,シリンダ2の位置は動かさない
で,プランジャ3と連動するスリーブ5の回転方向の位
置を移動させていた。
【0010】このような初期調整方法を採るために,上
記コントロールラック94に設けられたフォーク部94
1は,ラックボディ940上で移動可能に配設されるこ
とが必須となる。そのため,フォーク固定ボルト94
2,これを左右移動させる長穴の加工など必要部品数が
増加し,加工工数も増大する。また,上記の初期調整作
業においても,上記フォーク部941などの間接的な部
品を移動させて行うため,非常に作業が繁雑である。
記コントロールラック94に設けられたフォーク部94
1は,ラックボディ940上で移動可能に配設されるこ
とが必須となる。そのため,フォーク固定ボルト94
2,これを左右移動させる長穴の加工など必要部品数が
増加し,加工工数も増大する。また,上記の初期調整作
業においても,上記フォーク部941などの間接的な部
品を移動させて行うため,非常に作業が繁雑である。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量のば
らつき調整において,その初期調整作業が容易であり,
かつその調整構造が簡単な,内燃機関用燃料噴射ポンプ
を提供しようとするものである。
されたもので,燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量のば
らつき調整において,その初期調整作業が容易であり,
かつその調整構造が簡単な,内燃機関用燃料噴射ポンプ
を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】本発明は,ハウジングと,その中に
配設したデリバリバルブと,シリンダと,該シリンダの
中に進退可能に配置したプランジャと,該プランジャを
回動させるスリーブとよりなると共に,上記スリーブを
介して上記プランジャを回動し燃料噴射量を調整するコ
ントロールラックとからなり,また上記プランジャは,
その外周面に燃料噴射量調整用の傾斜リードを有すると
共に該傾斜リードとデリバリバルブ側の先端部とを連通
する燃料通路とを有し,一方,上記シリンダは,上記傾
斜リードに開口する燃料吸排口を有する内燃機関用燃料
噴射ポンプにおいて,上記シリンダには,該シリンダの
燃料吸排口と上記プランジャの上記傾斜リードとの位置
関係を調整するための調整部を設け,また,上記ハウジ
ングには,上記調整部に対向する面に回動治具挿入用の
治具穴を設けたことを特徴とする内燃機関用燃料噴射ポ
ンプにある。
配設したデリバリバルブと,シリンダと,該シリンダの
中に進退可能に配置したプランジャと,該プランジャを
回動させるスリーブとよりなると共に,上記スリーブを
介して上記プランジャを回動し燃料噴射量を調整するコ
ントロールラックとからなり,また上記プランジャは,
その外周面に燃料噴射量調整用の傾斜リードを有すると
共に該傾斜リードとデリバリバルブ側の先端部とを連通
する燃料通路とを有し,一方,上記シリンダは,上記傾
斜リードに開口する燃料吸排口を有する内燃機関用燃料
噴射ポンプにおいて,上記シリンダには,該シリンダの
燃料吸排口と上記プランジャの上記傾斜リードとの位置
関係を調整するための調整部を設け,また,上記ハウジ
ングには,上記調整部に対向する面に回動治具挿入用の
治具穴を設けたことを特徴とする内燃機関用燃料噴射ポ
ンプにある。
【0013】本発明において最も注目すべきことは,上
記シリンダには上記調整部を設け,上記ハウジングには
上記治具穴を設けたことにある。また,上記プランジャ
に設けられた傾斜リードは,シリンダと接触する摺動面
の一部を帯状に切り欠いたものであり,プランジャの軸
心に対して直角でなく,斜めに帯状に設けられている。
記シリンダには上記調整部を設け,上記ハウジングには
上記治具穴を設けたことにある。また,上記プランジャ
に設けられた傾斜リードは,シリンダと接触する摺動面
の一部を帯状に切り欠いたものであり,プランジャの軸
心に対して直角でなく,斜めに帯状に設けられている。
【0014】また,上記プランジャとスリーブとは,回
転方向のみ係合し,その軸心方向である摺動方向におい
ては互いに拘束しないように配設されている。また,上
記コントロールラックは,その左右移動によりスリーブ
を回動することができるように,スリーブに係合してい
る。即ち,コントロールラックとスリーブとプランジャ
は,コントロールラックが左右移動すると,スリーブ及
びプランジャが回動するよう構成されている。
転方向のみ係合し,その軸心方向である摺動方向におい
ては互いに拘束しないように配設されている。また,上
記コントロールラックは,その左右移動によりスリーブ
を回動することができるように,スリーブに係合してい
る。即ち,コントロールラックとスリーブとプランジャ
は,コントロールラックが左右移動すると,スリーブ及
びプランジャが回動するよう構成されている。
【0015】また,上記シリンダの上記調整部は,該シ
リンダの外周においてその軸方向に設けた切欠き溝とし
て設けることが好ましい。これにより,調整部を簡単な
構造とすることができコストも低下する。
リンダの外周においてその軸方向に設けた切欠き溝とし
て設けることが好ましい。これにより,調整部を簡単な
構造とすることができコストも低下する。
【0016】また,上記コントロールラックは,ラック
駆動部に連結するラックピンと,上記スリーブに係合す
るフォークと,両者を設けた本体とよりなると共に,こ
れらは金属射出成形法により一体成形されていることが
好ましい。これにより,部品点数及び加工工数を減少さ
せることができ,製造コストも低下する。
駆動部に連結するラックピンと,上記スリーブに係合す
るフォークと,両者を設けた本体とよりなると共に,こ
れらは金属射出成形法により一体成形されていることが
好ましい。これにより,部品点数及び加工工数を減少さ
せることができ,製造コストも低下する。
【0017】また,本発明の燃料噴射ポンプは,実施例
に示すごとき,3連式等の複数の噴射ポンプを並設した
列型ポンプに適用できる他,単式ポンプにも適用するこ
ともできる。また,本発明において説明する「初期調
整」とは,一般的には実使用に先立って行う調整をいう
が,実使用中に生じた噴射量のバラツキを調整する場合
も含むことは勿論である。
に示すごとき,3連式等の複数の噴射ポンプを並設した
列型ポンプに適用できる他,単式ポンプにも適用するこ
ともできる。また,本発明において説明する「初期調
整」とは,一般的には実使用に先立って行う調整をいう
が,実使用中に生じた噴射量のバラツキを調整する場合
も含むことは勿論である。
【0018】
【作用および効果】本発明の内燃機関用燃料噴射ポンプ
において,上述した燃料の基準噴射量を初期調整する場
合には,まず,回動治具を上記ハウジングの治具穴を通
じてシリンダの調整部に当接させる。次いで,回動治具
を上記調整部に当接したまま左右に動かすことにより,
シリンダを回動させる。
において,上述した燃料の基準噴射量を初期調整する場
合には,まず,回動治具を上記ハウジングの治具穴を通
じてシリンダの調整部に当接させる。次いで,回動治具
を上記調整部に当接したまま左右に動かすことにより,
シリンダを回動させる。
【0019】シリンダが回動することにより,プランジ
ャの摺動面上に開口するシリンダの燃料吸排口とプラン
ジャの傾斜リードの回転方向の位置関係が変化する。即
ち,プランジャに設けられた傾斜リードは,水平でなく
斜めに設けられている。そのため,上記燃料吸排口に接
する摺動面上における,傾斜リードとプランジャ先端部
の距離が変化する。それ故,プランジャが燃料を圧送す
る距離が変化し,燃料の基準噴射量を調整することがで
きる(図5〜図7参照)。
ャの摺動面上に開口するシリンダの燃料吸排口とプラン
ジャの傾斜リードの回転方向の位置関係が変化する。即
ち,プランジャに設けられた傾斜リードは,水平でなく
斜めに設けられている。そのため,上記燃料吸排口に接
する摺動面上における,傾斜リードとプランジャ先端部
の距離が変化する。それ故,プランジャが燃料を圧送す
る距離が変化し,燃料の基準噴射量を調整することがで
きる(図5〜図7参照)。
【0020】このように,本発明によれば,従来例のよ
うに上記コントロールラックのフォーク部をその都度移
動,固定して調整するという必要がなく,直接シリンダ
を回動させることによって簡単に燃料基準噴射量を初期
調整することができる。しかも,従来例に比べて,フォ
ーク固定ボルトなどの部品が省略でき,簡単な構造にす
ることができる。したがって,本発明によれば,燃料噴
射ポンプにおける燃料噴射量のばらつき調整において,
その初期調整作業が容易であり,かつその調整構造が簡
単な,内燃機関用燃料噴射ポンプを提供することができ
る。
うに上記コントロールラックのフォーク部をその都度移
動,固定して調整するという必要がなく,直接シリンダ
を回動させることによって簡単に燃料基準噴射量を初期
調整することができる。しかも,従来例に比べて,フォ
ーク固定ボルトなどの部品が省略でき,簡単な構造にす
ることができる。したがって,本発明によれば,燃料噴
射ポンプにおける燃料噴射量のばらつき調整において,
その初期調整作業が容易であり,かつその調整構造が簡
単な,内燃機関用燃料噴射ポンプを提供することができ
る。
【0021】
【実施例】本発明の実施例にかかる内燃機関用燃料噴射
ポンプにつき,図1〜図9を用いて説明する。本例の内
燃機関用燃料噴射ポンプは,3個の圧送系部品10をハ
ウジング1内に並設した列型ポンプである。各圧送系部
品10は,図1に示すごとく,ハウジング1と,その中
に配設したデリバリバルブ6と,シリンダ2と,該シリ
ンダ2の中に進退可能に配置したプランジャ3と,上記
プランジャ3を回動させるスリーブ5とを有する。そし
て,各圧送系部品10のスリーブ5には,各スリーブ5
を介してプランジャ3を回動し燃料噴射量を調整するコ
ントロールラック4が接続されている。
ポンプにつき,図1〜図9を用いて説明する。本例の内
燃機関用燃料噴射ポンプは,3個の圧送系部品10をハ
ウジング1内に並設した列型ポンプである。各圧送系部
品10は,図1に示すごとく,ハウジング1と,その中
に配設したデリバリバルブ6と,シリンダ2と,該シリ
ンダ2の中に進退可能に配置したプランジャ3と,上記
プランジャ3を回動させるスリーブ5とを有する。そし
て,各圧送系部品10のスリーブ5には,各スリーブ5
を介してプランジャ3を回動し燃料噴射量を調整するコ
ントロールラック4が接続されている。
【0022】また上記プランジャ3は,図5〜図7に示
すごとく,その外周面に燃料噴射量調整用の傾斜リード
31を有すると共に,該リード31とデリバリバルブ6
側の先端部33とを連通する燃料通路32とを有する。
一方,上記シリンダ2は,図7,図8に示すごとく,プ
ランジャ3がその軸方向に移動した際に,上記リード3
1に開口する燃料吸排口21を有する。
すごとく,その外周面に燃料噴射量調整用の傾斜リード
31を有すると共に,該リード31とデリバリバルブ6
側の先端部33とを連通する燃料通路32とを有する。
一方,上記シリンダ2は,図7,図8に示すごとく,プ
ランジャ3がその軸方向に移動した際に,上記リード3
1に開口する燃料吸排口21を有する。
【0023】上記シリンダ2には,図1,図5,図6,
図8に示すごとく,該シリンダ2の燃料吸排口21と上
記プランジャ3の上記リード31との位置関係を調整す
るための調整部29を設ける。また,上記ハウジング1
には,図1,図4に示すごとく,上記調整部29に対向
する面に回動治具挿入用の治具穴19を設けている。
図8に示すごとく,該シリンダ2の燃料吸排口21と上
記プランジャ3の上記リード31との位置関係を調整す
るための調整部29を設ける。また,上記ハウジング1
には,図1,図4に示すごとく,上記調整部29に対向
する面に回動治具挿入用の治具穴19を設けている。
【0024】上記シリンダ2の上記調整部29は,図8
に示すごとく,該シリンダ2の外周においてその軸方向
に設けた切欠き溝である。また,シリンダ2は,図1に
示すごとく,バルブホルダ61をハウジング1へ締めつ
けることにより押圧固定されている。
に示すごとく,該シリンダ2の外周においてその軸方向
に設けた切欠き溝である。また,シリンダ2は,図1に
示すごとく,バルブホルダ61をハウジング1へ締めつ
けることにより押圧固定されている。
【0025】また,図7に示すごとく,上記プランジャ
3に設けられた傾斜リード31は,シリンダ2と接触す
る摺動面の一部を帯状に切り欠いたものであり,プラン
ジャの軸心に対して直角でなく,斜めに帯状に設けられ
ている。そして,上記燃料通路32は,傾斜リード31
とプランジャ3の先端部33が連通するよう形成されて
いる。
3に設けられた傾斜リード31は,シリンダ2と接触す
る摺動面の一部を帯状に切り欠いたものであり,プラン
ジャの軸心に対して直角でなく,斜めに帯状に設けられ
ている。そして,上記燃料通路32は,傾斜リード31
とプランジャ3の先端部33が連通するよう形成されて
いる。
【0026】また,図9に示すごとく,スリーブ5は,
上記プランジャ3を摺動可能に挿入する円筒部50とそ
の上端に設けられたフランジ部51とよりなる。この円
筒部50の内孔55は二面巾孔形状を有し,プランジャ
3の二面巾部35と回転方向において係合する。また,
スリーブ5のフランジ部51の上面には,コントロール
ラック4と係合するための突出したボール部52が設け
られている。
上記プランジャ3を摺動可能に挿入する円筒部50とそ
の上端に設けられたフランジ部51とよりなる。この円
筒部50の内孔55は二面巾孔形状を有し,プランジャ
3の二面巾部35と回転方向において係合する。また,
スリーブ5のフランジ部51の上面には,コントロール
ラック4と係合するための突出したボール部52が設け
られている。
【0027】また,図1,図2に示すごとく,ハウジン
グ1に左右移動可能に配設されたコントロールラック4
は,図3に示すごとく,ラックボディ40と,スリーブ
5のボール部52と係合するためのフォーク部41と,
ラック駆動部(図示略)に連結されるラックピン43と
よりなる。そして,これらは金属射出成形法により一体
成形されている。その他の構成は,従来例と同様であ
る。
グ1に左右移動可能に配設されたコントロールラック4
は,図3に示すごとく,ラックボディ40と,スリーブ
5のボール部52と係合するためのフォーク部41と,
ラック駆動部(図示略)に連結されるラックピン43と
よりなる。そして,これらは金属射出成形法により一体
成形されている。その他の構成は,従来例と同様であ
る。
【0028】次に本例における作用効果につき説明す
る。本例において,ポンプエレメント30の燃料の基準
噴射量を初期調整する場合には,まず,バルブホルダ6
1を弛める。これにより,ハウジング1内のシリンダ2
を回動可能にする。次いで,図5aに示すごとく,回動
治具7をハウジング1の治具穴19を通してシリンダ2
の調整部29に当接させる。次いで,例えば,燃料の基
準噴射量を増加させる場合には,図6aに示すごとく,
回動治具7を矢印C方向に動かす。これにより,シリン
ダ2は,矢印Dで示すごとく,回動する。
る。本例において,ポンプエレメント30の燃料の基準
噴射量を初期調整する場合には,まず,バルブホルダ6
1を弛める。これにより,ハウジング1内のシリンダ2
を回動可能にする。次いで,図5aに示すごとく,回動
治具7をハウジング1の治具穴19を通してシリンダ2
の調整部29に当接させる。次いで,例えば,燃料の基
準噴射量を増加させる場合には,図6aに示すごとく,
回動治具7を矢印C方向に動かす。これにより,シリン
ダ2は,矢印Dで示すごとく,回動する。
【0029】このシリンダ2の回動により,プランジャ
3の摺動面上に開口するシリンダ2の燃料吸排口21の
圧送開始位置は,図6bに示すごとく,A1に位置して
いたものが,B1に移動する。同様に,圧送終了位置
は,A2に位置していたものが,B2に移動する。即
ち,プランジャ3が燃料を圧送する圧送長さは,L1か
らL2に変化し,燃料噴射量を増加させることができ
る。また,逆に燃料噴射量を減少させる場合,治具7を
上記方向と反対の方向(図6矢印Cの反対方向)に動か
すことにより,簡単に調整することができる。
3の摺動面上に開口するシリンダ2の燃料吸排口21の
圧送開始位置は,図6bに示すごとく,A1に位置して
いたものが,B1に移動する。同様に,圧送終了位置
は,A2に位置していたものが,B2に移動する。即
ち,プランジャ3が燃料を圧送する圧送長さは,L1か
らL2に変化し,燃料噴射量を増加させることができ
る。また,逆に燃料噴射量を減少させる場合,治具7を
上記方向と反対の方向(図6矢印Cの反対方向)に動か
すことにより,簡単に調整することができる。
【0030】最後に,シリンダ2の回動調整終了後,バ
ルブホルダ61を締めつけることによりシリンダ2を固
定し,ポンプエレメント30の初期調整が完了する。ま
た,複数のポンプエレメント30を初期調整する場合に
は,同様の作業を各ポンプエレメント30毎に実施す
る。
ルブホルダ61を締めつけることによりシリンダ2を固
定し,ポンプエレメント30の初期調整が完了する。ま
た,複数のポンプエレメント30を初期調整する場合に
は,同様の作業を各ポンプエレメント30毎に実施す
る。
【0031】このように,本例によれば,従来例のよう
にコントロールラック4のフォーク部41をその都度移
動,固定して調整するという必要がなく,直接シリンダ
を回動させることによって簡単に燃料基準噴射量を初期
調整することができる。しかも,従来例に比べて,フォ
ーク固定ボルトなどの部品が省略でき,簡単な構造にす
ることができる。
にコントロールラック4のフォーク部41をその都度移
動,固定して調整するという必要がなく,直接シリンダ
を回動させることによって簡単に燃料基準噴射量を初期
調整することができる。しかも,従来例に比べて,フォ
ーク固定ボルトなどの部品が省略でき,簡単な構造にす
ることができる。
【0032】したがって,本例によれば,燃料噴射ポン
プにおける燃料噴射量のばらつき調整において,その初
期調整作業が容易であり,かつその調整構造が簡単な,
内燃機関用燃料噴射ポンプを得ることができる。また,
本例においては,コントロールラック4の構成部品を金
属射出成形法により一体成形している。そのため,部品
点数及び加工工数を減少されることができ,製造コスト
も低下する。なお,上記燃料通路32は,プランジャ3
の軸方向に貫通孔を設けることによっても形成できる。
プにおける燃料噴射量のばらつき調整において,その初
期調整作業が容易であり,かつその調整構造が簡単な,
内燃機関用燃料噴射ポンプを得ることができる。また,
本例においては,コントロールラック4の構成部品を金
属射出成形法により一体成形している。そのため,部品
点数及び加工工数を減少されることができ,製造コスト
も低下する。なお,上記燃料通路32は,プランジャ3
の軸方向に貫通孔を設けることによっても形成できる。
【図1】実施例における燃料噴射ポンプの断面図。
【図2】実施例における燃料噴射ポンプの正面図。
【図3】実施例におけるコントロールラックの正面図。
【図4】実施例における燃料噴射ポンプの背面図。
【図5】実施例におけるプランジャの(a)要部断面図
及び(b)側面図。
及び(b)側面図。
【図6】実施例における燃料噴射量の初期調整の操作説
明図。
明図。
【図7】実施例におけるシリンダとプランジャの構成説
明図。
明図。
【図8】実施例におけるシリンダの側面図。
【図9】実施例におけるプランジャとスリーブの構成説
明図。
明図。
【図10】従来例における燃料噴射ポンプの断面図。
【図11】従来例における燃料噴射ポンプの正面図。
【図12】従来例におけるコントロールラックの正面
図。
図。
【図13】従来例における燃料噴射ポンプの背面図。
1...ハウジング, 10...圧送系部品, 2...シリンダ, 21...燃料吸排口, 3...プランジャ, 31...傾斜リード, 32...燃料通路, 4...コントロールラック, 40...ラックボディ, 41...フォーク部, 43...ラックピン, 5...スリーブ,
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングと,その中に配設したデリバ
リバルブと,シリンダと,該シリンダの中に進退可能に
配置したプランジャと,該プランジャを回動させるスリ
ーブとよりなると共に,上記スリーブを介して上記プラ
ンジャを回動し燃料噴射量を調整するコントロールラッ
クとからなり,また上記プランジャは,その外周面に燃
料噴射量調整用の傾斜リードを有すると共に該傾斜リー
ドとデリバリバルブ側の先端部とを連通する燃料通路と
を有し,一方,上記シリンダは,上記傾斜リードに開口
する燃料吸排口を有する内燃機関用燃料噴射ポンプにお
いて,上記シリンダには,該シリンダの燃料吸排口と上
記プランジャの上記傾斜リードとの位置関係を調整する
ための調整部を設け,また,上記ハウジングには,上記
調整部に対向する面に回動治具挿入用の治具穴を設けた
ことを特徴とする内燃機関用燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記シリンダの上記
調整部は,該シリンダの外周においてその軸方向に設け
た切欠き溝であることを特徴とする内燃機関用燃料噴射
ポンプ。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記コントロ
ールラックは,ラック駆動部に連結するラックピンと,
上記スリーブに係合するフォークと,両者を設けた本体
とよりなると共に,これらは金属射出成形法により一体
成形されていることを特徴とする内燃機関用燃料噴射ポ
ンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6266190A JPH08105363A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6266190A JPH08105363A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105363A true JPH08105363A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17427510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6266190A Pending JPH08105363A (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103835852A (zh) * | 2012-11-24 | 2014-06-04 | 韩行夫 | 高压油泵柱塞 |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP6266190A patent/JPH08105363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103835852A (zh) * | 2012-11-24 | 2014-06-04 | 韩行夫 | 高压油泵柱塞 |
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