JPH08105368A - ディーゼル機関の噴射ノズル - Google Patents
ディーゼル機関の噴射ノズルInfo
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- JPH08105368A JPH08105368A JP26625694A JP26625694A JPH08105368A JP H08105368 A JPH08105368 A JP H08105368A JP 26625694 A JP26625694 A JP 26625694A JP 26625694 A JP26625694 A JP 26625694A JP H08105368 A JPH08105368 A JP H08105368A
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- injection port
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
- C04B28/145—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form
- C04B28/146—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form alpha-hemihydrate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料噴霧の貫徹力を損なうことなく拡散性を
高くして燃焼室内の空気利用率を向上させる。 【構成】 噴射ノズル2の先端部に設けた噴口6の各断
面における有効長さをノズル2の先端側に至るにつれて
小さくしたことにより、燃料噴霧の貫徹力を損なうこと
なく燃焼室の深さ方向への拡散角度を拡大させつつ、燃
料噴霧の内部に乱れを誘発させて燃焼室内の空気利用率
を高くして燃焼を改善するようにした。
高くして燃焼室内の空気利用率を向上させる。 【構成】 噴射ノズル2の先端部に設けた噴口6の各断
面における有効長さをノズル2の先端側に至るにつれて
小さくしたことにより、燃料噴霧の貫徹力を損なうこと
なく燃焼室の深さ方向への拡散角度を拡大させつつ、燃
料噴霧の内部に乱れを誘発させて燃焼室内の空気利用率
を高くして燃焼を改善するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関の噴射ノ
ズルに係り、特に、燃焼室空気の取り込み性に優れた燃
料噴霧を得るに適した噴射ノズルに関するものである。
ズルに係り、特に、燃焼室空気の取り込み性に優れた燃
料噴霧を得るに適した噴射ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の燃料供給手段として用
いられる従来の噴射ノズルとしては、例えば実開昭57
−158974号公報などに見られるように複数の等径
の噴口を設けたホール型の噴射ノズル、あるいは、実開
平2−59260号公報などに見られるように、噴口の
開口面積を当該噴口到達時点での流量係数に応じて設定
したホール型の噴射ノズルがある。
いられる従来の噴射ノズルとしては、例えば実開昭57
−158974号公報などに見られるように複数の等径
の噴口を設けたホール型の噴射ノズル、あるいは、実開
平2−59260号公報などに見られるように、噴口の
開口面積を当該噴口到達時点での流量係数に応じて設定
したホール型の噴射ノズルがある。
【0003】しかしながら、燃料噴霧の貫徹力および拡
散性は噴口の口径、有効長さおよび噴射ポンプの送油率
などに依存して一義的に定められてしまう。従って、上
記のような噴射ノズルを用いたとしても燃料噴霧の貫徹
力を損なうことなく拡散性を高くすることが不可能であ
り、従来の噴射ノズルを用いる限りは燃焼室内の空気の
利用率を高くして燃焼を改善するにも限界があるとされ
ていた。
散性は噴口の口径、有効長さおよび噴射ポンプの送油率
などに依存して一義的に定められてしまう。従って、上
記のような噴射ノズルを用いたとしても燃料噴霧の貫徹
力を損なうことなく拡散性を高くすることが不可能であ
り、従来の噴射ノズルを用いる限りは燃焼室内の空気の
利用率を高くして燃焼を改善するにも限界があるとされ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、燃料噴霧の貫徹力を損なう
ことなく拡散性を高くして燃焼室内の空気利用率を向上
させることができる噴射ノズルを提供することを課題と
している。
みてなされたものであって、燃料噴霧の貫徹力を損なう
ことなく拡散性を高くして燃焼室内の空気利用率を向上
させることができる噴射ノズルを提供することを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ノズルの先端側に位置する断面における噴
口の有効長さをノズルの基端側に位置する断面における
噴口の有効長さより小さくしたことを特徴としている。
に本発明は、ノズルの先端側に位置する断面における噴
口の有効長さをノズルの基端側に位置する断面における
噴口の有効長さより小さくしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記のように構成したディーゼル機関の噴射ノ
ズルにおいて、噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ノズルに設けたニードルがリフトされて噴
口から燃料が噴射される。また、同一の噴口内において
もノズルの先端側に位置する断面における噴口の有効長
さをノズルの基端側に位置する断面における噴口の有効
長さより小さくしている。
ズルにおいて、噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ノズルに設けたニードルがリフトされて噴
口から燃料が噴射される。また、同一の噴口内において
もノズルの先端側に位置する断面における噴口の有効長
さをノズルの基端側に位置する断面における噴口の有効
長さより小さくしている。
【0007】一方、燃料噴霧の貫徹力および拡散性は噴
口の口径、有効長さおよび噴射ポンプの送油率などに依
存して定められ、噴口の口径および噴射ポンプの送油率
が同一であっても噴口の有効長さが小さくなるにつれて
燃料噴霧の貫徹力が小さくなるとともに拡散性が大きく
なる。このために、ノズルの先端側に位置する断面から
噴射された燃料噴霧ほど貫徹力が小さくなるとともに拡
散性が大きくなるために、噴口の開口方向などを従来と
同一に設定したとしても、燃料噴霧の拡散範囲が燃焼室
の中央側に拡大されて燃焼室内の広い領域において空気
と混合される。よって、燃焼室内における空気利用率が
高くなり、燃焼が改善されて黒煙および未燃成分の排出
量が減少する。
口の口径、有効長さおよび噴射ポンプの送油率などに依
存して定められ、噴口の口径および噴射ポンプの送油率
が同一であっても噴口の有効長さが小さくなるにつれて
燃料噴霧の貫徹力が小さくなるとともに拡散性が大きく
なる。このために、ノズルの先端側に位置する断面から
噴射された燃料噴霧ほど貫徹力が小さくなるとともに拡
散性が大きくなるために、噴口の開口方向などを従来と
同一に設定したとしても、燃料噴霧の拡散範囲が燃焼室
の中央側に拡大されて燃焼室内の広い領域において空気
と混合される。よって、燃焼室内における空気利用率が
高くなり、燃焼が改善されて黒煙および未燃成分の排出
量が減少する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係るディーゼル機関の噴射ノ
ズルの一実施例を示すノズル先端部分の断面図、図2は
図1に示したノズルによる燃料噴霧と燃焼室の関係を示
す断面図であり、シリンダヘッド1に取り付けた噴射ノ
ズル2の先端をピストン3の頂面に凹設した燃焼室4に
臨ませている。なお、噴射ノズル2には従来同様にニー
ドル5を設けている。また、放射方向に向って開口する
6個の噴口6を噴射ノズル2の先端に設けることによ
り、ニードル5がリフトされたときにこれらの噴口6か
ら燃焼室4に燃料を噴射供給するようにしている。
説明する。図1は本発明に係るディーゼル機関の噴射ノ
ズルの一実施例を示すノズル先端部分の断面図、図2は
図1に示したノズルによる燃料噴霧と燃焼室の関係を示
す断面図であり、シリンダヘッド1に取り付けた噴射ノ
ズル2の先端をピストン3の頂面に凹設した燃焼室4に
臨ませている。なお、噴射ノズル2には従来同様にニー
ドル5を設けている。また、放射方向に向って開口する
6個の噴口6を噴射ノズル2の先端に設けることによ
り、ニードル5がリフトされたときにこれらの噴口6か
ら燃焼室4に燃料を噴射供給するようにしている。
【0009】ここに、噴射ノズル2の先端外周面を噴口
6の開口端においてノズル1の先端に至るにつれて中心
側に変位するように凹入湾曲する段付面7で構成するこ
とにより、噴口6の各断面における有効長さを先端側に
至るに従って小さくしている。8はサック部、9は噴口
3に対向させて燃焼室6に設けた凹部、10はシリンダ
ライナである。
6の開口端においてノズル1の先端に至るにつれて中心
側に変位するように凹入湾曲する段付面7で構成するこ
とにより、噴口6の各断面における有効長さを先端側に
至るに従って小さくしている。8はサック部、9は噴口
3に対向させて燃焼室6に設けた凹部、10はシリンダ
ライナである。
【0010】以上のように構成した噴射ノズルにおい
て、図示しない噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ニードル5がリフトされて噴口6から燃料
が噴射される。このような噴射に際して、噴口6におけ
る各断面の有効長さが同一である場合は各断面における
噴射速度が同一であるために、図1に示すように噴口6
の中心線aを挟んだ上下対象の角度αの範囲内で燃料噴
霧が拡散する。
て、図示しない噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ニードル5がリフトされて噴口6から燃料
が噴射される。このような噴射に際して、噴口6におけ
る各断面の有効長さが同一である場合は各断面における
噴射速度が同一であるために、図1に示すように噴口6
の中心線aを挟んだ上下対象の角度αの範囲内で燃料噴
霧が拡散する。
【0011】しかしながら、実施例のように噴射ノズル
6の先端部の外周面に段付面7を形成し、この段付面7
において噴口6を開口させることにより、噴口6の各断
面における有効長さをノズル2の先端側ほど小さくした
場合は、ノズル2の先端側の断面からの燃料の噴射速度
が低くなって拡散性が高くなる。このために、噴口6の
上端近傍においては燃料噴霧が従来と同程度に拡散され
るが、噴射速度が低い下方においては拡散度が大きくな
るために、図1に角度βで示したように燃料噴霧の拡散
角度が燃焼室4の底部側に拡大される。なお、燃料噴霧
の噴射速度は部分的に低くなっているのみであり、噴口
6の中心線aより上方の断面部分においては噴射速度が
高くなっているために、前記のように拡散性が高くなる
にも拘らず充分な貫徹力が確保される。
6の先端部の外周面に段付面7を形成し、この段付面7
において噴口6を開口させることにより、噴口6の各断
面における有効長さをノズル2の先端側ほど小さくした
場合は、ノズル2の先端側の断面からの燃料の噴射速度
が低くなって拡散性が高くなる。このために、噴口6の
上端近傍においては燃料噴霧が従来と同程度に拡散され
るが、噴射速度が低い下方においては拡散度が大きくな
るために、図1に角度βで示したように燃料噴霧の拡散
角度が燃焼室4の底部側に拡大される。なお、燃料噴霧
の噴射速度は部分的に低くなっているのみであり、噴口
6の中心線aより上方の断面部分においては噴射速度が
高くなっているために、前記のように拡散性が高くなる
にも拘らず充分な貫徹力が確保される。
【0012】従って、噴口6の口径およびコーン角(噴
射ノズル2の中心線bと噴口6の中心線aが形成する角
度)を従来と同一にした場合においても、図2に示した
ようにピストン3に凹設した燃焼室4の周壁の全域に沿
って燃料を噴射供給することができる。また、噴口6の
各断面における燃料の噴射速度が異なるために、燃料噴
霧の内部に乱れが生じ、この乱れにより空気の取り込み
性が改善される。
射ノズル2の中心線bと噴口6の中心線aが形成する角
度)を従来と同一にした場合においても、図2に示した
ようにピストン3に凹設した燃焼室4の周壁の全域に沿
って燃料を噴射供給することができる。また、噴口6の
各断面における燃料の噴射速度が異なるために、燃料噴
霧の内部に乱れが生じ、この乱れにより空気の取り込み
性が改善される。
【0013】すなわち、本実施例によれば燃料噴霧の貫
徹力を損なうことなく拡散角度を大きくできるとともに
その内部に乱れを誘発させることができるために、燃焼
室4内において空気と積極的に混合されることになり、
空気利用率が高くなって燃焼が改善される。さらに、噴
口6の各断面における燃料噴霧の速度差は噴射ポンプの
送油率の大きさに関係なく現れるために、機関の回転数
が低くて噴射ポンプの送油率が低い領域での運転時はも
とより、回転数の増大にともなって噴射ポンプの送油率
が高くなった場合においても燃焼室4内の空気利用率が
高くなる。
徹力を損なうことなく拡散角度を大きくできるとともに
その内部に乱れを誘発させることができるために、燃焼
室4内において空気と積極的に混合されることになり、
空気利用率が高くなって燃焼が改善される。さらに、噴
口6の各断面における燃料噴霧の速度差は噴射ポンプの
送油率の大きさに関係なく現れるために、機関の回転数
が低くて噴射ポンプの送油率が低い領域での運転時はも
とより、回転数の増大にともなって噴射ポンプの送油率
が高くなった場合においても燃焼室4内の空気利用率が
高くなる。
【0014】図3は本発明に係る噴射ノズルの他の実施
例を示すノズル先端部分の断面図であり、この実施例に
おいては噴口6を主噴口6aと副噴口6bで構成し、噴
射ノズル2の先端部外周面を各噴口6a、6bの開口端
において凹入湾曲する段付面面7a、7bで構成して主
噴口6aおよび副噴口6bにおける各断面の有効長さを
ノズル2の先端側に至るにつれて小さくしている。ま
た、本実施例においては副噴口6bを主噴口6aより噴
射ノズル2の先端側に位置させるとともに、副噴口6b
を主噴口6aより小径にすることにより、副噴口6bの
開口面積を主噴口6aの開口面積の35%〜65%にす
るとともに、副噴口6bのコーン角を主噴口6aのコー
ン角より小さくしている。
例を示すノズル先端部分の断面図であり、この実施例に
おいては噴口6を主噴口6aと副噴口6bで構成し、噴
射ノズル2の先端部外周面を各噴口6a、6bの開口端
において凹入湾曲する段付面面7a、7bで構成して主
噴口6aおよび副噴口6bにおける各断面の有効長さを
ノズル2の先端側に至るにつれて小さくしている。ま
た、本実施例においては副噴口6bを主噴口6aより噴
射ノズル2の先端側に位置させるとともに、副噴口6b
を主噴口6aより小径にすることにより、副噴口6bの
開口面積を主噴口6aの開口面積の35%〜65%にす
るとともに、副噴口6bのコーン角を主噴口6aのコー
ン角より小さくしている。
【0015】このように構成した噴射ノズル2において
も、図示しない噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ニードル5がリフトされて噴口6a、6b
から燃料が噴射される。また、このような噴射に際して
は、燃料噴霧の貫徹力を損なうことなく拡散角度が燃焼
室の深さ方向に拡大されることは前記実施例の場合と同
様である。
も、図示しない噴射ポンプから供給された燃料の圧力が
上昇すると、ニードル5がリフトされて噴口6a、6b
から燃料が噴射される。また、このような噴射に際して
は、燃料噴霧の貫徹力を損なうことなく拡散角度が燃焼
室の深さ方向に拡大されることは前記実施例の場合と同
様である。
【0016】ところで、主噴口6aおよび副噴口6bか
らの噴射量は、各噴口6a、6bの流路抵抗および噴口
6a、6bの開口位置による流量係数に依存して変化す
る。従って、噴射ポンプの送油率が低い領域では流路抵
抗が大きい副噴口6bからの噴射量は少なくなり、主と
して流路抵抗の小さな主噴口6aから噴射される。この
ために、噴射ポンプの送油率が低い領域では噴口の有効
開口面積および有効数が少なくなるために、初期噴射率
が抑えられ、静粛な燃焼が行なわれて燃焼音が低くなる
とともに、NOxの生成が抑制される。
らの噴射量は、各噴口6a、6bの流路抵抗および噴口
6a、6bの開口位置による流量係数に依存して変化す
る。従って、噴射ポンプの送油率が低い領域では流路抵
抗が大きい副噴口6bからの噴射量は少なくなり、主と
して流路抵抗の小さな主噴口6aから噴射される。この
ために、噴射ポンプの送油率が低い領域では噴口の有効
開口面積および有効数が少なくなるために、初期噴射率
が抑えられ、静粛な燃焼が行なわれて燃焼音が低くなる
とともに、NOxの生成が抑制される。
【0017】一方、機関が高速運転された場合のように
噴射ポンプの送油率が高くなると、燃料の圧力も高くな
る。すると、流路抵抗が大きな副噴口6bからもかなり
の量の燃料が噴射されて噴口の有効開口面積および有効
数が増大するために、噴射期間の長期化が防止される。
また、副噴口6bから噴射された燃料噴霧は主噴口6a
から噴射された燃料噴霧より燃焼室4の中心側に供給さ
れるために、従来は利用が困難であった燃焼室4の中央
部の空気が有効に利用される。
噴射ポンプの送油率が高くなると、燃料の圧力も高くな
る。すると、流路抵抗が大きな副噴口6bからもかなり
の量の燃料が噴射されて噴口の有効開口面積および有効
数が増大するために、噴射期間の長期化が防止される。
また、副噴口6bから噴射された燃料噴霧は主噴口6a
から噴射された燃料噴霧より燃焼室4の中心側に供給さ
れるために、従来は利用が困難であった燃焼室4の中央
部の空気が有効に利用される。
【0018】従って、本実施例による場合は、ディーゼ
ル機関の回転数の変化にともなって噴射ポンプの送油率
が大きく変動した場合においても、燃焼室4内の空気を
充分に有効利用し、かつ、多量の空気を必要とする領域
では前記したように副噴口6bから燃焼室4の中央部近
傍に燃料噴霧を供給することができるために、従来は利
用し難いとされていた燃焼室4の底部の空気も有効に利
用される。よって、噴射ポンプの送油率の大きさに関係
なく常に燃焼が改善されることになり、黒煙および未燃
成分の排出が減少する。
ル機関の回転数の変化にともなって噴射ポンプの送油率
が大きく変動した場合においても、燃焼室4内の空気を
充分に有効利用し、かつ、多量の空気を必要とする領域
では前記したように副噴口6bから燃焼室4の中央部近
傍に燃料噴霧を供給することができるために、従来は利
用し難いとされていた燃焼室4の底部の空気も有効に利
用される。よって、噴射ポンプの送油率の大きさに関係
なく常に燃焼が改善されることになり、黒煙および未燃
成分の排出が減少する。
【0019】なお、副噴口6bの開口面積を主噴口6a
の開口面積の35%より小さくした場合は主噴口6aの
開口面積が相対的に大きくなって初期噴射率が高くなる
とともに、燃料噴霧の微粒化性能が低下するためにNO
xおよび黒煙の生成量が増大する。また、副噴口6bの
開口面積を主噴口6aの開口面積の65%より大きくし
た場合は黒煙の発生を抑制する点では好ましい。しかし
ながら、この場合は噴射ポンプの送油率が低い領域での
副噴口6bからの噴射量が増加して初期噴射率が高くな
るために、NOxの生成量が増加する。従って、主副の
噴口6a、6bを設けて両噴口6a、6bの開口面積を
異ならせる場合は、機関の要求性能によっても相違する
が副噴口6bの開口面積を主噴口6aの開口面積の35
%〜65%に設定することでNOxおよび黒煙の生成を
ともに抑制することができる。
の開口面積の35%より小さくした場合は主噴口6aの
開口面積が相対的に大きくなって初期噴射率が高くなる
とともに、燃料噴霧の微粒化性能が低下するためにNO
xおよび黒煙の生成量が増大する。また、副噴口6bの
開口面積を主噴口6aの開口面積の65%より大きくし
た場合は黒煙の発生を抑制する点では好ましい。しかし
ながら、この場合は噴射ポンプの送油率が低い領域での
副噴口6bからの噴射量が増加して初期噴射率が高くな
るために、NOxの生成量が増加する。従って、主副の
噴口6a、6bを設けて両噴口6a、6bの開口面積を
異ならせる場合は、機関の要求性能によっても相違する
が副噴口6bの開口面積を主噴口6aの開口面積の35
%〜65%に設定することでNOxおよび黒煙の生成を
ともに抑制することができる。
【0020】さらに、図3に示した実施例のように主噴
口6aと副噴口6bを噴射ノズル2の軸方向に離間させ
るとともに副噴口6bのコーン角を主噴口6aのコーン
角より小さくして燃焼室4の半径方向への燃料噴霧の拡
散性を高くした場合は、図4に示したように主噴口6a
に対向する主凹部9aおよび副噴口6bに対向する副凹
部9bを燃焼室4に設けて壁面への燃料噴霧の付着を回
避することが望まれる。
口6aと副噴口6bを噴射ノズル2の軸方向に離間させ
るとともに副噴口6bのコーン角を主噴口6aのコーン
角より小さくして燃焼室4の半径方向への燃料噴霧の拡
散性を高くした場合は、図4に示したように主噴口6a
に対向する主凹部9aおよび副噴口6bに対向する副凹
部9bを燃焼室4に設けて壁面への燃料噴霧の付着を回
避することが望まれる。
【0021】上記実施例においては、噴口6、主噴口6
aおよび副噴口6bをともに放射方向に沿わせている
が、これらを燃焼室4に形成される渦流を助長させる方
向に傾斜させて燃料噴霧の拡散性を確保しつつ渦流の減
衰を補償することができる。また、実施例においてはい
ずれも凹入湾曲する段付面7、7a、7bを噴射ノズル
2の先端部外周面に設けて噴口6、6a、6bにおける
各断面の有効長さを変化させているが、噴口6、6a、
6bの開口端部における噴射ノズル2の先端部外周面を
傾斜面で構成して噴口6、6a、6bの各断面における
有効長さを変化させることができる。さらに、噴口の構
造、数および開口方向などは実施例に限定されるもので
はなく、ディーゼル機関、噴射ポンプもしくは噴射ノズ
ルの仕様などに応じて噴口の構造、数もしくは開口方向
を変更し、もしくは、本発明を二段開弁圧ノズル、ユニ
ットインジェクタあるいは蓄圧式ノズルに適用すること
もできる。
aおよび副噴口6bをともに放射方向に沿わせている
が、これらを燃焼室4に形成される渦流を助長させる方
向に傾斜させて燃料噴霧の拡散性を確保しつつ渦流の減
衰を補償することができる。また、実施例においてはい
ずれも凹入湾曲する段付面7、7a、7bを噴射ノズル
2の先端部外周面に設けて噴口6、6a、6bにおける
各断面の有効長さを変化させているが、噴口6、6a、
6bの開口端部における噴射ノズル2の先端部外周面を
傾斜面で構成して噴口6、6a、6bの各断面における
有効長さを変化させることができる。さらに、噴口の構
造、数および開口方向などは実施例に限定されるもので
はなく、ディーゼル機関、噴射ポンプもしくは噴射ノズ
ルの仕様などに応じて噴口の構造、数もしくは開口方向
を変更し、もしくは、本発明を二段開弁圧ノズル、ユニ
ットインジェクタあるいは蓄圧式ノズルに適用すること
もできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、噴口の開口端において噴射ノズルの先端部外周
面をノズルの先端に至るにつれて中心側に変位させて各
断面における噴口の有効長さをノズルの先端部に至るに
つれて小さくして燃料噴霧の貫徹力を損なうことなく燃
焼室の深さ方向への拡散角度を拡大させつつ、燃料噴霧
の内部に乱れを誘発させるようにしているために、燃焼
室内の空気利用率が大幅に高くなって燃焼が改善され
る。
よれば、噴口の開口端において噴射ノズルの先端部外周
面をノズルの先端に至るにつれて中心側に変位させて各
断面における噴口の有効長さをノズルの先端部に至るに
つれて小さくして燃料噴霧の貫徹力を損なうことなく燃
焼室の深さ方向への拡散角度を拡大させつつ、燃料噴霧
の内部に乱れを誘発させるようにしているために、燃焼
室内の空気利用率が大幅に高くなって燃焼が改善され
る。
【図1】本発明に係る噴射ノズルの一実施例を示すノズ
ル先端部分の断面図である。
ル先端部分の断面図である。
【図2】図1に示したノズルによる燃料噴霧と燃焼室の
関係を示す断面図である。
関係を示す断面図である。
【図3】本発明に係る噴射ノズルの他の実施例を示すノ
ズル先端部分の断面図である。
ズル先端部分の断面図である。
【図4】図3に示した噴射ノズルに適した燃焼室の構造
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
1 シリンダヘッド 2 噴射ノズル 3 ピストン 4 燃焼室 5 ニードル 6 噴口 6a 主噴口 6b 副噴口 7、7a、7b 段付面 8 サック部 9 凹部 9a 主凹部 9b 副凹部 10 シリンダライナ
Claims (1)
- 【請求項1】 放射方向に向って開口する複数個の噴口
を先端部に設けた噴射ノズルであって、ノズルの先端側
に位置する断面における噴口の有効長さをノズルの基端
側に位置する断面における噴口の有効長さより小さくし
たことを特徴とするディーゼル機関の噴射ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26625694A JPH08105368A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ディーゼル機関の噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26625694A JPH08105368A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ディーゼル機関の噴射ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105368A true JPH08105368A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17428456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26625694A Pending JPH08105368A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ディーゼル機関の噴射ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105368A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011102269A1 (ja) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | ヤンマー株式会社 | ディーゼルエンジン |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP26625694A patent/JPH08105368A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011102269A1 (ja) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | ヤンマー株式会社 | ディーゼルエンジン |
| JP2011169281A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Yanmar Co Ltd | ディーゼルエンジン |
| CN102762819A (zh) * | 2010-02-19 | 2012-10-31 | 洋马株式会社 | 柴油发动机 |
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