JPH08105463A - 遠心クラッチ - Google Patents
遠心クラッチInfo
- Publication number
- JPH08105463A JPH08105463A JP26145894A JP26145894A JPH08105463A JP H08105463 A JPH08105463 A JP H08105463A JP 26145894 A JP26145894 A JP 26145894A JP 26145894 A JP26145894 A JP 26145894A JP H08105463 A JPH08105463 A JP H08105463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- arm
- diaphragm spring
- clutch
- pressure plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造を簡単にして生産性を向上すると共に、
重りを取り付けるための腕の長さを十分に長くし、小さ
な重りでも十分な遠心力を得るようにして、エンジン性
能を向上すること。 【構成】 ダイヤフラムスプリング7のスプリング部相
互間の空間部に重り13を取り付けるための腕12を位置さ
せることにより、ダイヤフラムスプリング7と腕12とを
共通支持する。これにより、腕12の長さL1 を長くして
重り13に発生する遠心力を大きくし、小さな重りで大き
な押圧力を得ることができ、エンジンの負荷を軽減して
エンジンの性能を向上することができると共に、特別な
腕12の支持部材をなくして構造を簡単にし軽量小型化す
ることができ、更に組付部品を少なくして生産性を向上
することができる。
重りを取り付けるための腕の長さを十分に長くし、小さ
な重りでも十分な遠心力を得るようにして、エンジン性
能を向上すること。 【構成】 ダイヤフラムスプリング7のスプリング部相
互間の空間部に重り13を取り付けるための腕12を位置さ
せることにより、ダイヤフラムスプリング7と腕12とを
共通支持する。これにより、腕12の長さL1 を長くして
重り13に発生する遠心力を大きくし、小さな重りで大き
な押圧力を得ることができ、エンジンの負荷を軽減して
エンジンの性能を向上することができると共に、特別な
腕12の支持部材をなくして構造を簡単にし軽量小型化す
ることができ、更に組付部品を少なくして生産性を向上
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心クラッチの改良に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、遠心クラッチの概略について説明
する。クラッチは図9に示すように、フライホイール1
とプレッシャープレート2との間にクラッチディスク3
を挟み、フライホイール1と一体になって回転するクラ
ッチカバー4に、ピン5を介してワイヤリング6により
揺動可能に支持されているダイヤフラムスプリング7の
弾性力により、プレッシャープレート2を押圧して常時
クラッチが接続された状態にある。このダイヤフラムス
プリング7は図11に示すように、放射状に多数設けられ
ている。
する。クラッチは図9に示すように、フライホイール1
とプレッシャープレート2との間にクラッチディスク3
を挟み、フライホイール1と一体になって回転するクラ
ッチカバー4に、ピン5を介してワイヤリング6により
揺動可能に支持されているダイヤフラムスプリング7の
弾性力により、プレッシャープレート2を押圧して常時
クラッチが接続された状態にある。このダイヤフラムス
プリング7は図11に示すように、放射状に多数設けられ
ている。
【0003】クラッチハウジング8には揺動可能にクラ
ッチレリーズフォーク9が支持されている。そして、ク
ラッチペダルを踏むことにより、図示省略のクラッチレ
リ−ズシリンダを油圧により駆動して、クラッチレリ−
ズフォ−ク9を揺動し、レリ−ズベアリング10を介して
前記ダイヤフラムスプリング7を図10に示す7′の位置
まで押すことにより、ダイヤフラムスプリング7の弾性
力によって押されているプレッシャープレートの押圧力
をなくし、クラッチの接続を解除するようにしている。
ッチレリーズフォーク9が支持されている。そして、ク
ラッチペダルを踏むことにより、図示省略のクラッチレ
リ−ズシリンダを油圧により駆動して、クラッチレリ−
ズフォ−ク9を揺動し、レリ−ズベアリング10を介して
前記ダイヤフラムスプリング7を図10に示す7′の位置
まで押すことにより、ダイヤフラムスプリング7の弾性
力によって押されているプレッシャープレートの押圧力
をなくし、クラッチの接続を解除するようにしている。
【0004】そして、エンジンの回転数が高い高トルク
時にはプレッシャープレート2の押圧力を強くして、フ
ライホイール1の回転トルクをスプライン軸11に伝える
ために重錘による遠心力を利用し、この遠心力をダイヤ
フラムスプリング7の弾性力に加算するようにし、一方
エンジンが低回転数の時には重錘の遠心力が小さくなっ
て、クラッチの接続解除時のペダル踏力を小さくしてい
る。
時にはプレッシャープレート2の押圧力を強くして、フ
ライホイール1の回転トルクをスプライン軸11に伝える
ために重錘による遠心力を利用し、この遠心力をダイヤ
フラムスプリング7の弾性力に加算するようにし、一方
エンジンが低回転数の時には重錘の遠心力が小さくなっ
て、クラッチの接続解除時のペダル踏力を小さくしてい
る。
【0005】従来の遠心クラッチとして実公昭56-34184
号公報に開示されたものがある。この遠心クラッチはス
プライン軸に支持されているクラッチディスクのボス部
に重錘を設け、スプライン軸の回転によりこの重錘に発
生する遠心力を利用して、クラッチディスクのボス部を
フライホイール側に移動させて、クラッチディスクをフ
ライホイールに押しつけるようにしたものである。
号公報に開示されたものがある。この遠心クラッチはス
プライン軸に支持されているクラッチディスクのボス部
に重錘を設け、スプライン軸の回転によりこの重錘に発
生する遠心力を利用して、クラッチディスクのボス部を
フライホイール側に移動させて、クラッチディスクをフ
ライホイールに押しつけるようにしたものである。
【0006】また、実公平1−24432 号公報に開示され
た遠心クラッチはプレッシャープレートとクラッチディ
スクとの間に重錘を設け、プレッシャープレートの回転
によって重錘に発生する遠心力により、プレッシャープ
レートとクラッチディスクとの間に重錘を楔状に押し込
むようにして、クラッチディスクをフライホイールに押
しつけるようにしたものである。
た遠心クラッチはプレッシャープレートとクラッチディ
スクとの間に重錘を設け、プレッシャープレートの回転
によって重錘に発生する遠心力により、プレッシャープ
レートとクラッチディスクとの間に重錘を楔状に押し込
むようにして、クラッチディスクをフライホイールに押
しつけるようにしたものである。
【0007】次に、実開昭58-52341号公報に開示された
遠心クラッチは、クラッチカバーに重りを取り付けるた
めの腕を回動可能に設け、この腕の一端に重りを取り付
け、クラッチカバーの回転によって重りに発生する遠心
力により、腕に回動力を与えて腕の他端をプレッシャー
プレートに押圧するようにしたものである。
遠心クラッチは、クラッチカバーに重りを取り付けるた
めの腕を回動可能に設け、この腕の一端に重りを取り付
け、クラッチカバーの回転によって重りに発生する遠心
力により、腕に回動力を与えて腕の他端をプレッシャー
プレートに押圧するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
実公昭56-34184号公報および実公平1−24432 号公報に
開示された遠心クラッチはいずれも、重錘を遠心力によ
って自由移動させて重錘の遠心力を利用しているので構
造が複雑になり、高価なものとなると共に、組付部品も
多くなって生産性の点で問題がある。
実公昭56-34184号公報および実公平1−24432 号公報に
開示された遠心クラッチはいずれも、重錘を遠心力によ
って自由移動させて重錘の遠心力を利用しているので構
造が複雑になり、高価なものとなると共に、組付部品も
多くなって生産性の点で問題がある。
【0009】次に、実開昭58-52341号公報に開示された
遠心クラッチは、クラッチカバーに回動可能に設けられ
た腕に重りを取りつけているので、腕の長さを十分に長
くすることができず、そのために重りの遠心力を利用し
て必要なクラッチディスクの押し付け力を得るために
は、重量が大きな重りを使用しなければならならない。
そのために、エンジンの負荷が大きくなるという問題が
ある。また、腕の先端でダイヤフラムスプリングを押し
ているので、ペダルを踏んでダイヤフラムスプリングの
押圧力を解除する場合に、重りの遠心力がペダルを踏む
力に加算されるので、ペダルの踏み力が大きくなるとい
う問題がある。
遠心クラッチは、クラッチカバーに回動可能に設けられ
た腕に重りを取りつけているので、腕の長さを十分に長
くすることができず、そのために重りの遠心力を利用し
て必要なクラッチディスクの押し付け力を得るために
は、重量が大きな重りを使用しなければならならない。
そのために、エンジンの負荷が大きくなるという問題が
ある。また、腕の先端でダイヤフラムスプリングを押し
ているので、ペダルを踏んでダイヤフラムスプリングの
押圧力を解除する場合に、重りの遠心力がペダルを踏む
力に加算されるので、ペダルの踏み力が大きくなるとい
う問題がある。
【0010】本発明は構造を簡単にして、重りを取り付
けるための腕の長さを十分に長くし、小さな重りでも十
分な遠心力を得ることができる遠心クラッチを提供する
ものである。
けるための腕の長さを十分に長くし、小さな重りでも十
分な遠心力を得ることができる遠心クラッチを提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明にかかる手段は、フライホイールとプレッシャ
ープレートとの間にクラッチディスクを挟み、フライホ
イールと一体になって回転するクラッチカバーに回動可
能に支持されているダイヤフラムスプリングの弾性力に
よりプレッシャープレートを押圧し、更にクラッチカバ
ーの回転によって重りに発生する遠心力を利用してプレ
ッシャープレートに押圧力を与えるようにした遠心クラ
ッチにおいて、前記ダイヤフラムスプリングのスプリン
グ部相互間の空間部に重り取り付け腕を位置させて前記
ダイヤフラムスプリングと共通支持し、該重り取り付け
腕の一端に重りを取り付けると共に他端にダイヤフラム
スプリング側に突出する突起を設けたことを特徴とす
る。
の本発明にかかる手段は、フライホイールとプレッシャ
ープレートとの間にクラッチディスクを挟み、フライホ
イールと一体になって回転するクラッチカバーに回動可
能に支持されているダイヤフラムスプリングの弾性力に
よりプレッシャープレートを押圧し、更にクラッチカバ
ーの回転によって重りに発生する遠心力を利用してプレ
ッシャープレートに押圧力を与えるようにした遠心クラ
ッチにおいて、前記ダイヤフラムスプリングのスプリン
グ部相互間の空間部に重り取り付け腕を位置させて前記
ダイヤフラムスプリングと共通支持し、該重り取り付け
腕の一端に重りを取り付けると共に他端にダイヤフラム
スプリング側に突出する突起を設けたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、ダイヤフラムスプリングのスプリ
ング部相互間の空間部に重りを取り付けるための腕を位
置させることにより、ダイヤフラムスプリングと腕とを
共通支持するようにしたので、この空間を利用して腕の
回動支点から重りの重心までの長さを十分に取ることが
できる。そして、腕を空間部に位置させたので、ダイヤ
フラムスプリングと腕とを共通支持することができて、
特別な腕の支持部材を必要としない。
用がある。すなわち、ダイヤフラムスプリングのスプリ
ング部相互間の空間部に重りを取り付けるための腕を位
置させることにより、ダイヤフラムスプリングと腕とを
共通支持するようにしたので、この空間を利用して腕の
回動支点から重りの重心までの長さを十分に取ることが
できる。そして、腕を空間部に位置させたので、ダイヤ
フラムスプリングと腕とを共通支持することができて、
特別な腕の支持部材を必要としない。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
3において、ダイヤフラムスプリング7は図11に示した
ダイヤフラムスプリング7に比べて放射状に設けられた
部分の数が少なくなっており、互いのダイヤフラムスプ
リング7の間の空間14が広くなっている。そして、この
空間14に対応した位置には二つの孔15が明けられてい
る。そして、図14に示すように空間14には後で説明する
腕12が設けられており、この腕12の先端に重り13が取り
つけられている。
3において、ダイヤフラムスプリング7は図11に示した
ダイヤフラムスプリング7に比べて放射状に設けられた
部分の数が少なくなっており、互いのダイヤフラムスプ
リング7の間の空間14が広くなっている。そして、この
空間14に対応した位置には二つの孔15が明けられてい
る。そして、図14に示すように空間14には後で説明する
腕12が設けられており、この腕12の先端に重り13が取り
つけられている。
【0014】図2は図4のA−A線における断面図であ
り、ダイヤフラムスプリング7の支持方式として、クラ
ッチカバー4の端部を巻き込むように折り曲げて支持部
401を形成し、ダイヤフラムスプリング7はこの支持部
401にワイヤリング6にて揺動(回動)可能に設けられ
ている。そして、腕12は図4に示したようにダイヤフラ
ムスプリング7の間の空間14に位置して、次に詳しく説
明するようにダイヤフラムスプリング7と共通の支持部
401にワイヤリング6にて揺動可能に支持されている。
また、図8に示すダイヤフラムスプリング7の支持方式
はピン16を介してワイヤリング6にて揺動可能に支持さ
れている。
り、ダイヤフラムスプリング7の支持方式として、クラ
ッチカバー4の端部を巻き込むように折り曲げて支持部
401を形成し、ダイヤフラムスプリング7はこの支持部
401にワイヤリング6にて揺動(回動)可能に設けられ
ている。そして、腕12は図4に示したようにダイヤフラ
ムスプリング7の間の空間14に位置して、次に詳しく説
明するようにダイヤフラムスプリング7と共通の支持部
401にワイヤリング6にて揺動可能に支持されている。
また、図8に示すダイヤフラムスプリング7の支持方式
はピン16を介してワイヤリング6にて揺動可能に支持さ
れている。
【0015】図1は図2におけるダイヤフラムスプリン
グ7の支持部を拡大して示した図であり、腕12はダイヤ
フラムスプリング7と共通の支持部 401とワイヤリング
6にて揺動可能に支持されており、腕12の先端には重り
13が取りつけられていると共に、他端には突起17が形成
されていて、この突起17は図3にも示した孔15を貫通し
て、プレッシャープレート2の押圧部 202を直接押圧す
るようになっている。本実施例ではプレッシャプレート
2の押圧部 202を突起17で押すようにしているが、ダイ
ヤフラムスプリング7の押圧部 201を突起で押すように
してもよい。すなわち、ダイヤフラムスプリング7に孔
15を明けないで、小さな突起17でダイヤフラムスプリン
グ7を押すようにしてもよい。
グ7の支持部を拡大して示した図であり、腕12はダイヤ
フラムスプリング7と共通の支持部 401とワイヤリング
6にて揺動可能に支持されており、腕12の先端には重り
13が取りつけられていると共に、他端には突起17が形成
されていて、この突起17は図3にも示した孔15を貫通し
て、プレッシャープレート2の押圧部 202を直接押圧す
るようになっている。本実施例ではプレッシャプレート
2の押圧部 202を突起17で押すようにしているが、ダイ
ヤフラムスプリング7の押圧部 201を突起で押すように
してもよい。すなわち、ダイヤフラムスプリング7に孔
15を明けないで、小さな突起17でダイヤフラムスプリン
グ7を押すようにしてもよい。
【0016】図5は図8に示したダイヤフラムスプリン
グ7の支持部を拡大して示した図であり、ダイヤフラム
スプリング7が支持されている、クラッチカバー4に固
定されたピン16とワイヤリング6により、腕12が揺動可
能に支持されている。その他の部分は図1と同じである
ので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。図1および図5に示す重り13の断面形状は図6に示
すように、重りの公転方向(矢印)に対して空気抵抗が
少なくなるように卵型になっていて、エンジン負荷を軽
減するようにしている。また、図7に示す重り13の断面
形状は重り13の公転方向(矢印)に対して傾斜面になっ
ており、空気抵抗を少なくしてエンジンの負荷を軽減す
ると共に、重り13の公転によって風の流れを発生させ、
クラッチディスク3の部分を冷却すると共に、プレッシ
ャープレート2に風圧を与えて、その風圧をプレッシャ
ープレート2の押圧力として利用するようにしている。
グ7の支持部を拡大して示した図であり、ダイヤフラム
スプリング7が支持されている、クラッチカバー4に固
定されたピン16とワイヤリング6により、腕12が揺動可
能に支持されている。その他の部分は図1と同じである
ので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。図1および図5に示す重り13の断面形状は図6に示
すように、重りの公転方向(矢印)に対して空気抵抗が
少なくなるように卵型になっていて、エンジン負荷を軽
減するようにしている。また、図7に示す重り13の断面
形状は重り13の公転方向(矢印)に対して傾斜面になっ
ており、空気抵抗を少なくしてエンジンの負荷を軽減す
ると共に、重り13の公転によって風の流れを発生させ、
クラッチディスク3の部分を冷却すると共に、プレッシ
ャープレート2に風圧を与えて、その風圧をプレッシャ
ープレート2の押圧力として利用するようにしている。
【0017】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて、次に説明する。図1および図5において、ダイヤ
フラムスプリング7のスプリング部相互間の空間部14
に、重り13を取り付けるための腕12を位置させることに
より、ダイヤフラムスプリング7と腕12とを共通支持す
るようにしたので、次の通りの作用がある。図1におい
て(図5の場合も同じであるので図示を省略してい
る)、空間部14を利用し腕12の支点をダイヤフラムスプ
リング7の支点Pと同じにしたので、この回動支点Pか
ら重りの重心G1 までの長さL1 を十分に取ることがで
きる。
いて、次に説明する。図1および図5において、ダイヤ
フラムスプリング7のスプリング部相互間の空間部14
に、重り13を取り付けるための腕12を位置させることに
より、ダイヤフラムスプリング7と腕12とを共通支持す
るようにしたので、次の通りの作用がある。図1におい
て(図5の場合も同じであるので図示を省略してい
る)、空間部14を利用し腕12の支点をダイヤフラムスプ
リング7の支点Pと同じにしたので、この回動支点Pか
ら重りの重心G1 までの長さL1 を十分に取ることがで
きる。
【0018】すなわち、重り13はクラッチカバー4と共
に公転するので、腕12の長さL1 をあまり長くすると、
例えば図9にも表れているように、クラッチレリーズベ
アリング10やクラッチレリ−ズフォ−ク9に重り13の角
が当接する。したがって、腕12の長さL1 には制限があ
る。このように、重り13の出っ張りが制限されることか
ら、図5に示すように、クラッチカバー4に腕12を支持
した場合には腕12の水平長さがL5 であるのに対して、
腕12の支点をPにした場合にその水平長さはL6 とな
り、図1に示す腕12の長さL1 を十分に長くすることが
できる。
に公転するので、腕12の長さL1 をあまり長くすると、
例えば図9にも表れているように、クラッチレリーズベ
アリング10やクラッチレリ−ズフォ−ク9に重り13の角
が当接する。したがって、腕12の長さL1 には制限があ
る。このように、重り13の出っ張りが制限されることか
ら、図5に示すように、クラッチカバー4に腕12を支持
した場合には腕12の水平長さがL5 であるのに対して、
腕12の支点をPにした場合にその水平長さはL6 とな
り、図1に示す腕12の長さL1 を十分に長くすることが
できる。
【0019】そして、重り13の遠心力によって発生する
支点Pの回りの回転力は、腕12の水平長さL6 に比例す
るので、小さく、かつ、軽量の重り13でも大きな回転力
を得ることができる。また、支点Pと突起17との間の距
離L4 に逆比例して上記支点P回りの回転力が突起17の
押圧力として発生する。図5に示すようにダイヤフラム
スプリング7とクラッチカバー4との間には隙間Cがあ
るので、腕12をクラッチカバー4に支持した場合には、
その支点からダイヤフラムスプリング7を押圧する位置
までの距離は少なくとも隙間C以上でなければならない
が、腕12の支点Pをダイヤフラムスプリング7と共通に
することにより、距離L4 を小さくすることができ、小
さな重り13の遠心力によって突起17の大きな押圧力を得
ることができる。
支点Pの回りの回転力は、腕12の水平長さL6 に比例す
るので、小さく、かつ、軽量の重り13でも大きな回転力
を得ることができる。また、支点Pと突起17との間の距
離L4 に逆比例して上記支点P回りの回転力が突起17の
押圧力として発生する。図5に示すようにダイヤフラム
スプリング7とクラッチカバー4との間には隙間Cがあ
るので、腕12をクラッチカバー4に支持した場合には、
その支点からダイヤフラムスプリング7を押圧する位置
までの距離は少なくとも隙間C以上でなければならない
が、腕12の支点Pをダイヤフラムスプリング7と共通に
することにより、距離L4 を小さくすることができ、小
さな重り13の遠心力によって突起17の大きな押圧力を得
ることができる。
【0020】一方において、遠心力は図1に示すクラッ
チカバー4の回転中心Xから重り13の重心G1 までの距
離R1 に比例して大きくなる。そこで、腕12の支点Pを
ダイヤフラムスプリング7と共通にしたので、ダイヤフ
ラムスプリング7に対してほぼ直角に曲げた腕 121とす
ることにより、重り 131の重心G2 の回転半径をR2に
して、重り 131の遠心力を大きくすることができ、更に
コの字型に曲げた腕 122にすることにより、重り 132の
重心G3 の回転半径をR3 にして、重り 132の遠心力を
大きくすることができる。このように、重り13の回転半
径を大きくすることにより、重り13に発生する遠心力を
大きくすることができるので、重り13を小さく、かつ、
軽量にすることができる。
チカバー4の回転中心Xから重り13の重心G1 までの距
離R1 に比例して大きくなる。そこで、腕12の支点Pを
ダイヤフラムスプリング7と共通にしたので、ダイヤフ
ラムスプリング7に対してほぼ直角に曲げた腕 121とす
ることにより、重り 131の重心G2 の回転半径をR2に
して、重り 131の遠心力を大きくすることができ、更に
コの字型に曲げた腕 122にすることにより、重り 132の
重心G3 の回転半径をR3 にして、重り 132の遠心力を
大きくすることができる。このように、重り13の回転半
径を大きくすることにより、重り13に発生する遠心力を
大きくすることができるので、重り13を小さく、かつ、
軽量にすることができる。
【0021】このように、腕12の支点Pをダイヤフラム
スプリング7と共通にすることにより、腕12の長さおよ
び重り13の回転半径を長くして、かつ、支点Pから突起
17までの距離を小さくすることの相乗作用により、小さ
な重りで大きな押圧力を突起17に発生させることができ
る。そして、腕を空間部に位置させたので、ダイヤフラ
ムスプリング7と腕12とを共通支持することができて、
特別な腕の支持部材を必要としない。
スプリング7と共通にすることにより、腕12の長さおよ
び重り13の回転半径を長くして、かつ、支点Pから突起
17までの距離を小さくすることの相乗作用により、小さ
な重りで大きな押圧力を突起17に発生させることができ
る。そして、腕を空間部に位置させたので、ダイヤフラ
ムスプリング7と腕12とを共通支持することができて、
特別な腕の支持部材を必要としない。
【0022】次に、ダイヤフラムスプリング7に明けた
孔15を貫通するようにして、突起17にてプレッシャープ
レート2を押すようにし、プレッシャープレート2の押
圧をダイヤフラムスプリング7と突起17とでそれぞれ独
立した状態にしたので、次の通りの作用がある。すなわ
ち、エンジンが高速回転していて重り13の遠心力により
プレッシャープレート2を押圧していても、この押圧力
はペダルの踏み力に加算されず、ダイヤフラムスプリン
グ7の弾性力のみとなって、ペダルの踏み力を軽減する
ことができる。
孔15を貫通するようにして、突起17にてプレッシャープ
レート2を押すようにし、プレッシャープレート2の押
圧をダイヤフラムスプリング7と突起17とでそれぞれ独
立した状態にしたので、次の通りの作用がある。すなわ
ち、エンジンが高速回転していて重り13の遠心力により
プレッシャープレート2を押圧していても、この押圧力
はペダルの踏み力に加算されず、ダイヤフラムスプリン
グ7の弾性力のみとなって、ペダルの踏み力を軽減する
ことができる。
【0023】そして、クラッチの接続を解除する時には
アクセルペダルを踏まないので、エンジンの回転数が低
下し、これにより重り13の遠心力が低下してクラッチの
接続が解除されるので、エンジン高速回転時にペダルの
踏み力を小さくしてクラッチを切ることができる。この
ように、エンジンの高速回転時にはプレッシャープレー
ト2の押圧力を強くして、クラッチディスク3のすべり
をなくしてその接続を確実にすると共に、クラッチを切
る時のペダルの踏み力を弱くし、かつ、アイドリング時
や渋滞時のように、エンジンの低回転時にはダイヤフラ
ムスプリング7のみでクラッチが接続されるので、ペダ
ルの踏み力を小さくすることができる。また、プレッシ
ャープレート2の押圧をダイヤフラムスプリング7と突
起17とでそれぞれ独立した状態にしたので、支点Pから
突起17までの距離L4 をダイヤフラムスプリング7とは
無関係に設定することができ、小さな重り13で大きな押
圧力を得ることができる。
アクセルペダルを踏まないので、エンジンの回転数が低
下し、これにより重り13の遠心力が低下してクラッチの
接続が解除されるので、エンジン高速回転時にペダルの
踏み力を小さくしてクラッチを切ることができる。この
ように、エンジンの高速回転時にはプレッシャープレー
ト2の押圧力を強くして、クラッチディスク3のすべり
をなくしてその接続を確実にすると共に、クラッチを切
る時のペダルの踏み力を弱くし、かつ、アイドリング時
や渋滞時のように、エンジンの低回転時にはダイヤフラ
ムスプリング7のみでクラッチが接続されるので、ペダ
ルの踏み力を小さくすることができる。また、プレッシ
ャープレート2の押圧をダイヤフラムスプリング7と突
起17とでそれぞれ独立した状態にしたので、支点Pから
突起17までの距離L4 をダイヤフラムスプリング7とは
無関係に設定することができ、小さな重り13で大きな押
圧力を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、ダイ
ヤフラムスプリングのスプリング部相互間の空間部に重
りを取り付けるための腕を位置させることにより、ダイ
ヤフラムスプリングと腕とを共通支持するようにしたの
で、小さな重りで大きな押圧力を得ることができ、エン
ジンの負荷を軽減してエンジンの性能を向上することが
できると共に、特別な腕の支持部材をなくして構造を簡
単にして軽量小型化することができ、更に組付部品を少
なくして生産性を向上することができる。
ヤフラムスプリングのスプリング部相互間の空間部に重
りを取り付けるための腕を位置させることにより、ダイ
ヤフラムスプリングと腕とを共通支持するようにしたの
で、小さな重りで大きな押圧力を得ることができ、エン
ジンの負荷を軽減してエンジンの性能を向上することが
できると共に、特別な腕の支持部材をなくして構造を簡
単にして軽量小型化することができ、更に組付部品を少
なくして生産性を向上することができる。
【図1】本発明の一実施例の要部を拡大して示した図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部を備えた図4のA−A線における縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図1におけるダイヤフラムスプリングの正面図
である。
である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部を拡大して示した図
である。
である。
【図6】図1および図5の重りの横断面図である。
【図7】図1および図5の重りの横断面図である。
【図8】図5の要部を備えた図4のA−A線における縦
断面図である。
断面図である。
【図9】通常のクラッチの縦断面図である。
【図10】図9の一部を示す縦断面図である。
【図11】図10の右側面図である。
1 フライホイール 2 プレッシャープレート 3 クラッチディスク 4 クラッチカバー 7 ダイヤフラムスプリング 8 クラッチハウジング 12 腕 13 重り 14 空間部 15 孔 17 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 フライホイールとプレッシャープレート
との間にクラッチディスクを挟み、フライホイールと一
体になって回転するクラッチカバーに回動可能に支持さ
れているダイヤフラムスプリングの弾性力によりプレッ
シャープレートを押圧し、更にクラッチカバーの回転に
って重りに発生する遠心力を利用してプレッシャープレ
ートに押圧力を与えるようにした遠心クラッチにおい
て、前記ダイヤフラムスプリングのスプリング部相互間
の空間部に重り取り付け腕を位置させて前記ダイヤフラ
ムスプリングと共通支持し、該重り取り付け腕の一端に
重りを取り付けると共に他端にダイヤフラムスプリング
側に突出する突起を設けたことを特徴とする遠心クラッ
チ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26145894A JPH08105463A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 遠心クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26145894A JPH08105463A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 遠心クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105463A true JPH08105463A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17362182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26145894A Pending JPH08105463A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 遠心クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105463A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11655861B2 (en) | 2020-09-25 | 2023-05-23 | T.P.P. Co. | Friction clutch pressure plate device |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26145894A patent/JPH08105463A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11655861B2 (en) | 2020-09-25 | 2023-05-23 | T.P.P. Co. | Friction clutch pressure plate device |
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