JPH08105471A - シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ - Google Patents

シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ

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JPH08105471A
JPH08105471A JP24352694A JP24352694A JPH08105471A JP H08105471 A JPH08105471 A JP H08105471A JP 24352694 A JP24352694 A JP 24352694A JP 24352694 A JP24352694 A JP 24352694A JP H08105471 A JPH08105471 A JP H08105471A
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shoe
brake
rotation
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temperature
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JP24352694A
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English (en)
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Shoichi Suzukawa
昭一 鈴川
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラムブレーキの温度上昇時にシュー間隙自
動調節機構の作用を好適に阻止し得るシュー間隙自動調
節機構付ドラムブレーキを提供する。 【構成】 調節部材52には、所定の温度で左回りの回
動方向への付勢力がスプリング70による右回りの回動
方向の付勢力よりも大きくなることにより、制動操作時
のその右回り方向への回動を阻止する回動阻止部材50
が取り付けられている。そのため、回転ドラム76に与
えられる押圧力が過大となった場合にも、ドラムブレー
キの温度上昇によって回動阻止部材50が所定の温度に
到達すると、その付勢力が増大して調節部材52の回動
が阻止され、シュー間隙自動調節機構の作用が阻止され
る。このとき、回動阻止部材50は、一端部72がシュ
ーリム22に押圧されていることにより、回転ドラム7
6の摩擦熱を伝達されて同様な速度で昇温させられるた
め、シュー間隙自動調節機構の作用が遅れなく阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シュー間隙自動調節機
構を備えたドラムブレーキに関し、特にシュー間隙自動
調節機構の温度特性を改良する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】拡開可能な一対のブレーキシューの一方
および他方にそれぞれ係合させられると共に中間部にス
ターホイールを有するストラットと、前記一方のブレー
キシューのシューウェブにそのブレーキシューの回動軸
と平行な軸心回りに回動可能に取り付けられると共にそ
の軸心回りの一方向に回動させられることにより前記ス
ターホイールを回転させる爪部を有する調節部材と、そ
の調節部材を前記一方向に付勢するばねとを備え、それ
らブレーキシューが拡開される制動操作に伴って前記調
節部材が前記ばねの付勢力に従って前記一方向に回動さ
せられ、前記爪部によって前記スターホイールが所定の
方向に回転させられることにより、前記ストラットが伸
長されてシュー間隙を自動的に調節する形式のシュー間
隙自動調節機構付ドラムブレーキが知られている。
【0003】上記のストラットは、例えば、一対のブレ
ーキシューのシューウェブにそれぞれ係合させられる一
対の第1係合部材および第2係合部材と、全体が円柱状
を成し中間部にスターホイールを有する連結部材とを備
えたものである。このストラットは、第1係合部材が嵌
合穴において連結部材の円柱状部の一方と嵌合させられ
ると共に、第2係合部材が雌ねじ穴において連結部材の
円柱状部の他方と螺合させられることにより一体的に組
み立てられ、スターホイールを介して連結部材が所定の
方向に回転させられると、その連結部材が第2係合部材
から抜き出させられ、全長が伸長させられる。
【0004】前記のドラムブレーキにおいては、例えば
ブレーキシューの摩耗に起因して回転ドラムとブレーキ
シューとの間のシュー間隙が大きくなることにより、ブ
レーキの作用時におけるブレーキシューの拡開量が予め
定められた一定量を越えると、それらブレーキシューが
拡開される制動操作に伴って前記調節部材が前記一方向
に回動させられる際に、その爪部によってスターホイー
ルが所定の方向に回転させられる。これにより、ストラ
ットの全長が伸長してブレーキの非作用時におけるブレ
ーキシューの接近位置が離間させられ、シュー間隙が予
め設定された略一定の値となるように自動的に調節され
る。
【0005】
【発明が解決すべき課題】ところで、ドラムブレーキの
作用時、特にホイールシリンダが作用させられる際に
は、ブレーキシューが比較的大きな押圧力で回転ドラム
に押圧されるが、急制動等の際にその押圧力が過大にな
ると回転ドラムはその押圧力によって弾性変形させられ
てその内径が拡大されることとなる。そのため、このよ
うな場合には、ブレーキシューが摩耗していなくともそ
の拡開量が上記予め定められた一定値を越えて、シュー
間隙の自動調節が行われることが起こり得る。しかしな
がら、このような場合にシュー間隙の自動調節が行われ
ると、その後、ドラムブレーキが非作用状態とされた際
のシュー間隙が小さくなり、更にはブレーキの引き擦り
が生じる場合があるという問題があった。
【0006】一方、上記のような急制動時等では、回転
ドラムがブレーキシューのライニングを摺動させられる
ため、摩擦熱が発生してドラムブレーキの温度上昇が生
じる。そこで、この温度上昇に着目して、バイメタルの
温度上昇に伴う形状変化を利用することにより上記の無
用なシュー間隙調節を抑制することが行われている。例
えば、特開昭55−159342号公報および実開昭5
9−133842号公報等に開示されている技術がそれ
である。これらの技術によれば、互いに嵌合させられて
いる第1係合部材と連結部材との間にバイメタルが介挿
されていることにより、温度上昇時に両者が軸方向に離
間させられてストラットの全長が伸長させられるため、
回転ドラムの膨張時にシュー間隙が大きくなることが抑
制され、シュー間隙の自動調節が行われなくなる。
【0007】また、同様にバイメタルの形状変化を利用
する技術は、特開昭55−159343号公報や、本出
願人が先に出願した実開昭61−160336号公報等
にも開示されている。前者は、調節部材にバイメタルを
取り付けて温度上昇時にその調節部材の爪部をスターホ
イールから離隔させることにより、調節部材の作用を阻
止するものである。後者は、環状のバイメタルを一端部
が連結部材および第1係合部材の一方に相対回転不能に
取り付けられた状態で、その連結部材の円柱状部の外周
面と第1係合部材の嵌合穴の内周面との間に備えること
により、温度上昇時に他方の部材の外周面に巻き付かせ
或いは内周面に内接させて、前記連結部材の前記所定の
方向への回転を阻止する回転抵抗を与えるものである。
【0008】しかしながら、上記従来の技術では、何れ
もバイメタルが回転ドラムから比較的離隔した位置に設
けられているストラット等に備えられていることから、
摩擦熱等によって直接的に温度上昇させられる回転ドラ
ムに対して温度上昇の遅れが生じる。そのため、バイメ
タルが機能させられる温度に到達する前に、ブレーキの
拡開操作に伴って調節部材が回動させられると、シュー
間隙の自動調節が行われる得ることとなる。すなわち、
バイメタルの温度上昇の遅れに起因して自動調節の阻止
機能が充分に働かないという問題があったのである。
【0009】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、ドラムブレーキの温度上
昇時にシュー間隙自動調節機構の作用を好適に阻止し得
るシュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、前記の形式のシュー
間隙自動調節機構付ドラムブレーキであって、一端部が
前記ブレーキシューのシューリムに接する状態で前記調
節部材に取り付けられ、そのブレーキシューの温度上昇
に伴ってその調節部材を前記一方向とは反対の回動方向
に付勢する付勢力を増加させることにより、前記制動操
作時のその調節部材のその一方向への回動を阻止する回
動阻止部材を含むことにある。
【0011】
【作用および発明の効果】このようにすれば、調節部材
には、ブレーキシューの温度上昇に伴って、ばねの付勢
力による前記一方向とは反対側の回動方向にその調節部
材を付勢する付勢力を増加させることにより、制動操作
時のその一方向への回動を阻止する回動阻止部材が取り
付けられる。そのため、ドラムブレーキの温度上昇に伴
って回動阻止部材による付勢力がばねによる付勢力より
も大きくなると、調節部材の回動が阻止されてシュー間
隙自動調節機構の作用が阻止される。このとき、回動阻
止部材は、ドラムブレーキの作用中にライニングを介し
て回転ドラムに接触するシューリムに一端部が接する状
態で調節部材に取り付けられているため、回転ドラムの
温度上昇に敏感に反応して温度上昇させられる。したが
って、回転ドラム内径が押圧力によって拡大されると同
時にドラムブレーキが温度上昇させられた場合には、シ
ュー間隙自動調節機構の作用が遅れなく阻止される。
【0012】ここで、好適には、前記回動阻止部材は、
温度上昇時に両端部が離隔する方向に変形するU字状に
曲成されたバイメタル板であり、前記一端部において前
記一方向とは反対の回転モーメントを生じる反力方向の
法線を有するシューリムの一面に接する状態で、他端部
において調節部材に固定される。このようにすれば、温
度上昇によって回動阻止部材の両端部が離隔させられる
ことにより、調節部材を前記ばねの付勢力による回動方
向とは反対の回動方向に付勢する付勢力が増大させられ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1において、バッキングプレート10上
には円弧状を成す一対のブレーキシュー12,14がシ
ューホルドダウン装置16,18により互いに拡開可能
に設けられている。ブレーキシュー12,14は、バッ
キングプレート10の板面と略平行に位置するシューウ
ェブ20と、そのシューウェブ20の外周側端面に固着
されたシューリム22と、そのシューリム22の外周面
に固着されたライニング24とを備えてそれぞれ構成さ
れている。ブレーキシュー12,14の一端部はバッキ
ングプレート10上に固定されたホイールシリンダ26
の両端部とそれぞれ係合させられていると共に、そのホ
イールシリンダ26の近傍であってバッキングプレート
10の内周側の位置においてブレーキシュー12,14
間に架け渡されたリターンスプリング28により互いに
接近する方向へ付勢されており、また、ブレーキシュー
12,14の他端部はバッキングプレート10上に固定
されたアンカ30にそれぞれ当接させられている。
【0015】一方のブレーキシュー14のシューウェブ
20のバッキングプレート10側の面には、パーキング
レバー32がホイールシリンダ26側に位置する部分に
おいて一軸心回りの回動可能に設けられている。ブレー
キシュー12のシューウェブ20とブレーキシュー14
のシューウェブ20およびパーキングレバー32との間
にはストラット34が架け渡されており、ブレーキシュ
ー12,14はストラット34により内側から支持され
ている。このストラット34は、その長手方向中間部に
周面に外周歯を備えた円板状のスターホイール36を有
しており、スターホイール36の一方向への回転に伴っ
て伸長させられるように構成されている。
【0016】上記のストラット34は、図2(a) ,(b)
に要部断面を示すように、ブレーキシュー12のシュー
ウェブ20に係合すると共に嵌合穴38が設けられた第
1係合部材40と、ブレーキシュー14のシューウェブ
20およびパーキングレバー32と係合すると共に雌ね
じ穴42が設けられた第2係合部材44と、円柱状を成
す軸部46の中間部に前記スターホイール36が一体的
に形成された連結部材48とを備えている。連結部材4
8のスターホイール36によって二分された軸部46の
うちの一端部側には雄ねじが形成されており、この連結
部材48がその一端部側において第2係合部材44に螺
合されると共に、他端部側において第1係合部材40に
嵌合されることにより、ストラット34が構成されてい
る。
【0017】図1に戻って、ブレーキシュー12のシュ
ーウェブ20の第1係合部材38との係合部近傍には、
バッキングプレート10とは反対側に位置する面に、U
字状の回動阻止部材50をシューリム22側の端面49
に取り付けられた調節部材52が、ピン54により回動
可能に設けられている。
【0018】調節部材52は、図3に斜視図を示すよう
に、上記ピン54が嵌合される穴56を有する基部58
と、その基部58から連続して形成されて前記第1係合
部材40の一端部と係合する係合突起60と、基部58
に対して一方向に略直角に曲成された折り曲げ部62か
ら基部58と離隔する方向に更に略直角に折り曲げられ
ることにより形成され、先端部にスターホイール36の
外周歯に弾性的に押圧される爪部64を有する回動アー
ム66と、基部58の穴56を挟んだ回動アーム66と
は反対側の位置において上記折り曲げ部62と同じ方向
に向かって略直角に曲成された折り曲げ部68とを備え
ている。この調節部材52は、ブレーキシュー12のシ
ューウェブ20との間に張設されたスプリング70によ
り図1における右回り方向に付勢されている。
【0019】上記回動阻止部材50は、バイメタル板で
あって、温度上昇に伴って両端部が離隔するようにU字
状に曲成されたものであり、その一端部72においてブ
レーキシュー12のシューリム22に押圧され、他端部
74において上記折り曲げ部68の回動アーム66とは
反対側に位置する前記端面49にリベット等によって固
着されている。上記一端部72の上記シューリム22へ
の押圧位置は、図1に示されるように、その押圧位置に
おける法線Aの反力方向(すなわち内周方向)が、調節
部材52の回動中心とその押圧位置とを通る直線Bの前
記スプリング70の付勢力による回動方向(右回り方
向)の後方側に向かう位置とされている。すなわち、一
端部72は、前記スプリング70の付勢力による回動方
向とは反対の回転モーメントを生じる反力方向の法線を
有するシューリムの一面に押圧されている。このため、
回動阻止部材50は、スプリング70の付勢力による回
動方向とは反対方向、すなわち図1における左回り方向
の付勢力を調節部材52に与えている。
【0020】以下、上記調節部材52の作動を説明す
る。通常の作動状態においては、回動阻止部材50より
もスプリング70から与えられる付勢力が十分大きいた
め、調節部材52は、その差に基づき右回りの回動方向
に付勢されている。その結果、調節部材52は、前記係
合突起60によってストラット34を図1における右方
向に付勢していると共に、ホイールシリンダ26の作用
時にはブレーキシュー12,14の拡開に伴ってストラ
ット34を右方向に移動させつつピン54の右回りに回
動する。また、ホイールシリンダ26の非作用時には、
リターンスプリング28の付勢力に従ってブレーキシュ
ー12と第1係合部材40とが当接するまでストラット
34が左方向に移動させられるのに伴い、スプリング7
0の付勢力に抗してピン54の左回り方向に回動する。
【0021】そして、このような調節部材52の回動運
動に伴って上記爪部64はスターホイール36の外周歯
に摺接しつつ図2(b) に矢印で示すように往復運動させ
られるが、その移動量が予め定められた量を越えると、
その爪部64はスターホイール36の外周歯と係合して
それを同図における右回りに回転させて、連結部材48
のねじ込み量を浅くして第2係合部材44の雌ねじ穴4
2から所定量抜き出させ、ストラット34の全長寸法を
増加させる。これにより、ホイールシリンダ26の非作
用時におけるブレーキシュー12,14の接近位置が所
定の距離だけ離間させられ、それらブレーキシュー1
2,14の摩耗に拘らず、図1において二点鎖線で示さ
れる回転ドラム76との間のシュー間隙が自動的に略一
定に調節される。なお、スターホイール36には例えば
リターンスプリング28が押圧されることにより所定の
回転抵抗が付与されており、爪部64との係合時には上
述のように調節部材52の回動に伴って回転させられる
ものの、それらの摺接時にはその回転が阻止されてい
る。
【0022】ところで、ドラムブレーキの作用時、特に
ホイールシリンダ26が作用させられる際には、ブレー
キシュー12,14が比較的大きな押圧力で回転ドラム
76に押圧されるが、急制動等の際にその押圧力が過大
になると回転ドラム76はその押圧力によって弾性変形
させられてその内径が拡大されることとなる。このた
め、回転ドラム76内径とシュー外径との間のシュー間
隙は、ブレーキシュー12,14が摩耗していないにも
拘らず大きくなる。
【0023】一方、上記のような急制動時等では、回転
ドラム76がブレーキシュー12,14のライニング2
4を摺動させられるため、摩擦熱が発生してドラムブレ
ーキが温度上昇させられるが、その際の摩擦熱はライニ
ング24を介してシューリム22に伝達される。そのた
め、シューリム22は、回転ドラム76と同様な速度で
温度上昇させられる。このとき、前記回動阻止部材50
は、その一端部72がシューリム22に接触させられて
いるため、そのシューリム22から上記摩擦熱を伝達さ
れて、同様な速度で温度上昇させられることとなる。こ
の温度上昇によって、回動阻止部材50は一端部72と
他端部74とが互いに離隔する方向に変形しようとする
が、一端部72がシューリム22に押圧された状態で調
節部材52に取り付けられていることから、調節部材5
2に作用する左回り方向の付勢力がその温度上昇に応じ
て増大する。
【0024】そして、回動阻止部材50の形状や当初の
シューリム22への押圧力、或いはバイメタルの特性等
によって予め定められた温度まで、ドラムブレーキが温
度上昇させられると、上記の回動阻止部材50による左
回り方向の付勢力が、スプリング70による右回り方向
の付勢力よりも十分大きくなり、前述のようにホイール
シリンダ26が作用させられた際に、調節部材52の右
回り方向の回動が生じなくなる。このため、このような
温度上昇が生じた状態においては、ブレーキシュー1
2,14の拡開量が予め定められた所定量よりも大きく
なった場合にも、シュー間隙の自動調節は行われないこ
ととなる。
【0025】すなわち、本実施例によれば、調節部材5
2には、ブレーキシュー12の温度上昇に伴って、スプ
リング70の付勢力による右回りの回動方向とは反対側
の回動方向にその調節部材52を付勢する付勢力を増加
させることにより、制動操作時のその右回り方向への回
動を阻止する回動阻止部材50が取り付けられている。
そのため、ドラムブレーキの温度上昇に伴って回動阻止
部材50による付勢力がスプリング70による付勢力よ
りも大きくなると、調節部材52の回動が阻止されてシ
ュー間隙自動調節機構の作用が阻止される。このとき、
回動阻止部材50は、一端部72がシューリム22に押
圧されていることにより、回転ドラム76の摩擦熱がラ
イニング24およびシューリム22を介して伝達され
て、同様な速度で昇温させられるため、シュー間隙自動
調節機構の作用が遅れなく阻止される。
【0026】したがって、急制動等により回転ドラム7
6に与えられる押圧力が過大となり、その内径が拡大さ
れることによってシュー間隙が増大した際にも、同時に
温度上昇が生じた場合には、直ちに回動阻止部材50の
作用によって調節部材52の回動が阻止され、シュー間
隙の自動調節が行われない。これにより、このような場
合にシュー間隙が小さくなり過ぎることが好適に抑制さ
れ、延いてはブレーキの引き擦りが好適に防止される。
【0027】以上、本発明の一実施例を詳細に説明した
が、本発明は、更に別の態様でも実施可能である。
【0028】例えば、前述の実施例においては、所謂L
T型ドラムブレーキに本発明が適用された例を示した
が、本発明は、前述の実施例と同様なシュー間隙自動調
節機構を有するものであれば、他の形式のドラムブレー
キ、例えば、ツー・リーディング型ドラムブレーキや、
デュオサーボ型ドラムブレーキ等にも適用されるもので
ある。
【0029】また、前述の実施例においては、ホイール
シリンダ26によるブレーキシュー12,14の拡開時
にシュー間隙の自動調節が行われる形式のドラムブレー
キに本発明が適用された場合について説明したが、パー
キングブレーキレバー32の回動時にシュー間隙の自動
調節が行われる形式のドラムブレーキにも、本発明は同
様に適用され得る。
【0030】また、前述の実施例においては、回動阻止
部材50はU字状に形成され、温度上昇時に両端部が離
隔することにより、スプリング70の付勢力による回動
方向と反対方向の付勢力が増大させられていたが、その
形状は適宜変更される。例えば、V字状やS字状とされ
ていても良く、或いは、常温において略直線状を成し、
温度上昇時に所定の方向に湾曲することによって調節部
材52に付勢力を与えるものであっても良い。また、調
節部材52への取付位置は適宜変更され、例えば、回動
阻止部材50の他端部74が一端部72とは反対側に折
り曲げられると共に、調節部材52の基部58の係合突
起60とは反対側に折り曲げ部が設けられ、図1におけ
る下部に取り付けられていても良い。
【0031】また、実施例においては、回動阻止部材5
0がバイメタルから構成されていたが、ブレーキシュー
の温度上昇に伴って変形するものであれば、形状記憶合
金等が用いられても良い。
【0032】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のストラットを備えたドラム
ブレーキの要部を示す図である。
【図2】図1のストラットの構造を示す要部断面図であ
って、(a) は軸方向に沿った断面を、(b) は(a) におけ
るb−b断面をそれぞれ示す。
【図3】図1の調節部材を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
12,14:ブレーキシュー 22:シューリム 34:ストラット 36:スターホイール 50:回動阻止部材 52:調節部材 64:爪部 70:スプリング(ばね)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡開可能な一対のブレーキシューの一方
    および他方にそれぞれ係合させられると共に中間部にス
    ターホイールを有するストラットと、前記一方のブレー
    キシューのシューウェブに該ブレーキシューの回動軸と
    平行な軸心回りに回動可能に取り付けられると共に該軸
    心回りの一方向に回動させられることにより前記スター
    ホイールを回転させる爪部を有する調節部材と、該調節
    部材を前記一方向に付勢するばねとを備え、該ブレーキ
    シューが拡開される制動操作に伴って前記調節部材が前
    記ばねの付勢力に従って前記一方向に回動させられ、前
    記爪部によって前記スターホイールが所定の方向に回転
    させられることにより、前記ストラットが伸長されてシ
    ュー間隙を自動的に調節する形式のシュー間隙自動調節
    機構付ドラムブレーキであって、 一端部が前記ブレーキシューのシューリムに接する状態
    で前記調節部材に取り付けられ、該ブレーキシューの温
    度上昇に伴って該調節部材を前記一方向とは反対の回動
    方向に付勢する付勢力を増加させることにより、該調節
    部材の該一方向への回動を阻止する回動阻止部材を含む
    ことを特徴とするシュー間隙自動調節機構付ドラムブレ
    ーキ。
JP24352694A 1994-10-07 1994-10-07 シュー間隙自動調節機構付ドラムブレーキ Pending JPH08105471A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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