JPH08107058A - 走査型露光装置 - Google Patents

走査型露光装置

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JPH08107058A
JPH08107058A JP6241473A JP24147394A JPH08107058A JP H08107058 A JPH08107058 A JP H08107058A JP 6241473 A JP6241473 A JP 6241473A JP 24147394 A JP24147394 A JP 24147394A JP H08107058 A JPH08107058 A JP H08107058A
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JP
Japan
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speed
scanning
reticle
mask
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Takeshi Kaminaga
武 神永
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスクパターンから感光基板への転写像の走
査方向への倍率を所望の倍率にすると共に、その転写像
に走査方向への歪みが生じないようにする。 【構成】 レチクルステージ4を介してレチクル2を−
X方向に走査し、Xステージ16を介してウエハ12を
+X方向に走査することにより、レチクル2のパターン
像を逐次ウエハ12上に露光する。レーザ干渉計8が、
所定の周期で計測したレチクルステージ4のX座標、及
びこの計測値が確定されたことを示すサンプリングタイ
ミング信号TR1をそれぞれ速度演算部38A、及び分
周回路39Aに供給する。速度演算部38Aは、分周回
路39Aから出力される演算指令信号CRに同期して取
り込んだX座標の差分を、その演算指令信号CRの周期
で除算することにより、レチクルステージ4の速度を正
確に求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子又は
液晶表示素子等をリソグラフィ工程で製造する際に使用
され、マスクと感光性の基板とを同期して走査すること
によりその基板上にそのマスクのパターンを逐次露光す
る走査型露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レチクル(又はフォトマスク等)上に形
成されたパターンを、投影光学系を介してフォトレジス
トが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上に露
光する投影露光装置においては、半導体素子等のチップ
パターンの大型化、及び露光工程のスループットの向上
等に対応するため、露光面積の拡大が求められている。
斯かる露光面積の拡大の要求に応えるものとして、レチ
クルを投影光学系の光軸を横切る第1の方向に一定の速
度で走査するのと同期して、ウエハを第1の方向に対応
する第2の方向に投影光学系の投影倍率と同じ速度比で
走査することにより、レチクルのパターンをウエハのシ
ョット領域に逐次露光する所謂ステップ・アンド・スキ
ャン方式、又はスリットスキャン方式等の走査型露光装
置が注目されている。
【0003】走査型の場合、投影光学系の露光フィール
ド内の限られた領域を使用して露光が行われるため、例
えば一括露光方式の投影露光装置(ステッパー等)と同
一径の投影光学系を使用した場合でも、より大きなショ
ット領域に露光できるという大きな利点がある。図3
は、従来の走査型露光装置を示し、この図3において、
照明光学系1からの露光用の照明光ILによりレチクル
2のパターン面のスリット状の照明領域3が照明され、
照明領域3内のパターンが投影光学系11を介してウエ
ハ12上のスリット状の露光領域13に投影露光されて
いる。投影光学系3の光軸AXに平行にZ軸が取られ、
Z軸に垂直で図3の紙面に平行な方向にX軸が取られ、
図3の紙面に垂直な方向にY軸が取られ、X軸に平行な
方向が走査方向となっている。
【0004】レチクル2はレチクルステージ4上に保持
され、レチクルステージ4はレチクルベース5上で駆動
モータ6によりX方向に駆動される。また、レチクルス
テージ4の一端に固定された移動鏡7により、外部のレ
チクル側のレーザ干渉計8からX軸に平行に射出された
レーザビームが反射され、レーザ干渉計8によりレチク
ルステージ4(ひいてはレチクル2)のX座標DRが所
定のサンプリングタイキングで計測され、そのX座標D
Rが制御用コンピュータ9に供給されている。制御用コ
ンピュータ9は、所定の駆動指令信号ARをモータ駆動
系10を介して駆動モータ6に供給することにより、レ
チクルステージ4の位置、及び走査速度を制御する。
【0005】一方、ウエハ12はZステージ14上に保
持され、Zステージ14がY方向にウエハ12のステッ
ピングを行うYステージ15上に載置され、Yステージ
15がXステージ16上に載置され、Xステージ16は
ウエハベース17上で駆動モータ18によりX方向にス
テッピング、及び一定速度での移動(走査)ができるよ
うに載置されている。Zステージ14上の一端に固定さ
れたX軸用の移動鏡19により、外部のウエハ側のX軸
のレーザ干渉計20からX軸に平行に射出されるレーザ
ビームが反射され、レーザ干渉計20によりXステージ
16(ウエハ12)のX座標DWが所定のサンプリング
タイミングで計測され、そのX座標DWが制御用コンピ
ュータ9に供給されている。制御用コンピュータ9は、
所定の駆動指令信号AWをモータ駆動系21を介して駆
動モータ18に供給することにより、Xステージ16の
位置、及び走査速度を制御する。なお、不図示である
が、Zステージ14上にはY軸用の移動鏡が固定され、
この移動鏡とY軸用のレーザ干渉計とによりウエハ12
のY座標も計測され、この計測結果に基づいてYステー
ジ15の動作が制御される。
【0006】この場合、レーザ干渉計8及び20からは
それぞれ所定のサンプリングタイミングで計測されたX
座標DR及びDWが出力される。そして、制御用コンピ
ュータ9では、内部で生成されたクロック信号に基づい
てそのサンプリングタイミングとは独立に設定される所
定の位置信号入力タイミングで、それらのX座標DR及
びDWが取り込まれる。そして、走査開始の直前には例
えば不図示のアライメント系によりレチクル2のレチク
ルマークとウエハ12の当該ショット領域のウエハマー
クとの位置ずれ量が計測され、その位置ずれ量が0にな
るようにレチクルステージ4、及びウエハ側のXステー
ジ16のX座標を調整するように駆動指令信号AW及び
ARが出力される。これと並行して、Yステージ15の
Y座標も調整される。
【0007】その後、走査露光が開始されると、制御用
コンピュータ9は取り込み周期T1で取り込まれたX座
標からレチクルステージ4の−X方向(又は+X方向)
への速度VR、及びXステージ16の+X方向(又は−
X方向)への速度VWを算出する。そして、投影光学系
11の投影倍率をβとして、制御用コンピュータ9はそ
のXステージ16の速度VWがβ・VRとなり、且つ速
度VRが所定の基準値となるように駆動指令信号AW及
びARを生成する。また、走査露光中に例えば部分的に
設けられたレチクルマーク及びウエハマークの位置ずれ
量を計測し、それに基づいてレチクルステージ4とXス
テージ16とのX方向の位置ずれ量を補正する場合もあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の走
査型露光装置では、制御用コンピュータ9の位置信号入
力タイミングがレーザ干渉計8,20の位置データのサ
ンプリングタイミングと必ずしも同期していない。ま
た、制御用コンピュータ9での位置信号入力タイミング
の周期をT1 として、例えば連続する2回の入力で得ら
れるレチクルステージ4のX座標をDRi 及びDRj
すると、2回目の入力直後のレチクルステージ4の速度
は(DRj −DRi)/T1 で表される。
【0009】しかしながら、レーザ干渉計8,20にお
けるサンプリングタイミングの周期をTとすると、制御
用コンピュータ9での入力タイミングの周期T1 には、
それらのX座標DRi 及びDRj が実際にサンプリング
される間隔T0 に対して最大で±T程度の誤差が含まれ
ている。従って、制御用コンピュータ9で算出されるレ
チクルステージ4(同様にXステージ16)の走査速度
には、周期Tに応じた誤差が含まれていた。そのため、
ウエハ側のXステージ16の速度VWを正確にβ・VR
にすることができず、ウエハ12上での投影像の解像度
が劣化する、又はその投影像とそれまでに形成されてい
る回路パターンとの重ね合わせ精度が悪化する等の不都
合が生じていた。
【0010】更に、走査露光中にその入力タイミングT
1 と実際にサンプリングされる間隔T0 との誤差が変化
すると、走査方向の位置によって投影倍率が変化して、
転写像が歪むといった不都合も生じる。本発明は斯かる
点に鑑み、マスクパターンから感光性の基板への転写像
の走査方向への倍率が所望の倍率となり、且つその転写
像に走査方向への歪みの無い走査型露光装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による走査型露光
装置は、例えば図1及び図2に示すように、露光用の照
明光のもとで、マスクステージ(4)を介して転写用の
パターンが形成されたマスク(2)を第1の方向(−X
方向)に走査するのと同期して、基板ステージ(16)
を介して感光性の基板(12)をその第1の方向に対応
する第2の方向(+X方向)に走査することにより、マ
スク(2)のパターンを逐次基板(12)上に露光する
走査型露光装置において、マスクステージ(4)のその
第1の方向の位置を周期的に計測し、この計測された位
置の情報DRをこの位置の情報が確定されたことを示す
第1のタイミング信号TR1と共に出力する第1の変位
検出手段(8)と、基板ステージ(15)のその第2の
方向の位置を周期的に計測し、この計測された位置の情
報DWをこの位置の情報が確定されたことを示す第2の
タイミング信号TW1と共に出力する第2の変位検出手
段(20)と、を有する。
【0012】更に本発明は、第1の変位検出手段(8)
から出力されるそのマスクステージの位置の情報DR、
及び第1のタイミング信号TR1に基づいて得られる時
間間隔よりそのマスクステージの速度VRを算出する第
1の速度演算手段(38A,39A)と、第2の変位検
出手段(20)から出力されるその基板ステージの位置
の情報DW、及び第2のタイミング信号TW1に基づい
て得られる時間間隔よりその基板ステージの速度VWを
算出する第2の速度演算手段(38B,39B)と、こ
れら第1及び第2の速度演算手段により算出される速度
に基づいてマスクステージ(4)及び基板ステージ(1
6)の速度を制御するステージ制御手段(40)と、を
有するものである。
【0013】
【作用】斯かる本発明によれば、第1の速度演算手段
(38A,39A)において、図2に示すように、第1
の変位検出手段(8)から出力される第1のタイミング
信号TR1を例えば分周することにより位置情報の演算
指令信号CRが生成され、この演算指令信号CRがアク
ティブになるタイミングで、順次マスクステージ(4)
の位置の情報DRn ,DRn+N ,…が取り込まれる。そ
して、第1のタイミング信号TR1の周期をTとする
と、所定の整数Nを用いてその演算指令信号CRの周期
はN・Tで表されるため、連続して得られる位置の情報
の差分(DRn+ N −DRn )を周期N・Tで除算するこ
とにより、マスクステージ(4)の速度VRn+1 が算出
される。この際に、周期N・Tは位置の情報DRn ,D
n+N のサンプリング間隔に正確に合致しているため、
マスクステージ(4)の速度VR n+1 は正確に算出され
る。
【0014】同様に、第2の速度演算手段(38B,3
9B)により基板ステージ(16)の速度も正確に算出
される。従って、例えば投影光学系が使用されている場
合には、その投影光学系の投影倍率をβとすると、基板
ステージ(16)の速度をマスクステージ(4)の速度
のβ倍に設定することにより、走査方向の全域でマスク
(2)から基板(12)への転写像の倍率が所望の倍率
となり、且つその転写像に走査方向への歪みが無い。
【0015】
【実施例】以下、本発明による走査型露光装置の一実施
例につき図1及び図2を参照して説明する。本実施例
は、ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に
本発明を適用したものであり、図1において図3に対応
する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。また、以下では走査方向をX方向として、走査方向
への動作についてのみ説明する。
【0016】図1は本例のステップ・アンド・スキャン
方式の投影露光装置を示し、この図1において、照明光
ILのもとでレチクル2の照明領域3内のパターンが、
投影光学系11を介して、フォトレジストが塗布された
ウエハ12上のスリット状の露光領域13に投影露光さ
れる。そして、照明領域12に対してレチクルステージ
4を介してレチクル2を−X方向(又は+X方向)に走
査し、露光領域13に対してXステージ16を介してウ
エハ12を+X方向(又は−X方向)に走査することに
より、ウエハ12の各ショット領域上にレチクル2のパ
ターン像が逐次転写露光される。
【0017】本実施例では、レチクルステージ4は、レ
チクルベース5側に固定された固定子32、及びレチク
ルステージ4側に固定された可動子33よりなるリニア
モータ31によりX方向に駆動され、Xステージ16
は、ウエハベース17側に固定された固定子35、及び
Xステージ16側に固定された可動子36よりなるリニ
アモータ34によりX方向に駆動される。そして、レチ
クルステージ4及びXステージ16のX座標は、それぞ
れレチクル側のレーザ干渉計8及びウエハ側のレーザ干
渉計20により計測されている。レーザ干渉計8,20
としては、He−Neレーザ光源からのレーザビームを
用いて、それぞれ不図示の固定鏡に対する移動鏡7,1
9の変位をヘテロダイン方で検出する干渉計が使用され
ている。
【0018】また、レーザ干渉計8からは、図2(a)
に示すように、所定のサンプリング周期Tでレチクルス
テージ4のX座標DRの計測値が出力され、これと共に
図2(b)に示すように、その計測値が確定したことを
示す位置データのサンプリングタイミング信号TR1も
出力されている。即ち、サンプリングタイミング信号T
R1が例えば時点t1 でハイレベル“1”に立ち上がっ
てローレベル“0”に戻ってから、再び立ち上がるまで
の期間は、そのX座標DRとしてはほぼ時点t 1 で得ら
れたX座標DRn が出力されている。また、X座標DR
は実際には並列バス上に出力されており、図2(a)は
その内の1つのバス上のデータを示す。
【0019】図1に戻り、X座標DR、及びサンプリン
グタイミング信号TR1はステージ制御系37に供給さ
れる。ステージ制御系37において、X座標DRは速度
演算部38Aのデータ入力部に供給され、サンプリング
タイミング信号TR1は分周比1/N(Nは2以上の整
数)の分周回路39Aに供給され、分周回路39Aから
速度演算部38Aの割り込み信号入力部に対して、サン
プリングタイミング信号TR1を1/Nに分周した信
号、即ち図2(c)に示すように周期がN・Tの演算指
令信号CRが供給される。速度演算部38Aでは、演算
指令信号CRがハイレベル“1”になった直後のX座標
DRを取り込み、連続して取り込まれたX座標DRの差
分を演算指令信号CRの周期で除算することにより、レ
チクルステージ4の速度VRを求める。そして、速度演
算部38Aは、そのように求められた速度VR、この速
度VRが確定されたことを示すサンプリングタイミング
信号TR2、及びその速度VRの算出に用いた最新のX
座標DRを演算制御部40に供給する。
【0020】なお、レーザ干渉計8におけるX座標DR
のサンプリングの周期Tは一例として100[μs]で
あり、このときの分周回路39Aにおける分周比の一例
は1/10(即ち、N=10)であり、このときの速度
演算部38Aでの速度の計算周期は1[ms]である。
具体的に、図2(c)に示すように、サンプリングタイ
ミングTR1が時点t 1 でハイレベル“1”になった直
後に演算指令信号CRがハイレベル“1”になり、時点
1 で出力されるX座標DRをDRn とすると、時点t
1 の直後に速度演算部38AではX座標DRn が取り込
まれる。その前に取り込まれているX座標をDRn-N
すると、2つのX座標が取り込まれる間隔はN・Tであ
るため、速度演算部38Aでは次の演算により時点t1
でのレチクルステージ4のX方向への速度VRn を求め
る。
【0021】 VRn =(DRn −DRn-N )/(N・T) (1) その後、速度演算部38Aは、図2(d)に示すように
時点t2 で速度VRとしてVRn を出力すると同時に、
図2(e)に示すようにサンプリングタイミング信号T
R2を所定期間だけハイレベル“1”にする。次に、時
点t1 からN・Tの時間が経過した時点t3 においてサ
ンプリングタイミングTR1がハイレベル“1”になる
と、X座標DRの値がDRn+N になり、演算指令信号C
Rがハイレベル“1”になるため、速度演算部38Aで
はそのX座標DRn+N を取り込む。そして、速度演算部
38Aでは次の演算により時点t3 でのレチクルステー
ジ4のX方向への速度VRn+1 を求める。
【0022】 VRn+1 =(DRn+N −DRn )/(N・T)(2) その後、速度演算部38Aは、図2(d)に示すように
時点t4 で速度VRとしてVRn+1 を出力すると同時
に、サンプリングタイミング信号TR2を所定期間だけ
ハイレベル“1”にする。以下、同様に速度演算部38
Aは演算、及び演算結果等の出力を繰り返す。
【0023】図1において、レーザ干渉計8と同様に、
ウエハ側のレーザ干渉計20でも所定のサンプリング周
期TでXステージ16のX座標DWの計測値が出力さ
れ、これと共にその計測値が確定したことを示す位置デ
ータのサンプリングタイミング信号TW1も出力されて
いる。そのX座標DWはステージ制御系37中の速度演
算部38Bのデータ入力部に供給され、サンプリングタ
イミング信号TW1は分周比1/Nの分周回路39Bに
供給され、分周回路39Bから速度演算部38Bの割り
込み信号入力部に対して、サンプリングタイミング信号
TW1を1/Nに分周した演算指令信号CWが供給され
る。この場合、例えば分周回路39A及び39Bの初期
のリセット動作により、分周回路39A及び39Bから
出力される演算指令信号CR及びCWがハイレベル
“1”になるタイミングは、例えばレーザ干渉計8,2
0におけるサンプリングの周期T程度より小さくなるよ
うに設定されている。
【0024】速度演算部38Bでは、演算指令信号CW
がハイレベル“1”になった直後のX座標DWを取り込
み、連続して取り込まれたX座標DWの差分を演算指令
信号CWの周期で除算することにより、Xステージ16
の速度VWを求める。そして、速度演算部38Bは、そ
のように求められた速度VW、この速度VWが確定され
たことを示すサンプリングタイミング信号TW2、及び
その速度VWの算出に用いた最新のX座標DWを演算制
御部40に供給する。速度演算部38Bでの演算は速度
演算部38Aでの演算と同様である。
【0025】次に、演算制御部40では、供給されるサ
ンプリングタイミングTR2及びTW2の立ち上がりに
同期して順次、それぞれレチクルステージ4のX座標D
Rと速度VRと、及びウエハ側のXステージ16のX座
標DWと速度VWとを取り込む。そして、走査開始の直
前に演算制御部40は、レチクルステージ4、及びXス
テージ16のX座標を調整するように駆動指令信号BR
及びBWをそれぞれモータ駆動系41A及び41Bに出
力する。この場合、駆動指令信号BR及びBWは、それ
ぞれリニアモータ31及び34の駆動速度に対応した信
号であり、モータ駆動系41A及び41Bはそれぞれそ
の駆動速度を得るための電流をリニアモータ31及び3
3に供給する。
【0026】その後、走査露光が開始されると、演算制
御部40は取り込まれたレチクルステージ4の速度V
R、及びXステージ16の速度VW、並びに既知の投影
光学系11の投影倍率β(βは例えば1/4、1/5
等)を用いて、Xステージ16の速度VWがβ・VRと
なり、且つ速度VRが所定の基準値となるように駆動指
令信号BR及びBWを生成する。また、必要に応じて走
査露光中にレチクルステージ4とXステージ16とのX
方向の位置ずれ量が補正される。それらの駆動指令信号
BR及びBWに基づいてレチクルステージ4の速度VR
は所定の基準値に設定され、Xステージ16の速度VW
はβ・VRに設定される。
【0027】上述のように、本実施例によれば、レーザ
干渉計8,20から出力されるサンプリングタイミング
信号TR1,TW1を分周して得られた演算指令信号C
R,CWに同期してX座標DR,DWを取り込み、取り
込まれたX座標の差分を演算指令信号CR,CWの周期
で除算してレチクルステージ4及びXステージ16の速
度が算出されている。従って、取り込まれるX座標のサ
ンプリング周期と、速度を算出する際の除算の分母の周
期とが等しいため、レチクルステージ4及びXステージ
16のX方向への速度が正確に算出され、結果としてレ
チクルステージ4及びXステージ16の走査速度が正確
に制御される。これにより、ウエハ12の当該ショット
領域上には、レチクル2のパターンを走査方向に正確に
β倍した像が高い解像度で、且つ走査方向での歪みなく
投影される。
【0028】なお、上述実施例の速度演算部38A,3
8B、及び演算制御部40はそれぞれコンピュータのソ
フトウェア上で実行される機能である。また、上述実施
例では、サンプリングタイミング信号TR1,TW1か
らそれぞれ分周回路39A,39Bを介して演算指令信
号CR,CWを算出しているが、分周回路の代わりに例
えばカウンタを用いてもよく、更にはサンプリングタイ
ミング信号TR1,TW1そのものを演算指令信号C
R,CWとして使用してもよい。
【0029】このように、本発明は上述実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2の変位検
出手段から出力されるタイミング信号に同期してそれぞ
れマスクステージ及び基板ステージの位置の計測値が取
り込まれ、例えば取り込まれた位置の計測値の差分をそ
れらタイミング信号に基づいて得られる信号の間隔を除
算することにより、マスクステージ及び基板ステージの
走査方向への速度が正確に算出される。従って、マスク
ステージ及び基板ステージの走査速度を正確に制御でき
るため、マスクパターンから感光性の基板への転写像の
走査方向への倍率が所望の倍率となり、且つその転写像
に走査方向への歪みが無い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査型露光装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】実施例の動作の説明に供する各種信号のタイミ
ングチャートである。
【図3】従来の走査型露光装置を示す構成図である。
【符号の説明】
2 レチクル 4 レチクルステージ 7,19 移動鏡 8 レチクル側のレーザ干渉計 11 投影光学系 12 ウエハ 15 Yステージ 16 Xステージ 20 ウエハ側のレーザ干渉計 31,34 リニアモータ 37 ステージ制御系 38A,38B 速度演算部 39A,39B 分周回路 40 演算制御部 41A,41B モータ駆動系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光のもとで、マスクステー
    ジを介して転写用のパターンが形成されたマスクを第1
    の方向に走査するのと同期して、基板ステージを介して
    感光性の基板を前記第1の方向に対応する第2の方向に
    走査することにより、前記マスクのパターンを逐次前記
    基板上に露光する走査型露光装置において、 前記マスクステージの前記第1の方向の位置を周期的に
    計測し、該計測された位置の情報を該位置の情報が確定
    されたことを示す第1のタイミング信号と共に出力する
    第1の変位検出手段と;前記基板ステージの前記第2の
    方向の位置を周期的に計測し、該計測された位置の情報
    を該位置の情報が確定されたことを示す第2のタイミン
    グ信号と共に出力する第2の変位検出手段と;前記第1
    の変位検出手段から出力される前記マスクステージの位
    置の情報、及び前記第1のタイミング信号に基づいて得
    られる時間間隔より前記マスクステージの速度を算出す
    る第1の速度演算手段と;前記第2の変位検出手段から
    出力される前記基板ステージの位置の情報、及び前記第
    2のタイミング信号に基づいて得られる時間間隔より前
    記基板ステージの速度を算出する第2の速度演算手段
    と;前記第1及び第2の速度演算手段により算出される
    速度に基づいて前記マスクステージ及び前記基板ステー
    ジの速度を制御するステージ制御手段と;を有すること
    を特徴とする走査型露光装置。
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