JPH08109399A - 高密度再生皮革 - Google Patents

高密度再生皮革

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JPH08109399A
JPH08109399A JP24773794A JP24773794A JPH08109399A JP H08109399 A JPH08109399 A JP H08109399A JP 24773794 A JP24773794 A JP 24773794A JP 24773794 A JP24773794 A JP 24773794A JP H08109399 A JPH08109399 A JP H08109399A
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JP
Japan
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leather
sheet
fibers
slurry
calender
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Pending
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JP24773794A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hibino
雄志 日比野
Takahiro Hoshi
孝弘 星
Osamu Iwaki
修 岩城
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮革様表面及び薄手皮革製品様の感触が優れ
た再生皮革を提供する。 【構成】 皮革加工の際に発生する皮屑(シェービング
屑等)を繊維状に解繊した後に抄紙機によりシート化し
た後に、平滑度2秒以上、密度を0.5g/cm3以上
とする様にスーパーカレンダー処理してシート化するこ
とを特徴とする皮革様表面及び薄手皮革製品様の感触が
優れた再生皮革。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロムなめし処理等を
行なった、皮革のけずり屑(シェービング屑等)を繊維
化した皮屑を原料とした再生皮革に関するものである。
更に詳しく述べるならば、本発明は非常に優れた皮革様
表面を有し、かつ薄手皮革製品様の感触を持つ再生皮革
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、衣類やハンドバッグ、靴等の製造
には天然皮革や合成皮革が広く用いられている。ところ
が天然皮革の場合、製革工程中に発生する固形廃棄物は
原料皮の約80%をも占め、結果としてこの使い道のな
い副産物は埋立投棄されているのが現状である。しかし
近年、これら副産物の付加価値を高め、より有効に活用
するための資源利用の研究が活発化してきている。
【0003】皮革産業で発生する固形廃棄物(以後、皮
屑と略)の有効利用の一つとして再生皮革の製造があ
る。一般に再生皮革の製造方法には、皮屑を乾式、ある
いは湿式で繊維化させた皮屑繊維(コラーゲン繊維)を
単独、または他の天然繊維、再生繊維、合成繊維等と混
合して抄紙機等でシート化(特公昭38−20389号
公報、特公昭41−13872号公報等)するか、また
は他の繊維と混合したものにエマルジョンやラテックス
を添加してシート化(特公昭42−5258号公報、特
公昭47−48644号公報等)する方法がある。この
ようにして得られた再生皮革シートは比較的風合が天然
皮革に近似しており、かつ安価で得られるというメリッ
トがある。
【0004】このような再生皮革を、例えば衣服等に用
いようとした場合、皮革様表面及び薄手皮革製品様の感
触が望まれるが、従来の製造方法ではいずれも得られた
再生皮革シートは十分にこれらの品質を満足することが
出来ないという問題点があった。
【0005】これらの欠点を改善するために、例えば特
開昭57−149566号公報では太い径のコラーゲン
繊維より成る層と細い径のコラーゲン繊維より成る層の
二層抄きして作成したシート状物について記載されてい
るが、コラーゲン繊維の分級及び二層抄きの工程を考え
た場合、またコストの面でも生産性の良い方法とはいえ
ない。
【0006】又、特開昭58−93800号公報では再
生皮革に熱膨脹製樹脂含有塗料を塗布し、熱処理、揉加
工を施して作成したシート状物について記載されている
が、各工程を考えた場合、またコストの面でも生産性の
良い方法とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の如き再生皮革の皮革様表面及び薄手皮革製品様の感触
を改善することにある。すなわち生産性が良く、皮革様
表面及び薄手皮革製品様の感触の優れた再生皮革を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、皮革加工の際
に発生する皮屑繊維状に解繊化してスラリーとし、該ス
ラリーを抄紙機によってシート化し、バインダー樹脂を
塗布または含浸した後にカレンダー処理して、平滑度を
2秒以上、密度を0.5g/cm3以上とすることを特
徴とする高密度再生皮革である。
【0009】本発明者等は、スーパーカレンダー処理に
よる平滑化、高密度化が生産性良く、再生皮革の表面を
改質し薄手皮革様感触を与えることに着目し、コラーゲ
ン繊維を水媒体中に分散したスラリー状物を抄紙し、バ
インダー樹脂を塗布又は含浸させた後にスーパーカレン
ダー処理で平滑化、高密度化することにより高い生産性
でありながら皮革様表面及び薄手皮革製品様の感触が優
れることを見出した。
【0010】本発明に使用される皮屑は、乾式によって
解繊する。この場合原料である皮屑は、シェービング屑
等の本皮革の製革工程の際に発生したものを、5〜10
mm幅程度の大きさに細片化し、水分は30%以下で解
繊することが望ましい。これは解繊した繊維がダマ状に
なることを防止し、解繊動力を少なくするためである。
又この時に使用する本皮革の種類としては、別に制限は
なく、どのような動物の皮革でもよく、又どのような部
位の皮革でも使用可能である。解繊は粉末化を伴わずに
出来る方法、例えばクラッシャー、ミル等を改良した例
えばハンマーミル型解繊機を用いて解繊する。また皮屑
をシート化した際に発生する粉落ちを防止するために、
乾式によって解繊したコラーゲン繊維からふるい分けな
どにより微粉末を除去しても良い。解繊したコラーゲン
繊維は条件によっても異なるが、通常の条件での繊維長
はおよそ1〜50mm程度である。また解繊の前あるい
は後に、適当な顔染料でコラーゲン繊維を着色しておく
ことも出来る。
【0011】本発明においてはコラーゲン繊維を水媒体
中に分散してスラリーを調成する際、皮革シートの諸物
性を向上させる目的で他の繊維やパルプなど、通常の製
紙で使用されるものを混入してもなんら差し支えない。
例えば、針葉樹や広葉樹の化学パルプや機械パルプなど
の木材パルプ、古紙パルプ、麻や綿等の非木材天然パル
プ、ポリエチレン、ポリプロピレン等を原料とした合成
パルプ、またアクリル繊維、レーヨン繊維、フェノール
繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維等の有機繊
維、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維等の無機繊
維、ポリエチレン、PET等の熱融着性の繊維等を挙げ
ることが出来、必要であればこれらを組み合わせて使用
することが可能である。
【0012】また、コラーゲン繊維及を水媒体中に分散
したスラリー中には、各種のアニオン性、ノニオン性、
カチオン性、あるいは両性の歩留まり向上剤、紙力増強
剤等が用途に応じて使用できる。
【0013】具体的には、紙力増強剤、歩留まり増強剤
として、ポリアクリルアミド系のアニオン性、ノニオン
性、カチオン性、および両性の樹脂、ポリエチレンイミ
ン及びその誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリアミ
ン、ポリアミド、ポリアミドポリアミンおよびその誘導
体、カチオン性および両性澱粉、酸化澱粉、カルボキシ
ルメチル化澱粉、植物ガム、ポリビニルアルコール、尿
素ホルマリン樹脂、メラミンホルマリン樹脂、親水性の
ポリマー粒子などの有機系化合物、および硫酸バンド、
アルミナゾル、塩基性硫酸アルミニウム、塩基性塩化ア
ルミニウム、塩基性水酸化アルミニウムなどのアルミ化
合物、さらに硫化第一鉄、塩化第一鉄、あるいはコロイ
ダルシリカ、ベントナイト等の無機系化合物を組み合わ
せて使用することが出来る。
【0014】これら以外にも、染料、PH調製剤、消泡
剤、粘剤等の抄紙用助剤も用途に応じて使用出来る。
【0015】以上より得られた皮革シートに合成樹脂エ
マルジョン、合成ゴムラテックス、又は天然ゴムラテッ
クス等のバインダー樹脂をサイズプレスやゲートロール
等の塗工方法にてシート表面に塗布、又は含浸機を用い
てシート中に含浸させる。
【0016】この時に使用される合成樹脂エマルジョン
としては、例えばアルキッド樹脂、アクリル樹脂、ビニ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等が挙げられ、又合成、天然ゴムラテック
スとしては、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、ニト
リルゴム、NBRやSBR等のジエン系共重合体ラテッ
クス等が挙げられる。この場合の塗布量、又は含浸量と
しては、エマルジョン又はラテックスの固形分比が皮革
シートの絶乾重量に対して5〜60%程度が適してい
る。
【0017】以上の構成原料を主原料として用いて、天
然パルプの抄紙と同様の抄紙機、例えば長網式、円網式
製紙機等を用いて抄紙する。
【0018】以上より得られた皮革シートをカレンダで
処理する。本発明で使用するカレンダーとしては目標と
する平滑度と密度が得られるものならば、特に機種を限
定するものではなく通常の抄紙機のカレンダー、グロス
カレンダー、ソフトカレンダー、スーパーカレンダー等
が使用可能であるが密度を高くするためにはスーパーカ
レンダーが好適である。スーパーカレンダーとは通常の
製紙の仕上げ(加工)工程で使用されるものでチルドロ
ールと弾性ロールとが交互に重ね合って、この間をシー
トが通過する時に平滑度と光沢が向上する機械である。
弾性ロールとしてはウールン系、コットン系、ペーパー
系、アスベスト等が用途に応じて使用出来る。このスー
パーカレンダー処理を施すことにより他のカレンダー処
理では得にくい高平滑、高光沢のシートが得られるので
ある。製品の平滑度、表面性、及び密度はスーパーカレ
ンダーのニップ段数、加圧力、チルドロール温度によっ
て影響を受けるが、これらの諸条件を調整して目標の品
質を得ることが出来る。
【0019】皮革シートを王研式で測定した平滑度で2
秒以上、密度0.5g/cm3以上とするようにスーパ
ーカレンダー処理をすることにより皮革様表面及び薄手
皮革製品様の感触の優れた再生皮革が得られる。平滑度
が2秒未満ではシートの表面のざらつき感が高くなり、
十分な皮革様表面が得られずに好ましくない。密度が
0.5g/cm3未満では重量感がなくなってしまう為、
又、シートが厚くなり剛度が高くなる為十分な薄手皮革
製品様の感触が得られずに好ましくない。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。実施例及び比較例において%及び部は、それぞれ
重量%及び重量部を意味する。
【0021】実施例1 本皮革のシェービング屑を原料とし、これを機械的破砕
処理によって解繊して得たコラーゲン繊維を、カナダ標
準濾水度(CSF)600mlに叩解して水中に分散し
た。このコラーゲン繊維のスラリー中に、同じくカナダ
標準濾水度(CSF)600mlに叩解した針葉樹晒パ
ルプ(NBKP)を重量比で80:20の割合になるよ
うに混合攪拌して原料スラリーを調成し、常法に従って
角型シートマシンにより坪量100g/m2の皮革シー
トを抄紙した。このシートに含浸機を用いてNBR(ラ
ックスターDN−703(:大日本インキ化学工業
(株)製))を、固形分が皮革シートの絶乾重量に対し
て15%の含浸量になるように含浸させ、乾燥機にて皮
膜乾燥させた後に、コットン系弾性ロール(スペシャル
ホワイトコットンロール(:由利ロール機械(株)
製))を用いたスーパーカレンダー(3段テストスーパ
ーカレンダー(:由利ロール機械(株)製))にて温度
60℃、線圧190Kg/cmの条件でカレンダー処理
を4回行ない(シートの両面共2回づつ弾性ロールに接
触させる様にカレンダー処理を行い)、皮革シートを作
成した。
【0022】実施例2 実施例1において使用したスーパーカレンダーの処理条
件を温度60℃、線圧30Kg/cmの条件でカレンダ
ー処理を4回行なう(シートの両面共2回づつ弾性ロー
ルに接触させる様にカレンダー処理を行なう)こと以外
は実施例1と同様にして皮革シートを作成した。
【0023】比較例1 実施例1において使用したスーパーカレンダーで処理し
なかったこと以外は実施例1と同様にして皮革シートを
作成した。
【0024】比較例2 実施例1において使用したスーパーカレンダーの処理条
件を温度60℃、線圧30Kg/cmの条件でカレンダ
ー処理を2回行なう(シートの両面共1回づつ弾性ロー
ルに接触させる様にカレンダー処理を行なう)こと以外
は実施例1と同様にして皮革シートを作成した。
【0025】比較例3 実施例1において含浸したNBRの含浸量が、固形分が
皮革シートの絶乾重量に対して40%の含浸量になるよ
うに含浸し、スーパーカレンダーの処理条件を温度60
℃、線圧15Kg/cmの条件でカレンダー処理を2回
行なう(シートの両面共1回づつ弾性ロールに接触させ
る様にカレンダー処理を行なう)こと以外は実施例1と
同様にして皮革シートを作成した。
【0026】なお、実施例1〜2、比較例1〜3で得ら
れたシート状物の皮革様表面及び薄手皮革製品様の感触
の評価は以下の要領で行なった。
【0027】皮革様表面は目視で判定し4段階評価と
し、優秀なものを1、普通なものを2、不良なものを
3、甚だしく不良なものを4と分類評価した。
【0028】薄手皮革製品様の感触は剛度及び目視で判
定した。剛度はTAPPI−T543に従って測定した
ガーレーこわさで評価し、値が小さいほど良好である。
又、目視による判定は4段階評価とし、優秀なものを
1、普通なものを2、不良なものを3甚だしく不良なも
のを4と分類評価した。
【0029】これらの結果を表1に示す。
【表1】
【0030】表1から明らかなように、実施例で得られ
た再生皮革は比較例の再生皮革に比べて皮革様表面及び
薄手皮革製品様の感触が優れた再生皮革を提供すること
を可能とした。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、皮革加工
の際に発生する皮屑(シェービング屑等)を繊維状に解
繊した後に抄紙機によりシート、バインダー樹脂を塗布
又は含浸した後に、平滑度2秒以上、密度を0.5g/
cm3以上とする様にスーパーカレンダー処理してシー
ト化することにより、高い生産性でありながら皮革様表
面及び薄手皮革製品様の感触が優れた再生皮革を得るこ
とが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮革加工の際に発生する皮屑を繊維状に
    解繊化して水媒体中に分散してスラリーとし、該スラリ
    ーを抄紙機によりシート化しバインダー樹脂を塗布又は
    含浸した後に、カレンダー処理して、平滑度2秒以上、
    密度を0.5g/cm3以上とすることを特徴とする再
    生皮革。
JP24773794A 1994-10-13 1994-10-13 高密度再生皮革 Pending JPH08109399A (ja)

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JP24773794A JPH08109399A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 高密度再生皮革

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030078991A (ko) * 2002-04-01 2003-10-10 전기평 폐 피혁을 재활용한 인조피혁 제조방법
KR101963083B1 (ko) * 2018-06-05 2019-03-27 엄기천 친환경 재생 소가죽의 제조방법

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KR20030078991A (ko) * 2002-04-01 2003-10-10 전기평 폐 피혁을 재활용한 인조피혁 제조방법
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