JPH08111380A - 半導体構造作製法 - Google Patents
半導体構造作製法Info
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- JPH08111380A JPH08111380A JP6246212A JP24621294A JPH08111380A JP H08111380 A JPH08111380 A JP H08111380A JP 6246212 A JP6246212 A JP 6246212A JP 24621294 A JP24621294 A JP 24621294A JP H08111380 A JPH08111380 A JP H08111380A
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- Japan
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体基板上に選択的結晶を成長させる半導
体構造作製法において、良好な界面特性を有する半導体
構造を得ることを目的とする。 【構成】 本発明に基づく半導体構造作製法は、半導体
基板上にレジストパターンを形成する工程と、該レジス
トパターンをマスクとしてエッチングを行うことにより
半導体基板に段差を形成する工程と、該半導体基板上の
エッチングを行った部分に絶縁物からなるマスクを形成
する工程と、マスクの上に多結晶を成長させ、一方マス
クで覆われていない部分の上に単結晶を成長させる工程
とを有し、さらに絶縁物マスクからなる層の厚さは、段
差の高さよりも低いこと特徴とする。
体構造作製法において、良好な界面特性を有する半導体
構造を得ることを目的とする。 【構成】 本発明に基づく半導体構造作製法は、半導体
基板上にレジストパターンを形成する工程と、該レジス
トパターンをマスクとしてエッチングを行うことにより
半導体基板に段差を形成する工程と、該半導体基板上の
エッチングを行った部分に絶縁物からなるマスクを形成
する工程と、マスクの上に多結晶を成長させ、一方マス
クで覆われていない部分の上に単結晶を成長させる工程
とを有し、さらに絶縁物マスクからなる層の厚さは、段
差の高さよりも低いこと特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特性の良好な微細構造
デバイスを作製する場合に必要な、加工基板と選択結晶
成長法を用いた半導体構造作製法に関するものである。
デバイスを作製する場合に必要な、加工基板と選択結晶
成長法を用いた半導体構造作製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、トランジスタ、IC、ダイオ
ード、熱電素子、太陽電池、ホール素子、光導電素子等
の半導体部品(微細構造デバイス)を作製するため、あ
るいは量子細線などの量子効果を研究するために、III-
V 族化合物半導体上への選択結晶成長の研究が盛んに行
われている。
ード、熱電素子、太陽電池、ホール素子、光導電素子等
の半導体部品(微細構造デバイス)を作製するため、あ
るいは量子細線などの量子効果を研究するために、III-
V 族化合物半導体上への選択結晶成長の研究が盛んに行
われている。
【0003】この選択成長では以下のような2つの種類
のマスク材料が用いられている。すなわち、 i)SiO2 ,SiN,GaAs等の絶縁物からなる酸
化膜が素子を電気的に分離するために用いられている。
また、 ii)高融点を有するW,WSi等の金属が埋め込み電極
として用いられている。
のマスク材料が用いられている。すなわち、 i)SiO2 ,SiN,GaAs等の絶縁物からなる酸
化膜が素子を電気的に分離するために用いられている。
また、 ii)高融点を有するW,WSi等の金属が埋め込み電極
として用いられている。
【0004】以下、絶縁膜を用いた場合ついて説明す
る。
る。
【0005】選択成長は、基板上の選択された場所にの
み、結晶成長させることである。選択されない場所の上
とは異なる性質の物質を選択的に成長させることも、広
義には含まれる。
み、結晶成長させることである。選択されない場所の上
とは異なる性質の物質を選択的に成長させることも、広
義には含まれる。
【0006】まず、有機金属気相成長(MOCVD)
法、あるいはそれに準じた成長方法を用いて選択成長さ
せる場合、例えばSiO2 やSiNなどの絶縁膜を成長
マスクとし、基板のSi露出部のみにSiを選択的にエ
ピタキシャル成長させる。この選択成長では、マスクで
覆われていない化合物半導体上に単結晶が成長する。
法、あるいはそれに準じた成長方法を用いて選択成長さ
せる場合、例えばSiO2 やSiNなどの絶縁膜を成長
マスクとし、基板のSi露出部のみにSiを選択的にエ
ピタキシャル成長させる。この選択成長では、マスクで
覆われていない化合物半導体上に単結晶が成長する。
【0007】つぎに、超高真空中で単結晶薄膜を作成す
る分子線ビームエピタキシ(MBE)法を用いて選択成
長を行う場合について説明する。例えば、GaAsを選
択成長する場合には、マスクで覆われていない化合物半
導体上に単結晶が成長するのに対して、マスク上には多
結晶が堆積する。この多結晶は高抵抗を示すので絶縁材
料として利用することができる。この場合、マスク上と
マスクで覆われていない部分では結晶の性質(単結晶で
あるか、多結晶であるか)が異なるので、広い意味での
選択成長であると考えられる。このMBE法を用いた選
択成長では、図6に示すように、再成長層とSiO2 な
どのマスクとの間に界面が形成される。図6において、
GaAs基板1上にマスク32が部分的に形成されてい
る。このマスクが形成された部分は、高抵抗多結晶が成
長している。一方、マスク32が形成されていない部分
は、単結晶4が成長している。また、単結晶4とマスク
32との間にマスクが形成されている。
る分子線ビームエピタキシ(MBE)法を用いて選択成
長を行う場合について説明する。例えば、GaAsを選
択成長する場合には、マスクで覆われていない化合物半
導体上に単結晶が成長するのに対して、マスク上には多
結晶が堆積する。この多結晶は高抵抗を示すので絶縁材
料として利用することができる。この場合、マスク上と
マスクで覆われていない部分では結晶の性質(単結晶で
あるか、多結晶であるか)が異なるので、広い意味での
選択成長であると考えられる。このMBE法を用いた選
択成長では、図6に示すように、再成長層とSiO2 な
どのマスクとの間に界面が形成される。図6において、
GaAs基板1上にマスク32が部分的に形成されてい
る。このマスクが形成された部分は、高抵抗多結晶が成
長している。一方、マスク32が形成されていない部分
は、単結晶4が成長している。また、単結晶4とマスク
32との間にマスクが形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記半導体構
造では、単結晶4が成長を開始する箇所はマスク32よ
り下方にあるために、成長初期には単結晶4とマスク3
2の界面61が存在する。この界面の特性が悪く、さら
に、この界面61は単結晶4と高抵抗多結晶5との間の
界面にも悪影響を及ぼす。
造では、単結晶4が成長を開始する箇所はマスク32よ
り下方にあるために、成長初期には単結晶4とマスク3
2の界面61が存在する。この界面の特性が悪く、さら
に、この界面61は単結晶4と高抵抗多結晶5との間の
界面にも悪影響を及ぼす。
【0009】一般に、上記有機金属気相成長(MOCV
D)法、あるいはそれに準じた成長方法を用いて選択成
長させる場合、マスク上には単結晶および多結晶を成長
させないことが重要である。そのため、良好な選択性を
得るためには、適当な成長条件(成長温度、成長圧力あ
るいは原料ガスなど)を定める必要がある。選択成長に
適した成長条件が良好な単結晶を成長する条件とは異な
ったり、微細構造を作製できても電極形成が困難となる
場合が生ずる。
D)法、あるいはそれに準じた成長方法を用いて選択成
長させる場合、マスク上には単結晶および多結晶を成長
させないことが重要である。そのため、良好な選択性を
得るためには、適当な成長条件(成長温度、成長圧力あ
るいは原料ガスなど)を定める必要がある。選択成長に
適した成長条件が良好な単結晶を成長する条件とは異な
ったり、微細構造を作製できても電極形成が困難となる
場合が生ずる。
【0010】また、上記分子線ビームエピタキシ(MB
E)法を用いて選択成長を行う場合、上記界面の特性が
悪いためにデバイス特性が劣化する。さらに、この界面
の特性は単結晶と高抵抗多結晶との間の界面にも悪影響
を及ぼす。従って、デバイスのサイズが小さくなった時
に、これらの界面の特性がデバイスの特性に悪影響を及
ぼすことになる。
E)法を用いて選択成長を行う場合、上記界面の特性が
悪いためにデバイス特性が劣化する。さらに、この界面
の特性は単結晶と高抵抗多結晶との間の界面にも悪影響
を及ぼす。従って、デバイスのサイズが小さくなった時
に、これらの界面の特性がデバイスの特性に悪影響を及
ぼすことになる。
【0011】さらに、上記MBE法を用いた選択成長で
は、GaAs表面を酸化させてGaAs酸化膜のマスク
を形成し、マスクを部分的に削り取った後に再成長を行
う方法が報告されている。再結晶を行う前には、マスク
で覆われていないGaAs表面の自然酸化膜を除去しな
ければならない。しかし、自然酸化膜を除去する際に、
マスクのGaAs酸化膜も除去される。そして、GaA
s酸化膜が熱的に不安定であるために、成長中に劣化す
るという問題点もある。
は、GaAs表面を酸化させてGaAs酸化膜のマスク
を形成し、マスクを部分的に削り取った後に再成長を行
う方法が報告されている。再結晶を行う前には、マスク
で覆われていないGaAs表面の自然酸化膜を除去しな
ければならない。しかし、自然酸化膜を除去する際に、
マスクのGaAs酸化膜も除去される。そして、GaA
s酸化膜が熱的に不安定であるために、成長中に劣化す
るという問題点もある。
【0012】MBE法あるいはMOCVD法では、Al
GaAs層上への単結晶成長が困難である。これは、A
lGaAs上に形成された自然酸化膜の除去が困難であ
るためである。このことは、逆にAlGaAs酸化膜は
熱的に安定であり、AlGaAs酸化膜をマスクとして
用いることが可能であることを示しているものと考えら
れる。AlGaAs層の表面の酸化を防ぐために、Al
GaAs層上に厚さの薄いGaAsキャップ層を成長
し、保護している。このGaAsキャップ層は、通常の
成長温度(600℃から700℃)よりも高い温度(7
50℃)をかけることにより、剥がすことができる。再
成長直前にGaAsキャップ層を剥がすことにより、酸
化されていないAlGaAs層上に単結晶を成長するこ
とができる。部分的にGaAsキャップ層を取り除いて
おくことにより、キャップ層のある部分では単結晶を、
無い部分では多結晶を成長することができ、選択成長が
可能となる。ただし、GaAsキャップ層を剥がすため
には高温での熱処理が必要であり、埋め込み構造の劣
化、熱処理中の不純物の蓄積および拡散が問題となる。
さらに、多結晶を成長させるべきであるAlGaAs層
の酸化膜も取り除かれる恐れがあり、多結晶が高抵抗化
せず、素子の分離ができない可能性がある。
GaAs層上への単結晶成長が困難である。これは、A
lGaAs上に形成された自然酸化膜の除去が困難であ
るためである。このことは、逆にAlGaAs酸化膜は
熱的に安定であり、AlGaAs酸化膜をマスクとして
用いることが可能であることを示しているものと考えら
れる。AlGaAs層の表面の酸化を防ぐために、Al
GaAs層上に厚さの薄いGaAsキャップ層を成長
し、保護している。このGaAsキャップ層は、通常の
成長温度(600℃から700℃)よりも高い温度(7
50℃)をかけることにより、剥がすことができる。再
成長直前にGaAsキャップ層を剥がすことにより、酸
化されていないAlGaAs層上に単結晶を成長するこ
とができる。部分的にGaAsキャップ層を取り除いて
おくことにより、キャップ層のある部分では単結晶を、
無い部分では多結晶を成長することができ、選択成長が
可能となる。ただし、GaAsキャップ層を剥がすため
には高温での熱処理が必要であり、埋め込み構造の劣
化、熱処理中の不純物の蓄積および拡散が問題となる。
さらに、多結晶を成長させるべきであるAlGaAs層
の酸化膜も取り除かれる恐れがあり、多結晶が高抵抗化
せず、素子の分離ができない可能性がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、界面特性の良好な半導体構造の作製方法を提供す
ることにある。
決し、界面特性の良好な半導体構造の作製方法を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決しようと
するために、本発明にもとづく半導体構造作製方法は、
半導体基板上に選択的に結晶を成長させる半導体構造作
製法において、半導体基板上にレジストパターンを形成
する工程と、該レジストパターンをマスクとしてエッチ
ングを行うことにより半導体基板に段差を形成する工程
と、該半導体基板上のエッチングを行った部分に絶縁物
からなるマスクを形成する工程と、該マスクの上に多結
晶を成長させ、一方マスクで覆われていない部分の上に
単結晶を成長させる工程とを含み、さらに絶縁物マスク
からなる層の厚さは、段差の高さよりも低いことを特徴
とする。したがって、半導体基板上の単結晶を成長させ
るべき領域が、絶縁物からなるマスク層の表面よりも上
方向に位置する。そのため、単結晶成長層とマスク層と
が接することがないので、従来のもので問題となった単
結晶成長層とマスク層との間の界面形成による悪影響が
回避される。
するために、本発明にもとづく半導体構造作製方法は、
半導体基板上に選択的に結晶を成長させる半導体構造作
製法において、半導体基板上にレジストパターンを形成
する工程と、該レジストパターンをマスクとしてエッチ
ングを行うことにより半導体基板に段差を形成する工程
と、該半導体基板上のエッチングを行った部分に絶縁物
からなるマスクを形成する工程と、該マスクの上に多結
晶を成長させ、一方マスクで覆われていない部分の上に
単結晶を成長させる工程とを含み、さらに絶縁物マスク
からなる層の厚さは、段差の高さよりも低いことを特徴
とする。したがって、半導体基板上の単結晶を成長させ
るべき領域が、絶縁物からなるマスク層の表面よりも上
方向に位置する。そのため、単結晶成長層とマスク層と
が接することがないので、従来のもので問題となった単
結晶成長層とマスク層との間の界面形成による悪影響が
回避される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明にもとづく半導
体構造作製方法の一実施例を説明する。
体構造作製方法の一実施例を説明する。
【0016】[実施例1]図1は、本発明にもとづく半
導体構造作製方法の一例の各工程を説明するための模式
的断面図で、(a)はGaAs基板上のレジスト膜形
成、(b)は基板のエッチング、(c)はスパッタ法に
よるSiO2 膜の形成、(d)はレジスト膜のリフトオ
フ、そして(e)はMBE法による成長の各工程を説明
するための図である。
導体構造作製方法の一例の各工程を説明するための模式
的断面図で、(a)はGaAs基板上のレジスト膜形
成、(b)は基板のエッチング、(c)はスパッタ法に
よるSiO2 膜の形成、(d)はレジスト膜のリフトオ
フ、そして(e)はMBE法による成長の各工程を説明
するための図である。
【0017】まず、GaAs基板の表面にレジストを塗
布し、レジストパターンを形成する(図1(a))。こ
のレジストパターンをエッチングパターンとして、基板
を所定の厚さにわたってエッチングする。その結果、基
板表面上に段差が形成される(図1( b))。エッチン
グ終了後、レジストマスクで覆われた部分を含む基板表
面全体にわたってSiO2 膜をスパッタ法により形成す
る(図1(c)) 。さらに、レジストマスクをアセトン
で除去し、GaAs基板の窪んだ部分だけにSiO2 を
残す(図1(d))。そして、このように加工された基
板上にGaAsを成長させる(図1(e))。この実施
例では、結晶成長を基板温度600℃のMBE法で行っ
た。この場合、SiO2 マスク上の結晶は多結晶5であ
り、かつ高抵抗を示した。一方、GaAs層上の結晶は
単結晶4である。また、図1(e)に示すように、単結
晶成長層4がSiO2 マスク3よりも上方に位置してい
る。そのため、単結晶4は多結晶に隣接して界面6を形
成するが、SiO2 マスク3とは接触しない。このた
め、良好な界面が得られた。
布し、レジストパターンを形成する(図1(a))。こ
のレジストパターンをエッチングパターンとして、基板
を所定の厚さにわたってエッチングする。その結果、基
板表面上に段差が形成される(図1( b))。エッチン
グ終了後、レジストマスクで覆われた部分を含む基板表
面全体にわたってSiO2 膜をスパッタ法により形成す
る(図1(c)) 。さらに、レジストマスクをアセトン
で除去し、GaAs基板の窪んだ部分だけにSiO2 を
残す(図1(d))。そして、このように加工された基
板上にGaAsを成長させる(図1(e))。この実施
例では、結晶成長を基板温度600℃のMBE法で行っ
た。この場合、SiO2 マスク上の結晶は多結晶5であ
り、かつ高抵抗を示した。一方、GaAs層上の結晶は
単結晶4である。また、図1(e)に示すように、単結
晶成長層4がSiO2 マスク3よりも上方に位置してい
る。そのため、単結晶4は多結晶に隣接して界面6を形
成するが、SiO2 マスク3とは接触しない。このた
め、良好な界面が得られた。
【0018】なお、成長には必ずしもMBE法を用いる
必要はなく、多結晶層が高抵抗であれば、MOCVD
法、あるいはそれに準じた成長法を用いることもでき
る。
必要はなく、多結晶層が高抵抗であれば、MOCVD
法、あるいはそれに準じた成長法を用いることもでき
る。
【0019】[実施例2]図2は、本発明にもとづく半
導体構造作製方法によって制作されたヘテロバイポーラ
トランジスタの模式的断面図を示すものである。この図
において、参照符号1は実施例1と同様の方法で加工さ
れたGaAs基板であり、この基板1上の窪んだ部分に
高抵抗多結晶5が積層され、また凸部に複数の単結晶層
が積層されている。すなわち、実施例1の単結晶層4
を、n−GaAsコレクタ電極層14、n−GaAsコ
レクタ層11、p−GaAsベース層15、N−AlG
aAsエミッタ層16、n−GaAsエミッタ電極層1
7とした。さらに、図2において、参照符号19はエミ
ッタ電極、20はベース電極、21はコレクタ電極であ
る。この実施例では、MBE法での成長後、プロセスを
行い、金属電極を形成している。
導体構造作製方法によって制作されたヘテロバイポーラ
トランジスタの模式的断面図を示すものである。この図
において、参照符号1は実施例1と同様の方法で加工さ
れたGaAs基板であり、この基板1上の窪んだ部分に
高抵抗多結晶5が積層され、また凸部に複数の単結晶層
が積層されている。すなわち、実施例1の単結晶層4
を、n−GaAsコレクタ電極層14、n−GaAsコ
レクタ層11、p−GaAsベース層15、N−AlG
aAsエミッタ層16、n−GaAsエミッタ電極層1
7とした。さらに、図2において、参照符号19はエミ
ッタ電極、20はベース電極、21はコレクタ電極であ
る。この実施例では、MBE法での成長後、プロセスを
行い、金属電極を形成している。
【0020】なお、マスク層としてSiNを用いても素
子間の抵抗は高く、多結晶5は良好な絶縁特性を示し
た。また、エミッタ電極を高抵抗多結晶5の上にも形成
しても素子間の分離が可能であるため、エミッタのサイ
ズを小さくすることができる。したがって、集積度が増
し、高周波特性が改善される。さらに、p−GaAsベ
ース層15とN−AlGaAsエミッタ層16との間の
界面の一方が多結晶5に接しており、大気に触れていな
いので、ベース/エミッタ界面での再結合電流が少なく
なる。ここでは、AlGaAs/GaAsの実施例を用
いたが、Si/Ge、InGaAs/InPなどのすべ
ての半導体に関しても本発明を適用することが可能であ
る。
子間の抵抗は高く、多結晶5は良好な絶縁特性を示し
た。また、エミッタ電極を高抵抗多結晶5の上にも形成
しても素子間の分離が可能であるため、エミッタのサイ
ズを小さくすることができる。したがって、集積度が増
し、高周波特性が改善される。さらに、p−GaAsベ
ース層15とN−AlGaAsエミッタ層16との間の
界面の一方が多結晶5に接しており、大気に触れていな
いので、ベース/エミッタ界面での再結合電流が少なく
なる。ここでは、AlGaAs/GaAsの実施例を用
いたが、Si/Ge、InGaAs/InPなどのすべ
ての半導体に関しても本発明を適用することが可能であ
る。
【0021】[実施例3]図3は、本発明にもとづく半
導体構造作製方法によって制作された微小共鳴トンネル
ダイオードの模式的断面図である。参照符号1はn−G
aAs基板、3はSiO2 マスク、5は高抵抗多結晶、
22はGaAs層、23はAlAs層、24はn−Ga
As電極層、25は金属電極である。図1の単結晶層4
をGaAs層22、AlAs層23、n−GaAs層2
4とした場合に相当し、この部分が共鳴トンネルダイオ
ード構造を形成している。微小ダイオードであるのにも
かかわらず、電極形成が非常に容易であり、負性抵抗特
性が観察できる。
導体構造作製方法によって制作された微小共鳴トンネル
ダイオードの模式的断面図である。参照符号1はn−G
aAs基板、3はSiO2 マスク、5は高抵抗多結晶、
22はGaAs層、23はAlAs層、24はn−Ga
As電極層、25は金属電極である。図1の単結晶層4
をGaAs層22、AlAs層23、n−GaAs層2
4とした場合に相当し、この部分が共鳴トンネルダイオ
ード構造を形成している。微小ダイオードであるのにも
かかわらず、電極形成が非常に容易であり、負性抵抗特
性が観察できる。
【0022】[実施例4]図4は、本発明にもとづく半
導体構造作製方法の一例の各工程を説明するための模式
的断面図で、SiO2 などのマスクのかわりにAl系の
自然酸化膜を利用した場合を示す。図4において、
(a)はGaAs/AlGaAs基板の作成、(b)は
基板上のレジスト膜形成およびエッチング、(c)はA
l系酸化膜の形成、(d)はレジスト除去後のMBE法
による成長の各工程に対応した図である。図中、参照符
号31はGaAs層、32はAlGaAs層、2はレジ
スト、33はAl系酸化膜、4は単結晶、そして5は高
抵抗多結晶である。
導体構造作製方法の一例の各工程を説明するための模式
的断面図で、SiO2 などのマスクのかわりにAl系の
自然酸化膜を利用した場合を示す。図4において、
(a)はGaAs/AlGaAs基板の作成、(b)は
基板上のレジスト膜形成およびエッチング、(c)はA
l系酸化膜の形成、(d)はレジスト除去後のMBE法
による成長の各工程に対応した図である。図中、参照符
号31はGaAs層、32はAlGaAs層、2はレジ
スト、33はAl系酸化膜、4は単結晶、そして5は高
抵抗多結晶である。
【0023】まず、GaAs層31とAlGaAs層3
2とが積層してなる基板30を容易する(図2(a))。
つぎにGaAs層31上にレジスト2を塗布する。レジ
ストマスクをパターンとして基板をエッチングすること
により段差を形成する(図4(b))。ここではGaA
s層に対する選択エッチングを用いて行うことができ
る。しかしながら、必ずしも、GaAs層31とAlG
aAs層32の界面でエッチングを止める必要はなく、
AlGaAs層32中でエッチングを止めてもよい。酸
化プロセスにより、表面全体にAl系酸化膜を形成する
(図4(c))。ここでは、大気中の酸素と反応した際
に形成される酸化膜を用いている。酸化のプロセスに
は、他の方法を用いてもよい。つぎに、加工基板上にG
aAs層を成長させる(図4(d))。レジストを除去
した後、GaAs層も酸化される。しかしながら、Al
GaAs層はGaAs層よりも酸化されやすく、その酸
化膜は除去しにくい。この性質を利用して、GaAs層
上の酸化膜だけを除去するために、成長前に650℃で
の熱処理を行った。この温度では、AlGaAs層表面
の酸化膜は除去されず、熱的に安定であるため、マスク
として利用できる。その後、再成長は600℃のMBE
法で行った。AlGaAs層上の結晶は多結晶5であ
り、高抵抗であった。これに対し、GaAs層上の結晶
は単結晶4である。また、図4(d)に示すように、単
結晶成長層が酸化膜マスク層としているAl系酸化膜3
3より上方に位置しているので、単結晶層4との界面は
Al系酸化膜33ではなく、多結晶5となっている。こ
のため、良好な界面が得られた。
2とが積層してなる基板30を容易する(図2(a))。
つぎにGaAs層31上にレジスト2を塗布する。レジ
ストマスクをパターンとして基板をエッチングすること
により段差を形成する(図4(b))。ここではGaA
s層に対する選択エッチングを用いて行うことができ
る。しかしながら、必ずしも、GaAs層31とAlG
aAs層32の界面でエッチングを止める必要はなく、
AlGaAs層32中でエッチングを止めてもよい。酸
化プロセスにより、表面全体にAl系酸化膜を形成する
(図4(c))。ここでは、大気中の酸素と反応した際
に形成される酸化膜を用いている。酸化のプロセスに
は、他の方法を用いてもよい。つぎに、加工基板上にG
aAs層を成長させる(図4(d))。レジストを除去
した後、GaAs層も酸化される。しかしながら、Al
GaAs層はGaAs層よりも酸化されやすく、その酸
化膜は除去しにくい。この性質を利用して、GaAs層
上の酸化膜だけを除去するために、成長前に650℃で
の熱処理を行った。この温度では、AlGaAs層表面
の酸化膜は除去されず、熱的に安定であるため、マスク
として利用できる。その後、再成長は600℃のMBE
法で行った。AlGaAs層上の結晶は多結晶5であ
り、高抵抗であった。これに対し、GaAs層上の結晶
は単結晶4である。また、図4(d)に示すように、単
結晶成長層が酸化膜マスク層としているAl系酸化膜3
3より上方に位置しているので、単結晶層4との界面は
Al系酸化膜33ではなく、多結晶5となっている。こ
のため、良好な界面が得られた。
【0024】[実施例5]図5は、本発明にもとづく半
導体構造作製方法によって制作されたヘテロバイポーラ
トランジスタの模式的断面図を示すものである。参照符
号11はn−GaAsコレクタ層、41はn−GaAs
基板、32はAlGaAs基板、33はAl系酸化膜、
15はp−GaAsベース層、16はN−AlGaAs
エミッタ層、17はn−GaAsエミッタ電極層、5は
高抵抗多結晶、19はエミッタ電極、20はベース電
極、21はコレクタ電極である。図4の単結晶層4をn
−GaAsコレクタ層11、p−GaAsベース層1
5、N−AlGaAsエミッタ層16、n−GaAsエ
ミッタ電極層17とした場合に相当する。また、図4に
おけるGaAs/AlGaAs基板30をn−GaAs
層41とAlGaAs層32とからなるn−GaAs/
AlGaAs基板とした場合に相当する。そして、MB
E法での成長後、プロセスを行い、金属電極を形成して
いる。
導体構造作製方法によって制作されたヘテロバイポーラ
トランジスタの模式的断面図を示すものである。参照符
号11はn−GaAsコレクタ層、41はn−GaAs
基板、32はAlGaAs基板、33はAl系酸化膜、
15はp−GaAsベース層、16はN−AlGaAs
エミッタ層、17はn−GaAsエミッタ電極層、5は
高抵抗多結晶、19はエミッタ電極、20はベース電
極、21はコレクタ電極である。図4の単結晶層4をn
−GaAsコレクタ層11、p−GaAsベース層1
5、N−AlGaAsエミッタ層16、n−GaAsエ
ミッタ電極層17とした場合に相当する。また、図4に
おけるGaAs/AlGaAs基板30をn−GaAs
層41とAlGaAs層32とからなるn−GaAs/
AlGaAs基板とした場合に相当する。そして、MB
E法での成長後、プロセスを行い、金属電極を形成して
いる。
【0025】Al系酸化膜を用いても、実施例2で得ら
れたヘテロバイポーラトランジスタと同様な利点が得ら
れる。
れたヘテロバイポーラトランジスタと同様な利点が得ら
れる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、単結晶を成長すべ
き領域の基板表面がマスク層表面よりも上方に位置して
いるので、良好な界面が得られ、微細デバイスの作製が
良好になるという効果がある。
き領域の基板表面がマスク層表面よりも上方に位置して
いるので、良好な界面が得られ、微細デバイスの作製が
良好になるという効果がある。
【図1】本発明にもとづく半導体構造作製方法の一例の
各工程を説明するための模式的断面図で、(a)はGa
As基板上のレジスト膜形成、(b)は基板のエッチン
グ、(c)はスパッタ法によるSiO2 膜の形成、
(d)はレジスト膜のリフトオフ、そして(e)はMB
E法による成長の各工程を説明するための図である。
各工程を説明するための模式的断面図で、(a)はGa
As基板上のレジスト膜形成、(b)は基板のエッチン
グ、(c)はスパッタ法によるSiO2 膜の形成、
(d)はレジスト膜のリフトオフ、そして(e)はMB
E法による成長の各工程を説明するための図である。
【図2】本発明にもとづく半導体構造作製方法によって
制作されたヘテロバイポーラトランジスタの模式的断面
図である。
制作されたヘテロバイポーラトランジスタの模式的断面
図である。
【図3】本発明にもとづく半導体構造作製方法によって
制作された微小共鳴トンネルダイオードの模式的断面図
である。
制作された微小共鳴トンネルダイオードの模式的断面図
である。
【図4】本発明にもとづく半導体構造作製方法の一例の
各工程を説明するための模式的断面図で、(a)はGa
As/AlGaAs基板の作成、(b)は基板上のレジ
スト膜形成およびエッチング、(c)はAl系酸化膜の
形成、(d)はレジスト除去後のMBE法による成長の
各工程に対応した図である。
各工程を説明するための模式的断面図で、(a)はGa
As/AlGaAs基板の作成、(b)は基板上のレジ
スト膜形成およびエッチング、(c)はAl系酸化膜の
形成、(d)はレジスト除去後のMBE法による成長の
各工程に対応した図である。
【図5】本発明にもとづく半導体構造作製方法によって
制作されたヘテロバイポーラトランジスタの模式的断面
図である。
制作されたヘテロバイポーラトランジスタの模式的断面
図である。
【図6】従来の半導体構造作製方法によって作製された
半導体構造の模式的断面図である。
半導体構造の模式的断面図である。
1 GaAs基板(n−GaAs基板) 2 レジスト 3 SiO2 マスク 4 単結晶 5 高抵抗多結晶 6 単結晶と多結晶との界面 11 n−GaAsコレクタ層 13 SiNマスク 14 n−GaAsコレクタ電極層 15 p−GaAsベース層 16 N−AlGaAsエミッタ層 17 n−GaAsエミッタ電極層 19 エミッタ電極 20 ベース電極 21 コレクタ電極 22 GaAs層 23 AlAs層 24 n−GaAs電極層 25 電極 30 半導体基板 31 GaAs層 32 AlGaAs層(マスク) 33 Al系酸化膜 41 n−GaAs層 61 単結晶4とマスク32との界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/331 29/73
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に選択的に結晶を成長させ
る半導体構造作製法において、 前記半導体基板上にレジストパターンを形成する工程
と、該レジストパターンをマスクとしてエッチングを行
うことにより前記半導体基板に段差を形成する工程と、
該半導体基板上のエッチングを行った部分に絶縁物から
なるマスクを形成する工程と、前記マスクの上に多結晶
を成長させ、一方前記マスクで覆われていない部分の上
に単結晶を成長させる工程とを含み、さらに前記絶縁物
マスクからなる層の厚さは、前記段差の高さよりも低い
ことを特徴とする半導体構造作製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6246212A JPH08111380A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体構造作製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6246212A JPH08111380A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体構造作製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08111380A true JPH08111380A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17145190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6246212A Pending JPH08111380A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体構造作製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08111380A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013033995A (ja) * | 2012-10-19 | 2013-02-14 | Kwansei Gakuin | 三次元微細加工基板 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP6246212A patent/JPH08111380A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013033995A (ja) * | 2012-10-19 | 2013-02-14 | Kwansei Gakuin | 三次元微細加工基板 |
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