JPH08112245A - カテーテルチューブ - Google Patents

カテーテルチューブ

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JPH08112245A
JPH08112245A JP6251689A JP25168994A JPH08112245A JP H08112245 A JPH08112245 A JP H08112245A JP 6251689 A JP6251689 A JP 6251689A JP 25168994 A JP25168994 A JP 25168994A JP H08112245 A JPH08112245 A JP H08112245A
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tube
lumen
coil
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catheter tube
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ルーメン内に密巻きの平板コイルを設置した先
端部湾曲機構を備えたカテーテルにおいて、平板コイル
とシャフトチューブとの固定力を向上させる。 【構成】マルチルーメンチューブであるチューブ本体2
の先端側の一部分21を残して任意のルーメン内33、
34に設置された密巻き平板コイル5と、平板コイル5
内に挿通され一端がチューブ本体2の先端43、44に
固定された牽引ワイヤ41、42とを備えたカテーテル
チューブ1であって、平板コイル5の先端部分53と手
元側の一部分はルーメン内に固定されており、少なくと
もその固定部分に位置する平板コイル5の外周に溝部5
2を形成し、チューブ本体2を加熱しながら外側から締
め付け、チューブ2と溝52とを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、心臓、血管、
消化管、尿道、腹腔等の身体腔内に挿入して用いられ、
挿入部位の観察や医療処置を行うカテーテルチューブ、
特に内視鏡を構成するカテーテルチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】身体腔内に挿入して用いられるカテーテ
ルチューブにおいて、カテーテルチューブ先端を目的と
する部位の方向へ向けたり、目的とする部位に位置させ
たりするために先端に湾曲機構(首振り機構)を有する
カテーテルチューブが開発されている。特に内視鏡分野
においては、目的とする視野を確保する目的で湾曲機構
は重要な機構の一つとなっている。
【0003】近年、内視鏡の細径化が進むにつれ、節輪
を用いない構造の湾曲機構が考案されている。そのうち
の一つに、マルチルーメンチューブの非湾曲部分におけ
るルーメン内に密巻きの平板コイルを配置して固定し、
そのコイル内に牽引ワイヤーを設置した構造のカテーテ
ルチューブがある。この場合、前記密巻きコイルは、湾
曲部と非湾曲部の境界部付近及び手元側においてマルチ
ルーメンチューブに対して固定されている。
【0004】この場合、非湾曲部に密巻きコイルが移動
不能な状態で固定されていることにより牽引ワイヤを手
元側方向に牽引したときに、マルチルーメンチューブの
非湾曲部は収縮しない。従って、牽引操作を行っても非
湾曲部分は湾曲しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなカテーテル
チューブにおいては、マルチルーメンチューブの任意の
ルーメン内に密巻き平板コイルを挿入した後、コイルを
固定することとなり、最も簡便な固定方法の一つとして
は熱収縮チューブによる締め付け固定が挙げられる。し
かし、密巻き平板コイルの外面は比較的平坦なために、
マルチルーメンチューブの外側から熱収縮チューブで締
め付けても、十分な固定強度を得ることが難しかった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、密巻きコイルをルーメン内に確実に
固定できる先端部湾曲機構を備えるカテーテルチューブ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)から(10)の本発明により達成される。
【0008】(1)チューブ本体と、該チューブ本体の
ほぼ全長に渡って形成された少なくとも一つのルーメン
と、前記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置
され、少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定
されている密巻きコイルとを有するカテーテルチューブ
であって、前記密巻きコイルを構成する線材の前記チュ
ーブ本体と接する側には溝部が形成されていることを特
徴とするカテーテルチューブ。
【0009】(2)チューブ本体と、該チューブ本体の
ほぼ全長に渡って形成された少なくとも一つのルーメン
と、前記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置
され、少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定
されている密巻きコイルとを有するカテーテルチューブ
であって、少なくとも前記密巻きコイルにおける固定さ
れた部分の外周面には溝部が形成されていることを特徴
とするカテーテルチューブ。
【0010】(3)チューブ本体と、該チューブ本体の
ほぼ全長に渡って形成された少なくとも一つのルーメン
と、前記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置
され、少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定
されている密巻きコイルとを有するカテーテルチューブ
であって、前記密巻きコイルは平板材により構成され、
コイル成形後の平板材の横断面において中央部分が凹む
状態の反りを生じさせることによって、隣接する平板同
士の間に溝が形成されることを特徴とするカテーテルチ
ューブ。
【0011】(4)前記密巻きコイルの外径と内径の平
均値Dと前記平板材の厚さtとの比率D/tが2〜5で
あることを特徴とするカテーテルチューブ。
【0012】(5)前記密巻きコイルが前記ルーメンの
中に設置されていることを特徴とする上記(1)〜
(4)のいずれかに記載のカテーテルチューブ。
【0013】(6)前記密巻きコイルが平板コイルであ
る上記(1)、(2)、(5)のいずれかに記載のカテ
ーテルチューブ。
【0014】(7)先端部湾曲機構を有することを特徴
とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載のカテーテ
ルチューブ。
【0015】(8)前記密巻きコイルの先端部および手
元部が前記ルーメンの内壁に接着されている上記(1)
〜(7)のいずれかに記載のカテーテルチューブ。
【0016】(9)前記密巻きコイルの有する隙間の合
計間隔は、前記密巻きコイル全長の10%以内である上
記(1)〜(8)のいずれかに記載のカテーテルチュー
ブ。
【0017】(10)前記ルーメンの前記密巻きコイル
が配置された部分の内径は前記密巻きコイルの外径の
1.0〜2.0倍である上記(1)〜(9)のいずれか
に記載のカテーテルチューブ。
【0018】
【作用】本発明のカテーテルチューブは、チューブ本体
と、密巻きコイル、牽引ワイヤにより構成されている。
チューブ本体の任意のルーメン内に、チューブ本体の先
端側の一部分を残して前記密巻きコイルが設置されてお
り、その密巻きコイル内に牽引ワイヤが挿通され、牽引
ワイヤの先端はチューブ本体の先端近傍に固定されてい
る。
【0019】密巻きコイルの先端部と手元側部の一部分
はチューブ本体に対して固定されているので、密巻きコ
イルはチューブ本体に対して移動不能となっている。
【0020】密巻きコイルの固定方法としては、チュー
ブ本体に密巻きコイルを挿入後、チューブ本体の外側に
熱収縮チューブを被せ、固定したい部分を加熱すること
により、チューブ本体を変形させながら締め付ける。こ
の時、密巻きコイルの外周面には溝部が形成されている
ので、チューブ本体のルーメン内壁が該溝部にはまり込
むこととなり、密巻きコイルはチューブ本体に確実に固
定される。
【0021】このようなカテーテルチューブにおいて、
牽引ワイヤを手元側に牽引すればカテーテルチューブの
先端部分のみが湾曲することとなる。また、牽引ワイヤ
を牽引することによりカテーテルチューブは圧縮力を受
けるが、上記の通り密巻きコイルが確実に固定されてい
るので、先端湾曲部分以外の部分は湾曲したり、たわん
だりすることはない。
【0022】なお、本発明において密巻きコイルとはコ
イルとコイルの間の隙間の合計が密巻きコイル全長の0
〜10%以内であることをいう。
【0023】
【実施例】以下、本発明のカテーテルチューブを添付図
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の医療用チューブを内視鏡
(ファイバスコープ)を構成するカテーテルチューブに
適用した場合の実施例を示す全体側面図である。
【0025】図2は、図1に示すカテーテルチューブの
先端部の構成を示す斜視図である。
【0026】図3は図2中のI−I線での断面図、図4
は図2中のII−II線での断面図、図5は図4中のIII−I
II線での断面図、図6は図4中のIV−IV線での断面図、
図7は図4中のV−V線での断面図である。
【0027】図1乃至図7に示すようにカテーテルチュ
ーブ1は第1ルーメン31、第2ルーメン32、第3ル
ーメン33、第4ルーメン34の4つのルーメンを備え
たマルチルーメンチューブであるチューブ本体2により
構成されており、第1ルーメン31および第2ルーメン
32はカテーテルチューブ1の先端部に開口している。
第3ルーメン33および第4ルーメン34内にはそれぞ
れ密巻きの平板コイル5が収納されており、平板コイル
5はカテーテルチューブ1の湾曲部21と中間部22の
境界部24においてチューブ本体2に固定されている。
図8には平板コイル5を構成する平板51を示す。この
ように、平板51の片側面には溝52が形成されてい
る。平板コイル5の固定方法としては、平板コイル5を
第3ルーメン33および第4ルーメン34内に挿入した
後、固定する部分に被せた熱収縮チューブ(図示せず)
を加熱して収縮させることにより、チューブ本体2を外
側から締め付け固定させる。チューブ本体2は、熱可塑
性の材料により構成されているので、加熱しながら熱収
縮チューブで締め付けることにより、ルーメン33、3
4の内腔が狭くなりルーメン33、34のチューブ本体
外周側の内壁面331、341が変形して平板コイル5
の溝52内に侵入する。
【0028】このような平板コイル51を成形する方法
としては、任意の外径を有する丸線をローラなどで圧延
して平板にした後、溝を形成するための突起部を有する
ローラを用いて再度圧延すればよい。また、厚みを均一
とするために再度圧延処理をしてもよい。また、本実施
例では溝52は平板51の横断面において一カ所である
が、図9に示すように複数の溝を形成してもよい。さら
に、図10に示したように平板のふちに溝を設けた形状
の平板により密巻きコイルを形成してもよい。このよう
な平板コイルは、例えばステンレス鋼、タングステン、
アルミ、白金、真鍮、超弾性合金などの金属材料、また
はテフロン(登録商標)、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン等の材料で構成される。なお、平板
コイルを構成する平板の厚さは、断面形状や材質、外径
にもよるが、例えばステンレス鋼の場合、厚さ10μm
〜1mm程度で、さらに好ましくは10μm〜300μ
m程度あるとよい。
【0029】また、平板コイル5のピッチは、隣接する
平板と平板の間に隙間が無い、いわゆる完全密着な状態
であるのが理想的であるが、その隙間の合計が密巻き平
板コイル全長の0〜10%、この範囲内であれば、コイ
ルが非湾曲部(中間部)でたわみが起こらず、実用上問
題がない。さらに好ましくは0〜3%程度であるとよ
い。
【0030】また、平板コイルの溝部に接着材層を設け
ることによりルーメン内壁により強固に固定されるので
好ましい。。
【0031】チューブ本体2は、牽引ワイヤ41、42
を手元側方向に牽引した場合に、先端部分が容易に湾曲
しうる程度の柔軟性を有する材料、例えばポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、シリコーンゴム、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のような
可撓性を有する材料で構成されている。
【0032】また、本発明のカテーテルチューブは、通
常、例えば血管内や消化管内など体内に挿入、留置され
た状態で使用されるので、カテーテルチューブの存在位
置をX線透視下で確認しつつ観察や治療行為を行う必要
性が高い。そこで、カテーテルチューブにX線造影性を
付与しておくのが好ましい。具体的には、チューブ本体
2の構成材料中にX線不透過物質を含有するのが好まし
い。X線不透過物質としては、硫酸バリウム、酸化ビス
マス、タングステンのような金属化合物等が挙げられ
る。
【0033】チューブ本体2には、以下に述べるような
用途、機能の異なる種々のルーメンが形成されている。
【0034】第1ルーメン31には、例えば血管や管状
器官のような体腔内を観察する観察器具(ファイバスコ
ープ)としての光ファイバ束8が収納されている。な
お、光ファイバ束8は、例えば、血管や管状器官内壁へ
のレーザ光の照射等の医療処置にも使用することができ
る。
【0035】この光ファイバ束8は、送光用ファイバ
(ライトガイド)81及び受光用ファイバ(イメージガ
イド)82で構成されており、これらの光ファイバを例
えばエポキシ、アクリル、シリコーンゴム等の樹脂で固
めて束状としたものである。なお、送光用光ファイバ8
1および受光用光ファイバ82は、いずれも石英、プラ
スチック、多成分ガラス等の光ファイバで構成されてい
る。
【0036】また、光ファイバ束8の先端、すなわち第
1ルーメン31の先端の開口付近には集光用のロッドレ
ンズ83が装着される。
【0037】操作具9の基端側(図1中右側)の図示し
ない光源より発せられた光は、送光用ファイバ81によ
り導かれ、その先端から観察目的部位へ照射され、その
反射光を先端レンズ83を介して、受光用ファイバ82
の先端より取り込み、その画像が受光用ファイバ内を伝
達され、カテーテルチューブ手元側の受像部(図示せ
ず)へと導かれる。
【0038】なお、光ファイバ束8は、第1ルーメン3
1に対し、固定的に設置されているのが好ましいが、第
1ルーメン31の長手方向に移動可能とし、光ファイバ
束8の先端部が第1ルーメン31の先端開口部より出没
自在としてもよい。
【0039】第2ルーメン32は、カテーテルチューブ
の先端部へ開放し、ガイドワイヤや医療処置具等の挿通
チャンネルとして用いられる。例えば、第2ルーメン3
2に光ファイバ束を収納して、血管や管状器官内壁への
レーザ照射を行ったり、或は、結石破砕用のプローブを
収納して結石を破砕する等の治療行為を行うことができ
る。
【0040】また、カテーテルチューブの先端部開口か
ら血管や管状器官内などに流体を注入し、あるいは血管
内などから流体を吸引することができる。具体的には、
この第2ルーメン32は、カテーテルチューブを挿入、
留置した血管や管状器官内等へ薬液を投与するのに用い
られ、あるいは、内視鏡により血管や管状器官内を観察
する場合に、視界の妨げとなる体液を押し出すための透
明液体(例えば、生理食塩水、ぶどう糖液)を噴射する
フラッシュ用チャンネルとしても用いられる。
【0041】第3、4ルーメン33、34内には、カテ
ーテルチューブの先端部分を屈曲させるための牽引ワイ
ヤ41、42と平板コイル5が収納されている。この第
3、4ルーメン33、34の先端開口は、充填材43に
より封止され、この充填材43により、牽引ワイヤ4
1、42の先端がチューブ本体2の先端においてチュー
ブ本体2に対し固定されている。なお、牽引ワイヤ4
1、42の先端の固定位置は、平板コイル5の先端53
よりチューブ本体2の先端側とされる。
【0042】また、牽引ワイヤ41、42の先端の固定
位置は、チューブ本体2の横断面内において、チューブ
本体2の中心軸から偏心位置であり、これにより、牽引
ワイヤ41、42のうちの一方を基端側へ牽引すると、
図1中の一点鎖線で示すように、湾曲部21は、その牽
引したワイヤ側へ湾曲することが可能となる。
【0043】従って、牽引ワイヤ41、42の先端の固
定位置は、前記横断面の中心より十分離れた位置、例え
ば横断面内の外周近傍であることが好ましい。
【0044】牽引ワイヤ41、42の材質としては、牽
引操作により断線を生じることがない程度の牽引強度を
有するものが好ましく、その具体例としては、ステンレ
ス鋼、超弾性合金等の細径金属線、ポリアミド、ポリア
リレート、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレン等
の単線や繊維束、カーボンファイバ等を挙げることがで
きる。また、牽引ワイヤの径は、牽引ワイヤの材質にも
よるが、例えばステンレス線の場合、30〜500μm
程度で、さらに好ましくは50〜300μm程度とする
のが良い。
【0045】このような牽引ワイヤ41、42を手元側
方向へ牽引することにより、チューブ本体2の牽引ワイ
ヤ41、42が配置された側を縮めようとする力がチュ
ーブ本体2の手元側方向に加わって、チューブ本体2の
先端部分が屈曲し、これに伴って第1ルーメン31内の
光ファイバ束8の先端部や第2ルーメン32内の医療処
置器具の先端部が屈曲する。これにより、カテーテルチ
ューブ1を挿入した血管や管状器官の内面の観察や医療
処置が可能となる。
【0046】本発明では、上記第1〜第4ルーメンに加
えて他のルーメンを増設したものでもよい。そのルーメ
ンの用途は、カテーテルチューブ先端にバルーンを設置
し、バルーンの拡張、収縮などが上げられる。
【0047】図1に示すように、カテーテルチューブ1
の基端側に接続された操作具9は、操作具本体91を有
し、該操作具本体91の先端部に形成されたマニホール
ド部92よりチューブ本体2の基端部23が挿入されて
いる。また、操作具本体91の基端側には、把持部93
が形成されており、該把持部93の基端部には、内視鏡
の光ファイバ束8を前記ルーメン31へ挿入するための
コネクタ94が装着されている。また、把持部93に
は、斜め方向に分岐した分岐部95が形成され、該分岐
部95の端部には、前記ルーメン32へ例えば液体を注
入するコネクタ96が装着されている。コネクタ94お
よびルーメン31、コネクタ96およびルーメン32
は、操作具本体91内で、それぞれ図示しない管路によ
り接続されている。
【0048】操作具本体91のマニホールド部92と把
持部93との間には、ワイヤ41、42を牽引操作する
操作ダイヤル97が回転可能に支持されている。この操
作ダイヤル97の回転軸には、図示しない巻き取りリー
ルが固着され、操作ダイヤル97と一体的に回転する。
ワイヤ41、42の基端側は、それぞれ、ルーメン3
3、34の基端から露出して操作具本体91内を通り、
前記巻き取りリールに互いに反対方向に巻き付けられて
いる。これにより、操作ダイヤル97を例えば図1中時
計回りに回転すると、ワイヤ42が牽引され、ワイヤ4
1が弛緩して湾曲部21が図1および図4中上方へ湾曲
し操作ダイヤル97を前記と逆方向に回転すると、ワイ
ヤ41が牽引され、ワイヤ42が弛緩して湾曲部21が
図1および図4中下方へ湾曲する以上、本発明のカテー
テルチューブを図示の実施例に基づき説明したが、本発
明は、これに限定されるものではない。
【0049】本発明のカテーテルチューブにおいて、各
ルーメンの数や配置は、図示の構成のものに限定され
ず、例えば、ルーメン数は、1〜3であってもよい。ま
た、図示のルーメン31〜34に加え、他の1または2
以上のルーメンが付加されているものであってもよい。
例えば、チューブ本体2の先端部に、作動流体により拡
張、収縮するバルーン(図示せず)を設けたバルーンカ
テーテルとした場合、バルーン内へ作動流体を供給する
ためのルーメンを付加することができる。
【0050】以下、本発明のカテーテルチューブを具体
的実施例に基づいてさらに詳細に説明する。
【0051】(実施例1)図1乃至図7に示す構造のカ
テーテルチューブを製作した。このカテーテルチューブ
の諸条件は次の通りである。
【0052】<チューブ本体> 構成材料 :軟質ポリ塩化ビニル樹脂 外径 :2.5mm 全長 :約50cm ルーメン数 :4 操作ワイヤおよび平板コイル収納用ルーメン:2本(内
径0.5mm) 光ファイバ束収納用ルーメン:1本(内径1.0mm) 医療用処置、診断具収納用ルーメン:1本(内径1.0
mm) <平板コイル> 構成材料 :ステンレス鋼 形状 :一条一層密巻き。
【0053】 外径 a:0.7mm 内径 b:0.3mm 平板の幅 w:0.4mm 溝深さ h:約0.07mm 溝幅 w':約0.1mm <操作ワイヤ> 構成材料 :ポリアリレート撚り糸 本数 :2本 外径 :約0.3mm <光ファイバ束> 構成 :イメージファイバ(直径約3μmの石英
ファイバ約2000本)ライトガイド(直径50μmの
石英ファイバ25本) 外径 :約0.9mm (実施例2)本発明のカテーテルチューブの第2の実施
例について述べる。平板コイル5の形状以外は、実施例
1と同様のカテーテルチューブを製作した。
【0054】図11には、第2の実施例のカテーテルチ
ューブに用いられる平板コイル6の側面図を示す。平板
コイル6は長方形断面を有する平板を用いてコイル成形
された後、その先端部分61及び図示しない手元側の一
部分を削って溝を掘る、後加工することにより、その外
周面に溝62が形成されている。このような後加工とし
ては、工具による切削加工、レーザ加工、圧縮加工、ダ
イスによるねじ切りなどが挙げられる。
【0055】この平板コイルの諸条件は次の通りであ
る。
【0056】<平板コイル> 外径 a:0.7mm 内径 b:0.3mm 平板の幅 w:0.4mm 溝深さ h:0.05mm 溝幅 w':0.1mm 溝ピッチ P:0.3mm このように必要な部分のみに溝62を形成した平板コイ
ル6を用いることにより、固定部分以外の部分の強度低
下を防止することができる。
【0057】(実施例3)本発明のカテーテルチューブ
の第3の実施例について述べる。平板コイル5の形状以
外は、実施例1と同様のカテーテルチューブを製作し
た。
【0058】図12には、第3の実施例のカテーテルチ
ューブに用いられる平板コイル7の断面図を示す。平板
コイル7は長方形断面を有する平板を用いてコイル成形
されているが、コイルの中心径D{中心径=(外径a+
内径b)/2}と平板の肉厚tとの比率D/tを小さく
してあるためにコイル成形後の平板に反りが生じてい
る。このように反りを生じさせることにより、平板と平
板の隙間には溝71が形成されることとなる。この平板
コイルの諸条件は次の通りである。
【0059】<平板コイル> 外径 a:0.6mm 内径 b:0.23mm 平板の幅 w:0.4mm 肉厚 t:0.15mm 中心径 D=0.38 D/t=2.53 このような平板コイルのD/tは、好ましくは2〜1
0、さらに好ましくは2.5〜4である。
【0060】上記実施例1乃至3のカテーテルチューブ
について、操作具9のダイヤル97を回転操作して、湾
曲部21を湾曲させたところ、いずれも良好に湾曲操作
がなされ、ルーメンの潰れによる閉塞。狭窄も生じなか
った。
【0061】次に、上記実施例1、2および3の各カテ
ーテルチューブについて、平板コイルの固定力を測定し
た。その測定方法は、カテーテルチューブを固定した状
態で、コイルを押して、コイルが移動したときの荷重を
固定強度とした。
【0062】測定の結果、実施例1乃至3の各カテーテ
ルチューブの固定強度は、5.5kgf、5.0kg
f、4.0kgfであり、カテーテルチューブの先端湾
曲部と中間部の境界部のチューブ本体が平板コイルと確
実に固定されていることが確認できた。
【0063】本発明のカテーテルチューブの用途は、前
述した内視鏡用のカテーテルチューブに限らず、例え
ば、アブレーションカテーテル等の各種カテーテルチュ
ーブ等に適用することもできる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のカテーテル
チューブによれば、ルーメン内に設置した平板コイルに
溝部を形成しチューブ本体の外側から締め付けることに
より、平板コイルとチューブ本体とを確実に固定するこ
とができ、十分な固定強度が得られる。従って、牽引ワ
イヤを牽引してカテーテルチューブ先端部分を湾曲させ
たときにチューブ本体に圧縮力が加わっても、平板コイ
ルがチューブ本体に対して移動し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルチューブを内視鏡に適用し
た場合の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示すカテーテルチューブの先端部の構成
を示す斜視図である。
【図3】図2中のI−I線断面図である。
【図4】図2中のII−II線断面図である。
【図5】図4中のIII−III線断面図である。
【図6】図4中のIV−IV線断面図である。
【図7】図4中のV−V線断面図である。
【図8】平板コイルを構成する溝を形成した平板を表す
図である。
【図9】平板コイルを構成する溝を形成した平板を表す
図である。
【図10】平板コイルを構成する溝を形成した平板を表
す図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す平板コイルの側
面図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す平板コイルの断
面図である。
【符号の説明】
1 カテーテルチューブ 2 チューブ本体 21 湾曲部 22 中間部(非湾曲部) 23 基端部 31〜34 ルーメン 331、334 内壁面 41、42 ワイヤ 43 充填剤 5 平板コイル 51 平板 52 溝部 53 平板コイルの先端部 6 平板コイル 61 平板コイルの先端部 62 溝 7 平板コイル 71 溝 8 光ファイバ束 81 送光用ファイバ 82 受光用ファイバ 83 ロッドレンズ 9 操作具 91 操作具本体 92 マニホールド部 93 把持部 94 コネクタ 95 分岐部 96 コネクタ 97 操作ダイヤル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ本体と、該チューブ本体のほぼ全
    長に渡って形成された少なくとも一つのルーメンと、前
    記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置され、
    少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定されて
    いる密巻きコイルとを有するカテーテルチューブであっ
    て、前記密巻きコイルを構成する線材の前記チューブ本
    体と接する側には溝部が形成されていることを特徴とす
    るカテーテルチューブ。
  2. 【請求項2】チューブ本体と、該チューブ本体のほぼ全
    長に渡って形成された少なくとも一つのルーメンと、前
    記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置され、
    少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定されて
    いる密巻きコイルとを有するカテーテルチューブであっ
    て、少なくとも前記密巻きコイルにおける前記チューブ
    本体に固定された部分の外周面には溝部が形成されてい
    ることを特徴とするカテーテルチューブ。
  3. 【請求項3】チューブ本体と、該チューブ本体のほぼ全
    長に渡って形成された少なくとも一つのルーメンと、前
    記チューブ本体の一部あるいは全長に渡って設置され、
    少なくともその一部分が前記チューブ本体に固定されて
    いる密巻きコイルとを有するカテーテルチューブであっ
    て、前記密巻きコイルは平板材により構成され、コイル
    成形後の平板材の横断面において中央部分が凹む状態の
    反りを生じさせることによって、隣接する平板同士の間
    に溝が形成されることを特徴とするカテーテルチュー
    ブ。
  4. 【請求項4】前記密巻きコイルの外径と内径の平均値D
    と前記平板材の厚さtとの比率D/tが2〜5であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のカテーテルチューブ。
  5. 【請求項5】前記密巻きコイルが前記ルーメン内に設置
    されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のカテーテルチューブ。
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