JPH08112799A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JPH08112799A
JPH08112799A JP27577594A JP27577594A JPH08112799A JP H08112799 A JPH08112799 A JP H08112799A JP 27577594 A JP27577594 A JP 27577594A JP 27577594 A JP27577594 A JP 27577594A JP H08112799 A JPH08112799 A JP H08112799A
Authority
JP
Japan
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punch
die
movable
pickup device
individual piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP27577594A
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English (en)
Inventor
Akira Kozai
明 小材
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH08112799A publication Critical patent/JPH08112799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 プレス金型装置Bは、パンチ8を有する固定
金型3とパンチ穴10を開口された可動パンチ金型1を
有する。可動パンチ金型1の上には吸着ピック15を有
するエア駆動のピックアップ装置Cを搭載する。ピック
アップ装置Cの吸着ピック15をパンチ穴10内へ下降
させておき、可動パンチ金型1を固定金型3側へ下降さ
せると吸着ピック15も一緒に下降する。吸着ピック1
5とパンチ8はフープ材7を挟んだ状態でパンチ穴10
内で個片7aを打ち抜く。吸着ピック15は個片7aを
吸着してパンチ穴10から取り出し、個片7aの供給先
へ供給する。 【効果】 プレス金型装置の可動パンチ金型を下降させ
ると、可動パンチ金型に搭載されているピックアップ装
置も同時に下降するので、可動パンチ金型と同時にピッ
クアップ装置を駆動する駆動機構や同期機構が必要な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工装置に関する。具体
的にいうと、本発明は、フープ材(フープ状プレス部
品)をスイッチの可動片や可動バネ等の個片に切断し、
この個片を金型内より取り出して所定位置に供給する加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フープ材からスイッチの可動片や可動バ
ネ等の個片をプレスで打ち抜く加工装置には、打ち抜い
た個片を取り出して供給先へ自動供給させる機能(ピッ
クアンドプレース機能)を備えたものが従来より知られ
ている。
【0003】図15(a)(b)(c)(d)は、ピッ
クアンドプレース機能を備えた従来の加工装置Gの概略
とその動作を示す説明図である。この種の加工装置G
は、プレス金型装置51とカム式のピックアンドプレー
ス装置52の組み合わせからなる。プレス金型装置51
は、上型53及び下型54とパンチ55を備えており、
上型53及び下型54はガイドピン56にガイドされな
がら上下に昇降できるようになっており、下型54の通
孔57にパンチ55が挿通されており、通孔57と対向
して上型53にパンチ穴58が貫通している。また、ピ
ックアンドプレース装置52は、フープ材59から打抜
かれた個片59aを吸着するための、昇降自在な個片保
持部60を有している。
【0004】しかして、図15(a)に示すように、フ
ープ材59は上型53と下型54との間を通過させられ
ており、上型53及び下型54が下降動作すると、図1
5(b)に示すように上型53と下型54との間に挟ま
れて固定される。同時に、パンチ55及びパンチ穴58
によってフープ材59から個片59aが打抜かれる。つ
いで、図15(c)に示すように、個片保持部60が下
降して打抜かれた個片59aを吸着し、個片59aを吸
着したままで再び上昇する。こうしてパンチ穴58から
取り出された個片59aは、図15(d)に示すよう
に、ピックアンドプレース装置52により所定の個片供
給位置へ運ばれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
工装置にあっては、プレス金型装置とピックアンドプレ
ース装置とが別装置となっており、ピックアンドプレー
ス装置は機械的なカム機構によって駆動されている。す
なわち、個片保持部は上下方向及び水平方向に動かす必
要があるが、この各移動方向毎にカム機構が用いられて
おり、しかもカム機構は小型化することが困難である。
特に、個片切断の所要荷重が大きくなると、断続運転時
には大なる慣性エネルギーが必要となり、駆動モータ動
力やはずみ車のサイズを大きくする必要から小型化を図
れない。このためピックアンドプレース装置が大型化
し、加工装置全体としても寸法が大きくなって設置スペ
ースが増大するという問題があった。また、カム機構を
用いる方法では、常時カムを駆動するため、エネルギー
的なロスも大きかった。
【0006】また、従来の加工装置は単品種の高速・多
量生産には適するが、多品種に対応させるためには、各
品種毎に専用のカム設計と専用カムの製作が必要とな
り、設備コストが高くついていた。また、従来の加工装
置では、多品種の加工に対しては金型全体を交換する必
要があり、パンチや個片保持部だけを簡単に交換するこ
とができなかった。
【0007】さらに、従来の加工装置では、金型を交換
した時には、パンチやピックアップ装置を正確に位置合
せする必要があり、金型交換作業に手間が掛かってい
た。
【0008】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ピックアッ
プ装置を備えた加工装置において、ピックアップ装置の
可動型との同期駆動を簡単に行なえるようにし、加工装
置の軽量小型化とコストダウンを図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の加工装置は、パ
ンチとパンチ穴の間に材料を挟み込みことにより材料か
ら個片を打抜きもしくは切断し、当該個片をピックアッ
プ装置により保持して移動させる加工装置において、前
記パンチもしくはパンチ穴のいずれか一方を可動型の内
面に設け、当該可動型の外面にピックアップ装置を取り
付けたことを特徴としている。
【0010】ここで、ピックアップ装置の個片を保持す
る手段は負圧により吸着するものとするのが好ましく、
吸着した個片を移動させる手段はエア駆動によるものと
するのが好ましい。
【0011】また、可動型にパンチ穴を開口し、可動型
の上面に取り付けたピックアップ装置の個片保持部をパ
ンチ穴に挿入して個片保持部の先端面とパンチの先端面
とを対向させ、材料をパンチと個片保持部で挟持した状
態で個片の打抜きもしくは切断を行なうようにすれば、
好適な加工装置となる。
【0012】また、可動型の昇降をガイドするためのガ
イドピンにより、可動型に取り付けたピックアップ装置
を位置決めすることができる。
【0013】さらに、パンチの先端に付着した個片や切
屑を剥離させるためのストリッパに前記パンチを摺動自
在に挿通させ、ストリッパの移動量を規制するための軸
を設け、当該軸に脱着可能なスペーサを取り付けてスト
リッパの移動量を規制することにより、パンチのストリ
ッパからの抜け止めをすることができる。
【0014】
【作用】本発明の加工装置にあっては、パンチ又はパン
チ穴の設けられている可動型にピックアップ装置を搭載
しているので、可動型に対してピックアップ装置を静止
させたままで可動型を昇降させることによって同時にピ
ックアップ装置を駆動することができる。従って、可動
型を駆動する際にピックアップ装置を同時に駆動するた
めの駆動機構や同期機構が不要となり、ピックアップ装
置の駆動機構を簡略にすることができる。例えば、個片
を運ぶためにピックアップ機構の駆動機構としてエア機
構を用いることが可能になり、さらにエア機構を用いる
と共に個片を負圧で吸着させるようにすることによって
ピックアップ装置を小型軽量化することができ、可動型
の上にピックアップ装置を搭載することが可能になる。
また、ピックアップ装置をエア駆動としても、ピックア
ップ装置は可動型と共に昇降するので、可動型とピック
アップ装置を精度よく連動させることができる。
【0015】さらに、個片保持部の先端面とパンチの先
端面とを対向させ、材料をパンチと個片保持部で挟持し
た状態で個片の打抜きもしくは切断を行なうようにすれ
ば、材料から打ち抜かれた個片の縁の切断部近傍の曲り
を減少させ、かつ剪断面を平滑にすることができ、品質
のよい個片を得ることができる。
【0016】また、ガイドピンによりピックアップ装置
を位置決めすれば、可動型だけでなく、その他の部材に
対してもピックアップ装置又は個片保持部を正確に位置
決めすることができ、よってピックアップ装置を可動型
に取り付ける際の作業を簡単にできる。
【0017】さらに、ストリッパの移動量を規制するた
めの軸に脱着可能なスペーサを取り付けてパンチのスト
リッパからの抜け止めをしているので、スペーサを軸か
ら取り外すことによってパンチをストリッパから抜いて
解放することができ、容易にパンチを交換できるように
なる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるピックアンド
プレース方式の加工装置Aを示す断面図である。この加
工装置Aにあっては、プレス金型装置Bの上にピックア
ップ装置C(ピックアンドプレース装置)が搭載され、
全体として小型一体化されている。
【0019】(プレス金型装置の構造)プレス金型装置
Bは、主として上方に位置するものから、可動パンチ金
型(可動型)1、ストリッパプレート(ストリッパ)
2、固定金型3、金型開閉駆動部4により構成されてい
る。金型開閉駆動部4には4本のガイドピン5が立てら
れており、このガイドピン5は固定金型3及びストリッ
パプレート2の各四隅部分にスライド自在に挿通されて
いる。さらに、このガイドピン5の上端部は可動パンチ
金型1の四隅部分に挿入され固定されている。固定金型
3は側面を適宜支持台6に取り付けて固定されている。
また、ストリッパプレート2はバネ等の弾性手段(図示
せず)によって上方へ付勢されている。従って、金型開
閉駆動部4をカム機構や油圧機構等の適宜駆動手段で押
し上げると、ストリッパプレート2及び可動パンチ金型
1が上昇して開く。逆に、金型開閉駆動部4を下降させ
ると、可動パンチ金型1が下がってストリッパプレート
2を押し下げ、可動パンチ金型1とストリッパプレート
2間、及びストリッパプレート2と固定金型3間が閉じ
られる。
【0020】固定金型3の上面には、フープ材7を打ち
抜くためのパンチ8が立てられており、このパンチ8は
後述のように交換可能となっている。パンチ8はストリ
ッパプレート2のストリップ穴9にスライド自在に挿通
されており、可動パンチ金型1が開いてストリッパプレ
ート2が上がっている時にはパンチ8の先端はストリッ
プ穴9内に引っ込んでおり、可動パンチ金型1が閉じて
ストリッパプレート2が下がるとパンチ8の先端がスト
リップ穴9から突出するようになっている。また、可動
パンチ金型1の中央部には、上下に貫通したパンチ穴1
0が開口されている。可動パンチ金型1を閉じるとパン
チ8の先端はパンチ穴10に圧入されるので、ストリッ
パプレート2と可動パンチ金型1の間にフープ材7を通
しておいて可動パンチ金型1を閉じると、パンチ8とパ
ンチ穴10によってフープ材7から所定形状の個片7a
が打ち抜かれる。また、個片7aの打ち抜き後に可動パ
ンチ金型1を開くと、パンチ8はストリップ穴9内に引
っ込むので、パンチ8の先端に固着した個片7aやフー
プ材7のバリ等はストリッパプレート2によって強制的
にパンチ8から剥離させられる。
【0021】(ピックアップ装置の構造)ピックアップ
装置Cは、プレス金型装置Bの可動パンチ金型1上に搭
載されている。ピックアップ装置Cは、図1に示すよう
に、ベース部11の上にエアシリンダ12を水平に固定
し(以下、このエアシリンダ12を水平シリンダとい
う)、水平シリンダ12のヘッド13に別なエアシリン
ダ14を垂直に固定し(以下、このエアシリンダ14を
垂直シリンダという)、垂直シリンダ14のロッドによ
り吸着ピック15(個片保持部)を形成したものであ
る。この水平シリンダ12をエア駆動すると、吸着ピッ
ク15は水平方向に移動させられ、垂直シリンダ14を
エア駆動すると、吸着ピック15は下方へ伸びたり、上
方へ引っ込んだりする。また、吸着ピック15の中心に
は吸気路16があけられており、エア回路により吸気路
16の内部を負圧にすると、吸着ピック15の先端に個
片7aを吸着できる。従って、ピックアップ装置C全体
がエア駆動となっており、このためピックアップ装置C
を非常に小型軽量化することが可能になり、ピックアッ
プ装置Cを可動パンチ金型1の上に搭載することができ
る。
【0022】図3(a)(b)に示すように、ベース部
11は、下ベース板17、中ベース板18及び上ベース
板19の3層構成となっており、各ベース板17,1
8,19はボルト20等によって連結一体化されてい
る。ベース部11には、可動パンチ金型1のパンチ穴1
0と一致するように正確に吸着ピック挿入穴21が開口
されている。また、プレス金型装置Bのガイドピン5の
うち少なくとも2本〜4本は可動パンチ金型1を貫通し
て可動パンチ金型1の上面に突出しており、ベース部1
1の少なくとも下ベース板17にはガイドピン5の突出
部分を挿入することのできるピン挿入位置決め穴22が
開口されている。ピックアップ装置Cはベース部11の
ピン挿入位置決め穴22とガイドピン5の突出部分を嵌
合させて可動パンチ金型1の上に載置されており、上か
らベース部11に挿通させたボルト23をガイドピン5
に打込むことにより可動パンチ金型1上に固定されてい
る。このピン挿入位置決め穴22はガイドピン5と遊び
のない寸法に形成されているので、ベース部11はガイ
ドピン5を基準として位置決めされている。このように
ガイドピン5を基準とすることにより、可動パンチ金型
1だけでなく、ストリッパプレート2や固定金型3との
位置合せも正確に行なえるようになり、吸着ピック挿入
穴21とパンチ穴10との位置合せや吸着ピック15と
パンチ8との位置合せも正確になる。特に、プレス金型
装置Bの上にピックアップ装置Cを搭載する場合には、
ガイドピン5とピン挿入位置決め穴22との嵌合によっ
て容易にピックアップ装置Cの位置決めを行なえ、短時
間で簡単かつ正確にピックアップ装置Cを取り付けるこ
とができる。
【0023】水平シリンダ12は、ベース部11の上面
にボルトや溶接等の固定手段により精度良く固定されて
いる。また、図2に示すように、水平シリンダ12はヘ
ッド13の横方向への振れをなくすために2本のロッド
24によりヘッド13を保持しており、ヘッド13には
垂直シリンダ14の外形と同寸法の嵌合溝25を有する
位置決め治具26が固定されている。垂直シリンダ14
は、位置決め治具26の嵌合溝25にはめ込んで一定位
置に位置決めされており、ボルト27で位置決め治具2
6又はヘッド13に固定されている。従って、吸着ピッ
ク15は、位置精度良くヘッド13に取り付けられてお
り、吸着ピック挿入穴21及びパンチ穴10と正確に位
置合せされている。
【0024】本発明の加工装置Aにあっては、プレス金
型装置Bの上にピックアップ装置Cを搭載しているの
で、フープ材の打ち抜き加工を行なう場合には、可動パ
ンチ金型1を下降させることによって吸着ピック15
(ピックアップ装置C)を下降させることができ、可動
プレス金型1の下降時に吸着ピック15を下降させるた
めの駆動機構が必要なくなる。さらに、エア駆動のピッ
クアップ装置Cとカムや油圧機構等により駆動される可
動パンチ金型1のように駆動系統が全く異なる場合であ
っても、吸着ピック15と可動パンチ金型1とを一定の
相対位置関係を保持したままで同時に下降させることが
でき、しかも何等同期機構を用いなくても吸着ピック1
5と可動パンチ金型1との下降動作を正確に同期させる
ことができる。
【0025】(吸着ピックとパンチの交換方法)フープ
材7から打ち抜く個片7aの形状や品種等を変更する場
合には、ピックアップ装置Cの吸着ピック15とプレス
金型装置Bのパンチ8を個片7aの形状等に応じたもの
に交換する必要がある。まず、吸着ピック15は垂直シ
リンダ14ごと交換される。すなわち、ベース部11や
水平シリンダ12はそのままにして垂直シリンダ14を
ヘッド13から取り外し、交換する垂直シリンダ14を
位置決め治具26の嵌合溝25内にはめて位置決めした
状態で位置決め治具26又はヘッド13にボルト27で
固定する。よって、ピックアップ装置C全体を取り替え
る場合に比べて軽作業によって吸着ピック15を簡単に
交換でき、しかも位置決め治具26によって吸着ピック
15と吸着ピック挿入穴21とが精密に位置決めされ、
面倒な位置決め調整の必要もなくなり、短時間で吸着ピ
ック15の交換作業を終えることができる。
【0026】また、パンチ8は固定金型3に入れ子式で
簡易交換可能に取り付けられている。つまり、図4
(a)(b)に示すように、固定金型3の上面には一方
側面へ開口した凹溝28が設けられており、この凹溝2
8内にはパンチブロック29とスペーサブロック30と
が納められており、パンチ8はパンチブロック29に挿
通させて上方へ突出させられている。また、この凹溝2
8の上面はU字状の切欠き31を有するプレート32に
よって塞がれており、パンチブロック29及びスペーサ
ブロック30は水平にスライドさせて側面から抜くこと
によってのみ固定金型3から取り外すことができ、この
ときパンチ8は切欠き31を通ってプレート32から抜
ける。パンチブロック29及びスペーサブロック30は
ボルト等の固定手段によって固定金型3に固定されてい
ないが、通常はパンチ8がストリップ穴9に掴まれてい
るので、パンチブロック29及びスペーサは凹溝28か
ら抜けることはない。また、交換部分をパンチブロック
29とスペーサブロック30の2ブロックに分ける構成
としたので、パンチ8の水平位置決めはパンチブロック
29と固定金型3の凹溝28で行なえ、高さ方向の位置
決めはパンチブロック29とスペーサブロック30で行
なうことができる。固定金型3にはその上面から下面へ
上昇量規制軸34がスライド自在に貫通しており、上昇
量規制軸34の上端にはストリッパプレート2が連結さ
れ、上昇量規制軸34の下端にはストッパ33を設けら
れており、このためストリッパプレート2の上方への移
動高さは上昇量規制軸34によって制限されている。さ
らに、通常の状態においては、図4(a)に示すよう
に、固定金型3下面とストッパ33との間において上昇
量規制軸34にスペーサ35が嵌合しており、スペーサ
35の厚み分だけ上昇量規制軸34の移動距離が小さく
なっている。このスペーサ35の嵌合のためストリッパ
プレート2下面はパンチ8の上端よりも上まで上がら
ず、パンチブロック29及びスペーサブロック30が固
定金型3から抜けないようになっている。しかし、スペ
ーサ35は図4(b)に示すように一部が切り欠かれて
いて上昇量規制軸34から容易に引き抜いたり、再び上
昇量規制軸34にはめたりできるようになっており、パ
ンチ8交換時には、図5に示すように、上昇量規制軸3
4からスペーサ35を外すとスペーサ35の厚み分だけ
上昇量規制軸34の移動距離が大きくなる。このためス
トリッパプレート2の下面がパンチ8の上端よりも上ま
で上がり、パンチ8がストリッパプレート2によって拘
束されなくなり、パンチブロック29及びスペーサブロ
ック30を横から抜いて交換することができる。しか
も、スペーサブロック30を先に凹溝28から抜き出す
ことによりパンチ8の先端部とストリッパプレート2の
間隙をスペーサブロック30の厚み分だけ一層大きくす
ることが可能となるので、パンチ8の切刃部を傷つける
ことなく交換作業ができる。また、パンチ8を交換した
後もパンチ8はストリッパプレート2のストリップ穴9
によって位置決めされ、位置調整の必要がない。さら
に、スペーサ35の脱着は固定金型3の外部から行なえ
るため、作業も簡単かつ短時間で行なえる。
【0027】このように本加工装置Aによれば、吸着ピ
ック15及びパンチ8の交換を軽作業で行なえ、しかも
交換後も位置合せの調整が必要なく、またピックアップ
装置Cや固定金型3を交換することなく他品種に対応で
きるので、他品種への対応を簡易かつ短時間(数分)で
行なうことができる。
【0028】(加工装置の加工動作の説明)図6(a)
(b)〜図13(a)(b)は同上の加工装置Aの動作
を説明する全体断面図及びその一部を拡大して示す概略
断面図である。図6(a)(b)は加工装置Aの待機状
態を示しており、吸着ピック15は吸着ピック挿入穴2
1及びパンチ穴10と軸心を位置合せされた状態で吸着
ピック挿入穴21の上方に抜け出ている。ついで、スト
リッパプレート2と可動パンチ金型1との間にフープ材
7が送られると、垂直シリンダ14が駆動されて吸着ピ
ック15が下降し、吸着ピック15がパンチ穴10の下
端まで挿入される(図7(a)(b))。ついで、可動
パンチ金型1が下降すると、図8(a)(b)に示すよ
うに、ストリッパプレート2と可動パンチ金型1との間
にフープ材7を挟んで固定する。さらに可動パンチ金型
1が下降すると、ストリッパプレート2が可動パンチ金
型1によって押し下げられるので、パンチ8がストリッ
プ穴9から飛び出し、フープ材7はストリッパプレート
2と可動パンチ金型1との間に挟持されたままで吸着ピ
ック15の下面とパンチ8の上面との間に圧締され、所
定形状にプレス加工される(図9(a)(b))。さら
に可動パンチ金型1が下降すると、パンチ8はストリッ
プ穴9からパンチ穴10へ突出するので、吸着ピック1
5はパンチ8によって押されて後退する。従って、フー
プ材7は吸着ピック15とパンチ8との間に挟まれたま
まの状態で、パンチ8とパンチ穴10の間で個片7aに
打ち抜かれる(図10(a)(b))。このようにフー
プ材7を個片7aにする時にフープ材7を吸着ピック1
5とパンチ8で挟むことができるので、個片7aの縁の
切断部近傍の曲りが減少し、かつ剪断面の平滑さが得ら
れる。
【0029】こうして個片7aがパンチ穴10内で打ち
抜かれると、再び可動プレス金型1は上昇し、パンチ8
がパンチ穴10から抜けていくので、吸着ピック15も
元の位置に戻り、個片7aは一旦フープ材7の元の位置
に戻る(図11(a)(b))。さらに可動プレス金型
1が上昇すると、パンチ8がストリップ穴9内に引っ込
むので、個片7aは強制的にパンチ8から剥離させられ
る。可動パンチ金型1が元の高さまで戻ると、垂直シリ
ンダ14の駆動によって吸着ピック15が上昇し、個片
7aは吸着ピック15に吸着された状態で吸着ピック1
5と共にパンチ穴10内を上昇していく(図12(a)
(b))。こうして個片7aを吸着している吸着ピック
15がパンチ穴10及び吸着ピック挿入穴21から抜け
出ると、水平シリンダ12が駆動されて吸着ピック15
が水平に移動し、個片7aを所定の個片供給先へ運んで
供給する(図13(a)(b))。個片7aの供給が終
わった吸着ピック15は図6のように元の位置に戻る。
【0030】図14(a)(b)(c)に示すものは本
発明の別な実施例による加工装置Dとその動作を説明す
るための一部破断した断面図である。この加工装置Dは
フープ材7を所定寸法の個片7aに切断するものである
が、この加工装置Dにあってもプレス金型装置Eの上に
ピックアップ装置Fが搭載されている。プレス金型装置
Eにあっては、固定金型3の上面にパンチ穴10が設け
られ、固定金型3の出口側側面にはフープ材7を支持す
るための支持ステージ36が設けられている。固定金型
3の上にはガイドピン5によってガイドされた昇降可能
なストリッパプレート2と可動パンチ金型1とが設けら
れている。可動パンチ金型1の下面にはパンチ穴10と
対向させてパンチ8が突出しており、パンチ8はストリ
ッパプレート2のストリップ穴9に挿通させられてい
る。可動パンチ金型装置Eの上に搭載されているピック
アップ装置Fは、水平シリンダ12により吸着ピック1
5を水平に移動させ、垂直シリンダ14により吸着ピッ
ク15を上下に移動させることができるものであって、
吸着ピック15は待機状態では、図14(a)に示すよ
うに支持ステージ36の上方に位置している。
【0031】しかして、個片7aを一定長さに切断する
場合には、図14(a)に想像線で示すように、吸着ピ
ック15の下端が可動パンチ金型1の下面よりもストリ
ッパプレート2の厚み分だけ下方に位置するところまで
垂直シリンダ14により吸着ピック15を下降させる。
ついで、図14(b)に示すように、吸着ピック15を
可動パンチ金型1に対して静止させた状態で可動パンチ
金型1を下降させ、固定金型3とストリッパプレート2
の間に挟み込んだフープ材7をパンチ8とパンチ穴10
で切断する。このとき吸着ピック15は固定パンチ金型
1と連動して下降しているので、フープ材7の先端で個
片7aが切断された時には吸着ピック7aの下端は個片
7aに当接して個片7aを吸着している。ついで、吸着
ピック15は固定パンチ金型1の上昇によって共に上昇
し、さらに吸着ピック15が垂直シリンダ14によって
上昇させられ、水平シリンダ12によって水平に移動さ
せられて個片7aを個片供給先へ供給する。一方、フー
プ材7は、個片7aの長さに相当する送り距離だけ送ら
れる。このような工程を繰り返すことにより、フープ材
7は一定長さの個片7aに順次切断される。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、可動型に対してピック
アップ装置を静止させたままで可動型を昇降させること
によってピックアップ装置を正確に同期駆動することが
できるので、ピックアップ装置を可動型と同時に駆動す
るための駆動機構や同期機構が不要となり、ピックアッ
プ装置の駆動機構を簡略にすることができる。従って、
加工装置を小型軽量化することができ、加工装置を低価
格にできる。さらに、加工装置の省エネルギー化を図る
ことができる。また、本発明の加工装置にあっては、ピ
ックアップ装置は可動型の上に搭載されていて可動型と
共に駆動されるので、個片の品種が変ってもピックアッ
プ装置の駆動機構を交換する必要がなく、パンチや個片
保持部だけを交換できる。
【0033】特に、個片を運ぶためにピックアップ機構
の駆動機構としてエア機構を用いると共に個片を負圧で
吸着させるようにすれば、ピックアップ装置を非常に小
型軽量化することができ、可動型の上にピックアップ装
置を搭載するのにも適する。特に、ピックアップ装置を
エア駆動として可動型の駆動方法と全く別な駆動手段で
あっても、可動型とピックアップ装置を精度よく同期さ
せて連動させることができる。
【0034】さらに、材料をパンチと個片保持部で挟持
した状態で個片の打抜きもしくは切断を行なうようにす
れば、材料から打ち抜かれた個片の縁の切断部近傍の曲
りを減少させ、かつ剪断面を平滑にすることができ、品
質のよい個片を得ることができる。
【0035】また、ガイドピンによりピックアップ装置
を位置決めすれば、可動型だけでなく、その他の部材に
対してもピックアップ装置を正確に位置決めすることが
でき、ピックアップ装置を可動型に取り付ける際の位置
合せを簡単にできる。さらに、ストリッパの移動量を規
制するための軸に脱着可能なスペーサを取り付けてパン
チのストリッパからの抜け止めをしているので、スペー
サを軸から取り外すことによってパンチをストリッパか
ら抜いて解放することができ、容易にパンチを交換でき
るようになる。よって、複数品種対応への簡易化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による加工装置を示す一部破
断した概略正面図である。
【図2】同上のピックアップ装置に用いられている水平
方向及び垂直方向のエアシリンダを示す平面図である。
【図3】(a)(b)はエアシリンダを除いた状態にお
ける同上の加工装置の平面図及び断面図である。
【図4】(a)は固定金型及びストリッパプレートの構
造を示す断面図、(b)は(a)のX−X線断面図であ
る。
【図5】移動量規制バーからスペーサを外したときのス
トリッパプレートの状態を示す断面図である。
【図6】(a)は同上の加工装置の動作を示す断面図、
(b)はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図7】(a)は図6の次の動作を示す断面図、(b)
はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図8】(a)は図7の次の動作を示す断面図、(b)
はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図9】(a)は図8の次の動作を示す断面図、(b)
はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図10】(a)は図9の次の動作を示す断面図、
(b)はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図11】(a)は図10の次の動作を示す断面図、
(b)はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図12】(a)は図11の次の動作を示す断面図、
(b)はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図13】(a)は図12の次の動作を示す断面図、
(b)はその要部を拡大して示す概略説明図である。
【図14】(a)(b)(c)は本発明の別な実施例に
よる加工装置とその動作を示す概略断面図である。
【図15】(a)(b)(c)(d)は従来の加工装置
の概略とその動作を説明する説明図である。
【符号の説明】 B プレス金型装置 C ピックアップ装置 1 可動パンチ金型 2 ストリッパプレート 5 ガイドピン 7 フープ材 7a 個片 8 パンチ 10 パンチ穴 12 水平シリンダ 14 垂直シリンダ 15 吸着ピック 34 上昇量規制軸 35 スペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとパンチ穴の間に材料を挟み込み
    ことにより材料から個片を打抜きもしくは切断し、当該
    個片をピックアップ装置により保持して移動させる加工
    装置において、 前記パンチもしくはパンチ穴のいずれか一方を可動型の
    内面に設け、当該可動型の外面にピックアップ装置を取
    り付けたことを特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップ装置の個片を保持する
    手段が負圧により吸着するものであり、吸着した個片を
    移動させる手段がエア駆動によるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 【請求項3】 可動型にパンチ穴を開口し、可動型の上
    面に取り付けたピックアップ装置の個片保持部をパンチ
    穴に挿入して個片保持部の先端面とパンチの先端面とを
    対向させ、材料をパンチと個片保持部で挟持した状態で
    個片の打抜きもしくは切断を行なうことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の加工装置。
  4. 【請求項4】 可動型の昇降をガイドするためのガイド
    ピンにより、可動型に取り付けたピックアップ装置を位
    置決めすることを特徴とする請求項1又は2に記載の加
    工装置。
  5. 【請求項5】 パンチの先端に付着した個片や切屑を剥
    離させるためのストリッパに前記パンチを摺動自在に挿
    通させ、ストリッパの移動量を規制するための軸を設
    け、当該軸に脱着可能なスペーサを取り付けてストリッ
    パの移動量を規制することにより、パンチのストリッパ
    からの抜け止めをしていることを特徴とする請求項1,
    2又は4に記載の加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856692A (zh) * 2010-03-25 2010-10-13 无锡微研有限公司 一种横切子模的移动调整机构
CN112264546A (zh) * 2020-11-06 2021-01-26 常州市长江冷冲机械配件有限公司 冲压机顶出机构
CN115740171A (zh) * 2022-11-25 2023-03-07 浙江杰伟精密机械有限公司 一种t型铅板的加工模具及其加工工艺

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