JPH08116720A - 水田作業機のトレースマーカー装置 - Google Patents

水田作業機のトレースマーカー装置

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JPH08116720A
JPH08116720A JP28280694A JP28280694A JPH08116720A JP H08116720 A JPH08116720 A JP H08116720A JP 28280694 A JP28280694 A JP 28280694A JP 28280694 A JP28280694 A JP 28280694A JP H08116720 A JPH08116720 A JP H08116720A
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Hiroshi Hirai
博 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレースマーカーを揺動自在に障害物から退
避させ、かつ格納位置を保持する。 【構成】 水田作業機における苗等の植付作業時に、機
体6側方に先端に弾性体で形成されたマーカー17を上
下方向に位置調節自在に支持した揺動アーム16を突出
させる一方、基端を取付アーム27に一方向に弾性付与
して固定し、さらに取付アーム27を機体6側に回動自
在に軸支して、該揺動アーム16が弾性的に保持される
作用位置と、該作用位置に対して退避方向に揺動する退
避位置と、弾力に抗して退避位置を越えて回動させられ
機体6側に沿って格納される格納位置とに切り換え可能
に弾持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、苗の植付け作業時等
に、田植機等の水田作業機を直進させるために用いられ
る水田作業機のトレースマーカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来水田作業機におけるトレースマーカ
ー装置は、実公昭63ー27542広報に示されるもの
等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしトレースマーカ
ー装置は使用時、作用位置に突出させたマーカー取付け
棒先端のマーカーのみが揺動する機構になっているため
マーカー以外の部分が畦等に接当すると逃げ機構がない
ためトレースマーカー装置を破損してしまい、特に水田
作業機が後進中に上記のように接当するとマーカー取付
け棒は使用位置より前方には可動しないため僅かな障害
物でもトレースマーカー装置を破損してしまうので後方
確認のみならずトレースマーカーの接当にも気をつかう
必要があるという欠点があった。また水田作業機の前進
中にマーカー取付け棒等に上記のように障害物が当接す
ると、マーカー取付け棒が格納方向に倒れてしまい作業
が中断してしまい、さらに格納姿勢と作用位置それぞれ
にマーカー取付け棒を保持する機構が必要になるため構
造が複雑となる等の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の水田作業機のトレースマーカー装置は、苗
等の植付作業時に機体6側方に突出し得る揺動アーム1
6を有し、該揺動アーム16先端に弾性体で形成された
マーカー17を上下方向に位置調節自在に弾力的に支持
し、上記揺動アーム16基端を取付アーム27に一方向
に弾性付与して固定し、さらに該取付アーム27は機体
6側に回動自在に軸支されると共に、上記取付アーム2
7を、揺動アーム16が機体6側方に突出して弾性的に
保持される作用位置と、該作用位置に対して退避方向に
は揺動する退避位置と、弾力に抗して退避位置を越えて
回動させることにより機体6側に沿って格納する格納位
置とに切り換え可能に弾持してなることを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】上記機構によって揺動アーム16が前後に揺動
するためトレースマーカー装置14が基端部から揺動
し、マーカー17が畦等の障害物に当たったときだけで
なく揺動アーム16自体が上記障害物等に当たった場合
でもトレースマーカー装置14の逃げ機構が働き、揺動
アーム16の破損等が防止できると共に上記逃げ機構は
前後方向に働くため、前進作業時以外に後進時であって
もトレースマーカー装置14の接当を気にする必要がな
いため後方確認のみ行うことで安全に作業を行うことが
できる。加えて揺動アーム16等の接当後の復帰機構が
設けられているため、接当後トレースマーカー装置14
は自動的に作用位置に復帰し、その後の作業をスムーズ
に行うことができ、さらに一方の退避方向からの復帰機
構はトレースマーカー装置14の格納機構も兼ねて格納
姿勢を保持するものであるため構造を単純化できる。
【0006】
【実施例】図1は本発明を応用した水田作業機の例とし
て田植機1を示している。前輪2及び後輪3によって支
持されている機体フレーム4上に機体6が固定されてお
り、該機体6の略中央部にはハンドル7及び座席8等か
らなる運転席9が設けられている。さらに該運転席9後
方には植付装置11が装着されており、該植付装置11
両側には線引きマーカー12が設けられている。また上
記機体6先端にはセンターポール13が突出している。
【0007】上記機体6前方の左右両側にはトレースマ
ーカー装置14が設けられており、該トレースマーカー
装置14は後述するように、左右に突出可能な揺動アー
ム16と該揺動アーム16先端に上下方向に位置調節自
在に支持されたマーカー17等で構成されている。なお
該マーカー17は圃場に対してほぼ垂直に取り付けられ
ることになる。
【0008】以下に上記のような全体構成をもつ田植機
1の植付け動作について説明する。まず左右どちらか必
要な側の上記線引きマーカー12を先端が圃場に接触す
るように上下調節し、上記トレースマーカー装置14も
機体6の側方に突出させる。つぎに田植機1を前進させ
苗を植え付けていき、あぜから1往復分枕地を残して旋
回し、先端を圃場から離すように上記線引きマーカー1
2を上げる。このとき上記線引きマーカー12によって
未植付けの圃場に、植え付けられた苗と平行に線が引か
れている。
【0009】この後旋回した田植機1は上述の植付け方
向と逆方向に苗を植付けていくことになる。上記と逆側
の線引きマーカー12を上記同様に倒し、次の列の苗を
植え付けていくが、この際植付け済みの苗の上を上記ト
レースマーカー装置14のマーカー17でトレースして
いきながら、該センターポール13を線引きマーカー1
2の線引き跡に合わせて田植機1を進行させていくこと
で最初に植えた苗に平行で、且つ正しい隣接条間を得ら
れる。
【0010】次に上記トレースマーカー装置14の構成
について説明する。図2,図3に示すように上記トレー
スマーカー装置14は、左右の機体フレーム4前端に設
けられたトレースマーカー取付部材18に取付ネジ19
で機体6から突出するように固定された側面視で略Z字
型の取付プレート21の取付面21a上に取り付けられ
ている。
【0011】該取付面21aには、スプリング取付ボス
22とストッパ23,24が突設された固定ベース26
が該取付プレート21に平行にボルト25で固定されて
おり、さらに該固定ベース26前端には取付けアーム2
7と揺動アーム16が支点軸29を中心に回動自在に軸
支されている。そして該揺動アーム16の回動支点外側
方にはスプリング取付ボス31が突設されており、また
該取付アーム27の回動支点を挟んだ両端にもスプリン
グ取付ボス32,33が突設されている。さらに上記取
付アーム27には図4に示すようにストッパ部27aが
設けられており、また該ストッパー部27aに対して略
直角に固定部27b,位置決め部27cが設けられてい
る。
【0012】上記取付アーム27と固定ベース26は該
スプリング取付ボス32,22を介して弾性体としての
格納スプリング34によって連結されており、上記取付
アーム27は、該位置決め部27cが上記固定ベース2
6のストッパ23に当たることで平面視において上記固
定ベース26に対して略直角に位置決めされる。さらに
上記取付アーム27と上記揺動アーム16も該スプリン
グ取付ボス33,31を介して弾性体としての復帰スプ
リング36により連結されており、上記揺動アーム16
のスプリング取付ボス31が上記取付アーム27のスト
ッパ部27aに当たることで上記揺動アーム16は平面
視で固定ベース26に対して平行に位置決めされてい
る。
【0013】そして上記揺動アーム16の先端は図5に
示すように前後対面に平面37,38が設けられてお
り、前述のマーカー17が挿入されたボルト39がスペ
ーサ41を介してチョウナット42で固定されている。
このとき上記マーカー17が図3に示すように上下方向
を向くように該ボルト39の向きを調整する。そして上
記揺動アーム16の該平面37と上記マーカー17の間
にはスプリング43が挿入されており、上記マーカー1
7を摩擦力によって固定している。なお上記マーカー1
7自体弾性体で構成されており下端が前後に弾性的に湾
曲可能となっている。
【0014】上記マーカー17は前述のように植え付け
た苗等の条件により上下方向の位置調整を行う。以下に
この方法について説明する。該チョウナット42を緩め
スプリング43によるマーカー17に対する摩擦力を弱
める。そしてこの状態で上記マーカー17を上下方向に
位置調整し、もう一度上記チョウナット42を締め込み
上記マーカー17を固定する。
【0015】以上のように構成された上記トレースマー
カー装置14の動作について以下に説明する。図2に示
すように取付アーム27と揺動アーム16が機体6側方
に突出した状態を作用位置とし、この状態からまず機体
6が前進する場合について説明する。図6に示すように
機体6がA方向に前進したとき揺動アーム16等に畦等
の障害物が当接すると上記揺動アーム16は復帰スプリ
ング36に抗して支点軸29を中心にX方向に回動しよ
うとする。このとき取付アーム27はストッパ23によ
りX方向への回動が規制されているため、結局上記揺動
アーム16が単独でスプリング取付けボス31がストッ
パ部27aから離れるように回動し上記障害物を回避す
る退避位置(2点鎖線)に移動する。そして障害物を回
避した後上記復帰スプリング36の働きにより上記揺動
アーム16は上記スプリング取付ボス31が上記ストッ
パ部27aに当たる位置(作用位置)まで自動的に戻さ
れる。
【0016】次に機体6が後進する場合について説明す
る。図7に示すように機体6がB方向に後進したとき上
記同様に揺動アーム16に障害物等が当接すると上記揺
動アーム16は支点軸29を中心にY方向に回動しよう
とする。このときスプリング取付ボス31が取付アーム
27のストッパ部27aに当たるため上記揺動アーム1
6はY方向への単独の回動を規制され、結局上記揺動ア
ーム16は上記取付アーム27と一体となって格納スプ
リング34に抗してY方向に回動し上記障害物を回避す
る退避位置(2点鎖線)に移動する。そして障害物を回
避した後は上記格納スプリング34の働きにより上記取
付アーム27の位置決め部27cがストッパ23に当た
る位置(作用位置)まで上記揺動アーム16は上記取付
アーム27と一体のままで自動的に戻される。
【0017】また上記の前進,後進の場合共に畦等の障
害物にマーカー17が当接した場合は、上記マーカー1
7自体が弾性的に揺動し上記障害物を回避することにな
る。しかし上記マーカー17自体の揺動範囲を越えた場
合は、前述の揺動アーム16,取付アーム27による退
避動作を行う。
【0018】さらに上記トレースマーカー装置14の格
納について以下に説明する。図8に示すように揺動アー
ム16を人力等で図7と同様のY方向に強制的に回動さ
せる。このときは、前述のように揺動アーム16と取付
アーム27が一体的に動作する。そして上記取付アーム
27の固定部27bが固定ベース26のストッパ24に
当たるまで揺動させ続ける。この場合上記取付アーム2
7のスプリング取付ボス31が支点軸29を越えるため
格納スプリング34は上記取付アーム27の固定部27
bが上記ストッパ24に当たり続ける方向に作用し、上
記取付アーム27と一体となっている上記揺動アーム1
6を機体6に沿うように保持する。つまりトレースマー
カー装置14は前述のような障害物を回避する逃げ機構
が揺動アーム16等の格納姿勢を保持する機構も兼ねて
いるように構成されている。
【0019】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、揺動アームが前後に揺動するためトレースマーカー
装置は基端部から揺動し、マーカーが畦等の障害物に当
たったときだけでなく揺動アーム自体が上記障害物等に
当たった場合でもトレースマーカー装置の逃げ機構が働
き、揺動アームの破損等が防止できる。
【0020】また上記逃げ機構は前後方向に働くため、
前進作業時以外に後進時であってもトレースマーカー装
置の接当を気にする必要がないため後方確認のみ行うこ
とで安全に作業を行うことができる。
【0021】さらに揺動アーム等の接当後の復帰機構が
設けられているため、接当後トレースマーカー装置は自
動的に作用位置に復帰し、その後の作業をスムーズに行
うことができる。また一方の退避方向からの復帰機構は
トレースマーカー装置の格納機構も兼ねて格納姿勢を保
持するものであるため構造を単純化できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体斜視図である。
【図2】トレースマーカー部の平面図である。
【図3】トレースマーカー部の正面図である。
【図4】取付アームの拡大平面図である。
【図5】マーカー取付部の拡大断面図である。
【図6】トレースマーカー部の退避動作を示す平面図で
ある。
【図7】トレースマーカー部の退避動作を示す平面図で
ある。
【図8】トレースマーカー部の格納動作を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
6 機体 16 揺動アーム 17 マーカー 27 取付アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗等の植付作業時に、機体(6)側方に
    突出し得る揺動アーム(16)を有する水田作業機にお
    いて、該揺動アーム(16)先端に弾性体で形成された
    マーカー(17)を上下方向に位置調節自在に弾力的に
    支持し、上記揺動アーム(16)基端を取付アーム(2
    7)に一方向に弾性付与して固定し、さらに該取付アー
    ム(27)は機体(6)側に回動自在に軸支されると共
    に、上記取付アーム(27)を、揺動アーム(16)が
    機体(6)側方に突出して弾性的に保持される作用位置
    と、該作用位置に対して退避方向には揺動する退避位置
    と、弾力に抗して退避位置を越えて回動させることによ
    り機体(6)側に沿って格納する格納位置とに切り換え
    可能に弾持してなる水田作業機のトレースマーカー装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008283987A (ja) * 2008-07-30 2008-11-27 Iseki & Co Ltd 乗用型苗植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008283987A (ja) * 2008-07-30 2008-11-27 Iseki & Co Ltd 乗用型苗植機

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