JPH08117626A - フライアッシュ粉粒体の製造方法およびこのフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物 - Google Patents
フライアッシュ粉粒体の製造方法およびこのフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物Info
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- JPH08117626A JPH08117626A JP25657994A JP25657994A JPH08117626A JP H08117626 A JPH08117626 A JP H08117626A JP 25657994 A JP25657994 A JP 25657994A JP 25657994 A JP25657994 A JP 25657994A JP H08117626 A JPH08117626 A JP H08117626A
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/24—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing alkyl, ammonium or metal silicates; containing silica sols
- C04B28/26—Silicates of the alkali metals
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- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/02—Treatment
- C04B20/026—Comminuting, e.g. by grinding or breaking; Defibrillating fibres other than asbestos
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高強度な無機質硬化体を得ることができる硬化
性無機質組成物に有用なフライアッシュ粉粒体を効率よ
く製造する方法およびこのフライアッシュを用いた硬化
性無機質組成物を提供することを目的としている。 【構成】原料フライアッシュに0.05〜10kwh/
kgの機械的エネルギーを作用させて平均粒径10μm
以下のフライアッシュ粉粒体を得たのち、このフライア
ッシュ粉粒体100重量部と、アルカリ金属珪酸塩1〜
300重量部と、水10〜1000重量部とを含む硬化
性無機質組成物を用いて硬化体を得るようにした。
性無機質組成物に有用なフライアッシュ粉粒体を効率よ
く製造する方法およびこのフライアッシュを用いた硬化
性無機質組成物を提供することを目的としている。 【構成】原料フライアッシュに0.05〜10kwh/
kgの機械的エネルギーを作用させて平均粒径10μm
以下のフライアッシュ粉粒体を得たのち、このフライア
ッシュ粉粒体100重量部と、アルカリ金属珪酸塩1〜
300重量部と、水10〜1000重量部とを含む硬化
性無機質組成物を用いて硬化体を得るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築材料等に使
用される無機質硬化体を作製する原料として好適に使用
する事ができるフライアッシュ粉粒体の製造方法及びこ
のフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物に
関する。
用される無機質硬化体を作製する原料として好適に使用
する事ができるフライアッシュ粉粒体の製造方法及びこ
のフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルカリの存在下で熱により硬化
する硬化性無機質組成物については、既にいろいろと提
案されている。例えば、特開平4−59648号公報で
は、アルカリ金属硅酸塩水溶液とメタカオリン、コラン
ダムあるいはムライトの製造時に発生する集塵装置の
灰、フライアッシュ等のアルカリ反応性固体成分及び充
填材、有機ベントナイト等の混和材を混入して得た硬化
性無機質組成物を用いて建築資材に有用な無機質硬化体
を製造することを提案している。また、特開平4−61
38号公報では、アルカリ金属硅酸塩水溶液と上記アル
カリ反応性固体成分と充填材とを混練して得た硬化性無
機質組成物を型内に注入し加熱硬化させて無機質硬化体
を製造することを提案している。
する硬化性無機質組成物については、既にいろいろと提
案されている。例えば、特開平4−59648号公報で
は、アルカリ金属硅酸塩水溶液とメタカオリン、コラン
ダムあるいはムライトの製造時に発生する集塵装置の
灰、フライアッシュ等のアルカリ反応性固体成分及び充
填材、有機ベントナイト等の混和材を混入して得た硬化
性無機質組成物を用いて建築資材に有用な無機質硬化体
を製造することを提案している。また、特開平4−61
38号公報では、アルカリ金属硅酸塩水溶液と上記アル
カリ反応性固体成分と充填材とを混練して得た硬化性無
機質組成物を型内に注入し加熱硬化させて無機質硬化体
を製造することを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明の発明
者らが、上記に示されるアルカリ反応性固体成分のう
ち、大量かつ安価に供給可能なフライアッシュについて
検討したところによると、フライアッシュは、製造され
た状態のままでは、反応速度が非常に遅くまた強度も低
いという問題点があることが判った。
者らが、上記に示されるアルカリ反応性固体成分のう
ち、大量かつ安価に供給可能なフライアッシュについて
検討したところによると、フライアッシュは、製造され
た状態のままでは、反応速度が非常に遅くまた強度も低
いという問題点があることが判った。
【0004】そこで、本発明の発明者らは、上記問題を
解決するために、原料フライアッシュを分級し、反応性
の高い平均粒径10μm以下のフライアッシュ粉体のみ
をアルカリ反応性固体成分として用いることを先に提案
している(特開平6−199517号公報参照)。しか
し、この方法によれば、確かに反応性が向上し反応速度
が速くなるのであるが、分級して平均粒径10μm以下
のフライアッシュ粉粒体のみを用いるため、粗い粒径の
フライアッシュが大量に残ってしまい、その処理の問題
が新たに生じている。しかも、得られる無機質硬化体の
強度が少し弱いと言う問題もある。
解決するために、原料フライアッシュを分級し、反応性
の高い平均粒径10μm以下のフライアッシュ粉体のみ
をアルカリ反応性固体成分として用いることを先に提案
している(特開平6−199517号公報参照)。しか
し、この方法によれば、確かに反応性が向上し反応速度
が速くなるのであるが、分級して平均粒径10μm以下
のフライアッシュ粉粒体のみを用いるため、粗い粒径の
フライアッシュが大量に残ってしまい、その処理の問題
が新たに生じている。しかも、得られる無機質硬化体の
強度が少し弱いと言う問題もある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みて、高強
度な無機質硬化体を得ることができる硬化性無機質組成
物に有用なフライアッシュ粉粒体を効率よく製造する方
法およびこのフライアッシュを用いた硬化性無機質組成
物を提供することを目的としている。
度な無機質硬化体を得ることができる硬化性無機質組成
物に有用なフライアッシュ粉粒体を効率よく製造する方
法およびこのフライアッシュを用いた硬化性無機質組成
物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の発明(以下、「本発明1」と
記す)にかかるフライアッシュ粉粒体の製造方法は、平
均粒径10μm以下のフライアッシュ粉粒体を得るにあ
たり、原料フライアッシュに0.05〜10kwh/k
gの機械的エネルギーを作用させる構成とした。
るために、請求項1記載の発明(以下、「本発明1」と
記す)にかかるフライアッシュ粉粒体の製造方法は、平
均粒径10μm以下のフライアッシュ粉粒体を得るにあ
たり、原料フライアッシュに0.05〜10kwh/k
gの機械的エネルギーを作用させる構成とした。
【0007】本発明1に使用される原料フライアッシュ
としては、JIS A 6201に規定されるものを言
い、化学組成として、SiO2 ;45〜70重量%、A
l2O3 ;15〜35重量%を主成分として含有し、F
e2 O3 やCaO等を副成分として含有するものが好適
に使用される。本発明1において機械的エネルギーを作
用させるとは、原料フライアッシュに摩砕力、圧縮力、
せん断力、衝撃力等を加える事を意味し、具体的には、
一般に粉砕を目的に使用されている粉砕機により原料フ
ライアッシュに上記機械的エネルギーを作用させる。な
お、0.05kwh/kg〜10kwh/kg以下の機
械的エネルギーを原料フライアッシュに作用させたの
ち、得られたフライアッシュ粉粒体を必要に応じて分級
処理し、所定の粒径に調整してもよい。
としては、JIS A 6201に規定されるものを言
い、化学組成として、SiO2 ;45〜70重量%、A
l2O3 ;15〜35重量%を主成分として含有し、F
e2 O3 やCaO等を副成分として含有するものが好適
に使用される。本発明1において機械的エネルギーを作
用させるとは、原料フライアッシュに摩砕力、圧縮力、
せん断力、衝撃力等を加える事を意味し、具体的には、
一般に粉砕を目的に使用されている粉砕機により原料フ
ライアッシュに上記機械的エネルギーを作用させる。な
お、0.05kwh/kg〜10kwh/kg以下の機
械的エネルギーを原料フライアッシュに作用させたの
ち、得られたフライアッシュ粉粒体を必要に応じて分級
処理し、所定の粒径に調整してもよい。
【0008】粉砕機としては、ジェット粉砕機、ロール
ミル、各種媒体ミル(ボールやビーズ等の媒体の運動に
よってフライアッシュに機械的エネルギーを作用させる
粉砕機であって、より具体的には、例えば転動ミル,振
動ミル,遊星ミル等の容器駆動型ミル、ディスク型ミ
ル,アニューラー型ミル,ピン型ミル等の媒体撹拌型ミ
ル、その他ウルトラファインミル等の容器駆動型及び媒
体撹拌型の複合型ミル等が挙げられる)等、原料フライ
アッシュに上記機械的エネルギーを作用させる事ができ
るものであれば特に限定されないが、フライアッシュに
作用する力の方式が、摩砕、せん断、圧縮主体である媒
体ミル(例えばウルトラファインミル等の媒体撹拌型ミ
ル、遊星ミル及び振動ミル等の大きな最大加速度が得ら
れる容器駆動型媒体ミルが特に好ましい)により所定の
機械的エネルギーを作用させる事が、フライアッシュ粉
粒体の反応性を最も高めるため好ましい。
ミル、各種媒体ミル(ボールやビーズ等の媒体の運動に
よってフライアッシュに機械的エネルギーを作用させる
粉砕機であって、より具体的には、例えば転動ミル,振
動ミル,遊星ミル等の容器駆動型ミル、ディスク型ミ
ル,アニューラー型ミル,ピン型ミル等の媒体撹拌型ミ
ル、その他ウルトラファインミル等の容器駆動型及び媒
体撹拌型の複合型ミル等が挙げられる)等、原料フライ
アッシュに上記機械的エネルギーを作用させる事ができ
るものであれば特に限定されないが、フライアッシュに
作用する力の方式が、摩砕、せん断、圧縮主体である媒
体ミル(例えばウルトラファインミル等の媒体撹拌型ミ
ル、遊星ミル及び振動ミル等の大きな最大加速度が得ら
れる容器駆動型媒体ミルが特に好ましい)により所定の
機械的エネルギーを作用させる事が、フライアッシュ粉
粒体の反応性を最も高めるため好ましい。
【0009】機械的エネルギーは、乾式で作用させても
湿式で作用させても構わない。ところで、湿式で機械的
エネルギーを作用させる場合、使用する液体は特に限定
されず、たとえば、水、セメントクリンカーや珪砂、石
灰石等の粉砕時に使用されるメチルアルコール等のアル
コール類またはトリエタノールアミン等のエタノール・
アミン類を中心とした液体系が挙げられるが、これらの
うち特に水が好ましい。
湿式で作用させても構わない。ところで、湿式で機械的
エネルギーを作用させる場合、使用する液体は特に限定
されず、たとえば、水、セメントクリンカーや珪砂、石
灰石等の粉砕時に使用されるメチルアルコール等のアル
コール類またはトリエタノールアミン等のエタノール・
アミン類を中心とした液体系が挙げられるが、これらの
うち特に水が好ましい。
【0010】また、水を使用した場合、フライアッシュ
/水重量比は80/20以下が好ましく、更にいうと7
0/30〜30/70が好ましい。なお、水を用いた湿
式方式で原料フライアッシュに所定の機械的エネルギー
を作用させた場合、本発明1のフライアッシュ粉粒体
は、水によってスラリー状になっているが、硬化性無機
質組成物にこのスラリー状態で添加しても構わないし、
一旦乾燥したのち、使用してもよい。
/水重量比は80/20以下が好ましく、更にいうと7
0/30〜30/70が好ましい。なお、水を用いた湿
式方式で原料フライアッシュに所定の機械的エネルギー
を作用させた場合、本発明1のフライアッシュ粉粒体
は、水によってスラリー状になっているが、硬化性無機
質組成物にこのスラリー状態で添加しても構わないし、
一旦乾燥したのち、使用してもよい。
【0011】原料フライアッシュに作用させる機械的エ
ネルギーは、0.05kwh/kg以上10kwh/k
g以下に限定される。すなわち、0.05kwh/kg
より小さいと平均粒径10μm以下を達成する事が難し
く、また得られたフライアッシュ粉粒体の反応性が乏し
い。一方、10kwh/kgより大きくなると、粉砕装
置への負荷が大きく、媒体としてのボールや容器の摩耗
が激しい、処理粘土中への汚染、コスト等の生産性の面
等で問題が生じる。なお、上記で示した機械的エネルギ
ーは、上記原料フライアッシュを入れて運転する時に粉
砕装置に投入した電力を原料フライアッシュ単位重量当
たりで表したものである。
ネルギーは、0.05kwh/kg以上10kwh/k
g以下に限定される。すなわち、0.05kwh/kg
より小さいと平均粒径10μm以下を達成する事が難し
く、また得られたフライアッシュ粉粒体の反応性が乏し
い。一方、10kwh/kgより大きくなると、粉砕装
置への負荷が大きく、媒体としてのボールや容器の摩耗
が激しい、処理粘土中への汚染、コスト等の生産性の面
等で問題が生じる。なお、上記で示した機械的エネルギ
ーは、上記原料フライアッシュを入れて運転する時に粉
砕装置に投入した電力を原料フライアッシュ単位重量当
たりで表したものである。
【0012】一方、請求項2記載の発明(以下、「本発
明2」と記す)にかかる硬化性無機質組成物は、本発明
1の製造方法によって得られたフライアッシュ粉粒体1
00重量部と、アルカリ金属珪酸塩1〜300重量部
と、水10〜1000重量部とを含む構成とした。本発
明2において使用されるフライアッシュ粉粒体の粒径
は、平均粒径10μm以下で、平均粒径7μm以下が好
ましいく、平均粒径5μm以下が特に好ましい。
明2」と記す)にかかる硬化性無機質組成物は、本発明
1の製造方法によって得られたフライアッシュ粉粒体1
00重量部と、アルカリ金属珪酸塩1〜300重量部
と、水10〜1000重量部とを含む構成とした。本発
明2において使用されるフライアッシュ粉粒体の粒径
は、平均粒径10μm以下で、平均粒径7μm以下が好
ましいく、平均粒径5μm以下が特に好ましい。
【0013】すなわち、平均粒径が10μmを越えると
本発明1の方法で得たフライアッシュ粉粒体であっても
反応性が低く、無機質硬化体の強度が低い。本発明2に
おいて使用されるアルカリ金属珪酸塩としては、M2 O
・nSiO 2 (M=Li、K、Naまたはその混合物)
で表されるものが挙げられ、n=0.05〜8のものが
好ましく、n=0.1〜3がさらに好ましく、0.5〜
2.5が特に好ましい。
本発明1の方法で得たフライアッシュ粉粒体であっても
反応性が低く、無機質硬化体の強度が低い。本発明2に
おいて使用されるアルカリ金属珪酸塩としては、M2 O
・nSiO 2 (M=Li、K、Naまたはその混合物)
で表されるものが挙げられ、n=0.05〜8のものが
好ましく、n=0.1〜3がさらに好ましく、0.5〜
2.5が特に好ましい。
【0014】すなわち、nが8を越えた場合、アルカリ
金属珪酸塩水溶液がゲル化を起こし易く、ゲル化によっ
て粘度が急激に上昇するため、粉体との混合が困難にな
る恐れがある。なお、アルカリ金属珪酸は水溶液として
添加されることが好ましい。水溶液濃度は特に限定され
ないが、濃度が低すぎるとフライアッシュ粉粒体との反
応性が低下し、逆に濃度が高すぎると固形分が生じやす
くなるので1重量%以上である必要があり、1〜70重
量%が好ましい。
金属珪酸塩水溶液がゲル化を起こし易く、ゲル化によっ
て粘度が急激に上昇するため、粉体との混合が困難にな
る恐れがある。なお、アルカリ金属珪酸は水溶液として
添加されることが好ましい。水溶液濃度は特に限定され
ないが、濃度が低すぎるとフライアッシュ粉粒体との反
応性が低下し、逆に濃度が高すぎると固形分が生じやす
くなるので1重量%以上である必要があり、1〜70重
量%が好ましい。
【0015】また、アルカリ珪酸金属塩を水溶液の状態
として用いる場合は、アルカリ金属珪酸塩をそのまま水
に溶解してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪
砂、珪石粉などのSiO2 成分をnが所定の量となるよ
うに溶解したものでも構わない。上記アルカリ金属珪酸
塩の添加量は、フライアッシュ粉粒体100重量部に対
し、1〜300重量部である必要があるが、1〜250
重量部とする事が好ましく、10〜150重量部とする
事が更に好ましい。すなわち、アルカリ金属珪酸塩の添
加量が1重量部を下回ると、無機質粉体との反応性が低
く、逆に300重量部を越えると、得られる無機質成形
体の機械的強度が低下する。
として用いる場合は、アルカリ金属珪酸塩をそのまま水
に溶解してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪
砂、珪石粉などのSiO2 成分をnが所定の量となるよ
うに溶解したものでも構わない。上記アルカリ金属珪酸
塩の添加量は、フライアッシュ粉粒体100重量部に対
し、1〜300重量部である必要があるが、1〜250
重量部とする事が好ましく、10〜150重量部とする
事が更に好ましい。すなわち、アルカリ金属珪酸塩の添
加量が1重量部を下回ると、無機質粉体との反応性が低
く、逆に300重量部を越えると、得られる無機質成形
体の機械的強度が低下する。
【0016】水の添加量は、フライアッシュ粉粒体10
0重量部に対し、10〜1000重量部である必要があ
るが、15〜750重量部とすることが好ましく、20
〜400重量部とすることが更に好ましい。すなわち、
水の添加量が10重量部を下廻ると、無機質粉体と混合
する事が不可能となり、逆に、1000重量部を越える
と、得られる無機質成形体の機械的強度が低下する。
0重量部に対し、10〜1000重量部である必要があ
るが、15〜750重量部とすることが好ましく、20
〜400重量部とすることが更に好ましい。すなわち、
水の添加量が10重量部を下廻ると、無機質粉体と混合
する事が不可能となり、逆に、1000重量部を越える
と、得られる無機質成形体の機械的強度が低下する。
【0017】さらに、本発明2の硬化性無機質組成物中
には、必要に応じて補強繊維、無機質充填材、軽量骨
材、その他の添加材、発泡剤や発泡助剤等も添加するこ
とができる。補強繊維は、成形体に付与したい性能に応
じ任意の物が使用でき、例えばビニロン、ポリプロピレ
ン、アクリル、レーヨン、アラミド等の合成繊維、ガラ
ス繊維、チタン酸カリウム、ロックウール等の無機繊
維、カーボン繊維、鋼繊維等の他一般にセメント等無機
硬化材料に使用されている公知の繊維材料を使用でき
る。また、これらの繊維はメッシュ状で使用しても構わ
ないし、長繊維あるいは短繊維のものを使用してもよ
い。因に、短繊維のものを使用する場合、上記補強繊維
の太さは、細すぎると混合時に再凝集し、交絡によりフ
ァイバーボールが形成され易くなり得られる成形体の強
度が低くまた成形体の表面凹凸が激しくなり良好な外観
の物が得られない恐れがあり、太すぎたり短すぎると補
強効果が不十分になる傾向があるので、繊維径1〜50
0μm、繊維長1〜15mm程度のものが好ましい。
には、必要に応じて補強繊維、無機質充填材、軽量骨
材、その他の添加材、発泡剤や発泡助剤等も添加するこ
とができる。補強繊維は、成形体に付与したい性能に応
じ任意の物が使用でき、例えばビニロン、ポリプロピレ
ン、アクリル、レーヨン、アラミド等の合成繊維、ガラ
ス繊維、チタン酸カリウム、ロックウール等の無機繊
維、カーボン繊維、鋼繊維等の他一般にセメント等無機
硬化材料に使用されている公知の繊維材料を使用でき
る。また、これらの繊維はメッシュ状で使用しても構わ
ないし、長繊維あるいは短繊維のものを使用してもよ
い。因に、短繊維のものを使用する場合、上記補強繊維
の太さは、細すぎると混合時に再凝集し、交絡によりフ
ァイバーボールが形成され易くなり得られる成形体の強
度が低くまた成形体の表面凹凸が激しくなり良好な外観
の物が得られない恐れがあり、太すぎたり短すぎると補
強効果が不十分になる傾向があるので、繊維径1〜50
0μm、繊維長1〜15mm程度のものが好ましい。
【0018】一方、繊維添加量は、多すぎると繊維の分
散性、耐熱性等に問題が生じる場合があるので上記硬化
性無機質材料100重量部に対し、10重量部以下が好
ましい。無機質充填材は、硬化及び乾燥時の収縮低減、
スラリーの流動性向上を図ることができ、たとえば、珪
砂、珪石粉、結晶質アルミナ、アルミナ、タルク、マイ
カ、 珪藻土、雲母、岩石粉末(シラス、抗火石等)、
玄武岩、長石、珪灰石、粘土、ボーキサイト、セピオラ
イト、各種鉱物等が挙げられ、これらを単独であるいは
混合して使用することができる。
散性、耐熱性等に問題が生じる場合があるので上記硬化
性無機質材料100重量部に対し、10重量部以下が好
ましい。無機質充填材は、硬化及び乾燥時の収縮低減、
スラリーの流動性向上を図ることができ、たとえば、珪
砂、珪石粉、結晶質アルミナ、アルミナ、タルク、マイ
カ、 珪藻土、雲母、岩石粉末(シラス、抗火石等)、
玄武岩、長石、珪灰石、粘土、ボーキサイト、セピオラ
イト、各種鉱物等が挙げられ、これらを単独であるいは
混合して使用することができる。
【0019】無機質充填材の平均粒径は、0.01μm
以上1mm以下が好ましい。すなわち、粒径が大き過ぎ
ると、無機質組成物の流動性が悪化したり、得られる無
機質硬化体の表面に大きな凹凸が生じる恐れがあり、粒
径が小さ過ぎると硬化及び乾燥時の収縮が大きくなり硬
化体にひび割れ等が生じる恐れがある。無機質充填材の
添加量は、900重量部以下が好ましく、100重量部
以上700重量部以下がさらに好ましく、50重量部以
上500重量部以下が特に好ましい。すなわち、無機質
充填材の添加量が多過ぎると、無機質硬化体の機械的強
度低下を招く恐れがある。
以上1mm以下が好ましい。すなわち、粒径が大き過ぎ
ると、無機質組成物の流動性が悪化したり、得られる無
機質硬化体の表面に大きな凹凸が生じる恐れがあり、粒
径が小さ過ぎると硬化及び乾燥時の収縮が大きくなり硬
化体にひび割れ等が生じる恐れがある。無機質充填材の
添加量は、900重量部以下が好ましく、100重量部
以上700重量部以下がさらに好ましく、50重量部以
上500重量部以下が特に好ましい。すなわち、無機質
充填材の添加量が多過ぎると、無機質硬化体の機械的強
度低下を招く恐れがある。
【0020】軽量骨材は、硬化体の軽量化を目的として
添加され、有機質のものでも、無機質のものでも構わ
ず、例えばスチレン、塩化ビニリデン系、フェノール、
ウレタン、エチレン等の合成樹脂発泡体、ガラスバルー
ン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン、シリカ
バルーン、パーライト等の無機質発泡体が挙げられ、こ
れらを単独であるいは混合して用いことがてきる。
添加され、有機質のものでも、無機質のものでも構わ
ず、例えばスチレン、塩化ビニリデン系、フェノール、
ウレタン、エチレン等の合成樹脂発泡体、ガラスバルー
ン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン、シリカ
バルーン、パーライト等の無機質発泡体が挙げられ、こ
れらを単独であるいは混合して用いことがてきる。
【0021】また、軽量骨材はその比重が0.01未満
では、成形体の機械的強度の低下を招き、1を越えると
軽量化の効果が得られない恐れがあるため、比重が0.
01〜1のものが好ましく、特に0.03〜0.7のも
のが好ましい。軽量骨材の添加量は、フライアッシュ粉
粒体100重量部に対し、0.1重量部未満では軽量化
の効果が得られず、100重量部を越えると機械的強度
が低下する傾向があるため、0.1〜100重量部程度
が好ましい。
では、成形体の機械的強度の低下を招き、1を越えると
軽量化の効果が得られない恐れがあるため、比重が0.
01〜1のものが好ましく、特に0.03〜0.7のも
のが好ましい。軽量骨材の添加量は、フライアッシュ粉
粒体100重量部に対し、0.1重量部未満では軽量化
の効果が得られず、100重量部を越えると機械的強度
が低下する傾向があるため、0.1〜100重量部程度
が好ましい。
【0022】その他の添加材としては、耐熱性、反応速
度の向上を図るためのアルミナセメント、γ−アルミ
ナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩、
水酸化アルミニウムからなる群より選ばれる1以上のア
ルミニウム系添加材や、硬化反応の促進を図るための酸
化カルシウム、各種セメント類が挙げられる。上記アル
ミナセメントとは、Al2 O3 が30%以上、且つCa
Oが50%以下であり、アルミン酸石灰を主成分とする
無機質粉体を言い、JIS R2511に挙げられる全
ての品種を言う。
度の向上を図るためのアルミナセメント、γ−アルミ
ナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩、
水酸化アルミニウムからなる群より選ばれる1以上のア
ルミニウム系添加材や、硬化反応の促進を図るための酸
化カルシウム、各種セメント類が挙げられる。上記アル
ミナセメントとは、Al2 O3 が30%以上、且つCa
Oが50%以下であり、アルミン酸石灰を主成分とする
無機質粉体を言い、JIS R2511に挙げられる全
ての品種を言う。
【0023】γ−アルミナとは、ボーキサイト、水和酸
化アルミニウム等を数百度で加熱脱水する事で得られる
α−アルミナより結晶性の悪いアルミナ粉体を言う。溶
射されたアルミナとは、高温溶射法によって得られたA
l2 O3 を70%以上含有する粉体を言う。アルミン酸
アルカリ金属塩とは、mM2 O・Al2 O3 (M=K、
Na、Liから選ばれる1種以上の金属、m=0.1〜
5)で表される塩を言う。
化アルミニウム等を数百度で加熱脱水する事で得られる
α−アルミナより結晶性の悪いアルミナ粉体を言う。溶
射されたアルミナとは、高温溶射法によって得られたA
l2 O3 を70%以上含有する粉体を言う。アルミン酸
アルカリ金属塩とは、mM2 O・Al2 O3 (M=K、
Na、Liから選ばれる1種以上の金属、m=0.1〜
5)で表される塩を言う。
【0024】なお、上記アルミニウム系添加材の添加量
としては、フライアッシュ粉粒体100重量部に対し3
00重量部以下が好ましく、1重量部以上200重量部
以下がさらに好ましく、5重量部以上100重量部以下
が特に好ましい。すなわち、アルミニウム系添加材の添
加量が多過ぎると、得られる無機質硬化体の機械的強度
の低下を招く恐れがある。
としては、フライアッシュ粉粒体100重量部に対し3
00重量部以下が好ましく、1重量部以上200重量部
以下がさらに好ましく、5重量部以上100重量部以下
が特に好ましい。すなわち、アルミニウム系添加材の添
加量が多過ぎると、得られる無機質硬化体の機械的強度
の低下を招く恐れがある。
【0025】一方、酸化カルシウム或いは各種セメント
の添加量としては、フライアッシュ粉粒体100重量部
に対し300重量部以下が好ましく、0.5重量部以上
100重量部以下が特に好ましい。すなわち、酸化カル
シウム或いは各種セメントの添加量が多過ぎると、組成
物の急速な硬化により成形性困難になる恐れがある。発
泡剤としては、上記アルカリ金属珪酸塩水溶液と反応し
て気体を発生するものであれば、特に限定されず、たと
えば、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウ
ム、過ほう酸ナトリウム等の過酸化物、Mg、Ca、C
r、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、G
a、Sn、Si、フェロシリコン等の金属粉末等が挙げ
られる。これらは単独で使用されてもよいし、2種類以
上併用されてもよい。
の添加量としては、フライアッシュ粉粒体100重量部
に対し300重量部以下が好ましく、0.5重量部以上
100重量部以下が特に好ましい。すなわち、酸化カル
シウム或いは各種セメントの添加量が多過ぎると、組成
物の急速な硬化により成形性困難になる恐れがある。発
泡剤としては、上記アルカリ金属珪酸塩水溶液と反応し
て気体を発生するものであれば、特に限定されず、たと
えば、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過酸化カリウ
ム、過ほう酸ナトリウム等の過酸化物、Mg、Ca、C
r、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、G
a、Sn、Si、フェロシリコン等の金属粉末等が挙げ
られる。これらは単独で使用されてもよいし、2種類以
上併用されてもよい。
【0026】発泡剤の添加量は、フライアッシュ粉粒体
100重量部に対して0.01〜10重量部程度が好ま
しい。発泡剤の添加量が少な過ぎると発泡倍率の高い発
泡体が得られず多過ぎると破泡する恐れがある。なお、
発泡剤として過酸化水素を使用するときは水溶液として
添加されるのが好ましいが、過酸化水素水は、その濃度
が薄すぎると組成物の粘度が低下して安定な発泡体が得
られず、濃過ぎると発泡が速くなりすぎて安定な発泡体
が得られなくなる恐れがあるため、水溶液濃度を1〜3
5重量%程度とするが好ましい。
100重量部に対して0.01〜10重量部程度が好ま
しい。発泡剤の添加量が少な過ぎると発泡倍率の高い発
泡体が得られず多過ぎると破泡する恐れがある。なお、
発泡剤として過酸化水素を使用するときは水溶液として
添加されるのが好ましいが、過酸化水素水は、その濃度
が薄すぎると組成物の粘度が低下して安定な発泡体が得
られず、濃過ぎると発泡が速くなりすぎて安定な発泡体
が得られなくなる恐れがあるため、水溶液濃度を1〜3
5重量%程度とするが好ましい。
【0027】一方、発泡剤として金属粉末を使用する時
は、金属粉末の平均粒径は小さくなると反応性が高くな
りすぎるため安定な発泡体が得られず、大きくなると反
応性が低下するため高倍率な発泡体が得られなくなる恐
れがあるので、平均粒径1〜200μm程度の金属粉末
を用いることが好ましい。発泡助剤としては、発泡を均
一に生じさせるものなら特に限定されないが、たとえ
ば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パル
チミン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナ粉末等の多孔質粉体等が挙げられ
る。
は、金属粉末の平均粒径は小さくなると反応性が高くな
りすぎるため安定な発泡体が得られず、大きくなると反
応性が低下するため高倍率な発泡体が得られなくなる恐
れがあるので、平均粒径1〜200μm程度の金属粉末
を用いることが好ましい。発泡助剤としては、発泡を均
一に生じさせるものなら特に限定されないが、たとえ
ば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パル
チミン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナ粉末等の多孔質粉体等が挙げられ
る。
【0028】これらは単独で使用されてもよいし、2種
類以上併用されてもよい。発泡助剤の添加量は多くなる
と組成物の粘度が上昇し、安定な発泡体が得られなくな
る恐れがあるので5重量部以下が好ましい。本発明2の
硬化性無機質組成物の製造方法は、特に限定されない
が、例えば、セメント組成物を製造する際、通常使用さ
れるオムニミキサー、アイリッヒミキサー、万能ミキサ
ー、ライカイ機等に、予め調製したアルカリ金属珪酸塩
水溶液、本発明1のフライアッシュ粉粒体、充填材等を
供給し、混合する方法が挙げられる。
類以上併用されてもよい。発泡助剤の添加量は多くなる
と組成物の粘度が上昇し、安定な発泡体が得られなくな
る恐れがあるので5重量部以下が好ましい。本発明2の
硬化性無機質組成物の製造方法は、特に限定されない
が、例えば、セメント組成物を製造する際、通常使用さ
れるオムニミキサー、アイリッヒミキサー、万能ミキサ
ー、ライカイ機等に、予め調製したアルカリ金属珪酸塩
水溶液、本発明1のフライアッシュ粉粒体、充填材等を
供給し、混合する方法が挙げられる。
【0029】本発明2の硬化性無機質組成物から無機質
成形体を得る方法としては、特に限定されず、セメント
成形体等に使用される一般的な方法が用いられ、例え
ば、注入法、プレス法、押し出し法等が挙げられる。本
発明2の硬化性無機質組成物を硬化させる時の温度は、
特に限定されず常温で行ってもよいが、高過ぎると、硬
化時の収縮が大きくなり得られる無機質成形体にクラッ
ク等の発生が生じる恐れがあり、低過ぎると硬化反応速
度が低下する恐れがあるので1℃以上300℃以下で行
うことが好ましく、10℃以上150℃以下で行うこと
が特に好ましい。
成形体を得る方法としては、特に限定されず、セメント
成形体等に使用される一般的な方法が用いられ、例え
ば、注入法、プレス法、押し出し法等が挙げられる。本
発明2の硬化性無機質組成物を硬化させる時の温度は、
特に限定されず常温で行ってもよいが、高過ぎると、硬
化時の収縮が大きくなり得られる無機質成形体にクラッ
ク等の発生が生じる恐れがあり、低過ぎると硬化反応速
度が低下する恐れがあるので1℃以上300℃以下で行
うことが好ましく、10℃以上150℃以下で行うこと
が特に好ましい。
【0030】
【作用】上記本発明1の製造方法によれば、原料フライ
アッシュが機械的エネルギーによって平均粒径10μm
以下のフライアッシュ粉粒体となり、粗い粒度のフライ
アッシュの廃棄等の問題が解消される。しかも、得られ
るフライアッシュ粉粒体はアルカリ反応性固体成分とし
て用いた際、反応性に富んだものとなる。
アッシュが機械的エネルギーによって平均粒径10μm
以下のフライアッシュ粉粒体となり、粗い粒度のフライ
アッシュの廃棄等の問題が解消される。しかも、得られ
るフライアッシュ粉粒体はアルカリ反応性固体成分とし
て用いた際、反応性に富んだものとなる。
【0031】一方、本発明2の硬化性組成物によれば、
本発明1の製造方法によって得られた反応性に富んだフ
ライアッシュ粉粒体をアルカリ反応性固体成分として組
成物中に含むため、成形性に優れ、高強度な無機質硬化
体を得ることができる。
本発明1の製造方法によって得られた反応性に富んだフ
ライアッシュ粉粒体をアルカリ反応性固体成分として組
成物中に含むため、成形性に優れ、高強度な無機質硬化
体を得ることができる。
【0032】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を参照しつつ
詳しく説明する。 (実施例1)原料フライアッシュ{関電化工(株)製
平均粒子径19.4μm}を三菱重工(株)製ウルトラ
ファインミルATー20(Cr鋼球10mmφ使用、ボ
ール充填率65%、フライアッシュ混入量3.9kg)
で乾式で0.12kwh/kgの機械エネルギーを作用
させてフライアッシュ粉粒体を作製した。
詳しく説明する。 (実施例1)原料フライアッシュ{関電化工(株)製
平均粒子径19.4μm}を三菱重工(株)製ウルトラ
ファインミルATー20(Cr鋼球10mmφ使用、ボ
ール充填率65%、フライアッシュ混入量3.9kg)
で乾式で0.12kwh/kgの機械エネルギーを作用
させてフライアッシュ粉粒体を作製した。
【0033】(実施例2)0.63kwh/kgの機械
エネルギーを作用させた以外は、実施例1と同様にして
フライアッシュ粉粒体を作製した。 (実施例3)1.20kwh/kgの機械エネルギーを
作用させた以外は、実施例1と同様にしてフライアッシ
ュ粉粒体を作製した。
エネルギーを作用させた以外は、実施例1と同様にして
フライアッシュ粉粒体を作製した。 (実施例3)1.20kwh/kgの機械エネルギーを
作用させた以外は、実施例1と同様にしてフライアッシ
ュ粉粒体を作製した。
【0034】(実施例4)原料フライアッシュ{関電化
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を三菱重工
(株)製ウルトラファインミルATー20(アルミナボ
ール10mmφ使用、ボール充填率70%、フライアッ
シュ/水重量比=60/40、フライアッシュ4.34
kg)で0.23kwh/kgの機械エネルギーを作用
させた後、得られたスラリーを100度の熱風乾燥器で
12時間乾燥しフライアッシュ粉粒体を作製した。
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を三菱重工
(株)製ウルトラファインミルATー20(アルミナボ
ール10mmφ使用、ボール充填率70%、フライアッ
シュ/水重量比=60/40、フライアッシュ4.34
kg)で0.23kwh/kgの機械エネルギーを作用
させた後、得られたスラリーを100度の熱風乾燥器で
12時間乾燥しフライアッシュ粉粒体を作製した。
【0035】(実施例5)原料フライアッシュ{関電化
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を栗本鉄工
(株)製遊星ミル{ハイジーBX254、ジルコニアボ
ール3mmφ使用、ボール充填率60体積%}で0.3
0kwh/kgの機械エネルギーを作用させてフライア
ッシュ粉粒体を作製した。
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を栗本鉄工
(株)製遊星ミル{ハイジーBX254、ジルコニアボ
ール3mmφ使用、ボール充填率60体積%}で0.3
0kwh/kgの機械エネルギーを作用させてフライア
ッシュ粉粒体を作製した。
【0036】(実施例6)原料フライアッシュ{関電化
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を(株)マキノ
製ボールミル(BM150、アルミナボール10mmφ
使用、ボール充填率60体積%)で0.60kwh/k
gの機械エネルギーを作用させてフライアッシュ粉粒体
を作製した。
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を(株)マキノ
製ボールミル(BM150、アルミナボール10mmφ
使用、ボール充填率60体積%)で0.60kwh/k
gの機械エネルギーを作用させてフライアッシュ粉粒体
を作製した。
【0037】(比較例1)原料フライアッシュ{関電化
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を分級機(日清
エンジニアリング(株)、商品名TC−15)を用いて
分級してフライアッシュ粉粒体Iを作製した。 (比較例2)原料フライアッシュ{関電化工(株)製
平均粒子径19.4μm}を三菱重工製ウルトラファイ
ンミルATー20(Cr鋼球10mmφ使用、ボール充
填率65%、フライアッシュ混入量3.9kg)で乾式
で0.02kwh/kgの機械エネルギーを作用させフ
ライアッシュ粉粒体IIを作製した。
工(株)製 平均粒子径19.4μm}を分級機(日清
エンジニアリング(株)、商品名TC−15)を用いて
分級してフライアッシュ粉粒体Iを作製した。 (比較例2)原料フライアッシュ{関電化工(株)製
平均粒子径19.4μm}を三菱重工製ウルトラファイ
ンミルATー20(Cr鋼球10mmφ使用、ボール充
填率65%、フライアッシュ混入量3.9kg)で乾式
で0.02kwh/kgの機械エネルギーを作用させフ
ライアッシュ粉粒体IIを作製した。
【0038】上記実施例1〜6および比較例1,2で得
たフライアッシュ粉粒体〜,I,IIのそれぞれの平
均粒径を測定しその結果を表1に示した。なお、平均粒
径は、粒度分析装置(レーザー回折式粒度分布計、セイ
シン企業(株)製:PRO−7000S)を用いて行っ
た。
たフライアッシュ粉粒体〜,I,IIのそれぞれの平
均粒径を測定しその結果を表1に示した。なお、平均粒
径は、粒度分析装置(レーザー回折式粒度分布計、セイ
シン企業(株)製:PRO−7000S)を用いて行っ
た。
【0039】
【表1】
【0040】(実施例7〜13、比較例3〜7)上記実
施例1〜6および比較例1,2で得たフライアッシュ粉
粒体〜,I,IIの何れかを用い、表2或いは表3に
示す配合の組成物をオムニミキサーにて5分間混合して
硬化性無機質組成物を得た。そして、各硬化性無機質組
成物をそれぞれ幅150mm、長さ150mm、厚さ1
0mmの型枠内に注入し、オーブン内で表2,3に示す
硬化温度でそれぞれ12時間硬化させて、無機質硬化体
を得た。
施例1〜6および比較例1,2で得たフライアッシュ粉
粒体〜,I,IIの何れかを用い、表2或いは表3に
示す配合の組成物をオムニミキサーにて5分間混合して
硬化性無機質組成物を得た。そして、各硬化性無機質組
成物をそれぞれ幅150mm、長さ150mm、厚さ1
0mmの型枠内に注入し、オーブン内で表2,3に示す
硬化温度でそれぞれ12時間硬化させて、無機質硬化体
を得た。
【0041】得られた無機質硬化体を切断して、幅15
0mm、長さ50mm、厚さ10mmの試験片を作成
し、曲げ強度および外観の評価を以下に示す評価方法で
行い、その結果を表2,3に併せて示した。 ・評価方法 (1)曲げ強度 上記試験片を、表に示す12時間硬化後、50℃で10
時間乾燥させた後気乾状態で24時間放置し、JIS
A 1408の方法に準じて曲げ強度を測定した。 (2)外観評価 無機質成形体の状態(割れ、クラック等)を目視により
評価した。 ○:外観に割れ、クラック等の異常がない ×:割れ、クラック発生 但し、所定時間加熱しても未硬化の場合、そのまま「未
硬化」と記した また、表2,3中珪砂は8号珪砂、ビニロン繊維はクラ
レ(株)性 RM182、長さ6mm、径14μmのもの
を使用した。
0mm、長さ50mm、厚さ10mmの試験片を作成
し、曲げ強度および外観の評価を以下に示す評価方法で
行い、その結果を表2,3に併せて示した。 ・評価方法 (1)曲げ強度 上記試験片を、表に示す12時間硬化後、50℃で10
時間乾燥させた後気乾状態で24時間放置し、JIS
A 1408の方法に準じて曲げ強度を測定した。 (2)外観評価 無機質成形体の状態(割れ、クラック等)を目視により
評価した。 ○:外観に割れ、クラック等の異常がない ×:割れ、クラック発生 但し、所定時間加熱しても未硬化の場合、そのまま「未
硬化」と記した また、表2,3中珪砂は8号珪砂、ビニロン繊維はクラ
レ(株)性 RM182、長さ6mm、径14μmのもの
を使用した。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】 表2および表3から、本発明1のフライアッシュ粉粒体
を用いるとともに、本発明2の配合の組成物とすること
で、外観および曲げ強度に優れた硬化体を得ることがで
きることが判る。
を用いるとともに、本発明2の配合の組成物とすること
で、外観および曲げ強度に優れた硬化体を得ることがで
きることが判る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明1のフライアッシ
ュ粉粒体の製造方法によれば、従来反応性に乏しかった
フライアッシュを反応性に優れたものとすることができ
る。しかも、粗いフライアッシュ粉粒体がなくなり、す
べて使用することができるようになるため、量産化に有
利である。
ュ粉粒体の製造方法によれば、従来反応性に乏しかった
フライアッシュを反応性に優れたものとすることができ
る。しかも、粗いフライアッシュ粉粒体がなくなり、す
べて使用することができるようになるため、量産化に有
利である。
【0045】一方、本発明2の硬化性無機質組成物は、
反応性に優れた本発明1の製造方法で得たフライアッシ
ュ粉粒体をアルカリ反応性固体成分として使用している
ので、成形性が良くその無機質硬化体は高強度であり、
土木、建築材料に好適に使用できる。
反応性に優れた本発明1の製造方法で得たフライアッシ
ュ粉粒体をアルカリ反応性固体成分として使用している
ので、成形性が良くその無機質硬化体は高強度であり、
土木、建築材料に好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:06 16:06) B
Claims (2)
- 【請求項1】平均粒径10μm以下のフライアッシュ粉
粒体を得るにあたり、原料フライアッシュに0.05〜
10kwh/kgの機械的エネルギーを作用させること
を特徴とするフライアッシュ粉粒体の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の製造方法によって得られ
たフライアッシュ粉粒体100重量部と、アルカリ金属
珪酸塩1〜300重量部と、水10〜1000重量部と
を含む硬化性無機質組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25657994A JPH08117626A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フライアッシュ粉粒体の製造方法およびこのフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25657994A JPH08117626A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フライアッシュ粉粒体の製造方法およびこのフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117626A true JPH08117626A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17294599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25657994A Pending JPH08117626A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フライアッシュ粉粒体の製造方法およびこのフライアッシュ粉粒体を用いた硬化性無機質組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08117626A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11263661A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-09-28 | Nato Kenkyusho:Kk | 水硬性シリカ系バインダ―ならびに耐水・耐熱性固化体 |
| JP2005230623A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Dowa Mining Co Ltd | 飛灰の前処理方法 |
| JP2009203101A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Nagoya Institute Of Technology | セラミックス粉体の固化方法 |
| JP2015067526A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 太平洋セメント株式会社 | 石炭灰の処理方法及びその処理産物の石炭灰残渣硬化物 |
| JP2018087139A (ja) * | 2018-02-26 | 2018-06-07 | 太平洋マテリアル株式会社 | ジオポリマー組成物 |
| KR20200048897A (ko) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 한국세라믹기술원 | 활성분체 제조용 파일롯 플랜트의 운전 조건 설정 방법 |
| JP2023169805A (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-30 | 株式会社大林組 | 結合材の製造方法、及び水硬性組成物の製造方法 |
| WO2025127146A1 (ja) * | 2023-12-13 | 2025-06-19 | 株式会社大林組 | 自硬性材料の製造方法 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP25657994A patent/JPH08117626A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11263661A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-09-28 | Nato Kenkyusho:Kk | 水硬性シリカ系バインダ―ならびに耐水・耐熱性固化体 |
| JP2005230623A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Dowa Mining Co Ltd | 飛灰の前処理方法 |
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| JP2015067526A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 太平洋セメント株式会社 | 石炭灰の処理方法及びその処理産物の石炭灰残渣硬化物 |
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| KR20200048897A (ko) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 한국세라믹기술원 | 활성분체 제조용 파일롯 플랜트의 운전 조건 설정 방법 |
| JP2023169805A (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-30 | 株式会社大林組 | 結合材の製造方法、及び水硬性組成物の製造方法 |
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