JPH081217U - 機器配線用電線 - Google Patents
機器配線用電線Info
- Publication number
- JPH081217U JPH081217U JP6996U JP6996U JPH081217U JP H081217 U JPH081217 U JP H081217U JP 6996 U JP6996 U JP 6996U JP 6996 U JP6996 U JP 6996U JP H081217 U JPH081217 U JP H081217U
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- conductor
- outer diameter
- electric wire
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- Pending
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 細径でありながら抗張力が高く、かつ、導電
性も高い機器配線用電線を提供する。 【解決手段】 錫メッキ軟銅線又は軟銅線の撚線集合体
を7〜19本撚り合わせて軟銅撚線導体とし、これに圧
縮外径比率が80〜95%となるようにダイス引抜き加
工を施す。このようにしてできた半硬銅化された圧縮撚
線導体の外側に絶縁被覆層を設け、機器配線用電線を製
造する。
性も高い機器配線用電線を提供する。 【解決手段】 錫メッキ軟銅線又は軟銅線の撚線集合体
を7〜19本撚り合わせて軟銅撚線導体とし、これに圧
縮外径比率が80〜95%となるようにダイス引抜き加
工を施す。このようにしてできた半硬銅化された圧縮撚
線導体の外側に絶縁被覆層を設け、機器配線用電線を製
造する。
Description
【0001】
本考案は、VTR、VTRカメラ、オーディオをはじめとする機器の内部配線 に使用される絶縁電線に関する。
【0002】
近来の電気機器用内部配線は、機器の性能向上に伴い使用される回路が増加し ている。そして、用いられる絶縁電線の本数やコネクターの極数が増加し、さら に機器そのものの小型化も進んでいるのが現状である。このため、機器内の配線 スペースが縮小され、コネクター極間の間隔が従来の2.0mm〜2.5mから1.5mm更に は1.0mmへと狭くなってきている。
【0003】 このような理由により電線の細径化は強く求められており、このため、導体断 面積の減少や絶縁体層の薄肉化が一般的に行われている。
【0004】 ところが、このように細径化すると、抗張力の低下、電気接続子との接続部強 度(端子固着力という)低下や導体抵抗増加など多くの問題が生ずる。このため 、電線の断線、電気接続子はずれ、インピーダンス不整合等の原因となり、機器 の信頼性を著しく低下させる。これらの問題を解決するためには、銅合金線やス テンレス−銅複合線などを導体として使用する方法があるが、いずれも導体抵抗 増加の問題が残る。
【0005】
本考案は、前述の問題点を解決するためになされたもので、従来と同様の抗張 力をもつ軟銅撚線又は銅メッキ軟銅撚線を用いて導体の断面積減少による細径化 を行う場合、従来の方法で行ったものに比べ抗張力は20〜40%向上、導体抵 抗値は12〜32%減少させ細径化に伴う信頼性低下を改善した機器配線用電線 を提供することを目的とする。
【0006】
本考案の機器配線用電線は、7本から19本の軟銅線又は錫メッキ軟銅線の素 線を撚り合わせてなる撚線導体と、この撚線導体の外周を覆う電気絶縁被覆層と からなり、前記撚線導体は外径が0.22mmから1.9mmの範囲の撚線集合体を 、その外径よりも5〜20%小さい孔径のダイスに常温下で通過させることによ り円形圧縮してなるものを使用するところに特徴を有する。
【0007】
この種の機器配線用電線に使用される導体は、従来より、軟銅線又は錫メッキ 軟銅線の素線を撚り合わせてなる撚線導体であり、これは一般に25〜28kg f/mm2 の抗張力を有する。しかし、電線細径化のために導体断面積を減少させ れば、その分、抗張力が減少し、導体抵抗が増大する。
【0008】 この点、上記手段のように、撚線導体として、外径が0.22mmから1.9mm の範囲の撚線集合体を、その外径よりも5〜20%小さい孔径のダイスに常温下 で通過させることにより円形圧縮されたものを使用すると、その撚線集合体はダ イス引き抜きの過程で部分的に加工硬化を起こして半硬銅化しているから抗張力 が高くなり、その分、電線の細径化が可能になる。このような半硬銅化した撚線 導体の抗張力は、細径化されていても、従来と同等レベルである29〜40kg f/mmが得られる。また、圧縮加工されているから、外径が細くても実質的な電 流通路断面積は広くすることができ、細径化されている割には導体抵抗の増大が 抑えられる。
【0009】 なお撚線をダイスによって圧縮する公知の技術として、例えば下記のものが開 示されている。 −1.特公昭59-47407…ダイスによる圧縮を撚線導体を通電加熱し軟化させた後 に行うことにより、重圧縮が可能になるとともに、ダイス磨耗を防止でき加工表 面が向上できる。 −2.特開昭62-5517…撚線導体に圧縮率4〜7%のダイス引抜き加工を、施す ことにより、残留応力除去効果と溶断特性を得る。 −3.実開昭59-175206…メッキ撚線を圧縮して外周に一括コーティング層を設 けるもの。 −4.実開昭61-127512…メッキ撚線を圧縮して最外層の溶着一体化をするもの 。
【0010】 しかし、本考案は、上記開示技術の課題とは異なり、軟銅撚線にダイス引抜き 加工をし半硬銅化することにより、適正な抗張力を有する圧縮撚線導体を使用し て、機器配線用電線を製造するものである。
【0011】 すなわち、本考案の機器配線用電線は、7本〜19本の軟銅素線又は錫メッキ 軟銅の素線を撚合させてその外径が0.22mm〜1.9mmの範囲内にある撚線集合体を 構成し、その撚線集合体をその外径よりも5〜20%小さい孔径のダイスに常温 下で通過させることにより円形圧縮し、そして、ここに絶縁樹脂を被覆すること により製造される。すると、ダイスによる引抜加工に伴い、撚線導体の一部が加 工硬化を生じて半硬銅化するから、その抗張力は、従来と同等レベルの29〜40Kg f/mm2を有する圧縮軟銅撚線導体を製造することができ、しかも、導体外径を細 くしても断面積は広くとることができて導電率を高く保つことができる。
【0012】 なお圧縮外径比率の範囲を80〜95%としたのは、まず導体をダイスより引抜く ときに要する力は、その導体の抗張力以下でないと断線が発生し、この時の外径 比が約80%であり、これ以下で圧縮すると断線が多く発生し、また外径比が95% 以上であると、導体を圧縮し、半硬銅化する効果が得られないからである。
【0013】
次に本考案の一実施例を説明する。これは、電線外径0.881mmΦの機器配線用 電線をその外径が0.800mmΦに達するまで細径化した例である。つまり、導体外 径0.381mmΦの普通撚線導体をその外径が0.311mmΦに達するまで圧縮し細径化す るものである。まず、錫メッキ軟銅線又は、軟銅線の撚線素線5を、引伸の程度 を考慮して、圧縮後の素線よりも、外径で約15%太めの素線外径0.115mmΦを第 3図に示す通り、7本撚りあわせて外径D1(ほぼ0.345mm)の軟銅撚線集合体 3とする。
【0014】 しかる後に孔径D2(0.300mm)のダイスを通してダイス引抜き加工(この圧 縮外径比率は約87%である)を行い、第4図の導体外径D2(0.300mm)の半硬 銅圧縮撚線導体2を製造する。この半硬銅圧縮撚線導体2の外側にプラスチック にて絶縁厚さ0.25mm(従来の絶縁厚さと同じ)の絶縁被覆層1を設けて、第1図 に示す電線外径0.800mmΦの機器配線用電線を製造する。
【0015】 なお、圧縮を行う導体の構成としては、7芯以外に第5図(イ)〜(ニ)に示 す通り、種々の構成があるが、その手段は例に示すものと同様の方法で、目的の 機器配線用電線を得ることができる。
【0016】
上記実施例に示したように本考案により細径化した機器配線用電線と、従来技 術による細径化電線(表1の従来技術による例)とを比較して本実施例の効 果を説明する。
【0017】
【表1】 表1に示す通り、導体抗張力、端子固着力、導体抵抗値のいずれにおいても本 考案の電線は従来技術による例と比べ、優れている。表2に比較した向上割 合を示した。これは、本実施例の電線は、導体が軟銅である従来技術による例 の電線と比較すると、導体抗張力が60%増加し、端子固着力も92〜150% 増加し、そして導体抵抗値は18%減少している。
【0018】
【表2】 更に第3表は細径化を行う前の電線外径0.881mmΦの性能を示すものである。
【0019】
【表3】 この表3の細径化を行う前の例と、表1の本実施例とを比較すると、電線外径 で9%、電線断面積で17.5%減少の細径化に対し、その性能は、導体抗張力、端 子固着力は、減少せず導体抵抗値も30%の増加(従来技術では60%増加 では60〜146%の増加)に止める事ができる。この考案で得られた上記特性 をもつ細径化された電線は、充分に信頼性の高い機器配線用電線を提供すること ができる。
【0020】 この考案で得られた上記特性をもつ細径化電線は、細径化しても、抗張力・端 子固着力が低下ぜず導体抵抗が少ない電線を得ることができる。このため、電線 の断線、電気接続子はずれ、インピーダンス不整合等の原因がなくなり、信頼性 の高い機器を製造することができる。また、圧縮外径比率を80〜95%の範囲 で圧縮導体を製造し、この圧縮導体を使用して電線外径を細くすることにより、 機器内の配線スペースの有効活用、コネクター極間の間隔が狭くなっても対応で き、機器の小型化に有効な電線を提供することができる。
【0021】 しかも、撚線集合体3を常温でダイスに通過させることによって円形圧縮する ようにしているから、連続的に加工を行うことができ、鍛造等に比べて生産性を 高めることができる。
【0022】
以上述べたように、本考案の機器配線用電線によれば、撚線導体として外径が 0.22mmから1.9mmの範囲の撚線集合体を、その外径よりも5〜20%小さ い孔径のダイスに常温下で通過させることにより円形圧縮し、これにて軟銅を部 分的に加工硬化させて半硬銅化することができるから、電線全体の細径化を図り ながら、従来と同等レベルの抗張力・端子固着力が得られ、しかも導体抵抗も小 さくなるという効果が得られる。また、撚線集合体を常温でダイスに通過させて 圧縮加工するから、連続的加工が可能であって生産性を高めることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す電線の断面図
【図2】従来の電線を示す断面図
【図3】本考案の一実施例に係る撚線集合体の端面図
【図4】同じくダイス引き抜き加工後の撚線導体を示す
端面図
端面図
【図5】他の実施例に係る素線構成を示す撚線集合体の
端面図
端面図
1…絶縁被覆層 2…撚線導体 3…撚線集合体 4…圧縮撚線素線 5…軟銅撚線素線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 13/02 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 7本から19本の軟銅線又は錫メッキ軟
銅線の素線を撚り合わせてなる撚線導体と、この撚線導
体の外周を覆う電気絶縁被覆層とからなり、前記撚線導
体は外径が0.22mmから1.9mmの範囲の撚線集合体
を、その外径よりも5〜20%小さい孔径のダイスに常
温下で通過させることにより円形圧縮してなるものを使
用することを特徴とする機器配線用電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6996U JPH081217U (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 機器配線用電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6996U JPH081217U (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 機器配線用電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081217U true JPH081217U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11463905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6996U Pending JPH081217U (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 機器配線用電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081217U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006008982A1 (ja) * | 2004-07-15 | 2006-01-26 | Sumitomo Wiring Systems, Limited | 自動車用電線 |
| JP2010182616A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Yazaki Corp | 極細電線の導体製造方法及び極細電線 |
| KR20190037398A (ko) * | 2017-09-29 | 2019-04-08 | 황영경 | 스마트 케이블 및 그 제조 방법 |
| JP2024095175A (ja) * | 2022-12-28 | 2024-07-10 | 株式会社プロテリアル | 撚線導体及びその製造方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5798915A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-19 | Hitachi Cable | Method of compressing and molding conductor |
| JPS58132315A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Hitachi Cable Ltd | 圧縮導体の製造法 |
| JPS60136107A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-19 | 住友電装株式会社 | 電気機器用ハ−ネス |
| JPS61161678A (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-22 | 矢崎総業株式会社 | 分岐接続装置 |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP6996U patent/JPH081217U/ja active Pending
Patent Citations (4)
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