JPH08127548A - 低次ハロゲン化炭化水素の製造方法 - Google Patents
低次ハロゲン化炭化水素の製造方法Info
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- JPH08127548A JPH08127548A JP6266823A JP26682394A JPH08127548A JP H08127548 A JPH08127548 A JP H08127548A JP 6266823 A JP6266823 A JP 6266823A JP 26682394 A JP26682394 A JP 26682394A JP H08127548 A JPH08127548 A JP H08127548A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/23—Preparation of halogenated hydrocarbons by dehalogenation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
素のハロゲン原子を水素原子で置換した低次ハロゲン化
炭化水素を製造する。 【構成】担持金属触媒の存在下に反応器中でハロゲン化
炭化水素と水素とを液相で反応させ、ハロゲン化炭化水
素のハロゲン原子を水素原子で置換した低次ハロゲン化
炭化水素を製造する方法、例えば、四塩化炭素等のハロ
ゲン化炭化水素からクロロホルム等の低次ハロゲン化炭
化水素を製造する方法において、反応器の内面は水との
接触角が80゜以上であり、かつ、担持金属触媒の担体
として平均細孔半径が25オングストローム以上のもの
を用いる。
Description
ハロゲン原子を水素原子で置換した低次ハロゲン化炭化
水素の製造方法に関する。
ン化炭化水素から塩素量の少ない低次ハロゲン化炭化水
素を製造することが望まれている。例えば、特表平4−
504728号公報には、8000KPa以下の圧力及
び250℃以下の温度において、担持金属触媒として活
性炭担持パラジウム触媒を四塩化炭素よりなる液相中に
懸濁させ、水素ガスと反応させてクロロホルムを製造す
る方法が開示されている。
応時間が長くなるにしたがって、単位時間・単位触媒金
属量あたりの触媒活性が急激に低下するという問題があ
った。即ち、反応時間が4時間に及ぶと反応時間2時間
に比較して触媒活性は最大34%低下するという問題が
あり、工業的には満足できる方法ではなかった。従っ
て、触媒が長期にわたって高活性および高選択性を維持
するような方法を開発することが望まれていた。
数多くの実験を繰り返した結果、担持金属触媒の存在下
にハロゲン化炭化水素と水素とを液相で反応させた場
合、担持金属触媒が気相−液相界面に近い気相中の反応
器内面に付着すること、および、付着した担持金属触媒
は失活していることを見いだした。そこで、本発明者ら
は、反応器内面への担持金属触媒の付着を防止するため
に種々検討した結果、反応器内面の表面粗さを低く抑え
ることによって、700時間以上にわたって触媒の性能
が低下しない方法を見いだし、既に提案した(特願平6
−49390号)。
面への担持金属触媒の付着を防止して、さらに長期にわ
たって触媒の性能が低下しない方法について鋭意検討し
た結果、反応器内面に付着した担持金属触媒は担体の細
孔が反応で副生した高沸物により閉塞しており、触媒金
属の表面が露出していないことがわかった。さらに、こ
の担持金属触媒を溶媒抽出処理すると、微量の高沸物が
溶出することがわかった。この結果、担持金属触媒の平
均細孔半径を大きくすれば、副生した高沸物が一旦は担
持金属触媒の細孔中に入ったとしても、反応媒体に容易
に溶解し、触媒金属の失活を防止できることが判明し、
本発明を完成するに至った。
反応器中でハロゲン化炭化水素と水素とを液相で反応さ
せ、ハロゲン化炭化水素のハロゲン原子を水素原子で置
換した低次ハロゲン化炭化水素を製造する方法におい
て、反応器の内面は水との接触角が80゜以上であり、
かつ、担持金属触媒の担体として平均細孔半径が25オ
ングストローム以上のものを用いることを特徴とする低
次ハロゲン化炭化水素の製造方法である。
角が80゜以上であること、および、担持金属触媒の担
体として平均細孔半径が25オングストローム以上のも
のを用いることの両者を満足させることが必要である。
前者の要件のみを満足させた場合、担持金属触媒の反応
器内面への付着を防止することができ、それにより触媒
の寿命を向上させることができるが、次第に選択性およ
び触媒活性が低下し工業的にはまだ充分満足できるもの
ではない。また、後者の要件のみを満足させた場合、担
持金属触媒の反応器内面への付着を防止することができ
ず、触媒の性能を全く持続させることができない。
角が80゜以上である必要がある。水との接触角が80
゜未満だと担持金属触媒の反応器内面への付着を抑える
ことができず、触媒が失活する。水との接触角の上限は
特に制限はないが、実際には使用する材質により制限さ
れるので、通常、80〜160゜、好ましくは85〜1
50゜、特に90〜140゜の範囲が好ましい。なお、
水との接触角は固体表面上に置いた小液滴の形を直接ス
クリーン上に投影して測定した値である。
た水との接触角以上とすればよいが、さらに、反応器内
に設置された付帯設備、例えば、攪拌機の回転軸、反応
原料供給管、邪魔板、温度計鞘管等の設備も水との接触
角を上記した反応器の内面と同様にすることが好まし
い。
とする方法は公知の方法を何等制限無く採用できる。具
体的には、反応器を水との接触角が80゜以上の材質で
製作する方法、反応器を金属等の材質で製作した後、水
との接触角が80゜以上の材質でライニングする方法、
反応器を金属等の材質で製作した後、水との接触角が8
0゜以上の材質で製作した内容器を挿入する方法等を例
示することができ、特にライニング方法が簡便であるた
め好適である。
ような性質を有する公知の材質を何等制限なく用いるこ
とができる。例えば、フッ化ビニリデン重合体、四フッ
化エチレン重合体、フッ化ビニル重合体、四フッ化エチ
レン・六フッ化プロピレン共重合体、四フッ化エチレン
・エチレン共重合体、パーフルオロアルキルビニルエー
テル重合体、四フッ化エチレン・パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体、、エチレン・三フッ化塩化エ
チレン共重合体、三フッ化塩化エチレン重合体、シリコ
ーン樹脂等を例示することができる。
触媒金属としては、公知のものを何等制限なく用いるこ
とができる。具体的には、鉄、コバルト、ニッケル、ル
テニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジ
ウム、白金等の周期律表第8族元素より選ばれる少なく
とも1種の金属を活性成分とする触媒金属を挙げること
ができる。この内、白金、パラジウム、ロジウム、ルテ
ニウムから選ばれる少なくとも1種の金属を活性成分と
する触媒金属が高活性であるために好適であり、特に、
白金が好ましい。さらに触媒金属は、これらの元素のみ
からなっていてもよく、これらの元素と8族元素以外の
金属を併用してもよい。
に担持して使用される。担体は平均細孔半径が25オン
グストローム以上である必要がある。平均細孔半径が2
5オングストローム未満であると、細孔内に入った高沸
物の溶解が起こりにくく、触媒の性能を長期にわたって
保持することができない。また、平均細孔半径は大きい
方が好ましいが、あまりに大きすぎると触媒金属が高分
散できなくなるおそれがあるため、通常、25〜300
オングストローム、好ましくは28〜250オングスト
ローム、さらには32〜200オングストロームの範囲
であることが好ましい。なお、本発明において平均細孔
半径は、窒素吸着法により測定された値であり、例え
ば、カルロ・エルバ社製の「Sorptomatic
1800型」により窒素の吸脱着等温線を測定し、吸脱
着の気体体積と圧力変化から算出した値である。
類を具体的に例示すると、シリカ、アルミナ、ジルコニ
ア等の酸化物;シリカアルミナ、ゼオライト等の珪酸
塩;炭化珪素等の炭化物;活性炭等を挙げることがで
き、特に、シリカアルミナ等の珪酸およびアルミナが好
ましい。
ないが、一般には0.01〜30重量%、好ましくは
0.1〜10重量%程度が触媒金属の分散性、反応活性
等の点で好適である。
が何等制限なく採用することができる。具体的には、含
浸法、共沈法、イオン交換法等を挙げることができる。
例えば、含浸法としては、触媒金属の前駆体として塩化
物、アミン錯体、有機錯塩、硝酸塩あるいは金属を適当
な溶媒に溶解させ、その溶液を担体に含浸させ、室温で
数時間放置した後、100〜150℃程度の温度で加熱
して担体中に残存する水分を除去し、さらに、水素、ヒ
ドラジン等の還元剤の存在下、20〜500℃の温度で
触媒金属の前駆体を金属状態に還元するという方法を好
適に採用することができる。また、触媒の使用にあたっ
ては、触媒の還元が必須ではないが、あらかじめ還元を
行うことが安定した触媒性能を得るために好ましい。
が、担持金属触媒の反応器内面への付着の防止、および
目的とする低次ハロゲン化炭化水素の選択性を向上させ
るためには、通常、平均粒子径が5〜200μm、好ま
しくは10〜150μm、特に15〜100μmが好ま
しい。
が、通常、反応器中に存在する液相の体積100mLに
対して0.01〜50gの範囲、さらには0.02〜2
0gの範囲であることが好ましい。
知のものを何等制限なく用い得る。特に、下記一般式 CnH2n+2-x-yClxFy (但し、1≦n≦3、1≦x≦2n+2、0≦y≦2n
+1、2≦x+y≦2n+2)で表されるハロゲン化ア
ルカン類が好適に使用可能である。具体的には、塩化メ
チル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、ヘキサクロロエタン、1,2−ジ
クロロプロパン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロ
ジフルオロメタン、1,1,2−トリクロロ−1,2,
2−トリフルオロエタン等を挙げることができる。特
に、クロロホルム、四塩化炭素が好ましい。
たはハロゲン化炭化水素と相溶しうる溶媒で希釈して使
用される。希釈に使用される溶媒としては、反応に影響
を与えないものであれば特に制限されないが、通常、精
製の容易さから塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲ
ン化アルカンであることが好ましい。溶媒中のハロゲン
化炭化水素の濃度としては特に制限されないが、1〜1
00重量%の範囲から採用できる。
式のいずれでも実施可能である。連続式、半連続式で行
う場合のハロゲン化炭化水素の供給量は、担持金属触媒
の担持量および使用量によっても異なるが、通常、使用
する担持金属触媒の量1gあたり0.005〜20モル
/時間、好ましくは0.01〜10モル/時間、さらに
は0.02〜5モル/時間が好ましい。
れに供給してもよいが、通常は、液相に供給することが
液相への水素の溶解速度をあげて反応を迅速に行わせる
ことができるために好ましい。また、あらかじめ供給す
るハロゲン化炭化水素に水素を溶解させてから反応器に
供給してもよい。
特に限定されない。水素を多くすると反応率が上がる
が、より水素置換が進行した低次ハロゲン化炭化水素の
生成割合が多くなる。通常は、ハロゲン化炭化水素1モ
ルに対して水素を0.1〜50モル供給することが好適
であるが、原料であるハロゲン化炭化水素から一つの塩
素原子を水素原子に置換する反応に適用する場合は、反
応器から出る排ガス中に僅かに未反応の水素ガスが含ま
れる様に維持することが、目的物の選択率が高くなるの
で好ましい。通常、反応によって観測される供給水素モ
ル数/消費水素モル数で表した値が1〜50の範囲、好
ましくは2〜30の範囲が好適に採用される。過剰の水
素については、リサイクルさせることにより、水素利用
効率を高めることができる。
水素の良好な拡散を与えることが好ましく、懸濁床で十
分な機械的攪拌または水素気流による攪拌を施すのが好
適である。
を高くし、副生成物の生成を抑制するために10〜25
0℃の範囲が好ましく、特に、50〜200℃、さらに
は50〜150℃の範囲であることが好ましい。また、
反応圧力は常圧および加圧のいずれでもよいが、一般に
は常圧〜200Kg/cm2の範囲が好ましく、さらに
は、2〜100Kg/cm2の範囲が好ましい。
離、精製する方法は特に限定されず、ろ過、蒸留等の公
知の方法を採用することができる。
ゲン原子を水素原子で置換した低次ハロゲン化炭化水素
を製造することができる。
化水素は、原料であるハロゲン化炭化水素のハロゲン原
子を水素で置換した一連の化合物であり、例えば、原料
として四塩化炭素を用いたときはクロロホルム、塩化メ
チレン、塩化メチル、メタンが得られる。特に、本発明
の方法は、原料であるハロゲン化炭化水素から一つの塩
素原子を水素原子に置換する反応に適しており、例え
ば、原料として四塩化炭素を用いたときは主としてクロ
ロホルムを、クロロホルムを原料としたときには主とし
て塩化メチレンを得ることができる。
たって触媒活性が急激に低下することなく高い目的物選
択性を維持したまま、ハロゲン化炭化水素からハロゲン
原子を水素原子に置換した低次ハロゲン化炭化水素を得
ることができる。従って、本発明は工業的に極めて有用
である。
施例を掲げるが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
溶液を含浸させ、乾燥、活性化後、白金を2重量%含む
アルミナ担持白金触媒を得た。
316L製オートクレーブ内面、および反応器内にある
付帯設備(攪拌軸、攪拌翼、挿入管、いずれも材質はS
US316L)をPFA樹脂(パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル重合体:水との接触角108゜)でライニ
ングした。
記アルミナ担持白金触媒を1.0g入れた後、反応器を
閉じた。反応器内の空気を除去した後、水素を常温で4
5Kg/cm2・G充填した。攪拌翼を取り付けた攪拌
機にて500rpmで攪拌しながら、反応器内を110
℃に加熱制御し、その後、四塩化炭素を定量ポンプに
て、24g/時間の速度で反応器内に連続供給した。水
素の供給は、供給水素モル数/消費水素モル数の比が2
〜3の範囲で、反応器内が45Kg/cm2・Gを保持
するように連続して行った。反応ガスおよび反応液を連
続して抜き出して分析した結果を表1に示した。
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
を2重量%含むシリカ−アルミナ(モル比8:2)担持
白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同様
に行った。その結果を表1に示した。
フッ化エチレン重合体:水との接触角110゜)でライ
ニングした反応器を使用したこと以外は実施例1と同様
に操作した。その結果を表1に示した。
樹脂(四フッ化エチレン・エチレン共重合体:水との接
触角91゜)で製作した内容器を挿入したこと以外は実
施例1と同様に操作した。その結果を表1に示した。
た(水との接触角69゜)こと以外は実施例1と同様に
操作した。その結果を表1に示した。
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同様に
行った。その結果を表1に示した。
Claims (1)
- 【請求項1】担持金属触媒の存在下に反応器中でハロゲ
ン化炭化水素と水素とを液相で反応させ、ハロゲン化炭
化水素のハロゲン原子を水素原子で置換した低次ハロゲ
ン化炭化水素を製造する方法において、反応器の内面は
水との接触角が80゜以上であり、かつ、担持金属触媒
の担体として平均細孔半径が25オングストローム以上
のものを用いることを特徴とする低次ハロゲン化炭化水
素の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6266823A JPH08127548A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 低次ハロゲン化炭化水素の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6266823A JPH08127548A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 低次ハロゲン化炭化水素の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08127548A true JPH08127548A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17436161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6266823A Pending JPH08127548A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 低次ハロゲン化炭化水素の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08127548A (ja) |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6266823A patent/JPH08127548A/ja active Pending
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