JPH0812762A - 含フッ素有機ケイ素重合体およびその製造方法 - Google Patents

含フッ素有機ケイ素重合体およびその製造方法

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JPH0812762A
JPH0812762A JP6170020A JP17002094A JPH0812762A JP H0812762 A JPH0812762 A JP H0812762A JP 6170020 A JP6170020 A JP 6170020A JP 17002094 A JP17002094 A JP 17002094A JP H0812762 A JPH0812762 A JP H0812762A
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carbon atoms
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JP6170020A
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Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/48Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • C08G77/50Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms by carbon linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0834Compounds having one or more O-Si linkage
    • C07F7/0838Compounds with one or more Si-O-Si sequences

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な含フッ素有機ケイ素重合体およびその
製造方法を提供する。 【構成】 主鎖が、式: 【化1】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数
が1〜10の一価炭化水素基であり、R1は炭素原子数
が2〜10のアルキレン基であり、Rfは式:−CF2
で表される基を2個以上有する炭素原子数が4以上のフ
ッ素原子含有一価有機基である。)で表される繰り返し
単位からなり、その重合度が2〜10,000であるこ
とを特徴とする含フッ素有機ケイ素重合体およびその製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文献に記載されていない
新規な含フッ素有機ケイ素重合体およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】フッ素原子を分子中に含有する含フッ素
有機ケイ素重合体は、表面張力が小さく、撥水・撥油
性,耐溶剤性等に優れているために、各種基材の表面改
質剤として使用されている。従来、このような含フッ素
有機ケイ素重合体として、例えば、式:
【化2】 で表される含フッ素ポリシルエチレンシロキサン(特開
平4−65432号公報参照)、式:
【化3】 で表される含フッ素ポリシルエチレンシロキサン(特開
平4−65433号公報参照)、式:
【化4】 で表される含フッ素ポリシルエチレンシロキサン(特開
平4−65430号公報参照)および式:
【化5】 で表される含フッ素ポリシルエチレンシロキサン(特開
平4−65431号公報参照)が知られている。しか
し、これらの含フッ素ポリシルエチレンシロキサンは、
酸あるいはアルカリ条件下で加水分解して解重合し易い
等の欠点があり、その用途が限定されていた。また、こ
れらの含フッ素ポリシルエチレンシロキサンは、5員環
状シルエチレンシロキサンを開環重合することにより合
成されるが、一般に、この5員環状シルエチレンシロキ
サンの調製が非常に困難であるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような欠点が解消された、新規な含フッ素有機ケイ素
重合体およびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、主鎖が、式:
【化6】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数
が1〜10の一価炭化水素基であり、R1は炭素原子数
が2〜10のアルキレン基であり、Rfは式:−CF2
で表される基を2個以上有する炭素原子数が4以上のフ
ッ素原子含有一価有機基である。)で表される繰り返し
単位からなり、その重合度が2〜10,000であるこ
とを特徴とする含フッ素有機ケイ素重合体およびその製
造方法に関する。
【0005】最初に、本発明の含フッ素有機ケイ素重合
体について詳細に説明する。
【0006】本発明の含フッ素有機ケイ素重合体は、主
鎖が、式:
【化7】 で表される繰り返し単位からなるものである。上式中、
Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数が1〜1
0の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル
基,ヘプチル基,オクチル基,ノニル基,デシル基のよ
うなアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリル基の
ようなアリール基;ベンジル基,フェネチル基のような
アラルキル基が例示される。これらの中でも、メチル基
およびフェニル基が好ましい。R1は炭素原子数が2〜
10のアルキレン基であり、その構造は直鎖状でも分岐
鎖状でもよい。具体的には、エチレン基,メチルエチレ
ン基,エチルエチレン基,プロピルエチレン基,ブチル
エチレン基,プロピレン基,ブチレン基,1−メチルプ
ロピレン基,ペンチレン基,ヘキセニレン基,ヘプテニ
レン基,オクテニレン基,ノネニレン基,デセニレン基
が例示される。これらの中でも、エチレン基,プロピレ
ン基,ブチレン基およびヘキセニレン基が好ましい。R
fは式:−CF2−で表される基を2個以上有する炭素原
子数が4以上のフッ素原子含有一価有機基であり、その
構造は分岐鎖状でも直鎖状でも一部に分岐を有する直鎖
状でもよいが、好ましくは直鎖状である。具体的には、
式:−(CH2)xy(2y+1)で表される有機基,式:−
(CH2)xO(CH2)zy(2y+1)で表される有機基,
式:−C64(CH2)xy(2y+1)で表される有機基お
よび式:−C64O(CH2)xy(2y+1)で表される有
機基が例示される。上式中、xおよびyは2以上の整数
であり、zは0または1以上の整数である。これらの中
でも、式:−(CH2)249で表される基および式:−
(CH2)349で表される基が好ましい。上式で表され
る繰り返し単位の重合度は2〜10,000である。本
発明の含フッ素有機ケイ素重合体の分子構造は直鎖状で
も環状でもよい。直鎖状である場合、分子鎖末端基とし
ては、例えば、式:R22SiO1/2−(式中、Rは前
記と同じであり、R2は炭素原子数が2〜10のアルケ
ニル基,水酸基および水素原子からなる群から選択され
る基である。)で表される基、式:R4fRSi−R1
−R2SiO1/2−(式中、R、R1およびRfは前記と同
じであり、R4は水素原子または水酸基である。)で表
される基および式:HO1/2−で表される基が挙げられ
る。炭素原子数が2〜10のアルケニル基としては、ビ
ニル基,アリル基,ブテニル基,ペンテニル基,ヘキセ
ニル基,ヘプテニル基,オクテニル基,ノネニル基,デ
セニル基が例示される。このような本発明の含フッ素有
機ケイ素重合体の具体例としては、主鎖が下記の式で表
される繰り返し単位からなるものが挙げられる。
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【0007】次に、本発明の製造方法について説明す
る。
【0008】本発明の含フッ素有機ケイ素重合体は、
(A)一般式:R32SiOR2SiR3(式中、Rは脂肪
族不飽和結合を含有しない炭素原子数が1〜10の一価
炭化水素基であり、R3は炭素原子数が2〜10のアル
ケニル基である。)で表されるオルガノジシロキサン
と、(B)一般式:RfRSiH2(式中、Rは脂肪族不飽
和結合を含有しない炭素原子数が1〜10の一価炭化水
素基であり、Rfは式:−CF2−で表される基を2個以
上有する炭素原子数が4以上のフッ素原子含有一価有機
基である。)で表されるオルガノハイドロジェンシラン
とを、(C)ヒドロシリル化反応用触媒の存在下で付加重
合させることにより製造することができる。
【0009】本発明の製造方法に使用される(A)成分の
オルガノジシロキサンにおいて、上式中のRは前記と同
じである。R3は炭素原子数が2〜10のアルケニル基
であり、具体的には、ビニル基,アリル基,ブテニル
基,ペンテニル基,ヘキセニル基,オクテニル基が例示
される。このようなオルガノジシロキサンとしては、次
式で表されるジシロキサンが例示される。
【化16】
【化17】
【化18】
【0010】本発明の製造方法に使用される(B)成分の
オルガノハイドロジェンシランにおいて、上式中のRお
よびRfは前記と同じである。このようなオルガノハイ
ドロジェンシランとしては、式:C81724Si(C
3)H2で表されるシラン、式:C4924Si(CH
3)H2で表されるシランが挙げられる。本成分の添加量
は、(A)成分のモル数と(B)成分のモル数との比が0.
5:1.0〜1.5:1.0の範囲となるような量である
ことが好ましい。また、比較的高分子量の含フッ素有機
ケイ素重合体を調製するためには、(A)成分のモル数と
(B)成分のモル数の比が厳密に1:1であることが好ま
しい。
【0011】本発明の製造方法に使用される(C)成分の
ヒドロシリル化反応用触媒は、(A)成分中のアルケニル
基と(B)成分中のケイ素原子結合水素原子との付加反応
を促進するための触媒である。このようなヒドロシリル
化反応用触媒としては、例えば、白金系触媒,ロジウム
系触媒,パラジウム系触媒,有機過酸化物が挙げられ
る。これらの中でも付加重合を著しく促進する白金系触
媒が好ましい。白金系触媒としては、白金黒,白金担持
のシリカ微粉末,白金担持のカーボン粉末,塩化白金
酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とビニルシロキ
サンとの錯体,白金とオレフィンとの錯体が例示され
る。本成分の添加量は触媒量であり、好ましくは(A)成
分と(B)成分の合計量100万重量部に対して0.1〜
500重量部の範囲となるような量である。
【0012】本発明の製造方法は、上記のような(A)成
分と(B)成分とを(C)成分の存在下で付加重合させるの
であるが、これらの成分を添加する順序は任意であり、
例えば、(A)成分と(C)成分の混合系を加熱攪拌しなが
ら、この混合系に(B)成分を徐々に添加する方法,(A)
成分と(B)成分の混合系を加熱攪拌しながら、この混合
系に(C)成分を徐々に添加する方法,(A)成分と(B)成
分と(C)成分の混合系を加熱攪拌する方法が挙げられ
る。また、(B)成分がガス状である場合には、(A)成分
と(C)成分の混合系にガス状の(B)成分を導入する方法
が挙げられる。
【0013】本発明の製造方法において、(B)成分を
(A)成分に対して過剰に添加した場合には、得られた含
フッ素有機ケイ素重合体の分子鎖末端が式:HRfRS
i−R1−R2SiO1/2−(式中、R、R1およびRf
前記と同じである。)で表される基となり、(A)成分を
(B)成分に対して過剰に添加した場合には、得られた含
フッ素有機ケイ素重合体の分子鎖末端が式:R32Si
1/2−(式中、RおよびR3は前記と同じである。)で
表される基となる。また、反応系中に水やアルコール等
の活性水素を有する化合物が混在している場合には、得
られた含フッ素有機ケイ素重合体の分子鎖末端が式:H
ORfRSi−R1−R2SiO1/2−(式中、R、R1
よびRfは前記と同じである。)で表される基となるこ
とがある。
【0014】また、本発明の製造方法では、有機溶媒を
使用することにより、より高分子量の含フッ素有機ケイ
素重合体を製造することができる。ここで、使用できる
有機溶媒としては、トルエン,キシレンのような芳香族
炭化水素系溶媒;ヘキサン,ヘプタン,オクタン,ノナ
ンのような脂肪族炭化水素系溶媒;シクロヘキサン,シ
クロヘプタン,シクロオクタンのような脂環式炭化水素
系溶媒;トリフルオロメチルベンゼン,1,3−ビス
(トリフルオロメチル)ベンゼン,メチルペンタフルオ
ロベンゼンのようなフッ素原子含有芳香族炭化水素系溶
媒;クロロベンゼン,トリクロロエタン,トリクロロト
リフルオロエタン、クロロホルムのような塩素原子含有
炭化水素系溶媒;パーフルオロオクタンのようなフッ素
原子含有溶媒が例示される。
【0015】本発明の製造方法における反応条件は特に
限定されないが、常圧で付加重合を行う場合には、その
反応温度は、通常、室温から(A)成分もしくは(B)成分
の沸点または使用する有機溶媒の沸点までである。ま
た、(B)成分や使用する有機溶媒の沸点が比較的低い場
合には、加圧下で付加重合を行うこともできる。
【0016】本発明の含フッ素有機ケイ素重合体は上記
の製造方法により製造することができるが、この他に
も、例えば、一般式:
【化19】 (式中、R,R1およびRfは前記と同じであり、Xはハ
ロゲン原子または炭素原子数が1〜10のアルコキシ基
である。)で表される含フッ素有機ケイ素化合物を加水
分解した後、これを縮重合させる方法によっても製造す
ることができる。このとき、末端封止剤として、 一般
式:R22SiOR2SiR2(式中、RおよびR2は前
記と同じである。)で表されるオルガノジシロキサンを
用いて、酸性または塩基性触媒の存在下で平衡重合させ
たりしてもよい。ここで、酸性触媒としては、例えば、
濃硫酸,トリフルオロメタンスルホン酸,トリフルオロ
酢酸,ドデシルベンゼンスルホン酸,酸性白土が挙げら
れる。塩基性触媒としては、例えば、水酸化カリウム,
水酸化セシウム,水酸化ナトリウム,カリウムシラノレ
ート,セシウムシラノレート,ナトリウムシラノレート
が挙げられる。
【0017】以上のような本発明の含フッ素有機ケイ素
重合体は室温で粘性のある液体である。また、その表面
張力が低く、酸やアルカリ等のイオン性物質による分子
鎖の切断が生じ難い。そのため、潤滑剤用基油,消泡剤
用基油,グリース用基油,炭化水素系潤滑剤用添加剤と
して有用である。これ以外にも、耐油性,耐溶剤性,耐
スチーム性,透明性等を要求される有機過酸化物硬化型
シリコーンゴム組成物,付加反応硬化型シリコーンゴム
組成物および縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物のベ
ースポリマーとしても利用できる。また、分子鎖末端が
ケイ素原子結合水素原子である場合は、有機官能性基を
有するアルケンと付加反応させることにより、分子鎖末
端に有機官能性基を有する含フッ素有機ケイ素重合体を
調製することができる。分子鎖末端にアルケニル基を有
する場合は、有機官能性基を有するハイドロジェンシラ
ンと付加反応させることにより、分子鎖末端に有機官能
性基を有する含フッ素有機ケイ素重合体を調製すること
ができる。分子鎖末端に水酸基を有する場合は、有機官
能性基を有するハロシランもしくはシラザンと反応させ
ることにより、分子鎖末端に有機官能性基を有する含フ
ッ素有機ケイ素重合体を調製することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0019】
【実施例1】反応容器に、式:
【化20】 で表される1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン
9.3g(0.05モル)と1,3−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンゼン20gを入れ、さらに白金とジビニル
テトラメチルジシロキサンとの錯体溶液を混合系中の白
金金属自体の含有量が100ppmとなるような量投入し
て、これらを均一に攪拌しながら90℃に加熱した。次
いで、攪拌下、この混合系に、式:C81724Si
(CH3)H2で表される1H,1H,2H,2H−パーフロ
オロオクチルエチルメチルシラン24.6g(0.05モ
ル)と1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン1
5gの混合物を、90〜115℃の温度範囲でゆっくり
と滴下した。滴下終了後、この混合系を115℃で1時
間加熱攪拌し、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン1滴を加えてさらに1時間攪拌した。攪拌後、減圧
下にて揮発分を留去して粘稠な液体を得た。この粘稠な
液体を13C−核磁気共鳴スペクトル分析(以下、13C−
NMR)、29Si−核磁気共鳴スペクトル分析(以下、
29Si−NMR)および赤外線分光分析(以下、IR)
により分析したところ、次の式で表される含フッ素有機
ケイ素重合体であることが確認された。
【化21】 (式中、kは2以上の整数である。) この含フッ素有機ケイ素重合体をゲルパーミエーション
クロマトグラフ(以下、GPC)により分析したとこ
ろ、その重量平均分子量はポリジメチルシロキサン換算
で7,000であり、そのピーク面積から求められた含
フッ素有機ケイ素重合体の収率は92%であった。
【0020】
【実施例2】反応容器に、式:
【化22】 で表される1,3−ビス(5−ヘキセニル)テトラメチ
ルジシロキサン14.9g(0.05モル)と1,3−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゼン20gを入れ、さら
に白金とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体溶
液を混合系中の白金金属自体の含有量が100ppmとな
るような量投入して、これらを均一に攪拌しながら60
℃に加熱した。次いで、攪拌下、この混合系に、式:C
4924Si(CH3)H2で表される1H,1H,2H,
2H−パーフロオロブチルエチルメチルシラン14.6
g(0.05モル)と1,3−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンゼン15gの混合物を、60〜100℃の温度
範囲でゆっくりと滴下した。滴下終了後、この混合系を
100℃で1時間加熱攪拌し、1,3−ビス(5−ヘキ
セニル)テトラメチルジシロキサン1滴を加えてさらに
1時間攪拌した。攪拌後、減圧下にて揮発分と溶媒を留
去して粘稠な液体を得た。この粘稠な液体を13C−NM
R、29Si−NMRおよびIRにより分析したところ、
次の式で表される含フッ素有機ケイ素重合体であること
が確認された。
【化23】 (式中、kは2以上の整数である。) この含フッ素有機ケイ素重合体をGPCにより分析した
ところ、その重量平均分子量はポリジメチルシロキサン
換算で5,000であり、そのピーク面積から求められ
た含フッ素有機ケイ素重合体の収率は90%であった。
【0021】
【実施例3】反応容器中で、式:
【化24】 で表される含フッ素有機ケイ素化合物を加水分解して、
式:
【化25】 (式中、pは1〜10の整数である。)で表される直鎖
状の含フッ素有機ケイ素重合体と、式:
【化26】 (式中、qは3〜10の整数である。)で表される環状
の含フッ素有機ケイ素重合体との混合物を得た。この混
合物20gに、トリフルオロメタンスルホン酸22μl
を加えて70℃に昇温して7時間混合した。次いで、こ
の混合物に、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン
100gと酸化亜鉛10gを加えて2時間混合し、濾過
した。濾過後、濾液にメタノールを加えて得られた沈澱
から上澄みを分離し、さらに溶媒を揮発させて粘稠な液
体を得た。この粘稠な液体を、13C−NMR,29Si−
NMRおよびIRにより分析したところ、次の式で表さ
れる含フッ素有機ケイ素重合体であることが確認され
た。
【化27】 (式中、kは2以上の数である。) この含フッ素有機ケイ素重合体をGPCにより分析した
ところ、その重量平均分子量はポリジメチルシロキサン
換算で26,000であった。また、25℃における屈
折率は1.408であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の含フッ素有機ケイ素重合体は新
規な化合物であり、また、本発明の製造方法はこのよう
な含フッ素有機ケイ素重合体を効率よく製造することが
できるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の13C核磁気共鳴NMRスペクトルチャート
である。
【図2】 図2は、実施例1で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の29Si核磁気共鳴NMRスペクトルチャー
トである。
【図3】 図3は、実施例1で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の赤外線吸収スペクトルチャートである。
【図4】 図4は、実施例3で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の13C核磁気共鳴NMRスペクトルチャート
である。
【図5】 図5は、実施例3で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の29Si核磁気共鳴NMRスペクトルチャー
トである。
【図6】 図6は、実施例3で得られた含フッ素有機ケ
イ素重合体の赤外線吸収スペクトルチャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主鎖が、式: 【化1】 (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数
    が1〜10の一価炭化水素基であり、R1は炭素原子数
    が2〜10のアルキレン基であり、Rfは式:−CF2
    で表される基を2個以上有する炭素原子数が4以上のフ
    ッ素原子含有一価有機基である。)で表される繰り返し
    単位からなり、その重合度が2〜10,000であるこ
    とを特徴とする含フッ素有機ケイ素重合体。
  2. 【請求項2】 Rfが、式:−(CH2)xy(2y+1)(式
    中、xおよびyは2以上の整数である。)で表される有
    機基,式:−(CH2)xO(CH2)zy(2y+1 )(式中、
    xおよびyは2以上の整数であり、zは0または1以上
    の整数である。)で表される有機基,式:−C64(C
    2)xy(2y+1)(式中、xおよびyは2以上の整数で
    ある。)で表される有機基および式:−C64O(C
    2)xy(2y+1 )(式中、xおよびyは2以上の整数で
    ある。)で表される有機基からなる群から選択される有
    機基である、請求項1記載の含フッ素有機ケイ素重合
    体。
  3. 【請求項3】 分子鎖末端が、式:R22SiO1/2
    (式中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数
    が1〜10の一価炭化水素基であり、R2は炭素原子数
    が2〜10のアルケニル基,水酸基および水素原子から
    なる群から選択される基である。)で表される基、式:
    4fRSi−R1−R2SiO1/2−(式中、Rは脂肪
    族不飽和結合を含有しない炭素原子数が1〜10の一価
    炭化水素基であり、R1は炭素原子数が2〜10のアル
    キレン基であり、R4は水素原子または水酸基であり、
    fは式:−CF2−で表される基を2個以上有する炭素
    原子数が4以上のフッ素原子含有一価有機基である。)
    で表される基および式:HO1/2−で表される基からな
    る群から選択される基である、請求項1または請求項2
    記載の含フッ素有機ケイ素重合体。
  4. 【請求項4】 (A)一般式:R32SiOR2SiR
    3(式中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子
    数が1〜10の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子
    数が2〜10のアルケニル基である。)で表されるオル
    ガノジシロキサンと、(B)一般式:RfRSiH2(式
    中、Rは脂肪族不飽和結合を含有しない炭素原子数が1
    〜10の一価炭化水素基であり、Rfは式:−CF2−で
    表される基を2個以上有する炭素原子数が4以上のフッ
    素原子含有一価有機基である。)で表されるオルガノハ
    イドロジェンシランとを、(C)ヒドロシリル化反応用触
    媒の存在下で付加重合させることを特徴とする、請求項
    1、請求項2または請求項3記載の含フッ素有機ケイ素
    重合体の製造方法。
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