JPH0812830A - ポリスチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂組成物

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JPH0812830A
JPH0812830A JP14956394A JP14956394A JPH0812830A JP H0812830 A JPH0812830 A JP H0812830A JP 14956394 A JP14956394 A JP 14956394A JP 14956394 A JP14956394 A JP 14956394A JP H0812830 A JPH0812830 A JP H0812830A
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JP
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bis
hydroxyphenyl
carbon atoms
polystyrene resin
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JP14956394A
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Inventor
Masaya Okamoto
正哉 岡本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性及び耐熱性に優れたポリスチレン系樹
脂組成物を開発すること。 【構成】 (A)ポリスチレンなどのポリスチレン系樹
脂、(B)主鎖が、一般式(I) 【化1】 で表されるカーボネート構造単位I及び一般式(II) 【化2】 〔式中の各記号は、明細書に定義した通りである。〕で
表されるカーボネート構造単位IIからなるポリカーボネ
ート共重合体及び(C)ポリカーボネート樹脂からな
り、かつ(A)成分の屈折率と(B)成分及び(C)成
分の混合物の屈折率との差が0.005以下であるポリス
チレン系樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリスチレン系樹脂組成
物に関する。さらに詳しくは、ポリスチレン系樹脂及び
特定のポリカーボネート共重合体を主成分とし、耐衝撃
性などの機械的強度に優れると共に、透明性及び耐熱性
に優れ、耐熱性が要求される各種成形品に好適に用いら
れるポリスチレン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
各種重合法によって製造されるポリスチレン系(共)重
合体は、汎用樹脂として、種々の成形法によって様々な
形状のものに成形されている。例えば、家庭製品分野で
は、各種収納ケースあるいはボックス、商品陳列ケース
などに広く用いられている。ところが、ポリスチレン樹
脂は、透明性に優れているが、耐熱性に劣ると言う欠点
を有し、その改良が強く要望されている。従来、ポリス
チレン系樹脂の耐熱性などの物性を改良する目的で、種
々と提案され、多くの技術が開示されている。例えば、
同様に透明性に優れたポリカーボネートをブレントする
技術が知られている。このような技術によれば、耐熱性
はある程度改善されたものが得られる。しかし、ポリス
チレンとポリカーボネートとの屈折率が異なるために、
白濁が生じるなどの問題が残り、透明性及び耐熱性に優
れたポリスチレン系樹脂組成物の開発が要望されてい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記の点に鑑み、従来の上記問題を解決し、透明性を維持
し、同時に耐熱性に優れたポリスチレン系樹脂組成物を
得るべく鋭意研究を重ねた。その結果、ビスフェノール
からのカーボネート構造単位を主鎖に、フルオレン類に
由来するカーボネート構造単位を導入したポリカーボネ
ート共重合体を用いることによって、屈折率をポリスチ
レン樹脂の屈折率に近づけると、透明性が維持されたま
ま、耐熱性を向上させることができ、目的を達成できる
ことを見い出した。本発明はかかる知見に基づいて完成
したものである。すなわち、本発明は、(A)ポリスチ
レン系樹脂1〜99重量%、(B)主鎖が、一般式
(I)
【0004】
【化4】
【0005】〔式中、X1 及びX2 は、それぞれハロゲ
ン原子,炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20
のアリール基を示し、それぞれ同じであっても、異なる
ものであってもよい。m及びnは、それぞれ0〜4の整
数である。〕で表されるカーボネート構造単位I及び一
般式(II)
【0006】
【化5】
【0007】〔式中、Y1 及びY2 は、それぞれハロゲ
ン原子,炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20
のアリール基を示し、それぞれ同じであっても、異なる
ものであってもよい。p及びqは、それぞれ0〜4の整
数である。Aは単結合,炭素数1〜20のアルキレン基
又はアルキリデン基,炭素数5〜20のシクロアルキレ
ン基又はシクロアルキリデン基,炭素数6〜20のアリ
ーレン基又はアリールアルキレン基,−O−,−CO
−,−S−,−SO−,−SO2 −結合もしくは一般式
(III)
【0008】
【化6】
【0009】で表される結合を示す。〕で表されるカー
ボネート構造単位IIからなるポリカーボネート共重合体
99〜1重量%及び(C)ポリカーボネート樹脂0〜9
5重量%からなり、かつ(A)成分の屈折率と(B)成
分及び(C)成分の混合物の屈折率との差が0.005以
下であることを特徴とするポリスチレン系樹脂組成物を
提供するものである。
【0010】先ず、本発明の樹脂組成物を構成する
(A)成分のポリスチレン系樹脂(以下、PS樹脂と略
すことがある。)としては、芳香族モノビニル単量体の
重合体、又は芳香族モノビニル単量体と共重合可能な単
量体との共重合体が挙げられる。ここで、上記芳香族モ
ノビニル単量体としては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン,α−エチルスチレン,α−メチル−p−メ
チルスチレンなどのα−アルキル置換スチレン、o−メ
チルスチレン,m−メチルスチレン,p−メチルスチレ
ン,2,4−ジメチルスチレン,エチルスチレン,o−
tert−ブチルスチレン,p−tert−ブチルスチレンなど
のアルキル置換スチレン、o−クロロスチレン,m−ク
ロロスチレン,p−クロロスチレン,ジクロロスチレ
ン,ジブロモスチレン,トリクロロスチレン,トリブロ
モスチレン,テトラクロロスチレン,2−メチル−4−
クロロスチレンなどのハロゲン化スチレン、さらにはp
−ヒドロキシスチレン、o−メトキシスチレン、ビニル
ナフタレン等が挙げられる。これらの中では、特に、ス
チレン及びα−メチルスチレンが好ましく用いられる。
これらの芳香族モノビニル単量体は、それぞれ単独で用
いてもよく、また、二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0011】また、前記芳香族モノビニル単量体と共重
合可能な単量体としては、例えば、アクリロニトリル,
メタクリロニトリル,フマロニトリル,マレオニトリ
ル,α−クロロアクリロニトリル等のシアン化ビニルが
挙げられる。これらの中では、特に、アクリロニトリル
が好ましく用いられる。そして、これらのシアン化ビニ
ルは、それぞれ単独で用いてもよく、また、二種以上を
組み合わせて用いてもよい。さらに、前記芳香族モノビ
ニル単量体と共重合可能な単量体としては、例えば、無
水マレイン酸,無水コハク酸,オキシ無水マレイン酸,
無水イタコン酸,オキシ無水イタコン酸,無水シトラコ
ン酸,無水フェニルマレイン酸,無水アコニット酸,無
水エチルマレイン酸,無水クロロマレイン酸などの無水
不飽和ジカルボン酸、マレイミド、N−フェニルマレイ
ミドなどのマレイミド、メチルメタクリレートなどのメ
タクリル酸エステル、メチルアクリレートなどのアクリ
ル酸エステル、メタクリル酸やアクタル酸などの不飽和
モノカルボン酸などが挙げられる。これらの中では、特
に、無水マレイン酸が好ましく用いられる。
【0012】本発明において、(A)成分のポリスチレ
ン系樹脂(PS樹脂)の重量平均分子量(Mw)は、特
に制限はなく、併用する(B),(C)成分の種類や分
子量等に応じて適宜選定すればよいが、通常は100,0
00〜160,000、好ましくは120,000〜160,
000である。Mwが100,000未満では、耐衝撃強
度が低下する傾向を示し、また、160,000を超える
と、高い流動性が達成できない場合があり好ましくな
い。かつ、該重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)との比(Mw/Mn)についても、特に制限は
ないが、通常は2.0〜2.7、好ましくは2.0〜2.5であ
る。この比が2.0未満のPS樹脂は得ることが困難であ
り、また、2.7を超えると、耐衝撃強度が低下する傾向
を示すので好ましくない。
【0013】次に、本発明の樹脂組成物を構成する
(B)成分のポリカーボネート共重合体(以下、PC共
重合体と略すことがある。)は、主鎖が、一般式(I)
で表されるカーボネート構造単位I及び一般式(II)で表
されるカーボネート構造単位IIからなるポリカーボネー
ト共重合体である。ここで、一般式(I)で表されるカ
ーボネート構造単位Iにおいて、X1 及びX2 は、それ
ぞれハロゲン原子(塩素原子,臭素原子,フッ素原子,
ヨウ素原子)、炭素数1〜8のアルキル基(例えば、メ
チル基,エチル基,プロピル基,n−ブチル基,イソブ
チル基,アミル基,イソアミル基,ペンチル基,ヘキシ
ル基,ヘプチル基,オクチル基など)又は炭素数6〜2
0、好ましくは6〜15のアリール基(例えば、フェニ
ル基,トリル基,キシリル基,ナフチル基など)を示
し、それぞれ同じであっても、異なるものであってもよ
い。m及びnは、それぞれ0〜4の整数であり、特にm
及びnが共に0のもの(つまり、X1 及びX2 なる置換
基のないもの)が好ましい。なお、m及びnの少なくと
も一つが1以上のときは、X1 及びX2 としては、特
に、メチル基,フェニル基,塩素原子,臭素原子等が好
適である。
【0014】また、一般式(II)で表されるカーボネート
構造単位IIにおいて、Y1 及びY2は、それぞれハロゲ
ン原子(塩素原子,臭素原子,フッ素原子,ヨウ素原
子)、炭素数1〜8のアルキル基(例えば、メチル基,
エチル基,プロピル基,n−ブチル基,イソブチル基,
アミル基,イソアミル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘ
プチル基,オクチル基など)又は炭素数6〜20、好ま
しくは6〜15のアリール基(例えば、フェニル基,ト
リル基,キシリル基,ナフチル基など)を示し、それぞ
れ同じであっても、異なるものであってもよい。p及び
qは、それぞれ0〜4の整数であり、特にp及びqが共
に0のもの(つまり、Y1 及びY2 なる置換基のないも
の)が好ましい。なお、p及びqの少なくとも一つが1
以上のときは、Y1 及びY2 としては、特に、メチル
基,フェニル基,塩素原子,臭素原子等が好適である。
そして、Aは単結合、炭素数1〜20、好ましくは1〜
15のアルキレン基又は炭素数2〜15のアルキリデン
基(例えば、メチレン基,エチレン基,プロピレン基,
ブチレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基,エチリデン
基,イソプロピリデン基,ペンテリレン基など)、炭素
数5〜20、好ましくは5〜15のシクロアルキレン基
又はシクロアルキリデン基(例えば、シクロペンチレン
基,シクロヘキシレン基,シクロペンチリデン基,シク
ロヘキシリデン基,3,3,5−トリメチルシクロヘキ
シリデン基など)、炭素数6〜20、好ましくは6〜1
5のアリーレン基又はアリールアルキレン基(例えば、
フェニレン基,ナフチレン基,キシリレン基,フェニル
エチリデン基など)、又は−O−,−CO−,−S−,
−SO−,−SO2 −結合もしくは一般式(III)
【0015】
【化7】
【0016】で表される結合を示す。このうち好適なA
としては、イソプロピリデン基,メチレン基,シクロヘ
キシリデン基,−SO2 −等を挙げることができる。
【0017】前記PC共重合体としては、様々なものが
あるが、一般には、前記カーボネート構造単位Iの割合
が1〜50モル%、好ましくは2〜30モル%であり、
カーボネート構造単位IIの割合が99〜50モル%、好
ましくは98〜70モル%である。そして、その粘度平
均分子量については、通常は10,000〜50,000、
好ましくは15,000〜40,000である。ここで、P
C共重合体に対して、カーボネート構造単位Iの割合が
1モル%未満では、樹脂組成物が白濁するおそれがあ
る。また、50モル%を超えると、同様に樹脂が白濁す
る場合があり好ましくない。そして、粘度平均分子量が
10,000未満では、耐衝撃性などの機械的強度が低下
するおそれがある。また、50,000を超えると、流動
性が低下し、射出成形が困難になるおそれがある。上記
の好適な範囲では、透明性及び耐熱性に充分な効果が得
られる。
【0018】本発明において、前記PC共重合体は、種
々の手法によって製造されるが、例えば、カーボネート
構造単位Iを1以上、好ましくは1〜50有するポリカ
ーボネートオリゴマーI(以下、PCオリゴマーIと略
す。)とカーボネート構造単位IIに対応するビスフェノ
ール又はカーボネート構造単位IIを50以上、好ましく
は50〜99有するポリカーボネートオリゴマーII(以
下、PCオリゴマーIIと略す。)とカーボネート構造単
位Iに対応するビスフェノール、あるいは両オリゴマー
の混合物を界面重縮合法により共重合させることによっ
て効率よく得ることができる。上記PCオリゴマーI
は、カーボネート構造単位Iに対応する一般式(IV)
【0019】
【化8】
【0020】〔式中、X1 ,X2 ,m及びnは、前記と
同じである。〕で表されるビスフェノール(i)を用
い、又PCオリゴマーIIは、カーボネート構造単位IIに
対応する一般式(V)
【0021】
【化9】
【0022】〔式中、Y1 ,Y2 ,A,p及びqは、前
記と同じである。〕で表されるビスフェノール(ii)を用
い、ポリカーボネートの製造に慣用されている方法、す
なわち塩化メチレンなどの有機溶剤中で公知の酸受容
体、一価フェノール(末端停止剤)の存在下、ホスゲン
又はホスゲン誘導体のようなカーボネート前駆体との反
応による界面重縮合法(溶剤法)、あるいは炭酸ジエス
テル(例えば、ジフェニルカーボネートのようなカーボ
ネート前駆体)とのエステル交換反応によるエステル交
換法(溶融法)などによって製造することができる。こ
れらの中では、界面重縮合法が好ましい。
【0023】ここで、カーボネート構造単位Iに対応す
るビスフェノール(i)としては、様々なものがある。
具体的には、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン;9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)フルオレン又はその誘導体などが挙
げられる。これらのビスフェノール(i)の中では、
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンが
好ましく用いられる。これらのビスフェノールは、単独
で用いてもよく、また二種以上を組み合わせて用いても
よい。
【0024】また、カーボネート構造単位IIに対応する
ビスフェノール(ii)としては、様々なものがある。例え
ば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン;ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン;ビス(3
−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)メタン;ビス
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;
1,1−ビス(2−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−
メチルフェニル)エタン;1−フェニル−1,1−ビス
(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)エタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(通称ビスフェノールA:BPA);2,2−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1−ビス(2−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
パン;2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス(3−ブロ
モ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス
(3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン;2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジブロ
モ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン;ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン;1,1−ビス(4−ヒド
ロキシ−t−ブチルフェニル)プロパン;2,2−ビス
(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)
プロパン;2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン;2,2−ビス(3−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)ブタン;1,1−ビス(2−ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン;
1,1−ビス(2−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ブタン;1,1−ビス(2−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)イソブタ
ン;1,1−ビス(2−t−アミル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)ブタン;2,2−ビス(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2−
ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)ブ
タン;4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタ
ン;1,1−ビス(2−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)ヘプタンなどのビス(ヒドロキシ
アリール)アルカン類;1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロペンタン;1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,
1−ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン;1,1−ビス(3−フェニル−4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサンなどのビス(ヒドロキシアリール)シク
ロアルカン類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル;ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エー
テルなどのビス(ヒドロキシアリール)エーテル類;ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド;ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィドなどのビ
ス(ヒドロキシアリール)スルフィド類;ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド;ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド;ビス(3−フ
ェニル−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドなどの
ビス(ヒドロキシアリール)スルホキシド類;ビス(4
ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス(3−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス(3−フェニル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのビス(ヒド
ロキシアリール)スルホン類、4,4’−ジヒドロキシ
ビフェニル;4,4’−ジヒドロキシ−2、2’−ジメ
チルビフェニル;4,4’−ジヒドロキシ−3、3’−
ジメチルビフェニル;4,4’−ジヒドロキシ−3、
3’−ジシクロヘキシルビフェニル;3、3’−ジフル
オロ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル等のジヒドロ
キシビフェニル類などが挙げられる。これらの中では、
特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
〔ビスフェノールA〕が好ましく用いられる。そして、
これらのビスフェノール(ii)は、それぞれ単独で、ある
いは2種以上組み合わせて用いることもできる。
【0025】また、炭酸ジエステルとしては、炭酸ジア
リール化合物,炭酸ジアルキル化合物あるいは炭酸アル
キルアリール化合物などを用いることができる。ここ
で、炭酸ジアリール化合物としては、例えば、ジフェニ
ルカーボネート,ジトリルカーボネート,ビス(クロロ
フェニル)カーボネート,ジナフチルカーボネート,ビ
スフェノールAビスフェニルカーボネート等が挙げられ
る。また、炭酸ジアルキル化合物としては、例えば、ジ
エチルカーボネート,ジメチルカーボネート,ジブチル
カーボネート,ジシクロヘキシルカーボネート,ビスフ
ェノールAビスメチルカーボネート等が挙げられる。そ
して、炭酸アルキルアリール化合物としては、例えば、
メチルフェニルカーボネート,エチルフェニルカーボネ
ート,ブチルフェニルカーボネート,シクロヘキシルフ
ェニルカーボネート,ビスフェノールAメチルフェニル
カーボネート等が挙げられる。
【0026】PCオリゴマーI又はPCオリゴマーIIを
好ましい製造方法である溶剤法すなわち界面重縮合法に
よって製造する場合、前記ビスフェノール(i)又はビ
スフェノール(ii)とホスゲンとを反応させて、反応系内
のホスゲンを実質的にすべて反応させることによって得
ることができる。ここで得られるPCオリゴマーIは、
上記重縮合反応において、ビスフェノール(i)とホス
ゲンとの反応によって構成される一般式(I)で表され
るカーボネート構造単位Iを有する。また、PCオリゴ
マーIIは、ビスフェノール(ii)とホスゲンとの反応によ
って構成される一般式(II)で表されるカーボネート構造
単位IIを有する。このようなPCオリゴマーI又はPC
オリゴマーIIを合成するには、先ず、アルカリ金属水酸
化物の水溶液に該ビスフェノール(i)又はビスフェノ
ール(ii)を溶解させ、ビスフェノールのアルカリ水溶液
を調製する。次いで、このアルカリ水溶液と不活性有機
溶剤との混合液にホスゲン又はホスゲン誘導体を導入し
て、ビスフェノール(i)又はビスフェノール(ii)のP
CオリゴマーI又はPCオリゴマーIIを合成する。この
際、該アルカリ水溶液のアルカリ濃度は1〜15重量%
の範囲が好ましく、また有機相と水相との容積比は5:
1〜1:7、好ましくは2:1〜1:4の範囲にあるの
が望ましい。反応温度は水浴冷却し、通常0〜50℃、
好ましくは5〜40℃の範囲で選ばれ、反応時間は15
分ないし4時間、好ましくは30分ないし2時間程度で
ある。このようにして得られたPCオリゴマーの重合度
は、通常50以下、好ましくは2〜20程度である。
【0027】本発明の樹脂組成物におけるPC共重合体
は、種々の手法によって製造されるが、例えば、前記の
ようにして予め製造されたPCオリゴマーIIを含む有機
相に、所望により塩化メチレン等の水と混和しない不活
性有機溶剤を加え、これとビスフェノール(i)を所定
の割合で含むアルカリ水溶液とを接触させて、通常0〜
50℃、好ましくは5〜40℃の範囲の温度において、
10分ないし6時間程度界面重縮合させることによって
製造することができる。この際、該アルカリ水溶液のア
ルカリ濃度は1〜15重量%が好ましく、また有機相と
水相との容積比は7:1〜1:2、好ましくは4:1〜
1:1の範囲にあるのが望ましい。そして、ビスフェノ
ール類と該オリゴマーとの割合は、ビスフェノール/オ
リゴマーのクロロホーメート基モル比が、通常0.4〜0.
55、好ましくは0.45〜0.5になるように選ばれる。
また、アルカリ金属水酸化物とオリゴマーとの割合は、
アルカリ金属水酸化物/オリゴマーのクロロホーメート
基モル比が、通常1.0〜2.0、好ましくは1.2〜1.7に
なるように選ばれる。さらに、この反応において、所望
に応じ末端停止剤や触媒を用いることができる。末端停
止剤の使用量は、末端停止剤/オリゴマーのクロロホー
メート基モル比が、通常0.02〜0.20、好ましくは0.
04〜0.17になるように選ばれる。また、触媒の使用
量は、触媒/オリゴマーのクロロホーメート基モル比
が、通常1.0×10-3〜10.0×10-3、好ましくは1.
0×10-3〜5.0×10-3になるように選ばれる。
【0028】ここで、有機溶媒としては、各種のものが
ある。例えば、ジクロロメタン(塩化メチレン);クロ
ロホルム;1,1−ジクロロエタン;1,2−ジクロロ
エタン;1,1,1−トリクロロエタン;1,1,2−
トリクロロエタン;1,1,1,2−テトラクロロエタ
ン;1,1,2,2−テトラクロロエタン;ペンタクロ
ロエタン,クロロベンゼンなどの塩素化炭化水素や、ア
セトフェノンなどが挙げられる。これらの有機溶剤は、
単独で用いてもよく、また二種以上を組み合わせて用い
てもよい。これらの中では、特に塩化メチレンが好適で
ある。また、アルカリ金属の水酸化物としては、例え
ば、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウ
ム,水酸化セシウムなどが挙げられる。これらの中で
は、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムが好適である。
そして、触媒としては、各種のものを用いることができ
る。具体的には、四級アンモニウム塩,四級ホスホニウ
ム塩あるいは三級アミンなどで、例えば、四級アンモニ
ウム塩としては、トリメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド,トリエチルベンジルアンモニウムクロライド,
トリブチルベンジルアンモニウムクロライド,トリオク
チルメチルアンモニウムクロライド,テトラブチルアン
モニウムクロライド,テトラブチルアンモニウムブロマ
イドなどが挙げられる。また、四級ホスホニウム塩とし
ては、例えば、テトラブチルホスホニウムクロライド,
テトラブチルホスホニウムブロマイドなどが、そして、
三級アミンとしては、例えば、トリエチルアミン,トリ
プロピルアミン,トリブチルアミン,N,N−ジメチル
シクロヘキシルアミン,ピリジン,ジメチルアニリンな
どが挙げられる。これらの中では、トリエチルアミンが
好適である。
【0029】さらに、末端停止剤としては、各種のもの
を用いることができる。通常、ポリカーボネートの重合
に用いられるものであり、一価フェノールが用いられ
る。例えば、フェノール,p−クレゾール,p−t−ブ
チルフェノール,p−t−アミルフェノール,p−t−
オクチルフェノール,p−クミルフェノール,p−ブロ
モフェノール,トリブロモフェノール,ノニルフェノー
ルなどが挙げられる。
【0030】PC共重合体の製造においては、前記一般
式(IV)で表されるビスフェノール(i)及び前記一般式
(V)で表されるビスフェノール(ii)に、三個以上の官
能基を有する化合物(分岐剤)を含めて用いることがで
きる。ここで、三個以上の官能基を有する化合物として
は、水酸基,カルボキシル基,アミノ基,イミノ基,ホ
ルミル基,酸ハライド基,ハロホーメート基などの官能
基を一化合物中に、三個以上有するものである。例え
ば、フロログルシン,メリト酸,トリメリト酸,トリメ
リト酸クロリド,無水トリメリト酸,没食子酸,没食子
酸n−プロピル,プロトカテク酸,ピロメリト酸,ピロ
メリト酸第二無水物,α−レゾルシン酸,β−レゾルシ
ン酸,レゾルシンアルデヒド,トリメチルクロリド,ト
リメチルトリ4−クロロホルミルフタル酸無水物,ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸;4,6−ジメチル−2,
4,6−トリス(4’−ヒドロキシフェニル)−ヘプテ
ン−2;4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4’
−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン−2;1,3,5−
トリス(4’−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン;1,
1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニル)−エタ
ン;2,2−ビス−〔4,4−ビス(4’−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキシル〕−プロパン;2,6−ビス
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−
メチルフェノール;2,6−ビス−(2’−ヒドロキシ
−5’−イソプロピルベンジル)−4−イソプロピルフ
ェノール;ビス−〔2−ヒドロキシ−3−(2’−ヒド
ロキシ−5’−メチルベンジル)−5−メチルフェニ
ル〕メタン;テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン;トリス−(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン;トリス(4’−ヒドロキシアリール)−アミル−s
−トリアジン;α,α’,α”−トリス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ン;1−〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル−4−〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキ
シフェニル)エチル〕ベンゼン;1−〔α−メチル−α
−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−3−
〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕ベンゼン等が挙げられる。これらの中では、1,
1,1−トリス−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン
が好ましい。
【0031】このようにして生成したポリマーは、通常
の方法に従って回収操作を行うことにより、本発明の樹
脂組成物に用いるPC共重合体を得ることができる。こ
の他、ビスフェノール(i),ビスフェノール(ii)及び
炭酸ジエステルからエステル交換法により製造すること
もできる。
【0032】そして、本発明の樹脂組成物を構成する
(C)成分のポリカーボネート樹脂(以下、PCと略す
ことがある。)は、二価フェノールとホスゲン(ホスゲ
ン誘導体を含む。)又は炭酸ジエステルとを反応させる
ことによって容易に製造することができる。すなわち、
例えば、塩化メチレンなどの溶媒中において、公知の酸
受容体や分子量調節剤の存在下、二価フェノールとホス
ゲンのようなカーボネート前駆体との界面重縮合反応に
より、あるいは二価フェノールとジフェニルカーボネー
トのようなカーボネート前駆体とのエステル交換反応な
どによって製造される。ここで、上記の二価フェノール
としては、前述したカーボネート構造単位IIに対応する
ビスフェノール(ii) と同じものでもよく、異なるもの
でもよい。また、炭酸ジエステルとしては、前述したP
CオリゴマーIIの製造の際に用いられるものと同じもの
でもよく、異なるものでもよい。そして、ホスゲン誘導
体としては、例えば、トリホスゲン,ホスゲンダイマ
ー,ビスイミダゾールケトン,ビス(p−ニトロフェニ
ル)カーボネート等が挙げられる。勿論、PCとして
は、市販のポリカーボネートを用いることもできる。
【0033】本発明のポリスチレン系樹脂組成物は、前
記(A),(B)及び(C)成分からなるものであっ
て、それら各成分の配合割合は、(A)成分であるポリ
スチレン系樹脂1〜99重量%、好ましくは5〜95重
量%、(B)成分であるPC共重合体99〜1重量%、
好ましくは95〜5重量%及び(C)成分であるPC0
〜95重量%、好ましくは0〜90重量%である。ここ
で、(B)成分のPC共重合体が1重量%未満では、耐
熱性の向上効果が小さくなりやすい。また、99重量%
を超えると、流動性が低下し、成形が困難になるおそれ
がある。そして、上記の好適な範囲では、耐熱性及び透
明性に充分な効果が得られる。そして、(A)成分の屈
折率と(B)成分及び(C)成分の混合物の屈折率との
差((C)成分の配合割合が0のときは、(A)成分の
屈折率と(B)成分の屈折率との差)が、0.005以
下、好ましくは0.003以下、より好ましくは0.001
以下、最も好ましくは0である。上記のように、(A)
成分の屈折率(nA )と(B)成分及び(C)成分の混
合物の屈折率(nBC)との差(|nA −nBC|)を0.0
05以下にするには、例えば、PC共重合体が、ビスフ
ェノールAと9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの場合、(B)成分もしくは(B)成分及び
(C)成分中の9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンの含有率を1〜10モル%、好ましくは
2〜8モル%にすればよい。
【0034】なお、本発明の樹脂組成物には、本発明の
目的を阻害しない範囲で、必要に応じて、(D)成分と
して、各種の添加剤を配合することができる。ここで、
各種の添加剤としては、例えば、ヒンダードフェノール
系,亜リン酸エステル系,リン酸エステル系等の酸化防
止剤、ベンゾトリアゾール系やベンゾフェノン系等の紫
外線吸収剤、ヒンダードアミン系などの光安定剤、脂肪
族カルボン酸エステルやパラフィン,シリコーンオイ
ル,ポリエチレンワックス等の内部滑剤、難燃剤、難燃
助剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。
【0035】本発明の樹脂組成物は、前記の成分
(A),成分(B)及び成分(C)と、必要に応じて、
成分(D)を配合し、混練することによって得ることが
できる。そして、該配合及び混練には、通常用いられて
いる方法、例えば、リボンブレンダー,ヘンシェルミキ
サー,バンバリーミキサー,ドラムタンブラー,単軸ス
クリュー押出機,2軸スクリュー押出機,コニーダ,多
軸スクリュー押出機等を用いて行うことができる。な
お、混練に際しての加熱温度は、通常200〜300℃
の範囲で選ばれる。かくして得られたポリスチレン系樹
脂組成物は、既知の種々の成形方法、例えば、射出成
形,中空成形,押出成形,圧縮成形,カレンダー成形,
回転成形等を適用することができ、各種成形品を製造す
るのに供することができる。
【0036】
【実施例】更に、本発明を製造例,実施例及び比較例に
より、詳しく説明する。 製造例1 〔PCオリゴマーの製造〕400リットルの5重量%水
酸化ナトリウム水溶液に、ビスフェノールAを60kg
溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を
調製した。次いで、室温に保持したこのビスフェノール
Aの水酸化ナトリウム水溶液を138リットル/時間の
流量で、また、塩化メチレンを69リットル/時間の流
量で、内径10mm、管長10mの管型反応器にオリフ
ィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流して10.
7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反応さ
せた。ここで用いた管型反応器は二重管となっており、
ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排出温度を
25℃に保った。また、排出液のpHは10〜11を示
すように調整した。このようにして得られた反応液を静
置することにより、水相を分離除去し、塩化メチレン相
220リットルを採取して、PCオリゴマー(濃度31
7g/リットル)とした。ここで得られたPCオリゴマ
ーの重合度は2〜4であり、クロロホーメート基の濃度
は0.7Nであった。
【0037】製造例2−1 〔PC共重合体Aの製造〕内容積50リットルの攪拌機
付き容器に、製造例1で得られたPCオリゴマー10リ
ットル,塩化メチレン8リットル及びp−tert−ブチル
フェノール(PTBP)83gを入れ、攪拌し均一にし
た。そこへ、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン(BPFL)のKOH水溶液(BPFL1,1
17g、KOH640g、水13リットル)及びトリエ
チルアミン5.9ミリリットルを加え、450rpmで6
0分間攪拌し反応させた。反応後、塩化メチレン5リッ
トル及び水5リットルを加え、希釈したのち有機相と水
相を分離し、塩化メチレンの有機相をアルカリ(0.01
NのNaOH水溶液)、酸(0.1NのHCl)及び水の
順で洗浄し、ポリマー溶液を得た。得られたポリマー溶
液から塩化メチレンを留去し、フレーク状のポリマーを
得た。続いて、フレーク状のポリマーを120℃、12
時間N2 気流下で乾燥させ、さらに、120℃で48時
間真空乾燥させ、フレーク状のPC共重合体Aを得、2
90℃でペレット化した。得られたPC共重合体Aの粘
度平均分子量は20,000であり、9,9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン(BPFL)の含有量
は19モル%であった。なお、粘度平均分子量及びBP
FL含有量の測定方法は、次に従った。 1)粘度平均分子量(Mv) ウベローデ型粘度管を用い、20℃におてる塩化メチレ
ン溶液の極限粘度〔η〕を測定し、次の関係式により計
算した。 〔η〕=1.23×10-5・Mv0.83 2)BPFL含有量 NMRの強度比から計算した。
【0038】製造例2−2 〔PC共重合体Bの製造〕製造例2−1において、BP
FLのKOH水溶液の代わりに、BPFLとビスフェノ
ールAの混合溶液(BPFL294g、ビスフェノール
A550g、KOH640g、水13リットル)を用い
た以外は、製造例2−1と同様に実施した。ただし、ペ
レット化の際に、酸化防止剤として、トリスノニルフェ
ニルホスファイトを200ppm配合した。得られたP
C共重合体Bの粘度平均分子量は20,200であり、
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン
(BPFL)の含有量は5モル%であった。
【0039】参考例1〜4 製造例2−1で得られたPC共重合体Aと市販のポリカ
ーボネート樹脂〔出光石油化学(株)製タフロンA22
00,Mv=21,000〕を第1表に示す配合量でブレ
ンドし、290℃で混練、押出しペレット化し、プレス
成形品について、屈折率(nD)を測定した。その結果
を第1表に示す。なお、屈折率(nD)はアッベの屈折
計を用い測定した。
【0040】
【表1】
【0041】実施例1〜8及び比較例1〜6 ポリスチレン樹脂として、市販の出光スチロールHH3
0〔商品名,出光石油化学(株)製,nD:1.592、
ヘーズ:1、HDT(熱変形温度):90℃〕及びポリ
カーボネート樹脂として、市販のタフロンA2200
〔商品名,出光石油化学(株)製,nD:1.585〕を
用い、PC共重合体A及びBをそれぞれ第2表に示す配
合割合でドライブレンドし、290℃で混練しペレット
を作製した。得られたペレットは、各々120℃で12
時間乾燥した後、射出成形を行って試験片を作製した。
得られた試験片については、品質評価として、ヘーズ及
び熱変形温度(HDT)を測定した。その結果を第3表
に示す。なお、ヘーズ及び熱変形温度の測定は、次に従
った。 1)ヘーズ 厚さ3mm、JIS K 7105に準拠して測定し
た。 2)熱変形温度(HDT) JIS K 7207(荷重撓み温度試験法A法)に準
拠して測定した。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】以上、本発明のポリスチレン系樹脂組成
物は、特定のポリカーボネート共重合体を配合すること
によって、透明性及び耐熱性に優れたものとなる。した
がって、本発明のポリスチレン系樹脂組成物は、各種収
納ケースあるいはボックス、商品陳列ケース、その他透
明性及び耐熱性の要求される各種製品に好適に用いるこ
とができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリスチレン系樹脂1〜99重量
    %、(B)主鎖が、一般式(I) 【化1】 〔式中、X1 及びX2 は、それぞれハロゲン原子,炭素
    数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基
    を示し、それぞれ同じであっても、異なるものであって
    もよい。m及びnは、それぞれ0〜4の整数である。〕
    で表されるカーボネート構造単位I及び一般式(II) 【化2】 〔式中、Y1 及びY2 は、それぞれハロゲン原子,炭素
    数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基
    を示し、それぞれ同じであっても、異なるものであって
    もよい。p及びqは、それぞれ0〜4の整数である。A
    は単結合,炭素数1〜20のアルキレン基又はアルキリ
    デン基,炭素数5〜20のシクロアルキレン基又はシク
    ロアルキリデン基,炭素数6〜20のアリーレン基又は
    アリールアルキレン基,−O−,−CO−,−S−,−
    SO−又は−SO2 −結合もしくは一般式(III) 【化3】 で表される結合を示す。〕で表されるカーボネート構造
    単位IIからなるポリカーボネート共重合体99〜1重量
    %及び(C)ポリカーボネート樹脂0〜95重量%から
    なり、かつ(A)成分の屈折率と(B)成分及び(C)
    成分の混合物の屈折率との差が0.005以下であること
    を特徴とするポリスチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分のポリカーボネート共重合体
    が、カーボネート構造単位Iを2〜50モル%及びカー
    ボネート構造単位IIを98〜50モル%含有するととも
    に、その粘度平均分子量が10,000〜50,000であ
    ることを特徴とする請求項1記載のポリスチレン系樹脂
    組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020565A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Toray Ind Inc 難燃性樹脂組成物、その製造方法および難燃性成形品
JP2013537255A (ja) * 2010-09-17 2013-09-30 エルジー・ハウシス・リミテッド 低複屈折性高分子ブレンドを含む射出用樹脂組成物及びこれを用いて製造された前面パネル
US20150141577A1 (en) * 2012-08-01 2015-05-21 Mitsubishi Chemical Corporation Polycarbonate resin and transparent film comprising the same

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