JPH0812939A - 被覆用樹脂組成物 - Google Patents

被覆用樹脂組成物

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JPH0812939A
JPH0812939A JP6181700A JP18170094A JPH0812939A JP H0812939 A JPH0812939 A JP H0812939A JP 6181700 A JP6181700 A JP 6181700A JP 18170094 A JP18170094 A JP 18170094A JP H0812939 A JPH0812939 A JP H0812939A
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resin
siloxy
coating
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JP6181700A
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English (en)
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Shinichi Ogino
晋一 荻野
Nobushige Numa
伸茂 奴間
Shinji Tomita
真司 冨田
Hajime Sukejima
肇 祐島
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1液型で貯蔵安定性と低温硬化性に優れた被
覆用樹脂組成物を提供する。 【構成】 (a)1分子中にシロキシ基、イソシアネー
ト基及びアルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも1個
含有する樹脂、(b)シロキシ基解離触媒を必須成分と
することを特徴とする被覆用樹脂組成物であり、樹脂成
分として1分子中にシロキシ基、イソシアネート基、ア
ルコキシシリル基から選んだ2種の基をそれぞれ1個以
上含む樹脂(c)および/または2個以上含む化合物
(d)を加えた組成物も包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規にして有用なる被
覆用樹脂組成物に関する。さらに詳細には、シロキシ基
の形で保護されている水酸基とイソシアネート基を含む
硬化系にアルコキシシリル基を導入してなる被覆用樹脂
組成物に関する。本発明の樹脂組成物は、とりわけ、自
動車補修用として利用するのに適するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車補修分野においては、常温
硬化性、仕上り性、耐候性などの点から、アクリルポリ
オールと多官能イソシアネート硬化剤との組み合わせに
よりなる2液型塗料が広く用いられている。しかし2液
型では、塗装現場において主剤と硬化剤を配合しなけれ
ばならないために作業性に劣る、硬化剤の配合量の過不
足が塗膜性能に影響する、水酸基の水素結合により基体
樹脂の粘度が高いために希釈溶剤を大量に用いなければ
ならない等の問題点を有している。これらの問題点を解
決するために、従来の水酸基含有ビニル系重合体の代わ
りにシロキシ基含有ビニル系重合体を用いて、これと多
官能イソシアネート硬化剤よりなる1液型の樹脂組成物
とするなどの手法が提案されているが(例えば、特開平
3−250016号、特開平1−96264号等)、か
かる樹脂組成物では常温、低温における硬化性が不充分
であり、速乾性の要求される自動車補修用として実用で
きるものではない。さらに近年、酸性雨による塗膜損傷
が問題となっており耐酸性の改良が求められているが、
上述した水酸基、あるいはシロキシ基含有樹脂と多官能
イソシアネート硬化剤との組み合わせによりなる系で
は、耐酸性が充分でないためこうした要求性能を満足さ
せることが出来なくなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、1液型で低粘度であり、さらに貯蔵安定
性、低温硬化性、耐酸性に優れた樹脂組成物を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、1分子中にシ
ロキシ基、イソシアネート基及びアルコキシシリル基を
それぞれ少なくとも1個含有する樹脂を用いることが極
めて有効であることを見出し、本発明を完成させるに至
った。すなわち、本発明は、 「1. (a)1分子中にシロキシ基、イソシアネート
基及びアルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも1個含
有する樹脂、(b)シロキシ基解離触媒を必須成分とす
ることを特徴とする被覆用樹脂組成物。 2. 樹脂(a)が、シロキシ基、イソシアネート基、
アルコキシシリル基をそれぞれ含有するビニル系単量体
のそれぞれの少なくとも1種とこれ等の単量体と共重合
可能なその他のビニル系単量体とを、ラジカル重合開始
剤の存在下で共重合させて得た共重合体である、1項に
記載された被覆用樹脂組成物。 3. 樹脂(a)が、シロキシ基含有ビニル系単量体5
〜60重量%、イソシアネート基含有ビニル系単量体5
〜60重量%、アルコキシシリル基含有ビニル系単量体
1〜40重量%、その他のビニル系単量体0〜89重量
%を共重合した共重合体であり、重量平均分子量が1,
000〜200,000である共重合体である、1項ま
たは2項に記載された被覆用樹脂組成物。 4. 樹脂成分として、さらに1分子中にシロキシ基、
イソシアネート基、アルコキシシリル基の中から選ばれ
た2種類の官能基をそれぞれ1個以上含む樹脂(c)を
1種以上加えてなる、1項に記載された被覆用樹脂組成
物。 5. 樹脂(c)が、シロキシ基、イソシアネート基、
アルコキシシリル基をそれぞれ含有するビニル系単量体
の少なくとも2種を、これと共重合可能なその他のビニ
ル系単量体と共重合した共重合体である、4項に記載さ
れた被覆用樹脂組成物。 6. 樹脂成分として、さらに1分子中にシロキシ基、
イソシアネート基、アルコキシシリル基の中から選ばれ
た1種類の官能基をそれぞれ2個以上含む化合物(d)
を1種以上加えてなる、1項または4項に記載された被
覆用樹脂組成物。 7. 樹脂組成物中のアルコキシシリル基含有量が使用
したアルコキシシリル基を含有するビニル系単量体と化
合物としての組成量で樹脂組成物中の全固形分に対し1
〜40重量%であり、シロキシ基含有量が使用したシロ
キシ基を含有するビニル系単量体と化合物としての組成
量で樹脂組成物中の全固形分に対し5〜60重量%であ
る、1項ないし6項のいずれか1項に記載された被覆用
樹脂組成物。 8. 樹脂組成物中のイソシアネート基と水酸基が当量
比でNCO/OH=0.5〜2.0である、1項ないし
7項のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。 9. シロキシ基解離触媒(b)が樹脂組成物の全固形
分に対し0.01〜10重量%である、1項ないし8項
のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成物。」に関
する。 以下本発明について詳細に説明する。
【0005】
【作用】本発明において樹脂(a)は、1分子中にシロ
キシ基、イソシアネート基、アルコキシシリル基をそれ
ぞれ少なくとも1個含有する樹脂であり、ここでシロキ
シ基は下記式(I) 式(I)
【0006】
【化1】
【0007】(式中、R、R及びRはそれぞれ同
一でも異なっていても良い、炭素数1〜18アルキル
基、フェニル基またはアリル基を表わす)で示されるも
のであり、またアルコキシシリル基は下記式(II) 式(II)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基
またはフェニル基を、Rは炭素数1〜4のアルキル
基、アルコキシアルキル基を表わし、nは2または3で
ある)で示されるものである。
【0010】上記1分子中にシロキシ基、イソシアネー
ト基、アルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも1個含
有する樹脂(a)は、通常、これら各反応性官能基をそ
れぞれ有するビニル系単量体とこれらと共重合可能なそ
の他のビニル系単量体とを、ラジカル重合開始剤の存在
下に溶液重合法などの常法によって共重合させることに
より得られる。シロキシ基含有ビニル系単量体として代
表例を示すと、例えば、トリメチルシロキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリメチルシロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、トリメチルシロキシブチル(メタ)
アクリレート、トリエチルシロキシエチル(メタ)アク
リレート、トリエチルシロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、トリエチルシロキシブチル(メタ)アクリレー
ト等のトリアルキルシロキシアルキル(メタ)アクリレ
ート類が挙げられるが、これに限らず水酸基含有ビニル
系単量体中の水酸基を公知慣用のシリル化剤でシロキシ
基に変換した化合物であればいずれも用いることが出来
る。すなわち、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
にε−カプロラクトンを付加させたもの、ポリオキシア
ルキレングリコール(メタ)アクリレート類をそれぞれ
トリメチルクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシ
ラン等のシリル化剤でシロキシ基に変換した化合物等も
用いることが出来る。
【0011】イソシアネート基含有ビニル系単量体とし
ては、代表例を示すと、例えば、イソシアネートエチル
(メタ)アクリレート、イソシアネートプロピル(メ
タ)アクリレート、メタ−イソプロペニル−α,α−ジ
メチルベンジルイソシアネート等が挙げられるが、これ
に限らずヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの
水酸基含有ビニル系単量体とイソホロンジイソシアネー
トなどの多官能イソシアネート化合物の付加物も用いる
ことが出来る。
【0012】アルコキシシリル基含有ビニル系単量体と
しては、代表例を示すと、例えば、ビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシラン、スチリルエチルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリ
アセトオキシシラン等が挙げられる。
【0013】上記の反応性官能基を有するビニル系単量
体と共重合可能なその他のビニル系単量体として代表例
を示すと、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、α−クロロスチレン等のビニル芳香族化
合物;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソ
プロピル(メタ)アクリレート、(n−、i−、t−)
ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリ
レート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n
−オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜2
4のアルキルエステル又はシクロアルキルエステル;メ
トキシブチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシブチル(メタ)アクリ
レート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数2〜1
8のアルコキシアルキルエステル;パーフルオロブチル
エチル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニル
エチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエ
チル(メタ)アクリレート等のパーフルオロアルキル
(メタ)アクリレート;CF=CF、CHF=CF
、CH=CF、CCF=CF等の一般式CX
=CX(式中、Xは同一もしくは異なってH、C
I、Br、F、アルキル基又はハロアルキル基を示す。
但し、式中に少なくとも1個のFを含有する。)で表わ
されるフルオロオレフィン;さらに、これらの単量体の
1種および/またはそれ以上の単量体の重合体で、片末
端に共重合性2重結合を有する、いわゆるマクロモノマ
ーも反応性官能基を有するビニル系単量体と共重合可能
な単量体として挙げられる。これらは所望の物性に応じ
て適宜選択して単独または2種以上の混合物として使用
出来る。
【0014】上記単量体混合物の溶液重合時に用いる溶
媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等
のアルキルベンゼン誘導体;酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸アミル、酢酸メトキシブチル、アセト酢酸メチ
ル、アセト酢酸エチル、酢酸メチルセロソルブ、セロソ
ルブアセテート、酢酸ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、酢酸カルビトール等の酢酸エステル系溶剤;
ジオキサン、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル等のエーテル系溶剤;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン系溶剤が挙げられ、これらを単独で、又は2種以上混
合して使用出来る。
【0015】ラジカル重合開始剤としては、過酸化ベン
ゾイル、ジt−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、クミルパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ラウリルパーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート等の過酸化物;α,α′−アゾビスイソブチロニト
リル、α,α′−アゾビス−2−メチルブチロニトリ
ル、アゾビスジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロ
ヘキサンカルボニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。
【0016】上記各単量体の使用割合は、シロキシ基含
有ビニル系単量体5〜60重量%、イソシアネート基含
有ビニル系単量体5〜60重量%、アルコキシシリル基
含有ビニル系単量体1〜40重量%及びその他のビニル
系単量体0〜89重量%の範囲内が適当である。
【0017】上記のビニル系単量体、溶媒、重合開始剤
を用いて通常のラジカル溶液重合法に得られる樹脂
(a)は、重量平均分子量1,000〜200,00
0、更には2,000〜100,000の範囲内である
ことが好ましい。重量平均分子量が1,000より小さ
いと満足する乾燥性が得られ難く、また得られる塗膜の
耐候性、耐久性が低下する傾向にある。一方、200,
000より大きいと仕上り外観の低下を引き起こすので
好ましくない。
【0018】本発明の樹脂成分としては、上記樹脂
(a)のみでも充分であるが、さらに必要に応じて、1
分子中にシロキシ基、イソシアネート基、アルコキシシ
リル基の中から選ばれた2種類の官能基をそれぞれ1個
以上含む樹脂(c)の1種以上、及び/又は1分子中に
シロキシ基、イソシアネート基、アルコキシシリル基の
中から選ばれた1種類の官能基をそれぞれ2個以上含む
化合物(d)を1種以上を上記樹脂(a)に加えてもよ
い。
【0019】上記樹脂(c)としては、前記樹脂(a)
の構成単位で挙げた各反応性官能基を有するビニル系単
量体から2種を選び、これらとその他のビニル系単量体
類から適宜選択して上記と同様の常法に従って共重合さ
せることにより得られるものが使用出来る。
【0020】上記(d)成分として用いられる1分子中
にイソシアネート基を少なくとも2個含有する化合物と
しては、代表例を示すと、例えば、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ートなどの脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリ
レンジイソシアネートもしくはイソホロンジイソシアネ
ート等の環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート等の芳香族ジイソシアネート類等の有機ジイソシ
アネートそれ自体、またはこれらの各有機ジイソシアネ
ートと多価アルコール、低分子量ポリエステルあるいは
水等との付加物、あるいは上記した各有機ジイソシアネ
ート同士の環化重合体、更にはイソシアネート・ビウレ
ット体等が挙げられる。それらの代表的な市販品の例と
しては「バーノックD−750、−800、DN−95
0、−970もしくは15−455」[以上、大日本イ
ンキ化学工業株式会社製品]、「デスモジュールL、
N、HL、IL、もしくはN3390」[西ドイツ国バ
イエル社製品]「スミジュールN−3200もしくはN
−3500」[住友バイエルウレタン株式会社製品]、
「タケネートD−102、−202、−110Nもしく
は123N」[武田薬品工業株式会社製品]、「コロネ
ートL、HL、EHもしくは203」[日本ポリウレタ
ン工業株式会社製品]または「デュラネート24A−9
0CX」[旭化成工業株式会社製品]等がある。更に上
記(d)成分として、前記樹脂(a)の説明で列記した
イソシアネート基含有ビニル系単量体をスチレン、(メ
タ)アクリル酸エステル類等のその他のビニル系単量体
と共重合して得られる樹脂も使用出来る。
【0021】上記(d)成分として用いられる、1分子
中にシロキシ基を少なくとも2個含有する化合物として
は、1分子中に水酸基を少なくとも2個含有する化合物
の水酸基を公知慣用のシリル化剤でシロキシ基に変換し
た化合物であればいずれも用いることが出来る。それら
の化合物のうち代表的なものとしては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
オール等の2価アルコール類;これらの2価アルコール
類にε−カプロラクトン等のラクトン類を付加したポリ
ラクトンジオール類;グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等の3価以上のアルコール
類;これら3価以上のアルコール類にε−カプロラクト
ン等のラクトン類を付加したポリラクトンポリオール類
等をそれぞれトリメチルクロロシラン、t−ブチルジメ
チルクロロシラン等のシリル化剤でシロキシ基に変換し
た化合物等が挙げられる。更に(d)成分として、前記
樹脂(a)の説明で列記したシロキシ基含有ビニル系単
量体をスチレン、(メタ)アクリル酸エステル類等のそ
の他のビニル系単量体と共重合して得られる樹脂も使用
出来る。
【0022】上記(d)成分として用いられる、1分子
中にアルコキシシリル基を少なくとも2個含有する化合
物としては、前記樹脂(a)の説明で列記したアルコキ
シシリル基含有ビニル系単量体をスチレン、(メタ)ア
クリル酸エステル類等のその他のビニル系単量体と共重
合して得られる樹脂が挙げられる。上記樹脂(a)、
(c)及び(d)は、また、これら樹脂を分散安定剤と
する非水分散型樹脂(Non aquenous di
spersion;NAD)の型で用いてもよい。
【0023】前記樹脂(a)に樹脂(c)、(d)を併
用する場合の配合比は樹脂組成中に含有せられる反応性
官能基の含有量によって適宜選択することが出来る。本
発明組成物中のアルコキシシリル基含有量は、樹脂
(a)、(c)中のアルコキシシリル基含有ビニル系単
量体及び化合物(d)のアルコキシシリル基含有化合物
としての組成量で樹脂組成物中の全固形分に対して1〜
40重量%、さらには3〜30重量%の範囲内であるこ
とが好ましい。1重量%より小さいと低温での硬化性が
不充分であり、耐酸性も劣る傾向にある。一方、40重
量%より大きいと硬化塗膜が脆くなる傾向にある。
【0024】本発明組成物中のシロキシ基含有量は、樹
脂(a)、(c)中のシロキシ基含有ビニル系単量体及
び化合物(d)のシロキシ基含有化合物としての組成量
で樹脂組成物中の全固形分に対して5〜60重量%、さ
らには10〜50重量%の範囲内であることが好まし
い。10重量%より小さいと塗膜の架橋密度が低くなり
塗膜物性が悪くなる傾向にある。一方、50重量%より
多くしてもそれ以上性能の向上は望めない。
【0025】本発明組成物中のシロキシ基は、塗装後に
空気中の水分によって加水分解され、水酸基を生成す
る。よって樹脂(a)、(c)中のイソシアネート基含
有ビニル系単量体及び化合物(d)のイソシアネート基
含有化合物としての組成量は、全樹脂組成物中のイソシ
アネート基とシロキシ基より生成した水酸基が、当量比
でNCO/OH=0.5〜2.0の範囲となるようにす
ることが好ましい。
【0026】本発明組成物中のシロキシ基は、塗装後に
空気中の水分によって加水分解され、水酸基を生成す
る。この加水分解反応を促進するため本発明においては
シロキシ基解離触媒(b)を必須成分とする。該シロキ
シ基解離触媒(b)として用いられる化合物の代表例を
示すと、例えば、リン酸及びその酸性エステル、亜リン
酸エステル;パラトルエンスルホン酸、ナフタレンジス
ルホン酸等のスルホン酸及びそのアミン塩;トリクロロ
酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸及びそのアミン
塩等の酸性化合物等が挙げられる。尚、本発明組成物を
かなり長期に貯蔵する場合には、該触媒を樹脂成分と別
容器に貯蔵することが望ましい。上記シロキシ基解離触
媒(b)の添加量は、樹脂組成物の固形分に対して0.
01〜10重量%、さらには0.1〜5重量%の範囲内
であることが好ましい。0.01重量%より少ないと硬
化性が低下し、10重量%より多いと塗膜の耐水性が劣
る傾向にある。本発明組成物は上記記載の樹脂成分及び
シロキシ基解離触媒よりなるが、さらに生成した水酸基
とイソシアネート基との反応を促進するためにジブチル
スズジラウレートの如き有機錫化合物等の公知慣用のウ
レタン化触媒を予め添加しておいてもよい。
【0027】また本発明組成物に、シロキシ基の加水分
解を防ぎ長期の貯蔵安定性を確保するために、水分を捕
捉する水結合剤を添加してもよい。水結合剤としてオル
トギ酸トリメチル、オルトギ酸トリエチル、オルトギ酸
トリブチル等のオルトギ酸トリアルキル類;オルト酢酸
トリメチル、オルト酢酸トリエチル、オルト酢酸トリブ
チル等のオルト酢酸トリアルキル類などが使用出来る。
さらに、物性の改善のためにセルロースアセテートブチ
レートなどの繊維素系樹脂やエポキシ樹脂などをブレン
ドして使用してもよい。さらに、必要に応じて、顔料類
(例えばアルミニウムペースト、パール粉、グラファイ
ト、MIOなどのメタリック顔料、酸化チタン、カーボ
ンブラックなどの有機及び無機着色顔料、体質顔料
等)、有機溶剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、表面調整
剤、分散剤等の塗料用添加剤等を含有してもよい。かく
して得られる本発明組成物は、希釈溶剤で塗装粘度に調
整するだけで塗装可能となる1液型の塗料として使用出
来る。
【0028】本発明組成物の塗装方法としてはスプレー
塗り、ハケ塗り、ローラー塗り等の塗料塗装分野で公知
の方法が利用でき、通常、乾燥膜厚10〜80μm程
度、好ましくは20〜50μm程度塗装される。本発明
組成物は、シロキシ基、アルコキシシリル基、イソシア
ネート基を含有する樹脂、さらに必要に応じてこれら反
応性官能基を1種又は2種含有する化合物/樹脂よりな
る多成分系の組成物であり、1液型で低粘度、さらに貯
蔵安定性、低温硬化性、耐酸性に優れ、特に自動車補修
用塗料分野に非常に有用な被覆用樹脂組成物である。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 反応性官能基含有樹脂の製造
【0030】製造例1 反応器に温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却
器、滴下ポンプを備え付け、キシレン60重量部を仕込
み撹拌しながら110℃まで昇温した後、表1に示す単
量体及び重合開始剤の混合物102.2重量部を110
℃に保ったまま滴下ポンプを利用して3時間かけて一定
速度で滴下した。滴下終了後1時間110℃に保ち、撹
拌を続けた。その後、追加の重合開始剤0.5重量部を
キシレン5重量部に溶解させたものを1時間かけて一定
速度で滴下し、さらに1時間110℃に保ち反応を終了
させた。得られた樹脂溶液は不揮発分60重量%、ガー
ドナー粘度Oの均一で透明な溶液であった。また、この
樹脂の重量平均分子量は18,000であった。
【0031】製造例2〜7 製造例1において、単量体及び重合開始剤の混合物、及
び追加の重合開始剤を表1に示す配合とする以外は製造
例1と同様に行い、各反応性官能基含有樹脂溶液を得
た。得られた樹脂及び樹脂溶液の性状値を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】(註)重合開始剤:α,α′−アゾビス−
2−メチルブチロニトリル 追加重合開始剤:α,α′−アゾビス−2−メチルブチ
ロニトリル
【0034】
【表2】
【0035】実施例及び比較例 製造例で得られた反応性官能基含有樹脂溶液及び触媒、
さらにポリイソシアネート化合物(註1)を表3に示す
配合で混合撹拌し、クリヤ塗料を作成した。
【0036】
【表3】
【0037】(註1) N−3500……住友バイエル
ウレタン株式会社製、不揮発分100%、NCO含有量
21.6%、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシ
アヌレート型。 (註) 解離触媒:リン酸ジイソプロピルエステル ウレタン化触媒:ジブチルスズジラウレート 次に、これらのクリヤ塗料をトルエン/キシレン/酢酸
エチル/酢酸ブチル=50/20/10/20の組成の
シンナーにて、13〜14秒(フォードカップ#4/2
5℃)に粘度調整し、室温(20℃)でブリキ板上、あ
るいは該ブリキ板に新車用クリヤ塗料を塗装後焼付乾燥
して得た塗板上に、スプレー塗装を行った。得られた試
験塗板の性能試験結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】試験法は次の通りである。 (1) 低温硬化性 ブリキ板上に塗装後、水平に20分保った後、温度5
℃、湿度60%RHの恒温恒湿中に1、2、7日静置し
た塗膜のゲル分率を測定した。ゲル分率の測定方法:試
験板上から塗膜を剥がし、5.0gをソックスレー抽出
器に入れ、アセトンを6時間還流させた。抽出前に対す
る抽出後の塗膜の重量保持率をゲル分率とした。 (2) 塗膜硬度 (1)と同様にして作成した塗膜のツーコン硬度をAm
erican Chain & Cable Comp
any製ツーコン硬度計を用いて20℃条件下で測定し
た。数値が大きいほど硬質である。 (3) 耐酸性 新車用クリヤ塗料を塗装後焼付乾燥した塗板上に各実施
例クリヤ塗料を塗装後、60℃で20分焼付、さらに2
0℃で7日間乾燥させた塗板に、40%硫酸をスポット
し、85℃で30分間加温した後の塗面の状態を評価し
た。 ○:塗面にほとんど変化がない △:エッチングが発生している ×:著しいエッチングが発生している (4) 促進耐候性 (3)と同様にして作成した塗板をサンシャインウェザ
オメーターにて1000時間試験した後の塗面の変化の
有無を確認した。 ○:塗面にほとんど変化がない ×:塗面に水跡が認められ光沢低下が大きい (5) 耐ガソリン性 (3)と同様にして作成した塗板を水平に固定し、4つ
折りにしたガーゼ(50×50mm)にレギュラータイ
プのガソリンを約5ccしみこませ、塗板上に3分間放
置した。その後、ガーゼを取り除き、ガソリンを別のガ
ーゼで拭きとった後の塗面の状態を評価した。 ○:塗面にほとんど変化がない ×:塗面の光沢低下および軟化が発生している (6) 貯蔵安定性 粘度調整した各試料を作成し、これを室温(20℃)で
7日間密封保存したときの粘度の変化を評価した。 ○:粘度の変化がほとんどない △:多少増粘している ×:著しい増粘、あるいはゲル化を起こしている
【0040】
【発明の効果】本発明は、シロキシ基、イソシアネート
基及びアルコキシシリル基を包含する樹脂を用いること
により、従来のアクリルポリオールと多官能イソシアネ
ート硬化剤との組み合わせによるなる2液型、あるいは
シロキシ基含有ビニル系重合体と多官能イソシアネート
硬化剤よりなる1液型の樹脂組成物では得られなかっ
た、1液型で低粘度、さらに貯蔵安定性、耐酸性はもと
より、特に低温硬化性に優れた被覆用樹脂組成物を得る
ことが出来る。
フロントページの続き (72)発明者 祐島 肇 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1分子中にシロキシ基、イソシア
    ネート基及びアルコキシシリル基をそれぞれ少なくとも
    1個含有する樹脂、(b)シロキシ基解離触媒を必須成
    分とすることを特徴とする被覆用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 樹脂(a)が、シロキシ基、イソシアネ
    ート基、アルコキシシリル基をそれぞれ含有するビニル
    系単量体のそれぞれの少なくとも1種とこれ等の単量体
    と共重合可能なその他のビニル系単量体とを、ラジカル
    重合開始剤の存在下で共重合させて得た共重合体であ
    る、請求項1に記載された被覆用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 樹脂(a)が、シロキシ基含有ビニル系
    単量体5〜60重量%、イソシアネート基含有ビニル系
    単量体5〜60重量%、アルコキシシリル基含有ビニル
    系単量体1〜40重量%、その他のビニル系単量体0〜
    89重量%を共重合した共重合体であり、重量平均分子
    量が1,000〜200,000である共重合体であ
    る、請求項1または2に記載された被覆用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 樹脂成分として、さらに1分子中にシロ
    キシ基、イソシアネート基、アルコキシシリル基の中か
    ら選ばれた2種類の官能基をそれぞれ1個以上含む樹脂
    (c)を1種以上加えてなる、請求項1に記載された被
    覆用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂(c)が、シロキシ基、イソシアネ
    ート基、アルコキシシリル基をそれぞれ含有するビニル
    系単量体の少なくとも2種を、これと共重合可能なその
    他のビニル系単量体と共重合した共重合体である、請求
    項4に記載された被覆用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂成分として、さらに1分子中にシロ
    キシ基、イソシアネート基、アルコキシシリル基の中か
    ら選ばれた1種類の官能基をそれぞれ2個以上含む化合
    物(d)を1種以上加えてなる、請求項1または4に記
    載された被覆用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂組成物中のアルコキシシリル基含有
    量が使用したアルコキシシリル基を含有するビニル系単
    量体と化合物としての組成量で樹脂組成物中の全固形分
    に対し1〜40重量%であり、シロキシ基含有量が使用
    したシロキシ基を含有するビニル系単量体と化合物とし
    ての組成量で樹脂組成物中の全固形分に対し5〜60重
    量%である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載さ
    れた被覆用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 樹脂組成物中のイソシアネート基と水酸
    基が当量比でNCO/OH=0.5〜2.0である、請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載された被覆用樹脂
    組成物。
  9. 【請求項9】 シロキシ基解離触媒(b)が樹脂組成物
    の全固形分に対し0.01〜10重量%である、請求項
    1ないし8のいずれか1項に記載された被覆用樹脂組成
    物。
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GB9513362A GB2292383B (en) 1994-06-30 1995-06-30 Resinous composition for coating
DE1995123990 DE19523990A1 (de) 1994-06-30 1995-06-30 Harzförmige Zusammensetzung zum Beschichten

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