JPH08129977A - ゲッタースプリング及びこれを使用した陰極線管 - Google Patents

ゲッタースプリング及びこれを使用した陰極線管

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JPH08129977A
JPH08129977A JP6267664A JP26766494A JPH08129977A JP H08129977 A JPH08129977 A JP H08129977A JP 6267664 A JP6267664 A JP 6267664A JP 26766494 A JP26766494 A JP 26766494A JP H08129977 A JPH08129977 A JP H08129977A
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spring
getter spring
container
ray tube
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JP6267664A
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Chohachi Sato
長八 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/94Selection of substances for gas fillings; Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the tube, e.g. by gettering
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • H01J43/06Electrode arrangements
    • H01J43/18Electrode arrangements using essentially more than one dynode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J7/00Details not provided for in the preceding groups and common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J7/14Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the vessel
    • H01J7/18Means for absorbing or adsorbing gas, e.g. by gettering
    • H01J7/186Getter supports

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、陰極線管製造の際のゲッタ
ーフラッシュ工程に於いて、陰極線管の管体、即ちファ
ンネルガラス1に与える熱の影響の少ない構成を有する
ゲッタースプリング及びこれを使用した陰極線管を提供
することにある。 【構成】 本発明はゲッタースプリング及びこれを使用
した陰極線管に関し、ゲッタースプリング16とゲッタ
ーを収容したコンテナ15との接続を、箇所41で溶接
接続により固着し、他の箇所で上記ゲッタースプリング
16に小半球又は突起23を設けて摺動自在に一点接触
して、残余の部分は相互に離隔した状態で行い、ゲッタ
ースプリング16とコンテナ15の間の熱膨張差を吸収
可能にすると共にゲッターフラッシュ時にゲッタースプ
リング16への熱伝導を減少している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲッタースプリング及
びこれを使用した陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管は、テレビジョン受像機,コン
ピュータシステムの表示装置等に広く利用されている。
陰極線管の内部は高真空状態に保たれており、この高真
空度は主として陰極線管製造の際のゲッターフラッシュ
工程により達成される。
【0003】ゲッターフラッシュ工程は、陰極線管製造
の際の管体(ファンネルガラス)内を真空にする排気工
程の後に、予め陰極線管内部に配置されたバリウムBa
を主体とした金属であるゲッターを、管体外部より高周
波加熱(ゲッターに渦電流を発生させ発熱させる。)
し、この蒸発金属が凝縮するときに管体内部の残留気体
を吸収して管体内を一層高真空にする工程である。ま
た、この蒸発金属が管体内に残留している塵埃等を捕ら
えてファンネル内周面に蒸着する作用もある。
【0004】ゲッタースプリングは、その一端を陰極線
管に内蔵される電子銃に固定されファンネル内側傾斜面
に沿って延在して、先端部にこのゲッターを戴置(収
容)したコンテナ(容器)を支持する支持体としての機
能を果たしている。
【0005】図8は、従来使用されているゲッタースプ
リング81を示し、図9は従来使用されているコンテナ
15及びこのコンテナをゲッタースプリング81で支持
した状態を示し、、図10は陰極線管内にコンテナを支
持したゲッタースプリング81を取り付けた状態を示し
ている。
【0006】これらゲッタースプリング81は、一定の
強度をもち、耐熱性及び導電性の良好な材料、例えばS
US 304(スプリング材)から作られている。ま
た、コンテナ15は、ゲッターフラッシュ時における高
温に耐え得る材料、例えばSUS304から作られてい
る。
【0007】図8において、図8Aは従来のゲッタース
プリング81の整形前の正面図である。図8Aに示すよ
うに、ゲッタースプリング81は図でみて左右方向の長
手部分81a,bが約118〔mm〕、上下方向の短手
部分81cが約22〔mm〕の十字形の外形形状であ
る。左右方向に延在する長手部分81a,bは箇所82
で切断され、後で説明するように絶縁体21によって中
継ぎされる。
【0008】このゲッタースプリング81の長手部分8
1aは、図8Bにその側面図を示すように、陰極線管の
ファンネル本体の内側に設置された時にファンネル部傾
斜面に沿う(図10参照)ように段階的に屈曲整形され
る。複数の屈曲部、例えば図に示すようにI,II,III,IV,
V 及びVIの6箇所で順次、角度10°,20°,20
°,20°,15°,12°に夫々屈曲整形されてい
る。
【0009】長手部分81aの上端(破線円Cで示
す。)は、その詳細を図8Cに示すようにスプーン状の
湾曲部83を形成し、この湾曲部83の凸面側が図10
に示すように陰極線管ファンネル部内側の内部導電膜8
に接触する。この湾曲部83の形状は、凸面側が内部導
電膜に確実に接触し、また内部導電膜に傷を付けない為
のものである。
【0010】十字形状のゲッタースプリング81の上下
方向に延在する短手部分81cの両端は、その詳細を図
8Dに示すように、夫々湾曲部84a,84bを形成
し、これら湾曲部の凸側も内部導電膜8に確実に接触す
る。
【0011】一方、コンテナ15は、図9A,Bに示す
ように、ドーナッツ状の外形形状をもち、ゲッター92
を戴置(又は収容)する溝(凹部)91が形成されてい
る。ゲッター91を戴置(又は収容)したコンテナ15
を図9Bに示す。
【0012】ゲッタースプリング81の短手部分81c
の2箇所の湾曲部84a,84bは、このゲッター92
を戴置(又は収容)したコンテナ15の底面15aに係
合し、この係合する2箇所94a,94bでコンテナ1
5が溶接接続される(図9C参照)。従って、ゲッター
スプリング81,絶縁体21及びコンテナ15のアッセ
ンブリ(組立体)は、図9Dに示すようになる。
【0013】図10は、このアッセンブリが陰極線管に
組み込まれた状態を示す概略図である。ゲッタースプリ
ング81の一端が電子銃の内側偏向電極板3bに接続さ
れ、ゲッタースプリング81は絶縁板21を介してファ
ンネル部内側の傾斜面に沿って離隔しながら延在し、先
端湾曲部の凸面側及び短手部分の両端の各々の湾曲部の
凸側のみがファンネル部の内部導電膜8に接触してい
る。
【0014】ゲッタースプリング81がスプリング材よ
り作られているので弾性を有しており、また複数の屈曲
部がつくる全体の角度がファンネル部傾斜面の角度より
大きいことから、ゲッタースプリング81,絶縁体21
及びコンテナ15のアッセンブリを陰極線管の電子銃の
内側偏向電極板3bに取り付けたとき、ゲッタースプリ
ング先端及び短手部分両端の夫々の湾曲部の凸側のみ内
部導電膜8に接触し、その他の部分はファンネルガラス
1に沿って接触せずに浮いた状態にある。
【0015】なお、陰極線管の電子銃2に取り付けたゲ
ッタースプリング81を絶縁体21で中継ぎをしている
のは、表示装置として利用する時に、電子銃2(この従
来例の場合は内側変更電極板3b)から電気的に絶縁し
ないと放電する可能性があるので、これを絶縁して電子
銃2の電位がゲッタースプリング81を通って電子ビー
ムに影響を与えないようにするためである。
【0016】更に、ゲッタースプリング81の一部を陰
極線管のファンネル部の内側導電膜8に電気的に接触さ
せるのは、ゲッタースプリング81を陰極線管内で電気
的に浮いた状態にすると、ゲッタースプリング81が帯
電して電子ビームの進行方向に影響を与るようになるか
らである。従って、ゲッタースプリング81の一部を内
側導電膜8に電気的に接触して、電子ビームが正常に走
査するようにしている。
【0017】このゲッタースプリング81に支持された
ゲッター92は、陰極線管内に配置され、陰極線管製造
の際のゲッターフラッシュ工程において管体外部より高
周波加熱される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このゲッターフラッシ
ュ工程に於いて、高周波加熱され蒸発するゲッターは高
温になり、この高熱の為にゲッタースプリング81が接
触しているファンネルガラス1の接触箇所からクラック
(割れ目)が発生する危険性がある。
【0019】具体的には、ゲッターフラッシュ工程に於
いてゲッター92は高周波加熱され高温になり、ゲッタ
ーを戴置(又は収容)したコンテナ15で測定すると約
1200°Cに達する。このコンテナ15が直接に管体
のファンネルガラス1に接触すると、この高熱の為にフ
ァンネルガラス1の接触箇所からクラックが発生する。
これを防止するために、上述のようにコンテナ15が直
接にファンネルガラス1に接触しないように浮かし、更
にゲッタースプリング81先端部83及び短手部分の両
端部84a,84bのみ接触するように工夫されてい
る。
【0020】しかしこのような工夫をしても、ゲッター
スプリング81の管体のファンネルガラス1に接触して
いる箇所の温度は、平均値で約740°Cに達してい
る。
【0021】一方、ファンネルガラス1の耐熱強度の面
から検討すると、ゲッタースプリング81の接触箇所の
温度が約750°を越えると、ファンネルガラス1にク
ラックが発生する可能性があることが確認されている。
従って、従来のゲッタースプリング81を使用した陰極
線管のゲッターフラッシュ工程では、温度マージン(余
裕)は僅かに約10°Cしかなく、実際には、陰極線管
の仕様の相違,ゲッターの量,加熱時間,ゲッタースプ
リング81取付位置等の製造上のバラツキ,周囲温度等
の要因の変化によって、ファンネルガラス1にクラック
が発生することがあった。
【0022】更に、ゲッタースプリング81とコンテナ
15とは短手部分81cの両端2箇所93a,93b
(図9C)で溶接接続されているために、ゲッターフラ
ッシュ工程において、ゲッタースプリング81とコンテ
ナ15との間に温度差に起因する熱膨張の差が生じ、ゲ
ッタースプリング81に変形を生じたり、甚だしい場合
は溶接箇所が外れたりすることがあった。
【0023】従って、本発明の目的は、陰極線管製造の
際のゲッターフラッシュ工程に於いて、陰極線管の管
体、即ちファンネルガラス1に与える熱の影響の少ない
構成を有するゲッタースプリング81及びこれを使用し
た陰極線管を提供することにある。
【0024】更に本発明の目的は、従来使用されている
ゲッタースプリング81及び陰極線管に大幅な変更を加
えることなく、上述のファンネルガラス1のクラックの
発生という問題点を解決することにある。
【0025】更に本発明の目的は、ゲッタースプリング
81の製造,コンテナ15のゲッタースプリングへの取
り付け,ゲッタースプリングの陰極線管に対する配置等
において、従来技術に比較して低価格化を図ることにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゲッタース
プリング16は、例えば図2及び図4に示すように、ゲ
ッターを戴置したコンテナ15を支持するゲッタースプ
リング16において、ゲッタースプリング16とコンテ
ナ15との接続を、一の箇所41で固着し且つ他の箇所
で点接触して行い、ゲッターフラッシュ時にゲッタース
プリング16への熱伝導を減少するものである。
【0027】更に、本発明に係るゲッタースプリング1
6は、例えば図2及び図4に示すように、上述のゲッタ
ースプリング16の構成に加えて、ゲッタースプリング
16と上記コンテナ15との接続を、一の箇所41で溶
接接続により固着し、他の箇所で上記ゲッタースプリン
グ16に小半球又は突起23を設けて摺動自在に一点接
触して、残余の部分は相互に離隔した状態で行い、ゲッ
タースプリング16とコンテナ15の間の熱膨張差を吸
収可能にすると共にゲッターフラッシュ時に上記ゲッタ
ースプリングへの熱伝導を減少するものである。
【0028】更に、本発明に係るゲッタースプリング1
6は、例えば図1に示すように、陰極線管内部に配置さ
れ、ゲッターを収容したコンテナ15を支持するゲッタ
ースプリング16であって、ゲッタースプリング16
は、弾性材料からなり、陰極線管のファンネルガラス1
の傾斜面より大きい角度に全体的に整形され、且つその
一端は電子銃2に溶接接続により固着されて、ファンネ
ルガラス1の傾斜面に沿って離隔しながら延在し、他端
は凸部24を設けてファンネルガラス1に点接触して、
上記ファンネルガラス1内で固定され、ゲッタースプリ
ング16と上記コンテナ15との接続を、他端の凸部2
4から比較的遠い箇所41で溶接接続により固着し且つ
比較的近い箇所でゲッタースプリングに小半球又は突起
23を設けて摺動自在に一点接触して行い、ゲッタース
プリング16とコンテナ15の間の熱膨張差を吸収可能
にすると共にゲッターフラッシュ時にファンネルガラス
1への熱伝導を減少するものである。
【0029】更に、本発明に係る陰極線管は、図1に示
すように、ゲッターフラッシュ時に使用されるゲッター
を管体1内部に配置された陰極線管であって、ゲッター
を支持するために上述したゲッタースプリング16のい
ずれかを備えるものである。
【0030】
【作用】本発明に係るゲッタースプリングは、例えば図
2及び図4に示すように、ゲッタースプリング16とコ
ンテナ15との接続を、一の箇所41で固着し且つ他の
箇所で点接触して行っている。この為、ゲッターフラッ
シュ時に高温になったコンテナ15からゲッタースプリ
ング16への熱伝導は、ゲッタースプリング16とコン
テナ15とを全面的に接触した状態の接続に比較して熱
伝導路が固着箇所と点接触箇所とに限定されているた
め、著しく減少する。
【0031】更に、本発明に係るゲッタースプリング
は、例えば図2及び図4に示すように、上述のゲッター
スプリングの構成に加えて、ゲッタースプリング16と
コンテナ15との接続を、一の箇所41で溶接接続によ
り固着し、他の箇所でゲッタースプリング16に小半球
又は突起23を設けて摺動自在に一点接触して、残余の
部分は相互に離隔した状態で行っている。
【0032】従って、上述の作用に加えて、溶接箇所は
一方だけであり、他方は摺動自在、即ちフリーであり、
この間で生じるゲッタースプリング16とコンテナ15
の温度差に起因する熱膨張差を吸収可能にすることが出
来、ゲッタースプリング16が変形したり、溶接箇所4
1が外れたりすることはない。
【0033】更に、本発明に係るゲッタースプリング1
6は、例えば図1に示すように、弾性材料からなり、陰
極線管のファンネルガラス1の傾斜面より大きい角度に
全体的に整形され、且つその一端は電子銃2に溶接接続
により固着されて、ファンネルガラス1の傾斜面に沿っ
て離隔しながら延在し、他端は凸部24を設けてファン
ネルガラス1に点接触して、ファンネルガラス1内で固
定され、ゲッタースプリング16とコンテナ15との接
続を、他端の凸部24から比較的遠い箇所41で溶接接
続により固着し且つ比較的近い箇所で上記ゲッタースプ
リングに小半球又は突起23を設けて摺動自在に一点接
触して行っている。
【0034】従って、ゲッターフラッシュ時に高温にな
ったゲッターの熱は、ゲッタースプリング16とコンテ
ナ15とを全面的に接触した状態の接続に比較して熱伝
導路が固着箇所41と点接触箇所とに極めて限定されて
いるため、ゲッタースプリング16への熱伝導が減少す
る。また、溶接箇所は一方だけであり、他方は摺動自
在、即ちフリーであり、この間で生じるゲッタースプリ
ング16とコンテナ15の温度差に起因する熱膨張差を
吸収可能にすることが出来、ゲッタースプリング16が
変形したり、溶接箇所41が外れたりすることはない。
更に、ゲッタースプリング16がファンネルガラス1の
傾斜面に沿って接触しないで延在し、他端の凸部24で
上記ファンネルガラス1に点接触しているので、ゲッタ
ースプリング16の熱がファンネルガラス1に熱伝導す
るのはこの点接触箇所のみであり、ファンネルガラス1
に与える影響が極めて少ない。更に従来のゲッタースプ
リングが短手部分の両端の湾曲部でコンテナ15が溶接
され、その溶接箇所から極めて近い湾曲部凸面側3箇所
でファンネルガラス1に接触していたのに比較して、本
発明に係るゲッタースプリング16とコンテナ15の間
の溶接箇所41は、ゲッタースプリング16のファンネ
ルガラス1に接触する先端湾曲部24から相対的に遠い
位置にあり、この為コンテナ15で発生した熱の熱伝導
路が相対的に長くなり伝わり難くなっている(図4C参
照)。
【0035】更に、本発明に係る陰極線管は、図1に示
すように、ゲッターフラッシュ時に使用されるゲッター
を管体1内部に配置された陰極線管であって、ゲッター
を支持するために上述したゲッタースプリング16のい
ずれかを備えている。
【0036】従って、陰極線管製造の際のゲッターフラ
ッシュ時において、ゲッターの発生する熱が陰極線管の
ファンネルガラス1に伝わりにくいためファンネルガラ
ス1に損傷を与えず、陰極線管の品質の向上が図れる。
【0037】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明にかか
るゲッタースプリング及びこれを使用した陰極線管の一
実施例を説明する。
【0038】先ず、実施例にかかる陰極線管とゲッター
スプリングの概要を、簡単に説明する。図1は本実施例
にかかる例えばトリニトロン受像管の場合のカラー陰極
線管の要部の断面図である。陰極線管の構造は大別し
て、パネル部分、ファンネル部分(漏斗状部分)及びネ
ック部分からなる。ファンネル部分とネック部分とは、
ネック溶接部において溶接されている。なお、ファンネ
ル部分及びネック部分を総称してファンネルともいう。
【0039】同図中、符号1は管体(「ファンネルガラ
ス」ともいう。)、2はネック部分内に配置された電子
銃2で、この電子銃2は順次配置された第1グリッドG
1、第2グリッドG2、第3グリッドG3、第4グリッ
ドG4、第5グリッドG5とコンバーゼンスプレート
(偏向電極板)3からなっている。ここで典型的には、
第1グリッドG1と第2グリッドG2はカソードレン
ズ、即ち物点形成領域を構成し、第2グリッドG2と第
3グリッドG3はプリフォーカスレンズ(前段レンズ)
を構成し、第3グリッドG3、第4グリッドG4及び第
5グリッドG5は主集束レンズ(メインレンズ)を構成
する。
【0040】トリニトロン受像管の場合、ネック部分に
内蔵された電子銃2は単電子銃形で、3個のカソードK
R ,KG 及びKB から発射された電子ビームは、主集束
レンズの中心で交差した後、離散するが、これを静電ま
たは電磁的にコンバージェンス(集中)し、色選別機構
であるアパーチャーグリル(格子)(図5Cの符号62
参照)を通り再び一点に集中させ蛍光面17に当てる方
式である。
【0041】電子レンズの構成としては数多くの電子レ
ンズ系が考案されているが、例えば単一メインレンズ型
電子レンズのユニポテンシャルフォーカス(UPF)で
は、第3グリッドG3と第5グリッドG5とは例えば導
電線5によって電気的に接続されてアノード電圧(高
圧)HVがアノードボタン(図示せず)から同軸ケーブ
ル12の外側導体12a,外側導体に接続しているC字
状の金属板よりなる板バネ13を介して内部導電膜8,
内部導電膜に接触している導電性接触子15を介して印
加される。
【0042】第4グリッドG4に対しては、ネック部分
の端部のステム1cを貫通した端子ピン6から導電線7
を介して、0〜数百Vの比較的低い電圧が供給される。
こうして第3グリッドG3、第4グリッドG4及び第5
グリッドG5により、UPF型の主集束レンズが構成さ
れる。
【0043】コンバージェンス手段3は、相対向する内
側偏向電極板3a,3bと、その外側に配置された外側
偏向電極板3c,3dからなる。内側偏向電極板3a,
3bに対しては、これに機械的且つ電気的に接続された
第5グリッドG5からアノード電圧HVが供給される。
外側偏向電極板3c,3dに対しては、アノードボタン
(図示せず)から同軸ケーブル12の中心導体12bを
通ってアノード電圧より数百V低いコンバージェンス電
圧CVが印加されている。
【0044】次に、陰極線管とゲッタースプリングの関
係について説明を続ける。このような陰極線管におい
て、電子銃2のコンバージェンス手段3の内側偏向電極
板3a,3bのいずれか一方(例えば、3b)には、帯
状金属板からなるゲッタースプリング16がの一端が取
り付けられ、このゲッタースプリング16の反対側の他
端近傍には、ゲッター材を戴置(又は収容)したコンテ
ナ15が取り付けられている。このゲッタースプリング
16は、絶縁体21を介して中継ぎされている。ゲッタ
ースプリング16はファンネルガラス1の傾斜面から例
えば約2〔mm〕の間隔をおいて傾斜面に沿って延在
し、その他端はコンテナ15の取付箇所より少し長く延
在し、陰極線管のファンネル内側面に被覆された内部導
電膜8に接触している(図4C参照)。
【0045】次に、ゲッタースプリング及びコンテナに
ついて説明を続ける。ゲッタースプリング16は、従来
のゲッタースプリング16と同様に、例えばステンレス
SUS 304(スプリング材)のような帯状金属を整
形して作られる。従来のゲッタースプリング16が十字
形の外形形状(図8A)であったのに対して、図2Aに
示すように本実施例にかかるゲッタースプリング16は
概して細長い矩形状(短冊状)であり、十字形の左右方
向に延在する短手部分が無く、簡素化されている。この
ゲッタースプリング16に固定されるコンテナ15は従
来のコンテナ15と同様であり(図9A,B参照)、ド
ーナッツ形状の凹部(溝)を形成した容器であり、その
凹部内にゲッター92が戴置(又は収容)されている。
【0046】本実施例にあたって使用したゲッタースプ
リング16,コンテナ15及び絶縁体21の外形寸法を
以下に記す(単位:〔mm〕)。しかし、これらは例示
であって、陰極線管の仕様,サイズ等に対応して変更さ
れることは勿論である。 ゲッタースプリング:長さ114.2×幅4×厚さ0.
25 SUS304(スプリング材) コンテナ15:外径21φ×内径13φ×高さ2 SUS304材 絶縁材:長さ15×幅4×厚さ1.8 アルミナセラミック材
【0047】ゲッタースプリング16は、内側偏向電極
板3に溶接等により固着される一端に近い箇所27で切
断され、従来のゲッタースプリング16と同様に絶縁体
21で中継ぎされて、残余の部分とは電気的に絶縁され
ている。
【0048】この絶縁体21としては、従来と同様に例
えばアルミナ絶縁体21を用いる。図3Bに示すよう
に、この絶縁体21には、中空リベット22a,22b
が挿入される透孔23a,23bが設けられると共に、
夫々の透孔の外側に位置する一主面より突出する円錐状
の凸起24a,24bが設けらている。
【0049】一方ゲッタースプリング16を構成する2
つの部材16a,16bの夫々の端部には、絶縁体21
の透孔23a,23bに対応する孔25a,25bが設
けられると共に、絶縁体21の凸起24a,24bに勘
合する係合孔26a,26bが設けられる。図3Aに示
すようにこの絶縁体21の一主面上に各ゲッタースプリ
ング16a及び16bの端部を相互に間隔Dを空けて夫
々配置する。このとき、絶縁体21の凸起24a,24
bを各ゲッタースプリング16a,16bの係合孔26
a,26b及びに夫々勘合せしめると共に絶縁体21の
透孔23a,23bを各ゲッタースプリング16a,1
6bの孔25a,25bに一致するように位置決めす
る。
【0050】図3Bに示すように、この状態で絶縁体2
1の裏面から、例えばアルミニュウム製の中空リベット
22a,22bを絶縁体21の透孔23a,23b及び
ゲッタースプリング16a,16bの孔25a,25b
に挿入した後、各々のリベット22a,22bをゲッタ
ースプリング16側より加圧しかしめて一体化する。
【0051】この中継ぎ法によれば、2つのゲッタース
プリング16a及び16bを中継ぎするに際し、絶縁体
21とゲッタースプリング16a,16bとをリベット
22a,22bでかしめ付けると共に、凸起24a,2
4bを係合孔26a,26bに勘合することにより、夫
々1個のリベット22a,22bでゲッタースプリング
16a,16bと絶縁体21との固定が確実に行え且つ
両者間での回転も阻止できる。また、絶縁体21の凸起
24a,24bの形状を円錐状にしているため、ゲッタ
ースプリング16a,16bの係合孔26a,26bの
寸法に多少の誤差が生じてもしっかりと勘合しガタが生
じない。
【0052】絶縁体21上のゲッタースプリング16a
及び16bの間隔Dは、絶縁体21表面の帯電防止の為
には出来るだけ狭い方が好ましいが、沿面放電を起こさ
ないようにする為に一定寸法以上は必要であり、本実施
例では約5〔mm〕としている。但し、陰極線管の仕様
の相違により使用電圧が比較的低い場合は、更に狭くで
きる。図3Cは、このようなゲッタースプリング16に
おける、両ゲッタースプリング間の間隔D〔mm〕と、
その間隔での放電開始電圧〔kV〕との関係を示す特性
図であり、この間隔−放電開始電圧特性に基づき適当な
間隔Dが決定される。
【0053】この絶縁体21の取付位置には、ゲッター
フラッシュ時のゲッターの飛散の影響を避ける為にはコ
ンテナ15より出来るだけ離れていることが好ましく、
このため本実施例では電子銃2の内側偏向電極板3に近
い箇所27でゲッタースプリング16を切断し絶縁体2
1で中継ぎしている。
【0054】両ゲッタースプリング16a及び16bを
絶縁体21で中継ぎした後、ゲッタースプリング16b
の一端を電子銃2の内側偏向電極板3a,3bの一つ
に、例えば溶接等により固着する。
【0055】絶縁体21に接続されたゲッタースプリン
グ16の残余の部分は、陰極線管のファンネル部分の内
側に設置されたとき、管体1のファンネル部分の傾斜面
に沿って延在するように、例えば図2Bに示すように複
数の屈曲部I,II,III,IV,V,VI及びVII で順次、角度10
°,20°,20°,20°,15°,10°及び3°
に夫々屈曲されている。
【0056】所望により、図2A,図4Aに示すよう
に、屈曲部VIとVII の間の箇所から長さ約4〔mm〕に
わたって、コンテナ15を例えば溶接等で接続するため
の幅広部分21を部分的に形成してもよい。例えば、他
の部分が幅約4〔mm〕であるのに対してこの幅広部分
は幅約5.5〔mm〕になっている。所望により、幅広
部分21より少し手前の箇所から幅広部分全体に亘って
図2Cにその断面図で示すような長さ方向に延在する
(コンテナ15搭載面から見て)凹部又は溝22を設け
て、この部分のゲッタースプリング16の曲げ強度を向
上させてもよい。
【0057】屈曲部VII から少し先方の箇所に、コンテ
ナ15搭載面に突出する例えば半径約1〔mm〕程度の
小半球(または突起)23を形成する。この小半球23
は、ゲッタースプリング16の外形を打ち抜き成形する
時に同時に適当な凸起物を裏面から押圧して形成するこ
とが出来る。この小半球23と幅広部分21の間隔S
(図4A参照)は、ドーナッツ状のコンテナ15の外周
円直径と内周円直径の平均値に略等しい。この為、図4
Bに示すように、コンテナ15の底15aを幅広部分2
1に整合して位置決めするとこの小半球23の頂点がコ
ンテナ15の底面部15aに当接し、その他の部分は接
触せず離れた位置関係になる。ゲッタースプリング16
とコンテナ15とをこのような位置関係に置いて、ゲッ
タースプリング16の幅広部分21の長さ方向ほぼ中央
で且つ幅方向端部に近い箇所(2ポイント)41a,4
1bで、例えば溶接等により固着する(図4A参照)。
コンテナ15の底面部15aとゲッタースプリング16
の小半球23とは、摺動自在に当接している。従って、
両者に熱膨張の差が生じてもゲッタースプリング16に
変形が生じることもなくまた余分なストレスも生じな
い。
【0058】従来のゲッタースプリングに比較して、図
4Cに示すように、ゲッタースプリング16の他端はこ
のコンテナ15取付箇所より更に先方まで延在し、先端
に湾曲部24を形成して、この湾曲部24が陰極線管の
内側面に被覆された内部導電膜8に一点で接触してい
る。従来のゲッタースプリング16の長さ約118〔m
m〕より本発明にかかるゲッタースプリング16の全長
を約8〔mm〕程長くし、また屈曲部の数を1つ多く7
箇所とし、全体の曲げ角度を若干大きくして、一点接触
でも陰極線管内で確実に固定されるようにしている。
【0059】次に、製造方法及び取り付けについて説明
する。ゲッタースプリング16は、例えば厚さ0.25
〔mm〕のSUS 304(スプリング材)を打ち抜き
加工し整形して形成する。所望ならば、この打ち抜き加
工時と同時に、小半球23,湾曲部24及び所望の場合
長さ方向延在の凹部22を整形することが、作業能率の
向上による低価格化のためにも望ましい。
【0060】また、図5に示すように、従来のゲッター
スプリング81の外形形状が十字形状であったのに対し
て(図5B)、この実施例にかかるゲッタースプリング
16のそれは短手部分を無くした略矩形形状(短冊形
状)にしたことにより(図5A)、材料取りの面からも
無駄が無く、約1/3の素材で製造出来、材料費の面か
らも低価格化につながっている。なお、従来のゲッター
スプリングにおいても材料取りを改善するために、図5
Aに示すように斜めに取ることも行った。しかしこのよ
うにすると、ゲッターフラッシュ時の熱でゲッタースプ
リングに捻れ現象が発生する。しかし、本実施例に係る
ゲッタースプリングは、図5Aに示すように素材に対し
て垂直に材料取りをしているため、このような捻れ現象
は生じない。
【0061】ゲッタースプリング16の陰極線管への取
付の概略を、図6及び図7に示す。 1)パネル61内側面上に、蛍光体スラリーを塗布し現
像し(図7の工程711)、中間膜を塗布し(工程71
2)、メタルバック工程によりアルミニュウム薄膜の反
射膜を蒸着する(工程713)。アパーチャグリル62
を組み込む(工程714)。 2)別個に製造したファンネル63をこのパネル61と
組み合わせて(工程715)、接合面のフリット(半田
ガラス)を融解・結晶化して固着する(工程716)。 3)電子銃にゲッタースプリングを取り付け(工程74
1)、その後、ネック部分64に電子銃2を設置し、ス
テム部,ネック部分を封着し(工程717)、管体内部
の空気を排気して真空にする(工程718)。 4)この排気工程の後、ゲッターフラッシュ工程に於い
て、管体内部を一層高真空にする(工程719)。 5)エージング工程(工程720),検査工程等を経
て、完成する。
【0062】上述のゲッターフラッシュ工程に於いて、
コンテナ15内のゲッターをファンネル外部より高周波
加熱装置41により加熱して蒸発させ(図4C)、バリ
ウム(Ba)を管体内面にフィルム状に蒸着させる。ゲ
ッターフラシュされた陰極線管はエージング工程に於い
て、ヒータが点火されると同時に第1グリッドG1,第
2グリッドG2に電圧が与えられカソードに電流が流さ
れると、これによって管内の残留気体は容易にゲッター
に吸収されて高真空になる。
【0063】次に、本実施例を機能・作用の面から説明
する。本実施例のポイントは、ゲッターフラッシュ時に
ゲッターの発生する熱がファンネルガラス1に熱伝達す
るのを減少することにある。
【0064】先ず、図4Bに示すように、ゲッターを戴
置したコンテナ15とゲッタースプリング16との接触
面で、熱障壁(バリアー)を築いている。即ち、ゲッタ
ースプリング16は、幅広部分でコンテナ底面部の1箇
所41で溶接され、且つ小半球23の先端でコンテナ1
5底面に点接触し、その他の部分は離隔した状態でコン
テナ15を支持している。この構成を採択することによ
り、ゲッターフラッシュ工程に於いて、コンテナ15内
に置かれたゲッターが管体外部から高周波加熱され(図
4C参照)、例えば約1200°Cの高温になっても、
両者の間は、溶接箇所と点接触箇所以外では熱障壁とな
る空間が占め、この空間は排気工程後の真空状態のため
空気の対流は起こらず、熱が伝わらない。更に、接触箇
所は溶接箇所と点接触箇所とに限定されているために、
熱伝導はかなり減少できる。特に、点接触箇所は微小面
積であるため、大量の熱が急速に伝わることはない。
【0065】次に、図4Cに示すように、熱伝導路の長
さを工夫している。即ち、比較的多い熱が伝わる溶接箇
所41は、ゲッタースプリング16を長さ方向に熱伝導
して(先端の湾曲部24で接触する)管体1のファンネ
ルガラス1に到達するにはかなりの距離があるために、
温度がかなり低下することが期待出来る。また、もう一
つの熱伝導路であるコンテナ15底面と点接触する小半
球23を通ってゲッタースプリング16を熱伝導する熱
伝導路は、比較的熱伝導路が短いが、点接触の接触面積
は極めて微小であるために多量の熱が急速に伝導するの
は困難である。
【0066】更に、ゲッタースプリング16とファンネ
ルガラス1との接触面は、ゲッタースプリング先端の接
触面を凸面形状24として点接触にしているため接触面
積は限定されている。
【0067】なお、ゲッター92及びコンテナ15か
ら、直接熱放射(輻射)される熱量は、上述のゲッター
スプリング16を通って熱伝導する熱に比較して少なく
無視し得る。
【0068】実施例を効果の面から説明すると、本実施
例にかかるゲッタースプリング16を使用した場合、ゲ
ッターフラッシュ時のゲッタースプリング16先端湾曲
部24とファンネルガラス1との接触面の温度は、実測
の平均値で約640°Cであった。従来のゲッタースプ
リング81を使用した場合に接触面の温度が平均値で約
740°Cであったのに比較して、約100°C低下し
ている。ファンネルガラス1の耐熱温度が約750°C
であることより、従来技術では、平均値で僅か10°C
の温度マージンしかなかったが、本実施例にかかるゲッ
タースプリング16を使用することによって温度マージ
ンは110°Cに拡大している。この為、陰極線管の仕
様の相違,製造のバラツキ等を考慮しても、ゲッターフ
ラシュ工程においてファンネルガラス1にクラック発生
が生じない陰極線管を提供することが可能となった。
【0069】更に、本実施例にかかるゲッタースプリン
グ16を使用した場合、ゲッタースプリング16とコン
テナ15とは、1箇所が溶接で接続され、他の1箇所は
摺動自在に点接触で支持されているために、ゲッターフ
ラッシュ工程時にゲッター92が加熱されコンテナ15
がゲッタースプリング16より相対的に高温になって
も、コンテナ15とゲッタースプリング16との熱膨張
の差に起因するゲッタースプリング16の変形、溶接箇
所の外れは生じなかった。
【0070】更に、本実施例にかかる陰極線管及びこれ
に使用されるゲッタースプリング16の組み合わせは、
従来技術の陰極線管及びゲッタースプリング16の組み
合わせに大幅な変更を加えることなく、ゲッタースプリ
ング16の外形形状を若干変更するだけで、従来技術の
有するファンネルガラス1のクラックの発生という問題
点を解決することが可能となった。
【0071】更に、本実施例にかかるゲッタースプリン
グ16は、従来技術のゲッタースプリング16に十字形
形状から横方向に延在する部分を取り去ったため、材料
取りの面でも従来より約1/3の材料で作ることが出
来、材料費の面において低価格化を達成できる(図5参
照)。
【0072】更に、本実施例にかかるゲッタースプリン
グ16は、必要に応じて、コンテナ15に対して1箇所
2ポイントの同時溶接接続されるため(図4A参照)、
従来の別個に2箇所の溶接作業を要していたのに比較し
(図9C参照)、作業費の面においても低価格化を達成
できた。なお、点接触を形成する小半球23は、材料か
らの打ち抜き成形時に同時に形成することが出来る。
【0073】最後に、本実施例の変形例について説明す
る。上述のように本発明に係るゲッタースプリング16
及びこれを使用した陰極線管の一実施例について説明し
た。しかし、本発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではない。当業者であるならば、本発明の技術的範囲内
で種々の変更がなし得ることは勿論である。
【0074】例えば、上述の実施例では特定の型の陰極
線管について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、ゲッターフラッシュを利用して真空度を高め
るあらゆる種類の陰極線管に適用される。
【0075】更に、上述の実施例ではゲッタースプリン
グ16の一端は電子銃2の内側偏向電極板3bに固定さ
れている。しかし、本発明ではこれに限定されるもので
なく、ゲッタースプリング16は陰極線管内で固定され
れば十分であり、例えば電子ビームに影響の少ない位置
で電子銃2の適当な任意の箇所に固定されれば良い。
【0076】更に、上述の実施例ではゲッタースプリン
グ16とコンテナ15の接続は、一の箇所における(2
ポイントの)溶接接続と他の箇所におけるゲッタースプ
リング16に形成した小半球又は突起23を介しての一
点接触とによって行われている。しかし、本発明は両者
間の熱伝導を減少させれば十分であり、これに限定され
るものでない。溶接接続は、上述したゲッタースプリン
グ16の幅広部分21を十分大きく設けることで1ポイ
ント溶接にしても安定して固定可能となり、反対に必要
に応じて3ポイント以上の溶接接続をしても良い。
【0077】更に、ゲッタースプリング16に形成した
小半球又は突起23を介しての一点接触に関しても、こ
れに限定されるものでない。本発明では、点接触が達成
できれば十分であり、ゲッタースプリング16とコンテ
ナ15のいずれか一方又は双方を適当な形状にすること
で点接触は可能になる。例えば、これら小半球又は突起
23をゲッタースプリング16に形成するのではなく、
逆にコンテナ15の底面部15aに設け、ゲッタースプ
リング16は平坦なものとしても良い。あるいは、一方
に峰状の適当な長さ延在する凸部を設け、他方にこれと
直交方向に適当な長さ延在する凸部を設けることによ
り、接触面は点接触になる。また、実施例では一点接触
について例示したが、接触箇所の個数は一点に限定され
ない。本発明は点接触であれば十分であり、2点以上の
点接触でも良い。
【0078】更に、ゲッタースプリング16の先端のフ
ァンネルガラス1に接触する部分は、スプーン状の湾曲
部24を例示したが、これに限定されるものではない。
本発明は、接触面積が少なければ十分であり、このため
接触面積を減少するように工夫されたあらゆる形状が考
えられる。
【0079】上述の種々の変形は、本発明が実施される
際、その特定の陰極線管のファンネルガラス1の耐熱温
度、ゲッターフラッシュ時のゲッタースプリングの接触
部の温度、仕様上定めた温度マージン、製造価格等を考
慮して、随意に採択し得る。
【0080】
【発明の効果】本発明にかかる陰極線管は、ゲッターフ
ラッシュ時に熱伝導が少ないゲッタースプリングの構成
を採択しているために、陰極線管の品質の向上する利益
がある。
【0081】更に本発明は、従来のゲッタースプリング
及び陰極線管に大幅な変更を加えることなく、ファンネ
ルガラスのクラック発生を回避でき、歩留まりの大幅な
向上が可能となる。
【0082】更に本発明は、従来技術に比較して低価格
化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるゲッタースプリング及
びこれを使用した陰極線管の断面を示す図である。
【図2】本発明の実施例にかかるゲッタースプリングを
示す図である。ここで、図2(A)は整形前のゲッター
スプリング形状を説明する図であり、図2(B)は整形
後のゲッタースプリングの湾曲状態を説明する図であ
り、図2(C)はC−C′断面を表す図であり、図2
(D)は小半球が形成された部分の断面D−D′を表す
図である。
【図3】本発明の実施例にかかるゲッタースプリングを
絶縁体で中継ぎする状況を説明する図である。ここで、
図3(A)はゲッタースプリングの中継ぎ部分の斜視図
であり、図3(B)はゲッタースプリングの中継ぎ部分
の断面図であり、図3(C)は中継ぎ部分の間隔と放電
開始電圧の関係を表す特性図である。
【図4】本発明の実施例にかかるゲッタースプリングと
コンテナとの関係を説明する図である。ここで、図4
(A)はコンテナを取り付けたゲッタースプリングを裏
面からみた図であり、図4(B)はコンテナを取り付け
たゲッタースプリングを側面からみた図であり、図4
(C)はコンテナを取り付けたゲッタースプリングを陰
極線管に取り付けた状態を示す図である。
【図5】ゲッタースプリングの材料取りを説明する図で
ある。
【図6】本発明の実施例にかかるゲッタースプリング及
びこれを使用した陰極線管の組立状況を説明する図であ
る。
【図7】本発明の実施例にかかるゲッタースプリング及
びこれを使用した陰極線管の組立工程を説明するフロー
チャートである。
【図8】従来のゲッタースプリングを示す図である。こ
こで、図8(A)は整形前のゲッタースプリング形状を
示す図であり、図2(B)は整形後のゲッタースプリン
グの湾曲状態を説明する図であり、図2(C)は破線円
Cの詳細を表す図であり、図2(D)は破線円Dの詳細
を断面D−D′で表す図である。
【図9】従来のゲッタースプリングとコンテナとの関係
を説明する図である。ここで、図9(A)はコンテナの
断面図であり、図9(B)はゲッターを内包したコンテ
ナの斜視図であり、図9(C)はこのコンテナを取り付
けたゲッタースプリングを裏面からみた斜視図であり、
図4(D)はコンテナ,ゲッタースプリング及び絶縁体
のアッセンブリの斜視図である。
【図10】従来のゲッタースプリングを使用した陰極線
管の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 管体 2 電子銃 3 コンバーゼンス手段 3a,3b 内側偏向電極板 3c,3d 外側偏向電極板 8 内側導電膜 15 コンテナ 16 ゲッタースプリング 21 幅広部分 23 小半球又は突起 24 湾曲部 91 ゲッター
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】ゲッタースプリング81の短手部分81c
の2箇所の湾曲部84a,84bは、このゲッター92
を戴置(又は収容)したコンテナ15の底面15aに係
合し、この係合する2箇所9a,9bでコンテナ1
5が溶接接続される(図9C参照)。従って、ゲッター
スプリング81,絶縁体21及びコンテナ15のアッセ
ンブリ(組立体)は、図9Dに示すようになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】絶縁体21に接続されたゲッタースプリン
グ16の残余の部分は、陰極線管のファンネル部分の内
側に設置されたとき、管体1のファンネル部分の傾斜面
に沿って延在するように、例えば図2Bに示すように複
数の屈曲部I,II,III ,IV,V,VI及びVII で順次、
角度10°,20°,20°,20°,15°,1°
及び3°に夫々屈曲されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲッターを戴置したコンテナを支持する
    ゲッタースプリングにおいて、 該ゲッタースプリングと上記コンテナとの接続を、一の
    箇所で固着し且つ他の箇所で点接触して行い、ゲッター
    フラッシュ時に上記ゲッタースプリングへの熱伝導を減
    少したことを特徴とするゲッタースプリング。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゲッタースプリングに
    おいて、 該ゲッタースプリングと上記コンテナとの接続を、一の
    箇所で溶接接続により固着し、他の箇所で上記ゲッター
    スプリングに小半球又は突起を設けて摺動自在に一点接
    触して、残余の部分は相互に離隔した状態で行い、上記
    ゲッタースプリングと上記コンテナの間の熱膨張差を吸
    収可能にすると共にゲッターフラッシュ時に上記ゲッタ
    ースプリングへの熱伝導を減少したことを特徴とするゲ
    ッタースプリング。
  3. 【請求項3】 陰極線管内部に配置され、ゲッターを収
    容したコンテナを支持するゲッタースプリングにおい
    て、 該ゲッタースプリングは、弾性材料からなり、上記陰極
    線管のファンネルガラスの傾斜面より大きい角度に全体
    的に整形され、且つその一端は電子銃に溶接接続により
    固着されて、該ファンネルガラスの傾斜面に沿って離隔
    しながら延在し、他端は凸部を設けて上記ファンネルガ
    ラスに点接触して、上記ファンネルガラス内で固定さ
    れ、 上記ゲッタースプリングと上記コンテナとの接続を、上
    記他端の凸部から比較的遠い箇所で溶接接続により固着
    し且つ比較的近い箇所で上記ゲッタースプリングに小半
    球又は突起を設けて摺動自在に一点接触して行い、 上記ゲッタースプリングと上記コンテナの間の熱膨張差
    を吸収可能にすると共にゲッターフラッシュ時に上記フ
    ァンネルガラスへの熱伝導を減少したことを特徴とする
    ゲッタースプリング。
  4. 【請求項4】 ゲッターフラッシュ時に使用されるゲッ
    ターを管体内部に配置された陰極線管において、 該ゲッターを支持するために請求項1乃至3のいずれか
    一項に記載のゲッタースプリングを備えたことを特徴と
    する陰極線管。
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