JPH1083769A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPH1083769A
JPH1083769A JP23958496A JP23958496A JPH1083769A JP H1083769 A JPH1083769 A JP H1083769A JP 23958496 A JP23958496 A JP 23958496A JP 23958496 A JP23958496 A JP 23958496A JP H1083769 A JPH1083769 A JP H1083769A
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JP
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cylinder
holder
cylinder holder
glass
grid
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JP23958496A
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English (en)
Inventor
Shigeo Nakadera
茂夫 中寺
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスシリンダと第3グリッド等の電極との
連結強度の信頼性を高めて、静電レンズを形成する抵抗
層へ所望の電位を安定的に供給し、電子ビームの集束を
適当に行う。 【解決手段】 バルブ10のネック部13内に、電子ビ
ーム形成部25、集束構造部16および電子ビームの軸
合わせを行うための支持部を電子ビームの射出方向に順
次連結してなる電子銃とを備えた陰極線管において、絶
縁性中空シリンダ14の一方の端部と電子ビーム形成部
25の電極、および絶縁性中空シリンダ14の他方の端
部と支持部の少なくとも一方を、シリンダ保持体12,
17を介して連結するとともに、シリンダ保持体12,
17の熱膨脹係数を絶縁性中空シリンダ14の熱膨脹係
数より大きく設定した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等に用いられる陰極線管に関し、詳しくは陰極線管を
構成する電子銃の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面・高解像度のテレビジョン
受像機として、陰極線管を用いた投写型のテレビジョン
受像機の開発が盛んである。この陰極線管に用いられる
電子銃において、電子銃から発せられる電子ビームを集
束させる方法としては、静電レンズを用いたものが知ら
れている。
【0003】高解像度のテレビジョン受像機を実現する
ためには、球面収差の小さい静電レンズが必要となる。
一般に、レンズ径を大きくすれば、球面収差を小さくす
ることができるが、静電レンズの場合、レンズ最大径は
陰極線管のネック部の内径によって制限される。したが
って、通常、静電レンズにおける球面収差の大きさは陰
極線管の大きさ(ネック部の内径の大きさ)によって決
まるので、球面収差の小さい静電レンズを得るために
は、陰極線管全体の設計変更が必要となる。
【0004】陰極線管におけるネック部の内径に制限さ
れずに球面収差を減少させることが可能な静電レンズを
得る技術としては、例えば、米国特許第3143681
号(明細書)、または特開平1−225044号公報に
開示されている技術がある。この特開平1−22504
4号公報には、静電レンズ形成部として螺旋状の電気的
な抵抗構造部を有する陰極線管が示されている。
【0005】以下、図8に基づいて従来の技術に係る陰
極線管について説明する。この図8は、従来技術に係る
陰極線管の基本構造の断面図を示している。この陰極線
管には、ネック部13の内部に、集束構造部16および
電子ビーム形成部25等を有する電子銃が備えられてい
る。集束構造部16は、ガラスシリンダ14の内壁に螺
旋状に設けられた抵抗層5を用いて構成されている。電
子ビーム形成部25は、第1グリッド19、第2グリッ
ド20および第3グリッド18を金属ブラケットを介し
てマルチフォームロッド3に固定して構成されている。
【0006】集束構造部16を構成しているガラスシリ
ンダ14の一方の端面は、平らな金属リング24aを介
して、電子ビーム形成部25を構成している第3グリッ
ド18に溶着により固定連結されて、ガラスシリンダ1
4の内壁に設けられた抵抗層5が第3グリッド18と電
気的に接続される。ガラスシリンダ14の他方の端面に
も平らな金属リング24bが溶着されており、この金属
リング24bには4つのばね8が設けられている。これ
らのばね8は、電子銃をネック部13内で軸合わせする
とともに、内面ダック22と電気的に接続する機能をも
有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る陰極線管を構成している電子銃において
は、ガラスシリンダ14に金属リング24a,24bを
溶着する場合の溶着工程、または金属リング24aを第
3グリッド18等へ溶接するときの溶接工程の際に、熱
エネルギーによってガラスシリンダ14に微小な割れが
発生することがある。このような割れが存在すると、僅
かな衝撃や電子銃がネック部内へ挿入された状態で受け
る応力によって割れが伸長し、ガラスシリンダ14と金
属リング24a,24bとの連結がはずれてしまう。そ
うすると、静電レンズを形成する抵抗層5に所望の電位
を供給することができず、電子ビームの集束を適当に行
うことができなくなる。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、特にガラスシリンダ14と第3グリ
ッド18等との連結強度の信頼性を高めて、静電レンズ
を形成する抵抗層へ所望の電位を安定的に供給し、電子
ビームの集束を適当に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、一方側内面に蛍光面が形成され、他方側に
ネック部が形成されたバルブと、前記ネック部内に、カ
ソードと電極とを有する電子ビーム形成部、内面に抵抗
層が形成された絶縁性中空シリンダを有する集束構造部
および電子ビームの軸合わせを行うための支持部を電子
ビームの射出方向に順次連結してなる電子銃とを備えた
陰極線管において、前記絶縁性中空シリンダの前記電子
ビーム形成部側の端部と前記電子ビーム形成部の電極、
および前記絶縁性中空シリンダの前記蛍光面端部と前記
支持部の少なくとも一方を、前記絶縁性中空シリンダの
同軸上に孔を有するシリンダ保持体を介して連結すると
ともに、前記シリンダ保持体の熱膨脹係数を前記絶縁性
中空シリンダの熱膨脹係数より大きく設定したことを特
徴とする。
【0010】このような構成にすれば、前記絶縁性中空
シリンダがガラス等で形成されている場合には、前記絶
縁性中空シリンダの割れ等を効果的に防止することがで
きるので、前記絶縁性中空シリンダと前記電極(グリッ
ド)との連結強度を向上させることが可能となる。上記
構成においては、溶着工程で温度が下降するときに、前
記絶縁性中空シリンダの収縮よりも前記シリンダ保持体
の収縮の方が大きいので、前記絶縁性中空シリンダに対
して圧縮応力がかかるが、ガラスは引張り強さよりも圧
縮強さの方が大きいので、容易には前記絶縁性中空シリ
ンダに対して割れが生じないからである。したがって、
ガラス以外であっても、引張り強さよりも圧縮強さの方
が大きい材料を用いて前記絶縁性中空シリンダを形成す
れば、同様の効果を得ることができる。ここで、電子ビ
ームの軸合わせを行うための支持部としては、ばね等の
弾性力を有する部材、または適当に電子ビームの軸合わ
せを行うことが可能な部材を用いることができる。
【0011】また、前記シリンダ保持体の孔の内径が、
前記絶縁性中空シリンダの外径より大きく形成され、前
記絶縁性中空シリンダが前記シリンダ保持体の一部に挿
入されていることが好ましく、前記シリンダ保持体の一
端につばが形成され、前記絶縁性中空シリンダの端面と
前記シリンダ保持体のつばとが連結されていることが好
ましい。
【0012】さらに、前記シリンダ保持体と前記絶縁性
中空シリンダとがフリットを介して連結されているこ
と、および前記シリンダ保持体が酸化被膜を有すること
が好ましい。このように、フリット(または低融点ガラ
ス等)を介して前記絶縁性中空シリンダと前記シリンダ
保持体を溶着させる以外の手段としては、前記絶縁性中
空シリンダを溶融させることによって前記シリンダ保持
体を溶着させることも好ましい。
【0013】このような構成によれば、前記シリンダ保
持体の溶着表面がポーラス状になるため、アンカー効果
によって前記絶縁性中空シリンダと前記シリンダ保持体
の連結強度を向上させることができるとともに、酸化被
膜の拡散層が前記絶縁性中空シリンダ(ガラスシリン
ダ)あるいはフリット内に形成されて、化学結合によっ
て前記絶縁性中空シリンダ(ガラスシリンダ)と前記シ
リンダ保持体の連結強度を向上させることができる。
【0014】また、前記集束構造部の蛍光面側とネック
部側との両方にシリンダ保持体を設ける場合、前記シリ
ンダ保持体が同一形状である必要はなく、前記電子銃お
よび前記陰極線管の構造に合わせて適宜決定すればよ
い。
【0015】さらに、前記絶縁性中空シリンダおよび前
記フリットの温度が徐冷点に達しないように、前記シリ
ンダ保持体の板厚を一定値以上とすることが好ましい。
このような構成とすれば、前記絶縁性中空シリンダおよ
び前記フリットに局所的な熱応力が発生しないので、割
れ等を防止することができる。
【0016】また、前記絶縁性中空シリンダの内壁に前
記抵抗層が螺旋状に形成されていることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る陰
極線管を構成する電子銃を図面に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の第一の実施形態に係る電
子銃を有する陰極線管を示したものである。この実施形
態において、電子銃は、バルブ10におけるネック部1
3の内側に備えられ、電子ビーム形成部25および集束
構造部16等を用いて構成されている。
【0019】電子ビーム形成部25は、第1グリッド1
9、第2グリッド20および第3グリッド18等の金属
からなる電極と、ネック部13のステムの近傍に設けら
れているカソード2とヒータ1等とから構成されてい
る。具体的には、このカソード2に隣接して第1グリッ
ド19、第2グリッド20および第3グリッド18を構
成するカップ部材が同軸上に配され、これらの各グリッ
ド18,19,20がブラケットを介してマルチフォー
ムロッド3に固定されている。この場合には、2つのマ
ルチフォームロッドが用いられている。
【0020】集束構造部16は、絶縁性中空シリンダ1
4としてガラスシリンダを用い、このガラスシリンダ1
4の内壁に螺旋状に設けられた抵抗層5を用いて形成さ
れている。このガラスシリンダ14の電子ビーム形成部
25側の一方の端部(以下、「第一端部」という)に
は、フリットを介してシリンダ保持体17が設けられて
おり、このシリンダ保持体17を介してガラスシリンダ
14が第3グリッド18に固定連結されている。また、
ガラスシリンダ14の他方の端部(以下、「第二端部」
という)には、フリットを介してシリンダ保持体12が
設けられており、このシリンダ保持体12を介してガラ
スシリンダ14が第5グリッド7に固定連結されてい
る。これら第一端部および第二端部の連結部分の拡大図
を、図2および図3に示す。なお、支持部は、第5グリ
ッド7にばね8が設けられており、このばね8により、
ネック部13内における電子銃から射出される電子ビー
ムの軸合わせを行うものである。また、このばね8とシ
リンダ保持体12とを介して、ガラスシリンダ14の内
部に構成されている抵抗層5と、高電圧接点との電気接
点を形成する導電材料である内面ダック22との接続を
も行うものである。
【0021】ガラスシリンダ14とシリンダ保持体1
2,17とを連結する方法としては、例えば図2および
図3に示すように、フリット23を介して溶着する方法
がある。この場合、フリット23の転移点が、ガラスシ
リンダ14の転移点よりも低いことが好ましい。そうな
るようにフリット23を選択するとよい。フリット23
としては、例えば、SiOを主成分としたガラス粉末
に溶剤(ビークル)を加えて十分に混練してペースト状
にしたものが用いられる。この際の所望の塗布量は、デ
ィスペンサを用いることにより容易に調整することがで
きる。この技術を用いれば、ガラスシリンダ14の著し
い軟化および変形を防ぐことができる。このようにして
ガラスシリンダ14の軟化および変形を防ぐことによっ
て、ずれのない集束構造部16を得ることができる。
【0022】次に、シリンダ保持体12,17とガラス
シリンダ14との接合部分について、さらに詳しく説明
する。シリンダ保持体12,17とガラスシリンダ14
とフリット23との間に熱膨脹係数の差があると、溶着
部4、6に応力が発生する。特にガラスとフリットとの
徐冷点付近以下の温度においては、互いの熱膨脹係数の
差が大きい場合に応力が大きくなり、ガラスやフリット
の破壊(クラック)および溶着界面のはがれなどが発生
する。また、ガラスシリンダ14もしくはフリット23
がシリンダ保持体12,17よりも熱膨脹係数が大きい
場合には、溶着工程などの温度下降時にガラスやフリッ
トに張力がかかるため、ガラスやフリットの破壊(クラ
ック)が発生しやすい。
【0023】したがって、徐冷点付近の温度から室温ま
での全領域にわたって、シリンダ保持体12,17とガ
ラスシリンダ14とフリット23との熱膨脹係数を正確
に一致させることが理論上は好ましい。しかし、現実に
は、シリンダ保持体12,17とガラスシリンダ14と
フリット23のそれぞれの材料にはばらつきがあり、シ
リンダ保持体12,17の加工歪みの影響等で、熱膨脹
を正確に一致させることは困難である。
【0024】そこで本実施形態においては、ガラスシリ
ンダ14およびフリット23よりも大きい熱膨脹係数を
有する材料を用いてシリンダ保持体12,17を形成
し、このシリンダ保持体12,17によって、ガラスシ
リンダ14とフリット23との外面を囲うような構成と
している。このような構成にすれば、温度下降時におい
てシリンダ保持体12,17の収縮によってガラスシリ
ンダ14とフリット23とに圧縮応力がかかることがあ
っても、ガラスシリンダ14とフリット23とには容易
に割れが発生しない。それは、ガラスシリンダ14およ
びフリット23(いわゆるガラス)は、圧縮強さと引張
り強さとを比較した場合に、圧縮強さの方がはるかに大
きい性質を有するからである。したがって本実施形態に
よれば、ガラスシリンダ14とシリンダ保持体12,1
7との連結強度を強く保つことができる。
【0025】このとき、ガラスシリンダ14とシリンダ
保持体12,17とフリット23とを構成する材料の適
当な組み合わせとしては、例えば、ガラスシリンダ14
を形成するための材料としてホウケイ酸ガラスを用い、
シリンダ保持体12,17を形成するための材料として
鉄−ニッケル合金または鉄−ニッケル−コバルト合金を
用い、フリット23として日本電気硝子株式会社製のN
E−1402,SM−700−4,7C2,4C3等を
用いる場合が考えられる。また、他の組み合わせとして
は、ガラスシリンダ14を形成するための材料として鉛
ガラスまたはアルカリガラスを用い、シリンダ保持体1
2,17を形成するための材料として鉄−ニッケル合金
を用い、フリット23として日本電気硝子株式会社製の
PLS−7105等を用いる場合が考えられる。
【0026】また、本実施形態においては、図2および
図3に示すように、シリンダ保持体12,17の溶着界
面に金属酸化物26を設ける構成としている。このよう
な構成とすれば、シリンダ保持体12,17の表面がポ
ーラス状となるのでアンカー効果によって、ガラスシリ
ンダ14とシリンダ保持体12,17とをより強く結合
させることができる。さらに、酸化物の拡散層がガラス
内に形成され、金属とガラスとの双方を強く結合させる
ことができる。ただし、酸化被膜層が厚くなりすぎると
金属界面との結合力が低くなるので、例えば、コバール
金属を用いる場合には、湿った水素中で800℃、15
〜20分間の酸化処理条件とすることが好ましい。
【0027】次に、ガラスシリンダ14の第一端部側の
シリンダ保持体17と第3グリッドとの連結方法、およ
び第二端部側のシリンダ保持体12と第5グリッドとの
連結方法について、図2および図3を用いて説明する。
【0028】図2に示すように、ガラスシリンダ14と
連結されたシリンダ保持体17は、第3グリッド18の
円筒内へ挿入され、溶接によって第3グリッド18と連
結される。図3に示すように、ガラスシリンダ14と連
結されたシリンダ保持体12は、第5グリッド7と溶接
によって連結される。
【0029】これらの溶接を行う場合には、電子銃の構
成要素にできるだけ影響を与えないように、溶接スポッ
ト21の位置および大きさ等を考慮し、それに適した溶
接方法等を選択しなければならない。その一例として
は、レーザ溶接法等が考えられる。通常、溶接スポット
21においては、1000℃を越える高温になって金属
が溶解し、その近傍では溶接スポット21からの熱拡散
によって温度が上昇するので、局所的な熱応力が発生す
る。それに対応するためには、溶接スポット21と溶着
部4,6との間隔を離すこと、またはシリンダ保持体1
2,17の板厚を厚くすることが考えられる。こうすれ
ば、溶着部4,6におけるガラスシリンダ14およびフ
リット23の温度を徐冷点に達しないようにできるた
め、局所的な熱応力の発生を防止することが可能とな
り、ガラスシリンダ14とフリット23とにおける割れ
の発生を防ぐことができる。例えば、溶着部4,6と溶
接スポット21との間隔は1mm以上離すことが好まし
い。また、シリンダ保持体12,17の板厚は1mm以
上、例えば1〜2mm程度であることが好ましい。シリ
ンダ保持体12,17は、図2および図3に示されるよ
うに円筒形であるため、溶接スポット21と溶着部4,
6との間隔を容易に離すことができる。したがって、図
2および図3に示されるようにシリンダ保持体12,1
7を形成すれば、溶接時に発生する熱エネルギーによる
溶着強度の劣化を容易に抑制することができる。
【0030】次に、ガラスシリンダ14の第一端部の連
結部構造の他の実施形態を図4および図5に基づいて説
明する。図4Aは、厚さ1mm以上の高膨脹材料からな
るシリンダ保持体17の内径をガラスシリンダ14の外
径よりも大きく形成し、このシリンダ保持体17がガラ
スシリンダ14の第一端部を覆うように構成するもので
ある。シリンダ保持体17内面とガラスシリンダ14外
面(ガラスシリンダ14の端面も含む)との間にはフリ
ット23を充填して溶着させ、シリンダ保持体17と第
3グリッド18とは溶接によって連結させる。
【0031】この実施形態の特徴は、第3グリッド18
とシリンダ保持体17との係合面で軸合わせ調整をした
状態で溶接によって連結することができる点である。図
4Bは、厚さ1mm以上の高膨脹材料からなるシリンダ
保持体17の内径をガラスシリンダ14の外径よりも大
きく形成し、このシリンダ保持体17がガラスシリンダ
14の第一端部を覆うように構成するものである。ガラ
スシリンダ14外面(ガラスシリンダ14の端面は除
く)とシリンダ保持体17内面との間にはフリット23
を充填して溶着させ、シリンダ保持体17と第3グリッ
ド18とは溶接によって連結させる。
【0032】この実施形態の特徴は、第3グリッド18
とシリンダ保持体17との係合面で軸合わせ調整をした
状態で溶接によって連結することができる点と、ガラス
シリンダ14の端面へはフリット23を充填しないので
ガラスシリンダ14内面へフリット23がはみ出しにく
い点である。
【0033】図4Cは、高膨脹材料からなるシリンダ保
持体17の内径をガラスシリンダ14の外径よりも大き
く形成し、このシリンダ保持体17がガラスシリンダ1
4の第一端部を覆うように配置し、第3グリッド18の
内径をシリンダ保持体17の外径よりも大きく形成し、
シリンダ保持体17を第3グリッド18の円筒内へ挿入
するように構成するものである。ガラスシリンダ14外
面とシリンダ保持体17内面との間にはフリット23を
充填して溶着させ、シリンダ保持体17と第3グリッド
18とは溶接スポット21部で溶接によって連結させ
る。
【0034】この実施形態の特徴は、シリンダ保持体1
7を円筒形にすることにより、溶接スポット21と溶着
部4との間隔を容易に離すことができるため、溶接時に
発生する熱エネルギーによる溶着強度の劣化を抑制でき
る点である。したがって、シリンダ保持体17として
は、例えば厚さ0.15〜0.30mmの薄肉のものを
用いることが可能であり、単純な円筒形であるのでコス
トダウンを図ることもできる。また、ガラスシリンダ1
4内面へフリット23がはみ出しにくく、フリット23
の充填が容易である。
【0035】図4Dは、シリンダ保持体17につばを形
成し、このつばとガラスシリンダ14とを溶着し、第3
グリッド18の内径をシリンダ保持体17の外径よりも
大きく形成してこの第3グリッド18にもつばを形成
し、シリンダ保持体17を第3グリッド18の円筒内へ
挿入するように構成するものである。ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体17とは、互いに同等の熱膨脹係数
を有する材料を用いて形成し、シリンダ保持体17を加
熱すると、その表面には酸化被膜層26が形成され、そ
して加熱されたガラスシリンダ14端面とシリンダ保持
体17のつばとを直接溶着させる。シリンダ保持体17
と第3グリッド18とは溶接スポット21部で溶接によ
って連結させる。
【0036】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体17とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
電子ビームの軸合わせが比較的容易にでき点である。ま
た、第3グリッド18に形成されたつばとシリンダ保持
体17に形成されたつばとをつき合わせることにより、
管軸方向の位置を容易に設定できる。さらに、シリンダ
保持体17を円筒形にすることにより、溶接スポット2
1と溶着部4との間隔を容易に離すことができるため、
溶接時に発生する熱エネルギーによる溶着強度の劣化を
抑制することが可能となる。したがって、シリンダ保持
体17としては、例えば厚さ0.15〜0.30mmの
薄肉のものを用いることが可能であり、単純な円筒形で
あるのでコストダウンを図ることもできる。
【0037】図5Eは、シリンダ保持体17につばを形
成し、このつばとガラスシリンダ14とを直接接触さ
せ、第3グリッド18の内径をシリンダ保持体17の外
径よりも大きく形成してこの第3グリッド18にもつば
を形成し、シリンダ保持体17を第3グリッド18の円
筒内へ挿入するように構成するものである。ガラスシリ
ンダ14の第一端部の外面とシリンダ保持体17のつば
とは、フリットを用いて溶着させ、シリンダ保持体17
と第3グリッド18とは溶接スポット21部で溶接によ
って連結させる。
【0038】この実施形態の特徴は、シリンダ保持体1
7を円筒形にすることにより、溶接スポット21と溶着
部4との間隔を容易に離すことが可能となるので、溶接
時に発生する熱エネルギーによる溶着強度の劣化を抑制
できる点である。したがって、シリンダ保持体17とし
ては、例えば厚さ0.15〜0.30mmの薄肉のもの
を用いることが可能であり、単純な円筒形であるのでコ
ストダウンを図ることもできる。また、第3グリッド1
8に形成されたつばとシリンダ保持体17に形成された
つばとをつき合わせることにより、管軸方向の位置を容
易に設定することが可能となる。
【0039】図5Fは、ガラスシリンダ14の端面とシ
リンダ保持体17の端面とを溶着し、第3グリッド18
の内径をシリンダ保持体17の外径よりも大きく形成
し、シリンダ保持体17を第3グリッド18の円筒内へ
挿入するように構成するものである。ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体17とは、互いに同等の熱膨脹係数
を有する材料を用いて形成し、シリンダ保持体17を加
熱すると、その表面には酸化被膜層26が形成され、そ
して加熱されたガラスシリンダ14の端面とシリンダ保
持体17の端面とを直接溶着させる。シリンダ保持体1
7と第3グリッド18とは溶接スポット21部で溶接に
よって連結させる。
【0040】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体17とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にでき点である。また、シリンダ
保持体17を円筒形にすることにより、溶接スポット2
1と溶着部4との間隔を容易に離すことができるため、
溶接時に発生する熱エネルギーによる溶着強度の劣化を
抑制することが可能となる。したがって、シリンダ保持
体17としては、例えば厚さ0.15〜0.30mmの
薄肉のものを用いることが可能であり、単純な円筒形で
あるのでコストダウンを図ることもできる。
【0041】図5Gは、ガラスシリンダ14の端面と厚
さ1mm以上の材料で形成されるシリンダ保持体17の
ガラスシリンダ14側の一方の端面とを溶着し、シリン
ダ保持体17の他方の端面と第3グリッド18のつばと
を溶接スポット21部で溶接して連結したものである。
ガラスシリンダ14とシリンダ保持体17とは、互いに
同等の熱膨脹係数を有する材料を用いて形成し、シリン
ダ保持体17を加熱すると、その表面には酸化被膜層2
6が形成され、そして加熱されたガラスシリンダ14端
面とシリンダ保持体17の端面とを直接溶着させる。
【0042】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体17との限られた範囲を昇温するだ
けで溶着できるので、軸合わせが比較的容易にできる点
である。また、シリンダ保持体17の端面と第3グリッ
ド18のつばとをつき合わせて溶接する構成であるの
で、管軸方法の位置を容易に設定することができる。さ
らに、係合面で軸合わせ調整をした状態で第3グリッド
18とシリンダ保持体17とを溶接によって連結するこ
とができる。
【0043】図5Hは、ガラスシリンダ14の端面と厚
さ1mm以上の材料で形成されるシリンダ保持体17の
ガラスシリンダ14側の一方の端面とを直接接触させ、
シリンダ保持体17の他方の端面と第3グリッド18の
つばとを溶接スポット21部で溶接して連結したもので
ある。ガラスシリンダ14の第一端部の外面とシリンダ
保持体17の一方の端面とはフリット23を用いて溶着
させる。
【0044】この実施形態の特徴は、シリンダ保持体1
7の他方の端面と第3グリッド18のつばとをつき合わ
せて溶接する構成であるので、管軸方法の位置を容易に
設定することができる点である。また、係合面で軸合わ
せ調整をした状態で第3グリッド18とシリンダ保持体
17とを溶接によって連結することができる。
【0045】次に、ガラスシリンダ14の第二端部の連
結部構造の他の実施形態を図6および図7に基づいて説
明する。図6Aは、厚さ1mm以上の高膨脹材料からな
るシリンダ保持体12の内径をガラスシリンダ14の外
径よりも大きく形成し、このシリンダ保持体12がガラ
スシリンダ14の第二端部を覆うように構成するもので
ある。シリンダ保持体12内面とガラスシリンダ14外
面(ガラスシリンダ14の端面も含む)との間にはフリ
ット23を充填して溶着させ、シリンダ保持体12と第
5グリッド7とを溶接スポット21部で溶接によって連
結させる。
【0046】この実施形態の特徴は、第5グリッド7と
シリンダ保持体12との係合面で軸合わせ調整をした状
態で溶接によって連結することができる点である。ま
た、シリンダ保持体12を第5グリッド7に挿入する構
成であるので、シリンダ保持体12と第5グリッド7と
の軸合わせを容易に行うことができる。
【0047】図6Bは、高膨脹材料からなるシリンダ保
持体12の内径をガラスシリンダ14の外径よりも大き
く形成し、このシリンダ保持体12がガラスシリンダ1
4の第二端部を覆うように配置し、第5グリッド7の外
径をシリンダ保持体12の内径よりも小さく形成し、第
5グリッド7をシリンダ保持体12へ挿入するように構
成するものである。シリンダ保持体12内面とガラスシ
リンダ14外面(ガラスシリンダ14の端面は除く)と
の間にはフリット23を充填して溶着し、シリンダ保持
体12と第5グリッド7とを溶接スポット21部で溶接
によって連結させる。
【0048】この実施形態の特徴は、シリンダ保持体1
2を円筒形にすることにより、溶接スポット21と溶着
部6との間隔を容易に離すことができるため、溶接時に
発生する熱エネルギーによる溶着強度の劣化が抑制でき
る点である。したがって、シリンダ保持体12として
は、例えば厚さ0.15〜0.30mmの薄肉のものを
用いることが可能であり、単純な円筒形であるのでコス
トダウンを図ることもできる。また、ガラスシリンダ1
4内面へフリット23がはみ出しにくく、フリット23
の充填が容易である。さらに、第5グリッド7をシリン
ダ保持体12内へ挿入する構成であるので、シリンダ保
持体12と第5グリッド7との軸合わせを容易に行うこ
とができる。
【0049】図6Cは、厚さ1mm以上の高膨脹材料か
らなるシリンダ保持体12の内径をガラスシリンダ14
の外径よりも大きく形成し、このシリンダ保持体12が
ガラスシリンダ14の第二端部を覆うように配置し、シ
リンダ保持体12の第5グリッド7側の端面と第5グリ
ッド7とを溶接スポット21部で溶接によって連結させ
るものである。シリンダ保持体12内面とガラスシリン
ダ14外面(ガラスシリンダ14の端面も含む)との間
にはフリット23を充填して溶着させる。
【0050】この実施形態の特徴としては、第5グリッ
ド7とシリンダ保持体12の係合面で軸合わせ調整をし
た状態で溶接によって連結することができる点である。
図6Dは、厚さ1mm以上の高膨脹材料からなるシリン
ダ保持体12の内径をガラスシリンダ14の外径よりも
大きく形成し、このシリンダ保持体12がガラスシリン
ダ14の第二端部を覆うように配置し、シリンダ保持体
12の第5グリッド7側の端面と第5グリッド7とを溶
接スポット21部で溶接によって連結させるものであ
る。シリンダ保持体12内面とガラスシリンダ14外面
(ガラスシリンダ14の端面は除く)との間にはフリッ
ト23を充填して溶着させる。
【0051】この実施形態の特徴は、第5グリッド7と
シリンダ保持体12の係合面で軸合わせ調整をした状態
で溶接によって連結することができる点と、フリット2
3の充填が容易であるとともに、ガラスシリンダ14内
面へフリット23がはみ出しにくい構造である点であ
る。
【0052】図7Eは、シリンダ保持体12につばを形
成させ、ガラスシリンダ14の端面とシリンダ保持体1
2のつばとを溶着し、第5グリッド7のシリンダ保持体
21側の端面とシリンダ保持体21のつばとをつき合わ
せるように構成するものである。ガラスシリンダ14と
シリンダ保持体12とは、互いに同等の熱膨脹係数を有
する材料を用いて形成し、シリンダ保持体12を加熱す
ると、その表面には酸化被膜層26が形成され、そして
加熱されたガラスシリンダ14端面とシリンダ保持体1
2のつばとを直接溶着させる。シリンダ保持体12と第
5グリッド7とは溶接スポット21部で溶接によって連
結させる。
【0053】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体12とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にできる点である。また、シリン
ダ保持体12のつばと第5グリッド7の端面とをつき合
わせて溶接する構成であるので、管軸方法の位置を容易
に設定することができる。さらに、つばを有するシリン
ダ保持体12によれば、溶接スポット21と溶着部6と
の間隔を容易に離すことができるため、溶接時に発生す
る熱エネルギーによる溶着強度の劣化を抑制することが
可能となる。したがって、シリンダ保持体12として
は、例えば厚さ0.15〜0.30mmの薄肉の材料を
用いることが可能となり、コストダウンを図ることもで
きる。また、シリンダ保持体12を第5グリッド7の孔
部へ挿入する構成であるので、シリンダ保持体12と第
5グリッド7の軸合わせを容易に行うことができる。
【0054】図7Fは、シリンダ保持体12につばを形
成させ、ガラスシリンダ14の端面とシリンダ保持体1
2のつばとを直接接触させ、第5グリッド7のシリンダ
保持体21側の端面とシリンダ保持体21のつばとをつ
き合わせるようにして構成するものである。ガラスシリ
ンダ14の第二端部の外面とシリンダ保持体12のつば
とは、フリット23を用いて溶着させ、シリンダ保持体
12と第5グリッド7とを溶接スポット21部で溶接に
よって連結させる。
【0055】この実施形態の特徴は、シリンダ保持体1
2に形成されたつばと第5グリッド7の端面とをつき合
わせるように構成しているので、管軸方向の位置を容易
に設定できる点である。また、つばを有するシリンダ保
持体12によれば、溶接スポット21と溶着部6との間
隔を容易に離すことができるため、溶接時に発生する熱
エネルギーによる溶着強度の劣化を抑制することが可能
となる。したがって、シリンダ保持体12としては、例
えば厚さ0.15〜0.30mmの薄肉の材料を用いる
ことが可能であり、コストダウンを図ることもできる。
さらに、シリンダ保持体12を第5グリッド7の孔部へ
挿入する構成であるので、シリンダ保持体12と第5グ
リッド7との軸合わせを容易に行うことができる。
【0056】図7Gは、ガラスシリンダ14の端面とシ
リンダ保持体12とを溶着させ、シリンダ保持体12が
ゲッター9とゲッター支柱11とばね8とを有する構成
のものである。ガラスシリンダ14とシリンダ保持体1
2とは、互いに同等の熱膨脹係数を有する材料を用いて
形成し、シリンダ保持体12を加熱すると、その表面に
は酸化被膜層26が形成され、そして加熱されたガラス
シリンダ14端面とシリンダ保持体12とを直接溶着さ
せる。
【0057】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体12とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にできる点である。また、シリン
ダ保持体12が、ゲッター9とゲッター支柱11とばね
8とを有するので、第5グリッド7の機能を兼ね備える
こととなり、第5グリッド7の省略が可能となるので、
コストダウンを図ることができる。
【0058】図7Hは、ガラスシリンダ14の端面とシ
リンダ保持体12とを直接接触させ、シリンダ保持体1
2がゲッター9とゲッター支柱11とばね8とを有する
構成のものである。ガラスシリンダ14の第二端部の外
面とシリンダ保持体12とは、フリット23を用いて溶
着させている。
【0059】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体12とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にできる点である。また、シリン
ダ保持体12が、ゲッター9とゲッター支柱11とばね
8とを有するので、第5グリッド7の機能を兼ね備える
こととなり、第5グリッド7の省略が可能となるので、
コストダウンを図ることができる。
【0060】図7Iは、ガラスシリンダ14の端面とシ
リンダ保持体12とを溶着させ、シリンダ保持体12に
形成されたつばと第5グリッド7とを溶接スポット21
部で溶接によって連結させて構成するものである。ガラ
スシリンダ14とシリンダ保持体12とは、互いに同等
の熱膨脹係数を有する材料を用いて形成し、シリンダ保
持体12を加熱すると、その表面には酸化被膜層26が
形成され、そして加熱されたガラスシリンダ14端面と
シリンダ保持体12とを直接溶着させる。
【0061】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体12とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にできる点である。また、第5グ
リッド7のシリンダ保持体12側の端面とシリンダ保持
体12のつばとをつき合わせるように構成しているの
で、管軸方向の位置を容易に設定することができる。さ
らに、つばを有するシリンダ保持体12によれば、溶接
スポット21と溶着部6との間隔を容易に離すことがで
きるため、溶接時に発生する熱エネルギーによる溶着強
度の劣化を抑制することが可能となる。したがって、シ
リンダ保持体12としては、例えば厚さ0.15〜0.
30mmの薄肉の材料を用いることが可能であり、コス
トダウンを図ることができる。また、係合面で軸合わせ
調整をした状態で第5グリッド7とシリンダ保持体12
とを溶接によって連結することができる。
【0062】図7Jは、ガラスシリンダ14の端面と厚
さ1mm以上のシリンダ保持体12のガラスシリンダ1
4側の一方の端面とを溶着させ、シリンダ保持体12の
他方の端面と第5グリッド7とを溶接によって連結させ
て構成するものである。ガラスシリンダ14とシリンダ
保持体12とは、互いに同等の熱膨脹係数を有する材料
を用いて形成し、シリンダ保持体12を加熱すると、そ
の表面には酸化被膜層26が形成され、そして加熱され
たガラスシリンダ14端面とシリンダ保持体12の端面
とを直接溶着させる。
【0063】この実施形態の特徴は、ガラスシリンダ1
4とシリンダ保持体12とのガラスシリンダ14の端面
近傍の限られた範囲を昇温するだけで溶着できるので、
軸合わせが比較的容易にできる点である。また、第5グ
リッド7のシリンダ保持体12側の端面とシリンダ保持
体12の端面とをつき合わせる構成であるので、管軸方
向の位置を容易に設定することができる。さらに、係合
面で軸合わせ調整をした状態で、第5グリッド7とシリ
ンダ保持体12とを溶接スポット21部で溶接によって
連結することができる。
【0064】なお、以上の本発明に係るそれぞれの実施
形態においては、中空シリンダとしてガラスシリンダを
用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、セラミック材料を用いて形
成したシリンダを用いることも可能である。
【0065】また、ユニポテンシャル構造の電子銃の変
わりにバイポテンシャル構造の電子銃を用いることも可
能である。さらに、本実施形態においては、マルチフォ
ームロッドを2つ用いる場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、3つまたは4つの
マルチフォームロッドを用いた電子銃について適用する
ことも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
空シリンダ(ガラスシリンダ)とシリンダ保持体との連
結強度の信頼性を高めるとともに、溶着工程および溶接
工程において発生する連結強度の劣化を防止することが
できる。したがって、静電レンズを形成する抵抗層へ所
望の電位を安定的に供給し、電子ビームの集束を適当に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子銃を有する陰極線
管の断面図
【図2】図1に示された電子銃における第一端部近傍の
構成を示す拡大断面図
【図3】図1に示された電子銃における第二端部近傍の
構成を示す拡大断面図
【図4】図2に示された第一端部近傍の他の実施形態を
示す断面図
【図5】図2に示された第一端部近傍の他の実施形態を
示す断面図
【図6】図3に示された第二端部近傍の他の実施形態を
示す断面図
【図7】図3に示された第二端部近傍の他の実施形態を
示す断面図
【図8】従来技術に係る電子銃を有する陰極線管の一部
断面図
【符号の説明】
1 ヒータ 2 カソード 3 マルチフォームロッド 4,6 溶着部 5 抵抗層 7 第5グリッド 8 ばね 9 ゲッター 10 バルブ 11 ゲッター支柱 12 シリンダ保持体 13 ネック部 14 絶縁性中空シリンダ(ガラスシリンダ) 15 第4グリッド 16 集束構造部 17 シリンダ保持体 18 第3グリッド 19 第1グリッド 20 第2グリッド 21 溶接スポット 22 内面ダック 23 フリット 25 電子ビーム形成部 26 酸化被膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側内面に蛍光面が形成され、他方側
    にネック部が形成されたバルブと、前記ネック部内に、
    カソードと電極とを有する電子ビーム形成部、内面に抵
    抗層が形成された絶縁性中空シリンダを有する集束構造
    部および電子ビームの軸合わせを行うための支持部を電
    子ビームの射出方向に順次連結してなる電子銃とを備え
    た陰極線管において、前記絶縁性中空シリンダの前記電
    子ビーム形成部側の端部と前記電子ビーム形成部の電
    極、および前記絶縁性中空シリンダの前記蛍光面端部と
    前記支持部の少なくとも一方を、前記絶縁性中空シリン
    ダの同軸上に孔を有するシリンダ保持体を介して連結す
    るとともに、前記シリンダ保持体の熱膨脹係数を前記絶
    縁性中空シリンダの熱膨脹係数より大きく設定したこと
    を特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】 シリンダ保持体の孔の内径が、絶縁性中
    空シリンダの外径より大きく形成され、前記絶縁性中空
    シリンダが前記シリンダ保持体の一部に挿入されている
    請求項1記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 シリンダ保持体の一端につばが形成さ
    れ、絶縁性中空シリンダの端面と前記シリンダ保持体の
    つばとが連結されている請求項1記載の陰極線管。
  4. 【請求項4】 シリンダ保持体と絶縁性中空シリンダと
    がフリットを介して連結されている請求項1,2または
    3記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】 シリンダ保持体が酸化被膜を有する請求
    項1から4のいずれか1項に記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 絶縁性中空シリンダおよびフリットの温
    度が徐冷点に達しないように、シリンダ保持体の板厚を
    一定値以上とする請求項4または5記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】 絶縁性中空シリンダの内壁に抵抗層が螺
    旋状に形成されている請求項1から6のいずれか1項に
    記載の陰極線管。
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