JPH0813074A - アルミ基摺動部材 - Google Patents

アルミ基摺動部材

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JPH0813074A
JPH0813074A JP17602594A JP17602594A JPH0813074A JP H0813074 A JPH0813074 A JP H0813074A JP 17602594 A JP17602594 A JP 17602594A JP 17602594 A JP17602594 A JP 17602594A JP H0813074 A JPH0813074 A JP H0813074A
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powder
particles
aluminum
hard particles
test example
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JP17602594A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Imahashi
▲邦▼彦 今橋
Hirohisa Miura
宏久 三浦
Yasuhiro Yamada
泰弘 山田
Yoshio Kumada
喜生 熊田
Shoji Kamiya
荘司 神谷
Toshihiko Kira
俊彦 吉良
Jun Kusui
潤 楠井
Kohei Kubo
幸平 久保
Kazuo Fujii
一男 藤井
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Toyo Aluminum KK
Taiho Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
Taiho Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動面における耐摩耗性や焼付き性を改善した
Al基摺動部材を提供する。 【構成】粒径2〜20μmの硬質粒子(AlN)や粒径
10〜100μmの軟質材(Pb等)を粒内に有するア
ルミ合金粉末(30〜40μm)を用いる。この粉末は
噴霧処理やメカニカルアロイで形成されている。この粉
末の硬質粒子等を保持するホールド性は高い。その粉末
を金型のキャビティに装入して250〜600°C、好
ましくは300〜400°Cにおいて真空ホットプレス
して、焼結合金とする。焼結合金の基材粒子の粒内に硬
質粒子等が配置される。混粉の段階においてV型混合機
で混合することにより、焼結合金の基材粒子の粒界に硬
質粒子を適宜配置することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の分野】本発明は硬質粒子及び軟質材の少なく
とも一方を含むアルミ基摺動部材に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、特公昭61−17895公報に
開示されている様に、Al基地に、固体潤滑成分として
MoS2 、WS2 、Cu2 Sと、硬質成分としてSi、
Al、Zrの酸化物、炭化物、窒化物及びこれらの固溶
体を分散させた焼結合金からなるアルミ基摺動部材が知
られている。このものは、各原料粉末をV型混合機によ
り混合して混合粉末を形成し、その混合粉末を3〜6ト
ン/cm2 の成形圧力にて圧縮成形して圧粉体を形成
し、その圧粉体を500〜650°Cの温度範囲にて焼
結して焼結合金とすることにより製造される。このもの
は固体潤滑成分と硬質成分とを含むことにより、自己潤
滑性、耐焼付き性、なじみ性及び耐摩耗性の向上をねら
ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような部材は、
各原料粉末をV型混合機により混合した混合粉末を用い
て焼結合金を形成するものであり、基地を構成する基材
粒子の粒界に硬質成分や固体潤滑成分が配置される関係
で硬質成分や固体潤滑成分が局部的に偏在し易い。硬質
粒子の場合には、例えば図1(A)に示す様に基材粒子
10間に配置される潤滑材20に硬質粒子30が集中的
に偏在したり、図1(B)に示す様に基材粒子10間に
硬質粒子30が偏在したりし易い。特に硬質粒子30が
微細な場合には硬質粒子30は凝集するため、局部的に
偏在する傾向が大きい。この様な硬質粒子30の偏在は
摺動の際に硬質粒子30の脱落を起こし易い。硬質粒子
30が脱落すると、アブレッシブ摩耗を誘発しやすい。
また固体潤滑成分となる軟質材の場合にも、図1(C)
に示す様に基材粒子10間に軟質材40が配置される関
係で軟質材40が偏在し易い。この場合、軟質材40の
付近では軟質材40が流動して潤滑に寄与するため、焼
付きは抑制されるが、軟質材40が存在していない部分
では、軟質材40による固体潤滑性が不足するため、摺
動部材の金属表出面が摺動に直接寄与し、焼付きが起こ
り易い。
【0004】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、その共通課題は、基地において硬質粒子または
軟質材の均一分散性を高めることにより、摩擦特性を改
善したアルミ基摺動部材を提供することにある。特に請
求項1の課題は、アルミ系粉末粒子で構成される基材粒
子の粒内に硬質粒子及び軟質材の少なくとも一方を配置
することにより、硬質粒子または軟質材の均一分散性を
高め、更に脱落防止性を高めたアルミ基摺動部材を提供
することにある。
【0005】また請求項2の課題は、Cu−Pb相にお
けるCu相の内部に微細なPbを散乱分散することによ
り、固体潤滑成分として機能するPbの均一分散性を高
めたアルミ基摺動部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のアルミ基摺動
部材は、アルミ系粉末粒子を含む粉末を焼結した合金で
構成され、アルミ系粉末粒子で構成された基材粒子の粒
内に硬質粒子及び軟質材の少なくとも一方が保持されて
いることを特徴とする。請求項2のアルミ基摺動部材
は、アルミ系粉末粒子とCu−Pb系粉末粒子とを含む
粉末を焼結した合金で構成され、基地はアルミ系相とC
u−Pb系相とを主体として構成され、Cu−Pb系相
は、Cu相の内部にCu相よりも微細なPbが散乱分散
して構成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
(請求項1)基材粒子を構成するアルミ系粉末粒子はア
ルミ粉末粒子、アルミの他に他の合金元素(Fe、S
i、Ni、Cu、Mg、Zn等の少なくとも1種)を有
するアルミ合金粉末粒子を含む意味である。アルミ系粉
末粒子の平均粒径はアルミ基摺動部材の種類に応じて適
宜選択できるが、粒径10〜200μm、20〜100
μm、特に30〜40μmにできる。硬質粒子はアルミ
基摺動部材の摺動面における耐摩耗性の確保に有効であ
る。硬質粒子は一般的にはHv600を越える硬度をも
つものである。硬質粒子は、一般的には窒化物、炭化
物、酸化物、ホウ化物、硬質金属等を利用でき、例えば
AlN、SiC、Al2 03 、FeB、Fe等を採用で
きる。硬質粒子の平均粒径はアルミ基摺動部材の種類に
応じて適宜選択できるが、平均粒径は粒径1〜30μ
m、特に2〜20μmにできる。硬質粒子の粒径が小さ
すぎると、硬質粒子が2次凝集をおこし、摺動性や耐摩
耗性の確保に不利である。硬質粒子の形態は、粒状、針
状、棒状等がある。
【0008】軟質材はアルミ基摺動部材の摺動面におい
て固体潤滑成分として機能するものであり、摺動の際に
薄くのびる度合いが大きいものが好ましい。軟質材は、
Pb、黒鉛、二硫化モリブデン、ビスマス、Cu−Pb
系合金(特にwt%でPbを30%含むもの)、樹脂
(特にPTFE等のフッ素樹脂や芳香族ポリエステルな
どの耐熱性樹脂)を採用できる。軟質材の平均粒径はア
ルミ基摺動部材の種類に応じて適宜選択できるが、平均
粒径は粒径10〜100μm、特に25〜50μmにで
きる。
【0009】請求項1のアルミ基摺動部材は、硬質粒子
や軟質材の少なくとも一方を含むアルミ系粉末粒子を含
む粉末を用い、その粉末をホットプレス処理で加圧しつ
つ加熱することにより焼結したり、あるいは、その粉末
を圧縮成形した圧粉体を加熱して焼結することにより形
成できる。硬質粒子や軟質材の少なくとも一方を含むア
ルミ系粉末粒子を得るにあたっては、硬質粒子や軟質材
を含むアルミ系溶湯を気体(空気や不活性ガス)を利用
して噴霧処理して急冷凝固させて粉末とする方法、該ア
ルミ系溶湯を金属ロールや金属ディスク等の回転体に投
射して急冷凝固させる方法、硬質粒子や軟質材とアルミ
系粉末とを塑性変形させて複合化するメカニカルアロイ
ング(以下MAともいう)方法等を採用できる。代表的
なメカニカルアロイングとして、各種粉末をボール等と
共に容器に装入した状態で、ボール等と共に攪拌混合
し、粉末粒子の塑性変形または破砕または圧接等を利用
して粉末粒子を機械的に複合化して合金を得る方法があ
る。メカニカルアロイングを利用すれば、条件によって
はアモルファス化も可能である。
【0010】ところで、Al系粉末粒子で構成された基
材粒子の粒内に硬質粒子を配置する場合は、前記の様に
硬質粒子を含む液体状のAl系溶湯を噴霧して急冷凝固
させる方法を採用できるが、この場合には、固体粉粒状
の硬質粒子をAl系溶湯に入れるため、液状噴霧粉が凝
固する際に硬質粒子の周囲に一様にAl合金層が被覆さ
れ易く、そのため硬質粒子とAl合金層との境界におけ
る強度は高くなる。更に、噴霧で形成した溶湯状粒子が
硬質粒子を含んだ状態で凝固する際に収縮するので、硬
質粒子を保持するグリップ性の一層の向上も期待でき
る。
【0011】また基材粒子の粒内に硬質粒子を配置する
場合は、前記の様に、メカニカルアロイング法を採用で
きるが、この場合にはボール等でAl系粉末粒子が強く
塑性変形されるため、基材粒子が硬質粒子を保持するグ
リップ性が高まり、従って硬質粒子の粒径が比較的大き
な場合であっても、硬質粒子の脱落防止性が高まる効果
を期待できる。
【0012】これに対してメカニカルアロイング法では
なく、単に硬質粒子の粉末をアルミ系粉末に混合する混
合法で硬質粒子等を添加する場合(例えばV型混合機を
用いて混合する場合)には、硬質粒子は通常は基材粒子
の粒界に配置されることになり、更に、アルミ系粉末粒
子があまり塑性変形を受けないため、アルミ系粉末粒子
で構成された基材粒子と硬質粒子との境界における強度
は、MA法や噴霧法に比較すると低くなる傾向にある。
従ってMA法や噴霧法を用いて、硬質粒子や軟質材をア
ルミ系粉末粒子の粒内に配置することが好ましい。
【0013】請求項1では、基材粒子を構成するアルミ
系粉末粒子の粒内に硬質粒子や軟質材が保持されてい
る。従ってアルミ基摺動部材において硬質粒子や軟質材
の局部的な偏在や凝集が抑制され、硬質粒子や軟質材の
均一分散性が向上する。更に基材粒子を構成するアルミ
系粉末粒子の粒内に硬質粒子や軟質材が保持されている
ので、粒界に存在する場合に比較して硬質粒子や軟質材
の保持性が確保される。従って部材が摺動する際におい
て硬質粒子や軟質材が脱落しにくくなる。また軟質材の
脱落を抑制できるので、軟質材による固体潤滑性が良好
に確保される。これにより部材の基材の直接接触は軽減
または回避される。 (請求項2)請求項2では基地はアルミ系相とCu−P
b系相とを主体として構成されており、Cu−Pb系相
はCu相の内部にCu相よりも微細なPbが散乱分散し
ている。ここで、アルミ系相は、アルミ相、アルミの外
に他の合金元素(Fe、Si、Ni、Cu、Mg、Zn
等の少なくとも1種)を含む相のいずれをも含む意味で
ある。Cu−Pb系相は、Cu−Pbの合金、Cu及び
Pbの外にSn等の他の合金元素を有する合金のいずれ
も含む意味である。
【0014】なおCu−Pb系相を構成するCu−Pb
系粉末粒子の平均粒径は5〜100μm程度にできる。
上記の様にCu−Pb系相の内部に微細なPbを散乱分
散させるにあたっては、Cu−Pb系の金属溶湯を急冷
凝固させる方法、あるいは、Cu系粉末とCu系粉末よ
りも粒径の小さなPb系粉末とを用い、両者の粉末をメ
カニカルアロイングする方法を採用できる。急冷凝固の
場合には、Cu−Pb系の金属溶湯をアトマイズ処理す
る形態、Cu−Pb系の金属溶湯を金属ロールや金属デ
ィスク等の回転体に投射して急冷凝固させる手段を採用
できる。この場合には急冷凝固のため、組織におけるデ
ンドライトの成長は抑制され、よってPbは微細あるい
は極微細になり易い。Cu−Pb系相を構成するCu−
Pb系粉末粒子は、重量比でPbを10%〜60%含む
特に20〜40%含む合金を採用できる。
【0015】請求項2ではCu−Pb相において微細な
Pbが散乱分散しているため、アルミ基摺動部材の摺動
面におけるPbの局部的な偏在が抑制され、固体潤滑成
分として機能するPbの散乱分散の度合いが高くなる。
【0016】
【実施例】
(A)請求項1の説明 本発明の実施例の基本的形態を図2(A)〜図2(G)
に示す。 (発明1の実施例の形態)発明1を図2(A)に示す。
発明1は図2(A)に示す様に、アルミ系粉末粒子とし
てのアルミ合金粉末粒子からなる基材粒子1の粒内に、
硬質粒子2及び軟質材3の双方を分散させたことを特徴
とする。
【0017】硬質粒子2としては炭化物(SiC,Ti
C,VC,Fe3 C,NbC etc)、窒化物(Al
N,BN,Si3 N4 ,TiN,ZrN)、酸化物(A
l2O3 ,MgO,ZrO2 ,SiO2 etc)、硼化
物(FeB,Fe2 B,AlB12,AlB2 etc)、
またFe3 P,Fe2 Pなどの鉄・憐化合物、B単体、
鉄粉(合金鋼粉、型鋼粉(SKH−9)、拡散合金粉)
などがある。
【0018】また硬質粒子2の平均粒径は耐摩耗性確保
を考慮して2〜20μmとした。望ましくは2〜15μ
mがよい。粒径が2μm未満の場合には摺動面の耐摩耗
性が劣り、また20μmを越える場合には摺動中に硬質
粒子が脱落し易く、アブレッシブ摩耗となり易く、更に
自己摩耗も激しく、相手攻撃性も高くなる。またアブレ
ッシブ摩耗のため、摺動面の耐焼付き性も劣る。
【0019】また、軟質材3としてはPb、黒鉛、B
i、Sn、Cu−Pb合金、Ag、樹脂類(芳香族ポリ
エステルなどの耐熱性樹脂、PTFEなどのフッ素系樹
脂等)がある。軟質材3の粒径は−400メッシュ程度
(目開き38μmの篩下)とした。その理由は、軟質材
3は加工中あるいは摺動中に塑性変形して伸ばされたり
して、アルミ基摺動部材の基地中に流動して分散される
ため、軟質材の偏在を避けることが好ましいからであ
る。
【0020】発明1によれば、硬質粒子2の作用により
摺動面の耐摩耗性が向上し、また、均一分散性が高い軟
質材3が塑性変形して伸びて流動するので、軟質材3の
局部的な偏在が抑制され、摺動面の耐焼付き性が改善さ
れる。 (発明2の実施例の形態)発明2を図2(B)に示す。
発明2は摺動面の耐焼付き性をさらに向上させるため、
アルミ合金粉末粒子からなる基材粒子1の粒内のみなら
ず、基材粒子1の粒界にも軟質材3を分散させたもので
ある。発明2においても利用できる硬質粒子2の粒径は
2〜20μmであり、種類は発明1と同様にできる。軟
質材3の粒径や種類も発明1と同様にできる。 (発明3の実施例の形態)発明3を図2(C)に示す。
発明3は基材粒子1の粒内に硬質粒子2(粒径2〜20
μm)のみを均一分散させ、耐摩耗性を向上させた摺動
部材である。発明3において利用できる硬質粒子3の種
類は発明1と同様にできる。なお発明3では軟質材は分
散されていない。 (発明4の実施例の形態)発明4を図2(D)に示す。
発明4は発明3の耐焼付き性を向上させるために、発明
3の要素に加えて、基材粒子1の粒界にも軟質材3を均
一分散させた形態の摺動部材である。利用できる硬質粒
子2及び軟質材3は発明1と同様にできる。 (発明5の実施例の形態)発明5を図2(E)に示す。
発明5は軟質材3の偏在をさけるため、基材粒子1の粒
内に軟質材3を均一分散させ、これにより耐焼付き性を
向上させた摺動部材である。さらに耐摩耗性を一層向上
させるため、平均粒径で1〜5μmの硬質粒子2を混合
法(例えばV型混合機による混合形態)でアルミ合金粉
末に混合し、これにより硬質粒子2を基材粒子1の粒界
にも分散させている。なお発明5において硬質粒子2及
び軟質材3の種類は発明1と同様のものを採用できる。
【0021】ところで硬質粒子2は粒径が1μm未満の
ときには、硬質粒子2を混合法で添加混合して粒界に分
散させる方法を採用した場合には、硬質粒子2は局部的
に偏在し易い。その主たる理由は、比較的大きな2次粒
子を形成している硬質粒子の解砕が混合法では困難また
は不可能であるためである。この様な偏在を回避または
軽減するため、発明5では、粒界に配置される硬質粒子
2の平均粒径を1μm以上とした。発明5では基材粒子
1の粒界に分散している硬質粒子2は平均粒径が5μm
を越えると、摺動中に脱落し易い。その理由は、硬質粒
子2を単にアルミ合金粉末に混合することにより基材粒
子1の粒界に分散させている関係上、硬質粒子2を保持
するグリップ性があまり高くないからである。 (発明6の実施例の形態)発明6を図2(F)に示す。
この発明6では、発明5の基材粒子1の粒界に軟質材を
分散させたものである。換言すれば、発明6では基材粒
子1の粒界に硬質粒子2が分散し、更に基材粒子1の粒
内及び粒界の双方に軟質材3が分散している。このアル
ミ基摺動部材も、発明1〜発明5と同様に耐焼付き性に
優れたアルミ基摺動部材である。 (配合割合)さて発明1〜発明6で添加する硬質粒子2
の量は特に規定しないが、アルミ基摺動部材となる混合
粉末全体をVol%で100%としたとき、1〜15V
ol%程度が望ましい。1%未満の場合には、硬質粒子
が少なくて耐摩耗性の改善効果が少なく、また15%を
越える場合には、機械加工時に割れ等が生じ易く、実用
的でない。更に軟質材3についても混合粉末全体をVo
l%で100%としたとき0.5〜25%が望ましい。
0.5%未満の場合には軟質材が少なく特に耐焼付き性
の改善効果が少ない。25%を越える場合には耐焼付き
性の改善効果が飽和し、それ以上の耐焼付き性の改善は
し難い。 (試験例) 上記した発明1〜発明6における試験例について説明
する。各試験例では、基本的には所定の粉末を金型のキ
ャビティに装填した状態で、10-3Torrの真空状態
にして脱気した後に加熱しつつプレス、すなわちホット
プレスし、これにより焼結して焼結合金を形成したもの
である。成形圧力は250〜350MPaである。
【0022】各試験例の条件を表1、表2に示す。表1
は前記した発明1〜発明6に相当する各試験例における
基材粒子を構成するアルミ合金粉末の成分を示し、また
表1は添加した硬質粒子の種類、添加した位置(粒内か
粒界か)、硬質粒子の量(Vol%)、硬質粒子の粒径
(μm)を示し、更に添加した軟質材の種類、添加した
位置(粒内か粒界か)、軟質材の量(Vol%)、軟質
材の粒径を意味するメッシュアンダ(#)を示す。また
表2は発明1〜発明6に相当する各試験例における製
法、粉末処理の形態とホットプレス温度(°C)を示
す。 比較例10−1、10−2、10−3、10−6、1
0−7についても、表3に示す条件に従って調整した所
定の粉末をホットプレスして焼結合金とした。更に試験
例10−4、10−5についても、表3に示す条件に従
って調整した所定の粉末をホットプレスして焼結合金と
した。表3はこれらの各試験例における基材粒子を構成
するアルミ合金粉末の成分を示し、添加した硬質粒子の
種類、添加した位置、量(Vol%)、硬質粒子の粒径
(μm)を示し、更に添加した軟質材の種類、添加した
位置、軟質材の量(Vol%)、軟質材の粒径を意味す
るメッシュアンダ(#)を示す。また表4は表3に示す
試験例における製法、粉末処理の形態とホットプレス温
度(°C)を示す。 上記した各試験例について耐摩耗性試験、耐焼付き性
試験を実施した。試験条件は後述する。そして耐摩耗性
試験においては、試験片自体の摩耗を示すブロック比摩
耗量、相手材の摩耗を示す軸摩耗を測定した。耐焼付き
性試験においては耐焼付き面圧を測定した。図3は、発
明1〜発明6に相当する試験例にかかる試験結果を示
す。図4はそれ以外の試験例の試験結果を図4に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】(発明1の試験例)発明1に相当するもの
は試験例1−1〜試験例1−4である。この例の形態は
図2(A)に示されており、この図から理解できる様
に、アルミ合金粉末粒子で構成された基材粒子の粒内に
硬質粒子(AlN、SiC)と軟質材(Pb、黒鉛)を
均一分散させたものである。試験例1−1〜試験例1−
4の条件は表1に示されている。表1に示す様に硬質粒
子は試験例1−1〜試験例1−3ではAlN(粒径4.
3μm)であり、試験例1−4ではSiC(粒径10.
0μm)である。また軟質材は試験例1−1、1−3、
1−4ではPbであり、試験例1−2では黒鉛である。
表1に示す様にPb及び黒鉛は共に−400メッシュの
ものである。
【0028】表1と表3とから理解できる様に試験例1
−1と比較例10−6とは基材粒子の組成は同一であ
り、同様に硬質粒子としてAlN、軟質材としてPbを
用いており、しかもAlN量、Pb量は同じである。但
しAlN、Pbは比較例10−6では粒界に分散してお
り、試験例1−1では基材粒子の粒内に分散している点
異なる。
【0029】両者の試験結果を比較すると、図3から理
解できる様に試験例1−1では耐焼付き面圧は15MP
a程度である。図4から理解できる様に比較例10−6
では耐焼付き面圧は10MPa程度である。従って試験
例1−1の方が耐焼付き面圧が高く、耐焼付き性が優れ
ている。これは試験例1−1ではAlNやPbが基材粒
子の粒内に分散しており、AlNやPbの分散性が均一
であり、局部的な偏在が抑制されているためと思われ
る。
【0030】次に試験例1−3と比較例10−1とを比
較する。表1、表3に示す様に試験例1−3と比較例1
0−1は基材粒子の組成、AlNの粒径、AlNの量、
Pb量が同一であるものの、AlN、Pbは比較例10
−1では基材粒子の粒界に分散しており、試験例1−3
は基材粒子の粒内に分散している点異なる。試験結果を
比較すると、図3から理解できる様に試験例1−3では
耐焼付き面圧は17MPa程度であり、ブロック比摩耗
量(自己摩耗を示す)、軸摩耗量(相手攻撃性を示す)
共に小さい。図4から理解できる様に比較例10−1で
は耐焼付き面圧は5MPaでありかなり小さく、しかも
ブロック比摩耗量、軸摩耗量が大きい。したがって発明
1に相当する試験例1−3の方が耐焼付き性が優れてい
る。AlN及びPbが基材粒子の粒内に分散しているた
めと推察される。
【0031】また表1に示す様に、試験例1−2はAl
Nと黒鉛を共に基材粒子の粒内に分散した例である。更
に試験例1−4はSiCとPbを基材粒子の粒内に均一
分散した例である。図3から理解できる様に試験例1−
2の耐焼付き面圧は15MPa程度であり、試験例1−
4の耐焼付き面圧は15MPa程度であり、いずれも図
4に示す試験例(大部分が比較例に相当する)の耐焼付
き面圧よりも大きく、耐摩耗性が優れている。
【0032】比較例11−1は最も多く摺動部材として
利用されている鋳造合金であり、表3に示す様にSnが
粒界に分散しており、これの耐焼付き面圧は図4に示す
様に5MPa以下である。図3に示す様に試験例1−1
〜試験例1−4の耐焼付き面圧は15MPa程度または
以上であるため、比較例11−1に比べると、試験例1
−1〜試験例1−4は著しく耐焼付き性が優れている。 (発明2の試験例)発明2に相当するものは試験例2−
1である。この例の形態は図2(B)に示されている。
表1に示す様に試験例2−1は基材粒子の粒内に、硬質
粒子としてAlN(4.3μm)、軟質材としてBi
(−400メッシュ)を均一分散させ、さらにBiを基
材粒子の粒界にも分散させた例である。表1に示す様に
軟質材のBiのVol%は合計20%(基材粒子の粒内
で10%であり、基材粒子の粒界で10%)である。図
3に示す様に試験例2−1の耐焼付き面圧は20MPa
近くであり、ブロック比摩耗量及び軸摩耗量も小さく、
比較例10−6(基材粒子の粒界のみにAlN及びPb
を分散させた形態)よりも耐摩耗性、耐焼付き性ともに
優れている。 (発明3の試験例)発明3に相当するものは試験例3−
1である。この例の形態は図2(C)に示されている。
この例はAlN(4.3μm)を粒内に均一分散させた
ものであり、軟質材は分散されていない。試験例3−1
と比較例10−2とは、基材粒子を構成するアルミ合金
粉末の組成が同一成分であり、硬質粒子も同様の粒径の
AlNである。むしろ比較例10−2はAlN量が10
%であり、試験例3−1の3%よりも多い。比較例10
−2は粒界にAlN(4.3μm)を分散しており、試
験例3−1はAlNは粒内に分散されている点異なる。
この様な試験例3−1と比較例10−2との試験結果を
比較すると、図3と図4との対比から理解できる様に、
試験例3−1の耐焼付き面圧は10Mpaを越え、比較
例10−2の耐焼付き面圧は8MPa程度であり、試験
例3−1の方が耐焼付き面圧が高い。しかも試験例3−
1の方がブロック比摩耗量、軸摩耗量(相手攻撃性が少
ない)が共に少ない。従って試験例3−1の方が自己耐
摩耗性が優れ、相手攻撃性が少なく、耐焼付き性ともに
優れている。
【0033】換言すれば、試験例3−1は粒内添加した
AlN量が3Vol%であり、比較例10−2は粒界添
加したAlN量は、試験例3−1よりも多い10Vol
%である。この様に試験例3−1は、比較例10−2よ
りもAlN量が少ないのにもかかわらず、比較例10−
2よりも前述の様にブロック摩耗、軸摩耗、耐焼付き性
ともに優れている。この理由は、硬質粒子を基材粒子の
粒内に配置して均一分散性が高いこと、更に、硬質粒子
であるAlNが基材粒子の粒内に強く保持されて『ホー
ルド性』が高まり、AlNの脱落が防止され、アブレッ
シブ摩耗が生じにくいことに起因すると考えられる。 (発明4の試験例)発明4に相当するものは試験例4−
1〜試験例4−9である。この例の形態は図2(D)に
示されている。試験例4−1〜試験例4−9は基材粒子
の粒内に硬質粒子を、また基材粒子の粒界に軟質材を添
加分散させた形態の摺動部材である。
【0034】一方、比較例10−7は硬質粒子としてA
lN(粒径は6.8μm、量は3Vol%)を基材粒子
の粒界に添加分散させ、軟質材としてPbを基材粒子の
粒界に20Vol%させたものである。図3に示す様に
試験例4−1〜試験例4−9の耐焼付き面圧は15MP
a程度を越えており高く、更にブロック比摩耗量、軸摩
耗量も少ない。一方、図4に示す様に比較例10−7の
耐焼付き面圧は10MPa未満であり、耐焼付き面圧も
小さく、しかもブロック比摩耗量、軸摩耗量もかなり多
く、従って自己摩耗性や相手攻撃性も大きい。この様に
比較例10−7に比較して、発明4に相当する試験例4
−1〜試験例4−9はいずれも耐摩耗性、耐焼付き性に
優れている。 (発明5の試験例)発明5に相当するものは試験例5−
1〜試験例5−4である。この例の形態は図2(E)に
示されている。これらの例は、硬質粒子(AlN:粒径
4.3μm)を基材粒子の粒界に添加分散させ、かつ軟
質材であるBi、Pb、Snを基材粒子の粒内に分散さ
せた例である。図3に示す様に試験例5−1〜試験例5
−4の耐焼付き面圧は10MPaを越えており高く、特
にPb量が多い試験例5−2は20MPa近くあり、更
にブロック比摩耗量、軸摩耗量も比較的少ない。
【0035】比較例10−6は、試験例5−2と基材粒
子の組成、PbのVol%、AlNの粒径、AlNの存
在形態(粒界)ともに等しいが、Pbが粒界に分散して
いる点異なる。比較例10−6と試験例5−2との試験
結果を比較すると、比較例10−6の耐焼付き面圧は1
0MPa未満であり、試験例5−2の耐焼付き面圧が2
0MPaに近い程度であり、特に耐焼付き性において優
れている。その理由はPbが基材粒子の粒内に存在する
ため均一分散性が高いためである。
【0036】表1に示す様に試験例5−1、試験例5−
3は軟質材の量が0.6Vol%、3.1Vol%とか
なり低いにもかかわらず、耐焼付き面圧は13MPa程
度、15MPa程度と高く、耐焼付き性に優れている。
軟質材が基材粒子の粒内に分散しているためであると推
察される。なお試験例5−1〜試験例5−4に相当する
発明5(硬質粒子が粒界に配置)では、硬質粒子の脱落
抑制の観点から硬質粒子の粒径は1〜5μmが好ましい
としたが、2次粒子の凝集を一層避け、硬質粒子の均一
分散性を確保するためには、あるいは、硬質粒子の脱落
を一層防ぐためには、硬質粒子の粒径は2.5〜4.5
μmが望ましい。 (発明6の試験例)発明6に相当するものは試験例6−
1、試験例6−2である。この例の形態は図2(F)に
示されている。表1に示す様に試験例6−1は基材粒子
の粒内及び粒界にそれぞれわずかな軟質材としてBiが
(粒内:1.1Vol%、粒界:1.1Vol%)分散
し、更に粒界に硬質粒子(AlN、4.3μm)が分散
した形態の材料である。試験例6−2は基材粒子の粒内
及び粒界にそれぞれわずかな軟質材としてPbが(粒
内:1.0Vol%、粒界:1.0Vol%)分散し、
更に粒界に硬質粒子(AlN、4.3μm)が分散した
形態の材料である。図3に示す様に試験例6−1、6−
2は耐焼付き面圧は13MPa程度を越えており、従っ
て耐焼付き性は各比較例に比較して優れている。 (各試験例の製法)各試験例の製法は前述の様に表2に
示されている。表2に示す様に、試験例1−1ではアル
ミ合金粉末とAlN粉末とPb粉末とを容器内に装入し
ボールと共に攪拌してメカニカルアロイング(MA)し
た混合粉末を用い、350°Cでホットプレスしたもの
である。
【0037】試験例1−2ではアルミ合金粉末とAlN
粉末と黒鉛粉末とを容器内に装入し、ボールと共に攪拌
してメカニカルアロイング(MA)した粉末を同様にホ
ットプレスしたものである。試験例1−3ではアルミ合
金粉末とAlN粉末とPb粉末とを同様にメカニカルア
ロイング(MA)した粉末を用い、その粉末を同様にホ
ットプレスしたものである。試験例1−4ではPbとS
iCを含むAl溶湯を空気噴霧して形成した粉末を同様
にホットプレスしたものである。なお試験例1−1〜試
験例1−4のホットプレス温度は表2に示す様に350
°Cである。
【0038】試験例2−1ではアルミ合金粉末とAlN
粉末とBi粉末とを容器内に装入し、ボールと共に攪拌
してメカニカルアロイング(MA)し、次にその粉末に
Bi粉末をV型混合機で添加混合した粉末を用い、同様
にホットプレスしたものである。試験例3−1ではAl
Nを含むAl溶湯を空気噴霧して形成した粉末をホット
プレスしたものであり、ホットプレス温度は400°C
である。
【0039】表2に示す様に、試験例4−1ではAlN
を含むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にその
粉末にPb粉末をV型混合機で添加混合した粉末を同様
にホットプレスしたものである。試験例4−2ではSi
C粉末と含むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成し、次
にその粉末にPb粉末をV型混合機で添加混合した混合
粉末を同様にホットプレスしたものである。試験例4−
3も同様である。
【0040】試験例4−4ではAlN粉末を含むAl溶
湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にその粉末に黒鉛粉
末をV型混合機で添加混合した混合粉末を同様にホット
プレスしたものである。試験例4−5ではSiC粉末を
含むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にそのポ
リエステル粉末をV型混合機で添加混合した混合粉末を
同様にホットプレスしたものである。試験例4−6では
SiC粉末を含むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成
し、次にそのフッ素樹脂(PTFE)粉末をV型混合機
で添加混合した粉末を同様にホットプレスしたものであ
る。試験例4−7ではアルミ合金粉末とFeB粉末とを
ボールと共に攪拌してメカニカルアロイング(MA)
し、次にその粉末にPb粉末をV型混合機で添加混合し
た混合粉末を同様にホットプレスしたものである。試験
例4−8ではアルミ合金粉末とAlN粉末とをボールと
共に攪拌してメカニカルアロイング(MA)し、次にそ
の粉末にPb粉末をV型混合機で添加混合した混合粉末
をホットプレスしたものである。試験例4−9ではアル
ミ合金粉末とAlN粉末とをボールとともに攪拌してメ
カニカルアロイング(MA)し、次にその粉末にBi粉
末をV型混合機で添加混合した混合粉末を同様にホット
プレスしたものである。
【0041】試験例5−1ではBiを含むAl溶湯を空
気噴霧して粉末を形成し、次にその粉末にAlN粉末を
V型混合機で添加混合した混合粉末を同様にホットプレ
スしたものである。試験例5−2ではPbと含むAl溶
湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にその粉末にAlN
粉末をV型混合機で添加混合した混合粉末を同様にホッ
トプレスしたものである。試験例5−3ではSnを含む
Al溶湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にその粉末に
AlN粉末をV型混合機で添加混合した混合粉末をホッ
トプレスしたものである。試験例5−4ではアルミ合金
粉末とPb粉末とを同様にメカニカルアロイング(M
A)し、次にその粉末にAlN粉末をV型混合機で添加
混合した混合粉末をホットプレスしたものである。
【0042】表2に示す様に試験例6−1ではBiを含
むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成し、次にその粉末
にAlN粉末及びBi粉末とをV型混合機で添加混合し
た混合粉末をホットプレスしたものである。試験例6−
2ではPbを含むAl溶湯を空気噴霧して粉末を形成
し、次にその粉末にAlN粉末及びPb粉末をV型混合
機で添加混合した混合粉末をホットプレスしたものであ
る。
【0043】表4は比較例10−1〜10−7の製法を
示す。表4に示す様に比較例10−1ではアルミ合金粉
末とAlN粉末とPb粉末とをV型混合機で混合した混
合粉末を用い、350°Cでホットプレスしている。比
較例10−2ではアルミ合金粉末とAlN粉末とをV型
混合機で混合した混合粉末をホットプレスしている。比
較例10−3ではアルミ合金粉末とPb粉末とをV型混
合機で混合した混合粉末をホットプレスしている。比較
例10−4ではアルミ合金粉末とAlN粉末とをボール
と共に攪拌してメカニカルアロイング(MA)した混合
粉末をホットプレスしている。比較例10−5ではアル
ミ合金粉末とAlN粉末とを同様にメカニカルアロイン
グ(MA)した混合粉末をホットプレスしている。
【0044】なお上記した各試験例においてメカニカル
アロイング(MA)の基本的な条件は次の様である。即
ち、ボール直径が10mm、ボール材質がSUS30
4、振動数が1800rpm、振幅が10mm、容器材
質がSUS304、容器容量が1.6リットル、ボール
チャージ量が6kg、メカニカルアロイングする粉末が
150g、(添加トルエンが5g、メカニカルアロイン
グ時間がAlN添加の場合には1時間、Pb添加の場合
には10時間である。 (その他の例)発明1〜発明5で用いた粉末を2種以上
混合し、粉末冶金法で製造してアルミ基摺動部材を形成
しても良い。この場合においても耐摩耗性、耐焼付き性
が優れている。 (試験方法)耐摩耗性試験方法で用いた試験装置を図5
に示す。この試験装置は、円筒/平板型摩耗試験装置と
呼ばれるものであり、保持軸201に揺動可能に保持さ
れたバー202と、バー202に設けられたホルダ部2
03と、バー202に負荷をかけるウエイト204と、
ノズル孔205と、回転可能な相手材としての軸206
とを備えている。そしてバー202のホルダ部203に
試験片としてのブロックW1を保持した状態で、ウエイ
ト204によりブロックW1を軸206に圧接すると共
に軸206を矢印X1方向に回転させ、これによりブロ
ックW1を軸206に摺動させる。ブロックW1の寸法
は5mm×10mm×15mmである。そして相手材で
ある軸206の摩耗量(μm)と、試験片であるブロッ
ク比摩耗量(mm3 /kg・mm)とを測定した。試験
結果は前述の様に図3、図4に示している。ブロック比
摩耗量とは、{ブロックW1の摩耗体積/(摺動距離×
試験荷重)}の意味である。
【0045】試験条件は以下の様である。 速 度:0.5m/s(240rpm) 荷 重:196N(20kgf) 潤滑油種:パラフィン系ベースオイル(クリストール5
2) ミスト状での給油5μg/s 潤滑油温:室温 時 間:2Hr ブロックW1の寸法:摺動幅10mm ブロックW1の表面粗さ:1.0〜2.0μmRz 軸206の材質:S55C(焼入),Hv500 軸206の寸法:直径40.長さ30mm 軸206の表面粗さ:1.0〜1.2μmRz 次に、前記した耐焼付き試験方法で用いた試験装置を図
6に示す。この試験は3ピン/ディスク型スラスト試験
とも呼ばれる。この試験では試験片W2をスラストテス
タの回転可能なホルダ300に装備するとともに固体台
301に3個の相手材302(材質:SUJ2、直径8
mm)を突出状態に装備した状態で、固体台301の注
油孔303からオイルミスト304を供給しながら、ホ
ルダ300を矢印X2方向に所定の速度で回転させ、こ
れにより固体台301の相手材302(材質:SUJ
2)と試験片W2とを摺動させて行った。試験片W2は
平板状であり、40mm×40mm、厚み5mmであ
る。この試験片W2は、各試験例に従って形成した円盤
状の焼結合金の軸長方向の両端面を機械加工し、前記し
た厚みにしたものである。試験条件は以下の様である。 試験機 :高速高荷重スラストテスタ 速度 :1m/s 負荷方法:0.3kN/15min(漸増) 油 種 :パラフィン系ベースオイル(クリストール5
2) 噴霧量 :10μg/s 相手材302 :SUJ2、表面粗さ0.8μmRz 接触面積:0.71cm2 (金属組織)試験例1−4の試験片の金属組織(倍率5
00倍)を図8に示す。図8において基地つまり基材粒
子はアルミ合金粉末で構成されており、粒内における灰
色が濃い『島状』の粒子がSiCであり、比較的大きな
面積の灰色が薄い部分がPbである。この様にアルミ合
金粉末で構成された基材粒子の粒内にSiC、Pbが分
散している。
【0046】試験例4−2の試験片の金属組織(倍率5
00倍)を図9に示す。図9において基地はアルミ合金
粉末で構成されており、灰色が濃い『島状』の粒子がS
iCであり、粒界における比較的大きな面積の灰色が薄
い部分がPbである。この様に基材粒子の粒内にSi
C、Pbが分散していることがわかる。試験例4−4の
試験片の金属組織(倍率500倍)を図10に示す。図
10において基地はアルミ合金粉末で構成されており、
粒内における灰色が濃い『島状』の粒子がSiCであ
り、粒界における比較的大きな面積の灰色が濃い部分が
黒鉛である。この様に基材粒子の粒内にSiCが分散し
ている。
【0047】試験例4−5の試験片の金属組織(倍率5
00倍)を図11に示す。図11において、粒内におけ
る灰色が濃い『島状』の粒子がSiCであり、粒界にお
ける比較的大きな面積の灰色が濃い部分が芳香族ポリエ
ステルである。この様に基材粒子の粒内にSiCが分散
している。試験例4−8の試験片の形成に使用したメカ
ニカルアロイング処理したアルミ合金粉末、つまりアル
ミ合金粉末とAlN粉末とをメカニカルアロイング処理
した粉末粒子の金属組織(倍率800倍)を図12に示
す。図12において全体はアルミ合金粉末の内部の組織
を示し、黒色の『島状』の粒子がAlNであり、図12
において右下部及び左上部に位置する比較的大きな面積
の『海状』をなす黒色部分は、粉末粒子を埋め込んだ埋
込樹脂の領域を示す。この様にAl合金粉末の粒内にA
lNが分散していることがわかる。
【0048】試験例6−1の試験片の金属組織(倍率5
00倍)を図13に示す。図13において黒色の『島
状』の粒子がAlNであり、基材粒子の粒界にAlNが
分散している。基材粒子の粒内に薄い灰色のBiが見ら
れる。 (B)請求項2 請求項2のアルミ基摺動部材は、アルミ系粉末粒子とC
u−Pb系粉末粒子とを含む粉末を焼結した合金で構成
され、基地はアルミ系相とCu−Pb系相とを主体とし
て構成され、Cu−Pb系相は、Cu相の内部にCu相
よりも微細なPbが散乱分散して構成されていることを
特徴とする。これの代表的な形態を図2(G)に示す。
図2(G)に示す様に、アルミ系相を構成する基材粒子
1の粒界にCu−Pb系相5が配置されている。Cu−
Pb系相5は、基本的にはCu相と微細なPbとで構成
されている。微細なPbはCu相に散乱分散しているも
のである。微細なPbの粒径は、Cu−Pb系相5の生
成過程等によっても異なるが、一般的には水アトマイズ
粉の場合0.1〜10μm程度にできる。
【0049】請求項2は次の(1)〜(4)の形態で実
施できる。 (1)このアルミ基摺動部材は、噴霧処理で形成した微
小なCu−Pb系粉末粒子とアルミ合金粉末とを混合し
た混合粉末を用い、この混合粉末をホットプレス処理し
て、あるいは、この混合粉末を圧縮成形した圧粉体を焼
結して形成できる。混合粉末においてCu−Pb系粉末
粒子を混合する割合は、混合粉末全体を100Vol%
としたとき、1〜50Vol%にできる。Cu−Pb系
粉末粒子は、Cu−Pb系粉末粒子を100wt%とし
たとき、Pbを1〜80wt%含有するものを採用でき
る。
【0050】更には、Cu系粉末とPb系粉末とをメカ
ニカルアロイング処理で複合化したCu−Pb系粉末粒
子を用いることもできる。Cu−Pb系粉末粒子をメカ
ニカルアロイング処理で複合化するにあたっては、Al
系粉末とPb系粉末とをボール等の硬質体とともに容器
内に装入して、攪拌することにより、塑性加工等を利用
して機械的に複合して合金化できる。上記した混合粉末
に、固体潤滑成分としてSn、In、Bi等の軟質金属
を配合することもできる。また黒鉛、二硫化モリブデ
ン、BN、フッ素系樹脂等(例えばPTFE)の固体潤
滑成分を含むことも好ましい。
【0051】(2)更に上記した混合粉末に硬質粒子を
混合する形態でも良い。この場合には、混合粉末全体を
100Vol%としたとき、硬質粒子を1〜15Vol
%、Cu−Pb系粉末粒子を1〜50Vol%にでき
る。但し、(硬質粒子+Cu−Pb系粉末粒子)≦50
Vol%以下にすることが好ましい。 (3)更にCu−Pb系粉末粒子を含む混合粉末に電解
Cu粉を混合する形態でも良い。この場合には、混合粉
末の形態は、(Al合金粉末+電解Cu粉+硬質粒子+
Cu−Pb合金粉末)となる。電解Cu粉は−50〜−
200メッシュ、殊に−80〜−130メッシュ程度の
ものが良く、硬質粒子は1〜10μm程度が良い。混合
粉末全体を100Vol%としたとき電解Cu粉は1〜
50Vol%にでき、硬質粒子は1〜10Vol%にで
きる。但し、(電解Cu粉+硬質粒子+Cu−Pb合金
粉末)≦60vol%、また(硬質粒子Vol%/電解
Cu粉Vol%)×100≦20とすることが好まし
い。
【0052】CuはAlよりも焼結温度が高く、Alの
焼結温度で組織変化が実質的になく、またAlと結合し
易い。この点を考慮して両者を複合化する。一方、硬質
粒子や軟質材等の添加粒子の量を増加したい場合には、
前記の様に電解Cu粉を混合することも好ましい。この
場合には、混粉の段階で、粉末表面積の大きい電解Cu
粉自体に硬質粒子や軟質材等の添加物が付着するので、
添加物の凝集がそれだけ少なくなる。これにより硬質粒
子等の添加物の均一分散性が向上し、均一な分散組織と
なり、添加物の添加効果の低下を防止できる。 (請求項2の試験例)表5は、請求項2における各試験
例における基材組成つまりAl合金粉末の組成、Al合
金粉末の粒度、硬質粒子の材質、硬質粒子の粒径、硬質
粒子の量を示す。表6は軟質材の材質、軟質材の粒径、
軟質材の量、作製条件を示す。
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】試験例9−1〜9−6、更には表5、表6
に示した条件に従って試験片を製造する。具体的には試
験例9−1〜9−4では、基材粒子を構成するAl合金
粉末と硬質粒子(AlN)と軟質材としてのCu−Pb
粉末(空気噴霧で急冷凝固させて形成したもの)とをV
型混合機を用いて混合した混合粉末を用い、その混合粉
末を金型のキャビティに装填した状態で、かつ真空下
(10-3Torr)で、加熱しつつ加圧し、これにより
ホットプレス処理を実施して焼結し、これにより焼結合
金を形成した。ホットプレス処理の条件は成形圧力が3
10MPa、温度が350°Cである。
【0056】試験例9−6では、軟質材としてCu−P
b粉末(空気噴霧で急冷凝固させて形成したもの)の他
に電解Cu粉を用い、これらをAl合金粉末と共にV型
混合機を用いて混合した混合粉末をホットプレスし、焼
結合金を形成した。表5に示す様に比較例13−1は重
量比でAl−13%Sn−3%Si−1%Cu−0.4
%Crの組成の溶湯を鋳造で凝固させて鋳造合金とし
た。比較例13−2は、Pb単体のPb粉末をAl合金
粉末とAlN粉末とをV型混合機で混合した混合粉末を
ホットプレスして形成した。比較例13−3は、Pb単
体のPb粉末とAl合金粉末とをV型混合機で混合した
混合粉末をホットプレスして形成し、AlNは含まれて
いない。比較例13−4は、Al合金粉末とAlN粉末
とをV型混合機で混合した混合粉末をホットプレスして
形成した。
【0057】そして表5、表6に示す各試験例及び比較
例の試験片について、耐摩耗性試験、耐焼付き性試験を
前述同様な条件で行った。試験結果を図7に示す。図7
に示す様に、試験例9−1〜9−7の耐焼付き面圧は共
に10MPaを越える大きさであり高い。試験例9−6
のブロック比摩耗量、軸摩耗量は共に小さかった。更に
比較例13−2〜比較例13−4の耐焼付き面圧は共に
小さく、かつブロック比摩耗量、軸摩耗ともに大きい。
従って耐焼付き性、耐摩耗性ともに比較例よりも試験例
9−1〜9−7が優れている。
【0058】比較例13−2と試験例9−1とは基材の
組成、硬質粒子としてのAlNの粒径、AlN量、軟質
材の粒度、軟質量、更にはホットプレス温度、成形圧力
は基本的には同じである。但し比較例13−2では軟質
材としてPb粉末を用い、実施例9−1では軟質材とし
てCu−Pb粉末(噴霧処理で形成したもの)を用いて
いる点が異なる。従って上記した優れた効果が得られる
理由は、空気噴霧処理で形成されたCu−Pb粉末粒子
では急冷凝固のため、後述する顕微鏡写真で示す様に、
Pb単体のPb粉末粒子に比較して、固体潤滑性に寄与
するPbが極微細であり、かつ、Cu−Pb粉末粒子中
のCu相に散乱分散しているため、更に、ホットプレス
温度が350°C程度と低いため、デンドライトの成長
が起こらないか起こりにくく、ホットプレス処理の際に
おいてもPbの極微細状が維持されるためであると考え
られる。
【0059】ちなみにホットプレス温度を800°C程
度に設定した場合には、噴霧処理で形成した同一粒径及
び同一組成のCu−Pb粉末粒子を用いた場合であって
も、Pbが大きくなっていることが光学顕微鏡で観察さ
れた。 (金属組織)図14〜図16は走査型電子顕微鏡(SE
M)で観察した写真である。図14〜図16は同一試験
片(試験例9−2)の同一部位を同倍率で示す。図14
に示されているAl基の基地には『島状』のCu−Pb
相が多数個分散している。図15において白抜きの『島
状』を呈する領域はCu相を示し、黒色の領域はAlの
基地を示す。図16において白点が散乱分散している形
態はPbを示す。
【0060】図15に示す白抜きの領域と、図16にお
いて白点の散乱分散している領域は同位置であり、本来
的に重なっているものである。この様な図15と図16
との観察から明らかな様に、1つの粒径20μm程度と
推定される『島状』のCu相に極微細な点状のPbが広
い面積にわたり散乱分散しているのが理解できる。この
様に組織はデンドライト化せず、Pbは極微細である。
なおCu−Pb合金は一般的には鋳造で凝固させれば、
その組織はデンドライトを呈するとされている。
【0061】この様に1つの『島状』のCu相の内部に
極微細なPbが広面積にわたり散乱分散しているため、
Pbの局部的な偏在は抑制され、固体潤滑性の確保に有
利に作用する。更に、図17はCu粉末(形状:塊状、
粒径:40μm)とPb粉末(Pbの純度99.9%、
粒径:30μm)とをメカニカルアロイング処理(M
A)した混合粉末の金属組織を電子顕微鏡(SEM)で
観察した写真(倍率:1000倍)である。図18は図
17のEPMA像を示す写真であり、Pbのはっきりし
たピークが存在しない。従ってCuとPbとの区別が困
難な程にPbが微細にCuに散乱混合している。すなわ
ち、図17をEPMA像にしたものが図18であり、こ
れを見るとPbとCuが共に確認されているので、両者
は機械的に混合しており、固溶していないと判断され
る。この様にCu粉末とPb粉末とをメカニカルアロイ
ング処理した場合であっても、組織はデンドライト化し
ない。
【0062】尚、図17に示す形態の粉末を得る際のメ
カニカルアロイング処理の基本的条件は、高エネルギボ
ールミルを使用し、回転数250rpm、時間50hr
である。 (付記)上記した各例から次の技術的思想を把握するこ
ともできる。 硬質粒子及び軟質材の少なくとも一方を粒内に保持し
たアルミ系粉末粒子を含む粉末を用い、その粉末を25
0〜600°C、好ましくは300〜400°Cにおい
てホットプレスまたは焼結して焼結合金とすることによ
り、請求項1にかかるアルミ基摺動部材を製造する方
法。 噴霧処理で形成したあるいはメカニカルアロイ処理で
形成したCu−Pb系粉末粒子(例えば−100メッシ
ュ〜−600メッシュ程度)とアルミ系粉末粒子とを含
む粉末を用い、その粉末を250〜600°C、好まし
くは300〜400°Cにおいてホットプレスまたは焼
結して焼結合金とすることにより、請求項2にかかるア
ルミ基摺動部材を製造する方法。
【0063】
【発明の効果】請求項1によれば、基材粒子の粒内に硬
質粒子や軟質材が保持されているので、摺動面における
硬質粒子や軟質材の局部的な偏在が抑制され、硬質粒子
や軟質材の均一分散性が向上する。従って硬質粒子によ
る摩擦特性、軟質材による固体潤滑性、摩擦特性が改善
される。更に基材粒子の粒内に硬質粒子や軟質材が保持
されているので、硬質粒子や軟質材の保持性が確保さ
れ、従って部材が摺動する際において硬質粒子や軟質材
が脱落しにくくなる。そのため硬質粒子の場合には、硬
質粒子の脱落に伴うアブレッシブ摩耗を防ぐことが可能
となり、アルミ基摺動部材の耐摩耗性を一層向上するこ
とが可能となる。また軟質材の脱落を防止できるので、
軟質材による固体潤滑性が確保され、摺動の金属の直接
接触を軽減または回避でき、耐摩耗性及び耐焼付性を一
層向上することが可能となる。
【0064】請求項2によれば、基地はアルミ系相とC
u−Pb系相とを主体として構成され、Cu−Pb系相
のCu相の内部に微細なPbが散乱分散している。即
ち、固体潤滑成分として機能するPbの局部的な偏在が
軽減または回避され、Pbの分散性が高まる。この様に
分散性が向上したPbが摺動の際に薄く伸びるので、ア
ルミ基摺動部材の基地が相手材に直接接触することを軽
減または回避でき、よって耐摩耗性及び耐焼付性を一層
向上することが可能となる。
【0065】請求項1や請求項2のアルミ基摺動部材
は、例えば車両部品、具体的には自動車用のエンジン、
トランスミッションなどに使用でき、その寿命を向上さ
せ得る。また耐焼付き性が向上したため、境界潤滑下に
ある各種のブッシュ、ワッシャ、メタルの焼付きトラブ
ルを著しく減少させ得る。さらに摺動の際の面圧が高い
場合であっても焼付き性が生じにくいため、機械構造体
の小型軽量化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来形態を示す金属組織の模式図である。
【図2】本発明の各形態を示す金属組織の模式図であ
る。
【図3】本発明に係る耐摩耗性試験及び耐焼付き性を示
す試験結果のグラフである。
【図4】比較例に係る耐摩耗性試験及び耐焼付き性を示
す試験結果のグラフである。
【図5】耐摩耗性試験装置の構成図である。
【図6】耐焼付き試験装置の要部の構成図である。
【図7】本発明に係る耐摩耗性試験及び耐焼付き性を示
す試験結果のグラフである。
【図8】試験例1−4にかかる金属組織を示す写真であ
る。
【図9】試験例4−2にかかる金属組織を示す写真であ
る。
【図10】試験例4−4にかかる金属組織を示す写真で
ある。
【図11】試験例4−5にかかる金属組織を示す写真で
ある。
【図12】試験例4−8にかかる金属組織を示す写真で
ある。
【図13】試験例6−1にかかる金属組織を示す写真で
ある。
【図14】走査型電子顕微鏡で観察した金属組織の写真
である。
【図15】走査型電子顕微鏡で観察した金属組織の写真
である。
【図16】走査型電子顕微鏡で観察した金属組織の写真
である。
【図17】Cu粉末とPb粉末とをメカニカルアロイ処
理した粉末粒子の金属組織を示す写真である。
【図18】図17のEPMA像を示す写真である。
【符号の説明】
1は基材粒子、2は硬質粒子、3は軟質材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今橋 ▲邦▼彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三浦 宏久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山田 泰弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 熊田 喜生 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 神谷 荘司 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 吉良 俊彦 愛知県豊田市緑ケ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 楠井 潤 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 久保 幸平 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 藤井 一男 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ系粉末粒子を含む粉末を焼結した合
    金で構成され、アルミ系粉末粒子で構成された基材粒子
    の粒内に硬質粒子及び軟質材の少なくとも一方が保持さ
    れていることを特徴とするアルミ基摺動部材。
  2. 【請求項2】アルミ系粉末粒子とCu−Pb系粉末粒子
    とを含む粉末を焼結した合金で構成され、基地はアルミ
    系相とCu−Pb系相とを主体として構成され、該Cu
    −Pb系相は、Cu相の内部に該Cu相よりも微細なP
    bが散乱分散して構成されていることを特徴とするアル
    ミ基摺動部材。
JP17602594A 1994-07-04 1994-07-04 アルミ基摺動部材 Pending JPH0813074A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3082764A1 (fr) * 2018-06-25 2019-12-27 C-Tec Constellium Technology Center Procede de fabrication d'une piece en alliage d'aluminium
WO2020002813A1 (fr) * 2018-06-25 2020-01-02 C-Tec Constellium Technology Center Procede de fabrication d'une piece en alliage d'aluminium

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