JPH08100227A - 焼結摺動部材 - Google Patents

焼結摺動部材

Info

Publication number
JPH08100227A
JPH08100227A JP7191311A JP19131195A JPH08100227A JP H08100227 A JPH08100227 A JP H08100227A JP 7191311 A JP7191311 A JP 7191311A JP 19131195 A JP19131195 A JP 19131195A JP H08100227 A JPH08100227 A JP H08100227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
alloy
sintered
sliding member
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7191311A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kondo
勝義 近藤
由重 ▲高▼ノ
Yoshie Kouno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP6197985A external-priority patent/JPH07102335A/ja
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP7191311A priority Critical patent/JPH08100227A/ja
Priority to US08/506,566 priority patent/US5518519A/en
Priority to CN95108696A priority patent/CN1121117A/zh
Priority to EP95305276A priority patent/EP0703382B1/en
Priority to DE69519009T priority patent/DE69519009T2/de
Priority to KR1019950023073A priority patent/KR100193606B1/ko
Publication of JPH08100227A publication Critical patent/JPH08100227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F1/00Metallic powder; Treatment of metallic powder, e.g. to facilitate working or to improve properties
    • B22F1/09Mixtures of metallic powders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F9/00Making metallic powder or suspensions thereof
    • B22F9/02Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
    • B22F9/04Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from solid material, e.g. by crushing, grinding or milling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/02Alloys based on copper with tin as the next major constituent
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/027Compositions based on metals or inorganic oxides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F9/00Making metallic powder or suspensions thereof
    • B22F9/02Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
    • B22F9/04Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from solid material, e.g. by crushing, grinding or milling
    • B22F2009/041Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from solid material, e.g. by crushing, grinding or milling by mechanical alloying, e.g. blending, milling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2301/00Metallic composition of the powder or its coating
    • B22F2301/10Copper

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチやブレーキ等の摺動部材へ適用され
る銅系焼結部材に関し、摩擦係数を向上させるために添
加する硬質粒子をCu−Sn系合金中に微細かつ均一に
分散させ、この分散した硬質粒子が摺動時にCu−Sn
合金素地から脱落することがなく、乾式下および湿式下
で優れた摩擦摺動特性を確保でき、さらに機械的特性を
改善した焼結部材を提供する。 【構成】 銅系焼結合金において、最大粒径15μm以
下、平均粒径5μm以下の硬質粒子が合金素地の旧粉末
粒内部に15〜25重量%均一に分散する組織を有して
いる焼結摺動部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銅系焼結摺動部材に関す
るものであり、耐摩耗性・耐焼付き性に優れ、乾式摺動
条件下において、約0.4〜0.6といった比較的高い
摩擦係数を安定して確保できる。また、潤滑油中におい
て、0.1を越える摩擦係数を安定して確保することが
でき、更に、相手材に対する攻撃性が極めて少なく、し
かも高強度・高靭性・高硬度を有することから乾式およ
び湿式クラッチ板やブレーキ材等の摺動部材へ適用でき
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、乾式下で使用される摩擦クラッチ
およびブレーキ用材料としてアスベスト系摩擦材料に代
わり青銅系焼結合金が開発されており、例えば特開昭5
8−126948号「乾式焼結摩擦材料」においては青
銅系焼結合金で高い摩擦係数を得るために硬質粒子を添
加している。
【0003】しかしながら、これらの焼結材料では合金
中に分散している硬質粒子と素地との間には反応層がな
く、隙間が存在する。そのため、高速・高荷重の摺動条
件下では摩擦時に素地から硬質粒子が脱落するために高
い摩擦係数を安定して確保することができなくなり、ま
た脱落部を起点として相手材と焼付きを生じ、さらには
脱落粒子のかみ込みや相手材を攻撃するといった問題が
ある。
【0004】一方、摩擦材の機械的特性の観点から上記
の隙間は焼結体の強度・靭性さらに硬度等の機械的特性
を低下させるといった問題がある。また、分散する硬質
粒子は粒径が約30〜80μmと大きく、これが破壊の
起点となることから強度・靭性の低下を誘発するといっ
た問題が生じる。
【0005】一方、従来の湿式摩擦材に関しては、一般
に多孔質な紙製摩擦材料もしくは炭素焼結材料が用いら
れている。例えば、前者に関して、特開平6−2565
3号「ペーパー摩擦材」はフェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂と黒鉛粉、有機ダスト等の摩擦調整剤を主成分に、
有機繊維や炭素繊維等を補強材とする、摩擦材を提案し
ている。一方、後者に関して、特開平4−76086号
「湿式摩擦材」は未炭化炭素質繊維と炭素質粉末からな
る複合体を焼結して得られる炭素繊維強化炭素焼結体を
提案している。両者の材料は共に、弾性変形可能である
為、偏った係合力を該摩擦材側で吸収することができる
といった特徴を有する。
【0006】しかしながら、このような摩擦材では、オ
イル中での摩擦係数は一般に0.1〜0.15と小さ
く、そのため、例えば、クラッチにおいて十分な伝達ト
ルクを得るには、摩擦材の大径化・大面積化が必要とな
り、その結果、現状の小型・軽量化のニーズには応えら
れない。更に、紙製摩擦材に関しては耐熱性に欠けるこ
とから、高温下での摩擦摺動の際において、摩擦材が摩
耗損傷したり、また特性が劣化することで摩擦係数が低
下するといった問題がある。
【0007】そこで、このような問題に対して、特開平
4−76086号「摩擦材」は2種類の金属からなる疑
似合金溶射皮膜を摩擦材(ガラス繊維やゴムバインダ)
の摺動面に形成することにより、0.25を越える高い
摩擦係数を確保できる摩擦材を提案している。
【0008】しかしながら、この製法によると、基板上
の摩擦材に加えて溶射皮膜処理が必要となるため、経済
性の面における問題や工程が複雑になるといった問題が
ある。また、溶射処理を必要とするために、優れた生産
性は期待できない。
【0009】一方で、従来から含油軸受材として使用さ
れている青銅(銅−錫)系焼結合金は、耐摩耗性および
耐焼付性に優れていることから、このような焼結合金に
硬質粒子を添加・分散した摩擦材では、摩耗損傷を生じ
ることなく、高い摩擦係数を得ることが予想できる。
【0010】しかしながら、上述したように、添加する
硬質粒子が素地の青銅粉末の粒界に存在するために摺動
時に脱落し、かえって相手材を攻撃したり、また、焼結
材自身も焼付きや摩耗するといった問題が生じた。更
に、軸受け用焼結合金では、内部に分散する空孔が多い
ため、例えば、20m/秒を越えるような高滑り速度域
では、焼結合金内に存在する潤滑油が内部から流出し、
且つ、摺動面の空孔に油溜まりを生じることで、摩擦材
の摺動面と相手鋼材との間で厚い油膜が形成され、その
結果、摩擦係数が0.01〜0.02に低下するといっ
た問題が生じた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を克服するため、乾式および湿式摺動下において、摩擦
係数を向上させることを目的に添加する硬質粒子をCu
−Sn系合金素地中に微細且つ均一に分散させ、しかも
この分散硬質粒子が摺動時にCu−Sn合金基地から脱
落することを抑制して優れた摩擦摺動特性を確保すると
共に機械的特性を改善した焼結部材を経済的に製造する
ことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述の問題を解決するために種々の実験・検討を行った
結果、乾式および湿式摺動摩擦条件下において高い摩擦
係数を安定して確保でき、且つ、相手材を攻撃すること
が無く、しかも摩耗量も少なく、さらに相手材と焼付き
を生じないような高強度焼結摺動部材を開発した。
【0013】その具体的な焼結摺動部材の合金組成およ
び製造方法は本発明によれば以下の通りである。
【0014】(1)銅系焼結合金において、最大粒径1
5μm以下、平均粒径5μm以下の硬質粒子が合金素地
の旧粉末粒内部に15〜25重量%均一に分散する組織
を有しており、乾式環境下にて鋼材と摺動した際に0.
4以上の摩擦係数を有し、且つ潤滑油中にて鋼材と摺動
した際に0.1以上の摩擦係数を有することを特徴とす
る焼結摺動部材。
【0015】(2)乾式環境下にて鋼材と摺動した際
に、静止摩擦係数と動摩擦係数の差が0.1以下である
ことを特徴とする上記(1)項記載の焼結摺動部材。
【0016】(3)前記銅系焼結合金において、平均径
が30μm以下である空孔が1容量%以上30容量%以
下、均一に合金内部に分散することを特徴とする上記
(1)項記載の焼結摺動部材。
【0017】(4)前記銅系焼結合金の素地の組成は、
Sn;3〜20重量%で、残部が実質的にCuおよび不
可避的不純物からなることを特徴とする上記(1)項記
載の焼結摺動部材。
【0018】(5)前記硬質粒子は、FeMo,FeC
r,FeTi,FeW,FeBの群からなる鉄系金属間
化合物のうち、少なくとも1種または2種以上からなる
ことを特徴とする上記(1)項記載の焼結摺動部材。
【0019】(6)前記銅系焼結合金において、必要に
応じて固体潤滑剤を3重量%以下含有することを特徴と
する上記(1)項記載の焼結摺動部材。
【0020】(7)前記固体潤滑剤は球状黒鉛,MoS
2,CaF2,BNのうち少なくとも1種または2種以上
からなることを特徴とする上記(6)項記載の焼結摺動
部材。
【0021】(8)前記銅系焼結合金において、必要に
応じて天然鱗片状黒鉛粉末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末
を厚み方向に膨張させた膨張化黒鉛粉末を15重量%以
下含有することを特徴とする上記(1)項記載の焼結摺
動部材。
【0022】(9)前記銅系焼結合金は、Sn;3〜2
0重量%を含有し、残部が実質的にCuおよび不可避的
不純物からなる組成のCu−Sn合金粉末と15〜25
重量%の硬質粒子からなる混合粉末を、機械的合金化法
(メカニカルアロイング法)、機械的混合法(メカニカ
ルグラインディング法)、造粒法のいずれかの混合・粉
砕処理を施すことにより硬質粒子を最大粒径15μm以
下、平均粒径5μm以下に粉砕し、且つCu−Sn合金
素地中にこれを均一に分散させた硬質粒子分散型複合銅
合金粉末を原料粉末に使用することを特徴とする上記
(1)項記載の焼結摺動部材。
【0023】(10)前記銅系焼結合金は、該硬質粒子
分散型複合銅合金粉末と3重量%以下の固体潤滑剤を混
合した粉末を原料粉末に使用することを特徴とする上記
(1)項または(9)項記載の焼結摺動部材。
【0024】(11)前記銅系焼結合金は、該硬質粒子
分散型複合銅合金粉末と15重量%以下の天然鱗片状黒
鉛粉末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末を厚み方向に膨張さ
せた膨張化黒鉛粉末を原料粉末に使用することを特徴と
する上記(9)項記載の焼結摺動部材。
【0025】(12)前記銅系焼結合金は、Sn粉末;
3〜20重量%、硬質粒子;15〜25重量%、残部が
実質的にCu粉末および不可避的不純物からなる混合粉
末を、機械的合金化法、機械的混合法、造粒法のいずれ
かの混合・粉砕処理を施すことにより、硬質粒子を最大
粒径15μm以下、平均粒径5μm以下に粉砕し、且つ
Cu−Sn合金素地中にこれを均一に分散させた硬質粒
子分散型複合銅合金粉末を原料粉末に使用することを特
徴とする上記(1)項記載の焼結摺動部材。
【0026】(13)前記銅系焼結合金は、該硬質粒子
分散型複合銅合金粉末と3重量%以下の固体潤滑剤を混
合した粉末を原料粉末に使用することを特徴とする上記
(1)項または(12)項記載の焼結摺動部材。
【0027】(14)前記銅系焼結合金は、該硬質粒子
分散型複合銅合金粉末と15重量%以下の天然鱗片状黒
鉛粉末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末を厚み方向に膨張さ
せた膨張化黒鉛粉末を混合した粉末を原料粉末に使用す
ることを特徴とする上記(12)項記載の焼結摺動部
材。
【0028】次に、上述した銅系焼結合金において、合
金組成および空孔量を上記の如く設定した理由について
説明する。
【0029】Sn SnはCuと共に本合金の素地を形成し、合金の高温強
度および靭性を向上させる作用があり、また、高温での
相手材との耐焼付き性を向上させる作用がある。添加量
が3重量%未満ではそれらの効果がなく、また20重量
%を越えて添加すると硬くて脆い相が析出するために強
度、靭性を低下させる。そこで、Snの含有量は3〜2
0重量%と設定した。
【0030】硬質粒子(鉄系金属間化合物) 硬質粒子は本焼結合金の素地中に、微細且つ均一に分散
して乾式および湿式摩擦条件下にて、常温および高温で
相手材との凝着発生を抑制し、耐焼付き性を向上させる
と共に相手材素地表面と直接接触して摩擦係数を大きく
し、耐摩耗性を向上させる効果がある。
【0031】その大きさおよび添加量の影響に関しては
次に示す通りである。含有量15重量%未満では焼結材
の摩擦係数は低下し、耐摩耗性を向上させる効果は得ら
れない。また最大粒径が15μmを越えるか、もしくは
平均粒径が5μmを越えるか、もしくはその含有量が2
5重量%を越えると硬質粒子が亀裂発生の起点となりや
すく、その結果、焼結材の強度・靭性が低下し、また相
手攻撃性の観点からもこのような範囲での硬質粒子の添
加は相手材を激しく摩耗させるために好ましくない。
【0032】さらに最大粒径15μm以下、平均粒径5
μm以下の硬質粒子を15〜25重量%含有した場合、
それら粒子が微細且つ均一に素地中に分散することで、
摩擦係数が安定するといった効果が得られる。そこで硬
質粒子は最大粒径15μm以下、平均粒径が5μm以下
とし、且つ合計含有量は15〜25重量%が適切であ
る。
【0033】尚、上記の鉄系金属間化合物としてはFe
Mo,FeCr,FeTi,FeW,FeBのうち少な
くとも1種または2種以上から構成されることが望まし
い。鉄系金属間化合物の他に、Al23,SiO2,Z
rO2等の金属酸化物やSiC,AlN等のセラミック
も摩擦係数を向上させる効果はあるが、これら粒子は鉄
系金属間化合物に比べて被削性に劣るため、経済性の面
において問題があることから、本摺動部材に対しては鉄
系金属間化合物の適用が望ましい。
【0034】しかしながら、これら鉄系金属間化合物が
摺動時に素地から脱落するとその脱落部を起点として相
手材と移着・凝着をおこして焼付きが発生したり、また
脱落粒子が相手材にかみ込むことで相手材を摩耗・損傷
させるといった問題がある。よって、このような現象を
抑えて、安定して高い摩擦係数を確保するには微細な金
属間化合物をCu−Sn合金素地中に均一に分散させて
且つそれら粒子の脱落を抑制する必要がある。
【0035】その具体的な方法としては、以下の通りで
ある。つまり、上記の金属間化合物をCu−Sn系合金
粉末もしくはCu粉末とSn粉末の混合粉末とを、機械
的に合金化することで最大粒径15μm以下、平均粒径
5μm以下に粉砕された金属間化合物をCu−Sn系合
金粉末粒内に微細且つ均一に分散ことができる。そし
て、この粉末を型押・成形し、焼結した後、素地のCu
−Sn系合金と金属間化合物の界面に反応層を形成させ
ることで金属間化合物を素地中に強固に固定できる。具
体的にはメカニカルアロイング法やメカニカルグライン
ディング法、造粒法といった機械的な粉末の混合・粉砕
処理法を適用することにより初めて金属間化合物がCu
−Sn系合金粉末粒内に微細且つ均一に分散し、しかも
摺動時にそれら粒子が焼結体素地から脱落することのな
いようなCu−Sn系合金粉末が得られることが判っ
た。
【0036】尚、この機械的な粉末混合処理は従来のボ
ールミル粉砕や混合のような湿式法ではなく、乾式法で
行う。また、場合によってはPCA(Process Control
Agent)としてステアリン酸やアルコールなどを少量添
加することで過度の凝集を防ぐこともある。処理装置は
アトライターやボールミルが適当である。前者は粉砕効
率に優れていることから高速処理には適しており、また
後者は長時間処理が必要となるが雰囲気制御が容易であ
り、投入エネルギーの設計さえ適切に行えば比較的経済
性に優れている。
【0037】固体潤滑剤 固体潤滑剤は乾式摩擦条件下において相手材に対する攻
撃性を改善すると共に高温状態での乾式摺動条件下で約
0.4〜0.6程度の比較的高い摩擦係数を安定させる
効果があり、これにより摺動面間の潤滑性を改善するこ
とができ、また摺動時の鳴きの問題や振動・ビビリ等の
発生が抑制できる。
【0038】また、湿式摩擦条件下においては滑り速度
が大きくなると、摺動面に存在する空孔における楔効果
により、潤滑油が空孔内に取り込まれることで、焼結摩
擦材と相手鋼材との摺動面間に潤滑膜が形成される。特
に、20m/秒を越えるような高滑り速度域で使用する
場合、摩擦係数が変動・低下するといった問題がある。
しかし、このような問題に対して、固体潤滑剤を含有す
ることで滑り速度に対する摩擦係数の安定性を改善する
ことができる。
【0039】Cu−Sn系焼結合金において、上記の効
果を有する固体潤滑成分は経済的にも問題の少ない黒
鉛,MoS 2,CaF2およびBNである。一方、他の潤
滑成分として例えば、PbはCu−Sn合金製軸受けに
おいて使用されるが、素地と化合物を生成せずに微粒子
としてα相のデンドライト間に存在するため、摺動部材
に適用すると摺動時に脱落する可能性がある。尚、黒
鉛,MoS2,CaF2,BNのうち少なくとも1種以上
で3重量%以下の添加が有効である。添加量が3重量%
を越えると焼結体の強度・靭性が著しく低下するので好
ましくない。
【0040】しかしながら、本発明者らは、黒鉛粉末の
中でも従来の粉末冶金に用いられてきた球状黒鉛粉末と
は異なる特性を有する天然鱗片状黒鉛粉末、或いはこの
天然鱗片状黒鉛粉末を厚み方向に膨張させた膨張化黒鉛
粉末を適用することを試みた。
【0041】具体的な特性としては、従来の球状黒鉛粉
末に比べて(1)成形性・圧縮性に優れていること、
(2)潤滑性能に優れていることである。つまり、従来
の球状黒鉛粉末では全体の3重量%を越えて添加すると
焼結体の機械的特性が低下するのに対して、鱗片状黒鉛
粉末或いは膨張化黒鉛粉末は成形性が良好であることか
ら、15重量%まで添加しても上記のような焼結体の機
械的特性の低下を誘発することはない。また、潤滑性能
がより優れていることから、上述したような摺動時のび
びり・振動や鳴きといった問題をより抑制できる効果を
有すると共に、摺動初期段階の相手材との馴染み性を改
善して摩擦係数をより安定化させる効果がある。
【0042】更には、焼結体中に分散した場合、これら
の黒鉛粉末の優れた圧縮性を利用することで、加圧時の
焼結体自身の圧縮性が向上し、その結果、相手材の摺動
面との局所的な接触を抑制でき、全面接触を可能とする
ことで摩擦摺動性能の安定化が図れる。
【0043】したがって、本発明の特徴である硬質粒子
分散型複合銅合金粉末とこれらの鱗片状黒鉛粉末、或い
は膨張化黒鉛粉末、或いは両方を混合・固化し得た焼結
体は、更により優れた機械的特性と摩擦摺動特性、特
に、摺動時の初期段階から安定した摩擦係数を発現でき
るといった特徴を有する。
【0044】空孔量 空孔は30μm以下の大きさであり、焼結合金の摺動摩
擦面に均一に分布することで、摺動の際に空孔が変形す
ることと、摺動の際にくさび効果により空孔内に空気が
流れ込むことで浮力が発生し、乾式摺動下においては、
耐焼付き性および相手材とのなじみ性を改善する効果が
ある。また、湿式摺動下では、上述したような含油効果
により空孔部に油溜まり(油膜)が形成され、耐焼付き
性を改善する効果が得られる。
【0045】空孔の大きさが30μmを越えるとこれが
亀裂発生の起点となり、焼結体の強度・靭性が著しく低
下する。また、その量が1容量%未満では上記の効果は
少なく、30容量%を越えて分布すると焼結合金の強度
・靭性が低下する。更に、空孔が不均一に分布すると摺
動時における相手材とのなじみ性が局所的に低下するた
め、安定した摩擦係数が得られず、また相手材との焼付
きを生じる。従って、本焼結摺動部材において、空孔は
大きさが30μm以下であり、且つ摺動部材中に均一に
1〜30容量%分布することが適切である。尚、本発明
においては上記のような空孔量の大きさ・量は粉末を型
押し・成形する際の圧力により制御することが可能であ
る。
【0046】以上のような合金組成を有し、且つ上記の
製造方法に基づいて作成した焼結摺動部材は、補強材無
しで単体で構造用部材として十分使用可能な強度・靭性
・硬度等の機械的特性と耐摩耗性および自己潤滑性を有
している。また、通常のCu−Sn系合金では、乾式摩
擦摺動条件下において摺動初期の摩擦係数は約0.2〜
0.3程度であり、また、湿式摩擦摺動条件下におい
て、摩擦係数は0.02〜0.05程度であり、且つ、
摩擦の進行と共に摩擦係数は変動・増加し、最終的には
相手材と焼付きを生じるかもしくは焼結材自身が摩耗す
る。
【0047】これに対して、本焼結摺動部材は乾式摺動
下で約0.4〜0.6、湿式摺動下で約0.1以上とい
った比較的高い摩擦係数を安定して保持でき、しかも相
手鋼材を攻撃すること無く、更に相手材との焼付きや摩
耗損傷を生じることがない。
【0048】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0049】<実施例1>本発明の焼結摩擦材および比
較材料の合金組成を表1に、その焼結摩擦材料の機械的
特性および摩擦試験結果(摩擦係数、摩擦材および相手
材SS41材の摩耗量)を表2に示す。
【0050】製造条件に関しては図1に示す工程に基づ
き、各粉末の成形・焼結を実施した。(図中の『機械的
粉砕・混合処理』は機械的合金化法、機械的混合法、造
粒法を意味する)尚、摩擦試験は図2に示す乾式摩擦試
験機により実施し、摩擦係数は試験開始から1分間隔で
測定しており、安定した値を表中に記載した。
【0051】本表においてNo.1〜17が本発明の焼結
部材、No.18〜28が比較材である。ここで、空孔量
のみ容積%で表示しており、他は全て重量%で表した数
値である。また、固体潤滑剤の記号A,B,C,Dはそ
れぞれA;黒鉛、B;MoS2、C;CaF2、D;BN
を意味する。
【0052】尚、表1備考欄の※1,※2,※3は以下
の通りである。 ※1)図1の製造工程(a)に基づいて混合粉末を機械
的粉砕・混合処理を施すが、粉砕条件を変更することで
分散硬質粒子であるFe系金属間化合物の平均粒径を1
5μmとし、これを成形・焼結した合金。 ※2)図1の製造工程(a)に基づいて混合粉末に機械
的粉砕・混合処理を施すが、粉末成形時の面圧条件を変
更することで粉末成形体中に分布する空孔径を平均45
μmとし、これを焼結した合金。 ※3)所定の組成を有する各粉末を機械的合金化法、機
械的混合法、造粒法等の機械的粉砕・混合処理を施さず
に混合のみした後、焼結した合金。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】材料No.1〜17は本発明の合金であり、
その機械的特性および摩擦試験結果は表2に見るように
良好である。
【0056】一方、比較材での試験結果は以下のようで
ある。 18:Sn量が2%と少ない為に素地の強度不足により
摩擦材が摩耗してμ値が増加。 19:Sn量が35%と多い為に素地が著しく硬化して
相手材を攻撃してμ値が増加。 20:硬質粒子が10wt%と少ない為に十分なμ値が
得られない。 21:硬質粒子が30wt%と多く含まれている為に十
分なμ値が得られない。 22:固体潤滑剤を含まない為に潤滑不良を生じて相手
材と焼付きを発生する。 23:固体潤滑剤が4%と多い為に強度・靭性が低下す
る。 24:空孔量が0%である為に耐焼付き性が低下して相
手材と焼付きを生じる。 25:空孔量が35%と大きい為に強度・靭性が不足し
て摩擦材が摩耗する。 26:硬質粒子の平均粒径が15μmと大きい為に強度
・靭性が低下し、また相手材を攻撃する。 27:空孔の大きさが平均45μmと大きい為に強度・
靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 28:機械的粉砕・混合処理を行わず、単に所定成分を
有する各粉末を混合のみした後焼結した為に、硬質粒子
と素地との反応層が形成されず、また粗大な硬質粒子が
存在する為に摺動時に硬質粒子が素地から脱落して相手
材と焼付きを生じ、更に焼結材の強度・靭性が低下す
る。
【0057】<実施例2>表1に記載した合金組成およ
び製造方法に基づいて作製した、本発明の焼結摩擦材お
よび比較材料に関する摩擦試験結果(滑り速度に対する
摩擦係数、摩擦材および相手材S35C材の摩耗量)を
表3に示す。尚、摩擦試験は図3に示す湿式摩擦試験機
により実施し、摩擦係数は試験開始から1分間隔で測定
しており、安定した値を表中に記載した。
【0058】
【表3】
【0059】本表においてNo.1〜10が本発明の焼結
部材、No.11〜18が比較材である。本発明の合金No.
1〜10の摩擦試験結果は表3に見るように良好であ
る。
【0060】一方、比較材での試験結果は以下のようで
ある。 11:Sn量が2%と少ない為に素地の強度不足により
摩擦材が摩耗・焼付きが生じてμ値が増加。 12:Sn量が35%と多い為に素地が著しく硬化して
相手側のS35C材を攻撃して焼付きが発生し、その結
果μ値が増加。 13:硬質粒子が10wt%と少ない為に十分なμ値が
得られない。 14:硬質粒子が30wt%と多く含まれている為、相
手側のS35C材を攻撃して焼付きが発生し、その結果
μ値が増加。 15:固体潤滑剤を含まない為に、高速度下で摺動する
と摩擦係数が変動する。 16:空孔量が0%である為、油膜(油溜まり)が形成
されず、相手材と焼付きを生じる。 17:機械的粉砕・混合処理を行わず、単に所定成分を
有する各粉末を混合のみした後焼結した為に、硬質粒子
と素地との反応層が形成されず、また粗大な硬質粒子が
存在する為、摺動時に硬質粒子が素地から脱落して相手
材と焼付きを生じ、その結果μ値が増加する。 18:機械的粉砕・混合処理を行わず、単に所定成分を
有する各粉末を混合のみした後焼結した為に、硬質粒子
と素地との反応層が形成されず、また粗大な硬質粒子が
存在する為、摺動時に硬質粒子が素地から脱落して相手
材と焼付きを生じ、その結果μ値が増加する。
【0061】<実施例3>本発明の焼結摩擦材および比
較材料の合金組成を表4に、その焼結摩擦材料の機械的
特性および摩擦試験結果(摩擦係数、摩擦材および相手
材SS41材の摩耗量)を表5に示す。
【0062】製造条件に関しては図1に示す工程に基づ
き、各粉末の成形・焼結を実施した。(図中の『機械的
粉砕・混合処理』は機械的合金化法、機械的混合法、造
粒法を意味する)尚、摩擦試験は図2に示す乾式摩擦試
験機により実施し、摩擦係数は試験開始から1分間隔で
測定しており、安定した値を表中に記載した。
【0063】表5においてNo.1〜8が本発明の焼結部
材、No.9〜11が比較材である。ここで、空孔量のみ
容積%で表示しており、他は全て重量%で表した数値で
ある。また、黒鉛粉末の記号A、BはそれぞれA;天然
鱗片状黒鉛粉末、B;膨張化黒鉛粉末を意味する。
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】本発明の焼結摺動部材であるNo.1〜8の
機械的特性ならびに摩擦試験結果は同表5に見るように
良好である。また、鱗片状黒鉛粉末と膨張化黒鉛粉末を
共に用いることも可能であることが判る。一方、比較材
No.9〜11では、黒鉛粉末の添加量が全て15重量%
を越えているために、焼結体の機械的特性が低下し、そ
の結果、摩擦試験において焼結体試料に欠けが発生し
た。
【0067】<実施例4>本発明の焼結摩擦材におい
て、球状黒鉛粉末を添加した場合と、鱗片状黒鉛粉末或
いは膨張化黒鉛粉末を用いた場合との、摩擦摺動特性を
図2に示す乾式摩擦試験機を用いて評価した。尚、球状
黒鉛粉末を添加した焼結体である表1中のNo.11の試
料を記号A、また鱗片状黒鉛粉末或いは膨張化黒鉛粉末
を添加した焼結体である表4中のNo.1および2を記号
B、Cとした。試験結果として試験開始直後から5秒間
隔で測定した動摩擦係数の推移を表6および図4に示
す。
【0068】
【表6】
【0069】これに見るように従来の球状黒鉛粉末を用
いた場合に比べて、鱗片状黒鉛粉末或いは膨張化黒鉛粉
末を添加した焼結体は、試験開始後の初期に見られる摩
擦係数の一時上昇現象(初期馴染み現象)は全く見られ
ず、摺動初期の段階から摩擦係数の安定性が確保できる
ことが判る。
【0070】
【発明の効果】本発明の青銅基焼結摩擦材においては自
己潤滑効果を有していることから、乾式摩擦摺動条件に
おいて約0.4〜0.6程度を、また、湿式摩擦摺動条
件において0.1を越えるような比較的高い摩擦係数を
安定して保持でき、しかも相手鋼材を攻撃すること無
く、更に相手材と焼付きを生じることがない。また、十
分な強度・靭性・硬度等の機械的特性を有していること
から本焼結摩擦材単体で構造用部材として使用すること
ができる。従って、本材料の用途としてコンプレッサー
用クラッチ材や自動車・バイク・車両等のブレーキ摩擦
材、湿式摺動部材としては自動変速機用のクラッチ材等
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼結摺動部材の製造工程を示す工程図
である。
【図2】本発明の焼結摺動部材の乾式摩擦試験の説明図
である。
【図3】本発明の焼結摺動部材の湿式摩擦試験の説明図
である。
【図4】本発明の乾式摩擦試験における動摩擦係数の推
移を示す図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅系焼結合金において、最大粒径15μ
    m以下、平均粒径5μm以下の硬質粒子が合金素地の旧
    粉末粒内部に15〜25重量%均一に分散する組織を有
    しており、乾式環境下にて鋼材と摺動した際に0.4以
    上の摩擦係数を有し、且つ潤滑油中にて鋼材と摺動した
    際に0.1以上の摩擦係数を有することを特徴とする焼
    結摺動部材。
  2. 【請求項2】 乾式環境下にて鋼材と摺動した際に、静
    止摩擦係数と動摩擦係数の差が0.1以下であることを
    特徴とする請求項1記載の焼結摺動部材。
  3. 【請求項3】 前記銅系焼結合金において、平均径が3
    0μm以下である空孔が1容量%以上30容量%以下、
    均一に合金内部に分散することを特徴とする請求項1記
    載の焼結摺動部材。
  4. 【請求項4】 前記銅系焼結合金の素地の組成は、S
    n;3〜20重量%で、残部が実質的にCuおよび不可
    避的不純物からなることを特徴とする請求項1記載の焼
    結摺動部材。
  5. 【請求項5】 前記硬質粒子は、FeMo,FeCr,
    FeTi,FeW,FeBの群からなる鉄系金属間化合
    物のうち、少なくとも1種または2種以上からなること
    を特徴とする請求項1記載の焼結摺動部材。
  6. 【請求項6】 前記銅系焼結合金において、必要に応じ
    て固体潤滑剤を3重量%以下含有することを特徴とする
    請求項1記載の焼結摺動部材。
  7. 【請求項7】 前記固体潤滑剤は球状黒鉛,MoS2
    CaF2,BNのうち少なくとも1種または2種以上か
    らなることを特徴とする請求項6記載の焼結摺動部材。
  8. 【請求項8】 前記銅系焼結合金において、必要に応じ
    て天然鱗片状黒鉛粉末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末を厚
    み方向に膨張させた膨張化黒鉛粉末を15重量%以下含
    有することを特徴とする請求項1記載の焼結摺動部材。
  9. 【請求項9】 前記銅系焼結合金は、Sn;3〜20重
    量%を含有し、残部が実質的にCuおよび不可避的不純
    物からなる組成のCu−Sn合金粉末と15〜25重量
    %の硬質粒子からなる混合粉末を、機械的合金化法(メ
    カニカルアロイング法)、機械的混合法(メカニカルグ
    ラインディング法)、造粒法のいずれかの混合・粉砕処
    理を施すことにより硬質粒子を最大粒径15μm以下、
    平均粒径5μm以下に粉砕し、且つCu−Sn合金素地
    中にこれを均一に分散させた硬質粒子分散型複合銅合金
    粉末を原料粉末に使用することを特徴とする請求項1記
    載の焼結摺動部材。
  10. 【請求項10】 前記銅系焼結合金は、該硬質粒子分散
    型複合銅合金粉末と3重量%以下の固体潤滑剤を混合し
    た粉末を原料粉末に使用することを特徴とする請求項1
    または9記載の焼結摺動部材。
  11. 【請求項11】 前記銅系焼結合金は、該硬質粒子分散
    型複合銅合金粉末と15重量%以下の天然鱗片状黒鉛粉
    末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末を厚み方向に膨張させた
    膨張化黒鉛粉末を原料粉末に使用することを特徴とする
    請求項9記載の焼結摺動部材。
  12. 【請求項12】 前記銅系焼結合金は、Sn粉末;3〜
    20重量%、硬質粒子;15〜25重量%、残部が実質
    的にCu粉末および不可避的不純物からなる混合粉末
    を、機械的合金化法、機械的混合法、造粒法のいずれか
    の混合・粉砕処理を施すことにより、硬質粒子を最大粒
    径15μm以下、平均粒径5μm以下に粉砕し、且つC
    u−Sn合金素地中にこれを均一に分散させた硬質粒子
    分散型複合銅合金粉末を原料粉末に使用することを特徴
    とする請求項1記載の焼結摺動部材。
  13. 【請求項13】 前記銅系焼結合金は、該硬質粒子分散
    型複合銅合金粉末と3重量%以下の固体潤滑剤を混合し
    た粉末を原料粉末に使用することを特徴とする請求項1
    または12記載の焼結摺動部材。
  14. 【請求項14】 前記銅系焼結合金は、該硬質粒子分散
    型複合銅合金粉末と15重量%以下の天然鱗片状黒鉛粉
    末、或いは天然鱗片状黒鉛粉末を厚み方向に膨張させた
    膨張化黒鉛粉末を混合した粉末を原料粉末に使用するこ
    とを特徴とする請求項12記載の焼結摺動部材。
JP7191311A 1994-07-30 1995-07-03 焼結摺動部材 Pending JPH08100227A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7191311A JPH08100227A (ja) 1994-07-30 1995-07-03 焼結摺動部材
US08/506,566 US5518519A (en) 1994-07-30 1995-07-25 Sintered contact component
CN95108696A CN1121117A (zh) 1994-07-30 1995-07-28 烧结接触元件
EP95305276A EP0703382B1 (en) 1994-07-30 1995-07-28 Sintered contact component
DE69519009T DE69519009T2 (de) 1994-07-30 1995-07-28 Gesintertes Kontaktbauteil
KR1019950023073A KR100193606B1 (ko) 1994-07-30 1995-07-29 소결접동부재

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197985A JPH07102335A (ja) 1993-08-09 1994-07-30 焼結摺動部材
JP6-197985 1994-07-30
JP7191311A JPH08100227A (ja) 1994-07-30 1995-07-03 焼結摺動部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08100227A true JPH08100227A (ja) 1996-04-16

Family

ID=26506618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7191311A Pending JPH08100227A (ja) 1994-07-30 1995-07-03 焼結摺動部材

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5518519A (ja)
EP (1) EP0703382B1 (ja)
JP (1) JPH08100227A (ja)
KR (1) KR100193606B1 (ja)
CN (1) CN1121117A (ja)
DE (1) DE69519009T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09301256A (ja) * 1996-05-09 1997-11-25 Toshiba Tungaloy Co Ltd 車両用ローラーブレーキ
JP2010151214A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Ntn Corp 導電性転がり軸受
CN103639404A (zh) * 2013-11-29 2014-03-19 国网河南省电力公司平顶山供电公司 一种大功率风电机组用制动闸片材料及其制备工艺

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253826A (ja) * 1994-10-19 1996-10-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 焼結摩擦材およびそれに用いられる複合銅合金粉末とそれらの製造方法
JPH09269026A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Honda Motor Co Ltd 焼結摩擦材
JPH109294A (ja) * 1996-06-19 1998-01-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 二輪車用ローラーブレーキとその製造方法
US6245443B1 (en) * 1996-08-28 2001-06-12 Norton Company Removable bond for abrasive tool
US5832360A (en) * 1997-08-28 1998-11-03 Norton Company Bond for abrasive tool
DE19815648C2 (de) * 1998-04-07 2000-07-13 Maxon Motor Gmbh Verfahren zum Herstellen eines Sintergleitlagers und Sintergleitlager
US6187071B1 (en) 1999-01-14 2001-02-13 Norton Company Bond for abrasive tool
CH710862B1 (de) 1999-11-26 2016-09-15 Imerys Graphite & Carbon Switzerland Sa Verfahren zur Herstellung von Graphitpulvern mit erhöhter Schüttdichte.
US6521201B1 (en) 2001-02-14 2003-02-18 Uop Llc Process for recovery of high purity hydrophilic sulfur
US20060204777A1 (en) * 2001-05-04 2006-09-14 Alto Products Corp. Process for making adhesive bonded sintered plates
JP2003089831A (ja) * 2001-07-12 2003-03-28 Komatsu Ltd 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材
ATE506708T1 (de) * 2001-10-08 2011-05-15 Timcal Ag Elektrochemische zelle
JP5303102B2 (ja) 2006-05-24 2013-10-02 ナブテスコ株式会社 ディスクブレーキ用パッド
US9028582B2 (en) * 2008-01-23 2015-05-12 Taiho Kogyo Co., Ltd. Process for production of sintered copper alloy sliding material and sintered copper alloy sliding material
JP5384014B2 (ja) * 2008-02-21 2014-01-08 Ntn株式会社 焼結軸受
RU2458165C1 (ru) * 2011-05-04 2012-08-10 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Южно-Российский государственный технический университет (Новочеркасский политехнический институт)" Способ изготовления порошкового материала на основе меди
RU2458166C1 (ru) * 2011-05-04 2012-08-10 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Южно-Российский государственный технический университет (Новочеркасский политехнический институт)" Способ изготовления порошкового материала на основе меди
RU2457268C1 (ru) * 2011-05-10 2012-07-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Тверской государственный технический университет" Материал для фрикционных деталей
KR102387244B1 (ko) * 2014-05-12 2022-04-14 아이티티 이탈리아 에스.알.엘. 마찰재
CN104525949B (zh) * 2014-12-30 2017-07-07 广东省材料与加工研究所 一种高耐磨铜基摩擦复合材料及其制备方法
RU2599070C1 (ru) * 2015-04-06 2016-10-10 Государственное научное учреждение "Институт порошковой металлургии" Спеченный фрикционный материал на основе меди
JP6503229B2 (ja) * 2015-05-28 2019-04-17 曙ブレーキ工業株式会社 高速鉄道車両用焼結摩擦材の製造方法
RU2651930C1 (ru) * 2017-08-24 2018-04-24 Юлия Алексеевна Щепочкина Спеченный фрикционный материал на основе меди
CN112654446B (zh) * 2018-08-29 2023-09-29 株式会社力森诺科 铁基烧结滑动构件及其制造方法
CN109295335B (zh) * 2018-10-24 2020-12-22 中南大学 一种改性膨胀石墨-石墨/铜复合材料及其制备方法
DE102020213651A1 (de) 2020-10-29 2022-05-05 Mahle International Gmbh Verschleißfeste, hochwärmeleitfähige Sinterlegierung, insbesondere für Lageranwendungen und Ventilsitzringe

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517768A (en) * 1978-07-24 1980-02-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd Disc brake
JPS58126948A (ja) 1982-01-25 1983-07-28 Toshiba Tungaloy Co Ltd 乾式焼結摩擦材料
GB2212517B (en) * 1987-11-19 1992-01-15 Ferodo Ltd Sintered metal friction facing
JPH0451285A (ja) * 1990-06-19 1992-02-19 Oki Electric Ind Co Ltd カラープラズマディスプレイ
JPH0476086A (ja) 1990-07-17 1992-03-10 Toyota Motor Corp 湿式摩擦材
JPH05179232A (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 Toshiba Tungaloy Co Ltd ブレーキ用焼結金属摩擦材
JPH0625653A (ja) 1992-07-09 1994-02-01 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd ペーパー摩擦材
US5460639A (en) * 1993-08-09 1995-10-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Sintered contact component

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09301256A (ja) * 1996-05-09 1997-11-25 Toshiba Tungaloy Co Ltd 車両用ローラーブレーキ
JP2010151214A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Ntn Corp 導電性転がり軸受
CN103639404A (zh) * 2013-11-29 2014-03-19 国网河南省电力公司平顶山供电公司 一种大功率风电机组用制动闸片材料及其制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
KR100193606B1 (ko) 1999-06-15
EP0703382B1 (en) 2000-10-04
DE69519009T2 (de) 2001-02-15
CN1121117A (zh) 1996-04-24
US5518519A (en) 1996-05-21
DE69519009D1 (de) 2000-11-09
EP0703382A1 (en) 1996-03-27
KR960003860A (ko) 1996-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08100227A (ja) 焼結摺動部材
Moazami-Goudarzi et al. Tribological behavior of self lubricating Cu/MoS2 composites fabricated by powder metallurgy
US7261951B2 (en) Copper based sintered contact material and double-layered sintered contact member
JP7111484B2 (ja) 摺動部材
JP3245064B2 (ja) すべり軸受
JP2010533756A (ja) 無鉛焼結潤滑材料及びその製造のための焼結粉末
KR0149739B1 (ko) 소결접동부재 및 그 제조방법
JP2795374B2 (ja) 摺動材料
JP3484444B2 (ja) 摺動部材
JPH08245949A (ja) 乾式摩擦材とその製造方法
JP2877737B2 (ja) 摺動材料
JPH07102335A (ja) 焼結摺動部材
JP4757460B2 (ja) 耐焼付性に優れたPbフリー銅合金複合摺動材
JP3042539B2 (ja) 摺動材料
JP3298636B2 (ja) 摺動材料
JPH06145845A (ja) 焼結摩擦材
JPH0727156A (ja) 焼結摩擦材
JPH0499836A (ja) 焼結銅系摺動材料
JPH0979288A (ja) 変速機用同期リングおよびその製造方法
JPH0893816A (ja) 湿式摩擦係合板及びその製造方法
JP2000355685A (ja) 摩擦材料
JPH0861406A (ja) 湿式焼結摩擦材及びその製造方法並びに湿式摩擦係合板
Jain et al. Effect of sizing on friction and wear properties of copper-iron based sintered composites
JP2905730B2 (ja) クレーンモートル用ブレーキライニング材
JPH07188812A (ja) 焼結摺動部材およびその製造方法