JPH0813189A - めっき密着性に優れたZn−Cr−C合金めっき鋼板 - Google Patents
めっき密着性に優れたZn−Cr−C合金めっき鋼板Info
- Publication number
- JPH0813189A JPH0813189A JP14780194A JP14780194A JPH0813189A JP H0813189 A JPH0813189 A JP H0813189A JP 14780194 A JP14780194 A JP 14780194A JP 14780194 A JP14780194 A JP 14780194A JP H0813189 A JPH0813189 A JP H0813189A
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- steel sheet
- plated steel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Zn−Cr−C3元系合金めっき鋼板のめっ
き密着性をさらに改善する。 【構成】 C=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt
%、残部Zn及び不可避的不純物からなる、前記めっき
層の付着量は前記合金中のZn量として5〜40g/m2
であるめっき鋼板において、前記めっき層中の不可避的
不純物としてのPbの共析量を5ppm 以下にした。
き密着性をさらに改善する。 【構成】 C=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt
%、残部Zn及び不可避的不純物からなる、前記めっき
層の付着量は前記合金中のZn量として5〜40g/m2
であるめっき鋼板において、前記めっき層中の不可避的
不純物としてのPbの共析量を5ppm 以下にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近年ますます強力な防
錆力を要求されつつある自動車用、家電用、建材用等に
用いられる防錆鋼板に関する。
錆力を要求されつつある自動車用、家電用、建材用等に
用いられる防錆鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防錆鋼板としてはZnめっき鋼板
の使用が一般的であったが、近年防錆力の向上を目的と
してZn−Ni合金めっき鋼板や、Zn−Fe合金めっ
き鋼板、Zn−Cr合金めっき鋼板等のZn系合金めっ
き鋼板が開発されてきた。本発明者らは、従来のZn系
合金めっき鋼板を上回る防錆力とめっき密着性を有する
防錆鋼板として、既に特開平5−117894号公報において
Zn−Cr−C合金めっき鋼板を開示している。
の使用が一般的であったが、近年防錆力の向上を目的と
してZn−Ni合金めっき鋼板や、Zn−Fe合金めっ
き鋼板、Zn−Cr合金めっき鋼板等のZn系合金めっ
き鋼板が開発されてきた。本発明者らは、従来のZn系
合金めっき鋼板を上回る防錆力とめっき密着性を有する
防錆鋼板として、既に特開平5−117894号公報において
Zn−Cr−C合金めっき鋼板を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−117894号公
報記載の発明は、確かにZn−Cr−C合金めっき鋼板
の防錆力及びめっき密着性は優れたものであるが、本発
明の目的は、さらに密着性の優れたZn−Cr−C合金
めっき鋼板を提供することである。
報記載の発明は、確かにZn−Cr−C合金めっき鋼板
の防錆力及びめっき密着性は優れたものであるが、本発
明の目的は、さらに密着性の優れたZn−Cr−C合金
めっき鋼板を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板表面にZ
n−Cr−Cの3元系合金めっき層を有し、前記めっき
層の組成はC=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt
%、残部Zn及び不可避的不純物からなり、前記めっき
層の付着量は前記合金中のZn量として5〜40g/m2
であるめっき鋼板において、前記めっき層中の不可避的
不純物としてのPbの共析量が5ppm 以下であることを
特徴とするめっき密着性に優れたZn−Cr−C合金め
っき鋼板である。
n−Cr−Cの3元系合金めっき層を有し、前記めっき
層の組成はC=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt
%、残部Zn及び不可避的不純物からなり、前記めっき
層の付着量は前記合金中のZn量として5〜40g/m2
であるめっき鋼板において、前記めっき層中の不可避的
不純物としてのPbの共析量が5ppm 以下であることを
特徴とするめっき密着性に優れたZn−Cr−C合金め
っき鋼板である。
【0005】
【作用】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本発明
は、前述の特開平5−117894号公報で開示されているC
=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt%、残部Zn
及び不可避的不純物からなる3元系合金めっき層を有
し、前記めっき層の付着量は前記合金中のZn量として
5〜40g/m2 であるめっき鋼板のめっき密着性を改良
したものである。
は、前述の特開平5−117894号公報で開示されているC
=0.5 〜5wt%、Cr=0.5 〜40wt%、残部Zn
及び不可避的不純物からなる3元系合金めっき層を有
し、前記めっき層の付着量は前記合金中のZn量として
5〜40g/m2 であるめっき鋼板のめっき密着性を改良
したものである。
【0006】本発明者らは、上記のめっき鋼板におい
て、めっき層中に不可避的不純物として混入するPbの
量を規制することによりめっき密着性がさらに改善され
ることを見出した。硫酸酸性浴からのめっきを行う場合
には不溶性アノードを用いるのが一般的である。アノー
ドの材質としては近年白金被覆Tiアノードや酸化イリ
ジウムアノード等が用いられようになりつつあるが、こ
れらのアノードは非常に高価であるという問題点があ
る。そこで従来からのPb系合金アノードを使用する方
が一般的である。Pb系合金アノードを使用する場合に
は若干のPbの溶解が起こるために不可避的不純物とし
て浴中にPb2+イオンが存在することになる。またJISH
2107 で規定されている最純亜鉛地金でもPbの許容値
は30ppm 以下である。
て、めっき層中に不可避的不純物として混入するPbの
量を規制することによりめっき密着性がさらに改善され
ることを見出した。硫酸酸性浴からのめっきを行う場合
には不溶性アノードを用いるのが一般的である。アノー
ドの材質としては近年白金被覆Tiアノードや酸化イリ
ジウムアノード等が用いられようになりつつあるが、こ
れらのアノードは非常に高価であるという問題点があ
る。そこで従来からのPb系合金アノードを使用する方
が一般的である。Pb系合金アノードを使用する場合に
は若干のPbの溶解が起こるために不可避的不純物とし
て浴中にPb2+イオンが存在することになる。またJISH
2107 で規定されている最純亜鉛地金でもPbの許容値
は30ppm 以下である。
【0007】本発明者らの検討によればこのような浴中
Pb2+イオンの共析によりめっき密着性が劣化すること
が明らかになった。すなわち、良好なめっき密着性を得
るためには不純物としてのPbの共析量を5ppm 以下に
維持することが必要である。具体的には、白金被覆Ti
アノードや酸化イリジウムアノード等の非Pb系のアノ
ードとともにPb含有量のさらに低い亜鉛地金を用いる
か、コストを抑えたい場合にはPb合金系アノードを用
いつつ浴中にBaやSrの炭酸塩を適度に添加すること
で硫酸塩として沈澱する際にPbを吸着して除去する。
これによりめっき層中へのPbの共析量を5ppm 以下に
抑制することができる。
Pb2+イオンの共析によりめっき密着性が劣化すること
が明らかになった。すなわち、良好なめっき密着性を得
るためには不純物としてのPbの共析量を5ppm 以下に
維持することが必要である。具体的には、白金被覆Ti
アノードや酸化イリジウムアノード等の非Pb系のアノ
ードとともにPb含有量のさらに低い亜鉛地金を用いる
か、コストを抑えたい場合にはPb合金系アノードを用
いつつ浴中にBaやSrの炭酸塩を適度に添加すること
で硫酸塩として沈澱する際にPbを吸着して除去する。
これによりめっき層中へのPbの共析量を5ppm 以下に
抑制することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明を実施例をもとに詳細に説明す
る。表1に実験に使用しためっき浴の組成を示す。特開
平5−117894号公報に開示したようにZn−Cr−Cめ
っきを得るためには主剤としてZn2+及びCr3+を含有
する一般的なZn−Cr系合金めっき浴にさらにハイド
ロキノンを1〜5g/l含有することが必要である。表
1の浴を基本浴とし、これにPb2+イオンを適宜添加し
た浴を用いて常法によりアルカリ電解脱脂、酸洗、水洗
を行った板厚0.7mm の冷延鋼板(SPCD)にめっきを
行い、Pbを共析させた試料を作成した。
る。表1に実験に使用しためっき浴の組成を示す。特開
平5−117894号公報に開示したようにZn−Cr−Cめ
っきを得るためには主剤としてZn2+及びCr3+を含有
する一般的なZn−Cr系合金めっき浴にさらにハイド
ロキノンを1〜5g/l含有することが必要である。表
1の浴を基本浴とし、これにPb2+イオンを適宜添加し
た浴を用いて常法によりアルカリ電解脱脂、酸洗、水洗
を行った板厚0.7mm の冷延鋼板(SPCD)にめっきを
行い、Pbを共析させた試料を作成した。
【0009】めっき密着性の判定に用いた試料のめっき
付着量は20g/m2 、合金組成はZn−10wt%Cr−
0.5 wt%Cとし、種々の濃度のPbを不純物として共
析させた。めっき密着性の判定は、上記試料1を100mm
×25mmに切断した後、図1に示すようにサンスター株式
会社製の室温硬化型の接着剤5タフロックX102T-17(商
品名)を、ガラススペーサー2を用いてめっき面3に25
mm×13mmの面積に厚さd2mmに塗り、併せ板として冷延
鋼板4を接着し、1晩硬化させた後に引っ張り試験を行
い剥離界面の観察と剥離強度の測定を行った。
付着量は20g/m2 、合金組成はZn−10wt%Cr−
0.5 wt%Cとし、種々の濃度のPbを不純物として共
析させた。めっき密着性の判定は、上記試料1を100mm
×25mmに切断した後、図1に示すようにサンスター株式
会社製の室温硬化型の接着剤5タフロックX102T-17(商
品名)を、ガラススペーサー2を用いてめっき面3に25
mm×13mmの面積に厚さd2mmに塗り、併せ板として冷延
鋼板4を接着し、1晩硬化させた後に引っ張り試験を行
い剥離界面の観察と剥離強度の測定を行った。
【0010】以上の試験の結果を表2に示す。めっき層
中のPb2+イオン濃度が5ppm 以下の場合はいずれも接
着剤中の凝集破壊を示した。これはめっき密着性が接着
剤の凝集力を上回っていることを示す。他方めっき層中
のPb2+イオン濃度が6ppm以上になると剥離界面はめ
っき層内になり剥離強度も急激に劣化していることがわ
かる。
中のPb2+イオン濃度が5ppm 以下の場合はいずれも接
着剤中の凝集破壊を示した。これはめっき密着性が接着
剤の凝集力を上回っていることを示す。他方めっき層中
のPb2+イオン濃度が6ppm以上になると剥離界面はめ
っき層内になり剥離強度も急激に劣化していることがわ
かる。
【0011】以上のことからめっき密着性を良好に保つ
ためにはめっき層中に不純物として共析するPb濃度を
5ppm 以下に維持すればよいことがわかる。
ためにはめっき層中に不純物として共析するPb濃度を
5ppm 以下に維持すればよいことがわかる。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】本発明により、さらにめっき密着性のよ
いZn−Cr−C合金めっき鋼板を安定して供給するこ
とが可能になった。
いZn−Cr−C合金めっき鋼板を安定して供給するこ
とが可能になった。
【図1】めっき密着性を評価するための試験方法を示す
説明図である。
説明図である。
1 試料(めっき鋼板) 2 ガラススペーサー 3 めっき面 4 冷延鋼板 5 接着剤
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和広 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 中小路 尚匡 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 望月 一雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板表面にZn−Cr−Cの3元系合金
めっき層を有し、前記めっき層の組成はC=0.5 〜5w
t%、Cr=0.5 〜40wt%、残部Zn及び不可避的不
純物からなり、前記めっき層の付着量は前記合金中のZ
n量として5〜40g/m2 であるめっき鋼板において、
前記めっき層中の不可避的不純物としてのPbの共析量
が5ppm 以下であることを特徴とするめっき密着性に優
れたZn−Cr−C合金めっき鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14780194A JPH0813189A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | めっき密着性に優れたZn−Cr−C合金めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14780194A JPH0813189A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | めっき密着性に優れたZn−Cr−C合金めっき鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0813189A true JPH0813189A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15438527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14780194A Pending JPH0813189A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | めっき密着性に優れたZn−Cr−C合金めっき鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0813189A (ja) |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14780194A patent/JPH0813189A/ja active Pending
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