JPH08133241A - 秤付き包装装置 - Google Patents

秤付き包装装置

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Publication number
JPH08133241A
JPH08133241A JP27942094A JP27942094A JPH08133241A JP H08133241 A JPH08133241 A JP H08133241A JP 27942094 A JP27942094 A JP 27942094A JP 27942094 A JP27942094 A JP 27942094A JP H08133241 A JPH08133241 A JP H08133241A
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JP
Japan
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tray
carry
belt
scale
conveyor
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Pending
Application number
JP27942094A
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English (en)
Inventor
Seiji Koike
成治 小池
Fumio Negishi
文雄 根岸
Osamu Watanabe
収 渡辺
Yukihiro Takada
幸博 高田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、トレイを適正な姿勢に保持してリフ
ト位置に搬入でき、且この搬入をするトレイ搬入手段の
構成が簡単な秤付き包装装置を得ることにある。 【構成】秤Kが配置されるトレイ搬入手段2が、トレイ
Bが供給されるトレイ供給端部からリフト位置に渡って
一体に連続する複数本の互いに平行な搬入コンベアベル
ト53を有してなる。秤が、前記供給端部の下側に配置さ
れた秤本体61と、秤本体61に浮動的に設けられた載せ台
62と、前記ベルト53と同一速度で回転される複数本の秤
コンベアベルト70を有して載せ台上に支持された秤コン
ベア63とを具備する。各ベルト70が、前記各ベルト53相
互間のベルト間空隙を通ってこれらベルト53のベルト上
面よりも高位置に配置される水平状のトレイ受け部70a
と、この受け部に連なったリフト位置側部分で形成さ
れ、前記ベルト上面の下側に斜めに潜り込んだ斜状のト
レイ受け渡し部とを有したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皿形の容器(本明細書
ではトレイと称する。)に入れられた食品等の物品を、
伸張し得る透明なフィルムを用いて前記トレイごと包装
する包装機に、前記物品の重さに応じた値付けをするた
め前記物品の重さを計測する秤を組み込んだ秤付き包装
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伸張し得る透明なフィルム、すなわち、
ストレッチフィルムを用いて包装をする包装機は、ロー
ル状に巻かれたストレッチフィルムから繰出されたフィ
ルムの繰出し端部を幅方向等に引っ張って延ばし、この
伸張された繰出し端部にその下方から物品が収納された
トレイを押付けた状態で、前記繰出し端部を適当な折り
込み手段により、物品が入ったトレイに対してフィルム
の幅方向両側および長手方向両側から夫々トレイの底部
外面に折り込むことにより、トレイを自動的に包装する
構成である。そして、この包装機に前記物品の値付け用
の重量データを得るための秤を組み込んだ秤付き包装装
置は、特公平6−2486号公報で知られている。
【0003】この公報に示された包装装置では、トレイ
を伸張されたストレッチフィルムに押付けるためのリフ
ト位置にトレイを移動させるトレイ搬入手段は、トレイ
が供給されるプッシャコンベアと、これに連なるベルト
コンベアとで形成され、そのプッシャコンベアの部分に
秤が配設されている。
【0004】秤は、プッシャコンベアをなすエンドレス
チェンの幅方向両側に位置されるトレイ載置部を有して
いる。この載置部上に載置されたトレイは、前記チェン
に設けられた棒状のプッシャで押し動かされてベルトコ
ンベア上に運ばれ、また、ベルトコンベアは受け取った
トレイを前記リフト位置に運ぶようになっている。
【0005】また、この他に、トレイ搬入手段を、秤が
配置される前段ベルトコンベアと後段ベルトコンベアと
から形成し、かつ、前段コンベア全体を下降位置と上昇
位置とに渡り上下動可能に設けたものも知られている。
秤のトレイ載置部は、前段コンベアが下降位置にあると
きには、このコンベアのベルト上面より上側に突出さ
れ、前段コンベアが上昇位置にあるときには、このコン
ベアのベルト上面の下側に位置される。また、前段コン
ベアはその上昇位置において後段コンベアと同一高さと
なって水平状に連続されるようになっている。
【0006】したがって、このようなトレイ搬入手段を
備えた秤付き包装装置においては、前段コンベアが下降
位置にある時に、秤に対して物品が入れられたトレイが
載せられて、その重量が測られ、この後に、前段コンベ
アが上昇位置に上がることにより、そのベルト面上にト
レイが受け渡される。こうして、前段コンベア上に支持
された計量済みのトレイは、この前段コンベアを介して
後段コンベアに受け渡されて、この後段コンベアの終端
部からなるリフト位置に移動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平6−2486号
公報に記載の秤付き包装装置では、そのトレイ搬入手段
が2つのコンベア(プッシャコンベアとベルトコンベ
ア)を連続して設けた構成であるから、構造が複雑であ
るという問題がある。
【0008】しかも、秤からプッシャコンベアへのトレ
イの受け渡しにおいて、移動するプッシャで秤上に静止
しているトレイを叩き出すように押して移動させるの
で、その当たり加減によりトレイの姿勢が不適正に変わ
るおそれが高いとともに、トレイがプッシャコンベアか
らベルトコンベアに受け渡される際においても、トレイ
の姿勢が変わるおそれが高い。このようなことは、特
に、秤のトレイ載置部の表面に油分が付着している場合
に助長される。さらに、プッシャは2本のロッドである
ために、大小様々なトレイの包装のうち、小形のトレイ
の包装をする場合には、1本のプッシャで秤からプッシ
ャコンベアへの受け渡しがされるために、特にトレイの
姿勢が特に大きく変化し易い。その上、包装作業を先行
して行い、こうして包装されたトレイに対し同じ包装装
置を用いて計量根付け作業のみを後から行う場合には、
トレイを包んだストレッチフィルムのトレイ外底面に対
する密着の状態のばらつきに応じて、秤からプッシャコ
ンベアにトレイが受け渡される際に、このトレイの姿勢
が変わり易い。
【0009】ところで、ストッチフィルムの引出し量お
よびその幅方向の伸張の程度は、トレイの縦横の大きさ
をその搬入の途中で自動的に検出し、それをもとに決定
される。そのため、既述のようにトレイの姿勢が不適正
に変化すると、検出されるトレイの縦横の長さが計量上
大きくなって適正にトレイの大きさを検出できないの
で、前記誤検出に基づきストレッチフィルムの引出し量
が適正な量よりも多くなってしまう。しかも、トレイの
姿勢が不適正に変化すると、それに対するストレッチフ
ィルムの包装の際、トレイが動き易くなること等により
包装不良を生じ易い。
【0010】また、前後一対のベルトコンベアからなる
トレイ搬入手段を備えた従来においては、コンベアが2
つあることに加えて、その内の前段ベルトコンベア全体
を上下動させる昇降機構が必要であるから、構造が複雑
であるという問題がある。しかも、前段ベルトコンベア
から後段ベルトコンベアにトレイを受け渡すため、その
際にトレイの姿勢が不適正に変わるおそれが高く、それ
に基づき、ストレッチフィルムの引出し量が適正な量よ
りも多くなってしまうというとともに、包装不良を生じ
易いという問題がある。
【0011】本発明の目的は、物品が入ったトレイを適
正な姿勢を保持してリフト位置に搬入できるとともに、
この搬入をするトレイ搬入手段の構成を簡単にできる秤
付き包装装置を得ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレイ搬入手
段の搬送終端部からなるリフト位置に物品が入ったトレ
イを前記トレイ搬入手段により搬入し、フィルム供給部
から繰出されたフィルムにその下方の前記リフト位置か
ら上昇される前記トレイを押付け、前記フィルムをその
幅方向両側および長手方向両側から夫々前記トレイの底
部外面に折り込んで、前記トレイを包装する包装機と、
この包装機に取付けられ前記包装前に前記物品が入った
トレイの重さを計量する秤とを具備する秤付き包装装置
を前提とする。
【0013】そして、前記目的を達成するために請求項
1に係る発明は、前記トレイ搬入手段が、前記トレイが
供給されるトレイ供給端部から前記リフト位置に渡って
一体に連続する複数本の互いに平行な搬入コンベアベル
トを有してなり、前記秤が、前記トレイ供給端部の下側
に配置された秤本体と、この秤本体に浮動的に設けられ
た載せ台と、前記搬入コンベアベルトと同一速度で同一
方向に回転される複数本の秤コンベアベルトを有して前
記載せ台上に支持された秤コンベアとを具備し、前記秤
コンベアが、前記各搬入コンベアベルトのベルト上面よ
りも高位置に配置される水平状のトレイ受け部と、この
トレイ受け部に連なった前記リフト位置側部分で形成さ
れ、前記各搬入コンベアベルト相互間のベルト間空隙を
通って前記ベルト上面の下側に斜めに潜り込んだ斜状の
トレイ受け渡し部とを有したものである。
【0014】また、同様の目的を達成するために請求項
2に係る発明は、前記トレイ搬入手段が、前記トレイが
供給されるトレイ供給端部から前記リフト位置に渡って
一体に連続する複数本の互いに平行なゴム製搬入コンベ
アベルトを有してなり、前記秤が、前記トレイ供給端部
の下側に配置された秤本体と、この秤本体に浮動的に設
けられた載せ台と、この載せ台上に突設されて前記各搬
入コンベアベルト相互間のベルト間空隙を通って前記各
搬入コンベアベルトのベルト上面よりも高位置に配置さ
れる水平状の上端を有する複数のトレイ受けと、前記各
搬入コンベアベルトのベルト上面にその下側から接触可
能に設けられる複数のベルト押上ローラを有して前記載
せ台上に取付けられ、前記各ベルト押上ローラを前記ト
レイ受けの水平状上端以下の第1位置と前記水平状上端
より高い第2位置とにわたって移動させるベルト面可変
機構とを有したものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明においては、繰出されるフィル
ムに対してその下方からトレイを押し付けるリフト位置
に、前記トレイを搬入するトレイ搬入手段が、そのトレ
イ供給端部からリフト位置に渡って一体に連続する搬入
コンベアベルトを有してなるから、トレイの搬入手段が
単一のベルトコンベアであって、かつ、このコンベア全
体を上下動させる機構も不要であり、このコンベア上に
供給されたトレイをリフト位置に搬入できる。
【0016】トレイ供給端部に配置された秤が備える載
せ台上の秤コンベアベルトが有するトレイ受け部は、搬
入コンベアベルトのベルト上面より高位置に突出されて
いるから、この受け部へのトレイの載置に伴い秤は、ト
レイおよびこれに収納された物品の重さを測る。この計
量後に搬入コンベアベルトおよび秤コンベアベルトが回
転し、秤コンベアベルトは、トレイ供給端部において既
に計量されたトレイの支持高さを次第に下げて、このト
レイを搬入コンベアベルトのベルト上面に受け渡す。こ
の受け渡しは、秤コンベアベルトの斜状のトレイ受け渡
し部を経由してなされ、かつ、前記両ベルトが同期して
同速度で同一方向に回転されるので、円滑に受け渡しが
なされる。こうして受け渡されたトレイは、その後、ト
レイ搬入手段の搬入コンベアベルトによりリフト位置に
搬入され、その途中で受け渡しされることがない。
【0017】請求項2の発明においても、繰出されるフ
ィルムに対してその下方からトレイを押し付けるリフト
位置に、前記トレイを搬入するトレイ搬入手段が、その
トレイ供給端部からリフト位置に渡って一体に連続する
搬入コンベアベルトを有してなるから、トレイの搬入手
段が単一のベルトコンベアであって、かつ、このコンベ
ア全体を上下動させる機構も不要であり、このベルト上
に供給されたトレイをリフト位置に搬入できる。
【0018】トレイ供給端部に配置された秤が備える載
せ台上のトレイ受けの上端は、搬入コンベアベルトのベ
ルト上面より高位置に突出されているから、このトレイ
受けへのトレイの載置に伴い秤は、トレイおよびこれに
収納された物品の重さを測る。この計量時において、ベ
ルト面可変機構は、非動作状態にあって、ベルト押上ロ
ーラをトレイ供給端部において搬入コンベアベルトのベ
ルト上面に対しその裏面から離してまたは転接させ、各
ベルト押上ローラおよび前記ベルト上面の高さをトレイ
受けの上端以下の低い第1位置に保持する。
【0019】計量後にベルト面可変機構は、動作状態と
なり、トレイ供給端部においてベルト押上ローラを介し
て搬入コンベアベルトのベルト上面をその裏面から弾性
変形を伴って押上げる。それにより、各ベルト押上ロー
ラおよび前記ベルト上面の高さをトレイ受けの上端より
高い第2位置に保持して、計量されたトレイ受け上のト
レイを前記ベルト上面に受け渡す。この受け渡しは単に
トレイを前記ベルト上面で持ち上げるだけである。ま
た、この受け渡し後に搬入コンベアベルトが回転される
ので、トレイはトレイ搬入手段の搬入コンベアベルトに
よりリフト位置に搬入され、その途中で受け渡しされる
ことがない。
【0020】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1に全体の構成が示される秤付き包
装装置は、物品が入ったトレイをストレッチフィルムを
用いて自動包装する包装機Jと、これに取付けられて前
記トレイの重さを計量する秤Kとを備えている。
【0021】包装機Jは、相対向して垂直に配置される
フレーム前板1aおよびフレーム後板1bをこれらに渡
る複数の連結桟で連結してなるフレーム1を備え、この
フレーム1にトレイ搬入手段2と、トレイ搬出手段3
と、フィルム供給部4とを設けている。さらに、図5お
よび図6等に示されるように包装機Jは、トレイ搬出手
段3が備えるフィルム折返しローラ5にその下方から接
離されるグリップ用ローラ6と、引出しグリッパ7と、
一対の折返しグリッパ8、9と、リフター10と、図3
等に示されるカッター機構11とを備えている。
【0022】トレイ搬入手段2の詳細は後述するが、こ
の搬入手段2はフレーム前板1aを貫通して配置され、
その前部はフレーム前板1aの前側に位置され、後部は
フレーム前板1aとフレーム後板1bとの間に位置され
ている。このトレイ搬送部2の前部には食品などの物品
Aが予め収納されたトレイB(図5、図6参照)が供給
され、このトレイBは、トレイ搬入手段2の搬送動作に
より、フレーム前板1aとフレーム後板1bとの間の搬
送終端部からなるリフト位置に搬入される。トレイBは
発泡ポリスチレン等の軽量な材料で平面形状が4角形状
に形成されている。
【0023】トレイ搬出手段3は、フレーム前板1aと
フレーム後板1bとの間においてトレイ搬入手段2の後
部の真上を避けてそこに隣接して配置されているととも
に、その一部はフレーム1の側方に突出されている。図
2に示されるようにトレイ搬出手段3は、搬出フレーム
21に、電気モータ22の動力により駆動される搬出コ
ンベア23と、このコンベア23の内側に位置される電
気ヒータ24と、前記フィルム折返しローラ5と、複数
本の搬出ローラ25〜28とを取付けてなる。
【0024】フィルム折返しローラ5は搬出フレーム2
1のトレイ搬入手段2側の一端に配置され、これと搬出
コンベア23との間に搬出ローラ25〜28が配設され
ている。これら各ローラ5、25〜28は、互いに平行
に、かつ、前後方向に延びて設けられているとともに、
いずれも前記電気モータ22の動力をチェン伝動手段2
9を介して与えられ同期して同一方向に回転される。な
お、図2中矢印はトレイ搬出手段3によるトレイBの搬
出方向を示している。
【0025】図1に示されるようにトレイ搬出手段3の
下方に設けられたフィルム供給部4は、ストレッチフィ
ルムFが巻かれたロール31を支持する一対の平行に配
設された図示しない支持ローラと、ロール31から繰出
されたストレッチフィルムFをガイドするガイドローラ
32を一端に支持し他端が枢支された回動レバー33
と、図示しないフィルムディスペンサとを備えている。
繰出されたストレッチフィルムFは、ガイドローラ32
を経由してフィルムディスペンサに導かれ、このディス
ペンサを通ってトレイ搬出手段3におけるフィルム折返
しローラ5の直下に繰出されるようになっている。
【0026】前記構成の包装機JでトレイBを包装する
手順は図5および図6に示されている。まず、図5
(A)に示されるようにトレイ搬入手段2の搬送動作に
よりフレーム1内のリフト位置にトレイBが搬入される
と、図5(B)に示されるようにグリップ用ローラ6が
フィルム折返しローラ5から離れた状態で、引出しグリ
ッパ7がトレイ搬出手段3に近寄ってフィルムディスペ
ンサ34から突出されたストレッチフィルムFの繰出し
端を掴む。
【0027】次に、図5(C)に示されるようにトレイ
Bの大きさに応じて引出しグリッパ7が戻されて、スト
レッチフィルムFが引出される。これに先出って、グリ
ップ用ローラ6がフィルム折返しローラ5との間にスト
レッチフィルムFの繰出し端部を挟むので、これらロー
ラ5、6の抵抗に応じて引出し端部F1は適当な張りをも
って引出される。また、この状態での引出し端部F1と折
返しグリッパ8、9との関係は図6(A)に示されてお
り、折返しグリッパ8、9は引出し端部F1の両側縁から
離された初期位置に配置されている。
【0028】この後、図6(B)に示されるように折返
しグリッパ8、9は、互いに近付く方向に移動して引出
し端部F1の両側縁を夫々別々に掴んでから、図6(C)
に示されるように互いに遠ざかる方向に移動される。そ
れにより、引出し端部F1が幅方向両側から引っ張られて
予備伸張される。次に、図5(D)および図6(D)に
夫々示されるようにリフター10が動作されて、予備伸
張された引出し端部F1をさらに伸張させながらトレイB
を押し上げる。なお、リフター10は後述の搬入コンベ
アベルト相互間のベルト間空隙を通って昇降動作され
る。
【0029】次に、図6(E)に示されるように折返し
グリッパ8、9が、互いに近付く方向に移動されて夫々
トレイBの平らな底部B1の外面に接するように入り込
み、これらが掴んだ引出し端部F1の両側縁を夫々トレイ
Bの底部B1の外面に沿って折り込んでから、折返しグリ
ッパ8、9は開かれて初期位置に戻される。以上のよう
にしてストレッチフィルムFの引出し端部F1が、トレイ
Bの幅方向両側から、トレイBの底部B1の外面に折り込
まれる。この折り込みが完了した状態は図6(F)に示
されている。
【0030】なお、この折り込み動作に伴って、折返し
グリッパ8、9と干渉するリフター10の一部は、折返
しグリッパ8、9に押されて倒れるとともに、初期位置
への折返しグリッパ8、9の復帰に伴いばねの力で起立
される。
【0031】次に、図5(E)に示されるように引出し
グリッパ7が再びトレイ搬出手段3に近付けられるか
ら、まず、このグリッパ7と一体の図示しない折り込み
板がトレイBの底部B1の外面に接するように入り込み、
引出しグリッパ7が掴んだ引出し端部F1の引出し方向側
が、トレイBの底部B1の外面に沿って折り込まれる。こ
れに引き続く引出しグリッパ7の移動に伴い、引出しグ
リッパ7に設けた押し板7aを介してトレイBが押され
て、トレイ搬出手段3のフィルム折返しローラ5上に乗
り上がるように移動される。
【0032】そうすると、次に、トレイ搬出手段3の搬
出動作でトレイBが搬出されるに伴い、図5(F)に示
されるようにストレッチフィルムFが繰出されながらト
レイBの底部B1の外面に沿って折り込まれる。以上のよ
うにしてストレッチフィルムFの繰出し端部が、トレイ
Bの長手方向両側から、トレイBの底部B1の外面に折り
込まれる。
【0033】最後に、図5(G)に示されるようにカッ
ター機構11が動作されて、ストレッチフィルムFの繰
出し端部が、トレイBの下側において切断される。それ
によって、トレイBの包装が完了される。また、こうし
て包装されたトレイBは、次に、図5(H)に示される
ようにトレイ搬出手段3の搬出コンベア23上を通る際
に、電気ヒータ24により下側から加熱される。それに
より、トレイBの底部B1の外面において互いに重なりあ
ったストレッチフィルムFが密着されるので、前記包装
状態が崩れることを防止できる。なお、図5(H)の工
程は図5(B)の工程と等しく、そして、前記初回の包
装以降は図5(B)〜図5(H)の工程が繰返される。
【0034】なお、図3に示されるカッター機構11
は、トレイ搬出手段3の下方に配置されたカッター36
およびカッター駆動部37を備えている。カッター36
は、刃ホルダ36aと、これに連結され鋸歯状の刃先を
有するカッター刃36bとで形成されている。カッター
駆動部37は、プランジャ38aを有したソレノイド3
8と、連結リンク39と、第1リンクホルダ40と、第
2リンクホルダ41と、第1、第2の平行リンク42、
43と、復帰ばね44とを備えてなる。なお、45はフ
レーム等の固定部材である。平行リンク42、43と、
刃ホルダ36aの垂直部とは、第2リンクホルダ40を
固定の節とする平行運動機構をなしている。この平行運
動機構の第1平行リンク42の一端にはこれに直角なリ
ンク凸部42aが一体に設けられており、この凸部42
aの先端部には連結リンク39の他端部が回動可能に枢
着されている。
【0035】したがって、ソレノイド38が励磁され、
そのプランジャ38aを介して連結リンク39が復帰ば
ね44に抗してカッター36方向に移動されることによ
り、前記平行運動機構の平行運動を介してカッター36
が上方向に平行移動される。また、ソレノイド38の励
磁が解除されると復帰ばね44のばね力によってカッタ
ー36は下方へ平行移動される。そして、カッター36
は、ストレッチフィルムFの繰出しを邪魔しない図3の
位置から上昇されることにより、ストレッチフィルムF
の繰出し端部に交差して、この端部を包装に足る長さに
切断する。
【0036】また、前記包装機Jは、以上の包装の際ト
レイBを前記トレイ搬入手段2で搬送する途中におい
て、図示しないセンサによりトレイBの長さ、幅、およ
び高さを検出し、それに基づいて図示しない制御手段に
より前記ストレッチフィルムFの引出し量および予備伸
張量と、リフター10の上昇位置とが、夫々トレイBの
大きさなどに応じて設定されるようになっている。
【0037】次に、図2および図3を参照して前記トレ
イ搬入手段2について説明する。この搬入手段2は、1
本の前端ローラ51と、複数の後端ローラ52と、前後
方向に延びてトレイ供給端部からリフト位置に渡って一
体に連続する複数本のゴム製の搬入コンベアベルト53
とを備えている。
【0038】前端ローラ51は、フレーム前板1aを貫
通して固定された搬入フレーム54の前端部に回転自在
に取付けられている。搬入フレーム54のフレーム前板
1aの前方に突出した部分で囲まれた箇所により、トレ
イ搬入手段2におけるトレイ供給端部が形成される。各
後端ローラ52は前後両フレーム1a、1bを間におけ
るフレーム後板1b側に寄せて並設されたロールホルダ
55に夫々回転自在に取付けられている。無端の各搬入
コンベアベルト53は、前端ローラ51と後端ローラ5
2とに渡り巻き掛けて前後方向に張設され、互いに平行
に配置されている。これら各搬入コンベアベルト53の
上側ベルト部は水平に設けられている。
【0039】前記構成のトレイ搬入手段2の搬送終端部
は、前記ストレッチフィルムFの引出し端部にその下方
からリフター10を介してトレイBを押し付けるリフト
位置となっている。なお、リフター10はリフト位置に
おける搬入コンベアベルト53相互間を通って昇降され
る。
【0040】図2および図3中56はフレーム前板1a
の外面に搬入フレーム54の一側面に隣接して取付けら
れたパルスモータからなる第1コンベアモータで、その
出力軸に固定された駆動用歯付きプーリ57と、前端ロ
ーラ51の一端部に連結された被動用歯付きプーリ58
とには、これらに渡って歯付きベルト59が巻き掛けら
れている。これらは搬入コンベア駆動手段をなしてい
る。
【0041】この駆動手段を動作させることによりトレ
イ搬入手段2は搬入動作を営むものであり、その動作に
おいて第1コンベアモータ56は、測定されたトレイB
の大きさに対応したステップ数の駆動パルスを印加され
て動作される。それにより、トレイBの大きさに拘ら
ず、搬入されるトレイBは前記リフト位置に対して適正
にセットされるようになっている。
【0042】また、図2〜図4を参照して前記秤Kにつ
いて説明する。この秤Kは、秤本体61と、載せ台62
と、秤コンベア63とを備えている。秤本体61は、搬
入フレーム54の下側においてフレーム前板1aの前面
に突設した秤置き台64(図1参照)上に、トレイ供給
位置に臨んで載置されている。この秤本体61は、計測
部と、演算部と、換算部とを備え、その計測部により物
品が入ったトレイBの重さと載せ台62および秤コンベ
ア63の重さとを合わせた総重量を計測し、かつ、演算
部により前記計測値から載せ台62および秤コンベア6
3の重さを差引く演算を行って、物品Aが入ったトレイ
Bの真正な重さを図示しない根付け器に出力するととも
に、換算部により前記真正な重さに応じた値段を前記値
付け器に出力する。
【0043】載せ台62は、秤本体61をその上側から
蓋するように配置されるとともに浮動的に設けられてい
て、前記総重量を秤本体61の計測部に及ぼすようにな
っている。
【0044】秤コンベア63は、載せ台62から垂直に
起立された第1、第2コンベアフレーム65、66に渡
って、互いに平行な第1〜第3の水平回転軸67〜69
を夫々支持するとともに、これら回転軸67〜69に渡
って複数本の秤コンベアベルト70を取付け、かつ、い
ずれか一本の回転軸をコンベア駆動手段に連結してな
る。
【0045】詳しくは、第1、第2回転軸67、68は
前後方向に離れて同じ高さ位置に配設され、第3の回転
軸69は第1、第2回転軸67、68よりも低い高さ位
置であって、第2回転軸68を境に第1回転軸67とは
反対側、言い換えれば、第2回転軸68に対して後方に
位置をずらせて配設されている。各回転軸67〜69の
夫々には、これらと一体に回転する複数のプーリ71〜
73が、互いに対応して取付けられている。
【0046】これら相対応するプーリ71〜73に渡っ
て前後方向に延びる無端の秤コンベアベルト70が夫々
巻き掛けられている。秤コンベアベルト70の第1、第
2回転軸67、68間のベルト部分は、水平状のトレイ
受け部70aを形成し、かつ、第2、第3回転軸68、
69間のベルト部分は、第3回転軸69側に向かうにし
たがい次第に下がる斜状のトレイ受け渡し部70bを形
成している。
【0047】前記コンベア駆動手段は、載せ台62上に
設置されたパルスモータからなる第2コンベアモータ7
4の出力軸に駆動用歯付きプーリ75を固定し、かつ、
第2回転軸68の第1コンベアフレーム65を貫通した
一端部に被動用歯付きプーリ76を固定し、これら両プ
ーリ74、75に渡って歯付きベルト77を巻き掛けて
形成されている。
【0048】この構成の秤コンベア63は、その第2コ
ンベアモータ74を駆動することにより、秤コンベアベ
ルト70を回転させるものである。なお、図4中矢印は
秤コンベアベルト70に与えられる回転力の方向を示し
ている。そして、図示しないモータ制御手段により第2
コンベアモータ77は、前記第1コンベアモータ56と
同期して運転され、秤コンベアベルト70を搬入コンベ
アベルト53と同速度で同方向に回転させるように制御
される。
【0049】この秤コンベア63の両コンベアフレーム
の一方、例えば第2コンベアフレーム66は、前記トレ
イ受け部70aよりも高位置に延びている。この第2コ
ンベアフレーム66の上部部分は、トレイ受け部70a
にトレイBを載せる際に、その一端を当てて、搬入に際
しての基準位置を決める搬入位置決め板66aとして使
用されるようになっている。
【0050】なお、図1〜図3中54a第2コンベアフ
レーム66に重なるようにして搬入フレーム54に設け
られた垂直平板状の搬入位置決め板である。この位置決
め板54aは、オプションとして取付けられる秤Kを省
略した包装装置とする場合において、トレイ搬入手段2
のトレイ供給端部でのトレイBの搬入に際しての基準位
置を決めるために使用される。
【0051】前記構成の秤コンベア63は、その秤コン
ベアベルト70を搬入コンベアベルト53と平行にして
前記載せ台62上に載置されている。そして、この設置
状態において、各秤コンベアベルト70のトレイ受け部
70aは、各搬入コンベアベルト53相互間のベルト間
空隙を通って、これらベルト53の上側ベルト部の上
面、すなわち、ベルト上面よりも高位置に配置されてい
る。同様に、トレイ受け部70に連続する各秤コンベア
ベルト70のトレイ受け渡し部70bの第3回転軸69
側、言い換えれば、前記リフト位置側部分が、前記ベル
ト上面の下側に潜り込んでおり、それによって、トレイ
受け渡し部70bは前記ベルト間空隙を通って前記ベル
ト上面に対して斜めに交差して設けられている。
【0052】なお、図1中12は上端部を中心に回動し
てフレーム1のトレイ入り口部を開閉する扉で、これは
搬入コンベアベルト53の動作に連動し、その無端走行
時に開き、かつ、停止時に閉じられるようになってい
る。
【0053】次に、前記構成の秤付き包装装置における
前記包装動作におけるトレイ搬入手段2によるリフト位
置へのトレイBの搬入について説明する。
【0054】まず、トレイBの搬入前の状態では第1、
第2コンベアモータ56、65はいずれも停止してい
る。この状態でフレーム1外において物品Aが収納され
たトレイBが、作業者によりトレイ搬入手段2のトレイ
供給端部に供給される。この時、トレイBは、その一端
を第2コンベアフレーム66の搬入位置決め板66aに
当てることによって、位置決めされながら秤Kのトレイ
受け部70a上に載置される。すなわち、トレイBが適
正な姿勢でトレイ供給端部に供給される。そうすると、
搬入コンベアベルト53に邪魔されることなく、秤Kに
よりトレイBの重量が計測される。
【0055】この計測が完了すると、その信号に基づき
第1、第2コンベアモータ56、65が同期して駆動さ
れるから、搬入コンベアベルト53と秤コンベアベルト
70とが、互いに同期して同速度で、かつ同方向に回転
される。そうすると、秤コンベアベルト70の回転に伴
い、これに支持されたトレイBはフレーム1内に向けて
搬送されるから、このトレイBは秤コンベアベルト70
の斜状の受け渡し部70bにより、その高さ位置を次第
に下げて搬入コンベアベルト53に受け渡される。とこ
ろで、既述のように両コンベアベルト53、70は同期
して同速度で、かつ同方向に回転されることにより、前
記受け渡しにおいてトレイBの姿勢が不適正に変わるお
それが少ないとともに、受け渡しが円滑に実施される。
【0056】こうして、搬入コンベアベルト53に受け
渡されたトレイBは、以後、搬入コンベアベルト53に
乗ってトレイ供給位置から前記ベルト53の搬送終端位
置であるリフト位置に向けて搬送される。リフト位置ヘ
の搬送は単一のベルトコンベアによりなされて、その途
中で受け渡しされることがないので、搬入コンベアベル
ト53での搬送動作でトレイBの姿勢が不適正に変わる
おそれが少ない。
【0057】以上のようにトレイBの搬入に際して、ト
レイBの不適正な姿勢変更をなくして、トレイ供給位置
に適正な姿勢で供給されたトレイBを、その姿勢を保持
したままでリフト位置に搬入することができる。
【0058】したがって、前記ストッチフィルムFによ
る包装において、トレイ搬入時の不適正な姿勢変化に起
因して、ストレッチフィルムの引出し量が適正な量より
も多くなるという不都合を防止できるとともに、トレイ
搬入時の不適正な姿勢変化に起因して包装の際トレイが
勝手に動いて、包装不良を生じることも防止できる。
【0059】また、前記構成において、そのトレイ搬入
手段2は、そのトレイ供給端部からリフト位置に渡って
一体に連続する搬入コンベアベルト53を有した構成で
あるから、トレイBの搬入手段が単一のベルトコンベア
であって、かつ、秤Kからトレイ搬入手段2にトレイを
受け渡すために前記単一のコンベア全体を上下動させる
機構が不要である。そのため、ストレッチフィルムFに
対してその下方からトレイBを押し付けるリフト位置
に、トレイBを搬入するトレイ搬入手段2の構成を簡単
にできる。
【0060】図7〜図9は本発明の第2実施例を示して
いる。この第2実施例は、トレイ供給位置でトレイの搬
入基準位置を決定する搬入位置決め手段の構成のみが前
記第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図7〜図9
に図示されない部分を含めて図1〜図6に示した前記第
1実施例の秤付き包装装置と同じ構成であるので、図示
されない構成については図1〜図6をもって代用すると
ともに、図示される同一構成部分には第1実施例と同一
の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基づ
く作用効果の説明については省略するが、これらの同一
部分についても本実施例装置の構成の一部をなすもので
ある。
【0061】この第2実施例において、秤Kの第2コン
ベアフレーム66は、第1コンベアフレーム65と同じ
高さであって、その上端は秤コンベアベルト10のトレ
イ受け部70aのベルト上面と略同じ高さ載置となって
いる。そして、搬入フレーム54は第2コンベアフレー
ム66に隣接して垂直な搬入位置決め板54aを有して
いる。この位置決め板54aはフレーム前板1aを貫通
して、フレーム1のトレイ入り口部にまで達している。
トレイ供給位置に供給されるトレイBは、その一端を搬
入フレーム54の搬入位置決め板54aに当てて秤Kの
トレイ受け部70a上に載置される。それにより、トレ
イを適正な姿勢に位置決めしてトレイ供給位置に供給で
きる。
【0062】なお、この点以外の構成は前記第1実施例
と同じである。したがって、この第2実施例において
も、前記第1実施例と同様の作用により本発明の初期の
目的を達成できるものである。
【0063】図10〜図13は本発明の第3実施例を示
している。この第3実施例は、秤Kの構成のみが前記第
1実施例とは異なり、それ以外の構成は図10〜図13
に図示されない部分を含めて図1〜図6に示した前記第
1実施例の秤付き包装装置と同じ構成であるので、図示
されない構成については図1〜図6をもって代用すると
ともに、図示される同一構成部分には第1実施例と同一
の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基づ
く作用効果の説明については省略するが、これらの同一
部分についても本実施例装置の構成の一部をなすもので
ある。
【0064】この第3実施例の秤Kは、トレイ供給端部
の下側に配置された秤本体61と、この秤本体61に浮
動的に設けられた載せ台62と、複数のトレイ受け81
と、ベルト面可変機構82と、搬入位置決め板83とを
有して形成されている。
【0065】トレイ供給位置に臨んで載置される秤本体
61は、計測部と、演算部と、換算部とを備え、その計
測部により物品が入ったトレイ2の重さと、載せ台62
およびこの上面に取付けられたすべての部材81〜83
の重さとを合わせた総重量を計測し、かつ、演算部によ
り前記計測値から載せ台62およびその上に取付けられ
たすべての部材81〜83の重さを差引く演算を行っ
て、物品Aが入ったトレイBの真正な重さを図示しない
根付け器に出力するとともに、換算部により前記真正な
重さに応じた値段を前記値付け器に出力する。
【0066】載せ台62は、秤本体61をその上側から
蓋するように配置されるとともに浮動的に設けられてい
て、前記総重量を秤本体61の計測部に及ぼすようにな
っている。
【0067】各トレイ受け81は、前後方向に延びる水
平状の上端の両端部を、直角下方に折り曲げてコ字形を
なしている。これらトレイ受け81は互いに平行にして
載せ台62上に突設されている。各トレイ受け81は、
複数の搬入コンベアベルト53相互間のベルト間空隙を
通ってこれらベルト53の上側ベルト部の上面、つま
り、ベルト上面よりも高位置に前記水平状上端を設けて
配置されている。
【0068】図12および図13等に示されるようにベ
ルト面可変機構82は、搬入コンベアベルト53の上側
ベルト部の下側に配置されている。そして、この可変機
構82は、プランジャ付きソレノイド84と、第1〜第
4のリンク85〜88と、複数のベルト押上ローラ89
と、支点軸90、91と、図示しない復帰ばねとを有し
ている。
【0069】第1〜第4のリンク85〜88は平行四辺
形のリンク機構を組んで連結されている。その互いに平
行な第1、第2リンク85、86は、その長手方向中間
を支点軸90、91により夫々別々に枢支されていて、
これらの軸90、91を中心にその軸回りに沿って回転
可能に設けられている。なお、85a、86aは第3リ
ンク87との枢着ピンが嵌まる長孔である。第1、第2
リンク85、86の下端部間に渡って配設された第3リ
ンク87の一端部はソレノイド84のプランジャに回動
可能に枢着されている。
【0070】したがって、前記リンク機構は、ソレノイ
ド84が励磁されてそのプランジャが引き込まれること
により、第1、第2リンク85、86が起立されるよう
に回動される(図13参照)。また、前記励磁が解除さ
れると、図示しない前記復帰ばねの復帰力により、第
1、第2リンク85、86が斜めに傾斜するように回動
される(図12参照)。なお、復帰ばねはリンク機構と
載せ台62等との間に張り渡されている。
【0071】前記リンク機構における第4リンク88と
第1、第2リンク85、86とを枢着した枢軸には夫々
前記ベルト押上ローラ89が支持されている。ベルト押
上ローラ89は各搬入コンベアベルト53に対して2個
ずつ用意され、これらローラ89は前記リンク機構の動
作に伴い搬入コンベアベルト53の上側ベルト部の下面
に接触可能に設けられている。そして、これらベルト押
上ローラ89は、トレイ受け81の水平状上端以下の第
1位置と、前記水平状上端より高い第2位置とにわたっ
て移動され、それにより、トレイ供給位置において搬入
コンベアベルト53における上側ベルト部のベルト上面
の高さ位置を可変できるようになっている。
【0072】また、搬入位置決め板83は載せ台62の
上面に垂直に起立して、搬入フレーム54の搬入位置決
め部54aの内面に重なるように設けられている。この
位置決め板83は前記第1実施例で既述した秤コンベア
の第2コンベアフレーム66と同じく、トレイ供給位置
に供給されるトレイBの一端が当てられて、このトレイ
Bの搬入姿勢を適正に位置決めするものである。なお、
この位置決め板83を省略して前記搬入位置決め部54
aで搬入されるトレイBを適正な姿勢に位置決めするよ
うにしてもよい。
【0073】なお、以上の点以外の構成は前記第1実施
例と同じであり、したがって、ストレッチフィルムを用
いたトレイBの包装動作も前記第1実施例と同じであ
る。
【0074】次に、この第3実施例に係る秤付き包装装
置でのトレイ搬入手段2によるリフト位置へのトレイB
の搬入について説明する。
【0075】まず、トレイBの搬入前の状態では第1コ
ンベアモータ56は停止している。この状態では、トレ
イ搬入手段2のトレイ供給端部に配置されたベルト面可
変機構82は非動作状態にあり、図12に示されるよう
にリンク機構の第1、第2リンク85、86が斜めにな
っていて、リンク機構に支持されたベルト押上ローラ8
9は、夫々対応する搬入コンベアベルト53のベルト上
面の裏面側において第1位置、例えば前記ベルト上面よ
り下側位置に配置されている。したがって、搬入コンベ
アベルト53のベルト上面は水平となっていて、トレイ
受け81の上端は前記水平なベルト上面よりも高い位置
に突出されている。なお、第1位置に配置された各ベル
ト押上ローラ89は、前記ベルト上面の裏面に対して図
12のように離れていても、或いは接していてもよい。
【0076】この状態でフレーム1外において物品Aが
収納されたトレイBが、作業者によりトレイ搬入手段2
のトレイ供給端部に供給される。この時、トレイBは、
その一端を第2コンベアフレーム66の搬入位置決め板
83に当てることによって位置決めされながら秤Kのト
レイ受け81上に載置される。こうしてトレイBが適正
な姿勢でトレイ供給端部に供給される。そうすると、搬
入コンベアベルト53に邪魔されることなく、秤Kによ
りトレイBの重量が計測される。
【0077】この計測が完了すると、その信号に基づき
ベルト面可変機構82のソレノイド84が励磁される。
そうすると、この機構82のリンク機構のリンク動作に
伴い第1、第2リンク85、86が、図13に示される
ように略垂直に起立して、各ベルト押上ローラ89を第
2位置に移動させる。この時、各搬入コンベアベルト5
3に夫々別々に対応する一対のベルト押上ローラ89
は、好ましい例としてトレイ受け81の前後両側に夫々
配置される。
【0078】そのため、トレイ供給端部において各搬入
コンベアベルト53の上側ベルト部が、その裏側から対
応する一対のベルト押上ローラ89により、同時に、し
かも、夫々別々に押し上げられて、トレイ受け81の上
端よりも高い位置に配置される。なお、このような押上
に伴う各搬入コンベアベルト53の変形は、これらのベ
ルト53がゴム製であることにより、その弾性を伴って
実現できる。
【0079】こうしてトレイ供給端部において各搬入コ
ンベアベルト53のベルト上面の高さ位置が可変される
ことに伴い、同時にトレイ受け81上に載置されたトレ
イBは、各搬入コンベアベルト53により持ち上げられ
て(受け渡されて)トレイ受け81の上端から離れる。
このような受け渡しにおいてはトレイBの姿勢が変わる
おそれが少ないとともに、受け渡しが円滑に実施され
る。
【0080】次に、図13に示されたベルト面可変機構
82の動作状態が保持された状態において第1コンベア
モータ56が駆動されるから、搬入コンベアベルト53
が回転される。そうすると、トレイBは、以後、搬入コ
ンベアベルト53に乗ってトレイ供給位置から前記ベル
ト53の搬送終端位置であるリフト位置に向けて搬送さ
れる。このリフト位置ヘの搬送は単一の搬入コンベアの
みによりなされて、その途中で受け渡しされることがな
いので、この搬入コンベアベルト53での搬送動作でト
レイBの姿勢が不適正に変わるおそれが少ない。なお、
この搬入において各ベルト押上ローラ89は搬入コンベ
アベルト53の走行に追従して回転される。
【0081】以上のようにトレイBの搬入に際して、ト
レイBの不適正な姿勢変更をなくして、トレイ供給位置
に適正な姿勢で供給されたトレイBを、その姿勢を保持
したままでリフト位置に搬入することができる。なお、
この搬入後において、ソレノイド84の励磁が解除され
るので、ベルト面可変機構82は前記非動作状態に復帰
し、トレイ受け81が前記ベルト上面から突出され、次
のトレイBの供給に備えるものである。
【0082】したがって、この第3実施例においても前
記ストッチフィルムによる包装において、搬入途中での
トレイBの不適正な姿勢変化に起因して、ストレッチフ
ィルムの引出し量が適正な量よりも多くなるという不都
合がなく、また、トレイBの包装不良を防止できるとい
う、本発明の所期の目的を達成できる。
【0083】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、本発明は予めフィルムを包装に足る長さ
に切断した後に、トレイに対する包装を行う包装装置に
も適用できる。
【0084】また、本発明は、単なる秤付き包装装置で
はなく、これに値付け機とを一体化した、或いは組み合
わせて計量に基づく値付けラベルを発行できる包装装置
(包装値付け装置)にも適用できる。この場合に、値付
け機はトレイ搬出手段3に臨んでフレーム側板1b側に
設けられ、電気ヒータ24によるストレッチフィルムF
のトレイBの外底面への密着時に動きが止められるトレ
イBに図示しないラベルを張付けるようにするか、或い
は、トレイ搬出手段3のトレイ搬出側に続けて配設され
る図示しない他のコンベアの側方に値付け機を設けて、
この他のコンベア上でトレイBにラベルを張付けるよう
にするとよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1および2に
係る本発明の秤付き包装装置によれば、繰出されるフィ
ルムに対してその下方からトレイを押し付けるリフト位
置に、前記トレイを搬入するトレイ搬入手段が、単一の
ベルトコンベアからなり、かつ、この搬入手段全体を上
下動させる機構が不要であるから、トレイ搬入手段の構
成を簡単にできる。さらに、計量後における秤から搬入
コンベアベルトのベルト面上へのトレイの受け渡し、お
よび搬入コンベアのみによるトレイのリフト位置への搬
入動作において、トレイの姿勢が不適正に変わるおそれ
が少ないので、トレイ供給端部において適正な姿勢で供
給されるトレイを、その適正な姿勢に保持したままでト
レイ供給端部からリフト位置に搬入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る秤付き包装装置の構
成を示す斜視図。
【図2】同第1実施例に係る秤付き包装装置が備えるト
レイ搬入手段の構成を示す平面図。
【図3】図2中Z−Z線に沿うトレイ搬入手段の断面
図。
【図4】同第1実施例に係る秤付き包装装置が備える秤
の構成を示す斜視図。
【図5】(A)〜(H)は同第1実施例に係る包秤付き
装装置によるフィルム長手方向の包装手順を工程順に示
す図。
【図6】(A)〜(F)は同第1実施例に係る秤付き包
装装置によるフィルム幅方向の包装手順を工程順に示す
図。
【図7】本発明の第2実施例に係る秤付き包装装置の構
成を示す斜視図。
【図8】同第2実施例に係る秤付き包装装置が備えるト
レイ搬入手段の構成を示す平面図。
【図9】図8中Y−Y線に沿うトレイ搬入手段の断面
図。
【図10】本発明の第3実施例に係る秤付き包装装置の
構成を示す斜視図。
【図11】同第3実施例に係る秤付き包装装置が備える
トレイ搬入手段の構成を示す平面図。
【図12】図11に示されたトレイ搬入手段の搬入コン
ベアベルトが低位置にある状態で図11中X−X線に沿
って示すトレイ搬入手段の断面図。
【図13】図11に示されたトレイ搬入手段の搬入コン
ベアベルトが高位置にある状態で図11中X−X線に沿
って示すトレイ搬入手段の断面図。
【符号の説明】
A…物品、 B…トレイ、 F…ストレッチフィルム、 J…包装機、 K…秤、 2…トレイ搬入手段、 53…搬入コンベアベルト、 61…秤本体、 62…載せ台、 63…秤コンベア、 70…秤コンベアベルト、 70a…秤コンベアベルトのトレイ受け部、 70b…秤コンベアベルトの受け渡し部、 81…トレイ受け、 82…ベルト面可変機構、 89…ベルト押上ローラ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】この第2実施例において、秤Kの第2コン
ベアフレーム66は、第1コンベアフレーム65と同じ
高さであって、その上端は秤コンベアベルト70のトレ
イ受け部70aのベルト上面と略同じ高さ載置となって
いる。そして、搬入フレーム54は第2コンベアフレー
ム66に隣接して垂直な搬入位置決め板54aを有して
いる。この位置決め板54aはフレーム前板1aを貫通
して、フレーム1のトレイ入り口部にまで達している。
トレイ供給位置に供給されるトレイBは、その一端を搬
入フレーム54の搬入位置決め板54aに当てて秤Kの
トレイ受け部70a上に載置される。それにより、トレ
イを適正な姿勢に位置決めしてトレイ供給位置に供給で
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 幸博 東京都目黒中目黒区2丁目6番13号 株式 会社テック目黒事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレイ搬入手段の搬送終端部からなるリフ
    ト位置に物品が入ったトレイを前記トレイ搬入手段によ
    り搬入し、フィルム供給部から繰出されたフィルムにそ
    の下方の前記リフト位置から上昇される前記トレイを押
    付け、前記フィルムをその幅方向両側および長手方向両
    側から夫々前記トレイの底部外面に折り込んで、前記ト
    レイを包装する包装機と、この包装機に取付けられ前記
    包装前に前記物品が入ったトレイの重さを計量する秤と
    を具備する秤付き包装装置において、 前記トレイ搬入手段が、前記トレイが供給されるトレイ
    供給端部から前記リフト位置に渡って一体に連続する複
    数本の互いに平行な搬入コンベアベルトを有してなり、 前記秤が、前記トレイ供給端部の下側に配置された秤本
    体と、この秤本体に浮動的に設けられた載せ台と、前記
    搬入コンベアベルトと同一速度で同一方向に回転される
    複数本の秤コンベアベルトを有して前記載せ台上に支持
    された秤コンベアとを具備し、 前記秤コンベアが、前記各搬入コンベアベルトのベルト
    上面よりも高位置に配置される水平状のトレイ受け部
    と、このトレイ受け部に連なった前記リフト位置側部分
    で形成され、前記各搬入コンベアベルト相互間のベルト
    間空隙を通って前記ベルト上面の下側に斜めに潜り込ん
    だ斜状のトレイ受け渡し部とを有したことを特徴とする
    秤付き包装装置。
  2. 【請求項2】トレイ搬入手段の搬送終端部からなるリフ
    ト位置に物品が入ったトレイを前記トレイ搬入手段によ
    り搬入し、フィルム供給部から繰出されたフィルムにそ
    の下方の前記リフト位置から前記トレイを押付け、前記
    フィルムをその幅方向両側および長手方向両側から夫々
    前記トレイの底部外面に折り込んで、前記トレイを包装
    する包装機と、この包装機に取付けられ前記包装前に前
    記物品が入ったトレイの重さを計量する秤とを具備する
    秤付き包装装置において、 前記トレイ搬入手段が、前記トレイが供給されるトレイ
    供給端部から前記リフト位置に渡って一体に連続する複
    数本の互いに平行なゴム製搬入コンベアベルトを有して
    なり、 前記秤が、 前記トレイ供給端部の下側に配置された秤本体と、 この秤本体に浮動的に設けられた載せ台と、 この載せ台上に突設されて前記各搬入コンベアベルト相
    互間のベルト間空隙を通って前記各搬入コンベアベルト
    のベルト上面よりも高位置に配置される水平状の上端を
    有する複数のトレイ受けと、 前記各搬入コンベアベルトのベルト上面にその下側から
    接触可能に設けられる複数のベルト押上ローラを有して
    前記載せ台上に取付けられ、前記各ベルト押上ローラを
    前記トレイ受けの水平状上端以下の第1位置と前記水平
    状上端より高い第2位置とにわたって移動させるベルト
    面可変機構とをを有してなることを特徴とする秤付き包
    装装置。
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