JPH08133792A - 熱線反射紫外線吸収透明体 - Google Patents

熱線反射紫外線吸収透明体

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JPH08133792A
JPH08133792A JP6267091A JP26709194A JPH08133792A JP H08133792 A JPH08133792 A JP H08133792A JP 6267091 A JP6267091 A JP 6267091A JP 26709194 A JP26709194 A JP 26709194A JP H08133792 A JPH08133792 A JP H08133792A
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JP
Japan
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film
heat ray
rays
ultraviolet
transparent body
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JP6267091A
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Takeshi Kondo
剛 近藤
Toshikazu Nagashima
敏和 長嶋
Hironobu Iida
裕伸 飯田
Haruki Kuramasu
春喜 倉増
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
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    • C03C17/38Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal at least one coating being a coating of an organic material
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    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学特性と熱線赤外線遮蔽性能を損なうことな
く紫外線を遮蔽し、殊に400nm 付近で紫外/可視領域の
境界を極めてシャープに遮蔽し、特性を維持しつつ、耐
擦傷性、耐摩耗性或いは耐久性を格段に高め、建築用の
単板の窓材は勿論、自動車用窓材として長期の使用がで
きるものを得る。 【構成】透明基材表面に、少なくとも貴金属系薄膜を1
層以上含む多層膜、又は金属、酸化物、窒化物、炭化物
並びに酸窒化物のうち少なくとも1種以上からなる熱線
反射膜を下地層として形成し、次いで蛍光増白剤および
紫外線吸収剤を溶解添加してなる合成樹脂系プライマー
コーティング溶液を塗布して加熱硬化し紫外線吸収性薄
膜を形成した後、シロキサンプレポリマーが有機溶剤に
溶解されてなるシリコーン系ハードコーティング溶液を
塗布して加熱硬化し保護薄膜を形成することで順次被覆
して成るハードコート型熱線反射紫外線吸収膜の表面
に、ポリシラザン系混合物の溶液を被覆成膜してなる熱
線反射紫外線吸収透明体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車等の車
輌、建築物等の窓材として、車内や室内に太陽光がもた
らす熱線(IR)を遮蔽して断熱し、直射太陽光のぎらつ
きあるいは暑さ等を緩和して居住性を向上せしめるよう
にできるとともに、紫外線(UV)を遮蔽して人や内装材
の日焼けや劣化を防止し、外観上もおちついたニユート
ラル反射色を呈する等、有用な熱線反射紫外線吸収透明
体に関するものである。
【0002】上記車輌用または建築物用はもちろん船舶
や航空機等の窓ガラス、特に自動車用窓材、また各種ラ
ンプやデイスプレイのカバーなど幅広く利用できる。
【0003】
【従来の技術】近年、太陽光エネルギーを自在に制御で
きる透明窓材を目指して種々の赤外線あるいは紫外線遮
蔽透明体が提案されている。
【0004】最も盛んなものとしては、太陽エネルギー
を遮断し、主に冷房負荷低減など省エネを目的とした熱
線反射ガラスであり、透明薄膜コーテイング材料とし
て、金属、酸化物など種々のものが提案されている。
【0005】また、暖房効率を向上させる低放射ガラス
として、可視域の高い透過率を有し、赤外域での高い反
射を有する物品として、従来より誘電体/銀/誘電体の
構成が提案されており、例えば特開昭63-239043 号公報
では基板からZnO /Ag/ZnO/Ag/ZnO で可視光線透過
率が60%以上の赤外反射物品が、また例えば特開平2-11
1644号公報ではITO /Ag/ITO /Ag/ITO でニュートラ
ルな色調の断熱合わせガラスが、さらに例えば特開平6-
24806 号公報では、機能膜として、錫をドープした酸化
インジウム膜(ITO) 、アルミニウムをドープした酸化亜
鉛膜(ZnO:Al)、インジウムをドープした酸化亜鉛膜(Zn
O:In)、錫をドープした酸化亜鉛膜(ZnO:Sn)、フッ素を
ドープした酸化亜鉛膜(ZnO:F) 、フッ素をドープした酸
化錫膜(SnO 2:F)を用い、基材と機能膜の間の中間膜とし
て酸素、ケイ素、炭素等を基礎とする膜でなる機能膜を
提供された窓ガラス等がそれぞれ提案されている。
【0006】また、紫外線の遮蔽についても、ガラスや
樹脂フイルム等の透明体に紫外線吸収剤を混入配合する
方法、あるいは基板にZnOx薄膜をコーテイングする方法
等が提案されているなかで、本出願人は既に出願した特
開平6-145387号公報等では、蛍光増白剤と紫外線吸収剤
からなる合成樹脂系プライマーコーティング溶液で成膜
した紫外線吸収性薄膜の表面に、特定のシリコーン系ハ
ードコート保護薄膜を被覆した紫外線吸収透明体を提案
し、長期間の摺動接触等より過酷な環境および条件での
使用以外のなかでは充分トラブルなく使用でき、しかも
400nm 付近での紫外/可視領域の境界を極めてシャープ
に遮蔽することができるものとした。
【0007】さらに例えば、熱線反射性と紫外線吸収性
を同時にガラス基材等の透明体に付与する方法として
は、先ず透明体に紫外線吸収性化合物を混合添加したも
のを使用し、表面に熱線反射膜を形成する方法、また紫
外線吸収性化合物を含む合わせフイルムを熱線反射膜を
被覆した透明体で挟み合せガラスとする方法、さらに透
明体の表面に紫外線吸収膜を被膜し、熱線反射膜をPVD
法で積層被覆成膜する方法等があって、例えば特開平4
ー133004号公報がある。
【0008】一方、従来から各種シラザンが種々の用途
に使用されており、なかでも所謂物品の表面改質に係わ
るものとしては次のようなものがある。例えば、特開平
1-138107号公報には、改質ポリシラザン、その製造方法
及びその用途が開示されており、ペルヒドロポリシラザ
ンを出発原料とする原料ポリシラザンと、溶剤としてオ
ルトキシレンと、充填剤として炭化珪素とからなる溶液
を調製し、SUS 基盤に塗布し成膜したものが記載されて
いる。
【0009】また例えば、特開平5-311120号公報には、
紫外線遮蔽ガラス保護膜形成用組成物および紫外線遮蔽
ガラスが開示されており、ZnO あるいはTiO2等の紫外線
遮蔽膜により被覆されたガラスの面に、(SiH2 基のSi-H
結合の数) /( すべてのSi-H結合の数)=0.13〜0.45の
間にあり、数平均分子量が200 〜100,000 であるポリシ
ラザンを必須組成成分として含有し、例えばキシレン等
の溶媒で希釈した保護膜形成用組成物を被覆してなる紫
外線遮蔽ガラスが記載されている。
【0010】さらに例えば、特開平5-310444号公報に
は、撥水性物品およびその製造方法が開示されており、
基材と、例えばSiH4ガスと分離用N2ガスとO2ガスを基材
表面上で反応させて形成した二酸化珪素含有被膜と、こ
の被膜の表面に形成した例えばヘキサメチルジシラザン
等のポリシロキサンの窒素アナログあるいは含フッ素ジ
シラザン系である有機シラザン化合物からなる撥水層か
らなるものが記載されている。
【0011】さらに例えば、本出願人は既に出願した特
開平5-163174号公報では、車両用紫外線遮断ガラスを開
示しており、ガラス上に紫外線遮断膜が少なくとも1層
以上形成され、外部に例えば少なくともCH3-Si結合を有
する化合物/およびまたはSi-N結合を有する化合物を塗
布して形成する等のシリコンを含有する層が形成されて
いるものを記載している。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】前述したように、例
えば前記した単に熱線反射薄膜付きガラスのみでは、必
ずしも単板として使用するだけの耐擦傷性、耐薬品性あ
るいは耐摩耗性等の耐久性が優れるものばかりではな
く、合せガラスや複層ガラスにすることが必要な場合が
あり、また紫外線に対する遮蔽効果は充分でないため、
紫外線遮蔽効果を付与するには合せガラスにする必要が
あった。
【0013】また例えば、銀系膜を含む熱線遮蔽物品、
赤外反射物品は太陽エネルギー、放射エネルギーを反射
するため、冷房暖房負荷低減の点では非常に有効である
が、銀系膜は特に水分、湿分に対して劣化しやすく、水
分、湿分によって、銀が凝集して、遮蔽性能を充分に発
揮しなくなるとともに、密着強度が低下するため、単板
としては使用できず、合わせまたは複層に処理すること
が必要であり、その取扱いも難しいものであった。また
紫外線に対する遮蔽効果は充分でないため、紫外線遮蔽
効果を付与するには合わせガラスにする必要があった。
【0014】また例えば、紫外線吸収基板では、熱線反
射または赤外線反射の効果がないため、これらを付与す
るにはこの基板上に種々の反射膜を積層する必要があ
り、また紫外線をシヤープにカツトするものでは必ずし
もなく、しかも例えば一般的に商品化されているZnO 膜
は、紫外線性能を向上させるとZnO 膜は柱状に配向し、
また非常にイオン化しやすいために、特に薬品に対する
耐久製が著しく弱いため、使用される場所が著しく限定
されるものである等、建築用ならびに車両用としては耐
擦傷性、耐薬品性あるいは耐摩耗性等の耐久性が優れる
ものとは必ずしも言い難く、単板では使用し難いもので
もあった。
【0015】さらに最近では太陽エネルギーの有効利用
とともにオゾン層破壊による紫外線の影響が重要になり
つつあり、この点からも従来の太陽エネルギーの有効利
用であるソーラーコントロールに加えて紫外線遮蔽も重
要になっている。
【0016】前述した例えば前記特開平4ー133004号公
報等の方法では、紫外線遮蔽性能をZnOx膜で付与しよう
とするため、膜の耐湿性と保護を兼ねて非常に複雑な多
層膜構成となっており、高価で耐久性も悪く、建築用な
らびに車輌用では、合せガラスまたは複層ガラスの方が
実用的である。
【0017】また例えば、前記特開平6-145387号公報等
に記載の紫外線吸収透明体では、ことに紫外線吸収性な
らびに耐摩耗性や耐薬品性、耐候性等が従来に比し格段
に改善され、大部分の場所あるいは環境でも使用できる
ものとなったものの、長期間の摺動接触等より過酷な環
境、例えばフロントガラスやリアガラスや昇降するサイ
ドドアガラスなどの自動車用窓ガラスとして種々の使用
条件や環境のなかで長期的に、例えば半年から1年程度
使用後に支障を生じるような傷や劣化がほとんど発現し
ないものとして安定使用するには、充分確実なものとは
必ずしも言い難い部分もあるものであった。
【0018】一方、例えば前記特開平5-163174号公報に
記載の車両用紫外線遮断ガラスでは、確かに優れた紫外
線遮断性、あるいはウィンドウの昇降や引っ掻きやこす
りに対して優れた耐殺傷性あるいは耐候性を有するもの
となったものの、前記特開平6-145387号公報に記載の紫
外線吸収透明体で示すような比較的低温硬化型の紫外線
吸収薄膜を採用する際には、必ずしも直ちに採用できな
いものである。
【0019】また、同様に例えば、前記特開平1-138107
号公報に記載の改質ポリシラザン、その製造方法及びそ
の用途では、必ずしも前記比較的低温硬化型とは言い難
く、前記特開平6-145387号公報に記載した比較的低温硬
化型には採用できないものであり、しかも透明体のよう
な充分な透視性を要求されるものには採用できないもの
である。
【0020】さらに、例えば前記特開平5-311120号公報
に記載の紫外線遮蔽ガラス保護膜形成用組成物および紫
外線遮蔽ガラスでは、前記特開平6-145387号公報等に記
載した比較的低温硬化型には同様に採用できないもので
ある。
【0021】さらにまた、例えば特開平5-310444号公報
に記載の撥水性物品およびその製造方法では、二酸化珪
素被膜をガラス面での下地層にし、その上に有機シラザ
ン化合物をシラザン系撥水剤として被膜するものであっ
て、前記特開平6-145387号公報に記載した比較的低温硬
化型の紫外線吸収薄膜を下地層とし、それをハードコー
トするものには、到底採用できないものである。
【0022】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る問題点に鑑みてなしたものであって、充分な熱線遮蔽
性能、赤外反射性能を有する、例えば貴金属系薄膜を含
む積層膜、また金属、酸化物、窒化物、窒素酸化物等か
ら適宜成る膜を少なくとも使用した単層あるいは積層被
膜体である下地層に、特異な紫外線遮蔽性能を有する例
えばシリコーン成分を含むアクリル系の樹脂ならびにシ
リコーン系ハードコーテイング樹脂を巧みに積層組み合
わせたハードコート型熱線反射紫外線吸収膜上に、ポリ
シラザン系混合物の溶液を塗布成膜することで、前記下
地層にキユア等によるダメージを与えることなく低温硬
化型処理で被覆することによって、上記の問題点である
耐薬品性、耐擦傷性および耐摩耗性等の耐久性を著しく
向上した優れたものが得られる保護効果があり、単板あ
るいは外装用として充分に使用でき、かつそれぞれの構
成だけでは充分な性能が得られなかった熱線遮蔽および
紫外線遮蔽の性能を同時にかつ充分発現でき、ことに40
0nm 付近で紫外線をシャープに遮蔽し得、反射色のニユ
ートラル化効果もある等を充分維持しつつ、単板の建築
用ならびに車輌用窓材等にはもちろん、なかでも特に種
々の過酷な条件下でも耐摩耗性や耐擦傷性ならびに耐久
性に格段に優れ、長期的な使用ができるものとした有用
な熱線反射紫外線吸収透明体を提供するものである。
【0023】すなわち、本発明は透明基材の表面に、少
なくとも貴金属系薄膜を1層以上含む膜を積層してなる
多層膜、または/および金属、酸化物、窒化物、炭化物
ならびに酸窒化物のうち少なくとも1種以上からなる熱
線反射膜を下地層として形成し、次いで該下地層上に、
蛍光増白剤および紫外線吸収剤を溶解添加してなる合成
樹脂系プライマーコーティング溶液を塗布して加熱硬化
し紫外線吸収性薄膜を形成した後、シロキサンプレポリ
マーが有機溶剤に溶解されてなるシリコーン系ハードコ
ーティング溶液を塗布して加熱硬化し保護薄膜を形成す
ることで順次被覆して成るハードコート型熱線反射紫外
線吸収膜の表面上に、ポリシラザン系混合物の溶液を被
覆成膜してなることを特徴とする熱線反射紫外線吸収透
明体。
【0024】ならびに、前記貴金属系薄膜を1層以上含
む多層膜が、誘電体、貴金属系あるいはその合金系、金
属系、誘電体の順次積層、もしくはその繰り返し積層で
成る3乃至7層膜であることを特徴とする上述した熱線
反射紫外線吸収透明体。
【0025】また、前記貴金属系薄膜が、Ag、Au、Cu、
Ptあるいはその合金系であることを特徴とする上述した
熱線反射紫外線吸収透明体。また、前記多層膜の誘電体
が、Si、Ti、Sn、Al、Cr、SUS 、Ta、Zn、In、SiCおよ
びこれらの合金の酸化物、窒化物、酸窒化物薄膜である
ことを特徴とする上述した熱線反射紫外線吸収透明体。
【0026】さらに、前記熱線反射膜が、Si、Ti、Sn、
Al、Cr、SUS 、Ta、Zn、In、SiC およびこれらの合金の
酸化物、窒化物、炭化物ならびに酸窒化物薄膜のうち少
なくとも1種以上からなる単層膜あるいは多層膜である
ことを特徴とする上述した熱線反射紫外線吸収透明体。
【0027】さらに、前記熱線反射膜が、Sn、Al、In、
Sb、F のうち少なくとも1種をドープした金属酸化物あ
るいは複合酸化物であることを特徴とする上述した熱線
反射紫外線吸収透明体。
【0028】さらにまた、前記合成樹脂系プライマーコ
ーティング溶液が、シリコーン成分を含むアクリル系プ
ライマーコーティング溶液であることを特徴とする上述
した熱線反射紫外線吸収透明体。
【0029】また、前記紫外線吸収剤が、少なくともイ
ンドール系化合物を含有して成ることを特徴とする上述
した熱線反射紫外線吸収透明体。さらにまた、前記ポリ
シラザン系混合物が、低温硬化型ポリシラザン系混合物
であることを特徴とする上述した熱線反射紫外線吸収透
明体。
【0030】また、前記低温硬化型ポリシラザン系混合
物が、ポリ(ペルヒドロシラザン)系を主体とするもの
であることを特徴とする上述した熱線反射紫外線吸収透
明体をそれぞれ提供するものである。
【0031】ここで、前述したように、少なくとも貴金
属系薄膜を1層以上含む膜を積層してなる多層膜を下地
層として形成したのは、先ず誘電体、貴金属系あるいは
その合金系、金属系、誘電体の順次積層、もしくはその
繰り返し積層で成る3乃至7層膜、例えば熱線遮蔽、赤
外線反射を誘電体/銀系合金膜/誘電体の多層積層体、
具体的には透明基板にITO /銀/ITO /銀/ITO の5層
系の事例では、可視光線透過率が高く、近赤外から長波
長の赤外域の反射率が著しく高い熱線遮蔽、赤外線反射
膜が得られるものであるからである。
【0032】さらに前記貴金属系薄膜としてはAg、Au、
Cu、Ptあるいはその合金系であり、また前記多層膜の誘
電体としてはSi、Ti、Sn、Al、Cr、SUS 、Ta、Zn、In、
SiCおよびこれらの合金の酸化物、窒化物、窒素酸化物
薄膜であって、例えば可視光線透過率を低く抑えたもの
では、通常のソーラーコントロール膜である窒化チタン
等があり、またスプレー法やCVD 法による酸化錫膜等も
高い透明性を有し、耐久性にも優れるものである。
【0033】具体的には、例えば透明基板側より屈折率
2.0 程度の透明誘電体40nm程度、銀系膜10〜15nm程度、
屈折率2.0 程度の透明誘電体40nm程度、あるいは透明基
板側より屈折率2.0 程度の透明誘電体40nm程度、銀系膜
10〜15nm程度、屈折率2.0 程度の透明誘電体70〜80nm程
度、銀系膜10〜15nm程度、屈折率2.0 程度の透明誘電体
400nm 程度に積層被覆したものが、本熱線反射紫外線吸
収透明体の構成膜全体とのバランス、すなわち薄膜干渉
によって、可視光線透過率が高くでき、熱線遮蔽、赤外
線反射、紫外線遮蔽が充分となり好ましいものである。
【0034】なお、上述した各種薄膜は例えばスパッタ
法、スプレー法あるいはCVD 法等によって成膜したもの
であり、例えば可視光線透過率が高く、熱線遮蔽、赤外
線反射、紫外線遮蔽の各性能を満足させるものとして
は、可視光線透過率65%以上、日射透過率60%以下、輻
射率0.15以下、370nm の透過率10%以下であり、好まし
くは可視光線透過率70%以上、日射透過率55%以下、輻
射率0.10以下、370nm の透過率5%以下である。
【0035】また、前記金属、酸化物、窒化物、炭化物
ならびに酸窒化物のうち少なくとも1種以上からなる熱
線反射膜を下地層として形成したのは、種々の熱線遮蔽
機能および色調、ならびに該膜自体の密着性あるいは膜
強度、さらには電波に対する機能等他の各種機能を持ち
合わせしめてもよいようにするためである。
【0036】さらに、前記熱線反射膜としては、例えば
Si、Ti、Sn、Al、Cr、SUS 、Ta、Zn、In、SiC およびこ
れらの合金の酸化物、窒化物、炭化物ならびに酸窒化物
薄膜のうち少なくとも1種以上からなる単層膜あるいは
多層膜であり、また例えばSn、Al、In、Sb、F のうち少
なくとも1種をドープした金属酸化物あるいは複合酸化
物であり、被覆する紫外線吸収膜に悪影響を与えない限
り、その目的に整合するように適宜選択しそれぞれ単独
または複数に用いることができ、スパッタ法、スプレー
法あるいはCVD 法等で成膜するものである。
【0037】また、蛍光増白剤および紫外線吸収剤を溶
解添加してなる合成樹脂系プライマーコーティング溶液
を塗布して加熱硬化し紫外線吸収性薄膜を形成したの
は、ことに紫外/可視領域境界を着色なくきわめてシャ
ープにカットするため蛍光増白剤のコーティング剤組成
への適用をしつつ、ガラス基材、ことに透明基材表面に
対して密着性が良好な合成樹脂系プライマー、とくにシ
リコーン成分を含むアクリル系プライマーコーティング
溶液に溶解添加し、紫外線吸収剤を共存させることによ
り蛍光を吸収し、蛍光が目立たないコーティング膜を比
較的低温で成膜できるようにするためである。
【0038】蛍光増白剤としては、紫外領域で吸収し、
可視領域で蛍光を発し、合成樹脂系プライマー、ことに
アクリル系プライマーコーティング剤に溶解添加が可能
であって、かつ比較的低温の塗膜の加熱硬化時に変性し
なければどのようなものでもよく、しかも適度の耐熱性
があり、吸収波長が紫外/可視領域境界(例えば、400n
m 付近)にある例えば、UVITEXーOB〔チバガイギー社
製、2, 5ビス(5' ーターシャリーブチルベンゾオキサゾ
リル) チオフェン、2-(3,5ジ-t- ブチル-2- ヒドロキシ
フェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール〕、あるいはEB
ー501(三井東圧染料社製)などが挙げられる。
【0039】また例えば、前記UVITEXーOBの添加量とし
ては0.02〜0.5 wt%程度であって、0.02wt%未満であれ
ば効果がなく、0.5 wt%を超えると溶解度の限界に近く
なり、再結晶を析出してくるようになって塗膜欠陥を生
じ易くなるし、必要以上の添加は不経済となる。
【0040】また、共存せしめる前記紫外線吸収剤とし
ては、例えばベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、シアノアクリレート系あるいはサリシレート系など
が挙げられ、TINUVIN327(チバガイギー社製)、NIOSOR
B100(共同薬品社製、2,4 ジヒトロキシベンゾフェノ
ン)、SEESORB706〔シプロ化成社製、2-(2'-ヒドロキシ
-5'-メチル-3'-(3'',4'',5'',6''- テトラヒドロフタル
イミジルメチルフェニル)ベンゾトリアゾール〕、SEES
ORB712〔シプロ化成社製、2,4-ジ-t- ブチルフェニル3'
5'- ジ-t- ブチル4'- ヒドロキシベンゾエート〕があ
り、またインドール系化合物としては例えば、BONASORB
-UA3901(オリエント化学社製)を含有せしめることと
し、ことに吸収波長が紫外/可視領域境界(例えば、40
0nm 付近)に効果がある。
【0041】また例えば前記TINUVIN327、NIOSORB100、
SEESORB706や712 の添加量としては0.1 〜1.5 wt%程度
であって、0.1 wt%未満では効果がなく、1.5 wt%を超
えると溶解度の限界に近くなり、再結晶を析出してくる
ようになって塗膜欠陥を生じ易くなるし、必要以上の添
加は不経済となり、また前記BONASORB-UA3901 の添加量
としては0.02〜0.3 wt%程度であって、0.02wt%未満で
は効果がなく、0.3 wt%を超えると黄色がかりはじめ次
第に目立ちはじめることとなる。
【0042】該蛍光増白剤と該紫外線吸収剤の使用割合
としては、モル比率で1:0.5 から1:3.0 程度(重量
比率で1:0.5 から1:10程度)、好ましくは1:1程
度(好ましくは1:3〜6程度)であり、蛍光増白剤が
多くなると蛍光で透視性が悪化し、少な過ぎると所望の
紫外線吸収力が得られない。
【0043】さらにここで、合成樹脂プライマー、こと
にアクリルプライマーについては、上記した蛍光増白剤
と該紫外線吸収剤を充分溶解する必要があるため、エチ
ルセロソルブなどのエーテルアルコール系溶剤にジアセ
トンアルコールなどのケトンアルコール系溶剤やケト
ン、エーテルあるいは芳香族系溶剤を組み合わせて熱線
反射透明基材を侵さないように配慮した混合溶剤を用い
るとよい。ことに透明基板がガラス板状体等の場合に
は、溶解力があるシクロヘキサノンなどのケトン系溶剤
を使用するとよい。
【0044】さらにまた、前記プライマー用合成樹脂と
しては例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ
素系樹脂あるいはポリエステル系樹脂等であり、なかで
も前記アクリル系樹脂としては市販の例えば、アクリル
レジンとしてダイヤナールBR88や85や80(三菱レイヨン
製)などを利用して濃度、粘度あるいは膜厚の関係によ
って調製すればよく、樹脂分濃度としては1〜15wt%程
度、蛍光増白剤と紫外線吸収剤の合計濃度としては0.5
〜2wt%程度、粘度としては10〜800cP 程度、さらに膜
厚としては1〜10μ程度が好ましく、2〜8μ程度がよ
り好ましいものであり、最適には例えば3μ程度であっ
て、合計膜厚としては5〜11μ程度である。
【0045】とくに、透明基材がガラス製の場合には、
密着性をより向上せしめるために、シランカップリング
剤などシリコーン化合物等の接着改良剤の利用がよく、
例えばOS808A(大八化学製アクリル変性シリコーン,固
形分約30wt%,主溶剤セロソルブアセテート)などを樹
脂分濃度の1/4〜4倍程度添加するのが好ましい。少
な過ぎると効果がなく、多過ぎると不経済となる。
【0046】さらにまた、上述したように調製された前
記紫外線吸収性合成樹脂プライマー、ことに前記紫外線
吸収性アクリルプライマーは、均一膜厚となるように、
例えばディッピング法、スプレー法、フローコート法、
スピンコート法あるいは印刷法等で塗布して被膜とし、
例えば約80℃程度以上で約1時間程度加熱乾燥するもの
であり、加熱不足であれば、シリコーン系ハードコート
である保護膜にプライマー成分が溶出して例えばくもり
あるいはクラック等を発現し易く、また加熱が過多にな
ると、シリコーン系ハードコートである保護膜の密着性
が悪化することになる。
【0047】また、前記シリコーン系ハードコーティン
グ溶液としては、基本的にはオルガノアルコキシシラン
を加水分解して得られるシロキサンプレポリマーのアル
コール溶液をベースとしたものが好ましく、例えば本出
願人が既に提案した特開昭62ー220531号公報に記載の被
覆用組成物のようなコロイダルシリカを含むものが耐擦
傷性にも優れより好ましい。なお市販品では例えば、ト
スガード510(東芝シリコーン製)あるいはSiコート2
(大八化学製)などが利用できる。また溶液中の樹脂分
としては10〜50%程度、粘度としては15〜5000cP程度、
さらに膜厚としては1〜6μ程度が好ましいものであ
る。
【0048】さらに、塗布環境としては、例えば温度約
15〜25℃程度、湿度約40〜50RH%程度、さらにクリーン
度10,000以下程度が塗膜欠陥の防止の点で好ましい。ま
た塗布法としては、前記紫外線吸収性合成樹脂プライマ
ー、ことに紫外線吸収性アクリルプライマーと同様に、
均一膜厚となるような、例えばディッピング法、スプレ
ー法、フローコート法、スピンコート法あるいは印刷法
などが利用できる。膜厚としては約2〜5μ程度がより
好ましく、薄いと表面保護膜効果がなくなり、厚いと加
熱乾燥硬化時にクラックを発現し易くなるものである。
さらに加熱乾燥硬化には約80℃程度以上の温度がよく、
ことに透明基板がガラス板状体等の場合は約 150℃程度
で、約2時間程度の処理が表面硬度を高める上で好まし
い。
【0049】なお、上記した紫外線吸収性アクリル系プ
ライマーあるいはシリコーン系ハードコーティング溶液
の塗布性能を改善するため、フロー改良剤あるいはレオ
ロジーコントロール剤などを適宜添加してもよいことは
言うまでもない。
【0050】さらにまた、ポリシラザン系混合物として
は、低温硬化型ポリシラザン系混合物が好ましく、具体
的には例えばポリ(ペルヒドロシラザン)系を主体とす
るもの〔例えば東燃社製〕であって、なかでも該混合物
の溶液中の固形分濃度は5〜40wt%程度(残りが例えば
キシレンおよび硬化触媒等)であるものである。
【0051】また該混合物の被覆成膜については、均一
膜厚となるような、例えばディッピング法、スプレー
法、フローコート法、スピンコート法あるいは印刷法な
どが利用でき、膜厚としては約0.5 〜3μ程度であり、
約1.0 〜2.0 μ程度が好ましく、薄いと表面保護強化の
効果が少なくなり、厚いと加熱乾燥硬化時にクラックを
発現し易く、かつ経済的でなくなるものである。さらに
加熱乾燥硬化には有機系の紫外線吸収剤、蛍光増白剤お
よび樹脂を含むため約100 ℃程度以上約250 ℃程度以下
の温度で処理する必要があり、好ましくは透明基板がガ
ラス板状体等の場合は約150 〜220 ℃程度であり、約10
〜60分間程度、好ましくは約30分間前後程度の処理が表
面硬度を高める上で好ましい。なお塗布する際の環境と
しては、例えば温度が約25℃程度の常温で相対湿度が約
20〜50%RH程度、好ましくは約40%RH前後程度の空調さ
れた環境で行うことである。
【0052】また、ポリシラザン系混合物の溶液におけ
る希釈溶媒については、芳香族化合物としては例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン、またエーテル化合物とし
ては例えばエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)
、また塩素化合物としては例えば塩化メチレン、四塩
化炭素、さらにケトン化合物としては例えばブチルカル
ピトールアセテート等である。
【0053】さらにまた、前記透明基材としては、無機
質はもちろん有機質でも透明であればよく、例えばフロ
ートガラス等の無機ガラスが好ましいものである。また
形状等に特に限定されるものではなく各種形状のもの、
また大きさあるいは構成のもの、例えば曲げ板ガラスと
してはもちろん、各種強化ガラスや強度アップガラス、
平板や単板で使用できるとともに、複層ガラスあるいは
合せガラスとしても適用できることは言うまでもない。
【0054】
【作用】前述したとおり、本発明によれば、少なくとも
貴金属系薄膜を1層以上含む膜を積層してなる多層膜、
また金属、酸化物、窒化物あるいは窒素酸化物のうち少
なくとも1種以上からなる熱線反射薄膜を下地層に、蛍
光増白剤と紫外線吸収剤とを共存せしめるプライマー溶
液とする特異な構成でなる紫外線遮蔽性に優れるコーテ
ィング膜、ならびに充分な保護膜で被覆したハードコー
ト型熱線反射紫外線吸収膜の表面に、ポリシラザン系混
合物の溶液でさらに被覆した透明体であるので、熱線反
射機能や赤外線反射機能を発現し、熱線遮蔽特性を損な
うことなくニユートラルな色調にはたらき、蛍光増白剤
の蛍光を紫外線吸収剤で吸収させ目立たない被膜として
比較的低温で成膜でき、しかもその表面が特定したハー
ドコートとポリシラザン系混合物の溶液から得た特異な
シリカ系膜(例えば、SIMS等の表面分析で、該膜の部分
的なところ、例えば被覆接着部分においてNが残存する
等)とのダブル保護膜となり、ことに400nm 付近におい
て紫外/可視領域の境界をきわめてシャープにカットす
ることができ、密着性、耐薬品性、耐擦傷性あるいは耐
久性に優れるものに加え、ことに比較的厚い膜厚の上記
特異なシリカ系膜でもクラック等の発現もなく低温処理
でハードコート膜への密着性が高くでき、アモルフアス
状でも稠密なものとなり、しかも例えば鉛筆硬度が9Hな
いしはそれ以上と硬く、膜強度や平滑性も向上し、特に
耐摩耗性、耐擦傷性あるいは耐久性を格段に向上せし
め、視野確保が充分にでき、居住性を格段に高め、ビル
や住宅、車両あるいは各種の窓材等単板や外装用として
の使用はもちろん可能であり、ことに自動車用窓ガラス
のフロントガラス、リアガラスおよび昇降するサイドド
アガラスなどのより過酷な使用条件と環境のなかでも長
期的な使用が可能となる等、有用な熱線遮蔽ならびに紫
外線遮蔽ウィンドウ等になし得た透明な熱線反射紫外線
吸収透明体を、スパツタ法等や低温硬化型処理による成
膜である簡単なコーティング処理によって容易にかつ安
価に得ることができ、提供するものである。
【0055】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。 A液(紫外線吸収性アクリル系プライマーの調製)〔ガ
ラス塗布用〕 攪拌機および還流冷却器つきの1000ml丸底フラスコに溶
媒となるシクロヘキサノン350g、プロピレングリコール
モノメチルエーテル493gをはり込み、常温で攪拌しなが
らアクリルBRー88レジン(三菱レイヨン製)52gを投入
する。さらに攪拌を続けながら蛍光増白剤UVITEXーOB
(チバガイギー製)2g、紫外線吸収剤TINUVIN327(チバ
ガイギー製)8gを添加し、オイルバスで約30分程度かけ
て約95℃程度に昇温後、約30分程度保持して完全に溶解
させる。次いで加温を止め、常温まで低下してからアク
リル変成シリコーン樹脂OSー808Aを95g 添加し攪拌溶解
してガラス塗布用の紫外線吸収性アクリル系プライマー
を得た。
【0056】該紫外線吸収性アクリル系プライマー溶液
は、透明で固形分約8.5 %程度、粘度約550cP 程度であ
った。 B液(シリコーン系ハードコーティング溶液の調製) 攪拌機および循環器つきの 500ml丸底フラスコにメチル
トリエトキシシラン100gと3ーグリシドキシプロピルト
リメトキシシラン10g をはり込み、無水フタル酸0.04g
を添加、湯浴で約40℃程度に加温し溶解させ、その後、
弱塩基性コロイダルシリカ水溶液スノーテックスC(日
産化学製、平均粒径約15μm程度、SiO2含有量約20%程
度)100gを添加し、約40℃程度で約5日程度反応を行
い、GPC (トーソー製、ULC802A )による数平均分子量
約1100程度、固形分約29%程度の組成物を得た。これに
145gのイソプロピルアルコールを添加し、分画分子量10
00の限外濾過器(日本ミリポア製)で濃縮し、GPC によ
る数平均分子量約1200程度、固形分約20%の組成物を得
た。該組成物に硬化触媒としてジシアンジアミドを約0.
1 部程度添加してシリコーン系ハードコーティング溶液
を得た。 C液(ポリシラザン系混合物溶液の調製) ポリ(ペルヒドロシラザン)を主体として硬化触媒等を
添加し、希釈溶媒としてキシレンを用い、固形分濃度を
約20wt%となる溶液を得た。〔東燃社製のポリシラザ
ン〕 (性能評価法) 熱線反射紫外線吸収性:紫外/可視/赤外分光光度計で
吸収スペクトルパターンを測定。(日立ーU4000型) 耐摩耗性: JIS R 3221に準拠、摩耗輪CSー10
F 、荷重 500g、1000回転後の△H(ヘーズ)値
(%)。
【0057】硬度: 鉛筆硬度。 密着性: JIS K5400 に準拠、碁盤目(1mm
口)テープ剥離残数を/100 で表示。
【0058】 耐薬品性: 耐酸性---------3wt%希H2SO4 浸漬テストで24hr。 耐アルカリ性---3wt%NaOH水溶液 浸漬テストで24hr。 溶剤----100 %エタノール 点滴テストで4hr。
【0059】耐候性: JIS D0205 に準拠、
サンシャインカーボンウェザーメーターで目視異常(膜
クラック、剥離、顕著な黄変)がみられるまでの時間。
(但し、ガラス面照射)実施例1 大きさ約300mm x300mm 、厚さ約3mm のクリア・フロー
トガラス基材を中性洗剤、水すすぎ、イソプロピルアル
コールで順次洗浄し、乾燥した後、DCマグネトロンスパ
ツタリング装置の真空槽内にセツトしてあるTiのターゲ
ツトに対向して上方を往復できるようセツトし、次に前
記槽内を真空ボンプで約5x10-6Torr以下までに脱気し
た後、該真空槽内にArガスとN2ガス(但し、ArガスとN2
ガスの流量比は0:100 から50:50の範囲にあればよ
い)を導入して真空度を約2x10-3Torrに保持し、前記
Tiのターゲツトに約1.0kw の電力を印加し、N2ガスによ
るDCマグネトロン反応スパツタの中を、前記Tiターゲツ
ト上方においてスピード約85mm/minで前記ガラス基板を
搬送することによって約35nm厚さのTiNx薄膜を成膜し
た。成膜が完了した後、Tiターゲツトへの印加およびガ
スの供給を停止する。
【0060】得られた上記熱線反射膜付ガラス基板の非
被膜面をフイルムマスキングし、上記した調製済のガラ
ス塗布用紫外線吸収性アクリル系プライマー溶液である
A液に浸漬し、約0.1cm /sec 程度のスピードで引き上
げ、約120 ℃程度で約0.5 時間程度乾燥し、膜厚約7μ
程度の紫外線吸収膜を形成した。
【0061】次いで、該紫外線吸収膜付熱線反射ガラス
基板を上記した調製済のシリコーン系ハードコーテイン
グ溶液であるB液に浸漬し、約1cm/sec 程度のスピー
ドで引き上げ、約120 ℃程度で約0.5 時間程度、約150
℃程度で約0.5 時間程度乾燥硬化し、膜厚約4μ程度の
保護膜を形成した。
【0062】さらに次いで、約25℃、約40%RHの空調さ
れたクリーンルーム状態内で、該ハードコート保護膜で
被覆された積層膜付ガラス基板を上記した調製済のポリ
シラザン系混合物溶液であるC液に浸漬し塗布後、約10
分間風乾し、続いて約200 ℃の熱風循環乾燥器に約30分
間入れ硬化し、シリカ系膜を得た。該膜は無色透明のク
ラックのない良好なものであり、その膜厚は約1.5 μ程
度であった。なお遠赤外線炉の際には約200 ℃で約15分
間程度で硬化できた。
【0063】得られた熱線反射紫外線吸収透明体である
ガラス基板を上記した性能評価法に従って評価した。そ
の結果、従来の熱線反射性能に加えて新たに例えば400n
m 付近において紫外/可視領域の境界を着色なく充分な
透視性できわめてシャープにカットでき、可視域と赤外
域の光線透過率も約5%程度向上している。特に可視域
の光線透過率アツプはTiNx薄膜の外観をニユートラル化
した色調に見せる。
【0064】また、表面硬度も9H以上であって硬く、テ
ーバーテスト後のヘーズ値(△H)が約2.7 %程度(シ
リカ系膜がないものに比し約半減より小さい値)と耐摩
耗性や耐擦傷性も格段に優れるものであった。耐候性も
1000時間以上で目視異常がなく、耐薬品性もことに耐酸
性が24時間で異常なく、優れた耐久性を有する可視光透
過率が約35%程度の熱線反射紫外線吸収透明体であっ
た。
【0065】実施例2 実施例1と同様のクリア・フロートガラス基板を用い、
DCマグネトロンスパツタリング装置の真空槽内にセツト
してあるZnとSUS (ステンレス)のターゲツトに対向し
て上方を往復できるようセツトし、つぎに前記槽内を真
空ボンプで約5x10-6Torr以下までに脱気した後、該真
空槽内にArガスとO2ガス(但し、ArガスとO2ガスの流量
比は0:100 から50:50の範囲にあればよい)を導入し
て真空度を約2x10-3Torrに保持し、前記Znのターゲツ
トに約1.0kw の電力を印加し、O2ガスによるDCマグネト
ロン反応スパツタの中を、前記Znターゲツト上方におい
てスピード約1300mm/minで前記ガラス基板を搬送するこ
とによって約10nm厚さのZnOx薄膜を第1層として成膜し
た。成膜が完了した後、Znターゲツトへの印加およびガ
スの供給を停止する。
【0066】次に、ガラス基板を前記真空槽中に置いた
まま、前記真空槽内にArガスを導入して真空度を約2x
10-3Torrに保持し、前記SUS のターゲツトに約0.15kwの
電力を印加し、ArガスによるDCマグネトロン反応スパツ
タの中を、前記SUS ターゲツト上方においてスピード約
2000mm/minで前記ガラス基板を搬送することにより、前
記ガラス基板のZnOx成膜表面に約3.5nm 厚さのSUS 薄膜
を第2層として成膜積層した。成膜が完了した後、SUS
ターゲツトへの印加およびガスの供給を停止する。
【0067】次いで、ガラス基板を前記真空槽中に置い
たまま、前記真空槽内にArガスとO2ガス(但し、O2ガス
とArガスの流量比は 100:0から50:50の範囲にあれば
よい)を導入して真空度を約2x10-3Torrに保持し、前
記Znのターゲツトに約1.0kwの電力を印加し、O2ガスに
よるDCマグネトロン反応スパツタの中を、前記Znターゲ
ツト上方においてスピード約1300mm/minで前記ガラス基
板を搬送することにより、前記ガラス基板のSUS 成膜表
面に約10nm厚さのZnOx薄膜を第3層として成膜積層し
た。成膜が完了した後、Znターゲツトへの印加およびガ
スの供給を停止する。
【0068】得られた上記熱線反射膜付ガラス基板にお
いて、実施例1と同様なプライマー溶液であるA液を用
い、かつ同様な成膜法で、同様の約6μの紫外線吸収膜
を形成した。
【0069】次いで、該紫外線吸収膜付熱線反射ガラス
基板を上記した調製済のシリコーン系ハードコーテイン
グ溶液であるB液に浸漬し、約1cm/sec 程度のスピー
ドで引き上げ、約120 ℃程度で約0.5 時間程度、約150
℃程度で約0.5 時間程度乾燥硬化し、膜厚約3μ程度の
保護膜を形成した。
【0070】さらに次いで、実施例1と同様にしてシリ
カ系膜を得た。該膜は無色透明のクラックのない良好な
ものであり、その膜厚は約1.5 μ程度であった。得られ
た熱線反射紫外線吸収透明体であるガラス基板を上記し
た性能評価法に従って評価した。
【0071】その結果、可視光透過率が約75%程度であ
って、熱線反射特性が実施例1より良くないものの、該
実施例1と同様に新たな光学特性に対する効果を得た。
また、表面硬度も9H以上であって硬く、テーバーテスト
後のヘーズ値(△H)が約2.9 %程度(シリカ系膜がな
いものに比し約半減より小さい値)と耐擦傷性や耐摩耗
性も優れ、耐候性も1000時間以上で目視異常がなく、耐
薬品性も異常なく、格段に優れた耐久性を有する熱線反
射紫外線吸収透明体であった。
【0072】実施例3 次いで下記の調製を行った。 D液(紫外線吸収性アクリル系プライマーの調製)〔ガ
ラス塗布用〕 攪拌機および還流冷却器つきの1000ml丸底フラスコに溶
媒となるシクロヘキサノン350g、プロピレングリコール
モノメチルエーテル495gをはり込み、常温で攪拌しなが
らアクリルBRー85レジン(三菱レイヨン製)55g 投入す
る。さらに攪拌を続けながら蛍光増白剤UVITEXーOB(チ
バガイギー製)2g、紫外線吸収剤TINUVIN327(チバガイ
ギー製)9gを添加し、オイルバスで約30分程度かけて約
95℃程度に昇温後、約30分程度保持して完全に溶解させ
る。次いで加温を止め、常温まで低下してからアクリル
変成シリコーン樹脂OSー808Aを100g添加し、攪拌溶解し
てガラス塗布用の紫外線吸収性アクリル系プライマーを
得た。なお該紫外線吸収性アクリル系プライマー溶液
は、透明で固形分約9%程度、粘度約600cP 程度であっ
た。
【0073】実施例1と同様のクリア・フロートガラス
基板を用い、DCマグネトロンスパツタリング装置の真空
槽内にセツトしてあるZnと銀のターゲツトに対向して上
方を往復できるようセツトし、つぎに前記槽内を真空ボ
ンプで約5x10-6Torr以下までに脱気した後、該真空槽
内にArガスとO2ガス(但し、O2ガスとArガスの流量比は
100 :0から50:50の範囲にあればよい)を導入して真
空度を約2x10-3Torrに保持し、前記Znのターゲツトに
約1.0kw の電力を印加し、O2ガスによるDCマグネトロン
反応スパツタの中を、前記Znターゲツト上方においてス
ピード約250mm/min で前記ガラス基板を搬送することに
よって約40nm厚さのZnOx薄膜を第1層として成膜した。
成膜が完了した後、Znターゲツトへの印加およびガスの
供給を停止する。
【0074】次に、ガラス基板を前記真空槽中に置いた
まま、前記真空槽内にArガスを45cc導入して真空度を約
3x10-3Torrに保持し、前記銀のターゲツトに約0.1kw
の電力を印加し、ArガスによるDCマグネトロンスパツタ
の中を、前記銀ターゲツト上方においてスピード約800m
m/min で前記ガラス基板を搬送することにより、前記ガ
ラス基板のZnOx成膜表面に約10nm厚さのAg薄膜を第2層
として成膜積層した。成膜が完了した後、銀ターゲツト
への印加およびガスの供給を停止する。
【0075】次いで、ガラス基板を前記真空槽中に置い
たまま、前記真空槽内にArガスを導入して真空度を約3
x10-3Torrに保持し、前記Znのターゲツトに約0.1kw の
電力を印加し、DCマグネトロンスパツタの中を、前記Zn
ターゲツト上方においてスピード約1600mm/minで前記ガ
ラス基板を搬送することにより、前記ガラス基板のAg成
膜表面に約6nm厚さのZn薄膜を第3層として成膜積層し
た。成膜が完了した後、Znターゲツトへの印加およびガ
スの供給を停止する。
【0076】次に、ガラス基板を前記真空槽中に置いた
まま、第1層と同様にし、前記ガラス基板のZn成膜表面
に約40nm厚さのZnOx薄膜を第4層として成膜積層した。
成膜が完了した後、同様に印加およびガスの供給を停止
する。
【0077】得られた上記断熱膜付ガラス基板におい
て、上記した調製済の紫外線吸収性アクリル系プライマ
ー溶液であるD液に浸漬し、約0.15cm/sec 程度の速度
で引き上げた後、約120 ℃程度で約30分間程度乾燥し、
膜厚約8μの紫外線吸収膜(UV)を形成した。
【0078】次いで、該紫外線吸収膜付断熱ガラス基板
を上記した調製済のシリコーン系ハードコーテイング溶
液であるB液に浸漬し、約1cm/sec 程度のスピードで
引き上げ、約120 ℃程度で約0.5 時間程度、約140 ℃程
度で約0.5 時間程度乾燥硬化し、膜厚約5μ程度のハー
ドコート保護膜(HC)を形成した。
【0079】さらに次いで、硬化温度を約170 ℃とした
以外実施例1と同様にしてシリカ系膜を得た。該膜は無
色透明のクラックのない良好なものであり、その膜厚は
約1.2 μ程度であった。
【0080】得られた熱線反射紫外線吸収透明体である
ガラス基板を上記した性能評価法に加え、可視光透過率
(380 〜780nm )、可視光反射率(380 〜780nm )なら
びに日射透過率(340 〜1800nm)については、340 型自
記分光光度計(日立製作所製)とJIS Z 8722、JIS R 31
06によってそれぞれその光学的特性を求めた。また紫外
線吸収性能については340 型自記分光光度計での370nm
の透過率によって評価した。なお耐薬品性については膜
の劣化状態を見てJIS R 3221により判断した。また耐候
性のうち耐湿度性能については50℃90%の環境試験機中
に30日程度保管後の表面状態を目視評価をした。
【0081】その結果、可視光反射率(以下D65光源)
が約10〜8 %で可視光透過率が約70.6%と高く、日射透
過率が約50%程度、日射反射率約22%程度、370nm の紫
外線透過率0%(380nm で約0.1 %)等優れた紫外線遮
蔽、熱線遮蔽、赤外線遮蔽を発現し、ことに400nm 付近
において紫外/可視領域の境界をきわめてシャープにカ
ットでき、優れた居住性をもったものとなった。
【0082】また、表面硬度も9H以上であって硬く、テ
ーバーテスト後のヘーズ値(△H)が約4.3 %程度(シ
リカ系膜がないものに比し約半減より小さい値)と耐擦
傷性や耐摩耗性も優れ、耐候性も目視で異常がなく、耐
薬品性も異常なく、格段に優れた耐久性を有する熱線反
射紫外線吸収透明体であった。
【0083】自動車用窓ガラスのフロントガラスやリア
ガラスや昇降するサイドドアガラスにおいても比較的長
期間使用可能となるものであり、従来より格段の耐擦傷
性、耐摩耗性、耐久性を有するものであった。
【0084】実施例4 実施例3と同様の方法で、その膜構成を、ガラス基板(F
l3) / ITO(45nm)/AgCu(12nm)/Zn(3nm )/ZnOx
(45nm)/UV(8μ)/HC(5μ)/シリカ系膜(1.5
μ)とし、実施例3と同様の測定と評価をおこなった。
なお、AgCu薄膜はArガスによるDCマグネトロンスパッ
タ、ITO ターゲットはArガスと微量酸素のDC反応性マグ
ネトロンスパッタで所定の膜厚になるよう成膜した。
【0085】その結果、可視光反射率(以下D65光源)
が約17〜22%で可視光透過率が約66%となり、日射透過
率が約46%程度、日射反射率約35%程度、370nm の紫外
線透過率0%(380nm で0%)等優れた紫外線遮蔽、熱
線遮蔽、赤外線遮蔽を発現し、ことに400nm 付近におい
て紫外/可視領域の境界をきわめてシャープにカットで
き、優れた居住性をもったものとなった。
【0086】また、表面硬度も9H以上であって硬く、テ
ーバーテスト後のヘーズ値(△H)が約3.8 %程度(シ
リカ系膜がないものに比し約半減より小さい値)と耐擦
傷性や耐摩耗性も優れ、耐候性も目視で異常がなく、耐
薬品性も異常なく、格段に優れた耐久性を有する熱線反
射紫外線吸収透明体であった。
【0087】自動車用窓ガラスのフロントガラスやリア
ガラスや昇降するサイドドアガラスにおいても比較的長
期間使用可能となるものであり、従来より格段の耐擦傷
性、耐摩耗性、耐久性を有するものであった。
【0088】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
光学特性および熱線ならびに赤外線遮蔽性能を損なうこ
となく熱線を反射しかつ紫外線を吸収遮蔽し、ことに40
0nm 付近において紫外/可視領域の境界をきわめてシャ
ープに紫外線を遮蔽することができ、居住性を格段に向
上し、密着性、耐薬品性、耐擦傷性あるいは耐久性に優
れるものをさらに格段に高め、ビルあるいは住宅、車両
等の窓材など単板や外装用としても使用可能なことはも
ちろん、特に自動車窓ガラスのフロントガラス、リアガ
ラスあるいは昇降するサイドドアガラス等の過酷な使用
条件や環境においても、長期的に使用できることとなる
等、種々の分野に広く採用できる有用な熱線反射紫外線
吸収透明体を容易にかつ安価に提供できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 7/04 M C09D 133/00 PGC 183/04 PMS (72)発明者 倉増 春喜 三重県松阪市大口町1510 セントラル硝子 株式会社硝子研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材の表面に、少なくとも貴金属系
    薄膜を1層以上含む膜を積層してなる多層膜、または/
    および金属、酸化物、窒化物、炭化物ならびに酸窒化物
    のうち少なくとも1種以上からなる熱線反射膜を下地層
    として形成し、次いで該下地層上に、蛍光増白剤および
    紫外線吸収剤を溶解添加してなる合成樹脂系プライマー
    コーティング溶液を塗布して加熱硬化し紫外線吸収性薄
    膜を形成した後、シロキサンプレポリマーが有機溶剤に
    溶解されてなるシリコーン系ハードコーティング溶液を
    塗布して加熱硬化し保護薄膜を形成することで順次被覆
    して成るハードコート型熱線反射紫外線吸収膜の表面上
    に、ポリシラザン系混合物の溶液を被覆成膜してなるこ
    とを特徴とする熱線反射紫外線吸収透明体。
  2. 【請求項2】 前記貴金属系薄膜を1層以上含む多層膜
    が、誘電体、貴金属系あるいはその合金系、金属系、誘
    電体の順次積層、もしくはその繰り返し積層で成る3乃
    至7層膜であることを特徴とする請求項1記載の熱線反
    射紫外線吸収透明体。
  3. 【請求項3】 前記貴金属系薄膜が、Ag、Au、Cu、Ptあ
    るいはその合金系であることを特徴とする請求項1乃至
    2記載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  4. 【請求項4】 前記多層膜の誘電体が、Si、Ti、Sn、A
    l、Cr、SUS 、Ta、Zn、In、SiC およびこれらの合金の
    酸化物、窒化物、酸窒化物薄膜であることを特徴とする
    請求項1乃至2記載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  5. 【請求項5】 前記熱線反射膜が、Si、Ti、Sn、Al、C
    r、SUS 、Ta、Zn、In、SiC およびこれらの合金の酸化
    物、窒化物、炭化物ならびに酸窒化物薄膜のうち少なく
    とも1種以上からなる単層膜あるいは多層膜であること
    を特徴とする請求項1およひ4記載の熱線反射紫外線吸
    収透明体。
  6. 【請求項6】 前記熱線反射膜が、Sn、Al、In、Sb、F
    のうち少なくとも1種をドープした金属酸化物あるいは
    複合酸化物であることを特徴とする請求項1および5記
    載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂系プライマーコーティング
    溶液が、シリコーン成分を含むアクリル系プライマーコ
    ーティング溶液であることを特徴とする請求項1乃至6
    記載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  8. 【請求項8】 前記紫外線吸収剤が、少なくともインド
    ール系化合物を含有して成ることを特徴とする請求項1
    乃至7記載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  9. 【請求項9】 前記ポリシラザン系混合物が、低温硬化
    型ポリシラザン系混合物であることを特徴とする請求項
    1乃至8記載の熱線反射紫外線吸収透明体。
  10. 【請求項10】 前記低温硬化型ポリシラザン系混合物
    が、ポリ(ペルヒドロシラザン)系を主体とするもので
    あることを特徴とする請求項9記載の熱線反射紫外線吸
    収透明体。
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