JPH08134372A - オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および電子写真用感光体 - Google Patents
オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および電子写真用感光体Info
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- JPH08134372A JPH08134372A JP6271084A JP27108494A JPH08134372A JP H08134372 A JPH08134372 A JP H08134372A JP 6271084 A JP6271084 A JP 6271084A JP 27108494 A JP27108494 A JP 27108494A JP H08134372 A JPH08134372 A JP H08134372A
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0001—Post-treatment of organic pigments or dyes
- C09B67/0014—Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
- C09B67/0016—Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents of phthalocyanines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09B67/0025—Crystal modifications; Special X-ray patterns
- C09B67/0026—Crystal modifications; Special X-ray patterns of phthalocyanine pigments
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体レーザー等の長波長光源に対して十分
な感度を有する電子写真用感光体に好適なオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶を製造する工業的に有利な製造
方法およびその方法によって得られる結晶を含有する電
子写真用感光体を提供することを目的とする。 【構成】 ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモ
ニア水中加水分解して得られる粗オキソチタニウムフタ
ロシアニンを、ガラスビーズと共にポリエチレン瓶でペ
イントシェーカーにて粉砕後、クロロホルム、シクロヘ
キサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた溶剤
にて処理し、洗浄を行ってオキソチタニウムフタロシア
ニン結晶を製造する。また電子写真用感光体として、該
結晶を含有する感光層を導電性支持体上に形成する。
な感度を有する電子写真用感光体に好適なオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶を製造する工業的に有利な製造
方法およびその方法によって得られる結晶を含有する電
子写真用感光体を提供することを目的とする。 【構成】 ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモ
ニア水中加水分解して得られる粗オキソチタニウムフタ
ロシアニンを、ガラスビーズと共にポリエチレン瓶でペ
イントシェーカーにて粉砕後、クロロホルム、シクロヘ
キサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた溶剤
にて処理し、洗浄を行ってオキソチタニウムフタロシア
ニン結晶を製造する。また電子写真用感光体として、該
結晶を含有する感光層を導電性支持体上に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶の製造方法およびその方法によって得ら
れる結晶を感光層として用いた高感度な電子写真用感光
体に関するものである。
ロシアニン結晶の製造方法およびその方法によって得ら
れる結晶を感光層として用いた高感度な電子写真用感光
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光導電性材料としてフタロシア
ニン化合物が、電子写真用感光体に使用されていること
は広く知られている。
ニン化合物が、電子写真用感光体に使用されていること
は広く知られている。
【0003】近年、ノンインパクトプリンティングテク
ノロジーの発展に伴って半導体レーザーを用いたレーザ
ービームプリンターへの期待が高まっており、これらの
要求に対して、現在700nm以上の長波長域に吸収ピ
ークを有し、また中心金属や結晶型の種類によって、半
導体レーザーの近赤外領域で高感度を示すフタロシアニ
ン化合物が、いくつか報告されており、その研究開発が
活発になされている。
ノロジーの発展に伴って半導体レーザーを用いたレーザ
ービームプリンターへの期待が高まっており、これらの
要求に対して、現在700nm以上の長波長域に吸収ピ
ークを有し、また中心金属や結晶型の種類によって、半
導体レーザーの近赤外領域で高感度を示すフタロシアニ
ン化合物が、いくつか報告されており、その研究開発が
活発になされている。
【0004】その中でもオキソチタニウムフタロシアニ
ンを用いた感光体は、特にキャリア生成効率および移動
度に優れ、近赤外領域において、他のフタロシアニン化
合物を用いた感光体をはるかに凌ぐ電子写真特性を示し
ている。
ンを用いた感光体は、特にキャリア生成効率および移動
度に優れ、近赤外領域において、他のフタロシアニン化
合物を用いた感光体をはるかに凌ぐ電子写真特性を示し
ている。
【0005】このオキソチタニウムフタロシアニンの結
晶型には、Hillerら(Z.Krist.、15
9、173(1982))によって安定なβ型と準安定
なα型とに対応するPhase I、IIと呼ばれる結晶型
が存在することが報告されており、いずれの結晶型が得
られるかは、特に製造条件、さらに詳しくは加熱条件、
処理する溶剤の種類、あるいは機械的歪によって決定さ
れることが、一般に知られている。
晶型には、Hillerら(Z.Krist.、15
9、173(1982))によって安定なβ型と準安定
なα型とに対応するPhase I、IIと呼ばれる結晶型
が存在することが報告されており、いずれの結晶型が得
られるかは、特に製造条件、さらに詳しくは加熱条件、
処理する溶剤の種類、あるいは機械的歪によって決定さ
れることが、一般に知られている。
【0006】また、α型のオキソチタニウムフタロシア
ニンを水性懸濁液となし、これに芳香族炭化水素系溶剤
を添加して加熱処理することによって、X線回折スペク
トルにおいて、ブラッグ角(2θ)27.3゜に強いピ
ークを示すα型にもβ型にも分類されない結晶型のオキ
ソチタニウムフタロシアニンが得られることが、特開昭
63−20365号公報に記載されている。
ニンを水性懸濁液となし、これに芳香族炭化水素系溶剤
を添加して加熱処理することによって、X線回折スペク
トルにおいて、ブラッグ角(2θ)27.3゜に強いピ
ークを示すα型にもβ型にも分類されない結晶型のオキ
ソチタニウムフタロシアニンが得られることが、特開昭
63−20365号公報に記載されている。
【0007】このようにオキソチタニウムフタロシアニ
ンには、種々の結晶型があり、その結晶型の相違、すな
わち処理する条件によって電子写真用感光体の特性であ
る帯電性、暗減衰、感度等に大きな差があることが知ら
れており、各種結晶型のオキソチタニウムフタロシアニ
ンを用いた電子写真用感光体の開発が継続されている
(例えば特開昭61−239248号公報、特開昭62
−67094号公報、特開昭63−366号公報、特開
昭63−198067号公報、特開昭63−11615
8号公報、特開平2−8256号公報、特開平1−17
066号公報など)。
ンには、種々の結晶型があり、その結晶型の相違、すな
わち処理する条件によって電子写真用感光体の特性であ
る帯電性、暗減衰、感度等に大きな差があることが知ら
れており、各種結晶型のオキソチタニウムフタロシアニ
ンを用いた電子写真用感光体の開発が継続されている
(例えば特開昭61−239248号公報、特開昭62
−67094号公報、特開昭63−366号公報、特開
昭63−198067号公報、特開昭63−11615
8号公報、特開平2−8256号公報、特開平1−17
066号公報など)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これまでに、本件発明
者らも長波長領域に高感度を示すα型のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶の製造法について数々の検討を行
ってきた。
者らも長波長領域に高感度を示すα型のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶の製造法について数々の検討を行
ってきた。
【0009】特に、酸処理したオキソチタニウムフタロ
シアニンとして、例えばフタロニトリル、四塩化チタン
の反応後、加水分解によって得られるオキソチタニウム
フタロシアニンを硫酸に溶解させ、その溶液を氷水中に
注加して得られる析出物を濾別して中性となるまで充分
水洗後乾燥したものを用い、これをアセトン、メチルエ
チルケトン等による溶剤処理を行ってα型結晶のオキソ
チタニウムフタロシアニンを得る製造法において、その
処理溶剤や洗浄手法について検討し提案した(特開平6
−93202号公報、特願平5−230066号公報、
特願平5−230067号公報、特願平5−26458
8号公報、特願平5−264589号公報、特願平5−
293080号公報など)。
シアニンとして、例えばフタロニトリル、四塩化チタン
の反応後、加水分解によって得られるオキソチタニウム
フタロシアニンを硫酸に溶解させ、その溶液を氷水中に
注加して得られる析出物を濾別して中性となるまで充分
水洗後乾燥したものを用い、これをアセトン、メチルエ
チルケトン等による溶剤処理を行ってα型結晶のオキソ
チタニウムフタロシアニンを得る製造法において、その
処理溶剤や洗浄手法について検討し提案した(特開平6
−93202号公報、特願平5−230066号公報、
特願平5−230067号公報、特願平5−26458
8号公報、特願平5−264589号公報、特願平5−
293080号公報など)。
【0010】このような酸処理したオキソタチタニウム
フタロシアニンの溶剤処理によって得られる結晶を、電
荷発生剤として用いた電子写真用感光体の電子写真特性
を詳細に検討した結果、次に挙げるような2つの技術的
課題が判明した。
フタロシアニンの溶剤処理によって得られる結晶を、電
荷発生剤として用いた電子写真用感光体の電子写真特性
を詳細に検討した結果、次に挙げるような2つの技術的
課題が判明した。
【0011】電子写真用感光体の画像評価を行うと、
反転現像時に、いわゆるカブリ状の黒点が多数発生し、
特にその傾向が高温高湿環境下ではより顕著に現われ
る。
反転現像時に、いわゆるカブリ状の黒点が多数発生し、
特にその傾向が高温高湿環境下ではより顕著に現われ
る。
【0012】電子写真用感光体の静電特性を連続して
繰り返し測定すると初期帯電電位が大きく低下する。
繰り返し測定すると初期帯電電位が大きく低下する。
【0013】これらの現象は、その出力画像の品質を低
下させるだけでなく、オキソチタニウムフタロシアニン
結晶の製造ばらつきや製造歩留まりを低下させ、実使用
上困難な問題であった。
下させるだけでなく、オキソチタニウムフタロシアニン
結晶の製造ばらつきや製造歩留まりを低下させ、実使用
上困難な問題であった。
【0014】そこで、このような技術的課題の要因究明
として全製造工程における各工程を詳細に見直した所、
粗オキソチタニウムフタロシアニンを硫酸処理を行うこ
とでカブリ状黒点の発生が顕著に現れることが判明し
た。これは硫酸処理時の不純物の吸着等によるもので、
繰り返し洗浄を行っても残留不純物が強力に吸着してい
るために、完全に除去することはできないためと思われ
る。
として全製造工程における各工程を詳細に見直した所、
粗オキソチタニウムフタロシアニンを硫酸処理を行うこ
とでカブリ状黒点の発生が顕著に現れることが判明し
た。これは硫酸処理時の不純物の吸着等によるもので、
繰り返し洗浄を行っても残留不純物が強力に吸着してい
るために、完全に除去することはできないためと思われ
る。
【0015】したがって、黒点発生の主原因と考えられ
る硫酸処理を行うことなく結晶変換させるα型オキソチ
タニウムフタロシアニン結晶の製造方法の開発が望まれ
る。本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであっ
て、長波長光源に対して十分な感度を有する電子写真用
感光体に好適なα型オキソチタニウムフタロシアニン結
晶を製造する方法およびその方法によって得られる結晶
を含有する電子写真用感光体を提供することを目的とす
る。
る硫酸処理を行うことなく結晶変換させるα型オキソチ
タニウムフタロシアニン結晶の製造方法の開発が望まれ
る。本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであっ
て、長波長光源に対して十分な感度を有する電子写真用
感光体に好適なα型オキソチタニウムフタロシアニン結
晶を製造する方法およびその方法によって得られる結晶
を含有する電子写真用感光体を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、次のように構成している。
達成するために、次のように構成している。
【0017】すなわち、本発明のオキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶の製造方法は、粗オキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶を磨砕処理した後、クロロホルム、シク
ロヘキサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた
溶剤にて処理することで、X線回折スペクトルにおいて
ブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6゜、10.2
゜、12.6゜、16.3゜、22.5゜、24.3
゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結
晶を得ることを特徴としている。
ロシアニン結晶の製造方法は、粗オキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶を磨砕処理した後、クロロホルム、シク
ロヘキサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた
溶剤にて処理することで、X線回折スペクトルにおいて
ブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6゜、10.2
゜、12.6゜、16.3゜、22.5゜、24.3
゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結
晶を得ることを特徴としている。
【0018】また、本発明の電子写真用感光体は、オキ
ソチタニウムフタロシアニン結晶がバインダー樹脂中に
分散された感光層を有する電子写真用感光体において、
そのオキソチタニウムフタロシアニン結晶が、本発明の
製造方法によって得られる、X線回折スペクトルにおい
てブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6゜、10.2
゜、12.6゜、16.3゜、22.5゜、24.3
゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結
晶であることを特徴としている。
ソチタニウムフタロシアニン結晶がバインダー樹脂中に
分散された感光層を有する電子写真用感光体において、
そのオキソチタニウムフタロシアニン結晶が、本発明の
製造方法によって得られる、X線回折スペクトルにおい
てブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6゜、10.2
゜、12.6゜、16.3゜、22.5゜、24.3
゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結
晶であることを特徴としている。
【0019】
【作用】本発明のオキソチタニウムフタロシアニン結晶
の製造方法によれば、上述のカブリ状黒点発生の主原因
であると考えられる酸処理工程に代えて、粗オキソチタ
ニウムフタロシアニン結晶を機械的に磨砕処理した後、
クロロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールから
なる群より選ばれた溶剤にて結晶転移を行なうので、硫
酸による酸処理工程の後に結晶変換させる方法に比べ
て、得られる結晶中には残留硫酸イオンが皆無となり、
電子写真特性や画像への悪影響のない、安定で高純度な
α型オキソチタニウムフタロシアニン結晶を容易に収率
よく、工業的にも有利に製造することが可能となる。
の製造方法によれば、上述のカブリ状黒点発生の主原因
であると考えられる酸処理工程に代えて、粗オキソチタ
ニウムフタロシアニン結晶を機械的に磨砕処理した後、
クロロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールから
なる群より選ばれた溶剤にて結晶転移を行なうので、硫
酸による酸処理工程の後に結晶変換させる方法に比べ
て、得られる結晶中には残留硫酸イオンが皆無となり、
電子写真特性や画像への悪影響のない、安定で高純度な
α型オキソチタニウムフタロシアニン結晶を容易に収率
よく、工業的にも有利に製造することが可能となる。
【0020】また、本発明の電子写真用感光体は、上述
の高純度な結晶を電荷発生剤として用いているので、高
感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留電位も低く、繰
り返しによる変動もなく非常に安定した電子写真特性を
示し、また従来より問題となっていた高湿下での画像欠
陥も発生せず、静電特性、画像特性の両面において優れ
た特性を示すものである。
の高純度な結晶を電荷発生剤として用いているので、高
感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留電位も低く、繰
り返しによる変動もなく非常に安定した電子写真特性を
示し、また従来より問題となっていた高湿下での画像欠
陥も発生せず、静電特性、画像特性の両面において優れ
た特性を示すものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明のオキソチタニウムフタロシア
ニン結晶の製造方法および電子写真用感光体について詳
細に説明する。
ニン結晶の製造方法および電子写真用感光体について詳
細に説明する。
【0022】本発明のオキソチタニウムフタロシアニン
結晶の製造方法は、ジクロロチタニウムフタロシアニン
をアンモニア水中で加水分解して得られる粗オキソチタ
ニウムフタロシアニン結晶を機械的に磨砕処理した後、
クロロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールから
なる群より選ばれた溶剤で処理して結晶転移を行ない、
これによって、X線回折スペクトルにおいてブラッグ角
(2θ±0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6
゜、16.3゜、22.5゜、24.3゜、25.5
゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結晶、すなわ
ち、α型オキソチタニウムフタロシアニン結晶を得るも
のである。
結晶の製造方法は、ジクロロチタニウムフタロシアニン
をアンモニア水中で加水分解して得られる粗オキソチタ
ニウムフタロシアニン結晶を機械的に磨砕処理した後、
クロロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールから
なる群より選ばれた溶剤で処理して結晶転移を行ない、
これによって、X線回折スペクトルにおいてブラッグ角
(2θ±0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6
゜、16.3゜、22.5゜、24.3゜、25.5
゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結晶、すなわ
ち、α型オキソチタニウムフタロシアニン結晶を得るも
のである。
【0023】粗オキソチタニウムフタロシアニン結晶の
機械的な磨砕処理は、ボールミルやペイントシェーカー
等にて行い、処理時間は5時間から300時間かければ
よく、好ましくは100時間程度がよい。
機械的な磨砕処理は、ボールミルやペイントシェーカー
等にて行い、処理時間は5時間から300時間かければ
よく、好ましくは100時間程度がよい。
【0024】溶剤による処理方法としては、溶剤中加
熱、好ましくは還流下に加熱するのがよく、結晶転移の
ための溶剤処理時間は、5時間から50時間で充分であ
る。
熱、好ましくは還流下に加熱するのがよく、結晶転移の
ための溶剤処理時間は、5時間から50時間で充分であ
る。
【0025】また、溶剤としては、クロロホルム、シク
ロヘキサノンまたはエタノールのいずれか、あるいは、
それらを組み合わせて用いてもよい。
ロヘキサノンまたはエタノールのいずれか、あるいは、
それらを組み合わせて用いてもよい。
【0026】本発明に用いられる粗オキソチタニウムフ
タロシアニン結晶は、その他の公知の製法によってもよ
いが、ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモニア
水中で加水分解して得る方法が比較的容易である。
タロシアニン結晶は、その他の公知の製法によってもよ
いが、ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモニア
水中で加水分解して得る方法が比較的容易である。
【0027】本発明の電子写真用感光体は、導電性支持
体上の感光層が、少なくとも電荷発生層上に電荷輸送層
を積層してなるものである。
体上の感光層が、少なくとも電荷発生層上に電荷輸送層
を積層してなるものである。
【0028】この電荷発生層に用いる電荷発生剤は、本
発明の製造方法によって得られるオキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶が用いられるものであり、この結晶は、
ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモニア水中で
加水分解して得られる粗オキソチタニウムフタロシアニ
ン結晶を機械的に磨砕処理した後、クロロホルム、シク
ロヘキサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた
溶剤で処理して結晶転移を行なうことで得られる。
発明の製造方法によって得られるオキソチタニウムフタ
ロシアニン結晶が用いられるものであり、この結晶は、
ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモニア水中で
加水分解して得られる粗オキソチタニウムフタロシアニ
ン結晶を機械的に磨砕処理した後、クロロホルム、シク
ロヘキサノンおよびエタノールからなる群より選ばれた
溶剤で処理して結晶転移を行なうことで得られる。
【0029】電荷発生層用塗料は、この電荷発生剤に適
当なバインダー樹脂と塗料化溶剤を加えて分散塗料化す
ることによって得られる。この電荷発生層用塗料のバイ
ンダー樹脂は、電荷発生剤の分散性向上、他層との接着
性向上、塗布膜の均一性向上、塗工時の流動性調整など
の目的で、必要に応じて用いられ、このバインダー樹脂
として、具体的には、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネ
ート、フッ素樹脂、メタクリル樹脂、シリコーン樹脂、
またはこれらの樹脂の共重合体などが挙げられる。ま
た、塗料化溶剤としては、電荷発生剤およびバインダー
樹脂を溶解あるいは分散させ得るものであればよく、具
体的には、ハロゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素類、
ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコール類など
を用いることができる。
当なバインダー樹脂と塗料化溶剤を加えて分散塗料化す
ることによって得られる。この電荷発生層用塗料のバイ
ンダー樹脂は、電荷発生剤の分散性向上、他層との接着
性向上、塗布膜の均一性向上、塗工時の流動性調整など
の目的で、必要に応じて用いられ、このバインダー樹脂
として、具体的には、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネ
ート、フッ素樹脂、メタクリル樹脂、シリコーン樹脂、
またはこれらの樹脂の共重合体などが挙げられる。ま
た、塗料化溶剤としては、電荷発生剤およびバインダー
樹脂を溶解あるいは分散させ得るものであればよく、具
体的には、ハロゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素類、
ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコール類など
を用いることができる。
【0030】電荷発生層は、この電荷発生層用塗料を用
いて浸漬塗工法、スピン塗工法、スプレー塗工法、静電
塗工法等の通常の塗布法によって塗布・乾燥し、数μm
の膜厚で形成するが、好ましくは 0.02〜2μmの
膜厚に形成するのがよい。
いて浸漬塗工法、スピン塗工法、スプレー塗工法、静電
塗工法等の通常の塗布法によって塗布・乾燥し、数μm
の膜厚で形成するが、好ましくは 0.02〜2μmの
膜厚に形成するのがよい。
【0031】本発明の電子写真用感光体の電荷輸送層の
形成に用いる電荷輸送層用塗料は、少なくとも電荷輸送
物質とバインダー樹脂とからなる。電荷輸送物質として
は、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ブタジエン
化合物等があり、電荷輸送層用塗料は、これらとバイン
ダー樹脂を塗料化溶剤に溶解して得る。電荷輸送層は、
本塗料を用いて電荷発生層上に浸漬塗工法、スピン塗工
法、スプレー塗工法、静電塗工法等の通常の塗布法によ
って塗布・乾燥して電荷輸送層を形成せしめるが、塗布
方法によって結露・ゆず肌等の改善のために適当な添加
剤を併せて加えてもよい。電荷輸送層の膜厚としては、
数〜数十μmであるが、好ましくは5〜25μmの厚さ
である。
形成に用いる電荷輸送層用塗料は、少なくとも電荷輸送
物質とバインダー樹脂とからなる。電荷輸送物質として
は、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ブタジエン
化合物等があり、電荷輸送層用塗料は、これらとバイン
ダー樹脂を塗料化溶剤に溶解して得る。電荷輸送層は、
本塗料を用いて電荷発生層上に浸漬塗工法、スピン塗工
法、スプレー塗工法、静電塗工法等の通常の塗布法によ
って塗布・乾燥して電荷輸送層を形成せしめるが、塗布
方法によって結露・ゆず肌等の改善のために適当な添加
剤を併せて加えてもよい。電荷輸送層の膜厚としては、
数〜数十μmであるが、好ましくは5〜25μmの厚さ
である。
【0032】電荷輸送層に用いられるバインダー樹脂と
しては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、メタクリル樹脂、シリコーン樹脂、またはこれらの
樹脂の共重合体などが挙げられる。
しては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、メタクリル樹脂、シリコーン樹脂、またはこれらの
樹脂の共重合体などが挙げられる。
【0033】本発明の電子写真用感光体に用いられる導
電性支持体は、従来から知られている導電性を有するも
のであればよく、アルミニウム、アルミニウム合金など
の金属板及び金属ドラム、酸化スズ、酸化インジウムな
どの金属酸化物からなる板、またはそれらの金属及び金
属酸化物などを真空蒸着、スパッタリング、ラミネー
ト、塗布などによって付着させ導電性処理した各種プラ
スチックフィルム、紙などである。
電性支持体は、従来から知られている導電性を有するも
のであればよく、アルミニウム、アルミニウム合金など
の金属板及び金属ドラム、酸化スズ、酸化インジウムな
どの金属酸化物からなる板、またはそれらの金属及び金
属酸化物などを真空蒸着、スパッタリング、ラミネー
ト、塗布などによって付着させ導電性処理した各種プラ
スチックフィルム、紙などである。
【0034】さらに、本発明の電子写真用感光体は、通
常の電子写真用感光体と同様に、導電性支持体と電荷発
生層との間にカゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール、ポリアミドなどの接着層またはバリヤ
ー層を設けることができる。以下、本発明の実施例を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に示す組合せ
に限定されるものではなく、特に、磨砕処理および溶剤
処理の条件は、最終的に得られる所望のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶の収率などに基づいて、適宜選択
される。
常の電子写真用感光体と同様に、導電性支持体と電荷発
生層との間にカゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール、ポリアミドなどの接着層またはバリヤ
ー層を設けることができる。以下、本発明の実施例を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に示す組合せ
に限定されるものではなく、特に、磨砕処理および溶剤
処理の条件は、最終的に得られる所望のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶の収率などに基づいて、適宜選択
される。
【0035】(実施例1)フタロニトリル100gを1
−クロロナフタレン770ml中に溶かし、窒素雰囲気
中撹拌下にて四塩化チタン24mlを滴下する。その後
温度を徐々に上げ、200〜220℃にて3時間加熱、
撹拌を続ける。その後放冷し、130℃にて吸引濾別す
る。濾別物を、更に100℃に温めた1−クロロナフタ
レン200mlにて洗浄する。これを更にエタノールに
て濾液が着色しなくなるまで洗浄する。
−クロロナフタレン770ml中に溶かし、窒素雰囲気
中撹拌下にて四塩化チタン24mlを滴下する。その後
温度を徐々に上げ、200〜220℃にて3時間加熱、
撹拌を続ける。その後放冷し、130℃にて吸引濾別す
る。濾別物を、更に100℃に温めた1−クロロナフタ
レン200mlにて洗浄する。これを更にエタノールに
て濾液が着色しなくなるまで洗浄する。
【0036】次に、得られたジクロロチタニウムフタロ
シアニンを、アンモニア水400ml、水400mlと
ともに撹拌下に1時間穏やかに還流する。その後冷却
し、吸引濾別して充分水洗する。濾別物を、水800m
lとともに撹拌下で1時間熱懸濁(80℃)を行い、冷
却後吸引濾別する。この熱懸濁処理を更に2回繰り返
す。次いでジメチルホルムアミド300mlで3回(8
0〜90℃、1時間)、エタノール300mlで2回
(60℃、1時間)それぞれ撹拌下熱懸濁洗浄を行い精
製する。その後50℃にて真空乾燥し、粗オキソチタニ
ウムフタロシアニン82gを得る。
シアニンを、アンモニア水400ml、水400mlと
ともに撹拌下に1時間穏やかに還流する。その後冷却
し、吸引濾別して充分水洗する。濾別物を、水800m
lとともに撹拌下で1時間熱懸濁(80℃)を行い、冷
却後吸引濾別する。この熱懸濁処理を更に2回繰り返
す。次いでジメチルホルムアミド300mlで3回(8
0〜90℃、1時間)、エタノール300mlで2回
(60℃、1時間)それぞれ撹拌下熱懸濁洗浄を行い精
製する。その後50℃にて真空乾燥し、粗オキソチタニ
ウムフタロシアニン82gを得る。
【0037】得られた粗オキソチタニウムフタロシアニ
ン20gと直径1mmのガラスビーズ300gとを50
0mlのポリエチレン瓶に入れ、ペイントシェーカーに
て50時間粉砕(磨砕)後、結晶変換処理溶剤としての
クロロホルム400mlでビーズから顔料だけを洗い流
し、500ml三つ口フラスコに入れて加熱撹拌下10
時間還流する。その後室温にまで冷却し、遠心分離器に
て分離する。これをシクロヘキサノン400mlずつに
て撹拌下2回熱懸濁(60℃、1時間)を行って洗浄
し、最後にエタノール400mlずつにて同様に2回熱
懸濁(60℃、1時間)を行って洗浄したのち真空乾燥
する。得られたオキソチタニウムフタロシアニン(収量
19.0g)のX線回折スペクトルを図1に示す。
ン20gと直径1mmのガラスビーズ300gとを50
0mlのポリエチレン瓶に入れ、ペイントシェーカーに
て50時間粉砕(磨砕)後、結晶変換処理溶剤としての
クロロホルム400mlでビーズから顔料だけを洗い流
し、500ml三つ口フラスコに入れて加熱撹拌下10
時間還流する。その後室温にまで冷却し、遠心分離器に
て分離する。これをシクロヘキサノン400mlずつに
て撹拌下2回熱懸濁(60℃、1時間)を行って洗浄
し、最後にエタノール400mlずつにて同様に2回熱
懸濁(60℃、1時間)を行って洗浄したのち真空乾燥
する。得られたオキソチタニウムフタロシアニン(収量
19.0g)のX線回折スペクトルを図1に示す。
【0038】図1から明かなように、得られたオキソチ
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
【0039】(実施例2)導電性支持体上の感光層が、
少なくとも電荷発生層上に電荷輸送層を積層してなる電
子写真用感光体において、前記電荷発生層用塗料として
実施例1で製造したオキソチタニウムフタロシアニン結
晶13.4gとバインダー樹脂としてポリビニルブチラ
ール樹脂(積水化学工業株式会社 商品名エスレックB
L−1)5.36g、メラミン樹脂(大日本インキ化学
株式会社 商品名スーパーベッカミンG821)1.3
4gを、n−プロピルアルコール480g、ガラスビー
ズ300gと共にペイントシェーカーにて15時間分散
し、この分散液を、アルマイト処理を施したアルミニウ
ム素管上に、乾燥後の膜厚が0.1μmとなるように塗
布して電荷発生層を形成した。
少なくとも電荷発生層上に電荷輸送層を積層してなる電
子写真用感光体において、前記電荷発生層用塗料として
実施例1で製造したオキソチタニウムフタロシアニン結
晶13.4gとバインダー樹脂としてポリビニルブチラ
ール樹脂(積水化学工業株式会社 商品名エスレックB
L−1)5.36g、メラミン樹脂(大日本インキ化学
株式会社 商品名スーパーベッカミンG821)1.3
4gを、n−プロピルアルコール480g、ガラスビー
ズ300gと共にペイントシェーカーにて15時間分散
し、この分散液を、アルマイト処理を施したアルミニウ
ム素管上に、乾燥後の膜厚が0.1μmとなるように塗
布して電荷発生層を形成した。
【0040】この電荷発生層の上に、4−N,N−ジフ
ェニルアミノ−α−フェニルスチルベン90 gとポリカ
ーボネート樹脂(三菱瓦斯化学工業株式会社製 商品名
PCZ−300)90 g とをトルエン450 g に溶解
した電荷輸送層用塗料を、浸漬塗布し、100℃にて1
時間乾燥して膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、積層
型の感光層を有する電子写真用感光体ドラムを得た。
ェニルアミノ−α−フェニルスチルベン90 gとポリカ
ーボネート樹脂(三菱瓦斯化学工業株式会社製 商品名
PCZ−300)90 g とをトルエン450 g に溶解
した電荷輸送層用塗料を、浸漬塗布し、100℃にて1
時間乾燥して膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、積層
型の感光層を有する電子写真用感光体ドラムを得た。
【0041】この感光体ドラムの静電特性を、感光体ド
ラム特性測定システム(ジェンテック株式会社製 CY
NTHIA55.SN)を用いて測定した。静電特性
は、感光体表面電位を−500Vに帯電させた後、80
0nmにピークをもつ露光光量0.2から4.1μJ/
cm2のエネルギーの単色光を照射し、この時の表面電
位減衰を感度として測定した。その結果を下記の表1に
示す。
ラム特性測定システム(ジェンテック株式会社製 CY
NTHIA55.SN)を用いて測定した。静電特性
は、感光体表面電位を−500Vに帯電させた後、80
0nmにピークをもつ露光光量0.2から4.1μJ/
cm2のエネルギーの単色光を照射し、この時の表面電
位減衰を感度として測定した。その結果を下記の表1に
示す。
【0042】また、この感光体ドラムを用いて、初期表
面電位が−500Vとなるよう帯電させ、1.7μJ/
cm2のエネルギーの800nm光を照射させて100
00回の繰り返し試験を行ったところ、初期帯電電位V
0、露光後電位VL共に、変動のない非常に安定した結果
を示した。この結果を表1及び図2に示す。
面電位が−500Vとなるよう帯電させ、1.7μJ/
cm2のエネルギーの800nm光を照射させて100
00回の繰り返し試験を行ったところ、初期帯電電位V
0、露光後電位VL共に、変動のない非常に安定した結果
を示した。この結果を表1及び図2に示す。
【0043】さらに、この感光体ドラムを用いて、自社
画像評価装置で常温常湿下および高温高湿下の2環境に
て画像評価を行い、特に高温高湿下においては、200
0枚プリント後と、その後1日放置後のカブリ状黒点を
それぞれ比較した。カブリ状黒点の評価は、フォトボル
トメーターを用いて行い、結果の数値は、基準となる紙
からの反射率を、評価する画像サンプルのフォトボルト
メーター測定値より差し引いたものであり、この数値が
0に近づくほど基準紙の白さに近くなる。2環境での画
像サンプルのフォトボルトメーター測定値を下記の表2
に示す。
画像評価装置で常温常湿下および高温高湿下の2環境に
て画像評価を行い、特に高温高湿下においては、200
0枚プリント後と、その後1日放置後のカブリ状黒点を
それぞれ比較した。カブリ状黒点の評価は、フォトボル
トメーターを用いて行い、結果の数値は、基準となる紙
からの反射率を、評価する画像サンプルのフォトボルト
メーター測定値より差し引いたものであり、この数値が
0に近づくほど基準紙の白さに近くなる。2環境での画
像サンプルのフォトボルトメーター測定値を下記の表2
に示す。
【0044】(実施例3)実施例1において、結晶変換
処理溶剤をクロロホルムからシクロヘキサノンに代えた
以外は全て実施例1と同様の方法にて合成し、得られた
オキソチタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペク
トルを図3に示す。
処理溶剤をクロロホルムからシクロヘキサノンに代えた
以外は全て実施例1と同様の方法にて合成し、得られた
オキソチタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペク
トルを図3に示す。
【0045】図3から明かなように、得られたオキソチ
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
【0046】(実施例4)電荷発生剤を、実施例3にて
得られるオキソチタニウムフタロシアニン結晶に代えた
以外は全て実施例2と同様にして電子写真用感光体ドラ
ムを作成し、同様の方法にて静電特性(初期と繰り返
し)を測定した。その結果を表1に示す。
得られるオキソチタニウムフタロシアニン結晶に代えた
以外は全て実施例2と同様にして電子写真用感光体ドラ
ムを作成し、同様の方法にて静電特性(初期と繰り返
し)を測定した。その結果を表1に示す。
【0047】また、この感光体ドラムを用いて、実施例
2と同様の方法にて画像評価を行った。その結果を表2
に示す。
2と同様の方法にて画像評価を行った。その結果を表2
に示す。
【0048】(実施例5)実施例1において、結晶変換
処理溶剤をクロロホルムからエタノールに代えた以外は
全て実施例1と同様の方法にて合成し、得られたオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペクトルを
図4に示す。
処理溶剤をクロロホルムからエタノールに代えた以外は
全て実施例1と同様の方法にて合成し、得られたオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペクトルを
図4に示す。
【0049】図4から明かなように、得られたオキソチ
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
タニウムフタロシアニン結晶は、ブラッグ角(2θ±
0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.
3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6
゜に強い回折ピークを示すものであった。
【0050】(実施例6)電荷発生剤を、実施例5にて
得られるオキソチタニウムフタロシアニン結晶に代えた
以外は全て実施例2と同様にして電子写真用感光体ドラ
ムを作成し、同様の方法にて静電特性(初期と繰り返
し)を測定した。その結果を表1に示す。また、この感
光体ドラムを用いて、実施例2と同様の方法にて画像評
価を行った。その結果を表2に示す。
得られるオキソチタニウムフタロシアニン結晶に代えた
以外は全て実施例2と同様にして電子写真用感光体ドラ
ムを作成し、同様の方法にて静電特性(初期と繰り返
し)を測定した。その結果を表1に示す。また、この感
光体ドラムを用いて、実施例2と同様の方法にて画像評
価を行った。その結果を表2に示す。
【0051】(比較例1)実施例1の合成法の中で粗オ
キソチタニウムフタロシアニンをガラスビーズと共にペ
イントシェーカーで粉砕処理後、クロロホルムにて溶剤
処理を行なう代わりに、粗オキソチタニウムフタロシア
ニンの冷硫酸溶液から常法にて得られる酸処理オキソチ
タニウムフタロシアニンを酢酸n−ブチルにて溶剤処理
して得られたオキソチタニウムフタロシアニンのX線回
折スペクトルを図5に示す。
キソチタニウムフタロシアニンをガラスビーズと共にペ
イントシェーカーで粉砕処理後、クロロホルムにて溶剤
処理を行なう代わりに、粗オキソチタニウムフタロシア
ニンの冷硫酸溶液から常法にて得られる酸処理オキソチ
タニウムフタロシアニンを酢酸n−ブチルにて溶剤処理
して得られたオキソチタニウムフタロシアニンのX線回
折スペクトルを図5に示す。
【0052】図5から明かなように実施例1と同様の結
晶型のオキソチタニウムフタロシアニン結晶が得られて
いることがわかる。
晶型のオキソチタニウムフタロシアニン結晶が得られて
いることがわかる。
【0053】次に、このオキソチタニウムフタロシアニ
ン結晶を電荷発生剤として用いて実施例2と同様の方法
にて電子写真用感光体ドラムを作製し、その静電特性を
測定した。その結果を表1に示す。
ン結晶を電荷発生剤として用いて実施例2と同様の方法
にて電子写真用感光体ドラムを作製し、その静電特性を
測定した。その結果を表1に示す。
【0054】また、この電子写真用感光体ドラムを用い
て10000回の繰り返し試験を行ったので、その結果
を表1及び図2に示す。
て10000回の繰り返し試験を行ったので、その結果
を表1及び図2に示す。
【0055】表1、図2からも明らかなように、粗オキ
ソチタニウムフタロシアニン結晶を硫酸で酸処理後溶剤
処理すると、実施例1と同じ結晶型のオキソチタニウム
フタロシアニン結晶が得られているにも拘らず、繰り返
し時において表面電位が低下することがわかる。これは
酸処理時の不純物の吸着等によるものと思われる。さら
に、この電子写真用感光体ドラムを用いて、実施例2と
同様の画像評価を行なった、その結果を表2に示す。表
2からも明らかなように、粗オキソチタニウムフタロシ
アニン結晶を硫酸で酸処理後溶剤処理するという方法で
は、同じ結晶型が得られているにも拘らず、硫酸処理時
の残留不純物によるカブリ状黒点が、常温常湿下におい
ても初期から現われており、高温高湿下においては、初
期でもかなりの黒点が発生し、繰り返しによってさらに
増加することがわかる。
ソチタニウムフタロシアニン結晶を硫酸で酸処理後溶剤
処理すると、実施例1と同じ結晶型のオキソチタニウム
フタロシアニン結晶が得られているにも拘らず、繰り返
し時において表面電位が低下することがわかる。これは
酸処理時の不純物の吸着等によるものと思われる。さら
に、この電子写真用感光体ドラムを用いて、実施例2と
同様の画像評価を行なった、その結果を表2に示す。表
2からも明らかなように、粗オキソチタニウムフタロシ
アニン結晶を硫酸で酸処理後溶剤処理するという方法で
は、同じ結晶型が得られているにも拘らず、硫酸処理時
の残留不純物によるカブリ状黒点が、常温常湿下におい
ても初期から現われており、高温高湿下においては、初
期でもかなりの黒点が発生し、繰り返しによってさらに
増加することがわかる。
【0056】(比較例2)クロロホルムにて溶剤処理を
行なう代わりに、酢酸n−ブチルにて処理する以外は実
施例1と同様に溶剤洗浄、真空乾燥を行なって得られた
オキソチタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペク
トルを図6に示す。
行なう代わりに、酢酸n−ブチルにて処理する以外は実
施例1と同様に溶剤洗浄、真空乾燥を行なって得られた
オキソチタニウムフタロシアニン結晶のX線回折スペク
トルを図6に示す。
【0057】図6から明らかなように、実施例1で得ら
れた純品とは異なった26.1゜に強いピークをもつβ
型のオキソチタニウムフタロシアニン結晶が得られてい
ることがわかる。
れた純品とは異なった26.1゜に強いピークをもつβ
型のオキソチタニウムフタロシアニン結晶が得られてい
ることがわかる。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、粗オキソ
チタニウムフタロシアニン結晶を磨砕処理した後、クロ
ロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールからなる
群より選ばれた溶剤にて処理することで、X線回折スペ
クトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6
゜、10.2゜、12.6゜、16.3゜、22.5
゜、24.3゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピ
ークを有する、α型のオキソチタニウムフタロシアニン
結晶を容易に収率よく製造することができる。
チタニウムフタロシアニン結晶を磨砕処理した後、クロ
ロホルム、シクロヘキサノンおよびエタノールからなる
群より選ばれた溶剤にて処理することで、X線回折スペ
クトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2゜) 7.6
゜、10.2゜、12.6゜、16.3゜、22.5
゜、24.3゜、25.5゜、28.6゜に強い回折ピ
ークを有する、α型のオキソチタニウムフタロシアニン
結晶を容易に収率よく製造することができる。
【0061】また、この方法によって得られるオキソチ
タニウムフタロシアニン結晶を電荷発生剤として用いた
電子写真用感光体は、高感度で帯電性や電荷保持率も良
好で残留電位も低く、且つ繰り返しによる変動もなく、
さらに、繰り返し時の帯電電位低下や高温高湿下におけ
るカブリ状黒点の発生がなく安定した静電特性と優れた
画像特性を示すことから高耐久性感光体として用いるこ
とができる。しかも、750〜800nmの領域に高感
度を示すことから、近年要求の高まる半導体レーザープ
リンター用感光体として好適である。
タニウムフタロシアニン結晶を電荷発生剤として用いた
電子写真用感光体は、高感度で帯電性や電荷保持率も良
好で残留電位も低く、且つ繰り返しによる変動もなく、
さらに、繰り返し時の帯電電位低下や高温高湿下におけ
るカブリ状黒点の発生がなく安定した静電特性と優れた
画像特性を示すことから高耐久性感光体として用いるこ
とができる。しかも、750〜800nmの領域に高感
度を示すことから、近年要求の高まる半導体レーザープ
リンター用感光体として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られた結晶型オキソチタ
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
【図2】本発明の実施例2及び比較例1で得られた電子
写真用感光体ドラムの繰り返し静電特性である。
写真用感光体ドラムの繰り返し静電特性である。
【図3】本発明の実施例3で得られた結晶型オキソチタ
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
【図4】本発明の実施例5で得られた結晶型オキソチタ
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
【図5】本発明の比較例1で得られる結晶型オキソチタ
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
【図6】本発明の比較例2で得られる結晶型オキソチタ
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
ニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルである。
2θ ブラッグ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 正寿 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久田 均 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 粗オキソチタニウムフタロシアニン結晶
を磨砕処理した後、クロロホルム、シクロヘキサノンお
よびエタノールからなる群より選ばれた溶剤にて処理す
ることで、X線回折スペクトルにおいてブラッグ角(2
θ±0.2゜)7.6゜、10.2゜、12.6゜、1
6.3゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、2
8.6゜に強い回折ピークを示す結晶を得ることを特徴
とするオキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方
法。 - 【請求項2】 前記粗オキソチタニウムフタロシアニン
結晶は、ジクロロチタニウムフタロシアニンをアンモニ
ア水中で加水分解して得られるものである請求項1記載
のオキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 【請求項3】 オキソチタニウムフタロシアニン結晶が
バインダー樹脂中に分散された感光層を有する電子写真
用感光体において、 前記オキソチタニウムフタロシアニン結晶が、前記請求
項1または請求項2記載の製造方法によって得られる、
X線回折スペクトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2
゜) 7.6゜、10.2゜、12.6゜、16.3
゜、22.5゜、24.3゜、25.5゜、28.6゜
に強い回折ピークを示す結晶であることを特徴する電子
写真用感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271084A JPH08134372A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6271084A JPH08134372A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および電子写真用感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134372A true JPH08134372A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17495150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6271084A Pending JPH08134372A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08134372A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1300154C (zh) * | 2004-07-12 | 2007-02-14 | 天津大学 | 在混合晶型调节剂中制备多晶型酞菁氧钛的方法 |
| CN1314694C (zh) * | 2004-07-12 | 2007-05-09 | 天津大学 | 一种微米级y晶型酞菁氧钛的制备方法 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271084A patent/JPH08134372A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1300154C (zh) * | 2004-07-12 | 2007-02-14 | 天津大学 | 在混合晶型调节剂中制备多晶型酞菁氧钛的方法 |
| CN1314694C (zh) * | 2004-07-12 | 2007-05-09 | 天津大学 | 一种微米级y晶型酞菁氧钛的制备方法 |
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