JPH08134712A - 湿式紡糸用口金 - Google Patents
湿式紡糸用口金Info
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- JPH08134712A JPH08134712A JP23601895A JP23601895A JPH08134712A JP H08134712 A JPH08134712 A JP H08134712A JP 23601895 A JP23601895 A JP 23601895A JP 23601895 A JP23601895 A JP 23601895A JP H08134712 A JPH08134712 A JP H08134712A
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Abstract
の品質変動及び品質欠点の少なく、且つノズル切れの発
生を抑えた、即ち生産性を向上させた湿式紡糸用口金を
提供することである。 【構成】 凝固液の流入路となる、ある特定の数と範囲
からなる扇型の非穿孔領域によって区画された複数の紡
出孔の穿孔された穿孔領域を有し、且つある特定の範囲
の紡出孔について単位時間単位紡出孔当たりの紡糸液吐
出量を多くした湿式紡糸用口金。 【効果】 一般的湿式紡糸全てに適用可能であり、凝固
速度差に基づく繊維製品の品質変動及び品質欠点の少な
い高品位繊維製品を高生産性に提供出来る。
Description
を工業的規模で湿式紡糸するのに用いる高生産性湿式紡
糸用口金に関するものである。
って工業的に生産する場合において、1個の口金から多
糸条を同時に紡糸する方法が一般的であるが、このよう
な1個の口金から多糸条を紡糸する方法では口金各部に
於ける紡糸液温度、量や凝固液温度、濃度の斑を生じ、
紡糸液吐出量斑や凝固速度斑に基づく繊維製品の品質変
動や生産性の低下をもたらす。
口金穿孔領域の細分化、口金洗浄の強化、口金孔径に或
る特定の分布を持たせる等の方法が提案されているが、
これら従来の方法では繊維製品の品質変動の減少につい
ては、繊度変動率を低下させる程度に止まり、又生産性
の向上についても充分満足するものではなかった。
き従来技術では充分解決出来なかった繊維製品の品質変
動と生産性を改善すべく研究を繰り返した結果本発明に
至ったものである。すなわち本発明の目的とするところ
は、凝固液を口金各部に均一に供給し、繊維製品の品質
変動及び品質欠点の少なく、且つノズル切れの発生を抑
えた、即ち生産性を向上させた湿式紡糸用口金を提供す
ることである。
口金円の中心から放射状に伸びる6〜18個の第1の2
等辺扇形非穿孔領域(以下 第1の非穿孔領域という)
と、それによって区画された6〜18個の、特定の位置
に第2の2等辺扇形非穿孔領域(以下 第2の非穿孔領
域という)を内在させた複数の紡出孔の穿孔された2等
辺扇形穿孔領域(以下 穿孔領域という)を有し、各々
の穿孔領域において、該第2の非穿孔領域は該穿孔領域
の中心角の2等分線上の口金円中心から口金半径の5/
12〜1/5の範囲の距離の点を頂点とし該2等分線を
共有して立つ2等辺扇形をなし、且つ、該穿孔領域総面
積、第1の非穿孔領域総面積、第2の非穿孔領域総面積
の該口金円面積に対する比が50〜77%、15〜25
%、8〜25%であることを特徴とする湿式紡糸用口金
によって達成される。
液吐出量を、口金半径の70〜93%の範囲内の値を半
径とする同心円以遠の穿孔領域外縁部の紡出孔に多く、
穿孔領域非外縁部の紡出孔に少なくするようにし、さら
に好ましくは非外縁部紡出孔の相当孔径Daとして0.
02mmから0.35mmの範囲内の値が、紡糸液温度
と凝固液温度との差△T(℃)として30〜100℃の
範囲内の値が採用される紡糸口金であって、前記穿孔領
域内全紡出孔数に対する外縁部紡出孔数の比率であるX
(%)が、正であり、且つ数3に規定する範囲内である
湿式紡糸用口金を採用することにより、本発明はより良
く達成される。
外縁部の紡出孔の単位紡出孔単位時間当たりの紡糸液吐
出量の比であるYが1を超え、且つ 数4に規定する範
囲内である湿式紡糸用口金によって本発明はさらに高レ
ベルで達成される。
非穿孔領域を8個有する本発明の口金の例をモデル的に
示す模式図であり該図において説明する。まず本発明
は、湿式紡糸用円形口金を対象とするものであって、口
金円の中心から放射状に伸びた6〜18個の第1の非穿
孔領域2によって、複数の紡出孔の穿孔された穿孔領域
1に6〜18個に区画されているものである。すなわち
口金全面に複数の紡出孔を穿孔して第1の非穿孔領域2
の無いもの、或いは凝固液流入路となる第1の非穿孔領
域が5個以下である場合は本発明に含まず、かかる場合
には口金穿孔領域各部への凝固液の供給が不均一とな
り、口金外周部と口金中央部の紡出孔では凝固速度の差
を生じ、得られる繊維の品質、例えばデニ−ル、強度、
伸度等の変動率の増大や、未解繊繊維が発生する等の品
質欠点を生じるのみならず、紡糸速度の向上がなされな
いために穿孔領域の総紡出孔数は多いにも拘らず生産性
が低くなる。なお、ここで言う口金外周部、中央部と
は、口金全体から見て口金半径の大きいド−ナツ状の部
分,口金中心を含む半径の小さい円状の部分を夫々意味
する。
なると凝固液流入路としての非穿孔領域を確保しつつ、
工業的に採用され得る高生産性の多糸状湿式紡糸用口金
が得られない。また非穿孔領域の形状は2等辺扇形であ
る必要がある。これは口金外周部と口金中央部での凝固
液流入路における凝固液流入速度を一定にし、凝固液流
の乱れによる糸切れを防止し、且つ穿孔領域面積を最大
限に確保するためである。
位置に第2の非穿孔領域3を内在せしめている。すなわ
ち、該穿孔領域1内に第2の非穿孔領域3を内在させな
い場合、口金外周部と口金中央部で凝固速度の差を生
じ、前述した第1の非穿孔領域2が5個以下であるとき
と同様に得られる繊維の品質、例えばデニ−ル、強度、
伸度等の変動率の増大や、未解繊繊維が発生する等の品
質欠点を生じるし、生産性も低下する。
特定の位置とは、該穿孔領域の中心角(2θ)の2等分
線上であって口金円中心からの距離(r)が口金半径
(R)の5/12〜1/5の範囲の点を頂点とし該2等
分線を共有して立つ位置であり、その形状は第1の非穿
孔領域2と同じように口金円外周に弧をもつ2等辺扇形
である。又、第1の非穿孔領域2の総面積と第2の非穿
孔領域3の総面積の口金円面積に対する比が15〜25
%,8〜25%の範囲である必要がある。ここで言う口
金円面積とは穿孔領域総面積と第1、第2の非穿孔領域
総面積の和を言う。
が口金半径の5/12を超え以遠にある場合は前述した
如く、口金外周部と口金中央部凝固速度の差を生じ、得
られる繊維の品質変動率の増大や、品質欠点を生じる。
一方、該口金半径の1/5未満以内にある場合は第1の
非穿孔領域の数を2倍にしたのとほぼ同様の効果とな
り、凝固液流入路として充分な巾の非穿孔領域2或いは
3が確保出来ず、得られる繊維の品質変動率の増大や、
品質欠点を生じると共に生産性も低下する。
金円面積に対する比が15%未満である場合には充分な
凝固液流入路が確保出来ず、得られる繊維の品質変動率
の増大や、品質欠点を生じる。又、25%を超える場合
には口金外周部、中央部での凝固速度の差を減少させる
のに必要な凝固液流入路が確保出来るものの、非穿孔領
域を必要以上に大きくすることは穿孔領域総面積を小さ
くし、生産性を低下させる。又、該第2の非穿孔領域3
の総面積の口金円面積に対する比が8%未満である場
合、および25%を超える場合には先の第1の非穿孔領
域2の総面積の口金円面積に対する比と同様の理由によ
り採用しがたい。
に対する比が50〜77%占める必要がある。すなわ
ち、穿孔領域総面積の口金円面積に対する比が50%未
満では繊維用多糸状湿式紡糸用口金としては工業的には
採用しがたい低生産性となり、一方77%を超えると得
られる繊維の品質の変動率を小さくするのに充分な凝固
液流入路としての非穿孔領域2或いは3が確保出来ない
ためである。
はタンタル、ステンレス、白金金合金、ガラス、セラミ
クスやエポキシ、ポリカーボネ−ト、その他エンプラ樹
脂等が採用できる。
む2個の第1の非穿孔領域2の部分を拡大して模式的に
表し、以下の発明の理解を容易ならしめるためのもので
ある。本発明では、単位紡出孔単位時間当たりの紡糸液
吐出量を、口金半径の70〜93%の範囲内の値を半径
(p)とする同心円以遠の穿孔領域外縁部4の紡出孔に
多く、穿孔領域非外縁部の紡出孔に少なくする事を包含
する。ここで穿孔領域外縁部4とは図2を参照して明ら
かな如く、半径p以遠であって且つ、隣接する第1の非
穿孔領域2、第2の非穿孔領域3および口金円外周か
ら、穿孔領域内側に在る領域をいう。従って穿孔領域非
外縁部とは、穿孔領域1のうちで外縁部を除いた領域の
ことである。なお外縁部の穿孔領域内側への拡がり程度
は、他の紡糸条件との勘案で定めるべきものである。
裏面での吐出直前紡糸液の冷却は凝固液流入量の多い口
金外周部および口金外周部に近い第1、第2の非穿孔領
域に隣接する穿孔領域外縁部の紡出孔に顕著であり、単
位紡出孔単位時間当たりの紡糸液吐出量を多くする穿孔
領域外縁部の紡出孔を配置する場所が、口金半径の70
%未満である同心円以内である場合、デニ−ル分布が増
大し、繊維製品の品位を損ねるとともに外縁部であって
口金円中心側の紡出孔において紡糸液の曵糸性低下によ
るノズル切れが起こる。一方、単位紡出孔単位時間当た
りの紡糸液吐出量を多くする穿孔領域外縁部4の紡出孔
を配置する場所が、口金半径の93%を超える同心円以
遠である場合であってもデニ−ル分布が増大し、繊維製
品の品位を損ねるとともに外縁部であって口金円中心側
の紡出孔において紡糸液の曵糸性低下れが起こり、高生
産性に湿式紡糸する目的が達成されない。
第1、第2の非穿孔領域2、3に隣接する側共に同一の
同心円半径pであるものを示している。しかしこの同心
円半径は、同一である必要は無く、むしろ第1の非穿孔
領域2に隣接する側の同心円半径(便宜上 aとする)
を短く、第2の非穿孔領域3に隣接する側の同心円半径
(便宜上 bとする)を長くするのが好ましい。その設
定に当たっては、概ねa対bの比を、第1の非穿孔領域
2の面積対第2の非穿孔領域3の面積の比に反比例させ
るのが良い。
吐出量を多くする手段としては、孔径を大きくする方
法、キャピラリ−長を短くする方法 及び孔径とキャピ
ラリ−長を組み合わせる方法がある。
径Daとして0.02mmから0.35mmの範囲内の
値が、紡糸液温度と凝固液温度との差△T(℃)として
30〜100℃の範囲内の値が採用される紡糸口金で殊
に効果を発現する。すなわち、工業的に採用される多糸
状湿式紡糸用口金において、紡出孔の相当孔径Daを
0.02mm未満にすることは現状の口金加工技術の限
界を超えている。一方、紡出孔の相当孔径Daが0.3
5mmを超える口金は一般的に繊維製品として採用され
るデニ−ルの繊維を湿式紡糸法によって得ようとする口
金としては採用されない。なお、言うまでもないが相当
孔径とは、真円形のみならずスリット状や三つ葉状等の
異形孔も含めて、その孔面積を基準に円形孔に換算した
孔径である。
T(℃)が30℃未満の湿式紡糸においては、紡糸液温
度と凝固液温度の差に基づく口金各部における凝固速度
差、及び紡糸液吐出量差による繊維の品質差、及び紡糸
生産性低下に及ぼす影響は小さいので本発明を適用する
までもない。一方、紡糸液温度と凝固液温度との差△T
(℃)が100℃を超える湿式紡糸においては、本発明
をもってしても紡糸液温度と凝固液温度の差に基づく口
金各部における凝固速度差、及び紡糸液吐出量差による
繊維の品質差を解消することが出来ない。このような理
由で、相当孔径および△T(℃)の適正なところで有効
なのである。
数に対する外縁部紡出孔数の比率であるX(%)が、正
であり、且つ数3に規定する範囲内にあることが好まし
い。すなわち、非外縁部紡出孔の相当孔径Daが小さく
なるに従い、紡糸液温度と凝固液温度との差△T(℃)
が大きくなるに従い、凝固液での冷却によって生じる口
金裏面での吐出直前紡糸液温度の斑が増大し、紡糸液吐
出量の斑が増大すると共に、紡糸液の曳糸性の斑も増大
することから、穿孔領域内全紡出孔数に対する外縁部紡
出孔数の比率を大きくする事が有効なのである。
合、該外縁部紡出孔近傍の非外縁部紡出孔で、紡糸液吐
出量の不足と曳糸性の低下によりノズル切れが発生し、
紡糸生産性が低下する。一方、該外縁部紡出孔の比率が
数3の範囲を上回る場合、デニ−ル分布が増大し、繊維
製品の品位を損ねる。
る外縁部の紡出孔の単位紡出孔単位時間当たりの紡糸液
吐出量の比であるYが1を超え、且つ数4に規定する範
囲内であることが好ましい。すなわち、前述した如く通
常では穿孔領域外縁部紡出孔において、紡糸液吐出量の
減少と曳糸性の低下が起こり、ノズル切れが発生し、紡
糸生産性が低下することから、非外縁部の紡出孔に対す
る外縁部の紡出孔の単位紡出孔単位時間当たりの紡糸液
吐出量の比を大きくする必要がある。
くノズル切れが発生し、Yが1を超えてはいるが数4の
範囲を下回る場合は非外縁部と外縁部の紡出孔の曳糸性
の差からノズル切れが発生し、やはり紡糸生産性が低下
する。一方、比Yが数4の範囲を上回る場合、デニ−ル
分布が増大し、繊維製品の品位を損ねる。
Yは数4で示す範囲であるが、紡糸して得られる繊維の
デニール分布は、該外縁部紡出孔の紡糸液吐出量を多く
することで細デニール部分が無くなり、太デニール部分
に分布が移動する。しかしながら該外縁部紡出孔の紡糸
液吐出量は吐出直前紡糸液温度の低下による紡糸液吐出
量低下により口金の紡糸液吐出量の比であるYほど大き
くならないことから、繊維製品の品位を損ねる程に大き
くはならない。
が、実施例中、口金の紡糸液吐出量比Y、紡糸性、デニ
−ル、強伸度他の特性値は次の定義、測定法により求め
た値である。また実施例中で使用する用語の略号及び単
位を以下に示す。 (1)口金の紡糸液吐出量比(Y) 数5より算出する。
吐出線速度に対する、ノズル切れ本数が総紡出孔数の
0.1%または20のいずれか小さい方の値になる巻き
取り速度の比で表す。 (3)デニ−ル 断面法(d) ;n=400 変動率(CV%);(標準偏差/平均値)×100
5) 強度(g/d) ;n=30 変動率(CV%);(標準偏差/平均値)×100 (5)伸度(DE)(JIS L1015) 伸度 (%) ;n=30 変動率(CV%);(標準偏差/平均値)×100
w(g)とする。 計算 ;含有率(M%)=(w/20)×100
紡出孔数(N)と臨界ジェット延伸比(J)の積で表
す。 (8)用語の略号及び単位 N ;穿孔領域内全紡出孔数 (−) R ;穿孔領域最外周紡出孔の口金中心からの距離 (mm) r ;第2の非穿孔領域の扇形頂点までの口金中心からの距離(mm) p ;穿孔領域外縁部の口金中心に最も近い紡出孔の (mm) 口金中心からの距離
ル9.5重量%とメタアリルスルホン酸ソ−ダ0.5%
重量%を含有する[η]=1.5の共重合体をロダンソ
ーダ48%の水溶液に溶解し、共重合体濃度が11重量
%となるよう紡糸液を準備した。ついで前記紡糸液を表
1に示すタンタルからなる口金から0℃、10%ロダン
ソーダ水溶液中に引取速度15m/分で湿式紡糸し、得
られた湿潤フィラメントは沸水中で10倍延伸後、11
5℃の熱風中で乾燥する。得られた繊維を130℃の加
圧蒸気中で熱処理を行い3dの繊維を作成した。かくし
て得られた繊維の原綿品質および変動率と引取速度を1
m/分のピッチで上昇させ測定した臨界ジェット延伸比
は表2に示すごとき特性であった。
紡糸された試料No2〜6に対し、第1及び第2の非穿
孔領域の数が6個未満である口金から紡糸された試料N
o1は口金中心への凝固液の流入が不足し、デニ−ル、
強伸度の変動率が大きく、未解繊繊維含有率が大きい品
質欠点があるばかりか生産性も劣る。また第1及び第2
の非穿孔領域の数が18個超える口金から紡糸された試
料No7は凝固液流入路である非穿孔領域の巾が狭いこ
とから試料No1と同じ理由で試料No1同様品質欠点
があり、生産性も劣る。一方、第2の非穿孔領域を持た
ない口金から紡糸された試料No8では更に品質欠点が
増大する事実が理解される。
なる口金から紡出し、同じ紡糸、後処理方法で3dの繊
維を作成した。かかる繊維の評価結果は表4に示す。
紡糸された試料No3、10〜12に対し、第2の非穿
孔領域の頂点の位置が、口金円中心からの距離で口金半
径の1/5未満のである口金から紡糸された試料No9
は紡糸性(J)が低く、生産性が劣る。また第2の非穿
孔領域の頂点の位置が口金円中心からの距離で口金半径
の5/12を超える口金から紡糸された試料No13は
口金中心への凝固液の流入が不足し、デニ−ル、強伸度
の変動率が大きく、未解繊繊維含有率が大きい品質欠点
を生じることが理解出来る。
なる口金から紡出し、同じ紡糸、後処理方法で3dの繊
維を作成した。かかる繊維の評価結果は表6に示す。
領域面積の比率を40%にした試料No14では紡糸
性、品質ともに良好であるが、穿孔面積が小さく紡出孔
数が少ないために生産性が低く工業的に採用出来ない。
また穿孔領域面積の口金総面積に対する比率が本発明の
範囲内の50〜77%であり且つ、第1,第2の非穿孔
領域面積の口金総面積に対する比率が本発明の範囲内の
25〜15%,25〜8%である口金で穿孔領域面積が
大きくなるに従い紡出孔数を多くした口金から紡糸され
た試料No3、15、16、18は紡出孔数が多くなる
に従いデニ−ル、強伸度変動率が大きくなるが許容出来
る範囲である。また紡糸性は紡出孔数が多くなるに従い
低下するものの紡出孔数が多いことによって生産性には
殆ど差がない。一方、第1の非穿孔領域面積の比率が1
5%未満である試料No17、第2の非穿孔領域面積の
比率が8%未満である試料No19及び穿孔領域面積の
比率が77%を超えている試料No20はデニ−ル、強
伸度変動率が大きく、未解繊繊維含有率が大きくなる品
質欠点を生じることが理解出来る。
なる口金から紡出し、同じ紡糸、後処理方法で3dの繊
維を作成した。かかる繊維の評価結果は表8に示す。
紡糸された試料No3、22、23に対し、単位紡出孔
単位時間当たりの紡糸液吐出量を多くする穿孔領域外縁
部の範囲が口金半径の70%未満の値を半径とする同心
円以遠にある試料No21は紡糸性が劣り、穿孔領域外
縁部の範囲が口金半径の93%を超える値を半径とする
同心円以遠にある試料No24はデニ−ル、強伸度変動
率が大きくなる品質欠点を生じることが明らかである。
なる口金から紡出し、同じ紡糸、後処理方法で3dの繊
維を作成した。かかる繊維の評価結果は表10に示す。
対する外縁部紡出孔数の比率であるX(%)が7.7%
未満である試料No25は紡糸性が劣り且つ、デニ−ル
分布が細デニ−ル側に偏り、デニ−ル、強伸度変動率が
大きくなる品質欠点を生じる。また外縁部紡出孔数の比
率が11.7%以上である試料No29、30はデニ−
ル分布が太デニ−ル側に偏り、デニ−ル、強伸度変動率
が大きくなる品質欠点を生じる。一方、穿孔領域内全紡
出孔数に対する外縁部紡出孔数の比率が本発明の範囲内
にある試料No3、26〜28はデニ−ル、強伸度変動
率及び紡糸性ともに良好であることが表10の記載から
明らかである。
らなる口金から紡出し、同じ紡糸、後処理方法で3dの
繊維を作成した。かかる繊維の評価結果は表12に示
す。
外縁部紡出孔の単位時間単位紡出孔当たりの紡糸液吐出
量の比であるYが1.57未満である試料No31と数
3から算出した穿孔領域内全紡出孔数に対する外縁部紡
出孔数の比率であるX(%)が7以下である試料No3
2は紡糸性が劣り且つ、デニ−ル分布が細デニ−ル側に
偏り、デニ−ル、強伸度変動率が大きくなる品質欠点を
生じる。また、紡糸液吐出量の比であるYが1.9であ
る試料No35と外縁部紡出孔数の比率であるX(%)
が12である試料No36はデニ−ル分布が太デニ−ル
側に偏り、デニ−ル、強伸度変動率が大きくなる品質欠
点を生じる。一方、紡糸吐出量の比であるYが本発明の
範囲内にある試料No3、33、34はデニ−ル、強伸
度変動率及び紡糸性ともに良好であることが表12の記
載から明らかである。
0℃、100℃、110℃の条件で表13に示すタンタ
ルからなる口金から紡出し、その他は実施例1と同じ紡
糸、後処理方法で3dの繊維を作成した。かかる繊維の
評価結果は表14に示す。
度の差であるΔTが30℃の場合、数3から算出した穿
孔領域内全紡出孔数に対する外縁部紡出孔数の比率であ
るX(%)、及び数4から算出した非外縁部紡出孔に対
する外縁部紡出孔の単位時間単位紡出孔当たりの紡糸液
吐出量の比であるYが本発明の範囲にある試料No39
に対し、X(%)、Yが上限,下限を外れた試料No4
0,38は紡糸性が劣り、デニ−ル、強伸度変動率が大
きくなるが、後述するΔTが100℃の場合に比べその
程度は小さい。更にΔTが30℃未満である試料No3
7では外縁部紡出孔の単位時間単位紡出孔当たりの紡糸
液吐出量を多くしなくてもデニ−ル、強伸度変動率は許
容出来る範囲にあるが、紡糸性が劣る。一方、ΔTが1
00℃の場合、X(%)、Yが本発明の範囲にある試料
No42に対し、X(%)、Yが上限,下限を外れた試
料No43,41は特にデニ−ル、強伸度変動率が大き
くなり、繊維製品の品位を著しく損なうことが理解出来
る。更に、ΔTが100℃を超える試料No44はX
(%)、Yが本発明の範囲にあるもののデニ−ル、強伸
度変動率が大きく、本発明をもってしても解決出来ない
ことが理解される。
孔径が0.03φ,0.09φ,0.2φ,0.3φで
ある表15に示すタンタルからなる口金から、それぞれ
0.3d,3d,15d,30dの繊維を実施例1と同
じ紡糸、後処理方法で作成した。 かかる繊維の評価結
果は表16に示す。
の孔径がそれぞれ0.03φ,0.09φ,0.2φ,
0.3φで数3,数4から算出した穿孔領域内全紡出孔
数に対する外縁部紡出孔数の比率X(%)と単位時間単
位紡出孔当たりの紡糸液吐出量の比Yが本発明の範囲内
にある試料No45,3,47,49は紡糸性及び品質
変動率いずれもが良好であるのに対し、X(%)、Yが
上限,下限を外れた試料No48,46は紡糸性の低下
は小さいもののデニ−ル、強伸度変動率が大きいことか
ら、本発明が細デニ−ルから太デニ−ルまで広範囲に適
用可能であることが理解出来る。
ものであり、凝固液の流入路となるある特定の範囲の扇
型の非穿孔領域を有することにより凝固液が口金中心ま
で均一に供給され、凝固速度差に基づく繊維製品の品質
変動及び品質欠点が小さいことが第1の効果であり、一
般的湿式紡糸全てに適用可能であることである。例えば
繊維素繊維、アクリル繊維、アクリル系繊維、ポリビニ
−ルアルコ−ル繊維等で、溶剤としてはアクリル繊維で
例示すると、塩化亜鉛、ロダンソ−ダ、硝酸等の無機溶
剤やDMF、DMSO、DMA等の有機溶剤である。更
に第2の効果は、ある特定の範囲の紡出孔について、単
位時間単位紡出孔当りの紡糸液吐出量を多くすることに
より、凝固液の冷却によってもたらされる口金裏面での
吐出直前紡糸液温度の斑によって生じる紡糸液吐出量や
曳糸性斑を減少させ、高品位繊維製品を高生産性に提供
出来ることである。
に表した平面図であり、第1の非穿孔領域8個を有する
例を示す。
あり、特に穿孔領域の外縁部紡出孔の位置を示す。
らの距離 p : 穿孔領域外縁部の口金中心に最も近い紡出孔の
口金中心からの距離 θ : 穿孔領域の中心角の2等分角 σ : 第2の非穿孔領域の中心角の2等分角
Claims (4)
- 【請求項1】口金円の中心から放射状に伸びる6〜18
個の第1の2等辺扇形非穿孔領域(以下 第1の非穿孔
領域という)と、それによって区画された6〜18個
の、特定の位置に第2の2等辺扇形非穿孔領域(以下
第2の非穿孔領域という)を内在させた複数の紡出孔の
穿孔された2等辺扇形穿孔領域(以下 穿孔領域とい
う)を有し、各々の穿孔領域において、該第2の非穿孔
領域は該穿孔領域の中心角の2等分線上の口金円中心か
ら口金半径の5/12〜1/5の範囲の距離の点を頂点
とし該2等分線を共有して立つ2等辺扇形をなし、且
つ、該穿孔領域総面積,第1の非穿孔領域総面積,第2
の非穿孔領域総面積の該口金円面積に対する比が50〜
77%,15〜25%,8〜25%であることを特徴と
する湿式紡糸用口金。 - 【請求項2】単位紡出孔単位時間当たりの紡糸液吐出量
を、口金半径の70〜93%の範囲内の値を半径とする
同心円以遠の穿孔領域外縁部の紡出孔に多く、穿孔領域
非外縁部の紡出孔に少なくするようにしたことを特徴と
する請求項1記載の湿式紡糸用口金。 - 【請求項3】非外縁部紡出孔の相当孔径Daとして0.
02mmから0.35mmの範囲内の値が、紡糸液温度
と凝固液温度との差△T(℃)として30〜100℃の
範囲内の値が採用される紡糸口金であって、前記穿孔領
域内全紡出孔数に対する外縁部紡出孔数の比率であるX
(%)が、正であり、且つ数1に規定する範囲内である
ことを特徴とする請求項2記載の湿式紡糸用口金。 【数1】 - 【請求項4】非外縁部紡出孔の相当孔径Daとして0.
02mmから0.35mmの範囲内の値が、紡糸液温度
と凝固液温度との差△T(℃)として30〜100℃の
範囲内の値が採用される紡糸口金であって、非外縁部の
紡出孔に対する外縁部の紡出孔の単位紡出孔単位時間当
たりの紡糸液吐出量の比であるYが1を超え、且つ数2
に規定する範囲内であることを特徴とする請求項2又は
3記載の湿式紡糸用口金。 【数2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23601895A JP3591078B2 (ja) | 1994-09-13 | 1995-08-21 | 湿式紡糸用口金 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-247285 | 1994-09-13 | ||
| JP24728594 | 1994-09-13 | ||
| JP23601895A JP3591078B2 (ja) | 1994-09-13 | 1995-08-21 | 湿式紡糸用口金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134712A true JPH08134712A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3591078B2 JP3591078B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=26532451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23601895A Expired - Fee Related JP3591078B2 (ja) | 1994-09-13 | 1995-08-21 | 湿式紡糸用口金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3591078B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022173821A (ja) * | 2021-05-10 | 2022-11-22 | 帝人株式会社 | 紡糸用ノズル |
| CN117716074A (zh) * | 2021-07-05 | 2024-03-15 | 特里泰克特公司 | 对碱纤维素进行纺丝的方法 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP23601895A patent/JP3591078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022173821A (ja) * | 2021-05-10 | 2022-11-22 | 帝人株式会社 | 紡糸用ノズル |
| CN117716074A (zh) * | 2021-07-05 | 2024-03-15 | 特里泰克特公司 | 对碱纤维素进行纺丝的方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3591078B2 (ja) | 2004-11-17 |
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