JPH08135147A - 複合床材 - Google Patents

複合床材

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JPH08135147A
JPH08135147A JP27348994A JP27348994A JPH08135147A JP H08135147 A JPH08135147 A JP H08135147A JP 27348994 A JP27348994 A JP 27348994A JP 27348994 A JP27348994 A JP 27348994A JP H08135147 A JPH08135147 A JP H08135147A
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JP
Japan
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resin
resin mat
small hole
tile
diameter
Prior art date
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Application number
JP27348994A
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English (en)
Inventor
Takeru Koike
長 小池
Kouki Deguchi
好希 出口
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイルの脱着が簡単にできるようにする。 【構成】 基板部12を有する樹脂マット11と、この
樹脂マット11の基板部12の上面に接合されるタイル
30とからなる複合床材10において、上記樹脂マット
11の基板部12に多数の小孔14を穿設するととも
に、上記タイル30の下面に上記小孔14に嵌合し得る
ピン15を突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂マットの上面に
複数のタイル等の踏板を接合し、簡単な作業で踏板床面
を施工し得るようにした置敷式の複合床材に係り、例え
ばバルコニーの床材あるいは玄関の床材として好適な複
合床材に関する。
【0002】
【従来の技術】バルコニーや玄関等のタイル床面を施工
する場合、湿式工法は、専門の職人が必要であり、誰に
でも施工できるというものではない。そこで、乾式工法
によりタイル床面を簡単に施工することのできる複合床
材が提供されている。この種の置敷式の複合床材とし
て、従来、実開平3−68254号公報等に記載のもの
が知られている。この複合床材は、格子状に配設された
複数個のタイル敷設部を有する樹脂マットの各タイル敷
設部の上面に、それぞれタイルを接合してなるものであ
る。
【0003】図12は、上記公報に記載された従来の複
合床材1の平面図、図13は、同複合床材1に用いられ
ている樹脂マット2の平面図、また、図14は、同複合
床材1の要部を示す分解斜視図である。
【0004】この樹脂マット2は格子状に形成された正
方形の基板部3を有し、この基板部3の上面に、縦横に
3個ずつ計9個のタイル敷設部4が凹所として区画形成
され、各タイル敷設部4の上面にそれぞれ正方形のタイ
ル5が載置されている。また、各タイル敷設部4を画成
する区画壁6には、それぞれ四隅に、弾性を有するタイ
ル保持片7が突設され、これらタイル保持片7によっ
て、タイル敷設部4に収容されたタイル5の四隅を押さ
えることで、タイル5を樹脂マット2に固定している。
また、樹脂マット2の隣接2辺にはフック部8が設けら
れ、残る2辺にはフック部8の係合する係合部9が設け
られている。これらフック部8及び係合部9は、複数枚
の複合床材1を敷設したときに、隣接する複合床材1の
樹脂マット2同士をつなぐ機能を果たす。また、樹脂マ
ット2の裏面(下面)には、突条又は突起等からなる支
持脚部3aが設けられている。この支持脚部3aは、複
合床材1と、これを載置する床下地面との間に、雨水等
を流通させる空間を確保するためのものである。
【0005】上記複合床材1では、樹脂マット2へのタ
イル5の固定を、区画壁6に設けたタイル保持片7で行
っているが、その他の例として、区画壁に斜め下向きの
弾性を有する鍔片を張出し、この鍔片によってタイルの
側部を支持するもの(実公平4−7205号公報等)、
接着剤でタイルを樹脂マットに固着するもの(実開平6
−14344号公報、実公平3−32561号公報
等)、タイルが木レンガの場合、下方からレンガをビス
止めするもの(特開平4−85401号公報等)等が知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の複合
床材においては、タイルの接合を、樹脂マットに形成し
た保持片や鍔片で行ったり、接着剤を用いて行ったり、
下方からビス止めして行ったりしているので、それぞれ
次のような問題があった。すなわち、樹脂マットに形成
した保持片や鍔片でタイルを固定するものでは、タイル
の脱着は簡単にできるが、樹脂マットに保持片や鍔片を
成形しなくてはならないから、樹脂マットの構造が複雑
化し、製造コストが上昇する。また、保持片や鍔片を設
ける区画壁が必ず必要であるから、区画壁を無視してタ
イルを配列することは無理で、タイルの配設の自由度が
タイルの保持構造によって制限されてしまうという問題
があった。
【0007】また、接着剤を用いて接合するものでは、
接合作業が非常に面倒である上、いったん接着したら、
タイルを自由に取り外せないから、末端の使用者がタイ
ルの配列を工夫しながら施工するといった自由度がほと
んど得られないという不都合があった。また、下方から
ビス止めするものでは、取り付け作業が面倒である上、
セラミックタイルに対しては採用が難しいという問題も
あった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、樹脂マットに対しての踏板の取り付けが上方か
らの作業で簡単にできると共に、踏板の取り外しが可能
で、踏板の交換が比較的簡単にでき、しかも、踏板の配
設の自由度が確保できる上、セラミックタイルに対して
も採用の容易な、構造簡単で安価に実現し得る複合床材
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、基板部を有する樹脂マット
と、この樹脂マットの基板部の上面に接合される踏板と
からなる複合床材において、上記樹脂マットの基板部に
多数の小孔を穿設するとともに、上記踏板の下面に上記
小孔に嵌合し得るピンを突設したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の複
合床材において、上記踏板が四角形をなし、上記ピンが
上記四角形の踏板の各角部に対応した位置に4個配置さ
れていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の複合床材において、上記樹脂マットの基板部の下面
に支持脚部が突設され、この支持脚部の位置に上記小孔
が穿設されていることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1に記載の複合床材において、上記踏板の下面に
突設されたピンが、先端部よりやや基端寄りの位置に、
上記小孔の径よりも径大の大径部を有し、この大径部の
さらに先端側に、この大径部から先端方向に行く程径小
となりかつ小径端が上記小孔の径より小さい第1のテー
パ部を有すると共に、上記大径部の基端側に、この大径
部から基端方向に行く程径小となりかつ嵌合時に上記小
孔の下面側周縁部に接する第2のテーパ部を有している
ことを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1に記載の複合床材において、上記樹脂マットが
長尺体として成形され、上記踏板が多数基板部に接合さ
れた状態で、保管時にロール状に巻かれていることを特
徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1に記載の複合床材において、上記樹脂マットを
複数枚隣接配置し、これら隣接する樹脂マットに跨がる
位置に上記踏板を配設して、この踏板の上記ピンのうち
の一部の本数を上記隣接する一方の樹脂マットの基板部
の小孔に嵌合し、上記ピンのうちの残る本数を上記隣接
する他方の樹脂マットの基板部の小孔に嵌合し、それに
より隣接する樹脂マット同士を連結したことを特徴とし
ている。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、樹脂マットの基板部
に形成した小孔にピンを嵌合することにより、踏板を樹
脂マットに取り付けることができ、ピンを小孔から抜く
ことにより、樹脂マットから踏板を取り外すことができ
る。また、取り付けの際に、ピンを嵌合する小孔を適当
に選択することで、踏板の配列等を自由に決定すること
ができる。また、踏板を複数の樹脂マットに跨がる形で
配設し、同踏板の各ピンを各樹脂マットに嵌合すれば、
複数の樹脂マットを踏板を介して連結することができ
る。
【0016】請求項2記載の発明では、四角形の踏板の
各角部に対応した位置にある4つのピンを、樹脂マット
の基板部の小孔に嵌合することにより、踏板を安定した
状態で樹脂マットに固定することができる。また、隣接
する2枚の樹脂マットの境界上に踏板を跨がるよう配列
し、各2本のピンをそれぞれの樹脂マットに嵌合すれ
ば、2枚の複合床材を確実に回り止めした状態で連結す
ることができる。
【0017】請求項3記載の発明では、踏板側のピンを
嵌合した小孔の位置に支持脚部が存在するので、ピンが
支持脚部によって確実に支持される。
【0018】請求項4記載の発明では、踏板の下面に突
設したピンを樹脂マットの小孔に押し込むと、ピンの先
端の第1のテーパ部が、小孔の内縁に接して、小孔の径
を弾性的に拡げながら、小孔内に進入する。そして、ピ
ンの大径部が、弾性的に拡がった小孔を通過すると、大
径部の基端側に設けた第2のテーパ部が、小孔の下面側
周縁に接し、この第2のテーパ部の斜面の作用により、
ピンが挿入方向の力を受ける。よって、第2のテーパ部
が小孔の下面側周縁に接している状態で、ピンが抜け止
めされると共に、がたつき無く押さえられる。ピンを小
孔から抜く場合には、第2のテーパ部が、小孔の内縁に
接しながら引き上げられることで、小孔を拡大する。よ
って、大径部がスムーズに小孔を通過することができ、
小孔からピンを抜くことができる。
【0019】請求項5記載の発明では、樹脂マットに踏
板を接合した状態で、長尺体のままロール状に丸めて保
管できるので、使用時にロールから繰出しながら寸法取
りし、樹脂マットを裁断することで、施工箇所に簡単に
敷設することができる。
【0020】また、請求項6記載の発明では、施工場所
に先に樹脂マットを敷設し、その後で踏板を配設してい
くことで、複数の樹脂マットを踏板を介して接続しなが
ら、広い面積の踏板床面を施工することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例の複合床材
10の要部断面図、図2は、同複合床材10におけるタ
イル30の下面図、図3は、同複合床材10における樹
脂マット11の下面図、図4は、同樹脂マット11にお
ける小孔14の配列を示す平面図、また、図5は、同複
合床材10の一部平面図である。
【0022】この複合床材10は、コンクリート等の平
坦な床下地面40の上に敷設されるもので、ポリエチレ
ンやポリプロピレン等のポリオレフィン系の材質から三
次元押出成形加工によって一体的に得られる樹脂マット
11と、その上に載置されて接合される複数枚のタイル
30とからなる。タイル30はセラミックやプラスチッ
ク等からなる正方形の平板状のもので、下面に、下方に
突出する4本の金属製のピン15を有している。4本の
ピン15は、正方形のタイル30の四隅に対応する位置
に配置され、それぞれが、小孔14に対して圧入し得る
形状、大きさに形成されている。
【0023】樹脂マット11は、長尺帯板状の可撓性を
有するもので、本体に相当するシート状の基板部12を
有している。このシート状の基板部12には、タイル3
0のピン15を嵌合するための上下に貫通した小孔14
が多数、規則正しく配列されている。小孔14の位置
は、図4(図中白丸が小孔14の位置、黒丸がこの実施
例のタイルの配置形態にて使用する小孔14の位置を示
す)に示すように、使用するタイル30の形状や大き
さ、ピン15の位置、本数、及び予想されるタイル30
の配置形態等に応じて設定されており、各小孔14の下
側には、図3に示すように、基板部12の下面に突設さ
れた円柱状の支持脚部17が配置されている。この支持
脚部17は、基板部12を床下地面40から所定の高さ
に保持し、基板部12の下方に雨水等の流れる空間を確
保するためのものである。小孔14の下端は、円筒状の
支持脚部17の内部に開口している。また、樹脂マット
11の基板部12には、小孔14を避けた位置に長方形
の透水孔19が多数間隔をもって配置されている。
【0024】次に、上記構成による複合床材10の組み
立て手順、及びその作用について説明する。この複合床
材10においては、タイル30を樹脂マット11の基板
部12上に載置して、基板部12に形成した小孔14
に、タイル30の下面に突設した4本のピン15を嵌合
することにより、タイル30を樹脂マット11に一体化
することができる。その際、タイル30を上から樹脂マ
ット11に向かって押し付けるだけで、タイル30を簡
単に取り付けることができるため、予め床下地面40に
樹脂マット11を敷設しておき、その後でタイル30を
取り付けて、タイル床面を完成させることができる。ま
た、タイル30を取り外したい場合は、上方にタイル3
0を持ち上げて、ピン15を小孔14から抜くことによ
り、樹脂マット11からタイル30を簡単に取り外すこ
とができる。
【0025】さらに、取り付けの際に、ピン15を嵌合
する小孔14を自由に選択することが可能であり、ピン
15を嵌合する小孔14の位置を適当に選ぶことによ
り、様々な配置形態にタイル30を配することができ、
タイル30の配列等を末端の使用者が自由に決定するこ
とができる。また、タイルの大きさや形、色も各種揃え
ることができ、自由に樹脂マット11に取り付けて、色
々なタイル模様の床面を構成することができる。
【0026】また、上記実施例の複合床材10によれ
ば、タイル30側のピン15を嵌合した小孔14の位置
に支持脚部17が存在するので、ピン15が支持脚部1
7によって直接支持されることになり、基板部12に不
必要な撓みなどが生じず、タイル床面の安定化が図れ
る。また、樹脂マット11の基板部12には透水孔19
が開いているから、雨水等が基板部12上に流れて来て
も、透水孔19を通して基板部12の下方空間に直接排
水することができる。また、施工手順も、上記のように
床下地面40上に先に樹脂マット11を敷設してからタ
イル30を配設するのではなく、予め樹脂マット11に
タイル30を取り付けておき、それを施工場所の寸法に
応じて裁断して、床下地面40上に敷設しても良い。
【0027】次に、この発明の他の実施例について説明
する。図6に示す実施例の複合床材10Bでは、正方形
小型のタイル30Aと長方形のタイル30Bを、平行し
て隣接配置した2枚の樹脂マット11A、11Bに跨が
る形で配設し、同タイル30A、30Bの各4本のピン
15を、各2本ずつ、それぞれの樹脂マット11A、1
1Bの小孔14に嵌合している。このようにタイル30
A、30Bを配設すれば、特別な連結手段を樹脂マット
11A、11Bに設けなくても、隣接する樹脂マット1
1A、11B同士をタイル30A、30Bを介して連結
することができる。したがって、樹脂マット11の構成
の単純化と作業の簡易化を図ることができる。なお、樹
脂マット11の他の領域には、適当に長方形のタイル3
0Bや正方形大型のタイル30Cを敷設して、複合床材
10Bを完成している。
【0028】この実施例の場合、四角形のタイル30
A、30Bの各角部に対応した位置にある4つのピン1
5を、各2本ずつ、樹脂マット11の基板部12の小孔
14に嵌合しているので、タイル30A、30Bを安定
した状態(回転しない状態)で樹脂マット11、11に
固定することができる。図7(a)〜(d)は各種のタ
イル配置例を示す。いずれの場合も、隣接する樹脂マッ
ト11、11の境界45の上を跨ぐ形で、タイル30
A、30Cを配置することにより、樹脂マット11、1
1同士を連結している。図8(a)〜(j)はその他の
タイル配置例を示す。タイルを数種類用意するだけで、
多数の組み合わせによるタイル床面の意匠を創造するこ
とができる。
【0029】次に、図9を参照して、タイル30の下面
に突設したピン15の最良の形状について説明する。こ
のピン15は、基端のアンカー部15dが、タイル30
のモールド成形時にタイル30内に埋設されており、先
端側が、タイル30の下面から垂直に外に突き出てい
る。ピン15は、先端付近に、小孔14よりも径の大き
な大径部15aを有し、この大径部15aのさらに先端
側に、この大径部15aから先端方向に行く程径小とな
りかつ小径端が小孔14の径より小さい第1のテーパ部
15bを有すると共に、大径部15aの基端側に、この
大径部15aから基端方向に行く程径小となりかつ嵌合
時に小孔14の下面側周縁部に接する第2のテーパ部1
5cを有している。第2のテーパ部15cはアンカー部
15dまで、なだらかに連続して形成されている。
【0030】このような形状のピン15によれば、ピン
15を樹脂マット11の小孔14に押し込むと、ピン1
5の先端の第1のテーパ部15bが、小孔14の内縁に
接して、小孔14の径を弾性的に拡げながら、小孔14
内に進入する。そして、ピン15の大径部15aが、弾
性的に拡がった小孔14を通過すると、大径部15aの
基端側に設けた第2のテーパ部15cが、小孔14の下
面側周縁に接し、この第2のテーパ部15cの斜面の作
用により、ピン15が挿入方向の力を受ける。したがっ
て、ピン15が抜け止めされると共に、がたつき無く押
さえられる。また、ピン15を小孔14から抜く場合に
は、第2のテーパ部15cが、小孔14の内縁に接しな
がら引き上げられることで、小孔14を拡大する。よっ
て、大径部15aがスムーズに小孔14を通過すること
ができ、小孔14からピン15を抜くことができる。
【0031】次に、この発明のさらに他の実施例の樹脂
マットについて説明する。図10に示すように、この樹
脂マット51は、基板部52と支持脚部57が別の樹脂
材料で構成され、一体化されている。基板部52は可撓
性を持たせるため軟質もしくは半硬質樹脂により成形さ
れ、支持脚部57は支持力を高めるため硬質樹脂で成形
されている。軟質もしくは半硬質樹脂としては発泡ウレ
タン等を用いることができ、硬質樹脂としてはポリプロ
ピレンやポリエチレン等を用いることができる。支持脚
部57は、円筒部57aの上端を上壁部57bで一部塞
いだ形のもので、上壁部57bの上面が基板部52の下
面に接合されている。そして、上壁部57bに基板部5
2側の小孔14と連続した小孔54が穿設され、上記ピ
ン15の外周が、硬質樹脂で形成された支持脚部57側
の小孔54の下面側縁部に当たるようになっている。
【0032】この実施例の場合、支持脚部57を基板部
52と別の材料で成形したので、上記のように、それぞ
れの強度を異ならせることができる他、支持脚部57と
基板部52の色を異ならせることができる。
【0033】次に、上述した複合床材10の保管時の形
態について述べる。この複合床材10においては、樹脂
マット11が長尺帯状で可撓性を有するものとして形成
されているので、図11に示すように、タイル30が多
数基板部に接合された状態で、ロール状に丸めて保管す
ることができる。よって、使用時にロールから繰出しな
がら寸法取りし、樹脂マット11を裁断することで、施
工箇所に簡単に敷設することができる。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例では、タイルの形状を正方形や長方形としているが、
タイルの形はその他の多角形であっても、円形あるいは
長円形等の曲線状の輪郭を持つものであっても良い。タ
イル30の材質は、セラミックやプラスチックに限定さ
れない。また、ピン15の本数、形状も自由に変えるこ
とができる。例えば、板金からプレス成形してピンを作
ったり、線条から鍛造によりピンを作ったりしても良
い。
【0035】また、樹脂マット11の製造方法は、一体
押出成形加工に限らない。樹脂マット11の材質とし
て、上述のポリエチレンやポリプロピレンの他にも、成
形性に優れ、機械的強度がある限り、例えば、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレン
テレフタレート、塩素化ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリエステルアミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリ
エーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸
エステル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸
メチル、フッ素樹脂、サルホン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
ポリビニルブチラール、ポリ弗化ビニリデン、スチレン
−アクリル共重合体等の熱可塑性プラスチック、ユリア
樹脂、メリア樹脂、メラミン・フェノール樹脂等の熱硬
化性プラスチック、金属含有プラスチック、ガラス繊維
と複合化した強化プラスチック等を用いることができ
る。また、この発明の複合床材10は、特にバルコニー
や玄関用の床材として好適であるが、その他、プールの
脱衣所、スポーツ施設ロッカールーム等の床材としても
使用することができる。なお、この発明で言う踏板は、
タイルに限らない。樹脂マットの上面に複数枚接合され
る板状の床仕上材である限り、この発明で言う踏板に含
まれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、タイルの下面に突設したピンを樹脂マット
の基板部に形成した小孔に嵌合するだけで、タイルを樹
脂マットの上面に取り付けることができる。したがっ
て、樹脂マットを先に施工場所に敷設した状態で、後か
らタイルを上方から載置するだけで、簡単にタイル床面
を施工することができる。また、タイルを上に持ち上げ
てピンを小孔から抜けば、容易にタイルを樹脂マットか
ら取り外すことができる。このため、タイルの交換が専
門の作業者でなくても簡単にできる。また、ピンを嵌合
する小孔を適当に選択することにより、タイルの配置、
配列を自由に設定することができる上、タイルの大きさ
や形状等が異なるタイルでも、自由に選んで組み合わせ
ながら取り付けることができ、タイル施工の意匠の自由
度を大きくすることができる。さらに、タイルによって
複数の樹脂マット同士を連結することができるので、樹
脂マットにフック部等の相互連結手段を設けなくても良
く、樹脂マットの構造を単純化することができ、その結
果、製造コストの低減と共に、作業の簡易化を図ること
ができる。また、タイルを樹脂マットに接合する手段と
しては、樹脂マット側に小孔を設けると共に、タイル側
にピンを埋設しておくだけで良いから、構成が簡単で安
価に実現可能であり、セラミックタイルを用いる場合に
も極めて好適である。
【0037】請求項2記載の発明によれば、4つのピン
でタイルを樹脂マットに接合するので、安定した状態で
タイルを樹脂マットに固定できると共に、隣接する2枚
の樹脂マットに跨がってタイルを配設し、タイルで樹脂
マットを連結した場合にも、樹脂マットを確実に連結す
ることができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、タイル側の
ピンを嵌合する小孔を支持脚部の位置に設けたので、支
持脚部でピンを確実に支持することができ、樹脂マット
の撓み等の影響に左右されずに、タイルを安定保持する
ことができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、ピンに大径
部及び第1、第2のテーパ部を設けたので、ピンの挿入
や引き抜きが容易であると共に、ピンをがたつきの無い
状態で確実に抜け止めすることができる。よって、樹脂
マットの成形精度があまり高くなくても、タイルを確実
に安定保持することができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、ロール状に
丸めて保管できるので場所をとらない。また、使用時に
必要寸法だけ裁断して使うことができるので、施工場所
に簡単に敷設することができ、樹脂マットの連結等の煩
わしさを最小限にすることができる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、複数の樹脂
マットをタイルを介して接合しながら複合床材を施工し
て行くことができるので、樹脂マット同士を連結するた
めの手段を別に設けておく必要がなく、樹脂マットの構
成を単純化し製造コストの低減を図ることができる。ま
た、タイルを樹脂マット上に載せ、ピンを樹脂マットの
小孔に嵌合していくだけで、連続した床面を施工するこ
とができるので、特別な連結作業を行う必要がなく、作
業が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の複合床材の部分断面図で
ある。
【図2】同実施例の複合床材に用いられるタイルの下面
図である。
【図3】同実施例の複合床材に用いられる樹脂マットの
下面図である。
【図4】同樹脂マットの小孔の配列を示す平面図であ
る。
【図5】同実施例におけるタイルの配列例を示す平面図
である。
【図6】この発明の他の実施例の複合床材の平面図であ
る。
【図7】同実施例の各種の変形例を示す平面図である。
【図8】この発明によって可能な各種のタイルの配列例
を示す平面図である。
【図9】この発明の各実施例において用いられているピ
ンと小孔の嵌合構造を示す断面図である。
【図10】この発明のさらに他の実施例における樹脂マ
ットの要部断面図である。
【図11】この発明の各実施例の保管時の態様を示す斜
視図である。
【図12】従来の複合床材の平面図である。
【図13】従来の複合床材を構成する樹脂マットの平面
図である。
【図14】従来の複合床材の要部構成を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
10,10B 複合床材 11,51 樹脂マット 12,52 基板部 14,54 小孔 15 ピン 15a 大径部 15b 第1のテーパ部 15c 第2のテーパ部 17,57 支持脚部 19 透水孔 30,30A,30B,30C タイル(踏板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/16 C 9024−2E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部を有する樹脂マットと、この樹脂
    マットの基板部の上面に接合される踏板とからなる複合
    床材において、前記樹脂マットの基板部に多数の小孔を
    穿設するとともに、前記踏板の下面に前記小孔に嵌合し
    得るピンを突設したことを特徴とする複合床材。
  2. 【請求項2】 前記踏板が四角形をなし、前記ピンが前
    記四角形の踏板の各角部に対応した位置に4個配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の複合床材。
  3. 【請求項3】 前記樹脂マットの基板部の下面に支持脚
    部が突設され、この支持脚部の位置に前記小孔が穿設さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の複合床
    材。
  4. 【請求項4】 前記踏板の下面に突設されたピンが、先
    端部よりやや基端寄りの位置に、前記小孔の径よりも径
    大の大径部を有し、この大径部のさらに先端側に、この
    大径部から先端方向に行く程径小となりかつ小径端が前
    記小孔の径より小さい第1のテーパ部を有すると共に、 前記大径部の基端側に、この大径部から基端方向に行く
    程径小となりかつ嵌合時に前記小孔の下面側周縁部に接
    する第2のテーパ部を有していることを特徴とする請求
    項1,2又は3記載の複合床材。
  5. 【請求項5】 前記樹脂マットが長尺体として成形さ
    れ、前記踏板が多数基板部に接合された状態で、保管時
    にロール状に巻かれていることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の複合床材。
  6. 【請求項6】 前記樹脂マットを複数枚隣接配置し、こ
    れら隣接する樹脂マットに跨がる位置に前記踏板を配設
    して、この踏板の前記ピンのうちの一部の本数を前記隣
    接する一方の樹脂マットの基板部の小孔に嵌合し、前記
    ピンのうちの残る本数を前記隣接する他方の樹脂マット
    の基板部の小孔に嵌合し、それにより隣接する樹脂マッ
    ト同士を連結したことを特徴とする請求項1,2,3,
    4又は5記載の複合床材。
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