JPH08136563A - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置

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JPH08136563A
JPH08136563A JP27411094A JP27411094A JPH08136563A JP H08136563 A JPH08136563 A JP H08136563A JP 27411094 A JP27411094 A JP 27411094A JP 27411094 A JP27411094 A JP 27411094A JP H08136563 A JPH08136563 A JP H08136563A
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speed
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deceleration
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acceleration
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Nobuo Seko
信夫 世古
Norimichi Kumagai
則道 熊谷
Izumi Hasegawa
泉 長谷川
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Railway Technical Research Institute
Shinko Electric Co Ltd
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Railway Technical Research Institute
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプリング期間を短くしても、低速度の速
度領域まで速度、加速度,減速度、加速度の変化量,減
速度の変化量を検出できる速度検出装置を提供する。 【構成】 車輪の回転に伴って出力される速度パルス数
をカウントするカウンタ回路2と、基準クロック発生回
路4が出力するクロック信号数をカウントするカウンタ
回路12と、所定のサンプリング期間毎にカウンタ回路
2のカウント値をラッチするラッチ回路3と、速度パル
スの一周期毎にカウンタ回路12のカウント値をラッチ
するラッチ回路13と、所定のサンプリング期間毎にラ
ッチ回路13内の値をラッチするラッチ回路15と、該
サンプリング期間毎にラッチ回路3がラッチした値の差
によって得られる速度パルス計数値とラッチ回路15が
ラッチした値の差によって得られる計時値とに基づき、
速度、加速度,減速度、加速度の変化量,減速度の変化
量を算出するCPUとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば鉄道車両の速
度、加速度または減速度、加速度の変化量または減速度
の変化量を検出する速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両等においては、制動時における
車輪およびレール間の擦傷を防止するとともに、制動距
離の延伸を極力短く抑える必要がある。この場合、制動
時に車輪およびレール間に発生する相対的な滑りを少な
くするため、車両の速度と減速時の減速度とを短時間か
つ高精度に検出し、これにより制動力を随時制御するこ
とが必要になる。
【0003】従来よりこのような目的から、鉄道車両等
の車輪の回転に対応して歯車を回転させてパルス(以
下、速度パルスと称する。)を発生させる速度発電機を
設置し、そのパルス数を所定のサンプリング期間毎に計
数することにより車両等の速度や加速度・減速度を検出
する装置が開発されている。出願人は、この種の装置の
一例として特願平4−20292号を既に提案してい
る。
【0004】図4は、特願平4−20292号に開示し
た速度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1は波形整形回路であり、図示し
ない速度発電機から出力される速度パルスPLSを波形
整形し、これを図5に示すように基準クロック発生回路
4より入力される同期信号CKPに同期させ、速度パル
スPLS1として出力する。2はカウンタ回路であり、
波形整形回路1から出力される速度パルスPLS1をカ
ウントし、このカウント値CNTを出力する。3はラッ
チ回路であり、基準クロック発生回路4から出力される
ラッチ信号LATを受けてカウンタ回路2から出力され
るカウント値CNTをラッチする。
【0005】基準クロック発生回路4は、図示しないC
PU(中央処理装置)に対して一定周期τ(以下、サン
プリング期間τと称する。)毎に割込み信号INTを出
力する。CPUは、この割込み信号INTを受けてラッ
チ回路3へ読み取り指令RCVを出力する。ラッチ回路
3は、この読み取り指令RCVに応じ、ラッチしている
カウント値CNTを速度発電機の速度パルス計数値とし
てCPUへ出力する。また、カウンタ回路2は、基準ク
ロック発生回路4から出力されるクリア信号CLRによ
ってクリアされる。
【0006】11はDフリップフロップである。このD
フリップフロップ11には、波形整形回路1から出力さ
れる速度パルスPLS1がクロックCKとして入力され
るとともに、常にHighレベルの信号がデータDとし
て入力される。クロックCKの立ち上がりでデータDの
入力値をとらえて出力信号Qとする。また、Dフリップ
フロップ11は、基準クロック発生回路4から出力され
るクリア信号CLRによってクリアされる。14はAN
Dゲートであり、Dフリップフロップ11の出力信号Q
と基準クロック発生回路4から出力されるクロック信号
CLKとのANDをとり、この結果をクロック信号CL
K2として出力する。
【0007】12はカウンタ回路である。このカウンタ
回路12は、ANDゲート14から出力されるクロック
信号CLK2をカウントし、このカウント値CNT12
を出力するとともに、基準クロック発生回路4から出力
されるクリア信号CLRによってクリアされる。13は
ラッチ回路であり、基準クロック発生回路4が速度パル
スPLS1に基づいて出力するラッチ信号LAT13に
応じてカウンタ回路12のカウント値CNT12をラッ
チする。また、ラッチ回路13は、CPUから供給され
る読み取り指令RCV2に応じ、ラッチしているカウン
ト値CNT12をCPUへ出力する。
【0008】なお、カウンタ回路12は、車両の速度が
所定速度以下になってそのカウント値が所定値を越える
と、オーバーフロー信号OFLをCPUへ出力する。こ
れにより、CPUは、現在の速度以下では速度、加速度
または減速度、加速度の変化量または減速度の変化量の
検出が不可能であることを識別する。
【0009】次に、図5に示す各信号のタイミング・チ
ャートを参照し、この速度検出装置の動作を説明する。
まず、基準クロック発生回路4が割込み信号INTを立
ち上げると、CPUは後述する割り込み処理を行う。こ
の割込み信号INTが立ち上げられると、基準クロック
発生回路4は所定のパルス幅のラッチ信号LATをラッ
チ回路3へ出力する。このラッチ信号LATによりラッ
チ回路3はカウンタ回路2のカウント値CNTをラッチ
する。ラッチ信号LATが出力されると、基準クロック
発生回路4は所定のパルス幅のクリア信号CLRを出力
し、カウンタ回路2、12およびDフリップフロップ1
1をクリアする。
【0010】その後、速度パルスPLS1が1回目に立
ち上がると、カウンタ回路2は速度パルスPLS1のカ
ウントを開始し、以後、速度パルスPLS1が立ち上が
る毎にカウントアップを行う。一方、カウンタ回路12
は、速度パルスPLS1の1回目の立ち上がりを基点と
してクロック信号CLKのクロック数のカウントを開始
する。そして、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、
基準クロック発生回路4は所定のパルス幅のラッチ信号
LAT13をラッチ回路13へ出力し、このラッチ信号
LAT13により、この時点のカウンタ回路12のカウ
ント値CNT12がラッチ回路13によりラッチされ
る。
【0011】そして、再び基準クロック発生回路4が割
込み信号INTを立ち上げると、基準クロック発生回路
4はラッチ信号LATを出力し、ラッチ回路3は、この
時点のカウンタ回路2のカウント値CNTをラッチす
る。また、ラッチ信号LATが出力された直後に、基準
クロック発生回路4はクリア信号CLRを出力し、これ
によりカウンタ回路2、12およびDフリップフロップ
11がクリアされる。こうして、割込み信号INTの立
ち上がり直後においては、ラッチ回路3には図示Aの値
がラッチされ、ラッチ回路13には図示Bの値がラッチ
されることになる。
【0012】一方、CPUは、割込み信号INTが立ち
上がると、読み取り指令RCVをラッチ回路3へ出力す
る。これにより、ラッチ回路3はラッチしているカウン
ト値CNTをCPUへ供給する。CPUは、このカウン
ト値CNTから“1”を差し引いて速度パルス計数値を
得る。また、CPUは、割込み信号INTの立ち上がり
に応じて読み取り指令RCV2をラッチ回路13へ出力
する。これにより、ラッチ回路13にラッチされている
カウント値CNT12、すなわち、速度パルスPLS1
のクリア直後の立ち上がりから最新の立ち上がりまでの
期間におけるクロック信号CLKのクロック数がCPU
へ供給される。
【0013】さらに、CPUは、上述のようにして得ら
れた速度パルス計数値とこの速度パルス計数値に対応す
る期間のクロック計数値とを用いて、以下に示す数式に
基づいて速度および減速度を算出する。まず、図6に示
すように、サンプリング期間τにおける速度パルス計数
値をnt、この速度パルス計数値ntに対応する期間のク
ロック計数値をNtとする。クロック計数値Ntを時間
(秒)に換算した速度パルス計数期間ttは tt = 1/F0×Nt ……………………………………………(1) F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数(HZ) によって与えられる。また、速度パルス計数値ntは、 nt = (P×103)/(3.6×π×D)×V×tt ……(2) P:速度発電機1回転当たりの発生パルス数 D:車輪径(mm) π:円周率 V:車両の速度(km/時) によって与えられる。そして、(P×103)/(3.
6×π×D)=Kと置いて、(2)式を変形すると、速
度Vは、 V = nt/(K×tt) …………………………………………(3) によって与えられる。
【0014】さらに、図6に示すように、速度パルス計
数値ntおよび速度パルス計数期間ttが得られた期間の
次のサンプリング期間τにおける速度パルス計数値がn
t+1、速度パルス計数期間がtt+1である場合、減速時の
減速度βは、 β = 1/(K×τ)×(nt/tt−nt+1/tt+1) ………(4) によって与えられる。
【0015】こうして、サンプリング期間τ内に、速度
発電機から出力される速度パルスのうち1周期分のパル
ス波形が出力された速度パルスの計数値ntと、この計
数された速度パルスの出力に要した時間の計時値Nt
に基づき、車両の速度および減速度が算出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の速度検出装置においては、サンプリング期間τを速
度パルスPLS1が2周期出力される時間間隔より短く
すると、速度検出ができなくなる。すなわち、図7に示
すように、サンプリング期間τ内に速度パルスPLS1
の立ち上がりが2回以上現れる場合(図示T1)、速度
パルス計数値ntがnt=1となるので速度検出が可能で
あるが、サンプリング期間τ内に速度パルスPLS1の
立ち上がりが1回しか現れない場合(図示T2)には、
速度パルス計数値ntがnt=0となって速度検出が不可
能になる。したがって、速度検出が可能な最短のサンプ
リング期間τは、速度パルスPLS1が2周期出力され
る時間間隔となる。このとき、速度検出が可能な車両の
最低速度Vは、 V = (2×3.6×π×D)/(P×103×τ) ………(5) によって与えられるため、短時間で速度を検出するため
にサンプリング期間τを短くすると、速度検出が可能な
最低速度Vが高くなり、低速度の速度領域の検出ができ
なくなってしまう。
【0017】また、従来の速度検出装置においては、割
込み信号INTの立ち上がりによってCPUが読み取り
指令RCV2を出力し、ラッチ回路13からの読み取り
を開始する。このとき、ラッチ回路13からの読み取り
開始とラッチ信号LAT13が供給されることによるラ
ッチ回路13の次の値のラッチ開始との時間が短いと、
CPUは次の値を読み込んでしまう恐れがある。そこ
で、CPUによる読み込みが終了するまでは、ラッチ回
路13のラッチ動作を禁止しておかなくてはならない。
このとき、ラッチ信号LAT13は速度パルスPLS1
に基づいて出力されるため、速度パルスPLSを割込み
信号INTに同期させるための同期信号CKPの同期化
周波数を制限してしまう。
【0018】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、短時間で速度を検出するために速度検出のサ
ンプリング期間を短くしても、低速度の速度領域まで速
度、加速度または減速度、加速度の変化量または減速度
の変化量を検出することができる速度検出装置を提供す
ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、輸送装置の車輪の回転
に伴って出力される速度パルスのパルス数を計数する計
数手段と、所定のクロックパルスのクロック数を計数す
る計時手段と、所定のサンプリング期間毎に前記計数手
段の計数値を保持する第1の保持手段と、前記速度パル
スの一周期毎に前記計時手段の計時値を保持する第2の
保持手段と、前記所定のサンプリング期間毎に前記第2
の保持手段内の計時値を保持する第3の保持手段と、前
記サンプリング期間の開始時点における前記第1の保持
手段内の計数値と、前記サンプリング期間の終了時点に
おける前記第1の保持手段内の計数値との差を算出し、
この結果を該サンプリング期間における速度パルス計数
値として出力する第1の減算手段と、前記サンプリング
期間の開始時点における前記第3の保持手段内の計時値
と、前記サンプリング期間の終了時点における前記第3
の保持手段内の計時値との差を算出し、この結果を該サ
ンプリング期間におけるクロックパルス計時値として出
力する第2の減算手段と、前記第1の減算手段が算出し
た速度パルス計数値と、前記第2の減算手段が算出した
クロックパルス計時値とから、前記輸送装置の走行速度
を算出する第1の演算手段と、所定のサンプリング期間
において前記第1の演算手段が算出した走行速度と、該
サンプリング期間の直後のサンプリング期間において前
記第1の演算手段が算出した走行速度とから、前記輸送
装置の加速度または減速度を算出する第2の演算手段
と、所定の隣接する2つのサンプリング期間において前
記第2の演算手段が算出した加速度または減速度と、隣
接する2つの該サンプリング期間の直後の隣接する2つ
のサンプリング期間において前記第2の演算手段が算出
した加速度または減速度とから、前記輸送装置の加速度
の変化量または減速度の変化量を算出する第3の演算手
段とを具備することを特徴としている。
【0020】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記サンプリング期間毎に前記第1
の減算手段が算出した速度パルス計数値と前記第2の減
算手段が算出したクロックパルスの計数値を記憶する記
憶手段を備え、前記サンプリング期間の整数倍の所定の
演算期間について前記第1および第2の減算手段の計数
値の和を算出し、当該の算出結果に基づき、前記演算期
間について走行速度を算出し、前記第2の演算手段は、
前記第1の演算手段によって算出された隣接する2つの
演算期間における走行速度に基づき、前記加速度または
減速度を算出し、前記第3の演算手段は、前記第2の演
算手段によって算出された隣接する2つの演算期間にお
ける加速度または減速度に基づき、前記加速度の変化量
または減速度の変化量を算出することを特徴としてい
る。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、計数手段が、速
度パルスの出力パルス数を計数し、計時手段が、所定の
クロックパルスのクロック数を計数し、第1の保持手段
が、所定のサンプリング期間毎に計数手段の計数値を保
持し、第2の保持手段が、前記速度パルスの一周期毎に
計時手段の計時値を保持し、第3の保持手段が、前記所
定のサンプリング期間毎に前記第2の保持手段内の計時
値を保持する。そして、第1の減算手段が、第1の保持
手段によって保持された前記サンプリング期間の開始時
点と終了時点の計数値の差を算出し、この結果を該サン
プリング期間における速度パルス計数値として出力し、
第2の減算手段が、第3の保持手段によって保持された
前記サンプリング期間の開始時点と終了時点の計時値の
差を算出し、この結果を前記速度パルス計数値に対応す
る期間の計時値として出力する。さらに、第1の演算手
段が、前記速度パルス計数値と前記計時値とに基づき、
輸送装置の走行速度を算出し、第2の演算手段が、第1
の演算装置によって算出された隣接する2つのサンプリ
ング期間における走行速度に基づき、輸送装置の加速度
または減速度を算出し、第3の演算手段が、第2の演算
装置によって算出された隣接する2つのサンプリング期
間における加速度または減速度に基づき、輸送装置の加
速度の変化量または減速度の変化量を算出する。これに
より、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上がり
(または立ち下がり)が2回以上現れない場合であって
も、速度、加速度または減速度、加速度の変化量または
減速度の変化量の検出が可能になる。
【0022】また、CPUが割込み信号を受けてから、
クロックパルスのクロック数の計時計数値を読み込むま
での区間、速度パルスの計数を防止する必要がなく、速
度パルスの同期化周波数を高くすることができ、短いサ
ンプリング時間で高精度の速度、加速度または減速度、
加速度の変化量または減速度の変化量の検出が可能にな
る。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、記憶
手段が、サンプリング期間毎に第1の減算手段が算出し
た速度パルス計数値と第2の減算手段が算出したクロッ
クパルスの計数値を記憶し、第1および第2の減算手段
が、サンプリング期間の整数倍の所定の演算期間につい
て第1および第2の減算手段の数値の和を算出し、当該
の算出結果に基づき、前記演算期間について走行速度を
算出し、第2の演算手段が、第1の演算手段によって算
出された隣接する2つの演算期間における走行速度に基
づき、加速度または減速度を算出し、第3の演算手段
が、第2の演算手段によって算出された隣接する2つの
演算期間における加速度または減速度に基づき、加速度
の変化量または減速度の変化量を算出する。これによ
り、請求項1記載の発明による作用に加え、サンプリン
グ期間毎に値がクリアされない計数値に基づいて、サン
プリング期間の整数倍の期間について速度が算出され、
速度、加速度または減速度、加速度の変化量または減速
度の変化量の演算精度が向上する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例による速
度検出装置の検出回路の構成を示すブロック図である。
この図において、図4に示した各部と共通する部分につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。図1
に示す実施例が、図4に示した従来例と異なる点は以下
の点である。まず、Dフリップフロップ11とANDゲ
ート14とを省略して、基準クロック発生回路4から出
力されるクロック信号CLKを直接カウンタ回路12へ
供給している点である。2つ目として、新たにラッチ回
路15を追加し、ラッチ回路3へ供給されているラッチ
信号LATをラッチ回路15にも入力し、その信号でラ
ッチ回路13の値をラッチしている点である。そのた
め、ラッチ回路13に入力していた読み取り指令RCV
2はラッチ回路13には入れずにラッチ回路15へ供給
している。また、カウンタ回路2、12はクリア信号C
LRによってクリアされることなく、それぞれの入力パ
ルスPLS1、CLKをフリーランカウントするように
している。なお、この場合、カウンタ回路12の容量N
は、 N > τ/(1/F0) …………………………………………(6) τ:サンプリング期間 F0:基準クロック発生回路4のクロック周波数 を満たすように設定される。また、CPU(図示略)の
割り込み処理による速度および減速度の算出方法も前述
の従来例と異なるが、その詳細については後述する。
【0025】次に、図2に示す各信号のタイミング・チ
ャートを参照し、この検出回路の動作を説明する。な
お、この図に示すPLS1は図5に示したPLS1と同
様に同期信号CKPで同期化された信号である。まず、
基準クロック発生回路4から出力される割込み信号IN
Tが立ち上がると、CPUが後述する割り込み処理を行
うとともに、所定のパルス幅のラッチ信号LATが基準
クロック発生回路4からラッチ回路3およびラッチ回路
15へ出力される。このとき、カウンタ回路2による速
度パルスPLS1のカウント値CNTがラッチ回路3に
よりラッチされる。また、ラッチ回路13に保持されて
いるカウント値LCNT13がラッチ回路15にラッチ
される。以後、割込み信号INTが立ち上がる毎に、上
記動作が繰り返される。
【0026】一方、速度パルスPLS1が立ち上がる
と、カウンタ回路2がカウントアップを行うとともに、
所定のパルス幅のラッチ信号LAT13が基準クロック
発生回路4からラッチ回路13へ出力される。このと
き、カウンタ回路12によるクロック信号CLKのカウ
ント値CNT12がラッチ回路13によりラッチされ
る。以後、速度パルスPLS1が立ち上がる毎に、上記
動作が繰り返される。
【0027】また、CPUは、割込み信号INTが立ち
上がると、ラッチ回路3へ読み取り指令RCVを出力す
る一方、ラッチ回路15へ読み取り指令RCV2を出力
する。これにより、ラッチ回路3、15にそれぞれラッ
チされているカウント値CNT、LCNT13がCPU
へ供給される。
【0028】これにより、例えばサンプリング期間τk
の始まりに対応する割込み信号INTの立ち上がり直後
においては、このときラッチ回路3にラッチされている
図示A′の値と、ラッチ回路15にラッチされている図
示B′の値とがCPUへ供給される。また、このサンプ
リング期間τkの終わりに対応する割込み信号INTの
立ち上がり直後においては、このときラッチ回路3にラ
ッチされている図示Aの値と、ラッチ回路15にラッチ
されている図示Bの値とがCPUへ供給される。
【0029】こうして、例えば図3に示すように、各サ
ンプリング期間τ1,τ2,τ3,τ4,……毎に、速
度パルス計数値(n3−n1),(n6−n3),(n
8−n6),(n11−n8),……と、これらに対応
する期間のクロック計数値(N3−N1),(N6−N
3),(N8−N6),(N11−N8),……とが、
CPUへ供給される。
【0030】そして、CPUは、以下に示す数式に基づ
いて速度および減速度を算出する。例えば、サンプリン
グ期間τ1における速度V1は、
【数1】 (ただし、K=(P×103)/(3.6×π×D)と
する)によって与えられる。このとき、サンプリング期
間τ2における速度をV2とすると、サンプリング期間
τ1、τ2における減速度βは、
【数2】 によって与えられる。同様にして、サンプリング期間τ
1、τ2に対する減速度β1、サンプリング期間τ3、
τ4に対する減速度β2を用いて、τ1、τ2とτ3、
τ4との間の減速度の変化量を算出することができる。
【0031】このように、本実施例によれば、サンプリ
ング期間τ内に速度パルスPLS1の立ち上がりが2回
以上現れない場合であっても、速度、加速度または減速
度、加速度の変化量または減速度の変化量が検出可能と
なる。したがって、短時間で速度を検出するために速度
検出のサンプリング期間を短くしても、低速度の速度領
域まで速度、加速度または減速度、加速度の変化量また
は減速度の変化量を検出することができる。
【0032】さらに、ラッチ回路15を設けたことによ
り、ラッチ回路13からCPUへの読み出し信号RCV
2と、ラッチ回路13へのラッチ信号LAT13との間
隔が短く、CPUへの読み出し時間が確保できない場合
であっても、ラッチ回路13の保持内容は割込み信号I
NTと同期したラッチ信号LATによってラッチ回路1
5に保持されているので、CPUの読み込みタイミング
に関係なくクロックパルスの計数を行うことができる。
従って、速度パルスPLSの同期信号CKPの同期化周
波数を高くすることができ、高精度の速度、加速度また
は減速度、加速度の変化量または減速度の変化量を検出
することができる。
【0033】また、CPUが有する所定のデータ記憶領
域を利用して複数のサンプリング期間τについて得られ
た値を記憶しておき、サンプリング期間τ毎に値がクリ
アされない計数値に基づいて、サンプリング期間τの整
数倍の期間について速度を算出することにより、速度、
加速度または減速度、加速度の変化量または減速度の変
化量の演算精度を高めることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、サンプリング期間内に速度パルスの立ち上
がり(または立ち下がり)が2回以上現れない場合であ
っても、速度、加速度または減速度、加速度の変化量ま
たは減速度の変化量の検出が可能になるので、短時間で
速度を検出するために速度検出のサンプリング期間を短
くしても、低速度の速度領域まで速度、加速度または減
速度、加速度の変化量または減速度の変化量を検出する
ことができるという効果が得られる。
【0035】また、速度検出のサンプリング期間におい
て計時手段が計数したクロック数を第2の演算手段が読
み込んでいる間に速度パルスの立ち上がり(または立ち
下がり)が現れても、読み込むクロック数の計数は変化
しないため、速度パルスの同期化周波数を高くすること
ができるので、短いサンプリング期間で速度、加速度ま
たは減速度、加速度の変化量または減速度の変化量を高
精度に検出することができるという効果が得られる。
【0036】さらに、請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の発明による効果に加え、サンプリング期間
毎に値がクリアされない計数値に基づいて、サンプリン
グ期間の整数倍の期間について速度が算出され、速度、
加速度または減速度、加速度の変化量または減速度の変
化量の演算精度が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による速度検出装置の検出
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】同回路における各信号のタイミング・チャート
である。
【図3】同回路においてサンプリングされる速度パルス
計数値と速度パルス計数期間のクロック計数値を示す図
である。
【図4】従来例による速度検出装置の検出回路の構成を
示すブロック図である。
【図5】同回路における各信号のタイミング・チャート
である。
【図6】同回路においてサンプリング期間毎に計数され
る速度パルスを示す図である。
【図7】同回路においてサンプリング期間を短くしたと
きに計数される速度パルスを示す図である。
【符号の説明】
1……波形整形回路 2、12……カウンタ回路 3、13、15……ラッチ回路 4……基準クロック発生回路 11……Dフリップフロップ 14……ANDゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 泉 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送装置の車輪の回転に伴って出力され
    る速度パルスのパルス数を計数する計数手段と、 所定のクロックパルスのクロック数を計数する計時手段
    と、 所定のサンプリング期間毎に前記計数手段の計数値を保
    持する第1の保持手段と、 前記速度パルスの一周期毎に前記計時手段の計時値を保
    持する第2の保持手段と、 前記所定のサンプリング期間毎に前記第2の保持手段内
    の計時値を保持する第3の保持手段と、 前記サンプリング期間の開始時点における前記第1の保
    持手段内の計数値と、前記サンプリング期間の終了時点
    における前記第1の保持手段内の計数値との差を算出
    し、この結果を該サンプリング期間における速度パルス
    計数値として出力する第1の減算手段と、 前記サンプリング期間の開始時点における前記第3の保
    持手段内の計時値と、前記サンプリング期間の終了時点
    における前記第3の保持手段内の計時値との差を算出
    し、この結果を該サンプリング期間におけるクロックパ
    ルス計時値として出力する第2の減算手段と、 前記第1の減算手段が算出した速度パルス計数値と、前
    記第2の減算手段が算出したクロックパルス計時値とか
    ら、前記輸送装置の走行速度を算出する第1の演算手段
    と、 所定のサンプリング期間において前記第1の演算手段が
    算出した走行速度と、該サンプリング期間の直後のサン
    プリング期間において前記第1の演算手段が算出した走
    行速度とから、前記輸送装置の加速度または減速度を算
    出する第2の演算手段と、 所定の隣接する2つのサンプリング期間において前記第
    2の演算手段が算出した加速度または減速度と、隣接す
    る2つの該サンプリング期間の直後の隣接する2つのサ
    ンプリング期間において前記第2の演算手段が算出した
    加速度または減速度とから、前記輸送装置の加速度の変
    化量または減速度の変化量を算出する第3の演算手段と
    を具備することを特徴とする速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の速度検出装置において、 前記サンプリング期間毎に前記第1の減算手段が算出し
    た速度パルス計数値と前記第2の減算手段が算出したク
    ロックパルスの計数値を記憶する記憶手段を備え、 前記サンプリング期間の整数倍の所定の演算期間につい
    て前記第1および第2の減算手段の計数値の和を算出
    し、 当該の算出結果に基づき、前記演算期間について走行速
    度を算出し、 前記第2の演算手段は、前記第1の演算手段によって算
    出された隣接する2つの演算期間における走行速度に基
    づき、前記加速度または減速度を算出し、 前記第3の演算手段は、前記第2の演算手段によって算
    出された隣接する2つの演算期間における加速度または
    減速度に基づき、前記加速度の変化量または減速度の変
    化量を算出することを特徴とする速度検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163408A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Yazaki Corp 車両速度検出方法および車両用データ記録装置
US9151772B2 (en) 2010-03-16 2015-10-06 Mitsubishi Electric Corporation Speed detection device

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