JPH08138621A - イオン検出装置 - Google Patents
イオン検出装置Info
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- JPH08138621A JPH08138621A JP6292302A JP29230294A JPH08138621A JP H08138621 A JPH08138621 A JP H08138621A JP 6292302 A JP6292302 A JP 6292302A JP 29230294 A JP29230294 A JP 29230294A JP H08138621 A JPH08138621 A JP H08138621A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion
- ions
- conversion dynode
- deflector
- detector
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- Pending
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J49/00—Particle spectrometers or separator tubes
- H01J49/02—Details
- H01J49/025—Detectors specially adapted to particle spectrometers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、浮遊電子によるバックグラウ
ンドノイズをできる限り排除した高感度のイオン検出を
行なう。 【構成】 イオン検出器の入射口よりも内部側に、入射
するイオンの運動方向に対して略垂直方向の電場を生成
する1対のデフレクタ電極板22、23を設けると共
に、これらデフレクタ電極板22、23により偏向され
る入射イオンの経路に変換ダイノード24を配置する。 【効果】 浮遊電子はデフレクタのアノード22により
トラップされる。
ンドノイズをできる限り排除した高感度のイオン検出を
行なう。 【構成】 イオン検出器の入射口よりも内部側に、入射
するイオンの運動方向に対して略垂直方向の電場を生成
する1対のデフレクタ電極板22、23を設けると共
に、これらデフレクタ電極板22、23により偏向され
る入射イオンの経路に変換ダイノード24を配置する。 【効果】 浮遊電子はデフレクタのアノード22により
トラップされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、質量分析装置等に使用
されるイオン検出装置に関する。
されるイオン検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン検出装置は、質量分析装置の質量
分離部において質量数(m/z)に応じて分離されたイ
オンを検出するために用いられる。一般のイオン検出器
ではイオンが高質量になる程検出効率が落ちるため、高
感度のイオン検出を行なう場合は図5(a)に示すよう
に、イオンを変換ダイノード52に照射して二次電子e
-に変換し、この二次電子e-を電子増倍管53で増幅し
たり、或いは、蛍光体により一旦光に変換し、その光を
光電子増倍管で増幅検出する等により信号を増幅する方
法が取られる。
分離部において質量数(m/z)に応じて分離されたイ
オンを検出するために用いられる。一般のイオン検出器
ではイオンが高質量になる程検出効率が落ちるため、高
感度のイオン検出を行なう場合は図5(a)に示すよう
に、イオンを変換ダイノード52に照射して二次電子e
-に変換し、この二次電子e-を電子増倍管53で増幅し
たり、或いは、蛍光体により一旦光に変換し、その光を
光電子増倍管で増幅検出する等により信号を増幅する方
法が取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】質量分析のためのイオ
ンを生成するイオン源では電子照射による分子励起や高
電圧による帯電等により中性分子からイオンが生成さ
れ、そのイオンがイオンレンズ等により質量分離部に引
き込まれるが、イオン源の構造上、イオン化されない中
性分子や光も一部質量分離部に入り込む。このような中
性粒子がイオン検出器に入射して変換ダイノードに衝突
すると検出目的イオンと同様に二次電子を生成し、これ
が上記二次電子増倍管又は光電子増倍管により捕捉され
てバックグラウンドノイズを形成する。このような中性
粒子に起因するバックグラウンドノイズを低減するた
め、例えば図5(b)に示すように、2枚の遮蔽板5
1、55を使って変換ダイノード56をイオンの入射軸
からずらして配置するという方法が取られている。しか
し、検出すべきイオンが負イオンである場合には、二次
電子変換ダイノード56には高い正電圧Vd(3〜10
kV程度)が印加されるため、中性粒子と検出器構成物
質や残留ガスとの衝突により発生する二次電子(浮遊電
子)が変換ダイノード56に捕捉され、更に電子を放出
する。
ンを生成するイオン源では電子照射による分子励起や高
電圧による帯電等により中性分子からイオンが生成さ
れ、そのイオンがイオンレンズ等により質量分離部に引
き込まれるが、イオン源の構造上、イオン化されない中
性分子や光も一部質量分離部に入り込む。このような中
性粒子がイオン検出器に入射して変換ダイノードに衝突
すると検出目的イオンと同様に二次電子を生成し、これ
が上記二次電子増倍管又は光電子増倍管により捕捉され
てバックグラウンドノイズを形成する。このような中性
粒子に起因するバックグラウンドノイズを低減するた
め、例えば図5(b)に示すように、2枚の遮蔽板5
1、55を使って変換ダイノード56をイオンの入射軸
からずらして配置するという方法が取られている。しか
し、検出すべきイオンが負イオンである場合には、二次
電子変換ダイノード56には高い正電圧Vd(3〜10
kV程度)が印加されるため、中性粒子と検出器構成物
質や残留ガスとの衝突により発生する二次電子(浮遊電
子)が変換ダイノード56に捕捉され、更に電子を放出
する。
【0004】これに対し、負イオンをイオン変換ダイノ
ードにより正イオンに変換したり(特公昭58−722
9号)、湾曲した多重極ロッドを用いる(特開昭62−
264546号)という方法も考案されている。しか
し、前者の方法ではイオンの変換効率が低く、特に高質
量域では効率が30%以下となるため、イオン検出感度
が低下するという問題がある。また、後者の方法では複
雑な加工を要する電極棒が多数必要であるため生産が難
しく、非常に高価なものとなる。
ードにより正イオンに変換したり(特公昭58−722
9号)、湾曲した多重極ロッドを用いる(特開昭62−
264546号)という方法も考案されている。しか
し、前者の方法ではイオンの変換効率が低く、特に高質
量域では効率が30%以下となるため、イオン検出感度
が低下するという問題がある。また、後者の方法では複
雑な加工を要する電極棒が多数必要であるため生産が難
しく、非常に高価なものとなる。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、簡単な
構造でありながら、浮遊電子によるバックグラウンドノ
イズをできる限り排除した高感度のイオン検出を行なう
ことのできるイオン検出装置を提供することにある。
成されたものであり、その目的とするところは、簡単な
構造でありながら、浮遊電子によるバックグラウンドノ
イズをできる限り排除した高感度のイオン検出を行なう
ことのできるイオン検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、入射口より入射するイオンを変換
ダイノードにより二次電子に変換し、該二次電子を検出
することによりイオンの検出を行なうイオン検出装置に
おいて、入射口よりも内部側に、入射するイオンの運動
方向に対して略垂直方向の電場を生成する1対のデフレ
クタ電極板を設けると共に、上記変換ダイノードを、該
1対のデフレクタ電極板により偏向される入射イオンの
経路に配置したことを特徴としている。
に成された本発明は、入射口より入射するイオンを変換
ダイノードにより二次電子に変換し、該二次電子を検出
することによりイオンの検出を行なうイオン検出装置に
おいて、入射口よりも内部側に、入射するイオンの運動
方向に対して略垂直方向の電場を生成する1対のデフレ
クタ電極板を設けると共に、上記変換ダイノードを、該
1対のデフレクタ電極板により偏向される入射イオンの
経路に配置したことを特徴としている。
【0007】
【作用】イオンは入射口から入射した後、両デフレクタ
電極板が生成する電場により偏向されて変換ダイノード
に衝突し、二次電子を生成する。この二次電子を電子増
倍管等の二次電子検出器で検出することにより、入射イ
オンの検出を行なうことができる。一方、検出器内の入
射軸近傍で中性粒子が検出器構成物質や残留ガスと衝突
することにより発生する浮遊電子はエネルギが低いた
め、両デフレクタ電極板が生成する電場によりデフレク
タのアノードに捕捉され、変換ダイノードや二次電子検
出器には入射せず、ノイズを構成しない。また、変換ダ
イノードは入射口から偏向した位置に配置されているた
め、入射口から中性粒子(分子や光)が入射しても変換
ダイノードに当たることはなく、二次電子(浮遊電子)
を生成することがない。
電極板が生成する電場により偏向されて変換ダイノード
に衝突し、二次電子を生成する。この二次電子を電子増
倍管等の二次電子検出器で検出することにより、入射イ
オンの検出を行なうことができる。一方、検出器内の入
射軸近傍で中性粒子が検出器構成物質や残留ガスと衝突
することにより発生する浮遊電子はエネルギが低いた
め、両デフレクタ電極板が生成する電場によりデフレク
タのアノードに捕捉され、変換ダイノードや二次電子検
出器には入射せず、ノイズを構成しない。また、変換ダ
イノードは入射口から偏向した位置に配置されているた
め、入射口から中性粒子(分子や光)が入射しても変換
ダイノードに当たることはなく、二次電子(浮遊電子)
を生成することがない。
【0008】なお、デフレクタ電極板のうち、カソード
の後端を曲げてイオン入射口の正面の位置まで延長して
おくことにより、この中性粒子をデフレクタのカソード
に衝突させ、生成した浮遊電子をデフレクタのアノード
で捕捉することができるようになる。
の後端を曲げてイオン入射口の正面の位置まで延長して
おくことにより、この中性粒子をデフレクタのカソード
に衝突させ、生成した浮遊電子をデフレクタのアノード
で捕捉することができるようになる。
【0009】
【実施例】図4に四重極質量分析装置の概要を示す。ガ
スクロマトグラフ、液体クロマトグラフ等により分離さ
れた試料、或いは他の方法により供給される試料は、イ
オン源11においてイオン化される。なお、本実施例で
は、試料を負イオンにイオン化し、質量分析を行なうも
のとする。イオン化には大気圧化学イオン化法(APC
I)、化学イオン化法(CI)、温度スプレーイオン化
法(TSP)等種々の方法を用いることができるが、本
発明においてはいずれの方法であっても構わない。
スクロマトグラフ、液体クロマトグラフ等により分離さ
れた試料、或いは他の方法により供給される試料は、イ
オン源11においてイオン化される。なお、本実施例で
は、試料を負イオンにイオン化し、質量分析を行なうも
のとする。イオン化には大気圧化学イオン化法(APC
I)、化学イオン化法(CI)、温度スプレーイオン化
法(TSP)等種々の方法を用いることができるが、本
発明においてはいずれの方法であっても構わない。
【0010】イオン化された試料は抽出電極12により
引き出され、イオンレンズ13により四重極14の受け
入れに適した形状及び方向に集束される。四重極14に
おいては、所定の質量数(m/z)を有するイオンのみ
が安定的に振動して四重極14を通過することができ
る。この質量数は四重極14に印加するDC/AC重畳
電圧に応じて変化させることができる。四重極14を通
過したイオンは第2イオンレンズ15によりイオン検出
器16に導入される。
引き出され、イオンレンズ13により四重極14の受け
入れに適した形状及び方向に集束される。四重極14に
おいては、所定の質量数(m/z)を有するイオンのみ
が安定的に振動して四重極14を通過することができ
る。この質量数は四重極14に印加するDC/AC重畳
電圧に応じて変化させることができる。四重極14を通
過したイオンは第2イオンレンズ15によりイオン検出
器16に導入される。
【0011】本発明を実施したイオン検出器16の一例
を図1に示す。図1(a)は電界線を示し、図1(b)
は粒子の動きを示す。両図において21はイオン入射口
(アパーチャ)21aを有する遮蔽板であり、第2イオ
ンレンズ15により加速されたイオンはこの入射口21
aを通ってイオン検出器16に入る。なお、遮蔽板21
自体が第2イオンレンズ15の一部を構成するようにし
てもよい。遮蔽板21の(イオン入射方向に関して)後
部には、1対のデフレクタ電極板22、23がイオン入
射口21aの中心線を挟んで対向して設けられており、
両デフレクタ電極板22、23の後端はアノード22側
に屈曲されている。アノード22の屈曲部22bに対向
する位置には変換ダイノード24が配設されており、屈
曲部22bと変換ダイノード24とで構成される空間の
出口には電子増倍管等の二次電子検出器25が設けられ
ている。なお、デフレクタの両電極板22、23及び変
換ダイノード24は平板状であってもよいし、上記入射
口21aの中心線を囲う円筒状であってもよい。
を図1に示す。図1(a)は電界線を示し、図1(b)
は粒子の動きを示す。両図において21はイオン入射口
(アパーチャ)21aを有する遮蔽板であり、第2イオ
ンレンズ15により加速されたイオンはこの入射口21
aを通ってイオン検出器16に入る。なお、遮蔽板21
自体が第2イオンレンズ15の一部を構成するようにし
てもよい。遮蔽板21の(イオン入射方向に関して)後
部には、1対のデフレクタ電極板22、23がイオン入
射口21aの中心線を挟んで対向して設けられており、
両デフレクタ電極板22、23の後端はアノード22側
に屈曲されている。アノード22の屈曲部22bに対向
する位置には変換ダイノード24が配設されており、屈
曲部22bと変換ダイノード24とで構成される空間の
出口には電子増倍管等の二次電子検出器25が設けられ
ている。なお、デフレクタの両電極板22、23及び変
換ダイノード24は平板状であってもよいし、上記入射
口21aの中心線を囲う円筒状であってもよい。
【0012】変換ダイノード24には+3〜10kV程
度の電圧Vdを印加し、二次電子検出器25の入口には
それよりも1〜10kV程度高い電圧Vaを印加する。
そして、デフレクタのアノード22にはVdと同じ又は
やや低い電圧Vd'を印加し、カソード23にはほぼゼロ
(グラウンド)又は数十〜数百Vの低電圧V0を印加す
る。以上説明したような電極の幾何学的構成及び印加電
圧により、デフレクタ22、23、変換ダイノード24
及び二次電子検出器25の入口の間には図1(a)に示
すような電界が生成される。この電界により、図1
(b)に示すように、イオン入射口21aから入射して
きた負イオン(−)はアノード22側に偏向され、変換
ダイノード24に衝突する。この衝突により生成された
二次電子e-は、変換ダイノード24とそれに対向する
アノード22b及び二次電子検出器25の入口により生
成される電界により二次電子検出器25の入口に導入さ
れる。
度の電圧Vdを印加し、二次電子検出器25の入口には
それよりも1〜10kV程度高い電圧Vaを印加する。
そして、デフレクタのアノード22にはVdと同じ又は
やや低い電圧Vd'を印加し、カソード23にはほぼゼロ
(グラウンド)又は数十〜数百Vの低電圧V0を印加す
る。以上説明したような電極の幾何学的構成及び印加電
圧により、デフレクタ22、23、変換ダイノード24
及び二次電子検出器25の入口の間には図1(a)に示
すような電界が生成される。この電界により、図1
(b)に示すように、イオン入射口21aから入射して
きた負イオン(−)はアノード22側に偏向され、変換
ダイノード24に衝突する。この衝突により生成された
二次電子e-は、変換ダイノード24とそれに対向する
アノード22b及び二次電子検出器25の入口により生
成される電界により二次電子検出器25の入口に導入さ
れる。
【0013】一方、イオン入射口21aから入射する浮
遊電子e-は一般にイオンよりもエネルギが低いため、
デフレクタ22、23の入口部分の電界によりアノード
の水平部22aにトラップされ、変換ダイノード24や
二次電子検出器25には入射しない。更に、中性粒子
(N)は電界により影響されないため直進してカソード
23の屈曲部23bに衝突する。そこで生成された二次
電子e-もアノード22にトラップされ、変換ダイノー
ド24や二次電子検出器25には入射しない。このた
め、浮遊電子によるバックグラウンドノイズの少ない、
感度の高いイオン検出を行なうことができる。
遊電子e-は一般にイオンよりもエネルギが低いため、
デフレクタ22、23の入口部分の電界によりアノード
の水平部22aにトラップされ、変換ダイノード24や
二次電子検出器25には入射しない。更に、中性粒子
(N)は電界により影響されないため直進してカソード
23の屈曲部23bに衝突する。そこで生成された二次
電子e-もアノード22にトラップされ、変換ダイノー
ド24や二次電子検出器25には入射しない。このた
め、浮遊電子によるバックグラウンドノイズの少ない、
感度の高いイオン検出を行なうことができる。
【0014】本発明の別の実施例を図2に示す。本実施
例では、デフレクタ22、23は上記実施例と同じ配置
となっているが、変換ダイノード24は上記実施例とは
垂直に配置されており、それに伴い、二次電子検出器2
5はデフレクタのカソード23の屈曲部23bと変換ダ
イノード24とで構成される空間の出口に設けられてい
る。この実施例の場合も、負イオンはデフレクタの両電
極板22、23により偏向されて変換ダイノード24に
衝突し、生成された二次電子e-は検出器25に導入さ
れて検出される。それに対し、イオン入射口21aから
入る浮遊電子e-及び中性粒子(N)の衝突により生成
された二次電子e-は上記実施例と同様、デフレクタの
アノード22によりトラップされ、検出器25には入ら
ない。
例では、デフレクタ22、23は上記実施例と同じ配置
となっているが、変換ダイノード24は上記実施例とは
垂直に配置されており、それに伴い、二次電子検出器2
5はデフレクタのカソード23の屈曲部23bと変換ダ
イノード24とで構成される空間の出口に設けられてい
る。この実施例の場合も、負イオンはデフレクタの両電
極板22、23により偏向されて変換ダイノード24に
衝突し、生成された二次電子e-は検出器25に導入さ
れて検出される。それに対し、イオン入射口21aから
入る浮遊電子e-及び中性粒子(N)の衝突により生成
された二次電子e-は上記実施例と同様、デフレクタの
アノード22によりトラップされ、検出器25には入ら
ない。
【0015】本発明の第3の実施例を図3に示す。本実
施例では、デフレクタのアノード32がイオン入射口側
でL字形に屈曲されており、後端側ではイオン入射方向
に平行のままとなっている。本実施例ではこのアノード
32の後端側が変換ダイノードの役割を果たす。このア
ノード32の後端側に対向する位置には補助電極板34
が設けられ、二次電子検出器25は両者により構成され
る空間の出口に配置される。補助電極板34にはデフレ
クタのアノード32と同程度の電圧Vdを印加してお
く。イオン入射口21aから入射した負イオンはデフレ
クタの両電極板22、23により形成される電界により
図において上方に偏向され、デフレクタのアノード32
の後端側に衝突する。これにより生成された二次電子は
アノード32の後端側、補助電極板34及び二次電子検
出器25の入口の電圧Vaで形成される電界により二次
電子検出器25に導かれ、そこに入射する。一方、イオ
ン入射口21aから入る浮遊電子e-及び中性粒子
(N)の衝突により生成された二次電子e-は上記両実
施例と同様、デフレクタのアノード32によりトラップ
され、検出器25には入らない。
施例では、デフレクタのアノード32がイオン入射口側
でL字形に屈曲されており、後端側ではイオン入射方向
に平行のままとなっている。本実施例ではこのアノード
32の後端側が変換ダイノードの役割を果たす。このア
ノード32の後端側に対向する位置には補助電極板34
が設けられ、二次電子検出器25は両者により構成され
る空間の出口に配置される。補助電極板34にはデフレ
クタのアノード32と同程度の電圧Vdを印加してお
く。イオン入射口21aから入射した負イオンはデフレ
クタの両電極板22、23により形成される電界により
図において上方に偏向され、デフレクタのアノード32
の後端側に衝突する。これにより生成された二次電子は
アノード32の後端側、補助電極板34及び二次電子検
出器25の入口の電圧Vaで形成される電界により二次
電子検出器25に導かれ、そこに入射する。一方、イオ
ン入射口21aから入る浮遊電子e-及び中性粒子
(N)の衝突により生成された二次電子e-は上記両実
施例と同様、デフレクタのアノード32によりトラップ
され、検出器25には入らない。
【0016】なお、上記説明した3種のイオン検出器は
いずれも負イオンを検出するものとしたが、イオン−二
次電子変換ダイノード24に印加する電圧Vdとデフレ
クタのカソード23に印加する電圧V0の符号を反転し
て負とし、デフレクタのアノード22に印加する電圧V
d'として反転Vdよりも数十〜数百V低い(マイナス側
の)電圧を設定するとともに、二次電子検出器25の入
口電圧Vaとして反転Vdよりも1〜10kV程度高い電
圧を設定することにより、正イオンについても同様に検
出可能である。ただしこの場合には、変換ダイノード2
4で生成された二次電子e-が逆戻りしないように変換
ダイノード24の入射側にグリッドを配置し、このグリ
ッドにVd'の電圧を印加しておくとよい。
いずれも負イオンを検出するものとしたが、イオン−二
次電子変換ダイノード24に印加する電圧Vdとデフレ
クタのカソード23に印加する電圧V0の符号を反転し
て負とし、デフレクタのアノード22に印加する電圧V
d'として反転Vdよりも数十〜数百V低い(マイナス側
の)電圧を設定するとともに、二次電子検出器25の入
口電圧Vaとして反転Vdよりも1〜10kV程度高い電
圧を設定することにより、正イオンについても同様に検
出可能である。ただしこの場合には、変換ダイノード2
4で生成された二次電子e-が逆戻りしないように変換
ダイノード24の入射側にグリッドを配置し、このグリ
ッドにVd'の電圧を印加しておくとよい。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るイオン検出装置では、入射
口から入ってくる浮遊電子はエネルギが低いためデフレ
クタが生成する電場によりデフレクタのアノードに捕捉
されて変換ダイノードや二次電子検出器には入射しない
ため、ノイズを構成しない。
口から入ってくる浮遊電子はエネルギが低いためデフレ
クタが生成する電場によりデフレクタのアノードに捕捉
されて変換ダイノードや二次電子検出器には入射しない
ため、ノイズを構成しない。
【図1】 本発明の第1実施例であるイオン検出装置に
おいて生成される電界線を示す概略断面構成図(a)、
及び、イオン及び電子の動きを示す概略断面構成図
(b)。
おいて生成される電界線を示す概略断面構成図(a)、
及び、イオン及び電子の動きを示す概略断面構成図
(b)。
【図2】 本発明の第2実施例のイオン検出装置におけ
るイオン及び電子の動きを示す概略断面構成図。
るイオン及び電子の動きを示す概略断面構成図。
【図3】 本発明の第2実施例のイオン検出装置におけ
るイオン及び電子の動きを示す概略断面構成図。
るイオン及び電子の動きを示す概略断面構成図。
【図4】 四重極質量分析装置の概略構成図。
【図5】 従来のイオン検出器の概略構成図。
11…イオン源 12…抽出電極 13、15…イオンレンズ 14…四重極 16…イオン検出器 21…遮蔽板 21a…イオン入射口 22…デフレクタ電極のアノード 22a…水平部 22b…屈曲部 23…デフレクタ電極のカソード 23a…水平部 23b…屈曲部 24…変換ダイノード 25…二次電子検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 入射口より入射するイオンを変換ダイノ
ードにより二次電子に変換し、該二次電子を検出するこ
とによりイオンの検出を行なうイオン検出装置におい
て、 入射口よりも内部側に、入射するイオンの運動方向に対
して略垂直方向の電場を生成する1対のデフレクタ電極
板を設けると共に、上記変換ダイノードを、該1対のデ
フレクタ電極板により偏向される入射イオンの経路に配
置したことを特徴とするイオン検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292302A JPH08138621A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | イオン検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292302A JPH08138621A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | イオン検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138621A true JPH08138621A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17780008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6292302A Pending JPH08138621A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | イオン検出装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08138621A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100842867B1 (ko) * | 2006-09-25 | 2008-07-02 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 질량분석장치 |
| WO2010125669A1 (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-04 | キヤノンアネルバ株式会社 | 質量分析用イオン検出装置、イオン検出方法、およびイオン検出装置の製造方法 |
| JP2011510472A (ja) * | 2008-01-24 | 2011-03-31 | パーキンエルマー ヘルス サイエンセズ インコーポレイテッド | 質量分析計のバックグラウンドノイズを低減するための構成要素 |
| JP2013517595A (ja) * | 2010-01-15 | 2013-05-16 | レコ コーポレイション | イオン捕捉型質量分析計 |
| WO2014045360A1 (ja) * | 2012-09-20 | 2014-03-27 | 株式会社島津製作所 | 質量分析装置 |
| WO2018211611A1 (ja) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | 株式会社島津製作所 | イオン検出装置及び質量分析装置 |
| US20240128070A1 (en) * | 2022-10-14 | 2024-04-18 | Kimia Analytics Inc. | Multimode ion detector with wide dynamic range and automatic mode switching |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6292302A patent/JPH08138621A/ja active Pending
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| EP3627534A4 (en) * | 2017-05-17 | 2020-05-06 | Shimadzu Corporation | ION DETECTOR AND MASS SPECTROGRAPHIC DEVICE |
| US20240128070A1 (en) * | 2022-10-14 | 2024-04-18 | Kimia Analytics Inc. | Multimode ion detector with wide dynamic range and automatic mode switching |
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