JPH08140335A - 電磁ポンプの固定抵抗器取付構造 - Google Patents

電磁ポンプの固定抵抗器取付構造

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JPH08140335A
JPH08140335A JP27101594A JP27101594A JPH08140335A JP H08140335 A JPH08140335 A JP H08140335A JP 27101594 A JP27101594 A JP 27101594A JP 27101594 A JP27101594 A JP 27101594A JP H08140335 A JPH08140335 A JP H08140335A
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resistor
hole
fixed resistor
coil
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Yoshihiko Takada
義彦 高田
Tadashi Iwamoto
忠司 岩本
Keiji Kawanishi
恵治 川西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定抵抗器が一旦装着されると容易に外れ
ず、脱落に起因した短絡が起こらず、複数種類の固定抵
抗器に適応することができるようにする。 【構成】 端子台51に付設された端子部材52に装着
されている吐出量調節用の固定抵抗器53を介して電力
が電磁コイル32に供給され、この電力の供給による電
磁コイルの励磁によってポンプ部が駆動され、このポン
プ部の駆動によって吸入口から吸入された流体が吐出口
から吐出されるように構成された電磁ポンプの固定抵抗
器取付構造において、上記端子部材52は、上記端子台
51に互いに対向するように固定された一対の抵抗器支
持突片524によって形成され、これらの抵抗器支持突
片524には、固定抵抗器53の両側部に設けられた一
対の接続用線材端子53aが嵌入可能な抵抗器装着孔5
5が穿設され、これらの抵抗器装着孔55は、長手方向
に大幅寸法の第1長孔55bと、小幅寸法の第2長孔5
5cが連続して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストーブ等の燃焼装置
その他液体供給装置等に適用される電磁ポンプにおい
て、この電磁ポンプに供給する電力量を調整するために
付設される固定抵抗器の着脱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の電磁ポンプ10を示すも
のであり、この電磁ポンプ10は、ストーブ等に付設さ
れた燃料タンクT内の液体燃料Fを、予め設定された一
定の流量でバーナ等の燃焼室に導出するためのものであ
り、筒状のポンプ本体(ポンプ部)11、このポンプ本
体11に周設された電磁コイル12、この電磁コイル1
2への電力供給を中継する端子板13、および上記電磁
コイル12の環状磁路を形成するコ字形状の磁性部材か
らなるヨーク14を備えた基本構成を有する。
【0003】上記ポンプ本体11は、内部に図略のシリ
ンダを主構成として有するとともに、さらにその内部を
上下動可能に内装された図略のプランジャを有し、この
下端部に燃料吸入口15が開口されているとともに、上
端部に燃料吐出部16が形成されている。
【0004】上記電磁コイル12は、ポンプ本体11の
外周に嵌め込まれるボビン17に巻設形成されており、
ボビン17上の上鍔部に形成されている端子板13の接
続端子131に接続されたリード線Jから供給されるパ
ルス状の駆動信号によって励磁されるようになってい
る。そして発生磁束によりプランジャが上方に付勢さ
れ、一方、コイルバネで下方に戻されるようになってい
る。このプランジャの上下往復運動が繰り返されること
により燃料タンクT内の液体燃料Fが燃料吸入口15か
らポンプ本体11内に導入され、燃料吐出部16の図略
の吐出口から燃料導出管Pを介して燃焼室に導出される
ようになっている。
【0005】上記接続端子131は、端子板13を貫通
してその下部が端子板13から下方に突出するように設
定され、この下方突出部分に電磁コイル12からのコイ
ル端末132が結線されている。また、上記端子板13
には固定抵抗器134が設けられており、この固定抵抗
器134を介して電力が電磁コイル12に供給されるよ
うになっている。上記固定抵抗器134は、電磁ポンプ
10の吐出量が許容範囲内となるようにするための調節
用として用いられものである。すなわち、予め行った吐
出量の検査結果に応じて抵抗値が選定され、この抵抗値
を有する固定抵抗器134を介設することによってポン
プ構成部品の寸法精度やバネ類の強さの僅かな誤差に基
づく吐出性能のバラツキが調整されるものである。
【0006】図11は、このような固定抵抗器の取付構
造の一例を示す斜視図である。この図に示すように、端
子板13には、上記固定抵抗器134およびリード線
(電力線)JのプラグJ1接続用のソケット部136を
装着するための、上記接続端子131に相当する三つの
端子部材135が並設されている。上記端子部材135
は、端子板13の上部に突出した抵抗器支持突起135
aと、端子板13を下方に向かって貫通して外部に突出
したコイル側端子135bとから構成されている。上記
抵抗器支持突起135aには上方に開いた抵抗器装着溝
135cが切り込まれているとともに、コイル側端子1
35bには電磁コイル12からのコイル端末132が結
線されている。
【0007】そして、中央および右側の端子部材135
間にはそれらの抵抗器装着溝135cに固定抵抗器13
4aの接続端子134aが嵌め込まれた状態で固定抵抗
器134が装着され、中央および左側の端子部材135
間には、ソケット部136においてプラグJ1が装着さ
れ、リード線Jからの電力が固定抵抗器134およびコ
イル端末132を介して電磁コイル12に供給されるよ
うになっている。このような固定抵抗器134の着脱構
造については、例えば特公平5−82044号公報や実
公平5−10327号公報等に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10およ
び図11に示すような固定抵抗器134の取付構造にお
いては、抵抗器装着溝135cの上部が開放状態になっ
ているため、電磁ポンプ10の組立て時やユーザー等へ
の運搬時等に振動によって接続端子134aが抵抗器装
着溝135cから外れる恐れがある。さらに、電磁ポン
プ10の使用時においてもプランジャの往復動作等によ
って固定抵抗器134に上方に向かう力が加わると、接
続端子134aが抵抗器装着溝135cから外れること
があり、電磁コイル12への電力の供給が中断され、信
頼性に欠けるという問題点を有している。
【0009】また、一方の接続端子134aが抵抗器装
着溝135c内に残留し、他方の接続端子134aのみ
が抵抗器装着溝135cから外れた場合は、この外れた
接続端子134aが他の部材と接触して短絡することが
あり、安全性に欠けるという問題点を有している。
【0010】さらに、抵抗器装着溝135cは、一定幅
のスリット状であるため、接続端子134の径がこの溝
幅に合致した一種類の固定抵抗器134の取り付けしか
行えず、汎用性に欠けるという問題点を有している。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、固定抵抗器が一旦装着され
ると容易に外れず、従って脱落に起因した短絡が起こら
ず、しかも、複数種類の固定抵抗器に適応することが可
能であり、信頼性、安全性および汎用性に富んだ電磁ポ
ンプの固定抵抗器取付構造を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電磁ポンプの固定抵抗器取付構造は、端子台に付設され
た端子部材に装着されている吐出量調節用の固定抵抗器
を介して電力が電磁コイルに供給され、この電力の供給
による電磁コイルの励磁によってポンプ部が駆動され、
このポンプ部の駆動によって吸入口から吸入された流体
が吐出口から吐出されるように構成された電磁ポンプの
固定抵抗器取付構造において、上記端子部材は、上記端
子台に互いに対向するように固定された一対の固定抵抗
器支持突片によって形成され、これらの抵抗器支持突片
には、抵抗器の両側部に設けられた一対の接続端子が嵌
入可能な長孔が穿設され、これらの長孔は、長手方向に
大幅寸法の第1の孔と、小幅寸法の第2の孔が連続して
形成されていることを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項2記載の電磁ポンプの固定
抵抗器取付構造は、請求項1記載の電磁ポンプの固定抵
抗器取付構造において、上記長孔の長手方向一端側であ
って、上記第1の孔には、孔幅が順次狭くなるガイド孔
が連続に形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記請求項1記載の電磁ポンプの固定抵抗器取
付構造によれば、長孔は、長手方向に大幅寸法の第1の
孔と、小幅寸法の第2の孔が連続して形成されているた
め、上記二段階の孔幅のいずれかに合う少なくとも二種
類の固定抵抗器の内のいずれかを選択的に抵抗器支持突
片間に装着することが可能になる。
【0015】上記請求項2記載の電磁ポンプの固定抵抗
器取付構造によれば、長孔の長手方向一端側であって、
上記第1の孔には、孔幅が順次狭くなるガイド孔が連続
に形成されているため、固定抵抗器の接続端子をまずこ
の大きなガイド孔に嵌め込み、孔幅が順次狭くなるガイ
ド孔の傾斜に案内させて固定抵抗器を下降させることに
よって、固定抵抗器を抵抗器支持突片間に容易に装着す
ることができるようになる。
【0016】
【実施例】図1は本発明に係る電磁ポンプの一例を示す
側面視の断面図である。電磁ポンプ1は、筒状のポンプ
本体(ポンプ部)2、このポンプ本体2のシリンダ21
に周設された電磁コイル部3、この電磁コイル部3の環
状磁路の一部を構成するとともにタンクTに対する支持
部を兼用する磁性部材からなるヨーク4、上記電磁コイ
ル部3のコイルボビン31の上端鍔部に延設された端子
部5、およびポンプ本体2の上部に接続される燃料導出
管Pをポンプ本体2に接続する接続部6を備えた構成を
有する。
【0017】上記ポンプ本体2には、上端部が上記シリ
ンダ21の下端部に外嵌固定され、下端部が燃料タンク
T内に充填された液体燃料Fに浸される筒状の燃料吸入
部7が取り付けられており、下端面はメッシュ部材が張
られた燃料吸入口71を有する。シリンダ21の上部に
は燃料吐出部8が設けられている。
【0018】上記ヨーク4は、ポンプ本体2の略中央部
に設けられ、互いに平行な上下で対状をなす水平板部4
1,42と、一側面、例えば右側部に形成された垂直板
部43とから構成され、さらに上下の水平板部41,4
2の中央部には貫通孔が穿設され、これらの貫通孔にシ
リンダ21が挿通されている。
【0019】また、上下部水平板部41,42の貫通孔
の内径は上記シリンダ21の外径よりも若干大きく寸法
設定され、下部水平板部42の貫通孔とシリンダ21の
外周面との隙間部分に円筒状の下部磁性体92が、上部
水平板部41の貫通孔とシリンダ21の外周面との隙間
部分に円筒状の上部磁性体91がそれぞれ所定長だけ離
間して嵌め込まれている。
【0020】下部磁性体92の下部には大径のフランジ
部92aが設けられ、このフランジ部92aが燃料吸入
部7の上部大径部に嵌め込まれた状態で燃料吸入部7を
ヨーク4の下部水平板部42に密着固定している。フラ
ンジ部92aの下端部には環状のシール部材92bが設
けられ、下部磁性体92の下端面とシリンダ21の外周
面および燃料吸入部内周面との隙間がシールされるよう
になっている。
【0021】一方、上部磁性体91の上部にも径方向に
突出した環状のフランジ部91aが設けられ、上部磁性
体91が上部水平板部41の貫通孔に嵌入された状態で
このフランジ部91aが上部水平板部41の貫通孔の内
周縁部に係止されるようになっている。この状態で燃料
吐出部8をその底面部でシリンダ21の上部に螺設され
た雄ネジに螺合することによって、ヨーク4と上部磁性
体91とが当接固定されるようになっている。
【0022】上記シリンダ21の内部には、液体燃料F
をポンプ本体2内に吸引するためのプランジャ22が上
下方向に摺動可能に設けられており、このプランジャ2
2はシリンダ21の上下両側内部に内設された上、下部
コイルバネ23,24によって上下方向の付勢力が均衡
する位置で静止するようになっている。上記プランジャ
22の内部には、ボール体からなる吸入用逆止弁25
と、この吸入用逆止弁25を、吸入側となる閉止側に付
勢する下部弁バネ26とが設置されている。
【0023】また、上部コイルバネ23の上部には吐出
用逆止弁28が設けられており、この上部に吐出用逆止
弁28を、プランジャ22側となる閉止側に付勢する上
部弁バネ29が設けられている。
【0024】上記電磁コイル部3は、ヨーク4の水平板
部41,42間に挟持された状態で上部磁性体91およ
び下部磁性体92に外嵌される筒状体であって、上下に
上鍔部31bおよび下鍔部31aを有する非磁性のボビ
ン31、およびその筒状体に巻成された電磁コイル32
を備えている。上記上鍔部31bの一側端部には端子部
5が延設されている。この端子部5には、電磁コイル3
2にパルス状の駆動信号を供給するためのリード線Jが
接続されているとともに、この端子部5を介してコイル
が延設され、このコイルが巻成されて電磁コイル32が
形成されている。
【0025】上記構成において、電磁コイル32へのパ
ルス駆動信号により電磁コイル32が励磁されて磁束が
発生すると、プランジャ22は磁気吸引力を受けて上記
上部コイルバネ23の付勢力に抗して均衡状態から上昇
させられ、このとき燃料タンクT内の液体燃料Fが燃料
吸入部7の燃料吸入口71から吸引されるとともに、燃
料吐出口81から吐出される。一方、パルス休止期間に
上記磁気吸引力が消滅すると、上部コイルバネ23の反
発力によってプランジャ22が押下げられ、このプラン
ジャ22の下降時に燃料吸入部7内の液体燃料Fが上記
吸入用逆止弁25の設置部の上方に導入される。この動
作が繰り返されることによって一定量の液体燃料Fが燃
料吐出口81からバーナー等の燃焼室に供給される。
【0026】図2は、上記端子部の一例を示す一部切欠
き斜視図である。図3は、図1のA線矢視図であり、端
子部が取り付けられた電磁ポンプの上部を示している。
端子部5は、上記ボビン31の上鍔部31bに延設され
た板状の端子台51と、この端子台51に互いに平行に
付設された三つの端子部材52と、これら三つの端子部
材52の内の中央および右側にある一対の端子部材52
間に挟持固定される固定抵抗器53と、中央および左側
の端子部材52にリード線(電力線)JのプラグJ1を
接続するためのソケット部54とから構成されている。
【0027】上記固定抵抗器53は、電磁ポンプ1の吐
出量が許容範囲内となるように、予め行った吐出量の検
査結果に応じて選定された抵抗値を有し、この固定抵抗
器53を介設することによってポンプ構成部品の寸法精
度やバネ類の強さの僅かな誤差に基づく吐出性能のバラ
ツキが調整されるものである。また、上記ソケット部5
4は、リード線Jの先端部に設けられたプラグJ1を装
着するためのものであり、プラグJ1をソケット部54
の接続孔54aに装着することによってリード線Jから
の電力が、電磁コイル32に供給されるようになってい
る。
【0028】具体的には、図3において右側のリード線
Jを通って供給された電力は、一点鎖線の矢印で示すよ
うに、中央の端子部材52、固定抵抗器53、電磁コイ
ル32および左側の端子部材52を通って他方のリード
線Jに導通されるようになっている。
【0029】図4は、端子部材の一例を示す斜視図であ
り、図5はその側面図である。これらの図に示すよう
に、端子部材52は、水平方向に延びる杆子521と、
この杆子521の両側部に下方に向かって突設された一
対のコイル結束端子522と、上記杆子521から上方
に向かって突設された電源側端子523と、この電源側
端子523に隣接して上方に突設された抵抗器支持突片
524とを有している。上記プラグJ1がソケット部5
4の接続孔54aに嵌挿された状態で、リード線Jと電
源側端子523とが接続されるようになっている。
【0030】上記コイル結束端子522は、電磁コイル
32(図1および図2参照)から遠い位置にある第1端
子522aと、同近い位置にある第2端子522bとか
ら構成されている。これらのコイル結束端子522の先
端適所には、結線用の切込み溝522cが設けられてお
り、コイル端末の結線を容易にしている。
【0031】一方、上記端子台51には、コイル結束端
子522a,522bを貫入するための一対づつの貫入
孔51aがそれぞれに対して3列貫設されている。そし
て、これらの貫入孔51aに上方から第1端子522a
および第2端子522bが貫入され、各第2端子522
bが第1端子522aの方向に折り曲げられ、図2に示
すように、3個の端子部材52が互いに平行に端子台5
1に立設固定された状態になっている。
【0032】そして、図2に示すように、上記上方鍔部
31bの端子部5側には、ボビン31に巻成された電磁
コイル32の端末部分を導出するためのコイル端末案内
溝31cが水平方向に設けられており、両端の端子部材
52の第1端子522aには、上記コイル端末案内溝3
1cから導き出されている電磁コイル32からのコイル
端末34が、二点鎖線で示す若干垂下状態より電磁コイ
ル32から離間する方向に折り曲げられた状態で結線さ
れ、その後第1端子522aがボビン31の方向に折り
返され、この折り返しによってコイル端末案内溝31c
と第1端子522aとの間のコイル端末34が弛み、こ
の弛み部分で這わせ長に余裕を持ったいわゆる余長部3
4aが形成されるようになっている。
【0033】上記抵抗器支持突片524には、図4およ
び図5に示すように、縦長の抵抗器装着孔(長孔)55
が穿設されている。この抵抗器装着孔55は、最上部の
逆三角形状の漏斗孔55aと、この漏斗孔55aの下方
の先細りの部分から下に向けて延設された第1長孔55
bと、さらにこれから下方に延設された第1長孔55b
より溝幅の狭い第2長孔55cとから構成されている。
【0034】そして、上記第1長孔55bの溝幅は、固
定抵抗器53の両端面中央部に突設された標準的な接続
用線材端子53aの径よりも僅かに小幅寸法に設定され
ていて接続用線材端子53aを圧接可能に形成されてい
る。従って、固定抵抗器53の接続用線材端子53a
を、まず漏斗孔55aに嵌め込み、その後固定抵抗器5
3を下方に押圧すれば、接続用線材端子53aが第1長
孔55bに嵌まり込み、第2長孔55cの上縁部に当止
し、固定抵抗器53は抵抗器支持突片524に取り付け
られた状態になる。
【0035】なお、第1長孔55bよりも溝幅の狭い上
記第2長孔55cは、標準的な接続用線材端子53aよ
りも細い径の接続用線材端子53aを有する固定抵抗器
を装着するためのものである。ちなみに、本実施例にお
いては、第1長孔55bは溝幅0.8mmに設定され、
高圧(141V)用の固定抵抗器(電力消費量1W)が
適用される。また、第2長孔55cは溝幅0.6mmに
設定され、低圧(20〜24V)用の固定抵抗器(電力
消費量0.5W)が適用される。
【0036】そして、本実施例においては、漏斗孔55
aの上部は上方に向かって開放されずに架橋部55dが
設けられている。従って、第1長孔55bまたは第2長
孔55cに装着されている接続用線材端子53aが、こ
れらの長孔から外れて上方に飛び出しても、上記架橋部
55dに当止するため固定抵抗器53が抵抗器装着孔5
5から完全に外れてしまうことが有効に阻止される。
【0037】以下、図6〜図9を基に、端子部材52に
おけるコイル端末34の結線方法について説明する。図
6および図7は、コイル結束端子の折り曲げ加工を示す
説明図であり、図6は、折り曲げ加工用の金型が上記端
子に対向して配置された状態、図7は、折り曲げ加工用
の金型によって上記端子が折り曲げられた状態をそれぞ
れ示している。また、図8および図9は、コイル端末の
這わせ長に余裕を持たせた余長部の形成方法を説明する
ための電磁コイルおよび端子部の側面視の説明図であ
り、図8はコイル結束端子が外方に折り曲げられた状
態、図9は、コイル結束端子が内方に折り曲げられた状
態をそれぞれ示している。
【0038】まず、図7に示すように、予め端子部材5
2の前後一対のコイル結束端子522を、端子台51の
貫入孔51a(図2参照)に貫通させてそれらの先端部
を下方に突出させ、端子部材52が端子部5に装着され
た状態にする。
【0039】一方、上記前後一対のコイル結束端子52
2を折り曲げ加工するための金型Kが予め用意されてい
る。この金型Kの表面には、上記コイル結束端子522
の第1端子522aに外方に向かう傾斜を形成させるた
めの傾斜面K1と、同第2端子522bを第1端子52
2aの方向に略直角に折り曲げてかしめるための円弧状
のかしめ凹部K2とが設けられている。
【0040】そして、所定の図略のボビン保持機構にボ
ビン31を固定し、端子部5が上方に折れ曲がらないよ
うにセットされた状態で、図6の白抜き矢印で示すよう
に、端子部5の底部に対向している金型Kを上昇させ
る。そうすれば、金型Kの傾斜面K1は第1端子522
aの内側に当接するとともに、第2端子522bはかし
め凹部K2の円弧面に当接した状態になる。そして、さ
らに金型Kの上昇を継続すると、図7に示すように、第
1端子522aは傾斜面K1に沿うように外方に向かっ
て折り曲げられるとともに、第2端子522bはかしめ
凹部K2の円弧面に誘導されて内側に向かって略直角に
折れ曲がり、端子部材52は端子台51に確実にかしめ
止めされた状態になる。
【0041】つぎに、端子台51に端子部材52がかし
め止めされたボビン31に所定の巻線機を用いた巻線加
工を施す。そして巻線加工の結果、電磁コイル32が形
成されると、巻き始めと巻き終りのコイル端末34の端
部をそれぞれボビン31の上鍔部31bに形成されたコ
イル端末案内溝31cから外部に引き出し、その先端部
を第1端子522aに張設状態で結線する。この場合、
上記結線は、第1端子522aの基端側から先端側に向
かうようにおこなう。そうすれば、上鍔部31bのコイ
ル端末案内溝31から外部に導出されたコイル端末34
は、図8に示すように、その先端部が外方に傾斜した第
1端子に順次上方から下降するように巻成され、弛みな
く第1端子522aに接続された状態になる。
【0042】このような端子部材52の抵抗器支持突片
524に穿設された抵抗器装着孔55に固定抵抗器5の
接続用線材端子53aを嵌挿して固定抵抗器53を抵抗
器支持突片524に固定する。
【0043】そして、つぎにボビン31に巻成された電
磁コイル32の表面に合成樹脂製のテープを巻き付け、
さらにその上からポリビニルアルコール等からなる水性
の接着剤を塗布し、その後、乾燥して接着剤を固化さ
せ、電磁コイル32の保護が完了する。その後、コイル
端末34の巻き付けられた第1端子522aを、図略の
溶融半田浴の中に浸漬する浸漬半田処理を施し、その結
果、コイル端末34の先端部は確実に第1端子522a
に半田付けによって固定された状態になる。
【0044】その後、コイル端末34の結線された第1
端子522aを電磁コイル32の方向に折り曲げること
によって、図9に示すように、ボビン31のコイル端末
案内溝31cと第1端子522aとの間に位置している
コイル端末34が弛み、この部分に余長部34aが形成
される。
【0045】なお、以上の実施例においては、金型Kに
よってコイル結束端子522に折り曲げ加工を施してか
らボビン31にコイル端末34を巻成処理するようにし
ているが、本発明はコイル結束端子522の折り曲げ加
工の後にボビン31にコイルを巻成することに限定され
るものではなく、コイル結束端子522の折り曲げ加工
を行う前にボビン31にコイルを巻成してまず電磁コイ
ル32を形成し、その後コイル結束端子522の折り曲
げ加工を施すようにしてもよい。
【0046】本発明の電磁ポンプの固定抵抗器取付構造
は、以上詳述したように、端子台51に付設された端子
部材52に装着されている固定抵抗器53を介して電力
が電磁コイル32に供給され、この電力の供給による電
磁コイル32の励磁によってプランジャ22が駆動さ
れ、このプランジャ22の駆動によって吸入口71から
吸入された燃料Fが吐出口から吐出されるように構成さ
れた電磁ポンプ1において、上記端子部材52は、端子
台51に互いに対向するように固定された一対の抵抗器
支持突片524によって形成され、これらの抵抗器支持
突片524には、固定抵抗器53の両側部に設けられた
一対の接続端子53aを嵌入するための縦方向の長孔か
らなる抵抗器装着孔55が穿設され、これらの抵抗器装
着孔55は、最上部の逆三角形状の漏斗孔55aと、こ
の漏斗孔55aの下方の先細りの部分から下に向けて延
設された第1長孔55bと、さらにこれから下方に延設
された第1長孔55bより溝幅の狭い第2長孔55cと
から構成されてなるものである。
【0047】従って、上記二段階の孔幅の第1長孔55
bおよび第2長孔55cの内のいずれかに合致する接続
端子53a接続端子を有する二種類の抵抗器の内から所
望のものを選択して抵抗器支持突片524に装着するこ
とが可能であり、従来の溝幅が一種類しかないものに比
べて抵抗器の選択範囲が拡大し、電磁ポンプ1の取付構
造を汎用性に富んだものにすることができ好都合であ
る。
【0048】また、固定抵抗器53を装着する抵抗器支
持突片524には、従来のような上部が開放した抵抗器
装着溝ではなく、上部が開放していない抵抗器装着孔5
5が穿設されているため、一旦装着孔に装着された固定
抵抗器53は、たとえ振動等によって上方に跳ね上がっ
たとしても、その接続端子53aが装着孔の上方縁部に
当止して固定抵抗器53が装着孔から外部に飛び出すの
が有効に阻止され、その結果飛び出した接続端子53a
が他の部材に接触して短絡するようなことがなく、安全
対策上有効である。
【0049】なお、以上の実施例においては、上記抵抗
器支持突片524には、上方から孔幅の異なる漏斗孔5
5a、第1長孔55bおよび第2長孔55cの三種類の
孔が設けられているが、本発明は、抵抗器支持突片52
4に上記三種類の孔が設けられることに限定されるもの
ではなく、三種類を超えて設けてもよいし、孔幅を上方
から下方に向けて順次漸減させるようにしてもよい。こ
のようにすれば、固定抵抗器53の種類の選択範囲がさ
らに拡大する。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の電磁ポンプの固定抵抗器取付構造は、端子台に付
設され、かつ、固定抵抗器が装着される端子部材が、上
記端子台に互いに対向するように固定された一対の抵抗
器支持突片によって形成され、これらの抵抗器支持突片
には、固定抵抗器の両側部に設けられた一対の接続端子
が嵌入可能な長孔が穿設され、これらの長孔は、長手方
向に大幅寸法の第1の孔と、小幅寸法の第2の孔が連続
して形成されてなるものである。
【0051】従って、少なくとも上記二段階の孔幅のい
ずれかに合致する接続端子を有する二種類の固定抵抗器
の内から所望のものを選択して抵抗器支持突片に装着す
ることが可能であり、従来の溝幅が一種類しかないもの
に比べて固定抵抗器の選択範囲が拡大し、電磁ポンプの
取付構造を汎用性に富んだものにすることができ好都合
である。
【0052】また、固定抵抗器を装着する抵抗器支持突
片には、従来のような上部が開放した抵抗器装着溝では
なく、上部が開放していない抵抗器装着孔が穿設されて
いるため、一旦装着孔に装着された固定抵抗器は、たと
え振動等によって上方に跳ね上がったとしても、その接
続端子が装着孔の上方縁部に当止して固定抵抗器が装着
孔から外部に飛び出すのが有効に阻止され、その結果飛
び出した接続端子が他の部材に接触して短絡するような
ことがなく、信頼性が大きくまた安全対策上有効であ
る。
【0053】本発明の請求項2記載の電磁ポンプの固定
抵抗器取付構造によれば、長孔の長手方向一端側であっ
て、上記第1の孔には、孔幅が順次狭くなるガイド孔が
連続に形成されているため、固定抵抗器の接続端子をま
ずこの大きなガイド孔に嵌め込み、孔幅が順次狭くなる
ガイド孔の傾斜に案内させて固定抵抗器を下降させるこ
とによって、固定抵抗器を抵抗器支持突片間に容易に装
着することができるとともに、逆の操作によって容易に
取り外すことが可能であり、固定抵抗器の着脱の操作上
好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁ポンプの一例を示す縦断面図
である。
【図2】本発明に係る固定抵抗器の取付構造が適用され
た端子部材の付設されている端子部の一例を示す一部切
欠き斜視図である。
【図3】図1のA線矢視図である。
【図4】本発明に係る固定抵抗器の取付構造が適用され
た端子部材の一例を示す斜視図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】コイル結束端子の折り曲げ加工を示す説明図で
あり、折り曲げ加工用の金型が上記端子に対向して配置
された状態を示している。
【図7】コイル結束端子の折り曲げ加工を示す説明図で
あり、折り曲げ加工用の金型が上記端子を折り曲げた状
態を示している。
【図8】ボビンおよび端子部の側面視の説明図であり、
コイル結束端子が外方に折り曲げられた状態を示してい
る。
【図9】ボビンおよび端子部の側面視の説明図であり、
コイル結束端子が内方に折り曲げられた状態を示してい
る。
【図10】従来の固定抵抗器の取付構造が適用された電
磁ポンプの一例を示す側面図である。
【図11】従来の固定抵抗器の取付構造の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ 2 ポンプ本体 3 電磁コイル 31 ボビン 31a 下鍔部 31b 上鍔部 31c コイル端末案内溝 32 電磁コイル 34 コイル端末 34a 余長部 4 ヨーク 5 端子部 51 端子板 51a 貫入孔 52 端子部材 521 杆子 522 コイル結束端子 522a 第1端子 522b 第2端子 522c 切込み溝 523 電源側端子 524 抵抗器支持突片 53 固定抵抗器 53a 接続端子(接続用線材端子) 54 ソケット部 54a 接続孔 55 抵抗器装着孔 55a 漏斗孔(ガイド孔) 55b 第1長孔 55c 第2長孔 J リード線 J1 プラグ K 金型 K1 傾斜面 K2 かしめ凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子台に付設された端子部材に装着され
    ている吐出量調節用の固定抵抗器を介して電力が電磁コ
    イルに供給され、この電力の供給による電磁コイルの励
    磁によってポンプ部が駆動され、このポンプ部の駆動に
    よって吸入口から吸入された流体が吐出口から吐出され
    るように構成された電磁ポンプの固定抵抗器取付構造に
    おいて、上記端子部材は、上記端子台に互いに対向する
    ように固定された一対の抵抗器支持突片によって形成さ
    れ、これらの抵抗器支持突片には、固定抵抗器の両側部
    に設けられた一対の接続用線材端子が嵌入可能な長孔が
    穿設され、これらの長孔は、長手方向に大幅寸法の第1
    の孔と、小幅寸法の第2の孔が連続して形成されている
    ことを特徴とする電磁ポンプの固定抵抗器取付構造。
  2. 【請求項2】 上記長孔の長手方向一端側であって、上
    記第1の孔には、孔幅が順次狭くなるガイド孔が連続に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁ポ
    ンプの固定抵抗器取付構造。
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