JPH08141A - 釣 糸 - Google Patents
釣 糸Info
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- JPH08141A JPH08141A JP6162803A JP16280394A JPH08141A JP H08141 A JPH08141 A JP H08141A JP 6162803 A JP6162803 A JP 6162803A JP 16280394 A JP16280394 A JP 16280394A JP H08141 A JPH08141 A JP H08141A
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- acrylic acid
- meth
- binder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】リールから繰り出された釣糸の長さを電気的に
正確に測定することが出来る様にした釣糸であって、そ
の機能を長期間に渡って維持し得る様に改良された釣糸
を提供する。 【構成】糸本体の長手方向に所定の間隔を設けて電気的
に測定することの出来る固体粉末とバインダーとの混合
物を被着して成る釣糸において、バインダーとして次の
(a)〜(c)の何れかを使用したことを特徴とする釣
糸。 (a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物 (b)ポリアミド樹脂 (c)塩化ビニリデン系樹脂
正確に測定することが出来る様にした釣糸であって、そ
の機能を長期間に渡って維持し得る様に改良された釣糸
を提供する。 【構成】糸本体の長手方向に所定の間隔を設けて電気的
に測定することの出来る固体粉末とバインダーとの混合
物を被着して成る釣糸において、バインダーとして次の
(a)〜(c)の何れかを使用したことを特徴とする釣
糸。 (a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物 (b)ポリアミド樹脂 (c)塩化ビニリデン系樹脂
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣糸に関するものであ
り、詳しくは、リールから繰り出された釣糸の長さを電
気的に正確に測定することが出来る様にした釣糸であっ
て、その機能を長期間に渡って維持し得る様に改良され
た釣糸に関するものである。
り、詳しくは、リールから繰り出された釣糸の長さを電
気的に正確に測定することが出来る様にした釣糸であっ
て、その機能を長期間に渡って維持し得る様に改良され
た釣糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭59−6616号公報には、リー
ルから繰り出された釣糸の長さを電気的に正確に測定す
ることが出来る様にした釣糸が提案されている。すなわ
ち、上記の公報には、糸本体の長手方向に所定の間隔を
設けて磁性材料によって目印を付けた釣糸が提案されて
いる。
ルから繰り出された釣糸の長さを電気的に正確に測定す
ることが出来る様にした釣糸が提案されている。すなわ
ち、上記の公報には、糸本体の長手方向に所定の間隔を
設けて磁性材料によって目印を付けた釣糸が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公報には、目印の形成手段に関し、糸本体の内部に磁性
材料を浸透させると言う説明と共に糸本体の表面に付着
させると言う説明しかなされておらず、目印の具体的な
形成手段は開示されていない。
公報には、目印の形成手段に関し、糸本体の内部に磁性
材料を浸透させると言う説明と共に糸本体の表面に付着
させると言う説明しかなされておらず、目印の具体的な
形成手段は開示されていない。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、その目的は、リールから繰り出された釣糸の長さ
を電気的に正確に測定することが出来る様にした釣糸で
あって、その機能を長期間に渡って維持し得る様に改良
された釣糸を提供することにある。
あり、その目的は、リールから繰り出された釣糸の長さ
を電気的に正確に測定することが出来る様にした釣糸で
あって、その機能を長期間に渡って維持し得る様に改良
された釣糸を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、糸本体の長手方向に所定の間隔を設けて電気的に測
定することの出来る固体粉末と樹脂バインダーとの混合
物を被着して成る釣糸において、バインダーとして次の
(a)〜(c)の何れかを使用したことを特徴とする釣
糸に存する。 (a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物 (b)ポリアミド樹脂 (c)塩化ビニリデン系樹脂
は、糸本体の長手方向に所定の間隔を設けて電気的に測
定することの出来る固体粉末と樹脂バインダーとの混合
物を被着して成る釣糸において、バインダーとして次の
(a)〜(c)の何れかを使用したことを特徴とする釣
糸に存する。 (a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物 (b)ポリアミド樹脂 (c)塩化ビニリデン系樹脂
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、糸本体としては、超高分子量ポリエチレンフィ
ラメントを複数本集束して成る糸状体を使用するのが好
ましい。斯かる超高分子量ポリエチレン製釣糸は、高強
力かつ低伸度であるため、例えば、胴突仕掛けにおける
道糸として使用した場合、長尺であっても、正確に棚取
りが出来、また、魚信が取り易いと言う特徴がある。
おいて、糸本体としては、超高分子量ポリエチレンフィ
ラメントを複数本集束して成る糸状体を使用するのが好
ましい。斯かる超高分子量ポリエチレン製釣糸は、高強
力かつ低伸度であるため、例えば、胴突仕掛けにおける
道糸として使用した場合、長尺であっても、正確に棚取
りが出来、また、魚信が取り易いと言う特徴がある。
【0007】そして、胴突仕掛けの道糸として、超高分
子量ポリエチレンを組紐状に製紐し、一定長毎に多色に
着色した釣糸が上市されている。超高分子量ポリエチレ
ンの製紐は、強力化するために行われ、また、定長着色
は、正確な棚取りを手元で行い得るようにするために行
われる。本発明においては、多色着色に代え、電気的に
測定することの出来る固体粉末とバインダーとの混合物
を被着することにより、リールから繰り出された釣糸の
長さを電気的に正確に測定することが出来る様にする。
勿論、一定長毎の多色着色を併用してもよい。
子量ポリエチレンを組紐状に製紐し、一定長毎に多色に
着色した釣糸が上市されている。超高分子量ポリエチレ
ンの製紐は、強力化するために行われ、また、定長着色
は、正確な棚取りを手元で行い得るようにするために行
われる。本発明においては、多色着色に代え、電気的に
測定することの出来る固体粉末とバインダーとの混合物
を被着することにより、リールから繰り出された釣糸の
長さを電気的に正確に測定することが出来る様にする。
勿論、一定長毎の多色着色を併用してもよい。
【0008】本発明において、超高分子量ポリエチレン
としては、重量平均分子量が50万以上、好ましくは1
00万以上のポリエチレンが使用される。超高分子量ポ
リエチレンには、5モル%以下の範囲において、プロピ
レン、ブチレン等が共重合されていてもよい。
としては、重量平均分子量が50万以上、好ましくは1
00万以上のポリエチレンが使用される。超高分子量ポ
リエチレンには、5モル%以下の範囲において、プロピ
レン、ブチレン等が共重合されていてもよい。
【0009】超高分子量ポリエチレンのフィラメント
は、例えば、特開昭55−5228号公報、特開昭55
−14245号公報、特開昭55−107506号公
報、特開昭59−130313号公報に記載された方法
によって製造され、高強度かつ高弾性率の特徴を有す
る。
は、例えば、特開昭55−5228号公報、特開昭55
−14245号公報、特開昭55−107506号公
報、特開昭59−130313号公報に記載された方法
によって製造され、高強度かつ高弾性率の特徴を有す
る。
【0010】上記のフィラメントの繊度は、0.5〜2
0デニール(d)が適当であり、特に、1〜5dが好ま
しい。そして、フィラメントの引張強度は15g/d以
上、好ましくは20g/d以上、結節強度は10g/d
以上、好ましくは15g/d以上、初期弾性率は500
g/d以上、好ましくは800g/d以上であるのがよ
い。そして、上記のフィラメントは、合計繊度50〜3
50dとなるように集束され、必要に応じて加撚や熱セ
ットが施され、本発明における糸条体と使用される。ま
た、上記のフィラメントの集束体は、その5〜20本が
製紐され、本発明における糸条体として使用される。
0デニール(d)が適当であり、特に、1〜5dが好ま
しい。そして、フィラメントの引張強度は15g/d以
上、好ましくは20g/d以上、結節強度は10g/d
以上、好ましくは15g/d以上、初期弾性率は500
g/d以上、好ましくは800g/d以上であるのがよ
い。そして、上記のフィラメントは、合計繊度50〜3
50dとなるように集束され、必要に応じて加撚や熱セ
ットが施され、本発明における糸条体と使用される。ま
た、上記のフィラメントの集束体は、その5〜20本が
製紐され、本発明における糸条体として使用される。
【0011】本発明において、電気的に測定することの
出来る固体粉末としては、特公昭59−6616号公報
に記載された釣糸の場合と同様に磁性体粉末を使用する
ことが出来る。磁性体としては、特に制限されず、公知
の各種の磁性体を使用することが出来、適当な磁性体と
しては、鉄、コバルト、ニッケル系の磁性体が挙げられ
る。また、本発明において、BaTiO3 、PbTiO
3 、KNbO3 、KTaO3 、LiTaO3 等の強誘電
体の粉末を使用することも出来る。これらの固体は、通
常、5μm以下の粉末として使用される。
出来る固体粉末としては、特公昭59−6616号公報
に記載された釣糸の場合と同様に磁性体粉末を使用する
ことが出来る。磁性体としては、特に制限されず、公知
の各種の磁性体を使用することが出来、適当な磁性体と
しては、鉄、コバルト、ニッケル系の磁性体が挙げられ
る。また、本発明において、BaTiO3 、PbTiO
3 、KNbO3 、KTaO3 、LiTaO3 等の強誘電
体の粉末を使用することも出来る。これらの固体は、通
常、5μm以下の粉末として使用される。
【0012】本発明の特徴は、特定の樹脂をバイダーと
して使用することにより、上記の固体粉末(以下、信号
用固体粉末と表現する)を釣糸に強固に被着した点にあ
る。そして、本発明において、バイダーとしては、
(a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物、
(b)ポリアミド樹脂、(c)塩化ビニリデン系樹脂の
何れかが使用される。
して使用することにより、上記の固体粉末(以下、信号
用固体粉末と表現する)を釣糸に強固に被着した点にあ
る。そして、本発明において、バイダーとしては、
(a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物、
(b)ポリアミド樹脂、(c)塩化ビニリデン系樹脂の
何れかが使用される。
【0013】そして、本発明において、信号用固体粉末
とバインダーとの混合物を使用し、主として、釣糸の表
面にその長手方向に所定の間隔で信号用固体粉末を被着
させる。そして、上記の各バインダーによって得られる
塗膜は、耐摩擦性に優れており、斯かる特性のバインダ
ーによって信号用固体粉末は、釣糸本体の表面に強固に
被着させられる。
とバインダーとの混合物を使用し、主として、釣糸の表
面にその長手方向に所定の間隔で信号用固体粉末を被着
させる。そして、上記の各バインダーによって得られる
塗膜は、耐摩擦性に優れており、斯かる特性のバインダ
ーによって信号用固体粉末は、釣糸本体の表面に強固に
被着させられる。
【0014】先ず、(メタ)アクリル酸系重合体とエチ
レンイミン誘導体との1:0.025〜0.25重量比
の混合物から成るバインダー(以下、「バインダー
(a)」と表現する)について説明する。
レンイミン誘導体との1:0.025〜0.25重量比
の混合物から成るバインダー(以下、「バインダー
(a)」と表現する)について説明する。
【0015】本発明において、(メタ)アクリル酸系重
合体としては、(メタ)アクリル酸単位を含有する重合
体である限り特に制限はなく、単独重合体または共重合
体の何れであってもよい。具体的には、例えば、次の表
1に列挙した単量体の単独重合体またはこれらの単量体
を適宜組み合わせて得られる共重合体が挙げられる。な
お、本発明において、(メタ)アクリル酸の用語は、ア
クリル酸およびメタクリル酸の何れか又は両者の混合物
を意味する(以下、同じ)。
合体としては、(メタ)アクリル酸単位を含有する重合
体である限り特に制限はなく、単独重合体または共重合
体の何れであってもよい。具体的には、例えば、次の表
1に列挙した単量体の単独重合体またはこれらの単量体
を適宜組み合わせて得られる共重合体が挙げられる。な
お、本発明において、(メタ)アクリル酸の用語は、ア
クリル酸およびメタクリル酸の何れか又は両者の混合物
を意味する(以下、同じ)。
【0016】
【表1】 (1)(メタ)アクリル酸 (2)(メタ)アクリル酸とアルカノールアミンのエス
テル (3)(メタ)アクリル酸と5−アミノベンゾトリアゾ
ールとの酸アミド
テル (3)(メタ)アクリル酸と5−アミノベンゾトリアゾ
ールとの酸アミド
【0017】上記のアルカノールアミンとしては、具体
的には、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、ジプロピルエタノールアミン、ジブチルエタ
ノールアミン、ジメチルプロパノールアミン、ジメチル
ブタノールアミン等が挙げられる。また、上記の5−ア
ミノベンゾトリアゾールとしては、具体的には、次の表
2〜5に示す各種のトリアゾール化合物が挙げられる。
的には、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、ジプロピルエタノールアミン、ジブチルエタ
ノールアミン、ジメチルプロパノールアミン、ジメチル
ブタノールアミン等が挙げられる。また、上記の5−ア
ミノベンゾトリアゾールとしては、具体的には、次の表
2〜5に示す各種のトリアゾール化合物が挙げられる。
【0018】
【表2】 2−(3′−メチル−2′−ヒドロキシフェニル)−5
−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジメチル−2′−ヒドロキシフェニ
ル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′−t−ブチル−5′−メチル−2′−ヒドロ
キシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒドロキシ
フェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール
−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジメチル−2′−ヒドロキシフェニ
ル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′−t−ブチル−5′−メチル−2′−ヒドロ
キシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒドロキシ
フェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール
【0019】
【表3】 2−(3′,5′−ジ−t−アミル−2′−ヒドロキシ
フェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジ−t−オクチル−2′−ヒドロキ
シフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−[3′,5′−ジ−(α,αージメチルベンジル)
−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾトリ
アゾール 2−[3′−(α,αージメチルベンジル)−5′−メ
チル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾ
トリアゾール
フェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′,5′−ジ−t−オクチル−2′−ヒドロキ
シフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−[3′,5′−ジ−(α,αージメチルベンジル)
−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾトリ
アゾール 2−[3′−(α,αージメチルベンジル)−5′−メ
チル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾ
トリアゾール
【0020】
【表4】 2−[3′−(α,αージメチルベンジル)−5′−t
−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベ
ンゾトリアゾール 2−[3′−(α,αージメチルベンジル)−5′−t
−オクチル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノ
ベンゾトリアゾール 2−[3′−t−ブチル−5′−(α,αージメチルベ
ンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベ
ンゾトリアゾール 2−[3′−t−オクチル−5′−(α,αージメチル
ベンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノ
ベンゾトリアゾール
−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベ
ンゾトリアゾール 2−[3′−(α,αージメチルベンジル)−5′−t
−オクチル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノ
ベンゾトリアゾール 2−[3′−t−ブチル−5′−(α,αージメチルベ
ンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベ
ンゾトリアゾール 2−[3′−t−オクチル−5′−(α,αージメチル
ベンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノ
ベンゾトリアゾール
【0021】
【表5】 2−[3′−(αーメチルベンジル)−5′−t−オク
チル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾ
トリアゾール 2−(3′−ベンジル−5′−t−ブチル−2′−ヒド
ロキシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′−N−フェニルカルボアミド−5′−t−ブ
チル−2′−ヒドロキシフェニル)−5−アミノベンゾ
トリアゾール 2−(3′−t−ブチル−5′−メトキシ−2′−ヒド
ロキシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール
チル−2′−ヒドロキシフェニル]−5−アミノベンゾ
トリアゾール 2−(3′−ベンジル−5′−t−ブチル−2′−ヒド
ロキシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール 2−(3′−N−フェニルカルボアミド−5′−t−ブ
チル−2′−ヒドロキシフェニル)−5−アミノベンゾ
トリアゾール 2−(3′−t−ブチル−5′−メトキシ−2′−ヒド
ロキシフェニル)−5−アミノベンゾトリアゾール
【0022】前記の表1に示した各単量体は、通常、次
のような割合で共重合される。すなわち、単量体(1)
と(2)の場合は、単量体(2)100重量部当たり単
量体(1)が3〜20重量部の範囲、単量体(2)と
(3)の場合は、単量体(2)100重量部当たり単量
体(3)が3〜150重量部の範囲、単量体(1)と
(3)の場合は、単量体(3)100重量部当たり単量
体(1)が3〜20重量部の範囲で共重合される。
のような割合で共重合される。すなわち、単量体(1)
と(2)の場合は、単量体(2)100重量部当たり単
量体(1)が3〜20重量部の範囲、単量体(2)と
(3)の場合は、単量体(2)100重量部当たり単量
体(3)が3〜150重量部の範囲、単量体(1)と
(3)の場合は、単量体(3)100重量部当たり単量
体(1)が3〜20重量部の範囲で共重合される。
【0023】単量体の(1)と(2)又は(2)と
(3)とを共重合して得られる(メタ)アクリル酸系共
重合体は、特開昭62−283144号公報または特開
昭63−248863号公報に記載され公知であるた
め、これらの公報に記載された共重合方法に従って得る
ことが出来る。
(3)とを共重合して得られる(メタ)アクリル酸系共
重合体は、特開昭62−283144号公報または特開
昭63−248863号公報に記載され公知であるた
め、これらの公報に記載された共重合方法に従って得る
ことが出来る。
【0024】本発明において、(メタ)アクリル酸系重
合体の分子量は、特に制限されないが、一般的には、数
平均分子量約1,000〜200,000程度、好まし
くは約50,000〜150,000程度が好適であ
る。また、(メタ)アクリル酸系重合体は、全単量体中
15重量%未満の範囲において、スチレン、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシアルキルエステル等の第3の単量体を共重合してい
てもよく、更には、単量体の(1)と(2)が第4級ア
ンモニウム塩を含む各種の塩の形であってもよい。そし
て、塩の形成は、重合後に行うことも出来る。
合体の分子量は、特に制限されないが、一般的には、数
平均分子量約1,000〜200,000程度、好まし
くは約50,000〜150,000程度が好適であ
る。また、(メタ)アクリル酸系重合体は、全単量体中
15重量%未満の範囲において、スチレン、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシアルキルエステル等の第3の単量体を共重合してい
てもよく、更には、単量体の(1)と(2)が第4級ア
ンモニウム塩を含む各種の塩の形であってもよい。そし
て、塩の形成は、重合後に行うことも出来る。
【0025】本発明において、エチレンイミン誘導体は
架橋剤として作用する。エチレンイミン誘導体として
は、特に、末端にイソシアナート基を有するウレタンプ
レポリマーにエチレンイミンを反応させて得られる実質
的に水に不溶なエチレン尿素化合物が好適である。
架橋剤として作用する。エチレンイミン誘導体として
は、特に、末端にイソシアナート基を有するウレタンプ
レポリマーにエチレンイミンを反応させて得られる実質
的に水に不溶なエチレン尿素化合物が好適である。
【0026】上記のエチレン尿素化合物は、例えば、特
公昭55−21780号公報によって公知であり、従っ
て、上記の公報に記載の方法に従い、末端ヒドロキシポ
リオールに有機ポリイソシアネートを過剰に加えて反応
を行って末端にイソシアナート基を有するウレタンプレ
ポリマーを得、更に、これに含まれる末端NCO基モル
数と略等モル量のエチレンイミンを加えて40〜70℃
で2〜4時間反応させて得ることが出来る。
公昭55−21780号公報によって公知であり、従っ
て、上記の公報に記載の方法に従い、末端ヒドロキシポ
リオールに有機ポリイソシアネートを過剰に加えて反応
を行って末端にイソシアナート基を有するウレタンプレ
ポリマーを得、更に、これに含まれる末端NCO基モル
数と略等モル量のエチレンイミンを加えて40〜70℃
で2〜4時間反応させて得ることが出来る。
【0027】ウレタンプレポリマーの調製に当たって
は、ポリオール成分として、アルキレンジオールと脂肪
族ジカルボン酸とを反応して得られる各種のポリエステ
ルポリオール等やその他のポリオール成分を使用するこ
とが出来、また、ポリイソシアネート成分としては、ヘ
キサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネ
ートやその他のポリイソシアネート成分を使用すること
が出来、反応は常法によって行うことが出来る。
は、ポリオール成分として、アルキレンジオールと脂肪
族ジカルボン酸とを反応して得られる各種のポリエステ
ルポリオール等やその他のポリオール成分を使用するこ
とが出来、また、ポリイソシアネート成分としては、ヘ
キサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネ
ートやその他のポリイソシアネート成分を使用すること
が出来、反応は常法によって行うことが出来る。
【0028】本発明におけるバインダー(a)の特徴
は、架橋剤としてエチレンイミン誘導体を使用し、且
つ、(メタ)アクリル酸系重合体およびエチレンイミン
誘導体を特定量の範囲で使用した点にある。すなわち、
バインダー(a)によって得られる塗膜の耐摩擦性を高
めて糸本体の表面に長期間に渡って信号用固体粉末を被
着させておくため、(メタ)アクリル酸系重合体とエチ
レンイミン誘導体との割合を重量比で1:0.025〜
0.25とする。
は、架橋剤としてエチレンイミン誘導体を使用し、且
つ、(メタ)アクリル酸系重合体およびエチレンイミン
誘導体を特定量の範囲で使用した点にある。すなわち、
バインダー(a)によって得られる塗膜の耐摩擦性を高
めて糸本体の表面に長期間に渡って信号用固体粉末を被
着させておくため、(メタ)アクリル酸系重合体とエチ
レンイミン誘導体との割合を重量比で1:0.025〜
0.25とする。
【0029】信号用固体粉末は、バインダー(a)との
混合物として使用されるが、この混合物において、(メ
タ)アクリル酸系重合体は、信号用固体粉末に対して8
〜12重量倍、エチレンイミン誘導体は、信号用固体粉
末に対して0.3〜2重量倍、好ましくは0.5〜1.
5重量部の範囲で使用するのが好ましい。バインダー
(a)に対する信号用固体粉末の割合は、適宜選択され
る。
混合物として使用されるが、この混合物において、(メ
タ)アクリル酸系重合体は、信号用固体粉末に対して8
〜12重量倍、エチレンイミン誘導体は、信号用固体粉
末に対して0.3〜2重量倍、好ましくは0.5〜1.
5重量部の範囲で使用するのが好ましい。バインダー
(a)に対する信号用固体粉末の割合は、適宜選択され
る。
【0030】また、バインダー(a)を構成する上記の
各原料成分は、何れも、水を媒体とするスラリー状態で
調製するのが取扱が簡便である。例えば、前述の(メ
タ)アクリル酸系重合体は、通常、固形分濃度30〜4
0重量%、pH7前後のアニオン系懸濁液として、ま
た、前述のエチレンイミン誘導体は、固形分濃度10〜
25重量%、pH9.5前後のアニオン系懸濁液として
調製するのがよい。そして、信号用固体粉末は、水媒体
スラリー中に混合して使用される。
各原料成分は、何れも、水を媒体とするスラリー状態で
調製するのが取扱が簡便である。例えば、前述の(メ
タ)アクリル酸系重合体は、通常、固形分濃度30〜4
0重量%、pH7前後のアニオン系懸濁液として、ま
た、前述のエチレンイミン誘導体は、固形分濃度10〜
25重量%、pH9.5前後のアニオン系懸濁液として
調製するのがよい。そして、信号用固体粉末は、水媒体
スラリー中に混合して使用される。
【0031】そして、前記のエチレン尿素化合物の水媒
体スラリーの調製に当たっては、特公昭55−2178
0号公報に記載に従い、乳化剤として、末端に水酸基を
有するポリエチレンオキサイド化合物と等モル以上の有
機ポリイソシアネート化合物との反応生成物であって、
その末端のイソシアネート基がマスクッド化合物によっ
てマスクされた化合物を使用するのが好ましい。
体スラリーの調製に当たっては、特公昭55−2178
0号公報に記載に従い、乳化剤として、末端に水酸基を
有するポリエチレンオキサイド化合物と等モル以上の有
機ポリイソシアネート化合物との反応生成物であって、
その末端のイソシアネート基がマスクッド化合物によっ
てマスクされた化合物を使用するのが好ましい。
【0032】上記のポリエチレンオキサイド化合物は、
エチレングリコール等のアルコール類、アミン、アミノ
化合物を開始剤とし、これにエチレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドを付加反応することにより得られ、
通常、数平均分子量が1000〜20000のものが好
適である。そして、上記のポリエチレンオキサイド化合
物と反応させられる有機ポリイソシアネート化合物とし
ては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
等が使用され、マスクッド化合物としては、イソシアネ
ート基のマスクに常用されている化合物、例えば、ε−
カプロラクタム、フェノール等が挙げられる。
エチレングリコール等のアルコール類、アミン、アミノ
化合物を開始剤とし、これにエチレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドを付加反応することにより得られ、
通常、数平均分子量が1000〜20000のものが好
適である。そして、上記のポリエチレンオキサイド化合
物と反応させられる有機ポリイソシアネート化合物とし
ては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
等が使用され、マスクッド化合物としては、イソシアネ
ート基のマスクに常用されている化合物、例えば、ε−
カプロラクタム、フェノール等が挙げられる。
【0033】上記の乳化剤を使用したエチレン尿素化合
物の水媒体スラリーは、エチレン尿素化合物100重量
部に上記の乳化剤3〜100重量部、好ましくは10〜
80重量部を配合し、これをミキサーにより、温度5〜
30℃、好ましくは20〜30℃で均一に混合し、これ
に、温度5〜20℃、好ましくは15〜20℃の水50
0〜800重量部を徐々に滴下して乳化処理することに
よって調製される。上記の水性媒体においては、エチレ
ン尿素化合物のみならず、乳化剤自身も加熱処理によっ
て架橋反応するため、乳化剤を除去するソーピング等の
操作は不要である。
物の水媒体スラリーは、エチレン尿素化合物100重量
部に上記の乳化剤3〜100重量部、好ましくは10〜
80重量部を配合し、これをミキサーにより、温度5〜
30℃、好ましくは20〜30℃で均一に混合し、これ
に、温度5〜20℃、好ましくは15〜20℃の水50
0〜800重量部を徐々に滴下して乳化処理することに
よって調製される。上記の水性媒体においては、エチレ
ン尿素化合物のみならず、乳化剤自身も加熱処理によっ
て架橋反応するため、乳化剤を除去するソーピング等の
操作は不要である。
【0034】次に、ポリアミド樹脂から成るバインダー
(以下、「バインダー(b)」と表現する)について説
明する。
(以下、「バインダー(b)」と表現する)について説
明する。
【0035】バインダー(b)は、糸本体として、超高
分子量ポリエチレンフィラメントを複数本集束して成る
糸条体、特には、条体が超高分子量ポリエチレンフィラ
メントの集束体を多数本製紐して成る組紐の場合に好適
に使用される。すなわち、バインダー(b)は、結晶化
速度が適切な範囲にあるため、糸条体に被着した際、そ
の一部は、糸条体の間隙部に容易に侵入して結晶化し、
アンカー的効果を発揮する。従って、バインダー(b)
によって得られる塗膜は、優れた耐摩擦性を発揮し、糸
本体の表面に長期間に渡って信号用固体粉末を被着させ
ておくことが出来る。
分子量ポリエチレンフィラメントを複数本集束して成る
糸条体、特には、条体が超高分子量ポリエチレンフィラ
メントの集束体を多数本製紐して成る組紐の場合に好適
に使用される。すなわち、バインダー(b)は、結晶化
速度が適切な範囲にあるため、糸条体に被着した際、そ
の一部は、糸条体の間隙部に容易に侵入して結晶化し、
アンカー的効果を発揮する。従って、バインダー(b)
によって得られる塗膜は、優れた耐摩擦性を発揮し、糸
本体の表面に長期間に渡って信号用固体粉末を被着させ
ておくことが出来る。
【0036】バインダー(b)のポリアミドとしては、
特に制限されず、従来公知のポリアミドを使用すること
が出来る。しかしながら、バインダー(b)の場合は、
前述した様に、その一部がフィラメントの各集束体の間
隙部に侵入した状態で設けることが好ましく、通常、低
粘度の状態で糸条体の表面に塗布される。従って、ギ酸
などに溶解して使用する通常のポリアミドよりも、アル
コール可溶性ポリアミドが好適に使用される。
特に制限されず、従来公知のポリアミドを使用すること
が出来る。しかしながら、バインダー(b)の場合は、
前述した様に、その一部がフィラメントの各集束体の間
隙部に侵入した状態で設けることが好ましく、通常、低
粘度の状態で糸条体の表面に塗布される。従って、ギ酸
などに溶解して使用する通常のポリアミドよりも、アル
コール可溶性ポリアミドが好適に使用される。
【0037】アルコール可溶性ポリアミドは、従来のポ
リアミドと異なり、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等の低級脂肪族アルコールに容易に溶解する。アル
コール可溶性ポリアミドは、例えば、特公昭63−37
369号公などの公知文献に記載されている通り、通
常、ジアミン、ω−アミノ酸、ラクタム又はこれらの誘
導体と2塩基性脂肪酸とから公知の方法によって合成さ
れる線状ポリアミドである。
リアミドと異なり、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等の低級脂肪族アルコールに容易に溶解する。アル
コール可溶性ポリアミドは、例えば、特公昭63−37
369号公などの公知文献に記載されている通り、通
常、ジアミン、ω−アミノ酸、ラクタム又はこれらの誘
導体と2塩基性脂肪酸とから公知の方法によって合成さ
れる線状ポリアミドである。
【0038】そして、代表的には、ナイロン3、4、
5、6、8、11、12、13、6・6、6・10、1
3・13、メタキシリレンジアミンとアジピン酸からの
ポリアミド、トリメチルヘキサメチレンジアミン或いは
イソホロンジアミンとアジピン酸からのポリアミド、ε
−カプロラクタム/アジピン酸/ヘキサメチレンジアミ
ン/4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ε−
カプロラクタム/アジピン酸/ヘキサメチレンジアミン
/ポリエチレングリコールジアミン等の共重合ポリアミ
ド、N,N′−ジ(7−アミノプロピル)ピペラジンア
ジペート/ε−カプロラクタム共重合体などの塩基性第
3級窒素を有するポリアミド及びこれにアクリル酸など
のアンモニウムイオンを形成し得る四級化剤を加えたポ
リアミド等が挙げられる。これらのホモポリマーは、単
独で使用する他、2種以上を組み合わせ、コポリマー、
ブロックポリマー又は混合物として使用してもよい。本
発明においては、例えば、東レ(株)より市販されてい
る商品の「CM4000」や「CM8000」等を好適
に利用することが出来る。
5、6、8、11、12、13、6・6、6・10、1
3・13、メタキシリレンジアミンとアジピン酸からの
ポリアミド、トリメチルヘキサメチレンジアミン或いは
イソホロンジアミンとアジピン酸からのポリアミド、ε
−カプロラクタム/アジピン酸/ヘキサメチレンジアミ
ン/4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ε−
カプロラクタム/アジピン酸/ヘキサメチレンジアミン
/ポリエチレングリコールジアミン等の共重合ポリアミ
ド、N,N′−ジ(7−アミノプロピル)ピペラジンア
ジペート/ε−カプロラクタム共重合体などの塩基性第
3級窒素を有するポリアミド及びこれにアクリル酸など
のアンモニウムイオンを形成し得る四級化剤を加えたポ
リアミド等が挙げられる。これらのホモポリマーは、単
独で使用する他、2種以上を組み合わせ、コポリマー、
ブロックポリマー又は混合物として使用してもよい。本
発明においては、例えば、東レ(株)より市販されてい
る商品の「CM4000」や「CM8000」等を好適
に利用することが出来る。
【0039】アルコール可溶性ポリアミドを使用する場
合は、アルコール溶液中のポリアミド濃度は、通常、1
〜10重量%の範囲にするのがよく、斯かる低濃度且つ
低粘度の溶液による場合は、比較的短時間の接触によ
り、糸条体の間隙部までポリアミド溶液を侵入させ、強
力な目詰めによるアンカー的効果を発揮させることが出
来る。
合は、アルコール溶液中のポリアミド濃度は、通常、1
〜10重量%の範囲にするのがよく、斯かる低濃度且つ
低粘度の溶液による場合は、比較的短時間の接触によ
り、糸条体の間隙部までポリアミド溶液を侵入させ、強
力な目詰めによるアンカー的効果を発揮させることが出
来る。
【0040】次に、塩化ビニリデン系バインダー(以
下、「バインダー(c)」と表現する)について説明す
る。
下、「バインダー(c)」と表現する)について説明す
る。
【0041】本発明においては、バインダー(c)を構
成する塩化ビニリデン系樹脂の分子量は、特に制限され
ないが、一般的には、数平均分子量約1,000〜20
0,000程度、好ましくは約50,000〜150,
000程度が好適である。そして、特に、ガラス転移温
度が10℃以下の塩化ビニリデン系樹脂は、塗膜とした
際の硬度の観点から好適である。斯かる塩化ビニリデン
系樹脂としては、塩化ビニリデンとこれと共重合可能な
他の単量体との共重合体が挙げられる。
成する塩化ビニリデン系樹脂の分子量は、特に制限され
ないが、一般的には、数平均分子量約1,000〜20
0,000程度、好ましくは約50,000〜150,
000程度が好適である。そして、特に、ガラス転移温
度が10℃以下の塩化ビニリデン系樹脂は、塗膜とした
際の硬度の観点から好適である。斯かる塩化ビニリデン
系樹脂としては、塩化ビニリデンとこれと共重合可能な
他の単量体との共重合体が挙げられる。
【0042】共重合可能な他の単量体としては、アクリ
ル酸、アルキル基の炭素数が8以下のアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、アルキル基の炭素数が4以下のメタ
クリル酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロ
ニトリル、アルキル基の炭素数が4以下のイタコン酸エ
ステル等が挙げられる。塩化ビニリデン共重合体に占め
る塩化ビニリデン単量体の割合は、通常50〜95重量
%、好ましくは60〜94重量%、更に好ましくは70
〜90重量%の範囲とされる。
ル酸、アルキル基の炭素数が8以下のアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、アルキル基の炭素数が4以下のメタ
クリル酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロ
ニトリル、アルキル基の炭素数が4以下のイタコン酸エ
ステル等が挙げられる。塩化ビニリデン共重合体に占め
る塩化ビニリデン単量体の割合は、通常50〜95重量
%、好ましくは60〜94重量%、更に好ましくは70
〜90重量%の範囲とされる。
【0043】特に、塩化ビニリデン50〜95重量%、
好ましくは75〜85重量%、(メタ)アクリル酸エス
テル5〜45重量%、好ましくは15〜25重量%、
(メタ)アクリル酸グリシジル0〜2重量%、好ましく
は0.1〜1重量%、(メタ)アクリル酸0〜2重量
%、好ましくは0.1〜1重量%から成る共重合体は好
適に使用することが出来る。
好ましくは75〜85重量%、(メタ)アクリル酸エス
テル5〜45重量%、好ましくは15〜25重量%、
(メタ)アクリル酸グリシジル0〜2重量%、好ましく
は0.1〜1重量%、(メタ)アクリル酸0〜2重量
%、好ましくは0.1〜1重量%から成る共重合体は好
適に使用することが出来る。
【0044】塩化ビニリデン系樹脂は、前述のバインダ
ー(a)を構成する(メタ)アクリル酸系重合体および
エチレンイミン誘導体を含有する組成物としても好適に
使用することが出来る。塩化ビニリデン系樹脂がメタア
クリル酸系共重合体およびエチレンイミン化合物を含有
する組成物として使用される場合、メタアクリル酸系共
重合体およびエチレンイミン化合物は、塩化ビニリデン
系樹脂に対し2重量倍以下の割合、好ましくは1重量倍
以下の範囲で使用される。そして、(メタ)クリル酸系
共重合体に対するエチレンイミンの割合は、通常、0.
01〜0.3重量%、好ましくは0.03〜0.2重量
%の範囲から選択される。
ー(a)を構成する(メタ)アクリル酸系重合体および
エチレンイミン誘導体を含有する組成物としても好適に
使用することが出来る。塩化ビニリデン系樹脂がメタア
クリル酸系共重合体およびエチレンイミン化合物を含有
する組成物として使用される場合、メタアクリル酸系共
重合体およびエチレンイミン化合物は、塩化ビニリデン
系樹脂に対し2重量倍以下の割合、好ましくは1重量倍
以下の範囲で使用される。そして、(メタ)クリル酸系
共重合体に対するエチレンイミンの割合は、通常、0.
01〜0.3重量%、好ましくは0.03〜0.2重量
%の範囲から選択される。
【0045】上記の各原料成分は、前述のバインダー
(a)の場合と同様に、水を媒体とするスラリー状態で
調製するのが取扱が簡便である。そして、塩化ビニリデ
ン系樹脂は、通常、アニオン系の界面活性剤を分散剤と
し、固形分濃度25〜60重量%、pH1.0〜3.0
の懸濁液としてとして調製するのがよい。
(a)の場合と同様に、水を媒体とするスラリー状態で
調製するのが取扱が簡便である。そして、塩化ビニリデ
ン系樹脂は、通常、アニオン系の界面活性剤を分散剤と
し、固形分濃度25〜60重量%、pH1.0〜3.0
の懸濁液としてとして調製するのがよい。
【0046】次に、信号用固体粉末の糸本体への一定長
毎の被着方法について説明する。本発明においては、信
号用固体粉末は、前記の各バインダーとの混合物として
使用される。具体的には、通常、バインダー(a)又は
(c)の場合は、信号用固体粉末とバインダーとの混合
物の水媒体スラリーとして使用され、バインダー(b)
の場合は、信号用固体粉末とバインダーとの混合物のア
ルコールスラリーとして使用される。
毎の被着方法について説明する。本発明においては、信
号用固体粉末は、前記の各バインダーとの混合物として
使用される。具体的には、通常、バインダー(a)又は
(c)の場合は、信号用固体粉末とバインダーとの混合
物の水媒体スラリーとして使用され、バインダー(b)
の場合は、信号用固体粉末とバインダーとの混合物のア
ルコールスラリーとして使用される。
【0047】信号用固体粉末とバインダーとの割合は、
特に制限されないが、通常、両者の合計量に対する信号
用固体粉末の割合は、0.1〜10重量%の範囲とされ
る。そして、適宜の手段により、信号用固体粉末とバイ
ンダーとの混合物の浴中に糸本体を滞浴させた後、乾燥
することにより、糸本体に対して一定長毎に信号用固体
粉末を被着する。この場合、使用する信号用固体粉末の
粒径や混合物中の濃度によっては被着処理の際に信号用
固体粉末が沈降することがあるため、必要に応じ、信号
用固体粉末とバインダーとの混合物を攪拌または流動さ
せながら被着処理を行なうのがよい。なお、滞浴時間
は、通常、1秒以上とされ、乾燥は、80〜130℃で
90秒以上行なうのがよい。
特に制限されないが、通常、両者の合計量に対する信号
用固体粉末の割合は、0.1〜10重量%の範囲とされ
る。そして、適宜の手段により、信号用固体粉末とバイ
ンダーとの混合物の浴中に糸本体を滞浴させた後、乾燥
することにより、糸本体に対して一定長毎に信号用固体
粉末を被着する。この場合、使用する信号用固体粉末の
粒径や混合物中の濃度によっては被着処理の際に信号用
固体粉末が沈降することがあるため、必要に応じ、信号
用固体粉末とバインダーとの混合物を攪拌または流動さ
せながら被着処理を行なうのがよい。なお、滞浴時間
は、通常、1秒以上とされ、乾燥は、80〜130℃で
90秒以上行なうのがよい。
【0048】本発明においては、バインダーの耐光性を
高めるため、バインダー中に紫外線吸収剤を含有させる
のが好ましい。紫外線吸収剤としては、公知の各種のも
のを使用することが出来、例えば、2−ヒドロキシ−4
−メトキシ−ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウ
ム等を好適に使用することが出来る。紫外線吸収剤は、
通常、0.05〜3.0重量%の割合でバインダー中に
含有させるのがよい。
高めるため、バインダー中に紫外線吸収剤を含有させる
のが好ましい。紫外線吸収剤としては、公知の各種のも
のを使用することが出来、例えば、2−ヒドロキシ−4
−メトキシ−ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウ
ム等を好適に使用することが出来る。紫外線吸収剤は、
通常、0.05〜3.0重量%の割合でバインダー中に
含有させるのがよい。
【0049】本発明においては、バインダー(a)又は
(c)を使用した場合、信号用固体粉末の被着部に前述
のアルコール可溶性ポリアミドの被覆層を設けることが
好ましい。斯かるポリアミドの被覆層により、信号用固
体粉末の被着部の耐摩擦性が一層良好となる。アルコー
ル可溶性ポリアミドによる被覆は、例えば、アルコール
可溶性ポリアミドのアルコール溶液中に信号用固体粉末
の被着部を浸漬した後、乾燥する方法によって行われ
る。アルコール溶液中のポリアミド濃度は、通常、1〜
10重量%、浸漬時間は1秒以上とされ、乾燥は、60
〜100℃の温度で60秒以上行うのがよい。なお、本
発明においては、上記のアルコール溶液中に必要に応じ
て紫外線吸収剤を添加することも出来る。
(c)を使用した場合、信号用固体粉末の被着部に前述
のアルコール可溶性ポリアミドの被覆層を設けることが
好ましい。斯かるポリアミドの被覆層により、信号用固
体粉末の被着部の耐摩擦性が一層良好となる。アルコー
ル可溶性ポリアミドによる被覆は、例えば、アルコール
可溶性ポリアミドのアルコール溶液中に信号用固体粉末
の被着部を浸漬した後、乾燥する方法によって行われ
る。アルコール溶液中のポリアミド濃度は、通常、1〜
10重量%、浸漬時間は1秒以上とされ、乾燥は、60
〜100℃の温度で60秒以上行うのがよい。なお、本
発明においては、上記のアルコール溶液中に必要に応じ
て紫外線吸収剤を添加することも出来る。
【0050】本発明の釣糸は、次の複数の実施態様を包
含する。すなわち、合計繊度50〜350dのフィラメ
ントの集束体の表面に信号用固体粉末の被着部を設けた
糸条体(1)、上記のフィラメントの集束体5〜20本
を製紐した後、その表面に信号用固体粉末の被着部を設
けた糸条体(2)、フィラメントの集束体の表面に信号
用固体粉末の被着部を設けた後、集束体5〜20本を製
紐した糸条体(3)等を包含する。そして、本発明の釣
糸は、上記の何れの実施態様においても、前記の各バイ
ンダーによって得られる塗膜が耐摩擦性に優れているた
め、釣糸本体の表面に信号用固体粉末を強固に被着した
ものである。
含する。すなわち、合計繊度50〜350dのフィラメ
ントの集束体の表面に信号用固体粉末の被着部を設けた
糸条体(1)、上記のフィラメントの集束体5〜20本
を製紐した後、その表面に信号用固体粉末の被着部を設
けた糸条体(2)、フィラメントの集束体の表面に信号
用固体粉末の被着部を設けた後、集束体5〜20本を製
紐した糸条体(3)等を包含する。そして、本発明の釣
糸は、上記の何れの実施態様においても、前記の各バイ
ンダーによって得られる塗膜が耐摩擦性に優れているた
め、釣糸本体の表面に信号用固体粉末を強固に被着した
ものである。
【0051】また、本発明において、特に、前記のバイ
ンダー(c)と信号用固体粉末から成る組成物は、通
常、ヤング率が1Kg/mm2 以下、引張強度が0.2
Kg/mm2 以上、引張破断伸度が150%以上、吸水
率が10%以下である。ヤング率、引張強度および引張
破断伸度が上記の範囲を満足することにより、塗布の際
に超高分子量ポリエチレンフィラメント糸条体に強固に
被着する。そして、得られる塗膜は、十分に硬く、しか
も、適度な強さと伸びとを有し、その結果、爪や他の材
料または糸条体同志で擦られた際に剥離し難いと言う特
徴を有する。また、吸水率が10%以下であるため、塗
膜の吸水白化が防止され、その結果、吸水白化に伴って
塗膜が脆くなって剥離することが防止される。
ンダー(c)と信号用固体粉末から成る組成物は、通
常、ヤング率が1Kg/mm2 以下、引張強度が0.2
Kg/mm2 以上、引張破断伸度が150%以上、吸水
率が10%以下である。ヤング率、引張強度および引張
破断伸度が上記の範囲を満足することにより、塗布の際
に超高分子量ポリエチレンフィラメント糸条体に強固に
被着する。そして、得られる塗膜は、十分に硬く、しか
も、適度な強さと伸びとを有し、その結果、爪や他の材
料または糸条体同志で擦られた際に剥離し難いと言う特
徴を有する。また、吸水率が10%以下であるため、塗
膜の吸水白化が防止され、その結果、吸水白化に伴って
塗膜が脆くなって剥離することが防止される。
【0052】ヤング率は、好ましくは0.1〜0.5K
g/mm2 、更に好ましくは0.03〜0.1Kg/m
m2 、引張強度は、好ましくは0.4〜5Kg/m
m2 、更に好ましくは0.5〜2Kg/mm2 、引張破
断伸度は、好ましくは150〜800%、更に好ましく
は200〜500%、吸水率は、好ましくは5%以下で
ある。上記の各物性は、主に、バインダー(c)を構成
する熱可塑性樹脂の性質によって支配される。
g/mm2 、更に好ましくは0.03〜0.1Kg/m
m2 、引張強度は、好ましくは0.4〜5Kg/m
m2 、更に好ましくは0.5〜2Kg/mm2 、引張破
断伸度は、好ましくは150〜800%、更に好ましく
は200〜500%、吸水率は、好ましくは5%以下で
ある。上記の各物性は、主に、バインダー(c)を構成
する熱可塑性樹脂の性質によって支配される。
【0053】なお、上記の各物性の値は、バインダー
(c)と信号用固体粉末の水媒体スラリーの固形分濃度
を計算し、厚さ100μmのフイルムを作成出来る量を
ポリテトラフルオロエチレン製の箱に流し込み、温度1
00〜120℃で水分が充分に除去されるまで乾燥して
フイルムとなし、気泡の存在しないフイルム部分を切り
出して試料とし、23℃の室温で測定した値である。そ
して、ヤング率は、フイルム幅10mm、フイルム長さ
50mmの試料を使用して引張速度10mm/分の条件
で測定した際の初期弾性率の値であり、引張強度と引張
破断伸度は、それぞれ、上記の条件で測定した際の破断
強度と破断伸びの値であり、吸水率は、フイルム幅10
mm、フイルム長さ50mmの試料を水中に5時間浸漬
した後、試料表面の水分を十分に拭き取り、浸漬前後の
重量変化から算出した値である。
(c)と信号用固体粉末の水媒体スラリーの固形分濃度
を計算し、厚さ100μmのフイルムを作成出来る量を
ポリテトラフルオロエチレン製の箱に流し込み、温度1
00〜120℃で水分が充分に除去されるまで乾燥して
フイルムとなし、気泡の存在しないフイルム部分を切り
出して試料とし、23℃の室温で測定した値である。そ
して、ヤング率は、フイルム幅10mm、フイルム長さ
50mmの試料を使用して引張速度10mm/分の条件
で測定した際の初期弾性率の値であり、引張強度と引張
破断伸度は、それぞれ、上記の条件で測定した際の破断
強度と破断伸びの値であり、吸水率は、フイルム幅10
mm、フイルム長さ50mmの試料を水中に5時間浸漬
した後、試料表面の水分を十分に拭き取り、浸漬前後の
重量変化から算出した値である。
【0054】本発明の釣糸は、通常、リールに巻かれて
使用される。そして、検出器は、釣糸の走行路に設けら
れていればよく、例えば、リール本体または釣り竿に設
けられる。一定長毎に磁性体粉末を被着した釣糸の場合
は、例えば、コイルと、コイル間を走行する釣糸によっ
てコイルに発生するパルス電流の検出器と、検出器のパ
ルス電流を入力してカウント数を出力するカウンタと、
カウンタのカウント数によって釣糸の走行距離を演算し
て表示する演算表示機構とを備えた検出機構を使用する
ことが出来る。また、一定長毎に強誘電体粉末を被着し
た釣糸の場合は、例えば、コンデンサーと、コンデンサ
ー間を走行する釣糸によってコンデンサーに発生する電
気容量変化の検出器と、検出器の電気容量波形を入力し
てカウント数を出力するカウンタと、カウンタのカウン
ト数によって釣糸の走行距離を演算して表示する演算表
示機構とを備えた検出機構を使用することが出来る。
使用される。そして、検出器は、釣糸の走行路に設けら
れていればよく、例えば、リール本体または釣り竿に設
けられる。一定長毎に磁性体粉末を被着した釣糸の場合
は、例えば、コイルと、コイル間を走行する釣糸によっ
てコイルに発生するパルス電流の検出器と、検出器のパ
ルス電流を入力してカウント数を出力するカウンタと、
カウンタのカウント数によって釣糸の走行距離を演算し
て表示する演算表示機構とを備えた検出機構を使用する
ことが出来る。また、一定長毎に強誘電体粉末を被着し
た釣糸の場合は、例えば、コンデンサーと、コンデンサ
ー間を走行する釣糸によってコンデンサーに発生する電
気容量変化の検出器と、検出器の電気容量波形を入力し
てカウント数を出力するカウンタと、カウンタのカウン
ト数によって釣糸の走行距離を演算して表示する演算表
示機構とを備えた検出機構を使用することが出来る。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例にお
いて、糸本体としては、市販の製紐機により超高分子量
ポリエチレン繊維(東洋紡績株式会社製「ダイニーマS
K60」、150d:1d×150f)を8本打ちして
作成した6号糸の組紐(1200d)を使用し、信号用
固体粉末としては、ニッケル系の磁性粉末(平均粒径
1.3μm)を使用した。また、信号用固体粉末の欠落
の評価のため、磁性粉末と略同一粒径のアゾ系イエロー
顔料のノニオン系界面活性剤含有スラリー(固形分濃度
30.0重量%、pH9.2)を使用した。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例にお
いて、糸本体としては、市販の製紐機により超高分子量
ポリエチレン繊維(東洋紡績株式会社製「ダイニーマS
K60」、150d:1d×150f)を8本打ちして
作成した6号糸の組紐(1200d)を使用し、信号用
固体粉末としては、ニッケル系の磁性粉末(平均粒径
1.3μm)を使用した。また、信号用固体粉末の欠落
の評価のため、磁性粉末と略同一粒径のアゾ系イエロー
顔料のノニオン系界面活性剤含有スラリー(固形分濃度
30.0重量%、pH9.2)を使用した。
【0056】<耐摩擦性の評価方法>磁性粉末と顔料と
バインダーとの混合物を糸本体に被着して試料とし、円
筒状の治具に綿100%の布を巻き付け、これに試料を
接触させて2Kgの荷重を掛け摩擦運動を行う(ストロ
ーク:100mm、速度:40往復/分)。そして、摩
擦運動は、試料の次の3つの状態、すなわち、乾燥状態
(A状態)、25℃の水中に30分浸漬後の状態(B状
態)、90℃の水中に30分浸漬後の状態(C状態)に
ついて行う。そして、摩擦運動による色落ちの程度を次
の表6に示す5段階の基準で評価する。斯かる評価方法
は、脱落度合の判断が容易な顔料により磁性粉末の脱落
度合を評価する方法であり、バインダーによって顔料粉
末と共に糸本体に被着された磁性粉末は、顔料と共に脱
落するとの知見に基づく。
バインダーとの混合物を糸本体に被着して試料とし、円
筒状の治具に綿100%の布を巻き付け、これに試料を
接触させて2Kgの荷重を掛け摩擦運動を行う(ストロ
ーク:100mm、速度:40往復/分)。そして、摩
擦運動は、試料の次の3つの状態、すなわち、乾燥状態
(A状態)、25℃の水中に30分浸漬後の状態(B状
態)、90℃の水中に30分浸漬後の状態(C状態)に
ついて行う。そして、摩擦運動による色落ちの程度を次
の表6に示す5段階の基準で評価する。斯かる評価方法
は、脱落度合の判断が容易な顔料により磁性粉末の脱落
度合を評価する方法であり、バインダーによって顔料粉
末と共に糸本体に被着された磁性粉末は、顔料と共に脱
落するとの知見に基づく。
【0057】
【表6】 5:全く色落ち無しの状態 4:殆ど色落ち無しの状態 3:僅かな落ち有りの状態 2:かなりの色落ち有りの状態 1:完全に色落ちした状態
【0058】実施例1〜12(バインダー(a)を使
用) なお、本実施例においては、(メタ)アクリル酸系重合
体(固着剤)として次の(A)〜(F)を使用し、ま
た、エチレンイミン誘導体として次のエチレン尿素化合
物(架橋剤)を使用した。
用) なお、本実施例においては、(メタ)アクリル酸系重合
体(固着剤)として次の(A)〜(F)を使用し、ま
た、エチレンイミン誘導体として次のエチレン尿素化合
物(架橋剤)を使用した。
【0059】(メタ)アクリル酸系重合体(A)とし
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノエチルメタクリレート=1:24重量比、数平均分
子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重
量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノエチルメタクリレート=1:24重量比、数平均分
子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重
量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
【0060】(メタ)アクリル酸系重合体(B)とし
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジブチルア
ミノエチルメタクリレート=1:15重量比、数平均分
子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重
量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジブチルア
ミノエチルメタクリレート=1:15重量比、数平均分
子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重
量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
【0061】(メタ)アクリル酸系重合体(C)とし
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノプロピルメタクリレート=1:10重量比、数平均
分子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35
重量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノプロピルメタクリレート=1:10重量比、数平均
分子量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35
重量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
【0062】(メタ)アクリル酸系重合体(D)とし
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノブチルメタクリレート=1:7重量比、数平均分子
量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重量
%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
て、メタクリル酸系重合体(メタクリル酸:ジメチルア
ミノブチルメタクリレート=1:7重量比、数平均分子
量=約100,000)の懸濁液(固形分濃度35重量
%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
【0063】(メタ)アクリル酸系重合体(E)とし
て、メタクリル酸系重合体(ジメチルアミノエチルメタ
クリレート:2−[3′,5′−ジ−(α,α−ジメチ
ルベンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−メタ
クリロイルアミノベンゾトリアゾール=1:0.5重量
比、数平均分子量=約100,000)の懸濁液(固形
分濃度35重量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を
使用した。
て、メタクリル酸系重合体(ジメチルアミノエチルメタ
クリレート:2−[3′,5′−ジ−(α,α−ジメチ
ルベンジル)−2′−ヒドロキシフェニル]−5−メタ
クリロイルアミノベンゾトリアゾール=1:0.5重量
比、数平均分子量=約100,000)の懸濁液(固形
分濃度35重量%、pH7.0のアニオン系懸濁液)を
使用した。
【0064】(メタ)アクリル酸系重合体(F)とし
て、アクリル酸系重合体(ジエチルアミノエチルアクリ
レート:2−(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒ
ドロキシフェニル)−5−アクリロイルアミノベンゾト
リアゾール=1:0.1重量比、数平均分子量=約10
0,000)の懸濁液(固形分濃度35重量%、pH
7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
て、アクリル酸系重合体(ジエチルアミノエチルアクリ
レート:2−(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−ヒ
ドロキシフェニル)−5−アクリロイルアミノベンゾト
リアゾール=1:0.1重量比、数平均分子量=約10
0,000)の懸濁液(固形分濃度35重量%、pH
7.0のアニオン系懸濁液)を使用した。
【0065】エチレンイミン誘導体として、特公昭55
−21780号公報の実施例1に記載の方法に従って調
製したエチレン尿素化合物の懸濁液(固形分濃度20重
量%、pH9.5のアニオン系懸濁液)を使用した。上
記の懸濁液は、次のエチレン尿素化合物と乳化剤とを温
度30℃で5対1の重量比で混合し、当該混合物に1.
5重量倍の水(20℃)を加えて乳化処理して得たもの
である。
−21780号公報の実施例1に記載の方法に従って調
製したエチレン尿素化合物の懸濁液(固形分濃度20重
量%、pH9.5のアニオン系懸濁液)を使用した。上
記の懸濁液は、次のエチレン尿素化合物と乳化剤とを温
度30℃で5対1の重量比で混合し、当該混合物に1.
5重量倍の水(20℃)を加えて乳化処理して得たもの
である。
【0066】エチレン尿素化合物として、末端OH価1
30のヒドロキシアジペート(1,6−ヘキサンジオー
ル使用)と過剰のヘキサメチレンジイソシアネートとか
ら得た末端NCOのウレタンプレポリマーにエチレンイ
ミンを反応させて得たエチレン尿素化合物を使用した。
30のヒドロキシアジペート(1,6−ヘキサンジオー
ル使用)と過剰のヘキサメチレンジイソシアネートとか
ら得た末端NCOのウレタンプレポリマーにエチレンイ
ミンを反応させて得たエチレン尿素化合物を使用した。
【0067】乳化剤として、数平均分子量2000の混
合アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド/プロピ
レンオキサイド=9/1重量比)とキシリレンジイソシ
アネートとから得た末端NCOのウレタンプレポリマー
にε−カプロラクタムを反応させて得た化合物を使用し
た。
合アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド/プロピ
レンオキサイド=9/1重量比)とキシリレンジイソシ
アネートとから得た末端NCOのウレタンプレポリマー
にε−カプロラクタムを反応させて得た化合物を使用し
た。
【0068】(メタ)アクリル酸系重合体懸濁液および
エチレンイミン誘導体懸濁液の所定量を秤量して混合し
た後、磁性粉末、顔料スラリー及び必要に応じて水を添
加し、後述の表7に示した各種の着色磁性粉末含有バイ
ンダー組成物のスラリーを調製した。次いで、このスラ
リーを使用し、次の表8に示す加工条件で超高分子量ポ
リエチレン繊維(6号糸)の被着を行い、一定長毎に着
色磁性粉末を被着した釣糸を作成した。得られた釣糸に
ついて、耐摩擦性の評価を行い、その結果を次の表7に
示した。
エチレンイミン誘導体懸濁液の所定量を秤量して混合し
た後、磁性粉末、顔料スラリー及び必要に応じて水を添
加し、後述の表7に示した各種の着色磁性粉末含有バイ
ンダー組成物のスラリーを調製した。次いで、このスラ
リーを使用し、次の表8に示す加工条件で超高分子量ポ
リエチレン繊維(6号糸)の被着を行い、一定長毎に着
色磁性粉末を被着した釣糸を作成した。得られた釣糸に
ついて、耐摩擦性の評価を行い、その結果を次の表7に
示した。
【0069】
【表7】 滞浴時間:1秒以上 乾燥温度:110〜130℃ 乾燥時間:90秒以上
【0070】
【表8】 ──────────────────────────────────── 実 施 例 1 2 3 4 5 6 磁性粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 顔料粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 (メタ)アクリル酸系重合体種類 A B C D E F (メタ)アクリル酸系重合体濃度 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0エチレンイミン 誘導体 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 <耐摩擦性> A状態 4 4 4 4 4 4 B状態 4 4 4 4 4 4 C状態 4 4 4 4 4 4 ──────────────────────────────────── (注)表中の濃度は、水媒体中の重量%を表し、残余は実質的に水である。
【0071】実施例7〜12(バインダー(a)を使
用) 実施例1〜6において、各実施例と同様にして得られた
釣糸の着色磁性粉末被着部の表面にアルコール可溶性ポ
リアミドの被覆層を設ける以外は、実施例1〜6と同様
にして釣糸を得た。
用) 実施例1〜6において、各実施例と同様にして得られた
釣糸の着色磁性粉末被着部の表面にアルコール可溶性ポ
リアミドの被覆層を設ける以外は、実施例1〜6と同様
にして釣糸を得た。
【0072】アルコール可溶性ポリアミドとしては、東
レ(株)製の商品「CM8000」を使用し、ポリアミ
ド5重量%、エタノール95重量%の溶液として使用し
た。そして、アルコール溶液中に上記の各釣糸の着色磁
性粉末被着部を60秒浸漬した後、80℃で60秒間乾
燥してポリアミドの被覆層を形成した。得られた釣糸に
ついて、実施例1と同様に耐摩擦性の評価を行い、その
結果を次の表9に示した。
レ(株)製の商品「CM8000」を使用し、ポリアミ
ド5重量%、エタノール95重量%の溶液として使用し
た。そして、アルコール溶液中に上記の各釣糸の着色磁
性粉末被着部を60秒浸漬した後、80℃で60秒間乾
燥してポリアミドの被覆層を形成した。得られた釣糸に
ついて、実施例1と同様に耐摩擦性の評価を行い、その
結果を次の表9に示した。
【0073】
【表9】 ──────────────────────────────────── 実 施 例 7 8 9 10 11 12 磁性粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 顔料粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 (メタ)アクリル酸系重合体種類 A B C D E F (メタ)アクリル酸系重合体濃度 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0エチレンイミン 誘導体 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 <耐摩擦性> A状態 5 5 5 5 5 5 B状態 5 5 5 5 5 5 C状態 5 5 5 5 5 5 ──────────────────────────────────── (注)表中の濃度は、水媒体中の重量%を表し、残余は実質的に水である。
【0074】比較例1〜3 実施例1において、固着剤および架橋剤の濃度を次の表
10に示す様に変更した以外は、実施例1と同様に着色
を行って釣糸を得た。得られた釣糸について、実施例1
と同様に耐摩擦性の評価を行い、その結果を次の表10
に示した。
10に示す様に変更した以外は、実施例1と同様に着色
を行って釣糸を得た。得られた釣糸について、実施例1
と同様に耐摩擦性の評価を行い、その結果を次の表10
に示した。
【0075】
【表10】 ────────────────────────── 比 較 例 1 2 3 磁性粉濃度 1.5 1.5 1.5 顔料粉濃度 1.5 1.5 1.5 (メタ)アクリル酸系重合体種類 A A A (メタ)アクリル酸系重合体濃度 30.0 30.0 30.0 エチレンイミン 誘導体 0 0.5 10.0 <耐摩擦性> A状態 2 3 3 B状態 2 3 3 C状態 2 3 3 ────────────────────────── (注)表中の濃度は、水媒体中の重量%を表し、残余は実質的に水である。
【0076】実施例13(バインダー(b)を使用) アルコール可溶性ポリアミド(東レ(株)製の商品「C
M8000」)のエタノール溶液(濃度5重量%)に磁
性粉末と顔料スラリーを添加し、表11に示す組成の着
色磁性粉末含有バインダー組成物のスラリーを調製し
た。次いで、このスラリーを使用し、実施例1と同様に
操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を作成
した。得られた釣糸について、実施1と同様に耐摩擦性
の評価を行い、その結果を次の表11に示した。着色磁
性粉末を被着の切断面の顕微鏡観察の結果、ポリアミド
の被覆層は、その一部が釣り糸(組紐)の各集束体の間
隙部に侵入した状態で設けられていた。表11中の濃度
は、水性アルコール媒体中の重量%を表し、残余は実質
的にアルコールの水溶液である。
M8000」)のエタノール溶液(濃度5重量%)に磁
性粉末と顔料スラリーを添加し、表11に示す組成の着
色磁性粉末含有バインダー組成物のスラリーを調製し
た。次いで、このスラリーを使用し、実施例1と同様に
操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を作成
した。得られた釣糸について、実施1と同様に耐摩擦性
の評価を行い、その結果を次の表11に示した。着色磁
性粉末を被着の切断面の顕微鏡観察の結果、ポリアミド
の被覆層は、その一部が釣り糸(組紐)の各集束体の間
隙部に侵入した状態で設けられていた。表11中の濃度
は、水性アルコール媒体中の重量%を表し、残余は実質
的にアルコールの水溶液である。
【0077】
【表11】
【0078】実施例14〜17(バインダー(c)を使
用) 塩化ビニリデン系樹脂懸濁液として、呉羽化学工業
(株)製の塩化ビニリデン系樹脂「DO−600K」を
使用した。「DO−600K」は、塩化ビニリデン81
重量%、メタクリル酸ブチル19重量%、メタクリル酸
グリシジル0.5重量%、アクリル酸0.5重量%から
得られた共重合体(数平均分子量100,000)を含
有し、固形分濃度50重量%、pH2.0のアニオン系
懸濁液である。「DO−600K」に磁性粉末、顔料ス
ラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示
した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラ
リーを調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同
様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を
作成した。得られた釣糸について、実施例1と同様に耐
摩擦の評価を行い、その結果を後述の表12に示した。
用) 塩化ビニリデン系樹脂懸濁液として、呉羽化学工業
(株)製の塩化ビニリデン系樹脂「DO−600K」を
使用した。「DO−600K」は、塩化ビニリデン81
重量%、メタクリル酸ブチル19重量%、メタクリル酸
グリシジル0.5重量%、アクリル酸0.5重量%から
得られた共重合体(数平均分子量100,000)を含
有し、固形分濃度50重量%、pH2.0のアニオン系
懸濁液である。「DO−600K」に磁性粉末、顔料ス
ラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示
した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラ
リーを調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同
様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を
作成した。得られた釣糸について、実施例1と同様に耐
摩擦の評価を行い、その結果を後述の表12に示した。
【0079】実施例15 「DO−600K」に紫外線吸収剤、磁性粉末、顔料ス
ラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示
した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラ
リーを調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同
様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を
作成した。紫外線吸収剤としては、湘南化学工業(株)
製の「ASL」(2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベン
ゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム)を使用した。
得られた釣糸について、実施例1と同様に耐摩擦の評価
を行い、その結果を後述の表12に示した。
ラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示
した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラ
リーを調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同
様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を
作成した。紫外線吸収剤としては、湘南化学工業(株)
製の「ASL」(2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベン
ゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム)を使用した。
得られた釣糸について、実施例1と同様に耐摩擦の評価
を行い、その結果を後述の表12に示した。
【0080】実施例16 「DO−600K」に(メタ)アクリル酸系重合体の懸
濁液、エチレンイミンの懸濁液、磁性粉末、顔料スラリ
ー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示した
組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラリー
を調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同様に
操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を作成
した。(メタ)アクリル酸系重合体の懸濁液およびエチ
レンイミンの懸濁液としては、実施例1におけるのと同
一のものを使用した。得られた釣糸について、実施例1
と同様に耐摩擦の評価を行い、その結果を後述の表12
に示した。
濁液、エチレンイミンの懸濁液、磁性粉末、顔料スラリ
ー及び必要に応じて水を添加し、後述の表12に示した
組成の着色磁性粉末含有バインダー組成物の水スラリー
を調製した。このスラリーを使用し、実施例1と同様に
操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着した釣糸を作成
した。(メタ)アクリル酸系重合体の懸濁液およびエチ
レンイミンの懸濁液としては、実施例1におけるのと同
一のものを使用した。得られた釣糸について、実施例1
と同様に耐摩擦の評価を行い、その結果を後述の表12
に示した。
【0081】実施例17 「DO−600K」に紫外線吸収剤、(メタ)アクリル
酸系重合体の懸濁液、エチレンイミンの懸濁液、磁性粉
末、顔料スラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の
表12に示した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成
物の水スラリーを調製した。このスラリーを使用し、実
施例1と同様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着
した釣糸を作成した。紫外線吸収剤としては、「AS
L」を使用し、(メタ)アクリル酸系重合体の懸濁液お
よびエチレンイミンの懸濁液としては、実施例1におけ
るのと同一のものを使用した。得られた釣糸について、
実施例1と同様に耐摩擦の評価を行い、その結果を後述
の表12に示した。
酸系重合体の懸濁液、エチレンイミンの懸濁液、磁性粉
末、顔料スラリー及び必要に応じて水を添加し、後述の
表12に示した組成の着色磁性粉末含有バインダー組成
物の水スラリーを調製した。このスラリーを使用し、実
施例1と同様に操作して一定長毎に着色磁性粉末を被着
した釣糸を作成した。紫外線吸収剤としては、「AS
L」を使用し、(メタ)アクリル酸系重合体の懸濁液お
よびエチレンイミンの懸濁液としては、実施例1におけ
るのと同一のものを使用した。得られた釣糸について、
実施例1と同様に耐摩擦の評価を行い、その結果を後述
の表12に示した。
【0082】
【表12】 ────────────────────────────────── 実 施 例 14 15 16 17 磁性粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 顔料粉濃度 1.5 1.5 1.5 1.5 塩化ヒ゛ニリテ゛ン 樹脂 15 10 7.5 7.5 紫外線吸収剤 − 1.0 − 1.0 (メタ)アクリル酸系重合体(A) − − 4.5 4.5 エチレンイミン 誘導体 − − 0.1 0.1 <耐摩擦性> A状態 5 5 5 5 B状態 5 5 5 5 C状態 5 5 5 5 ────────────────────────────────── (注)表中の濃度は、水媒体中の重量%を表し、残余は実質的に水である。
【0083】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、特定の樹
脂をバイダーとして使用することにより、電気的に測定
することの出来る固体粉末を釣糸に強固に被着し、長期
間に渡り、リールから繰り出された釣糸の長さを電気的
に正確に測定することが出来る様に改良された釣糸が提
供される。
脂をバイダーとして使用することにより、電気的に測定
することの出来る固体粉末を釣糸に強固に被着し、長期
間に渡り、リールから繰り出された釣糸の長さを電気的
に正確に測定することが出来る様に改良された釣糸が提
供される。
Claims (8)
- 【請求項1】 糸本体の長手方向に所定の間隔を設けて
電気的に測定することの出来る固体粉末とバインダーと
の混合物を被着して成る釣糸において、バインダーとし
て次の(a)〜(c)の何れかを使用したことを特徴と
する釣糸。 (a)(メタ)アクリル酸系重合体とエチレンイミン誘
導体との1:0.025〜0.25重量比の混合物 (b)ポリアミド樹脂 (c)塩化ビニリデン系樹脂 - 【請求項2】 糸本体が超高分子量ポリエチレンフィラ
メントを複数本集束して成る請求項1に記載の釣糸。 - 【請求項3】 (メタ)アクリル酸系重合体が、(メ
タ)アクリル酸とアルカノールアミンとのエステル及び
(メタ)アクリル酸から誘導される共重合体および/ま
たは(メタ)アクリル酸と5−アミノベンゾトリアゾー
ルとの酸アミド及び(メタ)アクリル酸とアルカノール
アミンとのエステルから誘導される共重合体である請求
項1に記載の釣糸。 - 【請求項4】 エチレンイミン誘導体が、エチレン尿素
化合物である請求項3に記載の釣糸。 - 【請求項5】 ポリアミド樹脂がアルコール可溶性ポリ
アミド樹脂である請求項1に記載の釣糸。 - 【請求項6】 塩化ビニリデン系樹脂がこれに対して2
重量倍以下の割合で(メタ)アクリル酸系重合体とエチ
レンイミン誘導体とを含有している請求項1に記載の釣
糸。 - 【請求項7】 電気的に測定することの出来る固体粉末
の被着部にアルコール可溶性ポリアミドの被覆層を設け
てなる請求項1〜6の何れかに記載の釣糸。 - 【請求項8】 電気的に測定することの出来る固体粉末
が磁性体粉末または強誘電体粉末である請求項1〜7の
何れかに記載の釣糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162803A JPH08141A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 釣 糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6162803A JPH08141A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 釣 糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141A true JPH08141A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15761520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6162803A Withdrawn JPH08141A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 釣 糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025522985A (ja) * | 2022-07-10 | 2025-07-17 | 兆洲 施 | 釣用リール電磁ブレーキ装置、釣り糸及び速度測定機構 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6162803A patent/JPH08141A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025522985A (ja) * | 2022-07-10 | 2025-07-17 | 兆洲 施 | 釣用リール電磁ブレーキ装置、釣り糸及び速度測定機構 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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