JPH08142528A - 熱転写用受像シート - Google Patents
熱転写用受像シートInfo
- Publication number
- JPH08142528A JPH08142528A JP6283547A JP28354794A JPH08142528A JP H08142528 A JPH08142528 A JP H08142528A JP 6283547 A JP6283547 A JP 6283547A JP 28354794 A JP28354794 A JP 28354794A JP H08142528 A JPH08142528 A JP H08142528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- receiving sheet
- bacterial cellulose
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単色の溶融型熱転写プリンターにおいて、ド
ット再現性に優れ、細線切れが無く、転写効率が高く印
字濃度も高いという総合的に印字品質レベルが高く、し
かも、腰があり、筆記特性にも優れたノンコートタイプ
の熱転写用受像シートを提供することである。 【構成】 木材パルプおよびバクテリアセルロースを主
成分とし、木材パルプとバクテリアセルロースの配合比
を98〜85:2〜15、好ましくは97〜90:3〜
10とする熱転写用受像シートであることを特徴とす
る。また、熱転写用受像シートの密度が0.65〜0.
95g/cm3、且つベック平滑度が40〜550秒とする
ことで、さらによい印字特性が得られる。
ット再現性に優れ、細線切れが無く、転写効率が高く印
字濃度も高いという総合的に印字品質レベルが高く、し
かも、腰があり、筆記特性にも優れたノンコートタイプ
の熱転写用受像シートを提供することである。 【構成】 木材パルプおよびバクテリアセルロースを主
成分とし、木材パルプとバクテリアセルロースの配合比
を98〜85:2〜15、好ましくは97〜90:3〜
10とする熱転写用受像シートであることを特徴とす
る。また、熱転写用受像シートの密度が0.65〜0.
95g/cm3、且つベック平滑度が40〜550秒とする
ことで、さらによい印字特性が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融型熱転写プリンタ
ーに対してインク受理性及びドット再現性に優れ、細線
切れが無く、加えて高い印字濃度が得られる印字品質に
優れた熱転写用受像シートに関するものである。
ーに対してインク受理性及びドット再現性に優れ、細線
切れが無く、加えて高い印字濃度が得られる印字品質に
優れた熱転写用受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、企業のOA化が進む中でアウトプ
ットの方法はインクジェット方式や、溶融型熱転写記録
のようなノンインパクトタイプが主流になっている。更
に、パーソナルユースのワードプロセッサーにおいて
は、感熱記録紙を使用する感熱記録または熱転写用受像
シートを使用する溶融型熱転写記録が主流である。
ットの方法はインクジェット方式や、溶融型熱転写記録
のようなノンインパクトタイプが主流になっている。更
に、パーソナルユースのワードプロセッサーにおいて
は、感熱記録紙を使用する感熱記録または熱転写用受像
シートを使用する溶融型熱転写記録が主流である。
【0003】特に、パーソナルユース及びモノクロタイ
プでのプリンターは印字品質もさることながら、インク
リボンのランニングコストが安いこと、メンテナンスが
容易であること及びノンコートタイプの安価な上質紙が
利用できること等の理由により溶融型熱転写プリンター
が普及している。また最近は、ハンディタイプで各種基
材に部分印字を行うワープロも開発されている。
プでのプリンターは印字品質もさることながら、インク
リボンのランニングコストが安いこと、メンテナンスが
容易であること及びノンコートタイプの安価な上質紙が
利用できること等の理由により溶融型熱転写プリンター
が普及している。また最近は、ハンディタイプで各種基
材に部分印字を行うワープロも開発されている。
【0004】従来、高い印字品質を得るためには高平滑
なコートタイプの熱転写用受像シートを使用していた。
その理由としては、インクの不均一な転写、印字かす
れ、ドット抜け等が発生するためである。更に、以上の
条件を満たし中間調を再現する為にはコートタイプとし
た上で更に種々の工夫が必要である。
なコートタイプの熱転写用受像シートを使用していた。
その理由としては、インクの不均一な転写、印字かす
れ、ドット抜け等が発生するためである。更に、以上の
条件を満たし中間調を再現する為にはコートタイプとし
た上で更に種々の工夫が必要である。
【0005】コートタイプの熱転写用受像シートでは既
にいくつかの提案が出されている。例えば、特開平3−
124896号公報では二次凝集させた炭酸カルシウム
を含有する塗工層を設けたもの、特開昭59−1695
0号公報では水溶性結着剤と顔料からなる塗工層を設け
たもの、特開昭63−872851号公報では粘着層を
設けたもの、特開昭63−56486号公報ではエチレ
ン−塩化ビニル系共重合体を主成分とした親油性塗工層
を有する熱転写用受像シートが提案されている。
にいくつかの提案が出されている。例えば、特開平3−
124896号公報では二次凝集させた炭酸カルシウム
を含有する塗工層を設けたもの、特開昭59−1695
0号公報では水溶性結着剤と顔料からなる塗工層を設け
たもの、特開昭63−872851号公報では粘着層を
設けたもの、特開昭63−56486号公報ではエチレ
ン−塩化ビニル系共重合体を主成分とした親油性塗工層
を有する熱転写用受像シートが提案されている。
【0006】しかしながら、コートタイプの熱転写用受
像シートは筆記特性及び紙の腰が劣るという問題があ
る。更に、発熱効率の低いヘッドで印字した場合には転
写特性が劣るという問題もある。
像シートは筆記特性及び紙の腰が劣るという問題があ
る。更に、発熱効率の低いヘッドで印字した場合には転
写特性が劣るという問題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の欠点を
解決すべく鋭意検討した結果、本発明の熱転写用受像シ
ートを発明するに至った。即ち、本発明の熱転写用受像
シートは、該受像シートが木材パルプとバクテリアセル
ロースを主成分とし、該木材パルプと該バクテリアセル
ロースの配合比が98〜85:2〜15であることを特
徴とするものである。
解決すべく鋭意検討した結果、本発明の熱転写用受像シ
ートを発明するに至った。即ち、本発明の熱転写用受像
シートは、該受像シートが木材パルプとバクテリアセル
ロースを主成分とし、該木材パルプと該バクテリアセル
ロースの配合比が98〜85:2〜15であることを特
徴とするものである。
【0008】更に好ましくは、木材パルプと該バクテリ
アセルロースの配合比が、97〜90:3〜10であ
る。
アセルロースの配合比が、97〜90:3〜10であ
る。
【0009】また、本発明の熱転写用受像シートは、密
度0.65〜0.95g/cm3、印字面のベック平滑度4
0〜550秒であることが好ましい。
度0.65〜0.95g/cm3、印字面のベック平滑度4
0〜550秒であることが好ましい。
【0010】以下、本発明の熱転写用受像シートについ
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0011】一般に、熱転写記録による印字品質は紙の
特性に大きく影響されるが、特に熱転写用受像シートの
特性として重要なのは、第一に、インクリボンと接する
熱転写用受像シートの表面の平滑性である。熱転写用受
像シートの印刷される面が平滑でない場合、単一ドット
が完全に転写しないか、もしくは全く転写しないために
ドットの集合体である文字の一部が欠け印字品質が低下
するドット抜け、及び細線を印字した場合にドットで構
成されている線が切れてしまう細線切れが発生する。
特性に大きく影響されるが、特に熱転写用受像シートの
特性として重要なのは、第一に、インクリボンと接する
熱転写用受像シートの表面の平滑性である。熱転写用受
像シートの印刷される面が平滑でない場合、単一ドット
が完全に転写しないか、もしくは全く転写しないために
ドットの集合体である文字の一部が欠け印字品質が低下
するドット抜け、及び細線を印字した場合にドットで構
成されている線が切れてしまう細線切れが発生する。
【0012】次に、熱転写記録用紙の密度が低いことが
望ましい。この理由としては、該記録用紙の密度が低く
なることで、熱伝導度も低くなる。これは、プリンター
ヘッドで発生した熱をヘッドがインクリボンを紙に押し
付けた部分から熱を逃がさないようにしないとリボンの
ワックスと顔料がすべて紙に転写しないために印字濃度
が低くなってしまう。その結果、ドット抜け及び細線切
れが発生しやすくなる。
望ましい。この理由としては、該記録用紙の密度が低く
なることで、熱伝導度も低くなる。これは、プリンター
ヘッドで発生した熱をヘッドがインクリボンを紙に押し
付けた部分から熱を逃がさないようにしないとリボンの
ワックスと顔料がすべて紙に転写しないために印字濃度
が低くなってしまう。その結果、ドット抜け及び細線切
れが発生しやすくなる。
【0013】しかしながら、上記で述べた高平滑性と低
密度を同時に満たす熱転写用受像シートをプレス条件や
カレンダー条件のコントロールのみで製造することは難
しい。また、配合の点からみれば、填料の配合率を上げ
ることで平滑性の高いシートを提供することが出来る
が、(1)製造時における歩留まりが悪化する、(2)
シートの腰がなくなるといった問題が生じる。
密度を同時に満たす熱転写用受像シートをプレス条件や
カレンダー条件のコントロールのみで製造することは難
しい。また、配合の点からみれば、填料の配合率を上げ
ることで平滑性の高いシートを提供することが出来る
が、(1)製造時における歩留まりが悪化する、(2)
シートの腰がなくなるといった問題が生じる。
【0014】本発明者は、上記の問題点を解決する方法
について検討した結果、ある種のバクテリアが作り出す
セルロースを主成分とした混合物に機械的処理を加え、
微粒子状にしたもの(以下、バクテリアセルロースとい
う)をパルプスラリーに添加し、抄造することで、高平
滑性を有しながら低密度な熱転写記録用紙を提供するこ
とが出来ることを見いだした。
について検討した結果、ある種のバクテリアが作り出す
セルロースを主成分とした混合物に機械的処理を加え、
微粒子状にしたもの(以下、バクテリアセルロースとい
う)をパルプスラリーに添加し、抄造することで、高平
滑性を有しながら低密度な熱転写記録用紙を提供するこ
とが出来ることを見いだした。
【0015】本発明のバクテリアセルロースとは、微生
物により生産された、セルロース、セルロースを主鎖と
したヘテロ多糖、β−1,3、β−1,2等のグルカ
ン、のいずれかあるいはそれらの混合物であり、機械的
剪断力により水中に分散あるいは離解して用いる。な
お、ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、
マンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロー
ス、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の6炭
糖、5炭糖及び有機酸等である。
物により生産された、セルロース、セルロースを主鎖と
したヘテロ多糖、β−1,3、β−1,2等のグルカ
ン、のいずれかあるいはそれらの混合物であり、機械的
剪断力により水中に分散あるいは離解して用いる。な
お、ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、
マンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロー
ス、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の6炭
糖、5炭糖及び有機酸等である。
【0016】バクテリアセルロースを生産する微生物
は、特に限定されないが、アセトバクター・アセチ・サ
ブスピーシス・キシリナム(Acetobactor acetisubsp x
ylinum、ATCC 10821)あるいは同パストウリ
アン(A.pasteurium)、同ランセンス(A.rancens)、
サルシナ・ベントリクリ(Sarcina ventriculi)、 バ
クテリウム・キシロイデス(Bacterium xyloides)、シ
ュードモナス属細菌、アグロバクテリウム属細菌等で、
バクテリアセルロースを生産するものを利用することが
出来る。なお、バクテリアセルロースの培養方法として
は、通気攪拌、静置攪拌培養のいずれも使用することが
出来る。
は、特に限定されないが、アセトバクター・アセチ・サ
ブスピーシス・キシリナム(Acetobactor acetisubsp x
ylinum、ATCC 10821)あるいは同パストウリ
アン(A.pasteurium)、同ランセンス(A.rancens)、
サルシナ・ベントリクリ(Sarcina ventriculi)、 バ
クテリウム・キシロイデス(Bacterium xyloides)、シ
ュードモナス属細菌、アグロバクテリウム属細菌等で、
バクテリアセルロースを生産するものを利用することが
出来る。なお、バクテリアセルロースの培養方法として
は、通気攪拌、静置攪拌培養のいずれも使用することが
出来る。
【0017】本発明の熱転写用受像シートを抄造する際
の木材パルプとバクテリアセルロースの配合比として
は、98〜85:2〜15、さらに好ましくは97〜9
0:3〜10である。バクテリアセルロースの配合比が
2未満の場合には、バクテリアセルロースを添加したこ
とによる該熱転写用受像シートの低密度化、平滑化の効
果が充分に発揮されない。また、バクテリアセルロース
の配合比が15を超えると平滑化、低密度化の効果も飽
和し、バクテリアセルロースを添加したパルプスラリー
の段階での濾水性が著しく悪化する。
の木材パルプとバクテリアセルロースの配合比として
は、98〜85:2〜15、さらに好ましくは97〜9
0:3〜10である。バクテリアセルロースの配合比が
2未満の場合には、バクテリアセルロースを添加したこ
とによる該熱転写用受像シートの低密度化、平滑化の効
果が充分に発揮されない。また、バクテリアセルロース
の配合比が15を超えると平滑化、低密度化の効果も飽
和し、バクテリアセルロースを添加したパルプスラリー
の段階での濾水性が著しく悪化する。
【0018】上記で述べたように、本発明者はバクテリ
アセルロースをパルプスラリーに添加して抄造すること
で、従来の方法に較べ容易に高平滑で低密度を有する熱
転写用受像シートを製造することができることを見いだ
した。次に、これらバクテリアセルロースを添加した該
受像シートと熱転写方式で印字した際の印字特性につい
て比較検討した結果、平滑度がベック平滑度で40〜5
50秒、密度が0.65〜0.95g/cm3である熱転写
用受像シートが良好な印字特性を示すことを見いだし
た。
アセルロースをパルプスラリーに添加して抄造すること
で、従来の方法に較べ容易に高平滑で低密度を有する熱
転写用受像シートを製造することができることを見いだ
した。次に、これらバクテリアセルロースを添加した該
受像シートと熱転写方式で印字した際の印字特性につい
て比較検討した結果、平滑度がベック平滑度で40〜5
50秒、密度が0.65〜0.95g/cm3である熱転写
用受像シートが良好な印字特性を示すことを見いだし
た。
【0019】上記のバクテリアセルロースをパルプスラ
リーに添加して抄造した熱転写用受像シートの平滑度と
しては、ベック平滑度で40〜550秒が望ましい。ベ
ック平滑度が40秒未満の場合にはインクリボンとの密
着性が悪化し、ドット抜け及び細線切れが生じる。ま
た、550秒を超える場合には密度が高くなり、シート
の断熱性が低下するために低印加電圧での転写率が低下
し印字かすれが発生することに加えて、紙の腰がなくな
るという問題がある。
リーに添加して抄造した熱転写用受像シートの平滑度と
しては、ベック平滑度で40〜550秒が望ましい。ベ
ック平滑度が40秒未満の場合にはインクリボンとの密
着性が悪化し、ドット抜け及び細線切れが生じる。ま
た、550秒を超える場合には密度が高くなり、シート
の断熱性が低下するために低印加電圧での転写率が低下
し印字かすれが発生することに加えて、紙の腰がなくな
るという問題がある。
【0020】また、シートの密度としては、0.65〜
0.95g/cm3が望ましい。密度が0.65g/cm3未満
の場合にはヘッドの熱が蓄積されシートに転写したイン
クが固化せず再度インクリボンに転写してしまい濃度が
低下する。 また、0.95g/cm3を超える場合にはシ
ートの熱伝導率が上がり、 低印加電圧での転写率が低
下する。
0.95g/cm3が望ましい。密度が0.65g/cm3未満
の場合にはヘッドの熱が蓄積されシートに転写したイン
クが固化せず再度インクリボンに転写してしまい濃度が
低下する。 また、0.95g/cm3を超える場合にはシ
ートの熱伝導率が上がり、 低印加電圧での転写率が低
下する。
【0021】本発明で使用する、バクテリアセルロース
以外の木材パルプとしては、LBKP、NBKP、NB
SP、LBSP、CGP、TMP、GP、DIP等が挙
げられる。
以外の木材パルプとしては、LBKP、NBKP、NB
SP、LBSP、CGP、TMP、GP、DIP等が挙
げられる。
【0022】本発明の熱転写用受像シートは、通常抄紙
で用いられる填料、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、紙
力増強剤等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない
範囲で含有するものである。さらに、表面にサイズプレ
ス等により、澱粉やポリビニルアルコール等を塗布する
ことも可能である。
で用いられる填料、サイズ剤、定着剤、歩留まり剤、紙
力増強剤等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない
範囲で含有するものである。さらに、表面にサイズプレ
ス等により、澱粉やポリビニルアルコール等を塗布する
ことも可能である。
【0023】
【作用】適度に平滑であることに加え、低密度な紙がモ
ノクロタイプの溶融型熱転写受像紙として必要十分な特
性を持っている、その理由としては明確ではないが、お
およそ次のようであろうと考えられる。
ノクロタイプの溶融型熱転写受像紙として必要十分な特
性を持っている、その理由としては明確ではないが、お
およそ次のようであろうと考えられる。
【0024】紙の平滑度を増すことは、インクリボンと
の密着性を確保することとなり、インクの転写効率が増
し高い濃度が得られる。しかしながら、熱伝導率は高く
なりインクが印字時に増粘しやすく紙表面に定着し難く
なる。
の密着性を確保することとなり、インクの転写効率が増
し高い濃度が得られる。しかしながら、熱伝導率は高く
なりインクが印字時に増粘しやすく紙表面に定着し難く
なる。
【0025】一方、紙の密度を低下させると、紙表面の
平滑性は低下するが、紙のクッション性が増すため同一
の平滑度で高密度の紙よりもインクリボンに対する密着
度が上がり転写効率が上がる。さらには、熱伝導率の低
下によりインクの増粘を防ぐこともできる。
平滑性は低下するが、紙のクッション性が増すため同一
の平滑度で高密度の紙よりもインクリボンに対する密着
度が上がり転写効率が上がる。さらには、熱伝導率の低
下によりインクの増粘を防ぐこともできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
以下における%、部はすべて重量によるものである。な
お、バクテリアセルロースの調製法は次の通りである。
る。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
以下における%、部はすべて重量によるものである。な
お、バクテリアセルロースの調製法は次の通りである。
【0027】調製例 次の方法でバクテリアセルロースを調製した。シューク
ロース5g/dl、酵母エキス0.5g/dl、 硫安0.5g
/dl、リン酸水素カリウム0.3g/dl、 硫酸マグネシ
ウム(MgSO4 7H2O)0.05g/dlからなる組成
の培地(pH5.0)50mlを容量200mlの三角
フラスコに張り込み、120℃で20分間蒸気殺菌して
培養液を作成した。次に、この培養液に酵母エキス0.
5g/dl、 ペプトン0.3g/dl、マンニトール2.5g
/dlからなる組成の試験管斜面寒天培地(pH6.0)
で30℃、3日間生育させたアセトバクター・アセチ・
サブスピーシス・キシリナム(ATCC 10821)
を1白金耳ずつ接種し、30℃で培養した。
ロース5g/dl、酵母エキス0.5g/dl、 硫安0.5g
/dl、リン酸水素カリウム0.3g/dl、 硫酸マグネシ
ウム(MgSO4 7H2O)0.05g/dlからなる組成
の培地(pH5.0)50mlを容量200mlの三角
フラスコに張り込み、120℃で20分間蒸気殺菌して
培養液を作成した。次に、この培養液に酵母エキス0.
5g/dl、 ペプトン0.3g/dl、マンニトール2.5g
/dlからなる組成の試験管斜面寒天培地(pH6.0)
で30℃、3日間生育させたアセトバクター・アセチ・
サブスピーシス・キシリナム(ATCC 10821)
を1白金耳ずつ接種し、30℃で培養した。
【0028】上記条件で30日間培養したところ、培養
液の上層に白色のバクテリアセルロース性多糖類を含む
ゲル状の膜が形成された。このゲル状の膜を水洗後、乾
燥重量の200倍の水を加え、エキセルオートホモジナ
イザー(日本精機社製)を用いて15000rpmで1
0分間処理し、バクテリアセルロースの0.5%懸濁液
を調製した。
液の上層に白色のバクテリアセルロース性多糖類を含む
ゲル状の膜が形成された。このゲル状の膜を水洗後、乾
燥重量の200倍の水を加え、エキセルオートホモジナ
イザー(日本精機社製)を用いて15000rpmで1
0分間処理し、バクテリアセルロースの0.5%懸濁液
を調製した。
【0029】実施例1〜5 調製例のバクテリアセルロースと木材パルプとして広葉
樹クラフトパルプ(LBKP)を5:95に配合したパ
ルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール
121、奥多摩工業社製)を10部、硫酸バンドを0.
5部、陽性澱粉(CATO3210、王子ナショナル株
式会社製)を1部、アルキルケテンダイマーサイズ剤
(サイズパインK−903、荒川化学工業株式会社製)
をアルキルケテンダイマー分として0.1部、歩留まり
剤(パーコール57、協和産業株式会社製)を0.02
部添加したパルプスラリーを用いて、小型角型手漉きシ
ートマシンで坪量70g/m2の紙を製造した。 筒型ドラ
イヤーで乾燥後、線圧を5水準に変化させて20、3
0、40、50、55kg/cmでのスーパーカレンダー処
理を行った。これらをカレンダー線圧の低いものから、
それぞれ実施例1、実施例2、実施例3、実施例4及び
実施例5の熱転写用受像シートとした。
樹クラフトパルプ(LBKP)を5:95に配合したパ
ルプ100部に対し、軽質炭酸カルシウム(タマパール
121、奥多摩工業社製)を10部、硫酸バンドを0.
5部、陽性澱粉(CATO3210、王子ナショナル株
式会社製)を1部、アルキルケテンダイマーサイズ剤
(サイズパインK−903、荒川化学工業株式会社製)
をアルキルケテンダイマー分として0.1部、歩留まり
剤(パーコール57、協和産業株式会社製)を0.02
部添加したパルプスラリーを用いて、小型角型手漉きシ
ートマシンで坪量70g/m2の紙を製造した。 筒型ドラ
イヤーで乾燥後、線圧を5水準に変化させて20、3
0、40、50、55kg/cmでのスーパーカレンダー処
理を行った。これらをカレンダー線圧の低いものから、
それぞれ実施例1、実施例2、実施例3、実施例4及び
実施例5の熱転写用受像シートとした。
【0030】実施例6 実施例3において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
0:90とする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを実施例6の熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
0:90とする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを実施例6の熱転写用受像シートとした。
【0031】実施例7 実施例3において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
3:97とする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを実施例7の熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
3:97とする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを実施例7の熱転写用受像シートとした。
【0032】実施例8〜9 実施例1において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
2:98とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて40、50kg/cmとする以外は全て実施
例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダー
線圧の低いものから、それぞれ実施例8及び実施例9の
熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
2:98とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて40、50kg/cmとする以外は全て実施
例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダー
線圧の低いものから、それぞれ実施例8及び実施例9の
熱転写用受像シートとした。
【0033】実施例10〜12 実施例1において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
5:85とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を3水
準に変化させて20、35、45kg/cmとする以外は全
て実施例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレ
ンダー線圧の低いものから、それぞれ実施例10、実施
例11、実施例12の熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
5:85とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を3水
準に変化させて20、35、45kg/cmとする以外は全
て実施例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレ
ンダー線圧の低いものから、それぞれ実施例10、実施
例11、実施例12の熱転写用受像シートとした。
【0034】比較例1〜2 実施例1において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
1:99とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて20、50kg/cmとする以外は全て実施
例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダー
線圧の低いものから、比較例1及び比較例2の熱転写用
受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて
1:99とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて20、50kg/cmとする以外は全て実施
例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダー
線圧の低いものから、比較例1及び比較例2の熱転写用
受像シートとした。
【0035】比較例3 実施例1において、調製例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
6:84とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を45
kg/cmとする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを比較例3の熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて1
6:84とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を45
kg/cmとする以外は全て実施例1と同一の方法で製造
し、これを比較例3の熱転写用受像シートとした。
【0036】比較例4〜5 実施例1において、調整例のバクテリアセルロースと木
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて2
0:80とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて20、40kg/cmとする以外は、全て実
施例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダ
ー線圧の低いものから、それぞれ比較例4及び比較例5
の熱転写用受像シートとした。
材パルプとしてのLBKPの配合を5:95に代えて2
0:80とし、スーパーカレンダー処理時の線圧を2水
準に変化させて20、40kg/cmとする以外は、全て実
施例1と同一の方法で紙を製造した。これらをカレンダ
ー線圧の低いものから、それぞれ比較例4及び比較例5
の熱転写用受像シートとした。
【0037】上記の実施例及び比較例に従って作製した
熱転写用受像シートの密度及び平滑性等を測定した。更
に、印字後の測定項目としては印字濃度、印字ムラおよ
び印字かすれを測定した。印字の評価結果は、テストパ
ターンを目視測定して平均値を示した。なお、表1中の
BCはバクテリアセルロース、LBKPは広葉樹クラフ
トパルプの略である。
熱転写用受像シートの密度及び平滑性等を測定した。更
に、印字後の測定項目としては印字濃度、印字ムラおよ
び印字かすれを測定した。印字の評価結果は、テストパ
ターンを目視測定して平均値を示した。なお、表1中の
BCはバクテリアセルロース、LBKPは広葉樹クラフ
トパルプの略である。
【0038】[ベック平滑度]平滑度は、JIS P8
119に準拠して測定した、ベック平滑度による測定時
間(秒)である。
119に準拠して測定した、ベック平滑度による測定時
間(秒)である。
【0039】[密度]密度は、JIS P8118に準
拠して測定した。
拠して測定した。
【0040】[印字濃度]印字濃度は、ベタ印刷部の光
学濃度(OD)をマクベス社製反射型濃度計モデルRD
918により測定した。ODが1.2以上であれば実用
上問題はなかった。なお、印字に際しては、プリンター
としてシャープ社製「ワードプロセッサー書院WD31
0F」を用いた。
学濃度(OD)をマクベス社製反射型濃度計モデルRD
918により測定した。ODが1.2以上であれば実用
上問題はなかった。なお、印字に際しては、プリンター
としてシャープ社製「ワードプロセッサー書院WD31
0F」を用いた。
【0041】[印字ムラ、印字かすれ]印字ムラ及び印
字かすれは、ベタ印字部の多いパターンを印字した場合
に印字かすれが発生するかどうか目視により評価した。
評価に当っては、プリンターとしてシャープ社製「ワー
ドプロセッサー書院WD310F」を使用した。評価の
基準として、記録ムラが殆ど発生しないものを◎、気に
ならない程度のものを○、多少目立つものを△、そして
実用上問題となるものを×として評価した。
字かすれは、ベタ印字部の多いパターンを印字した場合
に印字かすれが発生するかどうか目視により評価した。
評価に当っては、プリンターとしてシャープ社製「ワー
ドプロセッサー書院WD310F」を使用した。評価の
基準として、記録ムラが殆ど発生しないものを◎、気に
ならない程度のものを○、多少目立つものを△、そして
実用上問題となるものを×として評価した。
【0042】以上の結果をまとめて下記表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】評価結果:実施例2〜4と実施例1及び5
の熱転写用受像シートを比較した場合、熱転写用受像シ
ートの密度を0.65〜0.95g/cm3とすることで印
字濃度、印字かすれがより良化することがわかる。
の熱転写用受像シートを比較した場合、熱転写用受像シ
ートの密度を0.65〜0.95g/cm3とすることで印
字濃度、印字かすれがより良化することがわかる。
【0045】実施例2〜4及び6と実施例8〜12の熱
転写用受像シートを比較した場合、バクテリアセルロー
スと木材パルプの配合比を3:97〜10:90とする
ことで印字濃度、印字かすれがより良化することがわか
る。
転写用受像シートを比較した場合、バクテリアセルロー
スと木材パルプの配合比を3:97〜10:90とする
ことで印字濃度、印字かすれがより良化することがわか
る。
【0046】実施例11、12と比較例4、5の熱転写
用受像シートを比較した場合、バクテリアセルロースの
配合比が15を越えても印字品質は向上せず、バクテリ
アセルロース添加による効果が飽和していることがわか
る。
用受像シートを比較した場合、バクテリアセルロースの
配合比が15を越えても印字品質は向上せず、バクテリ
アセルロース添加による効果が飽和していることがわか
る。
【0047】実施例1〜12と比較例1、2の熱転写用
受像シートを比較した場合、バクテリアセルロースの配
合比が2未満の場合には印字品質は向上しないことがわ
かる。
受像シートを比較した場合、バクテリアセルロースの配
合比が2未満の場合には印字品質は向上しないことがわ
かる。
【0048】実施例12と比較例3の熱転写用受像シー
トを比較した場合、ベック平滑度が550秒を超えるこ
とで印字濃度、印字かすれが悪化することがわかる。
トを比較した場合、ベック平滑度が550秒を超えるこ
とで印字濃度、印字かすれが悪化することがわかる。
【0049】
【発明の効果】以上の結果から、本発明の熱転写用受像
シート、すなわちパルプ中に特定量のバクテリアセルロ
ースを含有するパルプスラリーを用いて抄造したシート
が熱転写用受像シートとして優れた品質であることが明
らかになった。
シート、すなわちパルプ中に特定量のバクテリアセルロ
ースを含有するパルプスラリーを用いて抄造したシート
が熱転写用受像シートとして優れた品質であることが明
らかになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱転写用受像シートにおいて、該受像シ
ートが木材パルプとバクテリアセルロースを主成分と
し、該木材パルプと該バクテリアセルロースの配合比が
98〜85:2〜15であることを特徴とする熱転写用
受像シート。 - 【請求項2】 木材パルプと該バクテリアセルロースの
配合比が、97〜90:3〜10であることを特徴とす
る請求項1記載の熱転写用受像シート。 - 【請求項3】 熱転写用受像シートが、密度0.65〜
0.95g/cm3、印字面のベック平滑度40〜550秒
であることを特徴とする請求項1または2記載の熱転写
用受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283547A JPH08142528A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 熱転写用受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283547A JPH08142528A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 熱転写用受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08142528A true JPH08142528A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17666944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6283547A Pending JPH08142528A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 熱転写用受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08142528A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102173193A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-09-07 | 东莞市博森印刷器材有限公司 | 一种用于纸张印刷或覆膜的控制系统及控制方法 |
| CN102229283A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-11-02 | 汕头东风印刷股份有限公司 | 一种联线复合剥离裁切设备及其生产工艺 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6283547A patent/JPH08142528A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102173193A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-09-07 | 东莞市博森印刷器材有限公司 | 一种用于纸张印刷或覆膜的控制系统及控制方法 |
| CN102229283A (zh) * | 2011-04-14 | 2011-11-02 | 汕头东风印刷股份有限公司 | 一种联线复合剥离裁切设备及其生产工艺 |
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