JPH08143568A - ピリドピリミジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

ピリドピリミジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物

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JPH08143568A
JPH08143568A JP6287626A JP28762694A JPH08143568A JP H08143568 A JPH08143568 A JP H08143568A JP 6287626 A JP6287626 A JP 6287626A JP 28762694 A JP28762694 A JP 28762694A JP H08143568 A JPH08143568 A JP H08143568A
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JP
Japan
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dioxo
group
pyrimidine
tetrahydropyrido
acetic acid
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Application number
JP6287626A
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English (en)
Inventor
Hiroko Sato
博子 佐藤
Miyoshi Sugizaki
美好 杉崎
Shozo Miyaoka
象三 宮岡
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン
−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−酢酸などの一般式(I)で表されるピリドピ
リミジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物。 【化1】 式中、A1、A2、A3、A4は一者が−N=基、他三者は−
CH=基を示し、Xは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基など、R1及びR2は−R3−COOR4(R3は
炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は水素ある
いは炭素数1乃至8の低級アルキル基を示す)などを示
す。 【効果】血糖降下作用及びAR阻害作用を有し、糖尿病
に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なピリドピリミジ
ン誘導体及びそれを含有する医薬組成物に関する。さら
に詳しくは血糖降下作用およびアルドースリダクターゼ
阻害作用を併せ持つピリドピリミジン誘導体、及びそれ
を含有する糖尿病性白内障、網膜症、神経障害、腎障害
などの糖尿病における各種合併症の予防および治療に有
用な医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】糖尿病治療薬としては、
早くからインスリン製剤が知られ、使用されてきた。そ
の後経口血糖降下剤として種々のビグアナイド系化合物
やスルホニルウレア系化合物が開発され用いられてき
た。しかしながらこれらの化合物には問題がある。即ち
インスリン製剤は現在のところ注射剤として使用されて
おり、軽減されているとはいえ、その使用時における不
便さは患者にとって大きな負担となっている。また、経
口血糖降下剤には、乳酸アシドーシスや重篤な低血糖と
いった副作用がみられ、毒性が低く、有効な糖尿病治療
薬の開発が望まれている。血糖降下剤に関連する先行技
術としては、USP4572912号、USP4645
617号およびUSP4687777号等が知られてい
る。
【0003】近年、糖尿病合併症の発症機序として、組
織内ソルビトールの蓄積、増加が注目され、グルコース
などのアルドースを還元してソルビトールに変換する酵
素であるアルドースリダクターゼの活性を阻害する化合
物が白内障、網膜症、神経障害、腎障害の治療に有用で
あることが文献上示唆されている[ケイ・エッチ・ギャ
バイ、エヌ・スパック、エス・ルーら、メタボリズム
(K.H.Gabbay,N.Spack,N.Loo,et al.Metabolism)、28(Su
ppl.1)、471-476、1979年、デイ・ドボルーニク、エヌ
・シマルドーデキュエスネ、エム・クラミら、サイエン
ス(D.Dvornik,N.Simard-Dequesne,M.Krami,et al.Scien
ce)、182、1146-1148、1973年、ジェイ・エッチ・キノ
シタ、デイ・ドボルーニク、エム・クラミら、バイオキ
ミカ.バイオフィジカ.アクタ(J.H.Kinoshita,D.Dvorn
ik,M.Krami,et al.Biochem.Boiphys.Acta)、158、475-4
75、1968参照]。これらのことよりアルドースリダクタ
ーゼ(AR)阻害剤の開発が進められている。AR阻害
剤に関連する先行技術としては、USP4734419
号、EP特許47109号、WO9212979号等が
知られている。
【0004】しかしながら、AR阻害剤はあくまでも糖
尿病合併症の対症療法剤であり、糖尿病そのものの治療
効果は低いと考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって糖尿病、加
えては糖尿病合併症の根本的な治療には血糖降下剤が必
要であり、さらにはAR阻害作用を併せ持つ血糖降下剤
の開発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、かかる状況
に鑑み鋭意研究を継続した結果、新規なピリドピリミジ
ン誘導体が該要請を満たすものであることを見いだし、
本発明を完成するに至った。上述した本発明とは以下の
通りである。
【0007】(1)一般式(I)で表されるピリドピリ
ミジン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒
和物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水
和物、付加塩の溶媒和物。
【0008】
【化5】
【0009】[式(I)中、A1、A2、A3、A4は任意
の一者が排他的に、−N=基を示し、他三者は、−CH
=基を示す。Xは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、またはハロアルキル基を示
す。R1、R2は排他的に、−R3−COOR4(R3は炭
素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は水素あるい
は炭素数1乃至8の低級アルキル基を示す)、あるいは
一般式(II)または(III)で表される基である。]
【0010】
【化6】
【0011】[式(II)中、Bはメチレン基、あるい
は式(IV)で表される二価の基、Tは弱酸性水素を有す
る複素環の基を示す。]
【0012】
【化7】
【0013】[式(III)中、mは1乃至8の整数を示
し、Qは式(IV)で表される二価の基、Tは弱酸性水素
を有する複素環の基を示す。]
【0014】
【化8】
【0015】[式(IV)中、−CH2−基と、−NHS
O2−基の芳香環上の接合位置関係は、1,2−、1,3
−、または1,4−である。]
【0016】(2)一般式(II)にいうTが、2,4−
ジオキソチアゾリジン−5−イル基であり、Bがメチレ
ン基である上記(1)に記載のピリドピリミジン誘導
体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒和物、金属
塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水和物、付加
塩の溶媒和物。
【0017】(3)一般式(II)にいうTが、2,4−
ジオキソチアゾリジン−5−イル基であり、Bが一般式
(IV)で表される基である上記(1)に記載のピリドピ
リミジン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶
媒和物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の
水和物、付加塩の溶媒和物。
【0018】(4)一般式(III)にいうTが、2,4−
ジオキソチアゾリジン−5−イル基であり、Qが一般式
(IV)で表される基である上記(1)に記載のピリドピ
リミジン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶
媒和物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の
水和物、付加塩の溶媒和物。
【0019】(5)上記(1)に記載のピリドピリミジ
ン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒和
物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水和
物、付加塩の溶媒和物を含有してなる医薬組成物。
【0020】(6)上記(2)に記載のピリドピリミジ
ン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒和
物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水和
物、付加塩の溶媒和物を含有してなる医薬組成物。
【0021】(7)上記(3)に記載のピリドピリミジ
ン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒和
物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水和
物、付加塩の溶媒和物を含有してなる医薬組成物。
【0022】(8)上記(4)に記載のピリドピリミジ
ン誘導体、及びその金属塩、付加塩、水和物、溶媒和
物、金属塩の水和物、金属塩の溶媒和物、付加塩の水和
物、付加塩の溶媒和物を含有してなる医薬組成物。
【0023】本発明の一般式(I)のピリドピリミジン
誘導体においてハロゲン原子としては、例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられ、低級アルキル基
としては、炭素数1乃至8の直鎖、分岐鎖または環状の
アルキル基が好ましく、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、
ter-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、オク
チル等が挙げられる。低級アルコキシ基としては、上記
の低級アルキル基と酸素原子が結合したものが挙げられ
る。また一般式(II)、一般式(III)において複素環
としては2,4−ジオキソチアゾリン−5−イル基等が
挙げられる。
【0024】一般式(I)で表されるピリドピリミジン
誘導体の好適な塩類としては、例えばリチウム、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属との塩、カルシウム、
マグネシウム等のアルカリ土類金属との塩、トリエチル
アミン、ピリジン等の有機塩基類との付加塩が挙げられ
る。
【0025】次に、一般式(I)で表される本発明のピ
リドピリミジン誘導体の製造法を以下詳細に説明する。 (製造法1)一般式(I)においてA1、A2、A3、A4
の任意の一者が排他的に−N=基を示し、他三者は−C
H=基を示し、Xが水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、またはハロアルキル基を示
し、R1、R2は排他的に、−R3−COOR4[式中、R
3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は水素あ
るいは炭素数1乃至8の低級アルキル基を示す。]、あ
るいは一般式(II)[式(II)中、Bはメチレン基、T
は2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル基を示
す。]である場合の本発明のピリドピリミジン誘導体の
製造法は以下の通りである。
【0026】すなわち、下記に示す一般式(V)で表さ
れる化合物と、下記一般式(VI)で表される化合物と
を、塩基性条件下反応させると下記一般式(VII)又は
(VIII)で表される化合物が得られる。
【0027】
【化9】
【0028】[式(V)中、A1、A2、A3、A4は任意
の一者が排他的に−N=基を示し、他三者は−CH=基
を示す。Xは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、またはハロアルキル基を示す。
R5、R6は排他的に−R3−COOR4(R3は炭素数1
乃至3のアルキレン基を示し、R4は炭素数1乃至8の
低級アルキル基を示す。)、あるいは水素を示す。]
【0029】
【化10】
【0030】[式(VI)中、Yは塩素、臭素、ヨウ素な
どのハロゲン原子を示す。]
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】[式(VII)及び(VIII)中、A1、A2、
A3、A4は任意の一者が排他的に−N=基を示し、他三
者は−CH=基を示し、Xは水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、またはハロアルキ
ル基を示す。R3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示
し、R4は炭素数1乃至8の低級アルキル基を示す。]
【0033】この際の塩基としては、水素化ナトリウム
等のアルカリ金属水素化物、水素化カルシウム等のアル
カリ土類金属水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン等のトリアルキルア
ミン、ピリジン、ルチジン、ピコリン、4−ジメチルア
ミノピリジン等のピリジン化合物等が挙げられ、好まし
くは、水素化ナトリウムが用いられる。
【0034】上記の反応は通常種々の溶媒、例えばジク
ロロメタン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、アセトン、ジメチルスルホキ
シド等のような反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒ま
たはそれらの混合物中で行われる。特に好ましい溶媒と
しては、N,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。
反応温度は通常は冷却下から加温下の範囲で反応が行わ
れる。例えば塩基として水素化ナトリウムを用いた場
合、反応温度は0℃から室温が好ましい。
【0035】また、一般式(VII)及び(VIII)で表さ
れる化合物の別の製造法としては、公知の方法[特開昭
62−96476号、及びジャーナル オブ メディシ
ナルケミストリー(Journal of Medicinal Chemistr
y)、34巻、1492-1503、1991年参照]に準じて、一般式
(IX)又は(X)で表される化合物にカルボニル化剤を
作用させることによっても得られる。この際のカルボニ
ル化剤としては、1,1'−カルボニルジイミダゾール、
ホスゲン、ビス(トリクロロメチル)カーボネート等が
挙げられ、好ましくは1,1'−カルボニルジイミダゾー
ルが用いられる。上記反応は好ましくは無溶媒で行われ
るが、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、例えばク
ロロホルム、ジメチルホルムアミド等を用いることもで
きる。反応温度は通常加温下で行われる。例えば無溶媒
で行われる場合、130℃が好ましい。
【0036】
【化13】
【0037】
【化14】
【0038】[式(IX)及び(X)中、A1、A2、A3、
A4、X、R3及びR4は一般式(VII)及び(VIII)に示
す意味と同じである。]
【0039】次に一般式(VII)又は(VIII)で表され
る生成物を還元し、一般式(XI)又は(XII)で表される
化合物を得る。
【0040】
【化15】
【0041】
【化16】
【0042】[式(XI)及び(XII)中、A1、A2、
A3、A4、X、R3及びR4は一般式(VII)及び(VII
I)に示す意味と同じである。]
【0043】還元反応の方法としては、接触還元、亜鉛
−酢酸、鉄−酢酸、塩化スズ(II)による還元等が挙げ
られるが、好ましくは接触還元もしくは塩化スズ(II)
が用いられる。接触還元の触媒としてはパラジウム−炭
素、ラネーニッケル、酸化白金等が挙げられるが、好ま
しくはパラジウム−炭素である。水素圧は1気圧乃至5
0気圧であるが、好ましくは1気圧乃至5気圧である。
溶媒としては、メタノール、エタノール等のアルコール
類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸等の有機
酸類及びこれらの混合物が挙げられる。反応温度は通
常、室温から加温下の範囲で行われる。例えば溶媒とし
てテトラヒドロフラン−メタノールを用いた場合は、常
圧で室温が好ましい。塩化スズ(II)を用いた還元にお
ける溶媒は通常、エタノールで反応温度は室温から還流
温度の範囲で行われる。
【0044】上記一般式(XI)又は(XII)で表される
化合物は、再結晶もしくはカラムクロマトグラフィーで
精製の後、メイルバインアリレイション反応を行い一般
式(XIII)又は(XIV)で表される化合物を生成する。
反応は例えばUSP4461902号及びジャーナル
オブ メディシナルケミストリー(Journal of Medicin
al Chemistry)、32巻、421-428、1989年等に記載の方
法に準じて行われる。すなわちメイルバインアリレイシ
ョン反応は通常アセトン、水またはメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、好ましくはアセトンまたはアセ
トンと水の混合物を溶媒とし、常法によるジアゾ化後、
酸の存在下、アクリル酸エステル類、次いで触媒量の第
一銅塩を加えることにより行われる。
【0045】
【化17】
【0046】
【化18】
【0047】[式(XIII)及び(XIV)中、A1、A2、
A3、A4、X、R3及びR4は式(VII)及び(VIII)に
示す意味と同じであり、R7はメチル基あるいはエチル
基を示し、Zは塩素、臭素などのハロゲン原子を示
す。]
【0048】次にこれらの化合物を酢酸ナトリウムの存
在下、チオ尿素と反応させ、下記式(XV)又は(XVI)
で表される化合物を合成し、さらに、これらの化合物を
酸加水分解するかあるいは必要に応じてさらに塩基性条
件下エステルの加水分解を行い、目的とする以下に示す
ような一般式(XVII)又は(XVIII)で表される化合物
を得る。
【0049】
【化19】
【0050】
【化20】 [式(XV)及び(XVI)中、A1、A2、A3、A4、X、
R3及びR4は一般式(VII)及び(VIII)に示す意味と
同じである。]
【0051】
【化21】
【0052】
【化22】
【0053】[式(XVII)及び(XVIII)中、A1、
A2、A3、A4、X及びR3は一般式(VII)及び(VII
I)に示す意味と同じであり、R4は水素原子あるいは炭
素数1乃至8の低級アルキル基を示す。]
【0054】酸加水分解反応に好適な酸としてはギ酸、
酢酸等の有機酸、硫酸、塩酸等の鉱酸が挙げられ、最も
好ましくは塩酸を用いる。反応溶媒はエタノール、メタ
ノール等のアルコール類、水、スルホラン、及びこれら
の混合物が挙げられるが、好ましくは水とアルコール類
の混合溶媒を用いる。この際一般式(XVII)又は(XVII
I)においてR4が水素原子、あるいは用いたアルコール
に応じた低級アルキル基である一般式(XVII)又は(XV
III)で表される化合物が得られる。そこで一般式(XVI
I)又は(XVIII)においてR4が水素原子である化合物
が必要な場合は、塩基として水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム好ましくは
水酸化ナトリウムを用い、溶媒として水、アセトン、ジ
オキサン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン等のような反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒また
はそれらの混合物中で加水分解を行う。
【0055】(製造法2)一般式(I)においてA1、A
2、A3、A4の任意の一者が排他的に−N=基を示し、
他三者は−CH=基を示し、Xが水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはハロアル
キル基を示し、R1、R2が排他的に、-R3-COOR
4[式中、R3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、
R4は水素原子あるいは炭素数1乃至8の低級アルキル
基を示す。]、あるいは一般式(II)[式中、Bは一般
式(IV)で表される二価の基、Tは2,4−ジオキソチ
アゾリジン−5−イル基を示す。]である場合の本発明
の化合物の製造法は以下の通りである。
【0056】すなわち、製造法1中の一般式(XI)又は
(XII)で表される化合物と一般式(XIX)で表される化
合物を、塩基性条件下反応させると一般式(XX)又は
(XXI)で表される化合物が得られる。
【0057】
【化23】
【0058】[式(XIX)中、Wは塩素、臭素、ヨウ素
等のハロゲン原子を示す。]
【0059】
【化24】
【0060】
【化25】
【0061】[式(XX)及び(XXI)中、A1、A2、
A3、A4、X、R3及びR4は一般式(VII)及び(VII
I)に示す意味と同じである。]
【0062】この際の塩基としては炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩、ト
リエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のトリ
アルキルアミン、ピリジン、ルチジン、4−ジメチルア
ミノピリジン等のピリジン化合物等が挙げられる。好ま
しくはジイソプロピルエチルアミンを用いる。反応溶媒
は、例えばジクロロメタン、クロロホルム、ピリジン、
N,N−ジメチルホルムアミド等のような反応に悪影響
を及ぼさない慣用の溶媒中で行われ好ましくはジクロロ
メタンを用いる。反応温度は0℃から還流下で好ましく
は0℃から室温で行われる。
【0063】次に、これらのニトロ化合物を製造法1に
記した方法に準じて還元し、さらに順次メイルバインア
リレイション反応、チオ尿素を用いた環化反応に付す。
得られた化合物を酸加水分解するかあるいは必要に応じ
てさらに塩基性条件下エステル加水分解に付し、目的と
する以下に示すような一般式(XXII)又は(XXIII)で
表される化合物を得る。
【0064】
【化26】
【0065】
【化27】
【0066】[式(XXII)及び(XXIII)中、A1、
A2、A3、A4、X及びR3は一般式(VII)及び(VII
I)に示す意味と同じであり、R4は水素原子あるいは炭
素数1乃至8の低級アルキル基を示す。]
【0067】また一般式(I)においてA1、A2、A3、
A4の任意の一者が排他的に−N=基を示し、他三者は
−CH=基を示し、Xが水素原子、ハロゲン原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基またはハロアルキル基を
示し、R1、R2が排他的に、-R3-COOR4[式中、R
3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は水素原
子あるいは炭素数1乃至8の低級アルキル基を示
す。]、あるいは一般式(II)[式中、Bは一般式(I
V)で表される二価の基であり、−CH2−基と−NHS
O2−基の芳香環上の接合位置関係が1,4−であり、T
は2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル基を示
す。]である場合の化合物については、製造法1中の一
般式(XI)又は(XII)で表される化合物に、公知の物
質[ジャ−ナル オブ メディシナル ケミストリー
(Journal of Medicinal Chemistry),35巻,1853-1864,
1992年参照]である化合物(XXIV)を塩基性条件下反応
させるかあるいは必要に応じてさらに塩基性条件下エス
テルを加水分解することによっても得られる。
【0068】
【化28】
【0069】この際の塩基としては炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウ
ム等のアルカリ金属炭酸水素塩、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン等のトリアルキルアミン類、
ピリジン、ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン等の
ピリジン化合物類が挙げられるが、好ましくはジイソプ
ロピルエチルアミンが挙げられる。
【0070】反応溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトン等のよう
な反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒またはそれらの
混合物中で行われ、好ましくはジクロロメタンが挙げら
れる。反応温度は0℃から加温下の範囲で、好ましくは
0℃から室温である。
【0071】前述した製造法で得られる本発明のピリド
ピリシジン誘導体は、例えば抽出、沈殿、分画クロマト
グラフィー、分別結晶化、再結晶等の常法により単離、
精製することができる。また、製造法1において出発物
質として用いられる一般式(V)で表される化合物は、
後述の方法1、方法2あるいは方法3にて合成すること
ができる。
【0072】(方法1)一般式(V)において、A1、A
4が排他的に−N=基あるいは−CH=基、A2、A3が
−CH=基であり、R5が−R3−COOR4(R3は炭素
数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は炭素数1乃至
8の低級アルキル基を示す。)、R6が水素である場合
の化合物の合成法は以下の通りである。
【0073】一般式(XXV)で表される化合物と一般式
(XXVI)で表される化合物とを塩基性条件下反応させる
と一般式(XXVII)で表される化合物が得られる。
【0074】
【化29】
【0075】[式(XXV)中、A1、A4は排他的に、−
N=基あるいは、−CH=基を示し、Xは一般式(V)
に示す意味と同じである。]
【0076】
【化30】
【0077】[式(XXVI)中、R3は炭素数1乃至3の
アルキレン基を示し、R4は炭素数1乃至8の低級アル
キル基を示す。]
【0078】
【化31】
【0079】[式(XXVII)中、A1、A4、X、R3及び
R4は一般式(XXV)及び一般式(XXVI)に示す意味と同
じである。]
【0080】この際の塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン等のトリアルキルアミ
ン類、ピリジン、ルチジン、ピコリン、4-ジメチルア
ミノピリジン等のピリジン化合物類が挙げられ、好まし
くは、トリエチルアミンが用いられる。
【0081】反応溶媒は、ジクロロメタン、トルエン、
ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒド
ロフラン、アセトン等のような反応に悪影響を及ぼさな
い慣用の溶媒またはそれらの混合物中で行われ、好まし
くはトルエンもしくはN,N−ジメチルホルムアミドが
挙げられる。反応温度は通常は冷却下から還流下の範囲
で行われる。
【0082】次に一般式(XXVII)で表される化合物
に、製造法1に記した方法に準じてカルボニル化剤を作
用させることにより一般式(V)で表される化合物が得
られる。
【0083】(方法2)一般式(V)において、A1、A
4が排他的に−N=基あるいは−CH=基、A2、A3が
−CH=基であり、R5が水素、R6が−R3−COOR4
(R3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は炭
素数1乃至8の低級アルキル基を示す。)である場合の
化合物の合成法は以下の通りである。
【0084】一般式(XXV)で表される化合物と一般式
(XXVIII)で表される化合物とを塩基性条件下反応させ
ると一般式(XXIX)で表される化合物が得られる。
【0085】
【化32】
【0086】[式(XXVIII)中、Lは塩素、臭素、ヨウ
素等のハロゲン原子を示し、R3およびR4は一般式(XX
VI)に示す意味と同じである。]
【0087】
【化33】
【0088】[式(XXIX)中、A1、A4、X、R3及び
R4は一般式(XXV)及び一般式(XXVI)に示す意味
と同じである。]
【0089】この際の塩基としては、水素化ナトリウム
等のアルカリ金属水素化物、水素化カルシウム等のアル
カリ土類金属水素化物、炭酸ナトリウム等のアルカリ金
属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸水
素塩、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン
等のトリアルキルアミン、ピリジン、ルチジン、ピコリ
ン、4−ジメチルアミノピリジン等のピリジン化合物等
が挙げられ、好ましくは、水素化ナトリウムが用いられ
る。
【0090】反応溶媒は、ジクロロメタン、ピリジン、
N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、
アセトン等のような反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶
媒またはそれらの混合物中で行われ、特に好ましい溶媒
としては、N,N−ジメチルホルムアミドが挙げられ
る。反応温度は冷却下から加温下の範囲で反応が行わ
れ、好ましくは0℃から室温である。
【0091】さらに一般式(XXIX)で表される化合物を
方法1に準じて濃アンモニア水で開環させ一般式(XX
X)で表される化合物とし、次いでカルボニル化剤を作
用させることにより一般式(V)で表される化合物が得
られる。
【0092】
【化34】
【0093】[式(XXX)中、A1、A4、X、R3及びR
4は一般式(XXV)及び一般式(XXVI)に示す意味と同じ
である。]
【0094】なお一般式(XXV)で表される化合物は公
知の物質であるか、または公知の方法[シンセシス(Sy
nthesis)、972、1982年参照]に準じて製造することが
できる。
【0095】(方法3)一般式(V)において、A1、A
2、A3、A4の任意の一者が排他的に−N=基を示し、
他三者は−CH=基を示し、R5が−R3−COOR
4(R3は炭素数1乃至3のアルキレン基を示し、R4は
炭素数1乃至8の低級アルキル基を示す。)、R6が水
素である場合、一般式(V)で表される化合物はWO9
212979号に記載の方法に準じて製造することがで
きる。
【0096】すなわち、一般式(XXXI)で表される化合
物を一般式(XXXII)[式(XXXII)中、R4は一般式
(V)に示す意味と同じである。]で表されるイソシアナ
ート酢酸のエステルと縮合させ、一般式(XXXIII)で表
される化合物とした後、濃アンモニア水で処理すること
により合成することができる。
【0097】
【化35】
【0098】[式(XXXI)中、R8はメチル基あるいは
エチル基を示す。A1、A2、A3、A4及びXは一般式
(V)に示す意味と同じである。]
【0099】
【化36】
【0100】[式(XXXII)中、R4は一般式(V)に示
す意味と同じである。]
【0101】
【化37】
【0102】[式(XXXIII)中、A1、A2、A3、A4、
X、R4及びR8は一般式(V)及び一般式(XXXI)に示
す意味と同じである。]
【0103】なお、一般式(XXXI)で表される化合物は
公知の物質であるか、または公知の方法[ジャーナル
オブ ケミカル ソサイアティー(C)(Journal of C
hemical Society(C))、1816-1821、1966年参照]に
準じて製造することができる。
【0104】本発明のピリドピリミジン誘導体は優れた
血糖降下作用とAR阻害作用を有しており、糖尿病合併
症の予防ならびに治療において有効である。本発明の化
合物を糖尿病合併症の予防ならびに治療を目的としてヒ
トに投与する場合はこれを内用、外用または局所投与に
適した有機または無機の補助成分と共に固形製剤、半固
形製剤または液状製剤として、経口的あるいは非経口的
に投与可能である。その投与形態としては、経口製剤と
して錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、乳剤、懸濁剤、
シロップ剤、非経口製剤として座剤、注射剤、点滴剤、
外用剤などとすることができる。
【0105】投与量は症状の程度、患者の年令、疾病の
進度などによって著しく異なるが、通常一日あたり0.
01mg/kg乃至200mg/kg、好ましくは0.05mg/kg乃
至50mg/kg、より好ましくは0.1乃至10mg/kgの割
合で、一日一乃至数回に分けて投与することができる。
【0106】製剤化にあたっては通常の製剤担体を用
い、当該技術分野における常法によってこれをなすこと
ができる。即ち、経口的固形製剤を製造する場合は、主
薬に賦形剤および必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤などを加えた後、常法に従
い錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、被覆製剤などとす
る。賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスターチ、白
糖、ブドウ糖、ソルビット、結晶セルロース、二酸化ケ
イ素などが用いられる。結合剤としては、例えばポリビ
ニルアルコール、ポリビニルエーテル、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼ
ラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルスターチ、ポ
リビニルピロリドンなどが用いられる。崩壊剤として
は、例えば澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶セルロース、
炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸カルシ
ウム、デキストリン、ペクチンなどが用いられる。滑沢
剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タル
ク、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油など
が用いられる。着色剤としては医薬品への添加が許可さ
れているものが用いられる。矯味剤、矯臭剤としては、
例えばココア末、ハッカ油、ハッカ脳、龍脳、芳香酸、
桂皮末などが用いられる。これらの錠剤、顆粒剤に、糖
衣、ゼラチン衣、その他必要に応じて適宜コーティング
を施すことはなんら差しつかえない。注射剤を調整する
場合には必要に応じて主薬にpH調整剤、緩衝剤、安定化
剤、可溶化剤などを添加し常法により、皮下、筋肉内、
静脈内用注射剤とする。
【0107】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は何らこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例中に述べる化合物の物性値は、プロト
ン核磁気共鳴スペクトル(NMR)は日立R−1200
(60MHz),Varian Unity 400(4
00MHz)を、赤外分光スペクトル(IR)はJeol
IR−810を、融点(m.p.)はYazawa B
Y−10を用いて測定した。
【0108】(実施例1)1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−酢酸 エチルエステル(XXXIV)及び1−{4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(X
XXV)の合成法 A.1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3
−d]−3,1−オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,
4−ジオキソピリド[3,2−d]−3,1−オキサジン
の合成法 2,3−ピリジンジカルボン酸無水物(31.6g, 0.
21mol)のクロロホルム懸濁液(140ml,エタノー
ルフリー)にトリメチルシリルアジド(29.5ml,0.
22mol)を加え、反応が開始するまで注意深く加熱し
た。最初の急激な窒素の発生がおさまった後、さらに1
時間加熱還流を行った。氷冷下にて反応液にエタノール
(12.4ml,0.21mol)を加え、さらに15分間撹
拌した後析出した沈殿をろ取、乾燥した。この沈殿物を
アセトニトリル(180ml)中にて1時間加熱還流した
後析出した沈殿をろ取し、目的とする1,2−ジヒドロ
−2,4−ジオキソピリド[2,3−d]−3,1−オキ
サジン及び1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド
[3,2−d]−3,1−オキサジン(乳白色粉末,2
8.4g,82%)を混合物として得た。尚、1,2−ジ
ヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−d]−3,1
−オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピ
リド[3,2−d]−3,1−オキサジンの生成比は、4
00MHzNMRより4:1であった。
【0109】B.N−(3−アミノピコリノイル)グリ
シン エチルエステル 及びN−(2−アミノニコチノ
イル)グリシン エチルエステルの合成法 1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−
d]−3,1−オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,4
−ジオキソピリド[3,2−d]−3,1−オキサジンの
混合物(12.0g,73.1mmol)、グリシン エチル
エステル・塩酸塩(10.2g,73.1mmol)、トリエ
チルアミン(22.4ml,160.9mmol)のトルエン懸
濁液(200ml)を6時間加熱還流した。反応液に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで2回抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(3:1)溶出画分
より目的とするN−(3−アミノピコリノイル)グリシ
ン エチルエステル(淡黄色油状,2.4g,15%)
を、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:2)溶出画分より
目的とするN−(2−アミノニコチノイル)グリシン
エチルエステル(淡黄色固体,7.6g,48%)を得
た。
【0110】C.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸
エチルエステルの合成法 N−(2−アミノニコチノイル)グリシン エチルエス
テル(6.9g,30.9mmol)、1,1'−カルボニルジ
イミダゾール(10.0g,61.8mmol)を130℃に
て融解させ、さらに30分間撹拌した。反応液を冷却し
生じた固体をエタノールを加えて洗浄、ろ取し、目的と
する2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステ
ル(白色粉末,7.4g,96%)を得た。
【0111】D.1−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 n−ヘキサンで洗浄した水素化ナトリウム(鉱油中60
%,0.41g,10.3mmol)のN,N−ジメチルホル
ムアミド懸濁液(30ml)中に2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(2.6g,10.3mmo
l)を氷冷下少量づつ加え、室温にて30分間撹拌した
後、4−ニトロベンジルブロミド(2.5g,11.3mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(15ml)を
氷冷下滴下し、さらに室温にて一夜撹拌した。反応液に
水を加え酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1)溶
出画分より目的とする1−(4−ニトロベンジル)−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
(淡黄色固体,3.6g,90%)を得た。
【0112】E.1−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 1−(4−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(7.2g,18.7mmo
l)、10%パラジウム−炭素(0.72g)をテトラヒ
ドロフラン−メタノール混合溶液(1:1,60ml)に
懸濁させ、水素気流下、室温にて一夜撹拌した。反応液
をろ過した後溶媒を減圧留去し、目的とする1−(4−
アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸
エチルエステル(淡黄色アモルファス,6.5g,9
8%)を得た。
【0113】F.1−[4−(2−ブロモ−2−エトキ
シカルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 1−(4−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(3.9g,11.1mmo
l)のアセトン溶液(15ml)に蒸留水(3ml)、47
%臭化水素(3.9ml,33.4mmol)を加えた後、5℃
以下にて亜硝酸ナトリウム(0.84g,12.2mmol)
の水溶液(1.5ml)を滴下し、30分間撹拌した。さ
らにアクリル酸エチル(7.2ml,66.7mmol)を加
え、反応液を40℃とした後、酸化銅(I)(0.16
g,1.1mmol)を少量づつ加えた。反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し
て得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(7:1)溶出画分
より目的とする1−[4−(2−ブロモ−2−エトキシ
カルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(淡黄色アモルファス,
4.4g,76%)を得た。
【0114】G.1−{4−[(2−イミノ−4−オキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,
4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,
3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成
法 1−[4−(2−ブロモ−2−エトキシカルボニルエチ
ル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸
エチルエステル(4.3g,8.4mmol)、チオ尿素
(0.70g,9.2mmol)、酢酸ナトリウム(0.76
g,9.2mmol)のエタノール溶液(50ml)を一夜加
熱還流した。反応液を氷水で冷却後析出した沈殿をろ取
し、目的とする1−{4−[(2−イミノ−4−オキソ
チアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル(白色粉
末,3.9g,定量的)を得た。
【0115】H.1−{4−[(2,4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル 及び1−
{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)
メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢
酸の合成法 1−{4−[(2−イミノ−4−オキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(2.7g,5.8mmo
l)、2N塩酸(29ml)のエタノール溶液(40ml)
を8時間加熱還流した後、水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、0.5%メタノール−クロ
ロホルム溶出画分より目的とする1−{4−[(2,4
−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジ
ル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエス
テル(XXXIV)(乳白色アモルファス,1.4g,52
%)を、1%メタノール−クロロホルム溶出画分より目
的とする1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン
−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−酢酸(XXXV)(白色固体,0.9g,36
%)を得た。
【0116】さらに1−{4−[(2,4−ジオキソチ
アゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル(XXXIV)
(1.4g,2.9mmol)、2N水酸化ナトリウム水溶液
(7.2ml)のテトラヒドロフラン−メタノール混合溶
液(1:1,20ml)を室温で2時間半撹拌した。反応
液に1N塩酸を加えpH5とした後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、1%メタノール−クロ
ロホルム溶出画分より目的とする1−{4−[(2,4
−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジ
ル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(XXXV)(白
色固体,1.0g,76%)を得た。この物のNMR及
びIRデータは下記式の構造(XXXIV)及び(XXXV)を
支持する。
【0117】
【化38】
【0118】400MHzNMR(CDCl3,TMS);
δ(ppm) 1.29(3H,t,J=7.1Hz),3.0
9(1H,dd,J=9.8,14.1Hz),3.49
(1H,dd,J=3.8,14.1Hz),4.24(2
H,q,J=7.1Hz),4.48(1H,dd,J=
3.8,9.8Hz),4.83(2H,s),5.55(2
H,s),7.16(2H,d,J=8.2Hz),7.2
4(1H,dd,J=4.8,7.7Hz),7.44
(2H,d,J=8.2Hz),8.48(1H,dd,J
=1.8,7.7Hz),8.69(1H,dd,J=1.
8,4.8Hz) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1760,171
0,1670
【0119】
【化39】
【0120】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.04(1H,dd,J
=9.9,14.1Hz),3.48(1H,dd,J=3.
8,14.1Hz),4.42(1H,dd,J=3.8,
9.9Hz),4.80(2H,s),5.52(2H,
s),7.16(2H,d,J=8.1Hz),7.24
(1H,dd,J=4.8,7.7Hz),7.42(2
H,d,J=8.1Hz),8.47(1H,dd,J=
2.0,7.7Hz),8.80(1H,dd,J=2.0,
4.8Hz),11.06(1H,brs) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
670
【0121】(実施例2)1−{3−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−酢酸 エチルエステル(XXXVI)及び1−{3−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(X
XXVII)の合成法 A.1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Dと同様の方法により、実施例1・Cで得た
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
と3−ニトロベンジルブロミドを反応させ、目的とする
1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステルを得た。
【0122】B.1−(3−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Eと同様の方法により、1−(3−ニトロベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸エチルエ
ステルを10%パラジウム−炭素を用いて還元し、目的
とする1−(3−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ
−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリ
ミジン−3−酢酸 エチルエステルを得た。
【0123】C.1−[3−(2−ブロモ−2−エトキ
シカルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Fと同様の方法により、1−(3−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸エチルエ
ステルとアクリル酸エチルを反応させ、目的とする1−
[3−(2−ブロモ−2−エトキシカルボニルエチル)
ベンジル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを得た。
【0124】D.1−{3−[(2−イミノ−4−オキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,
4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,
3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成
法 実施例1・Gと同様の方法により、1−[3−(2−ブ
ロモ−2−エトキシカルボニルエチル)ベンジル]−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
とチオ尿素を反応させ、目的とする1−{3−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを得た。
【0125】E.1−{3−[(2,4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル 及び1−
{3−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)
メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢
酸の合成法 実施例1・Hと同様の方法により、1−{3−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを2N塩酸を用いて加水分解し、目的とする
1−{3−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−酢酸 エチルエステル(XXXVI)及び1−{3−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(X
XXVII)を得た。また、1−{3−[(2,4−ジオキソ
チアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル(XXXV
I)を2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて加水分解
し、目的とする1−{3−[(2,4−ジオキソチアゾ
リジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオ
キソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]
ピリミジン−3−酢酸(XXXVII)を得た。この物のNM
R及びIRデータは下記式の構造(XXXVI)及び(XXXVI
I)を支持する。
【0126】
【化40】
【0127】60MHzNMR(CDCl3,TMS);δ
(ppm) 1.29(3H,t,J=7Hz),3.00〜
3.60(2H,m),4.25(2H,q,J=7H
z),4.51(1H,dd,J=4,9Hz),4.85
(2H,s),5.57(2H,s),7.05〜8.8
5(7H,ArH)
【0128】
【化41】
【0129】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.05(1H,dd,J
=9.9,14.1Hz),3.48(1H,dd,J=3.
8,14.1Hz),4.43(1H,dd,J=3.8,
9.9Hz),4.81(2H,s),5.55(2H,
s),7.11(1H,d,J=7.7Hz),7.24
(1H,dd,J=4.8,7.9Hz),7.24(1
H,t,J=7.7Hz),7.33(1H,s),7.3
9(1H,d,J=7.7Hz),8.47(1H,dd,
J=1.8,7.9Hz),8.69(1H,dd,J=1.
8,4.8Hz)IR(KBr);ν(cm-1) 175
0,1700,1650
【0130】(実施例3)1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミジン−3
−酢酸(XXXVIII)の合成法 A.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステ
ルの合成法 実施例1・Cと同様の方法により、実施例1・Bで得た
N−(3−アミノピコリノイル)グリシン エチルエス
テルと1,1'−カルボニルジイミダゾールを反応させ、
目的とする2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチル
エステルを得た。
【0131】B.1−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Dと同様の方法により、2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルと4−ニトロベンジル
ブロミドを反応させ、目的とする1−(4−ニトロベン
ジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ピリド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエ
ステルを得た。
【0132】C.1−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 1−(4−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(1.7g,4.4mmo
l)、塩化スズ(II)・2水和物(4.0g,17.5mmo
l)のエタノール溶液(17ml)を1時間半加熱還流し
た。反応液に1N水酸化ナトリウム水溶液を加えpH9と
した後、クロロホルムで2回抽出し有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、目的とする1
−(4−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミジン−
3−酢酸エチルエステル(黄色固体,1.4g,88
%)を得た。
【0133】D.1−[4−(2−ブロモ−2−エトキ
シカルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Fと同様の方法により、1−(4−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸エチルエ
ステルをメイルバイン反応に付し、目的とする1−[4
−(2−ブロモ−2−エトキシカルボニルエチル)ベン
ジル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ピリド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエ
ステルを得た。
【0134】E.1−{4−[(2−イミノ−4−オキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,
4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,
2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成
法 実施例1・Gと同様の方法により、1−[4−(2−ブ
ロモ−2−エトキシカルボニルエチル)ベンジル]−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
とチオ尿素を反応させ、目的とする1−{4−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[3,2−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを得た。
【0135】F.1−{4−[(2,4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−
d]ピリミジン−3−酢酸の合成法 1−{4−[(2−イミノ−4−オキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステル(0.91g,2.0mmo
l)を2N塩酸(20ml)中にて2時間半加熱還流を行
なった後、水と酢酸エチルを加え析出した沈殿をろ取し
た。残渣をエタノール−n−ヘキサンより再結晶を行な
い、目的とする1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾ
リジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオ
キソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,2−d]
ピリミジン−3−酢酸(XXXVIII)(白色結晶,0.62
g,72%,m.p.207〜209℃)を得た。この物
のNMR及びIRデータは下記式の構造(XXXVIII)を
支持する。
【0136】
【化42】
【0137】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.10(1H,dd,J
=9.5,14.1Hz),3.46(1H,dd,J=3.
8,14.1Hz),4.44(1H,dd,J=3.8,
9.5Hz),4.89(1H,d,J=16.2Hz),4.
93(1H,d,J=16.2Hz),5.36(2H,
s),7.22(4H,s),7.51(2H,d,J=
2.7Hz),8.61(1H,t,J=2.7Hz) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
660
【0138】(実施例4)1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3
−酢酸(XXXIX)の合成法 A.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステ
ルの合成法 3−アミノイソニコチン酸 メチルエステル(2.8
g,18.5mmol)とイソシアノ酢酸 エチルエステル
(2.6ml,23.2mmol)との混合物を50℃にて均質
になるまで加熱し、さらに15分間加熱した。反応液を
冷却した後無水エタノール(35ml)及び濃アンモニア
水(11ml)を加え、50℃にて6時間撹拌した。反応
液に1N塩酸を加えpH1とした後析出した沈殿をろ取
し、目的とする2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エ
チルエステル(淡黄色粉末,4.1g,89%)を得
た。
【0139】B.1−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Dと同様の方法により、2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルと4−ニトロベンジル
ブロミドを反応させ、目的とする1−(4−ニトロベン
ジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエ
ステルを得た。
【0140】C.1−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4
−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例3・Cと同様の方法により、1−(4−ニトロベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸エチルエ
ステルを塩化スズ(II)・2水和物を用いて還元し、目
的とする1−(4−アミノベンジル)−2,4−ジオキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピ
リミジン−3−酢酸 エチルエステルを得た。
【0141】D.1−[4−(2−ブロモ−2−エトキ
シカルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミ
ジン−3−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Fと同様の方法により、1−(4−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸エチルエ
ステルとアクリル酸エチルを反応させ、目的とする1−
[4−(2−ブロモ−2−エトキシカルボニルエチル)
ベンジル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを得た。
【0142】E.1−{4−[(2−イミノ−4−オキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,
4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,
4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステルの合成
法 実施例1・Gと同様の方法により、1−[4−(2−ブ
ロモ−2−エトキシカルボニルエチル)ベンジル]−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
とチオ尿素を反応させ、目的とする1−{4−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを得た。
【0143】F.1−{4−[(2,4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−
d]ピリミジン−3−酢酸の合成法 実施例3・Fと同様の方法により、1−{4−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸 エチ
ルエステルを2N塩酸で処理し、目的とする1−{4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−3−酢酸(X
XXIX)(m.p.161〜164℃)を得た。この物のNM
R及びIRデータは下記式の構造(XXXIX)を支持す
る。
【0144】
【化43】
【0145】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.07(1H,dd,J
=9.9,14.1Hz),3.49(1H,dd,J=3.
8,14.1Hz),4.43(1H,dd, J=3.8,9.
9Hz),4.86(2H,s),5.39(1H,d,J
=16.5Hz),5.44(1H,d,J=16.5H
z),7.22(2H,d,J=8.2Hz),7.27(2
H,d,J=8.2Hz),8.00(1H,d,J=4.
7Hz),8.51(1H,d,J=4.7Hz),8.65
(1H,s),11.55(1H,brs) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
680
【0146】(実施例5)1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−プロピオン酸 エチルエステル(XXXX)及び1−{4
−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピ
オン酸(XXXXI)の合成法 A.N−(3−アミノピコリノイル)−β−アラニン
エチルエステル 及びN−(2−アミノニコチノイル)
−β−アラニン エチルエステルの合成法 実施例1・Bと同様の方法により、実施例1・Aで得た
1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−
d]−3,1−オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,4
−ジオキソピリド[3,2−d]−3,1−オキサジンの
混合物とβ−アラニン エチルエステル・塩酸塩を反応
させ、目的とするN−(3−アミノピコリノイル)−β
−アラニン エチルエステル及びN−(2−アミノニコ
チノイル)−β−アラニン エチルエステルを得た。
【0147】B.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピ
オン酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Cと同様の方法により、N−(2−アミノニ
コチノイル)−β−アラニン エチルエステルと1,1'
−カルボニルジイミダゾールを反応させ、目的とする
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチル
エステルを得た。
【0148】C.1−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチルエステル
の合成法 実施例1・Dと同様の方法により、2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−プロピオン酸 エチルエステルと4−ニトロ
ベンジルブロミドを反応させ、目的とする1−(4−ニ
トロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピ
オン酸 エチルエステルを得た。
【0149】D.1−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチルエステル
の合成法 実施例1・Eと同様の方法により、1−(4−ニトロベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピオン酸
エチルエステルを10%パラジウム−炭素を用いて還
元し、目的とする1−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチルエステル
を得た。
【0150】E.1−[4−(2−ブロモ−2−エトキ
シカルボニルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−プロピオン酸 エチルエステルの合成法 実施例1・Fと同様の方法により、1−(4−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピオン酸
エチルエステルとアクリル酸エチルを反応させ、目的
とする1−[4−(2−ブロモ−2−エトキシカルボニ
ルエチル)ベンジル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−
プロピオン酸 エチルエステルを得た。
【0151】F.1−{4−[(2−イミノ−4−オキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,
4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,
3−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチルエステ
ルの合成法 実施例1・Gと同様の方法により、1−[4−(2−ブ
ロモ−2−エトキシカルボニルエチル)ベンジル]−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチル
エステルとチオ尿素を反応させ、目的とする1−{4−
[(2−イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)
メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プ
ロピオン酸 エチルエステルを得た。
【0152】G.1−{4−[(2,4−ジオキソチア
ゾリジン−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−プロピオン酸 エチルエステル及
び1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−
イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−
3−プロピオン酸の合成法 実施例1・Hと同様の方法により、1−{4−[(2−
イミノ−4−オキソチアゾリジン−5−イル)メチル]
ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピオン
酸 エチルエステルを2N塩酸を用いて加水分解し、目
的とする1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン
−5−イル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−3−プロピオン酸 エチルエステル(XXXX)及び
1−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イ
ル)メチル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−プロピオン酸(XXXXI)を得た。また、1−{4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピ
オン酸 エチルエステル(XXXX)を2N水酸化ナトリウ
ム水溶液を用いて加水分解し、目的とする1−{4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンジル}−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−プロピ
オン酸(XXXXI)を得た。この物のNMR及びIRデー
タは下記式の構造(XXXX)及び(XXXXI)を支持する。
【0153】
【化44】
【0154】60MHzNMR(CDCl3,TMS);
δ(ppm) 1.22(3H,t,J=7Hz),2.72
(2H,t,J=7Hz),3.00〜3.75(2H,
m),4.14(2H,q,J=7Hz),4.42(2
H,t,J=7Hz),4.50(1H,dd,J=5,
10Hz),5.56(2H,s),7.11〜8.77
(7H,ArH) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1760,171
0,1670
【0155】
【化45】
【0156】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 2.70(2H,t,J=
7.5Hz),3.05(1H,dd,J=9.9,14.1H
z),3.48(1H,dd,J=3.8,14.1Hz),
4.38(2H,t,J=7.5Hz),4.43(1H,
dd,J=3.8,9.9Hz),5.53(2H,s),
7.16(2H,d,J=8.2Hz),7.22(1H,
dd,J=4.8,7.7Hz),7.44(2H,d,J
=8.2Hz),8.45(1H,dd,J=1.8,7.
7Hz),8.67(1H,dd,J=1.8,4.8Hz) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
650
【0157】(実施例6)3−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエス
テル(XXXXII)の合成法 A.1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3
−d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 エチルエステ
ルの合成法 n−ヘキサンで洗浄した水素化ナトリウム(鉱油中60
%,0.75g,18.6mmol)のN,N−ジメチルホル
ムアミド懸濁液(30ml)中に実施例1・Aで得た1,
2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−d]−
3,1−オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,4−ジオ
キソピリド[3,2−d]−3,1−オキサジンの混合物
(2.8g,16.9mmol)を氷冷下少量づつ加え、室温
にて30分間撹拌した後、ブロモ酢酸 エチルエステル
(2.1ml,18.6mmol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド溶液(10ml)を氷冷下にて滴下し、さらに1時間
半撹拌した。反応液を氷水に注ぎ析出した沈殿をろ取
し、残渣を酢酸エチルに溶解させ無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去し、目的とする1,2−ジヒ
ドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−d]−3,1−
オキサジン−1−酢酸エチルエステル(桃色固体,1.
6g,37%)を得た。
【0158】B.2−(N−エトキシカルボニルメチ
ル)アミノ−N'−(4−ニトロベンジル)ニコチン酸
アミドの合成法 1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−
d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 エチルエステル
(1.3g,5.4mmol)、4−ニトロベンジルアミン・
塩酸塩(1.0g,5.4mmol)、トリエチルアミン
(1.6ml,11.8mmol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド懸濁液(20ml)を60℃にて2時間撹拌した。反
応液に水を加え酢酸エチルで抽出した後、有機層を飽和
食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られる残渣を酢酸エチル−n−ヘキサン
より再結晶を行い、目的とする2−(N−エトキシカル
ボニルメチル)アミノ−N'−(4−ニトロベンジル)
ニコチン酸アミド(淡黄色結晶,1.7g,86%)を
得た。
【0159】C.3−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエステルの合成法 2−(N−エトキシカルボニルメチル)アミノ−N'−
(4−ニトロベンジル)ニコチン酸アミド(1.7g,
4.6mmol)、1,1'−カルボニルジイミダゾール(3.
8g,23.2mmol)を130℃にて融解させ、さらに
1時間半撹拌した。反応液を冷却し生じた固体をエタノ
ールを加えて洗浄、ろ取し、目的とする3−(4−ニト
ロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 エ
チルエステル(乳白色固体,1.1g,61%)を得
た。
【0160】D.3−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエステルの合成法 3−(4−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−1−酢酸 エチルエステル(1.1g,2.8mmo
l)、10%パラジウム−炭素(0.11g)をテトラヒ
ドロフラン−メタノール混合溶液(1:1、20mml)
に懸濁させ、水素気流下、室温にて一夜撹拌した。反応
液をろ過した後溶媒を減圧留去し、目的とする3−(4
−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢
酸 エチルエステル(乳白色固体,0.8g,83%)
を得た。
【0161】E.3−(4−{4−[(2,4−ジオキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホン
アミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢
酸 エチルエステルの合成法 3−(4−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−1−酢酸 エチルエステル(0.83g,2.3mmo
l)のジクロロメタン溶液(10ml)に氷冷下にて4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンゼンスルホニルクロライド(0.72g,2.3
mmol)を加え、次いでジイソプロピルエチルアミン
(0.49ml,2.8mmol)を滴下し、室温にて一夜撹拌
した。反応液に水を加えクロロホルムで抽出し、有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
0.5%メタノール−クロロホルム溶出画分より目的と
する3−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジ
ン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベン
ジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエ
ステル(XXXXII)(淡黄色アモルファス,0.65g,
45%)を得た。 この物のNMRは下記式の構造(XX
XXII)を支持する。
【0162】
【化46】
【0163】60MHzNMR(CDCl3,TMS);δ
(ppm) 1.28(3H,t,J=7Hz),2.95〜
3.55(2H,m),4.24(2H,q,J=7H
z),4.55(1H,t,J=6Hz),4.90(1
H,d,J=14Hz),5.14(2H,s),5.40
(1H,d,J=14Hz),6.80〜8.70(11
H,ArH)
【0164】(実施例7)3−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸(XXXXIII)の
合成法 実施例6・Eで得た3−(4−{4−[(2,4−ジオ
キソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホ
ンアミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−
酢酸 エチルエステル(0.61g,0.98mmol)、2
N水酸化ナトリウム水溶液(2.5ml)のテトラヒドロ
フラン−メタノール混合溶液(1:1,6ml)を室温で
3時間半撹拌した。反応液に1N塩酸を加えpH5とした
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、1%メタノール−クロロホルム溶出画分より目的と
する3−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジ
ン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベン
ジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸(XXXXIII)
(白色アモルファス,0.52g,89%)を得た。こ
の物のNMR及びIRデータは下記式の構造(XXXXII
I)を支持する。
【0165】
【化47】
【0166】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.22(1H,dd,J
=8.2,14.1Hz),3.37(1H,dd,J=4.
0,14.1Hz),4.47(1H,dd,J=4.0,
8.2Hz),5.06(1H,d,J=14.1Hz),5.
08(2H,s),5.22(1H,d,J=14.1H
z),7.00(2H,d,J=8.4Hz),7.22(1
H,dd,J=4.8,7.7Hz),7.25(2H,
d,J=8.4Hz),7.29(2H,d,J=8.4H
z),7.67(2H,d,J=8.4Hz),8.44(1
H,dd,J=1.9,7.7Hz),8.61(1H,d
d,J=1.9,4.8Hz),9.02(1H,s) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
660,1160
【0167】(実施例8)3−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 ter−ブ
チルエステル(XXXXIV)の合成法 A.1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3
−d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 ter−ブチ
ルエステルの合成法 実施例6・Aと同様の方法により、実施例1・Aで得た
1,2−ジヒドロ−2,4-シ゛オキソヒ゜リト゛[2,3−d]−3,1−
オキサジン及び1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリ
ド[3,2−d]−3,1−オキサジンの混合物とブロモ
酢酸 ter−ブチルエステルを反応させ、目的とする
1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−
d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 ter−ブチル
エステルを得た。
【0168】B.2−(N−ter−ブトキシカルボニ
ルメチル)アミノニコチン酸アミドの合成法 1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3−
d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 ter−ブチル
エステル(8.0g,28.8mol)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液(50ml)に濃アンモニア水(13.7m
l)を氷冷下にて滴下し、さらに3時間撹拌した。反応
液に1N塩酸を加えpH8とした後析出した沈殿をろ取
し、目的とする2−(N−ter−ブトキシカルボニル
メチル)アミノニコチン酸アミド(桃色粉末,6.1
g,84%)を得た。
【0169】C.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸
ter−ブチルエステルの合成法 実施例1・Cと同様の方法により、2−(N−ter−
ブトキシカルボニルメチル)アミノニコチン酸アミド
(6.0g,24.0mmol)と1,1'−カルボニルジイミ
ダゾール(7.8g,48.0mmol)を反応させ、目的と
する2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸ter−ブチル
エステルを得た。
【0170】D.3−(4−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 ter−ブチルエステル
の合成法 実施例1・Dと同様の方法により、2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミ
ジン−1−酢酸 ter−ブチルエステルと4−ニトロ
ベンジルブロミドを反応させ、目的とする3−(4−ニ
トロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸
ter−ブチルエステルを得た。
【0171】E.3−(4−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 ter−ブチルエステル
の合成法 実施例1・Eと同様の方法により、3−(4−ニトロベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸ter−
ブチルエステルを10%パラジウム−炭素を用いて還元
し、目的とする3−(4−アミノベンジル)−2,4−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−1−酢酸 ter−ブチルエステルを
得た。
【0172】F.3−(4−{4−[(2,4−ジオキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホン
アミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢
酸 ter−ブチルエステルの合成法 実施例6・Eと同様の方法により、3−(4−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸ter−
ブチルエステルと4−[(2,4−ジオキソチアゾリジ
ン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホニルクロライド
を反応させ、目的とする3−(4−{4−[(2,4−
ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンス
ルホンアミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−
1−酢酸 ter−ブチルエステル(XXXXIV)を得た。
この物のNMR及びIRデータは下記式の構造(XXXXI
V)を支持する。
【0173】
【化48】
【0174】400MHzNMR(CDCl3,TMS);
δ(ppm) 1.49(9H,s),3.09(1H,d
d,J=4.7,14.2Hz),3.51(1H,dd,
J=4.7,14.2Hz),4.57(1H,dd,J=
4.7,4.7Hz),4.91(1H,d,J=14.2H
z),5.01(1H,d,J=16.8Hz),5.08
(1H,d,J=16.8Hz),5.43(1H,d,J
=14.2Hz),6.42(1H,s),6.86(2
H,d,J=8.4Hz),7.18(2H,d,J=8.
4Hz),7.26(1H,dd,J=4.8,7.9H
z),7.29(2H,d,J=8.4Hz),7.54(2
H,d,J=8.4Hz),8.51(1H,dd,J=
1.8,7.9Hz),8.63(1H,dd,J=1.
8,4.8Hz) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1740,171
0,1660,1160
【0175】(実施例9)3−(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 エチル
エステル(XXXXV)の合成法 A.2−(N−エトキシカルボニルメチル)アミノ−
N'−(3−ニトロベンジル)ニコチン酸アミドの合成
法 実施例6・Bと同様の方法により、実施例6・Aで得ら
れた1,2−ジヒドロ−2,4−ジオキソピリド[2,3
−d]−3,1−オキサジン−1−酢酸 エチルエステ
ルと3−ニトロベンジルアミン・塩酸塩を反応させ、目
的とする2−(N−エトキシカルボニルメチル)アミノ
−N'−(3−ニトロベンジル)ニコチン酸アミドを得
た。
【0176】B.3−(3−ニトロベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例6・Cと同様の方法により、2−(N−エトキシ
カルボニルメチル)アミノ−N'−(3−ニトロベンジ
ル)ニコチン酸アミドと1,1'−カルボニルジイミダゾ
ールを反応させ、目的とする3−(3−ニトロベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸エチルエステ
ルを得た。
【0177】C.3−(3−アミノベンジル)−2,4
−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3
−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエステルの合成法 実施例6・Dと同様の方法により、3−(3−ニトロベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸エチルエ
ステル(1.1g,2.8mmol)を還元し、目的とする3
−(3−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−
1−酢酸 エチルエステルを得た。
【0178】D.3−(3−{4−[(2,4−ジオキ
ソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホン
アミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢
酸 エチルエステルの合成法 実施例6・Eと同様の方法により、3−(3−アミノベ
ンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸エチルエ
ステルと4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−
イル)メチル]ベンゼンスルホニルクロライドを反応さ
せ、目的とする3−(3−{4−[(2,4−ジオキソ
チアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホンア
ミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸
エチルエステル(XXXXV)を得た。この物のNMRデ
ータは下記式の構造(XXXXV)を支持する。
【0179】
【化49】
【0180】60MHzNMR(CDCl3,TMS);δ
(ppm) 1.26(3H,t,J=7Hz),3.30
(2H,d,J=6Hz),4.23(2H,q,J=7H
z),4.54(1H,t,J=6Hz),5.09(2
H,s),5.14(2H,s),6.90〜8.70
(11H,ArH)
【0181】(実施例10)3−(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸(XXXXVI)の
合成法 実施例7と同様の方法により、実施例9・Dで得た3−
(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−
イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジル)−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−1−酢酸 エチルエステル
を加水分解し、目的とする3−(3−{4−[(2,4
−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼン
スルホンアミド}ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−1−酢酸(XXXXVI)を得た。この物のNMR及びI
Rデータは下記式の構造(XXXXVI)を支持する。
【0182】
【化50】
【0183】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.19(1H,dd,J
=8.4,14.1Hz),3.38(1H,dd,J=4.
0,14.1Hz),4.46(1H,dd,J=4.0,
8.4Hz),5.12(2H,d,J=16.6Hz),5.
13(2H,d,J=16.6Hz),7.00(1H,
s),7.10〜7.18(3H,m),7.23(1
H,dd,J=4.8,7.8Hz),7.25(2H,
d,J=8.4Hz),7.69(2H,d,J=8.4H
z),8.20(1H,s),8.44(1H,dd,J
=1.8,7.8Hz),8.62(1H,dd,J=1.
8,4.8Hz) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
670,1160
【0184】(実施例11)1−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエス
テル(XXXXVII)の合成法 実施例6・Eの方法により、実施例1・Eで得た1−
(4−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3
−酢酸 エチルエステルと4−[(2,4−ジオキソチ
アゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホニルク
ロライドを反応させ、目的とする1−(4−{4−
[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジル)−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル(XXXXVI
I)を得た。この物のNMR及びIRデータは下記式の
構造(XXXXVII)を支持する。
【0185】
【化51】
【0186】400MHzNMR(CDCl3,TMS);
δ(ppm) 1.29(3H,t,J=7.1Hz),3.1
6(1H,dd,J=4.2,13.9Hz),3.46
(1H,dd,J=5.5,13.9Hz),4.24(2
H,q,J=7.1Hz),4.56(1H,dd,J=
4.2,5.5Hz),4.85(2H,s),5.23(1
H,d,J=14.7Hz),5.75(1H,d,J=1
4.7Hz),6.48(1H,s),6.87(2H,
d,J=8.4Hz),7.21(2H,d,J=8.4H
z),7.25(2H,d,J=8.4Hz),7.29(1
H,dd,J=4.8,7.7Hz),7.58(2H,
d,J=8.4Hz),8.51(1H,dd,J=1.
8,7.7Hz),8.71(1H,dd,J=1.8,4.
8Hz) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1760,171
0,1670,1160
【0187】(実施例12)1−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(XXXXVIII)
の合成法 実施例7と同様の方法により、実施例11で得た1−
(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−
イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジル)−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
を2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて加水分解し、目
的とする1−(4−{4−[(2,4−ジオキソチアゾ
リジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}
ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(XXXXV
III)を得た。この物のNMR及びIRデータは下記式
の構造(XXXXVIII)を支持する。
【0188】
【化52】
【0189】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.18(1H,dd,J
=8.8,14.1Hz),3.42(1H,dd,J=4.
0,14.1Hz),4.46(1H,dd,J=4.0,
8.8Hz),4.78(2H,s),5.40(1H,
d,J=14.5Hz),5.51(1H,d,J=14.
5Hz),7.04(2H,d,J=8.6Hz),7.23
(1H,dd,J=4.8,7.9Hz),7.25(2
H,d,J=8.4Hz),7.29(2H,d,J=8.
6Hz),7.69(2H,d,J=8.4Hz),8.45
(1H,dd,J=2.0,7.9Hz),8.65(1
H,dd,J=2.0,4.8Hz) IR(KBr);ν(cm-1) 1750,1700,1
670,1160
【0190】(実施例13)1−(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエス
テル(XXXXIX)の合成法 実施例6・Eと同様の方法により、実施例2・Bで得た
1−(3−アミノベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−d]ピリミジ
ン−3−酢酸 エチルエステルと4−[(2,4−ジオ
キソチアゾリジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホ
ニルクロライドを反応させ、目的とする1−(3−{4
−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチ
ル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジル)−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−
d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル(XXXXIX)
を得た。この物のNMR及びIRデータは下記式の構造
(XXXXIX)を支持する。
【0191】
【化53】
【0192】60MHzNMR(CDCl3,TMS);δ
(ppm) 1.27(3H,t,J=7Hz),3.30
(2H,d,J=6Hz),4.23(2H,q,J=7H
z),4.53(1H,t,J=6Hz),4.82(2
H,s),5.46(2H,s),6.95〜8.75
(11H,ArH),9.00(1H,brs) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1760,171
0,1670,1160
【0193】(実施例14)1−(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−
5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(XXXXX)の合
成法 実施例7と同様の方法により、実施例13で得た1−
(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−
イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}ベンジル)−
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸 エチルエステル
を2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて加水分解し、目
的とする1−(3−{4−[(2,4−ジオキソチアゾ
リジン−5−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド}
ベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリド[2,3−d]ピリミジン−3−酢酸(XXXX
X)を得た。この物のNMR及びIRデータは下記式の
構造(XXXXX)を支持する。
【0194】
【化54】
【0195】400MHzNMR(CDCl3,DMSO−
d6,TMS);δ(ppm) 3.13(1H,dd,J
=9.3,14.1Hz),3.45(1H,dd,J=3.
8,14.1Hz),4.45(1H,dd,J=3.8,
9.3Hz),4.79(2H,s),5.46(2H,
s),7.01〜7.16(4H,m),7.22(2
H,d,J=8.6Hz),7.23(1H,dd,J=
4.8,7.9Hz),7.68(2H,d,J=8.6H
z),8.46(1H,dd,J=2.0,7.9Hz),
8.64(1H,dd,J=2.0,4.8Hz),8.92
(1H,s),11.33(1H,brs) IR(CHCl3);ν(cm-1) 1750,170
0,1660,1160
【0196】(試験例)次に、本発明のピリドピリミジ
ン誘導体の有効性を示す薬理試験の結果について説明す
る。また、本試験例に例示しない本発明のピリドピリミ
ジン誘導体についても同様の効果が認められた。
【0197】(1)血糖降下作用 実験には、13〜20週齢のKK/Ta Jcl雄性マ
ウスを1群4〜5匹として用いた。試験開始3日前に眼
窩静脈叢よりヘパリン採血(30μl)し、グルコース
オキシダーゼ法にて血糖値を求めた。血糖値が350〜
400mg/dl以上の個体を選び、各群の平均血糖値が等
しくなるように群分けした。各マウスは個別ケージに入
れ、本発明のピリドピリミジン誘導体を100mg/kgの
用量で1日2回経口投与した。4日目投与3時間後に採
血を行い、溶媒対照群の血糖値を100として、これに
対する血糖降下率(下記数1に示す)を求めた。結果を
表1に示す。
【0198】
【数1】
【0199】(2)アルドースリダクターゼ阻害活性
(ARI活性) 5週齢のWistar系雄性ラットをエーテル麻酔下に
致死し、直ちに水晶体を摘出した。水晶体からハイマン
(Hayman)らの方法[ジャーナル オブ バイオロジカ
ル ケミストリー(J.Biol.Chem.)、240、877-882、19
65年]に準じアルドースリダクターゼを調整した。アル
ドースリダクターゼ活性の測定はデュフラン(Dufran
e)らの方法[バイオケミカル メディシン(Biochem.m
ed.)、32、99-105、1984年]により行った。即ち10
0mM硫酸リチウム、0.03mMNADPH(還元型ニコ
チンアミドアデニン ジヌクレオチド ホスフェート)
及び基質として0.1mM DL−グリセロアルデヒドを
含むように調整した135mMナトリウム−カリウム−
リン酸緩衝液(pH7.0)400μlに上記アルドースリ
ダクターゼ50μlおよび各種濃度の本発明のピリドピ
リミジン誘導体(エタノールに溶解)50μlを加え、
30℃にて30分間反応させた。
【0200】次に、0.5N塩酸0.15mlを加えて反応
を停止させ、10mMイミダゾールを含む6N水酸化ナト
リウム0.5mlを添加することにより、前記反応によっ
て生じたNADP(ニコチンアミド アデニン ジヌク
レオチド ホスフェート)を蛍光物質に変換して、60
分後にその蛍光強度を測定した。蛍光強度は、室温でM
TP−100Fコロナマイクロプレートリーダ(コロナ
電気株式会社)をもちいて励起波長360nm,蛍光波長
460nmの条件で測定した。また、検体を加える代わり
にエタノールを加える以外は上記と同様に反応させて測
定した蛍光強度をコントロール値とした。検体のアルド
ースリダクターゼ阻害活性は、蛍光強度の減少よりアル
ドースリダクターゼ活性を50%阻害するのに必要な濃
度(50%阻害濃度;IC50)として求めた。結果を表
1に示す。
【0201】
【表1】
【0202】(急性毒性)ICR系雄性マウス(5週
命)を用いて、経口投与による急性毒性試験を行った。
本発明のピリドピリミジン誘導体のLD50値はいずれも
300mg/kg以上であり、高い安全性が確認された。
【0203】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表される新規な
ピリドピリミジン誘導体は、血糖降下作用及びAR阻害
作用を併せ持ち、それを含有する医薬組成物は、例えば
白内障、神経症、網膜症、腎障害等の糖尿病における各
種合併症の予防及び治療的処置のための薬剤として有効
である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で表されるピリドピリミジン
    誘導体。 【化1】 [式(I)中、A1、A2、A3、A4は任意の一者が排他
    的に−N=基を示し、他三者は−CH=基を示す。Xは
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基、またはハロアルキル基を示す。R1、R2は排他
    的に−R3−COOR4(R3は炭素数1乃至3のアルキ
    レン基を示し、R4は水素あるいは炭素数1乃至8の低
    級アルキル基を示す)、あるいは一般式(II)または
    (III)で表される基である。] 【化2】 [式(II)中、Bはメチレン基、あるいは式(IV)で表
    される二価の基、Tは弱酸性水素を有する複素環の基を
    示す。] 【化3】 [式(III)中、mは1乃至8の整数を示し、Qは式(I
    V)で表される二価の基、Tは弱酸性水素を有する複素
    環の基を示す。] 【化4】 [式(IV)中、−CH2−基と、−NHSO2−基の芳香
    環上の接合位置関係は、1,2−、1,3−、または1,
    4−である。]
  2. 【請求項2】一般式(II)にいうTが、2,4−ジオキ
    ソチアゾリジン−5−イル基であり、Bがメチレン基で
    ある請求項1に記載のピリドピリミジン誘導体。
  3. 【請求項3】一般式(II)にいうTが、2,4−ジオキ
    ソチアゾリジン−5−イル基であり、Bが一般式(IV)
    で表される基である請求項1に記載のピリドピリミジン
    誘導体。
  4. 【請求項4】一般式(III)にいうTが、2,4−ジオキ
    ソチアゾリジン−5−イル基であり、Qが一般式(IV)
    で表される基である請求項1に記載のピリドピリミジン
    誘導体。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のピリドピリミジン誘導体
    を含有してなる医薬組成物。
  6. 【請求項6】請求項2に記載のピリドピリミジン誘導体
    を含有してなる医薬組成物。
  7. 【請求項7】請求項3に記載のピリドピリミジン誘導体
    を含有してなる医薬組成物。
  8. 【請求項8】請求項4に記載のピリドピリミジン誘導体
    を含有してなる医薬組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0708098B1 (en) * 1994-10-07 1999-03-03 Sankyo Company Limited Oxime derivatives, their preparation and their therapeutic use
EP0745600B1 (en) * 1995-06-01 2001-10-24 Sankyo Company Limited Benzimidazole derivatives, their preparation and their therapeutic use
KR100377788B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물
KR100377787B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물
US6849648B2 (en) 2001-10-12 2005-02-01 Warner-Lambert Company Phenylene alkyne matrix metalloproteinase inhibitors

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