JPH08150923A - 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置 - Google Patents

自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置

Info

Publication number
JPH08150923A
JPH08150923A JP6294745A JP29474594A JPH08150923A JP H08150923 A JPH08150923 A JP H08150923A JP 6294745 A JP6294745 A JP 6294745A JP 29474594 A JP29474594 A JP 29474594A JP H08150923 A JPH08150923 A JP H08150923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
input shaft
shaft
output shaft
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6294745A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kobayashi
勲 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP6294745A priority Critical patent/JPH08150923A/ja
Publication of JPH08150923A publication Critical patent/JPH08150923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通常ブレーキ時であっても、自動ブレーキを確
実に作動させる。 【構成】ラック34aを有するラック部材34が入力軸
19に相対摺動自在に遊嵌されているとともに、ラック
部材34の前端34bはストッパ35当接可能となって
いる。更に、ピニオンギヤ36がラック34aの歯に噛
み合わされて設けられ、このピニオンギヤ36は電動モ
ータ37によって回転される。通常ブレーキ作動中に、
自動ブレーキの作動条件となると、電動モータ37およ
びピニオンギヤ36が回転し、ラック部材34が入力軸
19に対して相対的に前進する。ラック部材34がスト
ッパ35に当接した後ラック部材34が更に前進する
と、入力軸19も更に前進し、自動ブレーキが作動す
る。自動ブレーキ作動中に、通常ブレーキ作動がする
と、入力軸19がブレーキペダル踏み込みにより更に前
進し、通常ブレーキが作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌の坂道
発進を簡単に行うことができるようにするため、信号待
ちや渋滞路におけるブレーキペダルを踏み続ける操作を
不要にするため、駆動輪の空転時にトラクションコント
ロールを行うため、坂道での車輌停止状態の保持のた
め、走行中での車間距離制御のため、下り坂でのオーバ
ースピード防止等の車輌の走行速度を抑制するため、サ
イドブレーキの掛け忘れを防止するため等に用いられる
自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車においては、パーキングブ
レーキやブレーキペダルからアクセルペダルへの急なペ
ダル踏み換え操作を必要とすることなく自動車等の車輌
の坂道発進を簡単に行うことができるようにするため、
あるいは信号待ちや渋滞路におけるブレーキペダルを踏
み続ける操作を不要にしてブレーキ操作による疲労を軽
減することができるようにするため等に自動ブレーキ装
置を備えたブレーキ倍力装置が開発されている。
【0003】このような自動ブレーキ装置を備えたブレ
ーキ倍力装置として、従来、図5に示すような特開平4
ー292256号公報に開示されているブレーキ倍力装
置がある。図5に示すブレーキ倍力装置は真空倍力装置
からなり、この図示状態では真空倍力装置50は弁機構
51の大気弁51aが閉じかつ真空弁51bが開いて、
室A,B,C,Dには真空が導入されたブレーキ非作動状
態となっている。また、ソレノイドバルブ52が通常時
は図示位置に設定され、したがってベローズ53によっ
て囲まれた室A′は通常時真空が導入されている。
【0004】このブレーキ非作動状態において、通常ブ
レーキ時には図示しないブレーキペダルが踏み込まれて
入力軸54が前進すると、弁機構51の大気弁51aが
開きかつ真空弁51bが閉じるので、大気が変圧通路5
5,56を通って変圧室B,Dにそれぞれ導入される。こ
れにより、ダイヤフラム57,58の前後の室A,Bおよ
びC,D間に差圧が生じて、ダイヤフラム57,58およ
びパワーピストン59,60が前進し、出力軸61から
出力が発生され、この出力によりマスタシリンダ62が
作動して、通常ブレーキが作動する。
【0005】ダイヤフラム57,58およびパワーピス
トン59,60の前進は、大気弁51aが閉じて変圧室
B,Dに大気が導入されなくなるまで行われ、その結果
出力は入力すなわちブレーキペダル踏み込み量に応じた
所定のサーボ比の出力となる。この状態では、弁機構5
1の大気弁51aおよび真空弁51bはともに閉じた状
態となる。
【0006】一方、ブレーキ非作動状態において、自動
ブレーキ時にはコントローラによってソレノイドバルブ
52が切り換えられると、室A′に大気が導入され、こ
の大気は更に定圧通路63、開いている真空弁51b、
変圧通路55,56を通って変圧室B,Dにそれぞれ導入
される。これにより、前述の通常ブレーキ時と同様にダ
イヤフラム57,58およびパワーピストン59,60が
前進し、ブレーキが作動する。こうして、自動ブレーキ
作動条件となったときコントローラからの制御信号によ
ってソレノイドバルブ52が切り換えられることによ
り、自動ブレーキが作動するようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置では、運転
者がブレーキペダルを踏み込んで通常ブレーキを行って
いるときは、真空弁51bは閉じて定圧通路63と変圧
通路55とは遮断された状態となっている。このため、
運転者がブレーキペダルを踏み込んでいるときに自動ブ
レーキ作動条件となり、コントローラによりソレノイド
バルブ52が切り換えられて室A′および定圧通路63
に大気が導入されても、この大気は変圧通路55には導
入されなく、ブレーキは作動しない。すなわち、運転者
のブレーキペダル踏み込み時には、自動ブレーキ作動条
件となっても自動ブレーキを作動することはできなかっ
た。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、運転者のブレーキペダル
踏み込み時であっても、自動ブレーキを確実に作動させ
ることのできる自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作部材の操作によ
り前進する入力軸とこの入力軸の入力に対応して所定の
サーボ比で倍力された力を発生する倍力機構とこの倍力
機構で発生した力を前進して出力する出力軸とを備え、
前記入力軸の入力に応じて所定のサーボ比で倍力して前
記出力軸から出力するブレーキ倍力装置において、前記
入力軸または前記出力軸に、この入力軸または出力軸を
少なくとも前進方向に移動する駆動手段が設けられてお
り、この駆動手段は、前記入力軸または前記出力軸に設
けられたストッパと、前記入力軸または前記出力軸に相
対摺動自在に嵌合されかつ前記入力軸または前記出力軸
に対して相対前進して前記ストッパに当接することによ
り前記入力軸または前記出力軸を前進させる軸移動部材
と、この軸移動部材を前記入力軸または前記出力軸に対
して相対摺動させる動力発生手段とから構成されている
ことを特徴としている。
【0010】また請求項2の発明は、動力発生手段が電
動モータであることを特徴としている。更に請求項3の
発明は、前記軸移動部材がラックが形成されているラッ
ク部材で構成されているとともに、このラック部材のラ
ックに噛み合うピニオンギヤが前記電動モータの回転軸
に取り付けられていることを特徴としている。
【0011】更に請求項4の発明は、前記軸移動部材が
ウォームギヤが形成されているウォームギヤ部材で構成
されているとともに、このウォームギヤ部材のウォーム
ギヤに噛み合うウォームが前記電動モータの回転軸に取
り付けられていることを特徴としている。更に請求項5
の発明は、前記ブレーキ倍力装置が真空倍力装置である
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】このように構成された本発明においては、ブレ
ーキ操作部材の操作により入力軸が前進して倍力機構が
作動し、更に倍力機構の作動により出力軸が前進して通
常ブレーキが作動する。また、動力発生手段の駆動によ
って軸移動部材が入力軸または出力軸に対して相対的に
前進してストッパに当接した後、軸移動部材と入力軸ま
たは出力軸とが一緒に前進することにより、自動ブレー
キが作動する。
【0013】次に、ブレーキ操作部材の操作による通常
ブレーキ作動中に、自動ブレーキの作動条件となって動
力発生手段が駆動されると、軸移動部材が入力軸または
出力軸に対して相対的に前進してストッパに当接する。
更なる動力発生手段の駆動により、軸移動部材が、通常
ブレーキ作動で既に前進している入力軸または出力軸を
更に前進させるので、自動ブレーキが確実に作動する。
【0014】また、自動ブレーキ作動中に、ブレーキ操
作部材の操作による通常ブレーキが作動されると、自動
ブレーキ作動で既に前進している入力軸または出力軸が
軸移動部材に対して相対的に前進する。これにより、通
常ブレーキが確実に作動する。
【0015】このように本発明においては、通常ブレー
キ作動中でも、自動ブレーキが確実に作動するととも
に、逆に自動ブレーキ作動中でも、ブレーキペダルが踏
み込まれたときは、通常ブレーキが確実に作動するよう
になる。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明に係る自動ブレーキ装置を備
えたブレーキ倍力装置の第1実施例を示す部分断面図で
ある。図1に示すように、ブレーキ倍力装置1は従来公
知の負圧倍力装置を有しており、この負圧倍力装置1
は、例えばバヨネット結合により互いに結合されたフロ
ントシェル2とリヤシェル3とを備えている。
【0017】バルブボディ4がリヤシェル3を貫通する
ようにして配設されており、このバルブボディ4はリヤ
シェル3とシール部材5とにより気密にかつ摺動自在に
支持されている。バルブボディ4には、両シェル2,3
内の空間に配設されたパワーピストン部材6が連結され
ている。このパワーピストン部材6の背面でシェル2,
3とバルブボディ4との間にはダイヤフラム7が設けら
れている。パワーピストン部材6とダイヤフラム7とに
よってパワーピストン8が構成され、このパワーピスト
ン8によって、両シェル2,3内の空間が定圧室9と変
圧室10とに区画されている。
【0018】バルブボディ4には、定圧室9に開口する
凹嵌部11が形成されており、この凹嵌部11の底部は
その中央部分が定圧室9側に突出する突出部4aが形成
されている。この突出部4aのほぼ中心には、凹嵌部1
1に開口する第1孔12が形成されており、この第1孔
12に連続して後方(図において右方)に向かって順に
第2孔13、第3孔14、第4孔15および大気に開口
する第5孔16がそれぞれ穿設されている。更にバルブ
ボディ4には、定圧室9と第4孔15とを連通する軸方
向の通路17が穿設されている。
【0019】また、バルブボディ4の第1孔12には弁
プランジャ18が摺動自在に嵌合されている。この弁プ
ランジャ18の右端部には、本発明のブレーキ操作部材
である図示されないブレーキペダルに連動する入力軸1
9が連結されている。バルブボディ4には、第2孔13
と直交するように半径方向の孔20が形成され、この孔
20を貫通してキー部材21が弁プランジャ18に、軸
方向に相対移動可能に嵌合されている。また、キー部材
21は弁プランジャ18とともに孔20の幅だけ軸方向
に移動できるようになっているとともに、このキー部材
21によって弁プランジャ18がバルブボディ4から抜
け出るのを防止されている。更に、バルブボディ4には
第2孔13と直交するように変圧室10に開口する通路
22が穿設されている。この通路22は第3孔14にも
連通している。
【0020】バルブボディ4の第5孔16には、制御弁
23が設けられている。この制御弁23は、バルブボデ
ィ4に取り付けられ、入力軸19との間に介設されたば
ね24の弾発力によって常時弁プランジャ18の方向に
付勢されている弁体25と、弁プランジャ18の右端に
形成された第1弁座26と、バルブボディ4に形成され
た第2弁座27とを備えている。この制御弁23は、弁
体25が第1弁座26に着座しかつ第2弁座27から離
座しているときには定圧室9と変圧室10とを連通する
とともに変圧室10と大気との連通を遮断するように
し、弁体25が第1弁座26から離座しかつ第2弁座2
7に着座しているときには定圧室9と変圧室10との連
通を遮断するとともに変圧室10と大気とを連通するよ
うに切り換え制御するようになっている。したがって、
弁体25と第1弁座26とにより、大気の導入を制御す
る大気弁が構成され、また弁体25と第2弁座27とに
より、真空の導入を制御する真空弁が構成されている。
【0021】バルブボディ4の凹嵌部11には、出力軸
28の右端大径部が配設されており、この右端大径部に
形成された凹部がバルブボディ4の突出部4aに摺動自
在に嵌合されている。この右端大径部の凹部内には、バ
ルブボディ4の突出部4aと出力軸28との間にリアク
ションディスク29が収納されている。そして、弁プラ
ンジャ18とリアクションディスク29との間に、所定
の間隙が設定されている。
【0022】出力軸28は、バルブボディ4を非作動位
置に戻す戻しばね30により右方に付勢されているリテ
ーナ31によってバルブボディ4から抜け出るのを防止
されている。また、出力軸28の左端部はシール部材3
2により気密にかつ摺動自在に支持されてフロントシェ
ル2から外部に突出しており、その左端はフロントシェ
ル2に取り付けられる図示されないマスタシリンダのピ
ストンに連動するようになっている。
【0023】バルブボディ4およびこれに連結された各
パワーピストン8は戻しばね30によって通常は図示さ
れた非作動位置に保持されている。この非作動状態で
は、キー部材21はリヤシェル3の内面に当接すること
により、弁プランジャ18の右行を規制してこの弁プラ
ンジャ18を後退限位置に保持している。そして、入力
軸19の非作動時には、キー部材21はバルブボディ4
に対して前進した位置となっており、このときには弁体
25が第1弁座26と第2弁座27との両方に着座して
いて、変圧室10は大気および定圧室9のいずれからも
遮断している。したがって、制動の際、入力軸19の前
進により弁プランジャ18が作動されるとすぐに弁体2
5と第1弁座26とが離れて、変圧室10と大気とが直
ちに連通するようになっている。
【0024】定圧室9はフロントシェル2に取り付けら
れた負圧導入管33を介して、例えば図示されないエン
ジンのインテークマニホールドに連通している。したが
って、定圧室9には常時負圧が導入されるようになって
いる。
【0025】また、本発明の軸移動部材であるとともに
表面にラック34aが形成された筒状のラック部材34
が入力軸19に相対摺動自在に遊嵌されているととも
に、このラック部材34の前端34bは、ラック部材3
4が入力軸19に対して相対的に前進したとき入力軸1
9に形成されたフランジ状のストッパ35に当接するよ
うにされている。更に、ピニオンギヤ36がラック34
aの歯に噛み合わされて設けられているとともに、図2
に示すようにこのピニオンギヤ36は、本発明の動力発
生手段である電動モータ37の回転軸37aに固設され
ていて電動モータ37によって回転されるようになって
いる。これらのピニオンギヤ36および電動モータ37
は、負圧倍力装置に対して車体の所定位置に設置されて
いる。
【0026】次に、この実施例の作用について説明す
る。ブレーキ倍力装置1が図示された非作動位置にある
ときは、制御弁23の弁体25は第1弁座26に着座
し、第2弁座27とはわずかの隙間を維持しており、大
気弁は閉の状態に、真空弁は閉じた状態になっている。
また、ラック部材34は図1に示す位置に設定されてお
り、ラック部材34の前端34aと入力軸19のストッ
パ35との間には所定の間隙が設定されている。
【0027】まず通常ブレーキの作用について説明す
る。通常ブレーキを行うにあたって、ブレーキペダルを
踏み込むと、入力軸19がバルブボディ4に向かって前
進する。このとき、ラック部材34は入力軸19の相対
摺動自在に遊嵌されているので、入力軸19が前進して
もラック部材34は何ら移動しないとともに、入力軸1
9もラック部材34に阻害されることなくスムーズに前
進する。入力軸19の前進により、弁プランジャ18が
キー部材21とバルブボディ4とに対して前進移動し、
制御弁23の弁体25は第2弁座27に着座するととも
に、弁体25から第1弁座26が離れ、真空弁が閉じる
とともに大気弁が開く。これにより、大気圧の空気が第
5孔16、弁体25と第1弁座26との間の間隙、第3
孔14、第2孔13の通路14aおよび通路22を通っ
て変圧室10に流入する。
【0028】変圧室10内に流入した空気により、パワ
ーピストン8が作動し、バルブボディ4が前進するの
で、ブレーキ倍力装置1は出力軸28から出力を発生し
てマスタシリンダのピストンを作動する。これにより、
通常ブレーキが作動する。弁体25が第1弁座26に着
座して大気弁が閉じると、変圧室10内には空気が流入
しなくなり、バルブボディ4の前進は停止する。こうし
て、ブレーキ倍力装置1は、入力に応じた所定のサーボ
比で倍力された出力を発生するようになる。その場合、
バルブボディ4、パワーピストン8および制御弁23に
より本発明の倍力機構が構成されている。
【0029】通常ブレーキ解除のためブレーキペダルを
解放すると、入力軸19が後退するとともに、弁プラン
ジャ18はキー部材21が孔20の後面に当接するまで
バルブボディ4に対して相対的に後退する。この弁プラ
ンジャ18の後退により、弁体25が第2弁座27から
離座して真空弁が開き、変圧室10内に導入された空気
は通路22、弁体25と第2弁座27との間隙、通路1
7、定圧室9および負圧導入管33を通って流出し、変
圧室10の圧力が低下する。これにより、戻しばね30
の弾発力により、バルブボディ4およびパワーピストン
8がともに後退し、図1に示す非作動状態となる。
【0030】次に自動ブレーキの作用について説明す
る。自動ブレーキの所定の作動条件になると、図示しな
いコントローラは電動モータ37を駆動する。この電動
モータ37の駆動により、ピニオンギヤ36が図1にお
いて時計方向に回転するので、ラック部材34は入力軸
に対して相対的に前進する。このとき、ラック部材34
は入力軸19の相対摺動自在に遊嵌されているので、ラ
ック部材34が前進しても入力軸19は何ら移動しない
とともに、ラック部材34も入力軸19に阻害されるこ
となくスムーズに前進する。ラック部材34が所定の間
隙だけ前進すると、ラック部材34の前端34bがスト
ッパ35に当接するとともに、更なるピニオンギヤ36
の時計方向の回転により、ラック部材34と一緒に入力
軸19が前進する。この入力軸19の前進により、前述
の通常ブレーキと同様に負圧倍力装置が作動して出力す
る。これにより、自動ブレーキが作動する。電動モータ
37はコントローラによって制御された回転量だけ回転
すると、停止する。このとき、負圧倍力装置の出力はコ
ントローラによって制御された電動モータの回転量に対
応して所定の倍力比で倍力された出力となる。
【0031】自動ブレーキ作動状態において自動ブレー
キ作動条件が解消すると、コントローラから解除制御信
号が出力され、電動モータ37およびピニオンギヤ36
は図1において反時計方向に回転する。これにより、ラ
ック部材34が後退するとともに、ラック部材34の前
端34bがストッパ35から離れるとともに、入力軸1
9が後退するので、前述の通常ブレーキと同様に自動ブ
レーキが解除する。
【0032】次に、運転者のブレーキペダル踏み込みに
よる通常ブレーキ作動中に、自動ブレーキの作動条件と
なると、前述と同様にコントローラにより電動モータ3
7およびピニオンギヤ36が時計方向に回転し、ラック
部材34が前進する。そして、ラック部材34がストッ
パ35に当接した後、更にラック部材34が前進する
と、ブレーキペダル踏み込みによって前進している入力
軸19が更に前進し、自動ブレーキが作動するととも
に、ブレーキ力が大きくなる。この自動ブレーキ作動状
態で、運転者がブレーキペダルを解放しても、入力軸1
9は戻らなく、自動ブレーキ作動状態に保持される。自
動ブレーキ作動条件が解消すると、前述と同様に自動ブ
レーキは解除される。このように、通常ブレーキ作動中
でも、自動ブレーキの作動条件となったときは、自動ブ
レーキが確実に作動するようになる。そして、電動モー
タ37、ピニオン−ラック機構34,36およびストッ
パ35により、本発明の駆動手段が構成されている。
【0033】更に自動ブレーキの作動中に、運転者のブ
レーキペダル踏み込みによる通常ブレーキ作動が行われ
ると、自動ブレーキ作動によるラック部材34の前進に
よって前進している入力軸19がブレーキペダル踏み込
みにより更に前進し、通常ブレーキが作動するととも
に、ブレーキ力が大きくなる。この通常ブレーキ作動状
態で、自動ブレーキ作動条件が解消しても、ブレーキペ
ダルが踏み込まれているので、入力軸19は戻らなく、
通常ブレーキ作動状態に保持される。ブレーキペダルが
解放されると、前述と同様に通常ブレーキは解除され
る。このように、自動ブレーキ作動中でも、ブレーキペ
ダルが踏み込まれたときは、通常ブレーキが確実に作動
するようになる。
【0034】図3は本発明の第2実施例を示す図1と同
様の部分断面図である。なお、前述の第1実施例と同じ
構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説
明は省略する。
【0035】前述の第1実施例では、ラック部材34と
ピニオンギヤ36とからなるピニオン−ラック機構が用
いられているが、この第2実施例では、ウォームギヤ機
構が用いられている。すなわち、図3に示すようにウォ
ームギヤ38aが形成された筒状のウォームギヤ部材3
8が入力軸19に相対摺動自在に遊嵌されている。ま
た、ウォーム39がウォームギヤ部材38に噛み合うよ
うにして設けられており、このウォーム39は電動モー
タ37の回転軸37aに固設されている。したがって、
電動モータ37の回転により、ウォームギヤ部材38が
入力軸19に対して相対摺動しながら前進または後退す
るようになっている。そして、自動ブレーキの作動は、
ウォームギヤ部材38が前進してその前端38bが入力
軸19のストッパ35に当接した後、更にウォームギヤ
部材38が前進して入力軸19が前進することにより行
われる。自動ブレーキの解除は、ウォームギヤ部材38
が後退してその前端38bがストッパ35から離れるこ
とにより行われる。第2実施例の他の作用は第1実施例
の作用と同じであるので、その説明は省略する。
【0036】図4は、本発明の第3実施例を示す図1と
同様の部分断面図である。なお、前述の第1および第2
実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、
その詳細な説明は省略する。
【0037】前述の第2実施例ではウォームギヤ機構の
ウォームギヤ部材38が入力軸19に摺動自在に遊嵌さ
れるとともに、ストッパ35が入力軸19に設けられて
いるが、この第3実施例では、ウォームギヤ機構は出力
軸28側に設けられている。すなわち、図4に示すよう
にウォームギヤ38aが形成された筒状のウォームギヤ
部材38が出力軸28に相対摺動自在に遊嵌されてい
る。また、ウォーム39がウォームギヤ部材38に噛み
合うようにして設けられており、このウォーム39は電
動モータ37の回転軸37aに固設されている。また、
フランジ状のストッパ35が出力軸28に形成されてい
る。図3に示す非作動状態において、ストッパ35とウ
ォームギヤ部材38の前端38bとの間には所定の間隙
が設定されている。
【0038】この第3実施例の作用について説明する。
通常ブレーキの作用は、前述の第1および第2実施例と
同じであるので、その説明は省略する。次に自動ブレー
キの作用について説明する。自動ブレーキの所定の作動
条件なってコントローラにより電動モータ37が駆動さ
れると、ウォーム39が回転するので、ウォームギヤ部
材38は出力軸28に対して相対的に前進し、ウォーム
ギヤ部材38の前端38bがストッパ35に当接する。
更なるウォーム39の回転により、ウォームギヤ部材3
8と一緒に出力軸28が前進する。この出力軸28の前
進により、前述の通常ブレーキと同様に図示しないマス
タシリンダのピストンが作動して出力する。これによ
り、自動ブレーキが作動する。
【0039】自動ブレーキ作動状態において自動ブレー
キ作動条件が解消すると、コントローラからの解除制御
信号により、電動モータ37およびウォーム39が逆回
転する。これにより、ウォームギヤ部材38が後退し
て、ウォームギヤ部材38の前端38bがストッパ35
から離れるとともに、戻しばね30により出力軸28が
後退するので、自動ブレーキが解除する。
【0040】次に、運転者のブレーキペダル踏み込みに
よる通常ブレーキ作動中に、自動ブレーキの作動条件と
なると、前述と同様にコントローラにより電動モータ3
7およびウォーム39が回転し、ウォームギヤ部材38
が前進する。そして、ウォームギヤ部材38がストッパ
35に当接した後、更にウォームギヤ部材38が前進す
ると、通常ブレーキ作動によって前進している出力軸2
8が更に前進し、自動ブレーキが作動するとともに、ブ
レーキ力が大きくなる。この自動ブレーキ作動状態で、
運転者がブレーキペダルを解放して通常ブレーキを解除
しても、出力軸28は戻らなく、自動ブレーキ作動状態
に保持される。自動ブレーキ作動条件が解消すると、前
述と同様に自動ブレーキは解除される。このように、通
常ブレーキ作動中でも、自動ブレーキの作動条件となっ
たときは、自動ブレーキが確実に作動する。
【0041】更に自動ブレーキの作動中に、運転者のブ
レーキペダル踏み込みによる通常ブレーキ作動が行われ
ると、自動ブレーキ作動のウォームギヤ部材38の前進
によって前進している出力軸28が負圧倍力装置の出力
により更に前進し、通常ブレーキが作動するとともに、
ブレーキ力が大きくなる。この通常ブレーキ作動状態
で、自動ブレーキ作動条件が解消しても、負圧倍力装置
が出力しているので、出力軸28は戻らなく、通常ブレ
ーキ作動状態に保持される。ブレーキペダルが解放され
ると、前述と同様に通常ブレーキは解除される。このよ
うに、自動ブレーキ作動中でも、ブレーキペダルが踏み
込まれたときは、通常ブレーキが確実に作動する。この
第3実施例の他の作用および効果は前述の第1および第
2実施例と同じである。
【0042】なお、前述の第1実施例ではピニオン−ラ
ック機構を入力軸側に設けるようにしているが、このピ
ニオン−ラック機構も、前述の第3実施例のウォーム歯
車機構と同様に出力軸側に設けるようにすることもでき
る。
【0043】また、前述の各実施例では、本発明の動力
発生手段として電動モータ37による電気的な動力を用
いるものとしているが、動力発生手段としては、例えば
圧縮空気、真空あるいは油圧等の他の動力を用いること
もできる。更に、動力発生手段の動力を軸移動部材に伝
達するために、ピニオン−ラック機構またはウォームギ
ヤ機構を用いているが、例えば動力発生手段にピストン
やダイヤフラム等の直線的に出力を発生する手段を用い
る場合等は、単純なリンク機構を用いることもできる。
【0044】更に、前述の各実施例では、本発明をいず
れも負圧倍力装置に適用して説明しているが、本発明は
負圧倍力装置以外の液圧倍力装置等の他の倍力装置にも
適用することができる。更に、ストッパ、軸移動部材、
および動力発生手段からなる本発明の駆動手段はブレー
キ倍力装置を備えていないブレーキシステムにも適用す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置によれ
ば、自動ブレーキ作動中にブレーキ操作部材の操作によ
る通常ブレーキが作動されたとき、入力軸または出力軸
が自動ブレーキ作動を行う軸移動部材に対して相対的に
前進できるようにしているので、自動ブレーキ作動中で
あっても通常ブレーキを確実に作動させることができる
とともに、ブレーキ力をより大きくすることができる。
【0046】また、逆に通常ブレーキ作動中に自動ブレ
ーキが作動されたとき、入力軸または出力軸が自動ブレ
ーキ作動を行う軸移動部材により前進できるようにして
いるので、通常ブレーキ作動中であっても自動ブレーキ
を確実に作動させることができるとともに、ブレーキ力
をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動ブレーキ装置を備えたブレ
ーキ倍力装置の第1実施例を示す部分断面図である。
【図2】 図1の矢印A方向から見たピニオン−ラック
機構を示す図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す部分断面図であ
る。
【図4】 本発明の第3実施例を示す部分断面図であ
る。
【図5】 従来の自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍
力装置を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…負圧倍力装置、2…フロントシェル、3…リヤシェ
ル、4…バルブボディ、6…パワーピストン部材、7…
ダイヤフラム、8…パワーピストン、9…定圧室、10
…変圧室、16…制御弁、17…通路、18…弁プラン
ジャ、19…入力軸、23…制御弁、26…弁体、27
…第1弁座、28…出力軸、29…リアクションディス
ク、30…戻しばね、33…負圧導入管、34…ラック
部材、34a…ラック、35…ストッパ、36…ピニオ
ンギヤ、37…電動モータ、37a…回転軸、38…ウ
ォームギヤ部材、38a…ウォームギヤ、39…ウォー
ム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作部材の操作により前進する
    入力軸とこの入力軸の入力に対応して所定のサーボ比で
    倍力された力を発生する倍力機構とこの倍力機構で発生
    した力を前進して出力する出力軸とを備え、前記入力軸
    の入力に応じて所定のサーボ比で倍力して前記出力軸か
    ら出力するブレーキ倍力装置において、 前記入力軸または前記出力軸に、この入力軸または出力
    軸を少なくとも前進方向に移動する駆動手段が設けられ
    ており、この駆動手段は、前記入力軸または前記出力軸
    に設けられたストッパと、前記入力軸または前記出力軸
    に相対摺動自在に嵌合されかつ前記入力軸または前記出
    力軸に対して相対前進して前記ストッパに当接すること
    により前記入力軸または前記出力軸を前進させる軸移動
    部材と、この軸移動部材を前記入力軸または前記出力軸
    に対して相対摺動させる動力発生手段とから構成されて
    いることを特徴とする自動ブレーキ装置を備えたブレー
    キ倍力装置。
  2. 【請求項2】 動力発生手段が電動モータであることを
    特徴とする請求項1記載の自動ブレーキ装置を備えたブ
    レーキ倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記軸移動部材はラックが形成されてい
    るラック部材で構成されているとともに、このラック部
    材のラックに噛み合うピニオンギヤが前記電動モータの
    回転軸に取り付けられていることを特徴とする請求項2
    記載の自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置。
  4. 【請求項4】 前記軸移動部材はウォームギヤが形成さ
    れているウォームギヤ部材で構成されているとともに、
    このウォームギヤ部材のウォームギヤに噛み合うウォー
    ムが前記電動モータの回転軸に取り付けられていること
    を特徴とする請求項2記載の自動ブレーキ装置を備えた
    ブレーキ倍力装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ倍力装置は真空倍力装置で
    あることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記
    載の自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置。
JP6294745A 1994-11-29 1994-11-29 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置 Pending JPH08150923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294745A JPH08150923A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294745A JPH08150923A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08150923A true JPH08150923A (ja) 1996-06-11

Family

ID=17811762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6294745A Pending JPH08150923A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08150923A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321611A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Bosch Braking Systems Co Ltd 電動式ブレーキ倍力装置
KR100461808B1 (ko) * 2002-05-28 2004-12-14 현대자동차주식회사 자동차의 페달 어셈블리
KR100916409B1 (ko) * 2008-06-04 2009-09-07 현대자동차주식회사 차량용 브레이크 부스터
KR100920707B1 (ko) * 2008-06-30 2009-10-07 인하대학교 산학협력단 전자 브레이크 시스템

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321611A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Bosch Braking Systems Co Ltd 電動式ブレーキ倍力装置
US6634724B2 (en) * 2001-04-26 2003-10-21 Bosch Braking Systems Co., Ltd. Electrically driven brake booster
KR100461808B1 (ko) * 2002-05-28 2004-12-14 현대자동차주식회사 자동차의 페달 어셈블리
KR100916409B1 (ko) * 2008-06-04 2009-09-07 현대자동차주식회사 차량용 브레이크 부스터
KR100920707B1 (ko) * 2008-06-30 2009-10-07 인하대학교 산학협력단 전자 브레이크 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH045577B2 (ja)
JP2000079877A (ja) 負圧式倍力装置
US6561075B2 (en) Power booster with mechanical panic assist function
JP3539585B2 (ja) 自動ブレーキ装置を備えたブレーキシステム
JP2000108880A (ja) 負圧式倍力装置
JP2000127944A (ja) 流体圧倍力装置およびこれを用いたブレーキシステム
JP3521258B2 (ja) 気圧式倍力装置
JPH0647374B2 (ja) ブレ−キ装置
JP2000177578A (ja) 負圧式倍力装置
JP4844860B2 (ja) アダプティブクルーズコントロールシステム
JP2001341631A (ja) 負圧式倍力装置
US5802950A (en) Brake booster for vehicles
JP3661259B2 (ja) 倍力装置
JP3496775B2 (ja) 自動ブレーキ装置を備えたブレーキ倍力装置
JPH1029529A (ja) 負圧倍力システム
JP4482845B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JP2001063551A (ja) 負圧ブースタ
JP3175461B2 (ja) 車両用自動ブレーキ装置
JPH1148947A (ja) 負圧式倍力装置
JPH049701B2 (ja)
JP2000302025A (ja) 負圧式倍力装置
JP4502527B2 (ja) 負圧ブースタ
JPH1148949A (ja) 負圧式倍力装置
JPH11334573A (ja) 圧力発生装置
JPH0634201Y2 (ja) 倍力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040609