JPH1029529A - 負圧倍力システム - Google Patents
負圧倍力システムInfo
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- JPH1029529A JPH1029529A JP8185914A JP18591496A JPH1029529A JP H1029529 A JPH1029529 A JP H1029529A JP 8185914 A JP8185914 A JP 8185914A JP 18591496 A JP18591496 A JP 18591496A JP H1029529 A JPH1029529 A JP H1029529A
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- air supply
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- pressure chamber
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 13
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電磁弁の作動音ができるだけ静かになるように
するとともに、負圧倍力装置および電磁弁の取付作業や
管の接続作業を簡単にする。 【解決手段】給気用通路39,42、この給気用通路3
9,42を開閉制御する常開の第1電磁弁開閉、制御弁
23を介することなく定圧室9と変圧室10とを接続す
る室間接続通路、およびこの室間接続通路を開閉制御す
る常閉の第2電磁開閉弁がマニホールドプレート34に
一体的に組み込まれる。更に、このマニホールドプレー
ト34が負圧倍力装置1に一体的に組み付けられて、ユ
ニットが形成される。このユニットが隔壁51にエンジ
ンルームR1内に位置するようにかつ大気圧の空気が運
転室R2内から取り入れられるようにして取り付けられ
る。これにより、取付作業が容易になり、運転室R2内
では各電磁弁の作動音が静かになり、運転室R2のきれ
いな空気が負圧倍力装置1に取り入れられる。
するとともに、負圧倍力装置および電磁弁の取付作業や
管の接続作業を簡単にする。 【解決手段】給気用通路39,42、この給気用通路3
9,42を開閉制御する常開の第1電磁弁開閉、制御弁
23を介することなく定圧室9と変圧室10とを接続す
る室間接続通路、およびこの室間接続通路を開閉制御す
る常閉の第2電磁開閉弁がマニホールドプレート34に
一体的に組み込まれる。更に、このマニホールドプレー
ト34が負圧倍力装置1に一体的に組み付けられて、ユ
ニットが形成される。このユニットが隔壁51にエンジ
ンルームR1内に位置するようにかつ大気圧の空気が運
転室R2内から取り入れられるようにして取り付けられ
る。これにより、取付作業が容易になり、運転室R2内
では各電磁弁の作動音が静かになり、運転室R2のきれ
いな空気が負圧倍力装置1に取り入れられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
いてブレーキペダルの踏力を負圧により倍力してブレー
キ力を増大させるための負圧倍力システムの技術分野に
属し、特に電磁弁を用いて負圧倍力装置への負圧および
大気の導入を制御することにより、出力を可変制御する
負圧倍力システムの技術分野に属するものである。
いてブレーキペダルの踏力を負圧により倍力してブレー
キ力を増大させるための負圧倍力システムの技術分野に
属し、特に電磁弁を用いて負圧倍力装置への負圧および
大気の導入を制御することにより、出力を可変制御する
負圧倍力システムの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のブレーキシステム
には、ブレーキペダルの踏力を負圧により倍力して出力
することによりブレーキ力を増大させる負圧倍力装置を
備えた負圧倍力システムがある。
には、ブレーキペダルの踏力を負圧により倍力して出力
することによりブレーキ力を増大させる負圧倍力装置を
備えた負圧倍力システムがある。
【0003】このような負圧倍力装置を備えた負圧倍力
システムにおいて、制動車輪のロック傾向時にこの車輪
のロック傾向を解消するようにブレーキ力を調整するア
ンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御ともいう)
を行うアンチロックブレーキ制御システム(以下、AB
Sともいう)を搭載した車両用制動装置が、例えば実開
平2−125879号公報により提案されている。
システムにおいて、制動車輪のロック傾向時にこの車輪
のロック傾向を解消するようにブレーキ力を調整するア
ンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御ともいう)
を行うアンチロックブレーキ制御システム(以下、AB
Sともいう)を搭載した車両用制動装置が、例えば実開
平2−125879号公報により提案されている。
【0004】この公開公報に開示されている車両用制動
装置は、負圧倍力装置のブレーキペダル側に設けられて
大気を変圧室に導入するための通路を、コントローラに
よって制御される電磁切換弁により、大気または負圧源
に切換接続するようになっている。
装置は、負圧倍力装置のブレーキペダル側に設けられて
大気を変圧室に導入するための通路を、コントローラに
よって制御される電磁切換弁により、大気または負圧源
に切換接続するようになっている。
【0005】したがって、このように構成された車両用
制動装置においては、通常時電磁切換弁により通路が大
気に接続されていて、ブレーキペダル踏込により負圧倍
力装置が作動して車輪に通常のブレーキがかけらる。制
動時に制動車輪がロック傾向になると、電磁切換弁が切
り換えられて通路を大気から遮断して負圧源に接続す
る。これにより、変圧室の圧力が低下して、負圧倍力装
置の出力が低減し、ブレーキ力が弱められる。ロック傾
向が解消すると、電磁切換弁が再び元の位置に切り換え
られて通路を負圧源から遮断して大気に接続する。これ
により、変圧室に大気が導入されてその圧力が上昇し、
負圧倍力装置の出力が増大してブレーキ力が強められ
る。こうして、車輪のロック傾向時にABS制御が行わ
れる。
制動装置においては、通常時電磁切換弁により通路が大
気に接続されていて、ブレーキペダル踏込により負圧倍
力装置が作動して車輪に通常のブレーキがかけらる。制
動時に制動車輪がロック傾向になると、電磁切換弁が切
り換えられて通路を大気から遮断して負圧源に接続す
る。これにより、変圧室の圧力が低下して、負圧倍力装
置の出力が低減し、ブレーキ力が弱められる。ロック傾
向が解消すると、電磁切換弁が再び元の位置に切り換え
られて通路を負圧源から遮断して大気に接続する。これ
により、変圧室に大気が導入されてその圧力が上昇し、
負圧倍力装置の出力が増大してブレーキ力が強められ
る。こうして、車輪のロック傾向時にABS制御が行わ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ABSにおいては、大気を変圧室に導入するための通路
が負圧倍力装置のブレーキペダル側に設けられていると
ともに、負圧倍力装置の変圧室を形成するリアシェル
が、運転室とエンジンルームとを遮断する車体の隔壁に
取り付けられるようになっており、更にエンジンルーム
に比べてきれいな運転室の空気を取り入れるようになっ
ているため、電磁切換弁は運転室側に配設せざるを得な
くなっている。
ABSにおいては、大気を変圧室に導入するための通路
が負圧倍力装置のブレーキペダル側に設けられていると
ともに、負圧倍力装置の変圧室を形成するリアシェル
が、運転室とエンジンルームとを遮断する車体の隔壁に
取り付けられるようになっており、更にエンジンルーム
に比べてきれいな運転室の空気を取り入れるようになっ
ているため、電磁切換弁は運転室側に配設せざるを得な
くなっている。
【0007】しかしながら、このように電磁切換弁を運
転室に配設したのでは、電磁弁の作動時に発する作動音
が運転者にとってうるさいという問題がある。また、負
圧倍力装置をエンジンルーム側で車体の隔壁に取り付け
た後、運転室側で電磁切換弁の取付作業や空気の流通す
る管の接続作業を行う必要があるが、運転室はきわめて
狭い空間であるため、これらの作業がきわめて困難にな
るという問題がある。更に、ブレーキペダルのまわりに
電磁切換弁の設置スペースを必要とするので、その設置
自由度が制約されるという問題もある。
転室に配設したのでは、電磁弁の作動時に発する作動音
が運転者にとってうるさいという問題がある。また、負
圧倍力装置をエンジンルーム側で車体の隔壁に取り付け
た後、運転室側で電磁切換弁の取付作業や空気の流通す
る管の接続作業を行う必要があるが、運転室はきわめて
狭い空間であるため、これらの作業がきわめて困難にな
るという問題がある。更に、ブレーキペダルのまわりに
電磁切換弁の設置スペースを必要とするので、その設置
自由度が制約されるという問題もある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、電磁弁の作動音ができる
だけ静かになるようにするとともに、負圧倍力装置およ
び電磁弁の取付作業や管の接続作業を簡単にすることの
できる負圧倍力システムを提供することである。
たものであって、その目的は、電磁弁の作動音ができる
だけ静かになるようにするとともに、負圧倍力装置およ
び電磁弁の取付作業や管の接続作業を簡単にすることの
できる負圧倍力システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、内部空間を形成するフロント
シェルおよびリヤシェル、この内部空間を負圧源に常時
接続される定圧室と作動時大気圧の空気が導入される変
圧室とに区画しかつ前記変圧室と前記定圧室の間の圧力
差で作動して出力を発生するパワーピストン、前記変圧
室への大気圧の空気の導入を制御する大気弁と前記変圧
室および前記定圧室間の連通、遮断を制御する真空弁と
からなる制御弁と、ブレーキ操作部材の操作により前進
しかつブレーキ操作部材の操作解除により後退して前記
制御弁の作動を制御する入力軸を少なくとも備えている
負圧倍力装置と、前記リヤシェルに取り付けられ、前記
大気圧の空気を前記大気弁へ導入する給気用通路、前記
給気用通路に設けられこの給気用通路を開閉制御する常
開の第1電磁弁、前記制御弁を介することなく前記定圧
室と前記変圧室とを連通する室間接続通路、前記室間接
続通路に設けられこの室間接続通路を開閉制御する常閉
の第2電磁弁が設けられたマニホールドプレートとを備
え、前記負圧倍力装置と前記マニホールドプレートとが
一体的に組み付けられてユニットとして形成されてお
り、このユニットがエンジンルームと運転室との間を遮
断する隔壁に、前記給気用通路の開口端が前記運転室内
に臨むようにして前記エンジンルーム側から取り付けら
れていることを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、内部空間を形成するフロント
シェルおよびリヤシェル、この内部空間を負圧源に常時
接続される定圧室と作動時大気圧の空気が導入される変
圧室とに区画しかつ前記変圧室と前記定圧室の間の圧力
差で作動して出力を発生するパワーピストン、前記変圧
室への大気圧の空気の導入を制御する大気弁と前記変圧
室および前記定圧室間の連通、遮断を制御する真空弁と
からなる制御弁と、ブレーキ操作部材の操作により前進
しかつブレーキ操作部材の操作解除により後退して前記
制御弁の作動を制御する入力軸を少なくとも備えている
負圧倍力装置と、前記リヤシェルに取り付けられ、前記
大気圧の空気を前記大気弁へ導入する給気用通路、前記
給気用通路に設けられこの給気用通路を開閉制御する常
開の第1電磁弁、前記制御弁を介することなく前記定圧
室と前記変圧室とを連通する室間接続通路、前記室間接
続通路に設けられこの室間接続通路を開閉制御する常閉
の第2電磁弁が設けられたマニホールドプレートとを備
え、前記負圧倍力装置と前記マニホールドプレートとが
一体的に組み付けられてユニットとして形成されてお
り、このユニットがエンジンルームと運転室との間を遮
断する隔壁に、前記給気用通路の開口端が前記運転室内
に臨むようにして前記エンジンルーム側から取り付けら
れていることを特徴としている。
【0010】また請求項2の発明は、前記隔壁に、前記
エンジンルーム側の面と前記運転室側の面との間を貫通
する孔が穿設されており、前記ユニットの一部が前記孔
との間に環状給気通路を形成するように前記孔を貫通し
て前記運転室内に延設されているとともに、前記環状給
気通路に前記給気用通路の開口端が臨んでいることを特
徴としている。
エンジンルーム側の面と前記運転室側の面との間を貫通
する孔が穿設されており、前記ユニットの一部が前記孔
との間に環状給気通路を形成するように前記孔を貫通し
て前記運転室内に延設されているとともに、前記環状給
気通路に前記給気用通路の開口端が臨んでいることを特
徴としている。
【0011】更に請求項3の発明は、前記給気用通路の
開口端が前記環状給気通路に沿って円弧状に形成されて
いることを特徴としている。更に請求項4の発明は、前
記給気用通路の開口端にフィルタが設けられていること
を特徴としている。
開口端が前記環状給気通路に沿って円弧状に形成されて
いることを特徴としている。更に請求項4の発明は、前
記給気用通路の開口端にフィルタが設けられていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】このように構成された本発明においては、給気
用通路、室間接続通路、第1および第2電磁弁を一体的
に組み込んだマニホールドプレートを負圧倍力装置に組
み付けてユニットが形成される。そして、このユニット
が車体の隔壁にエンジンルーム内に位置するようにかつ
大気圧の空気が運転室内から取り入れられるようにして
取り付けられる。したがって、ユニットを隔壁に取り付
けた後は第1および第2電磁弁への電気接続作業のみを
行うだけで、作業が済むようになる。したがって、負圧
倍力装置、各電磁開閉弁の取付作業がきわめて容易とな
るとともに、作業スペースがそれほど大きく必要ではな
くなる。
用通路、室間接続通路、第1および第2電磁弁を一体的
に組み込んだマニホールドプレートを負圧倍力装置に組
み付けてユニットが形成される。そして、このユニット
が車体の隔壁にエンジンルーム内に位置するようにかつ
大気圧の空気が運転室内から取り入れられるようにして
取り付けられる。したがって、ユニットを隔壁に取り付
けた後は第1および第2電磁弁への電気接続作業のみを
行うだけで、作業が済むようになる。したがって、負圧
倍力装置、各電磁開閉弁の取付作業がきわめて容易とな
るとともに、作業スペースがそれほど大きく必要ではな
くなる。
【0013】また第1および第2電磁弁がいずれもエン
ジンルーム内に位置するようになるので、運転室内では
各電磁開閉弁の作動音が静かになる。しかも、第1およ
び第2電磁弁をともにエンジンルーム内に配置しても、
負圧倍力装置へ導入され大気圧の空気は運転室内から取
り入れられるようになる。したがって、エンジンルーム
内の空気とは異なりきれいな空気が負圧倍力装置へ導入
されるようになる。
ジンルーム内に位置するようになるので、運転室内では
各電磁開閉弁の作動音が静かになる。しかも、第1およ
び第2電磁弁をともにエンジンルーム内に配置しても、
負圧倍力装置へ導入され大気圧の空気は運転室内から取
り入れられるようになる。したがって、エンジンルーム
内の空気とは異なりきれいな空気が負圧倍力装置へ導入
されるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る負圧倍
力システムの実施の形態の一例を示す縦断面図である。
の形態について説明する。図1は、本発明に係る負圧倍
力システムの実施の形態の一例を示す縦断面図である。
【0015】図1に示すように、本例の負圧倍力システ
ムは負圧倍力装置1を備えており、この負圧倍力装置1
は、例えばバヨネット結合により互いに結合されたフロ
ントシェル2とリヤシェル3とを備えている。
ムは負圧倍力装置1を備えており、この負圧倍力装置1
は、例えばバヨネット結合により互いに結合されたフロ
ントシェル2とリヤシェル3とを備えている。
【0016】これらのフロントシェル2とリヤシェル3
とから形成される空間内とこの空間外との間で、バルブ
ボディ4がリヤシェル3を貫通するようにして配設され
ており、このバルブボディ4はリヤシェル3とシール部
材5とにより気密にかつ摺動自在に支持されている。バ
ルブボディ4には、両シェル2,3内の空間に配設され
たパワーピストン部材6が連結されている。このパワー
ピストン部材6の背面でシェル2,3とバルブボディ4
との間にはダイヤフラム7が設けられている。パワーピ
ストン部材6とダイヤフラム7とによってパワーピスト
ン8が構成され、このパワーピストン8によって、両シ
ェル2,3内の空間が定圧室9と変圧室10とに区画さ
れている。
とから形成される空間内とこの空間外との間で、バルブ
ボディ4がリヤシェル3を貫通するようにして配設され
ており、このバルブボディ4はリヤシェル3とシール部
材5とにより気密にかつ摺動自在に支持されている。バ
ルブボディ4には、両シェル2,3内の空間に配設され
たパワーピストン部材6が連結されている。このパワー
ピストン部材6の背面でシェル2,3とバルブボディ4
との間にはダイヤフラム7が設けられている。パワーピ
ストン部材6とダイヤフラム7とによってパワーピスト
ン8が構成され、このパワーピストン8によって、両シ
ェル2,3内の空間が定圧室9と変圧室10とに区画さ
れている。
【0017】バルブボディ4には、定圧室9に開口する
凹嵌部11が形成されており、この凹嵌部11の底部は
その中央部分が定圧室9側に突出する突出部4aが形成
されている。この突出部4aのほぼ中心には、凹嵌部1
1に開口する第1孔12が形成されており、この第1孔
12に連続して後方(図において右方)に向かって順に
第2孔13、第3孔14、第4孔15およびバルブボデ
ィ4の後端に開口する第5孔16がそれぞれ穿設されて
いる。更にバルブボディ4には、定圧室9と第4孔15
とを連通する軸方向の通路17が穿設されている。
凹嵌部11が形成されており、この凹嵌部11の底部は
その中央部分が定圧室9側に突出する突出部4aが形成
されている。この突出部4aのほぼ中心には、凹嵌部1
1に開口する第1孔12が形成されており、この第1孔
12に連続して後方(図において右方)に向かって順に
第2孔13、第3孔14、第4孔15およびバルブボデ
ィ4の後端に開口する第5孔16がそれぞれ穿設されて
いる。更にバルブボディ4には、定圧室9と第4孔15
とを連通する軸方向の通路17が穿設されている。
【0018】また、バルブボディ4の第1孔12および
第2孔13には弁プランジャ18が摺動自在に嵌合され
ている。この弁プランジャ18の右端部には、図示され
ないブレーキペダルに連動する入力軸19が連結されて
いる。バルブボディ4には、第2孔13と直交するよう
に半径方向の孔20が形成され、この孔20を貫通して
キー部材21が弁プランジャ18に、軸方向に相対移動
可能に嵌合されている。また、キー部材21は弁プラン
ジャ18とともに孔20の幅だけ軸方向に移動できるよ
うになっているとともに、このキー部材21によって弁
プランジャ18がバルブボディ4から抜け出るのを防止
されている。更に、バルブボディ4には第2孔13と直
交するように変圧室10に開口する通路22が穿設され
ている。この通路22は第3孔14にも連通している。
第2孔13には弁プランジャ18が摺動自在に嵌合され
ている。この弁プランジャ18の右端部には、図示され
ないブレーキペダルに連動する入力軸19が連結されて
いる。バルブボディ4には、第2孔13と直交するよう
に半径方向の孔20が形成され、この孔20を貫通して
キー部材21が弁プランジャ18に、軸方向に相対移動
可能に嵌合されている。また、キー部材21は弁プラン
ジャ18とともに孔20の幅だけ軸方向に移動できるよ
うになっているとともに、このキー部材21によって弁
プランジャ18がバルブボディ4から抜け出るのを防止
されている。更に、バルブボディ4には第2孔13と直
交するように変圧室10に開口する通路22が穿設され
ている。この通路22は第3孔14にも連通している。
【0019】バルブボディ4の第5孔16には、制御弁
23が設けられている。この制御弁23は、バルブボデ
ィ4に取り付けられ、入力軸19との間に介設されたば
ね24の弾発力によって常時弁プランジャ18の方向に
付勢されている弁体25と、弁プランジャ18の右端に
形成された第1弁座26と、バルブボディ4に形成され
た第2弁座27とを備えている。この制御弁23は、弁
体25が第1弁座26に着座しかつ第2弁座27から離
座しているときには定圧室9と変圧室10とを連通する
とともに変圧室10と大気との連通を遮断するように
し、弁体25が第1弁座26から離座しかつ第2弁座2
7に着座しているときには定圧室9と変圧室10との連
通を遮断するとともに変圧室10と大気とを連通するよ
うに切り換え制御するようになっている。したがって、
弁体25と第1弁座26とにより、大気の導入を制御す
る大気弁が構成され、また弁体25と第2弁座27とに
より、真空の導入を制御する真空弁が構成されている。
23が設けられている。この制御弁23は、バルブボデ
ィ4に取り付けられ、入力軸19との間に介設されたば
ね24の弾発力によって常時弁プランジャ18の方向に
付勢されている弁体25と、弁プランジャ18の右端に
形成された第1弁座26と、バルブボディ4に形成され
た第2弁座27とを備えている。この制御弁23は、弁
体25が第1弁座26に着座しかつ第2弁座27から離
座しているときには定圧室9と変圧室10とを連通する
とともに変圧室10と大気との連通を遮断するように
し、弁体25が第1弁座26から離座しかつ第2弁座2
7に着座しているときには定圧室9と変圧室10との連
通を遮断するとともに変圧室10と大気とを連通するよ
うに切り換え制御するようになっている。したがって、
弁体25と第1弁座26とにより、大気の導入を制御す
る大気弁が構成され、また弁体25と第2弁座27とに
より、真空の導入を制御する真空弁が構成されている。
【0020】バルブボディ4の凹嵌部11には、出力軸
28の右端大径部が配設されており、この右端大径部に
形成された凹部がバルブボディ4の突出部4aに摺動自
在に嵌合されている。この右端大径部の凹部内には、バ
ルブボディ4の突出部4aと出力軸28との間にリアク
ションディスク29が収納されている。そして、弁プラ
ンジャ18とリアクションディスク29との間に、スペ
ーサ30および所定の間隙が介在されている。
28の右端大径部が配設されており、この右端大径部に
形成された凹部がバルブボディ4の突出部4aに摺動自
在に嵌合されている。この右端大径部の凹部内には、バ
ルブボディ4の突出部4aと出力軸28との間にリアク
ションディスク29が収納されている。そして、弁プラ
ンジャ18とリアクションディスク29との間に、スペ
ーサ30および所定の間隙が介在されている。
【0021】出力軸28は、バルブボディ4を非作動位
置に戻す戻しばね31により右方に付勢されているリテ
ーナ32によってバルブボディ4から抜け出るのを防止
されている。また、出力軸28の左端はフロントシェル
2に取り付けられる、後述する図4に示すマスタシリン
ダMのピストン(不図示)に連動するようになってい
る。
置に戻す戻しばね31により右方に付勢されているリテ
ーナ32によってバルブボディ4から抜け出るのを防止
されている。また、出力軸28の左端はフロントシェル
2に取り付けられる、後述する図4に示すマスタシリン
ダMのピストン(不図示)に連動するようになってい
る。
【0022】バルブボディ4およびこれに連結された各
パワーピストン8は戻しばね31によって通常は図示さ
れた非作動位置に保持されている。この非作動状態で
は、キー部材21はリヤシェル3の内面に当接すること
により、弁プランジャ18の右行を規制してこの弁プラ
ンジャ18を後退限位置に保持している。そして、入力
軸19の非作動時には、キー部材21はバルブボディ4
に対して前進した位置となっており、このときには弁体
25が第1弁座26と第2弁座27との両方に着座して
いて、変圧室10は大気および定圧室9のいずれからも
遮断している。したがって、制動の際、入力軸19の前
進により弁プランジャ18が作動されるとすぐに弁体2
5と第1弁座26とが離れて、変圧室10と大気とが直
ちに連通するようになっている。
パワーピストン8は戻しばね31によって通常は図示さ
れた非作動位置に保持されている。この非作動状態で
は、キー部材21はリヤシェル3の内面に当接すること
により、弁プランジャ18の右行を規制してこの弁プラ
ンジャ18を後退限位置に保持している。そして、入力
軸19の非作動時には、キー部材21はバルブボディ4
に対して前進した位置となっており、このときには弁体
25が第1弁座26と第2弁座27との両方に着座して
いて、変圧室10は大気および定圧室9のいずれからも
遮断している。したがって、制動の際、入力軸19の前
進により弁プランジャ18が作動されるとすぐに弁体2
5と第1弁座26とが離れて、変圧室10と大気とが直
ちに連通するようになっている。
【0023】定圧室9はフロントシェル2に取り付けら
れた負圧導入管33を介して、例えば図示されないエン
ジンのインテークマニホールド等の負圧源に常時連通し
ている。したがって、定圧室9には常時負圧が導入され
るようになっている。
れた負圧導入管33を介して、例えば図示されないエン
ジンのインテークマニホールド等の負圧源に常時連通し
ている。したがって、定圧室9には常時負圧が導入され
るようになっている。
【0024】更に、負圧倍力装置1のリヤシェル3の後
面には、マニホールドプレート34がボルト35および
ナット36により、例えばガスケット等のシール部材3
7を介して固定されている。図2に示すように、このマ
ニホールドプレート34には、リヤシェル3と反対側の
面に開口する半円弧状の凹嵌部38、この凹嵌部38に
連通する第1給気通路39、この第1給気通路39とマ
ニホールドプレート34の大孔40内でこのマニホール
ドプレート34とリヤシェル3との間に形成された空間
41とを連通する第2給気通路42、図3に明瞭に示す
ように変圧室10に連通する第1室間接続通路43、お
よびこの第1室間接続通路43に連通しかつマニホール
ドプレート34の側面に開口する第2室間接続通路44
がそれぞれ穿設されている。マニホールドプレート34
の半円弧状の凹嵌部38すなわち第1給気通路39の開
口端には、半円弧状のフィルタ45が嵌合されて設けら
れている。
面には、マニホールドプレート34がボルト35および
ナット36により、例えばガスケット等のシール部材3
7を介して固定されている。図2に示すように、このマ
ニホールドプレート34には、リヤシェル3と反対側の
面に開口する半円弧状の凹嵌部38、この凹嵌部38に
連通する第1給気通路39、この第1給気通路39とマ
ニホールドプレート34の大孔40内でこのマニホール
ドプレート34とリヤシェル3との間に形成された空間
41とを連通する第2給気通路42、図3に明瞭に示す
ように変圧室10に連通する第1室間接続通路43、お
よびこの第1室間接続通路43に連通しかつマニホール
ドプレート34の側面に開口する第2室間接続通路44
がそれぞれ穿設されている。マニホールドプレート34
の半円弧状の凹嵌部38すなわち第1給気通路39の開
口端には、半円弧状のフィルタ45が嵌合されて設けら
れている。
【0025】更にマニホールドプレート34には、第1
給気通路39と第2給気通路42との間に常開の第1電
磁開閉弁46が設けられているとともに、第1室間接続
通路43と第2室間接続通路44との間に常閉の第2電
磁開閉弁47が設けられている。これらの第1および第
2電磁開閉弁46,47は、図4に示すような連通位置
と遮断位置とが設定されているものであれば、どのよう
な電磁弁ででも構成することができる。そして、第1お
よび第2電磁開閉弁46,47はともに、図示されない
例えばABS制御用のコントローラによって開閉制御さ
れるようになっている。
給気通路39と第2給気通路42との間に常開の第1電
磁開閉弁46が設けられているとともに、第1室間接続
通路43と第2室間接続通路44との間に常閉の第2電
磁開閉弁47が設けられている。これらの第1および第
2電磁開閉弁46,47は、図4に示すような連通位置
と遮断位置とが設定されているものであれば、どのよう
な電磁弁ででも構成することができる。そして、第1お
よび第2電磁開閉弁46,47はともに、図示されない
例えばABS制御用のコントローラによって開閉制御さ
れるようになっている。
【0026】更に、第2室間接続通路44は排気管48
を介して定圧室9に連通されている。したがって、定圧
室9と変圧室10とは制御弁23を介することなく、第
1および第2室間接続通路43,44と排気管48とを
介して連通可能となっている。
を介して定圧室9に連通されている。したがって、定圧
室9と変圧室10とは制御弁23を介することなく、第
1および第2室間接続通路43,44と排気管48とを
介して連通可能となっている。
【0027】こうして、本例の負圧倍力システムにおい
ては、凹嵌部35、第1および第2給気通路39,4
2、第1および第2室間接続通路43,44、フィルタ
45、第1および第2電磁開閉弁46,47、および排
気管48がそれぞれ設けられたマニホールドプレート3
4が、ボルト35およびナット36で負圧倍力装置1の
リヤシェル3に一体的に組み付られることにより、ユニ
ットが形成されている。
ては、凹嵌部35、第1および第2給気通路39,4
2、第1および第2室間接続通路43,44、フィルタ
45、第1および第2電磁開閉弁46,47、および排
気管48がそれぞれ設けられたマニホールドプレート3
4が、ボルト35およびナット36で負圧倍力装置1の
リヤシェル3に一体的に組み付られることにより、ユニ
ットが形成されている。
【0028】更にマニホールドプレート34には、後方
に突出する筒状突出部34aが形成されており、この筒
状突出部34aと入力軸19との間に、バルブボディ4
の後端部を完全に覆うとともに内部を密閉する、ゴム等
の伸縮自在な材料からなる密閉型のブーツ49が設けら
れている。そして、このブーツ49の内周面とバルブボ
ディ4の後端部の外周面との間に環状の第3給気通路5
0が形成されている。
に突出する筒状突出部34aが形成されており、この筒
状突出部34aと入力軸19との間に、バルブボディ4
の後端部を完全に覆うとともに内部を密閉する、ゴム等
の伸縮自在な材料からなる密閉型のブーツ49が設けら
れている。そして、このブーツ49の内周面とバルブボ
ディ4の後端部の外周面との間に環状の第3給気通路5
0が形成されている。
【0029】リヤシェル3に取り付けられたマニホール
ドプレート34は、ボルト35によって、エンジンルー
ムR1と運転室R2との間を遮断する隔壁51にエンジン
ルームR1側から取り付けられる。マニホールドプレー
ト34が隔壁51に取り付けられた状態では、筒状突出
部34aが隔壁51に形成された孔52を貫通するとと
もに、ブーツ49が運転室R2内に位置するようにな
る。そして、隔壁51の孔52の内周面と筒状突出部3
4aの外周面との間に環状給気通路53が形成されてい
るとともに、第1給気通路39の開口端である凹嵌部3
8およびフィルタ45がこの環状給気通路53の臨んで
位置するようになり、したがって第1給気通路39は環
状給気通路53を介して運転室R2内に連通するように
なる。
ドプレート34は、ボルト35によって、エンジンルー
ムR1と運転室R2との間を遮断する隔壁51にエンジン
ルームR1側から取り付けられる。マニホールドプレー
ト34が隔壁51に取り付けられた状態では、筒状突出
部34aが隔壁51に形成された孔52を貫通するとと
もに、ブーツ49が運転室R2内に位置するようにな
る。そして、隔壁51の孔52の内周面と筒状突出部3
4aの外周面との間に環状給気通路53が形成されてい
るとともに、第1給気通路39の開口端である凹嵌部3
8およびフィルタ45がこの環状給気通路53の臨んで
位置するようになり、したがって第1給気通路39は環
状給気通路53を介して運転室R2内に連通するように
なる。
【0030】その場合、凹嵌部38およびフィルタ45
は環状給気通路53に沿った状態になっている。これに
より、凹嵌部38およびフィルタ45と環状給気通路5
3との接続面積が大きく設定できるので運転室R2内の
空気を十分に取り入れることができる。しかも、凹嵌部
38およびフィルタ45と孔52との相対位置がある程
度ずれても凹嵌部38およびフィルタ45を確実に環状
給気通路53に接続させることができるようになり、組
付精度をそれほど高くする必要はない。
は環状給気通路53に沿った状態になっている。これに
より、凹嵌部38およびフィルタ45と環状給気通路5
3との接続面積が大きく設定できるので運転室R2内の
空気を十分に取り入れることができる。しかも、凹嵌部
38およびフィルタ45と孔52との相対位置がある程
度ずれても凹嵌部38およびフィルタ45を確実に環状
給気通路53に接続させることができるようになり、組
付精度をそれほど高くする必要はない。
【0031】次に、この例の負圧倍力システムの作用に
ついて説明する。負圧倍力装置1が図示された非作動位
置にあるときは、制御弁23の弁体25は第1弁座26
に着座し、第2弁座27とはわずかの隙間を維持してお
り、大気弁は閉の状態に、真空弁は開いた状態になって
いる。また、第1電磁開閉弁46は図4に示す開に設定
されて第1および第2給気通路39,42を連通してい
るとともに、第2電磁開閉弁47は図4に示す閉に設定
されて第1および第2室間接続通路43,44を遮断し
ている。したがって、第5孔16が第3給気通路50、
空間41、第2給気通路42、開いている第1電磁開閉
弁46、第1給気通路39、フィルタ45、および第3
給気通路53を介して運転室R2内に連通するととも
に、定圧室9と変圧室10とは第1および第2室間接続
通路43,44を介しては連通しない。
ついて説明する。負圧倍力装置1が図示された非作動位
置にあるときは、制御弁23の弁体25は第1弁座26
に着座し、第2弁座27とはわずかの隙間を維持してお
り、大気弁は閉の状態に、真空弁は開いた状態になって
いる。また、第1電磁開閉弁46は図4に示す開に設定
されて第1および第2給気通路39,42を連通してい
るとともに、第2電磁開閉弁47は図4に示す閉に設定
されて第1および第2室間接続通路43,44を遮断し
ている。したがって、第5孔16が第3給気通路50、
空間41、第2給気通路42、開いている第1電磁開閉
弁46、第1給気通路39、フィルタ45、および第3
給気通路53を介して運転室R2内に連通するととも
に、定圧室9と変圧室10とは第1および第2室間接続
通路43,44を介しては連通しない。
【0032】この状態で通常ブレーキを行うため、ブレ
ーキペダルを踏み込むと、入力軸19がバルブボディ4
に向かって前進する。この入力軸19の前進により、弁
プランジャ18がキー部材21とバルブボディ4とに対
して前進移動し、制御弁23の弁体25は第2弁座27
に着座するとともに、弁体25から第1弁座26が離
れ、真空弁が閉じるとともに大気弁が開く。これによ
り、運転室R2内の大気圧の空気が第5孔16に流入す
るとともに、更に弁体25と第1弁座26との間の間
隙、第3孔14、および通路22を通って変圧室10に
流入する。
ーキペダルを踏み込むと、入力軸19がバルブボディ4
に向かって前進する。この入力軸19の前進により、弁
プランジャ18がキー部材21とバルブボディ4とに対
して前進移動し、制御弁23の弁体25は第2弁座27
に着座するとともに、弁体25から第1弁座26が離
れ、真空弁が閉じるとともに大気弁が開く。これによ
り、運転室R2内の大気圧の空気が第5孔16に流入す
るとともに、更に弁体25と第1弁座26との間の間
隙、第3孔14、および通路22を通って変圧室10に
流入する。
【0033】変圧室10内に流入した空気により、パワ
ーピストン8が作動し、バルブボディ4が前進するの
で、負圧倍力装置1は出力軸28から出力を発生してマ
スタシリンダのピストンを作動する。これにより、通常
ブレーキが作動する。弁体25が第1弁座26に着座し
て大気弁が閉じると、変圧室10内には空気が流入しな
くなり、バルブボディ4の前進は停止する。こうして、
負圧倍力装置1は、入力に応じた所定のサーボ比で倍力
された出力を発生するようになる。
ーピストン8が作動し、バルブボディ4が前進するの
で、負圧倍力装置1は出力軸28から出力を発生してマ
スタシリンダのピストンを作動する。これにより、通常
ブレーキが作動する。弁体25が第1弁座26に着座し
て大気弁が閉じると、変圧室10内には空気が流入しな
くなり、バルブボディ4の前進は停止する。こうして、
負圧倍力装置1は、入力に応じた所定のサーボ比で倍力
された出力を発生するようになる。
【0034】通常ブレーキ解除のためブレーキペダルを
解放すると、入力軸19が後退するとともに、弁プラン
ジャ18はキー部材21が孔20の後面に当接するまで
バルブボディ4に対して相対的に後退する。この弁プラ
ンジャ18の後退により、弁体25が第2弁座27から
離座して真空弁が開き、変圧室10内に導入された空気
は通路22、弁体25と第2弁座27との間隙、通路1
7、定圧室9および負圧導入管33を通って負圧源の方
へ流出し、変圧室10の圧力が低下する。これにより、
戻しばね31の弾発力により、バルブボディ4およびパ
ワーピストン8がともに後退し、図1に示す非作動状態
となる。
解放すると、入力軸19が後退するとともに、弁プラン
ジャ18はキー部材21が孔20の後面に当接するまで
バルブボディ4に対して相対的に後退する。この弁プラ
ンジャ18の後退により、弁体25が第2弁座27から
離座して真空弁が開き、変圧室10内に導入された空気
は通路22、弁体25と第2弁座27との間隙、通路1
7、定圧室9および負圧導入管33を通って負圧源の方
へ流出し、変圧室10の圧力が低下する。これにより、
戻しばね31の弾発力により、バルブボディ4およびパ
ワーピストン8がともに後退し、図1に示す非作動状態
となる。
【0035】負圧倍力装置1の作動による制動中に、車
輪の少なくとも1つがロック傾向になると、従来の一般
的なABS制御と同様に図示しないコントローラがこの
ロック傾向を検出する。コントローラは車輪のロック傾
向を検出すると、第1および第2電磁開閉弁46,47
をともにオンし、したがって第1電磁開閉弁46が閉じ
るとともに第2電磁開閉弁47が開く。このため、第5
孔16が運転室R2内から遮断するとともに、変圧室1
0が第1室間接続通路43、開いている第2電磁開閉弁
47、および第2室間接続通路44を介して定圧室9に
連通する。これにより、変圧室10内の空気が定圧室9
の方へ流出するので、変圧室10と定圧室9との圧力差
が小さくなって負圧倍力装置1の出力が小さくなり、ブ
レーキ圧が減圧される。このとき負圧倍力装置1の出力
低下により、バルブボディ4が後退し、弁帯25が第1
便座26から離座し、大気弁が開く。しかし、第5孔1
6が運転室R2内から遮断しているため、大気弁が開い
ても運転室内の空気は変圧室10に流入することはな
く、負圧倍力装置1の出力は増大しない。
輪の少なくとも1つがロック傾向になると、従来の一般
的なABS制御と同様に図示しないコントローラがこの
ロック傾向を検出する。コントローラは車輪のロック傾
向を検出すると、第1および第2電磁開閉弁46,47
をともにオンし、したがって第1電磁開閉弁46が閉じ
るとともに第2電磁開閉弁47が開く。このため、第5
孔16が運転室R2内から遮断するとともに、変圧室1
0が第1室間接続通路43、開いている第2電磁開閉弁
47、および第2室間接続通路44を介して定圧室9に
連通する。これにより、変圧室10内の空気が定圧室9
の方へ流出するので、変圧室10と定圧室9との圧力差
が小さくなって負圧倍力装置1の出力が小さくなり、ブ
レーキ圧が減圧される。このとき負圧倍力装置1の出力
低下により、バルブボディ4が後退し、弁帯25が第1
便座26から離座し、大気弁が開く。しかし、第5孔1
6が運転室R2内から遮断しているため、大気弁が開い
ても運転室内の空気は変圧室10に流入することはな
く、負圧倍力装置1の出力は増大しない。
【0036】この状態で、車輪のロック傾向が解消して
車輪速度が所定速度に回復すると、コントローラは第1
および第2電磁開閉弁46,47をともにオフにし、第
1電磁開閉弁46が開くとともに第2電磁開閉弁47が
閉じる。このため、第5孔16が運転室R2内に再び連
通するとともに、変圧室10が第1および第2室間接続
通路43,44を介しては定圧室9から遮断する。これ
により、変圧室10内の空気の定圧室9への流出が停止
するとともに、再び運転室R2内の空気が変圧室10内
に流入するようになるので、負圧倍力装置1の出力が増
大し、ブレーキ圧が増圧される。
車輪速度が所定速度に回復すると、コントローラは第1
および第2電磁開閉弁46,47をともにオフにし、第
1電磁開閉弁46が開くとともに第2電磁開閉弁47が
閉じる。このため、第5孔16が運転室R2内に再び連
通するとともに、変圧室10が第1および第2室間接続
通路43,44を介しては定圧室9から遮断する。これ
により、変圧室10内の空気の定圧室9への流出が停止
するとともに、再び運転室R2内の空気が変圧室10内
に流入するようになるので、負圧倍力装置1の出力が増
大し、ブレーキ圧が増圧される。
【0037】このようにして、コントローラは車輪のロ
ック傾向が完全に解消するまで第1および第2電磁開閉
弁46,47のオン・オフを繰り返し制御することによ
り、ブレーキ圧の減圧制御よび増圧制御が繰り返し行わ
れる。
ック傾向が完全に解消するまで第1および第2電磁開閉
弁46,47のオン・オフを繰り返し制御することによ
り、ブレーキ圧の減圧制御よび増圧制御が繰り返し行わ
れる。
【0038】この例の負圧倍力システムによれば、給気
用通路、室間接続通路、第1および第2電磁開閉弁4
6,47、および排気管48を一体的に組み込んだマニ
ホールドプレート34を負圧倍力装置1に組み付けてユ
ニットを形成するとともに、このユニットを車体の隔壁
51にユニットがエンジンルームR1内に位置させて取
り付け、更に大気圧の空気を運転室内から取り入れるよ
うにしているので、ユニットを車体に取り付けた後は第
1および第2電磁開閉弁46,47への電気接続作業の
みを行うだけでよいので、負圧倍力装置1、各電磁開閉
弁46,47の取付作業がきわめて容易となる。
用通路、室間接続通路、第1および第2電磁開閉弁4
6,47、および排気管48を一体的に組み込んだマニ
ホールドプレート34を負圧倍力装置1に組み付けてユ
ニットを形成するとともに、このユニットを車体の隔壁
51にユニットがエンジンルームR1内に位置させて取
り付け、更に大気圧の空気を運転室内から取り入れるよ
うにしているので、ユニットを車体に取り付けた後は第
1および第2電磁開閉弁46,47への電気接続作業の
みを行うだけでよいので、負圧倍力装置1、各電磁開閉
弁46,47の取付作業がきわめて容易となる。
【0039】また第1および第2電磁開閉弁46,47
がいずれもエンジンルームR1内に位置するようになる
ので、運転室R2内では各電磁開閉弁46,47の作動音
が静かになる。
がいずれもエンジンルームR1内に位置するようになる
ので、運転室R2内では各電磁開閉弁46,47の作動音
が静かになる。
【0040】しかも、第1および第2電磁開閉弁46,
47をともにエンジンルームR1内に配置しても、負圧
倍力装置1へ導入する大気圧の空気は運転室内の空気と
しているので、エンジンルームR1内の空気とは異なり
きれいな空気を導入することができるようになる。
47をともにエンジンルームR1内に配置しても、負圧
倍力装置1へ導入する大気圧の空気は運転室内の空気と
しているので、エンジンルームR1内の空気とは異なり
きれいな空気を導入することができるようになる。
【0041】なお、前述の例では、負圧倍力装置1およ
び電磁開閉弁をABSに設けた場合について説明してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
車両停止時にブレーキ作動状態の保持しかつ車両発進時
にブレーキ作動状態を解除するための電磁弁、所定のブ
レーキ作動条件となったときブレーキを自動的にかける
自動ブレーキに用いられる電磁弁、あるいは駆動輪の空
転傾向時に駆動輪にブレーキをかけるトラクションコン
トロールシステムのための電磁弁等のブレーキの作動制
御を行うための電磁弁が設けられるブレーキシステムで
あればどのようなブレーキシステムにも適用することが
できる。
び電磁開閉弁をABSに設けた場合について説明してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
車両停止時にブレーキ作動状態の保持しかつ車両発進時
にブレーキ作動状態を解除するための電磁弁、所定のブ
レーキ作動条件となったときブレーキを自動的にかける
自動ブレーキに用いられる電磁弁、あるいは駆動輪の空
転傾向時に駆動輪にブレーキをかけるトラクションコン
トロールシステムのための電磁弁等のブレーキの作動制
御を行うための電磁弁が設けられるブレーキシステムで
あればどのようなブレーキシステムにも適用することが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の負圧倍力システムによれば、給気用通路、室間接続通
路、第1および第2電磁弁を一体的に組み込んだマニホ
ールドプレートを負圧倍力装置に組み付けてユニットを
形成するとともに、このユニットを車体にユニットがエ
ンジンルーム内に位置するようにして取り付け、更に大
気圧の空気を運転室内から取り入れるようにしているの
で、ユニットを車体に取り付けた後は第1および第2電
磁弁への電気接続作業のみを行うだけで、作業が済むよ
うになる。したがって、負圧倍力装置、各電磁弁の取付
作業がきわめて容易となるばかりでなく、作業スペース
が小さくても作業が容易にできるようになる。
の負圧倍力システムによれば、給気用通路、室間接続通
路、第1および第2電磁弁を一体的に組み込んだマニホ
ールドプレートを負圧倍力装置に組み付けてユニットを
形成するとともに、このユニットを車体にユニットがエ
ンジンルーム内に位置するようにして取り付け、更に大
気圧の空気を運転室内から取り入れるようにしているの
で、ユニットを車体に取り付けた後は第1および第2電
磁弁への電気接続作業のみを行うだけで、作業が済むよ
うになる。したがって、負圧倍力装置、各電磁弁の取付
作業がきわめて容易となるばかりでなく、作業スペース
が小さくても作業が容易にできるようになる。
【0043】また第1および第2電磁弁がいずれもエン
ジンルーム内に位置するようになるので、運転室内では
各電磁弁の作動音が静かになる。しかも、第1および第
2電磁弁をともにエンジンルーム内に配置しても、負圧
倍力装置へ導入する大気圧の空気は運転室内の空気とし
ているので、きれいな空気を導入することができる。
ジンルーム内に位置するようになるので、運転室内では
各電磁弁の作動音が静かになる。しかも、第1および第
2電磁弁をともにエンジンルーム内に配置しても、負圧
倍力装置へ導入する大気圧の空気は運転室内の空気とし
ているので、きれいな空気を導入することができる。
【0044】特に請求項3の発明によれば、給気用通路
の開口端が環状給気通路に沿うようにしているので、開
口端と環状給気通路との接続面積を大きく設定できる。
これにより、運転室内の空気を十分に取り入れることが
可能となる。しかも、開口端と隔壁の孔との相対位置が
ある程度ずれても開口端を確実に環状給気通路に接続さ
せることができるようになり、組付精度をそれほど高く
する必要はなく、更に一層組み付け作業が簡単になる。
の開口端が環状給気通路に沿うようにしているので、開
口端と環状給気通路との接続面積を大きく設定できる。
これにより、運転室内の空気を十分に取り入れることが
可能となる。しかも、開口端と隔壁の孔との相対位置が
ある程度ずれても開口端を確実に環状給気通路に接続さ
せることができるようになり、組付精度をそれほど高く
する必要はなく、更に一層組み付け作業が簡単になる。
【図1】 本発明に係る負圧倍力システムの実施の形態
の一例を部分的に示す縦断面図である。
の一例を部分的に示す縦断面図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図2におけるIII−III線に沿う断面図であ
る。
る。
【図4】 図1に示す例の負圧倍力装置および電磁開閉
弁を模式的に示す図である。
弁を模式的に示す図である。
1…負圧倍力装置、2…フロントシェル、3…リヤシェ
ル、4…バルブボディ、8…パワーピストン、9…定圧
室、10…変圧室、16…制御弁、17…通路、18…
弁プランジャ、19…入力軸、23…制御弁、25…弁
体、26…第1弁座、27…第2弁座、28…出力軸、
33…負圧導入管、34…マニホールドプレート、34
a…筒状突出部、35…ボルト、36…ナット、37…
シール部材、38…凹嵌部、39…第1給気通路、41
…空間、42…第2給気通路、43…第1室間接続通
路、44…第2室間接続通路、45…フィルタ、46…
第1電磁開閉弁、47…第2電磁開閉弁、48…排気
管、49…ブーツ、50…第3給気通路、51…隔壁、
52…孔、53…環状給気通路
ル、4…バルブボディ、8…パワーピストン、9…定圧
室、10…変圧室、16…制御弁、17…通路、18…
弁プランジャ、19…入力軸、23…制御弁、25…弁
体、26…第1弁座、27…第2弁座、28…出力軸、
33…負圧導入管、34…マニホールドプレート、34
a…筒状突出部、35…ボルト、36…ナット、37…
シール部材、38…凹嵌部、39…第1給気通路、41
…空間、42…第2給気通路、43…第1室間接続通
路、44…第2室間接続通路、45…フィルタ、46…
第1電磁開閉弁、47…第2電磁開閉弁、48…排気
管、49…ブーツ、50…第3給気通路、51…隔壁、
52…孔、53…環状給気通路
Claims (4)
- 【請求項1】 内部空間を形成するフロントシェルおよ
びリヤシェル、この内部空間を負圧源に常時接続される
定圧室と作動時大気圧の空気が導入される変圧室とに区
画しかつ前記変圧室と前記定圧室の間の圧力差で作動し
て出力を発生するパワーピストン、前記変圧室への大気
圧の空気の導入を制御する大気弁と前記変圧室および前
記定圧室間の連通、遮断を制御する真空弁とからなる制
御弁と、ブレーキ操作部材の操作により前進しかつブレ
ーキ操作部材の操作解除により後退して前記制御弁の作
動を制御する入力軸を少なくとも備えている負圧倍力装
置と、 前記リヤシェルに取り付けられ、前記大気圧の空気を前
記大気弁へ導入する給気用通路、前記給気用通路に設け
られこの給気用通路を開閉制御する常開の第1電磁弁、
前記制御弁を介することなく前記定圧室と前記変圧室と
を連通する室間接続通路、前記室間接続通路に設けられ
この室間接続通路を開閉制御する常閉の第2電磁弁が設
けられたマニホールドプレートとを備え、 前記負圧倍力装置と前記マニホールドプレートとが一体
的に組み付けられてユニットとして形成されており、こ
のユニットがエンジンルームと運転室との間を遮断する
隔壁に、前記給気用通路の開口端が前記運転室内に臨む
ようにして前記エンジンルーム側から取り付けられてい
ることを特徴とする負圧倍力システム。 - 【請求項2】 前記隔壁に、前記エンジンルーム側の面
と前記運転室側の面との間を貫通する孔が穿設されてお
り、前記ユニットの一部が前記孔との間に環状給気通路
を形成するように前記孔を貫通して前記運転室内に延設
されているとともに、前記環状給気通路に前記給気用通
路の開口端が臨んでいることを特徴とする請求項1記載
の負圧倍力システム。 - 【請求項3】 前記給気用通路の開口端が前記環状給気
通路に沿って円弧状に形成されていることを特徴とする
請求項2記載の負圧倍力システム。 - 【請求項4】 前記給気用通路の開口端にフィルタが設
けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1記載の負圧倍力システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8185914A JPH1029529A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 負圧倍力システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8185914A JPH1029529A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 負圧倍力システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029529A true JPH1029529A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16179096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8185914A Pending JPH1029529A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 負圧倍力システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029529A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101024499B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2011-03-31 | 주식회사 만도 | 차량용 브레이크 배력장치 |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP8185914A patent/JPH1029529A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101024499B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2011-03-31 | 주식회사 만도 | 차량용 브레이크 배력장치 |
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