JPH08152147A - 床暖房パネル - Google Patents

床暖房パネル

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Publication number
JPH08152147A
JPH08152147A JP29445594A JP29445594A JPH08152147A JP H08152147 A JPH08152147 A JP H08152147A JP 29445594 A JP29445594 A JP 29445594A JP 29445594 A JP29445594 A JP 29445594A JP H08152147 A JPH08152147 A JP H08152147A
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JP
Japan
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heat
heating
floor
floor heating
foamed
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Pending
Application number
JP29445594A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Kuroyama
勝彦 黒山
Michiharu Kamikawa
道治 上川
Takehiro Sekine
剛宏 関根
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡断熱体の耐熱性が良好で、暖房効率のよ
い床暖房パネルの提供。 【構成】 通電することにより発熱する金属線を絶縁部
材で被覆した断面略円状で線路状の発熱線2 をジグザグ
状に配設した略平板状の発熱体1 と、発熱体の上面にあ
って熱を上方に分散均熱化して伝導する略平板状の均熱
体5 と、均熱体と発熱体の間にあって両者を熱融着で接
合する連結体6 と、発熱体の下面にあって下方への熱の
伝導を抑制するとともに発熱線を埋設する溝部9 を有
し、独立気泡を有するポリプロピレン樹脂を金型で成形
して略平板状に形成された発泡断熱体7 と、を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の床下に配設さ
れ床面を暖める床暖房パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の床暖房パネルA として、例えば
図20乃至図22に示すものがある。このものは、発熱体1
と、均熱体5 と、連結体6 と、発泡断熱体7 とを有して
いる。発熱体1 は、通電することにより発熱する金属線
をポリ塩化ビニル樹脂等からなる絶縁部材で被覆した断
面略円状で線路状の発熱線2 をジグザグ状に配設したも
ので、略平板状に形成される。均熱体5 は、金属製で略
平板状のもので、発熱体1 の上面にあって熱を上方に分
散均熱化して伝導する。連結体6 は、均熱体5 と発熱体
1 を接着するもので、変成ポリエステル樹脂等からな
り、熱を加えることで融着する。発泡断熱体7 は、ウレ
タン樹脂等からなる略平板状のもので、発熱体1 の下面
にあって下方への熱の伝導を抑制するとともに発熱線2
を埋設する溝部9 を有する。また、30は均熱シートで、
一方の面に塩化ビニル樹脂をコーティングしたアルミ製
の薄板であり、コーティング面が均熱体5 に面するよう
配設される。さらに、図示していないが、発熱線2 の通
電を制御するために、床暖房パネルには、動作温度が6
0〜70℃程度のサーモスタットが1m2 当たり3〜5
個程度配設され、過昇温防止装置として働く。
【0003】この床暖房パネルA は、均熱シート30のコ
ーティング面を、発熱線2 の絶縁部材と熱融着させると
ともに、連結体6 を介して均熱体5 に熱融着させ、均熱
シート30の下方に発泡断熱体7 の材料を注入して硬化さ
せることにより形成される。そして、使用時には、発熱
線2 にて発生した熱が、直接的に均熱体5 に伝導し、か
つ均熱シート30によっても熱伝導が行われるので、効率
よく均熱体5 に熱を伝えることができる。
【0004】他の従来例として、図23に示すものがあ
る。このものは、発熱線2 を有する発熱体1 と、均熱体
5 と、連結体6 と、発熱線2 を埋設する溝部9 を有する
木質繊維状の断熱体31とを具備している。この床暖房パ
ネルA は、断熱体31の製造が容易であるとともに、発熱
線2 を簡単に溝部9 に配設することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
前者の床暖房パネルは、サーモスタットを設けてある場
所以外の部分が座布団等で部分的に断熱された場合、約
100℃程度まで部分的に断熱された中心部は、温度が
上昇する。しかし、発泡断熱体としてのウレタン樹脂
は、連続使用可能な温度が約85℃程度であり、その断
熱のされ方によっては発泡断熱体が熱劣化する恐れがあ
る。また、後者の床暖房パネルは、断熱体が木質繊維状
のため、前記のような場合、熱劣化の恐れがさらに高い
だけでなく、熱伝導率が大きいため、発熱線で発生した
熱が床下に逃げやすく暖房効率がよくない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、発泡断熱体の耐
熱性が良好で、暖房効率のよい床暖房パネルを提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の床暖房パネルは、通電することに
より発熱する金属線を絶縁部材で被覆した断面略円状で
線路状の発熱線をジグザグ状に配設した略平板状の発熱
体と、該発熱体の上面にあって熱を上方に分散均熱化し
て伝導する略平板状の均熱体と、該均熱体と発熱体の間
にあって両者を接合する連結体と、発熱体の下面にあっ
て下方への熱の伝導を抑制するとともに発熱線を埋設す
る溝部を有する略平板状の発泡断熱体と、を具備する床
暖房パネルにおいて、前記発泡断熱体を、ポリプロピレ
ン樹脂で形成した構成としている。
【0008】また、請求項2記載の床暖房パネルは、請
求項1記載の連結体を、複数の通気口を有し両面に接着
剤が敷設された略平板状の接着部材で形成した構成とし
ている。
【0009】また、請求項3記載の床暖房パネルは、請
求項1または2記載の発泡断熱体の溝部を、その深さが
発熱線の外形寸法より若干小さくなるよう形成した構成
としている。
【0010】また、請求項4記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至3記載の発熱線の絶縁部材の外周に、熱伝導
性がよい伝導体を被覆した構成としている。
【0011】また、請求項5記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至4記載の発熱線の外周に、加熱することによ
り連結体に融着する融着体を被覆した構成としている。
【0012】また、請求項6記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至5記載の発泡断熱体の溝部を、その幅が発熱
線の外形寸法より若干小さくなるよう形成した構成とし
ている。
【0013】また、請求項7記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至6記載の発泡断熱体の下面に、弾力性を有す
る突状の隙間防止部材を設けた構成としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、発泡断熱体がポ
リプロピレン樹脂で形成されているため、耐熱温度が高
く、断熱性能が優れる。
【0015】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、均熱体と発熱体を接合する際に、
その間に介在する空気が通気口を通って逃げるため、均
熱体と発熱体が確実に密着して発熱体の熱が均熱体に効
率よく伝導する。
【0016】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1または2の作用に加えて、発熱線が均熱体と発泡断
熱体とで圧縮されるため、均熱体と発熱体の接触面積が
増加して、さらに発熱体の熱が均熱体に効率よく伝導す
る。
【0017】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項1乃至3の作用に加えて、伝導体により発熱体の下方
へ伝導する熱が上方にも回り、より一層発熱体の熱が均
熱体に効率よく伝導する。
【0018】また、請求項5記載の構成によれば、請求
項1乃至4の作用に加えて、融着体を加熱することによ
り、融着体は融けて発熱線と均熱体の隙間を埋めるた
め、均熱体と発熱体の接触面積がさらに増加して、より
一層発熱体の熱が均熱体に効率よく伝導する。
【0019】また、請求項6記載の構成によれば、請求
項1乃至5の作用に加えて、発熱線を発泡断熱体の溝部
に圧入することで、発熱線は固定される。
【0020】また、請求項7記載の構成によれば、請求
項1乃至6の作用に加えて、隙間防止部材は、床暖房パ
ネルの設置場所の高さに応じて変形することにより、均
熱板は、その上面の床板に均一に密着する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。なお、従来例で説明したものと基本
的な機能が同様な部材には、同一の符号を付している。
図1は本発明の床暖房パネルA の部分断面図であり、発
熱線2 をジグザグ状に配設した発熱体1 と、均熱体5
と、連結体6 と、溝部9 を有する発泡断熱体7 と、を主
要構成部材としている。
【0022】発熱体1 は、商用電源に接続して通電する
ことにより発熱する発熱線2 をジグザグ状に配設したも
ので、略平板状に形成される。この発熱線2 は、図2に
示すように、絶縁性を有する芯材2aに電流を流すと発熱
する金属線3 をスパイラル状に巻装し、その外周にポリ
塩化ビニル樹脂等を材料とする絶縁部材4 を被覆したも
ので、断面略円状であり、線路状に形成される。
【0023】均熱体5 は、発熱体1 の上面にあって熱を
上方に分散均熱化して伝導する略平板状のものであり、
例えば着色亜鉛メッキ鋼板等の金属で形成される。具体
的には、後述する発泡断熱体7 等を位置決めして収納す
るために、均熱体5 は、平板状の上面部5aだけでなく、
上面部5aの端面で下向きに折曲形成された側面部5bを有
する。
【0024】連結体6 は、均熱体5 と発熱体1 及び後述
する発泡断熱体7 との間にあってこれらの部材を接合す
る。この連結体6 は、例えば、熱融着性を有するフィル
ム、両面粘着材、接着材等の厚さが薄く、熱抵抗の小さ
いものを用いる。
【0025】発泡断熱体7 は、発熱体1 の下面にあって
下方への熱の伝導を抑制するとともに発熱線2 を位置決
めして固定する。この発泡断熱体7 は、図3に示すよう
に、独立気泡8aを有するポリプロピレン樹脂の粒状体8
を金型で成形したもので、独立気泡7aを有する略平板状
に形成される。具体的には、発泡断熱体7 の上面7bに
は、ジグザグ状の溝部9 を有するとともに、溝部9 以外
は凹凸のない平坦なスキン層となるよう形成される。こ
の溝部9 は、発熱線2 を埋設するもので、発熱線2 が丁
度埋設される幅、深さを有する方形に形成される。な
お、溝部9 は、図1に示すような方形だけでなく、U字
型、V字型でもよく、金型に突起を設けることや、金型
での成形後に発泡断熱体7 を切り欠くことで形成する。
【0026】かかる床暖房パネルは、発泡断熱体7 の溝
部9 に発熱線2 を埋設したあと、発泡断熱体7 の上面7b
と発熱線2 の上に連結体6 を介して均熱体5 を接合する
ことにより、一体となる。このものは、溝部9 に発熱線
2 を埋設するので、その位置決めが容易となるととも
に、発泡断熱体7 の上面7bは平坦なスキン層となってい
るため、均熱体5 との強い接合強度が得られる。さら
に、発泡断熱体7 は、独立気泡7aを有した樹脂で形成さ
れるため、発熱線2 から発泡断熱体7 の側に伝導する熱
量が低減し、かつ発熱線2 で発生した熱が密着した均熱
体5 に直接的に伝導するので、高い暖房効率が得られ
る。
【0027】図4はポリプロピレン樹脂と他の材料の熱
伝導率と耐熱温度を示す図である。3種類の発泡樹脂
(ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン)のう
ち、耐熱温度が100℃以上のものはポリプロピレン樹
脂のみであり、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂は
耐熱温度から見るかぎり、最高温度が100℃に達する
ような床暖房パネルの発泡断熱体としては適さない。ま
た、木質繊維板と発泡させたポリプロピレン樹脂の熱伝
導率を比較すると、発泡させたポリプロピレン樹脂の熱
伝導率は、木質繊維板の約1/4であるため、断熱体の
材料としては発泡させたポリプロピレン樹脂のほうが優
れていることが明らかである。
【0028】図5は第1実施例の変形例で、発熱線2 に
温度の検知機能を持たせたものである。この発熱線2
は、第1実施例の発熱線2 の金属線3 の外周に、温度に
応じてインピーダンスが負の変化をする特性を有した有
機の感熱部材10を被覆し、その外周に金属製の検知線11
をスパイラル状に巻装し、さらにその外周に絶縁部材4
を設けている。このものは、発熱線2 を配設するだけ
で、その発熱線2 の温度を検知線11で検知することがで
きる。
【0029】図6は第1実施例の別の変形例で、連結体
6 を、複数の通気口12,12,…を有し両面に接着剤13が塗
布されたアクリル系の重合樹脂等からなる略平板状の接
着部材14で形成した構成としている。このものは、床暖
房パネルを組み立てる際に、均熱体5 と接着部材14ある
いは発泡断熱体7 と接着部材14のと間に溜まる空気が、
通気口12,12,…より抜けるように形成してあるため、発
熱線2 と均熱体5 との密着性が向上する。
【0030】なお、接着部材14は、単層の粘着樹脂から
なるものや、不織布等の基材の両面に粘着樹脂層を設け
たものでもよい。また、通気口12の形状、寸法、数量
は、空気が抜けるという目的の機能を果たすものであれ
ばよく、特に限定されるものではない。
【0031】次に、本発明の第2実施例について、図7
及び図8に基づいて説明する。このものは、発熱線2 と
均熱体5 の密着性を向上したものである。
【0032】発泡断熱体7 の溝部9 は、その深さを発熱
線2 の外形寸法よりxだけ小さく形成する。このように
することにより、発熱線2 は、溝部9 に埋設した段階で
は、発泡断熱体7 の上面7aよりxだけ突出する。それ
を、均熱体5 で圧縮することにより、発熱線2 の絶縁部
材4 は軟質の塩化ビニル樹脂のため、図8に示すよう
に、絶縁部材4 が変形した状態で溝部9 に埋設されるこ
とになり、均熱体5 と発熱線2 の接触する幅wが大きく
なる。
【0033】したがって、発熱線2 の熱が効率よく均熱
体5 に導かれることにより、発熱線2 の温度を低く設定
できるので、絶縁部材4 や発泡断熱体7 の熱劣化を低減
し、信頼性、耐久性が向上する。
【0034】次に、本発明の第3実施例について、図9
乃至図11に基づいて説明する。この実施例は、さらに発
熱線2 と均熱体5 の密着性を向上したものである。
【0035】15は融着体であり、第2実施例の発熱線2
の絶縁部材4 の外周に被覆されたもので、加熱すること
により均熱体5 に融着する。この融着体15は、例えばポ
リエチレン樹脂より形成される。
【0036】このものは、溝部9 の深さが発熱線2 の絶
縁部材4 の外径寸法よりxだけ小さく形成されているの
で、融着体15の厚みをtとすると、発泡断熱体7 の上面
7aよりx+2tだけ突出する。それを、均熱体5 で圧縮
し、熱プレスで加熱することにより、絶縁部材4 が変形
した状態で溝部9 に埋設されるとともに、融着体15が融
解して、発熱線2 と均熱体5 の隙間を埋めるように均熱
体5 に密着する。したがって、絶縁部材4 が均熱体5 と
接する幅がw1 、融着体15と均熱体5 と接する幅がw2
となり、さらに効率よく発熱線2 の熱が均熱体5 に伝導
する。
【0037】次に、本発明の第4実施例について、図12
及び図13に基づいて説明する。この実施例は、発熱線2
の組立性を向上したものである。
【0038】発泡断熱体7 の溝部9 は、その開口部9aの
幅が発熱線2 の外径寸法より小さく形成してある。この
ものは、発熱線2 を溝部9 に圧入して埋設することとな
るが、その結果、容易に外れなくなり、組立作業性が向
上する。また、溝部9 の開口部9aが発熱線2 の側に復元
しようとする力が働くこととなるため、融着体15が熱プ
レスで加熱された際に、融けた融着体15が発熱線2 と均
熱体5 の隙間を埋めやすくなるため、さらに効率よく発
熱線2 の熱が均熱体5 に伝導する。
【0039】次に、本発明の第5実施例について、図14
及び図15に基づいて説明する。この実施例は、発熱線2
の熱をさらに均熱体5 に伝導しやすくしたものである。
【0040】16は伝導体で、熱伝導性の高いアルミ箔等
からなる帯状の金属製フィルムであり、絶縁部材4 の外
周にスパイラル状に巻装している。図15に示すように、
伝導体16の外周に融着体15をさらに被覆してもよい。
【0041】このものは、発熱線2 の熱が効率よく均熱
体5 に導かれる。すなわち、発熱線2 の外周の発泡断熱
体7 に接する部分は、連結体6 を介して均熱体5 と接す
る部分と比較して温度が高くなるが、熱伝導性の高い伝
導体16を巻装することにより、発泡断熱体7 に接する部
分の熱が伝導体16を介して速やかに均熱体5 に導かれ
る。このように、発熱線2 の熱が効率よく均熱体5 に導
かれることにより、発熱線2 の温度を低く設定できるの
で、絶縁部材4 や発泡断熱体7 の熱劣化を低減し、信頼
性、耐久性が向上する。
【0042】なお、伝導体16は、単一の金属からなるも
のに限らず、例えば、複数の金属の合金からなるもの
や、金属製フィルムと樹脂性フィルムを張り合わせたも
のでもよい。また、伝導体16は、スパイラル状に巻装す
る構造に限定されるものではなく、発熱線2 の長さ方向
に沿って伝導体16を被覆する等の構造でもよい。さら
に、金属製フィルムの片面にあらかじめ融着体15を形成
しておき、融着体15が発熱線2 の外周表面に露出するよ
う被覆してもよい。
【0043】次に、本発明の第6実施例について、図16
乃至図19に基づいて説明する。この実施例は、床暖房パ
ネルA とその上面の床板21との密着性を向上させたもの
である。
【0044】17は隙間防止部材で、発泡断熱体7 と一体
に発泡させたポリプロピレン樹脂でもって、発泡断熱体
7 の下面7cに複数個突状に設けられる。この隙間防止部
材17は、弾性を有するものであって、後述する床板21と
下地床材18の間隔と、床暖房パネルの厚みとの差より少
し大きめの高さを有するよう形成する。
【0045】図18及び図19は、床暖房パネルA の施工状
態を示すもので、下地床材18の上面に取り付けられた小
根太19の間に床暖房パネルA を敷設し、その床暖房パネ
ルAをネジ20で固定し、その上に表面仕上げ材である床
板21を敷設して小根太19の部分でネジ22により固定す
る。23は根太である。
【0046】この際、隙間防止部材17は、床板21と下地
床材18の間隔と、床暖房パネルA の厚みとの差より少し
大きめの高さを有するよう形成してあるので、発泡断熱
体7の下面7cと下地床材18の間で圧縮され、床暖房パネ
ルA を持ち上げるように働くため、床暖房パネルA の均
熱体5 の上面部5aは床板21と密着し、効率よく熱が床板
21に伝導する。さらに、床暖房パネルA と床板21の密着
性により、床板21の温度分布も均一に近くなる。また、
温度上昇により床暖房パネルA が反りが発生した場合で
も、隙間防止部材17によりその反りを吸収するため、各
部材への熱応力を減少するとともに、熱膨張による部材
の擦れ合う摩擦音を低減する。
【0047】なお、隙間防止部材17は、発泡断熱体7 と
同じ材質で一体となるよう設けたが、このものに限定さ
れるものではなく、別部材として異なる材質で設けても
よく、要は弾性を有し圧縮されるものを発泡断熱体7 の
下面7cと下地床材18の間に介在させればよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の床暖房パネルは、発泡断
熱体がポリプロピレン樹脂で形成されているため、耐熱
温度が高く、断熱性能が優れるので、発熱体の温度が上
昇しても熱劣化が少なく、かつ暖房効率が向上する。
【0049】また、請求項2記載の床暖房パネルは、請
求項1の効果に加えて、均熱体と発熱体を接合する際
に、その間に介在する空気が通気口を通って逃げるた
め、均熱体と発熱体が確実に密着して発熱体の熱が均熱
体に効率よく伝導するので、さらに暖房効率が増加す
る。
【0050】また、請求項3記載の床暖房パネルは、請
求項1または2の効果に加えて、発熱線が均熱体と発泡
断熱体とで圧縮されるため、均熱体と発熱体の接触面積
が増加して、さらに発熱体の熱が均熱体に効率よく伝導
するので、より一層暖房効率が増加する。
【0051】また、請求項4記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至3の効果に加えて、伝導体により発熱体の下
方へ伝導する熱が上方にも回り、より一層発熱体の熱が
均熱体に効率よく伝導するので、より一層暖房効率が増
加する。
【0052】また、請求項5記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至4の効果に加えて、融着体を加熱することに
より、融着体は融けて発熱線と均熱体の隙間を埋めるた
め、均熱体と発熱体の接触面積がさらに増加して、より
一層発熱体の熱が均熱体に効率よく伝導するので、より
一層暖房効率が増加する。
【0053】また、請求項6記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至5の効果に加えて、発熱線を発泡断熱体の溝
部に圧入することで、発熱線は固定されるので、組み立
て性が向上する。
【0054】また、請求項7記載の床暖房パネルは、請
求項1乃至6の効果に加えて、隙間防止部材は、床暖房
パネルの設置場所の高さに応じて変形することにより、
均熱板は、その上面の床板に均一に密着するので、より
一層暖房効率が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す床暖房パネルの部分
断面図である。
【図2】その発熱線の斜視図である。
【図3】その発泡断熱体を形成するポリプロピレン樹脂
の断面図である。
【図4】そのポリプロピレン樹脂の熱伝導率と耐熱温度
を示す図である。
【図5】第1実施例の変形例を示す発熱線の斜視図であ
る。
【図6】第1実施例の別の変形例を示す連結体の斜視図
である。
【図7】本発明の第2実施例を示す組立前の床暖房パネ
ルの部分断面図である。
【図8】その組立後の床暖房パネルの部分断面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示す床暖房パネルの発熱
線の斜視図である。
【図10】その組立前の床暖房パネルの部分断面図であ
る。
【図11】その組立後の床暖房パネルの部分断面図であ
る。
【図12】本発明の第4実施例を示す組立前の床暖房パネ
ルの部分断面図である。
【図13】その組立後の床暖房パネルの部分断面図であ
る。
【図14】本発明の第5実施例を示す床暖房パネルの発熱
線の斜視図である。
【図15】その変形例を示す発熱線の斜視図である。
【図16】本発明の第6実施例を示す床暖房パネルの下方
より見た斜視図である。
【図17】その床暖房パネルの断面図である。
【図18】その床暖房パネルの施工時の平面図である。
【図19】その床暖房パネルの施工時の断面図である。
【図20】本発明の従来例を示す床暖房パネルの斜視図で
ある。
【図21】その床暖房パネルの下方から見た斜視図であ
る。
【図22】その床暖房パネルの部分断面図である。
【図23】別の従来例を示す床暖房パネルの部分断面図で
ある。
【符号の説明】 A 床暖房パネル 1 発熱体 2 発熱線 3 金属線 4 絶縁部材 5 均熱体 6 連結体 7 発泡断熱体 9 溝部 12 通気口 14 接着部材 15 融着体 16 伝導体 17 隙間防止部材 18 下地床材 21 床板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電することにより発熱する金属線を
    絶縁部材で被覆した断面略円状で線路状の発熱線をジグ
    ザグ状に配設した略平板状の発熱体と、該発熱体の上面
    にあって熱を上方に分散均熱化して伝導する略平板状の
    均熱体と、該均熱体と発熱体の間にあって両者を接合す
    る連結体と、発熱体の下面にあって下方への熱の伝導を
    抑制するとともに発熱線を埋設する溝部を有する略平板
    状の発泡断熱体と、を具備する床暖房パネルにおいて、 前記発泡断熱体を、ポリプロピレン樹脂で形成したこと
    を特徴とする床暖房パネル。
  2. 【請求項2】 前記連結体を、複数の通気口を有し両
    面に接着剤が敷設された略平板状の接着部材で形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の床暖房パネル。
  3. 【請求項3】 前記発泡断熱体の溝部を、その深さが
    発熱線の外形寸法より若干小さくなるよう形成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の床暖房パネル。
  4. 【請求項4】 前記発熱線の絶縁部材の外周に、熱伝
    導性がよい伝導体を被覆したことを特徴とする請求項1
    乃至3記載の床暖房パネル。
  5. 【請求項5】 前記発熱線の外周に、加熱することに
    より連結体に融着する融着体を被覆したことを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の床暖房パネル。
  6. 【請求項6】 前記発泡断熱体の溝部を、その幅が発
    熱線の外形寸法より若干小さくなるよう形成したことを
    特徴とする請求項1乃至5記載の床暖房パネル。
  7. 【請求項7】 前記発泡断熱体の下面に、弾力性を有
    する突状の隙間防止部材を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至6記載の床暖房パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008311111A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Kurabe Ind Co Ltd コード状ヒータ
JP2016030332A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 京セラ株式会社 フィルムヒータ、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP2017153687A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 東京特殊電線株式会社 便座ヒータ及びその製造方法並びに便座ヒータ用ヒータ線
KR20240057568A (ko) * 2022-10-25 2024-05-03 한국철도기술연구원 발열 기능을 갖는 복합재 몰드

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