JPH081536B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH081536B2
JPH081536B2 JP31868291A JP31868291A JPH081536B2 JP H081536 B2 JPH081536 B2 JP H081536B2 JP 31868291 A JP31868291 A JP 31868291A JP 31868291 A JP31868291 A JP 31868291A JP H081536 B2 JPH081536 B2 JP H081536B2
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政宏 伊藤
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター等
の画像形成装置、特に離型剤が塗布される定着回転体を
有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色(フルカラー)画像形成装置
は種々提案され、例えば図5に代表的な、いわゆる回転
式現像装置と称される現像装置を具備した多色電子写真
複写装置が図示される。
【0003】図5を参照して簡単に説明すると、多色電
子写真複写装置は、回転自在に軸支されて矢印方向に回
転する像担持体、すなわち感光ドラム3と、その外周部
に配置された画像形成手段を具備する。画像形成手段は
任意の手段であってもよいが、ここでは、感光ドラム3
を均一に帯電する一次帯電器4と、色分解された光像ま
たはこれに相当する光像を照射し、感光ドラム3上に静
電潜像を形成する、例えばレーザービーム露光装置など
から成る露光手段8と、感光ドラム3上の静電潜像を可
視画像とする回転式現像装置1とを具備する。
【0004】回転式現像装置1は、イエロー色、マゼン
タ色、シアン色、ブラック色の4色の現像剤を各別に収
納する4個の現像器1Y、1M、1C、1BKと、これ
ら4個の現像器1Y、1M、1C、1BKを担持し、か
つ回転自在に軸支された略円柱形状の筺体とからなって
いる。この回転式現像装置1は、筺体の回転によって所
望の現像器を感光ドラム3の外周面と対向する位置に搬
送し、感光ドラム上の静電潜像の現像を行い、4色分の
フルカラー現像が行えるように構成されている。
【0005】感光ドラム3上の可視画像すなわちトナー
像は、この場合には回転自在に軸支された転写ドラム9
からなる転写装置に担持されて搬送される転写材Pに転
写される。この転写ドラムは、図6を参照すると理解さ
れるように、両端に配置されたシリンダ9a,9bと、
この両シリンダ9a,9bを連結する連結部9cとを有
し、シリンダ9a,9bの外周面開口領域には、転写材
担持部材93が張設されている。この転写材担持部材9
3には通常、例えばポリエチレンテレフタレートあるい
はポリフッ化ビニリデン樹脂フィルムなどのフィルム状
の誘電体シートが使用される。また連結部9cには、給
紙装置から給送された転写材Pを把持する転写材グリッ
パ7を有する。さらに転写ドラム9の内側には、転写用
放電器10および除電手段を構成する内側除電用放電器
13が、また外側には外側除電用放電器11がそれぞれ
配置されている。
【0006】つぎに、上述のような構成の多色電子写真
複写装置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明
する。
【0007】まず感光ドラム3に一次帯電器4により均
一な帯電を行い、露光手段8により画像情報に応じた光
像Eを照射し、感光ドラム3上に静電潜像を形成する。
この静電潜像は、回転式現像装置1により感光ドラム3
上に、樹脂を基材とした平均粒径約12μmのトナーに
よりトナー像として可視化される。
【0008】一方、転写材Pは、レジストローラ6によ
り画像と同期して転写ドラム9へ送られ、グリッパ7に
よりその先端部を把持された状態で、転写ドラム9によ
り図中の矢印方向に搬送される。
【0009】次いで、感光ドラム3と当接する領域にお
いて転写ドラム9の転写材担持部材、すなわち誘電体シ
ート93の背面から、転写手段である転写用放電器10
によってトナーと逆極性のコロナ放電を受けることによ
り、感光ドラム3上のトナー像が転写材P上に転写され
る。
【0010】転写材Pは、必要回数の転写工程が行なわ
れた後、除電用放電器11,13により除電を受けつ
つ、分離爪15の作用により転写ドラム9から剥離さ
れ、搬送ベルト16により定着器17に搬送される。定
着器17により熱による定着を受けた後、機外に排出さ
れる。
【0011】他方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置12で清掃された後、再度画像形成
プロセスに供せられる。
【0012】また転写ドラム9の誘電体シート表面も、
同様にファーブラシなどよりなるクリーニング装置18
およびクリーニング補助手段19の作用により清掃され
た後、再度画像形成プロセスに供せられる。
【0013】定着器17としては、一対のローラーでト
ナー像を支持している転写材を挟持、搬送して圧力を加
えながら定着を行なうローラー定着方式、特に熱ローラ
ー定着方式が用いられる。この熱ローラー定着方式で
は、トナーのオフセットを防止するため、シリコーンオ
イル等の離型剤が塗布されており、特にトナーを多層に
積層するフルカラー画像形成装置では、トナーがオフセ
ットし易いため、多量のシリコーンオイルを塗布してい
る。
【0014】また転写材としては、トランスペアレンシ
ーフィルム等の樹脂フィルムも用いられている。
【0015】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記のような従来の画像形成装置では、シリコーンオイル
が塗布された定着ローラーで転写材上のトナー像を定着
する場合、定着後の転写材がオイルにより濡れやベタつ
き感が生じ、特に表面(第1面)にトナーが一度定着さ
れた転写材を使用して、裏面(第2面)に再度画像形成
を行なう両面複写の場合には、転写材に付着したオイル
が感光ドラムに移行してここに付着し、次回の画像を汚
すといった問題があった。また一度定着された転写材
は、図5に示すように、レジストローラ6により画像と
同期して転写ドラム9へ再度送られ、グリッパ7により
その先端部を把持されて転写材の第1面が転写ドラム9
の転写材担持部材、すなわち誘電体シート93と当接す
るという形態で図中の矢印方向に搬送される。
【0016】転写材の第2面にも、第1面と同様な転写
工程が行なわれ、ついで転写ドラム9から剥離され、定
着器17により定着されて両面複写画像が得られる。
【0017】しかし、転写材の第1面に付着していた離
型剤であるオイルは、第2面の転写工程が終了して転写
ドラム9から転写材が剥離された後には、誘電体シート
93の表面に転移付着し、感光ドラム3と転写ドラム9
との当接回転中に、再度誘電体シート93表面から感光
ドラム3表面に転移付着し、感光体を汚してしまうとい
う問題があり、次の回の複写工程では、感光体に転移し
たオイルには廃トナーや、現像トナーが付着し、転写材
上に転写されてしまうため、結果として画像汚れ、カブ
リの原因となる。
【0018】従来の画像形成装置において、例えば弾性
ブレードからなるクリーニング装置12、およびクリー
ニング装置18では、感光ドラム3および誘電体シート
93に付着したオイルの除去能力はないため、一度オイ
ルが付着した感光ドラム、誘電体シートは交換するほか
はなく、非常なコストアップおよびサービス性の低下に
つながるといった欠点があった。
【0019】また離型剤であるシリコーンオイルの定着
ローラーへの塗布量を減じて、転写材の第1面に付着す
るオイル量を減らす試みもなされており、1回の両面複
写工程でオイルが感光ドラムに転移付着することは避け
られているが、多数回にわたる両面複写工程の間に、転
写ドラム9の誘電体シート93上にオイルが少量ずつ蓄
積され、結局は感光ドラムに転移付着してしまうといっ
た問題があった。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の画像形
成装置における上に述べたような課題を解決することを
目的としている。
【0021】本発明によれば、トナー像が形成される像
担持体と、転写材を保持、搬送する転写材担持部材と、
前記像担持体上のトナー像を前記転写材に転写する転写
手段と、離型剤が塗布された定着回転体により、前記転
写材に転写されたトナー像に少なくとも圧力と熱を加え
て定着を行なう定着手段とを備えた画像形成装置におい
て、 前記転写材担持部材が、基体と、この基体の表面
に設けられた、上記離型剤を吸収する離型剤吸収層とか
ら構成されていることを特徴とする画像形成装置が提供
される。
【0022】さらに、本発明は、離型剤保持層が離型剤
材吸収層に下層に設けられることを特徴とするものであ
り、さらには離型剤保持層が離型剤吸収層に含まれる球
状粒子よりも小粒径の球状粒子で構成されていることを
特徴とするものである。
【0023】
【実施例】以下に本発明に係る画像形成装置について図
面を参照して詳しく説明する。
【0024】以下の各実施例に示す画像形成装置の転写
材担持部材である転写シートは、先に図5および図6に
関連して説明した多色電子写真複写装置に使用可能なも
のである。
【0025】(実施例1)図1に、本発明による転写材
担持部材である転写シート93の断面図を示す。図1に
おいて、符号94は基体である誘電体シートであり、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリフッ化ビニリデン(Pvdf)、あるい
はウレタン樹脂、またはこれらの樹脂中に、カーボン、
金属微粉末等を分散させて体積抵抗率を制御したシート
で、厚さは75μm〜300μm程度のものが、機械的
強度も含めて有利に使用できる。
【0026】95は、基体94上に設けられた離型剤吸
収層で、これは球状粒子を含有しており、3μm〜50
μm厚のものが離型剤吸収性、保持能の面から好まし
い。
【0027】本実施例において、球状粒子として、平均
粒径2μmと1μmの混合シリカ球状微粒子を用いた。
またバインダー樹脂としてスチレン−アクリル樹脂を用
い、使用量は粒子との総量に対し、10〜40wt%の
範囲で調合した。
【0028】この際、粒子とバインダーとの混合比は、
バインダーの使用量が少なすぎると、基体94上に充分
に粒子を結着させることができず、逆に多すぎるとバイ
ンダーリッチとなり、球状粒子間に充分な空隙を維持で
きずに、離型剤吸収能が著しく低下し、好ましくない。
【0029】前記の調合した混合物を通常の分散機、T
K式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて攪拌し、
ワイヤーバーコート法により100μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート(PET)上に乾燥厚が30μmにな
る様に塗工、乾燥し、離型剤吸収層を設けたシートを作
成した。
【0030】この離型剤吸収層95は、顕微鏡観察によ
り、図1に示すように、球状粒子間に空隙を有するポー
ラスな層として形成されていることが確認された。
【0031】得られたシートを図6に示される転写ドラ
ムに、転写材担持部材93である転写シートとして装着
し、図5のような多色電子写真複写装置を用いて両面複
写の実験をした。
【0032】まず定着装置における転写材への離型剤で
あるシリコーンオイルの転着量をA4サイズ1枚当り
0.05gに設定し、両面複写を行ったところ、1枚目
から良好な画像が得られ、原稿を変えて、2枚目のコピ
ーを取ったところ、良好な画像が得られ、1枚目の両面
コピー時に、離型剤であるシリコーンオイルが転写シー
トから感光ドラムへ転着している現象はみられなかっ
た。
【0033】さらに両面コピー動作を3万枚繰り返した
結果、シリコーンオイルの感光ドラムへの転着による画
像汚れ、カブリ等の無い良好な画像が得られた。
【0034】さらにシリコーンオイルの転写材への転着
量をA4サイズ1枚当り0.08gに設定し、同様な実
験を行ったところ、両面コピー動作を2万枚繰り返して
も良好な画像が得られた。
【0035】耐久後の本発明に係る転写シートを調べた
ところ、球状粒子間の空隙にシリコーンオイルが有効に
吸収され蓄積保持されていることが確認された。
【0036】(実施例2)本実施例においては、球状粒
子として平均粒径4μmのガラスビーズを用い、バイン
ダー樹脂としてポリエステル樹脂を用い、実施例1と同
様に100μm厚のポリエチレンテレフタレート上に乾
燥厚が25μmになる様に塗工し、離型剤吸収層を設け
た転写シートを作成した。
【0037】この転写シートを用い、実施例1と同様な
実験を行った結果、実施例1と同様、シリコーンオイル
の転写材への転着量をA4サイズ1枚当り0.08gに
設定しても、両面コピー動作を2万枚繰り返してもシリ
コーンオイルによる画像汚れ、カブリ等のない良好な画
像が得られ、転写材からシリコーンオイルが転写シート
の離型剤吸収層に速やかに吸収保持され、感光ドラム上
へ転着されないことが確認された。
【0038】(実施例3)本実施例においては、球状粒
子として、平均粒径2μmの球状シリコーン樹脂微粉末
(東芝シリコーン社製、商品名「トスパール120」)
を用いた他は、実施例1と同様に、100μm厚のポリ
エチレンテレフタレート上に乾燥厚が40μmとなる離
型剤吸収層を塗工し、転写シートを得た。
【0039】この転写シートを用い、実施例1と同様に
両面コピー実験を行ったところ、シリコーンオイルの転
写材への転着量をA4サイズ1枚当り、0.08gに設
定しても、両面コピー動作を3万枚繰り返してもシリコ
ーンオイルによる画像汚れ、カブリ等のない良好な画像
が得られ、前述実施例と同様な効果が確認できた。
【0040】(実施例4)図2に、本発明による他の形
態の転写材担持部材である転写シート93の断面図を示
す。
【0041】図2において、符号94は基体である誘電
体シートであり、実施例1の場合と同様に、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)ポリアミド、ポリイミド、
ポリフッ化ビニリデン(Pvdf)、あるいはウレタン
樹脂、またはこれらの樹脂中に、カーボン、金属微粉末
等を分散させて体積抵抗率を制御したシートで、厚さは
75μm〜300μm程度のものが、機械的強度も含め
て有利に使用できる。符号95は、球状粒子を含有する
離型剤吸収層であり、離型剤吸収性の面から好ましい3
μm〜50μmの厚さを有する、図1に示した例におい
て用いられたものと同様のものである。
【0042】また96は、基体94と離型剤吸収層95
との間に設けられた、球状粒子を含有する離型剤保持層
であり、3μm〜30μm厚が離型剤保持能の面から好
ましい。本実施例では、離型剤保持層の球状粒子として
平均粒径0.5μmのシリカ球状微粒子を用いた。
【0043】またバインダー樹脂としてシリコンアクリ
ル樹脂を用い、使用量は粒子との総量に対し、10〜4
0wt%の範囲で調合した。
【0044】この際、バインダーとの混合比は、バイン
ダーの使用量が少なすぎると、基体94上に充分に粒子
を結着させることが出きず逆に多すぎるとバインダーリ
ッチとなり球状粒子間に離型剤を保持するための充分な
空隙を維持できずに離型剤保持能が著しく低下し、好ま
しくない。
【0045】前記の調合した混合物をボールミルにより
10分間分散し塗工液を得、ワイヤーバーコート法によ
り100μm厚のポリエチレンテレフタレート(PE
T)上に、乾燥厚が20μmになる様に塗工乾燥し、離
型剤保持層96を形成した。
【0046】この離型剤保持層96は、顕微鏡観察によ
り、図2に示すように、球状粒子間に微小な空隙を多数
有するポーラスな層として形成されていることが確認さ
れた。
【0047】また本実施例の離型剤吸収層の球状粒子と
しては、平均粒径2μmのシリカ球状粒子を用い、バイ
ンダーとしては、下層の離型剤保持層96のバインダー
との接着性を考慮して、シリコンアクリル樹脂を用い混
合比30wt%で調合した。得られた混合物をホモジナ
イザー(撹拌機)で3分間分散して塗工液を得、エアー
スプレーコーティング法により、前述の離型剤保持層9
6を設けたポリエチレンテレフタレートシート上に、乾
燥厚が15μmになるように塗工、乾燥し、離型剤吸収
層95を形成した。
【0048】この離型剤吸収層95は、顕微鏡観察によ
り、図1のように、各球状粒子間に、離型剤保持層96
に存在する空隙よりも大きい空隙を多数有するポーラス
な層として形成された。
【0049】これらの空隙は、離型剤であるシリコーン
オイル(他のオイルでも同じ)に対して以下の様な効果
を示す。
【0050】離型剤吸収層95に存在する比較的大きな
空隙に吸収されたシリコーンオイルは、下層に存在する
離型剤保持層96に存在する、より小さな空隙に毛細管
現象により移行してここに吸収、保持される。
【0051】得られたシートを、図6に示される転写ド
ラムに、転写材担持部材93である転写シートとして装
着し、図5のような多色電子写真複写装置を用いて両面
複写の実験をした。
【0052】まず定着装置における転写材への離型剤で
あるシリコーンオイルの転着量をA4サイズ1枚当り、
0.05gに設定し、両面複写を行ったところ、1枚目
から良好な画像が得られ、原稿を変えて、2枚目のコピ
ーを取ったところ、良好な画像が得られ、1枚目の両面
コピー時に、離型剤であるシリコーンオイルが転写シー
トから感光ドラムへ転着している現象はみられなかっ
た。
【0053】さらに両面コピー動作を3万枚繰り返し結
果、シリコーンオイルの感光ドラムへの転着による画像
汚れ、カブリ等の無い良好な画像が得られた。
【0054】さらにシリコーンオイルの転写材への転着
量をA4サイズ1枚当り0.08gに設定し、同様な実
験を行ったところ両面コピー動作を2万枚繰り返しても
良好な画像が得られた。
【0055】耐久後の本発明に係る転写シートを調べた
ところ、離型剤保持層の球状粒子間の空隙にシリコーン
オイルが有効に蓄積保持されていることが確認された。
【0056】(実施例5)本実施例では、離型剤保持層
96に分散する球状粒子として、平均粒径0.4μmの
アルミナ球状微粒子を用い、またバインダー樹脂として
スチレンアクリル樹脂を用い、実施例4と同様に、10
0μm厚のポリエチレンテレフタレート上に乾燥厚が2
5μmになる様に塗工した。
【0057】さらに平均粒径4μmの球状ガラスビース
を用いバインダー樹脂としてポリエステル樹脂を用い実
施例1と同様にエアースプレーコーティング法により、
前述の離型剤保持層96を設けたポリエチレンテレフタ
レートシート上に、乾燥厚が15μmになるように塗工
し、離型剤保持層96および離型剤吸収層95を有する
転写シートを作成した。
【0058】この転写シートを用い、実施例4と同様な
実験を行った結果、実施例4と同様、シリコーンオイル
の転写材への転着量をA4サイズ1枚当り0.08gに
設定しても、両面コピー動作を2万枚繰り返してもシリ
コーンオイルによる画像汚れ、カブリ等のない良好な画
像が得られ、転写材からシリコーンオイルが転写シート
の離型剤吸収層および保持層に速やかに吸収保持され、
感光ドラム上へ転着されないことが確認された。
【0059】(実施例6)本実施例においては、離型剤
保持層96に分散する球状粒子として、平均粒径2μm
の球状シリコーン樹脂微粉末(トスパール120東芝シ
リコーン社製)を用い、バインダー樹脂としてエポキシ
樹脂を用い、実施例1と同様に、100μm厚のポリエ
チレンテレフタレート上に乾燥厚が20μmになるよう
に塗工し、離型剤保持層96を形成した。
【0060】さらに平均粒径4μmの球状ガラスビーズ
を、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を用い、実
施例4と同様にエアースプレーコーティング法により、
上述の離型剤保持層96を設けたポリエチレンテレフタ
レートシート上に、乾燥厚が15μmになるように塗工
して、離型剤保持層96および離型剤吸収層95を有す
る転写シートを作成した。
【0061】この転写シートを用い、実施例4と同様に
両面コピー実験を行ったところ、シリコーンオイルの転
写材への転着量をA4サイズ1枚当り、0.08gに設
定しても、両面コピー動作を3万枚繰り返してもシリコ
ーンオイルによる画像汚れ、カブリ等のない良好な画像
が得られ、前述実施例と同様な効果が確認できた。
【0062】なお、前述の各実施例を含め、離型剤保持
層96または離型剤吸収層95と基体94の接着性を高
める目的で、従来公知の接着樹脂層を設けることは本発
明を防げるものではなく、適宜実施し得るものである。
【0063】ここで、上記の各実施例において得られた
本発明の画像形成装置が適用される、たとえば図5に示
した多色電子写真複写装置に使用される現像剤であるト
ナーについて説明する。
【0064】フルカラー画像の形成においては、シャー
プメルトなトナーを使用することにより、複写物の色再
現範囲を広めることができる。
【0065】トナーは、ポリエステル樹脂またはスチレ
ン−アクリルエステル樹脂のような結着樹脂、着色剤
(染料、昇華性染料)、および荷電制御剤のようなトナ
ー形成用材料を溶融混練、粉砕、分級することにより製
造される。必要であれば、トナーに各種外添剤(例え
ば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する外添工程を付
加してもよい。
【0066】カラートナーは、定着性およびシャープメ
ルト性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂
を使用したものが特に好ましい。シャープメルト性ポリ
エステル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸
とから合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高
分子化合物が例示される。
【0067】特に、次式
【0068】
【化1】 (式中、Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,
yはそれぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平
均値は2〜10である。)で代表されるビスフェノール
誘導体もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以
上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低級アル
キルエステルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタ
ル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など)と少なく
とも共縮重合させたポリエステル樹脂は、シャープな溶
融特性を有するので好ましい。
【0069】ポリエステル樹脂の軟化点は、75〜15
0℃、好ましくは80〜120℃であるのがよい。ポリ
エステル樹脂を結着樹脂として含有するトナーの軟化特
性を図3に示す。本発明における軟化点の測定法に関し
て以下に説明する。
【0070】フローテスター(CFT−500A型、島
津製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2m
m、厚み1.0mmとして20Kgの押出荷重を加え、
初期設定温度70℃で300秒の予熱後、6℃/分の速
度で等速昇温した時、描かれるトナーのプランジャー降
下量−温度曲線(以後軟化S字曲線という)を求める。
試料となるトナーは、1〜3gを精秤した微粉末を用
い、プランジャー断面積は10cm2とする。軟化S字
曲線は図3のようなカーブとなる。等速昇温するに従
い、トナーは徐々に加熱されて流出が開始される(プラ
ンジャー降下A→B)。さらに昇温すると、溶融状態と
なったトナーは大きく流出し(B→C→D)、プランジ
ャー降下が停止し終了する(D→E)。
【0071】S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2C点に対応する温度T0はその試料(例えばトナーま
たは樹脂)の軟化点を示す。
【0072】トナーおよび結着樹脂がシャープメルト性
を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶
融粘度を測定することにより判定できる。
【0073】この明細書において、シャープメルト性を
有するトナーまたは結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が
103ポイズを示す時の温度をT1、5×102ポイズを
示す時の温度をT2とした時、 T1 =90〜150℃ |ΔT|=|T1 −T2 |=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0074】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト性樹脂は、加熱されることにより極めてシャ
ープに粘度低下を起こすことが特徴である。このような
粘度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な
混合を生じさせ、さらにトナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こすのである。
【0075】このようなシャープメルト性のカラートナ
ーは親和力が大きく、定着時にオフセットし易い。
【0076】ここで、図1および図2に示した本発明の
画像形成装置が適用される定着装置17の詳細を図4に
基づいて説明する。
【0077】図4において、21は定着ローラであっ
て、これはアルミニウム製の芯金22の外周面にHTV
シリコーンゴム(高温加硫タイプシリコーンゴム)層2
3を所定の厚さで被覆し、さらにその外層にLTVシリ
コーンゴム(低温加硫タイプシリコーンゴム)層24を
200μmの厚さで被覆して、ゴム層全体として3mm
厚になるように構成されている。そしてこの定着ローラ
21の下側には加圧ローラ25が設けられており、この
加圧ローラ25は、アルミニウム製の芯金26の外周面
にHTVシリコーンゴム層27を1mmの厚さで被覆
し、さらにその表面層に樹脂皮膜27′を被覆して構成
されている。この定着ローラ21および加圧ローラ25
内には、加熱源である400Wのハロゲンヒータ28が
それぞれ配設されている。そして加圧ローラ25にはサ
ーミスタ29が当接され、このサーミスタ29によりハ
ロゲンヒータ28への電流の供給ON/OFFが制御さ
れる。このようにして、定着ローラ21と加圧ローラ2
5の表面温度が、転写材50上の未定着トナー像51を
転写材50上に定着させるのに好適な所定値(例えば1
70℃)に保たれるようになっている。なお、これらの
定着ローラ21および加圧ローラ25は、不図示の駆動
装置によって図面の矢印b方向に回転駆動される。
【0078】一方、定着ローラ21からのトナーの離型
性を向上させるため、定着装置17の所定箇所には離型
剤塗布装置52が設けられている。この離型剤塗布装置
52は、オイルタンク52a内のシリコーンオイル53
(たとえば信越化学製ジメチルシリコーンオイル、商品
名「KF96 300CS」)をローラ群54,55に
よって汲み上げ、この汲み上げられたシリコーンオイル
53を、塗布量調整ブレード40によって一定量に規制
してから定着ローラ21に塗布するように構成されてい
る。
【0079】また塗布ローラ55は、プランジャー42
とバネ43により定着ローラ21に対して接離するよう
になされている。
【0080】なお、一般にシリコーンオイルの塗布量は
次のようにして求められる:すなわち、A4サイズの転
写材(白紙)50枚の重量をA1gとし、この転写材上
へ画像の転写をせず、定着ローラのオフセット防止層へ
のシリコーンオイルの塗布もせずに、定着ローラと加圧
ローラとの間に通紙した後の転写材(白紙)50枚の重
量をBgとし、同様に別のA4サイズの転写材(白紙)
50枚の重量をA2gとし、この転写材上への画像の転
写をしないが、定着ローラのオフセット防止層へのシリ
コーンオイルの塗布は行なって、定着ローラと加圧ロー
ラとの間を通紙した後の転写材(白紙)50枚の重量を
Cgとすると、A4サイズの転写材(白紙)1枚当りの
シリコーンオイルの塗布量xgは、次式にて求められ
る。 x=(C+A1−B−A2)/50 なお、本定着装置においては、先に説明したカラー、シ
ャープメルトトナーを定着し、このようなオフセットの
発生し易いトナーを離型させるため、 x≒0.1g の離型剤を塗布している。
【0081】特に、カラー画像形成装置における定着装
置の場合、転写材上にM、C、Y、BKと複数層のトナ
ーが形成されるため、特にオフセットが発生し易い。
【0082】ここで、ローラ35が、定着ローラ21に
接触し、離型剤を塗布し、定着ローラ21の回転によっ
て、定着ローラ21と加圧ローラ25の接触部すなわち
ニップ部58に離型剤が至るが、かかる離型剤を定着ロ
ーラに塗布するタイミングとしては、この定着ローラ2
1上に塗布された離型剤の先端が転写材がニップに進入
するよりも早く、ニップに至る様タイミング制御してい
る。
【0083】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
転写シート表層に球状粒子を含有する離型剤吸収層を設
けたことにより、両面コピー動作の第2面に転写材から
転着するシリコーンオイルを速やかに吸収保持すること
ができるため、転写シートを介して、感光ドラムにシリ
コーンオイルが転着することを防止でき、シリコーンオ
イル付着による画像汚れ、カブリ等を防止できるという
効果がある。
【0084】さらに基体と離型剤吸収層との間に、球状
粒子を含有するた離型剤保持層を設けた場合には、上記
の効果がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像形成装置のに使用
された転写シートの断面図。
【図2】本発明の他の実施例による画像形成装置のに使
用された転写シートの断面図。
【図3】一般的なトナーの軟化特性を示すグラフ。
【図4】本発明の画像形成装置が適用可能できる一般的
な多色電子写真複写装置の定着装置を示す断面図。
【図5】本発明の画像形成装置が適用可能できる一般的
な多色電子写真複写装置の断面図。
【図6】図5に示した多色電子写真複写装置の転写装置
を示す斜視図。
【符号の説明】
93 転写シート 94 基体 95 離型剤吸収層 96 離型剤保持層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常見 健夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−53872(JP,A) 特開 昭62−299874(JP,A) 特開 平3−51871(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体と、転写
    材を保持、搬送する転写材担持部材と、前記像担持体上
    のトナー像を前記転写材に転写する転写手段と、離型剤
    が塗布された定着回転体により、前記転写材に転写され
    たトナー像に少なくとも圧力と熱を加えて定着を行なう
    定着手段とを備えた画像形成装置において、 前記転写材担持部材が、基体と、この基体の表面に設け
    られた、上記離型剤を吸収する離型剤吸収層とから構成
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記離型剤吸収層が、前記基体上に球状
    粒子を含む層、あるいは球状粒子の凝集体を含む層であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 トナー像が形成される像担持体と、転写
    材を保持、搬送する転写材担持部材と、前記像担持体上
    のトナー像を前記転写材に転写する転写手段と、離型剤
    が塗布された定着回転体により、前記転写材に転写され
    たトナー像に少なくとも圧力と熱を加えて定着を行なう
    定着手段とを備えた画像形成装置において、 前記転写材担持部材が、基体と、この基体の表面に設け
    られた、上記離型剤を吸収する離型剤吸収層と、前記基
    体と前記離型剤吸収層との間に設けられた離型剤保持層
    から構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記離型剤吸収層および離型剤保持層
    が、前記基体上に球状粒子を含む層、あるいは球状粒子
    の凝集体を含む層であることを特徴とする請求項に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記離型剤保持層に含まれる球状粒子
    が、前記離型剤吸収層に含まれる球状粒子よりも小粒径
    であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記離型剤保持層が、前記離型剤吸収層
    の下層に設けられていることを特徴とする請求項
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】トナー像が形成される像担持体と、転写材
    を保持、搬送する転写材担持部材と、この像担持体上の
    トナー像を転写材に転写する転写手段と、離型剤が塗布
    された定着回転体により、前記転写材に転写されたトナ
    ー像に少なくとも圧力と熱を加えて定着を行なう定着手
    段とを備えた画像形成装置において、前記転写材担持部
    材として使用されるものであって、 基体と、この基体の表面に設けられた、上記離型剤を吸
    収する離型剤吸収層とから構成されていることを特徴と
    する転写材担持部材。
  8. 【請求項8】トナー像が形成される像担持体と、転写材
    を保持、搬送する転写材担持部材と、この像担持体上の
    トナー像を転写材に転写する転写手段と、離型剤が塗布
    された定着回転体により、前記転写材に転写されたトナ
    ー像に少なくとも圧力と熱を加えて定着を行なう定着手
    段とを備えた画像形成装置において、前記転写材担持部
    材として使用されるものであって、 基体と、この基体の表面に設けられた、上記離型剤を保
    持する離型剤保持層と、この離型剤保持層上に設けられ
    た離型剤吸収層とから構成されていることを特徴とする
    転写材担持部材。
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