JPH08154674A - 新規リパーゼ、その製造法及びその用途 - Google Patents
新規リパーゼ、その製造法及びその用途Info
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- JPH08154674A JPH08154674A JP7070589A JP7058995A JPH08154674A JP H08154674 A JPH08154674 A JP H08154674A JP 7070589 A JP7070589 A JP 7070589A JP 7058995 A JP7058995 A JP 7058995A JP H08154674 A JPH08154674 A JP H08154674A
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
ーゼ、その製造法及びその用途に関する。 【構成】PUFA含有油脂においてPUFAによく作用し、且
つ、不飽和脂肪酸含有トリグリセライドに対し、不飽和
度が高い程、良く作用する基質特異性を有する新規リパ
ーゼ、該リパーゼ生産能を有するシュードモナス属の菌
株を栄養培地で培養し、培養物中に該リパーゼを生成せ
しめ、これを採取する新規リパーゼの製造法及び該新規
リパーゼの用途。
Description
造法及びその用途に関する。更には、シュードモナス属
の生産する高度不飽和脂肪酸含有油脂に顕著に作用する
新規リパーゼ、その製造法及びその用途に関する。
サペンタエン酸(以下、EPAという)、ドコサヘキサエ
ン酸(以下、DHAという)、アラキドン酸等の高度不飽
和脂肪酸(以下、PUFAという)含有トリグリセリドに
は、作用し難いと言われており、例えば、 Bottino等
は、鯨油に含まれるEPAやDHAのエステルが膵臓リパーゼ
による加水分解を受けがたい事を示し〔Lipids、第2
巻、489-493頁(1967年)〕、そして、Jensen等も、二
重結合位置の異なる15種のcis-オクタデセン酸を含む合
成グリセリドに対する膵リパーゼの特異性を検討し、7
−位以下に二重結合位置を持つcis-オクタデセン酸に難
分解性を示すこと〔Lipids、第8巻、45-47頁(1973
年)〕、且つ又、Geotrichum candidum 由来のリパーゼ
においても9−位の二重結合に難分解性を示すことを明
らかにしている〔Lipids、第7巻、738-741頁(1972
年)〕。
有トリグリセリドに対する難分解性を利用して、魚油中
のPUFAをグリセリン残基に残し、油脂中のPUFAを濃縮す
る方法が盛んになされている(特開昭61-15692号、特開
昭61-15693号、特公平4-10519号、特公平5-33988号)。
ゼのPUFA含有油脂に対する作用が極めて低いにも係わら
ず、その微弱な作用を利用してPUFA含有油脂を直接的に
改質しようとする試みもなされている。例えば、長田等
は、4種類の微生物固定化リパーゼを用いてアシドリシ
スを行い、イワシ油の改質を検討し、Chromobacterium
visucosumおよびMucor mieheiのリパーゼがPUFA含有油
脂に対し、僅かではあるが活性を示すことを明らかに
し、これらリパーゼを用いてPUFAを高濃度に含む遊離脂
肪酸から、直接PUFAを高濃度に含むトリグリセリドを合
成している〔油化学、第39巻、467-471頁(1990年)、
日本水産学会誌、第57巻、119-125頁(1991年)〕。
ンを基質とし、固定化リパーゼを用いてDHAトリグリセ
リドを合成する試みもなされている(特開平5-33110
5)。
ゼのPUFA含有油脂に対する作用は、極めて微弱であり、
そのため、魚油などのPUFA含有油脂の加水分解や改質、
又長鎖或いは、高度不飽和脂肪酸を調製するに際して、
そのエステル合成反応、エステル交換反応、アシドリシ
ス、およびアルコリシス等を、既存のリパーゼを用いて
効率的に行う事は極めて困難であり、PUFA含有油脂によ
り高い活性を示す新たなリパーゼが求められていた。
本発明者等は、PUFA含有油脂に対し高い活性を示す新規
なリパーゼを生産する菌の探索を行い、目的とするリパ
ーゼを生産する微生物を見いだすことに成功した。
脂によく作用する基質特異性を有する新規リパーゼであ
ることを知り、本発明を完成した。
見、分離されたものであり、その菌学的性質は、下記の
通りである。
黄色〜淡褐色 肉汁ゼラチン穿刺培養:ゼラチンを液化する。 リトマス・ミルク培養:ペプトン化する。
D−フラクトース、D−ガラクトース、D−マンニット
から酸を生成するが、乳糖、麦芽糖、白糖、サリシンか
らは酸を生成しない。 色素産生:ピオシアニン 陰性 ピオベルジン 陽性 生育温度の範囲:4〜37℃で生育(最適25〜33℃) 生育pHの範囲:pH4.6〜9.6(最適 pH6〜8.5) 生育食塩濃度:0〜5%
nual of Determinative Bacteriology、第8巻(1974
年)及びBergey's Mannual of Systematic Bacteriolog
y、第1巻(1984年)を参照し、本菌をシュードモナス
・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescns)に属す
る菌と同定し、シュードモナス・フルオレッセンス(Ps
eudomonas fluorescens)3−80と命名した。尚、本菌
は、FERM P-14166として、工業技術院生命工学工業技術
研究所に寄託されている。
には、窒素源として、ペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、コーンスティープリカーなど、通常、微生物の培養
に使用される有機窒素源、或いは塩化アンモニウム、硫
酸アモニウム、尿素、硝酸アンモニウムなどの無機窒素
源が使用される。炭素源としては、ラード、バター、魚
油、鯨油などの動物性油脂、オリーブ油、大豆油、米糠
油、綿実油、ゴマ油などの植物性油脂、オレイン酸、パ
ルミチン酸、リノレイン酸などの脂肪酸類及びフラクト
ース、グルコース、マンノース、ガラクトース、異性化
糖、蔗糖、マルトース、キシロース、ソルビトール、マ
ンニトール、グリセロール、澱粉など、種々の糖、糖ア
ルコール及び澱粉やデキストリンなども使用することが
できる。
地成分として、リン酸塩、マグネシウム塩、マンガン
塩、バリウム塩などが添加される。培養はpH5〜9、温
度25〜40℃で1〜4日間程度、通気攪拌等の好気的培養
で行い、リパーゼを主に菌体外に生成蓄積せしめる。菌
体外に蓄積したリパーゼは、培養後、遠心、濾過等によ
り除菌し、除菌液を硫酸アンモニウム塩析、或いはアセ
トン、アルコール等を用いる有機溶媒沈澱などの種々の
方法で処理することにより、培養液から取得することが
できる。
担体或いはイオン交換体によるクロマトグラフィーやゲ
ルろ過による分子篩クロマトグラフィーを行うことによ
り得ることができる。
離等で無細胞抽出液を調製し、同様の精製法で取得する
ことができる。
化学的性質について記載する。
率的に生成せしめる。
脂に作用させたとき、炭素鎖18-0の飽和脂肪酸よりも炭
素鎖18-1,18-2及び18-3の各種不飽和脂肪酸含有トリグ
リセリドによく作用し(図1に示される。)、又、炭素
数20及び炭素数22の各種不飽和脂肪酸含有トリグリセリ
ドに対しても良く作用する。
2ml、100 mM CaCl2 0.1ml、本発明のリパーゼ 25単位
を平底ガラス容器(3×6cm)に入れ、2cmの攪拌子で
500rpmで攪拌し、37℃、20分間反応させ反応後油分をジ
エチルエーテルで抽出し分解物をイアトロスキャンTH10
(ヤトロン社製)にて分析した。その結果、加水分解率
16.8%で1,3−ジオレインは僅かであり(0.4 mol
%)、1,2−ジオレインが多く(28.6 mol%)生成し
ていた。
を0.1Mの各緩衝液の下で、37℃、20分反応(図2に示
される。)〕。尚、図中で黒丸は、Macllvaine緩衝液、
黒四角は、Glycine-NaOH緩衝液、白三角は、Tris-HCl緩
衝液をそれぞれ示す。
を0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)の下で、20分反応(図3
に示される。)]。
る。[0.1%トリトンX-100を含むPIPES-NaOH緩衝液(pH
7.0)(図4に示される。)]
含むブリットンロビンソンの広域緩衝液で30℃、24時間
処理(図5に示される。)]
等電点は、約4.7付近である。
画、DEAE-トヨパール65M (東ソー社製)等によるイオ
ン交換カラムクロマトグラフィー、ブチル−スーパロー
ス、フェニル−スーパロース(ファルマシア製)等によ
る疎水性カラムクロマトグラフィー、トヨパール HW-55
(東ソー社製)等によるゲルろ過及びクロマトフォーカ
シング(ファルマシア社製)などを組み合わせることに
より高度に精製することができる。
方法、乳化剤添加法による測定方法(B法)に準じて行
った。そして、オリーブ油基質(リン酸緩衝液、pH7.
0)に酵素を37℃、20分間反応させた後、1分間に1μm
olの脂肪酸を遊離する酵素量を1単位とした。
との基質特異性について、以下に述べるガスクロマトグ
ラフィーを用いる基質特異性分析法に基づき、比較試験
を行った。
する特異性は、基質油脂にリパーゼを添加し、反応させ
た後、n-ヘキサン:エタノール:3N硫酸混合液を加え
反応を停止させ、反応液中の油分をn-ヘキサンにて抽出
し、遊離した脂肪酸を分離してメチルエステル化し、そ
の脂肪酸組成をガスクロマトグラフィーにて分析する方
法で行った。
液を加え反応を停止させ、アルカリ溶液にて滴定する方
法で求めた。
内径3cm、容量50mlのガラス製ふた付き容器に0.1M PIP
ER-NaOH緩衝液1mlと基質油200 mg、100 mM CaCl2 10μ
l、直径2mmのガラスビーズ30個をいれ、ふたをし、37
℃で5分間振盪(振幅3cmで1分間に150回)した後、
酵素液100μlを加えて、更に1時間振盪した。
(1:1、V/V)5mlを添加し、反応を停止し、フェノ
ールフタレイン溶液2滴を加え、0.1N 水酸化カリウム
−エタノール標準液にて滴定し、紅色になる点より分解
率を求めた。
分析の為に用いた。反応液に5mlのn-ヘキサン:エタノ
ール:3N硫酸混合液(400:200:1,V/V)を加え反応を
停止した。そして油分の存在するヘキサン層を分取後、
水1mlと1N水酸化カリウム溶液400μlを加え、アルカ
リ性にし、水層を分取した。次に、水層に対し、1N塩
酸を800μlを加え、酸性にし、n-ヘキサン4mlを加え、
酵素反応で遊離した脂肪酸をn-ヘキサン層に抽出した。
この遊離脂肪酸画分に三フッ化ほう素メタノール溶液メ
タノール錯体を加えてメチルエステル化した後、ガスク
ロマトグラフィーにて脂肪酸の分析を行った。
た脂肪酸量は、下記の計算式により求めた。
りである。 装置:島津GC-9Aガスクロマトグラフィー;カラム:Ada
vanceDS 60-80 mesh Chromosorb W,2m×3mmガラスカラ
ム;カラム温度:190−220℃;注入温度:240℃;検出
器:FID;キャリヤーガス:N2 50 ml/min
を意味する。 H:総加水分解率(%) a:試料溶液の滴定に要したN/10水酸化カリウム−エタ
ノール標準液量(ml) b:空試験に要したN/10水酸化カリウム−エタノール標
準液量(ml) f:0.1N水酸化カリウム−エタノール標準液のファクタ
ー 0.1:0.1N水酸化カリウム−エタノール標準液濃度 0.2:基質油の量(g) S:ケン化価 56.11:水酸化カリウムの分子量
す値F及び任意の一脂肪酸の加水分解率Hiは、それぞれ
次の数式2及び数式3で求められる。
とを意味する fi:リパーゼの加水分解後遊離した任意の一脂肪酸のモ
ル分率 f0i:任意の一脂肪酸の未分解油脂中のモル分率 H:総加水分解率(%)
研ビタミン社製〕、タラ肝油(EPA 12.12%,アラキドン
酸(20-4) 8.96%含有、理研ビタミン社製)、アラキド
ン酸含有油脂(アラキドン酸 25.41%,EPA 4.05%含
有、サントリー社製)、ジホモ−γ−リノレン酸含有油
脂(ジホモ−γ−リノレン酸(20-3,n-6系PUFA) 23.2%,
γ−リノレン酸(18-3,n-6系PUFA) 9.86%含有、サント
リー社製)、及びミード酸含有油脂(ミード酸(20-3,n-
9系PUFA)12.24%、サントリー社製)のそれぞれに、本
発明の酵素、クロモバクテリウム由来のリパーゼ(Chro
mobacterium viscosum, 旭化成社製)、リゾプス由来の
リパーゼ(Rhizopus delemar, 生化学工業社製)、カン
ジダ由来のリパーゼ(Candida cylindracea, シグマ社
製)、アスペルギルス由来のリパーゼ(Aspergillus ni
ger, 商品名:リパーゼ−AP,天野製薬社製)及びシュ
ードモナス由来のリパーゼ(Pseudomonas sp.,商品名:
リパーゼ−AK,天野製薬社製)の各種市販リパーゼを加
水分解率が5から10%になるように添加し、基質特異性
分析法に述べた条件と同一の条件で反応後、遊離する脂
肪酸の組成を上記基質特異性分析法にて分析し、得られ
た各脂肪酸の遊離率を、添加したリパーゼ1単位当たり
の分解率(Hi/U)として図6〜図10に示した。
図7は、基質がタラ肝油の場合であり、図8は、基質が
アラキドン酸含有油脂の場合であり、図9は、基質がジ
ホモ−γ−リノレン酸含有油脂の場合であり、図10
は、基質がミード酸含有油脂の場合である。
タラ肝油、アラキドン酸含有油脂、ジホモ−γ−リノレ
ン酸含有油脂、ミード酸含有油脂の場合の何れの基質に
おいても、本発明の酵素は、既存のリパーゼと比較し
て、EPA、DHA、アラキドン酸等のPUFAにおけるHi/U値が
著しく大きく、不飽和脂肪酸を含有する油脂の不飽和脂
肪酸部分に極めて速やかに作用することが明らかとなっ
た。
23.8%,リノール酸(18-2) 53.9%, α−リノレン酸(18
-3,n-3系PUFA) 7.4%含有、和光純薬工業社製〕に、本
発明の酵素、クロモバクテリウム由来のリパーゼ(Chro
mobacterium viscosum,旭化成社製)、リゾプス由来の
リパーゼ(Rhizopus delemar,生化学工業社製)、カン
ジダ由来のリパーゼ(Candida cylindracea,シグマ社
製)、アスペルギルス由来のリパーゼ(Aspergillus ni
ger,商品名:リパーゼ−AP,天野製薬社製)及びシュー
ドモナス由来のリパーゼ(Pseudomonas sp.,商品名:リ
パーゼ−AK,天野製薬社製)の各種市販リパーゼを加水
分解率が5から10%になるように添加し、基質特異性分
析法に述べた条件と同一の条件で反応後、遊離する脂肪
酸の組成を上記基質特異性分析法にて分析し、パルミチ
ン酸(18-0)のF値を100とする相対値で示した。その結
果は図11に示される。
とし、生成する脂肪酸の各成分のF値において、本発明
の酵素で処理した場合は、α−リノレン酸、リノール酸
等の不飽和脂肪酸の値が飽和脂肪酸のパルミチン酸の値
よりはるかに大きく、一方、既存のリパーゼで処理した
場合には、飽和脂肪酸のパルミチン酸の値が、α−リノ
レン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸の値と同等若しく
はより大きいことが分かる。
かなように、本発明の酵素は、既存の他のリパーゼと
は、作用及び基質特異性において明らかに異なっている
事が分かる。
ニングにより得たシュードモナス・フルオッレセンス
(Pseudomonas fluorescens)3-80 FERM P-14166の生産
するリパーゼは、新規リパーゼといえるものである。
し、本発明の酵素と同様にPUFAに強く作用するところの
基質特異性を有するリパーゼを、シュードモナスに属す
るタイプカルチャーからスクリーニングした。
バリス(Pseudomonas ovalis)、シュードモナス・アウ
レオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)、シュ
ードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaph
is)等のシュードモナスに属する広範囲の菌株がシュー
ドモナス・フルオッレセンス(Pseudomonas fluorescen
s)3-80(FERM P-14166)と同様にPUFAに強く作用する
特徴を有する酵素を産生することを明かにした。
場合の作用条件は、本発明の酵素が、その活性を維持で
きる条件で有れば特に限定されないが、本発明の酵素
は、低加水分解条件下においてもよくPUFAを遊離するこ
とを特徴としている。従って、本発明においては、本発
明の酵素をPUFA含有油脂に作用させることによって、夾
雑物の少ないPUFAを高純度に取得することができる。
尚、試験例5で明らかなように、本発明の酵素は、高加
水分解率においても、市販の酵素〔例えば、シュードモ
ナス由来のリパーゼ(Pseudomonas sp.,商品名:リパー
ゼ−AK,天野製薬社製)〕と同等、又はそれ以上にPUFA
を遊離することができる。
%、サントリー社製)及びイカ油〔DHA(22-6) 17.7%,
EPA(20-5) 15.8%含有、理研ビタミン社製〕を本発明の
酵素及び市販のリパーゼの一例としてシュードモナス由
来のリパーゼ(Pseudomonas sp., 商品名:リパーゼ−A
K,天野製薬社製)でそれぞれ加水分解し、反応液を経
時的にサンプリングし、油脂組成と遊離した脂肪酸画分
中のミード酸、EPA及びDHAの含量を分析した。即ち、ミ
ード酸含有油脂及びイカ油3g、0.1MPIPES-NaOH緩衝液
(pH7.0)3ml、100 mM塩化カルシウム0.5 ml、リパーゼ
3000U、ガラスビーズ30個(直径5mm)を100 ml容三角
フラスコに入れ、窒素ガスで置換後密栓して、30℃で振
盪し(150ストローク/min、ピッチ3cm)反応させ、各
時間の反応液の油分をクロロホルム−メタノール(2:
1,V/V)にて抽出し、油脂成分をイヤトロスキャンTH-
10にて定量し、一方、抽出した油分をシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(20cm×20cm、展開溶媒n-ヘキサン:
ジエチルエーテル:ギ酸=70:30:1,V/V)にて展開し、
遊離脂肪酸画分をかきとり、10%塩酸メタノールにてメ
チルエステル化してミード酸、EPA及びDHAの含量をガス
クロマトグラフィーにより定量した。遊離されたPUFA量
は、加水分解前油脂中に含有された各PUFA量に対する割
合で示した。その結果、図12〜図14より明らかなよ
うに、本発明の酵素は、低加水分解率において、ミード
酸、EPA及びDHA等のPUFAを良く遊離し、高加水分解率に
おいても市販のリパーゼと同等、又は、それ以上にPUFA
を遊離できる。
有油脂に作用させることにより、PUFA含有油脂からアラ
キドン酸、ミード酸、EPA及びDHA等のPUFAを夾雑物を少
なく、高純度に取得する方法、或いは、本発明の酵素及
び市販のリパーゼをPUFA含有油脂に作用させることによ
って、PUFAを取得する方法を提供するものである。更に
又、本発明は、本発明の酵素と市販のリパーゼとを組み
合わせて使用することによって、PUFA含有油脂から複数
のPUFAをより効率良く分別取得する方法をも提供するも
のである。
ーゼ〔クロモバクテリウム由来のリパーゼ(C. viscosu
m.,商品名:リパーゼ−TOYO,旭化成社製)、カンジダ
由来のリパーゼ(Candida cylindracea,シグマ社製)〕
及び〔シュードモナス由来のリパーゼ(Pseudomonas s
p.,商品名:リパーゼ−AK,天野製薬社製)を用い、グ
リセリンとオレイン酸、EPA、DHAの各遊離脂肪酸とでグ
リセリド合成を行ない、各種リパーゼのグリセリド合成
能を比較した。尚、用いた遊離脂肪酸のうちEPAとDHA
(何れもNIPPON CHEMICAL FEED Co.,Ltd.社製)は、各
エチルエステルから定法(脂質分析法入門、157頁、藤
野安彦著、学会出版センター社出版)に従い調製したも
のを用いて行った。即ち、グリセロール4g、各脂肪酸
0.3g、100 mM 塩化カルシウム0.1 ml、0.1M PIPES-NaOH
緩衝液(pH7.0)に溶解した各酵素1ml(500 u)、直径
2 cmのスターラーバーを30ml容サンプル瓶(内径2.5c
m、高さ5.5cm)に入れ、窒素ガスにて空気を置換後密栓
し、30℃にて1時間攪拌し(500ppm)反応を行ない、反
応後アセトン−エタノール混液(1:1)を10ml加え反
応を停止し、フェノールフタレン溶液を加え、0.1Nエタ
ノール性水酸化カリウム溶液にて滴定した。そして、オ
レイン酸に対する合成率を100%とした相対活性で、各
酵素のそれぞれの遊離脂肪酸に対する合成率を求めた。
その結果は、表4に示される。
は、市販の各リパーゼに比較し、EPA、DHA、アラキドン
酸、ミード酸等の高度不飽和遊離脂肪酸の合成能が高い
ことが分かる。
レインと各遊離脂肪酸とでアシドリシス反応を行い、ト
リオレインへの各遊離脂肪酸の取り込み量の検討をも試
みた。即ち、トリオレイン100μmole、遊離脂肪酸100μ
mole、固定化リパーゼ(精製した本発明の酵素を2,000
U/mlになるように10mMリン酸緩衝液(pH7.0)にて希釈
し、この酵素液2mlにセライト545 2gを用いてスラリ
ー状にし、室温にて20時間真空乾燥して調製した)100m
g、n-ヘキサン3ml、水5μlを30ml容サプル瓶(内径2.
5cm、高さ5.5cm)に入れ、窒素ガスにて空気を置換後密
栓し、20℃にて振盪して(振幅3cm、150ストローク)
反応を行った。用いた遊離脂肪酸は、DHA、EPA(何れも
NIPPON CHEMICAL FEED Co.,Ltd.社製)、アラキドン
酸、ジホモ−γ−リノレン酸、ミード酸(何れもサント
リ−社製)の各エチルエステルから定法(脂質分析法入
門、157頁、藤野安彦著、学会出版センター社出版)に
従い調製したものを用いて行った。反応後、反応液の30
0μlを取りシリカゲル薄層クロマトグラフィー(20cm×
20cm、展開溶媒n-ヘキサン:ジエチルエーテル:ギ酸=
70:30:1V/V)にて展開し、トリグリセリド画分をか
きとり10%塩酸−メタノールにてメチルエステル化して
トリグリセリド画分中の各脂肪酸の含量をガスクロマト
グラフィーにより定量し、トリオレインへの各脂肪酸の
取り込み量(mol%)を検討した。その結果は、図15
に示される。図15から明らかなように、本発明の酵素
は、何れの高度不飽和脂肪酸をも効率よく取り込むこと
が分かる。
体的に説明するが、本発明は、これらの実施例により何
等限定されるものではない。
0%、グリセロール0.2%、K2HPO4 0.2%、MgSO4・7H2O
0.05%、アデカノールLG126 0.05%からなる前培養培地
(pH7.0)80mlにシュードモナス・フルオッレセンス(P
seudomonas fluorescens)3-80(FERM P-14166)を接種
し、28℃で17時間シェカー培養して種培養を調製した。
次に、あらかじめ常法により殺菌した、肉エキス2.0
%、酵母エキス0.3%、グリセロール0.2%、K2HPO4 0.2
%、MgSO4・7H2O 0.05%、タラ肝油1.0%、アデカノール
LG126 0.05%からなる本培養培地(pH7.0)3Lに上記
種培養 80mlを接種し、28℃で2日間通気攪拌(0.75VV
m,500rpm)培養した。培養後、遠心分離し、リパーゼ活
性として、10.0u/mlの除菌液2.8Lを得た。
6000)により濃縮し、アルコールを加えて有機溶媒沈澱
させ、この沈澱を10mM Tris-HCl 緩衝液(pH7.5)に溶
解し、同緩衝液で透析後、同緩衝液で平衡化したDEAE-
トヨパールカラムに供した。吸着した酵素は、食塩濃度
を上昇させる直線的濃度勾配法にて溶出し、活性画分を
限外濾過により濃縮した。この濃縮液を0.2M食塩を含む
50mMリン酸緩衝液(pH7.0)で平衡化したトヨパールHW-
50カラムに供し、ゲル濾過を行った。
ウムを添加し、0.5M 硫酸アンモニウムを含む50 mM リ
ン酸緩衝液(pH7.0)で平衡化したフェニル−スパーロ
ースカラム(FPLC)に供し、硫酸アンモニウムの濃度を
直線的に下降させる濃度勾配法にて溶出させた。さらに
得られた酵素活性画分を5mMリン酸緩衝液(pH7.0)で
透析し、同緩衝液で平衡化したヒドロキシアパタイトカ
ラムに供した。リン酸濃度を0.5M まで直線濃度勾配法
で上昇させ、目的酵素を溶出し、脱塩濃縮した。そして
濃縮した酵素をクロマトフォーカシングにて分画し、精
製酵素標品を得た。
K2HPO4 0.2%、MgSO4・7H2O 0.05%、アデカノールLG126
0.05%からなる液体培地(pH7.0)3Lを5Lジャーフ
ァーメンターに入れ、121℃、30分間加圧滅菌した後、
予め同培地で18時間振盪培養したシュードモナス・フル
オッレセンス(Pseudomonas fluorescens)3-80(FERM
P-14166)の前培養液を接種し、28℃、16時間(0.75VV
m,500rpm)通気培養した。培養液を遠心分離した上清の
リパーゼ活性は40u/mlであった。
(分画分子量6000)により濃縮し、0.5Mになるように
硫酸アンモニウムを加え0.5M硫酸アンモニウムを含む2
0mMリン酸緩衝液(pH7.0)にて平衡化したブチル−トヨ
パール ゲル200mlを加え、未吸着画分を除去し、同緩
衝液でゲルを洗浄後、10%ショ糖、0.1%トリトンX-100
を含む10mMリン酸緩衝液にてリパーゼを溶出した。得ら
れたリパーゼ画分を限外濃縮後、10%ショ糖、0.1%ト
リトンX-100を含む10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)に
対し、透析し、同緩衝液で平衡化したDEAE−トヨパール
(2×17cm)に注入した。カラムを同緩衝液で洗浄後、
0.5M塩化ナトリウムを含む同緩衝液の直線的濃度勾配
法にて溶出し、リパーゼ画分を限外ろ過により濃縮し
た。
む50mMリン酸緩衝液(pH7.0)で平衡化したSuperdex200
HR10/30カラム(ファルマシア製FPLC使用)によりゲル
ろ過を行い、活性画分を限外ろ過により濃縮して精製リ
パーゼを得た。こうして得られた精製リパーゼの比活性
は9844単位/mg、SDS電気泳動法において単一バンドを示
し、その分子量は約64,000であった。
バリス(Pseudomonasovalis )No.111 AKU 820 を接種
し、28℃で18 時間シェカー培養して種培養を調製し
た。次に、あらかじめ常法により殺菌した、ポリペプト
ン 0.5%、酵母エキス0.5%、グリセロール1.0%、K2HP
O4 0.2%、MgSO4・7H2O 0.05%、アデカノールLG126 0.0
5%からなる本培養培地(pH7.0)3Lに上記種培養 80ml
を接種し、28℃で24時間通気攪拌(0.75VVm,500rpm)培
養した。培養後、遠心分離し、リパーゼ活性として4.5u
/mlの除菌液2.8Lを得た。次に、この除菌液を実施例1
と同様の精製方法を行って、精製酵素標品を得た。
ウレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens )IFO
3521 を接種し、28℃で18時間シェカー培養して種培養
を調製し、その種培養液80mlを実施例2記載の本培養培
地3Lに接種し、28℃で24時間通気攪拌(0.75VVm,500r
pm)培養した。培養後、遠心分離し、リパーゼ活性とし
て9.8u/mlの除菌液2.8Lを得た。次に、この除菌液を実
施例1と同様の精製方法を行って、精製酵素標品を得
た。
ロラフィス(Pseudomonas chlororaphis )IFO 3904 を
接種し、28℃で18時間シェカー培養して種培養を調製
し、この種培養液80mlを実施例1記載の本培養培地3L
に接種し、28℃で2日間通気攪拌(0.75VVm,500rpm)培
養した。培養後、遠心分離し、リパーゼ活性として6.2u
/mlの除菌液 2.8Lを得た。次に、この除菌液を実施例
1と同様の精製方法を行って、精製酵素標品を得た。
有、理研ビタミン社製〕、30 g、0.1M PIPES-NaOH緩衝液
(pH7.0)30 ml、100 mM 塩化カルシウム5 ml、実施例
2に準じて得られた本発明の酵素30,000 Uを200 ml容メ
ジューム瓶に入れ窒素ガスで置換後密栓して、30℃で1
時間攪拌し(500rpm)反応させ(加水分解率は24.4
%)、反応後、森岡等の方法〔油化学、36巻816−820
(1987)〕により反応液からリパーゼ反応で遊離した脂
肪酸を抽出し、溶媒を除去後、常法に従い尿素付加法及
びそれに続く低温分別法〔何れの方法も、W.W.Christi
e,"Lipid Analysis",Pergamon Press,146-147頁(197
3)に記載されている。〕を行うことにより濃縮 EPA
(液中含量56.6%)1.1 gを得た。
層にエタノールを等量加え、ヘキサン層を取る操作を数
回繰り返すことによって、未分解のジグリセリド及びモ
ノグリセリドを除去した。こうして得られたトリグリセ
リド10.6 gに0.1M PIPES-NaOH緩衝液(pH7.0)30 ml、1
00 mM 塩化カルシウム5 ml、市販のシュードモナス由
来のリパーゼ(Pseudomonas sp.,商品名:リパーゼ−A
K,天野製薬社製)10,000 Uを200 ml容メジューム瓶に
入れ窒素ガスで置換後密栓して、30℃で5時間攪拌し
(500rpm)反応させ(加水分解率は57.8%)、反応後、
森岡等の方法〔油化学、36巻816−820(1987)〕により
反応液からリパーゼ反応で遊離した脂肪酸を抽出し、溶
媒を除去後、常法に従い尿素付加法及びそれに続く低温
分別法〔何れの方法も、W.W.Christie,"Lipid Analysi
s",Pergamon Press,146-147頁(1973)に記載されてい
る。〕を行うことにより濃縮 DHA(液中含量61.5%)0.
96 gを得た。
1 ml、0.1M PIPES-NaOH緩衝液(pH7.0)に溶解した実施
例2に準じて得られた本発明の酵素1ml(500u)、直径
2 cmのスターラーバーを30ml容サンプル瓶(内径2.5c
m、高さ5.5cm)に入れ、窒素ガスにて空気を置換後密栓
し、30℃にて1時間攪拌し(500ppm)反応を行った。反
応後アセトン−エタノール混液(1:1)を10ml加え反
応を停止し、フェノールフタレン溶液を加え、0.1Nエタ
ノール性水酸化カリウム溶液にて滴定し、本発明の酵素
のオレイン酸に対する合成率を100%とし、EPAに対する
合成率を求めたところ104.2%であった。
1 ml、0.1M PIPES-NaOH緩衝液(pH7.0)30 ml、に溶解
した実施例1に準じて得られた本発明の酵素1ml(500
u)、直径2 cmのスターラーバーを30ml容サンプル瓶
(内径2.5cm、高さ5.5cm)に入れ、窒素ガスにて空気を
置換後密栓し、30℃にて1時間攪拌し(500ppm)反応を
行った。反応後アセトン−エタノール混液(1:1)を
10ml加え反応を停止し、フェノールフタレン溶液を加
え、0.1Nエタノール性水酸化カリウム溶液にて滴定し、
本発明の酵素のオレイン酸に対する合成率を100%と
し、DHAに対する合成率を求めたところ57.4%であっ
た。
バクテリウム由来のリパーゼ(C. viscosum.,商品名:
リパーゼ−TOYO,旭化成社製)、カンジダ由来のリパー
ゼ(Candida cylindracea,シグマ社製)〕及び〔シュー
ドモナス由来のリパーゼ(Pseudomonas sp.,商品名:リ
パーゼ−AK,天野製薬社製)を5,000 U/mlになるよう
に10 mMリン酸緩衝液(pH7.0)にて希釈又は溶解し、こ
の酵素液2mlにセライト545 2gを加え乳鉢を用いてス
ラリー状にし、室温にて20時間真空乾燥し各固定化リパ
ーゼを調製した。次いで、トリオレイン271.2μmole、
遊離脂肪酸271.2μmole、固定化リパーゼ100mg、n-ヘキ
サン4.56ml、あらかじめ求めた各酵素の最適水分量であ
る水、それぞれ5μl,10μl,5μl,10μlを30ml容サ
ンプル瓶(内径2.5cm、高さ5.5cm)に入れ、窒素ガスに
て空気を置換後密栓し、10℃,30℃にて24時間振盪して
(振幅3cm、150ストローク)反応を行った。用いた遊
離脂肪酸は、DHA、EPA(何れもNIPPON CHEMICAL FEED C
o.,Ltd.社製)エチルエステルから定法(脂質分析法入
門、157頁、藤野安彦著、学会出版センター社出版)に
従い調製したものを用いて行った。反応後、反応液の30
0μlを取りシリカゲル薄層クロマトグラフィー(20cm×
20cm、展開溶媒n-ヘキサン:ジエチルエーテル:ギ酸=
70:30:1V/V)にて展開し、トリグリセリド画分をか
きとり10%塩酸−メタノールにてメチルエステル化して
トリグリセリド画分中の各脂肪酸の含量をガスクロマト
グラフィーにより定量し、トリオレインへの各脂肪酸の
取り込み量(mol%)を検討した。その結果、10℃及び3
0℃反応でのEPAの取り込みは図16に、そして10℃反応
でのDHAの取り込みは図17にそれぞれ示される。
発明の酵素の場合、市販の酵素がほとんど作用しない
か、或いは僅かにしか作用しない低温度においても非常
に速やかにEPAやDHA等のPUFAとアシドリシス反応を行う
ことができる。従って、本発明の酵素は高温度下で酸化
されやすい特徴を有するPUFAを含有するトリグリセリド
をアシドリシス反応で合成する場合極めて有利である。
て PUFAに高い活性を示す。それ故、魚油などのPUFA含
有トリグリセリドの油脂の加水分解や改質、又長鎖或い
は、高度不飽和脂肪酸を調製するに際して、そのエステ
ル合成反応、エステル交換反応、アシドリシス、および
アルコリシス等をより効率的に行うために有利に使用さ
れうる。
用させた場合の酵素1単位当たりの脂肪酸エステルの分
解率を示す。
作用させた場合の酵素1単位当たりの脂肪酸エステルの
分解率を示す。
ン酸含有油脂に作用させた場合の酵素1単位当たりの脂
肪酸エステルの分解率を示す。
−リノレン酸含有油脂に作用させた場合の酵素1単位当
たりの脂肪酸エステルの分解率を示す。
含有油脂に作用させた場合の酵素1単位当たりの脂肪酸
エステルの分解率を示す。
作用させた場合の脂肪酸に対する特異性を示す。
含有油脂に作用させた場合の加水分解率と遊離ミード酸
量との関係を示す。
角は市販のシュードモナス由来のリパーゼ(Pseudomona
s sp.,商品名リパーゼ−AK,天野製薬社製)を用いた
場合である。
作用させた場合の加水分解率と遊離EPA量との関係を示
す。
角は市販のシュードモナス由来のリパーゼ(Pseudomona
s sp.,商品名リパーゼ−AK,天野製薬社製)を用いた
場合である。
作用させた場合の加水分解率と遊離DHA量との関係を示
す。
角はシュードモナス由来のリパーゼ(Pseudomonas s
p.,商品名リパーゼ−AK,天野製薬社製)を用いた場合
である。
る、トリオレインへの各脂肪酸の取り込み量を示すもの
である。
場合のアシドリシス反応による、トリオレインへのEPA
の取り込みを示すものである。
た場合のアシドリシス反応による、トリオレインへのDH
Aの取り込みを示すものである。
Claims (7)
- 【請求項1】下記の理化学的性質を有する新規リパー
ゼ。 (a) 作用:高度不飽和脂肪酸含有油脂によく作用し、高
度不飽和脂肪酸を効率的に生成する。 (b)基質特異性:炭素数18の飽和及び不飽和脂肪酸含有
油脂に作用させたとき、炭素鎖18-0の飽和脂肪酸よりも
炭素鎖18-1,18-2及び18-3の各種不飽和脂肪酸含有トリ
グリセリドに良く作用し、又、炭素数20及び炭素数22の
各種不飽和脂肪酸含有トリグリセリドに対しても良く作
用する。 (c) 至適pH:約7〜9付近 (d) 至適温度:約50℃付近 (e) 等電点:約4.7付近 - 【請求項2】請求項1記載の新規リパーゼ生産能を有す
るシュードモナス属菌を培養して、該リパーゼを生産
し、これを採取することを特徴とする新規リパーゼの製
造法。 - 【請求項3】高度不飽和脂肪酸含有油脂に請求項1記載
の新規リパーゼを作用させて高度不飽和脂肪酸を遊離さ
せ、これを抽出、回収せしめることを特徴とする高不飽
和脂肪酸高度含有油脂からの高度不飽和脂肪酸の取得方
法。 - 【請求項4】高度不飽和脂肪酸含有油脂に請求項1記載
の新規リパーゼと市販のリパーゼとを組み合わせること
により、種々の高度不飽和脂肪酸を分別し、抽出し、回
収せしめることを特徴とする高不飽和脂肪酸高度含有油
脂からの高度不飽和脂肪酸の分別取得方法。 - 【請求項5】グリセロールと高度不飽和脂肪酸とを請求
項1記載の新規リパーゼ存在下で反応させて高度不飽和
脂肪酸のグリセロールエステルを生成せしめることを特
徴とする高度不飽和脂肪酸含有グリセリドの合成法。 - 【請求項6】トリグリセリドと遊離の高度不飽和脂肪酸
とにおいて、請求項1記載の新規リパーゼを用いるアシ
ドリス反応によって、トリグリセリド中に高度不飽和脂
肪酸を取り込ましめること特徴とする高度不飽和脂肪酸
含有グリセリドの生成法。 - 【請求項7】トリグリセリドと遊離の高度不飽和脂肪酸
とにおいて、請求項1記載の新規リパーゼを用いるアシ
ドリス反応を20℃以下で行うことによって、トリグリセ
リド中に高度不飽和脂肪酸を取り込ましめること特徴と
する高度不飽和脂肪酸含有グリセリドの生成法。
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|---|---|---|---|
| JP07058995A JP3676841B2 (ja) | 1994-03-03 | 1995-03-02 | 新規リパーゼ、その製造法及びその用途 |
Applications Claiming Priority (5)
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|---|---|---|---|
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| JP6-270497 | 1994-10-06 | ||
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|---|---|
| JPH08154674A true JPH08154674A (ja) | 1996-06-18 |
| JP3676841B2 JP3676841B2 (ja) | 2005-07-27 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|
| JP (1) | JP3676841B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020080851A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 台湾中油股▲ふん▼有限公司CPC Corporation,Taiwan | 米ぬかリパーゼの調製方法 |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP07058995A patent/JP3676841B2/ja not_active Expired - Fee Related
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