JPH08155519A - 圧延における材料速度計測方法 - Google Patents
圧延における材料速度計測方法Info
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- JPH08155519A JPH08155519A JP6330699A JP33069994A JPH08155519A JP H08155519 A JPH08155519 A JP H08155519A JP 6330699 A JP6330699 A JP 6330699A JP 33069994 A JP33069994 A JP 33069994A JP H08155519 A JPH08155519 A JP H08155519A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ルーパーロールの急激な角度変動を伴う圧延
状態においても、正確に圧延材の移動速度を計測するこ
とのできる圧延における材料速度計測方法を提供する。 【構成】 圧延材13の圧延方向及び上下方向の移動に
伴って圧延材13に圧着接触して回転するルーパーロー
ル10と、ルーパーロール10を支持するアーム11
と、アーム11を軸支する固定軸受部12を設けた圧延
装置の圧延における材料速度計測方法において、ルーパ
ーロール10の回転速度(n)より計算される圧延材1
3とルーパーロール10との相対速度(N)に、ルーパ
ーロール10の圧延方向の移動速度(C)を加算する。
状態においても、正確に圧延材の移動速度を計測するこ
とのできる圧延における材料速度計測方法を提供する。 【構成】 圧延材13の圧延方向及び上下方向の移動に
伴って圧延材13に圧着接触して回転するルーパーロー
ル10と、ルーパーロール10を支持するアーム11
と、アーム11を軸支する固定軸受部12を設けた圧延
装置の圧延における材料速度計測方法において、ルーパ
ーロール10の回転速度(n)より計算される圧延材1
3とルーパーロール10との相対速度(N)に、ルーパ
ーロール10の圧延方向の移動速度(C)を加算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延材を圧延ロール間
に送入して所定の厚さに圧延する際に、高精度で該圧延
材の移動速度を測定する圧延における材料速度計測方法
に関する。
に送入して所定の厚さに圧延する際に、高精度で該圧延
材の移動速度を測定する圧延における材料速度計測方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延工程における圧延ロールの周速度
(R)と圧延材の移動速度(V)とは圧延材の圧延特性
のばらつき等により、必ずしも一致しない。このため、
圧延スタンド間では、圧延材のたるみ量が変動し、これ
を規制するために図1に示すように、ルーパーロールと
呼ばれる回転ロールの支持アームの角度(θ)を変える
ことにより前記圧延材を常時押し上げて、圧延スタンド
間の圧延材に張力を与える方法が採用されている。ま
た、f=(V−R)/Rにより定義される先進率(f)
を求めて、この先進率(f)に基づいて、圧延機の圧下
位置並びに圧延ロールの速度等を調整するために、圧延
材の移動速度(V)を正確に計測することが重要となっ
ている。このため、例えば、特開昭63−281707
号公報には、ルーパーロールの回転に従ってパルス信号
を発信するパルス発信器を設置し、該パルス発信器から
のパルス信号の計数値に基づいて圧延材の移動速度
(V)を求める技術が記載されている。
(R)と圧延材の移動速度(V)とは圧延材の圧延特性
のばらつき等により、必ずしも一致しない。このため、
圧延スタンド間では、圧延材のたるみ量が変動し、これ
を規制するために図1に示すように、ルーパーロールと
呼ばれる回転ロールの支持アームの角度(θ)を変える
ことにより前記圧延材を常時押し上げて、圧延スタンド
間の圧延材に張力を与える方法が採用されている。ま
た、f=(V−R)/Rにより定義される先進率(f)
を求めて、この先進率(f)に基づいて、圧延機の圧下
位置並びに圧延ロールの速度等を調整するために、圧延
材の移動速度(V)を正確に計測することが重要となっ
ている。このため、例えば、特開昭63−281707
号公報には、ルーパーロールの回転に従ってパルス信号
を発信するパルス発信器を設置し、該パルス発信器から
のパルス信号の計数値に基づいて圧延材の移動速度
(V)を求める技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ルーパーロールの回転速度にルーパーロールの円周長さ
を乗じて算出される速度(N)は、ルーパーロールと圧
延材間の相対速度であり、ルーパーロールの中心位置が
静止している場合には実際の圧延材の移動速度と一致す
るが、ルーパーロールの中心位置が圧延材の動きに伴っ
て変動するような場合には、実際の圧延材の移動速度
(V)とは一致しない。そのため、圧延条件の微妙な調
整を必要とするような精密圧延の際には、ルーパーロー
ルの回転速度から求められる速度をもって実際の圧延材
の移動速度(V)とすると、誤差が生じて精密な圧延を
行うことが困難となる問題があった。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたもので、いかなる圧延状態(ル
ーパーロールの急激な角度変動を伴う圧延状態)におい
ても、正確に移動速度を計測することのできる圧延にお
ける材料速度計測方法を提供することを目的とする。
ルーパーロールの回転速度にルーパーロールの円周長さ
を乗じて算出される速度(N)は、ルーパーロールと圧
延材間の相対速度であり、ルーパーロールの中心位置が
静止している場合には実際の圧延材の移動速度と一致す
るが、ルーパーロールの中心位置が圧延材の動きに伴っ
て変動するような場合には、実際の圧延材の移動速度
(V)とは一致しない。そのため、圧延条件の微妙な調
整を必要とするような精密圧延の際には、ルーパーロー
ルの回転速度から求められる速度をもって実際の圧延材
の移動速度(V)とすると、誤差が生じて精密な圧延を
行うことが困難となる問題があった。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたもので、いかなる圧延状態(ル
ーパーロールの急激な角度変動を伴う圧延状態)におい
ても、正確に移動速度を計測することのできる圧延にお
ける材料速度計測方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の圧延における材料速度計測方法は、圧延材の圧延
方向及び上下方向の移動に伴って該圧延材に圧着接触し
て回転するルーパーロールと、該ルーパーロールを支持
するアームと、該アームを軸支する固定軸受部を設けた
圧延装置の圧延における材料速度計測方法において、前
記ルーパーロールの回転速度より計算される前記圧延材
とルーパーロールとの相対速度(N)に、該ルーパーロ
ールの圧延方向の移動速度(C)を加算するように構成
されている。また、請求項2記載の圧延における材料速
度計測方法は、請求項1記載の圧延における材料速度計
測方法において、前記ルーパーロールの圧延方向の移動
速度(C)を前記アームの回転速度より求めるように構
成されている。
記載の圧延における材料速度計測方法は、圧延材の圧延
方向及び上下方向の移動に伴って該圧延材に圧着接触し
て回転するルーパーロールと、該ルーパーロールを支持
するアームと、該アームを軸支する固定軸受部を設けた
圧延装置の圧延における材料速度計測方法において、前
記ルーパーロールの回転速度より計算される前記圧延材
とルーパーロールとの相対速度(N)に、該ルーパーロ
ールの圧延方向の移動速度(C)を加算するように構成
されている。また、請求項2記載の圧延における材料速
度計測方法は、請求項1記載の圧延における材料速度計
測方法において、前記ルーパーロールの圧延方向の移動
速度(C)を前記アームの回転速度より求めるように構
成されている。
【0005】圧延材に圧着接触して回転するルーパーロ
ールは、本来、圧延スタンド間の圧延材のたるみ部に張
力を付与して規制する機能を持つために、圧延材の圧延
方向への移動に伴ってルーパーロールが圧延材と滑るこ
となく回転して、ルーパーロールの中心位置と圧延材間
の相対速度が、ルーパーロールの回転速度と常に等しく
なる関係に保持される。前記ルーパーロールを支持する
アームは、該アームの他端が固定軸受部によって軸支さ
れているために、前記圧延材の上下動に従って、ルーパ
ーロールの中心位置が、アームの長さを半径として固定
軸受部を中心とする円周上を移動できるように構成され
る。アームの回転速度とは、アームの角度の変動速度、
即ちアームの角度の時間微分で表される量である。また
アームの角度は圧延方向を零として測定される値であ
る。
ールは、本来、圧延スタンド間の圧延材のたるみ部に張
力を付与して規制する機能を持つために、圧延材の圧延
方向への移動に伴ってルーパーロールが圧延材と滑るこ
となく回転して、ルーパーロールの中心位置と圧延材間
の相対速度が、ルーパーロールの回転速度と常に等しく
なる関係に保持される。前記ルーパーロールを支持する
アームは、該アームの他端が固定軸受部によって軸支さ
れているために、前記圧延材の上下動に従って、ルーパ
ーロールの中心位置が、アームの長さを半径として固定
軸受部を中心とする円周上を移動できるように構成され
る。アームの回転速度とは、アームの角度の変動速度、
即ちアームの角度の時間微分で表される量である。また
アームの角度は圧延方向を零として測定される値であ
る。
【0006】
【作用】請求項1及び2記載の圧延における材料速度計
測方法においては、圧延材の圧延方向及び上下方向の移
動に伴って該圧延材に圧着接触して回転するルーパーロ
ールの回転速度より計算される前記圧延材の相対速度
に、ルーパーロールの圧延方向の移動速度を加算するの
で、ルーパーロールの中心位置が変動しても圧延材の移
動速度を正確に求められる。また、請求項2記載の圧延
における材料速度計測方法においては、前記ルーパーロ
ールの圧延方向の移動速度をアームの回転速度より求め
るので、単純な機械的な測定機構により圧延材の絶対移
動速度を計測できる。
測方法においては、圧延材の圧延方向及び上下方向の移
動に伴って該圧延材に圧着接触して回転するルーパーロ
ールの回転速度より計算される前記圧延材の相対速度
に、ルーパーロールの圧延方向の移動速度を加算するの
で、ルーパーロールの中心位置が変動しても圧延材の移
動速度を正確に求められる。また、請求項2記載の圧延
における材料速度計測方法においては、前記ルーパーロ
ールの圧延方向の移動速度をアームの回転速度より求め
るので、単純な機械的な測定機構により圧延材の絶対移
動速度を計測できる。
【0007】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る圧延におけ
る材料速度計測方法を適用した装置の概略構成図、図2
はルーパーロールの圧延方向の移動速度、ルーパーロー
ルの回転速度から計算される相対速度、及び補正後の圧
延材の移動速度の時間変化を示す模式図、図3は圧延時
におけるルーパーロールの回転速度、ルーパーロールの
中心位置、及びアームの角度の時間変化を示す説明図で
ある。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る圧延におけ
る材料速度計測方法を適用した装置の概略構成図、図2
はルーパーロールの圧延方向の移動速度、ルーパーロー
ルの回転速度から計算される相対速度、及び補正後の圧
延材の移動速度の時間変化を示す模式図、図3は圧延時
におけるルーパーロールの回転速度、ルーパーロールの
中心位置、及びアームの角度の時間変化を示す説明図で
ある。
【0008】図1に示す圧延装置は、圧延ロール14及
びバックアップロールからなる圧延スタンド間にルーパ
ーロール10を配置し、ルーパーロール10を支持する
アーム11の角度(θ)を変動させることにより、ルー
パーロール10を圧延材13の裏面に圧着し、圧延材1
3の圧延方向の移動に伴ってルーパーロール10が回転
するように構成されている。そして、ルーパーロール1
0の回転速度(n)はルーパーロール10用の回転数検
出装置16によって検出され、検出されたルーパーロー
ル10の回転速度(n)にルーパーロール10の円周長
さを乗じる演算操作を板速変換装置18により実行し
て、圧延材13とルーパーロール10間の相対速度
(N)が算出される。一方、アーム11の角度(θ)は
角度検出装置17により検出され、角度(θ)の変動を
圧延方向の速度に変換する板速変換装置18によりルー
パーロール10の中心位置の圧延方向の移動速度(C)
が計算される。板速出力装置19は、圧延材13とルー
パーロール10との相対速度(N)にルーパーロール1
0の移動速度(C)を加算して補正された圧延材13の
板速を圧下修正装置20に出力し、圧下修正装置20は
前記出力及び圧延ロール14の周速度(R)のデータ等に
基づいて、先進率(f)を解析することにより必要な圧
下修正の指示を圧下装置15に送るように構成されてい
る。
びバックアップロールからなる圧延スタンド間にルーパ
ーロール10を配置し、ルーパーロール10を支持する
アーム11の角度(θ)を変動させることにより、ルー
パーロール10を圧延材13の裏面に圧着し、圧延材1
3の圧延方向の移動に伴ってルーパーロール10が回転
するように構成されている。そして、ルーパーロール1
0の回転速度(n)はルーパーロール10用の回転数検
出装置16によって検出され、検出されたルーパーロー
ル10の回転速度(n)にルーパーロール10の円周長
さを乗じる演算操作を板速変換装置18により実行し
て、圧延材13とルーパーロール10間の相対速度
(N)が算出される。一方、アーム11の角度(θ)は
角度検出装置17により検出され、角度(θ)の変動を
圧延方向の速度に変換する板速変換装置18によりルー
パーロール10の中心位置の圧延方向の移動速度(C)
が計算される。板速出力装置19は、圧延材13とルー
パーロール10との相対速度(N)にルーパーロール1
0の移動速度(C)を加算して補正された圧延材13の
板速を圧下修正装置20に出力し、圧下修正装置20は
前記出力及び圧延ロール14の周速度(R)のデータ等に
基づいて、先進率(f)を解析することにより必要な圧
下修正の指示を圧下装置15に送るように構成されてい
る。
【0009】以下は図3により説明する。同図において
圧延材13が右から左方向に移動すると、アーム11に
支持され、かつ上方の圧延材13に圧着されたルーパー
ロール10が回転し、この回転速度を回転数検出装置1
6によって検出して各時刻での回転速度(n)を計測す
る。また、同時に固定軸受部12を中心点として圧延方
向を基準軸として測定したアーム11の角度(θ)の各
時刻での値を前述の角度検出装置17により計測するこ
とができる。ここで、同図から明らかなようにルーパー
ロール10の中心位置の圧延方向を座標軸とする座標点
(x)とアーム11の角度(θ)との間には関係式x=
x0 −L・cosθ(L:アーム11の長さ、x0 :ア
ーム11の固定軸受部12の座標点)が成立する。従っ
て、これにより、アーム11の角度(θ)から座標点
(x)への変換が行える。また、前記の式を時間(t)
で微分することにより、dx/dt=L・sinθ・d
θ/dtが得られる。即ち、ルーパーロール10の中心
位置の圧延方向の移動速度(C=dx/dt)はアーム
11の角度(θ)の変動速度(dθ/dt)及びアーム
11の角度(θ)を測定することによって求めることが
できる。そして、圧延材13とルーパーロール10との
相対速度(N)はルーパーロール10の回転速度(n)
より、N=2πrn(r:ルーパーロール10の半径)
として計算されるから、実際の圧延材13の移動速度
(V)は前記相対速度(N)にルーパーロール10の圧
延方向の移動速度(C)を加算して、即ちV=N+Cと
して算出される。従って、図3に示されるようなθ、
x、nの時間変化のデータに基づいて、板速変換装置1
8により必要な微分操作を行って図2に示すようなルー
パーロール10の中心位置の圧延方向の移動速度
(C)、ルーパーロール10の回転速度から計算される
相対速度(N)を求めることができる。そして、図2に
はV=N+Cにより算出した圧延材13の移動速度
(V)の時間変化を模式図として示している。
圧延材13が右から左方向に移動すると、アーム11に
支持され、かつ上方の圧延材13に圧着されたルーパー
ロール10が回転し、この回転速度を回転数検出装置1
6によって検出して各時刻での回転速度(n)を計測す
る。また、同時に固定軸受部12を中心点として圧延方
向を基準軸として測定したアーム11の角度(θ)の各
時刻での値を前述の角度検出装置17により計測するこ
とができる。ここで、同図から明らかなようにルーパー
ロール10の中心位置の圧延方向を座標軸とする座標点
(x)とアーム11の角度(θ)との間には関係式x=
x0 −L・cosθ(L:アーム11の長さ、x0 :ア
ーム11の固定軸受部12の座標点)が成立する。従っ
て、これにより、アーム11の角度(θ)から座標点
(x)への変換が行える。また、前記の式を時間(t)
で微分することにより、dx/dt=L・sinθ・d
θ/dtが得られる。即ち、ルーパーロール10の中心
位置の圧延方向の移動速度(C=dx/dt)はアーム
11の角度(θ)の変動速度(dθ/dt)及びアーム
11の角度(θ)を測定することによって求めることが
できる。そして、圧延材13とルーパーロール10との
相対速度(N)はルーパーロール10の回転速度(n)
より、N=2πrn(r:ルーパーロール10の半径)
として計算されるから、実際の圧延材13の移動速度
(V)は前記相対速度(N)にルーパーロール10の圧
延方向の移動速度(C)を加算して、即ちV=N+Cと
して算出される。従って、図3に示されるようなθ、
x、nの時間変化のデータに基づいて、板速変換装置1
8により必要な微分操作を行って図2に示すようなルー
パーロール10の中心位置の圧延方向の移動速度
(C)、ルーパーロール10の回転速度から計算される
相対速度(N)を求めることができる。そして、図2に
はV=N+Cにより算出した圧延材13の移動速度
(V)の時間変化を模式図として示している。
【0010】先進率(f)はf=(V−R)/Rで定義
され、V=2πrn、R=2πSm(S:圧延ロール1
4の半径、m:圧延ロール14の回転速度)として、こ
れらの式を代入することにより、f=(rn−Sm)/
Sm を得る。更に、アーム11の角度(θ)の変動を
伴う場合には、上記のrnを補正してf=(rn+L・
(dθ/dt)/2π−Sm)/Smとなる。ここで、
S=0.35m、m=80rpm(1.33rps)、
L=1m、dθ/dt=±0.05〜0.5rpsとし
て設定すると、dθ/dtによる外乱のレベルは、|L
・(dθ/dt)/2π|=0.017〜0.17であ
る。一方、圧延理論より、圧延の際の入、出側板厚(h
1 、h2 )が既知の場合には、先進率(f)を以下の式
により近似することができる。 f=(1/4)・(h1 −h2 )/h1 ここで、h1 =5mm、h2 =2.7mmとすると、先
進率(f)の値として0.115を得る。従って、前記
外乱レベルの値0.017〜0.17とこの先進率
(f)とを比較すると、先進率(f)の測定に対する外
乱としてのアーム11の角度の変動速度(dθ/dt)
の影響は無視できないレベルであることが分かる。
され、V=2πrn、R=2πSm(S:圧延ロール1
4の半径、m:圧延ロール14の回転速度)として、こ
れらの式を代入することにより、f=(rn−Sm)/
Sm を得る。更に、アーム11の角度(θ)の変動を
伴う場合には、上記のrnを補正してf=(rn+L・
(dθ/dt)/2π−Sm)/Smとなる。ここで、
S=0.35m、m=80rpm(1.33rps)、
L=1m、dθ/dt=±0.05〜0.5rpsとし
て設定すると、dθ/dtによる外乱のレベルは、|L
・(dθ/dt)/2π|=0.017〜0.17であ
る。一方、圧延理論より、圧延の際の入、出側板厚(h
1 、h2 )が既知の場合には、先進率(f)を以下の式
により近似することができる。 f=(1/4)・(h1 −h2 )/h1 ここで、h1 =5mm、h2 =2.7mmとすると、先
進率(f)の値として0.115を得る。従って、前記
外乱レベルの値0.017〜0.17とこの先進率
(f)とを比較すると、先進率(f)の測定に対する外
乱としてのアーム11の角度の変動速度(dθ/dt)
の影響は無視できないレベルであることが分かる。
【0011】ルーパーロール10の回転速度(n)を測
定して、この値を基に板厚変動を求める場合は、通常ル
ーパーロール10の回転速度(n)から計算される板速
のある時刻における値を基に、その値に対して時々刻々
計測される板速の比で相対的に求める。即ち、板速:
v、板厚:h、板速、板厚の各微小変化量をΔv、Δh
としてマスフロー一定の原理を適用すると、 v・h=(v+Δv)・(h+Δh) であるから、Δh・Δv=0とみなして上式を整理すれ
ば、Δv/v=−Δh/hとなる。このことから、ルー
パー板速計の出力値にアーム11の角度(θ)の変動に
よる誤差(±0.002〜±0.2)が生じると、これ
が、即、板厚測定誤差になる。ルーパーロール10のア
ーム11の角度(θ)の変動を考慮する事でこの誤差を
無くすことができる。
定して、この値を基に板厚変動を求める場合は、通常ル
ーパーロール10の回転速度(n)から計算される板速
のある時刻における値を基に、その値に対して時々刻々
計測される板速の比で相対的に求める。即ち、板速:
v、板厚:h、板速、板厚の各微小変化量をΔv、Δh
としてマスフロー一定の原理を適用すると、 v・h=(v+Δv)・(h+Δh) であるから、Δh・Δv=0とみなして上式を整理すれ
ば、Δv/v=−Δh/hとなる。このことから、ルー
パー板速計の出力値にアーム11の角度(θ)の変動に
よる誤差(±0.002〜±0.2)が生じると、これ
が、即、板厚測定誤差になる。ルーパーロール10のア
ーム11の角度(θ)の変動を考慮する事でこの誤差を
無くすことができる。
【0012】熱間圧延の場合のように、鋼のγ→α相変
態等により急激な変形抵抗の変化を伴う圧延では、圧延
荷重が大きく変化し、これによる圧延材13の出側板厚
の変動が生じる。特にスキッドマーク部での温度変化部
でγ→αの変態が起こる場合は、周期的な板厚変動とな
る。この結果、圧延ロール14の周速度(R)は変化し
ないにもかかわらず、圧下率の変動により、出側板速も
変動する。この時、同時にルーパーロール10のアーム
11の角度(θ)にも変動を生じることになり、ルーパ
ーロール10を板速計として用いる場合、原理的にこの
ルーパーロール10のアーム11の角度(θ)の変動が
計測しようとする板速の誤差、ひいては求めようとする
板厚の計測誤差の要因となるが、アーム11の角度
(θ)の変動による誤差を除くことにより、正確に圧延
制御を行うことができる。
態等により急激な変形抵抗の変化を伴う圧延では、圧延
荷重が大きく変化し、これによる圧延材13の出側板厚
の変動が生じる。特にスキッドマーク部での温度変化部
でγ→αの変態が起こる場合は、周期的な板厚変動とな
る。この結果、圧延ロール14の周速度(R)は変化し
ないにもかかわらず、圧下率の変動により、出側板速も
変動する。この時、同時にルーパーロール10のアーム
11の角度(θ)にも変動を生じることになり、ルーパ
ーロール10を板速計として用いる場合、原理的にこの
ルーパーロール10のアーム11の角度(θ)の変動が
計測しようとする板速の誤差、ひいては求めようとする
板厚の計測誤差の要因となるが、アーム11の角度
(θ)の変動による誤差を除くことにより、正確に圧延
制御を行うことができる。
【0013】図3において、dθ/dt=±0.05〜
0.5rps、L=1m、r=0.1m、n=13rp
sという標準的な操業条件においては、アーム11の角
度(θ)の変動を考慮しない場合の板速測定誤差は、
0.3〜20%となる。この誤差のレベルは、先進率f
(熱延圧延の場合2〜20%)をルーパーロール10の
回転速度(n)から板速を計測するような場合は無視で
きないが、アーム11の角度(θ)の変動を考慮するこ
とにより解決することができる。
0.5rps、L=1m、r=0.1m、n=13rp
sという標準的な操業条件においては、アーム11の角
度(θ)の変動を考慮しない場合の板速測定誤差は、
0.3〜20%となる。この誤差のレベルは、先進率f
(熱延圧延の場合2〜20%)をルーパーロール10の
回転速度(n)から板速を計測するような場合は無視で
きないが、アーム11の角度(θ)の変動を考慮するこ
とにより解決することができる。
【0014】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば、本実施例においては、アーム11の角度
(θ)の変動を測定することにより材料速度の補正を行
ったが、ルーパーロール10の圧延方向の移動速度
(C)を光学系または機械系等を使用して直接測定する
こともできる。
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば、本実施例においては、アーム11の角度
(θ)の変動を測定することにより材料速度の補正を行
ったが、ルーパーロール10の圧延方向の移動速度
(C)を光学系または機械系等を使用して直接測定する
こともできる。
【0015】
【発明の効果】請求項1及び2記載の圧延における材料
速度計測方法においては、ルーパーロールの回転速度よ
り計算される圧延材の相対速度に、ルーパーロールの圧
延方向の移動速度を加算するので、ルーパーロールの中
心位置が変動する場合でも圧延材の移動速度を正確に求
められ、その正確な移動速度に基づいて先進率、圧延材
の板厚を計測して圧下量の修正を行う精密な圧延操業を
可能とする。特に、請求項2記載の圧延における材料速
度計測方法おいては、前記ルーパーロールの圧延方向の
移動速度をアームの回転速度より求めるように構成され
ているので、単純な機械的な測定機構によって圧延材の
絶対移動速度を簡単に計測することができる。
速度計測方法においては、ルーパーロールの回転速度よ
り計算される圧延材の相対速度に、ルーパーロールの圧
延方向の移動速度を加算するので、ルーパーロールの中
心位置が変動する場合でも圧延材の移動速度を正確に求
められ、その正確な移動速度に基づいて先進率、圧延材
の板厚を計測して圧下量の修正を行う精密な圧延操業を
可能とする。特に、請求項2記載の圧延における材料速
度計測方法おいては、前記ルーパーロールの圧延方向の
移動速度をアームの回転速度より求めるように構成され
ているので、単純な機械的な測定機構によって圧延材の
絶対移動速度を簡単に計測することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る圧延における材料速度
計測方法を適用した装置の概略構成図である。
計測方法を適用した装置の概略構成図である。
【図2】ルーパーロールの圧延方向の速度、ルーパーロ
ールの回転速度から計算される相対速度及び、補正後の
圧延材の移動速度の時間変化を示す模式図である。
ールの回転速度から計算される相対速度及び、補正後の
圧延材の移動速度の時間変化を示す模式図である。
【図3】圧延時におけるルーパーロールの回転速度、ル
ーパーロールの中心位置、及びアームの角度の時間変化
を示す説明図である。
ーパーロールの中心位置、及びアームの角度の時間変化
を示す説明図である。
10 ルーパーロール 11 アーム 12 固定軸受部 13 圧延材 14 圧延ロール 15 圧下装置 16 回転数検出装置 17 角度検出装置 18 板速変換装置 19 板速出力装置 20 圧下修正装置 N 圧延材とルーパーロールとの相対速度 C ルーパーロールの中心位置の圧延方向の移動速度 R 圧延ロールの周速度 V 圧延材の移動速度 f 先進率 θ アームの角度 n ルーパーロールの回転速度 r ルーパーロールの半径 m 圧延ロールの回転速度 S 圧延ロールの半径 L アームの長さ x ルーパーロールの中心位置の座標点 x0 固定軸受部の座標点 t 時間 h 板厚 v 板速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01P 3/50 A
Claims (2)
- 【請求項1】 圧延材の圧延方向及び上下方向の移動に
伴って該圧延材に圧着接触して回転するルーパーロール
と、該ルーパーロールを支持するアームと、該アームを
軸支する固定軸受部を設けた圧延装置の圧延における材
料速度計測方法において、 前記ルーパーロールの回転速度より計算される前記圧延
材とルーパーロールとの相対速度(N)に、該ルーパー
ロールの圧延方向の移動速度(C)を加算することを特
徴とする圧延における材料速度計測方法。 - 【請求項2】 前記ルーパーロールの圧延方向の移動速
度(C)を前記アームの回転速度より求める請求項1記
載の圧延における材料速度計測方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6330699A JPH08155519A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 圧延における材料速度計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6330699A JPH08155519A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 圧延における材料速度計測方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155519A true JPH08155519A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18235580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6330699A Withdrawn JPH08155519A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 圧延における材料速度計測方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08155519A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116626329A (zh) * | 2023-05-17 | 2023-08-22 | 中南大学 | 环轧过程中环件线速度实时检测装置与方法 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6330699A patent/JPH08155519A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116626329A (zh) * | 2023-05-17 | 2023-08-22 | 中南大学 | 环轧过程中环件线速度实时检测装置与方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |