JPH08156143A - 電子写真装置用転写ローラ - Google Patents

電子写真装置用転写ローラ

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JPH08156143A
JPH08156143A JP32359394A JP32359394A JPH08156143A JP H08156143 A JPH08156143 A JP H08156143A JP 32359394 A JP32359394 A JP 32359394A JP 32359394 A JP32359394 A JP 32359394A JP H08156143 A JPH08156143 A JP H08156143A
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JP
Japan
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transfer roller
organic solvent
electrophotographic apparatus
polyurethane foam
copolymer
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Pending
Application number
JP32359394A
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Inventor
Kenji Kobayashi
研治 小林
Eiji Ando
英治 安藤
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ROJIYAASU INOATSUKU KK
NUC Corp
Original Assignee
ROJIYAASU INOATSUKU KK
Nippon Unicar Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真装置において、感光体ドラム表面の
電荷発生層等を浸食する有機溶剤が、特定の微量以下に
抑えられた転写ローラを提供する。 【構成】 トルエン等の有機溶剤中で製造された、重量
平均分子量3000〜350000のポリシロキサン・
ポリオキシアルキレンブロック共重合体に、重量平均分
子量100〜3000のポリプロピレングリコールを希
釈剤として添加し、回転式蒸発装置等を使用して有機溶
剤を除去したものを整泡剤として使用し、これにポリマ
ーポリオール等のポリオール成分及び金属触媒を配合し
たものと、特定のイソシアネートインデックスとなる量
のポリイソシアネート成分とを混合攪拌した後、型に注
入し、加熱硬化させ、この硬化物中に金属製のローラシ
ャフトを圧入して接着し、端部のカット、表面の研磨等
を行い、その後、120℃程度の温度で数時間再加熱
し、転写ローラを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置におい
て、感光体ドラム表面の電荷発生層及び電荷移動層に損
傷を与えることのない転写ローラに関する。本発明の転
写ローラは、電子写真複写機、レーザービームプリンタ
ー等の電子写真装置の転写ローラとして使用される。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置において、紙等に転写する
方法として、最近では、例えばアルミニウムのドラム上
に、上層に電荷移動物質、下層に電荷発生物質を含有し
たポリカーボネートからなるバインダーをコーティング
した感光体ドラムを使用し、ポリウレタンフォームなど
からなる転写ローラを当接させて、転写する方式が多く
採用されている。
【0003】上記転写ローラを構成するポリウレタンフ
ォームは、非常に高密度であり、その主要原料の一つで
ある整泡剤として、長鎖アルキルベンゼン中で特殊な製
法によって製造される、巨大高分子のシリコーン化合物
が使用されている。この整泡剤は、通常50〜60重量
%の長鎖アルキルベンゼンを含んでいるが、それでも極
めて粘度の高い物質であり、取り扱い上、この溶剤を除
去せず、そのまま整泡剤として使用されている。そし
て、この長鎖アルキルベンゼンはかなり沸点の高い物質
であるため、反応硬化工程において少量は気化、蒸発す
るにしても、大部分はそのまま生成するポリウレタンフ
ォーム中に残存することになる。
【0004】上記のように、得られる転写ローラには相
当量の長鎖アルキルベンゼンが混入することとなり、整
泡剤の使用量にもよるが、例えば転写ローラを構成する
ポリウレタンフォームに対して3重量%程度も含まれる
ことになる。また、沸点の高い長鎖アルキルベンゼンに
代えて、イソプロピルアルコール、トルエン及びキシレ
ン等、相対的に低沸点の溶剤を反応溶媒として使用し、
しかも得られた共重合体を含む溶液にジオクチルフタレ
ート、ジブチルフタレート等の低粘度の希釈剤を添加
し、その後、加熱下に減圧乾燥することにより溶剤を気
化させて除去し、有機溶剤を希釈剤に置換したものを整
泡剤として使用する方法もある。
【0005】しかし、上記方法の場合、整泡剤に流動性
を付与するため使用されている従来の希釈剤は、ローラ
成形後、転写ローラ表面に侵出し、正常な紙送りが妨げ
られたり、侵出した希釈剤が紙等に付着し、汚損する等
の問題の原因となっている。また、このように有機溶剤
を希釈剤に置換してポリウレタンフォームを成形する場
合も、転写ローラ中の残存溶剤量は、感光体ドラムへの
溶剤の移行が実質的に生じない程度にまで低減されては
おらず、更なる改良が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、転写ロー
ラにはある程度の量の長鎖アルキルベンゼン等、有機溶
剤の混入は避けられず、また、沸点の高い長鎖アルキル
ベンゼンはもとより、その沸点が100℃以上も低いト
ルエン等であっても、ローラ成形後、ポリウレタンフォ
ームの耐熱温度である140℃前後以下の温度で加熱し
た程度では、完全に除去することはできない。そして、
この転写ローラ中の有機溶剤の残存量によっては、特に
装置を運転していない場合に、当接して停止している感
光体ドラムに溶剤が移行し、前記の電荷発生物質、電荷
移動物質を分散、含有するバインダーとして多用されて
いるポリカーボネートを浸食することになる。
【0007】しかも、近年、多用されている感光体であ
る有機感光体を構成する電荷移動物質は、非常に感受性
の強い材料であり、長鎖アルキルベンゼン等の極性の低
い芳香族或いは脂肪族の物質が電荷移動層に侵入する
と、先ず電荷移動物質を分散させたバインダーであるポ
リカーボネートが浸食され、次いで、電荷移動物質その
ものが抽出されるという問題を生ずる。本発明は、上記
欠点を克服するものであり、感光体ドラムへ移行し、そ
の表面の電荷発生層及び電荷移動層を浸食するほどの量
の有機溶剤を含まない転写ローラ、及びポリウレタンフ
ォーム生成に使用される整泡剤の希釈剤によって、紙の
汚れ等の問題を生ずることのない転写ローラを得ること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するため鋭意研究した結果、転写ローラ中の残
存有機溶剤量を特定の微量とすること、及びトルエン
等、反応溶媒として使用される有機溶剤を、フォーム生
成時にその反応に与かる反応性の希釈剤と置換し、更
に、場合によっては得られる転写ローラを再加熱するこ
とにより、溶剤の除去を徹底し、また、有機溶剤と置換
する希釈剤として、フォーム表面に侵出することがな
く、且つ、上記のようにフォーム生成過程においてポリ
オール成分として作用するポリアルキレングリコールを
使用することにより、上記の欠点が解消されることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0009】第1発明の電子写真装置用転写ローラは、
ポリイソシアネート、ポリオール及び整泡剤を含む組成
物を用いて製造されるポリウレタンフォームからなる電
子写真装置用転写ローラにおいて、上記整泡剤は、重量
平均分子量3000〜350000のポリシロキサン・
ポリオキシアルキレンブロック共重合体及び有機溶剤を
含み、上記転写ローラを構成するポリウレタンフォーム
中の上記有機溶剤の残存量が50ppm以下であること
を特徴とする。
【0010】また、第3発明は、第1発明の電子写真装
置用転写ローラにおいて、上記整泡剤は、更に、ポリア
ルキレングリコールを含み、上記共重合体と該ポリアル
キレングリコールとの重量比は3:7〜7:3の範囲で
あり、上記共重合体は、重量平均分子量750〜250
0のポリシロキサンと、重量平均分子量1500〜45
00のポリエーテルとのブロック共重合体であることを
特徴とする。
【0011】上記「ポリイソシアネート」としては、一
般にポリウレタンフォームの製造に使用されるものを特
に制限することなく使用できるが、なかでもMDI、T
DI若しくはそれらの混合物及びMDI、TDIの変性
物等が好ましい。上記「ポリオール」成分に含まれるポ
リオールとしても、その種類等特に制限はされないが、
ポリプロピレングリコール、ポリプロピレンアジペー
ト、ポリカプロラクトン等が好適である。特に、ポリマ
ーポリオール、即ちポリエーテルポリオールにアクリロ
ニトリル、スチレン、メチルメタアクリレート等のエチ
レン性不飽和化合物をグラフト重合させたポリオールが
好ましく、それらは不溶解性且つ高安定性の懸濁液の状
態で使用される。
【0012】上記「整泡剤」の成分である「ポリシロキ
サン・ポリオキシアルキレンブロック共重合体」(以
下、共重合体という。)は、第2発明に記載の、トルエ
ン他の有機溶剤中で製造される。その性状は、通常共重
合体が40〜50重量%程度含まれる溶液であるが、共
重合体の分子量が非常に大きいため、溶液粘度も高い。
しかし、そのまま使用したのでは転写ローラ中に多量の
溶剤が残存することになるため、取り扱い性は低下する
ものの、有機溶剤を減量して使用するか、或いは反応溶
液に「ポリアルキレングリコール」を添加した後、加
熱、減圧等の手段により有機溶剤を可能な限り除去し、
有機溶剤をポリアルキレングリコールと置換して使用す
ることが好ましい。
【0013】いずれにしても、得られる転写ローラを構
成するポリウレタンフォーム中に残存する有機溶剤は、
「50ppm以下」でなければならず、特に30ppm
以下であることが好ましい。有機溶剤がこの程度以下の
微量であれば、感光体ドラムへの移行もほとんどなく、
電荷発生層等が浸食されることはない。
【0014】上記「共重合体」は、「ポリシロキサン」
部分と「ポリオキシアルキレン」部分とからなり、その
「重量平均分子量が3000〜350000」のものを
使用できる。重量平均分子量が3000未満では、泡を
安定化させる力が乏しく、350000を越える場合
は、非常に高粘度となり取り扱い難くなる。共重合体の
重量平均分子量は、特に10000〜100000の範
囲が好ましく、この範囲であれば安定して高密度ポリウ
レタンフォームを成形できる。また、上記ポリシロキサ
ン部分とポリオキシアルキレン部分とは、第4及び第5
発明にあるように、それぞれジヒドロポリジメチルシロ
キサン及びジメタアリルポリエーテルにより構成されて
いることが好ましく、そのような共重合体であれば、高
密度ポリウレタンフォームを安定して成形できる。
【0015】また、上記ポリアルキレングリコールとし
ては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリブチレングリコール等が挙げられるが、第6
発明のように、分子量100〜3000、特に200〜
2000のポリプロピレングリコールが好ましい。上記
分子量範囲のポリプロピレングリコールを使用すれば、
得られる整泡剤の粘度が適当であって取り扱い易く、ま
た、ポリオール成分の一部としてフォーム生成反応にお
いて十分に消費され、転写ローラ中に残存することもな
い。
【0016】また、共重合体とポリアルキレングリコー
ルとの量比は、第3発明のように、両者の合計量を10
0重量%とした場合に、共重合体が30〜70重量%、
ポリアルキレングリコールが70〜30重量%、特に共
重合体が30〜50重量%、ポリアルキレングリコール
が70〜50重量%の範囲が好ましい。共重合体の量比
が30重量%未満では、整泡剤として機能するに十分な
共重合体量とした場合に、必然的にポリアルキレングリ
コールの量が多くなり、転写ローラ用のポリウレタンフ
ォームとしての物性を損なうことになり好ましくない。
一方、70重量%を越える場合は、整泡剤の粘度が高す
ぎて取り扱い難くなる。
【0017】尚、上記共重合体は下記の一般式で表すこ
とができる。 X [(Me2SiO)l (Me)2SiRO(C2H4O)m (C3H6O) n -R ]y X 〔上記式中、XはH(Me2SiO) l ( Me)2 Si-又はR'O(C2H4
O)m (C3H6O) n -R -より選択される末端封鎖基を表し、
l、m、n(m、nのいずれかは0であってもよい。)
及びyは平均数で、この共重合体の分子量が前記範囲と
なる値である。また、Rは炭素数2〜10の2価の炭化
水素基を、R’は不飽和基を含む炭素数2〜10の1価
の炭化水素基を表す。尚、Meはメチル基を表し、エチ
ル基、イソプロピル基等他の短鎖アルキル基であっても
よい。〕
【0018】更に、上記共重合体を主成分とする整泡剤
の具体例としては、例えば、下記のものを例示すること
ができる。 1) 下記組成のポリジメチルシロキサン・ポリオキシア
ルキレンブロック共重合体 X[(Me2SiO)18(Me)2SiCH2CH(CH3)CH2-O(C2H4O)45(C3H6O)
15CH2CH(CH3)CH2]17Xを40重量%含むポリプロピレン
グリコール(分子量;400)溶液 〔上記XはH(Me2SiO)18(Me)2Si- 又はCH=C(CH3)CH2-O(C
2H4O)45(C3H6O)15CH2CH(CH3)CH2-のいずれかより選択さ
れる末端封鎖基である。〕
【0019】2) 下記組成のポリジメチルシロキサン・
ポリオキシアルキレンブロック共重合体 X[(Me2SiO)25(Me)2SiCH2CH(CH3)CH2-O(C2H4O)40(C3H6O)
18CH2CH(CH3)CH2]25Xを30重量%含むポリプロピレン
グリコール(分子量;200)溶液 〔上記XはH(Me2SiO)25(Me)2Si- 又はCH=C(CH3)CH2-O(C
2H4O)40(C3H6O)18CH2CH(CH3)CH2-のいずれかより選択さ
れる末端封鎖基である。〕 3) 下記組成のポリジメチルシロキサン・ポリオキシア
ルキレンブロック共重合体 X[(Me2SiO)10(Me)2SiCH2CH(CH3)CH2-O(C2H4O)22(C3H6O)
10CH2CH(CH3)CH2]20Xを50重量%含むポリプロピレン
グリコール(分子量;800)溶液 〔上記XはH(Me2SiO)10(Me)2Si- 又はCH=C(CH3)CH2-O(C
2H4O)22(C3H6O)10CH2CH(CH3)CH2-のいずれかより選択さ
れる末端封鎖基である。〕
【0020】
【作用】電子写真装置用転写ローラの用途では、発泡剤
として水、メチレンクロライド、フロン等を使用する化
学発泡によるポリウレタンフォームでは、硬度が低す
ぎ、ローラとしての寸法精度が出し難く、引張強度や耐
摩耗性等の機械的強度も不十分であるため、通常、機械
発泡によるフォームが使用されている。また、フォーム
を微小な連続気泡からなる高密度のものとするため、整
泡剤も特定の高分子量のものを使用する。このようにし
て機械的強度が大きく、適度な硬度と柔軟性とを併せ持
つフォームが形成される。
【0021】尚、機械発泡によりフォームを製造する場
合は、実質的に金属触媒のみの使用が好ましく、過剰な
樹脂化反応、及び水とイソシアネートとの反応により二
酸化炭素を生成する泡化反応が、反応硬化工程前に実用
的な速度で進むほどの量のアミン触媒を併存させないこ
とが望ましい。金属触媒としては、スタナスオクトエー
ト、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレ
ート及びニッケルアセチルアセテート等のポリウレタン
フォーム用として好適な触媒を使用でき、その使用量は
ポリオール100重量部に対して0.1〜0.3重量部
程度が好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の電子写真装置用転写ローラに
ついて、実施例によって更に具体的に説明する。 実施例1 次式:CH2=C(CH3)CH2-O(C2H4O)45(C3H6O)15CH2C(CH3)=C
H2で表されるジメタアリルポリエーテルと次式:H(Me2S
iO)18(Me)2SiH で表されるジヒドロポリジメチルシロキ
サンを、反応溶媒としてトルエンを使用して反応させ、
重量平均分子量80000の交互ブロック共重合体を得
た。この反応生成物に分子量700のポリプロピレング
リコールを、上記共重合体と1:1の重量比で添加し
た。その後、回転式蒸発装置によってトルエンを除去し
た。このものを整泡剤(下記A液の)として用いて、
下記のA液及びB液を準備した。
【0023】A液:下記の3成分を混合し、調製した。 ポリマーポリオール;(三井東圧化学株式会社製、商
品名「POP24/20」)100重量部 整泡剤;上記のようにして製造した整泡剤、10重量
部 金属触媒(ニッケルアセチルアセテート10倍希釈
品、OSi Specialties社製、商品名「L
c5615」)2重量部 B液:ポリイソシアネート 変性MDI(日本ポリウレタン株式会社製、商品名「M
TL」)
【0024】上記配合のA液と、イソシアネートインデ
ックスが107となる量のB液とを、窒素ガスを送りな
がらダイナミックミキサーによって1分間攪拌混合し、
そのまま型に注入し、160℃で30分間一次硬化させ
た後、110℃で4時間二次硬化させ、その後、このも
のに金属製のシャフトを圧入接着し、端部のカット、表
面の研磨等を行って転写ローラを得た。
【0025】実施例2 実施例1の転写ローラを120℃で更に4時間加熱し
た。 比較例1 長鎖アルキルベンゼンを反応溶媒とした整泡剤(OSi
Specialties社製、商品名「L−561
4」)を使用した以外は、実施例1と同様にして転写ロ
ーラを得た。この転写ローラを実施例2と同様に120
℃で4時間再加熱した。
【0026】実施例1〜2及び比較例1の転写ローラ
を、感光体ドラムと周方向に並べ、約1kgの荷重で圧
着した。この状態で温度40℃、相対湿度85%に調整
された恒温恒湿槽に一ヵ月間静置した。一ヵ月経過後、
槽から上記感光体ドラムを取り出し、表面の電子顕微鏡
写真(倍率;1000倍)を撮り、表面の状態を観察し
た。また、この感光体ドラムを用いて実際に印字評価を
行った。
【0027】表1には、実施例1〜2及び比較例1の転
写ローラを構成するポリウレタンフォーム中の残存有機
溶剤量、及び感光体ドラム表面の直径1μm以上の穴の
数(50μm四方内)及び印字評価の結果を示す。各特
性は以下のようにして測定した。 残存有機溶剤量:ガスクロマトグラフィーにより定量 穴の数:走査型電子顕微鏡写真(倍率;1000倍)
【0028】
【表1】
【0029】表1の結果によれば、実施例1では、整泡
剤中に残っていたトルエンが、ローラ中にも、本発明の
上限量ではあるが残存しており、これが感光体に僅かに
影響を与え、微妙な電荷調整で可能になるハーフトーン
(網点)印刷において、薄く筋が出たが、十分実用に供
し得るものである。また、実施例2では、ローラを再加
熱することにより、残存するトルエン量は実施例1の約
半分量となり、感光体ドラムに何ら影響を与えることは
なく、長期に渡って安定して使用できるローラであるこ
とが分かる。一方、比較例1では、転写ローラ中に長鎖
アルキルベンゼンが残存し、加熱によっても大部分がそ
のまま残っているため、感光体ドラムの表面の電荷移動
層に多数の穴が開き、その結果、印字評価では、黒い横
線が走り、まったく使用できないものであることが分か
る。
【0030】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
使用できる反応溶媒としては、共重合体製造用の触媒を
溶解でき、70〜80℃程度の温度で液体であるもので
あればよく、キシレン、イソプロピルアルコールなども
好適に使用できる。また、整泡剤の希釈剤もポリアルキ
レングリコールばかりでなく、整泡剤に流動性を付与で
きるものであれば、例えばフォーム生成用に使用される
ポリアルキレングリコール以外のポリオール類と同じも
のを使用してもよい。
【0031】更に、整泡剤は、通常、ポリウレタンフォ
ームの生成に使用される、ポリオール100重量部に対
して1〜4重量部程度の量で十分であるが、4重量部を
越え、例えば8〜12重量部程度を使用してもよい。こ
のように多量の整泡剤を使用することにより、気泡を安
定化させることができる。尚、ポリウレタンフォームの
比重は、0.3〜0.9、特に0.4〜0.7の範囲が
好ましく、この範囲であれば、得られる転写ローラは適
度な硬度と柔軟性とを併せ持つものとなり好ましい。
【0032】
【発明の効果】第1発明の転写ローラによれば、当接し
て使用される感光体ドラムの表面層が浸食されることが
なく、長期間安定した印字性能が維持される。また、第
3発明の整泡剤、特に希釈剤として第6発明の特定の分
子量のポリプロピレングリコールを使用した整泡剤とす
れば、ポリウレタンフォーム用原料の取り扱いが容易で
あり、且つ希釈剤であるポリアルキレングリコールはフ
ォーム生成のためのポリオール成分として作用するもの
であって、希釈剤による紙等の汚損もなく、転写ローラ
中に残存する有機溶剤も微量に抑えられる。更に、第4
及び第5発明の特定の共重合体を使用すれば、より均質
な適度な硬さと柔軟性とを併せ持つ転写ローラを得るこ
とができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリオール及び整
    泡剤を含む組成物を用いて製造されるポリウレタンフォ
    ームからなる電子写真装置用転写ローラにおいて、 上記整泡剤は、重量平均分子量3000〜350000
    のポリシロキサン・ポリオキシアルキレンブロック共重
    合体及び有機溶剤を含み、上記転写ローラを構成するポ
    リウレタンフォーム中の上記有機溶剤の残存量が50p
    pm以下であることを特徴とする電子写真装置用転写ロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 上記有機溶剤は、イソプロピルアルコー
    ル、トルエン及びキシレンから選ばれる少なくとも1種
    である請求項1記載の電子写真装置用転写ローラ。
  3. 【請求項3】 上記整泡剤は、更に、ポリアルキレング
    リコールを含み、上記共重合体と該ポリアルキレングリ
    コールとの重量比は3:7〜7:3の範囲であり、上記
    共重合体は、重量平均分子量750〜2500のポリシ
    ロキサンと、重量平均分子量1500〜4500のポリ
    エーテルとのブロック共重合体である請求項1記載の電
    子写真装置用転写ローラ。
  4. 【請求項4】 上記共重合体の、ポリシロキサン部分が
    ジヒドロポリジメチルシロキサンにより構成され、ポリ
    オキシアルキレン部分がジメタアリルポリエーテルによ
    り構成される請求項1記載の電子写真装置用転写ロー
    ラ。
  5. 【請求項5】 上記共重合体の、ポリシロキサン部分が
    ジヒドロポリジメチルシロキサンにより構成され、ポリ
    オキシアルキレン部分がジメタアリルポリエーテルによ
    り構成される請求項3記載の電子写真装置用転写ロー
    ラ。
  6. 【請求項6】 上記ポリアルキレングリコールが、重量
    平均分子量100〜3000のポリプロピレングリコー
    ルである請求項3記載の電子写真装置用転写ローラ。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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