JPH08157229A - 光フアイバ母材の脱水焼結方法 - Google Patents
光フアイバ母材の脱水焼結方法Info
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- JPH08157229A JPH08157229A JP29506594A JP29506594A JPH08157229A JP H08157229 A JPH08157229 A JP H08157229A JP 29506594 A JP29506594 A JP 29506594A JP 29506594 A JP29506594 A JP 29506594A JP H08157229 A JPH08157229 A JP H08157229A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01446—Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
- C03B37/0146—Furnaces therefor, e.g. muffle tubes, furnace linings
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置を複雑にすることなく炉心管内の差圧変
動を抑制し、これにより空気の流入を防止して伝送特性
に優れた光フアイバプリフォームを製造するとともに、
炉心管の変形を防止して炉心管の耐久性向上を図る。 【構成】 炉心管23のスート3上方部分に第一差圧計
24を設け、更に下方部分に第二差圧計25を設ける。
脱水焼結時における第一差圧計24および第二差圧計2
5の測定値が負圧とならないスート3の外径dと炉心管
23の内径Dとの比率(D/d)を設定し、この炉心管
23を使用して脱水焼結処理を行う。
動を抑制し、これにより空気の流入を防止して伝送特性
に優れた光フアイバプリフォームを製造するとともに、
炉心管の変形を防止して炉心管の耐久性向上を図る。 【構成】 炉心管23のスート3上方部分に第一差圧計
24を設け、更に下方部分に第二差圧計25を設ける。
脱水焼結時における第一差圧計24および第二差圧計2
5の測定値が負圧とならないスート3の外径dと炉心管
23の内径Dとの比率(D/d)を設定し、この炉心管
23を使用して脱水焼結処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス多孔質体からな
る光フアイバ母材を、脱水および透明ガラス化する光フ
アイバ母材の脱水焼結方法に関するものである。
る光フアイバ母材を、脱水および透明ガラス化する光フ
アイバ母材の脱水焼結方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光フアイバ母材の脱水及び透明ガ
ラス化(焼結)に際して、図2に示すような脱水焼結装
置を用いて行われている。図示されるように、脱水焼結
装置20は、支持棒1に支承される光フアイバ母材(以
下、「スート」という)3を収容する炉心管5と、この
炉心管5の外周に配設されたヒータ7とを備えている。
また、炉心管5の下部にはガス供給口9が設けられ、ガ
ス供給口9からは気泡などを除去するためのヘリウムガ
スの如き不活性ガスと、塩素ガスの如き脱水ガスとが供
給される。一方、炉心管5の上部にはガス排気管11が
設けられ、ガス供給口9から供給された不活性ガス及び
脱水ガスが排気される。そして、支持棒1に支承された
スート3は、炉心管5内で回転や上下移動を伴い所定の
位置で脱水、焼結されて透明な光フアイバプリフォーム
となる。
ラス化(焼結)に際して、図2に示すような脱水焼結装
置を用いて行われている。図示されるように、脱水焼結
装置20は、支持棒1に支承される光フアイバ母材(以
下、「スート」という)3を収容する炉心管5と、この
炉心管5の外周に配設されたヒータ7とを備えている。
また、炉心管5の下部にはガス供給口9が設けられ、ガ
ス供給口9からは気泡などを除去するためのヘリウムガ
スの如き不活性ガスと、塩素ガスの如き脱水ガスとが供
給される。一方、炉心管5の上部にはガス排気管11が
設けられ、ガス供給口9から供給された不活性ガス及び
脱水ガスが排気される。そして、支持棒1に支承された
スート3は、炉心管5内で回転や上下移動を伴い所定の
位置で脱水、焼結されて透明な光フアイバプリフォーム
となる。
【0003】ところで、上記の如く構成される脱水焼結
装置20においては、炉心管5がヒータ7の加熱により
軟化しており、その際炉心管5内部と外部との差圧が大
きいと、炉心管5が変形を起こすことがある。また、炉
心管5内が負圧になれば外気が流入してスート3に不純
物が混入することもある。そこで、脱水焼結処理の実施
に際して、炉心管5の内圧を外部の圧力より一定圧力だ
け高く(通常、数mmH2 O 程度)保持されるように圧
力制御される。このような圧力制御のために、脱水焼結
装置20のように、排気管11に差圧計13を接続して
炉心管5内の差圧をモニタして、それに基づいて不活性
ガスや脱水ガスの供給量やヒータ7の温度を調整するこ
とが一般に行われる。また、炉心管の内圧変動をより小
さくする方法として、特開平2−18332号公報に
は、差圧の変動に応じて電磁弁を開閉制御して管内圧力
を一定に保つ方法が開示されている。更に、特開平6−
127964号公報に記載された脱水焼結装置は、排気
管に圧力変動吸収器を付設することにより内圧変動を小
さくする構成となっている。
装置20においては、炉心管5がヒータ7の加熱により
軟化しており、その際炉心管5内部と外部との差圧が大
きいと、炉心管5が変形を起こすことがある。また、炉
心管5内が負圧になれば外気が流入してスート3に不純
物が混入することもある。そこで、脱水焼結処理の実施
に際して、炉心管5の内圧を外部の圧力より一定圧力だ
け高く(通常、数mmH2 O 程度)保持されるように圧
力制御される。このような圧力制御のために、脱水焼結
装置20のように、排気管11に差圧計13を接続して
炉心管5内の差圧をモニタして、それに基づいて不活性
ガスや脱水ガスの供給量やヒータ7の温度を調整するこ
とが一般に行われる。また、炉心管の内圧変動をより小
さくする方法として、特開平2−18332号公報に
は、差圧の変動に応じて電磁弁を開閉制御して管内圧力
を一定に保つ方法が開示されている。更に、特開平6−
127964号公報に記載された脱水焼結装置は、排気
管に圧力変動吸収器を付設することにより内圧変動を小
さくする構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の脱水焼結方法あるいは脱水焼結装置においては、差圧
計でモニタすることで炉心管内の圧力制御を行ったり、
更に差圧計と圧力制御装置(特開平2−18332号)
や圧力変動吸収器(特開平6−127964号)等とを
併用して内圧の変動をより小さく抑えている。しかしな
がら、これら何れの構成においても差圧計が排気管に接
続されているために、炉心管のスートの上方部分におけ
る差圧の測定は可能であっても、スートの下方部分にお
ける差圧を正確に測定できない。今回、発明者が行った
実験では、実際にはスートの上方部分で陽圧が保たれて
いる場合でも、スートの下方部分では負圧になる場合が
あり、排気管に接続された差圧計のみでは炉心管全体と
しての差圧が正確には検知できないことが判明した。し
かも、このような炉心管上下部での圧力変動は、スート
の外径(図2、符号d)と炉心管の内径(図2、符号
D)との比が小さい場合、あるいは炉心管内でスートが
上下移動をする場合に特に顕著となることが確認され
た。更に、特開平2−18332号および特開平6−1
27964号公報のように圧力制御装置や圧力変動吸収
器を併用するものでは、上記に加えて装置が複雑になる
という問題も抱えている。
の脱水焼結方法あるいは脱水焼結装置においては、差圧
計でモニタすることで炉心管内の圧力制御を行ったり、
更に差圧計と圧力制御装置(特開平2−18332号)
や圧力変動吸収器(特開平6−127964号)等とを
併用して内圧の変動をより小さく抑えている。しかしな
がら、これら何れの構成においても差圧計が排気管に接
続されているために、炉心管のスートの上方部分におけ
る差圧の測定は可能であっても、スートの下方部分にお
ける差圧を正確に測定できない。今回、発明者が行った
実験では、実際にはスートの上方部分で陽圧が保たれて
いる場合でも、スートの下方部分では負圧になる場合が
あり、排気管に接続された差圧計のみでは炉心管全体と
しての差圧が正確には検知できないことが判明した。し
かも、このような炉心管上下部での圧力変動は、スート
の外径(図2、符号d)と炉心管の内径(図2、符号
D)との比が小さい場合、あるいは炉心管内でスートが
上下移動をする場合に特に顕著となることが確認され
た。更に、特開平2−18332号および特開平6−1
27964号公報のように圧力制御装置や圧力変動吸収
器を併用するものでは、上記に加えて装置が複雑になる
という問題も抱えている。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、装置を複雑にすることなく炉心管内の差圧変動が抑
制でき、これにより外気の流入や炉内ガスの流出、炉心
管の変形が防止できる光フアイバ母材の脱水焼結方法を
提供し、生成プリフォームの伝送損失特性の安定化、及
び炉心管の耐久性向上を図ることを目的とする。
で、装置を複雑にすることなく炉心管内の差圧変動が抑
制でき、これにより外気の流入や炉内ガスの流出、炉心
管の変形が防止できる光フアイバ母材の脱水焼結方法を
提供し、生成プリフォームの伝送損失特性の安定化、及
び炉心管の耐久性向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、スートの外径と
炉心管の内径との比率を設定することにより、従来のよ
うな複雑な制御や装置構成を必要とすることなく炉心管
内の差圧変動を少なくすることが可能となることを見い
出し、本発明を完成するに至った。即ち、上記目的は、
本発明に係るガラス多孔質体からなる光フアイバ母材を
炉心管に収容し、炉心管内に不活性ガスを供給しながら
光フアイバ母材を加熱して脱水焼結を行う光フアイバ母
材の脱水焼結方法において、炉心管の内径と光フアイバ
母材の外径との比率が、炉心管において光フアイバ母材
の上方に設けられた第一差圧計および下方に設けられた
第二差圧計の測定値が負圧とならない所定比率に設定さ
れた炉心管を用いて行うことを特徴とする光フアイバ母
材の脱水焼結方法により達成される。上記において、特
に炉心管の内径と光フアイバ母材の外径との比率が、
1.5以上であることが好ましい。
達成するために鋭意研究を重ねた結果、スートの外径と
炉心管の内径との比率を設定することにより、従来のよ
うな複雑な制御や装置構成を必要とすることなく炉心管
内の差圧変動を少なくすることが可能となることを見い
出し、本発明を完成するに至った。即ち、上記目的は、
本発明に係るガラス多孔質体からなる光フアイバ母材を
炉心管に収容し、炉心管内に不活性ガスを供給しながら
光フアイバ母材を加熱して脱水焼結を行う光フアイバ母
材の脱水焼結方法において、炉心管の内径と光フアイバ
母材の外径との比率が、炉心管において光フアイバ母材
の上方に設けられた第一差圧計および下方に設けられた
第二差圧計の測定値が負圧とならない所定比率に設定さ
れた炉心管を用いて行うことを特徴とする光フアイバ母
材の脱水焼結方法により達成される。上記において、特
に炉心管の内径と光フアイバ母材の外径との比率が、
1.5以上であることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明に係る光フアイバ母材の脱水焼結方法に
よれば、従来正確に測定できなかった炉心管内のスート
下方部分の圧力を測定して炉心管内全体の圧力分布や圧
力変動をモニタし、それに基づき炉心管内が負圧となら
ないような炉心管内径とスート外径との比率を設定す
る。そして、このように選定された炉心管を使用するこ
とにより、差圧変動が少なく安定した状態での処理が可
能となり、炉心管内が負圧になることによる外部空気の
炉心管内への流入も防止され、雰囲気汚染のない良好な
状態で光フアイバ母材の脱水焼結処理を行うことができ
る。同時に、ガスのリークが無くなり、脱水不良が解消
される。その結果、光伝送特性に優れた光フアイバプリ
フォームが得られる。しかもその際、従来のようにガス
供給量やヒータ加熱温度等の複雑な差圧管理や、そのた
めの新たな装置を必要とすることなく実現することがで
きる。更に、差圧の一時的な、しかも大きな変動が無く
なるために、炉心管の変形防止が可能となり、脱水焼結
装置の耐久性が向上する。
よれば、従来正確に測定できなかった炉心管内のスート
下方部分の圧力を測定して炉心管内全体の圧力分布や圧
力変動をモニタし、それに基づき炉心管内が負圧となら
ないような炉心管内径とスート外径との比率を設定す
る。そして、このように選定された炉心管を使用するこ
とにより、差圧変動が少なく安定した状態での処理が可
能となり、炉心管内が負圧になることによる外部空気の
炉心管内への流入も防止され、雰囲気汚染のない良好な
状態で光フアイバ母材の脱水焼結処理を行うことができ
る。同時に、ガスのリークが無くなり、脱水不良が解消
される。その結果、光伝送特性に優れた光フアイバプリ
フォームが得られる。しかもその際、従来のようにガス
供給量やヒータ加熱温度等の複雑な差圧管理や、そのた
めの新たな装置を必要とすることなく実現することがで
きる。更に、差圧の一時的な、しかも大きな変動が無く
なるために、炉心管の変形防止が可能となり、脱水焼結
装置の耐久性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る光フアイバ母材の脱水焼
結方法の好適な実施例に関して、図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明に係る光フアイバ母材の脱水
焼結方法に好適に使用される脱水焼結装置を示す概略断
面図である。図示されるように、脱水焼結装置21は、
支持棒1に支承されるスート3を収容する炉心管23
と、この炉心管23の外周に配設されたヒータ7とを備
え、炉心管23の下部のガス供給口9から不活性ガスと
脱水ガスとを供給して炉心管23の上部のガス排気管1
1から排気する構成となっている。
結方法の好適な実施例に関して、図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明に係る光フアイバ母材の脱水
焼結方法に好適に使用される脱水焼結装置を示す概略断
面図である。図示されるように、脱水焼結装置21は、
支持棒1に支承されるスート3を収容する炉心管23
と、この炉心管23の外周に配設されたヒータ7とを備
え、炉心管23の下部のガス供給口9から不活性ガスと
脱水ガスとを供給して炉心管23の上部のガス排気管1
1から排気する構成となっている。
【0009】これら基本構造は、図2に示される従来の
脱水焼結装置20と同等である。但し、従来の脱水焼結
装置20と相違する点は、従来排気管11にのみ取付ら
れていた差圧計に加えて、炉心管23のスート3下方部
分にも設けたことにある。炉心管23の上部、下部で
は、炉心管23内に供給されたガスの熱膨張・熱収縮や
対流、或いはスート3が上昇、下降する際におけるガス
の押し退けなどによって、スート3の上方部分と下方部
分とで圧力変動幅の異なることがある。従って、従来の
ようにスート3の上方部分のみの差圧を検知するので
は、炉心管23内の正確な圧力分布や圧力変動を測定で
きない。このように、第一差圧計24と第二差圧計25
とを設けたことにより、炉心管23内の圧力が、その全
体にわたり検知できる構造となっている。
脱水焼結装置20と同等である。但し、従来の脱水焼結
装置20と相違する点は、従来排気管11にのみ取付ら
れていた差圧計に加えて、炉心管23のスート3下方部
分にも設けたことにある。炉心管23の上部、下部で
は、炉心管23内に供給されたガスの熱膨張・熱収縮や
対流、或いはスート3が上昇、下降する際におけるガス
の押し退けなどによって、スート3の上方部分と下方部
分とで圧力変動幅の異なることがある。従って、従来の
ようにスート3の上方部分のみの差圧を検知するので
は、炉心管23内の正確な圧力分布や圧力変動を測定で
きない。このように、第一差圧計24と第二差圧計25
とを設けたことにより、炉心管23内の圧力が、その全
体にわたり検知できる構造となっている。
【0010】ところで、通常、炉心管23の内径Dは、
スート3の外径dより大きく設定されるが、今回、発明
者の行った実験では、両者の比率(D/d)が一定の値
より小さくなったときに、第一差圧計24と第二差圧計
25、即ち、炉心管23内においてスート3の上側部分
と下側部分との圧力変動幅が大きくなることが知見され
た。この実験結果を表1、表2に示す。
スート3の外径dより大きく設定されるが、今回、発明
者の行った実験では、両者の比率(D/d)が一定の値
より小さくなったときに、第一差圧計24と第二差圧計
25、即ち、炉心管23内においてスート3の上側部分
と下側部分との圧力変動幅が大きくなることが知見され
た。この実験結果を表1、表2に示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】表1から明らかなように、炉心管23の内
径Dとスート3の外径dとの比率(D/d)が1.3以
下となる比較的小さな値の場合、即ち炉心管23の内周
面とスート3の外周面との間隙が小さい場合には、炉心
管23を小型に出来るものの特にスート3の移動時にお
いて、スート下方部分の差圧が−3〜8mmH2 O と大
きく変動している。一方、表2に示すように、比率(D
/d)が1.5以上のように大きな値の場合には、スー
ト3の移動時においても、スート下方部分の差圧は1〜
3mmH2O の小さな変動幅に抑制されることが判明し
た。脱水焼結処理を行う際に望ましいとされる差圧変動
幅は、概ね2±1mmH2 O の範囲とされており、比率
(D/d)が1.5以上であればこの値を満足すること
ができる。また、スート3の停止時、移動時とも、スー
ト3の上方部分および下方部分での差圧変動幅の数値が
一致しており、炉心管23全体として圧力分布が均一で
あることがわかる。このことは、スート3自体の上部と
下部とで脱水焼結条件が変わらないことを示しており、
よってスート3の部位によらず均一な光フアイバプリフ
ォームが得られる。
径Dとスート3の外径dとの比率(D/d)が1.3以
下となる比較的小さな値の場合、即ち炉心管23の内周
面とスート3の外周面との間隙が小さい場合には、炉心
管23を小型に出来るものの特にスート3の移動時にお
いて、スート下方部分の差圧が−3〜8mmH2 O と大
きく変動している。一方、表2に示すように、比率(D
/d)が1.5以上のように大きな値の場合には、スー
ト3の移動時においても、スート下方部分の差圧は1〜
3mmH2O の小さな変動幅に抑制されることが判明し
た。脱水焼結処理を行う際に望ましいとされる差圧変動
幅は、概ね2±1mmH2 O の範囲とされており、比率
(D/d)が1.5以上であればこの値を満足すること
ができる。また、スート3の停止時、移動時とも、スー
ト3の上方部分および下方部分での差圧変動幅の数値が
一致しており、炉心管23全体として圧力分布が均一で
あることがわかる。このことは、スート3自体の上部と
下部とで脱水焼結条件が変わらないことを示しており、
よってスート3の部位によらず均一な光フアイバプリフ
ォームが得られる。
【0014】更に、上記の如く比率(D/d)が選定さ
れた炉心管23では、差圧変動が小さいことが認められ
ることから、急激な内圧増加が生じることがなく、炉心
管23の変形やガスのリークが防止でき、炉心管23の
短命化や脱水不良による光フアイバプリフォームの伝送
特性の劣化を抑制することができる。このことは同時
に、従来のような複雑な差圧管理を必要としないことを
示している。
れた炉心管23では、差圧変動が小さいことが認められ
ることから、急激な内圧増加が生じることがなく、炉心
管23の変形やガスのリークが防止でき、炉心管23の
短命化や脱水不良による光フアイバプリフォームの伝送
特性の劣化を抑制することができる。このことは同時
に、従来のような複雑な差圧管理を必要としないことを
示している。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光フアイバ母材の脱水焼結方法によれば、従来正確に
測定できなかった炉心管内のスート下方部分の圧力を測
定して炉心管内全体の圧力分布や圧力変動をモニタし、
それに基づき炉心管内が負圧とならないような炉心管内
径とスート外径との比率を設定する。そして、このよう
に選定された炉心管を使用することにより、差圧変動が
少なく安定した状態での処理が可能となり、炉心管内が
負圧になることによる外部空気の炉心管内への流入も防
止され、雰囲気汚染のない良好な状態で光フアイバ母材
の脱水焼結処理を行うことができる。同時に、ガスのリ
ークが無くなり、脱水不良が解消される。その結果、光
伝送特性に優れた光フアイバプリフォームが得られる。
しかもその際、従来のようにガス供給量やヒータ加熱温
度等の複雑な差圧管理や、そのための新たな装置を必要
とすることなく実現することができる。更に、差圧の一
時的な、しかも大きな変動が無くなるために、炉心管の
変形防止が可能となり、脱水焼結装置の耐久性が向上す
る。
る光フアイバ母材の脱水焼結方法によれば、従来正確に
測定できなかった炉心管内のスート下方部分の圧力を測
定して炉心管内全体の圧力分布や圧力変動をモニタし、
それに基づき炉心管内が負圧とならないような炉心管内
径とスート外径との比率を設定する。そして、このよう
に選定された炉心管を使用することにより、差圧変動が
少なく安定した状態での処理が可能となり、炉心管内が
負圧になることによる外部空気の炉心管内への流入も防
止され、雰囲気汚染のない良好な状態で光フアイバ母材
の脱水焼結処理を行うことができる。同時に、ガスのリ
ークが無くなり、脱水不良が解消される。その結果、光
伝送特性に優れた光フアイバプリフォームが得られる。
しかもその際、従来のようにガス供給量やヒータ加熱温
度等の複雑な差圧管理や、そのための新たな装置を必要
とすることなく実現することができる。更に、差圧の一
時的な、しかも大きな変動が無くなるために、炉心管の
変形防止が可能となり、脱水焼結装置の耐久性が向上す
る。
【図1】本発明に係る光フアイバ母材の脱水焼結方法に
好適に使用される脱水焼結装置を示す概略断面図であ
る。
好適に使用される脱水焼結装置を示す概略断面図であ
る。
【図2】従来の光フアイバ母材の脱水焼結装置を示す概
略断面図である。
略断面図である。
3 スート(光フアイバ母材) 7 ヒータ 21 脱水焼結装置 23 炉心管 24 第一差圧計 25 第二差圧計 D 炉心管の内径 d スートの外径
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス多孔質体からなる光フアイバ母材
を炉心管に収容し、炉心管内に不活性ガスを供給しなが
ら光フアイバ母材を加熱して脱水焼結を行う光フアイバ
母材の脱水焼結方法において、 炉心管の内径と光フアイバ母材の外径との比率が、炉心
管において光フアイバ母材の上方に設けられた第一差圧
計および下方に設けられた第二差圧計の測定値が負圧と
ならない所定比率に設定された炉心管を用いて行うこと
を特徴とする光フアイバ母材の脱水焼結方法。 - 【請求項2】 前記炉心管の内径と光フアイバ母材の外
径との比率が、1.5以上であることを特徴とする請求
項1記載の光フアイバ母材の脱水焼結方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29506594A JPH08157229A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 光フアイバ母材の脱水焼結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29506594A JPH08157229A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 光フアイバ母材の脱水焼結方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157229A true JPH08157229A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17815866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29506594A Pending JPH08157229A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 光フアイバ母材の脱水焼結方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08157229A (ja) |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29506594A patent/JPH08157229A/ja active Pending
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