JPH08157360A - メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤 - Google Patents

メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤

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JPH08157360A
JPH08157360A JP33070894A JP33070894A JPH08157360A JP H08157360 A JPH08157360 A JP H08157360A JP 33070894 A JP33070894 A JP 33070894A JP 33070894 A JP33070894 A JP 33070894A JP H08157360 A JPH08157360 A JP H08157360A
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trimethyl
dimethyl
acid
agent
melanin production
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JP33070894A
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English (en)
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Ichiro Koiso
一郎 小磯
Michio Ochiai
道夫 落合
Yasuhiro Suzuki
保博 鈴木
Yukiko Yokoyama
由紀子 横山
Susumu Nozawa
進 野沢
Takayuki Katagiri
崇行 片桐
Akihiro Tada
明宏 多田
Hiroyuki Nakano
博行 中野
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美白効果及び色素沈着症の予防・改善効果に
優れた安定で安全なメラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤
を提供する。 【構成】メラニン産生抑制剤は、3,7−ジメチル−9
−(2,2,6−トリメチル−1−イル−シクロヘキサ
ン)−1−ノナノール、3,7−ジメチル−9−(2,
2,6−トリメチル−1−イル−6−シクロヘキセン)
−1−ノナノール、3,7−ジメチル−9−(2,2,
6−トリメチル−1−イル−シクロヘキサン)ノナン
酸、3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチル
−1−イル−6−シクロヘキセン)ノナン酸等からな
り、皮膚外用剤はこのメラニン産生抑制剤を有効成分と
して好適には0.001〜10重量%含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメラニン産生抑制剤及び
皮膚外用剤に関し、詳しくは、還元β−ヨノン環含有ノ
ナンを部分構造として含む化合物からなるメラニン産生
抑制剤、及びこれを有効成分とした美白効果に優れた皮
膚外用剤を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】シミ・ソバカスや日焼け後の色素沈着
は、皮膚内に存在する色素細胞の活性化によりメラニン
生成が著しく亢進したものであり、中高年令層の肌の悩
みの一つになっている。一般に、メラニンは色素細胞の
中で生合成された酵素チロジナ−ゼの働きによってチロ
シンからド−パ、ドーパからド−パキノンに変化し、つ
いで5,6−ジヒドロキシインドフェノ−ル等の中間体
を経て形成されるものとされている。
【0003】従って、色黒を防止又は改善するためには
メラニン生成過程を阻害すること、あるいは既に生成し
たメラニンを淡色漂白することが考えられる。このよう
な考え方に基づき、従来から種々の美白成分が提案され
てきた。例えば、チロジナ−ゼ活性を阻害してメラニン
生成を抑制するものとして、グルタチオンに代表される
硫黄化合物が挙げられる。また、生成したメラニンを淡
色漂白化するものとしては、過酸化水素、ヒドロキノ
ン、ビタミンC等が用いられてきた。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】ところが、これら従来
の美白成分は、処方系中での安定性がきわめて悪く、分
解による着色、異臭を生じたり、細胞あるいは生体レベ
ルにおける効果は、いまだ不十分であった。また、ヒド
ロキノンについては、強い美白作用を有する一方、非可
逆的白班、かぶれを引き起こす等安全性面で問題があ
る。
【0005】このように、従来から用いられている美白
成分は効果、安定性、安全性の何れの点においても、真
に実用的に満足できるものではない。本発明はこのよう
な実状に鑑みなされたものであって、メラニン産生抑制
剤及び充分な皮膚色素沈着症の改善・治療効果を有し、
且つ安全性、安定性を実用的に満足し得る皮膚外用剤を
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、特定の還元β−
ヨノン環含有ノナンを部分構造として含む化合物が、生
きた色素細胞のメラニン生成に対し強力な抑制効果を有
することを突き止め、更にこれを基剤中に一定濃度以上
で配合し、皮膚外用剤として使用すると、皮膚に対する
優れた美白効果を発現することを見いだし、本発明に至
った。
【0007】すなわち、本発明は、3,7−ジメチル−
9−(2,2,6−トリメチル−1−イル−シクロヘキ
サン)−1−ノナノール、3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−6−シクロヘキ
セン)−1−ノナノール、3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−シクロヘキサ
ン)ノナン酸、3,7−ジメチル−9−(2,2,6−
トリメチル−1−イル−6−シクロヘキセン)ノナン酸
から選択される化合物からなるメラニン産生抑制剤であ
る。
【0008】また本発明は、このメラニン産生抑制剤の
1種又は2種以上を有効成分として全量に対して0.0
01〜10重量%含有することを特徴とする皮膚外用剤
を提供する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。 <1>メラニン産生抑制剤 本発明のメラニン産生抑制剤は、下記構造式で示される
化1の3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチ
ル−1−イル−シクロヘキサン)−1−ノナノール、化
2の3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチル
−1−イル−6−シクロヘキセン)−1−ノナノール、
化3の3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチ
ル−1−イル−シクロヘキサン)ノナン酸、及び化4の
3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチル−1
−イル−6−シクロヘキセン)ノナン酸等が挙げられ
る。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】本発明の化合物は、レチノイン酸から以下
の合成ステップにて合成することができる。以下にその
合成方法を説明する。
【0015】1)レチノイン酸をメタノール中でパラジ
ウム−カーボン(5%)及び水素の存在下、24時間接
触水素付加を行い、カラムクロマトで精製することによ
り化4の3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメ
チル−1−イル−6−シクロヘキセン)ノナン酸を得
た。
【0016】2)上記化4の3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−6−シクロヘキ
セン)ノナン酸を酢酸中で白金触媒の存在下、水素添加
し、化3の3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリ
メチル−1−イル−シクロヘキサン)ノナン酸を得た。
【0017】3)前記化4の3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−6−シクロヘキ
セン)ノナン酸をエチルエーテル中で水素化リチウムア
ルミニウムにより還元し、化2の3,7−ジメチル−9
−(2,2,6−トリメチル−1−イル−6−シクロヘ
キセン)−1−ノナノールを得た。
【0018】4)前記化3の3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−シクロヘキサ
ン)ノナン酸をエチルエーテル中で水素化リチウムアル
ミニウムにより還元し、化1の3,7−ジメチル−9−
(2,2,6−トリメチル−1−イル−シクロヘキサ
ン)−1−ノナノールを得た。
【0019】<2>皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、上記メラニン産生抑制剤の1種
又は2種以上を外用剤全量に対し、一般に0.001〜
10重量%、好ましくは0.01〜10重量%、更に好
ましくは0.1〜5重量%の範囲で配合したものである
が、皮膚外用剤の中でも、特に日焼けによるシミ、雀
斑、色黒の増悪の予防、改善を目的としたものでは、配
合量は、0.1重量%以上であることが好ましい。
【0020】前記の化合物の配合量が0.001重量%
より少ないと、メラニン生成抑制作用に基づく美白効果
が低下し、また10重量%を越える量を用いても、効果
が頭打ちになるので、上記範囲で配合することが好まし
い。
【0021】本発明の皮膚外用剤には、前述の有効成分
の他に、医薬品、化粧品などに一般に用いられる各種成
分、即ち水性成分、油性成分、粉末成分、界面活性剤
(乳化剤として)、保湿剤、増粘剤、色剤、香料、抗酸
化剤、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、あるいは紫外
線防御剤、抗炎症剤等の薬剤を1種又は2種以上を配合
することができる。
【0022】水性成分としては、例えば水(精製水)、
低級アルコール(エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール等の低級アルコール)等が挙げられる。油性成
分としては、例えば高級脂肪酸類(ステアリン酸、パル
ミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、およびそれらの
エステル等)、高級アルコール類(セタノール、ラノリ
ンアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリル
アルコール等)及びワックス類(固形パラフィン、マイ
クロクリスタリンワックス、セレシンワックス、ポリエ
チレンワックス、蜜ロウ、木ロウ、カルナウバロウ、キ
ャンデリラロウ等)、天然又は合成油状物質(スクワラ
ン、流動パラフィン、ラノリンまたはその誘導体、オリ
ーブ油、椿油、綿実油、オレイルアルコール、ひまし
油、ワセリン、アジピン酸ジエトキシエチルエステル、
シリコンオイル、弗素オイル等)が挙げられる。
【0023】粉末成分としては、例えばアルミニウム粉
末、酸化チタン粉末、酸化亜鉛粉末、酸化鉄粉末、アク
リル粉体、シリカビーズ、タルク、セリサイト等が挙げ
られる。
【0024】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンモノオレエート、ポリオキシエチレンセチルエー
テル、ステアリン酸アルミニウム、オクチルドデカノー
ル、新油型モノステアリン酸グリセリン、モノステアリ
ン酸プロピレングリコール等が挙げられる。
【0025】保湿剤としては、例えばグリセリン、プロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、1,4−ブ
チレングリコール、ジグリセリン、トリグリセリン、ソ
ルビット及びその誘導体、ポリエチレングリコール等の
多価アルコール;グルコース、マルトース、マルチトー
ル、ショ糖、フルクトース、スレイトール、エリスリト
ール、ソルビット、澱粉分解糖、ヒアルロン酸、コンド
ロイチン硫酸、加水分解コラーゲン、カルボキシメチル
キチン等が挙げられる。
【0026】増粘剤としては、例えばカルボキシビニル
ポリマー、CPゼリー、カルボキシメチルセルロース、
カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ベントナイト、
ビーガム、合成ヘクトライト等が挙げられる。
【0027】抗酸化剤としては、例えばジブチル化ヒド
ロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソ
ール(BHA)、トコフェロ−ルピロ亜硫酸ナトリウ
ム、ソジウムビサルフェート、酢酸トコフェロール、ビ
タミンE、ローズマリーエキス等が挙げられる。
【0028】pH調整剤としては、例えばクエン酸、乳
酸、酒石酸、燐酸等が挙げられる。キレート剤として
は、例えばEDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸)、
チオグリコ−ル酸、チオ乳酸、チオグリセリン等が挙げ
られる。
【0029】防腐剤としては、例えばp−オキシ安息香
酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルエステル(それ
ぞれメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベ
ン、ブチルパラベンと呼ばれている)、o−フェニルフ
ェノール、デヒドロ酢酸及びその塩、p−クレゾール、
m−クレゾール、o−クロル−m−キシレノール等が挙
げられる。
【0030】紫外線防御剤としては、例えばアスコルビ
ン酸又はその誘導体、イソフェルラ酸又はその塩、オキ
シベンゾン又はその誘導体、p−アミノ安息香酸又はそ
の誘導体、ウロカニン酸又はその誘導体、コウジ酸、ジ
ベンゾイルメタン又はその誘導体、p−メトキシ桂皮酸
又はその誘導体、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、
微粒子酸化鉄等が挙げられる。
【0031】抗炎症剤としては、例えばグリチルレチン
酸またはその誘導体、グリチルリチン酸またはその誘導
体、ビサボロール、ゲラニイン、マロニエ抽出物、アロ
エ抽出物等が挙げられる。
【0032】これらの各成分又は薬剤はそれぞれ単独で
又は2種以上混合して使用することができる。本発明の
皮膚外用剤には前記のテルペンケトンを部分構造として
含む化合物以外の他の美白成分(又は美白剤)の1種又
は2種以上を配合してもよい。他の美白成分としては、
例えば、パンテテイン−S−スルフォン酸、イソフェル
ラ酸、アスコルビン酸及びその燐酸マグネシウム塩、ア
ルブチン、コージ酸、リノール酸、トラネキサム酸、エ
スクリン、ビタミンA酸、レチノール等が挙げられる。
【0033】本発明の皮膚外用剤の剤型には特に制限は
なく、通常医薬品、医薬部外品、化粧品などに用いられ
ているもの、例えば軟膏、クリ−ム、乳液、ロ−ショ
ン、パック、浴用剤などの剤型が挙げられる。
【0034】
【作用】以下に、本発明で使用される還元β−ヨノン環
含有ノナンを部分構造として含む化合物群の作用を、実
験例に基づいて説明する。尚、以下の実験例及び実施例
で使用した還元β−ヨノン環含有ノナンを部分構造とし
て含む化合物は前述のようにして得られたものである。
【0035】(1)色素細胞に対するメラニン産生抑制
作用 プラスチック培養フラスコ(75cm2)に5×104
のB−16メラノ−マ細胞を播種し、10%血清を含む
イ−グルMEM培地中で、5%二酸化炭素の存在下、3
7℃の温度で培養した。2日後、還元β−ヨノン環含有
ノナンを部分構造として含む化合物のテスト試料を培地
中の濃度で5、10、15、20μMになるように添加
し、更に4日間培養した。
【0036】培養終了後、培地を除去し、リン酸緩衝塩
溶液(以下、PBSという)で洗浄後、トリプシン及び
EDTA含有培地を使用して細胞をフラスコから剥離さ
せ、細胞懸濁液から遠心分離により細胞を回収した。得
られた細胞をPBSで1回洗浄した後、一定量のPBS
を加え、細胞をフラッシングによる混合後、細胞懸濁液
の一定量を採り、コールターカウンターで細胞数を計測
した。また、残りの懸濁液を再度遠心分離し、沈渣の白
色度を目視観察した。その結果を下記の基準により表1
に示す。尚、表中の細胞数(%)は、テスト試料の代わ
りに溶媒を用いた場合(溶媒対象)の細胞数を100と
した時の細胞数(%)を表す。
【0037】− :溶媒対照と同等 + :溶媒対照より僅かに白色化 ++:溶媒対照より明らかに白色化
【0038】
【表1】
【0039】その後、更に沈渣に1N水酸化ナトリウム
を加え加熱溶解し、冷却後クロロホルムを加えて再び遠
心分離した。得られた上清を400nmの吸光度を測定
し、予め合成メラニンを用いて作成した検量線よりメラ
ニン量を求めた。尚、メラニン量は104個の細胞あた
りの量として求めた。その結果を表2に示す。尚、表中
の抑制率は、下記式により求めた。 抑制率(%)=[(コントロール品のメラニン量−テス
ト試料添加品のメラニン量)]×100/(コントロー
ル品のメラニン量)
【0040】
【表2】
【0041】これらの結果から明らかなように、本発明
に係る還元β−ヨノン環含有ノナンを部分構造として含
む化合物は、何れも溶媒対照(コントロール)に比し、
色素細胞を白色化する作用を有し、さらに色素細胞内の
メラニン産生を顕著に抑制する作用を有することが示さ
れた。
【0042】(2)紫外線による色素沈着の抑制作用 茶色モルモット(7匹)の背部皮膚を電気バリカンとシ
ェ−バ−で除毛、剃毛し、この部位を1.5×1.5c
mの照射窓を左右対照に計6個有する黒布で覆い、この
布の上からFL20S・E 30ランプを光源として1
mW/cm2/secの紫外線を4分20秒間照射し
た。この操作を1日1回の割合で3日間連続して行っ
た。照射終了翌日からエタノ−ルを溶媒として所定量の
還元β−ヨノン環含有ノナンを部分構造として含む化合
物を溶解した試験溶液を20μlを1日1回、計20日
間連続塗布した。また、エタノールのみを対照として同
様に実験を行った。実験開始21日目に処置部の色素沈
着の程度を下記の判定基準に従い、肉眼観察により判定
した。結果を平均値として表3に示す。
【0043】0 :色素沈着なし 0.5 :境界不明瞭な微弱な色素沈着あり 1 :境界明瞭な弱度の色素沈着あり 2 :境界明瞭な中等度の色素沈着あり 3 :境界明瞭な強度の色素沈着あり
【0044】
【表3】
【0045】表3に示したように、本発明に係る還元β
−ヨノン環含有ノナンを部分構造として含む化合物は、
何れも紫外線照射後に皮膚に塗布した場合、溶媒対照を
塗布した場合と比較して0.5%濃度で紫外線によるメ
ラニン色素の沈着を明らかに抑制した。
【0046】以上に示したように、本発明に係る還元β
−ヨノン環含有ノナンを部分構造として含む化合物は、
メラニン産生を抑制する作用、紫外線照射後の色素沈着
を抑制する作用を有する。その結果、これを皮膚外用剤
基剤中に一定割合以上に配合したものは、皮膚に対し優
れた美白効果をもたらし、シミ、ソバカス、日焼けによ
る色黒等の局所性色素沈着症ばかりでなく、アジソン氏
病等の全身性色素沈着症の予防、改善、治療に利用でき
る。しかも、前記化合物は安全性や安定性にも優れるた
め、長期連続使用が可能である。
【0047】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。尚、実
施例中の配合量は重量部である。
【0048】 実施例1.水中油型クリーム A POE(30)セチルエ−テル 2.0 グリセリンモノステアレ−ト 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 γ−トコフェロ−ル 0.05 BHT 0.01 ブチルパラベン 0.1 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 0.5 -1-イル-シクロヘキサン)-1-ノナノール B プロピレングリコ−ル 10.0 精製水 58.34
【0049】(製法)A,Bの各成分を、80℃でそれ
ぞれ撹拌しながら溶解する。これらを加えて撹拌乳化
し、その後冷却する。
【0050】<色素沈着改善効果の実使用テスト>上記
で得られたクリームと比較品のクリーム(実施例1のク
リームにおいて3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメ
チル-1-イル-シクロヘキサン)-1-ノナノールを水に
置き換えたもの)とを、統計的に同等な40名の色黒、
シミ、ソバカスに悩む女性集団に3ヶ月連用させ、実使
用による色素沈着改善効果を評価した。その結果を表4
に示す。
【0051】
【表4】
【0052】この結果から明らかなように、3,7-ジメ
チル-9-(2,2,6-トリメチル-1-イル-シクロヘキサ
ン)-1-ノナノールを含む本発明品は、この化合物を含
有しない比較品に対し、格段に有効な色素沈着改善効果
を有することが確認された。尚、本発明品の塗布部位に
おいて、皮膚に好ましくない反応は全く観察されなかっ
た。
【0053】 実施例2.水中油型クリーム A POE(30)セチルエ−テル 2.0 グリセリンモノステアレ−ト 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 γ−トコフェロ−ル 0.05 BHT 0.01 ブチルパラベン 0.1 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 3.0 -1-イル-6-シクロヘキセン)ノナン酸 B プロピレングリコ−ル 10.0 精製水 55.84
【0054】(製法)A,Bの各成分を、80℃でそれ
ぞれ撹拌しながら溶解する。これらを加えて撹拌乳化
し、その後冷却する。
【0055】 実施例3.乳液 A 合成ゲイロウ 2.5 セタノール 1.0 スクワラン 4.0 ステアリン酸 1.0 POE(25)モノステアリン酸エステル 2.2 モノステアリン酸グリセリン 0.5 ブチルパラベン 0.1 γ−トコフェロール 0.05 BHT 0.01 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 1.0 -1-イル-シクロヘキサン)ノナン酸 B 1、3−ブチレングリコール 3.0 プロピレングリコール 7.0 苛性カリ 0.2 精製水 77.44
【0056】(製法)A及びBの成分を70℃で各々攪
拌しながら溶解する。Bの成分にAの成分を加え予備乳
化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後かき混
ぜながら30℃まで冷却する。
【0057】 実施例4.乳液 A 合成ゲイロウ 2.5 セタノール 1.0 スクワラン 4.0 ステアリン酸 1.0 POE(25)モノステアリン酸エステル 2.2 モノステアリン酸グリセリン 0.5 ブチルパラベン 0.1 γ−トコフェロール 0.05 BHT 0.01 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 0.1 -1-イル-6-シクロヘキセン)-1-ノナノール B 1、3−ブチレングリコール 3.0 プロピレングリコール 7.0 苛性カリ 0.2 精製水 78.34
【0058】(製法)A及びBの成分を70℃で各々攪
拌しながら溶解する。Bの成分にAの成分を加え予備乳
化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後かき混
ぜながら30℃まで冷却する。
【0059】 実施例5.化粧水 A POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.5 POE(20)ラウリルエステル 0.5 エタノール 10.0 γ−トコフェロール 0.02 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 0.5 -1-イル-6-シクロヘキセン)-1-ノナノール B グリセリン 5.0 プロピレングリコール 4.0 クエン酸 0.15 クエン酸ナトリウム 0.1 精製水 78.23
【0060】(製法)Aの各成分を合わせ、室温下で溶
解する。一方、Bの各成分も室温下で溶解し、これをA
の成分に加えて可溶化する。
【0061】 実施例6.化粧水 A POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.5 POE(20)ラウリルエステル 0.5 エタノール 10.0 γ−トコフェロール 0.02 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 0.001 -1-イル-シクロヘキサン)-1-ノナノール B グリセリン 5.0 プロピレングリコール 4.0 クエン酸 0.15 クエン酸ナトリウム 0.1 精製水 78.729
【0062】(製法)Aの各成分を合わせ、室温下で溶
解する。一方、Bの各成分も室温下で溶解し、これをA
の成分に加えて可溶化する。
【0063】 実施例7.パック料 A ポリビニルアルコ−ル 15.0 精製水 40.0 B エタノ−ル 4.0 1,3−ブチレングリコ−ル 4.0 ポリオキシエチレン(8)ポリオキシ プロピレングリコ−ル(55) 3.0 ビサボロ−ル 0.5 トコフェロ−ル 0.02 3,7-ジメチル-9-(2,2,6-トリメチル 1.5 -1-イル-シクロヘキサン)ノナン酸 精製水 31.98
【0064】(製法)Aの成分を室温にて分散溶解す
る。これにBの成分を加えて均一に溶解する。
【0065】尚、実施例2〜7についても色素沈着改善
効果の実使用テストを行い、実施例1と同様な結果が得
られた。
【0066】
【発明の効果】本発明により、美白効果に優れ、且つ安
定性、安全性の高いメラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤
を提供することができる。また本発明の皮膚外用剤は、
シミ、ソバカス、日焼けによる色黒等の局所性色素沈着
症ばかりでなく、アジソン氏病等の全身性色素沈着症の
予防、改善、治療に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/107 S 9/70 386 31/20 ADA 9455−4C (72)発明者 横山 由紀子 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 野沢 進 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 片桐 崇行 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 多田 明宏 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 中野 博行 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3,7−ジメチル−9−(2,2,6−
    トリメチル−1−イル−シクロヘキサン)−1−ノナノ
    ール、3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチ
    ル−1−イル−6−シクロヘキセン)−1−ノナノー
    ル、3,7−ジメチル−9−(2,2,6−トリメチル
    −1−イル−シクロヘキサン)ノナン酸、3,7−ジメ
    チル−9−(2,2,6−トリメチル−1−イル−6−
    シクロヘキセン)ノナン酸から選択される化合物からな
    るメラニン産生抑制剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメラニン産生抑制剤の1
    種又は2種以上を、全量に対して0.001〜10重量
    %含有することを特徴とする皮膚外用剤。
JP33070894A 1994-12-07 1994-12-07 メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤 Pending JPH08157360A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193427A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nikko Chemical Co Ltd 水素添加レチノイドまたは水素添加レチノイド誘導体並びにその利用

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