JPH08159241A - バックラッシを調整可能な歯車装置および調整方法 - Google Patents
バックラッシを調整可能な歯車装置および調整方法Info
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- JPH08159241A JPH08159241A JP30496394A JP30496394A JPH08159241A JP H08159241 A JPH08159241 A JP H08159241A JP 30496394 A JP30496394 A JP 30496394A JP 30496394 A JP30496394 A JP 30496394A JP H08159241 A JPH08159241 A JP H08159241A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 title abstract 2
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 28
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- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックラッシを調整可能に構成された歯車装
置を提供すること。 【構成】 入力歯車(28)から出力歯車(20)へ、
同一の回転軸(26b)を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車(24a、24b)を介して回転駆
動力を伝達する歯車装置において、前記2つの中間歯車
(24a、24b)の回転軸(26b)が、入力歯車
(28)の回転中心と出力歯車(20)の回転中心とを
結ぶ直線に平行な方向および前記直線に対して垂直な方
向に移動可能に設けられている。
置を提供すること。 【構成】 入力歯車(28)から出力歯車(20)へ、
同一の回転軸(26b)を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車(24a、24b)を介して回転駆
動力を伝達する歯車装置において、前記2つの中間歯車
(24a、24b)の回転軸(26b)が、入力歯車
(28)の回転中心と出力歯車(20)の回転中心とを
結ぶ直線に平行な方向および前記直線に対して垂直な方
向に移動可能に設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックラッシを調整可
能に構成された歯車装置と、そのバックラッシ調整装置
および方法に関する。
能に構成された歯車装置と、そのバックラッシ調整装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から回転駆動力を伝達する装置には
種々のものがあるが、回転駆動力を確実に伝達する装置
として歯車装置が広範に利用されている。例えば、産業
用ロボットにおいて、ロボットアームの先端部に回動自
在に取り付けられた手首を回動々作させるために、種々
の駆動力伝達装置が周知となっているが、近時、電動モ
ータの小型化によりロボットの手首近傍に手首ケーシン
グ駆動用モータを配置し、該モータから複数の歯車を有
する歯車装置を介して回転駆動力を伝達する装置が採ら
れるようになっている。
種々のものがあるが、回転駆動力を確実に伝達する装置
として歯車装置が広範に利用されている。例えば、産業
用ロボットにおいて、ロボットアームの先端部に回動自
在に取り付けられた手首を回動々作させるために、種々
の駆動力伝達装置が周知となっているが、近時、電動モ
ータの小型化によりロボットの手首近傍に手首ケーシン
グ駆動用モータを配置し、該モータから複数の歯車を有
する歯車装置を介して回転駆動力を伝達する装置が採ら
れるようになっている。
【0003】然しながら、歯車装置による動力伝達装置
では、不可避的に各歯車間においてバックラッシが発生
する。バックラッシは歯車を回転させるためには必要で
あるが、歯車により駆動される被駆動体の位置決め精度
に影響を与えるので、許容限度内で可及的に小さくバッ
クラッシを調整することが必要である。例えば、上述の
ロボットの手首では、手首ケーシング駆動用モータから
手首へ回転駆動力を伝達する歯車列のバックラッシは、
ロボットの手首の動作精度に直接的に影響を与える。従
って、ロボットの手首の先端に取着されたエンドエフェ
クタの位置決め精度を改善するためには、上記バックラ
ッシを可及的に小さく調整することが必要となる。
では、不可避的に各歯車間においてバックラッシが発生
する。バックラッシは歯車を回転させるためには必要で
あるが、歯車により駆動される被駆動体の位置決め精度
に影響を与えるので、許容限度内で可及的に小さくバッ
クラッシを調整することが必要である。例えば、上述の
ロボットの手首では、手首ケーシング駆動用モータから
手首へ回転駆動力を伝達する歯車列のバックラッシは、
ロボットの手首の動作精度に直接的に影響を与える。従
って、ロボットの手首の先端に取着されたエンドエフェ
クタの位置決め精度を改善するためには、上記バックラ
ッシを可及的に小さく調整することが必要となる。
【0004】歯車自体の加工精度や、歯車を使用した製
品の製造、組み立工程において、歯車の軸間距離の精度
を厳格に管理することにより、バックラッシを低減可能
なことは言うまでもない。然しながら、歯車それ自体の
加工精度や、歯車の軸間距離の精度の厳格管理によりバ
ックラッシを低減するためには、非常に厳格な寸法公差
が要求され製品の製造、組み立てコストが増加する。ま
た、歯車は長期間の使用により磨滅し、これによってバ
ックラッシが経時的に増加する。従って、バックラッシ
の調整は、製品がユーザーに引き渡された後のメンテナ
ンスにおいても必要となり、単に歯車の製造精度を管理
するだけでは不十分である。
品の製造、組み立工程において、歯車の軸間距離の精度
を厳格に管理することにより、バックラッシを低減可能
なことは言うまでもない。然しながら、歯車それ自体の
加工精度や、歯車の軸間距離の精度の厳格管理によりバ
ックラッシを低減するためには、非常に厳格な寸法公差
が要求され製品の製造、組み立てコストが増加する。ま
た、歯車は長期間の使用により磨滅し、これによってバ
ックラッシが経時的に増加する。従って、バックラッシ
の調整は、製品がユーザーに引き渡された後のメンテナ
ンスにおいても必要となり、単に歯車の製造精度を管理
するだけでは不十分である。
【0005】バックラッシを調整可能にした歯車装置は
従来からも種々のものが提案されている。例えば、特願
平5−22788号出願および特願平5−170548
号出願には、歯車の回転軸を該回転軸から偏心した軸を
中心として回転させて、噛み合う2つの歯車の軸間距離
を調整できるようにした歯車装置を具備するロボットの
手首装置が開示されている。更に、特開昭第62−29
2389号公報には、ロボットの手首を駆動する歯車の
軸間距離を調整可能に構成して、バックラッシを可及的
に小さくする装置が開示されている。
従来からも種々のものが提案されている。例えば、特願
平5−22788号出願および特願平5−170548
号出願には、歯車の回転軸を該回転軸から偏心した軸を
中心として回転させて、噛み合う2つの歯車の軸間距離
を調整できるようにした歯車装置を具備するロボットの
手首装置が開示されている。更に、特開昭第62−29
2389号公報には、ロボットの手首を駆動する歯車の
軸間距離を調整可能に構成して、バックラッシを可及的
に小さくする装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
のバックラッシを調整可能に構成された歯車装置は、一
般的に構造が複雑であることに加えて、充分なバックラ
ッシの調整が容易に実行できる装置ではない。特願平5
−22788号出願および特願平5−170548号出
願の装置は、歯車の回転軸の中心軸線から所定の長さを
以て偏心した軸を形成することが難しく製造コストが高
くなるばかりではなく、バックラッシの微調整が困難で
ある。また、同公報に開示された装置では、出力歯車と
該歯車と係合する中間歯車との間のバックラッシを調整
することしかできず、入力歯車と中間歯車とのバックラ
ッシが充分に調整することができない問題がある。
のバックラッシを調整可能に構成された歯車装置は、一
般的に構造が複雑であることに加えて、充分なバックラ
ッシの調整が容易に実行できる装置ではない。特願平5
−22788号出願および特願平5−170548号出
願の装置は、歯車の回転軸の中心軸線から所定の長さを
以て偏心した軸を形成することが難しく製造コストが高
くなるばかりではなく、バックラッシの微調整が困難で
ある。また、同公報に開示された装置では、出力歯車と
該歯車と係合する中間歯車との間のバックラッシを調整
することしかできず、入力歯車と中間歯車とのバックラ
ッシが充分に調整することができない問題がある。
【0007】更に、構造が複雑であることによって、新
たに他の問題が生じることがある。例えば、特開昭第6
2−292389号公報に開示された装置は複雑な構造
のために、ロボットアーム先端部が重量増加して結果的
にロボットアームを駆動するモータの負荷が増大すると
共に、ロボットアームの位置決め精度が低下する。更
に、製造コストが増加するという問題もある。
たに他の問題が生じることがある。例えば、特開昭第6
2−292389号公報に開示された装置は複雑な構造
のために、ロボットアーム先端部が重量増加して結果的
にロボットアームを駆動するモータの負荷が増大すると
共に、ロボットアームの位置決め精度が低下する。更
に、製造コストが増加するという問題もある。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、単
純な構成により歯車の軸間距離を変位させてバックラッ
シを調整可能に構成した歯車装置を提供することにあ
る。
純な構成により歯車の軸間距離を変位させてバックラッ
シを調整可能に構成した歯車装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入力歯車から出力歯車へ、同一の回転軸を中心とし
て回転可能に設けられた2つの中間歯車を介して回転駆
動力を伝達する歯車装置において、前記2つの中間歯車
の回転軸が、入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心
とを結ぶ直線に平行な方向および前記直線に対して垂直
な方向に移動可能に設けられていることを特徴とする歯
車装置を要旨とする。
は、入力歯車から出力歯車へ、同一の回転軸を中心とし
て回転可能に設けられた2つの中間歯車を介して回転駆
動力を伝達する歯車装置において、前記2つの中間歯車
の回転軸が、入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心
とを結ぶ直線に平行な方向および前記直線に対して垂直
な方向に移動可能に設けられていることを特徴とする歯
車装置を要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、入力歯車から出
力歯車へ、同一の回転軸を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車を介して回転駆動力を伝達する歯車
装置のバックラッシを調整する装置において、前記回転
軸に対して概ね垂直な平面に配置された支持板と、支持
板に設けられ2つの中間歯車の一方と係合して中間歯車
と支持板とを連結する連結手段と、入力歯車の回転中心
と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向に前記
支持板を移動させる移動手段とを具備する装置を要旨と
する。
力歯車へ、同一の回転軸を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車を介して回転駆動力を伝達する歯車
装置のバックラッシを調整する装置において、前記回転
軸に対して概ね垂直な平面に配置された支持板と、支持
板に設けられ2つの中間歯車の一方と係合して中間歯車
と支持板とを連結する連結手段と、入力歯車の回転中心
と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向に前記
支持板を移動させる移動手段とを具備する装置を要旨と
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、入力歯車から出
力歯車へ、同一の回転軸を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車を介して回転駆動力を伝達する歯車
装置のバックラッシを調整する方法において、2つの中
間歯車の各々が入力歯車および出力歯車に完全に係合し
て、各々の歯車間のバックラッシが零となる基準点に中
間歯車の回転軸を移動させるステップと、基準点から所
望のバックラッシを得る目標点へ向け、入力歯車の回転
中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に対して垂直な
方向に、中間歯車の回転軸を移動させるステップと、所
望のバックラッシを得る目標点へ向け、入力歯車の回転
中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向
に、中間歯車の回転軸を移動させるステップとを含んで
なる方法を要旨とする。
力歯車へ、同一の回転軸を中心として回転可能に設けら
れた2つの中間歯車を介して回転駆動力を伝達する歯車
装置のバックラッシを調整する方法において、2つの中
間歯車の各々が入力歯車および出力歯車に完全に係合し
て、各々の歯車間のバックラッシが零となる基準点に中
間歯車の回転軸を移動させるステップと、基準点から所
望のバックラッシを得る目標点へ向け、入力歯車の回転
中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に対して垂直な
方向に、中間歯車の回転軸を移動させるステップと、所
望のバックラッシを得る目標点へ向け、入力歯車の回転
中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向
に、中間歯車の回転軸を移動させるステップとを含んで
なる方法を要旨とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明では、中間歯車の回転軸
が、入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ
直線に平行な方向および前記直線に対して垂直な方向に
移動することが可能であるので、入力歯車と中間歯車と
の間のバックラッシと、出力歯車と中間歯車との間のバ
ックラッシが最適なバックラッシとなるように、2つの
バックラッシを同時に調整することができる。
が、入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ
直線に平行な方向および前記直線に対して垂直な方向に
移動することが可能であるので、入力歯車と中間歯車と
の間のバックラッシと、出力歯車と中間歯車との間のバ
ックラッシが最適なバックラッシとなるように、2つの
バックラッシを同時に調整することができる。
【0013】請求項2に記載の発明では、連結手段が中
間歯車と係合して中間歯車を固定し、移動手段が支持板
と、連結手段と、中間歯車と、その回転軸とを一体とし
て所望のバックラッシが得られる位置に移動させる。
間歯車と係合して中間歯車を固定し、移動手段が支持板
と、連結手段と、中間歯車と、その回転軸とを一体とし
て所望のバックラッシが得られる位置に移動させる。
【0014】請求項3に記載の発明では、中間歯車の回
転軸を入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結
ぶ直線に垂直な方向に移動させるステップと、前記直線
に対して平行な方向に移動するステップとを分けること
により、バックラッシの調整が明確、簡単になる。
転軸を入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結
ぶ直線に垂直な方向に移動させるステップと、前記直線
に対して平行な方向に移動するステップとを分けること
により、バックラッシの調整が明確、簡単になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用すべき精密なバックラッ
シ調整を必要とする歯車装置として図6に示すような産
業ロボットにおいて、ロボットアーム先端の手首を回転
駆動するモータから手首ケーシングへ回転駆動力を伝達
する歯車装置に本発明を適用する場合を一例として、本
発明の好ましい実施例を説明する。
シ調整を必要とする歯車装置として図6に示すような産
業ロボットにおいて、ロボットアーム先端の手首を回転
駆動するモータから手首ケーシングへ回転駆動力を伝達
する歯車装置に本発明を適用する場合を一例として、本
発明の好ましい実施例を説明する。
【0016】図6を参照すると、一例として示す産業用
ロボットは、固定ベース10と、該固定ベース10に鉛
直な旋回軸を中心として旋回自在に取り付けられた旋回
ベース12とを具備している。旋回ベース12には、関
節部14を介してロボットアーム16が、水平な旋回軸
を中心として旋回自在に取り付けられている。ロボット
アーム16は第1のロボットアーム16aと第2のロボ
ットアーム16bから成り、第2のロボットアーム16
bは、第1のロボットアーム16aの先端の関節部15
を介して、概ね水平な旋回軸を中心として旋回自在で、
かつ、その長手方向の中心軸線を中心として回転自在に
取り付けられている。
ロボットは、固定ベース10と、該固定ベース10に鉛
直な旋回軸を中心として旋回自在に取り付けられた旋回
ベース12とを具備している。旋回ベース12には、関
節部14を介してロボットアーム16が、水平な旋回軸
を中心として旋回自在に取り付けられている。ロボット
アーム16は第1のロボットアーム16aと第2のロボ
ットアーム16bから成り、第2のロボットアーム16
bは、第1のロボットアーム16aの先端の関節部15
を介して、概ね水平な旋回軸を中心として旋回自在で、
かつ、その長手方向の中心軸線を中心として回転自在に
取り付けられている。
【0017】第2のロボットアーム16bの先端には、
関節部18aを介してロボット手首18が、第2のロボ
ットアームの中心軸線に対して垂直な旋回軸を中心とし
て旋回自在に取り付けられている。手首18は、その先
端に前記手首の旋回軸に対して垂直な回転軸を中心とし
て回転自在に設けられた手首フランジ18bを具備して
いる。つまり、図5に示す産業用ロボットは6軸の産業
用ロボットを構成している。そして、ロボットハンド等
のエンドエフェクタ(図示せず)は、手首フランジ18
bに取り付けられる。
関節部18aを介してロボット手首18が、第2のロボ
ットアームの中心軸線に対して垂直な旋回軸を中心とし
て旋回自在に取り付けられている。手首18は、その先
端に前記手首の旋回軸に対して垂直な回転軸を中心とし
て回転自在に設けられた手首フランジ18bを具備して
いる。つまり、図5に示す産業用ロボットは6軸の産業
用ロボットを構成している。そして、ロボットハンド等
のエンドエフェクタ(図示せず)は、手首フランジ18
bに取り付けられる。
【0018】次に、図1を参照して第2のロボットアー
ム16bの先端部に設けられた手首18のための関節部
18aの構成を説明する。図1は、関節部18aの一部
を破断して示す部分断面図である。なお、以下の記載で
は説明の便宜上から、図1に示すように、第2のロボッ
トアーム16bの長手方向にX軸をとり、該X軸と手首
18の回転軸線の両軸線に対して垂直な方向にY軸を定
義する。
ム16bの先端部に設けられた手首18のための関節部
18aの構成を説明する。図1は、関節部18aの一部
を破断して示す部分断面図である。なお、以下の記載で
は説明の便宜上から、図1に示すように、第2のロボッ
トアーム16bの長手方向にX軸をとり、該X軸と手首
18の回転軸線の両軸線に対して垂直な方向にY軸を定
義する。
【0019】図1において、手首18は、旋回軸として
出力歯車20の回転軸20bにより所定の角度範囲で回
転自在に第2のロボットアーム16bの先端に取り付け
られている。更に詳細には、手首18のケーシングが出
力歯車20の回転軸20bに固着されており、回転軸2
0bが軸受22を介して第2のロボットアーム16bの
ケーシング16cに回転自在に支持されている。出力軸
20は、中間歯車24を介して入力歯車28に連結され
ている。入力歯車28の回転軸28bは軸受32を介し
て第2のロボットアーム16bのケーシング16cに回
転自在に支持されると共に、手首18のための回転駆動
源としてのサーボモータ(図示せず)の回転軸と連結さ
れている。なお、ケーシング16bはカバー16cによ
り閉鎖されている。
出力歯車20の回転軸20bにより所定の角度範囲で回
転自在に第2のロボットアーム16bの先端に取り付け
られている。更に詳細には、手首18のケーシングが出
力歯車20の回転軸20bに固着されており、回転軸2
0bが軸受22を介して第2のロボットアーム16bの
ケーシング16cに回転自在に支持されている。出力軸
20は、中間歯車24を介して入力歯車28に連結され
ている。入力歯車28の回転軸28bは軸受32を介し
て第2のロボットアーム16bのケーシング16cに回
転自在に支持されると共に、手首18のための回転駆動
源としてのサーボモータ(図示せず)の回転軸と連結さ
れている。なお、ケーシング16bはカバー16cによ
り閉鎖されている。
【0020】中間歯車24は、一体的に形成された第1
の中間歯車24aと第2の中間歯車とを具備している。
第1の中間歯車24aは入力歯車28と係合し、第2の
中間歯車24bは出力歯車20と係合している。また、
中間歯車24は軸受27を介して取付部材26によりケ
ーシング16cの内側面において回転自在に支持されて
いる。こうした構成により、サーボモータの回転駆動力
は、入力歯車28から第1の中間歯車24aに伝達さ
れ、次いで、第1の中間歯車24aと一体的に形成され
た第2の中間歯車24bから出力歯車20に伝達され、
出力歯車20の回転軸20aに取着された手首18のケ
ーシングに伝達される。
の中間歯車24aと第2の中間歯車とを具備している。
第1の中間歯車24aは入力歯車28と係合し、第2の
中間歯車24bは出力歯車20と係合している。また、
中間歯車24は軸受27を介して取付部材26によりケ
ーシング16cの内側面において回転自在に支持されて
いる。こうした構成により、サーボモータの回転駆動力
は、入力歯車28から第1の中間歯車24aに伝達さ
れ、次いで、第1の中間歯車24aと一体的に形成され
た第2の中間歯車24bから出力歯車20に伝達され、
出力歯車20の回転軸20aに取着された手首18のケ
ーシングに伝達される。
【0021】図2を参照すると取付部材26は、平板状
のフランジ部26aと、中間歯車24の回転軸としての
軸部24bとを具備している。取付部材26を第2のロ
ボットアーム16bのケーシング16cの内側面に取り
付けるために、フランジ部26aに複数の取付孔26c
が形成されている。本発明の好ましい実施例として取付
穴26cは、Y軸方向に延びる長孔にてフランジ部26
aの四隅に形成されている。そして、取付部材26は、
取付孔26cにボルト30を通して、ボルト30をケー
シング16cに形成されたボルト孔(図示せず)に締結
することによりケーシング16cの内側面に取着され
る。更に詳細には、取付孔26cは、Y軸方向にボルト
30の直径よりも僅かに長い幅にて形成される。
のフランジ部26aと、中間歯車24の回転軸としての
軸部24bとを具備している。取付部材26を第2のロ
ボットアーム16bのケーシング16cの内側面に取り
付けるために、フランジ部26aに複数の取付孔26c
が形成されている。本発明の好ましい実施例として取付
穴26cは、Y軸方向に延びる長孔にてフランジ部26
aの四隅に形成されている。そして、取付部材26は、
取付孔26cにボルト30を通して、ボルト30をケー
シング16cに形成されたボルト孔(図示せず)に締結
することによりケーシング16cの内側面に取着され
る。更に詳細には、取付孔26cは、Y軸方向にボルト
30の直径よりも僅かに長い幅にて形成される。
【0022】次に、図3から図5を参照して、この実施
例の作用を説明する。なお、図は、図1に示した関節部
18aの歯車列の略示図である。入力歯車28と、中間
歯車24a、24bと、出力歯車20の間のバックラッ
シを調整するために、先ず、ボルト30を緩嵌して取付
部材26がX軸およびY軸方向に自由に移動できるよう
にする。次いで、第1の中間歯車24aが入力歯車28
に完全に噛み合い、かつ、第2の中間歯車24bが出力
歯車20と完全に噛み合うように、取付部材をX軸およ
びY軸方向に適宜に移動させる。このとき、全ての歯車
の間のバックラッシは零となり、全ての歯車が動作でき
なくなる。取付部材26のこの位置を基準点と定義す
る。
例の作用を説明する。なお、図は、図1に示した関節部
18aの歯車列の略示図である。入力歯車28と、中間
歯車24a、24bと、出力歯車20の間のバックラッ
シを調整するために、先ず、ボルト30を緩嵌して取付
部材26がX軸およびY軸方向に自由に移動できるよう
にする。次いで、第1の中間歯車24aが入力歯車28
に完全に噛み合い、かつ、第2の中間歯車24bが出力
歯車20と完全に噛み合うように、取付部材をX軸およ
びY軸方向に適宜に移動させる。このとき、全ての歯車
の間のバックラッシは零となり、全ての歯車が動作でき
なくなる。取付部材26のこの位置を基準点と定義す
る。
【0023】上記の基準点を得るために、好ましくは、
入力歯車28の回転中心と出力歯車20の回転中心との
間の距離Lを以下の式を満たすように決定する。 L<(di +d1 +d2 +do )/2 ここで、 di :入力歯車のピッチ円直径 d1 :第1の中間歯車のピッチ円直径 d2 :第1の中間歯車のピッチ円直径 do :出力歯車のピッチ円直径 である。
入力歯車28の回転中心と出力歯車20の回転中心との
間の距離Lを以下の式を満たすように決定する。 L<(di +d1 +d2 +do )/2 ここで、 di :入力歯車のピッチ円直径 d1 :第1の中間歯車のピッチ円直径 d2 :第1の中間歯車のピッチ円直径 do :出力歯車のピッチ円直径 である。
【0024】次に、所望のバックラッシを得るように基
準点から取付部材26を移動させるべき目標点を求め
る。今、図3において、出力歯車20の回転中心を原点
a1 (0,0)、入力歯車28の回転中心をa3 (L,
0)とし、上記基準点にある中間歯車24の回転中心を
a2 (x,y)とする。このように定義された座標系に
おいて、取付部材26を移動させるべき目標点、すなわ
ち中間歯車24の回転中心を移動させるべき目標点をa
2 ′(x′,y′)とする。
準点から取付部材26を移動させるべき目標点を求め
る。今、図3において、出力歯車20の回転中心を原点
a1 (0,0)、入力歯車28の回転中心をa3 (L,
0)とし、上記基準点にある中間歯車24の回転中心を
a2 (x,y)とする。このように定義された座標系に
おいて、取付部材26を移動させるべき目標点、すなわ
ち中間歯車24の回転中心を移動させるべき目標点をa
2 ′(x′,y′)とする。
【0025】基準点における出力歯車20と中間歯車2
4の各々の回転中心間距離をL1 とすると、 L12=x2 +y2 …(1) である。同様に、基準点における入力歯車28と中間歯
車24の各々の回転中心間距離をL2 とすると、 L22=(x−L)2 +y2 …(2) である。式(1)、(2)をx、yについて解くと、 x=(L2 +L12−L22)/2L …(3) y=(L12−x2 )1/2 …(4)
4の各々の回転中心間距離をL1 とすると、 L12=x2 +y2 …(1) である。同様に、基準点における入力歯車28と中間歯
車24の各々の回転中心間距離をL2 とすると、 L22=(x−L)2 +y2 …(2) である。式(1)、(2)をx、yについて解くと、 x=(L2 +L12−L22)/2L …(3) y=(L12−x2 )1/2 …(4)
【0026】一般的に無バックラッシの中心距離からの
中心距離増分をδ、カミアイ圧力角をα、δに相当する
ピッチ円周上のバックラッシをCとすると、 C=2・δ・tanα …(5) で表される。式(5)より所望のバックラッシを得るよ
うに中心間距離の増分を決定する。
中心距離増分をδ、カミアイ圧力角をα、δに相当する
ピッチ円周上のバックラッシをCとすると、 C=2・δ・tanα …(5) で表される。式(5)より所望のバックラッシを得るよ
うに中心間距離の増分を決定する。
【0027】今、中間歯車24の回転中心を目標点に移
動させたときの、出力歯車20と中間歯車24の中心間
距離の増分をδ1 、入力歯車28と中間歯車24との中
心間距離の増分をδ2 とすると、 (L1 +δ1 )2 =x′2 +y′2 …(6) (L2 +δ2 )2 =(x′−L)2 +y′2 …(7) である。式(6)、(7)をx′、y′について解く
と、移動させるべき目標点の座標は、 x′=((L2 +(L1 +δ1 )2 −(L2 +δ2 )
2 )/2L y′=((L1 +δ1 ) 2−x′2 )1/2 となる。
動させたときの、出力歯車20と中間歯車24の中心間
距離の増分をδ1 、入力歯車28と中間歯車24との中
心間距離の増分をδ2 とすると、 (L1 +δ1 )2 =x′2 +y′2 …(6) (L2 +δ2 )2 =(x′−L)2 +y′2 …(7) である。式(6)、(7)をx′、y′について解く
と、移動させるべき目標点の座標は、 x′=((L2 +(L1 +δ1 )2 −(L2 +δ2 )
2 )/2L y′=((L1 +δ1 ) 2−x′2 )1/2 となる。
【0028】上記のようにして得られた目標点へ取付部
材を移動させるために、先ず、取付部材26をY軸方向
に移動させ、次いでX軸方向に後述するようにピックア
ップ計を使用して精密に移動させる。と言うのは、図3
から理解されるように、直線a1 a3 と直線a1 a2 と
のなす角度および直線a1 a3 と直線a3 a2 とのなす
角度が小さいので、中心距離a1 a2 および中心距離a
3 a2 の増分は、Y軸方向の変位量よりもX軸方向の変
位量に大きく影響されるからである。
材を移動させるために、先ず、取付部材26をY軸方向
に移動させ、次いでX軸方向に後述するようにピックア
ップ計を使用して精密に移動させる。と言うのは、図3
から理解されるように、直線a1 a3 と直線a1 a2 と
のなす角度および直線a1 a3 と直線a3 a2 とのなす
角度が小さいので、中心距離a1 a2 および中心距離a
3 a2 の増分は、Y軸方向の変位量よりもX軸方向の変
位量に大きく影響されるからである。
【0029】取付部材26をY軸方向に移動させるため
に、出力歯車20をピン(図示せず)等により回転でき
ないように固定する。第2の中間歯車24bは、固定さ
れた出力歯車20と噛み合うので回転することができな
い。従って、第2の中間歯車24bと一体的に形成され
た第1の中間歯車24aもまた回転することができな
い。この状態で入力歯車28を回転させると、取付部材
26が出力歯車20と第2の中間歯車24bとの噛合点
を中心とし、第2の中間歯車24bのピッチ円半径を半
径とする円周上を移動する。この取付部材26の移動
は、Y軸方向に大きくX軸方向に小さい。そこで、X軸
方向の変位は後に調整することとして、Y軸方向に所望
の変位が得られるように、入力歯車28を適宜の角度を
以て回転させる。
に、出力歯車20をピン(図示せず)等により回転でき
ないように固定する。第2の中間歯車24bは、固定さ
れた出力歯車20と噛み合うので回転することができな
い。従って、第2の中間歯車24bと一体的に形成され
た第1の中間歯車24aもまた回転することができな
い。この状態で入力歯車28を回転させると、取付部材
26が出力歯車20と第2の中間歯車24bとの噛合点
を中心とし、第2の中間歯車24bのピッチ円半径を半
径とする円周上を移動する。この取付部材26の移動
は、Y軸方向に大きくX軸方向に小さい。そこで、X軸
方向の変位は後に調整することとして、Y軸方向に所望
の変位が得られるように、入力歯車28を適宜の角度を
以て回転させる。
【0030】次いで、取付部材26をX軸方向に精密に
調整するために、図4、5に示すバックラッシ調整装置
としての治具をケーシング16cの端面に取り付ける。
この治具は、支持板36と、固定ブロック38と、調整
手段として支持板36と固定ブロック38との間を連結
するように設けられた調整ネジ38aと、第1の中間歯
車24aを支持板36に連結するための連結手段として
の一対の連結歯車40とを具備している。
調整するために、図4、5に示すバックラッシ調整装置
としての治具をケーシング16cの端面に取り付ける。
この治具は、支持板36と、固定ブロック38と、調整
手段として支持板36と固定ブロック38との間を連結
するように設けられた調整ネジ38aと、第1の中間歯
車24aを支持板36に連結するための連結手段として
の一対の連結歯車40とを具備している。
【0031】支持板36には、取付孔として複数の長孔
36cが形成されている。長孔36cはX軸方向に延び
るように形成されている。支持板36は、長孔36cに
ボルト36b(図5参照)を挿通して、カバー16dを
ケーシング16cに取り付けるためのボルト孔に締結す
ることにより、ケーシング16cに取り付けられる。更
に詳細には、長孔36cは入力歯車28の回転中心と、
出力歯車20の回転中心とを結ぶ直線方向に延びるよう
に形成されており、支持板36は、長孔36cとボルト
36bとの係合により案内されて前記直線の方向に移動
可能にケーシング16cに取り付けられる。
36cが形成されている。長孔36cはX軸方向に延び
るように形成されている。支持板36は、長孔36cに
ボルト36b(図5参照)を挿通して、カバー16dを
ケーシング16cに取り付けるためのボルト孔に締結す
ることにより、ケーシング16cに取り付けられる。更
に詳細には、長孔36cは入力歯車28の回転中心と、
出力歯車20の回転中心とを結ぶ直線方向に延びるよう
に形成されており、支持板36は、長孔36cとボルト
36bとの係合により案内されて前記直線の方向に移動
可能にケーシング16cに取り付けられる。
【0032】支持板36において第2のロボットアーム
16bの関節部15側の端部には、鋼板から第1の中間
歯車24aを逃げるように設けられた円弧状の凹部36
dが形成されており、凹部36dにより支持板36の両
側部に一対の支持枝部36eが形成される。一対の支持
枝部36eの各々には、連結手段としての一対の連結歯
車40が、第1の中間歯車24aと係合できるように、
第2の中間歯車24aの中心を通過するY軸方向の直線
上に並ぶように配設されている。支持板36において、
連結歯車36の反対側の端部に概ねL字形状の連結部3
6aが設けられており、該連結部36aの鉛直部に調整
ネジ38aの先端が取着される。
16bの関節部15側の端部には、鋼板から第1の中間
歯車24aを逃げるように設けられた円弧状の凹部36
dが形成されており、凹部36dにより支持板36の両
側部に一対の支持枝部36eが形成される。一対の支持
枝部36eの各々には、連結手段としての一対の連結歯
車40が、第1の中間歯車24aと係合できるように、
第2の中間歯車24aの中心を通過するY軸方向の直線
上に並ぶように配設されている。支持板36において、
連結歯車36の反対側の端部に概ねL字形状の連結部3
6aが設けられており、該連結部36aの鉛直部に調整
ネジ38aの先端が取着される。
【0033】調整ネジ38aは、第2のロボットアーム
のケーシング16cにボルト38b(図5参照)により
固定された固定ブロック38と連結部36aとの間に掛
け渡すように設けられており、該調整ネジ38aを回転
させることにより支持板36が連結歯車40により支持
板36に連結された第1の中間歯車24aと共にX軸方
向に移動する。このとき、ピックアップ計34の検出針
を出力歯車20のピッチ円周上に接触させた状態で、出
力歯車20の回転軸20aに取着された手首ケーシング
に周方向の力を加えて、ピックアップ計の変動を読み取
り、所望のバックラッシが得られるように、第1の中間
歯車24aをX軸方向に移動させる。これにより、出力
歯車20と、第2の中間歯車24bとの間のバックラッ
シが調整できる。このときの、出力歯車20と、第2の
中間歯車24bとの間のバックラッシをCo1で示す。
のケーシング16cにボルト38b(図5参照)により
固定された固定ブロック38と連結部36aとの間に掛
け渡すように設けられており、該調整ネジ38aを回転
させることにより支持板36が連結歯車40により支持
板36に連結された第1の中間歯車24aと共にX軸方
向に移動する。このとき、ピックアップ計34の検出針
を出力歯車20のピッチ円周上に接触させた状態で、出
力歯車20の回転軸20aに取着された手首ケーシング
に周方向の力を加えて、ピックアップ計の変動を読み取
り、所望のバックラッシが得られるように、第1の中間
歯車24aをX軸方向に移動させる。これにより、出力
歯車20と、第2の中間歯車24bとの間のバックラッ
シが調整できる。このときの、出力歯車20と、第2の
中間歯車24bとの間のバックラッシをCo1で示す。
【0034】次いで、連結歯車40を第1の中間歯車2
4aから解除して、第1と第2のの中間歯車24a、2
4bが自由に回転できる状態とする。この状態で、上記
のように、ピックアップ計34の検出針を出力歯車20
のピッチ円周上に接触させて、手首ケーシングに周方向
の力を加えてピックアップ計の変動を読み取り、歯車列
全体のバックラッシを測定する。こうして、出力歯車2
0と、第2の中間歯車24bとの間のバックラッシCo1
と、入力歯車28と第1の中間歯車24aとの間のバッ
クラッシCi との配分を調整する。
4aから解除して、第1と第2のの中間歯車24a、2
4bが自由に回転できる状態とする。この状態で、上記
のように、ピックアップ計34の検出針を出力歯車20
のピッチ円周上に接触させて、手首ケーシングに周方向
の力を加えてピックアップ計の変動を読み取り、歯車列
全体のバックラッシを測定する。こうして、出力歯車2
0と、第2の中間歯車24bとの間のバックラッシCo1
と、入力歯車28と第1の中間歯車24aとの間のバッ
クラッシCi との配分を調整する。
【0035】入力歯車28と第1の中間歯車24aとの
間のバックラッシをCi の影響を考慮した出力歯車20
と第2の中間歯車24bとの間のバックラッシCotは、
以下の式にて表される。 Cot=Co1+Ci ×(do /d2 ) 但し、 do :出力歯車20のピッチ円直径 d2 :第2の中間歯車24bのピッチ円直径 である。
間のバックラッシをCi の影響を考慮した出力歯車20
と第2の中間歯車24bとの間のバックラッシCotは、
以下の式にて表される。 Cot=Co1+Ci ×(do /d2 ) 但し、 do :出力歯車20のピッチ円直径 d2 :第2の中間歯車24bのピッチ円直径 である。
【0036】上式を考慮すると、入力歯車28と第1の
中間歯車24aとの間のバックラッシの手首18の位置
決め精度への影響は、出力歯車20と第2の中間歯車2
4bとの間のバックラッシよりも小さいことがわかる。
この点を考慮して、2つのバックラッシの配分を決定す
ることが重要である。また、既述の実施例の記載では、
産業用ロボットの手首を回転駆動させる関節部に、本願
発明を適用した場合を例として説明したが、本願発明は
ロボット以外のあらゆる歯車装置に適用することができ
る。
中間歯車24aとの間のバックラッシの手首18の位置
決め精度への影響は、出力歯車20と第2の中間歯車2
4bとの間のバックラッシよりも小さいことがわかる。
この点を考慮して、2つのバックラッシの配分を決定す
ることが重要である。また、既述の実施例の記載では、
産業用ロボットの手首を回転駆動させる関節部に、本願
発明を適用した場合を例として説明したが、本願発明は
ロボット以外のあらゆる歯車装置に適用することができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明による歯車装置は、入力歯車から
回転駆動力を出力歯車へ伝達する中間歯車の回転軸が、
簡単な構造の取付部材により入力歯車の回転中心と出力
歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向および前記直
線に対して垂直な方向に移動可能に設けられており、歯
車装置の重量を増加させることなくバックラッシの調整
が可能となる。また、本発明のバックラッシ調整手段と
しての取付部材は、歯車の回転軸を偏心した軸を中心と
して回転させる従来の構成よりも簡単に製造することが
可能である。
回転駆動力を出力歯車へ伝達する中間歯車の回転軸が、
簡単な構造の取付部材により入力歯車の回転中心と出力
歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向および前記直
線に対して垂直な方向に移動可能に設けられており、歯
車装置の重量を増加させることなくバックラッシの調整
が可能となる。また、本発明のバックラッシ調整手段と
しての取付部材は、歯車の回転軸を偏心した軸を中心と
して回転させる従来の構成よりも簡単に製造することが
可能である。
【0038】本発明の歯車装置では、入力歯車と第1の
中間歯車との間のバックラッシと、出力歯車と第2の中
間歯車との間のバックラッシが零となる基準点を決定
し、次いで、中間歯車の回転軸を先にY軸方向に移動さ
せた後にX軸方向により精密に移動させることにより、
バックラッシの調整手順が明確、簡略化される。
中間歯車との間のバックラッシと、出力歯車と第2の中
間歯車との間のバックラッシが零となる基準点を決定
し、次いで、中間歯車の回転軸を先にY軸方向に移動さ
せた後にX軸方向により精密に移動させることにより、
バックラッシの調整手順が明確、簡略化される。
【0039】更に、本発明の歯車装置では、入力歯車と
係合する第1の中間歯車と、出力歯車と係合する第2の
中間歯車とを同一の回転軸を中心として回転するように
構成すると共とに、上記回転軸を上述のようにX軸およ
びY軸方向に移動できるように構成することにより、所
定の回転軸を中心とする円周方向へのみバックラッシの
調整可能な従来技術とは異なり、入力歯車と第1の中間
歯車との間のバックラッシと、出力歯車と第2の中間歯
車との間のバックラッシとを同時に最適となるように調
整することが可能となる。
係合する第1の中間歯車と、出力歯車と係合する第2の
中間歯車とを同一の回転軸を中心として回転するように
構成すると共とに、上記回転軸を上述のようにX軸およ
びY軸方向に移動できるように構成することにより、所
定の回転軸を中心とする円周方向へのみバックラッシの
調整可能な従来技術とは異なり、入力歯車と第1の中間
歯車との間のバックラッシと、出力歯車と第2の中間歯
車との間のバックラッシとを同時に最適となるように調
整することが可能となる。
【図1】本発明による歯車装置を備えた産業用ロボット
の手首の関節部の部分断面図でる。
の手首の関節部の部分断面図でる。
【図2】取付部材の正面図である。
【図3】歯車の噛み合いを示す略示図である。
【図4】バックラッシ調整治具をロボットケーシングに
取り付けた状態の略示平面図である。
取り付けた状態の略示平面図である。
【図5】図4において入力歯車と出力歯車の回転中心を
結ぶ直線に沿う断面図である。
結ぶ直線に沿う断面図である。
【図6】産業ロボットの一例を示す立面図である。
20…出力歯車 24…中間歯車 26…中間歯車の回転軸のための取付部材 26a…中間歯車の回転軸 36…バックラッシ調整治具
Claims (3)
- 【請求項1】 入力歯車から出力歯車へ、同一の回転軸
を中心として回転可能に設けられた2つの中間歯車を介
して回転駆動力を伝達する歯車装置において、前記2つ
の中間歯車の回転軸が、入力歯車の回転中心と出力歯車
の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向および前記直線に
対して垂直な方向に移動可能に設けられていることを特
徴とする歯車装置。 - 【請求項2】 入力歯車から出力歯車へ、同一の回転軸
を中心として回転可能に設けられた2つの中間歯車を介
して回転駆動力を伝達する歯車装置のバックラッシを調
整する装置において、 前記回転軸に対して概ね垂直な平面に配置された支持板
と、 支持板に設けられ2つの中間歯車の一方と係合して中間
歯車と支持板とを連結する連結手段と、 入力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線
に平行な方向に前記支持板を移動させる移動手段とを具
備する装置。 - 【請求項3】 入力歯車から出力歯車へ、同一の回転軸
を中心として回転可能に設けられた2つの中間歯車を介
して回転駆動力を伝達する歯車装置のバックラッシを調
整する方法において、 2つの中間歯車の各々が入力歯車および出力歯車に完全
に係合して、各々の歯車間のバックラッシが零となる基
準点に中間歯車の回転軸を移動させるステップと、 基準点から所望のバックラッシを得る目標点へ向け、入
力歯車の回転中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に
対して垂直な方向に、中間歯車の回転軸を移動させるス
テップと、 所望のバックラッシを得る目標点へ向け、入力歯車の回
転中心と出力歯車の回転中心とを結ぶ直線に平行な方向
に、中間歯車の回転軸を移動させるステップとを含んで
なる方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30496394A JPH08159241A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | バックラッシを調整可能な歯車装置および調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30496394A JPH08159241A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | バックラッシを調整可能な歯車装置および調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08159241A true JPH08159241A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17939428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30496394A Pending JPH08159241A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | バックラッシを調整可能な歯車装置および調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08159241A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10138062A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-26 | Staubli Faverges | 遊星歯車減速装置の組立方法及び遊星歯車減速装置 |
| JP2004148455A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | M & C:Kk | 産業用ロボット |
| EP1944136A1 (en) * | 2007-01-15 | 2008-07-16 | ABB Technology AB | Method of adjusting backlash between a pinion and a gear during assembly of a wrist of an industrial robot and corrsponding wrist unit |
| JP2014000612A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Fanuc Ltd | 産業用ロボットの手首構造部 |
| JP2020009930A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品供給装置 |
| JP2020116677A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | ファナック株式会社 | バックラッシ削減機構を備えたロボット関節構造及びロボット |
| JP2020133822A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 株式会社ジェイテクト | 動力伝達装置、動力伝達装置を備える工作機械の旋回装置及び動力伝達装置の調整方法 |
| JPWO2021235347A1 (ja) * | 2020-05-21 | 2021-11-25 | ||
| CN115247689A (zh) * | 2021-04-28 | 2022-10-28 | 纳博特斯克有限公司 | 动力传递装置和齿轮机构的啮合调整装置 |
| CN119238602A (zh) * | 2023-07-03 | 2025-01-03 | 库卡机器人(广东)有限公司 | 机器人关节及机器人 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30496394A patent/JPH08159241A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH10138062A (ja) * | 1996-09-10 | 1998-05-26 | Staubli Faverges | 遊星歯車減速装置の組立方法及び遊星歯車減速装置 |
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| WO2008087137A1 (en) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Abb Technology Ab | Method of adjusting backlash between a pinion and a gear during assembly of a wrist of an industrial robot and corresponding wrist unit |
| JP2014000612A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Fanuc Ltd | 産業用ロボットの手首構造部 |
| JP2020009930A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品供給装置 |
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