JPH08159372A - 断熱材の製造方法 - Google Patents

断熱材の製造方法

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JPH08159372A
JPH08159372A JP6296753A JP29675394A JPH08159372A JP H08159372 A JPH08159372 A JP H08159372A JP 6296753 A JP6296753 A JP 6296753A JP 29675394 A JP29675394 A JP 29675394A JP H08159372 A JPH08159372 A JP H08159372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
heat insulating
oxygen
insulating material
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP6296753A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hoshino
仁 星野
Yoshio Azegami
義男 畔上
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Hitoshi Tsukahara
仁 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空炉を使用することなく、内部が真空とな
された断熱材を製造することができる断熱材の製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 ガス不透過性ならびに水分不透過性に優れた
容器4内にコアー材2を挿入した後に、この容器4内を
真空引きすることにより形成される断熱材1の製造方法
において、前記コアー材2が挿入された容器4内に酸素
吸着材を充填するとともに、前記容器4内の気体を酸素
に置換した後にこの容器4を封止することにより、この
容器4内の酸素を酸素吸着材に吸着させて、この容器4
内を真空状態とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コアー材が挿入された
容器内を真空状態とすることによって形成される断熱材
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の断熱材の製造方法とし
て、たとえば、特開昭58ー143041号公報に示さ
れるように、無機材料や多孔質材料をコアー材とし、こ
のコアー材を樹脂フィルムや金属箔によって袋状に形成
された容器に挿入した後に、この容器を真空炉に入れ
て、その内部圧力が所定の真空度となるように真空引き
した後に、真空炉内において前記容器の開口部を熱溶着
して封止することにより、内部が真空となされた断熱材
を得る方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来における断熱材の製造方法においては、つぎのよう
な改善すべき問題点が残されている。
【0004】すなわち、コアーが挿入された容器を封止
する際に、容器内を真空状態に保持したまま封止しなけ
ればならないことから、その封止処理を真空炉内におい
て実施しなければならない。
【0005】そのためには、たとえば、前記容器が樹脂
によって形成されている場合においては熱溶着装置を、
また、前記容器が金属によって形成されている場合には
ロー付け装置といった封止装置を、真空炉内に設置する
必要があるばかりでなく、その封止装置を外部から操作
することができないことから、これらを自動化する必要
があり、これに伴って、装置が大掛かりになってしま
う。
【0006】また、前述した封止処理が真空炉内で行な
われることから、その封止結果を確認するためには、容
器を真空炉から取り出さなければならない。
【0007】しかしながら、封止が不完全な容器を真空
炉から取り出すと、容器内の圧力が大気圧に戻ってしま
い、製造の歩留まりが低下してしまう。
【0008】一方、この封止の不完全な容器を修復する
には、容器を再度真空炉に挿入して、真空引きの作業か
ら繰り返さなければならず、作業が煩雑になる。
【0009】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、真空炉を使用することなく、内部が真
空となされた断熱材を製造することができる断熱材の製
造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の断熱材の製造方法は、前述した目的を達成するため
に、ガス不透過性ならびに水分不透過性に優れた容器内
にコアー材を挿入した後に、この容器内を真空引きする
ことにより形成される断熱材の製造方法において、前記
コアー材が挿入された容器内に酸素吸着剤を充填すると
ともに、前記容器内の気体を酸素に置換した後にこの容
器を封止することにより、この容器内の酸素を酸素吸着
剤に吸着させて、この容器内を真空状態とすることを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載の断熱材の製造方法に
よれば、封止後の容器内において、充満されている酸素
が酸素吸着剤に吸着されることにより、内部圧力が減少
させられて真空状態となされる。
【0012】したがって、真空炉を用いることなく容器
内の真空化が可能となる。
【0013】また、容器内の気体を酸素に置換する作業
や、容器の封止作業が大気圧下で行なわれ、特に、前記
封止作業に必要な装置が簡素化されるとともに、封止作
業における処理結果の確認が容易に行なわれる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は、本発明によって製造された断熱材の一構造例を
示すもので、この断熱材1は、コアー材2と、このコア
ー材2が充填された不織布からなる形状保持袋3と、こ
の形状保持袋3の回りを気密かつ水密状態に覆って設け
られる容器4とによって構成されている。
【0015】前記コアー材2は、たとえば、シリカ微粉
末やパーライト微粉末等の無機微粉末、あるいは、樹脂
発泡体等の多孔質体が用いられる。
【0016】そして、前記コアー材2に無機微粉末を用
いる場合においては、図1に示すように、前記微粉末の
飛散を防止しつつ所定の形状に保持するために、この微
粉末を包み込む前記形状保持袋3が用いられるが、コア
ー材2に多孔質体を用いる場合には、この多孔質体が、
外力が加わらない通常の状態ではその形状を保持するこ
とから、前述した形状保持袋3は不要となる。
【0017】さらに、前記容器4は、ガス不透過性なら
びに水分不透過性に優れた樹脂材料や金属材料、あるい
は、これらの積層体が用いられ、前者の樹脂材料として
は、ポリエステル樹脂、アクリルニトリル樹脂やポリ塩
化ビニリデン樹脂、あるいは、これらのフィルムが用い
られ、また、後者の金属材料としては、ステンレスやア
ルミ等、あるいは、これらの箔が用いられ、これらの材
料により、一部が開放された袋状に形成され、この開放
された部分が熱溶着あるいはロー付けにより封止される
ようになされている。
【0018】また、これらの積層体としては、任意の2
種の材料を接着や圧着によって積層させたものや、樹脂
材料に金属材料を蒸着等によって積層させたものが用い
られる。
【0019】一方、前記酸素吸着剤は、化学反応によっ
て酸素を吸着する化学吸着剤と、多孔質体を用いてその
細孔に酸素を取り込むようにした物理吸着剤とが用いら
れるが、被吸着物の分圧が低い場合でも良好な吸着作用
が得られ、かつ、吸着後の安定度が良好な化学吸着剤が
好適に用いられる。
【0020】この化学吸着剤としては、酸化反応によっ
て酸素を吸着する鉄系脱酸素剤やチタン系脱酸素剤、あ
るいは、マグネシウム系脱酸素剤が用いられる。
【0021】このような酸素吸着剤は、前記コアー材2
が微粉末である場合には、このコアー材2へ混合された
状態で、また、コアー材2が多孔質体である場合には、
このコアー材2と個々に独立した状態で、前記容器4内
へ挿入される。
【0022】そして、前記容器4にコアー材2が酸素吸
着剤とともに挿入され、その内部の気体が酸素に置換さ
れた後に封止され、この容器4の封止後において、前記
酸素吸着剤によって容器4内の酸素が吸着されることに
より、容器4内の圧力が減圧されて真空状態となされて
いる。
【0023】ついで、本発明の具体例について以下に示
す。 具体例1 コアー材2としてシリカの微粉末を、また、酸素吸着剤
として鉄系脱酸素剤を用い、これらを均一に混合した後
に、これらのコアー材2と酸素吸着剤とを小量の水とと
もに、樹脂フィルムによって形成された容器4内へ充填
した。
【0024】ついで、この容器4内の気体を外部に引き
出しつつ内部へ酸素を送り込むことにより、容器4内部
の気体の全てを酸素に置換した後に、前記容器4を熱溶
着によって封止した。
【0025】これより、前記容器4に振動を与えた後
に、1日以上放置した。
【0026】ここで、封止後の容器4に振動を与えるの
は、内部の酸素と酸素吸着剤との接触を良好にして、両
者の反応を促進させるための処置であり、また、前述し
た放置期間は、前記酸素と酸素吸着剤との反応を完全に
行なわせるために設けられたものである。
【0027】また、前記小量の水を添加するのは、鉄系
脱酸素剤による酸素の吸着に際して、その吸着を完全に
行なわせるためには、つぎの(1)の反応式に示される
ように水が要求されるからである。 Fe+1/2O2 +H2 O→Fe(OH)2 (1) この水の量は、たとえば、1000cm3 の容積の断熱
材1を作る場合について試算すれば、以下のようにな
る。前記シリカ粉末を用いた際の空隙率を0.9とする
と、断熱材1中に存在する酸素量は900cm3 とな
る。ここで、モル比(Fe:O2 :H2 O=1:1/
2:1)より、900cm3のO2 を反応させるために
は、 Fe =2.244g H2 O=0.732g が最低必要となる。したがって、前記容器4内に注入さ
れる水の量は、鉄に対して重量%比で、1/3〜1/4
の割合となる。
【0028】このようにして作成された本実施例の断熱
材1に関し、その内部真空度および熱伝導率について測
定したところ、真空度;100Torr以下、熱伝導
率;0.01Kcal/m・hr・℃という結果が得ら
れた。
【0029】具体例2 つぎに、つぎにコアー材2としてウレタン発泡体を用い
て、具体例1と同様の手順により断熱材1を作成し、そ
の内部真空度および熱伝導率について測定したところ、
真空度;100Torr以下、熱伝導率;0.015K
cal/m・hr・℃という結果が得られた。
【0030】このように、本発明によれば、真空炉を用
いることなく内部が真空状態となされ、十分な断熱機能
を有する断熱材1が得られる。
【0031】しかも、真空炉を必要としないことから、
製造の諸工程が大気圧中で行なわれることとなり、製造
装置の簡素化が図れるとともに、容器の封止処理の確認
が容易となり、製品の歩留まりの向上が図られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器内の置換された酸素を酸素吸着剤に吸着させること
によって、容器内を真空とすることから、真空炉を用い
ることなく容器内を真空状態とすることができ、また、
真空炉を不要とすることにより、製造の諸工程を大気圧
中で行なえるようにし、これによって製造装置の簡素化
を図ることができるとともに、容器の封止処理の結果の
確認ならびにその修復を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づいて製造された断熱材
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 断熱材 2 コアー材 4 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 仁 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス不透過性ならびに水分不透過性に優
    れた容器内にコアー材を挿入した後に、この容器内を真
    空引きすることにより形成される断熱材の製造方法にお
    いて、前記コアー材が挿入された容器内に酸素吸着剤を
    充填するとともに、前記容器内の気体を酸素に置換した
    後にこの容器を封止することにより、この容器内の酸素
    を酸素吸着剤に吸着させて、この容器内を真空状態とす
    ることを特徴とする断熱材の製造方法。
JP6296753A 1994-11-30 1994-11-30 断熱材の製造方法 Pending JPH08159372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122477A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱体
JP2006275188A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tohoku Univ 断熱容器及びその製造方法
JP2012159144A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toshiba Home Technology Corp 真空断熱材およびそれを使用したホルダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10122477A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Matsushita Refrig Co Ltd 真空断熱体
JP2006275188A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tohoku Univ 断熱容器及びその製造方法
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