JPH08159930A - オートサンプラーの制御装置、及びその制御方法 - Google Patents

オートサンプラーの制御装置、及びその制御方法

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JPH08159930A
JPH08159930A JP32133194A JP32133194A JPH08159930A JP H08159930 A JPH08159930 A JP H08159930A JP 32133194 A JP32133194 A JP 32133194A JP 32133194 A JP32133194 A JP 32133194A JP H08159930 A JPH08159930 A JP H08159930A
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幹 桑嶋
Yuzuru Sato
譲 佐藤
Koji Yoshida
浩二 吉田
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Taira Shiyou
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 分析手順設定手段20と、入力手段16と、
システム制御手段22と、編集検知手段24と、オート
サンプラー作動検知手段32と、吸引作動制御手段26
と、時間管理制御手段30と、を備え、前記吸引作動制
御手段26が分析手順の編集開始時にオートサンプラー
の次サンプル吸引開始を停止し、編集終了時に次サンプ
ル吸引開始を再開するようにオートサンプラーの作動を
制御したことを特徴とするオートサンプラー制御装置。 【効果】 分析手順設定手段20における現在実行中の
ステップも含め、それ以降のどのステップの編集を行な
った場合でも、該編集のタイミングに拘らずアナリシス
シーケンスに従った正確なシステムの作動制御を行なう
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートサンプラーの制御
装置及びその制御方法、特にアナリシスシーケンスの変
更に伴うオートサンプラーの作動制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高速液体クロマトグラフなどの分析装置
は、ポンプ、カラム、カラムオーブン、検出器などの多
くの機器がシステムとして構成されている。そして、最
近では前記各機器の作動設定値(分析条件)を装置制御
プログラム(システムプログラム)により統轄的にコン
ピュータ制御するシステム制御装置(システムコントロ
ーラー)を取り付けた分析装置が汎用されている。
【0003】また、多数のサンプルを測定する場合に
は、前記分析装置のサンプル注入器としてオートサンプ
ラーが用いられ、その注入条件をオートサンプル注入プ
ログラムで制御することにより自動注入による連続測定
が可能となる。なお、前記オートサンプル注入プログラ
ムは、システムコントローラーに予め基本作動の標準値
が設定されているが、操作者により所望の作動に設定す
るためのオートサンプラーユーザーズプログラムもシス
テムコントローラーに設定可能である。
【0004】さらに、前記オートサンプラーが注入する
サンプルを、同一条件(注入量、注入回数、測定条件、
測定時間等)で測定する連続した一連のサンプル毎に指
定し、該サンプル毎の測定(これをステップと呼ぶ)を
連続させた分析手順設定プログラム(アナリシスシーケ
ンス)により全サンプルの自動連続測定が可能となる。
【0005】即ち、前記アナリシスシーケンスにおいて
は、下記表1のように一連のサンプルを指定したステッ
プ順に分析手順がプログラム設定され、各ステップで設
定された条件に従ってサンプル測定が順次行なわれるの
である。
【表1】 ステッフ゜ 測定開始 測定終了 注入回数 注入量 測定時間 測定条件 番号 サンフ゜ル番号 サンフ゜ル番号 (μl) (min) ファイル番号 ──────────────────────────────────── 1 1 − 10 1 10 20 1 2 11 − 20 1 10 10 2 3 35 − 40 2 5 15 3 ────────────────────────────────────
【0006】ここで、前記アナリシスシーケンスに基づ
く自動連続測定が開始された後に、サンプルの追加や削
減の必要が生じたり、始めに予想して設定した分析時間
が長かったり、或いは短かったりすることもある。この
ため、前記アナリシスシーケンスは、測定中もその内容
が編集可能となっており、前記のような場合に各ステッ
プに設定された条件を適切な値に変更する。但し、この
変更した条件に従った作動は、編集終了後にその内容を
確定指示した時点からとなる。そして、従来のシステム
コントローラーは、アナリシスシーケンスの編集中にお
いても、オートサンプラーを変更前の条件に従って吸引
注入作動させ、連続測定を続行していた。
【0007】一方、前記オートサンプラーはその作動に
おいて、吸引作動を開始してからサンプルがカラムに注
入可能となるまで数分間の時間を要する。この所要時間
に相当する時間をディレイタイムと呼ぶ。そして、前記
アナリシスシーケンスによる自動連続測定において、あ
るサンプルの分析終了時点から即座に次のサンプル測定
のための注入が行なわれることが測定時間を短縮でき望
ましい。従って、このような切れ目のない連続測定を行
なうためには、図5に示すようにサンプルの注入時点を
0とすると、サンプルの吸引作動は該0時点からディレ
イタイムを取込んで、(0−ディレイタイム)の時点で
開始しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムコントローラーによるオートサンプラーの作動
制御では、前述したアナリシスシーケンスにおける条件
変更を、現在実行中のステップにおいて行なうことはタ
イミング的に難しく、特に前記ディレイタイムを取込ん
だ測定を行なっている場合には極めて困難であった。即
ち、前述したようにアナリシスシーケンスの編集を開始
しても、オートサンプラーの作動は継続し、その作動は
アナリシスシーケンスの編集を確定指示するまでは、編
集前の設定値に基づいて行なわれる。
【0009】従って、例えば前記表1においてサンプル
番号5を測定中に、前記編集を開始してステップ1のサ
ンプル番号を1−5に変更し、次の注入をサンプル番号
6ではなくステップ2のサンプル番号11にしようとす
る。この際、該編集中に次のサンプルのディレイタイム
が到来すると、オートサンプラーは編集前の次サンプル
であるサンプル番号6のサンプル吸引作動を開始してし
まう。このため、アナリシスシーケンス上ではサンプル
番号6を削除したにも拘らず、次の注入は実際にはサン
プル番号6について行なわれ、得られた測定データと指
定したサンプル番号との整合性がとれなくなってしまう
のである。このような危険を回避するためには、従来の
システムコントローラーでは実行中の測定ステップの条
件変更をできないようにするしかなく、その変更範囲に
制限が加わるという問題があった。
【0010】なお、従来のシステムコントローラーにお
いても、システムを停止させた後、リセットして条件を
変更してから新たに分析をやり直せば、実行中のステッ
プの条件変更も当然可能ではある。しかし、この方法で
は非常に手間がかかると共に、システムを停止させるこ
とにより送液も停止するので、ベースラインを再度安定
させるのに時間がかかってしまうという問題が生じる。
また、アナリシスシーケンスにおける条件変更を、現在
実行中の次のステップについて可能としても、条件変更
のタイミングによっては、前述した実行中ステップの条
件変更した場合と同じ問題が生じてしまう。
【0011】即ち、例えば前記表1においてサンプル番
号10を実行中にアナリシスシーケンスの編集を開始し
て、ステップ2のサンプル番号を21−30に変更した
とする。この際、該編集中に次サンプルのディレイタイ
ムが到来してしまうと、オートサンプラーは編集前のス
テップ2で設定された条件に従って作動を継続し、サン
プル番号11のサンプル吸引作動を開始してしまう。ま
た、注入回数や注入量などに関しても、編集確定前に次
サンプルの吸引作動が開始されると、その作動値は編集
前の条件のものとなってしまう。
【0012】このように、実行中の次のステップにおい
ても変更のタイミングによっては、変更した条件がシス
テムの作動に反映されないこともある。従って、このよ
うな危険性を低減するために、従来のシステムコントロ
ーラーにおいては各ステップの変わり目にディレイタイ
ムを取込まず、図6のように実行中のステップの分析終
了時点から次ステップにおける最初のサンプル吸引作動
を開始する方法が採られていた。このため、ステップの
変わり目とそれ以外とで注入間隔が一定にならず、グラ
ジェント分析などにおいては、この分析間隔のずれが再
現性を低下させるという問題があった。また、ステップ
が多数設定されている場合において、各ステップの変わ
り目にディレイタイムを取込めないと、全体の分析時間
に相当のロスが生じてしまう。
【0013】以上のように、従来のシステムコントロー
ラーによるオートサンプラーの作動制御においては、現
在実行中のステップ、及び次ステップの条件変更が困難
であり、特にディレイタイムを取込みながら条件変更し
た場合には操作者の意図した変更と実際の作動が異なっ
たり、オートランプラーの作動とシステムの作動との整
合性がとれなくなる危険性が極めて高くなるという課題
があった。本発明は前記従来技術の課題に鑑がみ為され
たものであり、その目的はステップの変わり目も含め各
サンプルにおいてディレイタイムを取込んだ注入作動を
設定可能であり、かつアナリシスシーケンスにおける各
条件を現在実行中のステップも含め全ステップについて
変更可能としたオートサンプラーの制御装置及び制御方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかるオートサンプラーの制御装置は、分析
手順設定手段と、入力手段と、システム制御手段と、編
集検知手段と、オートサンプラー作動検知手段と、吸引
作動制御手段と、次サンプル判別手段と、時間管理制御
手段と、を備えている。
【0015】そして、分析手順設定手段は、各サンプル
の測定分析に関する条件を、該条件が同一となるサンプ
ル群にまとめたステップ毎に設定し、かつ該設定内容が
常時編集可能である。
【0016】入力手段は、前記分析手順設定手段におけ
る設定及び編集内容を入力する。システム制御手段は、
分析手順設定手段において設定及び編集した条件に従い
各測定分析機器の作動を制御する。編集検知手段は、分
析手順設定手段における設定内容の編集開始、及び編集
終了を検知する。
【0017】オートサンプラー作動検知手段は、オート
サンプラーの作動状態を検知する。吸引作動制御手段
は、編集検知手段及びオートサンプラー作動検知手段か
らの各検知信号に基づきオートサンプラーの吸引作動の
停止及び開始を制御する。次サンプル判別手段は、編集
終了時にシステム制御手段において測定指示された次測
定サンプルと、オートサンプラー作動検知手段により検
知された次注入サンプルとが同一かを判別する。
【0018】時間管理制御手段は、編集検知手段及びオ
ートサンプラー作動検知手段からの検知信号に基づき、
システム制御手段における時間進行及び停止を管理制御
する。また、本発明にかかるオートサンプラーの制御方
法は、入力工程と、分析手順設定工程と、システム制御
工程と、編集検知工程と、オートサンプラー作動検知工
程と、吸引作動制御工程と、次サンプル判別工程と、時
間管理制御工程と、を備えている。
【0019】そして、入力工程は各サンプルの測定分析
に関する条件を、該条件が同一となるサンプル群にまと
めたステップ毎に入力する。分析手順設定工程は、入力
工程における入力内容に従って、前記条件を設定及び編
集する。システム制御工程は、分析手順設定工程におい
て設定及び編集された条件に従って各測定分析機器の作
動を制御する。編集検知工程は、分析手順設定工程にお
ける設定条件の編集開始、及び編集終了を検知する。
【0020】オートサンプラー作動検知工程は、オート
サンプラーの作動状態を検知する。吸引作動制御工程
は、編集検知工程における編集開始ないし編集終了の検
知時に、オートサンプラー作動検知工程において検知さ
れた作動状態に応じてオートサンプラーの吸引作動の停
止及び開始を制御する。次サンプル判別工程は、編集検
知工程における編集終了検知時に、システム制御工程に
おいて測定指示された次測定サンプルと、オートサンプ
ラー作動検知工程において検知された次注入サンプルと
が同一かを判別する。時間管理制御工程は、編集検知工
程において検知される編集開始ないし編集終了信号、及
びオートサンプラー作動検知工程において検知される作
動信号に基づき、システム制御工程における時間進行及
び停止を管理制御する。
【0021】
【作用】本発明にかかるオートサンプラーの制御装置及
びその制御方法は、まず測定開始前に同一条件で測定分
析する一連の連続したサンプル群毎にその条件と共に指
定し、さらにそのサンプル群を測定順に並べた分析手順
を入力手段から分析手順設定手段に入力設定する。そし
て、前記設定された分析手順の条件に従って、システム
制御手段から各測定分析機器が制御され順次サンプルの
測定分析が行なわれる。
【0022】次に、測定開始後、前記設定された分析手
順条件に変更を施したい場合、入力手段から分析手順設
定手段における該条件を編集し、再設定する。ここで、
前記分析手順設定手段において編集が行なわれた場合、
その開始ないし終了を編集検知手段により検知する。そ
して、前記編集検知手段において編集開始ないし終了が
検知されると、その信号が吸引作動制御手段に入力され
オートサンプラーの吸引作動を制御する。即ち、前記編
集開始信号が入力されると新たな次サンプルの吸引開始
が行なわれないようにオートサンプラーの吸引開始作動
をロックし、編集終了信号が入力されると前記オートサ
ンプラーのロックを解除し、吸引開始が可能な状態とす
る。
【0023】一方、オートサンプラー作動検知手段にお
いてオートサンプラーの作動状態が検知され、該検知信
号も前記吸引作動制御手段に入力される。そして、オー
トサンプラーが吸引開始後から注入前の作動状態の時に
前記編集開始信号が入力されると、その吸引作動のみを
終了させた後(サンプルはループに保持された状態)、
編集終了信号が入力されるまでオートサンプラーの作動
が停止するように制御する。また、前記オートサンプラ
ーが吸引作動のみを終了している場合、編集終了により
測定分析が再開される際、どのサンプルについて吸引を
行なったかの信号がオートサンプラー作動検知手段から
次サンプル判別手段に入力される。さらに、新たに設定
された条件に従いシステム制御手段において測定指示さ
れる次測定サンプルの信号も次サンプル判別手段に入力
され、該次測定サンプルが前記吸引されたサンプルと同
一であるかを比較判別する。
【0024】この判別結果は、システム制御手段に入力
され、同一である場合には吸引されているサンプルの注
入を行なうようにオートサンプラーの作動を制御し、ま
た同一でない場合には吸引されているサンプルを廃棄
し、次測定サンプルの吸引作動を開始するようにオート
サンプラーを制御する。また、編集開始ないし終了の検
知信号、及びオートサンプラー作動の検知信号は時間管
理制御手段に入力され、該検知信号に基づきアナリシス
タイム及びディレイタイムの時間進行及び停止を管理制
御する。即ち、前記編集開始から終了の間にアナリシス
タイムの終了時間が到来すると、アナリシスタイムの進
行を停止する。そして、編集が終了するとオートサンプ
ラーが注入を開始しすると同時にアナリシスタイムの進
行を再開する。また、編集開始から終了の間にオートサ
ンプラーの吸引開始時間(アナリシスタイム終了時間−
ディレイタイム)が到来しても、該ディレイタイムの取
込みは停止したままとなり、編集終了と同時にディレイ
タイムが開始する。
【0025】このように、システム制御手段は、前記次
サンプル判別手段及び時間管理制御手段からの入力信号
に基づいた上で、さらに分析手順設定手段において新た
に編集設定された条件に従い各機器の作動を制御する。
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。図1には、本発明の一実施例にかかるオート
サンプラー制御装置としてのシステムコントローラーを
用いた分析装置の概略構成図が示されている。同図にお
いては、各測定機器によって構成された測定装置10、
及びサンプル注入器としてのオートサンプラー12にシ
ステムコントローラー14が接続されている。
【0026】該システムコントローラー14は、入力手
段16、測定条件設定手段18、分析手順設定手段2
0、システム制御手段22、編集検知手段24、吸引作
動制御手段26、次サンプル判別手段28、時間管理制
御手段30、及びオートサンプラー作動検知手段32と
を有している。そして、前記入力手段16は、測定条件
設定手段18及び分析手順設定手段20に接続されてい
る。また、前記測定条件設定手段18及び分析手順設定
手段20はシステム制御手段22に接続されており、該
システム制御手段22には次サンプル判別手段28及び
時間管理制御手段30が接続されている。
【0027】また、前記分析手順設定手段20は編集検
知手段24にも接続されており、該編集検知手段24は
次サンプル判別手段28、時間管理制御手段30、及び
吸引作動制御手段26に接続されている。さらに、前記
吸引作動制御手段26、次サンプル判別手段28、及び
時間管理制御手段30にはオートサンプラー作動検知手
段32が接続されている。一方、前記オートサンプラー
12には、システム制御手段22、吸引作動制御部2
6、及びオートサンプラー作動検知手段32が接続され
ており、また測定装置10にはシステム制御手段22が
接続されている。
【0028】以上が本実施例にかかるシステムコントロ
ーラーの概略の構成であり、次に具体的な作用について
説明する。まず、入力手段16から測定条件設定手段1
8に、測定装置10における各機器の測定条件(システ
ムプログラム)を、必要種類だけファイル番号別に入力
設定する。また、入力手段16から分析手順設定手段2
0に、前記測定条件も含めた全ての条件(注入量、注入
回数、測定時間等)を同一で測定する連続した一連のサ
ンプル毎にステップ番号で指定し、該ステップを連続さ
せたアナリシスシーケンスを設定する。
【0029】そして、前記設定されたアナリシスシーケ
ンスに従って、システム制御手段22による測定分析に
関する条件制御がなされながら測定分析が行なわれる。
なお、測定分析中は、前記システム制御手段22に接続
された出力手段34に、図2に示す連続分析モニタ画面
が表示され、システムの作動状態を常に確認することが
可能である。
【0030】次に、測定開始時に設定した分析手順の内
容に測定途中で変更を要したい場合には、前記図2の下
段に示す「F1」を選択することにより図3に示すアナ
リシスシーケンス画面が出力手段34に表示される。さ
らに、該図3に示す「0:編集」を選択することによ
り、図4に示すようにアナリシスシーケンス画面上にカ
ーソルが現れその内容の編集が可能となる。そして、編
集終了後に図4に示す「1:確定」を選択することによ
り、その編集内容がシステム制御手段22にメモリさ
れ、該編集内容に従ったシステム制御が行なわれる。
【0031】ここで、従来のシステムコントローラーに
おいては、前述したように現在実行中、及び次のステッ
プの内容変更には問題点があった。即ち、従来はアナリ
シスシーケンスの編集が確定するまでは、編集前の条件
に従ってオートサンプラーは作動を継続し、順次測定が
続行されていた。このため、編集確定までは編集内容が
システムの作動に反映されず、該編集内容とシステムの
作動がオーバーラップする可能性のある実行中ないし次
のステップを編集しても、操作者の意図した変更と実際
の作動とが異なる場合が生じてしまうのである。
【0032】そこで、本実施例においては前記編集検知
手段24、吸引作動制御手段26、次サンプル判別手段
28、時間管理制御手段30、及びオートサンプラー作
動検知手段32を設けることにより従来の問題点を解消
し、現在実行中ないし次のステップをも編集可能とし
た。即ち、前記分析手順設定手段20における編集開始
(前記「0:編集」の選択時)から編集終了(前記
「1:確定」の選択時)までの間、システムコントロー
ラー14は以下のように作動する。まず、前記編集開始
が編集検知手段24において検知され、該検知信号を吸
引作動制御手段26に出力する。そして、吸引作動制御
手段26は該検知信号が入力されると、次の吸引開始時
間(アナリシスタイム終了時間−ディレイタイム)が到
来してもオートサンプラー12が新たにサンプルの吸引
作動を開始しないようにロック制御する。なお、アナリ
シスシーケンスの編集中は、前記図4に示すように画面
下方にオートサンプラーのロック状態を示すメッセージ
が表示され、オペレーターに知らせる。
【0033】一方、編集開始時に既に吸引作動を開始し
ているサンプルは、時間管理制御手段30におけるアナ
リシスタイムの進行に従って測定分析を継続するが、そ
の回のアナリシスタイム終了時間になると該時間管理制
御手段30においてアナリシスタイムの進行は停止す
る。また、サンプル吸引作動開始後から注入する前に編
集が開始されてオートサンプラー12がロック制御され
た場合には、そのサンプルの吸引作動のみを継続し、該
サンプルをループに保持した状態で待機する。
【0034】次に、アナリシスシーケンスの編集終了時
において、システムコントローラー14は、以下のよう
に作動する。前記編集終了は編集検知手段24において
検知され、該検知信号を吸引作動制御手段26に出力す
る。そして、吸引作動制御手段26は該検知信号が入力
されると、吸引開始作動のロック制御を解除する。そし
て、前記ロック解除時が、次の吸引開始時間前であれ
ば、アナリシスタイムはそのまま進行を継続し、吸引開
始時間を待って新たに編集設定された条件に従いオート
サンプラーの吸引作動が開始される。
【0035】また、ロック解除時が次の吸引開始時間を
過ぎていれば、オートサンプラーは新たに編集設定され
た条件に従って、直ちに次のサンプルの吸引作動を開始
し、現在進行しているアナリシスタイム終了時点でサン
プルの注入を行なう。但し、前記アナリシスタイム終了
時点において、オートサンプラー作動検知手段32で検
知された作動が未だ吸引途中である場合には、時間管理
制御手段30におけるアナリシスタイムの進行は停止
し、吸引完了の時点でアナリシスタイムの進行を再開す
ると同時にサンプルの注入を行なう。また、ロック解除
時において既にアナリシスタイムが終了して進行が停止
している場合には、オートサンプラーは直ちにサンプル
の吸引を開始する。そして、オートサンプラー作動検知
手段32において吸引完了が検知された時点で時間管理
制御手段30におけるアナリシスタイムの進行を再開す
ると同時にサンプルの注入を行なう。
【0036】また、前記ディレイタイムのサンプル吸引
中に編集開始した場合には、次サンプル判別手段28に
おいてサンプル判別が行なわれた後、その判別結果に基
づきサンプルの注入が行なわれる。即ち、前記吸引した
(もしくは吸引中)サンプル番号がロック解除時にオー
トサンプラー作動検知手段32から次サンプル判別手段
28に出力される。さらに、分析手順設定手段20にお
いて新たに編集設定された次測定サンプル番号がシステ
ム制御手段22を介して次サンプル判別手段28に出力
され、前記オートサンプラー作動検知手段32からのサ
ンプル番号と同一かを判別する。
【0037】そして、この結果はシステム制御手段22
に出力され、同一と判別された場合にはオートサンプラ
ー12の作動はそのまま継続し注入を行なうように指示
する。一方、同一でないと判別された場合には、オート
サンプラー12は直ちに洗浄作動を開始し、吸引したサ
ンプルを廃棄するように指示する。そして、洗浄終了後
直ちにオートサンプラー12は次に測定すべきサンプル
の吸引作動を開始し、吸引完了後注入を行なうように指
示する。
【0038】以上のように、本実施例においてはアナリ
シスシーケンスの編集開始時に既に行なっている測定分
析のみを継続し、編集中には次のサンプルの吸引作動開
始を停止することにより、新たな測定分析を行なわない
ように制御する。そして、編集終了した後に新たな設定
値に基づき、次のサンプルの吸引作動を開始する。ま
た、編集開始時に吸引途中のサンプルについては、編集
終了時に新たな設定における次測定サンプルとの同一性
を判別した上で注入を行なう。さらに、前記編集中にお
いて制御されたオートサンプラーの作動に応じてアナリ
シスタイム及びディレイタイムの進行停止及び進行再開
を管理制御する。
【0039】従って、本実施例にかかるシステムコント
ローラー14においては、現在実行中のステップ、或い
は次のステップを編集した場合であっても、そのタイミ
ングに拘らずオートサンプラーを含むシステムの作動が
該編集設定値と異なることがなく、操作者の変更意図に
即したアナリシスシーケンス通りの測定分析が可能とな
る。
【0040】即ち、例えば実行中の或いは次のステップ
のサンプル番号の変更を行なっても、アナリシスシーケ
ンスで指示されたサンプル番号と実際の測定サンプル番
号との間で常に整合性が保たれ、サンプルの追加や削減
を容易に行なうことが可能となる。なお、前記実施例に
おいて、現在実行中のステップを編集した場合には、変
更された項目によって以下のようにシステムコントロー
ラー14を作動させるのが好適である。まず、アナリシ
スタイムの変更は編集終了時から適用され、編集終了時
に測定中のサンプルのアナリシスタイムも変更する。即
ち、編集終了にその時点の時間と新たに設定したアナリ
シスタイムを比較して、設定したアナリシスタイムの方
が短い場合には直ちに次サンプルの分析を開始し、設定
したアナリシスタイムの方が長い場合には現在の分析を
続行する。さらに、前述したロック解除時におけるアナ
リシスタイムの進行や停止、及び該アナリシスタイムを
基準としたサンプルの吸引開始時も変更後のアナリシス
タイムに基づいて判断される。
【0041】また、サンプルの注入回数の変更において
は、編集終了時の注入回数と変更設定された注入回数の
関係によって、サンプル注入を以下のように制御する。 1.(その時点でのサンプルの注入回数)≧(変更後の
注入回数)の場合には、現在のサンプル番号を終了さ
せ、新たなアナリシスシーケンスに基づき次に測定すべ
きサンプル番号のサンプル注入を注入回数1から開始す
る。 2.(その時点でのサンプルの注入回数)<(変更後の
注入回数)の場合には、現在のサンプル番号のサンプル
を変更後の注入回数となるまで注入・測定を繰返す。ま
た、サンプルの注入量及び測定条件(システムプログラ
ム)の変更においては、編集終了後の次の回に注入する
サンプルから適用される。
【0042】以上のように、本実施例にかかるシステム
コントローラーは、現在実行中のステップの編集が可能
であり、しかも該編集した設定内容が現在測定中のサン
プル番号に反映するので、分析結果を見ながら最適な設
定に変更し、その内容に即座に対応した分析測定を行な
うことが可能となる。従って、例えば分析を観察して、
予定した時間よりピーク溶出が遅れたり、予想外のピー
クが出現した場合でも、その時点でアナリシスタイムを
変更すれば、現在分析中のサンプルからそれ以降の分析
時間を変更できるので、分析の失敗を防ぐことができ
る。また、ピーク溶出が定かでない場合などは、アナリ
シスタイムを始めは長めに設定しておいて、数サンプル
の分析結果を見た時点で、それ以降の分析時間を適切な
時間に短縮変更することができ、効率の良い測定分析が
可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるシ
ステム制御装置及び制御方法によれば、分析手順設定手
段における現在実行中のステップも含め、それ以降のど
のステップの編集を行なった場合でも、該編集のタイミ
ングに拘らずアナリシスシーケンスに従った正確なシス
テムの作動制御を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるシステムコントロー
ラーの概略構成の説明図である。
【図2】システムコントローラー起動時の連続分析モニ
タ画面の説明図である。
【図3】,
【図4】分析手順設定手段の内容が出力されたアナリシ
スシーケンス画面の説明図である。
【図5】同一ステップ内におけるディレイタイムを取込
んだ各サンプルの注入タイミングの説明図である。
【図6】ステップの変り目における従来のディレイタイ
ムを取込まないサンプル注入タイミングの説明図であ
る。
【符号の説明】
10 … 測定装置 12 … オートサンプラー 14 … システムコントローラー 16 … 入力手段 18 … 測定条件設定手段 20 … 分析手順設定手段 22 … システム制御手段 24 … 編集検知手段 26 … 吸引作動制御手段 28 … 次サンプル判別手段 30 … 時間管理制御手段 32 … オートサンプラー作動検知手段 34 … 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑嶋 幹 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 (72)発明者 佐藤 譲 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 (72)発明者 吉田 浩二 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 (72)発明者 阿部 仁美 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内 (72)発明者 邵 平 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートサンプラーを含む各測定分析機器
    から構成された分析装置に用いられ、 各サンプルの測定分析に関する条件を、該条件が同一と
    なるサンプル群にまとめたステップ毎に設定し、かつ該
    設定内容が常時編集可能な分析手順設定手段と、 前記分析手順設定手段に接続され、該分析手順設定手段
    における設定及び編集内容を入力する入力手段と、 前記分析手順設定手段に接続され、該分析手順設定手段
    において設定及び編集した条件に従い各測定分析機器の
    作動を制御するシステム制御手段と、 前記分析手順設定手段に接続され、該分析手順設定手段
    における設定内容の編集開始ないし編集終了を検知する
    編集検知手段と、 前記オートサンプラーに接続され、該オートサンプラー
    の作動状態を検知するオートサンプラー作動検知手段
    と、 前記編集検知手段及びオートサンプラーに接続され、該
    編集検知手段からの編集開始検知に基づきオートサンプ
    ラーの次サンプル吸引開始を停止し、編集終了検知に基
    づき次サンプル吸引開始を再開するようにオートサンプ
    ラーの作動を制御する吸引作動制御手段と、 前記システム制御手段、編集検知手段及びオートサンプ
    ラー作動検知手段に接続され、該編集検知手段及びオー
    トサンプラー作動検知手段からの検知信号に基づきシス
    テム制御手段における時間進行及び停止を管理制御する
    時間管理制御手段と、を備えたことを特徴とオートサン
    プラーの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御装置において、 前記吸引作動制御手段がオートサンプラー作動検知手段
    にも接続され、編集開始時にオートサンプラーの作動が
    サンプル吸引途中である場合には、該サンプル吸引は継
    続し、吸引完了時点で作動を停止するように制御し、 かつ、前記システム制御手段、オートサンプラー作動検
    知手段、及び編集検知手段に接続され、編集終了時にシ
    ステム制御手段において測定指示する次測定サンプル
    と、オートサンプラー作動検知手段により検知された前
    記吸引完了している次注入サンプルとが同一かを判別す
    る次サンプル判別手段を備えたことを特徴とするオート
    サンプラーの制御装置。
  3. 【請求項3】オートサンプラーを含む各測定機器から構
    成された分析装置のシステム制御方法であって、 各サンプルの測定分析に関する条件を、該条件が同一と
    なるサンプル群にまとめたステップ毎に入力する入力工
    程と、 前記入力工程における入力内容に従って、前記条件を設
    定及び編集する分析手順設定工程と、 前記分析手順設定工程において設定及び編集した条件に
    従って各測定分析機器の作動を制御するシステム制御工
    程と、 前記分析手順設定工程における設定条件の編集開始、及
    び編集終了を検知する編集検知工程と、 前記オートサンプラーの作動状態を検知するオートサン
    プラー作動検知工程と、 前記編集検知工程における編集開始検知に基づきオート
    サンプラーの次サンプル吸引開始を停止し、編集終了検
    知に基づき次サンプル吸引開始を再開するようにオート
    サンプラーの作動を制御する吸引作動制御工程と、 前記編集検知工程において検知される編集開始ないし編
    集終了信号、及びオートサンプラー作動検知手段におい
    て検知される作動信号に基づき、システム制御工程にお
    ける時間進行及び停止を管理制御する時間管理制御工程
    と、を備えたことを特徴とするオートサンプラーの制御
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の制御方法において、 前記編集検知工程における編集開始検知時にオートサン
    プラーの作動がサンプル吸引途中である場合には、該サ
    ンプル吸引は継続し、吸引完了時点で作動を停止するよ
    うに吸引作動制御工程において制御し、 かつ、前記編集検知工程における編集終了検知時に、シ
    ステム制御工程において測定指示する次測定サンプル
    と、オートサンプラー作動検知工程において検知された
    前記吸引完了している次注入サンプルとが同一かを判別
    する次サンプル判別工程とを備えたことを特徴とするオ
    ートサンプラーの制御方法。
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