JPH08163034A - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH08163034A
JPH08163034A JP6307508A JP30750894A JPH08163034A JP H08163034 A JPH08163034 A JP H08163034A JP 6307508 A JP6307508 A JP 6307508A JP 30750894 A JP30750894 A JP 30750894A JP H08163034 A JPH08163034 A JP H08163034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外光のレーザを光源とする光空間伝送装置
において、装置間の光軸を一致するため、可視光または
シリコンの撮像素子が感度を有する波長の光を赤外光の
光軸と一致させて得る。 【構成】 波長が1400nm〜1600nmである主
信号用レーザ光と、可視光またはシリコンの撮像素子が
感度を有する波長の光を光カプラー5で結合して光軸を
一致させる。この合成した光を相手装置に向かって出射
すると共に、その一部をコリメートスコープ160で検
出して光軸の調整をする。また、他の方法としてフォト
ルミネッセンス材による光波長変換素子を光学径路中に
設け、主信号用レーザ光のエネルギーによりシリコンの
撮像素子が感度を有する波長の光を発光させて、上述し
たように光軸の調整をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光を信号用光源と
する光空間伝送装置に関し、更に詳しくは発振波長が赤
外線領域であるレーザを用いた装置の光軸調整を容易に
する光空間伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光空間伝送装置に関して図5ない
し図9を参照して説明する。まず、従来の光空間伝送装
置とは送る情報を光の強度変調に変換し、前記強度変調
した光を受信する側に向かって大気中に出射し、受信側
においては入射した変調光を復調することにより、所望
の情報信号の伝達を大気空間を介して行うものである。
【0003】即ち、図5に示すように一方の光空間伝送
装置50Aと他方の光空間伝送装置50Bとの間で行わ
れる双方向の光空間伝送は、一方の光空間伝送装置50
A(又は50B)から送信信号で変調されたレーザ光を
レンズ1Dを介して出射(出射光L1 )し、他方の光空
間伝送装置50B(又は50A)からの同様に変調され
たレーザ光(入射光L2 )をレンズ1Dを介して受光す
ることで実現される。
【0004】つぎに、本件の出願人等によって発明さ
れ、既に特願平5−353410号明細書として出願さ
れている可視光の半導体レーザを用いた光空間伝送装置
の一例について、その概略を図6を参照して説明する。
同図に示す光空間伝送装置は送信と受信の機能を一体に
した構成をしていて、全く同じ装置を対向して設置する
ことにより、双方向の情報伝達を行うことができる構成
例を示している。
【0005】まず、光学系の基本構成は光源となる半導
体レーザ3C、レーザビームを平行ビームに変換するレ
ンズ1A、光を分離する偏光ビームスプリッター2、再
度レーザビームを絞るレンズ1B、レーザビームを出射
するレンズ1D、および入射光を光検出素子4に集光す
るレンズ1Cとから成っている。
【0006】つぎに送信機としての動作は、伝達すべき
情報は送信信号処理回路10によって送信信号に変換さ
れ、半導体レーザ3Cを駆動するドライバ11に入力さ
れる。前記ドライバ11により送信信号に応じて駆動さ
れた半導体レーザ3Cのレーザ光はレンズ1Aで一定の
径のビームに拡大された後、偏光ビームスプリッター2
を通って再度レンズ1Bにより絞られ、最後に出射用の
大口径レンズ1Dにより略平行な出射光L1 に変換され
て相手側装置に送り出される。
【0007】また、受信機としての動作は、相手側装置
から送られてきたレーザ光、即ち入射光L2 は大口径レ
ンズ1Dとレンズ1Bによって一定の径に変換され、偏
光ビームスプリッター2で曲げられた後レンズ1Cによ
って光検出素子4に集光される。前記光検出素子4で光
信号が電気信号に変換され、プリアンプ13、AGC1
4等で信号が整形され、受信信号処理回路15で元の情
報に復元される。
【0008】上述した光空間伝送装置においては、相手
側装置を自動的に捕獲し、双方の伝送光軸を一致させて
保持し続ける為の自動追尾方式を採用している。この自
動追尾方式において、光学系全体を移動させて姿勢を制
御する方法を採った場合、制御の性能は光学系の質量に
大きく依存するため、この質量は小さいほど自動追尾性
能の高い光空間伝送装置にすることができる。
【0009】ここで、光学系で支配的に大きいものは出
射用のレンズ1Dであり、これを小さくすることで光学
系の質量を効果的に減じることができるが、送信パワー
を保つためには、逆に半導体レーザ3Cの発振強度を増
加しなければならない。しかしながら、環境衛生上、レ
ーザの発振波長に対する単位面積のパワー密度が規定さ
れていて、上述した従来の装置で用いられた可視光帯域
ではそのパワー密度は小さな値に制限されている。
【0010】これは眼に対する保護の観点から規定され
ているものであり、その背景を図7を参照して述べる。
同図は角膜から入った光の眼底までの透過率と眼底での
吸収率の波長との関係を示していて、両者とも角膜上を
100%としている。この図7より紫外線または150
0nmよりも長波超の遠赤外線では、眼内に殆ど光は入
らない。一方、可視光および近赤外線の略400nm〜
1200nmに対して角膜および水晶体は透明であり、
水晶体の集光作用によって眼底では単位面積当たりの光
強度は、極めて大きなものとなる。また、眼底での光の
吸収率は青色光では大きいが、波長が長くなるに従って
減少し、光が眼底に達してもエネルギーの絶対吸収量は
極めて小さくなることが分かる。
【0011】従って、このような観点から眼に対する環
境衛生上、レーザの波長に対する許容パワー密度が規定
されている。例えば、従来からよく用いられている波長
780nm〜830nmの単位面積の許容パワー密度、
即ち最大許容露光量は長時間の露光状態において0.3
2mW/cm2 である。一方、1400nm〜1600
nmの半導体レーザのそれは100mW/cm2 であ
り、波長780nm〜830nmのものに比べて極めて
大きい。
【0012】従って、上述した1400nm〜1600
nmの半導体レーザを用いることによりパワー密度を大
きくすることができるので、即ち光学系を小さくするこ
とができるのでC/N向上と光空間伝送装置の小型化お
よび自動追尾制御の性能向上を図ることができる。
【0013】さて、本件の発明者等による従来の光空間
装置には、光軸調整と回線保持のためにコリメートスコ
ープと称する光学装置が開発され、搭載されている(以
下、この光学装置を「コリメートスコープ」と記す)。
このコリメートスコープ160とは図8にその概略が示
されているように、プリズム25A、25Bと、撮像光
学系7と、撮像素子8を主要な部材として構成されてい
る。プリズム25A、25Bにかわってハーフミラーで
構成されることもある。前記撮像素子8は後述するよう
に相手装置側の背景を人間の視覚と一致させて撮像する
必要があり、従ってビデオカメラ等で一般的に用いられ
ているシリコンのCCD(ChargeCoupled
Device)を採用している。
【0014】前記コリメートスコープ160の働きは、
自装置からの出射光L1 と相手装置から来る入射光L2
および相手装置側の背景像を同時に撮像し、自装置から
の出射光L1 が相手側のどの位置に到達しているかを自
装置側で検出するものであって、この情報に基づいて光
軸の調整と保持を行うものである。
【0015】更に、前記コリメートスコープ160の作
用を図9を加えて説明する。まず、相手装置側から来る
光はプリズム25Bを通し撮像光学系7によって撮像素
子8上に集光する。この様子が図9(a)に示されてい
て、相手側即ち受信側装置30とその背景が撮影されて
いる。
【0016】つぎに、自装置からの出射光L1 はレンズ
1Dで略平行光になり、その一部がプリズム25Aで反
射され撮像光学系7を通って撮像素子8上に集光する。
この様子が図9(b)に示されていて、出射方向に明る
い点31として撮影される。
【0017】実際にモニター(図示せず)上に表示され
る画像は図9(c)に示される同図(a)と(b)を合
成したものであり、これによって、相手装置の位置と自
装置からの出射光L1 が到達している相手側の場所を一
目で認知することができるものである。従って矢印Yで
示す方向に明るい点31を自装置の調整により移動して
受信側装置30と一致させることにより光軸を一致する
ことができ、即ち回線の接続ができるものである。光軸
を一致させる動作は上述した画像データにより自動的に
行うことが可能である。
【0018】しかしながら、前述したように波長が14
00nm〜1600nmの半導体レーザを用いた場合、
前記コリメートスコープ160ではその撮像素子8の特
性から可視光である背景と赤外光である出射光L1 およ
び入射光L2 を同時に撮像することができず、このまま
ではこれら光の位置情報を得ることができないという問
題があった。
【0019】また、視覚的問題を解決するために赤外光
と可視光を合成し、2つの光軸を一致させることは従来
より広く行われてきた。例えば加工用のYAGレーザ光
にガイド用のHeNe光を同軸で重ね合わせることは周
知である。しかしながら従来の技術では、重ね合わせの
精度を光空間伝送で要求されるレベルまで向上させるこ
とは極めて困難である。例えば特開昭63−25440
5号明細書に記述されているように2つのレーザ光源を
それぞれ異なる周波数の変調手段を通して変調し、重ね
合わせの程度を分割光検出器で調べ、制御する等が行わ
れているが、規模が大きくなり光空間伝送装置で採用す
ることは難しい。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光学
系の小型化と共に自動追尾制御の性能を向上させる為、
主信号伝送用光源に赤外の半導体レーザを用いることに
より、視覚あるいは視覚と略同一の感度を有する撮像素
子によるレーザ光の認識ができなくなり、装置間の光軸
調整が困難となる問題があった。従って、本発明はかか
る問題に鑑みてなされたもので、その目的は主信号伝送
用光源に赤外光を用いる光空間伝送装置の装置間の光軸
調整を容易にできるようにしようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明はこれら光空間伝
送装置の問題点を解決するために案出されたものであっ
て、その解決手段として次に述べる方法を採るものであ
る。
【0022】送信する情報で変調した赤外光の半導体レ
ーザの光に、光カプラーを介してコリメートスコープの
撮像素子が感度を有する他の波長で発振する半導体レー
ザのレーザ光を合成し、この合成された光を相手装置に
向けて出射し、更に相手装置は送られてくる合成された
光のうち前記撮像素子が感度を有する光を検出して光軸
調整を行う。
【0023】赤外光を受けて前記撮像素子が感度を有す
る他の波長に変換する波長変換素子をコリメートスコー
プの光路中に設け、この変換された光を検出して光軸調
整を行うようにして上記課題を解決する。
【0024】
【作用】本発明の光空間伝送装置によれば、視覚あるい
はシリコンの撮像素子による送信用の赤外レーザ光の認
識ができなくなる問題を簡単な方法で解決することがで
きるので、装置間の光軸調整を本件の発明者等が既に開
発しているコリメートスコープの技術を用いて装置間の
光軸調整を自動的に行うことができる。
【0025】更に、上述したように最大許容露光量の大
きい赤外レーザ光を用いることができるので、装置の小
型化とともに自動追尾制御の性能が向上する。
【0026】
【実施例】本発明による光空間伝送装置について図1な
いし図4を参照して説明する。本発明の要旨は光源とし
て単位面積当たりのパワー密度が比較的大きく許容され
ている波長、例えば波長1400nm〜1600nmの
半導体レーザを用い、更にコリメートスコープの技術に
よる装置間の光軸調整をも簡単にできるようにする技術
についてであり、従って、光空間伝送装置の基本的構成
およびその伝送システムについては従来例と同一であ
り、その同一構成部位には同一の符号を付して構成およ
び機能の説明は省略する。
【0027】また、前述したように本発明による光空間
伝送装置のコリメートスコープに採用する撮像素子は相
手装置側の背景を、人間の視覚に一致して撮像する必要
があり、この視覚感度に略同一の感度を有するシリコン
の撮像素子(例えばCCD)を用いる。従って、主信号
伝送用の波長1400nm〜1600nmのレーザ光を
認識するために、このレーザ光と同軸であり前記撮像素
子が感度を有する波長の光を得ることが必要とされるも
のである。
【0028】実施例1 第一の実施例について図1を参照して説明する。主信号
伝送用の波長1400nm〜1600nmで発振する半
導体レーザ3Aと、可視光またはシリコンによる撮像素
子(例えばCCD)が感度を有する波長で発振する半導
体レーザ3Bを第二の光源として、それぞれのレーザ光
を光ファイバー9A、9Bに入れ、その出力端を光カプ
ラー5に接続する。この時、前記光カプラー5内で2つ
のレーザ光は合成されるが、主信号伝送用のレーザ光の
パワーを無駄にしないために、光ファイバー9Aを主ポ
ートに、光ファイバー9Bを副ポートに接続してその間
の結合を少なくすること、即ち結合損失を大きくするこ
と(例えば3dB以上)が望ましい。
【0029】光カプラー5内で合成された2つのレーザ
光は再び光ファイバー9Cに入射し、図1に示すように
レンズ1Aの焦点まで光ファイバー9Cにより導かれ、
光学系を径てレンズ1Dより相手側装置に向かって出射
光L1 として放射される。
【0030】従来例で説明したようにレンズ1Dからの
出射光L1 と相手装置側からの入射光L2 を取り込むコ
リメートスコープ160が設けられていて、出射光L1
の一部は合成プリズム6Aを形成するプリズム25Aで
反射され、撮像光学系7により撮像素子8上に集光され
る。この時、撮像素子8の感度特性により出射光L1に
合成されている半導体レーザ3Bのレーザ光を検出し、
従って、一方の合成光である主信号伝送用の半導体レー
ザ3Aの出射方向を認識することができる。この様子は
図9(b)に示すものと同一である。
【0031】つぎに、相手側装置を含む背景からの光は
プリズム25Bを通って、やはり撮像光学系7により撮
像素子8上に集光される。この様子は図9(a)に示す
ものと同一である。
【0032】実際にモニター(図示せず)に表示される
画像は図9(c)に示すものであり、これから相手側装
置と出射光L1 の到達している相対的位置関係を認識す
ることができる。従って、この位置関係の情報から光空
間伝送装置の装置間光軸を簡単に調整することができる
ものである。
【0033】更に、合成する第二のレーザ光を利用し、
第一のレーザ光による主信号とは独立して、例えば装置
の制御、または装置間の連絡用の信号を乗せることがで
きる。従って、主信号の品位を高めることができると共
に、主信号の回線数を多く確保することができるもので
ある。
【0034】実施例2 次に第二の実施例について図2(a)および図3
(a)、(b)を参照して説明する。本実施例は主信号
伝送用の波長1400nm〜1600nmで発振する半
導体レーザ3Aのレーザ光エネルギーを利用し、可視、
またはシリコンの撮像素子が感度を有する波長に変換し
て、出射光L1 の出射方向を認識しようとするものであ
る。
【0035】図2(a)の符号100は反射型光波長変
換素子を示し、長波長光吸収材21にフォトルミネッセ
ンス粒子20が含まれて形成されていて、その表面18
は光が散乱しないように平滑化されている。またその裏
面19には基板として光反射部材22が密着されてい
て、光をこの面において反射するものである。
【0036】フォトルミネッセンス粒子20は短波長の
光エネルギーにより励起された電子が赤外光の照射によ
りホールと結合する際に可視光を放射するものである。
従って、これにより主信号伝送用の波長1400nm〜
1600nmのレーザ光エネルギーを利用して、可視、
またはシリコンの撮像素子が感度を有する波長光を得る
ものである。
【0037】つぎに、反射型光波長変換素子100を用
いた出射光L1 の出射方向の認識する装置を図3を参照
して説明する。図3(a)は本実施例の光学構成を示す
ものであって、光源が半導体レーザ3Aだけであり、ま
た合成プリズムの構成が図3(b)に示すものにかわっ
た他は、実施例1において説明した図1と同一である。
尚、合成プリズム6Bはプリズム25Aとプリズム25
Bおよびプリズム25Aと25Bの間に挟まれた反射型
光波長変換素子100で構成されている。
【0038】半導体レーザ3Aのレーザ光は光学系を通
ってレンズ1Dより相手装置側に向かって出射される。
このとき出射光L1 の一部はプリズム25Aからコリメ
ートスコープ160に取り込まれ、反射して撮像素子8
上に撮像光学系7により集光される。この時、合成プリ
ズム6Bの反射型光波長変換素子100において半導体
レーザ3Aのレーザ光エネルギーにより可視、またはシ
リコンの撮像素子が感度を有する波長光を発し、撮像素
子8で撮像される。この様子は図9(b)に示すものと
同一である。
【0039】つぎに、相手側装置を含む背景光はプリズ
ム25Bを通って、やはり撮像光学系7により撮像素子
8上に集光される。この様子は図9(a)に示すものと
同一である。
【0040】実際にモニター(図示せず)に表示される
画像は図9(c)に示すものであり、これから相手側装
置と出射光L1 の到達している相対的位置関係を認識す
ることができる。従って、この位置関係の情報から光空
間伝送装置の装置間光軸を簡単に調整することができる
ものである。
【0041】実施例3 第三の実施例について図2(b)および図4を参照して
説明する。本実施例はフォトルミネッセンス粒子による
透過型光波長変換素子101(詳しくは後述する)を用
いるものであり、光空間伝送装置の光学的構成は図3
(a)に示す第二の実施例と略同一であり、合成プリズ
ムには反射型光波長変換素子100を用いるかわりに撮
像素子8の直前に透過型光波長変換素子101を設ける
ことにおいて異なるものである。
【0042】即ち本実施例においても主信号伝送用の波
長1400nm〜1600nmで発振する半導体レーザ
3Aのレーザ光エネルギーを利用し、可視、またはシリ
コンの撮像素子が感度を有する波長に変換して、出射光
L1 の出射方向を認識しようとするものである。
【0043】まず、図2(b)に示す透過型光波長変換
素子101は、長波長吸収材21にフォトルミネッセン
ス粒子20が含まれて形成し、その表面18は光が散乱
しないように平滑化されている。またその裏面19には
基板として可視光から波長1600nmまでの光透過部
材23が設けられている。従って、前記フォトルミネッ
センス粒子20によって波長1400nm〜1600n
mのレーザ光エネルギーを利用して、可視またはシリコ
ンの撮像素子が感度を有する波長を得ると共に、光を透
過するものである。
【0044】つぎに、透過型光波長変換素子101を用
いた出射光L1 の出射方向の認識する装置を図4を参照
して説明する。図4は本実施例の要部であるコリメート
スコープ160における撮像光学系7と撮像素子8およ
び透過型光波長変換素子101の構成を示す。
【0045】本実施例の出射光L1 の出射方向の認識方
法について図3(a)を加えて説明すると、半導体レー
ザ3Aのレーザ光は光学系を通ってレンズ1Dより相手
装置側に向かって出射される。このとき出射光L1 の一
部はプリズム25Aからコリメートスコープに取り込ま
れ、反射して撮像素子8上に撮像光学系7により集光さ
れる。この時、撮像素子8の直前の装着部材9に設定さ
れた透過型光波長変換素子101により、半導体レーザ
3Aのレーザ光エネルギーにより可視、またはシリコン
の撮像素子が感度を有する波長光を発し、撮像素子8で
撮像される。この様子は図9(b)に示すものと同一で
ある。
【0046】つぎに、相手側装置を含む背景光はプリズ
ム25Bを通って、やはり撮像光学系7により撮像素子
8上に集光される。この様子は図9(a)に示すものと
同一である。
【0047】実際にモニター(図示せず)に表示される
画像は図9(c)に示すものであり、これから相手側装
置と出射光L1 の到達している相対的位置関係を認識す
ることができる。従って、この位置関係の情報から光空
間伝送装置の装置間光軸を簡単に調整することができる
ものである。
【0048】以上、第一の実施例から第三の実施例ま
で、一つの装置で送信と受信ができる送受一体構成の光
空間伝送装置に本発明を適用した例について述べてきた
が、送信と受信がそれぞれ分離した形態の装置に適用し
ても良いことは論を待たない。
【0049】尚、フォトルミネッセンス材料は粉末状で
あるが、透過型光波長変換素子101の表面18を平滑
に形成すると共に、撮像素子8の極めて前面近傍に配設
することでフォトルミネッセンス材料による光散乱を使
用上問題のない程度に低減することができる。
【0050】
【発明の効果】光源として波長が1400nm〜160
0nmのレーザ光を用いても、視覚的に、またはシリコ
ンの撮像素子によって認識することのできる光源を容易
に得ることができると共に、これによって装置間の光軸
合わせも容易に行うことができる。
【0051】光空間伝送装置において極めて重要である
相手側装置をサーチし自動追尾するサーボ機構を設ける
にあたって、最大許容露光量の大きな波長が1400n
m〜1600nmのレーザ光を用いるので出射用レンズ
を小さくすることができ、従って、光学系全体の質量を
小さくすることができるので、サーボ特性の向上を図る
ことができる。
【0052】また、前記波長が1400nm〜1600
nmのレーザ光を用いるので、眼に対する環境衛生上の
効果がある。
【0053】更に、合成する第二のレーザ光にも主信号
とは独立して、例えば装置の制御、または装置間の連絡
用の信号を乗せることができるので、主信号の品位を高
めることができると共に、主信号の回線数を多く確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第一の実施例を説明するための
図である。
【図2】 本発明に用いる光波長変換素子の概略断面図
であって、(a)は反射型光波長変換素子を示し、
(b)は透過型光波長変換素子を示す。
【図3】 本発明による第二の実施例を説明するための
図であり、(a)はその光学構成を示し、(b)は本例
に用いる合成光学系を示す。
【図4】 本発明による第三の実施例を説明するための
図である。
【図5】 光空間伝送装置の伝送状態を説明するための
図である。
【図6】 従来の光空間伝送装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 眼の角膜から入った光の眼底までの透過率と
眼底での吸収率を示す図である。
【図8】 コリメートスコープについて説明するための
概略図である。
【図9】 コリメートスコープによる光空間伝送装置の
光軸調整について説明するための図であって、(a)は
受信側装置を捕らえている画像であり、(b)は送信側
装置からの出射光が受信側装置への出射方向を示し、
(c)は、(a)と(b)を合成した実際のコリメート
スコープによる撮像画像である。
【符号の説明】
1A〜1D レンズ 2 偏光ビームスプリッタ 3A〜3C 半導体レーザ 4 光検出素子 5 光カプラー 6A、6B 合成プリズム 7 撮像光学系 8 撮像素子 9A〜9C 光ファイバー 10 送信信号処理回路 11 ドライバ 13 プリアンプ 14 AGC 15 受信信号処理回路 20 フォトルミネッセンス粒子 21 長波長光吸収材 22 光反射部材 23 光透過部材 25A、25B プリズム 50A、50B 光空間伝送装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザを信号用光源とし、送信信
    号に応じて前記半導体レーザのレーザ光を変調して外部
    に出射することにより送信を行う送信手段と、外部から
    入射する変調されたレーザ光を受光すると共に復調して
    信号を得る受信手段とを有する光空間伝送装置におい
    て、 信号用光源を波長が1400nm以上、1600nm以
    下の半導体レーザで構成して、これを第一の光源とし、 前記光空間伝送装置の装置間光軸を合わせ込む為の光源
    を、可視光またはシリコンによる撮像素子が感度を有す
    る波長の光源で構成して、これを第二の光源とし、 更に、前記第二の光源を前記第一の光源の光軸と一致さ
    せて合成したことを特徴とする光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の光源として半導体レーザを用
    いることを特徴とする請求項1に記載の光空間伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第二の光源として発光ダイオードを
    用いることを特徴とする請求項1に記載の光空間伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第二の光源を光導波路による光結合
    器で第一の光源と結合し、前記第二の光源を前記第一の
    光源と空間的に同一の位置から発光した状態にすること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の光空間伝送装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザを信号用光源とし、送信信
    号に応じて前記半導体レーザのレーザ光を変調して外部
    に出射することにより送信を行う送信手段と、外部から
    入射する変調されたレーザ光を受光すると共に復調して
    信号を得る受信手段とを有する光空間伝送装置におい
    て、 信号用光源を波長が1400nm以上、1600nm以
    下の半導体レーザで構成して、これを第一の光源とし、 更に、前記光空間伝送装置の装置間光軸を合わせ込む為
    の光源を、波長変換素子により前記第一の光源から可視
    光またはシリコンによる撮像素子が感度を有する光に変
    換して得る構成にして、これを第二の光源としたことを
    特徴とする光空間伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の第二の光源を、第一の
    光源の光エネルギーにより発光するフォトルミネッセン
    ス材を前記第一の光源光を吸収する部材に分散包含して
    成る光波長変換素子により得る構成したことを特徴とす
    る請求項5に記載の空間伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記フォトルミネッセンス材を含んで成
    る光波長変換素子を、その表面を平滑面にすると共に、
    裏面を光反射部材で構成したことを特徴とする請求項5
    に記載の空間伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記フォトルミネッセンス材を含んで成
    る光波長変換素子を、その表面を平滑面にすると共に、
    裏面を可視光透過部材で構成したことを特徴とする請求
    項5に記載の空間伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の第二の光源を、伝達す
    る情報で変調することを特徴とする光空間伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112676697A (zh) * 2020-12-31 2021-04-20 苏州科韵激光科技有限公司 一种显示面板的激光修复光学系统及激光修复设备

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