JPH08165531A - ピストンの鋳造方法 - Google Patents

ピストンの鋳造方法

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JPH08165531A
JPH08165531A JP30788794A JP30788794A JPH08165531A JP H08165531 A JPH08165531 A JP H08165531A JP 30788794 A JP30788794 A JP 30788794A JP 30788794 A JP30788794 A JP 30788794A JP H08165531 A JPH08165531 A JP H08165531A
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  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ピストンヘッドでの熱膨脹・熱収縮の抑制及び
圧力変動による変形の抑制のさらなる改善を実現可能な
ピストンの鋳造方法を提供する。 【構成・作用】JISA−390の溶湯を繊維集積体内
に浸漬させ、初晶珪素6を濾過する。ピストンヘッドの
中央域の繊維集積体側には高濃度の初晶珪素6が凝集さ
れてリッチ層8が形成され、繊維集積体から遠ざかるに
従って初晶珪素6の濃度が低いプアー層9が形成され
る。ピストンヘッドの中央域は、A−390からなるマ
トリックスと、このマトリックス中に分散されたアルミ
ナ短繊維とからなるFRMを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関、往復動型圧
縮機、往復動型ポンプ等に用いられるピストンの鋳造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭52−27608号公報、
特開昭57−101641号公報、特開昭57−986
47号公報に耐摩耗性アルミニウム合金材の鋳造方法が
開示されている。これらの鋳造方法では、過共晶アルミ
ニウム−珪素合金の溶湯を遠心鋳造することにより、耐
摩耗性アルミニウム合金材を得ている。
【0003】こうして得られた耐摩耗性アルミニウム合
金材では、比重差及び遠心力で初晶珪素が円筒状に凝集
するため、円筒状の耐摩耗面をもつ耐摩耗摺動部材とし
て利用可能である。また、本出願人は、特開昭60−6
3344号公報において、過共晶アルミニウム−珪素合
金製の耐摩耗摺動部材を提案した。この耐摩耗摺動部材
を鋳造する場合、まず圧力鋳造可能な鋳造金型と、アル
ミナ短繊維等の補強繊維が集積された繊維集積体と、過
共晶アルミニウム−珪素合金の溶湯を用意する。鋳造金
型には、軸方向に延在するキャビティが形成されてい
る。そして、キャビティを構成する一端面に繊維集積体
を配置し、キャビティ内に溶湯を注湯して圧力鋳造し、
繊維集積体内に溶湯を浸漬させる。このとき、繊維集積
体が溶湯内の初晶珪素を濾過するため、繊維集積体側に
は高濃度の初晶珪素が凝集される。溶湯の凝固後、過共
晶アルミニウム−珪素合金からなるマトリックスと、こ
のマトリックス中に分散された補強繊維とからなる元の
繊維集積体の部分が除去され、耐摩耗摺動部材が得られ
る。
【0004】こうして得られた耐摩耗摺動部材では、元
の繊維集積体の部分を除去して得られる耐摩耗面に高濃
度の初晶珪素が凝集され、残部の母材には耐摩耗面から
遠ざかるに従って低濃度になる初晶珪素が存在すること
となる。このため、平面状の耐摩耗面において高い耐摩
耗性を発揮できるとともに、耐摩耗面から遠ざかるに従
って初晶珪素を低濃度で含有する母材において強靱性及
び高被削性を発揮することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭52−
27608号公報等の遠心鋳造により得られる耐摩耗摺
動部材は、そのままでは円筒状であるため、これを内燃
機関等のピストンにそのまま採用することはできない。
一方、特開昭60−63344号公報の耐摩耗摺動部材
は、そのまま柱状のものが得られるため、これを内燃機
関等のピストンに採用することも考えられる。そして、
この耐摩耗摺動部材は、耐摩耗面に近づくに従って熱膨
脹係数が小さくなるため、耐摩耗面をピストンヘッドと
した場合、最も加熱・冷却が繰り返されやすいピストン
ヘッドでの熱膨脹・熱収縮を抑制でき、ボア内で優れた
摺動性を発揮し得るとも考えられる。さらに、この耐摩
耗摺動部材は、耐摩耗面が高濃度の初晶珪素を凝集して
高強度にされているため、耐摩耗面をピストンヘッドと
した場合、最も圧力変動を受けるピストンヘッドでの変
形を抑制でき、ボア内で優れた耐久性を発揮し得るとも
考えられる。
【0006】しかしながら、この耐摩耗摺動部材では、
溶湯の凝固後、元の繊維集積体の部分を除去している。
このため、ピストンヘッドでの熱膨脹・熱収縮の抑制及
び圧力変動による変形の抑制のさらなる改善を望んだ場
合、耐摩耗面の熱膨脹係数が母材側のそれと比較して未
だ十分に小さくなっていないとともに、耐摩耗面の強
度、特に剪断強度が未だ十分でない。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、ピストンヘッドでの熱膨脹・熱収縮の
抑制及び圧力変動による変形の抑制のさらなる改善を実
現可能なピストンの鋳造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のピストンの鋳造方法は、軸方向に延在
するピストン形状のキャビティをもち、圧力鋳造可能な
鋳造金型と、該キャビティより小径に補強繊維が集積さ
れた繊維集積体と、過共晶アルミニウム−珪素合金の溶
湯を用意する第1工程と、該キャビティを構成するピス
トンヘッド側の一端面の中央に該繊維集積体を配置する
第2工程と、該キャビティ内に該溶湯を注湯して圧力鋳
造し、該繊維集積体内に該溶湯を浸漬させる第3工程
と、を有することを特徴とする。
【0009】補強繊維としては、アルミナ短繊維、カー
ボン繊維、炭化珪素繊維、アルミナ−シリカ繊維、ガラ
ス繊維、炭化珪素ウィスカ、透過性セラミックス繊維等
を採用することができる。繊維集積体は、体積含有率
(Vf)が10〜30%かつ厚さが10〜20mmのも
のであることが好ましい。Vfが30%を超えるか又は
厚さが20mmを超えれば、溶湯が浸透しにくい。逆
に、Vfが10%を下回るか又は厚さが10mmを下回
れば、繊維集積体が圧力鋳造時の圧力に耐えられず、変
形しやすい。
【0010】(2)請求項2のピストンの鋳造方法は、
請求項1記載のピストンの鋳造方法において、繊維集積
体は補強繊維が一方向に略配向されたものであることを
特徴とする。 (3)請求項3のピストンの鋳造方法は、請求項2記載
のピストンの鋳造方法において、第2工程は一方向が軸
方向となるように行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】
(1)各請求項1の鋳造方法においても、特開昭60−
63344号公報記載の鋳造方法と同様、まず第1工程
として、圧力鋳造可能な鋳造金型と、補強繊維が集積さ
れた繊維集積体と、過共晶アルミニウム−珪素合金の溶
湯を用意する。但し、鋳造金型のキャビティはピストン
形状であり、繊維集積体はキャビティより小径のもので
ある。
【0012】そして、第2工程として、キャビティを構
成するピストンヘッド側の一端面の中央に繊維集積体を
配置する。この後、第3工程として、同方法と同様、キ
ャビティ内に溶湯を注湯して圧力鋳造し、繊維集積体内
に溶湯を浸漬させる。このとき、繊維集積体が溶湯内の
初晶珪素を濾過するため、繊維集積体側には高濃度の初
晶珪素が凝集される。溶湯の凝固後、元の繊維集積体の
部分は、過共晶アルミニウム−珪素合金からなるマトリ
ックスと、このマトリックス中に分散された補強繊維と
からなる繊維強化金属(FRM)を構成する。この元の
繊維集積体の部分、つまりFRMは除去しない。こうし
て柱状のピストンが得られる。
【0013】このピストンは、繊維集積体がキャビティ
より小径のものであることから、ピストンヘッドのFR
Mに隣接する外域に高濃度の初晶珪素が凝集され、残部
の母材にはFRMから遠ざかるに従って低濃度になる初
晶珪素が存在する。このため、このピストンは、ピスト
ンヘッドの中央域がFRMで形成され、ピストンヘッド
の外域及びその近傍が初晶珪素を高濃度に凝集させたリ
ッチ層で形成され、ピストンスカートが初晶珪素を低濃
度に凝集させたプアー層で形成される。
【0014】このため、このピストンは、FRMに近づ
くに従って熱膨脹係数が小さくなり、かつFRMで最も
熱膨脹係数が小さくなる。また、このピストンは、ピス
トンヘッドの中央域が高強度のFRMであるとともに、
FRMとの境界がボアとの摺動面に存在せず、かつFR
Mの近傍が初晶珪素により高強度にされてFRMを強固
に支持している。
【0015】なお、このピストンは、同方法により得ら
れた摺動部材と同様、ピストンスカートのピストンヘッ
ド側において高い耐摩耗性を発揮できるとともに、ピス
トンヘッドの反対側において強靱性及び高被削性を発揮
する。 (2)請求項2の鋳造方法では、補強繊維が一方向に略
配向された繊維集積体を採用している。このため、得ら
れたピストンは、ピストンヘッドの中央域を形成するF
RMが一方向の引張に対して高強度にされる。
【0016】(3)請求項3の鋳造方法では、一方向が
軸方向となるように第2工程を行う。このため、得られ
たピストンは、FRMにおいて補強繊維が軸方向に略配
向されるため、FRMが軸方向の引張に対して高強度に
される。
【0017】
【実施例】以下、各請求項の発明を内燃機関のピストン
の製造方法に具体化した実施例1〜5を図面を参照しつ
つ説明する。 (実施例1)実施例1では請求項1を具体化している。
【0018】「第1工程」まず、図1に示すように、上
型1と下型2とを有し、上型1内に摺動可能にプランジ
ャ3が設けられた鋳造金型を用意する。上型1と下型2
とには軸方向に延在するピストン形状のキャビティCが
形成されている。また、アルミナ短繊維(ICI(株)
社製「サフィール」)が集積された厚さ15mmの繊維
集積体5を用意する。この繊維集積体5はアルミナ短繊
維をキャビティCよりやや小径にVf20%でランダム
に配向させたものである。
【0019】さらに、過共晶アルミニウム−珪素合金と
して、JIS−A390の溶湯(850℃)を用意す
る。 「第2工程」下型2のキャビティCを構成する下端面2
aの中央に繊維集積体5を配置する。
【0020】「第3工程」キャビティC内に溶湯を注湯
し、プランジャ3をキャビティC側に移動させることに
より圧力鋳造し、繊維集積体5内に溶湯を浸漬させる。
このとき、図2に示すように、繊維集積体5が溶湯内の
初晶珪素6を濾過するため、繊維集積体5側には高濃度
の初晶珪素6が凝集される。溶湯の凝固後、元の繊維集
積体5の部分は、JIS−A390からなるマトリック
スと、このマトリックス中に分散されたアルミナ短繊維
とからなるFRM7を構成する。この元の繊維集積体
5、つまりFRM7の部分は除去しない。こうして円柱
状のピストンが得られる。
【0021】このピストンの断面の100倍の顕微鏡写
真を図3に示す。このピストンは、繊維集積体5がキャ
ビティCより小径のものであり、ピストンヘッドの中央
域がFRM7で形成され、ピストンヘッドの外域及びそ
の近傍が初晶珪素6を高濃度に凝集させた厚さ10mm
程度のリッチ層8で形成され、ピストンスカートが初晶
珪素6を低濃度に存在させたプアー層9で形成される。
【0022】FRM7の熱膨脹係数αは16×10-6
℃、リッチ層8の熱膨脹係数αが17×10-6/℃、プ
アー層9の熱膨脹係数αが18×10-6/℃であった。
このため、このピストンは、FRM7に近づくに従って
熱膨脹係数αが小さくなり、かつFRM7で最も熱膨脹
係数αが小さくなるため、最も加熱・冷却が繰り返され
やすいピストンヘッドでの熱膨脹・熱収縮をさらに抑制
でき、図示しないボア内で優れた摺動性を発揮し得るこ
とがわかる。
【0023】また、このピストンは、ピストンヘッドの
中央域がFRM7であることから、最も圧力変動を受け
るピストンヘッドでの変形を抑制できる。同時に、この
ピストンは、FRM7とリッチ層8との境界がボアとの
摺動面に存在せず、かつFRM7の近傍が高強度にされ
てFRM7を強固に支持している。このため、このピス
トンは、ボア内で優れた耐久性を発揮し得ることがわか
る。
【0024】なお、このピストンは、上記特開昭60−
63344号公報記載の摺動部材と同様、ピストンスカ
ートのピストンヘッド側において高い耐摩耗性を発揮
し、ボア内でピッチ、ロール等の繰り返しに十分耐え得
るものである。また、ピストンヘッドの反対側において
強靱性及び高被削性を発揮し、図示しない斜板等との組
付け用の加工を容易に行うことができる。
【0025】(実施例2)実施例2でも請求項1を具体
化している。すなわち、過共晶アルミニウム−珪素合金
として、JIS−AC8A98wt%+Siwt2%の
溶湯(850℃)を用意する。他の構成は実施例1と同
一であり、同種の構成については同一符合を付して説明
を省略する(以下同様。)。
【0026】こうして得られたピストンでは、FRM7
の熱膨脹係数αは17×10-6/℃、リッチ層8の熱膨
脹係数αが18×10-6/℃、プアー層9の熱膨脹係数
αが19×10-6/℃であった。したがって、このピス
トンにおいても実施例1と同様の作用及び効果を奏する
ことができる。
【0027】(実施例3)実施例3でも請求項1を具体
化している。すなわち、繊維集積体5として、カーボン
繊維(東レ(株)社製「トレカM040」)が集積され
た厚さ15mmのものを用意する。この繊維集積体5は
カーボン繊維をVf20%でランダムに配向させたもの
である。他の構成は実施例1と同一である。
【0028】こうして得られたピストンでは、FRM7
の熱膨脹係数αは10×10-6/℃、リッチ層8の熱膨
脹係数αが17×10-6/℃、プアー層9の熱膨脹係数
αが18×10-6/℃であった。したがって、このピス
トンにおいても実施例1と同様の作用及び効果を奏する
ことができる。
【0029】(実施例4)実施例4では請求項1、2を
具体化している。すなわち、繊維集積体5として、アル
ミナ短繊維が一方向に略配向されたものを用意する。そ
して、第2工程で繊維集積体5を配置する際、アルミナ
短繊維を軸方向と直交させる。他の構成は実施例1と同
一である。
【0030】こうして図4に示すピストンを得る。この
ピストンでは、FRM7の軸直角方向の熱膨脹係数αは
16×10-6/℃、リッチ層8の熱膨脹係数αが17×
10 -6/℃、プアー層9の熱膨脹係数αが18×10-6
/℃であった。したがって、このピストンにおいても実
施例1と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0031】また、このピストンは、アルミナ短繊維が
一方向に略配向された繊維集積体5を採用しているた
め、ピストンヘッドの中央域を形成するFRM7が軸直
角の引張に対して高強度にされ、ピストンヘッドでの変
形を抑制しやすい。 (実施例5)実施例5では請求項1〜3を具体化してい
る。
【0032】すなわち、繊維集積体5として、アルミナ
短繊維が一方向に略配向されたものを用意する。そし
て、第2工程で繊維集積体5を配置する際、アルミナ短
繊維を軸方向と略平行にする。他の構成は実施例1と同
一である。こうして図5に示すピストンを得る。このピ
ストンでは、FRM7の軸方向の熱膨脹係数αは13×
10-6/℃、リッチ層8の熱膨脹係数αが17×10-6
/℃、プアー層9の熱膨脹係数αが18×10-6/℃で
あった。
【0033】したがって、このピストンにおいても実施
例1と同様の作用及び効果を奏することができる。ま
た、このピストンは、FRM7においてアルミナ繊維が
軸方向に略配向されるため、FRM7が軸方向の引張に
対して高強度にされ、ピストンヘッドでの剪断による変
形を抑制しやすい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項1〜3の
鋳造方法では、各請求項記載の構成を採用しているた
め、ピストンヘッドでの熱膨脹・熱収縮の抑制及び圧力
変動による変形の抑制のさらなる改善を実現可能なピス
トンを鋳造することができる。特に、請求項2の鋳造方
法では、補強繊維として一方向に略配向された繊維集積
体を採用しているため、得られたピストンがピストンヘ
ッドでの変形を抑制しやすい。
【0035】また、請求項3の鋳造方法では、補強繊維
が軸方向に略配向された繊維集積体を採用しているた
め、得られたピストンがピストンヘッドでの剪断による
変形を抑制しやすい。したがって、この鋳造方法により
得られたピストンを往復動型圧縮機等に採用すれば、よ
り優れた摺動性及び耐久性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜5に係り、鋳造金型等の断面図であ
る。
【図2】実施例1に係り、ピストンの模式断面図であ
る。
【図3】実施例1に係り、ピストンの断面の金属組織を
示す100倍の顕微鏡写真である。
【図4】実施例4に係り、ピストンの模式断面図であ
る。
【図5】実施例5に係り、ピストンの模式断面図であ
る。
【符号の説明】
C…キャビティ 2a…下端面(一端面) 1…
上型 2…下型 5…繊維集積体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 1/00 1/34 F16J 1/01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延在するピストン形状のキャビテ
    ィをもち、圧力鋳造可能な鋳造金型と、該キャビティよ
    り小径に補強繊維が集積された繊維集積体と、過共晶ア
    ルミニウム−珪素合金の溶湯を用意する第1工程と、 該キャビティを構成するピストンヘッド側の一端面の中
    央に該繊維集積体を配置する第2工程と、 該キャビティ内に該溶湯を注湯して圧力鋳造し、該繊維
    集積体内に該溶湯を浸漬させる第3工程と、を有するこ
    とを特徴とするピストンの鋳造方法。
  2. 【請求項2】繊維集積体は補強繊維が一方向に略配向さ
    れたものであることを特徴とする請求項1記載のピスト
    ンの鋳造方法。
  3. 【請求項3】第2工程は一方向が軸方向となるように行
    うことを特徴とする請求項2記載のピストンの鋳造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110195196A (zh) * 2019-07-04 2019-09-03 东北大学 一种[碳纤维网-富硅/贫硅]层状铝基复合相变储能材料及其制备装置和方法

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CN110195196A (zh) * 2019-07-04 2019-09-03 东北大学 一种[碳纤维网-富硅/贫硅]层状铝基复合相变储能材料及其制备装置和方法

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